JP5005478B2 - 射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、クランププレート又はプラテンに組み込まれた磁力発生機構を有する射出成形機に関し、特にクランププレートやプラテンの予熱と保温を行えるようにしたものに関する。
従来、射出成形機においては、固定盤や可動盤などのプラテンに金型(固定金型と可動金型)が固定され、固定盤に対して可動盤が接近・離隔するように移動駆動して、金型の型締めと型開きが行われる。金型が型締めされた状態で、これら金型の内部のキャビティに溶融状態の合成樹脂が注入されて、射出成形品が成形され、その後、金型が型開きされ、エジェクター機構により射出成形品がエジェクトされる。
熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を金型に注入して射出成形品を成形する場合、所定温度まで上昇させた金型に溶融状態の樹脂を注入し、この樹脂を金型の中で完全に硬化させることにより、所定の形状の射出成形品が成形される。
速やかに成形を行えるように、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を金型に注入する前に金型を所定温度に予熱しておき、成形中は金型を所定温度に保温しておく必要がある。また、金型の保温性能を高める為、金型を固定している固定盤と可動盤についても、所定温度まで上昇させておくことが望ましい。
そこで、金型の内部に液体流路を設けて、その液体流路に高温の油や温水を継続的に流すことにより金型の温度を所定温度まで上昇させて保温している。さらに、金型と固定盤の間と、金型と可動盤の間にセラミック系材料からなる断熱板を夫々設けることにより、固定盤と可動盤を所定温度で保温し金型の保温性能を高めている。
ところで、近年、固定盤と可動盤に磁力発生機構を組み込んだクランププレートを装着し、そのクランププレートで発生させた磁力により、クランププレートの固定面に金型を吸着させて固定する射出成形機が実用化されつつある。例えば、特許文献1の射出成形機では、固定盤と可動盤に夫々複数のマグネットユニット(磁力発生機構)を組み込んだクランププレートを固定し、複数のマグネットユニットで発生させる磁力により金型をクランププレートの固定面に固定するように構成してある。上記の各マグネットユニットは、鋼製ブロックと、この鋼製ブロックの外周側に配置された複数の永久磁石と、鋼製ブロックの背面側に配置されたアルニコ磁石と、このアルニコ磁石の外周を囲繞するコイルとを有し、コイルへの通電の方向に応じてアルニコ磁石の磁界の方向を逆方向へ切換えることができる。
金型をクランププレートの固定面に固定する場合、操作盤を操作することにより、各マグネットユニットに制御ユニットから電力が供給されて、コイルに夫々所定の方向へ数秒間通電されて、アルニコ磁石と複数の永久磁石とで、金型が磁路の一部となるような磁界を発生させて、各マグネットユニットが金型を吸着する吸着状態に切換えられる。
一方、金型の固定を解除する場合は、操作盤を操作することにより、各マグネットユニットに制御ユニットから電力が供給されて、コイルに金型を吸着する場合とは逆方向へ数秒間通電されて、アルニコ磁石の磁界の方向を切換えることにより、金型を磁路の一部としない磁気回路を形成するような磁界を発生させて、各マグネットユニットが金型を吸着しない非吸着状態に切換えられる。
特開2005−169840号公報
特許文献1の射出成形機を使用して熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂から射出成形品を成形する場合、クランププレートを所定温度に予熱してその温度に保温する為に、クランププレートと金型の間に断熱材を夫々設けることが考えられるが、クランププレートと金型の間に断熱材を設けるとクランププレートの吸着力が低下するため、この構造を採用するのは困難である。一方、プラテンとクランププレートとの間に断熱材を設けた場合、断熱材において外部に露出した部分から放熱するため、保温性能が低下する。また、プラテンにマグネットユニットを設けた射出成形機の場合にも同様の問題が生じる。
本発明の目的は、クランププレート又はプラテンに組み込まれた磁力発生機構を有する射出成形機において、クランププレートやプラテンの吸着力を低下させることなく、これらの予熱と保温を行うことができる射出成形機を提供することである。
請求項1の射出成形機は、金型などのクランプ対象物を固定する固定面を有し且つプラテンに固定されたクランププレートと、このクランププレートに組み込まれ磁力によりクランプ対象物を固定面に固定する複数の磁力発生機構とを有する射出成形機において、前記クランププレートの内部に、クランププレートの温度を上昇させる為の液体を流す液体流路を設け、前記クランププレートと前記プラテンの間に、断熱板が挟着され、たことを特徴とする。
この射出成形機では、クランププレートの内部に、クランププレートの温度を調整する為の液体を流す液体流路が設けられている。熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を金型に注入する前に液体流路に高温の油や温水を継続的に流すことにより、クランププレートの温度が上昇しクランププレートが所定温度に保温される。さらに、成形中にも液体流路に高温の油や温水を継続的に流すことにより、クランププレートが所定温度に保温されるので、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の射出成形を安定した状態で行なうことができる。
請求項1の発明によれば、クランププレートの内部に、クランププレートの温度を上昇させる為の液体を流す液体流路を設けたので、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を金型に注入する前に液体流路に高温の油や温水を継続的に流すことにより、クランププレートを所定温度に予熱することができ、その温度に保温することができる。クランププレートの内部において、金型が固定される側と反対側(プラテン側)に液体流路を設けることで、クランププレートの吸着力を低下させることはない。さらに、成形中にも高温の油や温水を液体流路に継続的に流すことで、クランププレートを所定温度に保温することができるので、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の射出成形を安定した状態で行なうことができる。
また、クランププレートとプラテンの間に、断熱板が挟着されたので、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の注入前や成形中におけるクランププレートの保温性能を一層高めることができる。
以下、本発明を実施する為の最良の形態について説明する。
先ず、射出成形機1について説明する。
図1に示すように、射出成形機1は、クランプ対象物としての金型M(固定金型M1と可動金型M2)を固定する為の相対向する1対のプラテン2,3と、金型Mの型締めと型開きを行う為にプラテン2に対してプラテン3を接近/離隔する方向に駆動する油圧シリンダ(又は駆動モータ)を有する可動盤駆動機構4と、プラテン3を接近/離隔方向に移動自在にガイド支持する4本のガイドロッド5と、型締め状態で金型M内のキャビティに溶融状態の合成樹脂を供給する為の射出筒6aを有する射出機構6と、可動金型M2から成形品を取り出すエジェクト機構7と、固定金型M1をプラテン2に固定する磁力式固定装置10Aと、可動金型M2をプラテン3に固定する磁力式固定装置10B等を備えている。
この射出成形機1により射出成形を行う場合、可動盤駆動機構4により可動側プラテン3が固定側プラテン2に接近する方向に駆動されて、固定金型M1に可動金型M2が押圧されて型締め状態となり、この状態で、射出筒6aの先端から金型M内に溶融状の合成樹脂が射出されて成形品が成形される。その後、可動盤駆動機構4によりプラテン3がプラテン2から離隔する方向に駆動されて、可動金型M2が固定金型M1から離隔した型開き状態となる。この状態で、エジェクト機構7により成形品が可動金型M2からエジェクトされる。
エジェクト機構7は、エジェクターピン8と、このエジェクターピン8の基端部が連結されたエジェクター板8aと、このエジェクター板8aを介してエジェクターピン8を進退駆動する流体圧シリンダ8bとを備え、エジェクターピン8が、プラテン3の中央部分に形成されたエジェクターピン穴3cに挿通されている。
図2、図3に示すように、プラテン2,3は夫々側面視で正方形状に形成され、プラテン2の4つの角部の近傍部の挿通孔2aに、4本のガイドロッド5が夫々挿通した状態で固定され、プラテン3の4つの角部の近傍部の挿通孔3aに、4本のガイドロッド5が夫々摺動自在に挿通され、プラテン3がプラテン2に対して接近/離隔可能にガイドされている。
次に、固定金型M1をプラテン2に固定する磁力式固定装置10Aと、可動金型M2をプラテン3に固定する磁力式固定装置10Bについて説明する。
図1〜図4に示すように、磁力式固定装置10Aは、プラテン2に金型M1を固定する為の固定面11aを備えたクランププレート11と、クランププレート11に設けられ且つ金型M1を固定面11aに固定する磁力を発生させる複数のマグネットユニット15(これが磁力発生機構に相当する)と、クランププレート11の内部に設けられクランププレート11の温度を調整する為の液体を流す液体流路17と、クランププレート11に加えられた熱がプラテン2に伝導するのを防止する為の断熱板13とを備えている。
磁力式固定装置10Bは、プラテン3に金型M2を固定する為の固定面12aを備えたクランププレート12と、クランププレート12に設けられ且つ金型M2を固定面12aに固定する磁力を発生させる複数のマグネットユニット15(これが磁力発生機構に相当する)と、クランププレート12の内部に設けられクランププレート12の温度を調整する為の液体を流す液体流路17と、クランププレート12に加えられた熱がプラテン3に伝導するのを防止する為の断熱板14とを備えている。
次に、クランププレート11について説明する。
図1、図2に示すように、クランププレート11は、プラテン2とほぼ同サイズの磁性体である鋼製のプレートであり、プラテン2の4つの角部に対応するほぼ正方形部分が除去されている。クランププレート11は、プラテン2の盤面に複数のボルト16により固定されている。クランププレート11には、金型M1を固定面11aに固定する為の磁力を発生させる複数のマグネットユニット15が設けられている。
クランププレート11において、後端部に1対のコネクタ23が装着され、中央部分にロケートリング11cが装着されている。ロケートリング11cは、金型M1のロケートリングを嵌合させて金型M1を固定面11aに位置決めするものである。クランププレート11とプラテン2の間には、セラミック系材料からなる断熱板13が挟着され、クランププレート11の保温性能を高めている。尚、断熱板13はプラテン3とほぼ同サイズで且つその厚さが5mm〜10mmに形成されている。
次に、クランププレート12について説明する。
図1、図3、図4に示すように、クランププレート12は、プラテン2とほぼ同サイズの磁性体である鋼製のプレートであり、プラテン2の4つの角部に対応するほぼ正方形部分が除去されている。クランププレート12は、プラテン3の盤面に複数のボルト16により固定されている。クランププレート12には、金型M2を固定面12aに固定する為の磁力を発生させる複数のマグネットユニット15が設けられている。
クランププレート12において、後端部に1対のコネクタ24が装着され、下端部に金型M2の落下を防止する為の落下防止ブロック25が装着され、中央部に1対のエジェクターピン穴3cが設けられている。クランププレート12とプラテン3の間には、セラミック系材料からなる断熱板14が挟着され、クランププレート12の保温性能を高めている。尚、断熱板14はプラテン2とほぼ同サイズで且つその厚さが5mm〜10mmに形成されている。
次に、マグネットユニット15について詳細に説明する。
前述のように、クランププレート11,12には、異なる配置でもって複数のマグネットユニット15が設けられているが、マグネットユニット15は基本的に同構造のものであるので、クランププレート12に設けたマグネットユニット15について、図5、図6に基づいて後述する。尚、複数のマグネットユニット15の配置については、クランププレート11の形状とサイズ、固定予定の金型Mの形状とサイズ等に基づいて適宜変更可能である。
図2に示すように、プラテン2のクランププレート11には、3個のマグネットユニット15を上下左右方向に隣接状に配設して1組のマグネットユニット群とし、クランププレート11の中心を基準とする点対称位置に、4組のマグネットユニット群、合計12個のマグネットユニット15が配設されている。
図3に示すように、プラテン3のクランププレート12には、4個のマグネットユニット15を上下左右に隣接状に配設して1組の第1マグネットユニット群とし、クランププレート12の中心を基準とする点対称位置に、4組のマグネットユニット群、合計16個のマグネットユニット15が配設されている。
次に、クランププレート12に組み込まれたマグネットユニット15について詳しく説明する。図5、図6に示すように、マグネットユニット15は、固定面12aに臨む磁性体からなる鋼製ブロック26と、その背面側に配設されたアルニコ磁石27と、アルニコ磁石27に巻装され且つアルニコ磁石27の極性を切換える為のコイル28と、鋼製ブロック26の外周側に配設された複数(例えば、8個)のネオジウム磁石からなる永久磁石29とを有し、マグネットユニット15は、金型M2を吸着する吸着状態と、金型M2を吸着しない非吸着状態とに切換え可能に構成されている。尚、隣接するマグネットユニット15間の永久磁石29は、それらのマグネットユニット15の永久磁石29としても兼用される。
鋼製ブロック26とアルニコ磁石27は正方形状に形成され、鋼製ブロック26にはボルト穴26aが形成され、アルニコ磁石27には穴部27aが形成されている。クランププレート12の右壁部に形成された凹部にアルニコ磁石27とコイル28が配置され、これらアルニコ磁石27とコイル28を、鋼製ブロック26とクランププレート12の底壁部との間に挟み込んだ状態で、これらが、ボルト穴26aと穴部27aを挿通する非磁性体(例えば、SUS304)からなる6角穴付きボルト30により、クランププレート12に締結されている。複数の永久磁石29は、何らかの固定手段により鋼製ブロック26やクランププレート12に固着されている。
次に、液体流路17について説明する。
液体流路17はクランププレート11とクランププレート12の内部に夫々設けられているが、これらは基本的に同構造のものであるので、クランププレート12に設けた液体流路17について説明する。
図4に示すように、クランププレート12の内部においてマグネットプレート15の左側(プラテン3側)に、液体を流す液体流路17が設けられ、この液体流路17の内径は6mm〜10mmに形成されている。液体流路17には、ヒーターユニット22から供給される、例えば、約150℃の油が流れるようになっており、液体流路17を流れる油の熱によりクランププレート12の温度を所定温度まで上昇させるように構成されている。
クランププレート12の下端部には、外部から油を液体流路17に導入する導入口17aと、液体流路17を流れた油を外部に導出する導出口17bが設けられている。
クランププレート12の下端部には、導入口17aと接続する導入側接続部18が螺着され、この導入側接続部18に導入チューブ20の一端が接続されると共に他端がヒーターユニット22に接続されている。クランププレート12の下端部において導入側接続部18よりも後側には、導出口17bと接続する導出側接続部19が螺着されており、この導出側接続部19に導出チューブ21の一端が接続されると共に他端がヒーターユニット22に接続されている。
ヒーターユニット22は、ヒーターとポンプとバルブとタンクとを有し、ヒーターユニット22で暖められた油がポンプの送り作用によって送り出されて、導入チューブ20と導入側接続部18を介して液体流路17に供給される。油がクランププレート12の内部を流れた後、導出側接続部19と導出チューブ21を介してヒーターユニット22に戻される。
次に、射出成形機1の作用、効果について説明する。
熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を金型Mに注入する前に、ヒーターユニット22を作動させてクランププレート11,12の内部の液体流路17に油を供給すると共に循環流動させて、これらの液体流路17に約150℃の油が継続的に流れるようにする。
これにより、クランププレート11,12の温度が所定温度まで上昇しクランププレート11,12が予熱され、この所定温度に保温される。成形中にもヒーターユニット22を作動させて油を循環流動させ液体流路17に継続的に流すことにより、クランププレート11,12が所定温度に保温される。
このように、クランププレート11,12の内部に、クランププレート11,12の温度を調整する為の液体を流す液体流路17を設けたので、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を金型に注入する前に液体流路17に高温の油を継続的に流すことにより、クランププレート11,12を所定温度に予熱することができる。クランププレート11,12の内部において、金型Mが固定されないプラテン2,3側に液体流路17を設けたので、クランププレート11,12の吸着力を低下させることはない。
成形中にも高温の油を液体流路17に継続的に流すことで、クランププレート11,12を所定温度に保温することができるので、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の射出成形を安定した状態で行なうことができる。さらに、クランププレート11,12とプラテン2,3の間に、セラミック系材料からなる断熱板13,14が挟着されたので、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の注入前や成形中におけるクランププレート11,12の保温効果を一層高めることができる。
次に、参考技術の射出成形機1について説明する。但し、前記実施例と同一の構成には同一の符号を付し、異なる構成についてのみ説明する。
図8〜図10に示すように、この射出成形機1においては、クランププレート11,12に複数のマグネットユニット15を配設する代わりに、固定側プラテン2と可動側プラテン3に複数のマグネットユニット15を夫々配設したものである。
プラテン2には、金型M1を固定面2bに固定する為の磁力を発生させる複数のマグネットユニット15が設けられている。プラテン2の後端部にコネクタ23が装着され、中央部分には、金型M1を固定面2bに位置決めする為のロケートリング2cが装着されている。プラテン2の内部においてマグネットユニット15よりも右側には、プラテン2の温度を調整する為の液体を流す液体流路17が設けられている。
プラテン3には、金型M2を固定面3bに固定する為の磁力を発生させる複数のマグネットユニット15が設けられている。プラテン3の後端部に1対のコネクタ24が装着され、下端部に金型M2の落下を防止する為の落下防止ブロック25が装着され、中央部に1対のエジェクターピン穴3cが設けられている。プラテン3の内部においてマグネットユニット15よりも左側には、プラテン3の温度を調整する為の液体を流す液体流路17が設けられている。
このように、プラテン2,3の内部に、プラテン2,3の温度を調整する為の液体を流す液体流路17を設けたので、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を金型Mに注入する前に液体流路17に高温の油を継続的に流すことにより、プラテン2,3を所定温度に予熱することができる。プラテン2,3の内部において、金型Mが固定される側と反対側に液体流路17を設けることで、プラテン2,3の吸着力を低下させることはない。さらに、成形中にも高温の油を液体流路17に継続的に流すことで、プラテン2,3を所定温度に保温することができるので、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂の射出成形を安定した状態で行なうことができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1]実施例1において、断熱板13,14は、セラミック系材料以外にも断熱性を有する種々の材料で構成されてもよいし、クランププレート11,12とプラテン2,3の間の断熱板13,14を省略することも可能である。
2]高温の油の代わりに温水を液体流路17に流して、クランププレート11,12やプラテン2,3の予熱と保温を行うことも可能である。また、冷却水などを液体流路17に流して、クランププレート11,12やプラテン2,3の温度を低下させることも可能である。
3]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明の実施例1に係る射出成形機の要部と金型の正面図である。 固定側プラテンとクランププレートの左側面図である。 可動側プラテンとクランププレートの右側面図である。 可動側プラテンに固定されたクランププレートの左側面図である。 マグネットユニットの要部を示す側面図である。 マグネットユニットの分解斜視図である。 参考技術の射出成形機の要部と金型の正面図である。 参考技術の固定側プラテンとクランププレートの左側面図である。 参考技術の可動側プラテンとクランププレートの右側面図である。 参考技術の可動側プラテンの左側面図である。
1 射出成形機
2 固定側プラテン
3 可動側プラテン
11,12 クランププレート
13,14 断熱板
15 マグネットユニット
17 液体流路

Claims (1)

  1. 金型などのクランプ対象物を固定する固定面を有し且つプラテンに固定されたクランププレートと、このクランププレートに組み込まれ磁力によりクランプ対象物を固定面に固定する複数の磁力発生機構とを有する射出成形機において、
    前記クランププレートの内部に、クランププレートの温度を上昇させる為の液体を流す液体流路を設け
    前記クランププレートと前記プラテンの間に、断熱板が挟着され、
    たことを特徴とする射出成形機。
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