JP5003587B2 - 光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置に関し、より特定的には、画像形成装置に搭載される光走査装置に関する。
図12は、従来の光走査装置100のXZ平面図である。図12には、光源101M(マゼンタ),101C(シアン)、コリメータレンズ102M,102C、シリンドリカルレンズ105、折り返しミラー106及びポリゴンミラー107が記載されている。図12では、説明の容易のために、折り返しミラー106において光を折り曲げることなく記載している。また、図12では、イエロー及びブラックに対応する構成については省略してある。更に、図12において、X軸方向をシリンドリカルレンズ105の光軸方向と定義し、Y軸方向を主走査方向と定義し、Z軸方向を副走査方向と定義する。
光源101M,101Cは、それぞれ、Z軸方向において異なる位置に配置されており、マゼンタ及びシアンの画像の形成に用いられるビームBm,Bcを射出する。コリメータレンズ102M,102Cは、光源101M,101Cから射出されたビームBm,Bcを平行光に変換する。折り返しミラー106は、コリメータレンズ102M,102Cを通過した光をシリンドリカルレンズ105側へと反射する。シリンドリカルレンズ105は、平行光であるビームBm,Bcをポリゴンミラー107の反射面に集光する。ポリゴンミラー107は、複数の反射面を有し、回転することにより、ビームBm,Bcを主走査方向に走査する。この後、ビームBm,Bcは、図示しないミラーやレンズにより、感光体ドラム上を走査される。これにより、感光体ドラムには、静電潜像が形成される。
ところで、図12に示す光走査装置100が画像形成装置に用いられた場合、以下に説明するように、ゴースト光による画質の劣化が発生するという問題があることを本願発明者は発見した。
例えば、光源101Cが射出したビームBcの一部が、図12の点線に示すように、シリンドリカルレンズ105にて反射し、コリメータレンズ102Mに入射する場合がある。この場合には、シリンドリカルレンズ105で反射したビームは、コリメータレンズ102Mにより光源101Mへと進行し、光源101Mのビーム射出部のガラス面で反射する。その結果、シリンドリカルレンズ105で反射したビームは、ビームBmと略同じ光路をたどって、ビームBmが照射すべき感光体ドラムを照射してしまう。このように、シリンドリカルレンズ105にて反射して、本来照射すべき感光体ドラムと異なる感光体ドラムを照射するビームを、ゴースト光と呼ぶ。このようなゴースト光が発生すると、感光体ドラムに正確な静電潜像が形成されず、画像形成装置において、画質の劣化が発生する。
そのため、光走査装置100では、ゴースト光が発生しないように、コリメータレンズ102M,102Cは、シリンドリカルレンズ105で反射したビームが入射してこない位置に配置される必要がある。
しかしながら、ゴースト光が発生しないように、コリメータレンズ102M,102Cが配置されたとしても、折り返しミラー106の回転を原因としてゴースト光が発生するおそれがあることを本願発明者は発見した。
より詳細には、図12に示す光走査装置100では、ビームBm,Bcが対応する感光体ドラムを照射するように、ポリゴンミラー107によりビームBm,Bcを偏向した後に、図12に示していないミラーにより、ビームBm,Bcを分離する必要がある。そして、光走査装置100は、前記ミラーにビームBm,Bcを正確に照射できるように、ビームBm,Bcの光路を調整可能に構成されている。具体的には、折り返しミラー106がY軸を中心として回転可能に構成されている。
ところが、前記のように折り返しミラー106がY軸を中心として回転可能に構成されている場合には、シリンドリカルレンズ105で反射するビームの光路も変化してしまう。そして、折り返しミラー106の回転を考慮して、ゴースト光が発生しないようにコリメータレンズ102M,102Cが配置されていたとしても、光走査装置100の製造誤差により、シリンドリカルレンズ105で反射したビームが、コリメータレンズ102M,102Cに入射し、光源101M,101Cにて反射してしまうおそれがある。その結果、ゴースト光が発生してしまうおそれがある。
なお、光走査装置100に関連するものとして、例えば、特許文献1に記載のマルチビーム光走査装置が知られている。該マルチビーム光走査装置は、複数の光源からの光線の主走査方向の光路を揃える光路合成部材と、光路合成部材の入射面でも反射面でもない余剰光射出面から射出された余剰光を処理する余剰光処理部材とを有している。これにより、該マルチビーム光走査装置は、光路合成部材からの余剰光が迷光となって、他の光学部品に悪影響を与えることを防止できる。しかしながら、特許文献1には、光路合成部材において発生する余剰光を処理することについては記載されているが、前記ゴースト光についての記載は一切存在しない。
特開2005−301252号公報
そこで、本発明の目的は、ゴースト光が発生することを抑制できる光走査装置を提供することである。
本発明の第1の形態に係る光走査装置は、副走査方向において異なる位置に配置された複数の光源と、前記複数の光源が射出した光のそれぞれを平行光に変換する複数の第1の光学素子と、前記第1の光学素子を通過した複数の光を副走査方向に集光する第2の光学素子と、前記第2の光学素子を通過した前記複数の光を偏向する偏向手段と、前記第2の光学素子において反射した光が、通過した前記第1の光学素子とは異なる前記第1の光学素子に入射することを防止する部材と、を備え、前記第2の光学素子は、前記偏向手段側に凸面を有していると共に、前記光源側に平面を有しているレンズであ前記第2の光学素子において反射した光とは、該第2の光学素子の凸面において反射した光であること、を特徴とする。
本発明の第2の形態に係る光走査装置は、副走査方向において異なる位置に配置された複数の光源と、前記複数の光源が射出した光のそれぞれを平行光に変換する複数の第1の光学素子と、前記第1の光学素子を通過した複数の光を副走査方向に集光する第2の光学素子と、前記第2の光学素子を通過した前記複数の光を偏向する偏向手段と、前記第2の光学素子において反射した光が、通過した前記第1の光学素子とは異なる前記第1の光学素子に入射することを防止する部材と、を備え、前記第2の光学素子は、前記偏向手段側に凸面を有していると共に、前記光源側に平面を有しているレンズであり、前記部材は、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間における該第2の光学素子の光軸上であって、かつ、該第2の光学素子からLだけ離れた位置に配置されていること、を特徴とする。ただし、Lは、以下の条件を満たしている。
Figure 0005003587
Figure 0005003587
F:前記第2の光学素子の焦点距離
α:複数の光の内、前記第2の光学素子の光軸から副走査方向において最も近くに入射する光束の主光線が、該第2の光学素子から射出した後に、該第2の光学素子の光軸となす角度
Hc:前記平行光の副走査方向における幅
n:前記第2の光学素子の屈折率
本発明の第3の形態に係る光走査装置は、副走査方向において異なる位置に配置された複数の光源と、前記複数の光源が射出した光のそれぞれを平行光に変換する複数の第1の光学素子と、前記第1の光学素子を通過した複数の光を副走査方向に集光する第2の光学素子と、前記第2の光学素子を通過した前記複数の光を偏向する偏向手段と、前記第2の光学素子において反射した光が、通過した前記第1の光学素子とは異なる前記第1の光学素子に入射することを防止する部材と、を備え、前記第2の光学素子は、前記偏向手段側に凸面を有していると共に、前記光源側に平面を有しているレンズであり、前記部材は、遮光性部材であること、を特徴とする。
本発明の第4の形態に係る光走査装置は、副走査方向において異なる位置に配置された複数の光源と、前記複数の光源が射出した光のそれぞれを平行光に変換する複数の第1の光学素子と、前記第1の光学素子を通過した複数の光を副走査方向に集光する第2の光学素子と、前記第2の光学素子を通過した前記複数の光を偏向する偏向手段と、前記第2の光学素子において反射した光が、通過した前記第1の光学素子とは異なる前記第1の光学素子に入射することを防止する部材と、前記複数の光源から射出された光の進行方向を揃える複数の合成手段と、を備え、前記第2の光学素子は、前記偏向手段側に凸面を有していると共に、前記光源側に平面を有しているレンズであり、前記部材は、副走査方向から平面視したときに、前記第2の光学素子の光軸を挟んで副走査方向に隣り合う光に対応する前記合成手段と重なる位置に設けられていること、を特徴とする。
前記光走査装置によれば、凸面が偏向手段側を向くように第2の光学素子を配置することにより、第2の光学素子において反射した光が、通過した第1の光学素子とは異なる第1の光学素子に入射することを防止できる。
以下、本発明の一実施形態に係る光走査装置について添付図面を参照して説明する。
(光走査装置の概要)
まず、前記光走査装置の概要について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る光走査装置10の外観斜視図である。図2は、光走査装置10のポリゴンミラー以降の構成のXZ平面図である。図3は、光走査装置10の光源からポリゴンミラーまでの具体的構成の外観斜視図である。図4(a)は、合成ミラーの上面図であり、図4(b)は、合成ミラーの側面図である。以下、ビームが走査される方向(主走査方向)をY軸方向と定義し、ビームの進行方向をX軸方向と定義し、X軸方向とY軸方向とに直交する副走査方向をZ軸方向と定義する。ただし、図1に示すように、ビームはミラーにより折り曲げられているので、ビームの進行方向は、一定ではない。故に、図1では、光源12Yから折り返しミラー22までの間の座標軸を示してある。
光走査装置10は、図1ないし図3に示すように、光源12Y(イエロー),12M(マゼンタ),12C(シアン),12K(ブラック)、コリメータレンズ14Y,14M,14C,14K、アパーチャ16Y,16M,16C,16K、合成ミラー18M,18C,18K、シリンドリカルレンズ20、折り返しミラー22、ポリゴンミラー24、走査レンズ26、分離ミラー28M,28C,28K、折り返しミラー30Y,30M,30C,30K、走査レンズ32Y,32M,32C,32K、ウインドウガラス34Y,34M,34C,34K及び遮断部材38(図2には図示せず)を備えている。以下、各構成において個別の構成を示す場合には、Y,M,C,Kを付し、各構成において総称する場合には、Y,M,C,Kを省略する。
光源12Y,12M,12C,12Kはそれぞれ、ビームBy,Bm,Bc,Bkを射出し、例えば、レーザダイオードにより構成されている。図1に示すように、光源12Y,12M,12C,12Kは、互いに異なる方向を向いていると共に、Z軸方向において異なる位置に配置されている。より具体的には、光源12Y,12M,12C,12Kは、Z軸方向に上から下へとこの順に並ぶように配置されている。
コリメータレンズ14Y,14M,14C,14Kはそれぞれ、光源12Y,12M,12C,12Kに対応するように設けられており、ビームBy,Bm,Bc,Bkを平行光に変換する。アパーチャ16Y,16M,16C,16Kはそれぞれ、平行光に変換されたビームBy,Bm,Bc,BkをZ軸方向に所定幅Hcを有するように整形する。
合成ミラー18M,18C,18Kはそれぞれ、ビームBm,Bc,Bkを反射して、ビームBm,Bc,Bkの進行方向をビームByの進行方向に揃える合成手段として機能する。合成ミラー18M,18C,18Kは、図3及び図4に示すように、互いに反射面がずらされた状態で、Z軸方向の上から下へとこの順に並ぶように配置されている。更に、遮断部材38は、Z軸方向において、合成ミラー18Mと合成ミラー18Cとの間に設けられている。該遮断部材38の詳細については、後述する。
シリンドリカルレンズ20は、ビームBy,Bm,Bc,BkをZ軸方向に集光する。より詳細には、シリンドリカルレンズ20は、図1に示すように、ビームBy,Bm,Bc,Bkがポリゴンミラー24の反射面近傍において線状に結像するように、Z軸方向に集光する。シリンドリカルレンズ20は、図3に示すように、ポリゴンミラー24側に凸面を有していると共に、光源12側に平面を有している。なお、シリンドリカルレンズ20の配置については後述する。
折り返しミラー22は、シリンドリカルレンズ20を通過したビームBy,Bm,Bc,Bkをポリゴンミラー24側へと反射する。ポリゴンミラー24は、図示しないモーターにより回転させられており、ビームBy,Bm,Bc,BkをY軸方向に偏向する偏向手段として機能する。
走査レンズ26,32Y,32M,32C,32Kは、感光体ドラム36Y,36M,36C,36K上でのビームBy,Bm,Bc,Bkの走査速度が一定となると共に、ビームBy,Bm,Bc,Bkのビーム径が均一となる光学特性を有している。分離ミラー28M,28C,28Kはそれぞれ、図2に示すように、X軸方向及びZ軸方向にずらされて配置されており、走査レンズ26を通過してきたビームBm,Bc,BkをZ軸方向の下方向へと反射する。これにより、ビームBy,Bm,Bc,Bkが分離される。
折り返しミラー30Y,30M,30C,30Kは、ビームBy,Bm,Bc,Bkを感光体ドラム36Y,36M,36C,36K側へと反射する。ウインドウガラス34Y,34M,34C,34Kは、光走査装置10の筐体(図示せず)から外部へとビームBy,Bm,Bc,Bkを射出させるための窓であると共に、筐体内部に埃等が侵入することを防止している。また、感光体ドラム36Y,36M,36C,36Kは一定速度で回転駆動される。以上のような構成により、ビームBy,Bm,Bc,Bkが主走査方向に走査されると共に、感光体ドラム36Y,36M,36C,36Kが回転することにより、感光体ドラム36Y,36M,36C,36K上に静電潜像が形成される。
(シリンドリカルレンズ)
光走査装置10では、シリンドリカルレンズ20において反射したビームBc'が、通過したコリメータレンズ14Cとは異なるコリメータレンズ14Mに入射することを防止するために、シリンドリカルレンズ20の凸面がポリゴンミラー24側を向いている。これにより、以下に図面を参照しながら説明するように、ビームBc'がシリンドリカルレンズ20近傍にて集光するようになり、コリメータレンズ14Mに入射しにくくなる。
図5は、コリメータレンズ14M,14Cからポリゴンミラー24までの間におけるビームBm,Bcの様子を示した図である。図5は、理解の容易のために、合成ミラー18M及び折り返しミラー22がないものとして記載した。図6(a)は、両面が凸面であるレンズ200の断面形状を示した図である。図6(b)は、一方の面が凸面であり、他方の面が平面であるレンズ210の断面形状を示した図である。図6(c)は、凹面鏡220の断面形状を示した図である。図6(d)は、図6(b)のレンズ210の凸面と平面とが入れ替わったレンズ230の断面形状を示した図である。
光走査装置では、通常、シリンドリカルレンズの球面収差を小さくして、良好なビーム性能を得るために、シリンドリカルレンズ105は、図12に示すように、その凸面が光源101M,101Cを向くように配置されている。このようにシリンドリカルレンズ105が配置されると、シリンドリカルレンズ105の平面において反射したビームは、以下に図6を参照しながら説明するように、シリンドリカルレンズ105からF/2だけ離れた位置に集光する。
まず、図6(a)に示すレンズ200の焦点距離f1は、式(1)に示される。
1/f1=(n−1)・(1/R1−1/R2)・・・(1)
n:レンズ200の屈折率
R1:レンズ200の左側の凸面の曲率半径
R2:レンズ200の右側の凸面の曲率半径
ここで、シリンドリカルレンズ105と同様の構造を有する図6(b)に示すようなレンズ210では、右側の面が平面なので、左側の凸面の曲率半径を∞と考えることができる。したがって、レンズ210の焦点距離f2は、式(1)にR2=∞を代入することにより、式(2)に示される。
1/f2=(n−1)・(1/R1−1/∞)=(n−1)/R1・・・(2)
次に、レンズ210の平面において反射したビームは、凸面を2度通過することになる。ビームは、2度目に凸面を通過する際には、1度目に凸面を通過する際の反対側から通過するので、式(1)において、R2=−R1とすることができる。したがって、式(3)が成立する。
1/f3=(n−1)・(1/R1−1/(−R1))・・・(3)
f3:レンズ210から平面で内面反射したビームの集光点までの距離
式(2)及び式(3)より、f3=f2/2の関係が成立する。したがって、シリンドリカルレンズ105の平面において反射したビームは、シリンドリカルレンズ105からF/2だけ離れた位置に集光することが理解できる。
以上のように、シリンドリカルレンズ105の平面において反射したビームは、シリンドリカルレンズ105から比較的離れた位置において集光するので、該ビームとシリンドリカルレンズ105の光軸との間の角度は、比較的小さい。そのため、シリンドリカルレンズ105の平面において反射したビームは、図12に示すように、コリメータレンズ102Mに入射しやすい。
一方、図5に示すように、シリンドリカルレンズ20が、その凸面がポリゴンミラー24側を向くように配置された場合には、ビームBc'は、以下に図6を参照しながら説明するように、シリンドリカルレンズ20からF・(n−1)/2nだけ離れた位置に集光する。
ビームBc'は、シリンドリカルレンズ20の凸面において反射している。このような、凸面における反射を考える場合には、図6(c)のような曲率半径がR1である凹面鏡220を用いる。凹面鏡220の焦点距離f4は、一般的に、式(4)に表される。
f4=R1/2・・・(4)
ここで、シリンドリカルレンズ20と同様の構造を有する図6(d)に示すようなレンズ230の凸面で反射したビームは、レンズ230と空気の界面で屈折しないと仮定すると、式(4)より、レンズ230からf4だけ離れた位置で集光する(以下、このビームをビームB1とする)。しかしながら、実際には、レンズ230の凸面で反射したビームは、平面において屈折し、レンズ230からf5だけ離れた位置に集光する(以下、このビームをビームB2とする)。そこで、ビームB1とレンズ230の光軸とがなす角度をθ1とし、ビームB2とレンズ230の光軸とがなす角度をθ2として、以下に、f5の大きさを求める。
まず、θ1とθ2との間には、式(5)の関係が成立する。
nsinθ1=sinθ2・・・(5)
式(5)において、θ1及びθ2は、非常に小さな値であるので、θ=sinθ=tanθと近似することができ、これにより、式(6)の関係が成立する。
ntanθ1=tanθ2・・・(6)
図6(d)において、tanθ1=h/f4であり、tanθ2=h/f5であるので、これらの式及び式(4)を式(6)に代入して、f5について解くと、式(7)が得られる。
f5=R1/2n・・・(7)
式(2)より、レンズ230の焦点距離f2は、R1/(n−1)であることがわかっている。そこで、式(7)に式(2)を代入することにより、式(8)が得られる。
f5=f2・(n−1)/2n・・・(8)
以上より、シリンドリカルレンズ20の凸面において反射したビームBc'は、シリンドリカルレンズ20から、該シリンドリカルレンズ20の焦点距離の(n−1)/2n倍だけ離れた位置に集光することが理解できる。
光走査装置内の光学素子には、一般的に、ガラスBK7(n=1.5112,λ=780nm)である。そこで、式(8)にn=1.5112を代入すると、f5=5.91・f2が得られる。すなわち、ビームBc'は、シリンドリカルレンズ20から、該シリンドリカルレンズ20の焦点距離Fの約1/6倍だけ離れた位置に集光することが理解できる。
なお、ガラスBK7以外には、ポリカーボネード(n=1.57,λ=780nm)やアクリル(n=1.48,λ=780nm)がシリンドリカルレンズ20の材料として用いられる。ポリカーボネード製のシリンドリカルレンズ20では、f5=5.5・f2となり、アクリル製のシリンドリカルレンズ20では、f5=6.1・f2となる。故に、一般的な材料が用いられている限り、ビームBc'は、シリンドリカルレンズ20から、該シリンドリカルレンズ20の焦点距離Fの約1/6倍だけ離れた位置に集光することが理解できる。
以上のように、凸面がポリゴンミラー24を向くようにシリンドリカルレンズ20を配置することにより、ビームBc'をシリンドリカルレンズ20から比較的近い位置に集光させることができる。その結果、ビームBc'とシリンドリカルレンズ20の光軸とのなす角度を大きくすることができ、ビームBc'がコリメータレンズ14Mに入射しにくくすることができる。
なお、凸面がポリゴンミラー24を向くようにシリンドリカルレンズ20が配置されると、球面収差が大きくなるという問題が存在する。しかしながら、本実施形態の光走査装置10では、球面収差の増大は大きな問題とならない。これは、光走査装置10は、タンデム型の光走査装置であり、Z軸方向におけるビーム幅が非常に狭くなっているので、シリンドリカルレンズ20を通過したビームは、シリンドリカルレンズ20の球面収差の影響を受けにくいからである。
(遮断部材)
次に、遮断部材38について図5を参照しながら説明する。遮断部材38は、ビームBc'がコリメータレンズ14Mに入射することをより確実に防止するために、配置される部材である。
図12の点線に示すように、従来の光走査装置100では、ミラー106の回転により、シリンドリカルレンズ105で反射したビームBc'が、ビームBmが照射すべき感光体ドラムをゴースト光として照射してしまう場合があった。
そこで、本実施形態に係る光走査装置10では、図5に示すように、シリンドリカルレンズ20において反射したビームBc'が、通過したコリメータレンズ14Cとは異なるコリメータレンズ14Mに入射することを防止する遮断部材38が設けられている。より詳細には、シリンドリカルレンズ20において反射したビームBc’の光路上であって、コリメータレンズ14M,14Cとシリンドリカルレンズ20との間に、反射率の低い遮光性材料により表面が加工された遮断部材38が設けられている。これにより、ビームBc'がゴースト光となることが防止されている。
ここで、遮断部材38は、図5に示すように、コリメータレンズ14とシリンドリカルレンズ20との間におけるシリンドリカルレンズ20の光軸上であって、かつ、シリンドリカルレンズ20からL(図5では、L=F・(n−1)/2n)だけ離れた位置に配置されていることが望ましい。ただし、このLは、以下の式(9)及び式(10)の条件を満たしている。
Figure 0005003587
Figure 0005003587
F:シリンドリカルレンズ20の焦点距離
α:複数のビームBy,Bm,Bc,Bkの内、シリンドリカルレンズ20の光軸からZ軸方向において最も近い位置に入射する光束の主光線が、シリンドリカルレンズ20から射出した後に、シリンドリカルレンズ20の光軸となす角度(ビームBm,Bcのポリゴンミラー24への副斜入射角)
Hc:アパーチャ16を通過した平行光のZ軸方向の幅
n:シリンドリカルレンズ20の屈折率
以下に、式(9)及び式(10)について図面を参照しながら説明する。図7は、図5のビームBc'の拡大図である。図5に示すように、ビームBm,Bcとシリンドリカルレンズ20の光軸とは、Z軸方向にHaだけ離れている。シリンドリカルレンズ20を通過したビームBm,Bcは、ポリゴンミラー24の反射面近傍に位置しているシリンドリカルレンズ20の焦点P1に集光する。この際、シリンドリカルレンズ20の焦点距離FとαとHaとの間には、式(11)の関係が成立する。
Ha=F・tanα・・・(11)
一方、シリンドリカルレンズ20の凸面にて反射したビームBc'は、シリンドリカルレンズ20からF・(n−1)/2nだけ離れた位置P2に集光する。したがって、位置P2に遮断部材38を設けることにより、ビームBc'がコリメータレンズ14Mに入射することを最も効率よく防止することができる。
また、遮断部材38は、位置P2に位置していなくても、位置P2の近傍に位置していればよい。ただし、遮断部材38は、ビームBc,Bmを遮光するような位置に設けられてはいけない。したがって、遮断部材38は、ビームBc'のみを遮ることができる領域内に設けられる必要がある。図5を参照すると、ビームBcとビームBc'とは、位置P3よりも光源12側において重なっていない。同様に、ビームBmとビームBc'とは、位置P5よりもシリンドリカルレンズ20側において重なっていない。そこで、位置P2と位置P3との間のX軸方向における距離及び位置P2と位置P5との間のX軸方向における距離をLaとすると、遮断部材38は、位置P2を中心としてX軸方向に前後Laだけずれてもよいことが理解できる。すなわち、式(9)の関係が成立していればよいことが理解できる。
次に、式(10)に示すLaをα、Hc及びFにて導き出す。まず、ビームBc'とシリンドリカルレンズ20の光軸とのなす角度をα'とすると、図7に示すように、式(12)の関係が成立する。
Figure 0005003587
式(11)と式(12)によれば、((n−1)/2n)・tanα=tanα'の関係が成立する。ここで、αは、十分に小さいので、α'=(2n/(n−1))αと近似することができる。したがって、式(12)を変形して、式(13)を得ることができる。
Figure 0005003587
ここで、図7に示すように、位置P3とシリンドリカルレンズ20の光軸との距離Hdは、式(14)に示すとおりである。
Hd=Ha−Hc/2・・・(14)
図7において、位置P2,P3,P6を結んで得られる三角形と、位置P2,P4,P7を結んで得られる三角形とは相似である。故に、式(15)の関係が成立する。
La:Hd=F・(n−1)/2n:Ha+Hc/2・・・(15)
式(13)ないし式(15)より、Hd,Haを消去すると、式(16)の関係が得られる。
Figure 0005003587
この式(16)をLaについて解くと、式(10)が得られる。以上より、式(9)及び式(10)の関係が得られる。
次に、遮断部材38のZ軸方向の幅Hbについて説明する。遮断部材38のZ軸方向の幅Hbは、ビームBc,Bmを遮ることがない大きさであることが望ましい。したがって、遮断部材38の幅Hbは、Z軸方向におけるビームBm,Bc間の距離2Hdよりも小さいことが望ましい。故に、式(11)及び式(14)より、式(17)が得られる。
Hb<2・(F・tanα−Hc/2)・・・(17)
ただし、ビームBc'は、位置P2において集光しているので、遮断部材38が位置P2に近づくにつれて、幅Hbは小さくなっていてもよい。
以下に、具体例を示して、La及びHbを計算する。条件として、n=1.5112、F=100mm、Ha=2mm、Hc=0.9mmとする。この場合、α=1.15°となり、La=10.5mmとなる。故に、遮断部材38は、シリンドリカルレンズ20からX軸方向の光源12側に6.2mm〜27.2mmだけ離れた位置に設けられていればよい。また、Hb<3.1mmであればよい。
ここで、遮断部材38の配置の一例について図3及び図4を参照しながら説明する。図3及び図4に示すように、遮断部材38は、Z軸方向から平面視したときに(XY平面内において)、シリンドリカルレンズ20の光軸を挟んでZ軸方向に隣り合うビームBm,Bcに対応する合成ミラー18M,18Cと重なる位置に設けられている。すなわち、合成ミラー18M、遮断部材38及び合成ミラー18Cは、この順に重ねて配置されている。これにより、遮断部材38を取り付けるための保持部を光走査装置10の筐体に新たに形成する必要がなくなる。更に、合成ミラー18M,18Cと遮断部材38とを直接接合させることにより、合成ミラー18M,18Cと遮断部材38とを離して配置した場合に比べて、合成ミラー18M,18Cと遮断部材38との間の位置関係の精度を向上させることができる。
また、図3及び図4に示すように、遮断部材38にビームBc'が照射する面は、合成ミラー18M,18C,18Kとは異なる方向を向いていることが好ましい。これにより、遮断部材38が僅かに光を反射してしまうような場合であっても、ビームBc'がコリメータレンズ14M側へと進行することが防止される。
(効果)
以上のように、凸面がポリゴンミラー24を向くようにシリンドリカルレンズ20を配置することにより、ビームBc'をシリンドリカルレンズ20に比較的近い位置に集光させることができる。そのため、ビームBc'とシリンドリカルレンズ20の光軸とのなす角度を大きくすることができ、ビームBc'がコリメータレンズ14Mに入射しにくくすることができる。すなわち、ビームBc'が、光源12Mにおいて反射して、ゴースト光として感光体ドラム36Mを照射することが防止される。その結果、光走査装置10が適用された画像形成装置において、ゴースト光による画質劣化の発生が抑制される。
更に、光走査装置10では、シリンドリカルレンズ20において反射したビームBc'がコリメータレンズ14Mに入射することを防止する遮断部材38が設けられている。そのため、ビームBc'が、光源12Mにおいて反射して、ゴースト光として感光体ドラム36Mを照射することが防止される。その結果、光走査装置10が適用された画像形成装置において、ゴースト光による画質劣化の発生が抑制される。
また、遮断部材38は、コリメータレンズ14とシリンドリカルレンズ20との間におけるシリンドリカルレンズ20の光軸上であって、かつ、式(9)及び式(10)を満たすLだけシリンドリカルレンズ20から離れた位置に配置されている。式(9)及び式(10)を満たすLだけシリンドリカルレンズ20から離れた位置では、図5に示すように、ビームBc'が、ビームBc,Bmと重なっていない。そのため、遮断部材38は、ビームBc,Bmを遮ることなく、ビームBc'のみを遮ることが可能となる。特に、遮断部材38のZ軸方向における幅Hbが式(17)を満たすことで、遮断部材38は、ビームBcとビームBmとの間に収まるようになり、ビームBc,Bmを遮ることがなくなる。
(その他の実施形態)
なお、光走査装置10は、前記実施形態に記載したものに限らず、その要旨の範囲内において設計変更可能である。例えば、遮断部材38は、必ずしも、遮光性部材により表面が加工されていなくてもよい。
また、遮断部材38は、図3及び図4に示すように、XY平面内において合成ミラー18と異なる方向を向いているが、遮断部材38の方向はこれに限らない。遮断部材38は、例えば、Z軸方向において合成ミラー18と異なる方向を向いていてもよいし、XY平面内においてもZ軸方向においても合成ミラー18と異なる方向を向いていてもよい。
また、前記実施形態では、ゴースト光の元となるビームは、ビームBcであるとしたが、ゴースト光の元となるビームは、ビームBy,Bm,Bkであってもよい。ただし、ビームBy,Bkは、光源12Y,12Kが光源12M,12Cよりもシリンドリカルレンズ20の光軸から離れているので、シリンドリカルレンズ20において反射したとしても、コリメータレンズ14に入射する可能性はビームBm,Bcに比べて低い。
また、合成ミラー18M,18C,18Kは、図3及び図4に示すように、Z軸方向に重ねて配置されていなくてもよい。以下に、第1の変形例に係る光走査装置10aについて図面を参照しながら説明する。図8は、第1の変形例に係る光走査装置10aのXY平面図である。図9(a)は、合成ミラー18C及び遮断部材38Cの構成図であり、図9(b)は、合成ミラー18M及び遮断部材38Mの構成図である。図8及び図9において、図1ないし図7と同じ構成には、同じ参照符号が付してある。
図8に示すように、合成ミラー18Y,18M,18C,18Kは、シリンドリカルレンズ20の光軸上に、一直線に並んでいてもよい。この場合、光走査装置10と同様に、光源12Y,12M,12C,12Kは、Z軸方向の上から下へとこの順に配置されており、合成ミラー18Y,18M,18C,18Kの有効域も、Z軸方向の上から下へとこの順に配置されている。そして、図9(a)に示すように、遮断部材38Cは、合成ミラー18Cの裏面側であって、合成ミラー18CよりもZ軸方向の上側に設けられている。また、図9(b)に示すように、遮断部材38Mは、合成ミラー18Mの表面側であって、合成ミラー18MよりもZ軸方向の下側に設けられている。これにより、光走査装置10aにおいても、光走査装置10と同様に、遮断部材38M,38Cは、副走査方向において合成ミラー18Mと合成ミラー18Cとの間に位置するようになる。以上のような構成を有する光走査装置10aにおいても、ゴースト光の発生を抑制することが可能である。
また、光走査装置10では、ビームBc'とシリンドリカルレンズ20の光軸とがなす角度が従来よりも大きくなっている。そのため、光源12から合成ミラー18までの構成と、シリンドリカルレンズ20との距離を大きくすることにより、光源部近傍でのビームBc'とビームBy,Bm,Bc,BkとのZ軸方向の距離を大きくすることができる。その結果、ビームBc'がコリメータレンズ14C以外のコリメータレンズ14に入射することが防止される。例えば、光走査装置10では、シリンドリカルレンズ20から2・F・(n−1)/2nの位置では、ビームBc'は、Z軸方向において、ビームBmと同じ高さとなる。また、シリンドリカルレンズ20から3・F・(n−1)/2nの位置では、ビームBc'は、Z軸方向において、シリンドリカルレンズ20から2Haの高さを通過する。その結果、ビームBc'とビームBmとの重なりがなくなり、ビームBc'のみを分離し易くなる。したがって、合成ミラー18をシリンドリカルレンズ20から3・F・(n−1)/2n以上離すことにより、ビームBc'が、コリメータレンズ14Yに入射する可能性を殆どなくすことができる。なお、ビームBm'についても、ビームBc'と同じことが言える。
また、光走査装置10は、ビームBy,Bm,Bc,Bkが、ポリゴンミラー24の一方の方向において走査される片側偏向タイプの光走査装置であるが、偏向の方式はこれに限らない。以下に、第2の変形例に係る光走査装置10bについて図面を参照しながら説明する。図10は、第2の変形例に係る光走査装置10bのXY平面図である。図11は、光走査装置10bのXZ平面図である。図10及び図11において、図1ないし図7と同じ構成については、同じ参照符号が付してある。また、図10では、分離ミラー28及び折り返しミラー30は省略してある。
図10及び図11に示す光走査装置10bは、ビームBy,BmとビームBc,Bkとがそれぞれ、ポリゴンミラー24の両側において走査される両側偏向タイプの光走査装置である。このような両側偏向タイプの光走査装置10bにおいても、凸面がポリゴンミラー24を向くようにシリンドリカルレンズ20を配置すること及び遮断部材38を設けることにより、ゴースト光の発生を抑制することができる。
より詳細には、図10及び図11に示す光走査装置では、凸面がポリゴンミラー24を向くようにシリンドリカルレンズ20CK,20YMが配置されている。これにより、シリンドリカルレンズ20CK,20YMの凸面にて反射したビームは、シリンドリカルレンズ20CK,20YMの近くにおいて集光し、コリメータレンズ14に入射することが防止される。
更に、図10及び図11に示す光走査装置10bでは、合成ミラー18M,18C及び遮断部材38M,38Cを、図9(a)に示す合成ミラー18C及び遮断部材38Cと同様に配置すればよい。これにより、ビームByとビームBmとの間に遮断部材38Mが位置すると共に、ビームBcとビームBkとの間に遮断部材38Cが位置するようになる。以上のような構成を有する光走査装置10bにおいても、ゴースト光の発生を抑制することが可能である。
本発明の一実施形態に係る光走査装置の外観斜視図である。 光走査装置のポリゴンミラー以降の構成のXZ平面図である。 光走査装置の光源からポリゴンミラーまでの具体的構成の外観斜視図である。 図4(a)は、合成ミラーの上面図であり、図4(b)は、合成ミラーの側面図である。 コリメータレンズからポリゴンミラーまでの間におけるビームの様子を示した図である。 図6(a)は、両面が凸面であるレンズの断面形状を示した図である。図6(b)は、一方の面が凸面であり、他方の面が平面であるレンズの断面形状を示した図である。図6(c)は、凹面鏡の断面形状を示した図である。図6(d)は、図6(b)のレンズの凸面と平面とが入れ替わったレンズの断面形状を示した図である。 図5のビームの拡大図である。 第1の変形例に係る光走査装置のXY平面図である。 合成ミラー及び遮断部材の構成図である。 第2の変形例に係る光走査装置のXY平面図(展開系)である。 図10の光走査装置のXZ平面図である。 従来の光走査装置のXZ平面図である。
符号の説明
10,10a,10b 光走査装置
12Y,12M,12C,12K 光源
14Y,14M,14C,14K コリメータレンズ
16Y,16M,16C,16K アパーチャ
18Y,18M,18C,18K 合成ミラー
20 シリンドリカルレンズ
24 ポリゴンミラー
38 遮断部材

Claims (7)

  1. 副走査方向において異なる位置に配置された複数の光源と、
    前記複数の光源が射出した光のそれぞれを平行光に変換する複数の第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子を通過した複数の光を副走査方向に集光する第2の光学素子と、
    前記第2の光学素子を通過した前記複数の光を偏向する偏向手段と、
    前記第2の光学素子において反射した光が、通過した前記第1の光学素子とは異なる前記第1の光学素子に入射することを防止する部材と、
    を備え、
    前記第2の光学素子は、前記偏向手段側に凸面を有していると共に、前記光源側に平面を有しているレンズであ
    前記第2の光学素子において反射した光とは、該第2の光学素子の凸面において反射した光であること、
    を特徴とする光走査装置。
  2. 副走査方向において異なる位置に配置された複数の光源と、
    前記複数の光源が射出した光のそれぞれを平行光に変換する複数の第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子を通過した複数の光を副走査方向に集光する第2の光学素子と、
    前記第2の光学素子を通過した前記複数の光を偏向する偏向手段と、
    前記第2の光学素子において反射した光が、通過した前記第1の光学素子とは異なる前記第1の光学素子に入射することを防止する部材と、
    を備え、
    前記第2の光学素子は、前記偏向手段側に凸面を有していると共に、前記光源側に平面を有しているレンズであ
    前記部材は、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間における該第2の光学素子の光軸上であって、かつ、該第2の光学素子からLだけ離れた位置に配置されていること、
    を特徴とする光走査装置。
    ただし、Lは、以下の条件を満たしている。
    Figure 0005003587
    Figure 0005003587
    F:前記第2の光学素子の焦点距離
    α:複数の光の内、前記第2の光学素子の光軸から副走査方向において最も近くに入射する光束の主光線が、該第2の光学素子から射出した後に、該第2の光学素子の光軸となす角度
    Hc:前記平行光の副走査方向における幅
    n:前記第2の光学素子の屈折率
  3. 前記部材は、副走査方向にHbの幅を有していること、
    を特徴とする請求項に記載の光走査装置。
    ただし、Hbは、以下の条件を満たしている。
    Hb<2・(F・tanα−Hc/2)
  4. 副走査方向において異なる位置に配置された複数の光源と、
    前記複数の光源が射出した光のそれぞれを平行光に変換する複数の第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子を通過した複数の光を副走査方向に集光する第2の光学素子と、
    前記第2の光学素子を通過した前記複数の光を偏向する偏向手段と、
    前記第2の光学素子において反射した光が、通過した前記第1の光学素子とは異なる前記第1の光学素子に入射することを防止する部材と、
    を備え、
    前記第2の光学素子は、前記偏向手段側に凸面を有していると共に、前記光源側に平面を有しているレンズであ
    前記部材は、遮光性部材であること、
    を特徴とする光走査装置。
  5. 副走査方向において異なる位置に配置された複数の光源と、
    前記複数の光源が射出した光のそれぞれを平行光に変換する複数の第1の光学素子と、
    前記第1の光学素子を通過した複数の光を副走査方向に集光する第2の光学素子と、
    前記第2の光学素子を通過した前記複数の光を偏向する偏向手段と、
    前記第2の光学素子において反射した光が、通過した前記第1の光学素子とは異なる前記第1の光学素子に入射することを防止する部材と、
    前記複数の光源から射出された光の進行方向を揃える複数の合成手段と、
    を備え、
    前記第2の光学素子は、前記偏向手段側に凸面を有していると共に、前記光源側に平面を有しているレンズであ
    前記部材は、副走査方向から平面視したときに、前記第2の光学素子の光軸を挟んで副走査方向に隣り合う光に対応する前記合成手段と重なる位置に設けられていること、
    を特徴とする光走査装置。
  6. 前記部材に光が照射する面は、前記合成手段に光が照射する面と異なる方向を向いていること、
    を特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  7. 前記合成手段と前記第2の光学素子とは、該第2の光学素子の焦点距離の3(n−1)/2n倍以上離れていること、
    を特徴とする請求項又は請求項のいずれかに記載の光走査装置。
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