JP5003525B2 - 手押台車 - Google Patents

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Description

この発明は、物品を保持する保持部と、下部に車輪が配置された台車本体とを有する手押台車に関する。
従来から、工場等では、数百キロから数トン程度の重量を有する物品(重量物)を手押台車を用いて運搬することが行われている。
しかしながら、このような手押台車を用いて実際に重量物を運搬する時、台車が一旦動き始めれば、慣性によりこれを容易に操作することができるものの、これを始動させる初期段階(押し始め)では、極めて大きな力が必要になるという問題があった。
下記特許文献1では、この問題を解決すべく、台車本体の車輪と一体的に回転するホイールにワイヤロープを巻き付け、このワイヤロープの一端側をテンション機構で弾性支持するとともに、他端側を台車本体に設けた足踏みペダルに接続する構造が提案されている。
ワイヤロープのこのような接続により、作業者が足踏みペダルを踏み込むと、足踏みペダルが回動するとともに、ホイールに巻き付いたワイヤロープがホイールを締め付けるようになっている。この時、足踏みペダルの回動力が、駆動力伝達機構を構成するワイヤロープを介してホイールに伝達されることにより、作業者の体重でホイールを台車走行方向に回転させることが可能になる。
下記特許文献1では、この足踏みペダルの踏み込みによるホイールの回転により、作業者の重力を手押台車を動かす推進力として活用しているので、重量物を運搬する際、台車を容易に始動させることができるとしている。
特開平6−122371号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来構造では、ワイヤロープに巻き付けられたホイールが、台車の始動時のみならず、通常の台車走行時にも回転駆動するために、ワイヤロープがホイールと摩擦接触する時間が必要以上に長くなってしまう。このため、上記従来構造では、ワイヤロープの摩耗が進み易く、その耐久性が損なわれるという問題があった。
この発明は、足踏みペダルの回動力を台車走行の駆動力として伝達する伝達機構の摩耗を抑制し、その耐久性向上を図ることができる手押台車を提供することを目的とする。
この発明の手押台車は、物品を保持する保持部と、下部に車輪が配置された台車本体とを有する手押台車であって、上記台車本体に揺動可能に取付けられた揺動部材と、該揺動部材に回転可能に取付けられ、該揺動部材の揺動により地面に接触するアシスト位置と、地面から離れる退避位置とに移動する補助輪と、上記揺動部材の端部側に回動可能に取付けられ、踏み操作により上記揺動部材を揺動させて上記補助輪をアシスト位置に移動させ、更なる踏み操作により回動して上記補助輪に台車走行の駆動力を伝達する伝達機構を作動させる足踏みペダルとを備えたものである。
この構成によれば、手押台車の始動時に足踏みペダルを踏み操作することで、補助輪を地面に接触させつつ、足踏みペダルの回動力を利用して台車を確実に始動させることができる。
さらに、通常の台車走行時には、補助輪を退避位置に移動させることで、補助輪及び伝達機構の作動を停止させることができるため、伝達機構の摩耗を抑制し、その耐久性を向上させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記伝達機構が、上記補助輪に一体的に取付けられた駆動スプロケットと、上記揺動部材に回転可能に取付けられた補助スプロケットと、上記駆動スプロケット及び上記補助スプロケットに巻き掛けられ、かつ一端部が上記足踏みペダルの回動端部に連結され、他端部がコイルスプリングに連結されたチェーンとからなるものである。
この構成によれば、各スプロケットによってチェーンに所定の張力を付与することができる。このため、チェーンのずれや外れを防止でき、上記駆動力を補助輪に確実に伝達させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記揺動部材には、上記補助輪を退避位置へ移動させる方向に付勢力を付与するスプリングが連結されており、上記足踏みペダルは、上記スプリングの付勢力に抗して回動可能に上記揺動部材の端部側に取付けられているものである。
この構成によれば、スプリングの付勢力を利用する簡素な構成でありながら、台車始動後、作業者が足踏みペダルから足を離した時には、補助輪を確実に退避位置に移動させることができる。
この発明の一実施態様においては、上記車輪が、向きが固定された固定輪と、向きが自由となる自由輪とから構成されるものである。
この構成によれば、通常の台車走行時、補助輪を退避位置に保持してその作動を停止させることができるため、移動方向を変更可能にする自由輪を備えるものにおいては、補助輪が台車の旋回性能に影響を及ぼすことを防止できる。
この発明の一実施態様においては、上記固定輪、自由輪が、それぞれ台車本体の前部、後部に配置されるとともに、上記補助輪のアシスト位置への移動に伴い、上記自由輪が地面に接触する接地力を軽減するように、上記固定輪を中心にして上記台車本体を揺動させる揺動手段を上記揺動部材に備えたものである。
この構成によれば、自由輪の接地力を軽減することで、台車停止時において自由輪が台車の進行方向と異なる方向を向いていたとしても、台車の始動に伴ってその進行方向を向くように自由輪の向きを自動的に修正することができる。このため、作業者が台車を始動させる時、自由輪によって意図しない方向に体が振られることを防止できる。
この発明によれば、手押台車の始動時に足踏みペダルを踏み操作することで、補助輪を地面に接触させつつ、足踏みペダルの回動力を利用して台車を確実に始動させることができる。
さらに、通常の台車走行時には、補助輪を退避位置に移動させることで、補助輪及び伝達機構の作動を停止させることができるため、伝達機構の摩耗を抑制し、その耐久性を向上させることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明に係る手押台車1を示す側面図であり、図2は、手押台車1を後方から見た図である。なお、本明細書では、台車1の進行方向を前方として説明する。
図1、図2中符号2で示す部位は手押台車1(以下、単に台車1と略記する)の台車本体であり、この台車本体2の下部前端には、向きが固定された2つの固定輪3が車軸4を介して回転可能に配置されるとともに、下部後端には、軸受部5により向きが自由に変更可能とされるフレーム部6が取付けられ、そこには車軸7を介して自由輪8が配置されている。
また、台車本体2には、第1爪9と、爪操作レバー10と、車体本体2から上方に延びる昇降体11と、ロック操作部12と、車体本体2から上方かつ後方に延びるハンドル部13と、足踏みペダル14とが取付けられている。ここで、昇降体11には、第1爪9に対向するようにして上方に突出する第2爪11aが取付けられている。
また、本実施形態では、台車本体2の後部において、該台車本体2に対し揺動軸15を中心に揺動可能とされる揺動部材16が取付けられている。
図3は、揺動部材16を拡大して示す側面図であり、揺動部材16には、後端側に、図1〜図3に示すような第2の足踏みペダル17が図3に示す揺動軸161を介して回動可能に取付けられている。この足踏みペダル17には、図2、図3に示すように、その後端において作業者が足を乗せるための踏込み部17aが形成されている。
また、揺動部材16には、図1〜図3に示すように、台車本体2の固定輪3や自由輪8とは別に第3の車輪として補助輪18が車軸162を介して回転可能に取付けられている。そして、この車軸162には、図3に示すように、台車1の幅方向において補助輪18の内側に駆動スプロケット163が一体的に取付けられており、この駆動スプロケット163には、チェーン164が巻き掛けられている。
また、駆動スプロケット163の後方には、これと同様に揺動部材16に回転可能に取付けられた補助スプロケット165、165が配設されており、いずれもチェーン164が巻き掛けられている。なお、これら駆動スプロケット163及び補助スプロケット165は、図中一点鎖線で示す揺動部材16のフレーム部166により外側が覆われている。
チェーン164は、その前端が、フレーム部166の前側延出部166aに配設されたコイルスプリング167の一端側に連結されている。コイルスプリング167は、その他端側が、図2、図3に示すように、駆動スプロケット163の内側から前方に延びるフレーム部166の前側延出部166aの前端に連結されており、このコイルスプリング167により、チェーン164には、これを前方へ引張る付勢力が付与されている。
また、チェーン164の後端は、足踏みペダル17の回動端部となる固定部17bに連結されており、これによって足踏みペダル17は、チェーン164を介してコイルスプリング167に連結された構成となっている。本実施形態では、このコイルスプリング167が、足踏みペダル17に対してこれを図3の時計方向に回動させる付勢力を付与している。
また、揺動部材16のフレーム部166には、揺動軸15近傍の位置に突出片166bが形成されており、この突出片166bには、図1、図3に示すコイルスプリング19の一端側が接続されている。ここで、コイルスプリング19は、図示のようにその他端側が台車本体2に接続されており、これにより、揺動部材16には、これを図3の時計方向に回動させる付勢力が付与されている。
次に、図4、図5を参照して本実施形態の台車1に物品Wを保持させる際の作業手順を説明する。図4、図5は、台車1に物品Wを保持させる際の作業手順を示す側面図である。
先ず、作業者は、図4に示すように、運搬対象となる物品Wの上縁部W1が爪9、11aの間に位置するように台車1を移動させる。そこで、作業者は、図5の矢印の方向に爪操作レバー10を回動操作すると、第1爪9を時計方向に回動させることができ、図示のような位置関係となったところで爪操作レバー10を操作すると、物品Wの上縁部W1の上端に第1爪9を引掛けることができるようになっている。
そして、この時、作業者がロック操作部12を図5の矢印の方向に回転操作すると、第1爪9を図5に示す位置にロックすることができるようになっている。
次に、作業者は、足踏みペダル14を、図5の矢印の方向に踏み操作する。すると、不図示の油圧シリンダの作動によって昇降体11が上昇するようになっており、これに伴う第2爪11aの上昇によって物品Wの上縁部W1の下端に第2爪11aを引掛け、両方の爪9、11aによって上縁部11aをクランプすることができるようになっている。
そして、物品Wは、昇降体11のさらなる上昇によって持ち上げられ、昇降体11が上端位置に達した時、第1、第2爪9、11aによって吊り下げ状態で保持されるようになっている。
なお、図1、図4、図5にて符号20で示す部材は、姿勢保持部であり、図5に示すように吊り下げ状態の物品Wがクランプ部分を中心にして傾くことがないように、物品Wに当接してこれを真っ直ぐに保持するものである。
ここで、物品Wとしては、例えば、車両の生産工場等において車体を塗装する際に使用される塗料が入ったドラム缶等が対象となる。この場合、物品Wの重量は200キロ程度となる。
次に、図6〜図10を参照して、本実施形態の物品Wを保持した台車1を始動させる作業手順を説明する。図6は、物品Wを保持した台車1を始動させる時の状態を示す側面図であり、図7は、足踏みペダル17を踏み操作した時の揺動部材の状態を示す側面図、図8は、足踏みペダル17を更に踏み操作した時の揺動部材の状態を示す側面図、図9は、足踏みペダル17を更に踏み操作した時の台車本体2及び自由輪8の状態を示す側面図、図10は、台車1の始動時の状態を示す平面図である。
通常、揺動部材16は、コイルスプリング19の付勢力によって、図1〜図6に示すように、その後端が斜め上方を向くように傾斜しており、これにより補助輪18は地面から上方に離れた退避位置にある。
このような状態で、作業者Xが図6にて二点鎖線で示すように足踏みペダル17の踏込み部17aに足を乗せ、これを踏込むと、揺動部材16をコイルスプリング19の付勢力に抗して図6の反時計方向に揺動させることができるようになっている。この時、補助輪18は、揺動部材16の揺動に伴って、図7にて一点鎖線で示すように地面に接触する位置(以降、アシスト位置という)に移動する。
ところで、足踏みペダル17に接続されたコイルスプリング167の付勢力は、コイルスプリング19の付勢力よりも大きくなるように設定されている。これにより、揺動部材16が揺動を開始してから、補助輪18がアシスト位置に達するまでの間は、コイルスプリング167の大きな付勢力により、揺動部材16に対して足踏みペダル17が相対的に回動しないようになっている。
このため、足踏みペダル17は、作業者Xによって図7の状態から更に深く踏込まれた時、図8に示すようにコイルスプリング167の付勢力に抗して反時計方向に回動することができる。
この時、足踏みペダル17の踏み操作により、チェーン164はその後端が引き上げられるようになっている。そして、この時発生するチェーン164の引張力により、駆動スプロケット163及び補助スプロケット165、165はそれぞれ回転駆動されることになる。
ここで、チェーン164は、駆動スプロケット163の下部から隣接する補助スプロケット165の上部に渡って巻き掛けられており、補助スプロケット165にチェーン164が巻き掛けられた部位が、駆動スプロケット163にチェーン164が巻き掛けられた部位よりも上方に位置している。
このような配置により、足踏みペダル17が更に踏込まれた時には、作業者Xの体重によって足踏みペダル17に加わる回動力が、駆動スプロケット163においてチェーン164を引き上げる力に変換されることになる。本実施形態では、このような力の変換により、作業者Xの重力のみによって駆動スプロケット163を図8の時計方向に容易に回転駆動させることができるようになっている。
この時、アシスト位置にある補助輪18は、駆動スプロケット163と連動して図8の時計方向に回転駆動されることとなり、この補助輪18の回転駆動により、台車1が前進を開始する。
このように一旦台車1を始動させることができれば、その後の通常走行時は、公知のように、慣性力によってハンドル13(図1等参照)の操作力のみでも台車1を前進させることが可能になる。このため、通常走行時には、足踏みペダル17の回動力を利用して補助輪18を回転駆動させる必要がない。
このような理由から、本実施形態では、台車1を始動させた後、作業者Xが足踏みペダル17から足を離すと、コイルスプリング19、167の付勢力により足踏みペダル17及び揺動部材16を時計方向に回動させて、補助輪18を退避位置に移動させることができるようになっている。従って、台車1の始動後は、ハンドル13の手押操作のみによる固定輪3及び自由輪8の回転で台車1を走行させることが可能になる。
このように、本実施形態では、足踏みペダル17の踏み操作によって揺動部材16を揺動させた時、補助輪18がアシスト位置に移動するとともに、更なる踏み操作により、スプロケット163、165、及びチェーン164からなる伝達機構を介して補助輪18に台車走行の駆動力を伝達させるように構成している。このため、台車1の始動時に足踏みペダル17を踏み操作することで、補助輪18を地面に接触させつつ、足踏みペダル17の回動力を利用して台車1を確実に始動させることができる。
また、足踏みペダル17の踏み操作のみにより台車1を始動させることができるため、作業者Xは、両足を大きく開いて無理に踏ん張ったり、前傾姿勢になったりすることなく、図6に示すように、略直立した姿勢のまま台車1を始動させることができる。これにより、作業者Xの腰部等の負担を飛躍的に軽減することができる。
さらに、ハンドル13の手押操作のみによる通常の台車走行時には、補助輪18を退避位置に移動させることで、補助輪18、スプロケット163、165、チェーン164の作動を停止させることができる。このため、上記伝達機構を構成するチェーン164の摩耗を抑制し、その耐久性を向上させることができる。
また、本実施形態では、台車走行の駆動力を補助輪18に伝達する伝達機構を、スプロケット163、165、及びこれに巻き掛けられたチェーン164により構成し、スプロケット163、165によってチェーン164には所定の張力が付与されている。このため、チェーン164のずれや外れを防止でき、上記駆動力を補助輪18に確実に伝達させることができる。
また、コイルスプリング19の付勢力に抗して足踏みペダル17を回動可能としているため、コイルスプリング19の付勢力を利用する簡素な構成でありながら、台車1の始動後、作業者Xが足踏みペダル17から足を離した時には、補助輪18を確実に退避位置に移動させることができる。
また、ハンドル13の手押操作のみによる通常の台車走行時には、補助輪18を退避位置に保持してその作動を停止させることができるため、台車1のように、移動方向を変更可能にする自由輪8を備えるものにおいては、補助輪18が台車1の旋回性能に影響を及ぼすことを防止できる。
また、本実施形態では、足踏みペダル17が踏み操作された時、揺動軸15は、揺動部材16の揺動に伴い、図9に示すように、アシスト位置に移動した補助輪18を支点にして上方に押し上げられるようになっており、この揺動軸15の押上げにより、台車本体2が固定輪3を中心に揺動するようになっている。
このため、台車本体2の下部後端に配置された自由輪8の車軸7は、台車本体2の揺動により、図9の矢印で示すようにその位置が若干上方に変位し、自由輪8が地面に接触する接地力が軽減されるようになっている。
このため、台車1の停止時において、自由輪8(フレーム部6)が図10中二点鎖線で示すように、台車1の進行方向と異なる方向を向いていたとしても、台車1の始動に伴って台車1の進行方向を向くように自由輪8の向きを自動的に修正することができる。従って、作業者Xが台車1を始動させる時、自由輪8によって意図しない方向に体が振られることを防止できる。
ところで、図1〜図10を参照して説明した実施形態では、スプロケット163、165、及びチェーン164により、台車走行の駆動力を補助輪18に伝達する伝達機構を構成することとしたが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、図11に示すように、足踏みペダル17の端部にギア17cを備えるとともに、伝達機構を、ギア17cと歯合する補助ギア165’、及び補助ギア165’と歯合する駆動ギア163’により構成するようにしてもよい。
この場合、足踏みペダル17を踏み操作すると、踏込み部17aと前後方向で反対側に配設された扇形のギア17cが、図11の反時計方向に回転することになる。これにより、補助ギア165’及び駆動ギア163’を介して補助輪18を図11の時計方向に回転駆動させることができる。
このような構成により、チェーンを用いなくても、足踏みペダル17の回動力を利用して台車走行の駆動力を駆動ギア163’に伝達することができ、図1〜図10に示す最初の実施形態と同様、補助輪18の回転駆動によって台車1を始動させることができる。
なお、図11では、足踏みペダル17と揺動軸161との間にスプリング167’が巻き付けられており、足踏みペダル17に対してこれを時計方向に回動させる付勢力を付与している。そして、このスプリング167’の付勢力は、コイルスプリング19の付勢力よりも大きくなるように設定されている。
このため、台車1の始動後、作業者が足踏みペダル17から足を離した時、足踏みペダル17は、揺動部材16に対し相対的に図11の時計方向に回動し、元の位置に戻されることになる。
なお、図11に示す他の実施形態において、図1〜図10を参照して説明した最初の実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の保持部は、第1爪9、第2爪11aに対応し、
以下同様に、
伝達機構は、駆動スプロケット163、163’、補助スプロケット165、165’、及びチェーン164に対応し、
揺動手段は、揺動軸15に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明の実施形態に係る手押台車を示す側面図。 図1に示す手押台車を後方から見た図。 揺動部材を拡大して示す側面図。 手押台車に物品を保持させる際の作業手順を示す側面図。 手押台車に物品を保持させる際の作業手順を示す側面図。 物品を保持した手押台車を始動させる時の状態を示す側面図。 足踏みペダルを踏み操作した時の揺動部材の状態を示す側面図。 足踏みペダルを更に踏み操作した時の揺動部材の状態を示す側面図。 足踏みペダルを更に踏み操作した時の台車本体及び自由輪の状態を示す側面図。 手押台車の始動時の状態を示す平面図。 この発明の他の実施形態に係る手押台車の揺動部材を示す側面図。
符号の説明
1…手押台車
2…台車本体
3…固定輪
8…自由輪
9…第1爪
11a…第2爪
15…揺動軸
17…足踏みペダル
18…補助輪
19…コイルスプリング
163、163’…駆動スプロケット
164…チェーン
165、165’…補助スプロケット
167、167’…コイルスプリング

Claims (5)

  1. 物品を保持する保持部と、下部に車輪が配置された台車本体とを有する手押台車であって、
    上記台車本体に揺動可能に取付けられた揺動部材と、
    該揺動部材に回転可能に取付けられ、該揺動部材の揺動により地面に接触するアシスト位置と、地面から離れる退避位置とに移動する補助輪と、
    上記揺動部材の端部側に回動可能に取付けられ、踏み操作により上記揺動部材を揺動させて上記補助輪をアシスト位置に移動させ、更なる踏み操作により回動して上記補助輪に台車走行の駆動力を伝達する伝達機構を作動させる足踏みペダルとを備えた
    手押台車。
  2. 上記伝達機構は、上記補助輪に一体的に取付けられた駆動スプロケットと、
    上記揺動部材に回転可能に取付けられた補助スプロケットと、
    上記駆動スプロケット及び上記補助スプロケットに巻き掛けられ、かつ一端部が上記足踏みペダルの回動端部に連結され、他端部がコイルスプリングに連結されたチェーンとからなる
    請求項1記載の手押台車。
  3. 上記揺動部材には、上記補助輪を退避位置へ移動させる方向に付勢力を付与するスプリングが連結されており、
    上記足踏みペダルは、上記スプリングの付勢力に抗して回動可能に上記揺動部材の端部側に取付けられている
    請求項1または2記載の手押台車。
  4. 上記車輪は、向きが固定された固定輪と、向きが自由となる自由輪とから構成される
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の手押台車。
  5. 上記固定輪、自由輪は、それぞれ台車本体の前部、後部に配置されるとともに、
    上記補助輪のアシスト位置への移動に伴い、上記自由輪が地面に接触する接地力を軽減するように、上記固定輪を中心にして上記台車本体を揺動させる揺動手段を上記揺動部材に備えた
    請求項4記載の手押台車。
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