JP5003174B2 - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は新規なズームレンズ及び撮像装置に関する。詳しくは、例えばデジタルスチルカメラやビデオカメラ等のような固体撮像素子を用いた撮像装置に好適で、広角端での画角が十分な広画角で、4〜5倍程度の高変倍比を有するズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラ等の個体撮像素子を用いた撮像装置が広く普及しつつある。このような個体撮像素子を用いた撮像装置の普及に伴い一層の高画質化が求められており、特に、画素数の多い撮像素子を用いたデジタルスチルカメラ等においては、画素数の多い個体撮像素子に対応した結像性能にすぐれた撮影用レンズ、特に、ズームレンズが求められている。また、その上、小型化・薄型化への要求も強いため、小型且つ薄型で高性能なズームレンズが求められている。さらに近年では撮影レンズの高変倍化への要望も大きく、コンパクトなデジタルカメラにおいても4倍以上の変倍比をもつズームレンズが求められている。一方で、撮影レンズの広画角化への要望も非常に大きく、その場合、撮影レンズとして用いるズームレンズの広角端での撮影画角(半画角)は35°以上であることが望ましい。
ズームレンズとして、最も物体側のレンズ群が負の屈折力であるネガティブリードタイプのズームレンズは、前玉径を小さくしやすく小型化に有利であるため、広画角化に適したタイプとして多く用いられている。
また、固体撮像素子を用いた撮像装置には像側がテレセントリックであるズームレンズが像面照度を均一にすることができるので望ましい。このようなズームレンズとしては最も像側のレンズ群が正の屈折力を有するズームレンズが適している。
ネガティブリードタイプで最も像側のレンズ群が正の屈折力であるズームレンズとして、物体側より像側へ順に、負、正、負、正の屈折力の4つのレンズ群より成る4群ズームレンズが知られている(例えば特許文献1〜3)。しかし、特許文献1や2に示されたズームレンズのように変倍比が2〜3倍程度と変倍比が小さいものや、特許文献3に示されたズームレンズのように半画角が30°程度と撮影画角が狭いものがほとんどであり、高変倍比と広画角の双方を達成し、尚且つ小型で高画質なズームレンズへの要望が大きい。
ネガティブリードタイプのズームレンズとして、負、正、正の3群で構成されている小型ズームレンズも知られているが、その多くは変倍比が3倍程度でありそれ以上の十分な変倍比を実現することは困難となっている(例えば特許文献4)。
一般に広角化・高変倍化には良好な収差補正を行う必要があるため、レンズの必要枚数が多くなる。従って、現在では、広角化・高変倍化と同時にズームレンズの小型化・軽量化が要請される。
特開平8−152558号公報 特開2003−131130号公報 特開2006−208889号公報 特開2006−78581号公報
近年、デジタルカメラ用のズームレンズには、高変倍比と、撮影画角の広画角化、そして撮影される像の高画質化が強く求められている。
しかし、前記したように、従来のズームレンズとしては種々の技術があるが、広画角と高変倍との双方を満たし、全ズーム範囲で光学性能が高く、かつ、小型化・薄型化を実現したズームレンズはない。
本発明は、広角端での撮影画角が十分な広画角で、かつ、変倍比が4〜5倍の高変倍でありながら、コンパクトで全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有し、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等の固体撮像素子を用いた撮像装置に好適なズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置を提供することを課題とする。
本発明の一実施形態によるズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、負の屈折力を持つ第3レンズ群、正の屈折力を持つ第4レンズ群とから構成され、実質的に4個のレンズ群から成り、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群は第2レンズ群との空気間隔を減少させながら像側に向かって凸状の軌道を描いて移動し、第2レンズ群と第3レンズ群は空気間隔を広げながら共に物体側へ移動し、さらに第2レンズ群から第4レンズ群までの距離が広がりながら変化するズームレンズであって、前記第1レンズ群が物体側から順に位置した、負レンズと正レンズの2枚のレンズのみで構成され、これら2枚のレンズの少なくとも1つのレンズ面に非球面を有し、以下の条件式(1)及び(2)を満足する。
(1)2.2<|f1/fw|<3.0
(2)1.2<DL1・fw/Ymax2<2.1
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端における全系の焦点距離
DL1:第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離
Ymax:最大像高
とする。
本発明の一実施形態による撮像装置は、ズームレンズと、該ズームレンズにより形成された光学像を電気的な信号に変換する固体撮像素子を備え、前記ズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、負の屈折力を持つ第3レンズ群、正の屈折力を持つ第4レンズ群とから構成され、実質的に4個のレンズ群から成り、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群は第2レンズ群との空気間隔を減少させながら像側に向かって凸状の軌道を描いて移動し、第2レンズ群と第3レンズ群は空気間隔を広げながら共に物体側へ移動し、さらに第2レンズ群から第4レンズ群までの距離が広がりながら変化し、前記第1レンズ群が物体側から順に位置した、負レンズと正レンズの2枚のレンズのみで構成され、これら2枚のレンズの少なくとも1つのレンズ面に非球面を有し、以下の条件式(1)及び(2)を満足する。
(1)2.2<|f1/fw|<3.0
(2)1.2<DL1・fw/Ymax2<2.1
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端における全系の焦点距離
DL1:第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離
Ymax:最大像高
とする。
本発明にあっては、広角端での撮影画角が十分な広画角で、かつ、変倍比が4〜5倍の高変倍でありながら、コンパクトで全ズーム範囲にわたり高い光学性能を発揮することができる。
以下に、本発明ズームレンズ及び撮像装置を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
先ず、本発明ズームレンズについて説明する。
本発明ズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、負の屈折力を持つ第3レンズ群、正の屈折力を持つ第4レンズ群とから構成され、実質的に4個のレンズ群から成り、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群は第2レンズ群との空気間隔を減少させながら像側に向かって凸状の軌道を描いて移動し、第2レンズ群と第3レンズ群は空気間隔を広げながら共に物体側へ移動し、さらに第2レンズ群から第4レンズ群までの距離が広がりながら変化し、前記第1レンズ群が物体側から順に位置した、負レンズと正レンズの2枚のレンズのみで構成され、これら2枚のレンズの少なくとも1つのレンズ面に非球面を有し、以下の条件式(1)及び(2)を満足する。
(1)2.2<|f1/fw|<3.0
(2)1.2<DL1・fw/Ymax2<2.1
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端における全系の焦点距離
DL1:第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離
Ymax:最大像高
とする。
このような本発明ズームレンズにあっては、広角端での撮影画角が十分な広画角で、かつ、変倍比が4〜5倍の高変倍でありながら、コンパクトで全ズーム範囲にわたり高い光学性能を発揮する。
広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群は第2レンズ群との空気間隔を減少させながら像側に向かって凸状の軌道を描いて移動し、第2レンズ群と第3レンズ群は空気間隔を広げながら共に物体側へ独立に移動する。第2レンズ群と第3レンズ群の合成系は常に正の屈折力をもち、上記のように移動することで合成系の結像倍率を変化させて変倍を行っている。これにより光学系の小型化と同時に高い変倍比も実現できる。なお、第4レンズ群も変倍の際に可動であるが、高変倍化を実現するためには広角端から望遠端への変倍に際して第2レンズ群と第4レンズ群の間隔が広がるように各レンズ群を移動させるとよい。なお、広角端から望遠端への変倍に際して、第4レンズ群を物体側から像側に移動させると、変倍作用がさらに高くなる上、望遠側におけるフォーカシング時にフォーカスレンズ群である第4レンズ群の繰出し移動量を長く確保することができる。
また、第1レンズ群は、物体側から順に位置した、負レンズと正レンズの2枚のレンズのみで構成され、これら2枚のレンズの少なくとも1つのレンズ面に非球面を有する。これにより広角側での歪曲収差と像面湾曲を良好に補正し、光学性能を低下させることなく十分な広角化を実現することができる。さらに、前記非球面は、望遠側での球面収差を良好に補正するためにも有効となる。こうした構成にすることで、少ないレンズ枚数で光学系の小型化と高性能化を図ることが可能となる。さらに好ましくは、第1レンズ群を、物体側から順に位置した、像側に凹面を向けた負メニスカスレンズ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの2枚のレンズで構成し、2枚のレンズ双方の像側の面を非球面にすることが望ましい。これにより、前記効果をさらに高めることができる。
前記条件式(1)は、第1レンズ群の最適な焦点距離を規定するものである。条件式(1)の下限値を下回ると、第1レンズ群の屈折力が小さくなりすぎるため、高変倍比の実現が困難になる。逆に、条件式(1)の上限値を上回ると、第1レンズ群における負の屈折力が大きくなりすぎるため、第1レンズ群で発生する広角端での歪曲収差を補正することが困難になり、画質劣化を招く上、十分な広角化を達成することも困難になる。
前記条件式(2)は、第1レンズ群の全長を規定するものである。小型化のため、例えば、不使用時にレンズをカメラ筐体内に引き込んで携帯や収納に便ならしめる、いわゆる、沈胴式カメラにおける沈胴時の厚みを小さくして薄型化するためには第1レンズ群の全長を可能な限り短くすることが好ましいが、条件式(2)の下限値を下回ると、薄型化には良いが、望遠側での球面収差を補正するのが困難になる上、第1レンズ群中の偏芯誤差による性能劣化や、レンズ間隔誤差による球面収差やレンズバックの変動が大きくなり製造に困難を生じる。反対に、条件式(2)の上限値を上回ると、第1レンズ群の厚みが大きくなりすぎるため小型化・薄型化の達成が困難になるか、または広角端における全系の焦点距離が長くなりすぎて十分な広角化ができなくなる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、ν1nを第1レンズ群の負レンズのアッベ数、ν1pを第1レンズ群の正レンズのアッベ数として、以下の条件式(3)を満足することが望ましい。
(3)ν1n-ν1p>15
これにより、第2レンズ群以降で拡大されてしまう第1レンズ群での色収差の発生を十分に抑えて、高画質化の実現に寄与することができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、前記第2レンズ群は少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズで構成され、第2レンズ群の最も物体側の面が物体側に凸面を向けた形状を有し、第2レンズ群内には最も物体側の面を含む少なくとも2面の非球面を有することが望ましい。
一般的に、ネガティブリードタイプのズームレンズは広角端から望遠端への変倍に際して第2レンズ群が像側から物体側へ移動し、変倍機能の殆どを第2レンズ群が担っている。従って、第2レンズ群の屈折力は必然的に強くする必要があるため、高変倍比と広角化、さらには全光学系の小型化・薄型化を実現するためにもこの第2レンズ群で起こる諸収差の発生を極めて良好に補正する必要がある。
第2レンズ群中の最も物体側のレンズは第1レンズ群を射出した軸外主光線を大きく屈折させる。従って、前記したように、第2レンズ群の最も物体側の面が物体側に凸面を向けた形状を取ることで、軸外諸収差の発生を抑えることができる。またこれは、第1レンズ群を発散した軸上光線に対する球面収差の発生を抑えるためにも好ましい形状である。
さらに、第2レンズ群内に最も物体側の面を含む少なくとも2面の非球面を有することで、球面収差やコマ収差等を良好に補正することが可能となる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、小型化及び薄型化を図るために、fwを広角端における全系の焦点距離、DL2を第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離として、以下の条件式(4)を満足することが望ましい。
(4)0.9<DL2/fw<2.0
条件式(4)は、第2レンズ群の厚みを規定するものである。条件式(4)の上限値を上回ると、第2レンズ群の厚みが大きくなりすぎて小型化・薄型化が困難になる。一方、条件式(4)の下限値を下回ると、第2レンズ群の構成枚数を少なくする必要が生じ、変倍に伴う収差変動が大きい第2レンズ群での諸収差を十分に補正することができなくなるため、画質の劣化を招く。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、前記第2レンズ群が、物体側から順に、物体側に凸面を向けた正の屈折力をもつレンズ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズとの接合レンズ、正レンズを配置して構成されるのが望ましい。そして、この場合において、N2pを第2レンズ群中の接合レンズを構成する正レンズのd線(波長=587.6nm(ナノメーター))での屈折率、N2nを第2レンズ群中の接合レンズを構成する負レンズのd線での屈折率、ν2pを第2レンズ群中の接合レンズを構成する正レンズのアッベ数、ν2nを第2レンズ群中の接合レンズを構成する負レンズのアッベ数として、以下の条件式(5)及び(6)を満足することにより、色収差が良好に補正されて、好ましい。
(5)0.05<|N2p-N2n|<0.4
(6)10< |ν2p-ν2n|<50.0
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、前記第3レンズ群が、負の屈折力を持つ1つの接合レンズで構成されていることが望ましい。このような構成にすることで第3レンズ群の構成レンズ枚数を減らし、ズームレンズの小型化・薄型化を図ることができる。
さらに、第3レンズ群に関し、構成する2枚のレンズ材料に関して、ν3pを第3レンズ群の接合レンズを構成する正レンズのアッベ数、ν3nを第3レンズ群の接合レンズを構成する負レンズのアッベ数として、以下の条件式(7)を満足することが好ましい。
(7)10<|ν3p-ν3n|< 50
条件式(7)を満足することにより、諸収差を良好に補正することが可能となる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、前記第4レンズ群が、正の屈折力を持つ1枚のレンズで構成されていることが望ましい。これにより、ズームレンズを簡素で高性能なものにすることができる。さらに、高性能なものとするためには、第4レンズ群を構成する唯一のレンズ中に少なくとも非球面を1面有することが望ましい。
また、第4レンズ群に光学系を像側テレセントリックに近づけて、固体撮像素子を用いた撮像装置に好適となるようにフィールドレンズの役割を持たせることができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、前記第4レンズ群を光軸方向に移動させてフォーカシングを行うことが望ましい。構成レンズ枚数が少ない第4レンズ群でフォーカシングを行うことによって、フォーカスレンズ群の駆動機構を小型化することが可能になる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、開口絞りが第2レンズ群と第3レンズ群との間に位置し、変倍の際に第3レンズ群と一体に移動することが望ましい。これによって、望遠端でのFナンバーを小さくすることが可能になる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、固体撮像素子上に像を形成することが望ましい。
次に、本発明ズームレンズの具体的な実施の形態及び該実施の形態に具体的な数値を適用した数値実施例について図面及び表を参照して説明する。
なお、各実施の形態において非球面が導入されており、該非球面形状は、次の数1式によって定義されるものとする。
Figure 0005003174
但し、xはレンズ面頂点からの光軸方向の距離、yは光軸と垂直な方向の高さ、cはレンズ頂点での近軸曲率、kはコーニック定数、A、B、…は非球面係数である。
図1は本発明の第1の実施の形態にかかるズームレンズ1のレンズ構成を示す図である。ズームレンズ1は、物体側から像面側へ順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2、負の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4を配置して成り、広角端から望遠端への変倍に際し、図1に実線矢印で示す軌跡を描いて、光軸に沿ってを移動する。
第1レンズ群G1は、物体側から像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け像面側に非球面を有する負メニスカスレンズL11、物体側に凸面を向け物体側に非球面を有する正メニスカスレンズL12によって構成される。第2レンズ群G2は、物体側から像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け両面に非球面を有する正メニスカスレンズL21、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL22、両凸形状で物体側に非球面を有する正レンズL23によって構成される。第3レンズ群G3は、物体側から像面側へ順に位置した、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合負レンズL3によって構成される。第4レンズ群G4は、像面側に凸面を向け物体側に非球面を有する正メニスカスレンズL4によって構成される。開口絞りSPは第3レンズ群G3の物体側に位置し、広角端から望遠端への変倍に際し、第3レンズ群G3と共に移動する。なお、第4レンズ群G4と像面IMGとの間にはローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等のフィルタFLが配置される。
以下の表1に、前記第1の実施の形態にかかるズームレンズ1に具体的数値を適用した数値実施例1の諸元の値を掲げる。表1及び以下の諸元表中の、「FNo」はFナンバーを、「f」は焦点距離を、「ω」は半画角を、「s i」は物体側から数えてi番目の面を、「r i」は第i面の曲率半径を、「d i」は物体側から数えてi番目の面とi+1番目の面との間の面間隔を、「n i」は物体側に第i面(si)を有する硝材のd線における屈折率を、「ν i」は物体側に第i面(si)を有する硝材のd線におけるアッベ数を、それぞれ示す。また、「si」に関し「ASP」は当該面が非球面であることを、「ri」に関し「INFNITY」は当該面が平面であることを、「di」に関し「(di)」は当該面間隔が可変間隔であることを、それぞれ示す。
Figure 0005003174
ズームレンズ1において、広角端から望遠端までの変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の間隔d4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3(開口絞りSP)との間の間隔d11、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間の間隔d15及び第4レンズ群G4とフィルタFLとの間の間隔d17が変化する。そこで、表2に数値実施例1における前記各間隔の広角端、中間焦点位置、望遠端における各数値を左から右へ順に示す。
Figure 0005003174
ズームレンズ1において、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面s2、正メニスカスレンズL12の物体側面s3、第2レンズ群G2の正メニスカスレンズL21の両面s5、s6、正レンズL23の物体側面s10及び第4レンズ群G4の正メニスカスレンズL4の物体側面s16は非球面で構成されている。そこで、数値実施例1における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C及びDをコーニック定数kと共に表3に示す。なお、表3及び以下の非球面係数を示す表において「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち、「10−i」を表しており、例えば、「0.12345E-05」は「0.12345×10−5」を表している。
Figure 0005003174
数値実施例1の前記各条件式(1)〜(7)対応値を表4に示す。
Figure 0005003174
図2乃至図4は前記数値実施例1の各種収差を示す図である。図2は広角端における、図3は中間焦点位置における、図4は望遠端における、各縦収差(球面収差、非点収差、歪曲収差)及び横収差を示すものである。球面収差図において、実線はd線での、点線はg線での収差を示し、非点収差図において、実線はサジタル像面を、破線はメリジオナル像面を示す。また、横収差図において、実線はd線での、点線はg線での収差を、また、Aは画角、yは像高をそれぞれ示す。
前記各表及び収差図から、数値実施例1は、広角端での撮影画角が十分な広画角で、かつ、5倍近いズーム比を示しながら各レンズ群の厚みが薄く、全体として小型に構成されると共に、各収差が良好に補正され、優れた光学性能を有することが分かる。
図5は本発明の第2の実施の形態にかかるズームレンズ2のレンズ構成を示す図である。ズームレンズ2は、物体側から像面側へ順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2、負の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群をG4を配置して成り、広角端から望遠端への変倍に際し、図5に実線矢印で示す軌跡を描いて、光軸に沿ってを移動する。
第1レンズ群G1は、物体側から像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け像面側に非球面を有する負メニスカスレンズL11、物体側に凸面を向け像面側に非球面を有する正メニスカスレンズL12によって構成される。第2レンズ群G2は、物体側から像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け両面に非球面を有する正メニスカスレンズL21、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合正レンズL22、両凸形状で物体側に非球面を有する正レンズL23によって構成される。第3レンズ群G3は、物体側から像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと像面側に凹面を向けた負メニスカスレンズとの接合負レンズL3によって構成される。第4レンズ群G4は、両凸形状で両面に非球面を有する正レンズL4によって構成される。開口絞りSPは第3レンズ群G3の物体側に位置し、広角端から望遠端への変倍に際し、第3レンズ群G3と共に移動する。なお、第4レンズ群G4と像面IMGとの間にはローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等のフィルタFLが配置される。
以下の表5に、前記第2の実施の形態にかかるズームレンズ2に具体的数値を適用した数値実施例2の諸元の値を掲げる。
Figure 0005003174
ズームレンズ2において、広角端から望遠端までの変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の間隔d4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3(開口絞りSP)との間の間隔d11、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間の間隔d15及び第4レンズ群G4とフィルタFLとの間の間隔d17が変化する。そこで、表6に数値実施例2における前記各間隔の広角端、中間焦点位置、望遠端における各数値を左から右へ順に示す。
Figure 0005003174
ズームレンズ2において、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面s2、正メニスカスレンズL12の像側面s4、第2レンズ群G2の正メニスカスレンズL21の両面s5、s6、正レンズL23の物体側面s10及び第4レンズ群G4の正レンズL4の両面s16、s17は非球面で構成されている。そこで、数値実施例2における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C及びDをコーニック定数kと共に表7に示す。
Figure 0005003174
数値実施例2の前記各条件式(1)〜(7)対応値を表8に示す。
Figure 0005003174
図6乃至図8は前記数値実施例2の各種収差を示す図である。図6は広角端における、図7は中間焦点位置における、図8は望遠端における、各縦収差(球面収差、非点収差、歪曲収差)及び横収差を示すものである。球面収差図において、実線はd線での、点線はg線での収差を示し、非点収差図において、実線はサジタル像面を、破線はメリジオナル像面を示す。また、横収差図において、実線はd線での、点線はg線での収差を、また、Aは画角、yは像高をそれぞれ示す。
前記各表及び収差図から、数値実施例2は、広角端での撮影画角が十分な広画角で、かつ、5倍近いズーム比を示しながら各レンズ群の厚みが薄く、全体として小型に構成されると共に、各収差が良好に補正され、優れた光学性能を有することが分かる。
図9は本発明の第3の実施の形態にかかるズームレンズ3のレンズ構成を示す図である。ズームレンズ3は、物体側から像面側へ順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2、負の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群をG4を配置して成り、広角端から望遠端への変倍に際し、図9に実線矢印で示す軌跡を描いて、光軸に沿ってを移動する。
第1レンズ群G1は、物体側から像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け像面側に非球面を有する負メニスカスレンズL11、物体側に凸面を向け像面側に非球面を有する正メニスカスレンズL12によって構成される。第2レンズ群G2は、物体側から像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け両面に非球面を有する正メニスカスレンズL21、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合正レンズL22、両凸形状で両面に非球面を有する正レンズL23によって構成される。第3レンズ群G3は、物体側から像面側へ順に位置した、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合負レンズL3によって構成される。第4レンズ群G4は、両凸形状で物体側に非球面を有する正レンズL4によって構成される。開口絞りSPは第3レンズ群G3の物体側に位置し、広角端から望遠端への変倍に際し、第3レンズ群G3と共に移動する。なお、第4レンズ群G4と像面IMGとの間にはローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等のフィルタFLが配置される。
以下の表9に、前記第3の実施の形態にかかるズームレンズ3に具体的数値を適用した数値実施例3の諸元の値を掲げる。
Figure 0005003174
ズームレンズ3において、広角端から望遠端までの変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の間隔d4、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3(開口絞りSP)との間の間隔d11、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間の間隔d15及び第4レンズ群G4とフィルタFLとの間の間隔d17が変化する。そこで、表10に数値実施例3における前記各間隔の広角端、中間焦点位置、望遠端における各数値を左から右へ順に示す。
Figure 0005003174
ズームレンズ3において、第1レンズ群G1の負メニスカスレンズL11の像側面s2、正メニスカスレンズL12の像側面s4、第2レンズ群G2の正メニスカスレンズL21の両面s5、s6、正レンズL23の両面s10、s11及び第4レンズ群G4の正レンズL4の物体側面s16は非球面で構成されている。そこで、数値実施例3における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C及びDをコーニック定数kと共に表11に示す。
Figure 0005003174
数値実施例3の前記各条件式(1)〜(7)対応値を表12に示す。
Figure 0005003174
図10乃至図12は前記数値実施例3の各種収差を示す図である。図10は広角端における、図11は中間焦点位置における、図12は望遠端における、各縦収差(球面収差、非点収差、歪曲収差)及び横収差を示すものである。球面収差図において、実線はd線での、点線はg線での収差を示し、非点収差図において、実線はサジタル像面を、破線はメリジオナル像面を示す。また、横収差図において、実線はd線での、点線はg線での収差を、また、Aは画角、yは像高をそれぞれ示す。
前記各表及び収差図から、数値実施例3は、広角端での撮影画角が十分な広画角で、かつ、5倍近いズーム比を示しながら各レンズ群の厚みが薄く、全体として小型に構成されると共に、各収差が良好に補正され、優れた光学性能を有することが分かる。
次に、本発明撮像装置について説明する。
本発明撮像装置は、ズームレンズと、該ズームレンズにより形成された光学像を電気的な信号に変換する固体撮像素子を備え、前記ズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、負の屈折力を持つ第3レンズ群、正の屈折力を持つ第4レンズ群とから構成され、実質的に4個のレンズ群から成り、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群は第2レンズ群との空気間隔を減少させながら像側に向かって凸状の軌道を描いて移動し、第2レンズ群と第3レンズ群は空気間隔を広げながら共に物体側へ移動し、さらに第2レンズ群から第4レンズ群までの距離が広がりながら変化し、前記第1レンズ群が物体側から順に位置した、負レンズと正レンズの2枚のレンズのみで構成され、これら2枚のレンズの少なくとも1つのレンズ面に非球面を有し、以下の条件式(1)及び(2)を満足する。
(1)2.2<|f1/fw|<3.0
(2)1.2<DL1・fw/Ymax2<2.1
但し、
f1:第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端における全系の焦点距離
DL1:第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離
Ymax:最大像高
とする。
図13に本発明撮像装置を具体化した実施の形態の構成例をブロック図で示す。なお、図示した実施の形態は、本発明をデジタルスチルカメラに適用したものである。
デジタルスチルカメラ100は、撮像機能を担うカメラブロック10と、撮像された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部20と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部30と、撮像された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)40と、メモリカード51への書き込み/読み出しを行うR/W(リーダ/ライタ)50と、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)60と、ユーザーによる操作入力のための入力部70と、カメラブロック10内のレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部80を具備する。
カメラブロック10は、本発明が適用されるズームレンズ11を含む光学系や、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)等の撮像素子12等により構成される。カメラ信号処理部20は、撮像素子12からの出力信号に対するデジタル信号への変換や、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の信号処理を行う。画像処理部30は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸長復号化処理や、解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
メモリカード51は、着脱可能な半導体メモリからなる。R/W50は、画像処理部30によって符号化された画像データをメモリカード51に書き込み、またメモリカード51に記録された画像データを読み出す。CPU60は、デジタルスチルカメラ内の各回路ブロックを制御する制御処理部であり、入力部70からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。入力部70は、例えば、シャッタ操作を行うためのシャッタレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等により構成され、ユーザーによる操作に応じた指示入力信号をCPU60に対して出力する。レンズ駆動制御部80は、CPU60からの制御信号に基づいて、ズームレンズ11内のレンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
次に、前記デジタルスチルカメラ100の動作を簡単に説明する。
撮影の待機状態では、CPU60による制御の下で、カメラブロック10において撮像された画像信号が、カメラ信号処理部20を介してLCD40に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部70からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU60がレンズ駆動制御部80に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部80の制御に基づいて、ズームレンズ11内の所定のレンズが移動される。そして、入力部70からの指示入力信号によりカメラブロック10の図示しないシャッタが切られると、撮像された画像信号がカメラ信号処理部20から画像処理部30に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W50に出力され、メモリカード51に書き込まれる。
なお、フォーカシングは、例えば、シャッタレリーズボタンが半押しされた場合、あるいは記録のために全押しされた場合等に、CPU60からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部80がズームレンズ11内の所定のレンズ、例えば、第4レンズ群を移動させることにより行われる。
また、メモリカード51に記録された画像データを再生する場合は、入力部70による操作に応じて、R/W50によりメモリカード51から所定の画像データが読み出され、画像処理部30で伸張復号化処理された後、再生画像信号がLCD40に出力される。これにより再生画像が表示される。
なお、上記した実施の形態では、本発明撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した場合について説明したが、例えば、ビデオカメラといった他の撮像装置等に適用することも可能である。
その他、上記した各実施の形態及び各数値実施例において示した各部の具体的な形状や構造並びに数値は、本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
本発明ズームレンズの第1の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図3及び図4と共に第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例1の収差図を示し、本図は広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離位置における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 本発明ズームレンズの第2の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図7及び図8と共に第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例2の収差図を示し、本図は広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離位置における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 本発明ズームレンズの第3の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図11及び図12と共に第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例3の収差図を示し、本図は広角端における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離位置における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 本発明撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した実施の形態の回路ブロック図である。
符号の説明
1…ズームレンズ、2…ズームレンズ、3…ズームレンズ、G1…第1レンズ群、L11…負レンズ、L12…正レンズ、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、L3…負の屈折力を持つ一つの接合レンズ、G4…第4レンズ群、L4…正の屈折力を持つ一枚のレンズ、100…デジタルスチルカメラ(撮像装置)、11…ズームレンズ、12…撮像素子

Claims (9)

  1. 物体側より順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、負の屈折力を持つ第3レンズ群、正の屈折力を持つ第4レンズ群とから構成され、実質的に4個のレンズ群から成り、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群は第2レンズ群との空気間隔を減少させながら像側に向かって凸状の軌道を描いて移動し、第2レンズ群と第3レンズ群は空気間隔を広げながら共に物体側へ移動し、さらに第2レンズ群から第4レンズ群までの距離が広がりながら変化するズームレンズにおいて、
    前記第1レンズ群が物体側から順に位置した、負レンズと正レンズの2枚のレンズのみで構成され、これら2枚のレンズの少なくとも1つのレンズ面に非球面を有し、
    以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (1)2.2<|f1/fw|<3.0
    (2)1.2<DL1・fw/Ymax2<2.1
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    fw:広角端における全系の焦点距離
    DL1:第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離
    Ymax:最大像高
    とする。
  2. 以下の条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (3)ν1n-ν1p>15
    但し、
    ν1n:第1レンズ群の負レンズのアッベ数
    ν1p:第1レンズ群の正レンズのアッベ数
    とする。
  3. 前記第2レンズ群は少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズで構成され、第2レンズ群の最も物体側の面が物体側に凸面を向けた形状を有し、第2レンズ群内には最も物体側の面を含む少なくとも2面の非球面を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  4. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (4)0.9<DL2/fw<2.0
    但し、
    fw:広角端における全系の焦点距離
    DL2:第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離
    とする。
  5. 前記第3レンズ群が、負の屈折力を持つ1つの接合レンズで構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  6. 前記第4レンズ群が、正の屈折力を持つ1枚のレンズで構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  7. 前記第4レンズ群を光軸方向に移動させてフォーカシングを行う
    ことを特徴とする請求項6に記載のズームレンズ。
  8. 固体撮像素子上に像を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  9. ズームレンズと、該ズームレンズにより形成された光学像を電気的な信号に変換する固体撮像素子を備えた撮像装置であって、
    前記ズームレンズは、物体側より順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群、正の屈折力を持つ第2レンズ群、負の屈折力を持つ第3レンズ群、正の屈折力を持つ第4レンズ群とから構成され、実質的に4個のレンズ群から成り、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群は第2レンズ群との空気間隔を減少させながら像側に向かって凸状の軌道を描いて移動し、第2レンズ群と第3レンズ群は空気間隔を広げながら共に物体側へ移動し、さらに第2レンズ群から第4レンズ群までの距離が広がりながら変化し、
    前記第1レンズ群が物体側から順に位置した、負レンズと正レンズの2枚のレンズのみで構成され、これら2枚のレンズの少なくとも1つのレンズ面に非球面を有し、
    以下の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とする撮像装置。
    (1)2.2<|f1/fw|<3.0
    (2)1.2<DL1・fw/Ymax2<2.1
    但し、
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    fw:広角端における全系の焦点距離
    DL1:第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの距離
    Ymax:最大像高
    とする。
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