JP2008164725A - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高変倍比化、高性能化、小型化を満足させるズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置を提供する。
【解決手段】物体側より順に、正、負、正、正の屈折力の第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4を有し、第3レンズ群が、物体側より順に、第1正レンズ、負レンズ、第2正レンズが位置して成り、r3aを第3レンズ群を構成する第1正レンズの物体側レンズ面の曲率半径、fwを広角端状態におけるレンズ系全体の焦点距離、r3dを第3レンズ群を構成する負レンズの像側レンズ面の曲率半径、r3eを第3レンズ群を構成する第2正レンズの物体側レンズ面の曲率半径、f2を第2レンズ群の焦点距離として、条件式(1)乃至(3)を満足するズームレンズ。(1)1<r3a/fw<2、(2)−0.75<(r3d−r3e)/(r3d+r3e)<−0.3、(3)1.4<|f2|/fw<1.7
【選択図】図2

Description

本発明は新規なズームレンズ及び撮像装置に関する。詳しくは、ズーム比が20倍近い高いズーム比のズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置に関する。
近年、レンズ一体型カメラの分野では高いズーム比を有するズームレンズに対するユーザーニーズが高まっている。一眼レフカメラと異なり、レンズ交換ができないため、ズーム比が低いと色々な撮影シーンに対応できないからである。
これまで、高い変倍比を実現したズームレンズとしては、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等に記載されたものが知られている。
特許文献1記載のズームレンズは、第1実施例と第2実施例の第3レンズ群が、物体側より順に、正レンズ、正レンズ、負レンズで構成され、第3実施例の第3レンズ群が物体側より順に、正レンズ、負レンズ、正レンズで構成されていた。
特許文献2記載のズームレンズは、第3レンズ群中に開口絞りが配置されていた。
特許文献3記載のズームレンズは、第3レンズ群が両凸形状の正レンズと像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズにより構成されていた。
特開2006−293012号公報 特開2004−333769号公報 特開2001−116997号公報
しかしながら、従来のズームレンズでは、高いズーム倍率、高画質化、小型化の達成が難しかった。
特許文献3記載のズームレンズは、ダブレット構成であったために、軸上収差と軸外収差とを同時に補正することが難しく、高性能化を充分に図ることができなかった。
特許文献2記載のズームレンズでは、開口絞り位置が像側に位置していたため、第1レンズ群、第2レンズ群を通過する軸外光束が光軸から離れて、レンズ径の小型化を充分に図ることができなかった。
特許文献1記載のズームレンズでは、第3レンズ群の最も物体側のレンズ面の曲率半径が緩く、レンズ全長の短縮化が難しかった。
本発明は上記した問題点に鑑みて為されたものであり、高変倍比化、高性能化、小型化を満足させることが可能なズームレンズ及び該ズームレンズを使用した撮像装置を提供することを課題とする。
本発明の一実施形態によるズームレンズは、物体側より像側へ順に位置した、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を有し、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第2レンズ群が像側へ移動すると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように前記第4レンズ群が移動し、開口絞りが前記第3レンズ群の物体側に配置され、前記第3レンズ群が、物体側より像側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた第1正レンズ、像側レンズ面が像側に凹面を向けた負レンズ、物体側レンズ面が物体側に凸面を向けた第2正レンズで構成されると共に、以下の条件式(1)乃至(3)を満足する。
(1)1<r3a/fw<2
(2)−0.75<(r3d−r3e)/(r3d+r3e)<−0.3
(3)1.4<|f2|/fw<1.7
但し、
r3a:第3レンズ群を構成する第1正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
fw:広角端状態におけるレンズ系全体の焦点距離
r3d:第3レンズ群を構成する負レンズの像側レンズ面の曲率半径
r3e:第3レンズ群を構成する第2正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
f2:第2レンズ群の焦点距離
とする。
また、本発明の一実施形態による撮像装置は、ズームレンズと、前記ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記ズームレンズは、物体側より像側へ順に位置した、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を有し、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第2レンズ群が像側へ移動すると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように前記第4レンズ群が移動し、開口絞りが前記第3レンズ群の物体側に配置され、前記第3レンズ群が、物体側より像側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた第1正レンズ、像側レンズ面が像側に凹面を向けた負レンズ、物体側レンズ面が物体側に凸面を向けた第2正レンズで構成されると共に、以下の条件式(1)乃至(3)を満足する。
(1)1<r3a/fw<2
(2)−0.75<(r3d−r3e)/(r3d+r3e)<−0.3
(3)1.4<|f2|/fw<1.7
但し、
r3a:第3レンズ群を構成する第1正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
fw:広角端状態におけるレンズ系全体の焦点距離
r3d:第3レンズ群を構成する負レンズの像側レンズ面の曲率半径
r3e:第3レンズ群を構成する第2正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
f2:第2レンズ群の焦点距離
とする。
本発明によれば、高変倍比化、高性能化、小型化を満足させることが可能である。
以下に、本発明ズームレンズ及び撮像装置を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
先ず、本発明ズームレンズについて説明する。
本発明ズームレンズは、物体側より像側へ順に位置した、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を有し、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第2レンズ群が像側へ移動すると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように前記第4レンズ群が移動し、開口絞りが前記第3レンズ群の物体側に配置され、前記第3レンズ群が、物体側より像側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた第1正レンズ、像側レンズ面が像側に凹面を向けた負レンズ、物体側レンズ面が物体側に凸面を向けた第2正レンズで構成されると共に、以下の条件式(1)乃至(3)を満足する。
(1)1<r3a/fw<2
(2)−0.75<(r3d−r3e)/(r3d+r3e)<−0.3
(3)1.4<|f2|/fw<1.7
但し、
r3a:第3レンズ群を構成する第1正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
fw:広角端状態におけるレンズ系全体の焦点距離
r3d:第3レンズ群を構成する負レンズの像側レンズ面の曲率半径
r3e:第3レンズ群を構成する第2正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
f2:第2レンズ群の焦点距離
とする。
本発明ズームレンズは、物体側より像側へ順に位置した、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を有し、焦点距離が最も短い広角端状態から焦点距離が最も長い望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、第1レンズ群、第3レンズ群が光軸方向に固定され、第2レンズ群が像側へ移動すると共に、第4レンズ群が第2レンズ群の移動に起因する像面位置の変動を補償するように移動する、という基本的な構成の基で、以下の3点に着目することにより、高変倍比化、高性能化、小型化を達成することができる。
1)開口絞りを第3レンズ群の物体側に隣接して配置する
2)第3レンズ群を物体側より順に、物体側に凸面を向けた第1正レンズ、像側レンズ面が像側に凹面を向けた負レンズ、物体側レンズ面が物体側に凸面を向けた第2正レンズで構成する
3)第2レンズ群の屈折力を適切に設定する
一般に、開口絞りは光学系の中央付近に配置することが望ましく、本発明ズームレンズにおいても、第3レンズ群の物体側に隣接して開口絞りを配置している。
このように配置することで、第3レンズ群が主に軸上収差の補正に寄与するようにしている。特に、広角端状態では、軸上光束が第2レンズ群により強く発散された状態で第3レンズ群に入射するため、軸上収差が発生しやすいからである。
また、開口絞りの物体側に配置される第2レンズ群及び像側に配置される第4レンズ群が可動レンズ群となる。第2レンズ群を通過する軸外光束は、広角端状態で光軸から離れて通過し、レンズ位置状態が望遠端状態まで変化する際に、光軸に近づくため、この高さの変化を利用して、レンズ位置状態が変化する際に発生する軸外収差の変動を良好に補正することができる。また、第4レンズ群を通過する軸外光束も、レンズ位置状態の変化に合わせた第4レンズ群の移動に伴って、光軸からの距離が変化するため、レンズ位置状態が変化する際に発生する軸外収差の変動を良好に補正することができる。
正負正正の4群構成を基本とする場合、レンズ系に負レンズ群が1つしかないため、広角端状態で発生する負の歪曲収差を良好に補正することが肝要である。そこで、従来のズームレンズにあっては、第3レンズ群を正の屈折力を有する正部分群と負の屈折力を有する負部分群とにより構成することで、広角端状態で発生する負の歪曲収差を良好に補正している。
ところが、第3レンズ群は第2レンズ群により発散された光束を強く収斂させる作用を成し、強い正の屈折力を有する。そのため、第3レンズ群は強い正の屈折力を有すると同時に正部分群と負部分群により構成せざるを得ないため、そのレンズ構成が肝心となる。
本発明ズームレンズにおいては、第3レンズ群が、物体側より像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた第1正レンズ、像側レンズ面が像側に凹面を向けた負レンズ、物体側レンズ面が物体側に凸面を向けた第2正レンズで構成される。
まず、トリプレット構成とすることで、軸上収差と軸外収差とを同時に補正している。第3レンズ群を構成する、第1正レンズが正部分群を成し、負レンズと第2正レンズとが負部分群を成す。正部分群と負部分群との間の主点間隔を広げた方が、それぞれの部分群の屈折力を弱めることができる。(軸上収差は各部分群の屈折力が強くても補正できるが、軸外収差は良好に補正できないため)特に、軸外収差をより良好に補正することが可能である。そこで、第1正レンズの物体側レンズ面が物体側に凸面を向け、曲率半径を適切に設定することが望ましい。
また、負レンズが像側に凹面を向け、第2正レンズが物体側に凸面を向けるように構成し、それら2つの面の曲率半径を適切に設定することで広角端状態における負の歪曲収差を良好に補正することを可能にしている。
負部分群の主点位置を像側へ移動させるには、負部分群を正レンズとその像側に配置される負レンズとで構成した方が簡単である。例えば、従来技術にあるように、開口絞りから離れた位置に開口絞りに対して凹面を向けたレンズ面を配置すると、負の歪曲収差を補正するには適しているが、画面周辺部で発生するコマ収差が大きく、高性能化に課題があった。そこで、本発明ズームレンズにあっては、負部分群を像側に凹面を向けた負レンズとその像側に配置され物体側に凸面を向けた正レズとによって構成することにより、これらの課題を解決している。
前記条件式(1)は第3レンズ群を構成する第1正レンズの物体側レンズ面の曲率半径を規定する条件式であり、上述の条件2)の構成の基で、製造時誤差等の影響を少なくして安定した光学品質を達成するための条件を規定するものである。
条件式(1)の上限値を上回った場合、レンズ全長の短縮化が難しくなってしまう。また、広角端状態において発生する負の歪曲収差を充分に補正することができなくなってしまう。
逆に、条件式(1)の下限値を下回った場合、第1正レンズの物体側レンズ面において発生する負の球面収差が極端に大きくなってしまう。この場合、この負の球面収差を負部分群により補正して、第3レンズ群全体として球面収差を補正することも可能だが、製造時に発生する正部分群と負部分群との相互偏心による画面中心部での性能劣化が大きくなってしまう。
前記条件式(2)は、第3レンズ群において、負レンズと第2正レンズとの間に形成される空気間隔の形状を規定する条件式であり、上述の条件2)の構成の基で、広角端状態において発生する負の歪曲収差を良好に補正するための条件を規定するものである。
条件式(2)の上限値を上回った場合(負レンズの像側レンズ面の曲率半径がゆるい)、広角端状態で発生する負の歪曲収差を良好に補正することができなくなってしまう。
逆に、条件式(2)の下限値を下回った場合(第2正レンズの物体側レンズ面の曲率がゆるい)、画面周辺部においてコマ収差が多大に発生してしまう。
第2レンズ群は変倍作用を成す。このため、第2レンズ群の屈折力が強いほど、第2レンズ群の移動ストロークを減らすことができ、レンズ全長の短縮化を図ることができるが、副作用として、光学性能の高性能化を充分に図ることができなくなってしまう。具体的には、第2レンズ群単独で発生する軸上収差を良好に補正することができないため、望遠端状態で発生する正の球面収差を良好に補正することができない、あるいは、レンズ位置状態の変化に伴う軸外収差の変動を良好に補正することができないという問題が生じる。
逆に、第2レンズ群の屈折力が弱まると、レンズ全長の短縮化を十分に図れなくなってしまう。
そこで、本発明ズームレンズにあっては、第2レンズ群の屈折力を最適化することにより、高性能化とレンズ全長の短縮化とのバランスを図っている。
前記条件式(3)は第2レンズ群の屈折力を規定する条件式である。
条件式(3)の上限値を上回った場合、広角端状態から望遠端状態まで必要な第2レンズ群の移動ストロークが大きくなりすぎて、レンズ全長の短縮化を充分に図ることができなくなってしまう。
逆に、条件式(3)の下限値を下回った場合、第2レンズ群を通過する軸外光束が光軸に近づくため、軸上収差と軸外収差とを独立して補正することができず、その結果、レンズ位置状態の変化に伴う軸外収差の変動を良好に補正することが難しくなってしまう。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、以下の条件式(4)を満足することが好ましい。。
前記したとおり、第3レンズ群を構成する正部分群と負部分群との間の主点間の間隔を広げることが重要であるが、条件式(4)を満足することによって、さらなる高性能化を図ることが可能である。
(4)0.9<D3/fw<1.1
但し、
D3:第3レンズ群の光軸に沿ったレンズ厚
とする。
条件式(4)は第3レンズ群の厚みを規定する条件式である。
条件式(4)の上限値を上回った場合、レンズ厚が大きくなりすぎて、負部分群を通過する軸外光束が光軸から離れてしまう。その結果、画面周辺部においてコマ収差が多大に発生して、さらなる高性能化を図ることが難しくなってしまう。
条件式(4)の下限値を下回った場合、広角端状態において、負部分群を通過する軸外光束が光軸付近を通過してしまう。その結果、軸上収差と軸外収差とを独立して補正することが困難となり、さらなる高性能化を図ることができない。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、以下の条件式(5)を満足することが望ましい。
(5)−13<r3f/fw<−3
但し、
r3f:第3レンズ群を構成する第2正レンズの像側レンズ面の曲率半径
とする。
条件式(5)は第3レンズ群における第2正レンズの像側レンズ面の曲率半径を規定する条件式である。
条件式(5)の上限値を上回った場合(曲率が負に強まる)、画面周辺部において、図19(A)に示すように、外向性コマ収差が多大に発生してしまい、さらなる高性能化を図ることができなくなってしまう。
逆に、条件式(5)の下限値を下回った場合(曲率が負に弱まる)、画面周辺部において、図19(B)に示すように、内向性コマ収差が多大に発生して、さらなる高性能化を充分に図ることができなくなってしまう。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、望遠端状態において発生する軸上収差を抑え、より高性能化を図るために、、前記第2レンズ群が、物体側より像側へ順に位置した、像側レンズ面が像側に凹面を向けた第1負レンズ、第2負レンズ、正レンズ、第3負レンズの4枚のレンズにより構成されることが望ましい。
第2レンズ群において、第1負レンズは開口絞りから離れて配置され、軸上光束と軸外光束が離れて通過するため、主に軸外収差の補正を行う。第2負レンズ、正レンズ、第3負レンズはトリプレット構成として、主に軸上収差の補正を行う。特に、トリプレット構成とすることで、高い変倍比であっても、望遠端状態で発生する軸上収差を良好に補正することができる。また、収差補正の役割を明確にすることで、高性能化を図ることができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、広角端状態における軸外収差を抑え、高性能化を図るために、以下の条件式(6)を満足することが望ましい。
(6)1.1<r2b/fw<1.4
但し、
r2b:第2レンズ群を構成する第1負レンズの像側レンズ面の曲率半径
とする。
条件式(6)は第2レンズ群における第1負レンズの像側レンズ面の曲率半径を規定する条件式である。
条件式(6)の上限値を上回った場合、広角端状態で画面周辺部において、コマ収差が多大に発生して、さらなる高性能化を図ることができない。
逆に、条件式(6)の下限値を下回った場合、広角端状態で高次の像面湾曲が発生してしまい、像面の平坦性が失われてしまうので、さらなる高性能化を図ることができない。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、製造誤差による各レンズ同士の偏心をより抑え、高性能化を図るために、第2レンズ群を構成する正レンズと第3負レンズとを接合することが望ましい。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、第3レンズ群を構成する第1正レンズと負レンズとを接合することが可能である。この2つのレンズを接合レンズとすることで、収差補正上の自由度は減るが、製造時に発生する相互偏心を減らせる効果があり、製造時の組付誤差等に影響されずに、安定した光学品質を得ることが可能である。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、第4レンズ群の像側に負レンズとその像側に空気間隔を隔てて配置される正レンズを少なくとも1枚以上有する第5レンズ群を配置することが可能である。
第5レンズ群は射出瞳位置を整える作用と、広角端状態で発生しやすい負の歪曲収差の補正に寄与する。従来より、撮像素子を使って被写体像を記録する場合、射出瞳位置を適切に設定する必要がある。このため、開口絞りの位置や開口絞りの像側に配置されるレンズ群の屈折力配置に制約があった。第5レンズ群において、負レンズとその像側に正レンズを配置した構成とすることで、射出瞳位置を像面から遠ざける、要するに、主光線が光軸に平行に近い状態で第5レンズ群を射出するようにすることができる。また、軸上光束と軸外光束とが離れて通過するので、負の歪曲収差を良好に補正することが可能となる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、被写体位置の変化に伴う諸収差の変動を良好に補正するために、第4レンズ群を、物体側より像面側に順に位置した、物体側に凸面を向けた正レンズ、像側に凹面を向けた負レンズにより構成することが望ましい。
ダブレット構成とすることにより、軸外収差と軸上収差とを同時に補正することが可能となり、被写体位置が変化した際に発生する諸収差の変動を良好に補正することができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、色収差の発生をより良好に抑えるために、第1レンズ群に異常分散性の高い硝材を用いることが望ましい。
特に、第1レンズ群を構成するレンズのうち、接合レンズ中の正レンズを異常分散性の高い硝材とすることにより、望遠端状態で画面中心部において発生する2次分散を良好に補正することができる。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、非球面レンズを用いることが望ましい。
これにより、より高い光学性能を実現することができる。特に、第3レンズ群に非球面レンズを導入することによって、中心性能のさらなる高性能化が可能となる。また、第2レンズ群に非球面レンズを用いることにより、広角端状態において発生する画角によるコマ収差の変動を良好に補正することが可能である。
さらに、複数の非球面を用いることでより高い光学性能が得られるのは言うまでもない。
本発明の一実施形態によるズームレンズにあっては、レンズ系の像側にモアレ縞の発生を防ぐためにローパスフィルタを配置したり、受光素子の分光感度特性に応じて赤外カットフィルタを配置することが望ましい。
次に、本発明ズームレンズの具体的な実施の形態及び該実施の形態に具体的な数値を適用した数値実施例について図面及び表を参照して説明する。
なお、各実施の形態において非球面が導入されており、該非球面形状は、次の数1式によって定義されるものとする。
Figure 2008164725
なお、yは光軸からの高さ、xはサグ量、cは曲率、κは円錐定数、A、B、…は非球面係数である。
図1は本発明の第1実施形態乃至第3の実施の形態にかかるズームレンズ1乃至3の屈折力配分を示す図であり、上段に広角端状態における各レンズ群の位置を示し、下段に望遠端状態における各レンズ群の位置を示す。ズームレンズ1乃至3は、物体側より像面側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4、正の屈折力を有する第5レンズ群G5が配設されて構成され、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1、第3レンズ群G3、第5レンズ群G5が光軸方向に固定であり、第2レンズ群G2が像側へ移動し、第4レンズ群G4は一旦物体側へ移動した後、像側へ移動する。
図2は第1の実施の形態にかかるズームレンズ1のレンズ構成を示す図である。第1レンズ群G1は、物体側より像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL11と物体側に凸面を向けた正レンズL12との接合レンズ、物体側に凸面を向けた正レンズL13、物体側に凸面を向けた正レンズL14により構成される。第2レンズ群G2は、物体側より像面側へ順に位置した、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21、両凹形状の負レンズL22、物体側に凸面を向けた正レンズL23と像側に凹面を向けた負レンズL24との接合レンズにより構成される。第3レンズ群G3は、物体側より像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け物体側に非球面を有するメニスカス形状の正レンズL31と像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32との接合レンズ、両凸形状の正レンズL33により構成される。第4レンズ群G4は、物体側より像面側へ順に位置した、両凸形状で物体側に非球面を有する正レンズL41、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL42により構成される。第5レンズ群G5は、物体側より像面側へ順に位置した、両凹形状の負レンズL51、両凸形状の正レンズL52により構成される。そして、第3レンズ群の物体側に近接して開口絞りSが配置され、また、第5レンズ群G5と像面IMGとの間にはローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等のフィルタFLが配置されている。
以下の表1に、前記第1の実施の形態にかかるズームレンズ1に具体的数値を適用した数値実施例1の諸元の値を掲げる。表1及び以下の諸元表中の、「面番号」は物体側から数えてi番目の面であることを示し、「曲率半径」は物体側から数えて第i番目の面の曲率半径を示し、「面間隔」は物体側から数えて第i番目の面と第i+1番目の面との間の軸上面間隔を示し、「屈折率」は物体側に第i面を有する硝材のd線(波長=587.6nm(ナノメーター))に対する屈折率を示し、「アッベ数」は物体側に第i面を有する硝材のd線に対するアッベ数を示す。そして、曲率半径に関し「0」は当該面が平面であることを示し、面間隔に関し「(Di)」は当該面間隔が可変間隔であることを示す。
Figure 2008164725
ズームレンズ1において、第3レンズ群G3中のメニスカス形状の正レンズL31の物体側面(第16面)及び第4レンズ群G4中の両凸形状の正レンズL41の物体側面(第21面)は非球面で構成されている。そこで、数値実施例1における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数κと共に表2に示す。なお、表2及び以下の非球面係数を示す表において「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち、「10−i」を表しており、例えば、「0.12345E-05」は「0.12345×10−5」を表している。
Figure 2008164725
ズームレンズ1において、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の面間隔D7、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3(開口絞りS)との間の面間隔D14、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間の面間隔D20及び第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間の面間隔D24が変化する。そこで、数値実施例1における前記各面間隔の広角端状態(f=1.000)、中間焦点距離状態(f=7.025)及び望遠端状態(f=18.808)における各値を焦点距離f、FナンバーFNO、画角2ωと共に表3に示す。
Figure 2008164725
数値実施例1の前記条件式(1)〜(6)対応値を表4に示す。
Figure 2008164725
図3乃至図5は前記数値実施例1の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図3は広角端状態(f=1.000)、図4は中間焦点距離状態(f=7.025)、図5は望遠端状態(f=18.808)における諸収差図を示す。
図3乃至図5の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。横収差図においてAは画角、yは像高をそれぞれ示す。
各収差図から、数値実施例1は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図6は第2の実施の形態にかかるズームレンズ2のレンズ構成を示す図である。第1レンズ群G1は、物体側より像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL11と物体側に凸面を向けた正レンズL12との接合レンズ、物体側に凸面を向けた正レンズL13、物体側に凸面を向けた正レンズL14により構成される。第2レンズ群G2は、物体側より像面側へ順に位置した、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21、両凹形状の負レンズL22、物体側に凸面を向けた正レンズL23と像側に凹面を向けた負レンズL24との接合レンズにより構成される。第3レンズ群G3は、物体側より像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け物体側に非球面を有する正レンズL31、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL32、両凸形状の正レンズL33により構成される。第4レンズ群G4は、物体側より像面側へ順に位置した、両凸形状で物体側に非球面を有する正レンズL41と物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL42との接合レンズにより構成される。第5レンズ群G5は、物体側より像面側へ順に位置した、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL51、両凸形状の正レンズL52により構成される。そして、第3レンズ群の物体側に近接して開口絞りSが配置され、また、第5レンズ群G5と像面IMGとの間にはローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等のフィルタFLが配置されている。
以下の表5に、前記第2の実施の形態にかかるズームレンズ2に具体的数値を適用した数値実施例2の諸元の値を掲げる。
Figure 2008164725
ズームレンズ2において、第3レンズ群G3中のメニスカス形状の正レンズL31の物体側面(第16面)及び第4レンズ群G4中の両凸形状の正レンズL41の物体側面(第22面)は非球面で構成されている。そこで、数値実施例2における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数κと共に表6に示す。
Figure 2008164725
ズームレンズ2において、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の面間隔D7、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3(開口絞りS)との間の面間隔D14、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間の面間隔D21及び第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間の面間隔D24が変化する。そこで、数値実施例2における前記各面間隔の広角端状態(f=1.000)、中間焦点距離状態(f=7.249)及び望遠端状態(f=18.784)における各値を焦点距離f、FナンバーFNO、画角2ωと共に表7に示す。
Figure 2008164725
数値実施例2の前記条件式(1)〜(6)対応値を表8に示す。
Figure 2008164725
図7乃至図9は前記数値実施例2の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図7は広角端状態(f=1.000)、図8は中間焦点距離状態(f=7.249)、図9は望遠端状態(f=18.784)における諸収差図を示す。
図7乃至図9の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。横収差図においてAは画角、yは像高をそれぞれ示す。
各収差図から、数値実施例2は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図10は第3の実施の形態にかかるズームレンズ3のレンズ構成を示す図である。第1レンズ群G1は、物体側より像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL11と物体側に凸面を向けた正レンズL12との接合レンズ、物体側に凸面を向けた正レンズL13、物体側に凸面を向けた正レンズL14により構成される。第2レンズ群G2は、物体側より像面側へ順に位置した、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21、両凹形状の負レンズL22、物体側に凸面を向けた正レンズL23と像側に凹面を向けた負レンズL24との接合レンズにより構成される。第3レンズ群G3は、物体側より像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け物体側に非球面を有するメニスカス形状の正レンズL31、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32、両凸形状の正レンズL33により構成される。第4レンズ群G4は、物体側より像面側へ順に位置した、両凸形状で物体側に非球面を有する正レンズL41、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL42により構成される。第5レンズ群G5は、物体側より像面側へ順に位置した、両凹形状の負レンズL51、両凸形状の正レンズL52により構成される。そして、第3レンズ群の物体側に近接して開口絞りSが配置され、また、第5レンズ群G5と像面IMGとの間にはローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等のフィルタFLが配置されている。
以下の表9に、前記第3の実施の形態にかかるズームレンズ3に具体的数値を適用した数値実施例3の諸元の値を掲げる。
Figure 2008164725
ズームレンズ3において、第3レンズ群G3中のメニスカス形状の正レンズL31の物体側面(第16面)及び第4レンズ群G4中の両凸形状の正レンズL41の物体側面(第22面)は非球面で構成されている。そこで、数値実施例3における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数κと共に表10に示す。
Figure 2008164725
ズームレンズ3において、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の面間隔D7、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3(開口絞りS)との間の面間隔D14、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間の面間隔D21及び第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間の面間隔D25が変化する。そこで、数値実施例3における前記各面間隔の広角端状態(f=1.000)、中間焦点距離状態(f=6.908)及び望遠端状態(f=18.777)における各値を焦点距離f、FナンバーFNO、画角2ωと共に表11に示す。
Figure 2008164725
数値実施例3の前記条件式(1)〜(6)対応値を表12に示す。
Figure 2008164725
図11乃至図13は前記数値実施例3の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図11は広角端状態(f=1.000)、図12は中間焦点距離状態(f=6.908)、図13は望遠端状態(f=18.777)における諸収差図を示す。
図11乃至図13の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。横収差図においてAは画角、yは像高をそれぞれ示す。
各収差図から、数値実施例3は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
図14は本発明の第4実施形態にかかるズームレンズ4の屈折力配分を示す図であり、上段に広角端状態における各レンズ群の位置を示し、下段に望遠端状態における各レンズ群の位置を示す。ズームレンズ4は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、正の屈折力を有する第3レンズ群G3、正の屈折力を有する第4レンズ群G4が配列されて構成され、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1、第3レンズ群G3が光軸方向に固定であり、第2レンズ群G2が像側へ移動し、第4レンズ群G4は一旦物体側へ移動した後、像側へ移動する。
図15は第4の実施の形態にかかるズームレンズ4のレンズ構成を示す図である。第1レンズ群G1は、物体側より像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL11と物体側に凸面を向けた正レンズL12との接合レンズ、物体側に凸面を向けた正レンズL13、物体側に凸面を向けた正レンズL14により構成される。第2レンズ群G2は、物体側より像面側へ順に位置した、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21、両凹形状の負レンズL22、物体側に凸面を向けた正レンズL23と像側に凹面を向けた負レンズL24との接合レンズにより構成される。第3レンズ群G3は、物体側より像面側へ順に位置した、物体側に凸面を向け物体側に非球面を有するメニスカス形状の正レンズL31と像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL32との接合レンズ、両凸形状の正レンズL33により構成される。第4レンズ群G4は、物体側より像面側へ順に位置した、両凸形状で物体側に非球面を有する正レンズL41、物体側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL42により構成される。そして、第3レンズ群の物体側に近接して開口絞りSが配置され、また、第4レンズ群G4と像面IMGとの間にはローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ等のフィルタFLが配置されている。
以下の表13に、前記第4の実施の形態にかかるズームレンズ4に具体的数値を適用した数値実施例4の諸元の値を掲げる。
Figure 2008164725
ズームレンズ3において、第3レンズ群G3中のメニスカス形状の正レンズL31の物体側面(第16面)及び第4レンズ群G4中の両凸形状の正レンズL41の物体側面(第21面)は非球面で構成されている。そこで、数値実施例4における前記各面の4次、6次、8次及び10次の非球面係数A、B、C、Dを円錐定数κと共に表14に示す。
Figure 2008164725
ズームレンズ4において、広角端状態より望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間の面間隔D7、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3(開口絞りS)との間の面間隔D14、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間の面間隔D20及び第4レンズ群G4とフィルタFLとの間の面間隔D24が変化する。そこで、数値実施例4における前記各面間隔の広角端状態(f=1.000)、中間焦点距離状態(f=6.084)及び望遠端状態(f=18.806)における各値を焦点距離f、FナンバーFNO、画角2ωと共に表15に示す。
Figure 2008164725
数値実施例4の前記条件式(1)〜(6)対応値を表16に示す。
Figure 2008164725
図16乃至図18は前記数値実施例4の無限遠合焦状態での諸収差図をそれぞれ示し、図16は広角端状態(f=1.000)、図17は中間焦点距離状態(f=6.084)、図18は望遠端状態(f=18.806)における諸収差図を示す。
図16乃至図18の各収差図において、球面収差図中の実線は球面収差を示し、非点収差図中の実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面を示す。横収差図においてAは画角、yは像高をそれぞれ示す。
各収差図から、数値実施例4は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
次に、本発明撮像装置について説明する。
本発明撮像装置は、ズームレンズと、前記ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、前記ズームレンズは、物体側より像側へ順に位置した、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を有し、広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第2レンズ群が像側へ移動すると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように前記第4レンズ群が移動し、開口絞りが前記第3レンズ群の物体側に配置され、前記第3レンズ群が、物体側より像側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた第1正レンズ、像側レンズ面が像側に凹面を向けた負レンズ、物体側レンズ面が物体側に凸面を向けた第2正レンズで構成されると共に、以下の条件式(1)乃至(3)を満足する。
(1)1<r3a/fw<2
(2)−0.75<(r3d−r3e)/(r3d+r3e)<−0.3
(3)1.4<|f2|/fw<1.7
但し、
r3a:第3レンズ群を構成する第1正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
fw:広角端状態におけるレンズ系全体の焦点距離
r3d:第3レンズ群を構成する負レンズの像側レンズ面の曲率半径
r3e:第3レンズ群を構成する第2正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
f2:第2レンズ群の焦点距離
とする。
図20に本発明撮像装置を具体化した実施の形態の構成例をブロック図で示す。なお、図示した実施の形態は、本発明をデジタルスチルカメラに適用したものである。
デジタルスチルカメラ100は、撮像機能を担うレンズブロック10と、撮像された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部20と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部30と、撮像された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)40と、メモリカード51への書き込み/読み出しを行うR/W(リーダ/ライタ)50と、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)60と、ユーザによる操作入力のための入力部70と、レンズブロック10内のレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部80を具備する。
レンズブロック10は、本発明が適用されるズームレンズ11を含む光学系や、CCD等の撮像素子12等により構成される。カメラ信号処理部20は、撮像素子12からの出力信号に対するデジタル信号への変換や、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の信号処理を行う。画像処理部30は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や、解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。なお、ズームレンズ11としては前記した本発明ズームレンズ1〜4及びその各数値実施例1〜4を使用することができ、また、前記した実施の形態や数値実施例以外の態様により実施された本発明ズームレンズを使用することもできる。
メモリカード51は、着脱可能な半導体メモリからなる。リーダ/ライタ50は、画像処理部30によって符号化された画像データをメモリカード51に書き込み、またメモリカード51に記録された画像データを読み出す。CPU60は、デジタルスチルカメラ内の各回路ブロックを制御する制御処理部であり、入力部70からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部70は、例えば、シャッタ操作を行うためのシャッタレリーズボタンや、動作モードを選択するためのモード選択スイッチ等により構成され、ユーザによる操作に応じた指示入力信号をCPU60に対して出力する。レンズ駆動制御部80は、CPU60からの制御信号に基づいて、ズームレンズ11内のレンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
以下に、このデジタルスチルカメラ100の動作を簡単に説明する。
撮影の待機状態では、CPU60による制御の下で、レンズブロック10において撮像された画像信号が、カメラ信号処理部20を介してLCD40に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部70からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU60がレンズ駆動制御部80に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部80の制御に基づいて、ズームレンズ11内の所定のレンズが移動される。
そして、入力部70からの指示入力信号によりレンズブロック10の図示しないシャッタが切られると、撮像された画像信号がカメラ信号処理部20から画像処理部30に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはリーダ/ライタ50に出力され、メモリカード51に書き込まれる。
なお、フォーカシングは、例えば、シャッタレリーズボタンが半押しされた場合、あるいは記録のために全押しされた場合等に、CPU60からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部80がズームレンズ11内の所定のレンズを移動させることにより行われる。
また、メモリカード51に記録された画像データを再生する場合は、入力部70による操作に応じて、リーダ/ライタ50によりメモリカード51から所定の画像データが読み出され、画像処理部30で伸張復号化処理された後、再生画像信号がLCD40に出力される。これにより再生画像が表示される。
なお、上記した実施の形態では、本発明撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した場合について説明したが、例えば、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)等に内蔵されたカメラ部等他の撮像装置等に適用することも可能である。
また、前記各実施の形態や各数値実施例において示した各部の形状及び数値は、何れも本発明を実施するための具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
本発明ズームレンズの第1乃至第3の実施の形態の屈折力配置を示す図である。 本発明ズームレンズの第1の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図4及び図5と共に第1の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例1の収差図を示し、本図は広角端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 本発明ズームレンズの第2の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図8及び図9と共に第2の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例2の収差図を示し、本図は広角端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 本発明ズームレンズの第3の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図12及び図13と共に第3の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例3の収差図を示し、本図は広角端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 本発明ズームレンズの第4の実施の形態の屈折力配置を示す図である。 本発明ズームレンズの第4の実施の形態のレンズ構成を示す図である。 図17及び図18と共に第4の実施の形態に具体的数値を適用した数値実施例4の収差図を示し、本図は広角端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 中間焦点距離状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 望遠端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、横収差を示すものである。 外向性コマ収差と内向性コマ収差を示すグラフ図であり、(A)に外向性コマ収差を、また、(B)に内向性コマ収差を示す。 本発明撮像装置をデジタルスチルカメラに適用した実施形態の回路ブロック図である。
符号の説明
1…ズームレンズ、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、G4…第4レンズ群、G5…第5レンズ群、2…ズームレンズ、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、G4…第4レンズ群、G5…第5レンズ群、3…ズームレンズ、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、G4…第4レンズ群、G5…第5レンズ群、4…ズームレンズ、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、G4…第4レンズ群、100…デジタルスチルカメラ(撮像装置)、11…ズームレンズ、12…撮像素子

Claims (6)

  1. 物体側より像側へ順に位置した、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を有し、
    広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第2レンズ群が像側へ移動すると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように前記第4レンズ群が移動し、
    開口絞りが前記第3レンズ群の物体側に配置され、
    前記第3レンズ群が、物体側より像側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた第1正レンズ、像側レンズ面が像側に凹面を向けた負レンズ、物体側レンズ面が物体側に凸面を向けた第2正レンズで構成されると共に、以下の条件式(1)乃至(3)を満足することを特徴とするズームレンズ。
    (1)1<r3a/fw<2
    (2)−0.75<(r3d−r3e)/(r3d+r3e)<−0.3
    (3)1.4<|f2|/fw<1.7
    但し、
    r3a:第3レンズ群を構成する第1正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
    fw:広角端状態におけるレンズ系全体の焦点距離
    r3d:第3レンズ群を構成する負レンズの像側レンズ面の曲率半径
    r3e:第3レンズ群を構成する第2正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
    f2:第2レンズ群の焦点距離
    とする。
  2. 以下の条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (4)0.9<D3/fw<1.1
    但し、
    D3:第3レンズ群の光軸に沿ったレンズ厚
    とする。
  3. 以下の条件式(5)を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    (5)−13<r3f/fw<−3
    但し、
    r3f:第3レンズ群を構成する第2正レンズの像側レンズ面の曲率半径
    とする。
  4. 前記第2レンズ群が、物体側より像側へ順に位置した、像側レンズ面が像側に凹面を向けた第1負レンズ、第2負レンズ、正レンズ、第3負レンズの4枚のレンズにより構成されることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  5. 以下の条件式(6)を満足することを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。
    (6)1.1<r2b/fw<1.4
    但し、
    r2b:第2レンズ群を構成する第1負レンズの像側レンズ面の曲率半径
    とする。
  6. ズームレンズと、前記ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備えた撮像装置であって、
    前記ズームレンズは、物体側より像側へ順に位置した、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を有し、
    広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際に、前記第2レンズ群が像側へ移動すると共に、前記第2レンズ群の移動に伴う像面位置の変動を補償するように前記第4レンズ群が移動し、
    開口絞りが前記第3レンズ群の物体側に配置され、
    前記第3レンズ群が、物体側より像側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた第1正レンズ、像側レンズ面が像側に凹面を向けた負レンズ、物体側レンズ面が物体側に凸面を向けた第2正レンズで構成されると共に、以下の条件式(1)乃至(3)を満足することを特徴とする撮像装置。
    (1)1<r3a/fw<2
    (2)−0.75<(r3d−r3e)/(r3d+r3e)<−0.3
    (3)1.4<|f2|/fw<1.7
    但し、
    r3a:第3レンズ群を構成する第1正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
    fw:広角端状態におけるレンズ系全体の焦点距離
    r3d:第3レンズ群を構成する負レンズの像側レンズ面の曲率半径
    r3e:第3レンズ群を構成する第2正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
    f2:第2レンズ群の焦点距離
    とする。
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