JP5998635B2 - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Description

本技術は、撮像装置に用いられるズームレンズに関する。詳しくは、デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置に好適に用いられ、小型化および大口径化を図るズームレンズおよびその撮像装置に関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を用いたデジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラ等が急速に普及している。このようなデジタルカメラ等の普及により、携帯性に優れ、高画素数に対応した小型かつ大口径なズームレンズの要求が高くなっている。このような要求を背景に、特に、小型でありながら、大口径なズームレンズを搭載したカメラが増えてきている。このようなズームレンズには、従来から負レンズ、正レンズ、負レンズおよび正レンズからなる4群構成のズームレンズが知られており、3乃至8倍程度のズーム倍率を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−343584号公報
上述の従来技術では、負レンズ、正レンズ、負レンズおよび正レンズからなる4群構成で、変倍比は3倍程度であり、小型化が図られている。しかしながら、この従来技術では、さらに大口径化させた場合、特に第2レンズ群および第3レンズ群が巨大化するおそれがある。また、この従来技術では、変倍時の第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が長いため、画面の4隅まで十分な光量を確保しようとすると第3レンズ群の大型化が避けられない。また、レンズを光軸に垂直に移動させ防振させる方式においては、大口径化を実現すると、防振群およびその駆動部品の大型化により、鏡筒全体の小型化が困難となる。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、コンパクトでズーム全域において良好な光学性能を有しながらも、大口径化に対応するズームレンズを提供することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、負屈折力を有する第1レンズ群と、正屈折力を有する第2レンズ群と、負屈折力を有する第3レンズ群と、正屈折力を有する第4レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて構成され、広角端から望遠端へズームする際には、上記第1レンズ群が像側へ移動した後に物体側へ移動し、上記第1レンズ群と上記第2レンズ群との間隔が短くなるように変化し、上記第2レンズ群と上記第3レンズ群との間隔が変化し、上記第3レンズ群と上記第4レンズ群との間隔を広げ、上記第4レンズ群が像側へ移動するようなズームレンズにおいて、上記第3レンズ群が単一のレンズまたは単一の接合レンズにより構成され、以下の条件式(a)および(b)を満たすズームレンズである。
条件式(a): Δm3/(fw×ft)1/2<0.3
条件式(b): d23_max/(fw×ft)1/2<0.5
但し、Δm3は変倍時の上記第2レンズ群と上記第3レンズ群との間隔の最大値と最小値の差であり、d23_maxは変倍時の上記第2レンズ群と上記第3レンズ群との間隔の最大値である。
レンズを4群構成とし、条件式(a)および(b)を満足することにより、光学全長の短縮と小型化が達成される。また、条件式(a)および(b)を満足することで、小型化しつつ、各ズームポジションにおける周辺光量を高く保ち、高い性能を実現する。
また、この第1の側面において、上記第2レンズ群が、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズと、負レンズと、第3の正レンズの4枚のレンズにより構成され、上記第2の正レンズと上記負レンズとが接合されていてもよい。第2レンズ群をこのような構成にすることにより、広角端および望遠端の光学全長を短縮することができる。また、第1の正レンズが正の単一レンズで、かつ、第2の正レンズと負レンズとを接合させることにより、第2レンズ群の正のパワーを強く保ったまま、第2レンズ群の光軸方向の厚みも抑制する。
また、この第1の側面において、上記第3レンズ群が以下の条件式(c)を満たすようにしてもよい。
条件式(c): −3<f3g/ft<−0.8
但し、f3gは上記第3レンズ群の焦点距離であり、ftは望遠端における全系焦点距離である。条件式(c)の上限値を上回ると、第3レンズ群のパワーが強くなり過ぎて、製造時の組み立て誤差により性能維持が困難となる。また、条件式(c)の下限値を下回ると、第3レンズ群のパワーが弱くなり過ぎて、光学全長が伸びてしまい、小型化の達成が困難となる。
また、この第1の側面において、上記第3の正レンズまたは第3レンズ群を光軸に垂直に移動させることにより防振を行うようにしてもよい。正のパワーを持つ第2レンズ群の後ろ(光線が最も集光された部分)に配置された第3の正レンズまたは第3レンズ群を防振群とすることで、防振群および防振駆動部を小型化させ、鏡筒全体を小型化させる。
また、この第1の側面において、絞りが上記第2レンズ群または上記第2レンズ群と上記第3レンズ群との間に配置され、遮光部材が上記第3レンズ群の一部において広角端の周辺光線を遮光し、以下の条件式(d)を満たすようにしてもよい。
条件式(d): L×Fno_w/(fw×ft)1/2<2.5
但し、Lは上記絞りと上記遮光部材との間の広角端における光軸上距離であり、Fno_wは広角端におけるF値であり、fwは広角端における全系焦点距離であり、ftは望遠端における全系焦点距離である。F値を決める絞りを、光線の有効通過範囲が第1レンズ群および第4レンズ群に比べて狭い第2レンズ群または第3レンズ群に配置することにより、絞りを小型化および軽量化する。さらに、第2レンズ群に比べてF値光線と周辺光線が分離した第3レンズ群の一部で広角端の周辺光線を遮光することで、大口径化しながら画面周辺の有害光を効果的にカットする。
また、この第1の側面において、上記第3の正レンズおよび上記第3レンズ群がそれぞれ樹脂の単一レンズで構成されるようにしてもよい。比較的パワーの弱い第3レンズ群を樹脂の単一レンズとすることにより、色収差の発生を比較的抑えつつ、レンズを軽量化する。さらに、樹脂の単一レンズの前記第3の正レンズまたは第3レンズ群を防振群とした場合、防振群の軽量化および防振駆動部品の小型化により、鏡筒全体を小型化する。
また、本技術の第2の側面は、負屈折力を有する第1レンズ群と、正屈折力を有する第2レンズ群と、負屈折力を有する第3レンズ群と、正屈折力を有する第4レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて構成され、広角端から望遠端へズームする際には、上記第1レンズ群が像側へ移動した後に物体側へ移動し、上記第1レンズ群と上記第2レンズ群との間隔が短くなるように変化し、上記第2レンズ群と上記第3レンズ群との間隔が変化し、上記第3レンズ群と上記第4レンズ群との間隔を広げ、上記第4レンズ群が像側へ移動するようなズームレンズと、上記ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、上記第3レンズ群が単一のレンズまたは単一の接合レンズにより構成され、上述の条件式(a)および(b)を満たす撮像装置である。
本技術によれば、コンパクトでズーム全域において良好な光学性能を有しながらも、大口径化を図ることができるという優れた効果を奏し得る。
本技術の第1の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第1の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における広角端状態の諸収差図である。 本技術の第1の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における中間焦点距離状態の諸収差図である。 本技術の第1の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端状態の諸収差図である。 本技術の第2の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第2の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における広角端状態の諸収差図である。 本技術の第2の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における中間焦点距離状態の諸収差図である。 本技術の第2の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端状態の諸収差図である。 本技術の第3の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第3の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における広角端状態の諸収差図である。 本技術の第3の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における中間焦点距離状態の諸収差図である。 本技術の第3の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における望遠端状態の諸収差図である。 本技術の第1乃至第3の実施の形態によるズームレンズを撮像装置100に適用した例を示す図である。
本開示におけるズームレンズは、負屈折力を有する第1レンズ群と、正屈折力を有する第2レンズ群と、負屈折力を有する第3レンズ群と、正屈折力を有する第4レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて構成される。広角端から望遠端へズームする際には、第1レンズ群が像側へ移動した後に物体側へ移動し、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が短くなるように変化し、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化し、第3レンズ群と第4レンズ群との間隔を広げ、第4レンズ群が像側へ移動する。第3レンズ群が単一のレンズまたは単一の接合レンズで構成されている。このように構成することで、第2レンズ群のパワーを極端に強くすることなく、第2レンズ群および第3レンズ群の変倍効果を高めて光学全長を短くすることができる。
さらに、本開示におけるズームレンズは、以下の条件式(a)および(b)を満足する。
条件式(a): Δm3/(fw×ft)1/2<0.3
条件式(b): d23_max/(fw×ft)1/2<0.5
但し、Δm3は変倍時の第2レンズ群と第3レンズ群との間隔の最大値と最小値の差であり、d23_maxは変倍時の第2レンズ群と第3レンズ群との間隔の最大値である。

条件式(a)は、変倍時の第2レンズ群と第3レンズ群との間隔の変動量と、広角端および望遠端における焦点距離の積の平方根の比を規定する式である。条件式(a)の上限値を上回った場合には、第2レンズ群と第3レンズ群との間隔の変動量が、広角端および望遠端の焦点距離に比べて大きくなり、第2レンズ群に対する第3レンズ群の相対的な移動量が大きく、光学系の小型化が困難となる。また、変倍時の各ズームポジションにおいて十分な周辺光量を確保しようとすると小径化が困難となる。したがって、ズームレンズが条件式(a)を満足することにより、ズーミングによる第2レンズ群と第3レンズ群との間隔の変動量を抑えて、周辺光量の低下を抑制するとともに、小型化を図ることができる。
条件式(b)は、変倍時の変倍時の第2レンズ群と第3レンズ群との間隔の最大値と、広角端および望遠端の焦点距離の積の平方根の比を規定する式である。すなわち、条件式(b)は周辺光量を確保しつつ、第3レンズ群を小型化するための条件式となる。条件式(b)の上限値を上回った場合には、第2レンズ群と第3レンズ群との距離が大きく開き、第3レンズ群の小型化および小径化が困難となる。
なお、本開示におけるズームレンズにおいては、以下の条件式(a')および(b')の範囲にすることがより好ましい。
条件式(a'): Δm3/(fw×ft)1/2<0.2
条件式(b'): d23_max/(fw×ft)1/2<0.3
さらに、本開示におけるズームレンズにあっては、第2レンズ群は、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズと、負レンズと、第3の正レンズの4枚のレンズにより構成され、第2の正レンズと負レンズとが接合されていることが望ましい。第2レンズ群をこのような構成にすることにより、第2レンズ群に正の強いパワーを持たせ、光学系の全長を短縮することができる。また、第1の正レンズが正の単一レンズで、かつ、第2の正レンズと負レンズとを接合させることにより、第2レンズ群の正のパワーを強く保ったままで、第2レンズ群の光軸方向の厚みも抑制することが可能となる。また第2の正レンズと負レンズとを接合レンズとすることで、製造誤差の感度を低減することができ、組み立て性も向上する。
さらに、本開示におけるズームレンズにあっては、第3レンズ群が以下の条件式(c)を満たすことが望ましい。
条件式(c): −3<f3g/ft<−0.8
但し、f3gは第3レンズ群の焦点距離であり、ftは望遠端における全系焦点距離である。
条件式(c)は、第3レンズ群の焦点距離とレンズ全系の望遠端の焦点距離の比を規定した式である。条件式(c)の上限値を上回った場合、第3レンズ群のパワーが望遠端の焦点距離に比べて強くなり過ぎて、第2レンズ群および第3レンズ群の組み立て誤差に対する感度が大きくなり、製造時の性能低下の原因となる。一方、条件式(c)の下限値を下回ると、第3レンズ群のパワーが弱くなり過ぎて、変倍時の第2レンズ群と第3レンズ群との間隔を抑制することが困難となる。また、光学全長を抑制しようとすると、第2レンズ群のパワーが強くなり過ぎて、組み立て時の誤差に対する感度が大きくなり、性能低下の一因となる。
なお、本開示におけるズームレンズにおいては、以下の条件式(c')の範囲にすることがより好ましい。
条件式(c'): −2<f3g/ft<−0.85
また、本開示におけるズームレンズにあっては、第3の正レンズまたは第3レンズ群を光軸に垂直に移動させることにより防振を行うことが望ましい。正のパワーを有する第2レンズ群の後ろ(各群の中で最も光線が集光された部分)に配置された第3の正レンズまたは第3レンズ群を防振群とすることで、防振群および防振駆動部の小型化や鏡筒全体の小型化および小径化が実現可能となる。特に、第3レンズ群は、さらに条件式(c)を満足することにより、大きくなり過ぎない適度な防振ストロークと防振時の性能低下の抑制を両立する。
さらに、本開示におけるズームレンズにあっては、F値を決める絞りが第2レンズ群または第3レンズ群に配置され、第3レンズ群の一部において広角端の周辺光線を遮光し、以下の条件式(d)を満足することが望ましい。
条件式(d): L×Fno_w/(fw×ft)1/2<2.5
但し、Lは絞りと遮光部材との間の広角端における光軸上距離であり、Fno_wは広角端におけるF値であり、fwは広角端における全系焦点距離であり、ftは望遠端における全系焦点距離である
F値を決める絞りを、光線の有効通過範囲が第1レンズ群および第4レンズ群に比べて狭い第2レンズ群または第3レンズ群に配置することで、絞りを小型化および軽量化することができる。さらに、F値を決める絞りが第2レンズ群の前側に配置され、第3レンズ群の後ろで広角端の周辺光線を遮光することがより望ましい。F値光線を決める絞りと周辺光線の遮光部を光軸上で出来るだけ遠く離すことで、大口径でありながら軸上光線と軸外光線が離れた位置(F値絞りから光軸上離れた位置)で効果的に遮光することができ、小型化と高性能化の両立が可能となる。
条件式(d)の上限値を上回る場合、口径に対してF値を決める絞りと広角端の周辺光線を遮光する遮光部の位置が遠すぎて大口径と小型化の両立ができなくなる。
なお、本開示におけるズームレンズにおいては、以下の条件式(d')の範囲にすることがより好ましい。
条件式(d'): L×Fno_w/(fw×ft)1/2<2
さらに、本開示におけるズームレンズにあっては、第3の正レンズおよび第3レンズ群をそれぞれ樹脂の単一レンズとすることが望ましい。比較的パワーの弱い第3レンズ群を樹脂の単一レンズとすることで、色収差の発生を抑えつつレンズを軽量化することが可能となる。さらに、樹脂の単一レンズの第3の正レンズおよび第3レンズ群を防振群とした場合、防振群の軽量化および防振駆動部品の小型化により、鏡筒全体を小型化することが可能となる。
本開示におけるズームレンズにあっては、良好な光学性能を確保し、広角化や高変倍化および小型化を図るために、各レンズ群を以下のように構成することが望ましい。
第1レンズ群に関しては、最も物体側に負レンズ、最も像側に正メニスカスレンズが配置される構成とすることが望ましい。第1レンズ群の物体側の負レンズとしては、例えば、屈折率が1.8以上の硝材を用いることが望ましい。屈折率が大きいほど第1レンズ群の曲率を緩くして第1レンズ群の負のパワーを強くすることができる。また、物体側の正のメニスカスレンズを、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとすることにより、広角端における軸外光線の入射角が小さくなり、軸外収差の発生を抑制することが可能となる。さらに、正のメニスカスレンズは、アッベ数が25以下であることが望ましい。アッベ数を25以下とすることで、物体側の負レンズの屈折率を1.85以上にしつつ、望遠端の軸上光束を効果的に抑制することが可能となる。
第2レンズ群に関しては、物体側から順に、正の単レンズと、正の単レンズおよび負の単レンズの接合レンズと、正の単レンズとで構成されることが望ましい。第2レンズ群の物体側および像側に正の単レンズを配置することにより、正のパワーを分担させつつ第2レンズ群の正のパワーを強めることができ、光学系の全長を短縮することが可能となる。また、物体側および像側の正の単レンズの間に接合レンズを配置することにより、色収差の抑制と第2レンズ群内の偏芯感度が抑制されて製造誤差の感度を低減することができ、組み立て性も向上する。さらに、物体側の正の単レンズに非球面を持たせ、その近傍にF値絞りを配置すると、第2レンズ群のパワーを強めつつ、収差(特に球面収差)の補正も実現することができるため、より好ましい。
第3レンズ群に関しては、負の接合レンズまたは負の単レンズを配置することが望ましく、さらに物体側に凸面を有し、少なくとも1つの面が非球面を有することが望ましい。物体側に凸面を持つことにより、第2レンズ群から入射するF値光線の入射角が小さくなり、大口径でありながら軸上の収差を効果的に補正することができる。また、非球面は少なくとも第3レンズ群の像側に配置されていることが望ましい。F値を決定する絞りから遠く離れた第3レンズ群の像側に非球面を配置することにより、軸外収差を効果的に補正することが可能となる。また、第3レンズ群を防振群とした場合、非球面を配置することで、防振時の諸収差の変動を効果的に抑制することが可能となる。さらに、負の単レンズの場合、色収差の観点でアッベ数が50以上であることが望ましい。
第4レンズ群に関しては、単レンズによって構成し、例えばフォーカシングに使用することが望ましい。第4レンズ群を単レンズによって構成することにより、移動の際の駆動部の負荷を最小限に抑え、鏡筒の小型軽量化に寄与することができる。
本開示におけるズームレンズにあっては、第1レンズ群乃至第4レンズ群のうち1つのレンズ群または1つのレンズ群のうちの一部のレンズを、光軸に略垂直な方向にシフトさせることにより、像の位置をシフトさせることが可能となる。特に、有効光線の高さが低い第2レンズ群または第3レンズ群を防振群とすることにより、防振群を小型化および軽量化するとともに、駆動系の小型化および軽量化も実現することができ、鏡筒の小型化に寄与する。また、像の位置をシフトさせることが可能なズームレンズを、像ブレを検出する検出系、各レンズ群をシフトさせる駆動系、および、検出系の出力に基づいて駆動系にシフト量を付与する制御系と組み合わせることにより、手ぶれ振れや像ブレを補正する防振光学系として機能させることが可能である。さらに、レンズ系の像側にモアレ縞の発生を防ぐために、ローパスフィルターを配置して、受光素子の分光感度特性に応じて赤外線吸収フィルタを配置することも可能である。
本開示におけるズームレンズにあっては、入射面にパワーの強い負レンズを配置しているとともに、広角端において樽型の歪曲収差が発生しやすい。これに対し、撮影された画像データを加工し画像歪みを変化させる機能を用いることで、光学系で発生した歪曲収差による画像歪みを補正して観察できるようにすることが望ましい。また、意図的に樽型の歪曲収差を発生させることで、広角端における入射光線高が画角の割に低くなるため、第1レンズ群の径や第1レンズ群内の反射部材を小さくすることが可能となり、より一層の小型化に貢献する。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(数値実施例1)
2.第2の実施の形態(数値実施例2)
3.第3の実施の形態(数値実施例3)
4.適用例(撮像装置)
なお、以下の各表や説明において示した記号の意味等については、以下に示す通りである。すなわち、「面番号」は物体側から数えてi番目の面であることを示す。「曲率半径R」は物体側から数えて第i番目の面の曲率半径を示す。「面間隔Di」は第i番目の面と第i+1番目の面との間の軸上面間隔における可変間隔を示す。「面番号」に関し、「ASP」はその面が非球面であることを示す。「曲率半径R」に関し、「INFINITY」はその面が平面であることを示す。「屈折率Nd」は物体側に第i面を有する硝材のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示す。「アッベ数Vd」は物体側に第i面を有する硝材のd線に対するアッベ数を示す。また、「f」は焦点距離を示す。「Fno」はF値(Fナンバー)を示す。「ω」は半画角を示す。
また、各実施の形態において用いられるズームレンズには、レンズ面が非球面によって構成されるものがある。レンズ面の頂点から光軸方向の距離(サグ量)を「x」、光軸と垂直な方向の高さを「y」、レンズ頂点での近軸曲率を「c」、円錐(コーニック)定数を「к」とすると、
x=cy2/(1+(1−(1+к)c221/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
によって定義されるものとする。なお、A4、A6、A8およびA10は、それぞれ第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数である。
<1.第1の実施の形態>
[レンズ構成]
図1は、本技術の第1の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。このズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、正の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、負の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とが、物体側より像側へ順に配置されて構成される。この図および以下のレンズ構成を示す図において、上段は広角端状態、中段は中間焦点距離状態、下段は望遠端状態におけるレンズの位置を示している。焦点距離が広角端から望遠端に近づくに従って矢印で示す位置に存在する。実線の矢印はズーミングに際して移動することを示す。
第1レンズ群GR1は、両凹形状の負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12とが、物体側より像側へ順に配置されて構成されている。
第2レンズ群GR2は、物体側に凸面を向けた正の単レンズレンズL21と、両凸形状の正レンズL22および両凹形状の負レンズL23が接合されて成る接合レンズと、両凸形状の正レンズL24とが、物体側より像側へ順に配置されて構成されている。
第3レンズ群GR3は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL31が配置されて構成されている。
第4レンズ群GR4は、両側が凸の正レンズL41によって構成されている。
この第1の実施の形態におけるズームレンズでは、第2レンズ群GR2の物体側に絞りSTOが配置される。この絞りSTOによってF値が規定される。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。また、第3レンズ群GR3の負レンズL31の撮像面(R2面)に貼り付けられたマスクによって、広角端の最周辺光線が遮光される。
この第1の実施の形態におけるズームレンズは、変倍比が3.2倍である。ズーミングに際しては、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、および、第4レンズ群GR4が可動レンズ群とされる。
[ズームレンズの緒元]
表1に、第1の実施の形態におけるズームレンズに具体的数値を適用した数値実施例1のレンズデータを示す。
Figure 0005998635
この第1の実施の形態におけるズームレンズでは、第1レンズ群GR1の負レンズL11の両面(第1面、第2面)、第2レンズ群GR2の正レンズL21の両面(第6面、第7面)、第3レンズ群GR3の正レンズL31の両面(第13面、第14面)、第4レンズ群GR4の正レンズL41の両面(第15面、第16面)は、非球面に形成されている。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表2に示す。なお、表2および以下の非球面係数を示す表において「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち、「10-i」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10-5」を表している。
Figure 0005998635
表3に、この数値実施例1の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における焦点距離f、F値Fnoおよび半画角ωを示す。
Figure 0005998635
この第1の実施の形態におけるズームレンズでは、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔D4、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔D12、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔D14、および、第4レンズ群GR4とフィルタSGとの間の面間隔D16が変化する。数値実施例1における各面間隔の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における可変間隔を表4に示す。
Figure 0005998635
[ズームレンズの収差]
図2乃至4は、本技術の第1の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図2は広角端状態、図3は中間焦点距離状態、図4は望遠端状態における各収差図を示す。これらの図において、aは球面収差図、bは像面湾曲図、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)、点線はc線(波長656.3nm)における値を示す。また、非点収差図において、実線はサジタル像面、点線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例1は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<2.第2の実施の形態>
[レンズ構成]
図5は、本技術の第2の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。このズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、正の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、負の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とが、物体側より像側へ順に配置されて構成される。
第1レンズ群GR1は、両凹形状の負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12とが、物体側より像側へ順に配置されて構成されている。
第2レンズ群GR2は、物体側に凸面を向けた正の単レンズレンズL21と、両凸形状の正レンズL22および両凹形状の負レンズL23が接合されて成る接合レンズと、両凸形状の正レンズL24とが、物体側より像側へ順に配置されて構成されている。
第3レンズ群GR3は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL31が配置されて構成されている。
第4レンズ群GR4は、両側が凸の正レンズL41によって構成されている。
この第2の実施の形態におけるズームレンズでは、第2レンズ群GR2の物体側に絞りSTOが配置される。この絞りSTOによってF値が規定される。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。また、第3レンズ群GR3の負レンズL31の撮像面(R2面)に貼り付けられたマスクによって、広角端の最周辺光線が遮光される。
この第2の実施の形態におけるズームレンズは、変倍比が3.2倍である。ズーミングに際しては、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、および、第4レンズ群GR4が可動レンズ群とされる。
[ズームレンズの緒元]
表5に、第2の実施の形態におけるズームレンズに具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデータを示す。
Figure 0005998635
この第2の実施の形態におけるズームレンズでは、第1レンズ群GR1の負レンズL11の両面(第1面、第2面)、第2レンズ群GR2の正レンズL21の両面(第6面、第7面)、第3レンズ群GR3の正レンズL31の両面(第13面、第14面)、第4レンズ群GR4の正レンズL41の両面(第15面、第16面)は、非球面に形成されている。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表6に示す。
Figure 0005998635
表7に、この数値実施例2の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における焦点距離f、F値Fnoおよび半画角ωを示す。
Figure 0005998635
この第2の実施の形態におけるズームレンズでは、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔D4、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔D12、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔D14、および、第4レンズ群GR4とフィルタSGとの間の面間隔D16が変化する。数値実施例2における各面間隔の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における可変間隔を表8に示す。
Figure 0005998635
[ズームレンズの収差]
図6乃至8は、本技術の第2の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図6は広角端状態、図7は中間焦点距離状態、図8は望遠端状態における各収差図を示す。これらの図において、aは球面収差図、bは像面湾曲図、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)、点線はc線(波長656.3nm)における値を示す。また、非点収差図において、実線はサジタル像面、点線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例2は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<3.第3の実施の形態>
[レンズ構成]
図9は、本技術の第3の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。このズームレンズは、負の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、正の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、負の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とが、物体側より像側へ順に配置されて構成される。
第1レンズ群GR1は、両凹形状の負レンズL11と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12とが配置されて構成されている。
第2レンズ群GR2は、物体側に凸面を向けた正の単レンズレンズL21と、両凸形状の正レンズL22および両凹形状の負レンズL23が接合されて成る接合レンズと、両凸形状の正レンズL24とが、物体側より像側へ順に配置されて構成されている。
第3レンズ群GR3は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズL31が配置されて構成されている。
第4レンズ群GR4は、両側が凸の正レンズL41によって構成されている。
この第3の実施の形態におけるズームレンズでは、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間に絞りSTOが配置される。この絞りSTOによってF値が規定される。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。また、第3レンズ群GR3の負レンズL31の撮像面(R2面)に貼り付けられたマスクによって、広角端の最周辺光線が遮光される。
この第3の実施の形態におけるズームレンズは、変倍比が3.4倍である。ズーミングに際しては、第1レンズ群GR1、第2レンズ群GR2、第3レンズ群GR3、および、第4レンズ群GR4が可動群とされる。
[ズームレンズの緒元]
表9に、第3の実施の形態におけるズームレンズに具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデータを示す。
Figure 0005998635
この第3の実施の形態におけるズームレンズでは、第1レンズ群GR1の負レンズL11の両面(第1面、第2面)、第2レンズ群GR2の正レンズL21の両面(第5面、第6面)、第3レンズ群GR3の正レンズL31の両面(第13面、第14面)、第4レンズ群GR4の正レンズL41の両面(第15面、第16面)は、非球面に形成されている。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表10に示す。
Figure 0005998635
表11に、この数値実施例3の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における焦点距離f、F値Fnoおよび半画角ωを示す。
Figure 0005998635
この第3の実施の形態におけるズームレンズでは、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔D4、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔D11、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔D14、および、第4レンズ群GR4とフィルタSGとの間の面間隔D16が変化する。数値実施例3における各面間隔の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における可変間隔を表12に示す。
Figure 0005998635
[ズームレンズの収差]
図10乃至12は、本技術の第3の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦状態における諸収差図である。図10は広角端状態、図11は中間焦点距離状態、図12は望遠端状態における各収差図を示す。これらの図において、aは球面収差図、bは像面湾曲図、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)、点線はc線(波長656.3nm)における値を示す。また、非点収差図において、実線はサジタル像面、点線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例3は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[条件式のまとめ]
表13に、第1乃至第3の実施の形態の数値実施例1乃至3における各値を示す。この値からも明らかなように、条件式(a)乃至(d)を満足することがわかる。
Figure 0005998635
<4.適用例>
[撮像装置の構成]
図13は、本技術の第1乃至第3の実施の形態によるズームレンズを撮像装置100に適用した例を示す図である。この撮像装置100は、カメラブロック110と、カメラ信号処理部120と、画像処理部130と、表示部140と、リーダライタ150と、プロセッサ160と、操作受付部170と、レンズ駆動制御部180とを備えている。
カメラブロック110は、撮像機能を担うものであり、第1乃至第3の実施の形態によるズームレンズ111と、そのズームレンズ111により形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子112とを備える。撮像素子112としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の光電変換素子を利用することができる。ズームレンズ111としては、ここでは、第1乃至第3の実施の形態のレンズ群を単レンズに簡略化して示している。
カメラ信号処理部120は、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うものである。このカメラ信号処理部120は、撮像素子112からの出力信号に対してデジタル信号への変換を行う。また、このカメラ信号処理部120は、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部130は、画像信号の記録再生処理を行うものである。この画像処理部130は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
表示部140は、撮影された画像等を表示するものである。この表示部140は、操作受付部170における操作状態や、撮影した画像等の各種のデータを、表示する機能を有している。この表示部140は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)により構成することができる。
リーダライタ150は、メモリカード190に対して画像信号の書込みおよび読出しのアクセスを行うものである。このリーダライタ150は、画像処理部130によって符号化された画像データをメモリカード190に対して書き込み、また、メモリカード190に記録された画像データを読み出す。メモリカード190は、例えば、リーダライタ150に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリである。
プロセッサ160は、撮像装置の全体を制御するものである。このプロセッサ160は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、操作受付部170からの操作指示信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
操作受付部170は、ユーザからの操作を受け付けるものである。この操作受付部170は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって実現することができる。この操作受付部170によって受け付けられた操作指示信号は、プロセッサ160に供給される。
レンズ駆動制御部180は、カメラブロック110に配置されたレンズの駆動を制御するものである。このレンズ駆動制御部180は、ズームレンズ111の各レンズを駆動するための(図示しない)モータ等を、プロセッサ160からの制御信号に基づいて制御する。
この撮像装置100では、撮影の待機状態においては、プロセッサ160による制御下でカメラブロック110において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部120を介して表示部140に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、操作受付部170においてズーミングのための操作指示信号が受け付けられると、プロセッサ160はレンズ駆動制御部180に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部180の制御に基づいてズームレンズ111の所定のレンズが移動される。
操作受付部170においてシャッター操作が受け付けられると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部120から画像処理部130に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはリーダライタ150に出力され、メモリカード190に書き込まれる。
フォーカシングは、例えば、操作受付部170においてシャッターレリーズボタンが半押しされた場合や、記録(撮影)のために全押しされた場合等に行われる。この場合、プロセッサ160からの制御信号に基づいて、レンズ駆動制御部180がズームレンズ111の所定のレンズを移動させる。
メモリカード190に記録された画像データを再生する場合には、操作受付部170において受け付けられた操作に応じて、リーダライタ150によってメモリカード190から所定の画像データが読み出される。そして、画像処理部130によって伸張復号化処理が行われた後、再生画像信号が表示部140に出力されて、再生画像が表示される。
なお、上述の実施の形態においては撮像装置100をデジタルスチルカメラと想定した例を示したが、撮像装置100はデジタルスチルカメラに限られることはなく、デジタルビデオカメラ等のデジタル入出力機器として広く適用することができる。
このように、本技術の実施の形態によれば、4群構成のズームレンズにおいて、第2レンズ群の4枚のレンズのうちの2枚を接合レンズとすることにより、大口径化した際にも小型化ができ、良好な光学性能を有することができる。すなわち、本技術の実施の形態のズームレンズおよび撮像装置では、ズーム比が2.5乃至5倍、広角端のF値が2.4以下で広角端の半画角が30°乃至40°程度に構成することにより、大口径化、小型化および高性能化を図ることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)負屈折力を有する第1レンズ群と、正屈折力を有する第2レンズ群と、負屈折力を有する第3レンズ群と、正屈折力を有する第4レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて構成され、広角端から望遠端へズームする際には、前記第1レンズ群が前記第2レンズ群との間隔を狭めるように物体側へ移動するとともに、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔を広げるようなズームレンズにおいて、
前記第3レンズ群が単一のレンズまたは単一の接合レンズにより構成され、以下の条件式(a)および(b)を満たすズームレンズ。
条件式(a): Δm3/(fw×ft)1/2<0.3
条件式(b): d23_max/(fw×ft)1/2<0.5
但し、
Δm3: 変倍時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔の変動量、
d23_max: 変倍時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔の最大値
とする。
(2)前記第2レンズ群が、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズと、負レンズと、第3の正レンズの4枚のレンズにより構成され、前記第2の正レンズと前記負レンズとが接合されている前記(1)に記載のズームレンズ。
(3)前記第3レンズ群が以下の条件式(c)を満たす前記(1)または(2)に記載のズームレンズ。
条件式(c): −3<f3g/ft<−0.8
但し、
f3g: 前記第3レンズ群の焦点距離、
ft: 望遠端における全系焦点距離
とする。
(4)前記第3の正レンズまたは第3レンズ群を光軸に垂直に移動させることにより防振を行う前記(1)から(3)のいずれかに記載のズームレンズ。
(5)絞りが前記第2レンズ群または前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間に配置され、遮光部材が前記第3レンズ群の一部において広角端の周辺光線を遮光し、以下の条件式(d)を満たす前記(1)から(4)のいずれかに記載のズームレンズ。
条件式(d): L×Fno_w/(fw×ft)1/2<2.5
但し、
L: 前記絞りと前記遮光部材との間の広角端における光軸上距離、
Fno_w: 広角端におけるF値、
fw: 広角端における全系焦点距離、
ft: 望遠端における全系焦点距離
とする。
(6)前記第3の正レンズおよび前記第3レンズ群がそれぞれ樹脂の単一レンズで構成される前記(2)から(4)のいずれかに記載のズームレンズ。
(7)実質的にレンズパワーを有さないレンズをさらに有する前記(1)から(6)のいずれかに記載のズームレンズ。
(8)負屈折力を有する第1レンズ群と、正屈折力を有する第2レンズ群と、負屈折力を有する第3レンズ群と、正屈折力を有する第4レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて構成され、広角端から望遠端へズームする際には、前記第1レンズ群が前記第2レンズ群との間隔を狭めるように物体側へ移動するとともに、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の間隔を広げるようなズームレンズと、
前記ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と
を備え、
前記第3レンズ群が単一のレンズまたは単一の接合レンズにより構成され、以下の条件式(a)および(b)を満たす撮像装置。
条件式(a): Δm3/(fw×ft)1/2<0.3
条件式(b): d23_max/(fw×ft)1/2<0.5
但し、
Δm3: 変倍時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔の変動量、
d23_max: 変倍時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔の最大値
とする。
(9)実質的にレンズパワーを有さないレンズをさらに有する前記(8)に記載の撮像装置。
100 撮像装置
110 カメラブロック
111 ズームレンズ
112 撮像素子
120 カメラ信号処理部
130 画像処理部
140 表示部
150 リーダライタ
160 プロセッサ
170 操作受付部
180 レンズ駆動制御部
190 メモリカード

Claims (8)

  1. 負屈折力を有する第1レンズ群と、正屈折力を有する第2レンズ群と、負屈折力を有する第3レンズ群と、正屈折力を有する第4レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて構成され、広角端から望遠端へズームする際には、前記第1レンズ群が像側へ移動した後に物体側へ移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が短くなるように変化し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔を広げ、前記第4レンズ群が像側へ移動するようなズームレンズにおいて、
    前記第3レンズ群が単一のレンズまたは単一の接合レンズにより構成され、
    前記第2レンズ群が、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズと、負レンズと、第3の正レンズの4枚のレンズにより構成され、前記第2の正レンズと前記負レンズとが接合され、
    以下の条件式(a)および(b)を満たすズームレンズ。
    条件式(a): Δm3/(fw×ft)1/2<0.3
    条件式(b): d23_max/(fw×ft)1/2<0.5
    但し、
    Δm3: 変倍時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔の最大値と最小値の差
    d23_max: 変倍時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔の最大値
    とする。
  2. 前記第3レンズ群が以下の条件式(c)を満たす請求項記載のズームレンズ。
    条件式(c): −3<f3g/ft<−0.8
    但し、
    f3g: 前記第3レンズ群の焦点距離、
    ft: 望遠端における全系焦点距離
    とする。
  3. 前記第3の正レンズまたは前記第3レンズ群を光軸に垂直に移動させることにより防振を行う請求項1または2記載のズームレンズ。
  4. 絞りが前記第2レンズ群または前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間に配置され、遮光部材が前記第3レンズ群の一部において広角端の周辺光線を遮光し、以下の条件式(d)を満たす請求項1からのいずれかに記載のズームレンズ。
    条件式(d): L×Fno_w/(fw×ft)1/2<2.5
    但し、
    L: 前記絞りと前記遮光部材との間の広角端における光軸上距離、
    Fno_w: 広角端におけるF値、
    fw: 広角端における全系焦点距離、
    ft: 望遠端における全系焦点距離
    とする。
  5. 前記第3の正レンズおよび前記第3レンズ群がそれぞれ樹脂の単一レンズで構成される請求項から4のいずれかに記載のズームレンズ。
  6. 実質的にレンズパワーを有さないレンズをさらに有する請求項1からのいずれかに記載のズームレンズ。
  7. 負屈折力を有する第1レンズ群と、正屈折力を有する第2レンズ群と、負屈折力を有する第3レンズ群と、正屈折力を有する第4レンズ群とが物体側より像側へ順に配置されて構成され、広角端から望遠端へズームする際には、前記第1レンズ群が像側へ移動した後に物体側へ移動し、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が短くなるように変化し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔を広げ、前記第4レンズ群が像側へ移動するようなズームレンズと、
    前記ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と
    を備え、
    前記第3レンズ群が単一のレンズまたは単一の接合レンズにより構成され、
    前記第2レンズ群が、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズと、負レンズと、第3の正レンズの4枚のレンズにより構成され、前記第2の正レンズと前記負レンズとが接合され、
    以下の条件式(a)および(b)を満たす撮像装置。
    条件式(a): Δm3/(fw×ft)1/2<0.3
    条件式(b): d23_max/(fw×ft)1/2<0.5
    但し、
    Δm3: 変倍時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔の最大値と最小値の差
    d23_max: 変倍時の前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔の最大値
    とする。
  8. 実質的にレンズパワーを有さないレンズをさらに有する請求項記載の撮像装置。
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