JP2013238740A - 撮像レンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インナーフォーカスでありながら、小型で、各種収差が良好な撮像レンズを提供する。
【解決手段】撮像レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成される。第3レンズ群は、物体側より順に、負レンズおよび正レンズ、または、負正接合レンズから構成され、無限遠から至近へのフォーカシングに際して、第2レンズ群が物体側から像面側へと移動する。
【選択図】図1

Description

本技術は、撮像レンズおよび撮像装置に関する。詳しくは、いわゆるレンズ交換式カメラに用いられる撮像レンズ系として好適な撮像レンズおよびそれを用いた撮像装置に関する。
近年、レンズ交換式のカメラにおいても、ミラーレス機構を有するレンズ交換式デジタルカメラの登場により、小型および軽量のボディが主流になりつつある。それに伴い、大口径比および小型軽量で、かつ、高性能な撮像レンズが強く要望されている。さらに、コスト低減の要望も強く、高性能を維持しつつ、構成枚数を削減した撮像レンズの実現が強く求められている。また、動画撮影機能を有するデジタルカメラが主流になっていることから、静音でかつ高速に移動可能なフォーカシング機能が撮像レンズに求められている。
レンズ交換式のカメラに使用される撮像レンズは、無限遠合焦から近接合焦にする際、収差の変動を抑えるためにリアフォーカスもしくは全体繰り出しによってフォーカシングをする場合が多い(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
特開2009−210910号公報 特開2006−243355号公報
しかしながら、リアフォーカスの場合、可動レンズの重量が重くなってしまうため、アクチュエーターが肥大化してしまい、レンズ全体としてサイズが大きくなってしまうという問題点がある。また、全体繰り出しによるフォーカシングの場合は、レンズ全体を動かさなくてはならないため、アクチュエーターが肥大化するとともに、アクチュエーターの駆動によるノイズが発生し、動画撮影時の撮影動画にノイズが入り込んでしまうという問題点がある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、インナーフォーカスでありながら、小型で、各種収差が良好な撮像レンズを提供することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、上記第3レンズ群は、物体側より順に、負レンズおよび正レンズ、または、負正接合レンズから構成され、無限遠から至近へのフォーカシングに際して、上記第2レンズ群が物体側から像面側へと移動する撮像レンズである。
また、この第1の側面において、上記第2レンズ群は、単レンズまたは正レンズと負レンズとの接合レンズから構成されてもよい。
また、この第1の側面において、上記第1レンズ群は、物体側から順に、正レンズと、負レンズおよび正レンズの接合レンズとから構成されてもよい。
また、この第1の側面において、以下の条件式(a)を満足するようにしてもよい。
条件式(a): 0.4<f1/fl<0.85
但し、f1は、第1レンズ群の合成焦点距離であり、flは 撮像レンズ全系の焦点距離である。
また、この第1の側面において、以下の条件式(b)を満足するようにしてもよい。
条件式(b): −1.8<f2/fl<−0.3
但し、f2は第2レンズ群の合成焦点距離であり、flは撮像レンズ全系の焦点距離である
また、この第1の側面において、以下の条件式(c)を満足するようにしてもよい。
条件式(c): 0.8<f3/fl<3.1
但し、f3は第3レンズ群の合成焦点距離であり、flは撮像レンズ全系の焦点距離である。
また、本技術の第2の側面は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成される撮像レンズと、上記撮像レンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを備え、上記第3レンズ群は、物体側より順に、負レンズおよび正レンズ、または、負正接合レンズから構成され、無限遠から至近へのフォーカシングに際して、上記第2レンズ群が物体側から像面側へと移動する撮像装置である。
本技術によれば、インナーフォーカスでありながら、小型で、各種収差が良好な撮像レンズを提供することができるという優れた効果を奏し得る。
本技術の第1の実施の形態における撮像レンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第1の実施の形態における撮像レンズの各収差図である。 本技術の第2の実施の形態における撮像レンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第2の実施の形態における撮像レンズの各収差図である。 本技術の第3の実施の形態における撮像レンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第3の実施の形態における撮像レンズの各収差図である。 本技術の第1乃至第3の実施の形態による撮像レンズを撮像装置100に適用した例を示す図である。
本開示における撮像レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成される。第3レンズ群は、物体側より順に、負レンズおよび正レンズ、または、負正接合レンズから構成される。無限遠から至近へのフォーカシングに際して、第2レンズ群が物体側から像面側へと移動する。
本開示の撮像レンズにおいては、第1レンズ群が正の屈折力を有し、第2レンズ群が負の屈折力を有し、第3レンズ群が正の屈折力を有する構成を採ることにより、レンズ系全体の収差補正を良好にすることが可能である。また、第1レンズ群が正の屈折力を有することにより、前玉径を小さくすることができる。また、第2レンズ群が負の屈折力を有し、第3レンズ群が正の屈折力を有するという構成にすることにより、バックフォーカスを短くして、レンズ系を小型化することができる。また、第3レンズ群を負レンズおよび正レンズにより構成することで、射出瞳距離を長くすることが可能になり、撮像素子に対する角度を減らすことによって、オンチップレンズによるケラレや画素間における混色を防止することができる。
本開示の撮像レンズにおいては、第2レンズ群を単レンズまたは接合レンズとし、第2レンズ群でフォーカシングを行うことによって、光学系において光線高が低い位置でのフォーカシングが可能になり、レンズ径を小さくすることができる。また、第2レンズ群を単レンズまたは接合レンズとすることにより、可動レンズが軽量になり、小さいアクチュエーターでの駆動が可能になり、レンズ全体として小型化が可能になる。また、絞りの直後にフォーカシングを行う第2レンズ群を配置することによって、距離による劣化を抑えることができる。
本開示の撮像レンズにおいては、第1レンズ群を、物体側から順に、正レンズと、負レンズおよび正レンズの接合レンズとから構成することができる。第1レンズ群の第1レンズを正レンズとすることにより、歪曲収差の補正を容易にすることができる。また、負レンズおよび正レンズの接合レンズとして構成することにより、軸外収差に対する負の屈折力が入射角に応じて大きくなるのを抑えることができ、画面最周辺まで非点収差やコマ収差を良好に補正することができる。
本開示の撮像レンズにおいては、以下の条件式(a)を満足することが望ましい。
条件式(a): 0.4<f1/fl<0.85
但し、f1は第1レンズ群の合成焦点距離であり、flは撮像レンズ全系の焦点距離である。
この条件式(a)は、第1レンズ群の屈折力を規定する条件式である。条件式(a)の下限を下回ると、第1レンズ群の屈折力が大きくなり、被写体距離の変化に対する球面収差変動が大きくなり、近接性能が悪化する。条件式(a)の上限を越えると、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が広がり、前玉径が大きくなり、レンズ系全体の大型化が発生してしまう。
なお、この条件式(a)においては、さらに以下の条件式(a')の範囲にすることが望ましい。
条件式(a'): 0.5<f1/fl<0.7
本開示の撮像レンズにおいては、以下の条件式(b)を満足することが望ましい。
条件式(b): −1.8<f2/fl<−0.3
但し、f2は第2レンズ群の合成焦点距離であり、flは撮像レンズ全系の焦点距離である。
この条件式(b)は、第2レンズ群の屈折力を規定する条件式である。条件式(b)の上限を超えると、第2レンズ群の屈折力が小さくなり、フォーカシングの際の移動量が大きくなるため、全長が長くなってしまう。また、近距離での収差補正が困難になるため、近距離性能が悪化する。条件式(b)の下限を下回ると、第2レンズ群の負の屈折力が強過ぎるため、バックフォーカスが長くなり、全長が大きくなってしまう。そのため、第3レンズ群のパワーを強くすることによってバックフォーカスの短縮化をしようとすると、収差補正が困難になる。
なお、この条件式(b)においては、さらに以下の条件式(b')の範囲にすることが望ましい。
条件式(b'): −1.5<f2/fl<−0.6
本開示の撮像レンズにおいては、以下の条件式(c)を満足することが望ましい。
条件式(c): 0.8<f3/fl<3.1
但し、f3は前記第3レンズ群の合成焦点距離であり、flは撮像レンズ全系の焦点距離である。
この条件式(c)は、第3レンズ群の屈折力を規定する条件式である。これによって、球面収差および像面湾曲を行い、バックフォーカスを短くして、小型化を実現することができる。
なお、この条件式(c)においては、さらに以下の条件式(c')の範囲にすることが望ましい。
条件式(c'): 1.0<f3/fl<2.8
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(数値実施例1)
2.第2の実施の形態(数値実施例2)
3.第3の実施の形態(数値実施例3)
4.適用例(撮像装置)
なお、以下の各表や説明において示した記号の意味等については、下記に示す通りである。すなわち、「面番号」は物体側から数えてi番目の面であることを示す。「曲率半径」は物体側から数えて第i番目の面の曲率半径を示す。「面間隔」は物体側から数えて第i番目の面と第i+1番目の面との間の軸上面間隔を示す。「屈折率」は物体側に第i面を有する硝材のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示す。「アッベ数」は物体側に第i面を有する硝材のd線に対するアッベ数を示す。そして、曲率半径に関し「∞」は当該面が平面であることを示す。
また、各実施の形態において用いられる撮像レンズには、レンズ面が非球面によって構成されるものがある。レンズ面の頂点から光軸方向の距離(サグ量)を「x」、光軸と垂直な方向の高さを「y」、レンズ頂点での近軸曲率を「c」、円錐(コーニック)定数を「к」とすると、
x=cy2/(1+(1−(1+к)c221/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
によって定義されるものとする。なお、A4、A6、A8およびA10は、それぞれ第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数である。
<1.第1の実施の形態>
[レンズ構成]
図1は、本技術の第1の実施の形態における撮像レンズのレンズ構成を示す図である。この第1の実施の形態における撮像レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3とから構成される。
第1レンズ群GR1は、物体側から像側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた正レンズL1と、両面に凹面を有する負レンズL2と両面に凸面を有する正レンズL3との接合レンズとから構成される。
第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL4から構成される。この第2レンズ群GR2が物体側から像面側へと移動することにより、無限遠から至近へのフォーカシングが実現される。なお、メニスカス形状とは、両面が同じ方向の曲面からなる形状であり、その曲率の符号は何れの面も同じである。
第3レンズ群GR3は物体側から像側へ順に位置した、両面に凹面を有する負レンズL5と両面に凸面を有する正レンズL6との接合レンズにより構成される。
第2レンズ群GR2の物体側には、開口絞りSTOが配置される。また、第3レンズ群GR3と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。
[撮像レンズの緒元]
表1に、第1の実施の形態における撮像レンズに具体的数値を適用した数値実施例1のレンズデータを示す。
Figure 2013238740
この第1の実施の形態における撮像レンズは単焦点レンズであり、焦点距離fは「1.00」である。また、開放F値Fnoは「2.0」であり、半画角ωは「19.62°」である。
この第1の実施の形態における撮像レンズでは、第1レンズ群GR1の両凸レンズL1の物体側面(第1面)、像側面(第2面)、第2レンズ群GR2の凹レンズL4の物体側面(第7面)、像側面(第8面)、第3レンズ群GR3の負レンズL6の像側面(第11面)は、非球面形状によって構成されている。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表2に示す。なお、表2および以下の非球面係数を示す表において「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち、「10-i」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10−5」を表している。
Figure 2013238740
[撮像レンズの収差]
図2は、本技術の第1の実施の形態における撮像レンズの各収差図である。同図において、aは球面収差図、bは非点収差図、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)、一点鎖線はc線(波長656.3nm)における値を示す。また、非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例1は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<2.第2の実施の形態>
[レンズ構成]
図3は、本技術の第2の実施の形態における撮像レンズのレンズ構成を示す図である。この第2の実施の形態における撮像レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3とから構成される。
第1レンズ群GR1は、物体側から像側へ順に位置した、弱い正レンズL1と、両面に凹面を有する負レンズL2と両面に凸面を有する正レンズL3との接合レンズとから構成される。
第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL4から構成される。この第2レンズ群GR2が物体側から像面側へと移動することにより、無限遠から至近へのフォーカシングが実現される。
第3レンズ群GR3は、物体側から像側へ順に位置した、両面に凹面を有する負レンズL5と、両面に凸面を有する正レンズL6とにより構成される。
第2レンズ群GR2の物体側には、開口絞りSTOが配置される。また、第3レンズ群GR3と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。
[撮像レンズの緒元]
表3に、第2の実施の形態における撮像レンズに具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデータを示す。
Figure 2013238740
この第2の実施の形態における撮像レンズは単焦点レンズであり、焦点距離fは「1.00」である。また、開放F値Fnoは「2.85」であり、半画角ωは「23.31°」である。
この第2の実施の形態における撮像レンズでは、第1レンズ群GR1の両凸レンズL1の物体側面(第1面)、像側面(第2面)、第2レンズ群GR2の凹レンズL4の物体側面(第7面)、像側面(第8面)、第3レンズ群GR3の負レンズL6の物体側面(第11面)、像側面(第12面)は非球面で構成されている。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表4に示す。
Figure 2013238740
[撮像レンズの収差]
図4、本技術の第2の実施の形態における撮像レンズの各収差図である。同図において、aは球面収差図、bは非点収差図、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)、一点鎖線はc線(波長656.3nm)における値を示す。また、非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例2は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<3.第3の実施の形態>
[レンズ構成]
図5は、本技術の第3の実施の形態における撮像レンズのレンズ構成を示す図である。この第2の実施の形態における撮像レンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3とから構成される。
第1レンズ群GR1は、物体側から像側へ順に位置した、物体側に凸面を向けた正レンズL1と、両面に凹面を有する負レンズL2と両面に凸面を有する正レンズL3との接合レンズとから構成される。
第2レンズ群GR2は、弱い凸レンズL4と両凹レンズL5との接合レンズとから構成される。この第2レンズ群GR2が物体側から像面側へと移動することにより、無限遠から至近へのフォーカシングが実現される。
第3レンズ群GR3は、物体側から像側へ順に位置した、両面に凹面を有する負レンズL6と両面に凸面を有する正レンズL7との接合レンズにより構成される。
第2レンズ群GR2の物体側には、開口絞りSTOが配置される。また、第3レンズ群GR3と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。
[撮像レンズの緒元]
表5に、第3の実施の形態における撮像レンズに具体的数値を適用した数値実施例3のレンズデータを示す。
Figure 2013238740
この第3の実施の形態における撮像レンズは単焦点レンズであり、焦点距離fは「1.00」である。また、開放F値Fnoは「2.00」であり、半画角ωは「19.62°」である。
この第3の実施の形態における撮像レンズでは、第1レンズ群GR1の両凸レンズL1の物体側面(第1面)、像側面(第2面)、第3レンズ群GR3の負レンズL7の像側面(第12面)は非球面で構成されている。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表6に示す。
Figure 2013238740
[撮像レンズの収差]
図6は、本技術の第3の実施の形態における撮像レンズの各収差図である。同図において、aは球面収差図、bは非点収差図、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)、一点鎖線はc線(波長656.3nm)における値を示す。また、非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例3は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[条件式のまとめ]
表7に、第1乃至第3の実施の形態の数値実施例1乃至3における各値を示す。この値からも明らかなように、条件式(a)乃至(c)を満足することがわかる。
Figure 2013238740
<4.適用例>
[撮像装置の構成]
図7は、本技術の第1乃至第3の実施の形態による撮像レンズを撮像装置100に適用した例を示す図である。この撮像装置100は、カメラブロック110と、カメラ信号処理部120と、画像処理部130と、表示部140と、リーダライタ150と、プロセッサ160と、操作受付部170と、レンズ駆動制御部180とを備えている。
カメラブロック110は、撮像機能を担うものであり、第1乃至第3の実施の形態による撮像レンズ111と、その撮像レンズ111により形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子112とを備える。撮像素子112としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の光電変換素子を利用することができる。撮像レンズ111としては、ここでは、第1乃至第3の実施の形態のレンズ群を単レンズに簡略化して示している。
カメラ信号処理部120は、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うものである。このカメラ信号処理部120は、撮像素子112からの出力信号に対してデジタル信号への変換を行う。また、このカメラ信号処理部120は、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部130は、画像信号の記録再生処理を行うものである。この画像処理部130は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
表示部140は、撮影された画像等を表示するものである。この表示部140は、操作受付部170における操作状態や、撮影した画像等の各種のデータを、表示する機能を有している。この表示部140は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)により構成することができる。
リーダライタ150は、メモリカード190に対して画像信号の書込みおよび読出しのアクセスを行うものである。このリーダライタ150は、画像処理部130によって符号化された画像データをメモリカード190に対して書き込み、また、メモリカード190に記録された画像データを読み出す。メモリカード190は、例えば、リーダライタ150に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリである。
プロセッサ160は、撮像装置の全体を制御するものである。このプロセッサ160は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、操作受付部170からの操作指示信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
操作受付部170は、ユーザからの操作を受け付けるものである。この操作受付部170は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって実現することができる。この操作受付部170によって受け付けられた操作指示信号は、プロセッサ160に供給される。
レンズ駆動制御部180は、カメラブロック110に配置されたレンズの駆動を制御するものである。このレンズ駆動制御部180は、撮像レンズ111の各レンズを駆動するための(図示しない)モータ等を、プロセッサ160からの制御信号に基づいて制御する。
この撮像装置100では、撮影の待機状態においては、プロセッサ160による制御下でカメラブロック110において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部120を介して表示部140に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、操作受付部170においてズーミングのための操作指示信号が受け付けられると、プロセッサ160はレンズ駆動制御部180に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部180の制御に基づいて撮像レンズ111の所定のレンズが移動される。
操作受付部170においてシャッター操作が受け付けられると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部120から画像処理部130に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはリーダライタ150に出力され、メモリカード190に書き込まれる。
フォーカシングは、例えば、操作受付部170においてシャッターレリーズボタンが半押しされた場合や、記録(撮影)のために全押しされた場合等に行われる。この場合、プロセッサ160からの制御信号に基づいて、レンズ駆動制御部180が撮像レンズ111の所定のレンズを移動させる。
メモリカード190に記録された画像データを再生する場合には、操作受付部170において受け付けられた操作に応じて、リーダライタ150によってメモリカード190から所定の画像データが読み出される。そして、画像処理部130によって伸張復号化処理が行われた後、再生画像信号が表示部140に出力されて、再生画像が表示される。
なお、上述の実施の形態においては撮像装置100をデジタルスチルカメラと想定した例を示したが、撮像装置100はデジタルスチルカメラに限られることはなく、デジタルビデオカメラ等のデジタル入出力機器として広く適用することができる。
このように、本技術の実施の形態によれば、第1乃至第3レンズ群を有し、第2レンズ群を移動させてフォーカシングを行う撮像レンズにおいて、小型化を実現するとともに、各種収差を良好にすることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
前記第3レンズ群は、物体側より順に、負レンズおよび正レンズ、または、負正接合レンズから構成され、
無限遠から至近へのフォーカシングに際して、前記第2レンズ群が物体側から像面側へと移動する
撮像レンズ。
(2)前記第2レンズ群は、単レンズまたは正レンズと負レンズとの接合レンズから構成される
前記(1)に記載の撮像レンズ。
(3)前記第1レンズ群は、物体側から順に、正レンズと、負レンズおよび正レンズの接合レンズとから構成される
前記(1)または(2)に記載の撮像レンズ。
(4)以下の条件式(a)を満足する前記(1)から(3)のいずれかに記載の撮像レンズ。
条件式(a): 0.4<f1/fl<0.85
但し、
f1: 前記第1レンズ群の合成焦点距離
fl: 撮像レンズ全系の焦点距離
とする。
(5)以下の条件式(b)を満足する前記(1)から(4)のいずれかに記載の撮像レンズ。
条件式(b): −1.8<f2/fl<−0.3
但し、
f2: 前記第2レンズ群の合成焦点距離
fl: 撮像レンズ全系の焦点距離
とする。
(6)以下の条件式(c)を満足する前記(1)から(5)のいずれかに記載の撮像レンズ。
条件式(c): 0.8<f3/fl<3.1
但し、
f3: 前記第3レンズ群の合成焦点距離
fl: 撮像レンズ全系の焦点距離
とする。
(7)実質的にレンズパワーを有さないレンズをさらに有する前記(1)から(6)のいずれかに記載の撮像レンズ。
(8)物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成される撮像レンズと、
前記撮像レンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と
を備え、
前記第3レンズ群は、物体側より順に、負レンズおよび正レンズ、または、負正接合レンズから構成され、
無限遠から至近へのフォーカシングに際して、前記第2レンズ群が物体側から像面側へと移動する
撮像装置。
(9)実質的にレンズパワーを有さないレンズをさらに有する前記(8)に記載の撮像装置。
100 撮像装置
110 カメラブロック
111 撮像レンズ
112 撮像素子
120 カメラ信号処理部
130 画像処理部
140 表示部
150 リーダライタ
160 プロセッサ
170 操作受付部
180 レンズ駆動制御部
190 メモリカード

Claims (7)

  1. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成され、
    前記第3レンズ群は、物体側より順に、負レンズおよび正レンズ、または、負正接合レンズから構成され、
    無限遠から至近へのフォーカシングに際して、前記第2レンズ群が物体側から像面側へと移動する
    撮像レンズ。
  2. 前記第2レンズ群は、単レンズまたは正レンズと負レンズとの接合レンズから構成される
    請求項1記載の撮像レンズ。
  3. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、正レンズと、負レンズおよび正レンズの接合レンズとから構成される
    請求項1記載の撮像レンズ。
  4. 以下の条件式(a)を満足する請求項1記載の撮像レンズ。
    条件式(a): 0.4<f1/fl<0.85
    但し、
    f1: 前記第1レンズ群の合成焦点距離
    fl: 撮像レンズ全系の焦点距離
    とする。
  5. 以下の条件式(b)を満足する請求項1記載の撮像レンズ。
    条件式(b): −1.8<f2/fl<−0.3
    但し、
    f2: 前記第2レンズ群の合成焦点距離
    fl: 撮像レンズ全系の焦点距離
    とする。
  6. 以下の条件式(c)を満足する請求項1記載の撮像レンズ。
    条件式(c): 0.8<f3/fl<3.1
    但し、
    f3: 前記第3レンズ群の合成焦点距離
    fl: 撮像レンズ全系の焦点距離
    とする。
  7. 物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、絞りと、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とから構成される撮像レンズと、
    前記撮像レンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と
    を備え、
    前記第3レンズ群は、物体側より順に、負レンズおよび正レンズ、または、負正接合レンズから構成され、
    無限遠から至近へのフォーカシングに際して、前記第2レンズ群が物体側から像面側へと移動する
    撮像装置。
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