JP2014066946A - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents

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裕貴 山野
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Abstract

【課題】高倍率でありながら、コンパクトで全ズーム範囲に亘り明るく、高い光学性能を有し、撮影画角の十分な広角化および近距離撮影に対応するズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを少なくとも含んで構成される。第3レンズ群は、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズおよび第1の負レンズの接合レンズと、第3の正レンズと、第4の正レンズと、第2の負レンズとを配置することにより構成される。
【選択図】図1

Description

本技術は、3乃至8倍程度のズーム倍率を有するズームレンズに関する。詳しくは、高いズーム倍率と全ズーム領域に亘り十分な明るさを持ち、撮影画角の十分な広角化が可能なデジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、監視カメラ等に適したズームレンズ、および、そのズームレンズを使用した撮像装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラの市場は非常に大きなものとなっており、ユーザのデジタルスチルカメラに対する要望も多岐に亘っている。高画質化、小型化、薄型化は言うまでもなく、さらに近年では撮影レンズの高倍率化や明るさ、さらには広角化や近距離撮影への要望も非常に大きくなってきている。
一般に、ズームレンズとして、最も物体側のレンズ群が正の屈折力を有する、ポジティブリードタイプのズームレンズは、ズーム倍率を大きくできる利点や、全ズーム領域で光学系を明るく設計できる利点がある。そのため、例えばズーム倍率が4倍を超えるような高倍率ズームレンズに適したタイプとして多く用いられている。特に、ポジティブリードタイプのコンパクトなズームレンズとして、物体側より順に、正、負、正、正の屈折力を順に有する4群ズームレンズがよく知られている(例えば、特許文献1乃至4参照。)。
特開2010−204148号公報 特開2010−181543号公報 特開2010−217478号公報 特開2009−294302号公報
上述の従来技術では、正、負、正、正の屈折力を順に有する4群ズームレンズを採用しているものの、ズーム倍率を大きくする点、または、全ズーム領域で光学系を明るくする点の何れか一方のみに対応しており、両者を十分に実現することが困難である。また、4群ズームレンズは、一般的に広角化を図る際に前玉レンズ外径が大型化し易い特性をもつズームタイプでもあるため、撮影画角の十分な広角化と小型化を両立するには至っていない。
また、フォーカスユニットの小型化が要求されるズームレンズの場合、駆動するレンズ群の重量を軽量化する必要があるため、比較的フォーカスレンズの小型化および軽量化を行い易い、いわゆるリアフォーカスタイプの光学系が良く知られている。しかし、このような光学系の場合、特に望遠側においてフォーカスレンズ群のフォーカス敏感度が低くなり易いため、フォーカスストロークの確保が困難となり、十分近い距離での近距離撮影を行うことが不可能となる。
さらに、固体撮像素子を用いた撮像装置には像側がテレセントリックに近いズームレンズが像面照度を均一にすることができて望ましい。このようなズームレンズとしては最も像側のレンズ群が正の屈折力のズームレンズが適している。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、高倍率でありながら、コンパクトで全ズーム範囲に亘り明るく、高い光学性能を有し、撮影画角の十分な広角化および近距離撮影に対応するズームレンズを提供することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを少なくとも含んで構成され、上記第3レンズ群は、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズおよび第1の負レンズの接合レンズと、第3の正レンズと、第4の正レンズと、第2の負レンズとを配置することにより構成されるズームレンズである。第3および第4の正レンズと第2の負レンズとにより第3レンズ群の前側視点位置を物体側に寄せるという作用をもたらす。これにより、ズームレンズを大口径化し、ズーム倍率を向上させるとともに、第3レンズ群の小型化に寄与する。
また、この第1の側面において、第2の負レンズを光軸方向に移動させることによりフォーカシングするようにしてもよい。これにより、望遠側のフォーカス感度を向上させて、フォーカスストロークを短縮させるという作用をもたらす。これにより、絞りの近くに焦点を置いて、ズームレンズの小型化に寄与する。
また、この第1の側面において、上記第3レンズ群が以下の条件式(a)を満たすようにしてもよい。
条件式(a): −5.0 < fL36 / fGP3 < −2.5
但し、fL36は上記第2の負レンズの焦点距離、fGP3は上記第3レンズ群の焦点距離とする。
また、この第1の側面において、第4の正レンズを光軸に対して垂直方向にシフトさせることにより像ブレを補正するようにしてもよい。これにより、ブレ補正の際の偏心収差の発生を抑止するという作用をもたらす。これにより、ブレ補正レンズおよびそのアクチュエータの小型化に寄与する。
また、この第1の側面において、上記第3レンズ群が以下の条件式(b)を満たすようにしてもよい。
条件式(b): 3.0 < fL35 / fGP3 < 6.5
但し、fL35は上記第4の正レンズの焦点距離、fGP3は上記第3レンズ群の焦点距離とする。
また、この第1の側面において、上記第3レンズ群が以下の条件式(c)を満たすようにしてもよい。
条件式(c): 2.5 < fL34 / fGP3 < 6.0
但し、fL34は上記第3の正レンズの焦点距離、fGP3は上記第3レンズ群の焦点距離とする。
また、この第1の側面において、上記第3レンズ群が以下の条件式(d)を満たすようにしてもよい。
条件式(d): 0 ≦ (RL36F + RL36R) / (RL36F − RL36R) < 3.0
但し、RL36Fは上記第2の負レンズの物体側面の曲率半径、RL36Rは上記第2の負レンズの像側面の曲率半径とする。
また、この第1の側面において、上記第3レンズ群が以下の条件式(e)を満たすようにしてもよい。
条件式(e): 0 ≦ (RL35R + RL35F) / (RL35R − RL35F) < 1.5
但し、RL35Fは上記第4の正レンズの物体側面の曲率半径、RL35Rは上記第4の正レンズの像側面の曲率半径とする。
また、本技術の第2の側面は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを少なくとも含んで構成され、上記第3レンズ群は、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズおよび第1の負レンズの接合レンズと、第3の正レンズと、第4の正レンズと、第2の負レンズとを配置することにより構成されるズームレンズと、上記ズームレンズにより形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子とを具備する撮像装置である。これにより、撮像装置のズームレンズを大口径化し、ズーム倍率を向上させるとともに、第3レンズ群の小型化に寄与する。
本技術によれば、高倍率でありながら、コンパクトで全ズーム範囲に亘り明るく、高い光学性能を有し、撮影画角の十分な広角化および近距離撮影に対応することができるという優れた効果を奏し得る。
本技術の第1の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第1の実施の形態のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第1の実施の形態のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第2の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第2の実施の形態のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第2の実施の形態のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第3の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第3の実施の形態のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第3の実施の形態のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第4の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第4の実施の形態のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第4の実施の形態のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第5の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第5の実施の形態のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第5の実施の形態のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第6の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。 本技術の第6の実施の形態のズームレンズの広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第6の実施の形態のズームレンズの望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 本技術の第1乃至第6の実施の形態によるズームレンズを撮像装置100に適用した例を示す図である。
本開示のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とから構成される。これは、いわゆるポジティブリードタイプのズームレンズであり、正・負・正・正の4群ズームタイプのズームレンズである。本開示のズームレンズでは、第3レンズ群の構成が、物体側から順に、正レンズL31、正レンズL32と負レンズL33の接合レンズ、正レンズL34、正レンズL35、負レンズL36のレンズ配置により構成される。
正・負・正・正の4群ズームタイプは、一般に高倍率化し易く、全ズーム域でF値を明るく設定し易いズームタイプとしてよく知られている。また、ズーミングの際の変倍機能を最も担っている第3レンズ群を上述の通りに設定することにより、変倍時に発生する球面収差やコマ収差等の諸収差を良好に補正できるとともに、第3レンズ群の前側主点を可能な限り物体側に設定することが可能となる。そのため、結果として変倍機能を向上させることがより可能となるため高倍率化を図り易くなる。また、第3レンズ群に隣接する位置にF値を決定する部材が配置されているため、上述のように第3レンズ群の前側主点を物体側に寄せることで、光学系のF値を明るく設計する際に大型化し易い第3レンズ群の小型化を図ることが可能となる。
また、一般的に、撮影画角を広角化させた光学系においては、第1レンズ群と第2レンズ群の径が大型化し、結果的にレンズ鏡筒全体も大型化してしまう傾向がある。そこで、本開示のズームレンズのように第3レンズ群内の最も像側に配置されたレンズL36に負の屈折力を持たせることにより、光学系内の比較的像に近い位置で拡大倍率を大きく設定することが可能となる。そのため、光学系全体を小径化することが可能となり、結果として広角化と小型化の両立を実現することができる。
さらに、本開示のズームレンズは、第3レンズ群内の最も像側に配置された負レンズL36を、ズーミングの際に第3レンズ群とは独立して移動させて変倍に寄与させるようにしてもよい。これにより、負レンズL36の変倍効果をズームに寄与させることも可能となるため、高倍率化、小型化、高画質化を図り易くなる。
本開示のズームレンズは、第3レンズ群内の最も像側に配置された負レンズL36を、光軸方向に移動させることによりフォーカシングすることが可能となっている。フォーカシングを第3レンズ群内の負レンズL36で行うことにより、例えば、第4レンズ群のような像側のレンズでフォーカシングする、いわゆるリアフォーカスタイプの光学系に比べて、特に望遠側のフォーカス敏感度を高く設定することが可能となる。そのため、フォーカシングの際に必要となる光軸方向の移動ストロークを短くすることが可能となり、結果としてレンズ鏡筒、およびカメラの小型化および薄型化を図ることが可能となる。
また、フォーカシングの際に可動するフォーカスレンズとしては、1枚の負レンズのみの構成にすることにより、フォーカスレンズのサイズを小型化し、重量を軽量化することが可能となる。すなわち、アクチュエータの小型化、さらにはレンズ鏡筒の小型化に対して最もメリットがある。これに対し、撮影画質をより優先して設計したい場合は、フォーカスレンズを負の屈折力を有する接合レンズにすることにより、フォーカシング時の色収差の発生を低減することが考えられる。また、第4レンズ群をフォーカスレンズと連動して可動させることによって、像面湾曲収差の補正をより効果的に行うことも可能である。
本開示のズームレンズは、第3レンズ群が以下の条件式(a)を満たすように構成される。
条件式(a): −5.0 < fL36 / fGP3 < −2.5
但し、
L36:第3レンズ群内の最も像側に配置された負レンズL36の焦点距離
GP3:第3レンズ群の焦点距離
とする。
条件式(a)は、第3レンズ群内における負レンズL36の屈折力を規定する式である。条件式(a)の下限を超えて小さくなり過ぎる場合、負レンズL36の屈折力が小さくなり過ぎるため、負レンズL36の拡大倍率およびフォーカス感度が小さくなり、光学系の小型化が困難になる。一方、条件式(a)の上限を超えて大きくなり過ぎる場合、負レンズL36の屈折力が強くなり過ぎるため、負レンズL36で発生する諸収差の発生が大きくなってしまうことにより、画質劣化を招くおそれがある。ここでは、特に、フォーカシング時における像面湾曲収差およびコマ収差が問題となる。
また、本開示のズームレンズにおいては、以下の条件式(a')をさらに満足することがより好ましい。
条件式(a'): −4.5 < fL36 / fGP3 < −3.2
この条件式(a')を満足することにより、上述の条件式(a)の効果をさらに高めることが可能となる。
本開示のズームレンズは、第3レンズ群内の像側から2つ目に配置された正レンズL35を、光軸に対して垂直方向にシフトさせることで、手ブレ等により発生する像ブレを補正することが可能となっている。これにより、像ブレを補正時にシフトするレンズを1枚のレンズのみに設定できるため、像ブレ補正レンズのサイズを小型化し、重量を軽量化することが可能となる。すなわち、アクチュエータの小型化、さらにはレンズ鏡筒の小型化に対して最もメリットがある。
また、第3レンズ群は、最も物体側から順に配置された正・正・負・正の4枚のレンズ配置により、球面収差、コマ収差、倍率色収差等の諸収差の多くを補正している。そのため、例えば、最も物体側の正レンズL31や物体側から4つ目の正レンズL34を、ブレ補正レンズとして採用した場合、シフトの際に発生する偏芯収差の発生が非常に大きくなり、大幅な画質劣化が発生してしまう。したがって、画質の観点においても、正レンズL35を像ブレシフト用レンズとして設定することは最も好ましい。さらに、もし撮影画質をさらに優先して設計したい場合は、像ブレシフト用レンズを正の屈折力を持つ接合レンズにし、または、非球面処理を施すことにより、偏芯時に発生する色収差やコマ収差等の発生を低減することも可能である。
本開示のズームレンズにおいて、第3レンズ群の像側から2つ目に配置された正レンズL35は、以下の条件式(b)を満足するように構成される。
条件式(b): 3.0 < fL35 / fGP3 < 6.5
但し、
L35:第3レンズ群内の像側から2つ目に配置された負レンズL35の焦点距離
GP3:第3レンズ群の焦点距離
とする。
条件式(b)は、第3レンズ郡内における正レンズL35の屈折力を規定する式である。条件式(b)の上限を超えて大きくなり過ぎる場合、正レンズL35の屈折力が小さくなり過ぎるため、正レンズL35のブレ補正係数が小さくなり過ぎる。そのため、像ブレ補正の際に必要なシフト量が大きくなり、結果としてレンズ鏡筒の大型化を招く。一方、条件式(b)の下限を超えて小さくなり過ぎる場合、正レンズL35の屈折力が強くなり過ぎるため、正レンズL35で発生する諸収差、特に像ブレ補正時における偏芯収差の発生が大きくなってしまうため、画質劣化を招くおそれがある。
また、本開示のズームレンズにおいては、以下の条件式(b')をさらに満足することがより好ましい。
条件式(b'): 3.5 < fL35 / fGP3 < 6.0
この条件式(b')を満足することにより、上述の条件式(b)の効果をさらに高めることが可能となる。
本開示のズームレンズにおいて、第3レンズ群内の物体側から4つ目に配置された正レンズL34は、以下の条件式(c)を満足するように構成される。
条件式(c): 2.5 < fL34 / fGP3 < 6.0
但し、
L34:第3レンズ群内の物体側から4つ目に配置された正レンズL34の焦点距離
GP3:第3レンズ群の焦点距離
とする。
条件式(c)は、第3レンズ郡内における正レンズL34の屈折力を規定する式である。条件式(c)の上限を超えて大きくなり過ぎる場合、正レンズL34の屈折力が小さくなり過ぎるため、第3レンズ群内における正レンズL34の収差補正効果が十分に得られなくなるおそれがある。一方、条件式(c)の下限を超えて小さくなり過ぎる場合、正レンズL34の屈折力が大きくなり過ぎる。そのため、正レンズL34で収差発生が大きくなることに加えて、第3レンズ群の前側主点位置を十分に物体側に寄せることが困難になるため、レンズ鏡筒の小型化を達成することも困難となる。
また、本開示のズームレンズにおいては、以下の条件式(c')をさらに満足することがより好ましい。
条件式(c'): 2.8 < fL34 / fGP3 < 5.5
この条件式(c')を満足することにより、上述の条件式(c)の効果をさらに高めることが可能となる。
本開示のズームレンズにおいて、第3レンズ群内の負レンズL36は、以下の条件式(d)を満足するように構成される。
条件式(d): 0 ≦ (RL36F + RL36R) / (RL36F − RL36R) < 3.0
但し、
L36F:第3レンズ群内の最も像側に配置された負レンズL36の物体側面の曲率半径
L36R:第3レンズ群内の最も像側に配置された負レンズL36の像側面の曲率半径
とする。
条件式(d)は、第3レンズ群内の最も像側に配置された、負レンズL36のシェイプファクターを規定する式である。条件式(d)の下限を超えて小さくなり過ぎる場合、負レンズL36のシェイプファクターがマイナスの値になってしまう。そのため、負レンズL36の像側レンズ面の負の屈折力が低くなり、第3レンズ群の前側主点位置を十分に物体側まで寄せることが困難となり、結果としてレンズ鏡筒の小型化を達成することができなくなる。一方、条件式(d)の上限を超えて大きくなり過ぎる場合、負レンズL36のシェイプファクターがプラス方向に大きくなり過ぎる。そのため、負レンズL36の像側レンズ面の負の屈折力が強くなり、負レンズL36で発生する諸収差、特にフォーカシング時における像面湾曲収差とコマ収差の発生が大きくなってしまうことにより、画質劣化を招くおそれがある。
また、本開示のズームレンズにおいては、以下の条件式(d')をさらに満足することがより好ましい。
条件式(d'): 1 ≦ (RL36F + RL36R) / (RL36F − RL36R) < 2.5
この条件式(d')を満足することにより、上述の条件式(d)の効果をさらに高めることが可能となる。
本開示のズームレンズにおいて、第3レンズ群内の最も像側から2つ目に配置された正レンズL35は、以下の条件式(e)を満足するように構成される。
条件式(e): 0 ≦ (RL35R + RL35F) / (RL35R − RL35F) < 1.5
但し、
L35F:第3レンズ群内の最も像側から2つ目に配置された正レンズL35の物体側面の曲率半径
L35R:第3レンズ群内の最も像側から2つ目に配置された正レンズL35の像側面の曲率半径
とする。
条件式(e)は、第3レンズ群内の最も像側から2つ目に配置された正レンズL35のシェイプファクターを規定する式である。条件式(e)の下限を超えて小さくなり過ぎる場合、正レンズL35のシェイプファクターがマイナスの値になってしまうため、正レンズL35の像側レンズ面の負の屈折力が強くなる。そのため、第3レンズ群の前側主点位置が十分物体側まで寄せることが困難となることで、結果としてレンズ鏡筒の小型化を達成できなくなる。一方、条件式(e)の上限を超えて大きくなり過ぎる場合、正レンズL35のシェイプファクターがプラス方向に大きくなり過ぎる。そのため、正レンズL35の物体側レンズ面の正の屈折力が強くなり、正レンズL35で発生する諸収差の発生が大きくなってしまうことにより、画質劣化を招くおそれがある。
また、本開示のズームレンズにおいては、以下の条件式(e')をさらに満足することがより好ましい。
条件式(e'): 0 ≦ (RL35R + RL35F) / (RL35R − RL35F) < 1.0
この条件式(e')を満足することにより、上述の条件式(e)の効果をさらに高めることが可能となる。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(数値実施例1)
2.第2の実施の形態(数値実施例2)
3.第3の実施の形態(数値実施例3)
4.第4の実施の形態(数値実施例4)
5.第5の実施の形態(数値実施例5)
6.第6の実施の形態(数値実施例6)
7.適用例(撮像装置)
なお、以下の各表や説明において示した記号の意味等については、下記に示す通りである。すなわち、「si」は物体側から数えてi番目の面を意味する面番号を示す。「ri」は物体側から数えて第i番目の面の曲率半径を示す。「di」は物体側から数えて第i番目の面と第i+1番目の面との間の軸上面間隔を示す。「ni」は物体側に第i面を有する硝材のd線(波長587.6nm)に対する屈折率を示す。「νi」は物体側に第i面を有する硝材のd線に対するアッベ数を示す。そして、曲率半径に関し「INFINITY」は、当該面が平面であることを示す。また、面番号に付された「ASP」は、当該面が非球面形状で構成されていることを示す。また、面番号における「STO」は、当該面が開口絞りになっていることを示す。また、「f」は焦点距離を示す。「Fno」はF値(Fナンバー)を示す。「ω」は半画角を示す。
また、各実施の形態において用いられるズームレンズには、上述のようにレンズ面が非球面によって構成されるものがある。レンズ面の頂点から光軸方向の距離(サグ量)を「x」、光軸と垂直な方向の高さを「y」、レンズ頂点での近軸曲率を「c」、円錐(コーニック)定数を「к」とすると、
x=cy2/(1+(1−(1+к)c221/2
+A4y4+A6y6+A8y8+A10y10
によって定義されるものとする。なお、A4、A6、A8およびA10は、それぞれ第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数である。
<1.第1の実施の形態>
[レンズ構成]
図1は、本技術の第1の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。この第1の実施の形態におけるズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とから構成される。
第1レンズ群GR1は、物体側から像側へ順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12が接合されてなる接合レンズから構成される。
第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、負レンズL22と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL23とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第3レンズ群GR3は、正レンズL31と、正レンズL32および負レンズL33の接合レンズと、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL34と、正レンズL35と、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL36とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第4レンズ群GR4は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL41から構成される。
第3レンズ群GR3の物体側には、開口絞りSTOが配置される。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。
このズームレンズでは、負レンズL36を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行う。また、このズームレンズでは、正レンズL35を光軸に対して垂直方向にシフトさせることにより像ブレ補正を行う。
[ズームレンズの緒元]
表1に、第1の実施の形態におけるズームレンズに具体的数値を適用した数値実施例1のレンズデータを示す。
Figure 2014066946
この第1の実施の形態におけるズームレンズでは、第2レンズ群GR2の負レンズL21の両面(第4面、第5面)、正レンズL23の両面(第8面、第9面)、第3レンズ群GR3の正レンズL31の両面(第11面、第12面)、正レンズL34の両面(第16面、第17面)、第4レンズ群GR4の正レンズL41の両面(第22面、第23面)は、非球面に形成される。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表2に示す。なお、表2および以下の非球面係数を示す表において「E−i」は10を底とする指数表現、すなわち、「10-i」を表しており、例えば、「0.12345E−05」は「0.12345×10-5」を表している。
Figure 2014066946
表3に、この数値実施例1の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における焦点距離f、F値Fnoおよび半画角ωを示す。
Figure 2014066946
この第1の実施の形態におけるズームレンズでは、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、被写体距離を無限遠とした場合には、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d3、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔d9、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔d21、第4レンズ群GR4とフィルタSGとの間の面間隔d23が変化する。この場合における各面間隔の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における可変間隔を表4に示す。
Figure 2014066946
[ズームレンズの収差]
図2および3は、本技術の第1の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦時の諸収差図である。図2は広角端状態、図3は望遠端状態における各収差図を示す。これらの図において、aは球面収差図、bは非点収差図(像面湾曲図)、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、これら球面収差図および以下の球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)における値を示す。また、これら非点収差図および以下の非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例1は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<2.第2の実施の形態>
[レンズ構成]
図4は、本技術の第2の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。この第2の実施の形態におけるズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とから構成される。
第1レンズ群GR1は、物体側から像側へ順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12が接合されてなる接合レンズから構成される。
第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、負レンズL22と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL23とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第3レンズ群GR3は、正レンズL31と、正レンズL32および負レンズL33の接合レンズと、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL34と、正レンズL35と、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL36とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第4レンズ群GR4は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL41から構成される。
第3レンズ群GR3の物体側には、開口絞りSTOが配置される。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。
このズームレンズでは、負レンズL36を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行う。また、このズームレンズでは、正レンズL35を光軸に対して垂直方向にシフトさせることにより像ブレ補正を行う。
[ズームレンズの緒元]
表5に、第2の実施の形態におけるズームレンズに具体的数値を適用した数値実施例2のレンズデータを示す。
Figure 2014066946
この第2の実施の形態におけるズームレンズでは、第2レンズ群GR2の負レンズL21の両面(第4面、第5面)、正レンズL23の両面(第8面、第9面)、第3レンズ群GR3の正レンズL31の両面(第11面、第12面)、正レンズL34の両面(第16面、第17面)、第4レンズ群GR4の正レンズL41の両面(第22面、第23面)は、非球面に形成される。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表6に示す。
Figure 2014066946
表7に、この数値実施例2の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における焦点距離f、F値Fnoおよび半画角ωを示す。
Figure 2014066946
この第2の実施の形態におけるズームレンズでは、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、被写体距離を無限遠とした場合には、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d3、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔d9、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔d21、第4レンズ群GR4とフィルタSGとの間の面間隔d23が変化する。この場合における各面間隔の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における可変間隔を表8に示す。
Figure 2014066946
[ズームレンズの収差]
図5および6は、本技術の第2の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦時の諸収差図である。図5は広角端状態、図6は望遠端状態における各収差図を示す。これらの図において、aは球面収差図、bは非点収差図(像面湾曲図)、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、これら球面収差図および以下の球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)における値を示す。また、これら非点収差図および以下の非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例2は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<3.第3の実施の形態>
[レンズ構成]
図7は、本技術の第3の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。この第3の実施の形態におけるズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とから構成される。
第1レンズ群GR1は、物体側から像側へ順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12が接合されてなる接合レンズから構成される。
第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、負レンズL22と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL23とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第3レンズ群GR3は、正レンズL31と、正レンズL32および負レンズL33の接合レンズと、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL34と、正レンズL35と、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL36とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第4レンズ群GR4は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL41から構成される。
第3レンズ群GR3の物体側には、開口絞りSTOが配置される。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。
このズームレンズでは、負レンズL36を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行う。また、このズームレンズでは、正レンズL35を光軸に対して垂直方向にシフトさせることにより像ブレ補正を行う。
[ズームレンズの緒元]
表9に、第3の実施の形態におけるズームレンズに具体的数値を適用した数値実施例3のレンズデータを示す。
Figure 2014066946
この第3の実施の形態におけるズームレンズでは、第2レンズ群GR2の負レンズL21の両面(第4面、第5面)、正レンズL23の両面(第8面、第9面)、第3レンズ群GR3の正レンズL31の両面(第11面、第12面)、正レンズL34の両面(第16面、第17面)、第4レンズ群GR4の正レンズL41の両面(第22面、第23面)は、非球面に形成される。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表10に示す。
Figure 2014066946
表11に、この数値実施例3の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における焦点距離f、F値Fnoおよび半画角ωを示す。
Figure 2014066946
この第3の実施の形態におけるズームレンズでは、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、被写体距離を無限遠とした場合には、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d3、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔d9、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔d21、第4レンズ群GR4とフィルタSGとの間の面間隔d23が変化する。この場合における各面間隔の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における可変間隔を表12に示す。
Figure 2014066946
[ズームレンズの収差]
図8および9は、本技術の第3の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦時の諸収差図である。図8は広角端状態、図9は望遠端状態における各収差図を示す。これらの図において、aは球面収差図、bは非点収差図(像面湾曲図)、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、これら球面収差図および以下の球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)における値を示す。また、これら非点収差図および以下の非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例3は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<4.第4の実施の形態>
[レンズ構成]
図10は、本技術の第4の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。この第4の実施の形態におけるズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とから構成される。
第1レンズ群GR1は、物体側から像側へ順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12が接合されてなる接合レンズから構成される。
第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、負レンズL22と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL23とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第3レンズ群GR3は、正レンズL31と、正レンズL32および負レンズL33の接合レンズと、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL34と、正レンズL35と、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL36とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第4レンズ群GR4は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL41から構成される。
第3レンズ群GR3の物体側には、開口絞りSTOが配置される。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。
このズームレンズでは、負レンズL36を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行う。また、このズームレンズでは、正レンズL35を光軸に対して垂直方向にシフトさせることにより像ブレ補正を行う。
[ズームレンズの緒元]
表13に、第4の実施の形態におけるズームレンズに具体的数値を適用した数値実施例4のレンズデータを示す。
Figure 2014066946
この第4の実施の形態におけるズームレンズでは、第2レンズ群GR2の負レンズL21の両面(第4面、第5面)、正レンズL23の両面(第8面、第9面)、第3レンズ群GR3の正レンズL31の両面(第11面、第12面)、正レンズL34の両面(第16面、第17面)、第4レンズ群GR4の正レンズL41の両面(第22面、第23面)は、非球面に形成される。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表14に示す。
Figure 2014066946
表15に、この数値実施例4の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における焦点距離f、F値Fnoおよび半画角ωを示す。
Figure 2014066946
この第4の実施の形態におけるズームレンズでは、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、被写体距離を無限遠とした場合には、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d3、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔d9、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔d21、第4レンズ群GR4とフィルタSGとの間の面間隔d23が変化する。この場合における各面間隔の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における可変間隔を表16に示す。
Figure 2014066946
[ズームレンズの収差]
図11および12は、本技術の第4の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦時の諸収差図である。図11は広角端状態、図12は望遠端状態における各収差図を示す。これらの図において、aは球面収差図、bは非点収差図(像面湾曲図)、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、これら球面収差図および以下の球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)における値を示す。また、これら非点収差図および以下の非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例4は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<5.第5の実施の形態>
[レンズ構成]
図13は、本技術の第5の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。この第5の実施の形態におけるズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とから構成される。
第1レンズ群GR1は、物体側から像側へ順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12が接合されてなる接合レンズから構成される。
第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、負レンズL22と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL23とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第3レンズ群GR3は、正レンズL31と、正レンズL32および負レンズL33の接合レンズと、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL34と、正レンズL35と、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL36とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第4レンズ群GR4は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL41から構成される。
第3レンズ群GR3の物体側には、開口絞りSTOが配置される。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。
このズームレンズでは、負レンズL36を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行う。また、このズームレンズでは、正レンズL35を光軸に対して垂直方向にシフトさせることにより像ブレ補正を行う。
[ズームレンズの緒元]
表17に、第5の実施の形態におけるズームレンズに具体的数値を適用した数値実施例5のレンズデータを示す。
Figure 2014066946
この第5の実施の形態におけるズームレンズでは、第2レンズ群GR2の負レンズL21の両面(第4面、第5面)、正レンズL23の両面(第8面、第9面)、第3レンズ群GR3の正レンズL31の両面(第11面、第12面)、正レンズL34の両面(第16面、第17面)、第4レンズ群GR4の正レンズL41の両面(第22面、第23面)は、非球面に形成される。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表18に示す。
Figure 2014066946
表19に、この数値実施例5の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における焦点距離f、F値Fnoおよび半画角ωを示す。
Figure 2014066946
この第5の実施の形態におけるズームレンズでは、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、被写体距離を無限遠とした場合には、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d3、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔d9、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔d21、第4レンズ群GR4とフィルタSGとの間の面間隔d23が変化する。この場合における各面間隔の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における可変間隔を表20に示す。
Figure 2014066946
[ズームレンズの収差]
図14および15は、本技術の第5の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦時の諸収差図である。図14は広角端状態、図15は望遠端状態における各収差図を示す。これらの図において、aは球面収差図、bは非点収差図(像面湾曲図)、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、これら球面収差図および以下の球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)における値を示す。また、これら非点収差図および以下の非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例5は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
<6.第6の実施の形態>
[レンズ構成]
図16は、本技術の第6の実施の形態におけるズームレンズのレンズ構成を示す図である。この第6の実施の形態におけるズームレンズは、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1と、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2と、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3と、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4とから構成される。ただし、後述するように、第3レンズ群GR3は、前側のGR3−aと後ろ側のGR3−bとに分かれており、独立して動作することが可能な構成となっている。
第1レンズ群GR1は、物体側から像側へ順に、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL11および物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL12が接合されてなる接合レンズから構成される。
第2レンズ群GR2は、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL21と、負レンズL22と、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL23とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
第3レンズ群GR3は、正レンズL31と、正レンズL32および負レンズL33の接合レンズと、像側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL34と、正レンズL35と、像側に凹面を向けたメニスカス形状の負レンズL36とを、物体側から像側へ順に配置することにより構成される。この第3レンズ群GR3は、他の実施の形態と異なり、前側のGR3−aと後ろ側のGR3−bとに分かれており、独立して動作することが可能な構成となっている。すなわち、第3レンズ群GR3内の最も像側に配置される負レンズL36を、ズーミングの際に第3レンズ群GR3とは独立して移動させて変倍に寄与させる構成となっている。負レンズL36は後ろ側のGR3−bを構成し、他の5枚のレンズが前側のGR3−aを構成する。
第4レンズ群GR4は、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の正レンズL41から構成される。
第3レンズ群GR3の物体側には、開口絞りSTOが配置される。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、フィルタSGが配置される。
このズームレンズでは、負レンズL36を光軸方向に移動させることによりフォーカシングを行う。また、このズームレンズでは、正レンズL35を光軸に対して垂直方向にシフトさせることにより像ブレ補正を行う。
[ズームレンズの緒元]
表21に、第6の実施の形態におけるズームレンズに具体的数値を適用した数値実施例6のレンズデータを示す。
Figure 2014066946
この第6の実施の形態におけるズームレンズでは、第2レンズ群GR2の負レンズL21の両面(第4面、第5面)、正レンズL23の両面(第8面、第9面)、第3レンズ群GR3の正レンズL31の両面(第11面、第12面)、正レンズL34の両面(第16面、第17面)、第4レンズ群GR4の正レンズL41の両面(第22面、第23面)は、非球面に形成される。これら各面の円錐定数к、第4次、第6次、第8次および第10次の非球面係数A4、A6、A8およびA10を、表22に示す。
Figure 2014066946
表23に、この数値実施例6の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における焦点距離f、F値Fnoおよび半画角ωを示す。
Figure 2014066946
この第6の実施の形態におけるズームレンズでは、広角端状態と望遠端状態の間の変倍に際して、被写体距離を無限遠とした場合には、第1レンズ群GR1と第2レンズ群GR2との間の面間隔d3、第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間の面間隔d9、正レンズL35と負レンズL36との間の面間隔d19、第3レンズ群GR3と第4レンズ群GR4との間の面間隔d21、第4レンズ群GR4とフィルタSGとの間の面間隔d23が変化する。この場合における各面間隔の広角端状態、中間焦点距離状態および望遠端状態における可変間隔を表24に示す。
Figure 2014066946
[ズームレンズの収差]
図17および18は、本技術の第6の実施の形態におけるズームレンズの無限遠合焦時の諸収差図である。図17は広角端状態、図18は望遠端状態における各収差図を示す。これらの図において、aは球面収差図、bは非点収差図(像面湾曲図)、cは歪曲収差図をそれぞれ示している。
なお、これら球面収差図および以下の球面収差図において、実線はd線(587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)における値を示す。また、これら非点収差図および以下の非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面における値を示す。
各収差図から、数値実施例6は諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有していることが明らかである。
[条件式のまとめ]
表25に第1乃至6の実施の形態の数値実施例1乃至6における各値を示す。この値からも明らかなように、条件式(a)乃至(e)を満足することがわかる。また、各収差図に示すように、広角端および望遠端において、各種収差もバランスよく補正されていることがわかる。
Figure 2014066946
<7.適用例>
[撮像装置の構成]
図19は、本技術の第1乃至6の実施の形態によるズームレンズを撮像装置100に適用した例を示す図である。この撮像装置100は、カメラブロック110と、カメラ信号処理部120と、画像処理部130と、表示部140と、リーダライタ150と、プロセッサ160と、操作受付部170と、レンズ駆動制御部180とを備えている。
カメラブロック110は、撮像機能を担うものであり、第1乃至6の実施の形態によるズームレンズ111と、そのズームレンズ111により形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子112とを備える。撮像素子112としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の光電変換素子を利用することができる。ズームレンズ111としては、ここでは、第1乃至第6の実施の形態のレンズ群を単レンズに簡略化して示している。
カメラ信号処理部120は、撮影された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うものである。このカメラ信号処理部120は、撮像素子112からの出力信号に対してデジタル信号への変換を行う。また、このカメラ信号処理部120は、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の各種の信号処理を行う。
画像処理部130は、画像信号の記録再生処理を行うものである。この画像処理部130は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
表示部140は、撮影された画像等を表示するものである。この表示部140は、操作受付部170における操作状態や、撮影した画像等の各種のデータを、表示する機能を有している。この表示部140は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)により構成することができる。
リーダライタ150は、メモリカード190に対して画像信号の書込みおよび読出しのアクセスを行うものである。このリーダライタ150は、画像処理部130によって符号化された画像データをメモリカード190に対して書き込み、また、メモリカード190に記録された画像データを読み出す。メモリカード190は、例えば、リーダライタ150に接続されたスロットに対して着脱可能な半導体メモリである。
プロセッサ160は、撮像装置の全体を制御するものである。このプロセッサ160は、撮像装置100に設けられた各回路ブロックを制御する制御処理部として機能し、操作受付部170からの操作指示信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
操作受付部170は、ユーザからの操作を受け付けるものである。この操作受付部170は、例えば、シャッター操作を行うためのシャッターレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等によって実現することができる。この操作受付部170によって受け付けられた操作指示信号は、プロセッサ160に供給される。
レンズ駆動制御部180は、カメラブロック110に配置されたレンズの駆動を制御するものである。このレンズ駆動制御部180は、ズームレンズ111の各レンズを駆動するための(図示しない)モータ等を、プロセッサ160からの制御信号に基づいて制御する。
この撮像装置100では、撮影の待機状態においては、プロセッサ160による制御下でカメラブロック110において撮影された画像信号が、カメラ信号処理部120を介して表示部140に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、操作受付部170においてズーミングのための操作指示信号が受け付けられると、プロセッサ160はレンズ駆動制御部180に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部180の制御に基づいてズームレンズ111の所定のレンズが移動される。
操作受付部170においてシャッター操作が受け付けられると、撮影された画像信号がカメラ信号処理部120から画像処理部130に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはリーダライタ150に出力され、メモリカード190に書き込まれる。
フォーカシングは、例えば、操作受付部170においてシャッターレリーズボタンが半押しされた場合や、記録(撮影)のために全押しされた場合等に行われる。この場合、プロセッサ160からの制御信号に基づいて、レンズ駆動制御部180がズームレンズ111の所定のレンズを移動させる。
メモリカード190に記録された画像データを再生する場合には、操作受付部170において受け付けられた操作に応じて、リーダライタ150によってメモリカード190から所定の画像データが読み出される。そして、画像処理部130によって伸張復号化処理が行われた後、再生画像信号が表示部140に出力されて、再生画像が表示される。
なお、上述の実施の形態においては撮像装置100をデジタルスチルカメラと想定した例を示したが、撮像装置100はデジタルスチルカメラに限られることはなく、デジタルビデオカメラ等のデジタル入出力機器として広く適用することができる。
このように、本技術の実施の形態によれば、正、負、正、正の屈折力を順に有する4群ズームレンズにおいて、第3レンズ群の構成を以下の6枚構成とすることにより、第3レンズ群を小型化することができる。ここで、第3レンズ群は、正レンズL31と、正レンズL32および負レンズL33の接合レンズと、正レンズL34と、正レンズL35と、負レンズL36とを物体側から像側へ順に配置することにより構成される。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群とを備え、
前記第3レンズ群は、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズおよび第1の負レンズの接合レンズと、第3の正レンズと、第4の正レンズと、第2の負レンズとを配置することにより構成される
ズームレンズ。
(2)前記第2の負レンズを光軸方向に移動させることによりフォーカシングする前記(1)に記載のズームレンズ。
(3)前記第3レンズ群が以下の条件式(a)を満たす前記(1)または(2)に記載のズームレンズ。
条件式(a): −5.0 < fL36 / fGP3 < −2.5
但し、
L36:前記第2の負レンズの焦点距離
GP3:前記第3レンズ群の焦点距離
とする。
(4)前記第4の正レンズを光軸に対して垂直方向にシフトさせることにより像ブレを補正する前記(1)から(3)のいずれかに記載のズームレンズ。
(5)前記第3レンズ群が以下の条件式(b)を満たす前記(1)から(4)のいずれかに記載のズームレンズ。
条件式(b): 3.0 < fL35 / fGP3 < 6.5
但し、
L35:前記第4の正レンズの焦点距離
GP3:前記第3レンズ群の焦点距離
とする。
(6)前記第3レンズ群が以下の条件式(c)を満たす前記(1)から(5)のいずれかに記載のズームレンズ。
条件式(c): 2.5 < fL34 / fGP3 < 6.0
但し、
L34:前記第3の正レンズの焦点距離
GP3:前記第3レンズ群の焦点距離
とする。
(7)前記第3レンズ群が以下の条件式(d)を満たす前記(1)から(6)のいずれかに記載のズームレンズ。
条件式(d): 0 ≦ (RL36F + RL36R) / (RL36F − RL36R) < 3.0
但し、
L36F:前記第2の負レンズの物体側面の曲率半径
L36R:前記第2の負レンズの像側面の曲率半径
とする。
(8)前記第3レンズ群が以下の条件式(e)を満たす前記(1)から(7)のいずれかに記載のズームレンズ。
条件式(e): 0 ≦ (RL35R + RL35F) / (RL35R − RL35F) < 1.5
但し、
L35F:前記第4の正レンズの物体側面の曲率半径
L35R:前記第4の正レンズの像側面の曲率半径
とする。
(9)実質的にレンズパワーを有さないレンズをさらに有する前記(1)から(8)のいずれかに記載のズームレンズ。
(10)物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを少なくとも含んで構成され、前記第3レンズ群は、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズおよび第1の負レンズの接合レンズと、第3の正レンズと、第4の正レンズと、第2の負レンズとを配置することにより構成されるズームレンズと、
前記ズームレンズにより形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と
を具備する撮像装置。
(11)前記ズームレンズにおいて実質的にレンズパワーを有さないレンズをさらに具備する前記(10)に記載の撮像装置。
100 撮像装置
110 カメラブロック
111 ズームレンズ
112 撮像素子
120 カメラ信号処理部
130 画像処理部
140 表示部
150 リーダライタ
160 プロセッサ
170 操作受付部
180 レンズ駆動制御部
190 メモリカード

Claims (9)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを少なくとも含んで構成され、
    前記第3レンズ群は、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズおよび第1の負レンズの接合レンズと、第3の正レンズと、第4の正レンズと、第2の負レンズとを配置することにより構成される
    ズームレンズ。
  2. 前記第2の負レンズを光軸方向に移動させることによりフォーカシングする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 前記第3レンズ群が以下の条件式(a)を満たす請求項1記載のズームレンズ。
    条件式(a): −5.0 < fL36 / fGP3 < −2.5
    但し、
    L36:前記第2の負レンズの焦点距離
    GP3:前記第3レンズ群の焦点距離
    とする。
  4. 前記第4の正レンズを光軸に対して垂直方向にシフトさせることにより像ブレを補正する請求項1記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズ群が以下の条件式(b)を満たす請求項1記載のズームレンズ。
    条件式(b): 3.0 < fL35 / fGP3 < 6.5
    但し、
    L35:前記第4の正レンズの焦点距離
    GP3:前記第3レンズ群の焦点距離
    とする。
  6. 前記第3レンズ群が以下の条件式(c)を満たす請求項1記載のズームレンズ。
    条件式(c): 2.5 < fL34 / fGP3 < 6.0
    但し、
    L34:前記第3の正レンズの焦点距離
    GP3:前記第3レンズ群の焦点距離
    とする。
  7. 前記第3レンズ群が以下の条件式(d)を満たす請求項1記載のズームレンズ。
    条件式(d): 0 ≦ (RL36F + RL36R) / (RL36F − RL36R) < 3.0
    但し、
    L36F:前記第2の負レンズの物体側面の曲率半径
    L36R:前記第2の負レンズの像側面の曲率半径
    とする。
  8. 前記第3レンズ群が以下の条件式(e)を満たす請求項1記載のズームレンズ。
    条件式(e): 0 ≦ (RL35R + RL35F) / (RL35R − RL35F) < 1.5
    但し、
    L35F:前記第4の正レンズの物体側面の曲率半径
    L35R:前記第4の正レンズの像側面の曲率半径
    とする。
  9. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを少なくとも含んで構成され、前記第3レンズ群は、物体側から順に、第1の正レンズと、第2の正レンズおよび第1の負レンズの接合レンズと、第3の正レンズと、第4の正レンズと、第2の負レンズとを配置することにより構成されるズームレンズと、
    前記ズームレンズにより形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と
    を具備する撮像装置。
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