JP5003080B2 - ハブホイール、ハブユニット及びハブホイールの加工方法 - Google Patents

ハブホイール、ハブユニット及びハブホイールの加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブレーキロータを取り付けるためのフランジを備え、このフランジのボルト孔に、ブレーキロータ取付用のボルトが圧入固定されるハブホイール、ハブユニット及びこのハブホイールの加工方法に関する。
車輪用ハブユニットのハブホイールには、一般的に、ブレーキロータを取り付けるためフランジが径方向外向きに形成されている。また、このフランジには、ブレーキロータ取付用のボルト孔が設けられている。また、ドライブシャフトに取り付けられているハブユニットに対しブレーキロータを取り付けることができるようにするために、ハブユニットが単品状態にあるときに、ハブユニットのボルト孔に対してブレーキロータ取付用のボルトが圧入固定されている。そして、このようにして圧入固定されているボルトに対しブレーキロータのボルト孔を挿入し、ボルトのネジ部にナットを締結することによりブレーキロータが固定されていた。また、ボルトの圧入固定は、ボルトのネジ軸部における頭部側に形成されたセレーションをボルト孔の円形内周面に対して塑性変形させて食い込ませるように行われていた。
ところで、このようにボルトのセレーションをボルト孔に塑性変形させて食い込ませるように圧入固定すると、塑性変形により流動する肉部がフランジのブレーキロータを取り付けるブレーキロータ取付面に膨出する現象が生ずる。このような膨出部分がブレーキロータ取付面に存在すると、フランジに対しブレーキロータを密着固定することができなくなる。その結果、ブレーキロータとブレーキパッドとの隙間が径方向で不均一となり、ブレーキパッドが偏磨耗するといった、所謂ブレーキロータの面振れの問題が発生する恐れがあった。
このような問題を解決する方法として、特許文献1に記載のように、ボルト孔のブレーキロータ取付面側に拡大部を設ける方法が行われている。これを図4に示す。図4は、フランジ101のボルト孔102にボルト103が圧入固定されている状態とともにボルト孔102の形状を示す。この図に示すように、ボルト孔102において、ボルト103の頭部103aが当接するボルト座面104側には、ボルト座面104に向けてテーパ形状で拡大する第1拡大部105が形成されていた。また、ボルト孔102において、ブレーキロータ106が取り付けられるブレーキロータ取付面107側には、ブレーキロータ取付面107に向けてテーパ形状で拡大する第2拡大部108が形成されていた。さらに、第1拡大部105と第2拡大部108との間に小径部109が形成されていた。そして、ボルト103は、この小径部109にボルト103のセレーション103bを塑性変形させて食い込ませることにより、ボルト孔102に圧入固定されていた。
また、上記従来のハブホイール110は、フランジ101に上記構成のボルト孔102を備えるものであって、ブレーキロータ取付面107の仕上げ加工が行われた後に、ボルト孔102の加工が行われていた。
特開2005−54999号公報
このため、フランジ101の厚さが薄いとボルト孔102の加工によりフランジ101が変形し、フランジ101のブレーキロータ取付面107の面振れ精度が悪くなる可能性があった。これを解決するには、図5に示すように、ボルト孔102の加工後にブレーキロータ取付面107の仕上げ加工を行うとことが好ましい。しかし、この場合には、ボルト孔102の第2拡大部108の開口縁108aにバリが発生する恐れがあった。このようなバリが発生すると、バリがブレーキロータ106とブレーキロータ取付面107との間に噛み込み、ブレーキロータ106をブレーキロータ取付面107に密着して取り付けることが困難になり、ブレーキロータ106の面振れを招く恐れがあった。また、このようなバリを軽減するには、第2拡大部108のボルト孔102の中心線に対するテーパ角度θを大きくすればよいが、テーパ角度θを大きくすると、第2拡大部108の加工精度やブレーキロータ取付面107の仕上げ加工の加工精度により開口縁108aの孔径が大きく変化する恐れがあった。そして、開口縁108aの孔径が大きくなった場合には、開口縁108aとボルト103の軸部との隙間(図5におけるSに略等しい)が大きくなりボルト103による締付力が低下する恐れがあった。なお、第2拡大部108の加工精度やブレーキロータ取付面107の仕上げ加工の加工精度を上げることは、加工に手間がかかり、コストアップになる。
本発明は、かかる事情に鑑み成されたものであって、ハブユニットを構成するハブホイールに対するブレーキロータの取付性を良好にするとともに、ハブホイールの加工性を向上させることを目的とする。
本発明のハブホイールは、径方向外向きに形成されたブレーキロータ取付用のフランジと、このフランジに形成された、ブレーキロータ取付用の複数のボルトを圧入して固定するためのボルト孔とを備えている。そして、このボルト孔は、ブレーキロータを取り付けるブレーキロータ取付面側に、ブレーキロータ取付面に向かってテーパ形状で拡大する拡大部を備えている。さらに、この拡大部は、ボルト孔の開口縁から内部に向けて、ボルト孔の中心線に対するテーパ角度が異なる二つのテーパ面により形成されるとともに、開口縁側のテーパ面のテーパ角度がその内部側のテーパ面のテーパ角度より大きく形成されている。
本発明のハブホイールは、上記のように構成されているので、ボルトを圧入することによる肉部のブレーキロータ取付面への移動は、ブレーキロータ取付面側に形成された拡大部により吸収される。また、この拡大部においては、開口縁側のテーパ面のテーパ角度がその内部のテーパ面のテーパ角度より大きく形成されているので、ボルト孔の穴明け加工後にブレーキロータ取付面を仕上げ加工した場合に、ボルト孔の開口縁に形成されるバリを低減することができ、バリ取り加工を省略可能とすることができる。したがって、本発明によれば、ボルト孔の加工によるブレーキロータ取付面の変形、ブレーキロータ取付面の仕上げ加工によるバリの発生、ボルト孔へボルトを圧入することによるブレーキロータ取付面の変形などに起因するブレーキロータの面振れを低減することができる。また、本発明のハブホイールによれば、ブレーキロータ取付面の仕上加工前にボルト孔の加工を行うとともに、ブレーキロータ取付面の仕上げ加工後のバリ取り作業を不要にしたので、ハブホイールの加工性を向上させることができる。
また、本発明のハブホイールにおいて、前記ブレーキロータ取付面は、ボルト孔が加工された後に仕上げ加工された面であることが好ましい。このようにすると、ボルト孔の加工によりブレーキロータ取付面が歪むようなことがあっても、この歪みはその後の仕上げ加工により修正されるので、ブレーキロータの面振れを低減することができる。
本発明のハブユニットは、上記構成のハブホイールを備えているので、このハブユニットに取り付けたブレーキロータの面振れを低減することができる。
また、本発明に係るハブホイールの加工方法は、上記構成のハブホイールの加工方法に関するものであって、ボルト孔の加工を一連の工程で行った後に、ブレーキロータ取付面の仕上げ加工を施すようにしたことを特徴とする。このようにすると、ボルト孔の加工によるブレーキロータ取付面の変形を、ブレーキロータ取付面の仕上げ加工により修正することができる。また、拡大部においては、開口縁側のテーパ面のテーパ角度がその内部のテーパ面のテーパ角度に比し大きく形成されているので、ボルト孔開口縁のバリを低減することができ、ブレーキロータ取付面の仕上げ加工後にボルト孔開口縁のバリ取り作業を省略可能とすることができる。また、ボルト孔の加工は、ブレーキロータ取付面の仕上げ加工前に一連の作業で行われる。したがって、ハブホイールの加工性が向上する。
本発明によれば、ボルト孔の加工によるブレーキロータ取付面の変形、ブレーキロータ取付面の仕上げ加工によるバリの発生、ボルト孔へボルトを圧入することによるブレーキロータ取付面の変形などに起因するブレーキロータの面振れを低減することができるとともに、ハブホイールの加工性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図1〜図3に基づき説明する。ここでは、駆動輪側に用いられるハブユニットを例に挙げて説明する。
本実施の形態に係るハブユニット1は、図1に本実施の形態に係るハブユニットの断面図を示すように、ハブホイール2と複列外向きのアンギュラ玉軸受3とを有している。
ハブホイール2は、中空状の軸部21のアウタ側よりに、径方向外向きのフランジ22が形成されている。
複列外向きのアンギュラ玉軸受3は、ハブホイール2の軸部21の小径外周面に外嵌される単一軌道を有する内輪31と、2列の軌道溝を有する外輪32と、2列で配設される複数の玉33と、二つの冠形保持器34,35とを備えており、前述のハブホイール2の軸部21の大径部の外周面21aを一方の内輪とする構成になっている。このようにして、複列外向きのアンギュラ玉軸受3がハブホイール2の軸部21に外装されている。また、外輪32の外周には、径方向外向きのフランジ36が設けられており、このフランジ36を介して外輪32がシャフトケース(図示せず)に固定されている。また、ハブホイール2の内周面にはスプライン加工21bが施され、ドライブシャフト(図示せず)がスプライン嵌合されるように形成されている。
また、ハブホイール2のフランジ22には、ディスクブレーキ装置のブレーキロータ4及び車輪(図示せず)を取り付けるための複数個のボルト孔23が形成されている。そして、ハブユニット1をドライブシャフト(図示せず)に取り付けた後にブレーキロータ4をフランジ22に取り付けるために、単品状態のときにハブホイール2のボルト孔23に対して、ブレーキロータ4取付用のボルト5が圧入固定されている。ボルト5は、図1に示すように、ネジ軸部51における頭部52側の部分にセレーション53が形成されている。また、フランジ22のインナ側フランジ面は、ボルト5の頭部を当接させるボルト座面24として形成され、フランジ22のアウタ側フランジ面は、ブレーキロータ4をあてがって取り付けるようにしたブレーキロータ取付面25として形成されている。
そして、本実施の形態に係るハブユニット1は、ハブホイール2の加工方法及びハブホイール2のフランジ22に形成されるボルト孔23の形状に特徴を有している。図2は、同ハブユニットを構成するハブホイールのボルト孔の形状と加工工程とを示した図であり、(a)はブレーキロータ取付面の仕上加工前の状態を示し、(b)はブレーキロータ取付面の仕上加工中の状態を示し、(c)はブレーキロータ取付面の仕上加工後の状態を示す。
この図2に示すように、ハブホイール2の加工は、ボルト孔23を加工した(図2(a))後に、ブレーキロータ取付面25の仕上げ加工が行われる(図2(b))点に特徴がある。このような手順で加工すると、ボルト孔23を加工することによりフランジ22が変形しても、その後、ブレーキロータ取付面25の仕上げ加工が施されるため、ブレーキロータ取付面25は精度よく仕上げされる(図2(c))。したがって、ボルト孔23の加工に伴うフランジ22の変形による面振れの影響が回避される。
また、ボルト孔23は、図2(c)に示すように、ボルト5の頭部52が接するボルト座面24とブレーキロータ4(図1参照)をあてがって取り付けるブレーキロータ取付面25とを貫通するように形成されている。また、ボルト孔23の中央部は、ボルト孔23の中心線に平行な孔面を有する小径部26が形成される。そして、ボルト孔23のボルト座面24側には、ボルト座面24に向けてテーパ形状で拡大する拡大部27(以下第1拡大部27と称する)が形成され、ボルト孔23のブレーキロータ取付面25側には、ブレーキロータ取付面25に向けてテーパ形状で拡大する拡大部28(以下第2拡大部28と称する)が形成されている。この第1拡大部27及び第2拡大部28は、ボルト5をボルト孔23に圧入装着することによりフランジ22のボルト孔23周りの肉部がボルト座面24及びブレーキロータ取付面25に膨出することを防止するためのものである。
第2拡大部28は、図3のボルト孔拡大段面図に示すように、ボルト5の開口縁29から内部に向けて、ボルト孔23の中心線に対するテーパ角度が異なる二つのテーパ面28a,28bにより形成されている。そして、開口縁29側のテーパ面28aのテーパ角度αは、その内部側のテーパ面28bのテーパ角度βより大きく形成されている。具体的には、テーパ角度αは45〜70度に、また、テーパ角度βは15〜40度に形成されている。そして、テーパ角度αのテーパ面28aは、図2(b)、図2(c)及び図3に示すように、ブレーキロータ取付面25の仕上加工時に削り取られるが、少なくとも一部は残るように形成されている。ボルト孔23の開口縁29には、ブレーキロータ取付面25の仕上加工時に主として径方向にバリが形成されやすいが、このようにテーパ角度αを大きくすると、このようなバリの形成を抑制することができる。仮に、開口縁29にバリが形成されると、ブレーキロータ4をブレーキロータ取付面25に取り付ける際に、バリがブレーキロータ4とブレーキロータ取付面25との間に噛み込む可能性がある。また、バリが噛み込むと、ブレーキロータ4の面振れの要因となる。したがって、このようなバリは極力形成されないようにすることが好ましい。このような考え方から、開口縁29側のテーパ面28aのテーパ角度αを大きくすることにより、ブレーキロータ取付面25の仕上加工時のバリの形成を抑制し、ブレーキロータ取付面25の仕上加工後に開口縁29のバリ取りが不要となるように設定されている。なお、第1拡大部27のテーパ角度は、テーパ面28bのテーパ角度βと同程度に形成されている。
このように、テーパ角度αを成すテーパ面28aはブレーキロータ取付面25の仕上加工時にバリが形成されるのを防止することが主目的となっている。したがって、テーパ角度αを成すテーパ面28aの孔軸方向の長さL1(図3参照)は、前述のようにテーパ面28aが少し残る程度の長さでよい。これに対し、テーパ面28bは、ボルト5とボルト孔23の内面との間に、ボルト圧入時に流動する肉部を逃がす隙間を形成する必要がある。このため、テーパ面28bは、流動する肉部を逃がす隙間を形成するために必要なテーパ角度β及び軸方向長さL2(図3参照)に形成されている。ところで、このテーパ面28bのテーパ角度βを大きくすると、この第2拡大部28の加工精度、及びブレーキロータ取付面25の仕上げ加工の加工精度により、ボルト孔23の開口縁29の孔径が大きく変化する恐れがある。また、開口縁29の孔径が大きくなった場合には、ボルト5の軸部との隙間(図3におけるSaに略等しい)が大きくなり過ぎ、ボルト5による締付力が低下する恐れがある。このようなことからテーパ角度βについては、バリの発生を考える必要がなく、肉部の膨出を回避するのに適正な角度に設定されることが好ましい。したがって、軸方向長さL2は、テーパ角度βの大きさにより必要長さが変わるが、ある程度の大きさにする必要がある。
第1拡大部27の孔軸方向のテーパ角度及び長さについては、ボルト5の圧入時に流動する肉部をボルト孔23の内面とボルト5との間に逃がし、ボルト座面24に膨出しないように設定されている。ただし、この第1拡大部27については、ボルト座面24への膨出の影響が小さいため省略される場合がある。また、第1拡大部27を形成する場合には、前述の第2拡大部28の場合と同様に二つのテーパ面で形成し、ボルト孔23加工後にボルト座面24を加工するようにしてもよい。ボルト座面24への開口縁にバリが発生すると、ボルト5がボルト座面24に確実に接触せず、締結力が不足する恐れがあるが、このように加工することによりバリの発生を抑制することができる。
ボルト孔23は、上記のように小径部26、第1拡大部27及び第2拡大部28などを備えているが、ブレーキロータ取付面25の仕上げ加工前のハブホイールの切削加工工程において、一連の加工作業によりボルト孔23を構成するこれらすべての要素が加工される。また、ボルト孔23は、前述のように、ボルト孔23の加工後にブレーキロータ取付面25の仕上げ加工が行われても、その後に開口縁29のバリ取り作業が不要となるように構成されている。したがって、本実施の形態に係るハブホイールの加工は、従来に比し段取りなどの余計な手間が少なくなり、作業性が向上している。
本実施の形態によるハブホイール2及びハブユニット1は、以上のように形成されているので、ボルト孔23の加工によるブレーキロータ取付面25の変形を解消するとともに、ブレーキロータ取付面25の仕上げ加工によるバリの発生、及び、ボルト孔23へボルト5を圧入することによるブレーキロータ取付面25の変形を低減している。このようにしてブレーキロータ4の面振れの要因となる構成が改善されている。また、ブレーキロータ取付面25の仕上加工前に、ボルト孔23のすべての構成要素が一連の作業の元に行われるとともに、ブレーキロータ取付面25の仕上加工後にはバリ取り作業を行う必要がないので、ハブホイール2の加工性を向上させることができる。
上記実施の形態では、駆動輪用のハブユニット1を例に挙げて説明したが、本発明は従動輪用のハブユニットに適用することもできる。
本発明の実施の形態に係るハブユニットの断面図である。 同ハブユニットにおけるハブホイールのボルト孔の形状とハブホイールの加工工程を示した図であって、(a)はブレーキロータ取付面の仕上加工前の状態を示し、(b)はブレーキロータ取付面の仕上加工中の状態を示し、(c)はブレーキロータ取付面の仕上加工後の状態を示す。 同ハブホイールの第2拡大部の拡大図である。 従来のハブユニットにおけるハブホイールのボルト孔周りの構造図である。 同ボルト孔の拡大図である。
符号の説明
α、β…テーパ角度、1…ハブユニット、2…ハブホイール、4…ブレーキロータ、5…ボルト、22…フランジ、23…ボルト孔、24…ボルト座面、25…ブレーキロータ取付面、28…拡大部(第2拡大部)、28a、28b…テーパ面、29…開口縁、52…ボルトの頭部。

Claims (4)

  1. 径方向外向きに形成されたブレーキロータ取付用のフランジと、このフランジに形成された、ブレーキロータ取付用の複数のボルトを圧入して固定するためのボルト孔とを備え、このボルト孔は、ブレーキロータを取り付けるブレーキロータ取付面側に、ブレーキロータ取付面に向かってテーパ形状で拡大する拡大部を備え、さらに、この拡大部は、ボルト孔の開口縁から内部に向けて、ボルト孔の中心線に対するテーパ角度が異なる二つのテーパ面により形成されるとともに、開口縁側のテーパ面のテーパ角度がその内部側のテーパ面のテーパ角度より大きく形成されていることを特徴とするハブホイール。
  2. 前記ブレーキロータ取付面は、ボルト孔が加工された後に仕上げ加工された面であることを特徴とする請求項1記載のハブホイール。
  3. 請求項1又は2記載のハブホイールを備えたことを特徴とするハブユニット。
  4. 請求項1又は2記載のハブホイールの加工方法であって、ボルト孔の加工を一連の工程で行った後に、ブレーキロータ取付面の仕上げ加工を施すようにしたことを特徴とするハブホイールの加工方法。
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