JP4144581B2 - 締結構造 - Google Patents

締結構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4144581B2
JP4144581B2 JP2004265511A JP2004265511A JP4144581B2 JP 4144581 B2 JP4144581 B2 JP 4144581B2 JP 2004265511 A JP2004265511 A JP 2004265511A JP 2004265511 A JP2004265511 A JP 2004265511A JP 4144581 B2 JP4144581 B2 JP 4144581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
diameter portion
flange
serration
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004265511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005054999A (ja
Inventor
輝行 川谷
康裕 宮田
信之 瀬尾
知博 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JTEKT Corp
Original Assignee
JTEKT Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JTEKT Corp filed Critical JTEKT Corp
Priority to JP2004265511A priority Critical patent/JP4144581B2/ja
Publication of JP2005054999A publication Critical patent/JP2005054999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4144581B2 publication Critical patent/JP4144581B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

この発明は、ボルトのセレーションをフランジのボルト孔に圧入してボルトをフランジに締結する締結構造に関する。
従来、この種の締結構造を採用したものとして、図4に示すものがある。この構造は、ボルト101によって内輪部材105のフランジ102にブレーキディスク103とホイール部材110を締結する構造である。
この締結構造では、上記ボルト101に形成されたセレーション106をフランジ102のボルト孔107に圧入することによって、ボルト101をフランジ102に固定している。そして、このボルト101にブレーキディスク103,ホイール部材110を外嵌して、ナット111で締め付けている。
ところが、上記従来の締結構造では、図3に示すように、フランジ102にボルト101を圧入したときに、フランジ102のボルト孔107の内周面107Aがセレーション106に押圧されて、フランジ102が弾性変形する。この弾性変形により、ボルト頭部側のフランジ面102Aが凸形状に、その反対側のフランジ面102Bが凹形状に変形する。
このように、フランジ面102A,102Bの平坦度が悪化すると、フランジ面102Bに対してブレーキディスク103が平行に取り付けられず、ブレーキディスク103の片当たりを招き、振動,異音が発生するという問題がある。
実開平01−148901号公報 実開昭60−038918号公報
そこで、この発明の目的は、フランジにボルトのセレーションを圧入したときに、フランジ面の平坦度が悪化することを防止できる締結構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明の締結構造は、頭部と、軸方向に延びる大径部と、上記大径部の外周面に設けられたセレーションと、軸方向に延びると共にネジ部が設けられた小径部とを有するボルトと、フランジ部にボルト孔が形成されると共にブレーキディスクが上記フランジ部のボルト孔及び上記ブレーキディスクの孔を貫通する上記ボルトによって上記フランジ部に固定される取付部材とを備え、上記頭部の当接面が上記取付部材のフランジ部の座面に当接している締結構造において、
上記フランジ部のボルト孔は、上記フランジ部の座面に向けて直線状に孔径が大きくなる第1拡大部と、中央小径部と、上記ブレーキディスク側に向けて直線状に孔径が大きくなる第2拡大部からなり、
上記ボルトのセレーションは、上記フランジ部のボルト孔の中央小径部と係合し、
上記ボルトの大径部と小径部との間の上記第2拡大部と対向する部分に、上記大径部側から上記小径部側に向けて直線状に外径が小さくなる縮径部が形成され、
上記ボルトのセレーションと上記ボルトの縮径部との間の上記ボルトの大径部の外径を上記ボルトのセレーションと上記ボルトの頭部との間の大径部の外径よりも小さくしたことにより、上記ボルトのセレーションと上記ボルトの縮径部との間の上記ボルトの大径部の外周面と、上記ボルト孔の中央小径部の内周面との間には隙間が形成されていることを特徴としている。
この請求項1の発明によれば、フランジにボルトのセレーションを圧入したときに、フランジ面の平坦度が悪化することを防止できる。
また、一実施形態の締結構造では、上記ボルトのセレーションの全ては、上記フランジ部のボルト孔の中央小径部と係合している。
請求項1の発明の締結構造は、頭部と、軸方向に延びる大径部と、上記大径部の外周面に設けられたセレーションと、軸方向に延びると共にネジ部が設けられた小径部とを有するボルトと、フランジ部にボルト孔が形成されると共にブレーキディスクが上記フランジ部のボルト孔及び上記ブレーキディスクの孔を貫通する上記ボルトによって上記フランジ部に固定される取付部材とを備え、上記頭部の当接面が上記取付部材のフランジ部の座面に当接している締結構造において、上記フランジ部のボルト孔は、上記フランジ部の座面に向けて直線状に孔径が大きくなる第1拡大部と、中央小径部と、上記ブレーキディスク側に向けて直線状に孔径が大きくなる第2拡大部からなり、上記ボルトのセレーションは、上記フランジ部のボルト孔の中央小径部と係合し、上記ボルトの大径部と小径部との間の上記第2拡大部と対向する部分に、上記大径部側から上記小径部側に向けて直線状に外径が小さくなる縮径部が形成され、上記ボルトのセレーションと上記ボルトの縮径部との間の上記ボルトの大径部の外径を上記ボルトのセレーションと上記ボルトの頭部との間の大径部の外径よりも小さくすることにより、上記ボルトのセレーションと上記ボルトの縮径部との間の上記ボルトの大径部の外周面と、上記ボルト孔の中央小径部の内周面との間には隙間が形成されている。
この請求項1の発明によれば、フランジにボルトのセレーションを圧入したときに、フランジ面の平坦度が悪化することを防止できる。
また、一実施形態の締結構造では、上記ボルトのセレーションの全ては、上記フランジ部のボルト孔の中央小径部と係合している。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1に、この発明の締結構造の実施の形態を示す。この実施の形態は、取付部材1のフランジ部2に形成されたボルト孔3に、ボルト5が圧入されている。このボルト5の外周面6の軸方向の一部にセレーション7が形成されている。
このセレーション7の一方の軸方向端部7Aと、上記フランジ部2のボルト頭部8側の端面2Aとの間の第1距離Dは、フランジ部2の軸方向の厚さAの18%である。また、セレーション7の他方の軸方向端部7Bと、フランジ部2のもう一方の端面2Bとの間の第2距離Cは、上記厚さAの30%である。
そして、このセレーション7の軸方向の中央部10を上記フランジ部2の厚さ方向の中央部11に実質的に一致させた。
上記構成の締結構造によれば、セレーション7がフランジ部2の両端面2A,2Bから第1,第2距離D,Cだけ離れており、この第1,第2距離D,Cがフランジ部2の厚さAの13%を越えている。このことによって、フランジ部2にボルト5を圧入したときに、上記フランジ部2の両端面2A,2Bから遠い領域(厚さAの13%よりも深い領域F)においてだけ、セレーション7がボルト孔内周面13を押圧し、フランジ部2の両端面2A,2Bに近い領域(厚さの13%よりも浅い領域G,H)では、セレーション7がボルト孔内周面13を押圧しない。
このように、ボルト5のセレーション7がボルト孔内周面13を押圧する領域をフランジ部2の両端面2A,2Bから遠い領域に限ることによって、セレーション7をフランジ部2に圧入したときにフランジ面2A,2Bの平坦度が悪化することを防止できる。したがって、平坦なフランジ面2Bに、たとえば、ブレーキディスク21等を取り付けることができ、ブレーキディスク21等の片当たりを防止でき、振動や異音の発生を防止できる。
このことを、具体的な実験例に基づいて説明する。この実験例では、フランジ部2の厚さAに対する第2距離Cの割合(%)を、0%から30%の範囲内の所定値に設定した複数の締結構造サンプルについてフランジ平坦度を測定した。この測定結果を図2(B)に示す。図2(B)に示すように、(C/A)×100%が13%以下になると、フランジ端面2Bの平坦度が急激に悪化する。一方、(C/A)×100%が、13%を越えて30%までの領域では、フランジ端面2Bの平坦度は良好であり、略一定値を保っている。このように、セレーション7の軸方向端部7Bをフランジ端面2Bから厚さAの13%の寸法よりも深くに位置させることで、フランジ端面2Bの平坦度を良好にして、この平坦なフランジ端面2Bに、ブレーキディスク21等を取り付けることができる。したがって、ブレーキディスク等の片当たりを防止でき、振動や異音の発生を防止できる。
また、図2(A)には、フランジ部2の厚さAに対するセレーション7の中央部10とフランジ面2Aとの間の距離Bの割合(%)を、30%から70%の範囲内の所定値に設定した複数の締結構造サンプルについてフランジ平坦度を測定した結果を示す。図2(A)に示すように、(B/A)×100%が50%のときに、フランジ平坦度が最も良く、(B/A)×100%が43%から57%の範囲ではフランジ平坦度は略一定の良好な値を示した。一方、(B/A)×100%が43%を下回る場合や、57%を上回る場合には、フランジ平坦度は急激に悪化する結果となった。
また、この実施の形態では、上記セレーション7の軸方向の中央部10を上記フランジ部2の厚さ方向の中央部11に実質的に一致させた。したがって、セレーション7の両端部7A,7Bとフランジ部2の両端面2A,2Bとの第1,第2距離D,Cを略均等にできるので、フランジ平坦度を良好にできる。また、上記中央部10が中央部11からずれている場合に比べて、軸方向寸法の大きなセレーションを深領域Fに配置でき、スリップトルクを増大できる。
この発明の締結構造の実施形態を示す断面図である。 図2(A)は上記実施形態でセレーション中央位置を変えた場合のフランジ平坦度の変化を示す特性図であり、図2(B)は上記実施形態でセレーション端位置を変えた場合のフランジ平坦度の変化を示す特性図である。 従来の締結構造を示す断面図である。 従来の締結構造を有する自動車のホイール用軸受の断面図である。
符号の説明
1…取付部材、2…フランジ部、2A,2B…端面、
3…ボルト孔、5…ボルト、6…外周面、
7…セレーション、7A,7B…軸方向端部、
8…ボルト頭部、10…セレーションの中央部、
11…フランジ部の中央部、13…ボルト孔内周面。

Claims (1)

  1. 頭部と、軸方向に延びる大径部と、上記大径部の外周面に設けられたセレーションと、軸方向に延びると共にネジ部が設けられた小径部とを有するボルトと、フランジ部にボルト孔が形成されると共にブレーキディスクが上記フランジ部のボルト孔及び上記ブレーキディスクの孔を貫通する上記ボルトによって上記フランジ部に固定される取付部材とを備え、上記頭部の当接面が上記取付部材のフランジ部の座面に当接している締結構造において、
    上記フランジ部のボルト孔は、上記フランジ部の座面に向けて直線状に孔径が大きくなる第1拡大部と、中央小径部と、上記ブレーキディスク側に向けて直線状に孔径が大きくなる第2拡大部からなり、
    上記ボルトのセレーションは、上記フランジ部のボルト孔の中央小径部と係合し、
    上記ボルトの大径部と小径部との間の上記第2拡大部と対向する部分に、上記大径部側から上記小径部側に向けて直線状に外径が小さくなる縮径部が形成され、
    上記ボルトのセレーションと上記ボルトの縮径部との間の上記ボルトの大径部の外径を上記ボルトのセレーションと上記ボルトの頭部との間の大径部の外径よりも小さくしたことにより、上記ボルトのセレーションと上記ボルトの縮径部との間の上記ボルトの大径部の外周面と、上記ボルト孔の中央小径部の内周面との間には隙間が形成されていることを特徴とする締結構造。
JP2004265511A 2004-09-13 2004-09-13 締結構造 Expired - Fee Related JP4144581B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004265511A JP4144581B2 (ja) 2004-09-13 2004-09-13 締結構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004265511A JP4144581B2 (ja) 2004-09-13 2004-09-13 締結構造

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000352683A Division JP3740010B2 (ja) 2000-11-20 2000-11-20 締結構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005054999A JP2005054999A (ja) 2005-03-03
JP4144581B2 true JP4144581B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=34373732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004265511A Expired - Fee Related JP4144581B2 (ja) 2004-09-13 2004-09-13 締結構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4144581B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5003080B2 (ja) 2006-09-25 2012-08-15 株式会社ジェイテクト ハブホイール、ハブユニット及びハブホイールの加工方法
JP5509966B2 (ja) * 2010-03-23 2014-06-04 日本精工株式会社 軸受ユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005054999A (ja) 2005-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6174117B1 (en) Fastening structure including a bolt having a serration that is press-fit into a bolt hole of a flange
JP4954314B2 (ja) フランジの締結構造
JP4144581B2 (ja) 締結構造
JP2001193734A (ja) 球面滑り軸受の固定方法
JP3740010B2 (ja) 締結構造
JP4691443B2 (ja) ブレーキディスク
JP4243147B2 (ja) ホイール用転がり軸受
JP3808765B2 (ja) 締結構造
JP2005212713A (ja) 車輪用軸受装置
GB2369168A (en) Fastening structure including press-fit serrated bolt
JP5081060B2 (ja) 動力伝達装置
JP5270897B2 (ja) 回転体と回転軸の締結構造
JP2000085305A (ja) ホイールの取付け構造
JP2011075008A (ja) 車輪用軸受装置
JP4623304B2 (ja) 防振マウント
JP2009144789A (ja) クリップナット
JP4236832B2 (ja) 車輪用軸受装置
WO2015129518A1 (ja) 動力伝達装置
JP2005172033A (ja) ナット
JP2007327587A (ja) 車輪用軸受装置
JP3521005B2 (ja) テンションプーリの固定構造
US20110253491A1 (en) Disk Brake Assembly
WO2018073958A1 (ja) かしめ構造、かしめ組み付け品およびかしめ方法
JP2008224216A (ja) 車輪用転がり軸受装置
JP2010116052A (ja) 転がり軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070416

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070611

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080307

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees