JP5003036B2 - 仮焼炉での廃棄物処理方法とその装置 - Google Patents
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Description
従来、廃プラスチックなどの可燃性廃棄物を燃焼処理するセメント製造プラントにおいては、大きなサイズの可燃性廃棄物はロータリーキルン1の入口である窯尻12に投入し、また、小さなサイズの可燃性廃棄物は仮焼炉2の内部かまたは仮焼炉2次空気ダクト6などへ投入していた。
これらの位置で仮焼炉2や窯尻12に投入する可燃性廃棄物の量を増加させると、炉内の雰囲気に酸素が少ないために、可燃性廃棄物の燃えが遅くなり、これにより排ガスの流れでいえば下流にあるプレヒーター・サイクロン13の排ガス温度が上昇し、操業時の熱量原単位が悪化して、最悪の場合には、プレヒーター・サイクロン13の内部にコーティングが付着し、該サイクロン13の閉塞をしばしば起こすことになるため、セメント製造プラントのシャットダウンなどをしばしば起こし、連続操業の上からは、問題が多かった。
先ずは、可燃性廃棄物が比較的に軽量なものでないと、ダクト底部の水平部に着地して固着や堆積をするという点である。次に、可燃性廃棄物の投入装置についてみれば、通常、負圧の炉内を外気からシールする必要のため、二重ダンパー装置などにより可燃性廃棄物を投入していた。この場合、炉内へ投入される可燃性廃棄物は、間欠的に投入されることになる。従って、一時的に可燃性廃棄物の投入量が増えたり減ったりして脈動を起こす。その結果、操業上瞬間的に投入量が増加したときに可燃性廃棄物の燃焼が遅れて、製造プロセスが不安定な状態となり、炉底に未燃分が堆積するなどの問題を起こす。そのため、頻繁に固着物の除去が必要となり、当該除去のために機械装置の設置や、多大の労力要員を費やしていた。
さらには、比較的軽量でないものや大きな可燃性廃棄物は事前に選別分離除去するか、破砕工程を設け小さく破砕した後に使用する必要があった。
(1)炉内の雰囲気温度が高く伝熱効率がよい、
(2)炉内の雰囲気に酸素が十分に存在し、可燃性廃棄物と接触する、
(3)可燃性廃棄物が燃えるまでに十分な滞留時間と高温ガスとの接触時間がある
ことなど、以上の3点が十分条件であるが、炉内に可燃性廃棄物を直接投入する場合、これら3点のいずれもが満足されることが必要条件となる。
そこで、前記目的を達成するために、酸素濃度が比較的高いクーラー抽気ダクト6にて、理論燃焼空気量以上の1次空気の存在とともに、雰囲気としてのガス温度も高くて、内部での可燃性廃棄物の滞留時間を大きくとれる場所の選定とそのための装置を提供することが本発明の課題である。また、可燃性廃棄物の未燃分が炉壁へ固着するのを防止できる吹込み投入方法を提供することも本発明の課題とする。
そして、好ましくはセメント製造装置における仮焼炉2の2次空気ダクト(クーラー抽気ダクト)6が仮焼炉2に接続されている位置の近傍に、逆U字形のダクト5(後記図2参照)または垂直I字形のダクト14(後記図4参照)を作り、このダクト5又は14の頂上に設けられた専用吹込み管から空気流に逆らう下方向に向かって、空気流の1.5乃至3倍の速度で廃棄物を向流に吹込み投入する仮焼炉での廃棄物処理方法を提供するものである。
さらに、前記熱風ダクトとしては、前記の逆U字形ダクト5とI字形ダクト14の高さをL、ダクトの内径をDとすると、L/Dの数値比が5乃至10の形状にすることが最適である。L/Dが5未満であると、前記可燃性廃棄物の滞留時間が不足になり燃焼が不十分のまま仮焼炉に導入されるので、仮焼炉の入口の直前である水平部に未燃物が付着堆積し、連続的な操業の上からはトラブルとなり、L/Dが10を越えると、燃焼上は問題ないが、設備の配置が困難となる上、設備投資的に過剰な設備となる恐れがある。
そして以上のように、上昇空気流を確保できる垂直形状をもった、仮焼炉2の2次空気ダクト(クーラー抽気ダクト)6を利用することによって、この空間内で可燃性廃棄物は、比較的軽量のものでなくても十分に燃焼する。また、従来、問題であった水平ダクト内の底部に可燃性廃棄物が堆積や固着をすることも皆無となったのである。
図5は、本発明の廃棄物処理装置に適用した廃棄物投入ダクト部への廃棄物の投入方法の第1の実施形態を模式的に示す概略図である。また図6は、本発明の廃棄物処理装置に適用した廃棄物投入ダクト部への廃棄物の投入方法の第2の実施形態を模式的に示す概略図である。
この状況の時、可燃性廃棄物は、高酸素・高温度雰囲気において熱ガス(熱空気)との相対速度に差がつくことによって、該熱ガス(熱空気)との接触時間を充分に確保でき、これによりよく燃焼することができる。投入後1乃至2秒後に、前記垂直下降ダクト内で、可燃性廃棄物は殆ど燃焼して熱に変換される。前記ダクトが水平に方向転換する位置では、可燃性廃棄物は、ほぼ燃焼が完了してガス状になっている。この後、この熱が仮焼炉2へ導入され、可燃性廃棄物の燃焼熱はその殆どが仮焼炉2のセメント原料の仮焼反応へ寄与することができる。その結果、従来からの仮焼炉2の主燃料である微粉炭バーナー8からの微粉炭供給について、投入した可燃性廃棄物の熱量分ほど減らすことができる。
なお、これら可燃性廃棄物に鉄屑やアルミ片等の異物が混入している場合は、磁力選別機、非鉄物除去装置、篩等の手段により予め除去すればよい。
クーラー抽気ダクト6が水平方向に接続する仮焼炉2への該クーラー抽気ダクト6の一部を、前記L/Dの数値比を7とした逆U字形に屈曲させたダクト部5となし、その屈曲部の頂点から、上昇するガス(空気)流れに逆らう方向においてその中心流に向かって、仮焼炉2での必要熱量の20乃至50%分の可燃性廃棄物を吹込み投入する。この場合、該逆U字形ダクト5の断面形状は角形または丸形のいずれでもよい。投入された可燃性廃棄物は、急激燃焼を起こし、ダクト5内で燃焼をほぼ完了させることができる。
このようにして、逆U字形ダクト5と仮焼炉2の間のダクト6内の酸素濃度としては6乃至9容量%を確保することで、仮焼炉2内での微粉炭燃料を十分に燃焼させることができる。そして、仮焼炉2への微粉炭燃料供給量は、従来に比べて、廃プラスチックなどの可燃性廃棄物の熱量分ほど低減することができる。
下から垂直にクーラー抽気ダクト6が接続する仮焼炉2への該クーラー抽気ダクト6の一部を、前記L/Dの数値比を9とした逆U字形に屈曲させたダクト部5となし、その屈曲部の頂点からガス(空気)流に逆らう方向へ、仮焼炉2での必要熱量の45%分に相当する可燃性廃棄物を吹き込む。可燃性廃棄物は、急激燃焼を起こし、該ダクト5内で燃焼をほぼ完了する。この場合、該逆U字形ダクト5の断面形状は角形または丸形のいずれでもよい。
以上のようにして、前記逆U字形ダクト5と仮焼炉2の間のダクト6内の酸素濃度は6乃至10容量%に確保される。その結果、仮焼炉2への微粉炭燃料供給量を廃プラスチックなどの可燃性廃棄物の熱量分ほど低減させることができる。
水平方向にクーラー抽気ダクト6が接続する仮焼炉2への該クーラー抽気ダクト6の一部を、前記L/Dの数値比を7としたI字形ダクト14に改造し、そのI字形部の頂点から、上昇するガス(空気)流れに逆らう方向においてその中心流に向かって、仮焼炉2での必要熱量の45%分に相当する可燃性廃棄物を吹込み投入する。この場合、前記I字形ダクト14の断面形状は角形または丸形のいずれでもよい。
このようにして、前記I字形ダクト14と仮焼炉2の間のダクト6内の酸素濃度としては6乃至9容量%を確保することができ、可燃性廃棄物は、急激燃焼を起こすことによりダクト5内で燃焼をほぼ完了することができる。そして、仮焼炉2への微粉炭燃料供給量は、従来に比べて、廃プラスチックなどの可燃性廃棄物の熱量分ほど低減させることができる。
クーラー抽気ダクト6の仮焼炉2への導入直前の部分を前記L/Dの数値比が11の逆U字形に屈曲しているダクト部5となし、該ダクト5の頂上からガス(空気)流れに沿った方向に向けて、投入口11から可燃性廃棄物を仮焼炉2で必要な熱量の35%に相当する分ほど自由落下にて投入する。この場合、前記逆U字形ダクト5の断面形状は角形または丸形のいずれでもよい。
このようにして、前記逆U字形ダクト5と仮焼炉2の間のダクト6内の酸素濃度として6乃至10容量%を確保することで、仮焼炉2の横方向から水平にクーラー抽気ガスを導入するダクト6の経路内にて可燃性廃棄物は完全に燃焼し、仮焼炉2の炉内でのセメント原料の仮焼反応に大きく寄与することができる。そして、仮焼炉2へ供給される微粉炭主燃料は、従来に比し、廃プラスチックなどの可燃性廃棄物の投入熱量分ほど低減できる。
クーラー抽気ダクト6はその一部が、前記L/Dの数値比が11の逆U字形ダクト5になっており、仮焼炉下部コーン部15へ下から接続されている。この逆U字形ダクト5の上部の頂点に設けられた投入口11からガス(空気)流の方向に、廃プラスチックなどの可燃性廃棄物を、仮焼炉で必要な熱量の35%に相当する分ほど自由落下にて供給する。
このようにして、前記逆U字形ダクト5と仮焼炉2の間のダクト6内の酸素濃度としては6乃至10容量%を確保することで、このダクト6内の高温高酸素雰囲気により急激に可燃性廃棄物の完全燃焼を行わせ仮焼炉2に導入する。これにより、仮焼炉2の内部でセメント原料の仮焼反応を迅速に行うことができる。この場合において、前記の逆U字形ダクト5の断面形状は角形または丸形のいずれでもよい。そして、仮焼炉2へ供給する微粉炭主燃料は、従来に比べて、廃プラスチックなどの可燃性廃棄物の投入熱量分ほど低減できる。
図7は、本発明の仮焼炉燃焼用2次空気ダクト(以下、単に仮焼炉2次空気ダクトという。)6に投入される可燃性廃棄物の投入(供給)装置を模式的に示す概略図である。
仮焼炉2次空気ダクト6の内壁に付着しやすい種類の難燃性廃プラスチックなどの可燃性廃棄物が供給される場合などを考慮して、仮焼炉2次空気ダクト6に設けられた逆U字形ダクト5の空気の流れ方向においてほぼ垂直に下降するダクトの天井部分又はI字形ダクト14の頂上部分に設置された専用投入口から可燃性廃棄物を自由落下にて投入する場合、該可燃性廃棄物を投入する装置には、図7に示すように、可燃性廃棄物の供給が独立した2乃至4系列を有する二重ダンパーを通過する供給装置31を使用する。これにより、温度特性が多様な可燃性廃棄物に対して、時系列的に一定な供給が行われ、逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14内の温度は安定する。
もし供給装置31が1系列の二重ダンパーからなる構成の装置であったら、逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14に供給される可燃性廃棄物の量は時系列的に脈動する。そして、逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14内で瞬時的に可燃性廃棄物の供給が切れると該逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14内の温度は低下し、瞬時的に可燃性廃棄物が投入されると該逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14内の温度が上昇する。即ち、この脈動が逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14内での温度の変動となって、該逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14の下部に付着物を生じやすくなり、操業上のトラブルを起こしやすくなる。
また、同じ部屋のダンパー間の距離は、可燃性廃棄物の大きさや形状、供給量等によって適宜決めればよい。例えば、可燃性廃棄物の大きさが最大径サイズで50mmであり、滞留部32の直胴部の長さが2000mmである場合、直胴部の上部から上段ダンパーまでの距離が600乃至1200mm、好ましくは700乃至900mm、上下ダンパー間の距離が400乃至1000mm、好ましくは400乃至650mm、下段ダンパーから直胴部の下部までの距離が500乃至1000mm、好ましくは600乃至800mmであればよい。
また、異なる部屋同士の上段ダンパー(24と26)及び下段ダンパー(25と27)の上下方向の位置は同じとする。さらに、二重ダンパー(ダンパー24乃至27)の駆動方向は、図7に示すように対向させるのがよいが、供給経路の設置スペースによっては、並行とすることも可能である。
(b)次に、1系と2系の上段ダンパー(24及び26)の上に、受入口23から可燃性廃棄物が充填される。
(c)次に、1系の上段ダンパー24が開となり、同時に2系の下段ダンパー27が開となる。これにより、1系においては可燃性廃棄物が上段ダンパー24と下段ダンパー25の間に受入れられ、2系においては可燃性廃棄物が逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14に供給される状態になる。
(d)その後、1系の上段ダンパー24が閉となり、同時に2系の下段ダンパー27が閉となる。これにより、1系及び2系の上段と下段のダンパーが全て閉となる。
(e)次に、1系の下段ダンパー25が開となり、2系の上段ダンパー26が開となる。これにより、1系から可燃性廃棄物が逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14の頂点に設けられた投入口11に供給され、2系においては可燃性廃棄物が上段ダンパー26と下段ダンパー27の間に受入れられる。
(f)その後、1系の下段ダンパー25が閉となり、同時に2系の上段ダンパー26が閉となる。これにより、1系及び2系の上段と下段のダンパーが全て閉となる。
(g)これによって、可燃性廃棄物の供給サイクルが終了する。
この(a)〜(g)の一連のサイクルを繰り返すことにより、可燃性廃棄物は逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14内に連続的かつ一定に供給される。これにより、可燃性廃棄物の逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14への供給量の脈動を緩和することが可能となり、逆U字形ダクト5又はI字形ダクト14内での操業条件の変動を大幅に低減することが可能となる。
また、前記について、満量の80%になる高さの位置にレベルスイッチやリミットスイッチ28などを取り付け、該タイマーとの併用を行い、レベル検知またはタイマーの動作が行われたら、ダンパー24乃至27を所定の通りに動作させ、可燃性廃棄物を安定供給するようにさせてもよい。該タイマーの時間の幅が大きすぎると、二重ダンパーの先端部に可燃性廃棄物が噛み込む原因にもなる。
2 仮焼炉
3 エアー・クエンチング・クーラー
4 キルンバーナー
5 燃焼ダクト(逆U字形ダクト)
6 仮焼炉燃焼用2次空気ダクト(クーラー抽気ダクト)
7 排気ファン
8 仮焼炉微粉炭バーナー
9 ライジング・ダクト(RD)
10 セメント原料の投入口
11 可燃性廃棄物の投入口
12 窯尻
13 プレヒーター・サイクロン
14 燃焼ダクト(I字形ダクト)
15 仮焼炉下部コーン部
23 可燃性廃棄物の受入口
24 1系上段ダンパー
25 1系下段ダンパー
26 2系上段ダンパー
27 2系下段ダンパー
28 レベルスイッチまたはリミットスイッチ
29 制御部
30 仕切板
31 可燃性廃棄物の供給装置
32 滞留部
Claims (12)
- 温度800℃以上の仮焼炉への空気導入ダクト内の高温で高酸素の空間に、空気の流れる方向と逆方向に向けて、専用吹込み管により廃棄物を吹込み投入し燃焼処理を行い、
前記高温で高酸素の空間が、その形状が逆U字形である、セメント製造装置における仮焼炉2次空気ダクトであり、その上部の頂点付近から空気の流れる方向と逆方向に向けて、廃棄物を吹込み投入し燃焼処理することを特徴とする仮焼炉での廃棄物処理方法。 - 前記高温で高酸素の空間が、その形状が垂直のI字形である、セメント製造装置における仮焼炉2次空気ダクトであり、その上部の頂点付近から空気の流れる方向と逆方向に向けて、廃棄物を吹込み投入し燃焼処理することを特徴とする請求項1に記載の仮焼炉での廃棄物処理方法。
- 前記廃棄物を空気流の1.5〜3倍の速度で吹込み投入し燃焼処理することを特徴とする請求項1または2に記載の仮焼炉での廃棄物処理方法。
- 仮焼炉へ空気を導入する温度800℃以上の高温空気ダクト内の空気の流れ方向においてほぼ垂直に下降するダクト部か、または、逆U字形をしたダクト部の頂上部分に設けられた専用投入口から空気の流れが下降する方向に向かって廃棄物を投入し燃焼処理することを特徴とする仮焼炉での廃棄物処理方法。
- 前記高温空気ダクトが、セメント製造装置における仮焼炉2次空気ダクトであることを特徴とする請求項4に記載の仮焼炉での廃棄物処理方法。
- 請求項1に記載の仮焼炉での廃棄物処理方法を実施するための装置であって、
仮焼炉へ空気を導入する温度800℃以上の空気ダクトと、該空気ダクト内の高温で高酸素の空間に、空気の流れる方向と逆方向に向けて、吹込み投入可能なように設けられた廃棄物の専用吹込み管とを備えている仮焼炉での廃棄物処理装置。 - 前記空気ダクト内の高温で高酸素の空間が、その形状が逆U字形である、セメント製造装置における仮焼炉2次空気ダクトであり、その上部の頂点付近に前記廃棄物の専用吹込み管が設けられている請求項6に記載の仮焼炉での廃棄物処理装置。
- 前記空気ダクト内の高温で高酸素の空間が、その形状が垂直のI字形である、セメント製造装置における仮焼炉2次空気ダクトであり、その上部の頂点付近に前記廃棄物の専用吹込み管が設けられている請求項6に記載の仮焼炉での廃棄物処理装置。
- 請求項4に記載の仮焼炉での廃棄物処理方法を実施するための装置であって、
逆U字形をしたダクト部を有する、仮焼炉へ空気を導入する温度800℃以上の高温空気ダクトと、前記ダクト部の頂上部分に、空気の流れが下降する方向に向けて、投入可能なように設けられた廃棄物の専用投入口とを備えている仮焼炉での廃棄物処理装置。 - 請求項4に記載の仮焼炉での廃棄物処理方法を実施するための装置であって、
垂直のI字形をしたダクト部を有する、仮焼炉へ空気を導入する温度800℃以上の高温空気ダクトと、前記ダクト部の、空気の流れ方向においてほぼ垂直に下降する部分に、空気の流れが下降する方向に向けて、投入可能なように設けられた廃棄物の専用投入口とを備えている仮焼炉での廃棄物処理装置。 - 前記専用投入口が2乃至4系列の二重ダンパーからなる構成の供給装置を備えてなるものである請求項9または10に記載の仮焼炉での廃棄物処理装置。
- 前記高温空気ダクトが、セメント製造装置における仮焼炉2次空気ダクトである請求項10または11に記載の仮焼炉での廃棄物処理装置。
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