JP5001467B2 - ロータリークランプ装置及びフィルムクランプ方法 - Google Patents

ロータリークランプ装置及びフィルムクランプ方法 Download PDF

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    • B29C45/14262Clamping or tensioning means for the insert

Description

本発明は、金型に取り付けられて、転写用シートを金型に保持するクランプブレードを回転運動により駆動するロータリークランプ装置及びフィルムクランプ方法に関する。
従来、射出成形同時加飾装置の金型に取り付けられて、転写用シートフィルムを金型に保持するブレードフレームを有するクランプ装置としては、種々の構造のものが知られている。
例えば、射出成形同時加飾フィルムの一体化方法における金型は、真空成形可能な射出成形金型構造になっており、クランプは、金型内に送り込まれたフィルムの下方端面を押さえるための第1クランプと、真空成形するためにフィルムキャビティ側金型面に設けられた製品部の全外周をクランプする第2クランプとで構成されている。この第2クランプは、矩形の枠体で構成されるクランプ又はコの字状に構成されたクランプを使用し、型開閉方向に摺動するロッドに取り付けられている。そして、ロール状フィルムの一端を把持して上下駆動するフィルム送り装置によって、該枠体クランプと金型との間にフィルムを送り込む。このような金型及びフィルム送り装置を有する射出成形装置では、図柄パターン等が印刷又はエンボス加工等で単独又は複合的に加工されたフィルムを射出成形金型のキャビティ側の金型面に送り込み、キャビティの周囲の金型の面に第1クランプと第2クランプとでクランプし、加熱装置を用いてフィルムを加熱して軟化させる。そして、軟化したフィルムを真空吸引してキャビティ面にほぼ沿わせた後、金型を閉じて溶融樹脂をキャビティ内に射出し、射出された樹脂の表面に前記フィルムを一体化させている(例えば、特許文献1参照。)
再公表特許WO97−27987号公報
このような枠体のクランプは、クランププレートとキャビティ側金型面に対して平行に前後退するクランプロッド及びその駆動の為のエアーシリンダで構成されているが、枚葉に予めカットされたフィルムをキャビティ側金型面に載置するには、前記枚葉フィルムを保持したフィルム吸着ユニットが、クランププレートとクランプロッドとに干渉しないようにキャビティ側金型面とクランププレートとの間に侵入可能であり、且つキャビティ側金型面に枚葉フィルムを仮固定することができなければならない。しかしながら、枚葉フィルムを保持したフィルム吸着ユニットが、クランププレートとクランプロッドに干渉しないようにキャビティ側金型面とクランププレートとの間に侵入させるには、ロッド間隔を広くしてクランプの開き量を大きくしなければならないが、金型設計上の制約が大きく、又、仮固定についてもキャビティ側金型面でフィルムをエアー吸引等の機構を設置したとしてもキャビティ内にフィルムが引きずり込まれる等、確実性に乏しいものであった。
更に、フィルムを全周囲にわたって押さえ込んでいるため、フィルムにシワがよりやすく、かつ、シワが寄った場合、全周囲の押さえ込みをやり直すしか方法がなく、シワを除去しにくいといった問題があった。
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、ロール状に連続したフィルムであっても、枚葉にカットされたフィルムであっても、当該フィルムをキャビティ側金型面に載置してクランプできるとともに、フィルムのシワを除去しやすいロータリークランプ装置及びフィルムクランプ方法を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明の第1態様によれば、駆動装置と、
前記駆動装置により正逆回転可能な回転軸と、
基端部が前記回転軸に固定され、かつ、先端部が金型の押さえ面に対して接近しかつフィルムに端縁の一部に線状に接触可能で、前記フィルムを前記押さえ面との間で挟持可能な板状のクランプブレードとを備えるロータリークランプ装置を提供する。
本発明の第9態様によれば、駆動装置により回転軸が一方向に回転されて、基端部が前記回転軸に固定された板状のクランプブレードの先端部が、金型の押さえ面に対して接近するように回動してフィルムの端縁の一部に線状に接触し、前記フィルムを前記クランプブレードの前記先端部と前記押さえ面との間で挟持する一方、
前記駆動装置により前記回転軸が前記一方向とは逆方向に回転されて、前記クランプブレードの前記先端部が、前記金型の前記押さえ面から離れる方向に回動して前記フィルムから離れて、前記フィルムを、前記クランプブレードの前記先端部と前記押さえ面との間での挟持から解放するフィルムクランプ方法を提供する。
本発明の第10態様によれば、第9の態様に記載のフィルムクランプ方法を使用して、前記フィルムを前記クランプブレードの前記先端部と前記押さえ面との間で挟持した状態と、前記フィルムの挟持後に前記フィルムの挟持を解放した状態とのいずれか1つの状態で、前記金型と前記金型に対向する別の金型とを型締めし、その後、前記金型と前記別の金型とで形成するキャビティ内に溶融樹脂を射出成形することにより製造された、成形品を提供する。
従来の枠体クランプでは、例えばフィルムが長方形の場合、長方形の4辺をすべて同時にクランプするため、特に、枚葉に予めカットされたフィルムをキャビティ側金型面に載置して仮固定する事が難しく、又、枚葉に予めカットされたフィルム又はロール状に連続したフィルムにおいてシワが発生したとき、フィルムの一部の辺の部分のみのクランプを解除して、シワを除去することができなかった。
これに対して、本発明では、駆動装置により正逆回転可能な回転軸に基端部が固定されたクランプブレードの先端部がフィルムの端縁の一部に線状に接触可能に構成している。よって、例えばフィルムが長方形の場合、各辺ごとにロータリークランプ装置を配置して、それぞれ独立して挟持位置と退避位置とに位置させることが可能となる。この結果、例えば、前記枚葉にカットされたフィルムをキャビティ側金型面に載置するには、4辺のクランプブレードを退避位置に回転させた状態で、枚葉フィルムを保持したフィルム吸着ユニットをキャビティ側金型面の所定位置に近接させ、その位置で停止しておいて4辺のクランプブレードを回転させて前記フィルムを挟持する。次に、枚葉フィルムを保持したフィルム吸着ユニット側のフィルム吸着回路をオフにしてフィルムを解放してハンドは金型の外に退出する事により、枚葉フィルムを金型面の所定位置に容易にクランプする事が出来る。更なる効果として、フィルムにシワが寄った場合には、シワのある部分に対応するロータリークランプ装置のクランプブレードを挟持位置から退避位置側に少し戻すことにより、挟持状態を少し緩めてシワを除去しやすくすることができる。
本発明のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施形態に関連した次の記述から明らかになる。この図面においては、
本発明の第1実施形態にかかるロータリークランプ装置を4個備えた金型において、各ロータリークランプ装置の退避位置での正面図であり、 本発明の前記第1実施形態にかかる前記ロータリークランプ装置を4個備えた前記金型において、各ロータリークランプ装置の挟持位置での正面図であり、 図2の挟持位置での前記金型の一部拡大断面図であり、 図2の前記挟持位置での前記金型のクランプブレードの状態を示す拡大断面図であり、 図2の前記挟持位置での前記金型のクランプブレードの状態を示す拡大断面図であり、 前記金型のクランプブレードの変形例において、図2の前記挟持位置での前記クランプブレードの状態を示す拡大断面図であり、 前記金型のクランプブレードの変形例において、図2の前記挟持位置での前記クランプブレードの状態を示す拡大正面図であり、 前記金型のクランプブレードの別の変形例において、図2の前記挟持位置での前記クランプブレードの状態を示す拡大断面図であり、 前記第1実施形態にかかる前記ロータリークランプ装置を備える射出成形金型で成形同時加飾方法を実施する工程の説明図であり、 図5Aに続く、前記第1実施形態にかかる前記ロータリークランプ装置を備える射出成形金型で成形同時加飾方法を実施する工程の説明図であり、 図5Bに続く、前記第1実施形態にかかる前記ロータリークランプ装置を備える射出成形金型で成形同時加飾方法を実施する工程の説明図であり、 図5Cに続く、前記第1実施形態にかかる前記ロータリークランプ装置を備える射出成形金型で成形同時加飾方法を実施する工程の説明図であり、 前記第1実施形態の変形例にかかるロータリークランプ装置の一部拡大断面図であり、 前記第1実施形態の変形例にかかるロータリークランプ装置のクランプブレードの正面図であり、 前記第1実施形態の別の変形例にかかるロータリークランプ装置のクランプブレードの正面図であり、 本発明の第2実施形態にかかるロータリークランプ装置を4個備えた金型において、各ロータリークランプ装置の退避位置での正面図であり、 本発明の前記第2実施形態にかかる前記ロータリークランプ装置を4個備えた金型において、各ロータリークランプ装置の挟持位置での正面図であり、 本発明の第3実施形態にかかるロータリークランプ装置を4個備えた金型において、各ロータリークランプ装置の挟持位置での正面図であり、 本発明の第4実施形態にかかるロータリークランプ装置を2個備えた金型において、各ロータリークランプ装置の挟持位置での正面図であり、 本発明の第5実施形態にかかるロータリークランプ装置を2個備えた金型において、各ロータリークランプ装置の挟持位置での正面図であり、 本発明の第6実施形態にかかるロータリークランプ装置を4個備えた金型において、各ロータリークランプ装置の挟持位置での正面図であり、 本発明の第7実施形態にかかるロータリークランプ装置を4個備えた金型において、各ロータリークランプ装置の挟持位置での正面図であり、 本発明の第8実施形態にかかるロータリークランプ装置を4個備えた金型において、各ロータリークランプ装置の挟持位置での正面図である。
本発明の記述を続ける前に、添付図面において同じ部品については同じ参照符号を付している。
以下、図面を参照して本発明における実施形態を詳細に説明する前に、本発明の種々の態様について説明する。
本発明の第1態様によれば、駆動装置と、
前記駆動装置により正逆回転可能な回転軸と、
基端部が前記回転軸に固定され、かつ、先端部が金型の押さえ面に対して接近しかつフィルムに端縁の一部に線状に接触可能で、前記フィルムを前記押さえ面との間で挟持可能な板状のクランプブレードとを備えるロータリークランプ装置を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記クランプブレードの回転軸は、前記クランプブレードが配置されている前記金型のパーティングライン面よりも低い位置に位置し、前記クランプブレードは、前記フィルムの前記金型の前記押さえ面に対する挟持解放時には、前記金型の前記パーティングライン面よりも低い退避位置に位置する一方、前記フィルムの前記金型の前記押さえ面に対する挟持時には、前記金型のパーティングライン面よりも高い挟持位置に位置している、第1の態様に記載のロータリークランプ装置を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記クランプブレードは、前記フィルムの加熱時及び真空吸引時のみ前記金型の前記パーティングライン面よりも高い前記挟持位置に位置して、前記フィルムを前記金型の前記押さえ面との間で挟持し、前記金型の型閉じ及び型開き時には、前記金型の前記パーティングライン面よりも低い前記退避位置に位置して前記フィルムの前記金型の前記押さえ面に対する挟持を解放して前記金型の前記パーティングライン面よりも低い前記退避位置に位置する、第2の態様に記載のロータリークランプ装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記クランプブレードは、前記フィルムの加熱時及び真空吸引時から射出完了までは、前記フィルムを前記金型の前記押さえ面との間で挟持し、少なくとも型開き直前には、前記金型の前記押さえ面より更に高い位置に回転して前記フィルムを解放している、第2の態様に記載のロータリークランプ装置を提供する。
本発明の第5態様によれば、前記駆動装置はロータリーアクチュエータである、第1〜4のいずれか1つの態様に記載のロータリークランプ装置を提供する。
本発明の第6態様によれば、前記フィルムが矩形形状であり、その矩形形状のフィルムのそれぞれの辺の端縁部を、前記クランプブレードの前記先端部と前記金型の前記押さえ面との間で挟持可能である、第1〜5のいずれか1つの態様に記載のロータリークランプ装置を提供する。
本発明の第7態様によれば、前記フィルムが矩形形状であり、その矩形形状のフィルムのそれぞれの角部を、前記クランプブレードの前記先端部と前記金型の前記押さえ面との間で挟持可能である、第1〜5のいずれか1つの態様に記載のロータリークランプ装置を提供する。
本発明の第8態様によれば、前記クランプブレードの前記先端部と、前記先端部が前記フィルムを介して対向する前記金型の前記押さえ面とのいずれかの一方に、弾性部を備える、第1〜7のいずれか1つの態様に記載のロータリークランプ装置を提供する。
本発明の第9態様によれば、駆動装置により回転軸が一方向に回転されて、基端部が前記回転軸に固定された板状のクランプブレードの先端部が、金型の押さえ面に対して接近するように回動してフィルムの端縁の一部に線状に接触し、前記フィルムを前記クランプブレードの前記先端部と前記押さえ面との間で挟持する一方、
前記駆動装置により前記回転軸が前記一方向とは逆方向に回転されて、前記クランプブレードの前記先端部が、前記金型の前記押さえ面から離れる方向に回動して前記フィルムから離れて、前記フィルムを、前記クランプブレードの前記先端部と前記押さえ面との間での挟持から解放するフィルムクランプ方法を提供する。
本発明の第10態様によれば、第9の態様に記載のフィルムクランプ方法を使用して、前記フィルムを前記クランプブレードの前記先端部と前記押さえ面との間で挟持した状態と、前記フィルムの挟持後に前記フィルムの挟持を解放した状態とのいずれか1つの状態で、前記金型と前記金型に対向する別の金型とを型締めし、その後、前記金型と前記別の金型とで形成するキャビティ内に溶融樹脂を射出成形することにより製造された、成形品を提供する。
以下に、本発明にかかる実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
以下、図面を参照して本発明における第1実施形態にかかるロータリークランプ装置及びフィルムクランプ方法を詳細に説明する。
本発明の第1実施形態にかかるロータリークランプ装置7は、図1〜図3に示すように、駆動装置の一例としてのエアーロータリーアクチュエータ1と、エアーロータリーアクチュエータ1により正逆回転可能な回転軸2と、基端部3bが回転軸2に固定されかつ先端部3cが金型(固定金型又は可動金型)10の押さえ面10aに対して接近してフィルム6を押さえ面10aとの間で挟持可能なクランプブレード3とを備えて構成するようにしている。駆動装置としては、エアーロータリーアクチュエータに限定されるものではなく、モータなど公知の駆動装置を適宜使用することができる。
フィルム6を金型10の押さえ面10aに対して供給する方法としては、フィルム6を一枚ずつ金型10の押さえ面10aに供給する枚葉式と、ロール式に連続したフィルムの各製品部(転写層のうち製品となる部分)を金型10の押さえ面10aに供給する連続式とがある。この第1実施形態では、枚葉式で供給されるフィルム6について説明する。ロール式に連続したフィルムは、金型に対するフィルムの供給方法が異なるだけで、供給されたのちにロータリークランプ装置7による挟持及び解放の動作は同じであるため、説明を省略する。
まず、第1実施形態での枚葉式のフィルム6の形状は、一例として、長方形状とする。
この第1実施形態では、長方形状のフィルム6の各辺を金型10の押さえ面10aに対して挟持するため、左右上下の4個のロータリークランプ装置7を独立して金型10のキャビティ形成用凹部10bの周囲に配置している。しかしながら、後述するように、ロータリークランプ装置7の個数又は配置の仕方は、この第1実施形態に限られるものではない。
金型10の押さえ面10aは、金型10のキャビティ形成用凹部10bの周囲に配置されて製品の外形部のパーティングライン面PLを形成する面でもある。金型(固定金型又は可動金型。以後、第1金型と称する。)10に対して別の金型(可動金型又は固定金型。以後、第2金型と称する。)11が型閉じされると、第1金型10に対向する第2金型11のキャビティ形成用凸部11bの一部は、第1金型10のキャビティ形成用凹部10b内に入り、キャビティ形成用凹部10bとキャビティ形成用凸部11bとの間でキャビティ23を形成可能としている。キャビティ形成用凹部10bの周囲の押さえ面10aには、キャビティ形成用凹部10bの端縁と所定間隔をおいて全周を囲むように、吸引溝10gが配置されている。この吸引溝10gは、図示しない吸引装置に連通されて、ロータリークランプ装置7と押さえ面10aとの間で挟持されたフィルム6の周囲を吸引保持し、キャビティ形成用凹部10bに対してフィルム6を真空成形可能としている。
回転軸2は、例えば金属製の軸部材で構成され、その両端部は、軸受け8を介して金型10に回転自在に支持されている。この回転軸2は、第1金型10の押さえ面10a、言い換えれば、パーティングライン面PLよりも低い位置に位置するように、押さえ面10aの一部の切り欠かれた第1凹部10d内に収納されて配置されている。
左右のロータリークランプ装置7では、各回転軸2の一端部には、カップリング9を介してエアーロータリーアクチュエータ1の駆動軸1aに直接連結されており、エアーロータリーアクチュエータ1の正逆駆動により駆動軸1aが正逆回転して、カップリング9を介して、回転軸2が正逆回転するようにしている。
上下のロータリークランプ装置7では、各回転軸2の中央部には、プーリ14が固定されている。このプーリ14と、エアーロータリーアクチュエータ1の駆動軸1aに固定されたプーリ15とは、タイミングベルト16で連結されており、エアーロータリーアクチュエータ1の正逆駆動により駆動軸1aのプーリ15が正逆回転して、タイミングベルト16と回転軸側のプーリ14とを介して、回転軸2が正逆回転するようにしている。回転軸2の中央部にプーリ14を固定してタイミングベルト16を掛け回す構造とするため、上下のロータリークランプ装置7のクランプブレード3の一部に切欠部3gを設けて、プーリ14及びタイミングベルト16の駆動をクランプブレード3が妨げないようにしている。
各エアーロータリーアクチュエータ1は、押さえ面10aの一部の切り欠かれた第1凹部10dよりも低い第2凹部10e内に収納されて配置されている。
クランプブレード3は、線状(例えば直線状)にフィルム6と接触可能な、例えば金属製のバネ材から構成された大略矩形の板部材で、かつ、矩形のクランプブレード本体部3aの幅方向の両端部(基端部3bと先端部3c)がそれぞれクランプブレード本体部3aに対して鈍角をなすように屈曲されている。基端部3bは、回転軸2に固定されている。このように、クランプブレード3で、線状(例えば直線状)にフィルム6と接触可能としているため、真空吸引時にフィルム6と金型との間からのエアーリークが発生しにくいいとともに、薄く割れやすいフィルムを使用する場合でも、真空吸引時にフィルムの割れを防止することができて、シワも発生しにくくすることができる。これに対して、従来、点状に配置されたクランプで点状にフィルム6と接触可能としている場合には、真空吸引時にフィルムと金型との間からエアーリークしやすいとともに、薄く割れやすいフィルムを使用すると、真空吸引時にフィルムが割れてしまうとか、シワが出やすいとかの問題が生じる可能性が高い。
先端部3cは、第1金型10の押さえ面10aに対して接近してフィルム6を押さえ面10aとの間で挟持可能としている。このとき、先端部3cは、直線的の端縁であるため、第1金型10の押さえ面10aに対して先端部3cが線状にフィルム6に接触して、線状に押さえ面10aと先端部3cとの間でフィルム6を挟持することになるため、安定して挟持することができる。回転軸2に固定されたこのクランプブレード3は、回転軸2と一体的に回転し、第1金型10の凹部10d内に退避してパーティングライン面PLよりも低い退避位置Aと、第1金型10のパーティングライン面PLよりも高くかつ先端部3cが第1金型10の押さえ面10aに対して接近してフィルム6を押さえ面10aとの間で挟持する挟持位置Bとの間で例えば180度以上の角度範囲内で回動可能とするようにしている。
この先端部3cには、図4C及び図4Dに示すように、ゴムなどの弾性部4を設けて、フィルム6を押さえ面10aとの間で挟持するとき、フィルム6を損傷しないようにするのが好ましい。又は、図4Eに示すように、先端部3cが接触可能な押さえ面10aに、凹部10f内に収納されたゴムなどの弾性部4aを設けて、先端部3cと押さえ面10aとの間でフィルム6を挟持するとき、フィルム6を損傷しないとともに、フィルム6の位置ずれを防止することが好ましい。
左右のロータリークランプ装置7のそれぞれのエアーロータリーアクチュエータ1と、上下のロータリークランプ装置7のそれぞれのエアーロータリーアクチュエータ1とは、制御装置17(図1にのみ図示し、他の図では省略。)により、それぞれ独立して動作制御できるようにしている。この制御装置17は、第1金型10へのフィルム6の供給動作、フィルムの吸着動作、フィルム6の加熱動作、第1金型10と第2金型11との型閉じ及び解放動作、成形品取出し動作などの一連の動作情報を考慮して、各ロータリークランプ装置7の駆動のタイミングとを制御するものである。よって、具体的には図示していないが、フィルム6を供給する供給装置と、吸引装置、加熱装置、第2金型11の型閉じ装置、成形品取出し装置などの他の装置からの動作信号が入力され、入力された動作信号を基に、各ロータリークランプ装置7の駆動のタイミングを制御することができる。
このような構成の各ロータリークランプ装置7は、制御装置17の制御の下に、エアーロータリーアクチュエータ1の駆動軸1aを例えば正回転駆動して、回転軸2を正回転させる。この結果、クランプブレード3が退避位置Aから挟持位置Bまで回動して、クランプブレード3の先端部3cがフィルム6の周囲を第1金型10の押さえ面10aに押し付けることにより、フィルム6をクランプブレード3の先端部3cと第1金型10の押さえ面10aとの間で挟持することができる。一方、制御装置17の制御の下に、エアーロータリーアクチュエータ1の駆動軸1aを逆回転駆動して、回転軸2を逆回転させる。この結果、クランプブレード3が挟持位置Bから退避位置Aまで回動して、クランプブレード3の先端部3cがフィルム6から離れてクランプブレード3と第1金型10の押さえ面10aとでの挟持を解放することができる。
以上がロータリークランプ装置7の基本動作であり、以下、図5A〜図5Dを参照しながら、ロータリークランプ装置7の動作と成形同時加飾動作との関連について説明する。
まず、図5Aに示すように、各ロータリークランプ装置7のクランプ開状態(クランプブレード3が退避位置Aに位置した状態)で、ロボット(図示せず)にセットされかつフィルム6を吸着保持したフィルム吸着ユニット20を第1金型10のキャビティ形成用凹部10bの近傍まで移送する。
次いで、図5Bに示すように、第1金型10のキャビティ形成用凹部10bの開口面であるキャビティ面に対してフィルム6を位置合わせしながら、フィルム吸着ユニット20で吸着保持されたフィルム6をキャビティ形成用凹部10bの周囲の押さえ面10aにほぼ接触状態となるまで移動させる。すなわち、フィルム6の一部が押さえ面10aに接触し、フィルム6の残りの部分が押さえ面10aに接近した状態となるか、又は、フィルム6の全部が押さえ面10aに接触した状態となるまで、フィルム吸着ユニット20を第1金型10に接近させるように移動する。
その後、押さえ面10aに接触した状態又は押さえ面10aに接近した状態のフィルム6の周囲に対して、上下左右のロータリークランプ装置7を制御装置17の制御の下に駆動して、各クランプブレード3を回動させて、クランプ開状態(クランプブレード3が退避位置Aに位置した状態)からクランプ閉状態(クランプブレード3が退避位置Aから挟持位置Bに位置した状態)とする。この状態では、上下左右の4個のロータリークランプ装置7で、フィルム6の製品部(転写層のうち製品となる部分)6aの外周を押さえ面10aに押さえ込んだ状態となっている。
次いで、図5Cに示すように、フィルム吸着ユニット20がエアー吸着を解除し、フィルム6をフィルム吸着ユニット20から解放したのち、フィルム吸着ユニット20は第1金型10の外方に退避する。
次いで、加熱装置21でフィルム6を加熱するように第1金型10に接近させて、フィルム6を加熱装置21で加熱軟化させて、キャビティ形成用凹部10b側に形成した多数の真空吸引孔でエアー吸引して、軟化したフィルム6をキャビティ面すなわちキャビティ形成用凹部10bの底面に沿わせるとともに、吸引溝10gで吸引して、フィルム6を第1金型10に吸着保持する。ここまでは、各ロータリークランプ装置7は、クランプブレード3が挟持位置Aに位置して、クランプブレード3と押さえ面10aとの間でフィルム6を挟持し続けている。
次いで、図5Dに示すように、キャビティ側のエアー吸引は継続したまま(フィルム6を第1金型10に吸着保持した状態で)、加熱装置21も第1金型10の外方に退避させたのち、各ロータリークランプ装置7のクランプブレード3を挟持位置Aから退避位置Bに回動させて位置させて、クランプブレード3と押さえ面10aとの間でのフィルム6の挟持を解放する。
その後、第1金型10に対して第2金型11を移動させて型閉じ装置(図示せず)で型閉じしたのち(又は、第1金型10を移動させて第2金型11に対して型閉じ装置(図示せず)で型閉じしたのち)、射出成形機のノズル24から溶融樹脂を第2金型11のキャビティ23内に射出して、溶融樹脂とキャビティ23内のフィルム6の製品部6aの接着面側を接着により一体化させる。なお、図5Dのキャビティ形成用凸部11bを構成するコア側入れ子は、第2金型11に固定されて、製品の裏面側を形成する、キャビティ23内に突出するコアとして構成している。
次いで、溶融樹脂の冷却固化が行われた後、第1金型10と第2金型11との型閉じを解除し第1金型10と第2金型11とを開くと、成形品は第2金型側に固定された状態であるが第1金型10のキャビティ23内から成形品を取り出す。このとき、各ロータリークランプ装置7のクランプブレード3は第1金型10の押さえ面10aよりも下方(第2金型11とは反対側)の退避位置Bに位置しているため、成形品と一体となったフィルム6の余白部分が第1金型10から取り出されても、クランプブレード3に接触することはない。そして、第1金型10のエジェクターピン25で製品を押し上げて取り出す。
このような構成の第1実施形態によれば、従来の枠体クランプを、フィルム6の4辺それぞれに対応する4個のロータリークランプ装置7に分割して、各辺のロータリークランプ装置7がそれぞれ独立して駆動できるように構成している。このため、枚葉にカットされたフィルム6をキャビティ側金型面の押さえ面10aに容易に載置してクランプできるとともに、フィルム6にシワが寄った場合には、シワのある部分に対応するロータリークランプ装置7のクランプブレード3を挟持位置Bから退避位置A側に少し戻すことにより、挟持状態を少し緩めてシワを除去しやすくすることができる。このとき、他のロータリークランプ装置7のクランプブレード3は挟持位置Bのままでよいため、フィルム6が位置ずれしたり、さらにシワが発生したりするのを防止することができる。更に、成形品と一体となったフィルム6の余白部分がクランプブレード3に接触することがないので、成形品の端面でフィルム6を捲り上げようとする力がかかる余地はない。
また、前記第1実施形態によれば、4個のロータリークランプ装置7でフィルム6の4辺の端縁部を同時にクランプする以外に、4辺のロータリークランプ装置7のクランプブレード3を1つずつ回動させて、又は、3辺のロータリークランプ装置7のクランプブレード3を同時に回動させて、又は、フィルム加熱後に、任意に2辺のロータリークランプ装置7のクランプブレード3を回動させて、フィルム6を挟持位置Bでクランプすることも可能となり、クランプ動作の自由度を高めることができる。例えば、図1の上下の2辺のロータリークランプ装置7でフィルム6の長辺の端縁部をクランプしたのち、残りの左右の2辺のロータリークランプ装置7でフィルム6の短辺の端縁部をクランプすることによりフィルム6を第1金型10に保持することができる。逆に、図1の左右の2辺のロータリークランプ装置7でフィルム6の短辺の端縁部をクランプしたのち、残りの上下の2辺のロータリークランプ装置7でフィルム6の長辺の端縁部をクランプすることによりフィルム6を第1金型10に保持することができる。このようにすれば、フィルム6のシワの発生を効果的に防止しながら、フィルム6を第1金型10の押さえ面10bに位置決めすることができる。
また、従来の枠体のクランプでは、枠体のクランプと金型との隙間に滑り込ませるようにフィルムを供給する必要があるため、枚葉式でフィルム6を供給する場合には、枠体のクランプが邪魔になり、金型の所定位置にフィルム6を自動的に供給するのが困難であった。これに対して、この第1実施形態では、すべてのロータリークランプ装置7のクランプブレード3を挟持位置Bから退避位置Aに位置させることにより、ロータリークランプ装置7により何ら邪魔されることなく、枚葉式でフィルム6を金型の所定位置に自動的に供給することができる。特に、ロータリークランプ装置7の回転軸2及び駆動装置1は、押さえ面10aよりも低い第1凹部10d及び第2凹部10e内に配置されかつ退避位置Bのクランプブレード3も第1凹部10d内に位置するため、供給されるフィルム6及びその供給装置とロータリークランプ装置7とは全く接触することがなく、フィルム供給を円滑にかつ確実に自動的に行うことができる。
また、従来、金型が開く過程において成形品を金型のキャビティから取り出すとき、成形品に一体となった基材フィルムが、クランプの内面(金型に対する押さえ面)をすり抜けねばならず、そのときの摩擦抵抗が、製品のパーティングライン面に対してフィルムを引き剥がす方向に作用し、冷却時間を十分に確保しないと、製品のパーティングライン面の周囲において基材フィルムと製品との間で密着不良を引き起こす原因となっていた。これに対して、前記第1実施形態においては、第1金型10と第2金型11との型閉じ前に、フィルム6を吸引溝10gなどで吸引して第1金型10側に吸着保持しかつ全てのロータリークランプ装置7のクランプブレード3を挟持位置Bから退避位置Aに退避させた状態で第1金型10と第2金型11とを型閉じして射出成形することができる。よって、金型型開き時に、成形品に一体的に保持されたフィルム6を、各ロータリークランプ装置7とは全く接触することなく第1金型10から取り出すことができ、従来の前記問題を確実に解消することができる。
また、前記第1実施形態においては、第1金型10と第2金型11との型閉じ前に、フィルム6を吸引溝10gなどで吸引して第1金型10側に吸着保持し、かつ、全てのロータリークランプ装置7ではなく、対向する任意の2辺のロータリークランプ装置7のクランプブレード3を挟持位置Bから退避位置Aに退避させた状態で第1金型10と第2金型11とを型閉じして射出成形することができる。このようにすれば、型開き時には、前記少なくとも2辺のロータリークランプ装置7はフィルム6に対して完全にクランプしていない状態であるため、従来発生していたクランプすり抜け時の端面剥がれを、従来よりも低減させることも可能である。
また、従来の枠体クランプは、枠体と枠体の案内部材と駆動装置とで構成されているのに対して、板部材のクランプブレード3と回転軸2と駆動装置とで構成されるため、非常にコンパクトに構成することができて、フィルム6を挟持する部材の厚みを薄くかつ重量も軽く、かつ、製作コストも安くすることができる。
より具体的には、従来の枠体クランプは、枠体を平行に移動させる必要から、ある程度の厚みがありかつ剛体でなければならず、その結果、枠体の厚みは、例えば約20mm以上あり、加熱装置をフィルムに接近させたくても、クランプの厚み未満にまで、加熱装置をフィルムに接近させることができなかった。これに対して、前記第1実施形態では、フィルム6をクランプブレード3でクランプした状態(クランプブレード3が挟持位置Bに位置した状態)では、パーティングライン面PLからクランプブレード3の上端までの飛び出しを、例えば10mm以下と小さくするも可能となり、加熱装置21を従来よりもフィルム6により接近させることが可能となり、加熱装置21によるフィルム6の加熱効率を向上させることができる。
また、従来、枠体クランプの周囲のフィルムの部分は、加熱装置からの熱が枠体クランプ自体に奪われるため、フィルムの中央部と周辺部とでフィルムの軟化状態に大きな差異が生じてしまい、シワ又はフィルム割れなどの原因となる場合もあった。しかしながら、前記第1実施形態では、クランプを枠体ではなく、板部材のクランプブレード3で構成するようにしたので、例えば、クランプブレード3の厚みを2mm以下で、かつ、パーティングライン面PLからクランプブレード3の上端までの飛び出しを、例えば10mm以下と小さくすることも可能となり、加熱装置21をフィルム6に従来よりも接近させることができる。この結果、フィルムの中央部と周辺部(クランプブレード3の先端部3bの近傍部分)とでフィルムの軟化状態に差違はほとんどなくなり、シワ又はフィルム割れなどの発生を効果的に防止することができる。さらに、加熱装置21をフィルム6に従来よりも接近させることができるため、フィルム6の加熱時間を短縮することができ、さらに、加熱装置21の温度自体も下げることができて、エネルギーの節減に寄与することもできる。
また、前記第1実施形態によれば、上下のロータリークランプ装置7のクランプブレード3を挟持位置Bに位置させてフィルム6を第1金型10の押さえ面10aに保持する一方、左右のロータリークランプ装置7は退避位置Aのままで、フィルム6を加熱装置21で加熱し、所定のタイミングで左右のロータリークランプ装置7を挟持位置Bに位置させて第1金型10の押さえ面10aに保持するように制御装置17で動作制御させることが可能となる。このようにすれば、キャビティ23とフィルム6と間の密閉状態が緩和されて、フィルム加熱時にフィルム6から発生するガスを、クランプブレード3で挟持されていないフィルム6の左右の部分を通して、キャビティ23内からキャビティ23の外方に逃がすことが可能となり、キャビティ面の汚れを少なくすることができる。
さらに、前記第1実施形態によれば、第1金型10と第2金型11との型閉じ前に、フィルム6を吸引溝10gなどで吸引して第1金型10側に吸着保持しかつ全てのロータリークランプ装置7のクランプブレード3を挟持位置Bから退避位置Aに退避させた状態で第1金型10と第2金型11とを型閉じして射出成形することができる。このため、ロータリークランプ装置7が取り付けられた第1金型10に対向する第2金型11において、型閉め時にロータリークランプ装置7のクランプブレード3の逃げ空間を全く無くすことができて、第2金型11の強度も向上させることができ、かつ、第2金型11にスライドコアを設置するときの設計制約を低減させることもできる。
また、前記第1実施形態によれば、タイミングベルト16で回転軸2の軸芯からエアーロータリーアクチュエータ1を偏心させて配置することが可能となり、第1金型10のパーテイングライン面PLよりもへこんだ第2凹部10e内にエアーロータリーアクチュエータ1を収納することができて、フィルム6の供給又は取り出し又は加熱動作などの他の動作の邪魔になることを防止できる。
なお、本発明は前記第1実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。以下の実施形態では、第1実施形態と同様な作用効果を奏することができることは、言うまでも無い。
例えば、前記第1実施形態では、金型型閉じ前に、全てのロータリークランプ装置7のクランプブレード3を挟持位置Bから退避位置Aに退避させた状態で第1金型10と第2金型11とを型閉じするようにしているが、これに限られるものではなく、図6に示すように、金型型閉じ時には、全てのロータリークランプ装置7のクランプブレード3が挟持位置Bに位置していてもよい。この場合には、第2金型11において、型閉め時にロータリークランプ装置7のクランプブレード3の逃げ空間11gを形成する必要があるが、従来の枠体クランプの場合の逃げ空間と比較して、逃げ空間11gの深さ及び幅を大幅に小さくすることができて、第2金型11にスライドコアを設置するときの設計制約を低減させることができる。
また、このような変形例の場合、型閉め時及び射出成形時に、全てのロータリークランプ装置7のクランプブレード3が挟持位置Bに位置したままとする他、射出成形の前に、全てのロータリークランプ装置7のクランプブレード3が、逃げ空間11g内で、挟持位置Bから少し退避位置A側に回動して挟持を緩めた状態で、射出成形工程を行うことも可能である。これに対して、クランプブレード3をすべて解放してしまうと、真空吸引時のエアーリークが起こりやすかったり、又は、射出成形時にフィルム6がキャビティ内に引きずり込まれてシワになる可能性がある。これに対して、前記したようにが、クランプブレード3の挟持を少し緩めた状態とすれば、そのような不都合を解消することができる。
また、回転駆動力を発生させるための駆動装置1としては、一般的なロータリーアクチュエータ又はモータなどを使用することができるが、これに限られるものではない。例えば、駆動装置として、駆動源による直線運動をカム機構などを介して回転運動に変換する構成を使用することもできる。回転駆動力は、駆動装置1からクランプブレード3が固定された回転軸2に伝達されて、0°〜200°の範囲で回転できるように構成することができる。ここで、クランプブレード3の回転角度が0°の場合はフィルムクランプ状態であり、枚葉フィルムをセットする事を考えれば、回転角度として90°以上開く必要がある。そこで、余裕を考えると、クランプブレード3の回転角度は0°〜180°とするのが好ましい。
また、クランプブレード3の先端形状は、前記したようにフラットなもののほか、図7Aに示すクランプブレード3Aのように、のこぎり刃状のギザギザとしてもよい。このようにすれば、フィルム6の端縁の一部に対して線状に接触する当接部3Aaと当接部3Aaとの間の、接触していない部分(切欠部)3Abにおいて、フィルム6のシワやたるみを逃がすことが可能となり、また、フィルム6から発生するガスを逃がすことも可能となる。もちろん、クランプブレード3の先端形状は、のこぎり刃状のギザギザ形状に限定されるものではなく、図7Bに示すクランプブレード3Bのように、フィルム6の端縁の一部に対して線状に接触する短いフラットな部分(線接触部)3Baと切欠部分3Bbとが交互に配置された櫛刃状でも、前記したような効果を奏することができる。
また、本発明の第2実施形態として、図8A及び図8Bに示すように、タイミングベルト16を使用することなく、全てのロータリークランプ装置7は、図1の左右のロータリークランプ装置7と同じ構造としてもよい。すなわち、上下左右のロータリークランプ装置7は、それぞれ、回転軸2の一端部に、カップリング9を介してエアーロータリーアクチュエータ1の駆動軸1aに直接連結されており、エアーロータリーアクチュエータ1の正逆駆動により駆動軸1aが正逆回転して、カップリング9を介して、回転軸2が正逆回転するように構成することもできる。なお、図8Aは各クランプブレード3が退避位置Aに位置している状態、図8Bは各クランプブレード3が挟持位置Bに位置している状態をそれぞれ示している。
また、本発明の第3実施形態として、図9に示すように、各ロータリークランプ装置7Cの一枚の長方形の板部材のクランプブレード3を多数の小さな長方形の板部材に分割し、線状にフィルム6と接触可能な多数の線接触部3Caと、隣接する線接触部3Ca間に隙間3Cbとを有するクランプブレード3Cとして構成するようにしてもよい。すべての線接触部3Caの基端部は回転軸2に固定されており、回転軸2と一体的に回動するようにしている。このようにすれば、隙間3Cbにおいて、フィルム6のシワやたるみを逃がすことが可能となり、また、フィルム6から発生するガスを逃がすことも可能となる。なお、図9は各クランプブレード3Cが挟持位置Bに位置している状態をそれぞれ示している。
一枚の長方形の板部材のクランプブレード3を多数の小さな長方形の板部材に分割するより具体的な形態として、一枚のクランプブレード3を3分割又は4分割にしたものが特に好ましい。その理由は、以下のとおりである。一枚のクランプブレード3の場合は、押さえ面10aに対してクランプブレード3の歪等により、均一に接触させる事が難しい場合がある。これに対して、一枚のクランプブレード3を3分割又は4分割する場合には、クランプブレード3の歪が分散され、又、各分割された小片のクランプブレード3に力がかかるので、フィルム6をクランプブレード3の先端部3cと第1金型10の押さえ面10aとの間に隙間なく、クランプすることができるので、フィルム6と押さえ面10aとの間でのエアーリークが起こり難い。
また、本発明の第4実施形態として、図10に示すように、4辺にロータリークランプ装置7を配置する代わりに、フィルム6の長辺沿いの対向する2辺にロータリークランプ装置7Dを配置し、かつ、線状にフィルム6と接触可能な長方形の板部材のクランプブレード3Dのクランプブレード本体部3Daの長手方向の各端部を、フィルム6の短辺側にまで入り込みかつ直線状及び曲線状にフィルム6と接触可能なL字状端部3Dcとして構成するようにしてもよい。クランプブレード3Dが挟持位置Bに位置する状態では、フィルム6の長辺沿いの端縁部をクランプブレード本体部3Daと押さえ面10aとの間で挟持するとともに、フィルム6の角部及び短辺沿いの一部の端縁部をL字状端部3Dcと押さえ面10aとの間で挟持するようにしている。このようにすれば、フィルム用クランプ装置全体として、ロータリークランプ装置7Dの個数を半減することができる。なお、図10は各クランプブレード3Dが挟持位置Bに位置している状態を示している。
また、本発明の第5実施形態として、図11に示すように、図10の変形例に相当し、各ロータリークランプ装置7Eの長方形の板部材のクランプブレード3Dを3分割してクランプブレード3Eとしている。すなわち、クランプブレード3Eを、回転軸2の中央に固定されて線状にフィルム6と接触可能な中央部3Eeと、回転軸2の両端に固定されて直線状及び曲線状にフィルム6と接触可能な2つのL字状端部3Ecとで構成している。クランプブレード3Eが挟持位置Bに位置する状態では、フィルム6の長辺沿いの端縁部を中央部3Eeと押さえ面10aとの間で挟持するとともに、フィルム6の角部及び短辺沿いの一部の端縁部をL字状端部3Ecと押さえ面10aとの間で挟持するようにしている。このようにすれば、フィルム用クランプ装置全体として、ロータリークランプ装置7Dの個数を半減することができるとともに、クランプブレード3Eをさらに軽量化することができる。なお、図11は各クランプブレード3Eが挟持位置Bに位置している状態を示している。
また、本発明の第6実施形態として、図12に示すように、各ロータリークランプ装置7Fの一枚の長方形の板部材のクランプブレードを、線状にフィルム6と接触可能な多数の小さな大略台形の板部材に分割し、線状にフィルム6と接触する多数の線接触部3Faと、隣接する線接触部3Fa間に隙間3Fbとを有するクランプブレード3Fとして構成するようにしてもよい。各線接触部3Faの台形の上底側と下底側のうちの短い辺の側に相当する基端部は回転軸2に固定されており、回転軸2と一体的に回動するようにしている。このようにすれば、隙間3Fbにおいて、フィルム6のシワやたるみを逃がすことが可能となり、また、フィルム6から発生するガスを逃がすことも可能となる。なお、図12は各クランプブレード3Fが挟持位置Bに位置している状態をそれぞれ示している。
また、本発明の第7実施形態として、図13に示すように、図1の変形例に相当し、各ロータリークランプ装置7Gを、楕円形のフィルム6Gのためのクランプ装置としたものである。各ロータリークランプ装置7Gが、図1のロータリークランプ装置7と異なるのは、板部材のクランプブレード3の先端部3Gcが直線状ではなく、フィルム6Gの端縁の円弧に対応した円弧状に形成されていることである。なお、図13は各クランプブレード3Gが挟持位置Bに位置している状態をそれぞれ示している。
この第7実施形態によれば、成形品の製品部の外周にオフセットして均一なフィルム押さえ面を形成することができるので、フィルム6の余白部分にかかる熱も均等になり、真空成形時に発生するシワ対策として有効に作用する場合もある。
また、本発明の第8実施形態として、図14に示すように、図13の各ロータリークランプ装置7Gの一枚の板部材のクランプブレードを、円弧曲線状にフィルム6と接触可能な多数の小さな板部材に分割し、円弧曲線状にフィルム6と接触する多数の線接触部3Haと、隣接する線接触部3Ha間に隙間3Hbとを有するクランプブレード3Hとして構成するようにしてもよい。各線接触部3Haの基端部は回転軸2に固定されており、回転軸2と一体的に回動するようにしている。このようにすれば、隙間3Hbにおいて、フィルム6のシワやたるみを逃がすことが可能となり、また、フィルム6から発生するガスを逃がすことも可能となる。なお、図14は各クランプブレード3Hが挟持位置Bに位置している状態をそれぞれ示している。
また、具体的には図示しないが、左右及び下の3辺にロータリークランプ装置7をそれぞれ配置し、残りの上辺に従来公知のバー形式クランプを配置することも可能である。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明にかかるロータリークランプ装置及びフィルムクランプ方法は、フィルムのシワを除去しやすいものであり、射出成形同時加飾工程などでのフィルムのクランプに有用である。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形又は修正は明白である。そのような変形又は修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。

Claims (9)

  1. 駆動装置(1)と、
    前記駆動装置により正逆回転可能な回転軸(2)と、
    基端部(3b)が前記回転軸に固定され、かつ、先端部(3c)が金型(10)の押さえ面(10a)に対して接近しかつフィルム(6,6G)の端縁の一部に線状に接触可能で、前記フィルムを前記押さえ面との間で挟持可能な板状のクランプブレード(3)とを備えるロータリークランプ装置。
  2. 前記クランプブレードの回転軸は、前記クランプブレードが配置されている前記金型のパーティングライン面(PL)よりも低い位置に位置し、前記クランプブレードは、前記フィルムの前記金型の前記押さえ面に対する挟持解放時には、前記金型の前記パーティングライン面よりも低い退避位置(A)に位置する一方、前記フィルムの前記金型の前記押さえ面に対する挟持時には、前記金型のパーティングライン面よりも高い挟持位置(B)に位置している、請求項1に記載のロータリークランプ装置。
  3. 前記クランプブレードは、前記フィルムの加熱時及び真空吸引時のみ前記金型の前記パーティングライン面よりも高い前記挟持位置に位置して、前記フィルムを前記金型の前記押さえ面との間で挟持し、前記金型の型閉じ及び型開き時には、前記金型の前記パーティングライン面よりも低い前記退避位置に位置して前記フィルムの前記金型の前記押さえ面に対する挟持を解放して前記金型の前記パーティングライン面よりも低い前記退避位置に位置する、請求項2に記載のロータリークランプ装置。
  4. 前記クランプブレードは、前記フィルムの加熱時及び真空吸引時から射出完了までは、前記フィルムを前記金型の前記押さえ面との間で挟持し、少なくとも型開き直前には、前記金型の前記押さえ面より更に高い位置に回転して前記フィルムを解放している、請求項2に記載のロータリークランプ装置。
  5. 前記駆動装置はロータリーアクチュエータ(1)である、請求項1〜4のいずれか1つに記載のロータリークランプ装置。
  6. 前記フィルムが矩形形状であり、その矩形形状のフィルムのそれぞれの辺の端縁部を、前記クランプブレードの前記先端部と前記金型の前記押さえ面との間で挟持可能である、請求項1〜4のいずれか1つに記載のロータリークランプ装置。
  7. 前記フィルムが矩形形状であり、その矩形形状のフィルムのそれぞれの角部を、前記クランプブレードの前記先端部と前記金型の前記押さえ面との間で挟持可能である、請求項1〜4のいずれか1つに記載のロータリークランプ装置。
  8. 前記クランプブレードの前記先端部と、前記先端部が前記フィルムを介して対向する前記金型の前記押さえ面とのいずれかの一方に、弾性部(4,4a)を備える、請求項1〜4のいずれか1つに記載のロータリークランプ装置。
  9. 駆動装置(1)により回転軸(2)が一方向に回転されて、基端部(3b)が前記回転軸に固定された板状のクランプブレード(3)の先端部(3c)が、金型(10)の押さえ面(10a)に対して接近するように回動してフィルム(6,6G)の端縁の一部に線状に接触し、前記フィルムを前記クランプブレードの前記先端部と前記押さえ面との間で挟持する一方、
    前記駆動装置(1)により前記回転軸(2)が前記一方向とは逆方向に回転されて、前記クランプブレード(3)の前記先端部(3c)が、前記金型(10)の前記押さえ面(10a)から離れる方向に回動して前記フィルム(6,6G)から離れて、前記フィルムを、前記クランプブレードの前記先端部と前記押さえ面との間での挟持から解放するフィルムクランプ方法。
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