JP4999561B2 - 自動車のドア構造 - Google Patents

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この発明は、ドアキーシリンダを備えるドアハンドルと、上記ドアキーシリンダの回転をドアラッチに伝達するキーロッドとを備えたような自動車のドア構造に関する。
従来、自動車のドア構造としては、例えば、特許文献1に開示された構造がある。
すなわち、ドアアウタパネルにドアキーシリンダを取付け、このドアキーシリンダの回転部にアーム(回転リンクと同意)を介してキーロッドを連結し、このキーロッドの下部をドアラッチに連結すると共に、ドアキーシリンダを備えるドアハンドルを、上下方向に延びる補強プレートを介して下方の補強パネルに取付けたものである。
この従来構造によれば、車両衝突が発生すると、本来ならば、ドアアウタパネルの変形に伴うドアハンドルの回転により、アームを介してキーロッドが変位してドアラッチがアンロックされるが、上記補強プレートの作用によってドアハンドルの変形が防止されるので、ドアラッチが正規の乗員の意に反してアンロックされるのを防止することができる利点がある。
ところで、ドアラッチが正規の乗員の意に反してアンロックされる場合としては、上述したような車両の衝突による場合以外に、例えば、ドアハンドルのハンドルノブを持って、このハンドルノブの全体を上方かつ内方に不正に押圧操作される場合が挙げられる。
この場合、ドアアウタパネルが変形すると共に、ドアハンドルに備えられたドアキーシリンダのドア内端側が下方に不正に押し下げられるため、この時にキーロッドが下動して、ドアラッチが不正にアンロックされる。
特許文献1に開示された従来構造は、このような不正な押し下げに対しても有効に作用し得るものであり、上記構造により、ドアラッチが不正にアンロックされて車両が盗難されるのを防止することもできる。
特開平11−293969号公報
しかしながら、この従来構造においては、ドアハンドル下方においてキーロッドやドアラッチ等が配置されることにより、実際には上記補強プレートを配設するためのスペースを十分に確保することができないという問題がある。
この発明は、構成のコンパクト化を図りつつも、ドアハンドル上方のデッドスペースを有効利用してドアハンドルの不正操作によるドアアウタパネルの変形を防止することができる自動車のドア構造を提供することを目的とする。
この発明の自動車のドア構造は、ドアアウタパネルに取付けられドアキーシリンダを備えるドアハンドルと、ドアをロック状態またはアンロック状態にするドアラッチと、上記ドアキーシリンダの回転を上記ドアラッチに伝達するキーロッドとを備えた自動車のドア構造であって、上記ドアアウタパネルより車室内側に、該ドアアウタパネルより剛性の高いドアパネルを備えるとともに、上記ドアアウタパネルと上記ドアパネルとの間で上下方向に延びるように配設されたドアサッシュ部を構成して、ドアガラスの昇降を案内するサッシュガイドと、上記ドアハンドルより上方位置において上記サッシュガイドに取付けられるとともに、上記ドアアウタパネルの裏面に近接するように立設される突出部材と、上記ドアサッシュ部の断面内を補強するとともに、上記ドアパネルとの間で閉断面を構成するサッシュレインフォースメントとを備え、上記サッシュガイドは、ベルトライン部より下方に延びる延出部を有しており、上記突出部材は、上記ドアパネルに取付けられるとともに、該ドアパネルへの取付部から上記サッシュガイド側に延びて上記サッシュガイドの延出部に接続され、且つ、上記突出部材の一部が、上記サッシュレインフォースメントの、上記閉断面を構成している部分に取付けられているものである。
この構成によれば、突出部材が、ドアハンドルより上方位置においてサッシュガイドに取付けられるとともに、ドアアウタパネルの裏面に近接するように立設され、且つ、一部がサッシュレインフォースメントの、閉断面を構成している部分に取付けられているので、ドアハンドルを持って、該ドアハンドルを不正に上方かつ内方に押圧しても、突出部材で内方へ押し込まれようとするドアアウタパネルを受け止めて、ドアハンドルの不正操作によるドアアウタパネルの変形およびドアラッチの不正アンロックを防止することができるうえ、上記突出部材はドアハンドル上方のドア内部のデッドスペースを有効利用して配置することができる。
また、突出部材がドアパネルに取付けられ、かつサッシュガイド側に延びて該サッシュガイドの延出部に接続されることで、突出部材を上下両側で固定しなくてもこれを安定的に支持することができる。このため、上下両端に固定部を備えることが不要となり、突出部材を上下方向においてコンパクト化することができる。
また、突出部材がドアパネルとともにサッシュガイドの延出部に接続されるので、サッシュガイドの下部を突出部材を介してドアパネルに取付ける構成とすることができ、これによってサッシュガイドを補強することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ドアアウタパネルより剛性の高いドアパネルがインナパネルにて構成されるとともに、上記突出部材は、第1の脚部と第2の脚部とを備えており、上記第1の脚部は、上記突出部材の突出面下部から内方側に延びて上記インナパネルに取付けられるとともに、上記サッシュガイドの延出部に接続され、上記第2の脚部は、上記突出面と同じ高さ位置で該突出面側部から内方側に延びて上記サッシュガイドに取付けられるものである。
この構成によれば、突出部材の上方スペースを確保しつつも、第1の脚部と第2の脚部との協働により、突出面の両端を支持する所謂両持ち支持の状態とすることができ、これにより突出部材の支持剛性を確保することもできる。
この発明の一実施態様においては、上記ベルトライン部を前後に延びるベルトラインレインフォースメントを備え、該ベルトラインレインフォースメントの後端を、上記突出部材の上方にてこれに隣接する上記インナパネルの部分に取付けたものである。
この構成によれば、突出部材がコンパクトに配設されることにより確保された上記上方スペースを利用して、そこにベルトラインレインフォースメントを取付けることが可能になる。
この発明の一実施態様においては、上記ベルトラインレインフォースメントが、上記ドアアウタパネルの裏面に近接するように配設され、上記インナパネルへの取付部近傍で該インナパネル側に後退しているものである。
この構成によれば、上記不正操作によりドアアウタパネルが変形した時、これをベルトラインレインフォースメントでも受け止めさせることができる。このため、上記不正操作時に突出部材の上部に作用する荷重を分散させるべくベルトラインレインフォースメントを補助的に利用することができる。
この発明の一実施態様においては、上記ドアアウタパネルの裏面に近接する上記ベルトラインレインフォースメントの部分に対し、その車室内側に上記サッシュガイドの延出部を配設したものである。
この構成によれば、ベルトラインレインフォースメントでドアアウタパネルを受け止めることを可能にしつつも、ベルトラインレインフォースメントがドアアウタパネル側に配設されることによりその車室内側に形成されたスペースを利用して、サッシュガイドの延出部を配設することができる。
この発明によれば、ドアアウタパネルより車室内側に該ドアアウタパネルよりも剛性が高いドアパネルを備え、ドアハンドルより上方位置においてサッシュガイドに取付けられるとともに、ドアアウタパネルの裏面に近接するように立設され、且つ、一部がサッシュレインフォースメントの、閉断面を構成している部分に取付けられる突出部材を設けたので、ドアハンドル上方のドア内部のデッドスペースを有効利用して、ドアハンドル不正操作によるドアアウタパネルの変形、並びに、この変形にともなってドアキーシリンダ、キーロッドを介してドアラッチが不正にアンロックされるのを防止することができる。
また、突出部材がドアパネルに取付けられ、かつサッシュガイド側に延びて該サッシュガイドの延出部に接続されることで、突出部材を上下両側で固定しなくてもこれを安定的に支持することができる。このため、上下両端に固定部を備えることが不要となり、突出部材を上下方向においてコンパクト化することができる。
また、突出部材がドアパネルとともにサッシュガイドの延出部に接続されるので、サッシュガイドの下部を突出部材を介してドアパネルに取付ける構成とすることができ、これによってサッシュガイドを補強することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
なお、以下の実施形態においては、説明の便宜上、車両右側のフロントドアを例示して、自動車のドア構造について詳述する。
図1は自動車のドア構造を示す外観側面図であって、ドア1はドア本体部2とドアサッシュ部3とを備えている。
ドアサッシュ部3は、図1〜図4に示すように、ドアインナパネル4のサッシュインナパネル部4aと、サッシュアウタパネル5と、ドアガラスの昇降を案内する平面視コ字状断面のサッシュガイド6と、ドアサッシュ部3の断面内を補強すべく、ベルトライン部より下方に延びてドアインナパネル4(サッシュインナパネル部4a)との間で閉断面7(図3参照)を構成するサッシュレインフォースメント8とから構成され、上述のサッシュガイド6をベルトライン部よりさらに下方に延ばして延出部6a(図1、図2、図8参照)を形成している。
ドア本体部2は、図4(但し、図4は図2のB−B線矢視断面図)、図6に示すように、ドアパネルとしてのドアアウタパネル9と、該ドアアウタパネル9よりも剛性の高い車室内側のドアインナパネル4とを接合して構成されている。なお、この実施形態においては、ドアインナパネル4においてサッシュインナパネル部4aが一体形成されたものとなっているが、必ずしもこれに限定されることはなく、ドアインナパネル4とサッシュインナパネルとを別部材で構成してもよい。
また、この実施形態では、上述のようにドアインナパネル4とドアアウタパネル9とを接合することによって、ドア内部(詳しくはドア本体部2の内部)には空間部が形成されており、この空間部には、図1、図2に示すように車両の前後方向に延びるベルトラインレインフォースメント10、および、上下のインパクトバー11、12が設けられている。
上述のベルトラインレインフォースメント10は、図1に示すように、ベルトライン部に沿ってドア1内部を前後方向に延びる剛性部材であって、図4、図8に示すように、その後端において車室内側に後退する後退部10a及び取付部10bが形成されている。ベルトラインレインフォースメント10は、該取付部10bがサッシュレインフォースメント8に取付けられることでその後端が間接的にドアインナパネル4に取付けられている。
また、上下の各インパクトバー11,12のうち、上側のインパクトバー11は主としてドアアウタパネル9の張り剛性を確保するものであり、下側のインパクトバー12は車両側突時にドア本体部2が車室内へ侵入するのを阻止するためのものである。
さらに、ドア1の前部は上下一対のヒンジブラケット13,14(但し、ドア側のヒンジブラケットのみを示す)を介して車体としてのヒンジピラー(図示せず)に開閉可能に支持されている。
上述のドアアウタパネル9の車外側には、図1、図5、図6に示すようにドアアウタハンドル15(詳しくはドアアウタハンドルノブ)が設けられ、このドアアウタハンドル15に対応してドアアウタパネル9には乗員のハンドル操作に必要な凹部9a(車内側へ窪む凹部9a)が一体形成されている。
この実施形態の自動車のドア構造は、図1、図5、図6に示すように、ドアアウタパネル9の外方側にレイアウトされドアキーシリンダ17(以下単にキーシリンダと略記する)を備えた上述のドアアウタハンドル15と、ドア1の内方に設けられて該ドアアウタハンドル15を揺動可能に軸支すると共に、ドアアウタパネル9に取付けられる樹脂製のハンドルベース16と、ドア1をロック状態またはアンロック状態にするドアラッチ18と、上述のキーシリンダ17とドアラッチ18とを上下方向に連結して、キーシリンダ17の回転をドアラッチ18に伝達するキーロッド19と、を備えている。また、ドアラッチ18はボディ側(センタピラー側)に設けられたストライカ(図示せず)を係合するためのラッチ溝18aを備えている(図7、図9参照)。
図5はドアアウタハンドル15およびハンドルベース16の前側部分の拡大平面図、図6はドアアウタハンドル15およびハンドルベース16の後側部分の拡大平面図であって、図5、図6に示すように、ドアアウタパネル9には、ドアアウタハンドル15の前部内側に一体形成されたアーム部15a(図5参照)をドア1内に挿入するための開口部20と、ドアアウタハンドル15の後部内側に一体形成された突出部15b(図6参照)をドア1内に挿入するための開口部21とが形成され、同様にハンドルベース16にも各開口部20,21に対応して開口部22,23が形成されている。
ここで、ドアアウタパネル9の凹部9aに形成された上述の開口部20は、図7に示すように、その前側に位置して、ドアアウタハンドル15のアーム部15aを挿通させる挿通孔20aと、このアーム挿通孔20aの後部に連続し、かつアーム挿通孔20aよりも小さいハンドルベース取付け孔20bとを有するものである。
また、ドアアウタハンドル15のアーム部15aにおける前端部には、図5に示すように、凹状の軸挿入溝15c(いわゆる凹部)が形成され、この軸挿入溝15cに対応して、ハンドルベース16には凸状の軸支部16a(いわゆる凸部)が一体形成されており、この軸支部16aにて軸挿入溝15cを介してドアアウタハンドル15を揺動操作可能に軸支している。
ドアアウタハンドル15が引き操作されると、図13に示すハンドル側の回転リンク24の脚部24a(図6参照)が車外側へ操作され、該回転リンク24がアンロック方向に回動して、この回転リンク24に取付けたアウタハンドルロッド25が下動して、ドアラッチ18(図8参照)をアンロック状態にするように構成している。
図7はドアアウタハンドル15を取外した状態で自動車のドア構造を車両後方かつ外方から見た状態で示す斜視図、図8はドアサッシュ部3、ドアインナパネル4、ベルトラインレインフォースメント10およびドアラッチ18の関連構造を示す斜視図、図9はドアアウタパネル9を省略した状態で自動車のドア構造を示す斜視図、図10はドアインナパネル4とドアアウタパネル9とドアアウタハンドル15とを省略した状態で自動車のドア構造を示す斜視図である。
図6、図7に示すように、キーシリンダ17はキー(図示せず)により回動操作されるシリンダ部26(キーシリンダ17の回転部)と、非回動のキーシリンダ本体27とを備え、シリンダ部26の車幅方向内方部には、回転リンク28の基端部を嵌合し、この回転リンク28の遊端部に上述のキーロッド19を連結している。つまり、このキーロッド19はその上端が回転リンク28に連結され、下端がドアラッチ18に連結されたものである。
図5に示すように、ハンドルベース16は、その前部においてはビス29とナット部材30等の取付け部材を用いて、ドアアウタパネル9を両者16,30間に挟持して固定されている。
ハンドルベース16を取付ける場合、ドアアウタパネル9の内部から、まずナット部材30の頭部をアーム挿通孔20aに挿通させ、次にハンドルベース16をリヤ側(ハンドルベース取付け孔20b側)に移動させると、ナット部材30はアーム挿通孔20aからその後部に連続形成されたハンドルベース取付け孔20bに移動するので、ハンドルベース16それ自体の組付け性向上を図ることができる。ナット部材30がハンドルベース取付け孔20bに移動した後に、ビス29をさらに締付けて、ハンドルベース16前部の取付けが完了する。
図6に示すように、ハンドルベース16は、その後部16bにおいては、キーシリンダ本体27に締付けるビス31等の取付け部材を用いて、ドアアウタパネル9を両者16,27間に挟持して固定されている(図11参照)。
つまり、上述のハンドルベース16はビス29,31を用いてドアアウタパネル9の内側に固定されたものである。
上述のハンドルベース16の前後方向に延びる主片部16cには、図6、図9、図10に示すように、キーロッド19およびアウタハンドルロッド25の内方を被うカバー部材としてのプロテクタ32が、ボルト33、ナット34等の取付け部材を用いて、取付けられている。
このプロテクタ32は、金属製の剛性部材にて構成され、該プロテクタ32は、図6、図9、図10に示すように、キーロッド19およびアウタハンドルロッド25の車室内側(ドア内側)を被い、かつ、上下方向に延びる側壁部32aと、この側壁部32aの前端から車幅方向外方かつ前方に一体に屈曲形成されて、アウタハンドルロッド25の前方を被う前壁部32bと、この前壁部32bのハンドルベース対応部から前方に向けて一体に屈曲形成された取付け部32cと、上述の側壁部32aの上端から車外側(ドア外側)に向けて一体に屈曲形成された突部32dとを備えている。
ここで、上述のプロテクタ32は、図6に示すように、その取付け部32cを、ボルト33およびナット34を用いて、ハンドルベース16に固定したものである。
このプロテクタ32により、キーシリンダ17の上方から針金等を用いてキーロッド19を不正にアンロック方向に動かす不正アクセスを防止することができるようになっている。
図11は図1のC−C線矢視断面図、図12は図11のD−D線に沿う要部の矢視断面図、図13は要部の拡大平面図である。
図8、図10、図11、図13に示すように、ドアアウタハンドル15上方、詳しくはキーシリンダ17上方のドア1内には、サッシュレインフォースメント8を介して、ドアアウタパネル9よりも剛性が高いドアパネルとしての前述のドアインナパネル4から上述のドアアウタパネル9の裏面に近接するように立設された突出部材37が設けられている。
上述の突出部材37は金属製剛性部材にて形成されている。
また、この突出部材37は、図14、図15に斜視図で示すように、第1脚部37a,第2脚部37bと、両脚部37a,37b間に連続して一体形成されたフラットな突出端部37cとを金属板プレス加工により一体形成したものである。
図14、図15に示すように第1脚部37aは突出端部37cの下部から車室内側に入り込むようにして水平に延びる水平面部37a1と、水平面部37a1内端部から下方に延びる取付け座37a2と、取付け座37a2の前部から車室内側に一体に屈曲形成されることによりサッシュガイド6の延出部6a側に延びる延長部37a3とを有している。
また、第2脚部37bは、突出端部37cの前部から車室内側に一体に屈曲形成されることにより、突出端部37cと同じ高さ位置で車室内側に入り込むようにしてサッシュガイド6の延出部6a側に延びている。
第1脚部37aにおいては、図11、図12に示すように、取付け座37a2がサッシュレインフォースメント8に溶接等の固定手段にて固定され、このサッシュレインフォースメント8を介してドアインナパネル4に取付けられている。従って、この実施形態では、サッシュレインフォースメント8が突出部材37の取付け部としても利用されている。
さらに、第1脚部37aにおいては、図12、図15に示すように、延長部37a3がサッシュガイド6の延出部6a底部の外側面6bと略平行に延び、この外側面6bに溶接等の固定手段にて固定されている。
ここで、特に第1脚部37aにおいては、図12に示すように、ドアインナパネル4とサッシュレインフォースメント8とが溶接等で接合された重合部Xから、これらドアインナパネル4とサッシュレインフォースメント8とにより形成される閉断面7に渡って取付けられており、これによって突出部材37の支持剛性向上を図っている。
また、図14、図15に示すように、第2脚部37bは、第1脚部37aの延長部37a3と同様サッシュガイド6の延出部6a底部の外側面6bと略平行に延び、この外側面6bに溶接等の固定手段にて固定されている。
つまり、突出部材37は、図11、図12、図14、図15に示すように、下端がドアインナパネル4及びサッシュガイド6の延出部6aに固定されると共に、前端がサッシュガイド6の延出部6aに固定され、下端と前端との間が車外側へ突出するように構成されたものである。
また、水平面部37a1、第2脚部37bには、図14、図15に示すように、その延び方向に沿って補強ビード38,38が一体形成されており、これらの補強ビード38,38にて突出部材37それ自体の剛性向上を図っている。
さらに、図11に示すように、突出部材37の突出端部37cはドアアウタパネル9の裏面に近接し、この突出端部37cには、ドアアウタパネル9の裏面(詳しくはキーシリンダ17上方におけるドアアウタパネル9の裏面)に当接するウレタン部材などの弾性部材39を取付けている。
この弾性部材39により通常時におけるドアアウタパネル9の変形を防止しつつ、不正操作時において突出部材37とドアアウタパネル9との間の変位を抑制することができるようになっている。
ところで、突出部材37の上方にてこれに隣接するドアインナパネル4(サッシュレインフォースメント8)の部分には、図8、図10、図13に示すように、ベルトラインレインフォースメント10の取付部10bがサッシュレインフォースメント8を介してドアインナパネル4に取付けられている。
ベルトラインレインフォースメント10は、図11に示すように、ドアアウタパネル9の裏面に近接するように配設されるとともに、その後端においては、図4、図8、図10、図13に示すように、ドアインナパネル4への取付部近傍で後退部10aによりドアインナパネル4側に後退するように形成されている。
そして、ドアアウタパネル9の裏面に近接するベルトラインレインフォースメント10の部分に対しては、その車室内側にサッシュガイド6の延出部6aが配設されている。
なお、図中、50はキーシリンダ17の車外側を覆うキーシリンダアウタケース、51はインナハンドルケーブル、52はインナロックケーブル、4bはドアインナパネルに形成されたドアモジュール組付け用の開口部である。また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車両内方を示し、矢印OUTは車両外方を示す。
このように構成した自動車のドア構造において、ドアアウタハンドル15を持って、このドアアウタハンドル15が不正に上方かつ内方へ押圧された場合、ドアアウタパネル9は内方へ押し込まれようとするが、この内方へ押し込まれようとするドアアウタパネル9を、剛性部材の突出部材37で受け止めて、該ドアアウタパネル9の変形を防止するので、ドアラッチ18が不正行為によりアンロックされるのを阻止することができる。
このように上記実施形態の自動車のドア構造は、ドアアウタパネル9に取付けられキーシリンダ17を備えるドアアウタハンドル15と、ドア1をロック状態またはアンロック状態にするドアラッチ18と、キーシリンダ17の回転をドアラッチ18に伝達するキーロッド19とを備えた自動車のドア構造であって、ドアアウタパネル9より車室内側に、ドアアウタパネル9より剛性の高いドアパネル(ドアインナパネル4)を備え、ドアアウタハンドル15上方のドア内に、ドアパネル(ドアインナパネル4)からドアアウタパネル9の裏面に近接するように立設される突出部材37を設けるとともに、ベルトライン部より下方に延びる延出部6aを有するサッシュガイド6を備え、突出部材37は、ドアパネル(ドアインナパネル4)に取付けられるとともに、該ドアパネル(ドアインナパネル4)への取付部からサッシュガイド6側に延びてサッシュガイド6の延出部6aに接続されるものである(図10、図11、図14、図15参照)。
この構成によれば、突出部材37がドアアウタパネル9より剛性の高いドアパネル(ドアインナパネル4)からドアアウタパネル9の裏面に近接するように立設されているので、ドアアウタハンドル15を持って、該ドアアウタハンドル15を不正に上方かつ内方に押圧しても、突出部材37で内方へ押し込まれようとするドアアウタパネル9を受け止めて、ドアアウタハンドル15の不正操作によるドアアウタパネル9の変形およびドアラッチ18の不正アンロックを防止することができるうえ、突出部材37はドアアウタハンドル15上方のドア1内部のデッドスペースを有効利用して配置することができる。
また、突出部材37がドアパネル(ドアインナパネル4)に取付けられ、かつサッシュガイド6側に延びて該サッシュガイド6の延出部6aに接続されることで、突出部材37を上下両側で固定しなくてもこれを安定的に支持することができる。このため、上下両端に固定部(取付け座)を備えることが不要となり、突出部材37を上下方向においてコンパクト化することができる。
また、突出部材37を接続すべく延出部6aを備えたために、延出部6aを固定する必要性が生じることとなるが、突出部材37がドアパネル(ドアインナパネル4)とともにサッシュガイド6の延出部6aに接続されるので、サッシュガイド6の下部を突出部材37を介してドアパネル(ドアインナパネル4)に取付ける構成とすることができ、これによってサッシュガイド6を補強することができる。
また、ドアアウタパネル9より剛性の高いドアパネルがインナパネル(ドアインナパネル4)にて構成されるとともに、突出部材37は、第1脚部37aと第2脚部37bとを備えており、第1脚部37aは、突出部材37の突出端部37c下部から内方側に延びてインナパネル(ドアインナパネル4)に取付けられるとともに、サッシュガイド6の延出部6aに接続され、第2脚部37bは、突出端部37cと同じ高さ位置で突出端部37c側部から内方側に延びてサッシュガイド6に取付けられるものである(図10、図14、図15参照)。
この構成によれば、突出部材37の上方スペースを確保しつつも、第1脚部37aと第2脚部37bとの協働により、突出端部37cの両端を支持する所謂両持ち支持の状態とすることができ、これにより突出部材37の支持剛性を確保することもできる。
また、上記ベルトライン部を前後に延びるベルトラインレインフォースメント10を備え、該ベルトラインレインフォースメント10の後端を、突出部材37の上方にてこれに隣接する上記インナパネル(ドアインナパネル4)の部分に取付けたものである(図10、図11、図13参照)。
この構成によれば、突出部材37がコンパクトに配設されることにより確保された上方スペースを利用して、そこにベルトラインレインフォースメント10を取付けることが可能になる。
また、ベルトラインレインフォースメント10が、ドアアウタパネル9の裏面に近接するように配設され、インナパネル(ドアインナパネル4)への取付部近傍で該インナパネル(ドアインナパネル4)側に後退しているものである(図10、図11、図13参照)。
この構成によれば、上記不正操作によりドアアウタパネル9が変形した時、これをベルトラインレインフォースメント10でも受け止めさせることができる。このため、上記不正操作時に突出部材37の上部に作用する荷重を分散させるべくベルトラインレインフォースメント10を補助的に利用することができる。
また、ドアアウタパネル9の裏面に近接するベルトラインレインフォースメント10の部分に対し、その車室内側にサッシュガイド6の延出部6aを配設したものである(図4、図8、図10、図13参照)。
この構成によれば、ベルトラインレインフォースメント10でドアアウタパネル9を受け止めることを可能にしつつも、ベルトラインレインフォースメント10がドアアウタパネル9側に配設されることによりその車室内側に形成されたスペースを利用して、サッシュガイド6の延出部6aを配設することができる。
また、ドアサッシュ6の断面内を補強するとともに、ベルトライン部より下方に延びて上記インナパネル(ドアインナパネル4)との間で閉断面7を構成するサッシュレインフォースメント8を備え、突出部材37を、サッシュレインフォースメント10とインナパネル(ドアインナパネル4)との重合部Xから閉断面7に渡って取付けたものである(図12参照)。
この構成によれば、他の部位に比べて剛性が高い重合部Xから閉断面7に渡って突出部材37を取付けることで、その支持剛性を向上させることができる。
なお、図14、図15で示した実施形態においては、突出部材37が第1、第2の脚部37a、37bを備え、突出端部37cを両持ち支持するように構成したが、本発明は必ずしもこれに限定されない。突出部材37自体が高い剛性を有しているのであれば、突出端部37cの下端のみに脚部を備えるようにし、延出部6a、サッシュレインフォースメント8により片持ち支持されるように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、ドアインナパネル4においてサッシュインナパネル部4aを一体形成し、このドアインナパネル4にベルトラインレインフォースメント10、突出部材37を取付ける構成としたが、ドアインナパネル4とサッシュインナパネルとを別部材で構成した場合、これらベルトラインレインフォースメント10、突出部材37をサッシュインナパネルに取付けるようにしてもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のドアハンドルは、ドアアウタハンドル15に対応し、
以下同様に、
ドアパネルは、ドアインナパネル4に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
本発明の自動車のドア構造を示す外観側面図 ドアサッシュのサッシュレインフォースメントの構成を示す部分拡大側面図 図2のA−A線矢視断面図 図2のB−B線矢視断面図 ドアアウタハンドルおよびハンドルベースの前側部分を示す拡大平面図 ドアアウタハンドルおよびハンドルベースの後側部分を示す拡大平面図 ドアアウタハンドルを取外して示すドア構造の斜視図 ドアサッシュ、ベルトラインレインフォースメント、ドアラッチおよびドアインナパネルの関連構造を示す斜視図 突出部材およびハンドルベースを取外して示す図6の要部斜視図 突出部材を取付けた状態で示す図6の要部斜視図 図1のC−C線矢視断面図 図11のD−D線に沿う要部の矢視断面図 ドアアウタパネルを省略した状態で示す自動車のドア構造の要部平面図 突出部材を車両後方かつ外方から見た状態で示す斜視図 突出部材を車両前方かつ外方から見た状態で示す斜視図
1…ドア
3…ドアサッシュ部
4…ドアインナパネル
5…サッシュアウタパネル
6…サッシュガイド
6a…延出部
7…閉断面
8…サッシュレインフォースメント
9…ドアアウタパネル
10…ベルトラインレインフォースメント
15…ドアアウタハンドル
17…キーシリンダ(ドアキーシリンダ)
18…ドアラッチ
19…キーロッド
26…シリンダ部(回転部)
28…回転リンク
37…突出部材
37a…第1脚部
37a3…延長部
37b…第2脚部
37c…突出端部

Claims (5)

  1. ドアアウタパネルに取付けられドアキーシリンダを備えるドアハンドルと、
    ドアをロック状態またはアンロック状態にするドアラッチと、
    上記ドアキーシリンダの回転を上記ドアラッチに伝達するキーロッドとを備えた自動車のドア構造であって、
    上記ドアアウタパネルより車室内側に、該ドアアウタパネルより剛性の高いドアパネルを備えるとともに、
    上記ドアアウタパネルと上記ドアパネルとの間で上下方向に延びるように配設されたドアサッシュ部を構成して、ドアガラスの昇降を案内するサッシュガイドと、
    上記ドアハンドルより上方位置において上記サッシュガイドに取付けられるとともに、上記ドアアウタパネルの裏面に近接するように立設される突出部材と、
    上記ドアサッシュ部の断面内を補強するとともに、上記ドアパネルとの間で閉断面を構成するサッシュレインフォースメントとを備え、
    上記サッシュガイドは、ベルトライン部より下方に延びる延出部を有しており、
    上記突出部材は、上記ドアパネルに取付けられるとともに、該ドアパネルへの取付部から上記サッシュガイド側に延びて上記サッシュガイドの延出部に接続され
    且つ、上記突出部材の一部が、上記サッシュレインフォースメントの、上記閉断面を構成している部分に取付けられている
    自動車のドア構造。
  2. 上記ドアアウタパネルより剛性の高いドアパネルがインナパネルにて構成されるとともに、
    上記突出部材は、第1の脚部と第2の脚部とを備えており、
    上記第1の脚部は、上記突出部材の突出面下部から内方側に延びて上記インナパネルに取付けられるとともに、上記サッシュガイドの延出部に接続され、
    上記第2の脚部は、上記突出面と同じ高さ位置で該突出面側部から内方側に延びて上記サッシュガイドに取付けられる
    請求項1記載の自動車のドア構造。
  3. 上記ベルトライン部を前後に延びるベルトラインレインフォースメントを備え、
    該ベルトラインレインフォースメントの後端を、上記突出部材の上方にてこれに隣接する上記インナパネルの部分に取付けた
    請求項2記載の自動車のドア構造。
  4. 上記ベルトラインレインフォースメントは、上記ドアアウタパネルの裏面に近接するように配設され、上記インナパネルへの取付部近傍で該インナパネル側に後退している
    請求項3記載の自動車のドア構造。
  5. 上記ドアアウタパネルの裏面に近接する上記ベルトラインレインフォースメントの部分に対し、その車室内側に上記サッシュガイドの延出部を配設した
    請求項4記載の自動車のドア構造。
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