JP4999319B2 - 鉄道車両用構体 - Google Patents

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Description

本発明は、ステンレス製の鉄道車両用構体に関するものである。
従来より、鉄道車両用構体として、ステンレス構体(ステンレス鋼製の鉄道車両用構体)、図28(a)に示す軽量ステンレス構体201(外板+骨組み+外板補強部材)や、図28(b)に示すダブルシートステンレス構体202(外板+一体プレス成形内板)のほか、ダブルスキンタイプのステンレス構体が知られている(例えば特許文献1参照)。そのようなステンレス構体は塗装が不要で、メンテナンスが容易で、腐食もないなどの多くの利点を有する。
鉄道車両用構体において、外板と外板補強部材との接合には、熱歪み低減の観点から、抵抗スポット溶接が多用されているが、既打点への分流を避けるためにその打点ピッチは通常50〜80mm程度とされる。
一般の鉄道車両用構体、とくに側構体は強度設計上いくつかの留意点を有する。ここで、側構体とは、単数又は複数の側外板パネル(外板と外板補強部材とを有する)により構成されるものをいう。
車体自重・乗客により負荷される垂直荷重F1により、図29(a)に示すように、側外板パネル100は主として面内せん断作用を受ける。また、車両間の前後力(車端圧縮荷重)により、図29(b)に示すように、連結器を通じての荷重F2により面内軸圧縮・面内曲げ作用も負荷される。強度設計上、第1に留意すべき破壊モードは側外板パネルの座屈であり、これのクライテリアをもとに構造の概要が決定される。
例えば、外板が広範囲で圧縮作用を受ける部位(例えば車端圧縮荷重時の車体中央腰板下部)では、図29(c)に示すように、所要の面外剛性をもつ外板補強部材101(防撓材)を外板102の内側に接合することが行われている。一般に、鉄道車両の側構体は車体長手方向の圧縮作用をより大きく受けるので、車体長手方向に沿って外板の内側に外板補強部材(防撓材)を設けるのが普通である。
また、外板が広範囲で主としてせん断を受ける部位(例えば垂直荷重時における台車直上の戸袋部)では、外板補強部材をレール方向に対し45度の角度で外板に接合するのが理想であるが、そのような角度を持たせて接合することが製造上煩雑であるので、実際には補強部材を水平方向(レール方向)あるいは垂直方向に配置している。座屈強度上はどちらも同等である。
しかし、前述したようなステンレス構体では、いくつかの課題がある。
(i) 第1の課題は、全体座屈および局部座屈に対する強度低下である。
前述したように、外板と外板補強部材との接合には、熱歪み低減の観点から、抵抗スポット溶接が多用されるが、既打点への分流を避けるためにその打点ピッチは通常50〜80mm程度である。この場合、補強部材にうまく応力が分散せずに理論どおりの座屈強度を得られないことがある。
つまり、防撓パネルとしての面外曲げ剛性が理論値よりも低下し、想定より低い荷重で
全体座屈を引き起こす可能性がある。また、外板補強部材(防撓材)に平行な方向の圧縮に対してスポット溶接点間で外板が座屈するおそれがあり、このような局部座屈に対しても理論上の座屈強度より劣る。
例えば、後述する座屈強度の考え方を参照すればわかるように、外板補強部材(防撓材)のピッチを80mmとし、これと平行な方向に外板に圧縮応力が作用するとき、補強部材が外板に連続して接合されていれば、概算で160MPaまで耐え得るのに、補強部材が外板に80mmピッチでスポット溶接されているとすれば、わずか60MPa程度までしか耐えられない。
また、圧接によるスポットまわりの歪みにより外板に初期歪みが生じ、これによっても局部の座屈強度が大きく低下する。
(ii) 第2の課題は、応力集中部における永久変形(引張側)、あるいは局部座屈(圧
縮側)である。
側外板には、側外板の開口部における隅部において応力集中が生じる。とくに通勤車用の側構体には窓、出入口などの開口部が多く、これらの隅部における応力集中が問題となる。
これら応力集中部において引張側では永久変形、圧縮側では座屈変形を起こして最終的に破壊に至る。これに対する対策としては、引張側ではプレート状の外板補強部材を内側に足して増厚し、応力を軽減することが考えられる。圧縮側も理論上は同様に対処が可能であるが、しかし抵抗スポット溶接で組立てられた従来のステンレス構体ではいくつか問題がある。
すなわち、前述したように、抵抗スポット溶接の打点ピッチは通常50〜80mm程度であるが、この場合、補強プレートにうまく応力が分散せずに理論どおりの座屈強度を得られないことがある。また、せっかく補強プレートをあてがっても、これを接合するためのスポット溶接が増え、圧接・入熱によるスポットまわりの歪みにより外板に初期歪みが生じ、かえって局部の座屈強度を低下させることがある。
(iii) 第3の課題は、水密性である。
ステンレス構体の組立において多用される抵抗スポット溶接は重ね継手しか構成することができないため、外板どうし、あるいは外板と縁部材(窓枠、ドアマスクなど)との接合も重ね継手となる。
ところで、これらの継手では外部からの浸水を防ぐため、水密性を保つ工夫が必要であるが、重ね部で微小な隙間を生じるのに加えスポット溶接は間欠的な接合法であるため、重ね部にあらかじめシール材をはさみ込んで溶接を行うことにより水密性を確保している。あるいは重ね端部に隅肉状にシール材を盛ることにより水密性を確保している。
しかし、風雨や洗車に伴うシール材の経年劣化によりシール切れが生じ、車内への浸水が発生することがある。ちなみに普通鋼やアルミニウム合金製の構体では連続溶接が可能であるため、このような問題は生じない。
(iv) 第4の課題は、外板(側外板、妻外板)の美観性である。
ステンレス構体の組立において多用される抵抗スポット溶接は、施工時にスポット状に
押圧を行うため、押圧力と入熱によりその周囲に歪みを生じ、また打点部には凹状の圧痕も生じるため、これらが外板の美観を損ねている。とくに側外板、妻外板の美観を損ねることは製品価値を低下させることになる。
なお、スポット溶接による外板の「焼け」は電解処理により消すことが可能であるが、圧痕は比較的深く、接合後の研磨等によって見えなくすることは困難である。
また、カラーバンド(フィルム)により覆うこともできるが、覆っても、見る角度によっては、圧痕はさらに目立つことになりかねない。
(v) 第5の課題は、内部骨組の煩雑さである。
内装、機器類を構体に取り付ける構造として、従来は主構造あるいは内部骨組(2次構造材)にネジ座を溶接付けしたり、あるいは取付金を別途設けたりすることにより対応していた。
これらの取付金、ネジ座はほとんどが車両毎の個別設計であり、構体への取付場所も車種、部位によってまちまちである。
従って、ネジ座、内部骨組、取付金等、部品点数が増し、部品製作、溶接付けに多大な工数を要している。また取付位置が標準化されていないので、取付の寸法管理も煩雑である。
発明者は、外板と外板補強部材との接合に、抵抗スポット溶接に代えて、レーザ溶接を利用すれば、前記課題を解決できることに着想し、別途特許出願をしている(特願2004−206390号参照)。
ところで、ステンレス製の車両では、天井板等の内装材や部品を取り付けるための内部骨組の種類が多く、重量、部品コスト、取付コスト的に課題がある。アルミニウム合金製の車両では押出形材においてレール部を一体成形しこれに特殊ボルトを係止する方式(つまり、前記レール部に特殊ボルト(取付ボルト)の頭部を形成させる方式)が実用化されているが、ステンレスは、アルミニウム合金のように押出成形できないので、アルミニウム合金製の車両と同じ方式をステンレス製の車両の場合には採用することができない。
そこで、ステンレス製の車両において、ハット形プレス材に長孔を設けてレール化し、特殊ボルト(ひねって係止するタイプ)を使用して部品を取り付けることが提案されている(例えば特許文献2参照)。
特許第2763983号公報(段落0014、0020及び図4) 特開2004−106806号公報(第3頁、第4頁及び及び図2、図4)
しかし、このようなタイプの特殊ボルトを用いる場合には、空転を防ぐためにレール部の巾精度が必要なのに対し、プレス成形では部品精度がよくない(通常±0.5mm)。なお、アルミニウム合金のレールの場合には±0.25mmの部品精度が可能である。
また、このタイプのボルトは大きな荷重に対しては、回転して脱落するおそれがあるので、不向きであり、この場合はアルミニウム合金製の車両で用いられているように、頭部をレール部に係止させる特殊ボルトを使用するのがよいが、特許文献2記載の長孔方式で
はそのような特殊ボルト部材を挿入できない。仮に特殊ボルト部材の頭部が進入可能である切り欠きを設けたとしても、レールフランジ部の剛性が低下し、特殊ボルト部材が脱落しやすくなるため安全上不利である。
請求項1の発明は、外板と、車体長手方向に配置され、前記外板の内面に対してレーザ溶接により接合される第1の外板補強部材と、前記第1の外板補強部材に対して略直交するように配置され、前記第1の外板補強部材の上にレーザ溶接により接合される第2の外板補強部材と、車体長手方向に配置され、前記外板の内面に対しレーザ溶接により接合され、車体長手方向に延在する開口部を有するレール部材とを備え、各前記レーザ溶接による溶接線の方向が、車体長手方向であり、内装品・機器類を取付けるための取付ボルトの頭部が、前記レール部材の開口部に回転不能に係合可能である、ことを特徴とする。
このようにすれば、外板の内面に対してレール部材が取付けられ、内装品・機器類を取付けるための取付ボルトの頭部が、そのレール部材の開口部に回転不能に係合可能であるので、部品点数の削減、内部骨組などの2次構造材の取付工数の削減、寸法管理の容易化が図れる。また、例えば、レール部材のレール長さは2〜5mであれば、このレール端部より取付ボルトの頭部を挿入すれば特別な後加工を行うことなしに取付ボルトを使用することができ、高荷重にも対応できる。
特に、外板において溶接線の方向を車体長手方向に統一しているので、多少の溶接痕が外板に出ても目立たなくすることができる。また、好ましくは、外板の表面に研磨加工を施してもよく,これによりさらに外板を美麗に仕上げることができる。
請求項2の発明は、屋根構体と、車体幅方向に設けられ前記屋根構体に接合される横骨と、車体長手方向に配置され、前記横骨に対して接合され、車体長手方向に延在する開口部を有する屋根側レール部材とをさらに備え、内装品・機器類を吊り下げるための取付ボルトの頭部が、前記屋根側レール部材の開口部に回転不能に係合可能であることを特徴とする。
請求項に記載のように、前記レール部材または屋根側レール部材は、板材を折り曲げて、ドロー成形またはロール成形により形成される、ことを特徴とする。
このようにすれば、ドロー成形またはロール成形により板材を折り曲げてレール部材が形成されるので、レール幅の精度が向上し、レール部材の開口部には、内装品・機器類を取付けたり吊り下げたりするための締結部材を挿入する際の安全性が向上する。レール部材の一体成形により強度の向上、精度の向上、コストの低減が図れる。
以上のように、本発明により、取付工数や部品点数を削減するとともに、容易に内装品・機器類を車両構体に取付けることができる。特に、レーザ溶接による溶接線の方向を一定の方向、特に側外板においては車体長手方向に統一しているので、多少の溶接痕が外板面に出ても目立たなくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
まず本発明は、次に説明する座屈強度の考え方に基づいて製造される車両に適用されるものである。
矩形状の平板に対するEuler座屈の式は下式のように表される(図1(a)参照)。
Figure 0004999319
ここでEは縦弾性係数、νはポアソン比、tは平板の板厚である。
またKは座屈係数であり、矩形板の4辺が単純支持(回転支持)である場合は理論上、
Figure 0004999319
と表される。ここで、αは辺長比
Figure 0004999319
である。
また、発生応力が大きい場合は塑性の影響が無視できないので、例えばJohnsonの実験式により塑性修正を行う。すなわち、
Figure 0004999319
となる。ここでσYは材料の耐力である。
同様にせん断座屈応力については、
Figure 0004999319
となる(図1(b)参照)。
実際の構体構造においては、薄板の外板に、防撓を目的とした補強部材を接合して外板パネルを構成しているが、補強部材によって矩形状に囲まれた外板が座屈しないように補強部材の配置とピッチを決定しなければならない。
構体への垂直荷重あるいは車端圧縮荷重のいずれにおいても、側構体の外板に発生する面内応力は多くの個所で車体長手方向の応力がそれと直交する方向の応力(鉛直方向の応力)に比べて大きいので、補強部材で囲まれた外板矩形領域の長辺方向が車体の長手方向となるよう補強部材を配置すべきである。なぜなら、図1(c)に示す座屈モードを見ても判るように、長辺方向への圧縮の方が短辺方向への圧縮に比べて数倍も座屈に耐え得るからである。
これを数式で表すと以下のようになる。
Figure 0004999319
よって、長辺の長さは短辺の長さの5倍以上あれば上式の近似は十分成立する。
これらの式により、矩形領域の短辺長bと座屈応力(σcr,x ,σcr,y ,τcr )の関係
を図示すると図2(a)〜(c)のようになる。
外板パネルにおいては、補強部材を配置するピッチが、矩形領域の短辺長bに相当するとみなすことができる。
従って逆に、応力解析や構造試験を通じて発生応力(σx ,σy ,τ)を予測し得れば、図2(a)〜(c)を用いて補強部材のピッチbを決定できる。これを式に表せば次のようになる。
Figure 0004999319
ここで、
Figure 0004999319
図3は本発明に係る一実施の形態である鉄道車両用構体を示す斜視図である。
図3に示すように、鉄道車両用構体1は、左右の側構体2と、屋根構体3と、前後の妻構体4と、台枠5とを備える。側構体2は、外板6と、その外板6の内側に接合される外板補強部材7A,7B(第1の補強部材)とを有し、それらがレーザ溶接にて接合されている(屋根構体3及び妻構体4も同様である)。この補強部材7A(7B)は、断面コの字形状のコ字状部7Aaと、そのコ字状部7Aaの両端縁に連続して互いに反対方向に延びる取付部7Ab,7Acとを有し、断面ハット形状に構成され、この取付部7Ab,7Acの部分において外板6にレーザ溶接される。
レーザー溶接に用いられるレーザ照射装置(図示せず)は多関節ロボットの手首に取付けられる。この多関節ロボットは、複数軸(たとえば6軸)を有し、溶接されるべき薄板(例えば外板6)が固定された状態で、予め定める溶接線Uに沿ってレーザ照射装置を移動させることができるものである。重ねレーザ溶接を行うレーザ照射装置には、レーザ集光器と押圧手段とが一体に取付けられ、例えばローラを有する押圧手段(押さえローラ31)が、溶接線Uに沿って移動してワークの溶接位置近傍を押圧しつつ、レーザ集光器からレーザビーム12を溶接位置に照射することで、重ね部分の密着性を確保しつつ、レーザビームの焦点距離を正確に保つことができる構成とされている。
また、外板6の開口部(窓開口部S1、出入口開口部S2)の周縁に設けられる縁部材8(窓枠、ドアマスクなど)と外板6との接合も、連続レーザ溶接により行われている。継手は重ね継手でも突合せ継手でもよい。なお、具体的に図示していないが、外板どうしの接合も連続レーザ溶接により行われている。
ところで、外板6に生じる面内応力成分をレール方向とそれに直交する方向の単軸応力σx,σy、およびせん断応力τに分解し、従来車についての応力解析結果により窓開口部S1の隅部に作用する応力は、
(σx,σy,τ)=(130,50,35)[MPa]
程度であると推定される。このとき、前述した(11)式によりピッチbの理論値は
b=min(104,87,255)=87mm
と決まり、やや安全側とするために窓開口部S1の隅部付近の補強部材7Aのピッチを80mmとしている。このことより、レーザ溶接による溶接線Uの間隔によって定義される補強部材7Aのピッチは、補強部材7Aが延びているレール方向において補強部材7Aの
荷重負担が最も厳しくなる個所の座屈強度に基づいて決定されている、といえる。
そして、図4に示すように、補強部材7Aは、レーザ溶接(溶接線U)の間隔L1を80mm(ハット幅L2=50mm)とすることで、補強部材7Aのピッチ80mmを具体化した。他の部位も同様にして補強部材7Bのハット幅(70mm)とレーザ溶接の間隔(100mm)を決定した。隣り合う補強部材7A,7Bのレーザ溶接の間隔L3は、20〜50mmである。ただし、外板6の部位ごとに補強部材の断面形状を決定していくと、補強部材に多くの種類が生じるので、補強部材の断面形状は、この実施の形態では、上記2種類に限定している。補強部材7A,7Bの高さHは25mmであるが、これは側構体2の外板6の全体座屈強度から決定したものである。
かくして、窓開口部S1の隅部、出入口開口部S2の上隅部付近に設けられる補強部材7Aのハット幅L2(コの字部分の幅)は50mm、その他の部位に設けられる補強部材7Bのハット幅は70mmとして、側構体が形成されている。よって、作用する応力が高く荷重負担が大きい窓開口部S1の隅部、出入口開口部S2の上隅部付近に設けられる補強部材7Aのハット幅を、その他の部位に設けられる補強部材7Bのハット幅よりも小さくしている。なお、レール方向に直交する方向の面外曲げについては別途設けた縦骨により補剛することになる。
ところで、さらに条件の悪い荷重等を受ける側構体の場合は、外板と外板補強部材とで構成される閉空間の部分で、外板が、補強部材が延びる方向に直交する方向において座屈するおそれがある。この部分を補強するために、外板に補強部材が接合されて閉空間が構成される前に、外板の、前記閉空間に対応する部位に小型の補強板を接合することが考えられるが、作業性を上げるための他の実施例として図5(a)〜(c)に示す構造のものがある。
図5(a)に示すように、断面ハット形状の補強部材7の内部に予め断面コ字形状の小型補強部材11(第2の補強部材)を設けておくことで、局部補強を図ることができる。つまり、補強部材7の端部内に補強部材11を配置し、補強部材7のコ字状部7aの両側部に補強部材11の両側部11aを溶接線Uにおいて予めレーザ溶接により接合して、両補強部材7,11を一体にしておけばよい。
このようにすれば、補強部材7を外板6にレーザ溶接により接合するだけで、補強部材11も外板6に取り付けられ、補強部材7の開口部が補強された状態となるので、工程を増やすことなく、所要部分に必要最小限の補強を追加することができる。
他の実施例として座屈強度を上げるために、図5(b)に示すように、補強部材7(コ字状部7aの頭部)に設けた開口7b(あるいは切り欠き)を通じてレーザ溶接のビーム12(又はスポット溶接のガン)により接合して、より座屈強度を増すようにすることもできる。
また、前述した断面ハット形状の外板補強部材は、通常、平板材をV曲げプレスして製作されるが、これは2次元断面のため、側窓や側出入口の開口部に至ると、外板補強部材の端部は、閉断面が開放されたフリーエッジ(同一断面形状を維持して特定方向に延びた部材の端部で、その端部が開放され何ら補強あるいは3次元的な加工が施されていないものをいう)となりそのままでは剛性が弱くなる。
そこで、端部処理として、図5(c)に示すように、外板6にレーザ溶接により接合される基部13aと、この基部13aの中央部分に対し絞り成形により形成され内部が中空である膨出部13bとを有する補強部材13(端部が塞がれている)を用い、端部におけ
る座屈強度、剛性を増加させることができる。特に、レーザ溶接などの連続溶接を用いれば、補強部材13の周囲を完全に塞ぐことができ、剛性がさらに増す。
あるいはやはりV曲げプレス材を用いる場合は、図6(a)に示すように、例えば側窓の開口部S1の周縁部分において、平板状の内板フレーム14を補強部材7の断面コ字形状のコ字状部7a上に配置し、それらレーザ溶接により接合して、補強部材7の(フリーエッジの)端部を相互に結合すれば、容易に補強が可能である。平板状の内板フレーム14に代えて、図6(b)(c)に示すように、ある程度の高さを持つ内板フレーム15,16とすることもできる。この場合は、補強部材7にレーザ溶接される部分15a,16aに対して、断面L字形状の部分15b,16bが外板6とは反対側に連接されている。またこれらの構造(図6(a)〜(c)参照)は、外板のその他の開口部の隅部にも応用が可能である。
ただし、このような開口端部において、外板補強部材7のコ字状部7a上に設けられた内板フレーム14がフリーエッジのままでは内板フレーム14にシア(剪断力)が流れにくく、特に隅部において強度不足となる場合がある。
そのため、図7(a)に示すように、外板補強部材7のコ字状部7a上に設けられた内板フレーム14Aの本体部から、この本体部に連接される脚部14aを前記端部を塞ぐように延ばして外板6上に下ろし、この脚部14aに直交する方向に連続するフランジ部14bを外板6に直接にレーザ溶接により接合する形で端部補強を構成すれば、端部の剛性・強度をより高めることができる。これは、開口部の隅部にも適用が可能であり、このように脚部14a及びフランジ部14bを一体化した内板フレーム14Aで開口部まわりを補強すれば、端部補強により効果的である。
なお、これらの開口部の縁補強の内板フレーム14Aは断面ハット形状の外板補強部材7を接合後に取り付ければ、後述する押えローラとの干渉の問題もない。
さらに、内板フレーム14Bのうち、開口部の隅部に対応する脚部部分を、図7(b)に示すように、絞り成形等により湾曲部分14cに構成すれば、より開口部の隅部の強度を確保した内板フレーム14Bが得られる。
また、さらに面外剛性の必要な場合は、図7(c)に示すように、内板フレーム14Cを外板補強部材7よりも背を高くすることもできる。この場合、第1の脚部14dより延びる第1のフランジ部14eを外板補強部材7(コ字状部)に、第2の脚部14fより延びる第2のフランジ部14gを外板6にそれぞれ接合し、両脚部14d,14fの上端縁を結合し外板6と平行に延びる水平部14hが、補強部材7のコ字状部上面と平行であるが、離れている。第1及び第2の脚部14d,14fは、第1及び第2のフランジ部14e,14gより互いに平行に同じ高さまで延びる構成とされることで、内板フレーム14Cは不等脚断面となっている。
この場合も、図7(d)に示すように、内板フレーム14Dのうち開口部の隅部に対応する部分を、湾曲部分14kに構成すれば、より隅部の強度を増すことができる。
上記のように構成すれば、(i) 各種要素の接合にレーザ溶接を用いるので、従来構造のように、スポット溶接点間の座屈あるいは初期歪みによる座屈強度の低下がなく、設計どおりの座屈強度が得られる、(ii) 従って、理論どおりに補強部材のピッチを決めれば小
さな補強プレートを外板にあてがう必要がなく、部品点数低減、工数低減に寄与する、(iii) また外板補強の種類が従来に比して格段に少なく、2種類となり、部品製作のコストを下げられる、(iv) さらに部品の種類が少ないので部品の寸法精度向上を図りやすい、
などのメリットを有する。
ところで、連続レーザ溶接により冶金的に重ね部を連続的に接合しているため、新たに別部品としてのシール材を必要とせず、また経年劣化による浸水もない。なお、レーザ溶接は、アーク溶接と異なり、エネルギ密度が高く熱歪みがほとんど生じないため、このような使用が可能である。
このように、シール材を用いることなく連続レーザ溶接のみで水密性を確保できることを利用して、別途水管・雨樋を設けなくても、構体の構造部材のみで雨樋などの水路を形成することができる。
具体的には、側外板と屋根外板の結合は、連続レーザ溶接により行うが、その場合には、通常、レーザ溶接時における反力受けのために屋根外板あるいは側外板のいずれか一方、あるいは両方の端部を折り曲げて、剛性手段としての折り曲げ部分を形成する。例えば図8(a)に示すように、側構体の側外板6A(幕板)の端部を折り曲げて、レーザ溶接施工時の反力受け部としての折り曲げ部分6Aaを形成すると同時に、屋根構体の屋根外板6B(長桁)の端部を折り曲げて、上方に開放される断面コの字状の雨樋部としての折り曲げ部分6Baを構成する。このように、屋根外板6Bの端部を折り曲げることにより、剛性の確保と同時に雨樋部(折り曲げ部分6Ba)を構成することを実現できる。
また、図8(b)に示すように、側構体の範囲を側外板6A(幕板)上部の屋根外板(長桁)まで広げ、この側外板6Aの端部6Abを折り曲げると同時に、これと接合すべき屋根外板6Bの端部6Bbを折り曲げて反力受け部とすることができる。この場合はこの反力受け部がそのまま雨樋を構成する。
また、側構体と妻構体の結合は、図9(a)(b)に示すように、あらかじめ妻構体の妻外板21に接合された水平断面略L字状の妻隅柱22に対しこれを反力受けとし、側外板23を連続レーザ溶接により接合することにより行う。妻外板21と側外板23とは互いに直交する位置関係となる。
その際、図9(a)に示すように妻隅柱22との間で閉空間を構成するような別部材24を設けることで、屋根から地表へ雨水を導く雨樋を構成することができ、別途水管を設ける必要がなくなる。妻隅柱22は、妻外板21に接合される第1の面板部22aと、側外板23に接合される第2の面板部22bとを有する。部材24は、妻隅柱22の面板部22a,22bにそれぞれ接合されるフランジ部24a,24bと、それらの間に位置するくの字形状の本体部24cとを有する。この本体部24cと妻隅柱22との間に水路(雨樋)としての閉空間が形成される。
図9(b)に示すように、妻隅柱22Aと妻外板21との間で閉空間を構成することも可能である。この場合には、妻隅柱22Aの妻外板21側に、断面ハット形状の閉空間構成部分22cが連接されている。閉空間構成部分22cの両側のフランジ部22d,22eが妻外板21に連続レーザ溶接され、水密性が確保される。
また、側外板の下部(腰板)と台枠の結合は、図10に示すように、断面コ字形状の側梁25を反力受けとし、これに側外板23を連続レーザ溶接により接合することにより側外板23と台枠(側梁25)の結合を行うことができる。
側外板においては、図11(a)に示すように、外板23A,23B端部どうしを重ね合せるか、あるいは外板23Bと枠部材26(開口部の縁部材)を重ね合せ、連続レーザ溶接することにより重ね継手を構成する。これらの作業は、構体の結合前に各構体ユニッ
トの状態で治具に据え付けて連続レーザ溶接を行うので、反力受けの必要がない。また、このような重ね継手だけでなく、図11(b)(c)に示すように、突合せ継手J1、重ね隅肉継手J2による構成も可能である。
ところで、外板と枠部材(開口部縁部材)とを連続レーザ溶接する際には、枠部材を構成する板材の厚さが外板の板厚と同程度かあるいはそれ以下では外板表面に溶接焼け、角折れが生じ、場合によっては溶接ビードが貫通する。この場合、開口部まわりに沿って溶接痕が見えることとなり、美観を損ねる。
そこで、図12に示すように、窓枠やドアマスクなどの、外側に位置する縁部材26を、外板6より厚さの厚い厚板とすることができる。外側に位置する部材である縁部材26の板厚が3mm以上であれば、表面処理の種類と状態にかかわらず、溶接線をほとんど見えなくすることができる。
また図13に示すように、縁部材27の重ね継手を構成する部分に、板材を巻き込んで内部に中空が形成されるロール部27aを構成することで、貫通溶接としても外表面に影響の出ないようにすることもできる。このようなロール部27aは、板材をドロー成形、ロール成形するかあるいは、板材をV曲げプレス、鋼管をプレスなどして製作することが可能で、中空部が形成されることなく板材どうしが接触している場合でもよい。なお、中空部は必ずしも形成されている必要はなく、外板6との接合部分が、平板を折り曲げてなる重ね板構造になっていればよい
このようにすれば、不要な重量増加を抑えつつ水密を保持し、さらに意匠性も高めることができる。またこのようにロール部を構成しておけば、仮に枠+外板+骨材の3枚重ねが必要であっても、貫通のおそれが少ないので、3枚同時に重ね溶接を行うことができる。
また、例えば窓枠ならば吹寄部の外板を、前述したように厚板(3mm以上)にし、窓枠を廃止することも可能である。この場合は、部品点数も削減できる。
ところで、重ねレーザ溶接を行う際、図14(a)に示すように、重ね部分の密着性を確保するためとレーザビーム12の焦点距離を正確に保つためにレーザビームと一緒に移動する押さえローラ31(直径100mm程度)を用いる。この押さえローラは、外板6に補強部材7をレーザ溶接する際に、レーザビーム12と一緒に移動し外板6に補強部材7の接合部分を押さえつけるものである。
このとき、補強部材7の端部に縁部材32(窓枠、ドアマスクなどのフレーム)を取り付けていると、ローラ31が縁部材32に干渉して端部まで連続してレーザー溶接をすることができない。そのため、従来は押さえローラ31を取り外して別途溶接を行っていたので、多大な工数を要している。逆に、縁部材32を後付けにするとローラ31が外板補強部材7に干渉して施工できないおそれがある。
そこで、図14(a)に示すように、押さえローラ31の通る部分のみ縁部材32の一部(フランジ32a等)を切り欠いて、押さえローラ31が侵入可能である切り欠き部32bを形成し、押さえローラ31を取り外さずに一工程で速く正確に外板6と外板補強部材7とのレーザー溶接を行うことができる。
また、図14(b)に示すように、縁部材32の高さ以上の高さ寸法を持つ長尺の押さえ治具33を外板補強部材7の上に配置し、この治具33の上から押さえローラ31で治具33ごと部材7を押さえつけることも可能である。
このようにすれば、構造部材に手を加えることなく、補強部材7の端部まで外板6に溶接することができるというメリットがある。
そして、高精度かつ美麗な外板面をもつステンレス構体を比較的容易に得るために、連続レーザ溶接により外板パネルを組み立てた後には、外板の表面を、ブラッシング、またはショットブラスト処理して美麗に仕上げる。あるいはレーザ溶接により構体を組み立てた後に、外板をブラッシング、またはショットブラスト処理して美麗に仕上げるようにしてもよい。また、溶接線部をカラーバンドで覆うのでもよい。なお、レーザ溶接による継手は、貫通重ね溶接、部分溶込重ね溶接、突合せ溶接のいずれでもよい。
あるいは外板6の板厚を3mm以上とすれば外板の表面処理、溶接線の方向に関係なく、外板面に溶接線を出さずに部分溶け込みレーザ溶接を行うことが可能である。
このようにすれば、ブラッシングなどの後処理を行わなくても溶接工程のみで外板の美観を確保することができる。
また別の実施例として、外板の板厚は従来どおりであっても、溶接線の方向を一定の方向、特に側外板においては車体長手方向に統一することにより、多少の溶接痕が外板面に出ても目立たなくする(気にならないようにする)ことも可能である。
外板に現れる溶接線をすべて一定方向とするために、本実施の形態では、外板と長尺の外板補強部材(横骨)とをレーザ溶接し、その上から外板補強部材に直交する方向にメインフレーム(縦骨)を通す「浮き骨構造」を採用している。
この浮き骨構造においては、横骨と縦骨とを交叉させてレーザ溶接により接合する場合、接合時は重なり部の密着性を確保するために、前述した押えローラが使用される。上側に位置する縦骨のフランジの板厚あるいは剛性が不十分であると、横骨とともに縦骨のフランジ部が撓み、密着性を確保することができない。これの解消のためには大型の押え治具が別途必要となり生産性とコストを著しく悪化させる。
上に位置する縦骨の板厚(2.5mm)を下に位置する横骨(1mm)よりも厚くする、あるいは縦骨のフランジ端部を折り曲げて剛性を確保する、などの対策により大型の治具がなくとも横骨の撓みを解消でき、簡便な押えローラにより当該部の溶接ができるので、生産性・コストに優れる。
また、横骨と縦骨との交叉部が側窓や側出入口などの外板開口の隅部に近接する場合、横骨と縦骨との間に大きなせん断力が生じやすく、横骨および縦骨の狭小なフランジ重なり部における接合のみでは強度が確保できないことがある。
そこで、図15に示すように、縦骨41のフランジ41aを広げてガセット状の延長部41bに構成して接合面積を確保することが考えられる。横骨(補強部材7)は外板6の開口隅部形状に合わせ端部まで延長する。
ガセット状の延長部41bと外板補強部材の延長部とを接合することにより立体ガセットを構成できる。なお、当該のガセット部は、上に位置する縦骨41とは別部品でもよい。また、当該部分の接合はレーザ溶接によることが望ましい。
このようにすれば、横骨(補強部材7)と縦骨41との重なり部に生じるせん断応力を軽減することができる。さらに外板6に生じる応力を立体ガセットにより軽減することができる。
また、横骨(補強部材7)、縦骨41との重なり部や横骨(補強部材7)とガセット部との重なり部などの狭小部においてレーザ溶接を適用する場合、溶接線Uは間欠的で短尺になるので、このような狭小部において、図16(a)に示すように、溶接線が閉じるようにレーザビームの光軸を回転させてリング状の溶接線U1(直径10〜20mm程度のリング溶接)を構成するようにしてもよい。リング径は接合部面積、要求強度から決定される。
このようにすれば、狭小部においても長い溶接線U1を確保できるので、必要な強度を得ることができる。また、溶接端部がないので亀裂も生じにくい。
なお、このリング溶接の際、図16(b)に示すように、筒状の押さえ治具51を用いれば上下部材の密着性を確保して適切なレーザ溶接を行うことができる。
また、内装品、機器類を取り付ける構造として、例えば図17(a)に示すように、板材を折り曲げてレール状に加工し、長手方向に連続した開口61Aを有する長尺のレール部材61を、屋根構体の横骨62(垂木)に車体長手方向にレーザ溶接(溶接部分U)により取り付け、矩形板状の頭部を有する特殊ボルト部材63及びナット64を使用することにより内装品・機器類としての天井ダクトや蛍光灯などのユニットを吊り下げ状態で取り付けることができる。例えば天井ユニット91や小天井92を取り付ける場合の具体例を図30(a)(b)に示す。レール部材61に特殊ボルト部材63及び調整ライナ93を介して天井ユニット組込部材94が取り付けられ、この組込部材94に対し天井ユニット91や小天井92が詰め込みライナ95を利用して取り付けられる。このレール部材61は、図31に示すように、左右の断面Z形状の外側板部61a,61bと、それらを連結する内側の連結板部61cを有し、前記外側板部61a,61bの下部と連結板部61cとによりレール部を構成している。そしてレール部を構成する部分は、上側部分61caを除き二重板構造となっている。つまり、レール部材61は、断面において、特殊ボルト部材63の頭部63aが係合する部分の両側部分及び開口61Aを形成する係止部分が、外側板部61a,61bと連結板部61cとの二重板構造とされ、外側板部61a,61bはそれぞれその二重板構造の上端部から互いに反対方向に、横骨62への取付部分61aa,61baが延びるように、レール部材61全体が一枚の板材を折り曲げることで形成されている。
また、図17(b)に示すように、開口65Aを有する、同様な構造のレール部材65を側外板6に車体長手方向に、あるいは車体長手方向と直交する方向にレーザ溶接(溶接部分U)により取り付け、矩形板状の頭部66aを有する特殊ボルト部材66やナットを使用することにより、内装品・機器類としての腰掛や内装パネルをレール部材65に対し取り付けることもできる。
図18(a)に示すように、台枠5の床板(キーストンプレート)の間に車体長手方向にレール部材71を接合し、腰掛けを取り付けられるようにすることもできる(シートトラック)。
また図18(b)に示すように、レール部材72を台枠の横ハリとして用い、レール部材72に床下機器類を吊り下げられるようにしてもよい。
これらの場合、レール部材61,65,71,72の、レール状の成形加工はドロー成形あるいはロール成形により行われ、その長尺レール部材の外板あるいはメインフレームへの取り付けはレーザ溶接により行われる。あるいはメインフレームへの取り付けならばアーク溶接や抵抗スポット溶接によってもよい。
このようにすれば、部品点数の削減、内部骨組などの2次構造材の取付工数削減、寸法管理の容易化が図れる。また、レール長さは2〜5mの単位であり、このレール端部より特殊ボルト部材を挿入すれば特別な後加工を行うことなしに特殊ボルト部材を使用でき高荷重にも対応できる。
レール部材61,71,72のレール部を構成する部分は、連結板部63cの上側部分61caを除き二重板構造となり、レール部の側部が二重板構造となるので、必要な部分のみ強化することができ、軽量化と高強度化の両立が図れる。
また、ドロー成形によれば、プレス成形によるよりもはるかに安価で高精度に加工することができ、特殊ボルト部材の頭部との精度のよい嵌め合いを実現できる。つまり、レール幅の精度が向上し(±0.25mm)、特殊ボルト部材を使用する際の安全性が向上する。また、レール部材の一体成形により強度向上、精度向上及びコスト低減を図れる。
次いで、前記レール部材について行った吊具引張試験について説明する。
[目的]
天井ユニット取付用吊具の引っ張り試験を行い、吊り溝レールが降伏点に達するまでの許容耐荷重を測定する。また、ボルト形状の違いによる許容耐荷重への影響も調べる。
[試験方法]
吊溝を構成するレール部材401を治具により、図32(a)(b)に示すように固定し、レール部材401の中央に設置した特殊ボルト部材402に引っ張り荷重を加える。特殊ボルト部材402が外れるまで荷重F1(荷重負荷点A)を加え、レール部材401の各測定点P11〜P14が降伏したときの荷重及び特殊ボルト部材が外れたときの荷重を測定する。
試験は2種類の特殊ボルト部材を用い、3回測定を行う。なお、供試体であるSUS304は表1に、測定点P11〜P14に設けた歪みゲージは表2に示す。各部の寸法はL1=75mm、L2=150mm,L3=45.38mm、L4=34.48mmである。
Figure 0004999319
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[試験結果]
試験結果は、頭部が34mm×16.5mmの矩形板である特殊ボルト部材(M10)の場合は表3〜表5に、頭部が32mm×32mmの正方形板である特殊ボルト部材(M16)の場合は表6〜表8に示すとおりである。つまり、(i)降伏時の荷重及び特殊ボル
ト部材が外れたときの荷重は、ボルト形状の違いによる大きな差異は認められない。従って、耐荷重はボルト形状に依存しないといえる。(ii)降伏時の耐荷重はいずれも100kgf以上である。従って、従来の構造に比べて、十分に高い強度を有しているといえる。
Figure 0004999319
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続いて、側構体の組立方法、側構体を複数のユニットに分割して製造し、それらの製造後にそれらをレーザ溶接により接合して側構体とする方法について説明する。
(1)第1の方法は、図19(a)(b)に示すように、2種類の側ユニット81A,81B、幕板ユニット82、及びドアマスク83を別々に製造し、その後、それらをレーザ溶接にて結合し、側構体84とするものである。この場合、側ユニット81A,81B、幕板ユニット82をレーザ溶接にて組立てるようにしてもよい。
(2)第2の方法は、図20(a)(b)に示すように、幕板部81Ca,81Daを含む側ユニット81C,81Dおよびドアマスク83を別々に製造し、その後、それらをレ
ーザ溶接にて結合し、側溝体85とするものである。
前記側ユニット81C,81Dはレーザ溶接を用いて組立てられる。ドアマスク83の結合方法もレーザ溶接である。側ユニット81C,81Dの幕板部81Ca,81Daどうしの結合方法はレーザ溶接、あるいはアーク溶接である。
(3)第3の方法は、図21(a)(b)に示すように、幕板部81Ca,81Daを含む側ユニット81C,81Dおよび幕板部まで延びたドアマスク83Aを別々に製造し、その後、それらをレーザ溶接にて結合し、側溝体86とするものである。ドアマスク83Aの幕板部まで延びた部分は、側ユニット81C,81Dの幕板部81Ca,81Daの外側に位置する。
前記側ユニット81C,81Dはレーザ溶接を用いて組立てられる。ドアマスク83Aの結合方法、側ユニット81C,81Dの幕板部81Ca,81Daどうしの結合方法は前述したとおりである。
(4)第4の方法は、図22(a)(b)に示すように、幕板部81Ea,81Fa及び半割れドアマスク81Ea,81Faを含む側ユニット81E,81Fを別々に製造し、その後、側ユニット81E,81Fどうしをレーザー溶接にて結合し、側溝体87とするものである。
前記側ユニット81E,81Fはレーザ溶接を用いて組立てられる。
このようにすれば、側構体84〜87の施工速度を向上させ、側外板の美観を向上させ、水密性を確保してシールレスとし、寸法精度を向上させる上で有利である。
ところで、前述した側ユニット81A〜81Fの組立方法は、例えば図23に示すように、側外板を腰板141A、吹寄板141B、幕板141Cに分割しており、それぞれの外板141A〜141Cに外板補強部材142A〜142Cをレーザ溶接にて接合し、腰パネル143A、吹寄パネル143B、幕パネル143Cを製作する。
このとき、外板141Aと外板補強部材142Aのフランジ部とでは重ね継手が構成されており、図24(a)(b)(c)(d)に示すように、外板141A外板補強部材142A側からの部分溶け込みレーザ溶接により両者が接合される。外板141B,141Cと外板補強部材142B,142Cのフランジ部との接合も同様である。なお、窓枠(図示せず)は同様にしてあらかじめ吹寄板141Bにレーザ溶接により接合しておく。
吹寄板141Bの下端縁、および幕板141Cの下端縁にはせぎり部が設けられており、吹寄板141B下端縁のせぎり部と腰板141Aの上端、および幕板141Cの下端と吹寄板141Bの上端とで重ね継手を形成し、この部分をレーザ溶接することにより側ユニット121を形成する(図25参照)。なお、122は窓開口部、123はドア開口部である。
さらに前記重ね継手部に位置する腰帯145、幕帯144A,144Bをレーザ溶接により外板に接合する(図26参照)。このとき腰帯145、幕帯144A,144Bの存在により、腰パネル143Aと吹寄パネル143B、あるいは吹寄パネルと幕パネルのレーザ溶接による施工に支障がないように腰帯145、幕帯141B,141Cを配置することができれば、腰帯145、幕帯144A,144Bをあらかじめ吹寄板141Bに接合しておくこともできる。
次に戸先柱146A、戸尻柱146B、間柱146Cの各縦柱146を外板補強部材142Aの頭部にレーザ溶接により接合する(図23、図24(d)及び図26参照)。こ
のとき短尺の溶接線であってもよいし、あるいはリング状の溶接線ならばさらに接合強度が安定する。なお、148はドア枠である。
最後に腰帯145、幕帯144A,144Bと戸尻柱146Bの結合部およびその近傍にガセット150A〜150Dをレーザ溶接にて接合して側ユニット121を完成させることができる(図27参照)。
そして、前述したところの側ユニットの製造方法は、妻構体ユニット、屋根ユニット、台枠ユニットの製造にも適用することができる。
屋根構体ユニットの場合は屋根外板どうしを連続レーザ溶接により接合した後、垂木と屋根外板を外板側からのレーザ溶接により接合する。このとき屋根構体では高度な美観を要求されないので、レーザ溶接は貫通溶接でも部分溶け込み溶接でもよい。
台枠ユニットの場合は側梁と横梁とをガセットを介してレーザ溶接もしくは抵抗スポット溶接にて接合して枠組を製作したのち、キーストンプレートの床板と横梁とを床板側からのレーザ溶接により接合する。このとき台枠下部および床板面は、車体完成後は死角もしくは隠蔽部となり美観の要求はないので、レーザ溶接は貫通溶接でも部分溶け込み溶接でもよい。
そして、これら左右の側ユニット、屋根ユニット、台枠ユニット及び前後の妻ユニットは、図8〜図10に例示する方法により接合されて、鉄道車両用構体が組み立てられる。
前記実施の形態では、外板パネルにレール部材を接合するのにレーザ溶接を用いているが、本発明はそれに限定されるものではなく、その接合に、スポット溶接などの他の溶接手段を用いてもよいのはもちろん、リベット接合とすることも可能である。
(a)は矩形板の座屈問題の説明図、(b)は矩形板のせん断座屈問題の説明図、(c)は長方形板の座屈モードの説明図である。 (a)は短辺長bと長辺方向の座屈応力σcr,xの関係説明図、(b)は短辺長bと短辺方向の座屈応力σcr,yの関係説明図、(c)は短辺長bとせん断座屈応力τcrの関係説明図である。 本発明に係る一実施の形態である鉄道車両用構体を示す斜視図である。 外板と外板補強部材との関係を示す説明図である。 (a)(b)はそれぞれ外板補強部材の端部に小型補強材を設けた実施の形態を示す図、(c)は外板補強部材の変形例を示す斜視図である。 (a)は開口部の隅部を示す斜視図、(b)は開口部の隅部の他の例を示す斜視図、(c)は開口部の隅部のさらに別の例を示す斜視図である。 (a)は開口部の隅部の他の例を示す斜視図、(b)は開口部の隅部の他の例を示す斜視図、(c)は開口部の隅部の他の例を示す斜視図、(d)は開口部の隅部の他の例を示す斜視図である。 (a)は側外板と屋根外板との接合部分を示す斜視図,(b)は側外板と屋根外板との接合部分の別の例を示す斜視図である。 (a)(b)はそれぞれ側外板と妻外板との接合部分の斜視図である。 側外板(腰板)と側梁との接合部分の斜視図である。 (a)は側外板の接合部分の説明図、(b)(c)はそれぞれ側外板の接合部分の説明図である。 側外板と縁部材との接合部分の斜視図である。 側外板と縁部材との接合部分の斜視図である。 (a)は外板補強部材の接合方法の説明図,(b)は外板補強部材の接合方法の他の例の説明図である。 開口部の隅部の他の例を示す斜視図である。 (a)は開口部の隅部の他の例を示す斜視図、(b)は溶接方法の説明図である。 (a)(b)はそれぞれ内装品・機器類の取付構造の説明図である。 (a)は図7のA部詳細図、(b)は図7のB部詳細図である。 (a)(b)は側構体の組立方法の説明図である。 (a)(b)は側構体の組立方法の説明図である。 (a)(b)は側構体の組立方法の説明図である。 (a)(b)は側構体の組立方法の説明図である。 本発明に係る鉄道車両の側構体を組み立てる手順の一例を示す説明図である。 (a)はレーザ溶接継手の原理の説明図,(b)〜(d)はそれぞれ外板パネルの説明図である。 本発明に係る鉄道車両の側構体を、車外側から見た状態を示す図である。 同鉄道車両の側構体を、車内側から見た状態を示す図である。 同鉄道車両の側構体を、車内側から見た状態を示す斜視図である。 (a)(b)はそれぞれ従来のステンレス構体の説明図である。 (a)(b)はそれぞれ従来の鉄道車両用構体の変形の状態の説明図,(c)は従来の外板と外板補強部材との関係を示す説明図である。 (a)(b)はそれぞれ具体例の説明図である。 本発明に係るレール部材の説明図である。 (a)(b)はそれぞれ吊具引張試験の試験方法の説明図である。
符号の説明
S1 窓開口部
S2 出入口開口部
U,U1 溶接線
1 鉄道車両用構体
2 側構体
3 屋根構体
4 妻構体
6 外板
6Aa、6Ba 折り曲げ部分
7,7A,7B 外板補強部材
7Aa コ字状部
7Ab,7Ac 取付部
8 縁部材
12 レーザビーム
21 妻外板
22 妻隅柱
22c 閉空間構成部分
27 縁部材
27a ロール部
32 縁部材
32b 切り欠き部
41 縦骨
41a フランジ部
61,65,71,72 レール部材
61a,61b 外側板部
61c 連結板部
61ca 上側部分

Claims (3)

  1. 外板と、
    車体長手方向に配置され、前記外板の内面に対してレーザ溶接により接合される第1の外板補強部材と、
    前記第1の外板補強部材に対して略直交するように配置され、前記第1の外板補強部材の上にレーザ溶接により接合される第2の外板補強部材と、
    車体長手方向に配置され、前記外板の内面に対しレーザ溶接により接合され、車体長手方向に延在する開口部を有するレール部材とを備え、
    各前記レーザ溶接による溶接線の方向が、車体長手方向であり、
    内装品・機器類を取付けるための取付ボルトの頭部が、前記レール部材の開口部に回転不能に係合可能である、鉄道車両用構体。
  2. 屋根構体と、
    車体幅方向に設けられ前記屋根構体に接合される横骨と、
    車体長手方向に配置され、前記横骨に対して接合され、車体長手方向に延在する開口部を有する屋根側レール部材とをさらに備え、
    内装品・機器類を吊り下げるための取付ボルトの頭部が、前記屋根側レール部材の開口部に回転不能に係合可能である、請求項1に記載の鉄道車両用構体。
  3. 前記レール部材または屋根側レール部材は、板材を折り曲げて、ドロー成形またはロール成形により形成される、請求項2に記載の鉄道車両用構体。
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