JP4994770B2 - 転落防止装置及び転落防止用親綱の設置方法 - Google Patents

転落防止装置及び転落防止用親綱の設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、電柱等に昇降する際の簡易な転落防止装置に関する。
電柱等での高所作業において、高所作業車のリフトに作業者が乗って作業をおこなうのが安全であるが、電柱が鉄道線路内や斜面に設置されたり、また、山間や田畑などのようにアプローチの道路がなく、作業車が使用できない場合がある。このような場合、電柱に転落防止装置が設置され、作業者は、万一の転落に備えて転落防止安全器を装着し、転落防止装置に転落防止安全器を移動可能に係留して昇降や作業をおこなっている。
電柱に設置する転落防止装置は、電柱に平行にワイヤや鋼棒を固定して常設するものや、特許文献1(特公平5−8027号公報)に示すように、作業時に先端に掛止用フックを取り付けたロープを伸縮棒を使用して電柱の先端部に引っ掛け、ロープを電柱に沿って固定し、このロープに作業者が装着した転落防止安全器を移動可能に係留することが提案された(図7参照)。
しかし、ロープがかなりの重量となり、細長い伸縮棒を使用して持ち上げて所定の位置に掛け留め用フックを設置することが面倒であった。
そのため、特許文献2(特開平8−332241号公報)にあるように、転落防止安全器を取り付けるロープを作業の都度配設せずに巻き取り式として小型軽量化を図ったものが提案されている。
特公平5−8027号公報 特開平8−332241号公報
電柱に転落防止装置を固定しておく常設タイプのものは風雨に暴露されるため、ワイヤや鋼棒などの転落防止安全器を係留する部分には腐食防止を施す必要があるため、コストがかかっていた。また、特許文献1及び特許文献2の転落防止装置は、作業に先立って掛け止めフックを電柱上部に引っ掛ける必要があり、そのための補助具である伸縮棒を必要とし、準備作業が面倒であり、掛け止めフックの検査や保守点検が必要であった。
そこで、本発明は、簡易にセットでき、そして、保守点検が容易であると共に確実に転落防止をすることができる転落防止装置を低コストで提供することにある。
固定用のバンドと、バンドから水平に延びる水平アーム、この水平アームに垂直に取り付けてあり、ロープを巻き掛ける曲面を有する保持バーとからなる転落防止装置であり、上部金具を電柱の上部に固定し、保持バーに引き寄せロープを巻き掛けて垂らして固定しておき、作業時に引き寄せロープに親綱を連結して引き上げて親綱を保持バーに巻き掛け、この親綱に作業員が転落防止安全器を係留して昇柱するものである。
上部金具に加えて、電柱の下部にバンドからなる下部金具を取り付け、親綱を固定して転落防止装置とするものである。
引き寄せロープが電柱に常設してあるため、安全装置を電柱上部に持ち上げるための補助具を使用せずに親綱を迅速に設置できる。また、安全装置の保持バーにロープを巻きまわすだけであってロックつきのフックなどのような複雑な機構を有していないため不具合が生ずることがなく確実に転落防止のための親綱を設置することができる。
可動部を有する機械部品がないため、例えば、従来の安全装置のようにフックが正常に作動するかなどの作業前の点検が必要なく、親綱の傷やほつれの点検だけでよく、親綱は使い回しが可能であるので、予備を用意するだけでよく、昇柱作業の開始までの時間を短縮でき、本来の目的の点検や、機器の設置などの作業を効率よくおこなうことができる。
また、電柱に設置する部品が単純な構造のものであるため、製造コストがかからず、常設タイプの安全装置に比較して設置費用を節減することができる。
親綱は電柱に常設しないので、風雨にさらされることがなく、経時劣化の程度が少なく、寿命が長くなり、維持コストを低減することができる。
本発明の転落防止装置は、上部金具1と下部金具2から構成される。
上部金具1は、図1及び図2に示すように、一点鎖線で示す電柱Pに固定するためのバンド10とバンド10から水平に延びる水平アーム11、及び水平アーム11に垂直に取り付けられた垂直バー12と垂直バーの下端に設けた曲面を有する保持バー13からなる。
バンド10は、断面円形のコンクリート製電柱用であれば、図1に示すように、防錆処理した金属製の半円形バンド10を両端部で調整ボルト23で固定したものである。ボルトは締め付け後に弛まないようにロックピンを使用するのが好ましい。
種々の直径の電柱に適合させるため、バンドは二つに分割されて重ね合わせて半円を構成するようにしてあり、長さ方向に複数の穴14を設け、合わせる穴14を変更して調整ボルト23で固定して種々の直径の電柱に適合できるようにしてある。
バンド10の一端部には連結用のフランジ15が設けてあり、フランジ15に設けた穴にボルト16を通してナットで連結して締め付けて電柱に固定するようにしてある。
バンド10の他端側は折り返して穴が形成してあり、水平アーム11の固定板17がボルト18で固定される。水平アーム11は、図3に示すように四角断面の部材であり、根元側には固定板17が設けてあり、先端側には垂直バー12を連結するボルト穴が設けてあり、両者はボルト19で固定される。
垂直バー12は、2枚の板材を間隔をあけて平行に配置したものであり、先端に親綱を巻き掛けるための保持バー13がボルトで固定してある。非作業時には引き寄せロープ3が保持バー13に巻き掛けてあり、作業する際にこの引き寄せロープ3に親綱4を繋ぎ、保持バー13の表面を滑らせて親綱を保持バーに巻き掛けて固定するものなので、ロープを巻き掛けた状態で引っ張ったときに円滑にロープが動くように曲面を有する丸棒としている。
ロープを動きやすくするために保持バー部分にプーリを設けると、ロープがプーリから外れてプーリと板材の間に挟まれて動かなくなり、取り外しに安全装置が機能しない状態で昇ってはずさなければならないことが起きるので、単純な曲面を有する丸棒材とするのが好ましい。
下部金具2は、図4及び図5に示すように、電柱Pに取り付けるためのバンド20で上部金具1と同様に適合する直径を調節ボルト23で調節できるようにしてあり、両端をフランジ22で補強してボルト21で締め付けて電柱Pに固定し、引き寄せロープ3や親綱4の端部を固定するものである。
図6(1)に示すように、上部金具1は電柱の先端部に、下部金具2を地面から2.5m程度のところに固定するのが好ましい。下部金具を2.5mとしたのは、それ以下にすると安全具を親綱4に取り付けてあっても、転落防止安全器のベルトが一定長さあるため、人体が地面にたたきつけられる可能性があるからである。
上部金具1の保持バー13に引き寄せロープ3を巻き掛けて下に垂らして下部金具2に固定しておくが、中間部は電柱Pに巻きまわして風によってばたつかないようにしておく。
昇柱作業時には、図6(1)〜(4)に示すように、電柱Pに巻き付けて固定してあった引き寄せロープ3をはずしてまっすぐな状態とし、親綱4を引き寄せロープに連結して引き寄せロープ3を引いて保持バー13の曲面上を滑らせて親綱4を引き上げて保持バー13に巻き掛ける。さらに引っ張って親綱4の先端を手元まで引き、親綱4の両端を下部金具2に固定する。そして、親綱4は弛みがないように緊張器を使用して一定の張力を作用させる。
作業員は、梯子で下部金具2の位置まで昇り、転落防止安全器を親綱4に引っ掛けて安全を確保して電柱Pに昇り、作業をおこなう。
親綱4は、上部金具の保持バーに巻き掛けてあり、一定の張力を掛けて下部金具に固定してあるので、作業員が装着している転落防止安全器を確実に作動させ、万一の落下事故においても、作業員が地面にたたきつけられて重大な事態になるのを防止することができる。
下部金具2は常に使用しなければならないものでなく、親綱が固定できる適宜の手段があれば使用する必要がない。場合によっては、安全が確保できれば、親綱の下端はフリーな状態で使用することも可能である。
なお、本発明の転落防止装置は、上部金具1の保持バー13に金車(図示しない)を取り付けることによって資材の引き上げに利用することができる。
上部金具の平面図。 上部金具の正面図。 上部金具の垂直バーと保持バーの正面図。 下部金具の平面図。 下部金具の正面図。 本発明の使用態様の説明図。 従来の安全装置の取り付け及び使用状態図。
符号の説明
1 上部金具
2 下部金具
10 バンド
11 水平バー
12 垂直バー
13 保持バー
3 引き寄せロープ
4 親綱
P 電柱

Claims (2)

  1. 電柱に固定するバンドとこのバンドから水平に延びる水平アーム、この水平アーム先端に、2枚の板材を間隔をあけて平行に配置した垂直バーが取り付けてあり、この垂直バーの下端にロープを巻き掛ける曲面を有する保持バーが設けてある上部金具と、電柱に固定するバンドからなる下部金具とからなる転落防止装置。
  2. 転落防止装置を使用するものであって、電柱の上部に転落防止装置の上部金具を設置し、電柱の下部にロープを固定する下部金具を設置し、上部金具の保持バーに引き寄せロープを巻き掛けた状態としておき、当該電柱を昇降する際に、前記引き寄せロープに親綱を連結し、引き寄せロープによって親綱を引上げて前記保持バーに巻き掛け、巻き掛けた親綱の端部を下部金具に固定する転落防止用親綱の設置方法。
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