JP4993113B2 - フォトマスク - Google Patents

フォトマスク Download PDF

Info

Publication number
JP4993113B2
JP4993113B2 JP2007295012A JP2007295012A JP4993113B2 JP 4993113 B2 JP4993113 B2 JP 4993113B2 JP 2007295012 A JP2007295012 A JP 2007295012A JP 2007295012 A JP2007295012 A JP 2007295012A JP 4993113 B2 JP4993113 B2 JP 4993113B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
graphic
photomask
pattern
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007295012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009122295A (ja
Inventor
昌人 牛草
正泰 高橋
一樹 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2007295012A priority Critical patent/JP4993113B2/ja
Publication of JP2009122295A publication Critical patent/JP2009122295A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4993113B2 publication Critical patent/JP4993113B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

本発明は、透明基板の一面に、転写時の露光光に対して遮光性を有する遮光性膜からなる、複数の図形パターンにより絵柄部を形成しているフォトマスクに関し、特に、放電破壊を防止できるフォトマスクに関する。
近年、フラットパネル表示装置の普及はめざましく、液晶表示装置においてもその薄型化、大型化、高い品質化が求められている。
このような中、液晶表示装置の表示パネル(以下、液晶表示パネルと言う)作製に用いられるマスク(以下、液晶用フォトマスクと言う)においても、大型化が求められている。
これらのマスクとしては、従来から、TFT回路の形成用あるいはカラーフィルタ形成用として、透明基板の一面に転写時の露光光を実質的に遮光する遮光膜からなる、複数の図形パターンにて絵柄部全体を形成しているバイナリーマスクが用いられている。
また、最近では、透明基板の一面に転写時の露光光を実質的に遮光する遮光膜からなる図形パターンと、透過率を調整した半透過性のハーフトーン膜からなる図形パターンを有するフォトマスク(以下、階調マスクとも言う)を用い、液晶表示パネルの作製の工程短縮を図ることも、特開2007−188069号公報(特許文献1)に、開示されるように、行われている。
特開2007−188069号公報
バイナリーマスクの作製は、通常、透明基板の一面全体に転写時の露光光を実質的に遮光する遮光膜を配した基材(ブランクスとも言う)の遮光膜上に全面に感光性のレジストを塗布した後、レーザ描画装置により選択的に露光描画を行い、この後、該レジストを現像処理してレジストパターンを遮光膜上に形成し、該レジストパターンを耐エッチング層として、遮光膜を選択的にエッチングして、レジスト除去、洗浄処理等のプロセス処理を経て、検査、修正を行うが、大サイズの場合、描画に2日間、プロセス処理、検査、測定、修正に4日間程度かかることがある。
階調マスクの作製の場合は、このようにして、作製されたバイナリーマスクに対して、更に、その図形パターンが形成された側の面に所望の透過率を有するハーフトーン膜を成膜し、同様に、感光性のレジストを塗布、露光描画、現像処理、エッチング、レジスト除去、洗浄処理等のプロセス処理を経て、検査、修正を行う。
このようなバイナリーマスクにおいては、従来より、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所に、特に、隣接する2つの図形パターンの、各パターンのコーナー部同士が近接している箇所に、放電破壊(静電破壊とも言う)が発生するという問題があった。 放電破壊を発生した場合、パターン修正が必要となるが、修正が難しい場合には、はじめからマスクの再作製を行うことになる。
尚、850mm×1200mm×10mmサイズ(第6世代)や、1220mm×1400mm×13mmサイズ(第8世代)等の、大サイズの液晶表示パネル用のフォトマスクの場合、表示パネルの画素部の周辺部(配線領域)に対応するマスクの図形パターンは、長く、表面積も大きく、大きな静電容量を持ち、帯電量が大きくなることがあるため、隣接する図形パターン間の隙間が狭く、両図形パターンが近接している場合、特に、両図形パターンの各パターンのコーナー部同士が近接している場合、この近接部分において静電破壊が発生することがあった。
階調マスクにおいても、同様に、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所に、特に、隣接する2つの図形パターンの、各パターンのコーナー部同士が近接している箇所に、放電破壊が発生するが、特に、階調マスクの場合は、バイナリーマスクの場合に比べ、その作製工程が多く、構造も複雑で、その修正も難しいため、放電破壊は大きな問題となってきた。
このような放電破壊に対しては、従来から、マスク作製後は、マスク静電気除去の為に、イオナイザー(静電気を除去する装置)を設置したり、人体をアースするなどして、運用面で対応しているが、静電破壊はなくならない。
大型液晶フォトマスクを使用する製造ラインにおいても、使用中に放電破壊によりマスクのパターンが変形することがあり、これが生産面で大きな問題となっていた。
尚、マスクの作製の際の洗浄やプロセス処理においては、超純水中に炭酸ガスを溶解させて比抵抗を下げ、放電破壊が発生しないようにしている。
また、マスクの梱包、搬送形態においても、アースをとるなど放電破壊への対応がとられている。
上記のように、液晶表示装置の大型化、高品質化が求められている中、これに対応するための大型の液晶用フォトマスクにおいては、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所、特に、隣接する2つの図形パターンの、各図形パターンのコーナー部同士が近接している箇所に、放電破壊(静電破壊とも言う)が発生するという問題があり、この対応が求められていた。
本発明はこれに対応するもので、具体的には、透明基板の一面に、転写時の露光光に対して遮光性を有する遮光性膜からなる、複数の図形パターンにより絵柄部を形成しているフォトマスクで、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所において、放電破壊(静電破壊とも言う)が発生しないフォトマスクを、提供しようとするものである。
本発明のフォトマスクは、透明基板の一面に、転写時の露光光に対して遮光性を有する遮光性膜からなる複数の図形パターンにより、絵柄部を形成しているフォトマスクであって、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所に、該近接している箇所における放電による両図形パターンの放電破壊を防止するために、転写時の露光光に対して半透過性の第1のハーフトーン膜からなり、且つ、転写の際に実質的に解像されない線幅の、前記両図形パターンを電気的に接続する接続線部を配しており、前記図形パターンとして、転写時の露光光を遮光する遮光膜からなる第1の図形パターンと、転写時の露光光に対して半透過性の第2のハーフトーン膜からなる第2の図形パターンとを共に配した、階調マスクであり、前記第1のハーフトーン膜と第2のハーフトーン膜とは、実質的に同じ膜であり、且つ、前記第1のハーフトーン膜と第2のハーフトーン膜とが、第1の図形パターンが形成されたバイナリーマスクの、第1の図形パターン側の面上に形成されているものであることを特徴とするものである。
そして、上記のフォトマスクであって、少なくとも、隣接する2つの図形パターンの、各パターンのコーナー部同士が近接している箇所には、該2つの図形パターンを電気的に接続する前記接続線部を配設していることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかのフォトマスクであって、液晶表示パネル作製用のフォトマスクであることを特徴とするものである。
尚、ここでの、「露光光を遮光する」とは、転写プロセス上での作用の面で露光光を実質的に遮光する状態を意味し、転写プロセス上での作用の面で遮光率100%(透過率0%)の場合と同等である。
また、ここでの「転写時の露光光に対して遮光性を有する遮光性膜」とは、転写プロセス上での作用の面で露光光に対して実質的に遮光性を有する膜を意味し、転写プロセス上での作用の面で露光光を実質的に遮光する膜でない膜も、これに入る。
また、「転写時の露光光に対して半透過性」とは、転写プロセス上での作用の面で、実質的に、転写時の露光光に対して透過性を有し、且つ、遮光性を有することを意味する。 即ち、遮光性100%(透過率0%)ではない、転写プロセス上での作用の面で透過性を有する膜も遮光性膜に入り、勿論、露光光を遮光する遮光膜、第2のハーフトーン膜も遮光性膜である。
また、ここでは、「実質的に同じ膜」とは、成膜時に一緒に形成された膜であることを意味し、通常、光学的特性が同じとなる。
(作用)
本発明のフォトマスクは、このような構成にしていることにより、透明基板の一面に、転写時の露光光に対して遮光性を有する遮光性膜からなる、複数の図形パターンにより絵柄部を形成しているフォトマスクで、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所において、放電破壊が発生しないフォトマスクの提供を可能としている。
具体的には、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所に、該近接している箇所における放電による両図形パターンの放電破壊を防止するために、転写時の露光光に対して半透過性の第1のハーフトーン膜からなり、且つ、転写の際に実質的に解像されない線幅の、前記両図形パターンを電気的に接続する接続線部を配しており、前記図形パターンとして、転写時の露光光を遮光する遮光膜からなる第1の図形パターンと、転写時の露光光に対して半透過性の第2のハーフトーン膜からなる第2の図形パターンとを共に配した、階調マスクであり、前記第1のハーフトーン膜と第2のハーフトーン膜とは、実質的に同じ膜であり、且つ、前記第1のハーフトーン膜と第2のハーフトーン膜とが、第1の図形パターンが形成されたバイナリーマスクの、第1の図形パターン側の面上に形成されているものであることにより、これを達成している。
特に、少なくとも、隣接する2つの図形パターンの、各パターンのコーナー部同士が近接している箇所には、該2つの図形パターンを電気的に接続する前記接続線部を配設していることにより、発生し易い放電破壊を防止することを可能としている。
図形パターンとして、転写時の露光光を遮光する遮光膜からなる第1の図形パターンと、転写時の露光光に対しての透過率を調整した第2のハーフトーン膜からなる第2の図形パターンとを共に配した、階調マスクであり、バイナリーマスクの場合に比べ、その作製工程が多く、構造も複雑であるため、放電破壊の防止効果は、生産性の面で効果的である。
特に、階調マスクの第2のハーフトーン膜からなる図形パターンを形成する際に、実質的に同じハーフトーン膜で接続線部を形成しており、より効果的である。
尚、実質的に同じハーフトーン膜とは、成膜時に一緒に形成されたハーフトーン膜であることを意味する。
このようなフォトマスクとしては、具体的には、大型化、高品質化が要求される液晶表示パネル作製用のフォトマスクが好適なものとして挙げられる。
本発明は、上記のように、透明基板の一面に、転写時の露光光に対して遮光性を有する遮光性膜からなる、複数の図形パターンにより絵柄部を形成しているフォトマスクで、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所において、放電破壊が発生しないフォトマスクの提供を可能とした。
本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1(a)は本発明のフォトマスクの参考実施形態例1の特徴部の概略平面図で、図1(b)は図1(a)のA1−A2−A3における断面図で、図2(a)は本発明のフォトマスクの参考実施形態例2の特徴部の概略平面図で、図2(b)は図2(a)のB1−B2−B3における断面図で、図3は図1に示す接続線部30を形成するためCVD方法を示した概略図である。
図1〜図3中、10、11は透明基板、20は図形パターン、20aはコーナー部、21は図形パターン、21aはコーナー部、25は図形パターン、25aはコーナー部、26は図形パターン、26aはコーナー部、30、31は接続線部、35、36は(第1の)ハーフトーン膜、40はX−Yステージ、50はフォトマスク、60はレーザ光、65は室である。
はじめに、本発明のフォトマスクの参考実施形態例1を図1に基づいて説明する。
参考実施形態例1のフォトマスクは、透明基板(図1の10に相当)の一面に、転写時の露光光に対して透過率0%の遮光性膜からなる複数の図形パターンにより絵柄部を形成している、バイナリーマスクで、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所に、該近接している箇所における放電による両図形パターンの放電破壊を防止するために、転写時の露光光に対して透過率を調整した半透過性の第1のハーフトーン膜(図1の35に相当)からなり、転写の際に、実質的に解像されない線幅の、前記両図形パターンを電気的に接続する接続線部(図1の30に相当)を配しているもので、特に、少なくとも、隣接する2つの図形パターンの、各図形パターンのコーナー部同士が近接している箇所には、該2つの図形パターンを電気的に接続する前記接続線部を配設している。
図1(a)に示すように、隣接する2つの図形パターン20、21において、図形パターン20の凸状のコーナー部20aと、図形パターン21の凸状のコーナー部21aとが近接している箇所に、放電破壊を防止するために、図形パターン20と図形パターン21とを電気的に接続する接続線部30を設けている。
図1(b)に示すように、参考実施形態例1では、図形パターンの遮光膜は接続線部形成箇所を除いて露出している。
本例のフォトマスクは、好ましくは、大型の液晶表示パネル作製用フォトマスクとして用いられ、カラーフィルタのパターニングに、あるいは、TFTの回路部のパターニング用に、適用されるが、用途はこれらに限定はされない。
透明基板10としては、光学研磨されたソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス、アルミノホウ珪酸ガラス、合成石英、蛍石、フッ化カルシウムを用いることができ、露光光が短波長の場合には石英ガラスが好ましい。
図形パターン20、21を形成する遮光性膜としては、クロム系膜、モリブデンシリサイド、タンタル、アルミニウム、珪素、酸化ケイ素、酸化窒化ケイ素などが挙げられるが、クロムを主成分としたクロム系膜が、汎用で、コスト、品質面から好ましい。
クロム系膜は、通常、クロム、酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロムの中から選ばれる材料の単層膜が用いられるが、それらのクロム系材料の中でも、成膜が容易で汎用性の高いクロム膜、または膜応力の低減が容易な窒化クロム膜がより好ましい。
たとえば、クロムを遮光膜とした場合には、50nm〜150nm程度の範囲の膜厚で用いられる。
接続線部30を形成する第1のハーフトーン膜35としては、導電性があり、露光光にて解像しない線幅であれば良いが、成膜性等から、通常は、クロムが用いられる。
本例では、図形パターン20、21を形成した後に、接続線部30のみを局所的に、市販の修正用のレーザCVD(Chemical Vapor Deposition)装置で、成膜して形成されたものである。
クロムを用いた場合、例えば、等倍露光の大型液晶パネル用露光装置で、ガラス(Qz)に対する透過率を30%とした場合、線幅は、0.5μm〜2.0μmで、解像されない。
尚、クロムの透過率が30%の場合、四深針法による測定では、面積抵抗は、411Ω/□となった。
四深針法による測定は、( 株) ダイヤインスツルメンツのロレスタシリーズでおこなった。
次に、参考実施形態例1のフォトマスクの作製方法の1例を簡単に説明しておく。
先ず、公知のバイナリーマスクの作製方法により、接続線(図1の30に相当)をまだ配していない、バイナリーマスクを作製する。
バイナリーマスクの作製は、先にも述べたように、通常、透明基板の一面全体に転写時の露光光に対して透過率0%のクロム等の遮光膜を配した基材(ブランクスとも言う)の遮光膜上に全面に感光性のレジストを塗布した後、レーザ描画装置により選択的に露光描画を行い、この後、該レジストを現像処理してレジストパターンを遮光膜上に形成し、該レジストパターンを耐エッチング層として、遮光膜を選択的にエッチングして、レジスト除去、洗浄処理等のプロセス処理を経て、所望のバイナリーマスクを得る。
尚、検査、修正は適宜行う。
次いで、このようにして、作製されたバイナリーマスクに対して、接続線部30を配設する。
ここでは、図3に示す、レーザCVDと呼ばれる手法にて、所望の線幅で、且つ所望の膜厚で、接続線部30を、少なくとも、隣接する2つの図形パターンの、各パターンのコーナー部同士が近接している箇所を含み、予め決めた箇所に配設する。
例えば、接続線部30を形成する領域に近接して、室65内に成膜用Cr系ガスを流入し排気をとることでCr系ガスの流れを作り、室65内はArガスで空気を遮断し、フォトマスクの接続線部30を形成する領域に、YAGレーザの第3高調波光(355nm)を照射し、照射した領域にクロムを堆積させる。
図3では明示されていないが、レーザ光は制御して走査されて照射される。
このようにして、接続線部30の配設が行われてる。
尚、必要に応じて、図形パターンの検査、修正を汎用の手段にて行う。
次いで、本発明のフォトマスクの実施の形態の参考実施形態例2を図2に基づいて説明する。
参考実施形態例2のフォトマスクも、参考実施形態例1と同様、透明基板(図2の11に相当)の一面に、転写時の露光光に対して透過率0%の遮光性膜からなる複数の図形パターンにより絵柄部を形成している、バイナリーマスクで、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所に、該近接している箇所における放電による両図形パターンの放電破壊を防止するために、転写時の露光光に対して透過率を調整した第1のハーフトーン膜(図2の36に相当)からなり、転写の際に、実質的に解像されない線幅の、前記両図形パターンを電気的に接続する接続線部(図2の31に相当)を配しているもので、特に、少なくとも、隣接する2つの図形パターンの、各図形パターンのコーナー部同士が近接している箇所には、該2つの図形パターンを電気的に接続する前記接続線部を配設している。 そして、図2(a)に示すように、隣接する2つの図形パターン25、26において、図形パターン25の凸状のコーナー部25aと、図形パターン26の凸状のコーナー部26aとが近接している箇所に、放電破壊を防止するために、図形パターン25と図形パターン26とを電気的に接続する接続線部31を設けているが、図2(b)に示すように、参考実施形態例2の場合は、参考実施形態例1とは異なり、図形パターン25、26の遮光性膜を覆うようにハーフトーン膜36を配設している。
これ以外は、参考実施形態例1と基本的に同じで、ここでは、説明を省く。
このような違いは、接続線部31の形成方法が第1の例の場合と異なることによる。
次に、参考実施形態例2のフォトマスクの作製方法の1例を簡単に説明しておく。
先ず、参考実施形態例1の作製方法の場合と同様にして、公知のバイナリーマスクの作製方法により、接続線30をまだ配していない、バイナリーマスクを作製する。
ここでは、予め、露光描画の際の、位置合わせ用アライメントマークを絵柄部にかからない位置に形成しておく。
次いで、成膜領域を決めるマスク治具を用いたスパッタリングにより、作製された上記フォトマスクの図形パターン側、絵柄領域を覆うように、且つ、アライメントマーク部を覆わないように、所定の透過率(例えば、露光光の透過率60%)のハーフトーン膜を一面に形成する。
次いで、バイナリーマスク作製の場合と同様にして、形成されたハーフトーン膜上に全面に感光性のレジストを塗布した後、レーザ描画装置によりアライメントマークを用いて位置合わせをした後、選択的に所望の領域露光描画を行い、この後、該レジストを現像処理してレジストパターンを遮光膜上に形成し、該レジストパターンを耐エッチング層として、遮光膜を選択的にエッチングして、レジスト除去、洗浄処理等のプロセス処理を経て、接続線部を配した所望のバイナリーマスクを得る。
尚、ここでは、感光性のレジストとしてポジレジストを用いるため、露光描画は、図形パターン部と接続線部を除いた領域を露光するものである。
上記、参考実施形態例1参考実施形態例2に限定されない。
例えば、転写時の露光光に対して透過率0%の遮光膜からなる第1の図形パターンと、転写時の露光光に対しての透過率を調整した第2のハーフトーン膜からなる第2の図形パターンとを共に配した、階調マスクについても、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所に、該近接している箇所における放電による両図形パターンの放電破壊を防止するために、転写時の露光光に対して透過率を調整した第1のハーフトーン膜からなり、且つ、転写の際に実質的に解像されない線幅の、前記両図形パターンを電気的に接続する接続線部を配している、本発明のフォトマスクの形態を採ることができる。
この形態(以下、本発明のフォトマスクの実施の形態の第1の例とも言う)の場合、先にも述べたが、通常、作製されたバイナリーマスクに対して、更に、その図形パターンが形成された側の面に所望の透過率を有するハーフトーン膜(第2のハーフトーン膜に相当)を成膜し、同様に、感光性のレジストを塗布、露光描画、現像処理、エッチング、レジスト除去、洗浄処理等のプロセス処理を経て、作製されるが、成膜されたハーフトーン膜により図形パターンを形成する際に、同時に、接続線部を形成する。
ここでも、必要に応じて、検査、修正を行う。
このようにして作製された第1の例のフォトマスクでは、接続線部とハーフトーン膜からなる図形パターン(第2の図形パターンとも言う)とは、同じ成膜によるハーフトーン膜にて形成されている。
図1(a)は本発明のフォトマスクの参考実施形態例1の特徴部の概略平面図で、図1(b)は図1(a)のA1−A2−A3における断面図である。 図2(a)は本発明のフォトマスクの参考実施形態例2の特徴部の概略平面図で、図2(b)は図2(a)のB1−B2−B3における断面図である。 図1に示す接続線部30を形成するためCVD方法を示した概略図である。
符号の説明
10、11 透明基板
20 図形パターン
20a コーナー部
21 図形パターン
21a コーナー部
25 図形パターン
25a コーナー部
26 図形パターン
26a コーナー部
30、31 接続線部
35、36 (第1の)ハーフトーン膜
40 X−Yステージ
50 フォトマスク
60 レーザ光
65 室

Claims (3)

  1. 透明基板の一面に、転写時の露光光に対して遮光性を有する遮光性膜からなる複数の図形パターンにより、絵柄部を形成しているフォトマスクであって、隣接する2つの図形パターンが近接している箇所に、該近接している箇所における放電による両図形パターンの放電破壊を防止するために、転写時の露光光に対して半透過性の第1のハーフトーン膜からなり、且つ、転写の際に実質的に解像されない線幅の、前記両図形パターンを電気的に接続する接続線部を配しており、前記図形パターンとして、転写時の露光光を遮光する遮光膜からなる第1の図形パターンと、転写時の露光光に対して半透過性の第2のハーフトーン膜からなる第2の図形パターンとを共に配した、階調マスクであり、前記第1のハーフトーン膜と第2のハーフトーン膜とは、実質的に同じ膜であり、且つ、前記第1のハーフトーン膜と第2のハーフトーン膜とが、第1の図形パターンが形成されたバイナリーマスクの、第1の図形パターン側の面上に形成されているものであることを特徴とするフォトマスク。
  2. 請求項1に記載のフォトマスクであって、少なくとも、隣接する2つの図形パターンの、各パターンのコーナー部同士が近接している箇所には、該2つの図形パターンを電気的に接続する前記接続線部を配設していることを特徴とするフォトマスク。
  3. 請求項1ないし2のいずれか1項に記載のフォトマスクであって、液晶表示パネル作製用のフォトマスクであることを特徴とするフォトマスク。
JP2007295012A 2007-11-14 2007-11-14 フォトマスク Active JP4993113B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007295012A JP4993113B2 (ja) 2007-11-14 2007-11-14 フォトマスク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007295012A JP4993113B2 (ja) 2007-11-14 2007-11-14 フォトマスク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009122295A JP2009122295A (ja) 2009-06-04
JP4993113B2 true JP4993113B2 (ja) 2012-08-08

Family

ID=40814539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007295012A Active JP4993113B2 (ja) 2007-11-14 2007-11-14 フォトマスク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4993113B2 (ja)

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6022353Y2 (ja) * 1979-07-31 1985-07-03 富士通株式会社 ホトマスク
JPS5741639A (en) * 1980-08-25 1982-03-08 Fujitsu Ltd Treatment of photomask to provide electric conductivity
JPH03157653A (ja) * 1989-11-15 1991-07-05 Fujitsu Ltd レチクル
JPH03255421A (ja) * 1990-03-06 1991-11-14 Seiko Epson Corp 液晶表示装置の製造方法
JP3373919B2 (ja) * 1993-12-27 2003-02-04 ホーヤ株式会社 リソグラフィー用マスクブランク及びリソグラフィー用マスク
JP3331760B2 (ja) * 1994-08-11 2002-10-07 凸版印刷株式会社 ハーフトーン型位相シフトマスクとそれに用いるマスクブランク
JPH1069054A (ja) * 1996-08-26 1998-03-10 Mitsubishi Electric Corp フォトマスクおよびその製造方法
JP2000098585A (ja) * 1998-09-25 2000-04-07 Seiko Epson Corp 半導体製造装置および半導体製造装置の保管装置
JP2000131823A (ja) * 1998-10-27 2000-05-12 New Japan Radio Co Ltd 半導体レチクル・マスク
JP2003248294A (ja) * 2002-02-26 2003-09-05 Oki Degital Imaging:Kk フォトマスクの製造方法
JP2005189665A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Kyocera Kinseki Corp フォトマスク
JP2007093798A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Sharp Corp フォトマスク及びその製造方法
JP4961990B2 (ja) * 2005-12-14 2012-06-27 大日本印刷株式会社 マスクブランクおよび階調マスク
JP2009086384A (ja) * 2007-09-29 2009-04-23 Hoya Corp フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009122295A (ja) 2009-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101031123B1 (ko) 포토마스크 및 포토마스크의 제조 방법과, 패턴 전사 방법
TWI247965B (en) Method for manufacturing gray tone mask
JP6127977B2 (ja) 大型位相シフトマスクおよび大型位相シフトマスクの製造方法
KR101444463B1 (ko) 그레이톤 마스크의 결함 수정 방법, 그레이톤 마스크의제조 방법 및 그레이톤 마스크와 패턴 전사 방법
KR101145564B1 (ko) 그레이톤 마스크의 결함 수정 방법, 그레이톤 마스크의제조 방법 및 그레이톤 마스크와 패턴 전사 방법
KR101140054B1 (ko) 다계조 포토마스크, 다계조 포토마스크의 제조 방법, 및 패턴 전사 방법
JP4582877B2 (ja) Tftアレイの製造方法
KR20090033314A (ko) 포토마스크 및 포토마스크의 제조 방법과 패턴 전사 방법
JP5035537B2 (ja) 階調マスクの欠陥修正方法および階調マスク
JP2007171651A (ja) 階調をもつフォトマスクの欠陥修正方法および階調をもつフォトマスク
JP5004283B2 (ja) Fpdデバイス製造用マスクブランク、fpdデバイス製造用マスクブランクの設計方法、及び、fpdデバイス製造用マスクの製造方法
JP2007293260A (ja) 能動デバイスアレイ基板とその製造方法
JP2009086383A (ja) グレートーンマスク、パターン転写方法、及びグレートーンマスクブランク
JP5045394B2 (ja) 階調マスクの欠陥修正方法
KR102421913B1 (ko) 노광 방법, 이를 수행하기 위한 노광 장치 및 이를 이용한 표시 기판의 제조방법
JP4993113B2 (ja) フォトマスク
JP2008058943A (ja) ハーフトーンマスクの欠陥修正方法及び欠陥が修正されたハーフトーンマスク
KR20170079742A (ko) 하프톤 마스크의 리페어 방법
JP4001834B2 (ja) グレートーンマスクの欠陥検査方法及びグレートーンマスクの製造方法
KR101179000B1 (ko) 다계조 광마스크 및 그 수정방법
JP2008216608A (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板製造用フォトマスク及びこれを用いたアレイ基板の製造方法
KR101032695B1 (ko) 그레이톤 포토마스크의 결함 수정 방법, 그레이톤 포토마스크 블랭크, 그레이톤 포토마스크, 및 그들의 제조 방법
JP2009086385A (ja) フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法
JP4519602B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法と液晶表示装置
KR100810807B1 (ko) 티에프티어레이 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100721

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120411

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120424

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150518

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4993113

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150