JPH1069054A - フォトマスクおよびその製造方法 - Google Patents
フォトマスクおよびその製造方法Info
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- JPH1069054A JPH1069054A JP22394196A JP22394196A JPH1069054A JP H1069054 A JPH1069054 A JP H1069054A JP 22394196 A JP22394196 A JP 22394196A JP 22394196 A JP22394196 A JP 22394196A JP H1069054 A JPH1069054 A JP H1069054A
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- photomask
- pattern
- conductive
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Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フォトマスクにおいて、透明ガラス基板上の
金属膜が放電によって損傷する。 【解決手段】 透明ガラス基板11上のダイシングライ
ン12内側と外側との金属膜13a、13bを接続する
導電性の連結パターン14を、集積イオンビーム16あ
るいはレーザーCVD法を用いて、転写され得ない微細
幅に形成することによって、金属膜13a、13b間の
放電を抑える。
金属膜が放電によって損傷する。 【解決手段】 透明ガラス基板11上のダイシングライ
ン12内側と外側との金属膜13a、13bを接続する
導電性の連結パターン14を、集積イオンビーム16あ
るいはレーザーCVD法を用いて、転写され得ない微細
幅に形成することによって、金属膜13a、13b間の
放電を抑える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造に使用するフォトマスクに関するものである。
造に使用するフォトマスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程の1つである写真
製版工程では、転写装置でウエハ表面に集積回路等のパ
ターンを転写する際、その原盤としてフォトマスクを用
いる。図14は従来のフォトマスクの構造を示すもの
で、図14(a)は平面図であり、図14(b)は図1
4(a)のA−A線による断面図である。図に示す様
に、フォトマスク1は石英等の透明ガラス基板2上にク
ロム等の金属膜3を形成したもので、ウエハ上に転写し
た後に半導体チップごとに切り離す際の切りしろとなる
ダイシングライン4の内側の金属膜3aに、転写用パタ
ーンが形成され、ダイシングライン4の外側には全面に
金属膜3bが形成されている。さらに金属膜3aのパタ
ーンに異物が付着するのを防止するために、フォトマス
ク1上にペリクル5が設けられている。このペリクル5
は、ペリクル枠6に透光性のペリクル膜7を接着剤で固
定したもので、ペリクル枠6がフォトマスク1上のダイ
シングライン4外側の金属膜3bに粘着剤8を介して固
定されている。
製版工程では、転写装置でウエハ表面に集積回路等のパ
ターンを転写する際、その原盤としてフォトマスクを用
いる。図14は従来のフォトマスクの構造を示すもの
で、図14(a)は平面図であり、図14(b)は図1
4(a)のA−A線による断面図である。図に示す様
に、フォトマスク1は石英等の透明ガラス基板2上にク
ロム等の金属膜3を形成したもので、ウエハ上に転写し
た後に半導体チップごとに切り離す際の切りしろとなる
ダイシングライン4の内側の金属膜3aに、転写用パタ
ーンが形成され、ダイシングライン4の外側には全面に
金属膜3bが形成されている。さらに金属膜3aのパタ
ーンに異物が付着するのを防止するために、フォトマス
ク1上にペリクル5が設けられている。このペリクル5
は、ペリクル枠6に透光性のペリクル膜7を接着剤で固
定したもので、ペリクル枠6がフォトマスク1上のダイ
シングライン4外側の金属膜3bに粘着剤8を介して固
定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のフォトマスク
は、以上の様に構成されていたため、ダイシングライン
4の内側の金属膜3aと外側の金属膜3bとは、ダイシ
ングライン4により完全に分離されている。外側の金属
膜3bはペリクル5から露出しているため、フォトマス
クの転写装置内での搬送やハンドリングの際の接触等に
より帯電し易く、その場合、ダイシングライン4の内外
の金属膜3a、3b間に電位差が生じ、その電位差が大
きくなるとダイシングライン4付近で放電し、金属膜3
a、3bの損傷を生じることがある。図15は金属膜3
a、3b間の放電による金属膜3a、3bの損傷9を示
すものである。この金属膜3a、3bの損傷9により、
パターン形状が破損したり、また生じた飛沫10がパタ
ーン内に移動することがある。フォトマスク1上のパタ
ーンには、解像限界以上のいかなる欠陥も異物の存在も
許されないため、上記の様な、金属膜3a、3bの放電
破壊によって、フォトマスク1自体が使用できなくなる
こともあった。
は、以上の様に構成されていたため、ダイシングライン
4の内側の金属膜3aと外側の金属膜3bとは、ダイシ
ングライン4により完全に分離されている。外側の金属
膜3bはペリクル5から露出しているため、フォトマス
クの転写装置内での搬送やハンドリングの際の接触等に
より帯電し易く、その場合、ダイシングライン4の内外
の金属膜3a、3b間に電位差が生じ、その電位差が大
きくなるとダイシングライン4付近で放電し、金属膜3
a、3bの損傷を生じることがある。図15は金属膜3
a、3b間の放電による金属膜3a、3bの損傷9を示
すものである。この金属膜3a、3bの損傷9により、
パターン形状が破損したり、また生じた飛沫10がパタ
ーン内に移動することがある。フォトマスク1上のパタ
ーンには、解像限界以上のいかなる欠陥も異物の存在も
許されないため、上記の様な、金属膜3a、3bの放電
破壊によって、フォトマスク1自体が使用できなくなる
こともあった。
【0004】上記の様な金属膜の放電破壊は、ダイシン
グライン4内の金属膜パターンでも生じるもので、これ
らの対策として、従来から、例えば特開昭59−487
67号公報に示す様に、転写用の金属膜パターンと、ダ
イシングライン4外側の金属膜3bとを転写され得ない
線幅の導電線で連結した構造のフォトマスク1が提案さ
れている。しかしながら、近年の半導体装置の高集積化
に伴い、写真製版技術により微細な解像度が要求される
様になり、例えばKrFエキシマ・レーザー光を用いた
露光では、レチクル上で0.7μm程度まで解像でき
る。従来からフォトマスク1上のパターン形成に用いて
いる電子線によるパターン描画では2.0μm程度のパ
ターン形成は可能であるが、金属膜の放電破壊を防止す
る導電線を、転写され得ない、すなわち解像限界以下の
微細幅で形成するのは困難であった。
グライン4内の金属膜パターンでも生じるもので、これ
らの対策として、従来から、例えば特開昭59−487
67号公報に示す様に、転写用の金属膜パターンと、ダ
イシングライン4外側の金属膜3bとを転写され得ない
線幅の導電線で連結した構造のフォトマスク1が提案さ
れている。しかしながら、近年の半導体装置の高集積化
に伴い、写真製版技術により微細な解像度が要求される
様になり、例えばKrFエキシマ・レーザー光を用いた
露光では、レチクル上で0.7μm程度まで解像でき
る。従来からフォトマスク1上のパターン形成に用いて
いる電子線によるパターン描画では2.0μm程度のパ
ターン形成は可能であるが、金属膜の放電破壊を防止す
る導電線を、転写され得ない、すなわち解像限界以下の
微細幅で形成するのは困難であった。
【0005】この発明は、以上の様な問題点を解消する
ためになされたもので、フォトマスク上の金属膜の放電
による損傷を防止して、信頼性の高いフォトマスクを得
ることを目的とする。
ためになされたもので、フォトマスク上の金属膜の放電
による損傷を防止して、信頼性の高いフォトマスクを得
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るフォトマスクの製造方法は、透明ガラス基板上に所定
のパターンを有する遮光性の金属膜を形成した後、該金
属膜の分離されたパターン間を接続する導電性の連結パ
ターンを、集積イオンビームを照射することにより、転
写され得ない微細幅で形成するものである。
るフォトマスクの製造方法は、透明ガラス基板上に所定
のパターンを有する遮光性の金属膜を形成した後、該金
属膜の分離されたパターン間を接続する導電性の連結パ
ターンを、集積イオンビームを照射することにより、転
写され得ない微細幅で形成するものである。
【0007】この発明の請求項2に係るフォトマスクの
製造方法は、透明ガラス基板上に所定のパターンを有す
る遮光性の金属膜を形成した後、該金属膜の分離された
パターン間を接続する導電性の連結パターンを、レーザ
光を照射するレーザーCVD法により、転写され得ない
微細幅で形成するものである。
製造方法は、透明ガラス基板上に所定のパターンを有す
る遮光性の金属膜を形成した後、該金属膜の分離された
パターン間を接続する導電性の連結パターンを、レーザ
光を照射するレーザーCVD法により、転写され得ない
微細幅で形成するものである。
【0008】この発明の請求項3に係るフォトマスクの
製造方法は、導電性の連結パターンを形成する際、該連
結パターンとなる導電性材料のカルボニルガスと必要に
応じて酸素ガスとを用いるものである。
製造方法は、導電性の連結パターンを形成する際、該連
結パターンとなる導電性材料のカルボニルガスと必要に
応じて酸素ガスとを用いるものである。
【0009】この発明の請求項4に係るフォトマスクの
製造方法は、連結パターンを、ダイシングラインで分離
された金属膜を接続する様に、上記ダイシングライン上
に形成するものである。
製造方法は、連結パターンを、ダイシングラインで分離
された金属膜を接続する様に、上記ダイシングライン上
に形成するものである。
【0010】この発明の請求項5に係るフォトマスク
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜の分離されたパターン間を接続
する導電性の連結パターンとを有し、上記連結パターン
が、転写され得ない微細幅で階段状に形成されたもので
ある。
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜の分離されたパターン間を接続
する導電性の連結パターンとを有し、上記連結パターン
が、転写され得ない微細幅で階段状に形成されたもので
ある。
【0011】この発明の請求項6に係るフォトマスク
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜の分離されたパターン間に形成
された導電性の放電用パターンとを有し、上記放電用パ
ターンが転写され得ない微細幅で上記金属膜のパターン
間を接続する線状パターンの中央部が途切れて離間した
形状であるものである。
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜の分離されたパターン間に形成
された導電性の放電用パターンとを有し、上記放電用パ
ターンが転写され得ない微細幅で上記金属膜のパターン
間を接続する線状パターンの中央部が途切れて離間した
形状であるものである。
【0012】この発明の請求項7に係るフォトマスクの
製造方法は、放電用パターンを、集積イオンビームある
いはレーザーCVD法により形成するものである。
製造方法は、放電用パターンを、集積イオンビームある
いはレーザーCVD法により形成するものである。
【0013】この発明の請求項8に係るフォトマスク
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜を覆って全面にSnOxあるい
はInOxから成る光透過性の導電膜とを有し、上記導
電膜が0.1μmを超えない膜厚に形成されたものであ
る。
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜を覆って全面にSnOxあるい
はInOxから成る光透過性の導電膜とを有し、上記導
電膜が0.1μmを超えない膜厚に形成されたものであ
る。
【0014】この発明の請求項9に係るフォトマスク
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜の分離されたパターン間を接続
する導電性の連結パターンとを有し、上記連結パターン
が、0.1μmを超えない膜厚の光透過性の導電膜で構
成されたものである。
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜の分離されたパターン間を接続
する導電性の連結パターンとを有し、上記連結パターン
が、0.1μmを超えない膜厚の光透過性の導電膜で構
成されたものである。
【0015】この発明の請求項10に係るフォトマスク
の製造方法は、連結パターンを、集積イオンビームある
いはレーザーCVD法により形成するものである。
の製造方法は、連結パターンを、集積イオンビームある
いはレーザーCVD法により形成するものである。
【0016】この発明の請求項11に係るフォトマスク
は、光透過性の導電膜に、SnOxあるいはInOxを
用いたものである。
は、光透過性の導電膜に、SnOxあるいはInOxを
用いたものである。
【0017】この発明の請求項12に係るフォトマスク
は、連結パターンあるいは放電用パターンが、ダイシン
グラインで分離された金属膜間で、上記ダイシングライ
ン上に形成されたものである。
は、連結パターンあるいは放電用パターンが、ダイシン
グラインで分離された金属膜間で、上記ダイシングライ
ン上に形成されたものである。
【0018】この発明の請求項13に係るフォトマスク
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜を 覆って全面に界面活性剤層
の薄膜とを有するものである。
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜と、該金属膜を 覆って全面に界面活性剤層
の薄膜とを有するものである。
【0019】この発明の請求項14に係るフォトマスク
の製造方法は、金属膜が形成された透明ガラス基板表面
に界面活性剤を用いたウェット処理を施すことにより界
面活性剤層の薄膜を形成するものである。
の製造方法は、金属膜が形成された透明ガラス基板表面
に界面活性剤を用いたウェット処理を施すことにより界
面活性剤層の薄膜を形成するものである。
【0020】この発明の請求項15に係るフォトマスク
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜を有するフォトマスクにおいて、ダイシング
ライン部とそれに続く外周部には、上記金属膜が形成さ
れないものである。
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜を有するフォトマスクにおいて、ダイシング
ライン部とそれに続く外周部には、上記金属膜が形成さ
れないものである。
【0021】この発明の請求項16に係るフォトマスク
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有しダイシ
ングラインで分離された遮光性の金属膜が形成され、ペ
リクルが設けられたフォトマスクにおいて、上記ペリク
ルの導電性のペリクル枠が導電性の粘着剤を介して、上
記ダイシングライン外側の上記金属膜上に固定されたも
のである。
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有しダイシ
ングラインで分離された遮光性の金属膜が形成され、ペ
リクルが設けられたフォトマスクにおいて、上記ペリク
ルの導電性のペリクル枠が導電性の粘着剤を介して、上
記ダイシングライン外側の上記金属膜上に固定されたも
のである。
【0022】この発明の請求項17に係るフォトマスク
は、導電性の粘着剤に、カーボンの粉を含有する導電性
樹脂あるいはドーピングされた共役系高分子を用いたも
のである。
は、導電性の粘着剤に、カーボンの粉を含有する導電性
樹脂あるいはドーピングされた共役系高分子を用いたも
のである。
【0023】この発明の請求項18に係るフォトマスク
は、導電性のペリクル枠に、導電性の針状の突起を設け
たものである。
は、導電性のペリクル枠に、導電性の針状の突起を設け
たものである。
【0024】この発明の請求項19に係るフォトマスク
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜が形成され、ペリクルが設けられたフォトマ
スクにおいて、上記透明ガラス基板と上記ペリクルとで
囲まれる空間に、帯電防止ガスが封入されたものであ
る。
は、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有する遮光
性の金属膜が形成され、ペリクルが設けられたフォトマ
スクにおいて、上記透明ガラス基板と上記ペリクルとで
囲まれる空間に、帯電防止ガスが封入されたものであ
る。
【0025】この発明の請求項20に係るフォトマスク
は、帯電防止ガスに、親水性のガスあるいはアルコール
蒸気を用いたものである。
は、帯電防止ガスに、親水性のガスあるいはアルコール
蒸気を用いたものである。
【0026】この発明の請求項21に係るハーフトーン
マスクは、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有す
る金属膜と、外周部に形成された遮光帯とを有し、上記
遮光帯が、ドット状の抜きパターンが形成された第2の
金属膜で構成され、しかも上記抜きパターン内に、転写
され得ない微細幅の放電用パターンが上記第2の金属膜
に接続して形成されたものである。
マスクは、透明ガラス基板上に、所定のパターンを有す
る金属膜と、外周部に形成された遮光帯とを有し、上記
遮光帯が、ドット状の抜きパターンが形成された第2の
金属膜で構成され、しかも上記抜きパターン内に、転写
され得ない微細幅の放電用パターンが上記第2の金属膜
に接続して形成されたものである。
【0027】この発明の請求項22に係るハーフトーン
マスクは、放電用パターンが、微細幅のくさび型に形成
されたものである。
マスクは、放電用パターンが、微細幅のくさび型に形成
されたものである。
【0028】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるフ
ォトマスクの構造を示す部分平面図である。図において
11は石英等の透明ガラス基板(以下、基板11と称
す)、12はダイシングライン、13は基板11上に形
成されたクロム等の遮光性の金属膜で、転写用パターン
が形成されたダイシングライン12内側の金属膜13a
と、ダイシングライン12外側の全面に形成された金属
膜13bとで構成される。また14はダイシングライン
12上に形成された金属膜13a、13b間を連結する
導電性の連結パターンである。
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるフ
ォトマスクの構造を示す部分平面図である。図において
11は石英等の透明ガラス基板(以下、基板11と称
す)、12はダイシングライン、13は基板11上に形
成されたクロム等の遮光性の金属膜で、転写用パターン
が形成されたダイシングライン12内側の金属膜13a
と、ダイシングライン12外側の全面に形成された金属
膜13bとで構成される。また14はダイシングライン
12上に形成された金属膜13a、13b間を連結する
導電性の連結パターンである。
【0029】図1に示す様に、ダイシングライン12に
よってその内側と外側に分離して形成された金属膜13
a、13bは連結パターン14によって電気的に接続さ
れる。この連結パターン14は微細幅の線状に形成さ
れ、写真製版技術によりパターン転写を行う際の解像限
界以下の寸法に、連結パターン14の幅を設定したもの
である。
よってその内側と外側に分離して形成された金属膜13
a、13bは連結パターン14によって電気的に接続さ
れる。この連結パターン14は微細幅の線状に形成さ
れ、写真製版技術によりパターン転写を行う際の解像限
界以下の寸法に、連結パターン14の幅を設定したもの
である。
【0030】上記の様に構成されるフォトマスクの連結
パターン14の形成方法を図2に基づいて以下に示す。
まず、基板11上に、ダイシングライン12によって分
離された金属膜13a、13bを形成する。その後、図
2に示す様に、例えばカーボンを含んだカルボニルガス
としての有機性ガス15を基板11表面に吹き付け、ガ
リウム等の集積イオンビーム16(以下、FIBと称
す)を基板11上から照射することにより、カーボンで
構成される導電膜を蒸着して連結パターン14を形成す
る。
パターン14の形成方法を図2に基づいて以下に示す。
まず、基板11上に、ダイシングライン12によって分
離された金属膜13a、13bを形成する。その後、図
2に示す様に、例えばカーボンを含んだカルボニルガス
としての有機性ガス15を基板11表面に吹き付け、ガ
リウム等の集積イオンビーム16(以下、FIBと称
す)を基板11上から照射することにより、カーボンで
構成される導電膜を蒸着して連結パターン14を形成す
る。
【0031】この様なFIBを用いる方法では、0.5
μm程度の微細幅の連結パターン14が形成できる。写
真製版技術によりパターン転写を行う際の解像限界は、
レチクル上の寸法で、例えば光源波長が435nm(g
線)の場合は2.5μm程度、光源波長が365nm
(i線)の場合は1.0μm程度、光源波長が248n
m(KrFエキシマ)では0.7μm程度である。この
ため、半導体装置の高集積化、微細化に対応できる短波
長の光源を用いた露光においても、解像限界以下の微細
幅の連結パターン14が形成できる。また、金属膜13
のパターン形成と別の工程で連結パターン14を形成で
きるため、製造済みのフォトマスクにも適用することが
できる。
μm程度の微細幅の連結パターン14が形成できる。写
真製版技術によりパターン転写を行う際の解像限界は、
レチクル上の寸法で、例えば光源波長が435nm(g
線)の場合は2.5μm程度、光源波長が365nm
(i線)の場合は1.0μm程度、光源波長が248n
m(KrFエキシマ)では0.7μm程度である。この
ため、半導体装置の高集積化、微細化に対応できる短波
長の光源を用いた露光においても、解像限界以下の微細
幅の連結パターン14が形成できる。また、金属膜13
のパターン形成と別の工程で連結パターン14を形成で
きるため、製造済みのフォトマスクにも適用することが
できる。
【0032】上記連結パターン14をダイシングライン
12上に形成することにより、ダイシングライン12外
側の金属膜13bが、フォトマスクの転写装置内での搬
送やハンドリングの際の接触等により帯電しても、電荷
は連結パターン14を通じてダイシングライン12内側
の金属膜13aに移動するため、金属膜13a、13b
間での放電による金属膜13a、13bの損傷が防止で
きる。また、ダイシングライン12内側の金属膜13a
に電荷が発生して帯電しても、同様に放電による金属膜
13a、13bの損傷が防止できる。さらに、上記連結
パターン14は解像限界以下の幅で形成したため、ウエ
ハ表面に転写されたパターンには、連結パターン14が
現れることはなく、転写されたパターンに全く影響を与
えない。
12上に形成することにより、ダイシングライン12外
側の金属膜13bが、フォトマスクの転写装置内での搬
送やハンドリングの際の接触等により帯電しても、電荷
は連結パターン14を通じてダイシングライン12内側
の金属膜13aに移動するため、金属膜13a、13b
間での放電による金属膜13a、13bの損傷が防止で
きる。また、ダイシングライン12内側の金属膜13a
に電荷が発生して帯電しても、同様に放電による金属膜
13a、13bの損傷が防止できる。さらに、上記連結
パターン14は解像限界以下の幅で形成したため、ウエ
ハ表面に転写されたパターンには、連結パターン14が
現れることはなく、転写されたパターンに全く影響を与
えない。
【0033】実施の形態2.次に、図1に示す様な連結
パターン14を、レーザーCVD法により形成する方法
を示す。基板11上に金属膜13a、13bを形成した
後、例えばWF6等のガスを基板11表面に吹き付け、
基板11上からレーザー光を照射することにより、タン
グステンで構成される導電膜を蒸着して連結パターン1
4を形成する。
パターン14を、レーザーCVD法により形成する方法
を示す。基板11上に金属膜13a、13bを形成した
後、例えばWF6等のガスを基板11表面に吹き付け、
基板11上からレーザー光を照射することにより、タン
グステンで構成される導電膜を蒸着して連結パターン1
4を形成する。
【0034】この様なレーザーCVDを用いる方法で
も、上記実施の形態1で示したFIBを用いる方法と同
程度の寸法の連結パターン14の形成が可能となり、上
記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。ま
た、このレーザーCVDを用いる方法は、FIBを用い
る方法の様に、ガリウムイオン源の交換等の複雑な作業
を行う必要がなく、製造工程が簡略化される。さらに、
FIBを用いる方法の様な、金属イオン照射による基板
11表面のダメージも低減でき、信頼性の高いフォトマ
スクを容易に製造できる。
も、上記実施の形態1で示したFIBを用いる方法と同
程度の寸法の連結パターン14の形成が可能となり、上
記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。ま
た、このレーザーCVDを用いる方法は、FIBを用い
る方法の様に、ガリウムイオン源の交換等の複雑な作業
を行う必要がなく、製造工程が簡略化される。さらに、
FIBを用いる方法の様な、金属イオン照射による基板
11表面のダメージも低減でき、信頼性の高いフォトマ
スクを容易に製造できる。
【0035】なお、上記実施の形態1および2で連結パ
ターン14形成時に、基板11表面に吹き付けるガスは
上述したものに限るものではなく、連結パターン14と
して蒸着する金属のガルボニルガスと必要に応じて酸素
ガスとを基板11表面に吹き付けて、FIBまたはレー
ザー光を照射する事により上記金属で構成される連結パ
ターン14を形成できる。
ターン14形成時に、基板11表面に吹き付けるガスは
上述したものに限るものではなく、連結パターン14と
して蒸着する金属のガルボニルガスと必要に応じて酸素
ガスとを基板11表面に吹き付けて、FIBまたはレー
ザー光を照射する事により上記金属で構成される連結パ
ターン14を形成できる。
【0036】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3について説明する。図3は、この発明の実施の形態
3によるフォトマスクの構造を示す部分平面図である。
図に示す様に、ダイシングライン12上に、金属膜13
a、13b間を電気的に接続する階段状の連結パターン
17を解像限界以下の微細幅で形成したものである。
態3について説明する。図3は、この発明の実施の形態
3によるフォトマスクの構造を示す部分平面図である。
図に示す様に、ダイシングライン12上に、金属膜13
a、13b間を電気的に接続する階段状の連結パターン
17を解像限界以下の微細幅で形成したものである。
【0037】ところで、ダイシングライン12上に解像
限界以下の微細幅の連結パターン14、17を形成した
場合、ウエハ表面にパターン転写を行うと、図4に示す
様に、金属膜13a、13bの連結パターン14、17
との接続部分A、Bが若干凸状になって転写される。こ
のため、ウエハ上のダイシングライン12パターンの幅
Wがその部分で減少してしまうが、フォトマスクに階段
状の連結パターン17を形成することにより、金属膜1
3a、13bと連結パターン17との接続部分A、B
が、互いに斜め方向で向き合うため、ダイシングライン
12パターンのパターン転写の際の寸法変動量を1/2
程度に低減できる。
限界以下の微細幅の連結パターン14、17を形成した
場合、ウエハ表面にパターン転写を行うと、図4に示す
様に、金属膜13a、13bの連結パターン14、17
との接続部分A、Bが若干凸状になって転写される。こ
のため、ウエハ上のダイシングライン12パターンの幅
Wがその部分で減少してしまうが、フォトマスクに階段
状の連結パターン17を形成することにより、金属膜1
3a、13bと連結パターン17との接続部分A、B
が、互いに斜め方向で向き合うため、ダイシングライン
12パターンのパターン転写の際の寸法変動量を1/2
程度に低減できる。
【0038】上記の様な階段状の連結パターン17は、
上記実施の形態1または2と同様の方法を用いて形成す
ることができるが、斜めに形成するために斜め線のパタ
ーンを形成するのは、フォトマスクの辺の方向と異なっ
てしまうため装置上不可能である。また、連結パターン
17の形状を階段状にすることで、連結パターン17は
幅と長さの双方が微細な複数の線分から成るため、一層
解像され難くなり、解像限界のマージンを拡げる効果も
有する。
上記実施の形態1または2と同様の方法を用いて形成す
ることができるが、斜めに形成するために斜め線のパタ
ーンを形成するのは、フォトマスクの辺の方向と異なっ
てしまうため装置上不可能である。また、連結パターン
17の形状を階段状にすることで、連結パターン17は
幅と長さの双方が微細な複数の線分から成るため、一層
解像され難くなり、解像限界のマージンを拡げる効果も
有する。
【0039】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4について説明する。図5は、この発明の実施の形態
4によるフォトマスクの構造を示す部分平面図である。
図に示す様に、ダイシングライン12上に、金属膜13
a、13b間で放電させるための導電性の放電用パター
ン18を形成したものである。この放電用パターン18
は、上記実施の形態1の図1で示した、解像限界以下の
微細幅の線状の連結パターン14において、その中央部
が途切れて離間した形状に形成する。
態4について説明する。図5は、この発明の実施の形態
4によるフォトマスクの構造を示す部分平面図である。
図に示す様に、ダイシングライン12上に、金属膜13
a、13b間で放電させるための導電性の放電用パター
ン18を形成したものである。この放電用パターン18
は、上記実施の形態1の図1で示した、解像限界以下の
微細幅の線状の連結パターン14において、その中央部
が途切れて離間した形状に形成する。
【0040】上記の様な放電用パターン18を形成する
ことにより、ダイシングライン12外側の金属膜13b
(あるいは内側の金属膜13a)が帯電しても、放電距
離の最も短い放電用パターン18の間で放電が起こり電
荷が放出される。このため金属膜13a、13bが放電
による損傷を直接受けることはない。また、このとき放
電用パターン18は放電によって損傷し飛沫を生じる
が、解像限界以下の微細幅のパターンに形成しているた
め、上記飛沫による影響も、ウエハへ転写されない程度
に小さく抑えることができる。
ことにより、ダイシングライン12外側の金属膜13b
(あるいは内側の金属膜13a)が帯電しても、放電距
離の最も短い放電用パターン18の間で放電が起こり電
荷が放出される。このため金属膜13a、13bが放電
による損傷を直接受けることはない。また、このとき放
電用パターン18は放電によって損傷し飛沫を生じる
が、解像限界以下の微細幅のパターンに形成しているた
め、上記飛沫による影響も、ウエハへ転写されない程度
に小さく抑えることができる。
【0041】また、放電用パターン18は、中央部が途
切れている分だけ短いため、FIBあるいはレーザーC
VDを用いて形成する際、形成時間が短くて済むという
効果もある。さらに、上記実施の形態1で示した様な、
解像限界以下の微細幅の連結パターン14の形成が困難
で、形成途中で断線した場合でも、この実施の形態4に
おける放電用パターン18として用いることができ、金
属膜13a、13bの損傷を防止できる。
切れている分だけ短いため、FIBあるいはレーザーC
VDを用いて形成する際、形成時間が短くて済むという
効果もある。さらに、上記実施の形態1で示した様な、
解像限界以下の微細幅の連結パターン14の形成が困難
で、形成途中で断線した場合でも、この実施の形態4に
おける放電用パターン18として用いることができ、金
属膜13a、13bの損傷を防止できる。
【0042】実施の形態5.次に、この発明の実施の形
態5について説明する。図6は、この発明の実施の形態
5によるフォトマスクの構造を示す断面図である。図に
示す様に、金属膜13a、13bが形成された基板11
上の全面に光透過性の導電膜として光透過率の高い導電
膜19を0.1μmを超えない膜厚に形成したものであ
る。これにより、金属膜13a、13bは互いに電気的
に接続され、しかも、ウエハ表面にパターン転写を行う
際、光が上記導電膜19を透過するため導電膜19は転
写されない。この実施の形態5では、基板11上の金属
膜13は全て電気的に接続されて同電位となるため、ダ
イシングライン12部における金属膜13a、13bの
放電による損傷だけでなく、転写用の各金属膜パターン
の放電による損傷も同時に防止される。このため、放電
による金属膜13の損傷が防止された信頼性の高いフォ
トマスクが得られる。
態5について説明する。図6は、この発明の実施の形態
5によるフォトマスクの構造を示す断面図である。図に
示す様に、金属膜13a、13bが形成された基板11
上の全面に光透過性の導電膜として光透過率の高い導電
膜19を0.1μmを超えない膜厚に形成したものであ
る。これにより、金属膜13a、13bは互いに電気的
に接続され、しかも、ウエハ表面にパターン転写を行う
際、光が上記導電膜19を透過するため導電膜19は転
写されない。この実施の形態5では、基板11上の金属
膜13は全て電気的に接続されて同電位となるため、ダ
イシングライン12部における金属膜13a、13bの
放電による損傷だけでなく、転写用の各金属膜パターン
の放電による損傷も同時に防止される。このため、放電
による金属膜13の損傷が防止された信頼性の高いフォ
トマスクが得られる。
【0043】上記の様な光透過率の高い導電膜19は、
例えばSnOxやInOx等の光透過率の高い導電性物質
で構成され、SnOまたはInO等のターゲットを用
い、RF放電、Arガスによるスパッタ成膜方法によっ
て形成される。
例えばSnOxやInOx等の光透過率の高い導電性物質
で構成され、SnOまたはInO等のターゲットを用
い、RF放電、Arガスによるスパッタ成膜方法によっ
て形成される。
【0044】実施の形態6.次に、この発明の実施の形
態6について説明する。上記実施の形態5では、金属膜
13a、13bが形成された基板11上の全面に、光透
過率の高い導電膜19を形成したが、導電膜19を成膜
後パターニングしても良い。図7はこの発明の実施の形
態6によるフォトマスクの構造を示す部分平面図であ
り、図に示す様に、光透過率の高い導電膜の連結パター
ン19aを、ダイシングライン12の内側と外側との金
属膜13a、13b間に形成したものである。この連結
パターン19aは、上記実施の形態5で示した導電膜1
9を成膜後、パターニングして形成するが、このとき、
連結パターン19aの寸法を、上記実施の形態1〜4の
様に解像限界以下の微細幅に制限する必要は全くなく、
容易に連結パターン19aを形成できる。
態6について説明する。上記実施の形態5では、金属膜
13a、13bが形成された基板11上の全面に、光透
過率の高い導電膜19を形成したが、導電膜19を成膜
後パターニングしても良い。図7はこの発明の実施の形
態6によるフォトマスクの構造を示す部分平面図であ
り、図に示す様に、光透過率の高い導電膜の連結パター
ン19aを、ダイシングライン12の内側と外側との金
属膜13a、13b間に形成したものである。この連結
パターン19aは、上記実施の形態5で示した導電膜1
9を成膜後、パターニングして形成するが、このとき、
連結パターン19aの寸法を、上記実施の形態1〜4の
様に解像限界以下の微細幅に制限する必要は全くなく、
容易に連結パターン19aを形成できる。
【0045】また、上記の様な光透過率の高い導電膜か
ら成る連結パターン19aは、FIBまたはレーザーC
VDを用いて形成することもできる。その際、例えばS
nまたはInのカルボニルガスと必要に応じて酸素ガス
とを基板11表面に吹き付け、FIBまたはレーザー光
を照射して連結パターン19aを形成するが、この場合
も寸法制限がなく、微細幅で形成する必要がないため、
容易に信頼性の高い連結パターン19aが形成できる。
ら成る連結パターン19aは、FIBまたはレーザーC
VDを用いて形成することもできる。その際、例えばS
nまたはInのカルボニルガスと必要に応じて酸素ガス
とを基板11表面に吹き付け、FIBまたはレーザー光
を照射して連結パターン19aを形成するが、この場合
も寸法制限がなく、微細幅で形成する必要がないため、
容易に信頼性の高い連結パターン19aが形成できる。
【0046】なお上記実施の形態1〜4および6で示し
た連結パターン14、17、19aと放電用パターン1
8とは、ダイシングライン12上に形成して、ダイシン
グライン12内側と外側との金属膜13a、13bの放
電による損傷を防止するものであったが、ダイシングラ
イン12内側の金属膜13aにおける転写用パターンの
分離された金属膜パターン間にも適用でき、金属膜パタ
ーンの放電による損傷を同様に防止できる。
た連結パターン14、17、19aと放電用パターン1
8とは、ダイシングライン12上に形成して、ダイシン
グライン12内側と外側との金属膜13a、13bの放
電による損傷を防止するものであったが、ダイシングラ
イン12内側の金属膜13aにおける転写用パターンの
分離された金属膜パターン間にも適用でき、金属膜パタ
ーンの放電による損傷を同様に防止できる。
【0047】実施の形態7.次に、この発明の実施の形
態7について説明する。図8は、この発明の実施の形態
7によるフォトマスクの構造を示す断面図である。図に
示す様に、金属膜13a、13bが形成された基板11
表面に数分子層の界面活性剤層20を形成したものであ
る。この界面活性剤層20は、例えば高級アルコール硫
酸エステル塩等の界面活性剤の薬液を用いて、基板11
表面をウェット処理することによって形成する。これに
より、基板11表面に導電性の薄い層(界面活性剤層2
0)ができ、上記実施の形態5と同様に、基板11上の
金属膜13は全て電気的に接続され、放電による金属膜
13の損傷が防止できる。
態7について説明する。図8は、この発明の実施の形態
7によるフォトマスクの構造を示す断面図である。図に
示す様に、金属膜13a、13bが形成された基板11
表面に数分子層の界面活性剤層20を形成したものであ
る。この界面活性剤層20は、例えば高級アルコール硫
酸エステル塩等の界面活性剤の薬液を用いて、基板11
表面をウェット処理することによって形成する。これに
より、基板11表面に導電性の薄い層(界面活性剤層2
0)ができ、上記実施の形態5と同様に、基板11上の
金属膜13は全て電気的に接続され、放電による金属膜
13の損傷が防止できる。
【0048】実施の形態8.次に、この発明の実施の形
態8について説明する。図9は、この発明の実施の形態
8によるフォトマスクの構造を示す平面図である。図に
示す様に、ダイシングライン12内側にのみ金属膜13
aを形成し、ダイシングライン12部とそれに続く外周
部21には、金属膜を形成しないものである。これによ
り、フォトマスクの転写装置内での搬送やハンドリング
の際に接触する部分である外周部21に帯電を生じな
い。このため帯電荷を放出するための放電も起きず、ダ
イシングライン12に接する部分での金属膜13aの損
傷が防止できる。
態8について説明する。図9は、この発明の実施の形態
8によるフォトマスクの構造を示す平面図である。図に
示す様に、ダイシングライン12内側にのみ金属膜13
aを形成し、ダイシングライン12部とそれに続く外周
部21には、金属膜を形成しないものである。これによ
り、フォトマスクの転写装置内での搬送やハンドリング
の際に接触する部分である外周部21に帯電を生じな
い。このため帯電荷を放出するための放電も起きず、ダ
イシングライン12に接する部分での金属膜13aの損
傷が防止できる。
【0049】ところで、転写装置でレチクルを用いて露
光を行う際、ダイシングライン12の外側の外周部21
に金属膜がないと、その部分から光が回り込みウエハ上
に形成されるレジストパターンに影響を与えるものであ
るが、転写装置で機械的にその部分を遮光する様に調整
することができ、この実施の形態でも、転写装置の機械
調整により、外周部21からの光の回り込みを防止す
る。
光を行う際、ダイシングライン12の外側の外周部21
に金属膜がないと、その部分から光が回り込みウエハ上
に形成されるレジストパターンに影響を与えるものであ
るが、転写装置で機械的にその部分を遮光する様に調整
することができ、この実施の形態でも、転写装置の機械
調整により、外周部21からの光の回り込みを防止す
る。
【0050】実施の形態9.次に、この発明の実施の形
態9について説明する。図10は、この発明の実施の形
態9によるフォトマスクの構造を示すもので、図10
(a)は平面図であり、図10(b)は図10(a)の
B−B線による断面図である。図に示す様に、金属膜1
3aの転写用パターンに異物が付着するのを防止するた
めにペリクル22が設けられている。このペリクル22
は、例えばアルミニウム合金製のペリクル枠23に透光
性のペリクル膜24を接着剤で固定したもので、ペリク
ル枠23がフォトマスクのダイシングライン12外側の
金属膜13b上に導電性の粘着剤25を介して固定され
ている。
態9について説明する。図10は、この発明の実施の形
態9によるフォトマスクの構造を示すもので、図10
(a)は平面図であり、図10(b)は図10(a)の
B−B線による断面図である。図に示す様に、金属膜1
3aの転写用パターンに異物が付着するのを防止するた
めにペリクル22が設けられている。このペリクル22
は、例えばアルミニウム合金製のペリクル枠23に透光
性のペリクル膜24を接着剤で固定したもので、ペリク
ル枠23がフォトマスクのダイシングライン12外側の
金属膜13b上に導電性の粘着剤25を介して固定され
ている。
【0051】上記導電性の粘着剤25は、従来から粘着
剤8(図14参照)に用いられていたシリコン系樹脂や
エチレン系樹脂等に、カーボンの粉を含有させて導電性
を持たせたものを使用する。また、ポリアセチレンやポ
リパラフェニレン等の共役系高分子はドーピングにより
高い導電性を有するため、それらの導電性高分子を粘着
剤25に用いることもできる。
剤8(図14参照)に用いられていたシリコン系樹脂や
エチレン系樹脂等に、カーボンの粉を含有させて導電性
を持たせたものを使用する。また、ポリアセチレンやポ
リパラフェニレン等の共役系高分子はドーピングにより
高い導電性を有するため、それらの導電性高分子を粘着
剤25に用いることもできる。
【0052】この実施の形態では、ペリクル22の導電
性のペリクル枠23を、フォトマスクのダイシングライ
ン12外側の金属膜13b上に導電性の粘着剤25を介
して固定したため、金属膜13bが接触等により帯電し
た場合、金属膜13bから粘着剤25を通じペリクル枠
23に電荷が拡がる。これにより電荷は、空気との接触
面積が増加して空気中に自然放電し易くなり帯電が緩和
される。このためダイシングライン12内側と外側との
金属膜13a、13b間の放電が抑えられ、金属膜13
a、13bの損傷が防止できる。
性のペリクル枠23を、フォトマスクのダイシングライ
ン12外側の金属膜13b上に導電性の粘着剤25を介
して固定したため、金属膜13bが接触等により帯電し
た場合、金属膜13bから粘着剤25を通じペリクル枠
23に電荷が拡がる。これにより電荷は、空気との接触
面積が増加して空気中に自然放電し易くなり帯電が緩和
される。このためダイシングライン12内側と外側との
金属膜13a、13b間の放電が抑えられ、金属膜13
a、13bの損傷が防止できる。
【0053】実施の形態10.次に、この発明の実施の
形態10について説明する。図11は、この発明の実施
の形態10によるペリクル枠23aの構造を示す斜視図
である。図に示す様に、ペリクル枠23aのフォトマス
クと固定する側と反対側に、導電性の針状の突起26を
設けたものである。この様な針状の突起26を有するペ
リクル枠23aを、上記実施の形態9に適用すると、金
属膜13bに帯電した電荷が、導電性の粘着剤25を通
じペリクル枠23aに拡がり、空気中に自然放電する
際、針状の突起26の先端に電界が集中して高電圧が生
じ、自然放電を容易に行うことができる。このため金属
膜13bの帯電が一層緩和され、金属膜13a、13b
の放電による損傷防止に一層効果を有する。
形態10について説明する。図11は、この発明の実施
の形態10によるペリクル枠23aの構造を示す斜視図
である。図に示す様に、ペリクル枠23aのフォトマス
クと固定する側と反対側に、導電性の針状の突起26を
設けたものである。この様な針状の突起26を有するペ
リクル枠23aを、上記実施の形態9に適用すると、金
属膜13bに帯電した電荷が、導電性の粘着剤25を通
じペリクル枠23aに拡がり、空気中に自然放電する
際、針状の突起26の先端に電界が集中して高電圧が生
じ、自然放電を容易に行うことができる。このため金属
膜13bの帯電が一層緩和され、金属膜13a、13b
の放電による損傷防止に一層効果を有する。
【0054】実施の形態11.次に、この発明の実施の
形態11について説明する。図12は、この発明の実施
の形態11によるフォトマスクの構造を示す断面図であ
る。図に示す様に、金属膜13aの転写用パターンに異
物が付着するのを防止するためにペリクル22が設けら
れている。また、このペリクル22は、ペリクル枠23
と透光性のペリクル膜24と粘着剤25aとで構成さ
れ、基板11表面とペリクル22とで囲まれる空間に、
基板11表面の帯電を防ぐ帯電防止ガス27を封入した
ものである。
形態11について説明する。図12は、この発明の実施
の形態11によるフォトマスクの構造を示す断面図であ
る。図に示す様に、金属膜13aの転写用パターンに異
物が付着するのを防止するためにペリクル22が設けら
れている。また、このペリクル22は、ペリクル枠23
と透光性のペリクル膜24と粘着剤25aとで構成さ
れ、基板11表面とペリクル22とで囲まれる空間に、
基板11表面の帯電を防ぐ帯電防止ガス27を封入した
ものである。
【0055】上記帯電防止ガス27には、例えば親水性
のガスやアルコール蒸気等を用い、これにより基板11
表面の湿度を上昇させて静電気の発生を抑え、基板11
表面の帯電を抑えることができる。このため基板11上
の金属膜13の放電による損傷を防止できる。
のガスやアルコール蒸気等を用い、これにより基板11
表面の湿度を上昇させて静電気の発生を抑え、基板11
表面の帯電を抑えることができる。このため基板11上
の金属膜13の放電による損傷を防止できる。
【0056】実施の形態12.次に、この発明の実施の
形態12について説明する。図13は、この発明の実施
の形態12によるハーフトーンマスクの構造を示すもの
である。ハーフトーンマスクは、図13(a)に示す様
に、基板11上に、ダイシングライン12内側の転写用
パターンが形成された金属膜28aと、外側の金属膜2
8bと、外周部の透過率を下げるためにダイシングライ
ン12外側に接して形成された遮光帯29を配設する。
この遮光帯29は、図13(b)に示す様に、ドット状
に1μm以下の抜きパターン30が形成された第2の金
属膜31で構成される。
形態12について説明する。図13は、この発明の実施
の形態12によるハーフトーンマスクの構造を示すもの
である。ハーフトーンマスクは、図13(a)に示す様
に、基板11上に、ダイシングライン12内側の転写用
パターンが形成された金属膜28aと、外側の金属膜2
8bと、外周部の透過率を下げるためにダイシングライ
ン12外側に接して形成された遮光帯29を配設する。
この遮光帯29は、図13(b)に示す様に、ドット状
に1μm以下の抜きパターン30が形成された第2の金
属膜31で構成される。
【0057】この実施の形態では、図13(c)に示す
様に、第2の金属膜31の抜きパターン内30に、一方
の端部が第2の金属膜31と接続する、導電性の放電用
パターン32を形成したものである。図13(c)のC
−C線による断面図を図13(d)に示す。上記放電用
パターン32は解像限界以下の微細幅でくさび型に形成
される。この様な放電用パターン32は、上記第2の金
属膜31のパターニング時に同時に形成でき、微細幅の
ため必然的にくさび型になるものである。
様に、第2の金属膜31の抜きパターン内30に、一方
の端部が第2の金属膜31と接続する、導電性の放電用
パターン32を形成したものである。図13(c)のC
−C線による断面図を図13(d)に示す。上記放電用
パターン32は解像限界以下の微細幅でくさび型に形成
される。この様な放電用パターン32は、上記第2の金
属膜31のパターニング時に同時に形成でき、微細幅の
ため必然的にくさび型になるものである。
【0058】この放電用パターン32の形成により、第
2の金属膜31が帯電しても、放電用パターン32のく
さび型の先端部に電界が集中し、空気中に容易に自然放
電し、第2の金属膜31の帯電が緩和される。このため
ダイシングライン12内側の金属膜28aと遮光帯29
の第2の金属膜31との間の放電が抑えられ、金属膜2
8a、31の損傷が防止できる。
2の金属膜31が帯電しても、放電用パターン32のく
さび型の先端部に電界が集中し、空気中に容易に自然放
電し、第2の金属膜31の帯電が緩和される。このため
ダイシングライン12内側の金属膜28aと遮光帯29
の第2の金属膜31との間の放電が抑えられ、金属膜2
8a、31の損傷が防止できる。
【0059】
【発明の効果】以上の様にこの発明によると、金属膜の
分離されたパターン間を接続する導電性の連結パターン
を、集積イオンビームを照射することにより、転写され
得ない微細幅で形成するため、金属膜の放電による損傷
が防止できる信頼性の高いフォトマスクを確実に得るこ
とができる。
分離されたパターン間を接続する導電性の連結パターン
を、集積イオンビームを照射することにより、転写され
得ない微細幅で形成するため、金属膜の放電による損傷
が防止できる信頼性の高いフォトマスクを確実に得るこ
とができる。
【0060】またこの発明によると、連結パターンをレ
ーザーCVD法により形成するため、金属膜の放電によ
る損傷が防止でき、しかも表面のダメージが低減された
信頼性の高いフォトマスクを、容易に確実に得ることが
できる。
ーザーCVD法により形成するため、金属膜の放電によ
る損傷が防止でき、しかも表面のダメージが低減された
信頼性の高いフォトマスクを、容易に確実に得ることが
できる。
【0061】またこの発明によると、連結パターンを形
成する際、連結パターンとなる導電性材料のカルボニル
ガスと必要に応じて酸素ガスとを用いるため、上述した
効果が確実に達成できる。
成する際、連結パターンとなる導電性材料のカルボニル
ガスと必要に応じて酸素ガスとを用いるため、上述した
効果が確実に達成できる。
【0062】またこの発明によると、連結パターンを、
ダイシングラインで分離された金属膜を接続する様に、
ダイシングライン上に形成するため、ダイシングライン
で分離された金属膜間の放電が抑えられて金属膜の損傷
が防止できる。
ダイシングラインで分離された金属膜を接続する様に、
ダイシングライン上に形成するため、ダイシングライン
で分離された金属膜間の放電が抑えられて金属膜の損傷
が防止できる。
【0063】またこの発明によると、フォトマスクにお
いて、連結パターンを転写され得ない微細幅で階段状に
形成したため、金属膜の放電による損傷が防止できると
ともに連結パターンを形成した金属膜間の寸法変動量が
低減でき、さらに転写の際の転写装置の解像限界のマー
ジンを拡げることができる。このため信頼性の高いフォ
トマスクが確実に得られる。
いて、連結パターンを転写され得ない微細幅で階段状に
形成したため、金属膜の放電による損傷が防止できると
ともに連結パターンを形成した金属膜間の寸法変動量が
低減でき、さらに転写の際の転写装置の解像限界のマー
ジンを拡げることができる。このため信頼性の高いフォ
トマスクが確実に得られる。
【0064】またこの発明によると、フォトマスクにお
いて、金属膜の分離されたパターン間に、転写され得な
い微細幅で線状パターンの中央部が途切れた形状の放電
用パターンを形成したため、金属膜が帯電しても、放電
用パターンの間で放電して電荷を放出するため、金属膜
の放電による損傷が防止できる。また線状の連結パター
ンが断線したものを放電用パターンに用いることも可能
となり、信頼性の高いフォトマスクが容易に得られる。
いて、金属膜の分離されたパターン間に、転写され得な
い微細幅で線状パターンの中央部が途切れた形状の放電
用パターンを形成したため、金属膜が帯電しても、放電
用パターンの間で放電して電荷を放出するため、金属膜
の放電による損傷が防止できる。また線状の連結パター
ンが断線したものを放電用パターンに用いることも可能
となり、信頼性の高いフォトマスクが容易に得られる。
【0065】またこの発明によると、放電用パターン
を、集積イオンビームあるいはレーザーCVD法により
形成するため、短時間で確実に放電用パターンを形成で
き、上記効果を有するフォトマスクを容易に確実に製造
できる。
を、集積イオンビームあるいはレーザーCVD法により
形成するため、短時間で確実に放電用パターンを形成で
き、上記効果を有するフォトマスクを容易に確実に製造
できる。
【0066】またこの発明によると、フォトマスクにお
いて、金属膜を覆って全面に、SnOxあるいはInOx
から成る光透過性の導電膜を0.1μmを超えない膜厚
に形成したため、転写されない導電膜によって金属膜が
互いに電気的に接続される。このため金属膜の放電によ
る損傷が防止できる信頼性の高いフォトマスクが得られ
る。
いて、金属膜を覆って全面に、SnOxあるいはInOx
から成る光透過性の導電膜を0.1μmを超えない膜厚
に形成したため、転写されない導電膜によって金属膜が
互いに電気的に接続される。このため金属膜の放電によ
る損傷が防止できる信頼性の高いフォトマスクが得られ
る。
【0067】またこの発明によると、フォトマスクにお
いて、金属膜の分離されたパターン間に、0.1μmを
超えない膜厚に光透過性の導電膜で構成される連結パタ
ーンを形成したため、連結パターンの形成において、転
写され得ないための寸法制限の必要がなく容易に形成で
きる。このため金属膜の放電による損傷が防止できる信
頼性の高いフォトマスクが容易に得られる。
いて、金属膜の分離されたパターン間に、0.1μmを
超えない膜厚に光透過性の導電膜で構成される連結パタ
ーンを形成したため、連結パターンの形成において、転
写され得ないための寸法制限の必要がなく容易に形成で
きる。このため金属膜の放電による損傷が防止できる信
頼性の高いフォトマスクが容易に得られる。
【0068】またこの発明によると、光透過性の導電膜
で構成される連結パターンを、集積イオンビームあるい
はレーザーCVD法により形成するため、上記効果を有
するフォトマスクを容易に確実に製造できる。
で構成される連結パターンを、集積イオンビームあるい
はレーザーCVD法により形成するため、上記効果を有
するフォトマスクを容易に確実に製造できる。
【0069】またこの発明によると、光透過性の導電膜
の連結パターンに、SnOxあるいはInOxを用いたた
め、光透過性の導電膜が確実に形成でき、上述した効果
を確実に達成できる。
の連結パターンに、SnOxあるいはInOxを用いたた
め、光透過性の導電膜が確実に形成でき、上述した効果
を確実に達成できる。
【0070】またこの発明によると、連結パターンある
いは放電用パターンを、ダイシングラインで分離された
金属膜間で、ダイシングライン上に形成したため、ダイ
シングラインで分離された金属膜間の放電が抑えられ
て、金属膜の損傷が防止できる。
いは放電用パターンを、ダイシングラインで分離された
金属膜間で、ダイシングライン上に形成したため、ダイ
シングラインで分離された金属膜間の放電が抑えられ
て、金属膜の損傷が防止できる。
【0071】またこの発明によると、フォトマスクにお
いて、金属膜を覆って全面に、界面活性剤層の薄膜を形
成したため、転写されない界面活性剤層によって金属膜
が互いに電気的に接続される。このため金属膜の放電に
よる損傷が防止できる信頼性の高いフォトマスクが得ら
れる。
いて、金属膜を覆って全面に、界面活性剤層の薄膜を形
成したため、転写されない界面活性剤層によって金属膜
が互いに電気的に接続される。このため金属膜の放電に
よる損傷が防止できる信頼性の高いフォトマスクが得ら
れる。
【0072】またこの発明によると、金属膜が形成され
た透明ガラス基板表面に、界面活性剤を用いたウェット
処理を施すことにより界面活性剤層の薄膜を形成するた
め、上記効果を有するフォトマスクを容易に確実に製造
できる。
た透明ガラス基板表面に、界面活性剤を用いたウェット
処理を施すことにより界面活性剤層の薄膜を形成するた
め、上記効果を有するフォトマスクを容易に確実に製造
できる。
【0073】またこの発明によると、フォトマスクにお
いて、ダイシングライン部とそれに続く外周部には金属
膜を形成しないため、外周部に帯電を生じることなく、
ダイシングラインに接する部分の金属膜の放電による損
傷が防止でき、信頼性の高いフォトマスクが得られる。
いて、ダイシングライン部とそれに続く外周部には金属
膜を形成しないため、外周部に帯電を生じることなく、
ダイシングラインに接する部分の金属膜の放電による損
傷が防止でき、信頼性の高いフォトマスクが得られる。
【0074】またこの発明によると、ペリクルが設けら
れたフォトマスクにおいて、導電性のペリクル枠を導電
性の粘着剤を介して、ダイシングライン外側の金属膜上
に固定したため、ダイシングライン外側の金属膜の帯電
荷をペリクル枠を介して空気中へ自然放電し易くなって
帯電を緩和できるため、ダイシングラインで分離された
金属膜間の放電が抑えられ、金属膜の損傷が防止できる
信頼性の高いフォトマスクが得られる。
れたフォトマスクにおいて、導電性のペリクル枠を導電
性の粘着剤を介して、ダイシングライン外側の金属膜上
に固定したため、ダイシングライン外側の金属膜の帯電
荷をペリクル枠を介して空気中へ自然放電し易くなって
帯電を緩和できるため、ダイシングラインで分離された
金属膜間の放電が抑えられ、金属膜の損傷が防止できる
信頼性の高いフォトマスクが得られる。
【0075】またこの発明によると、導電性の粘着剤
に、カーボンの粉を含有する導電性樹脂あるいはドーピ
ングされた共役系高分子を用いたため、上記効果を確実
に達成できる。
に、カーボンの粉を含有する導電性樹脂あるいはドーピ
ングされた共役系高分子を用いたため、上記効果を確実
に達成できる。
【0076】またこの発明によると、導電性のペリクル
枠に導電性の針状の突起を設けたため、ペリクル枠を介
する空気中への自然放電が、針状の突起先端より容易に
行うことができ、金属膜の帯電が一層緩和でき、金属膜
の放電による損傷が一層防止できる。
枠に導電性の針状の突起を設けたため、ペリクル枠を介
する空気中への自然放電が、針状の突起先端より容易に
行うことができ、金属膜の帯電が一層緩和でき、金属膜
の放電による損傷が一層防止できる。
【0077】またこの発明によると、ペリクルが設けら
れたフォトマスクにおいて、フォトマスクの透明ガラス
基板とペリクルとで囲まれる空間に帯電防止ガスを封入
したため、金属膜の帯電が抑えられ、金属膜の放電によ
る損傷が防止できる信頼性の高いフォトマスクが得られ
る。
れたフォトマスクにおいて、フォトマスクの透明ガラス
基板とペリクルとで囲まれる空間に帯電防止ガスを封入
したため、金属膜の帯電が抑えられ、金属膜の放電によ
る損傷が防止できる信頼性の高いフォトマスクが得られ
る。
【0078】またこの発明によると、帯電防止ガスに親
水性ガスあるいはアルコール蒸気を用いたため、上記効
果を確実に達成できる。
水性ガスあるいはアルコール蒸気を用いたため、上記効
果を確実に達成できる。
【0079】またこの発明によると、ハーフトーンマス
クにおいて、遮光帯の抜きパターン内に転写され得ない
微細幅の放電用パターンを形成したため、遮光帯の第2
の金属膜の帯電荷が放電用パターンを介して空気中へ自
然放電して帯電を緩和できるため、金属膜の放電による
損傷が防止できる信頼性の高いハーフトーンマスクが得
られる。
クにおいて、遮光帯の抜きパターン内に転写され得ない
微細幅の放電用パターンを形成したため、遮光帯の第2
の金属膜の帯電荷が放電用パターンを介して空気中へ自
然放電して帯電を緩和できるため、金属膜の放電による
損傷が防止できる信頼性の高いハーフトーンマスクが得
られる。
【0080】またこの発明によると、放電用パターン
を、微細幅のくさび型に形成したため、形成が容易で、
しかもくさび型の先端から帯電荷が空気中へ容易に自然
放電でき、上記効果が容易に確実に達成できる。
を、微細幅のくさび型に形成したため、形成が容易で、
しかもくさび型の先端から帯電荷が空気中へ容易に自然
放電でき、上記効果が容易に確実に達成できる。
【図1】 この発明の実施の形態1によるフォトマスク
の構造を示す部分平面図である。
の構造を示す部分平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるフォトマスク
の製造方法を示す平面図である。
の製造方法を示す平面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3によるフォトマスク
の構造を示す部分平面図である。
の構造を示す部分平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による効果を説明す
る図である。
る図である。
【図5】 この発明の実施の形態4によるフォトマスク
の構造を示す部分平面図である。
の構造を示す部分平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態5によるフォトマスク
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態6によるフォトマスク
の構造を示す部分平面図である。
の構造を示す部分平面図である。
【図8】 この発明の実施の形態7によるフォトマスク
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態8によるフォトマスク
の構造を示す平面図である。
の構造を示す平面図である。
【図10】 この発明の実施の形態9によるフォトマス
クの構造を示す平面図および断面図である。
クの構造を示す平面図および断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態10によるフォトマ
スクのペリクル枠の構造を示す斜視図である。
スクのペリクル枠の構造を示す斜視図である。
【図12】 この発明の実施の形態11によるフォトマ
スクの構造を示す断面図である。
スクの構造を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態12によるハーフト
ーンマスクの構造を示す平面図および断面図である。
ーンマスクの構造を示す平面図および断面図である。
【図14】 従来のフォトマスクの構造を示す平面図お
よび断面図である。
よび断面図である。
【図15】 従来のフォトマスクの問題点を説明する図
である。
である。
11 透明ガラス基板、12 ダイシングライン、1
3,13a,13b 金属膜、14 連結パターン、1
5 カルボニルガスとしての有機性ガス、16 集積イ
オンビーム、17 階段状の連結パターン、18 放電
用パターン、19 光透過性の導電膜、19a 連結パ
ターン、20 界面活性剤層、21 外周部、22 ペ
リクル、23,23a ペリクル枠、25 粘着剤、2
6 針状の突起、27 帯電防止ガス、28a,28b
金属膜、29 遮光帯、30 抜きパターン、31
第2の金属膜、32 放電用パターン。
3,13a,13b 金属膜、14 連結パターン、1
5 カルボニルガスとしての有機性ガス、16 集積イ
オンビーム、17 階段状の連結パターン、18 放電
用パターン、19 光透過性の導電膜、19a 連結パ
ターン、20 界面活性剤層、21 外周部、22 ペ
リクル、23,23a ペリクル枠、25 粘着剤、2
6 針状の突起、27 帯電防止ガス、28a,28b
金属膜、29 遮光帯、30 抜きパターン、31
第2の金属膜、32 放電用パターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 和人 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 関 雅光 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地 菱電セミ コンダクタシステムエンジニアリング株式 会社内 (72)発明者 吉岡 信行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 青山 哲 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 永村 美一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 前床 和行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (22)
- 【請求項1】 透明ガラス基板上に所定のパターンを有
する遮光性の金属膜を形成した後、該金属膜の分離され
たパターン間を接続する導電性の連結パターンを、集積
イオンビームを照射することにより、転写され得ない微
細幅で形成することを特徴とするフォトマスクの製造方
法。 - 【請求項2】 透明ガラス基板上に所定のパターンを有
する遮光性の金属膜を形成した後、該金属膜の分離され
たパターン間を接続する導電性の連結パターンを、レー
ザ光を照射するレーザーCVD法により、転写され得な
い微細幅で形成することを特徴とするフォトマスクの製
造方法。 - 【請求項3】 導電性の連結パターンを形成する際、該
連結パターンとなる導電性材料のカルボニルガスと必要
に応じて酸素ガスとを用いることを特徴とする請求項1
または2記載のフォトマスクの製造方法。 - 【請求項4】 連結パターンを、ダイシングラインで分
離された金属膜を接続する様に、上記ダイシングライン
上に形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載のフォトマスクの製造方法。 - 【請求項5】 透明ガラス基板上に、所定のパターンを
有する遮光性の金属膜と、該金属膜の分離されたパター
ン間を接続する導電性の連結パターンとを有し、上記連
結パターンが、転写され得ない微細幅で階段状に形成さ
れたことを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項6】 透明ガラス基板上に、所定のパターンを
有する遮光性の金属膜と、該金属膜の分離されたパター
ン間に形成された導電性の放電用パターンとを有し、上
記放電用パターンが転写され得ない微細幅で上記金属膜
のパターン間を接続する線状パターンの中央部が途切れ
て離間した形状であることを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項7】 放電用パターンを、集積イオンビームあ
るいはレーザーCVD法により形成することを特徴とす
る請求項6記載のフォトマスクの製造方法。 - 【請求項8】 透明ガラス基板上に、所定のパターンを
有する遮光性の金属膜と、該金属膜を覆って全面にSn
OxあるいはInOxから成る光透過性の導電膜とを有
し、上記導電膜が0.1μmを超えない膜厚に形成され
たことを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項9】 透明ガラス基板上に、所定のパターンを
有する遮光性の金属膜と、該金属膜の分離されたパター
ン間を接続する導電性の連結パターンとを有し、上記連
結パターンが、0.1μmを超えない膜厚の光透過性の
導電膜で構成されたことを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項10】 連結パターンを、集積イオンビームあ
るいはレーザーCVD法により形成することを特徴とす
る請求項9記載のフォトマスクの製造方法。 - 【請求項11】 光透過性の導電膜に、SnOxあるい
はInOxを用いたことを特徴とする請求項9記載のフ
ォトマスク。 - 【請求項12】 連結パターンあるいは放電用パターン
が、ダイシングラインで分離された金属膜間で、上記ダ
イシングライン上に形成されたことを特徴とする請求項
5または6または9記載のフォトマスク。 - 【請求項13】 透明ガラス基板上に、所定のパターン
を有する遮光性の金属膜と、該金属膜を覆って全面に界
面活性剤層の薄膜とを有することを特徴とするフォトマ
スク。 - 【請求項14】 金属膜が形成された透明ガラス基板表
面に、界面活性剤を用いたウェット処理を施すことによ
り界面活性剤層の薄膜を形成することを特徴とする請求
項13記載のフォトマスクの製造方法。 - 【請求項15】 透明ガラス基板上に、所定のパターン
を有する遮光性の金属膜を有するフォトマスクにおい
て、ダイシングライン部とそれに続く外周部には、上記
金属膜が形成されないことを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項16】 透明ガラス基板上に、所定のパターン
を有しダイシングラインで分離された遮光性の金属膜が
形成され、ペリクルが設けられたフォトマスクにおい
て、上記ペリクルの導電性のペリクル枠が導電性の粘着
剤を介して、上記ダイシングライン外側の上記金属膜上
に固定されたことを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項17】 導電性の粘着剤に、カーボンの粉を含
有する導電性樹脂あるいはドーピングされた共役系高分
子を用いたことを特徴とする請求項16記載のフォトマ
スク。 - 【請求項18】 導電性のペリクル枠に、導電性の針状
の突起を設けたことを特徴とする請求項15または16
記載のフォトマスク。 - 【請求項19】 透明ガラス基板上に、所定のパターン
を有する遮光性の金属膜が形成され、ペリクルが設けら
れたフォトマスクにおいて、上記透明ガラス基板と上記
ペリクルとで囲まれる空間に、帯電防止ガスが封入され
たことを特徴とするフォトマスク。 - 【請求項20】 帯電防止ガスに、親水性のガスあるい
はアルコール蒸気を用いたことを特徴とする請求項19
記載のフォトマスク。 - 【請求項21】 透明ガラス基板上に、所定のパターン
を有する金属膜と、外周部に形成された遮光帯とを有
し、上記遮光帯が、ドット状の抜きパターンが形成され
た第2の金属膜で構成され、しかも上記抜きパターン内
に、転写され得ない微細幅の放電用パターンが上記第2
の金属膜に接続して形成されたことを特徴とするハーフ
トーンマスク。 - 【請求項22】 放電用パターンが、微細幅のくさび型
に形成されたことを特徴とする請求項21記載のハーフ
トーンマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22394196A JPH1069054A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | フォトマスクおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22394196A JPH1069054A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | フォトマスクおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1069054A true JPH1069054A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16806109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22394196A Pending JPH1069054A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | フォトマスクおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1069054A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001002908A1 (fr) * | 1999-06-30 | 2001-01-11 | Hitachi, Ltd. | Procede de fabrication d'un dispositif de circuit integre a semiconducteur, masque optique utilise a cet effet, son procede de fabrication, et ebauches de masque utilisees a cet effet |
JP2001237172A (ja) * | 2000-02-24 | 2001-08-31 | Tokyo Electron Ltd | 加熱処理装置および加熱処理方法 |
JP2007093798A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Sharp Corp | フォトマスク及びその製造方法 |
WO2008111198A1 (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-18 | Fujitsu Microelectronics Limited | フォトマスク |
JP2009086385A (ja) * | 2007-09-29 | 2009-04-23 | Hoya Corp | フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法 |
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JP2009128558A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Hoya Corp | フォトマスク及びフォトマスクの製造方法、並びにパターン転写方法 |
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JP2011171465A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Nuflare Technology Inc | 露光用マスクの製造方法 |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP22394196A patent/JPH1069054A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001002908A1 (fr) * | 1999-06-30 | 2001-01-11 | Hitachi, Ltd. | Procede de fabrication d'un dispositif de circuit integre a semiconducteur, masque optique utilise a cet effet, son procede de fabrication, et ebauches de masque utilisees a cet effet |
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US7125651B2 (en) | 1999-06-30 | 2006-10-24 | Renesas Technology Corp. | Method of manufacturing semiconductor integrated circuit device optical mask therefor, its manufacturing method, and mask blanks |
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WO2008111198A1 (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-18 | Fujitsu Microelectronics Limited | フォトマスク |
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JP2011171465A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Nuflare Technology Inc | 露光用マスクの製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040518 |