JP4986833B2 - 収納キャビネット - Google Patents
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Description
本発明は、便器の側方のトイレ壁面に設置される収納キャビネットであって、該収納キャビネットは、棚板を備えた箱状の本体と、該本体の前面に当該収納キャビネットが設置されたトイレ壁面と略平行方向で、且つ便器側へスライド移動させて開閉できる扉が設けられ、該扉の裏側に、該扉と一体で移動できるように収納籠が設けられていることを要旨とする。
こうすれば、扉を本体に対し閉じた時には、本体内の籠収納部内に収納籠が入り、完全に収納籠は本体内に隠され、扉を開くことで収納籠が横方向に本体の外側に移動されるため、便器に坐わりながら収納籠内にゴミを入れることができる。
こうすれば、扉が閉じられた状態では、扉側に一体化されている扉側板が本体の側板と略面一となり、すっきりとした設置状態が得られるものとなり、扉側板に良好に収納籠を取り付けることができ、しかも収納籠が着脱可能であることにより、収納籠を取り外してゴミを良好に捨てることができるものとなる。
こうすれば、扉を開けた状態で収納籠の蓋を収納キャビネットの本体側へ開け、便器に座ったままの状態で収納籠の操作を容易に行うことができ、便器に座った状態で収納籠内に生理用品等のゴミを入れることができる。
こうすれば、前面から見た時にレールが見えないものとなり、意匠性が向上し、しかもレールを介し扉を横方向に良好にスライドさせて開閉できるものとなる。
こうすれば、扉に設けた振れ止め金具が本体側の突起に係合されて、扉が前側へ倒れることが良好に防がれ、扉を安定して横方向へスライド移動させることができる。
図1は、トイレ内に設置した収納キャビネットの配置構成図であり、図2は、収納キャビネットの拡大構成図である。
また、図3は収納キャビネットの扉を閉じた状態の外観斜視図であり、図4は扉を開いた状態の斜視図であり、図5は収納籠の蓋を開いた状態の斜視図であり、図6は収納籠を取り外した状態の斜視図である。
また、カウンター4の先端側には、手洗い器7を上面に備えた手洗いキャビネット6が設置されており、手洗い器7の上方の壁面には鏡8が設けられている。
この収納キャビネット10は、下面に設置されたケコミ6aの高さだけ床面から浮き上がった状態で壁面Wbに固定されており、収納キャビネット10の本体11に対し、その前面に設けられている扉12を、トイレ壁面Wbと略平行方向で、且つ便器1側へスライド移動させて開閉できるように構成されている。
便器1に着座したままの状態で、手を扉12の裏側の収納籠13に伸ばして、図5のように、収納籠13の上面の蓋13aを開けて、収納籠13内に生理用品等のゴミを入れることができ、収納籠13は扉12の裏側に隠蔽されているため、ゴミを子供やお客に見られることがなく、良好に隠蔽させておくことができる。
なお、この収納籠13内にゴミが一杯になったような状態では、図6のように、収納籠13を取り外して、内部のゴミを除去することができるものである。
即ち、本体11は、天板11aと、平行状に底側に底板11bが配置され、左右には側板11c,11dが平行状に縦方向に設けられて箱状に形成されており、内部には天板11aと平行状に棚板11fが設けられ、棚板11fから底板11bに向かって縦方向に中仕切り11gが設けられている。
なお、棚板11fの下面には、横方向に間隔をおいて3個の突起14,14,14が突出されている。
また、底板11bの下面には、第1レール15が取り付けられている。なお、図中Mは、中仕切り11gの前面の隙間である。
本例の本体11では、図示右側の側板11dは棚板11fの位置で切断されて切欠部Pが形成されており、切欠部Pの下方は右側面が開放されて中仕切り11gの位置まで凹んだ空間を形成しており、この空間内に収納籠13を出し入れ可能に収納できるものであり、この空間が籠収納部S3となっている。
この扉底板12bの上面には、第2レール17が設けられており、この第2レール17が、本体11の底板11bに設けられている第1レール15とスライド可能に連結されるものであり、第1レール15と第2レール17の連結により、このレール15,17を介して横方向に扉12をスライド移動させることができるものである。なお、図中Mは、中仕切り11gの前面と扉12間の隙間である
また、扉12の裏側には、所定の横長寸法を有する振れ止め金具19がビス18で横方向に取り付けられている。この振れ止め金具19は、図11の拡大断面構成図で示す。
従って、複数の突起14,14に係合片19cが係合することで、扉12の前側への倒れが防止され、かつ扉12の前後方向の振れが防止されて、扉12をスムーズに横方向へスライドさせて本体11に対し開閉できるように構成されている。
収納籠13は、その上面が開口され、開口には蓋13aが設けられており、蓋13aは軸13bを中心として図9のように本体11側へ回転させて開けることができるものであり、蓋13aの上面には手で摘むことのできるツマミ13cが設けられている。
なお、扉12の扉側板12aの外面には、突出状にノブ20が設けられており、このノブ20を手で持ち、横方向へ引っ張ることで、良好にレール15,17を介して扉12が横方向へ本体11から引き出されるものである。
さらに扉12を本体11に対し閉じた状態にしておけば、収納籠13は本体11内の籠収納部S3内に収納されて完全に隠蔽されるため、子供やお客は収納籠13の存在すら判らないものとなり、良好にゴミを隠すことができるものとなる。
4 カウンター
6 手洗いキャビネット
6a ケコミ
7 手洗い器
10 収納キャビネット
11 本体
11a 天板
11b 底板
11c,11d 側板
11e 背板
11f 棚板
11g 中仕切り
12 扉
12a 扉側板
12b 扉底板
13 収納籠
13a 蓋
13b 軸
13c ツマミ
14 突起
15 第1レール
17 第2レール
19 振れ止め金具
19c 係合片
P 切欠部
Wa,Wb 壁面
Claims (6)
- 便器の側方のトイレ壁面に設置される収納キャビネットであって、
該収納キャビネットは、棚板を備えた箱状の本体と、該本体の前面に当該収納キャビネットが設置されたトイレ壁面と略平行方向で、且つ便器側へスライド移動させて開閉できる扉が設けられ、
該扉の裏側に、該扉と一体で移動できるように収納籠が設けられている
ことを特徴とする収納キャビネット。 - 前記本体には、前記扉の開く方向の側板の一部が切り欠かれて前記収納籠が出入り可能な籠収納部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の収納キャビネット。
- 前記扉には、該扉が閉じられた状態で前記籠収納部を覆蓋し前記本体の側板と略面一となる扉側板が一体化されているとともに、該扉側板の籠収納部側に着脱可能に前記収納籠が取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の収納キャビネット。
- 前記収納籠には蓋が設けられ、前記扉を開けた状態で前記蓋を本体側へ開閉できるように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3何れかに記載の収納キャビネット。
- 前記扉の下端には、前記本体の底板の下方へ水平に延びる扉底板が設けられ、
該扉底板の上面に設けたレールが、前記本体の底板下面に設けたレールにスライド可能に連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れかに記載の収納キャビネット。 - 前記扉の裏側に前記本体へ突出した振れ止め金具が設けられ、該振れ止め金具が、前記籠収納部の天井面を構成する棚板の下面に設けた突起に係合されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5何れかに記載の収納キャビネット。
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