JP2006346336A - 水洗槽付キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャビネット本体の上部の狭い空間に包丁等の調理具や歯ブラシ等の化粧具等の小物類を安定して収納することができる引出しを組み込んだ水洗槽付キャビネットを目的とする。
【解決手段】 上部開口に水洗槽2が嵌め込まれたキャビネット本体1の上部前面に引出し用開口4を形成し、このキャビネット本体1の前記水洗槽2の前側面と引出し用開口4との間に形成される奥行きの短い空間には、引出し用開口4を前面から塞ぐ前飾板10と、この前飾板10の背面に連設されて小物入れ用のポケット部を形成する受底部11と、該受底部11の後部に連結されて引出し時に前記したポケット部の開口の奥行きを拡げる小物類落下防止用の遮蔽部材6とよりなる引出しを装着した。
【選択図】 図1

Description

本発明はシステムキッチンの流し台や洗面化粧台のようなキャビネット本体の上部開口に水洗槽を嵌め込んである水洗槽付キャビネットに関するものである。
システムキッチンの流し台や、洗面化粧台のような、キャビネット本体の上部開口に水洗槽が嵌め込まれている水洗槽付キャビネットにおいては、水洗槽の前側面とキャビネット本体の上部の前飾板との間に形成される奥行きの短い空間に引出しを設けようとすると、引出しの奥行きが短いため水洗槽が嵌め込まれている空間が見えて美観を損なうという問題があるうえに、引出しに収納した小物類が空間内に落下する恐れがある。そこで、流し台の前扉の幕板に対向する部分を上扉とし、該上扉の下縁を枢着して開閉自在とするとともに上扉と幕板との間に、上扉の開閉に連動して出没する収納ボックスを設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このような収納ボックスは空間が見えなくなるため美観を損なうことや小物類が空間内に落下するという問題は解消できるが、幕板を設けているため収納ボックスの奥行きが短くなり収容空間が減少するという問題がある。しかも、収納ボックスを前方に引き出すことができないので、収納ボックスを前方に傾斜させて包丁等が取り出しやすくなるようにしているため、上扉を激しく開放させると収納ボックスに収納されている包丁等が飛び出す恐れがある。
実用新案登録第3070747号公報
本発明が解決しようとしている課題は、上記したような従来の問題を解決して、キャビネット本体の上部の狭い空間に包丁等の調理具や歯ブラシ等の化粧具等の小物類を安定して収納することができる引出しを組み込んだ水洗槽付キャビネットを提供することにある。
前記のような課題を解決した本発明の水洗槽付キャビネットは、上部開口に水洗槽が嵌め込まれたキャビネット本体の上部前面に引出し用開口を形成し、このキャビネット本体の前記水洗槽の前側面と引出し用開口との間に形成される奥行きの短い空間には、引出し用開口を前面から塞ぐ前飾板と、この前飾板の背面に連設されて小物入れ用のポケット部を形成する受底部と、該受底部の後部に連結されて引出し時に前記したポケット部の開口の奥行きを拡げる小物類落下防止用の遮蔽部材とよりなる引出しを装着したことを特徴とするものを基本とする。
また、このような水洗槽付キャビネットを流し台のキャビネットとするときは、キャビネット本体における引出しの受底部に包丁支持部を設けておけば、危険な包丁を安全に収納できるうえに、引出しを強く出し入れしても包丁が移動したり、がたついたりすることを防止でき、この場合、包丁支持部を高段部と低段部とよりなるものとして包丁の出し入れをし易くしたり、包丁支持部を、包丁の刃部を斜めに挿入させる刃挿入部と、この刃挿入部に挿入された包丁の柄端を受けて包丁を傾斜状態に支持する傾斜柄受部としておけば、刃幅の広い包丁と狭い包丁とを区別して収納できて取り扱いが容易となるうえに、柄が干渉することがないので、幅が狭い受底部に包丁を並列させて収納でき収納効率を高いものとすることができる。
さらに、前記した水洗槽付キャビネットにおける引出しは、その受底部の両側に張設されている後向きのガイド部材をキャビネット本体の内部両側に前後方向に設けたレール部材にガイドさせて出し入れ自在とされたものとすれば、水洗槽に干渉されることなく引出しの引き出し量を大きなものとすることができるので製造上からも円滑な出し入れを行ううえからも便利であり、さらに、引出し時に前飾板と受底部とよりなる小物入れ用のポケット部の開口の奥行きを拡げる小物類落下防止用の遮蔽部材として、受底部の後部に枢着された前遮蔽板とキャビネット本体に後端を枢着された後遮蔽板とを角度規制用の継手に枢着させて、引出しの出し入れに伴い前遮蔽板と後遮蔽板とが受底部の後端において山状に屈曲された伏倒状態から重ね合い状に折り畳まれて受底部の後端上に起立された状態に変形するものを採用すれば、引出しを開けた状態における小物類の出し入れ上便利となるうえに、引出しを閉じた状態では深いポケット部が形成されることとなって、受底部内の小物類がキャビネット内に落下することを的確に防止でき、しかも、前遮蔽板と後遮蔽板を折り畳めるようにしたので狭い空間を最大限に利用できるものとなるので一層好ましい。
本発明は、上部開口に水洗槽が嵌め込まれたキャビネット本体の上部前面に引出し用開口を形成し、このキャビネット本体の前記水洗槽の前側面と引出し用開口との間に形成される奥行きの短い空間に、引出し用開口を前面から塞ぐ前飾板と、この前飾板の背面に連設された受底部と、該受底部の後部に連結されて引出し時に開口の奥行きを拡げる小物類落下防止用の遮蔽部材とよりなる引出しを装着したものとしたから、従来は死んでいた前扉上部と水洗槽との間の狭い空間を小物入れ用の引出しとして有効利用することができ、このため、流し台や洗面台として使用するとき、調理に必要な包丁、箸、布巾などの調理用の小物類や、洗面に必要な歯ブラシ等の小物類を使用者の直近位置に配置することができ、このような引出し式としてあることにより引き出し時に小物類を収納できるポケット部の上部開口の奥行きが拡げられることとなって小物類の出し入れが容易となり、しかも、受底部の後方上部は遮蔽部材により遮蔽されるので美観を損なうこともなく、また、小物類を受底部上に収納する際に誤ってキャビネット本体内の空間に小物類を落下させることもない。さらに、水平に出し入れされる引出し式としたことにより、出し入れ操作を激しく行っても受底部内の小物類が飛び出すようなことがない。
次に、本発明の好ましい実施の形態として、システムキッチンの流し台に組み込んだ実施の形態について、図1〜7に基づいて詳細に説明する。
図1において、1は流し台のキャビネット本体であり、このキャビネット本体1の上部開口には水洗槽2が嵌め込まれている。3は水洗槽2の前側面と引出し用開口4との間に形成される奥行きの短い空間5内に出し入れ自在に装着される引出しであって、この引出し3の受底部11の後端には引出し3の出し入れに伴って折り畳まれる小物類落下防止用の遮蔽部材が連結されている。
この引出し3は、キャビネット本体1の引出し用開口4を前面から塞ぐ前飾板10と、前飾板10の背面に後向きに連設された浅い樋状の受底部11とからなり、この受底部11は図2に示されるように、包丁支持部12と布巾や箸等の小物類を収納する空間13とに区画されている。
前記した包丁支持部12は、図5、図6に示されるように、刃の広い包丁類の刃部を斜めに挿入させて支持させる刃挿入部15と、該刃挿入部15に挿入された包丁の柄端を受けて包丁を傾斜状態に支持する傾斜柄受部16とを形成した高段部12a、および、刃の狭い包丁類の刃部を斜めに挿入させて支持させる刃挿入部15と、該刃挿入部15に挿入された包丁の柄端を受けて包丁を傾斜状態に支持する傾斜柄受部16とを形成した低段部12bを前後に並設させたものとして、調理時の取り扱いを容易とするとともに、段差により包丁の柄が干渉することを防止できるので、幅が狭い受底部11に包丁を並列させて収納でき、収納効率を大幅に高めたものとなる。17、17は包丁の刃部の両側方を区画する左右の側板であり、該側板17は刃挿入部15位置に垂設されて形成されるものである。なお、包丁支持部12は図2に示されるように、前後が逆になるよう水平回転したうえ受底部11の右方に配置すれば、左利き用の人にも対応できるものとなることはいうまでもない。
また、前記した小物類落下防止用の遮蔽部材6は、図4に示されるように、上面を波状としてリブ効果をもたせるとともに美的効果を図った硬質板状の前遮蔽板6aの後端と後遮蔽板6bの前端の軸部を継手6cに抱持枢着させたものであり、前遮蔽板6aと後遮蔽板6bの各軸部を抱持する継手6cの開口角度により前遮蔽板6aと後遮蔽板6bとの枢動角度が規制されるものとして、引出し3を引き出した際、前遮蔽板6aと後遮蔽板6bとが山形に屈曲されて開口の奥行きを拡げた状態とされるが、引出し3を入れた際には前遮蔽板6aと後遮蔽板6bが重ね合わされた折り畳み状態となって受底部11の上部に起立され、上端が前飾板10の高さ近くまで達した状態となる。
このように引出し3を引き出した際、前遮蔽板6aと後遮蔽板6bとが山形に屈曲されて開口の奥行きを拡げた状態となるので、小物類の出し入れが容易となるうえに、受底部11に小物類を収納する際に前下がり傾斜をなす前遮蔽板6aが受底部11の後方に小物類が置かれることを邪魔して収納不良を起こすことがなくなり、誤って受底部11の後方に小物類を置いても、小物類は前遮蔽板6aの傾斜に倣って受底部11に戻されることとなり、キャビネット本体1の後部空間内に小物類が落下することを的確に防止することとなる。また、引出し3を閉じた状態では、前遮蔽板6aと後遮蔽板6bとが受底部11の後端において前記した山状に屈曲された伏倒状態から、重ね合い状に折り畳まれて受底部11の後端上に起立された状態に変形して深いポケット部が形成され、このため、受底部11内の小物類がキャビネット本体1の内部に落下することを的確に防止できる。さらに、前記したような前遮蔽板6aと後遮蔽板6bとよりなる遮蔽部材6は、奥行きの短い引出し3がその両側に張設されている後向きのガイド部材20をキャビネット本体1の内部両側に前後方向に設けたレール部材21にガイドさせて出し入れ際におけるガイド安定化効果をも発揮して引出し3をがたつくことなく出し入れできるものとしている。なお、前記した前遮蔽板6aと後遮蔽板6bの枢動角度規制は継手6cの開口部に前遮蔽板6aと後遮蔽板6bが当接することにより行われる。
20は引出し3のガイド部材であり、このガイド部材20は引出し3の受底部11の左右外側面に取り付けられており、一方、21は前記ガイド部材20を支持するレール部材であって、このレール部材21はキャビネット本体1の内側面に取り付けられるもので、レール部材21は水洗槽2の両側方に配置されるため、水洗槽2と干渉することがないので、引出し3の引き出し量を大きく取ることができる。なお、図において25は引出し3を引き出した時にキャビネット本体1の上部前面の引出し用開口4から水洗槽2その他キャビネット本体1の内部が見えないようにするために必要に応じ設けた目隠しである。
このように構成されたものは、キャビネット本体1の上部開口に嵌め込まれた水洗槽2を用いて野菜等を洗浄することは従来と同様であるが、キャビネット本体1の水洗槽2の前側面と引出し用開口4との間に形成される奥行きの短い空間5内に引出し3を出し入れ自在に装着するものとして、前記引出し3の受底部11内に設けた包丁支持部12に包丁を支持させ、受底部11の他方の空間13に箸や布巾等を収納しておき、必要時に引出し3を引き出して使用できるものであって、この場合、引出し3の上部開口の奥行きが拡がるので受底部11の包丁支持部12の包丁や空間13内の箸や布巾等は容易に出し入れすることができ、また、引出し3を強く出し入れしても、引出し3は水平に出し入れされるので包丁や箸などの小物類が飛び出すことはない。しかも、受底部11の後端に連結されて引出し3の出し入れに伴い受底部11の上方で起伏される小物類落下防止用の遮蔽部材6を設けたことにより、引出し3の強い出し入れにより受底部11内の小物類が踊って前遮蔽板6aにぶつかっても、前下がりの前遮蔽板6aの傾斜に沿って受底部11に戻されることとなり、受底部11外に逸脱落下することはなく、また、引出し3を閉じた状態では前記したように受底部11の後端上に前遮蔽板6aと後遮蔽板6bとが重なって起立された状態に変形して深いポケット部が形成されて受底部11内の小物類がキャビネット本体1の内部に落下することがない。
本発明の好ましい実施の形態を示す一部切欠斜視図である。 同じく引出しを引き出した一部切欠平面図である。 同じく要部を拡大して示す一部切欠断面図である。 本発明に用いられた遮蔽部材の伸縮状態を示す説明図である。 本発明に用いられる包丁支持部を示す斜視図である。 同じく包丁支持部に包丁を支持させた状態を示す背面図である。 本発明をシステムキッチンに取り付けた状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 キャビネット本体
2 水洗槽
3 引出し
4 引出し用開口
5 空間
6 遮蔽部材
6a 前遮蔽板
6b 後遮蔽板
6c 継手
10 前飾板
11 受底部
12 包丁支持部
12a 高段部
12b 低段部
15 刃挿入部
16 傾斜柄受部
20 ガイド部材
21 レール部材

Claims (6)

  1. 上部開口に水洗槽が嵌め込まれたキャビネット本体の上部前面に引出し用開口を形成し、このキャビネット本体の前記水洗槽の前側面と引出し用開口との間に形成される奥行きの短い空間には、引出し用開口を前面から塞ぐ前飾板と、この前飾板の背面に連設されて小物入れ用のポケット部を形成する受底部と、該受底部の後部に連結されて引出し時に前記したポケット部の開口の奥行きを拡げる小物類落下防止用の遮蔽部材とよりなる引出しを装着したことを特徴とする水洗槽付キャビネット。
  2. キャビネット本体が流し台であり、その引出しの受底部に包丁支持部が設けられている請求項1に記載の水洗槽付キャビネット。
  3. 包丁支持部が、高段部と低段部とよりなるものである請求項2に記載の水洗槽付キャビネット。
  4. 包丁支持部が、包丁の刃部を斜めに挿入させる刃挿入部と、この刃挿入部に挿入された包丁の柄端を受けて包丁を傾斜状態に支持する傾斜柄受部とよりなるものである請求項2または3に記載の水洗槽付キャビネット。
  5. 引出しは、その受底部の両側に張設されている後向きのガイド部材をキャビネット本体の内部両側に前後方向に設けたレール部材にガイドさせて出し入れ自在とされたものである請求項1または2または3または4に記載の水洗槽付キャビネット。
  6. 引出し時に開口の奥行きを拡げる小物類落下防止用の遮蔽部材が、受底部の後部に枢着された前遮蔽板とキャビネット本体に後端を枢着された後遮蔽板とを角度規制用の継手に枢着させることにより、引出しの出し入れに伴い前遮蔽板と後遮蔽板とが受底部の後端において山状に屈曲された伏倒状態から重ね合い状に折り畳まれて受底部の後端上に起立された状態に変形するものである請求項1〜5に記載の水洗槽付キャビネット。
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