JP6892337B2 - トイレ収納箱 - Google Patents

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Description

本発明は、トイレ室に設置されるトイレ収納箱に関する。
住宅のトイレ室には、トイレ内で使用する物品を収納するためのトイレ収納箱が設置される。いわゆるオープン棚のようなトイレ収納箱の場合、収納物が丸見えとなるため、棚本体の前面には扉を設けることが望ましい。棚本体の前面に、一般的な開き扉を互いに隣接して配置する場合、閉鎖状態において扉の前面が略面一となるため、引き違いタイプの扉とするよりも美観が向上するという利点がある。その一方で、開き扉の場合、扉の開閉時に便器に干渉しないようにする必要があるため、トイレ収納箱の設置の自由度が制限される。
このような問題を解消するために、特開2010−125062号公報(特許文献1)に示されるように、棚本体の前面側に横方向に並設された第1扉および第2扉の前面を面一としながら、第1扉および第2扉を横方向に移動可能としたキャビネットが従来から提案されている。具体的には、第1扉が、棚本体に対して前面側にスイングしつつ横方向にスライド移動可能に棚本体に取り付けられ、第2扉が、第1扉が開放された状態で、その第1扉があった横方向にスライド移動して開放されるように棚本体に取り付けられている。
特開2010−125062号公報
トイレ収納箱には、一般的に、買い置きしておいたトイレットペーパーや芳香剤などの余剰品、清掃用の洗剤や道具の他、女性用のサニタリー用品など、他人にはあまり見られたくない物(以下「サニタリー用品」という)も収納される。特許文献1のようなトイレ収納箱から物品を取り出す場合、第1扉を全開状態とすると第1扉の奥の収納空間全体が露出し、第2扉を全開状態とすると第2扉の奥の収納空間全体が露出する。
そのため、たとえば余剰品を取り出すために第1扉または第2扉を開放すると、サニタリー用品も丸見えとなってしまうため、外部から隠した状態でサニタリー用品を収納するためには、たとえば不透明の箱や袋に入れた状態で収納しなくてはならない。この場合、サニタリー用品を使用する度に箱や袋からの出し入れが必要となるため、使用者の手間が増える。したがって、使用者は煩わしさを感じる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、使用者の満足度を向上させることのできるトイレ収納箱を提供することである。
この発明のある局面に従うトイレ収納箱は、トイレ室に設置される収納箱であって、上下方向に延びる仕切部材を境界として横方向一方側および他方側にそれぞれ配置された第1の収納空間および第2の収納空間を含む棚本体と、第1の収納空間の前方に位置し、棚本体に対して横方向に移動可能に取り付けられた第1の扉と、第2の収納空間の前方に位置し、棚本体に対して横方向に移動可能に取り付けられた第2の扉とを備える。仕切部材は、第1の扉と第2の扉との境界位置から横方向他方側にずれた位置に配置されている。そのため、第1の収納空間は、第1の扉が全開位置に位置し、かつ、第2の扉が全閉位置に位置する状態において、外部に露出する露出空間と、露出空間と仕切部材との間に位置して第2の扉によって隠される隠蔽空間とを有する。この隠蔽空間は、第2の扉が全開位置に位置する状態においても、第2の扉によって隠される。
好ましくは、トイレ収納箱は、第2の扉の横方向一方方向への移動を、当該第2の扉の横方向他方端部と仕切部材とが整列する位置で停止させる移動規制手段をさらに備える。
好ましくは、第1の扉および第2の扉が全閉位置に位置する状態において、第1の扉の前面および第2の扉の前面は面一状である。
好ましくは、第1の扉は、全閉位置から全開位置まで横方向一方方向に向かって平行移動可能となるように、アーム型のスライドヒンジを介して棚本体に連結されており、第2の扉は、第1の扉が開放状態である場合に、全閉位置から全開位置まで横方向一方方向に直線状にスライド移動可能である。
好ましくは、第1の扉の横幅寸法と第2の扉の横幅寸法とは略同一寸法である。この場合、第2の収納空間の横幅寸法は、第1の収納空間の横幅寸法の2/3以下であることが望ましい。
また、隠蔽空間の横幅寸法は、50mm以上であることが望ましい。あるいは、隠蔽空間の横幅寸法は、第2の収納空間の横幅寸法の1/3以上であることが望ましい。
第1の収納空間は、横方向に延びる棚板を有し、露出空間および隠蔽空間が共通の棚板によって上下方向に仕切られていてもよい。
本発明のトイレ収納箱において、第1の扉の奥に位置する第1の収納空間は、第1の扉が全開された場合、および、第2の扉が全開された場合のいずれにおいても、第2の扉によって隠される隠蔽空間を有する。そのため、この隠蔽空間にたとえばサニタリー用品を収納しておくことで、サニタリー用品の少なくとも一部分を常に隠すことができる。したがって、本発明によれば、使用者の満足度を向上させることが可能となる。
本実施の形態に係るトイレ収納箱がトイレ室に設置された状態を模式的に示す図である。 本実施の形態において、トイレ室内に設置されたトイレ収納箱の横断面である。 (A)は、第1および第2の扉が閉鎖された状態におけるトイレ収納箱の正面図であり、(B)は、第1および第2の扉が取り外された状態におけるトイレ収納箱の正面図である。 第1の扉が全開状態かつ第2の扉が全閉状態である場合におけるトイレ収納箱の正面図である。 第1および第2の扉が全開状態である場合におけるトイレ収納箱の正面図である。 (A),(B)は、第1の扉に取り付けられたスライドヒンジの一例を示す斜視図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
(トイレ収納箱の概略構成について)
はじめに、図1および図2を参照して、本実施の形態に係るトイレ収納箱1の概略構成について説明する。図1は、トイレ室9内に設置されたトイレ収納箱1の外観を模式的に示す図である。図2は、トイレ室9内に設置されたトイレ収納箱1の横断面である。
図1および図2に示されるように、トイレ室9は、便器90の後方に位置する後壁91と、便器90の前方に位置する前壁92と、後壁91および前壁92に横方向両端が接続された一対の側壁93,94とにより区画された部屋である。トイレ室9は、たとえば住宅内に設けられる。
本実施の形態において、トイレ収納箱1は、トイレ室9の床95の上に、一方の側壁93に沿って配置されている。トイレ収納箱1は、側壁93の略全幅に亘って配置されており、トイレ収納箱1の横方向における一部分(図1においてIIIで示す部分)だけが、便器90の側部に対面した状態で配置されている。図2には、トイレ収納箱1の前方方向が矢印A1で示され、トイレ収納箱1の横方向(左右方向)が矢印A2で示されている。なお、ここでは、トイレ収納箱1を正面から見て左方向が、横方向一方方向であり、右方向が、横方向他方方向であるものとする。
トイレ収納箱1は、棚本体2と、棚本体2の前面に配置される複数の扉31,32,33,34とを備える。複数の扉31〜34が全閉位置に位置する状態において、これら扉31〜34の前面は面一状である。これにより、トイレ収納箱1の美観が向上する。
棚本体2は、トイレ室9の後壁91および前壁92にそれぞれ対面する一対の側板21と、一対の側板21の上端に連結された天板25とによってその外郭が形成されている。床95から天板25の上面までの高さはたとえば700mm〜1000mm程度であるため、天板25はカウンターとしても機能する。天板25の一部には、手洗い器5が設けられていてもよい。
棚本体2には、一対の側板21間に、互いに間隔をあけて配置された複数の仕切部材22,23,24が設けられている。仕切部材22,23,24は上下方向に延び、棚本体2の内部空間を横方向に仕切る。これにより、棚本体2の内部空間は、複数の収納空間11,12,13,14に分割される。
収納空間11は、横方向において隣り合う左側の側板21と仕切部材22との間に位置し、その前方に扉31が配置される。収納空間12は、横方向において隣り合う仕切部材22,23の間に位置し、その前方に扉32が配置される。収納空間13は、横方向において隣り合う仕切部材23,24の間に位置し、その前方に扉33が配置される。収納空間14は、横方向において隣り合う仕切部材24と右側の側板21との間に位置し、その前方に扉34が配置される。
相対的に左側に位置する扉31,32は、便器90の真横の位置ではなく、トイレ収納箱1を正面側から見た場合(側壁94側から見た場合)、便器90の位置と重ならない。そのため、扉31,32を、回転軸を中心として回転する一般的な開き扉としても、便器90に干渉しない。図示した例では、扉31はいわゆる観音開き扉であり、左右2枚の扉31a,31bにより構成される。扉32は、たとえば右側端部に設けられた回転軸を中心として開閉可能に取り付けられている。なお、便器90の位置と重ならない位置に設けられる扉は、扉32の上部に設けられた引き出し35のように、引き出し式としてもよい。
これに対し、相対的に右側に位置する扉33,34は、便器90の真横の位置に配置され、トイレ収納箱1を正面側から見た場合、便器90の位置と重なる。そのため、扉33,34は、開閉時に便器90に干渉しないように、棚本体2に対して横方向に移動可能に取り付けられている。以下の説明において、左側の扉33を第1の扉33、右側の扉34を第2の扉34という。
第1の扉33は、アーム型のスライドヒンジ4を介して棚本体2に連結されている。そのため、第1の扉33は、図2の想像線で示すように、全閉位置から全開位置まで左方向に向かって平行移動可能である。第2の扉34は、第1の扉33が全開位置に位置する状態において、全閉位置から全開位置まで左方向に直線状にスライド移動可能である。第2の扉34は、たとえば、棚本体2に設けられたスライドレール(図示せず)に沿ってスライド移動する。
第1の扉33のスライドヒンジ4としては、たとえば、特開2012−67598号公報に記載されたスライドヒンジ(スガツネ工業株式会社)を用いることができる。図6(A)には、全閉状態におけるスライドヒンジ4が示され、図6(B)には、全開状態におけるスライドヒンジ4が示されている。
図6に示されるように、第1の扉33は、上下2つのスライドヒンジ4を介して棚本体2の仕切部材23に支持されている。各スライドヒンジ4は、仕切部材23に固定された棚側ユニット44と、第1の扉33の裏面33aに固定された扉側ユニット45と、これらのユニット44,45間に設けられた第1、第2、および第3リンク41,42,43とを有している。また、上側に配置されたスライドヒンジ4の第1リンク41と、下側に配置されたスライドヒンジ4の第1リンク41とは、互いに同期して回転するよう、互いの同一箇所が連結板46によって連結されている。これにより、2つのスライドヒンジ4が互いに補強されている。
第1の扉33は、このようなスライドヒンジ4によって、左隣の扉32と右隣の第2の扉34との間の全閉位置から、前方側にスイングしつつ左方向に平行移動可能となる。第1の扉33は、全開位置において、左側の扉32の前方に位置する。第2の扉34は、第1の扉33が開放状態である場合に、左方向にスライド移動可能である。
図2に示されるように、第1の扉33の奥の収納空間13(以下「第1の収納空間13」という)は便器90の着座部(便座)90aの真横に位置する。また、第2の扉34の奥の収納空間14(以下「第2の収納空間14」という)は便器90の着座部90aよりも後方のタンク部90bの真横に位置する。便器90の着座部90aに座った状態で手が届き得る第1の収納空間13は、使用頻度が高い物品(たとえばトイレットペーパーなど)用の収納空間として用いることができる。便器90の真横の収納空間が一つの大空間として形成される場合、使用者の手が届き難い空間(タンク部90bの真横の空間)がデッドスペースとなるが、本実施の形態では、仕切部材24によって、便器90の真横の収納空間が左右に分割されているため、タンク部90bの真横の第2の収納空間14を、使用頻度の低い物品(たとえば芳香剤などの余剰品)用の収納空間として活用することができる。
ここで、一般的なトイレ収納箱においては、横方向移動する扉が全開状態であれば、その奥の収納空間の略全体が露出する。これに対し、本実施の形態のトイレ収納箱1においては、第1および第2の扉33,34が全開状態であっても露出することなく隠される空間、すなわち隠蔽空間を設けている。このような隠蔽空間について、以下に詳細に説明する。
(隠蔽空間について)
図3〜図5を参照して、トイレ収納箱1に設けられた隠蔽空間について説明する。図3(A)は、第1および第2の扉33,34が閉鎖された状態におけるトイレ収納箱1の正面図であり、図3(B)は、第1および第2の扉33,34が取り外された状態におけるトイレ収納箱1の正面図である。図4は、第1の扉33が全開状態かつ第2の扉34が全閉状態である場合におけるトイレ収納箱1の正面図であり、図5は、第1の扉33および第2の扉34が全開状態である場合におけるトイレ収納箱1の正面図である。なお、図3〜図5には、図1のIII部分を含むトイレ収納箱1の一部が拡大して示されている。また、図3〜図5において、全閉状態における第1および第2の扉33,34の境界位置が一点鎖線で示されている。
図3(B)に示されるように、第1および第2の収納空間13,14を仕切る仕切部材24は、第1および第2の扉33,34の境界位置から右側(横方向他方側)にずれた位置に配置されている。そのため、第1の収納空間13の横幅寸法L3は第1の扉33の横幅寸法L1よりも大きく、第2の収納空間14の横幅寸法L4は第2の扉34の横幅寸法L2よりも小さい。
仕切部材24がずれて配置されることにより、便器90の着座部90aの真横に位置する第1の収納空間13を、タンク部90bの真横に位置する第2の収納空間14よりも大きくすることができる。したがって、トイレ収納箱1の内部空間を効率的に使用することが可能となる。
また、仕切部材24がずれて配置されることにより、図4に示されるように、第1の扉33が全開位置に位置する場合に、第1の収納空間13のうちの一部分が露出し、残りの部分が第2の扉34によって隠される。つまり、第1の収納空間13は、第1の扉33が全開位置に位置し、かつ、第2の扉34が全閉位置に位置する状態において、外部に露出する露出空間13aと、第2の扉34によって隠される隠蔽空間13bとを有する。
隠蔽空間13bは、露出空間13aと仕切部材24との間に位置する空間であり、露出空間13aと仕切りなく連通している。そのため、図3(B)に示されるように、第1の収納空間13は、横方向に延びる少なくとも1つの棚板71を有する場合、露出空間13aおよび隠蔽空間13bが共通の棚板71によって上下方向に仕切られる。
本実施の形態では、第1および第2の扉33,34の横幅寸法L1,L2は略同一寸法である。この場合、第2の収納空間14の横幅寸法L4は、第1の収納空間13の横幅寸法L3の2/3以下であることが望ましく、1/2以下であることがさらに望ましい。隠蔽空間13bの横幅寸法L6は、露出空間13aの横幅寸法L5未満であるが、仕切部材24を介して隣接する第2の収納空間14の横幅寸法L4の1/3以上であることが望ましい。
なお、第1および第2の扉33,34の横幅寸法L1,L2の大きさが比較的大きい場合などにおいては、隠蔽空間13bの横幅寸法L6は、第2の収納空間14の横幅寸法L4の1/3未満であってもよい。また、第1および第2の扉33,34の横幅寸法L1,L2は、互いに異なっていてもよい。いずれの場合であっても、隠蔽空間13bの横幅寸法L6は、50mm以上150mm以下であることが望しく、80mm以上であることがより望ましい。
ここで、図5に示されるように、この隠蔽空間13bは、第2の扉34が全開位置に位置する状態においても、第2の扉34によって隠される。つまり、トイレ収納箱1には、第2の扉34の左方向への移動を途中で停止させるためのストッパ6が設けられている。
ストッパ6は、第2の扉34の左方向への移動を、当該第2の扉34の右端部(横方向他方端部)34aと仕切部材24とが整列する位置で停止させる移動規制手段である。このようなストッパ6が設けられるため、図5に示されるように、第2の扉34は、全開位置においても第1の扉33の右端部から離れている。このように、第2の扉34の可動範囲を制限することにより、第2の扉34が、第1の扉33の裏面33aに設けられたスライドヒンジ4に干渉することも防止できる。
ストッパ6は、たとえば、第2の扉34用のレール60内に設けられた、いわゆるキャッチ付きストッパである。この場合、第2の扉34の開方向(左方向)の移動は、第2の扉34の左端部がストッパ6に当たった時点で停止し、その位置で保持される。なお、第2の扉34の裏面上端には、レール60に係合する金具(図示せず)が取り付けられており、仕切部材24の上端には、この金具との干渉を避けるための切欠き部24aが設けられている。
このようなストッパ6が第2の扉34用に設けられているため、第2の扉34が全開位置に位置する状態において、第2の収納空間14の全体を露出可能としつつ、第1の収納空間13の隠蔽空間13bを第2の扉34によって隠すことが可能となる。なお、第2の収納空間14においても、横方向に延びる少なくとも1つの棚板72が設けられていてもよい。
このように、第1の収納空間13の一部に、常に第2の扉34によって隠される隠蔽空間13bが形成される。そのため、第1の収納空間13のうち隠蔽空間13bに収納された物品を、外部から見えなくすることができる。図3(B)には、第1および第2の収納空間13,14に収納された収納物が概念的に示されている。
第1の収納空間13のうち、露出空間13aに、余剰品であるトイレットペーパー81が収納され、隠蔽空間13bには、他人に見られたくないような物品、たとえばサニタリー用品82が収納されている。つまり、使用者は、サニタリー用品82を第1の収納空間13に隠して仕舞うことができる。また、隠蔽空間13bの横幅が比較的小さく、サニタリー用品82の全体が隠蔽空間13bに収まらずに露出空間13aに食み出す場合であっても、少なくとも一部が常に隠されるため、サニタリー用品82が丸見えとなるよりも使用者の満足度を高めることができる。
また、本実施の形態では、図2に示されるように、隠蔽空間13bは、便器90の着座部90aの真横において、露出空間13aの右隣に配置されている。つまり、露出空間13aよりも便器90の後方寄り(タンク部90b寄り)に配置されている。そのため、第1の扉33が全開位置に位置する状態において、使用者は、便器90の着座部90aに座ったまま、露出空間13aに手を突っ込み、便器90の後方側に手を回り込ませることによって、隠蔽空間13bから収納物を取り出すことができる。したがって、本実施の形態によれば、第1の収納空間13の使い勝手を低下させることなく、サニタリー用品82を隠して仕舞うことができる。
以上説明したトイレ収納箱1によれば、棚本体2の内部の全収納空間をフル活用できるとともに、便器90の真横の第1の収納空間13に、サニタリー用品などを隠して仕舞える『気遣いのある収納スペース』としての隠蔽空間13bが形成される。そのため、トイレ室9を使用する使用者(住宅の居住者)の満足度を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、第2の扉34は、第1の扉33が全開位置に位置する状態においてのみ開放可能な扉であることとしたが、第1の扉33が全閉位置に位置する状態においても開放可能な扉であってもよい。たとえば、第1および第2の扉は、直線状にスライド移動する引き違い戸を構成してもよい。
また、第1および第2の扉33,34が、便器90の真横に位置する扉であることとしたが、限定的ではない。第1および第2の扉33,34は、トイレ収納箱1を正面側から見て、便器90と重ならない位置に位置する扉であってもよい。あるいは、トイレ収納箱1は、トイレ室9の床95に設置されるカウンタータイプのキャビネットであることとしたが、限定的ではなく、吊り下げタイプのキャビネットであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 トイレ収納箱、2 棚本体、4 スライドヒンジ、5 手洗い器、6 ストッパ、9 トイレ室、11〜14 収納空間、13a 露出空間、13b 隠蔽空間、21 側板、22〜24 仕切部材、25 天板、31〜34 扉、71,72 棚板、90 便器、91 壁、91 後壁、92 前壁、93,94 側壁、95 床。

Claims (7)

  1. トイレ室に設置される収納箱であって、
    上下方向に延びる仕切部材を境界として横方向一方側および他方側にそれぞれ配置された第1の収納空間および第2の収納空間を含む棚本体と、
    前記第1の収納空間の前方に位置し、前記棚本体に対して横方向に移動可能に取り付けられた第1の扉と、
    前記第2の収納空間の前方に位置し、前記棚本体に対して横方向に移動可能に取り付けられた第2の扉とを備え、
    前記仕切部材は、前記第1の扉と前記第2の扉との境界位置から横方向他方側にずれた位置に配置されており、
    前記第1の収納空間は、前記第1の扉が全開位置に位置し、かつ、前記第2の扉が全閉位置に位置する状態において、外部に露出する露出空間と、前記露出空間と前記仕切部材との間に位置して前記第2の扉によって隠される隠蔽空間とを有し、
    前記隠蔽空間は、前記第2の扉が全開位置に位置する状態においても、前記第2の扉によって隠される、トイレ収納箱。
  2. 前記第2の扉の横方向一方方向への移動を、当該第2の扉の横方向他方端部と前記仕切部材とが整列する位置で停止させる移動規制手段をさらに備える、請求項1に記載のトイレ収納箱。
  3. 前記第1の扉および前記第2の扉が全閉位置に位置する状態において、前記第1の扉の前面および前記第2の扉の前面は面一状である、請求項1または2に記載のトイレ収納箱。
  4. 前記第1の扉は、全閉位置から全開位置まで横方向一方方向に向かって平行移動可能となるように、アーム型のスライドヒンジを介して前記棚本体に連結されており、
    前記第2の扉は、前記第1の扉が開放状態である場合に、全閉位置から全開位置まで横方向一方方向に直線状にスライド移動可能である、請求項3に記載のトイレ収納箱。
  5. 前記第1の扉の横幅寸法と前記第2の扉の横幅寸法とは略同一寸法であり、
    前記第2の収納空間の横幅寸法は、前記第1の収納空間の横幅寸法の2/3以下である、請求項1〜4のいずれかに記載のトイレ収納箱。
  6. 前記隠蔽空間の横幅寸法は、50mm以上である、請求項1〜5のいずれかに記載のトイレ収納箱。
  7. 前記第1の収納空間は、横方向に延びる棚板を有し、
    前記露出空間および前記隠蔽空間が共通の前記棚板によって上下方向に仕切られる、請求項1〜6のいずれかに記載のトイレ収納箱。
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