JP4979721B2 - 自走式舗装機械 - Google Patents

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Description

本発明は自走式舗装機械に関するものであり、特に、受入ホッパに投入された舗装材を単数又は複数のチャージング用のホッパに積み込むチャージングフィーダを備えた自走式舗装機械に関するものである。
従来、1回の舗装作業で複数種類の舗装材を敷き均す場合、複数のホッパとスクリードを搭載した舗装機械が使用される(例えば、特許文献1、2、3参照)。
特許文献1は、標準に搭載されているベースホッパを取り外し、その取り外した位置に、下層用舗装材を貯留する第1ホッパと上層用舗装材を貯留する第2ホッパとを備えた付属ホッパ装置を取り付けるとともに、標準に搭載されているベーススクリードの後部位置に、レベリングアームと付属スクリードとを備えた付属スクリード装置を取り付ける構成が開示されている。
特許文献2は、支持層材料用の材料蓄え容器(ホッパ)とカバー層材料用の材料蓄え容器とを搭載し、それぞれの材料を別々の敷設プレート(タンパプレート)で敷設する構成であり、中継蓄え容器からベルトコンベヤによってそれぞれの材料蓄え容器へ交互に供給する構成が開示されている。
特許文献3は、前側ホッパ(第1ホッパ)と後側ホッパ(第2ホッパ)とが自走車両に設けられた敷均機械(舗装機械)において、舗装材の積込フィーダ(チャージングフィーダ)が積込フレームの下端を受入ホッパに連結して設けられ、積込フレームの下端と排出端との中間部分に排出口が形成され、排出口に開閉蓋が開閉自在に設けられた舗装材の積込装置が、積込フィーダの排出口を前側ホッパの上方に、積込フィーダの排出端を後側ホッパの上方にそれぞれ位置させて自走車両に搭載された敷均機械が開示されている。
特許第3548129号公報 特表2002−504636号公報(第7〜9頁、図7〜図9) 特許第3471597号公報
特許文献1は、必要に応じて、付属ホッパ装置および付属スクリード装置を取り付けることにより、複数層の敷き均しを行うことができるが、ホッパに舗装材を供給するチャージングフィーダを取り付ける構造にはなっていない。
特許文献2は、敷設装置を組付けることにより、複数の材料蓄え容器(ホッパ)とチャージングフィーダを備えて、中継蓄え容器からそれぞれの材料蓄え容器へ交互に供給することができるが、敷設装置を組付ける際に、既設の材料蓄え容器や運転席を取り外す必要がある。
特許文献3は、チャージングフィーダが枢着ピンで支持され、起倒用シリンダの作動で上下に起倒できるように形成されている。したがって、積込装置の不使用時に積込フィーダの高さを低くでき、敷均機械をトレーラに積載して輸送する際に、積載高さを低く抑えることができる。しかし、チャージングフィーダの枢着ピンの結合部分が、前側ホッパの凹部に囲われているため、枢着ピンを引き抜いてチャージングフィーダを着脱することは極めて困難である。
ここで、アスファルトなどの舗装材を第1ホッパと第2ホッパに収容し、1回の舗装作業で1乃至2種類の舗装材を敷き均すためには、大きなエンジン出力が必要であり、一般に、2つのエンジンを搭載している。したがって、敷均機械の重量が嵩むことになる。
従来の此種大型の舗装機械は、エンジン出力が132〜140kw程度のエンジンを2基搭載しており、重量が27〜28トンになる。舗装機械を積載するトレーラも大型であるため車両重量が22〜23トンあり、舗装機械を積載したトレーラの総重量は49〜51トンにもなる。
国内の道路を通行する車両は、道路法により車両の幅や総重量などに制限が課せられており、一般的制限値を超える車両は、道路管理者の許可(特殊車両通行許可)が必要になる。特殊車両通行許可の取得については幾つかの段階があり、総重量が45トンを超えると下記のように許可申請が難しくなる。
このような理由から、総重量を45トン以下に抑えるために、舗装機械自体の重量を23トン程度まで軽量化することが望まれている。舗装機械を小型にして軽量化を図ることも考えられるが、その場合は、舗装幅や施工時間などの舗装能力が低下することになる。
そこで、従来と同程度の舗装能力を保持したまま、チャージングフィーダを着脱可能に形成し、舗装機械の運搬時にはチャージングフィーダを取り外すことにより、積載状態をコンパクトにするとともに積載重量を軽量化して、特殊車両通行許可の取得を容易にするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、受入ホッパに投入された舗装材を第1ホッパまたは第2ホッパに積み込むチャージングフィーダと、前記第1ホッパまたは第2ホッパの舗装材を機体後方の施工面へ搬送する各コンベヤと、第1ホッパの舗装材を施工面に拡散させる前側スクリュースプレッダおよび第2ホッパの舗装材を施工面に拡散させる後側スクリュースプレッダと、前側スクリュースプレッダで拡散された舗装材および後側スクリュースプレッダで拡散された舗装材を敷き均す前側スクリードおよび(または)後側スクリードとから成る舗装装置を備えた自走式舗装機械であって、前記舗装装置と自走用走行装置の各油圧アクチュエータに油圧ポンプを介して動力を供給するエンジンを搭載した自走式舗装機械において、
前記チャージングフィーダは、その長手方向の略中間位置に取付部を下方に突出して設け、舗装機械のハウスカバーの上部に設けた固定部に前記取付部を枢着ピンにて結合し、前記チャージングフィーダを着脱可能に形成することによって、舗装機械の運搬時にチャージングフィーダを取り外して積載重量を軽量化できるようにしたことを特徴とする自走式舗装機械を提供する。
この構成によれば、チャージングフィーダの下方へ突出して設けられた取付部が、ハウスカバーの上部に設けた固定部に枢着ピンにて結合されており、該枢着ピンの結合部分がハウスカバーから露出しているため、枢着ピンの引き抜きあるいは挿入操作が容易であり、チャージングフィーダが着脱可能に形成されている。したがって、舗装機械、例えば、マルチペーバの運搬時にはチャージングフィーダを取り外すことにより、積載状態がコンパクトになるとともに、積載重量も軽量化できる。
また、大能力を必要とする施工では、チャージングフィーダを取り外してエンジンの負荷を軽減し、舗装材の供給は別の専用機械を使用する。一方、大能力を必要としない施工では、機械本体にチャージングフィーダを一体的に取り付けて、該チャージングフィーダにて舗装材を供給しながら施工する。
請求項2記載の発明は、受入ホッパに投入された舗装材をチャージング用ホッパに積み込むチャージングフィーダと、前記チャージング用ホッパ内の舗装材を機体後方の施工面へ搬送するコンベヤと、該コンベヤで搬送された舗装材を施工面に拡散させるスクリュースプレッダと、該スクリュースプレッダで拡散された舗装材を敷き均すスクリードとから成る舗装装置を備えた自走式舗装機械であって、前記舗装装置と自走用走行装置の各油圧アクチュエータに油圧ポンプを介して動力を供給するエンジンを搭載した自走式舗装機械において、
前記チャージングフィーダは、その長手方向の略中間位置に取付部を下方に突出して設け、舗装機械の前記チャージング用ホッパの前部に設けた固定部に前記取付部を枢着ピンにて結合し、
該固定部は、前記チャージング用ホッパの前部に固定された下部ブラケットと、該下部ブラケットに設けられた前後方向の支持軸と、該支持軸に対して左右揺動可能に取り付けられた上部ブラケットと、該上部ブラケットの左右両端部に設けられて、前記枢着ピンを回動自在に支持する軸受部とから成り、前記チャージングフィーダを着脱可能に形成することによって、舗装機械の運搬時にチャージングフィーダを取り外して積載重量を軽量化できるようにしたことを特徴とする自走式舗装機械を提供する。
この構成によれば、チャージングフィーダの下方へ突出して設けられた取付部が、チャージング用ホッパの前部に設けた固定部に枢着ピンにて結合されており、該枢着ピンの結合部分がチャージング用ホッパから露出しているため、枢着ピンの引き抜きあるいは挿入操作が容易であり、チャージングフィーダが着脱可能に形成されている。したがって、舗装機械、例えば、アスファルトフィニッシャの運搬時にはチャージングフィーダを取り外すことにより、積載状態がコンパクトになるとともに、積載重量も軽量化できる。
また、大能力を必要とする施工では、チャージングフィーダを取り外してエンジンの負荷を軽減し、舗装材の供給は別の専用機械を使用する。一方、大能力を必要としない施工では、機械本体にチャージングフィーダを一体的に取り付けて、該チャージングフィーダにて舗装材を供給しながら施工する。更に、チャージングフィーダは枢着ピンを介して機体側の固定部に回動自在に連結されているので、チャージングフィーダのピン連結部分はユニバーサルジョイント機構と同様な作用を有し、車輪にて走行中に道路の凹凸面に柔軟に追従して動作する。
請求項1記載の発明は、チャージングフィーダが枢着ピンの結合にて着脱容易に形成されているので、例えば、マルチペーバ等の運搬時にはチャージングフィーダを取り外すことにより、積載状態がコンパクトになるとともに、積載重量も軽量化できる。したがって、特殊車両通行許可の取得が容易となる。
また、チャージングフィーダの着脱操作が容易であることから、大能力の施工では舗装材の供給は別の専用機械を使用し、チャージングフィーダを取り外してエンジンの負荷を軽減することが可能である。
請求項2記載の発明は、チャージングフィーダが枢着ピンの結合にて着脱容易に形成されているので、請求項1記載の発明の効果と同等の効果、即ち、例えば、アスファルトフィニッシャ等の運搬時にはチャージングフィーダを取り外すことにより、積載状態がコンパクトになると共に積載重量も軽量化でき、トレーラ等によるアスファルトフィニッシャ等の搬送が容易となる。
また、チャージングフィーダの着脱操作が容易であることから、大能力の施工では舗装材の供給は別の専用機械を使用し、チャージングフィーダを取り外してエンジンの負荷を軽減することが可能である。更に、チャージングフィーダの回動自在なピン連結部分は、自在継ぎ手機構と同様な役割を奏しうるので、構造がきわめて簡単でありながら、路面上の凹凸を車輪にて走行する場合でも、該凹凸面に応じてチャージングフィーダは容易、且つ、円滑に追従動作することができる。
本発明に係る自走式舗装機械の実施例1としてチャージングフィーダを取り付けた状態のマルチペーバを示す側面図。 実施例1に係るチャージングフィーダの取付部分の拡大図であり、(A)は側面図、(B)は正面図。 図1のチャージングフィーダを取り外した状態のマルチペーバを示す側面図。 本発明に係る自走式舗装機械の実施例2としてチャージングフィーダを取り付ける前の状態のアスファルトフィニッシャを示す概略構成を示す側面図。 実施例2に係るアスファルトフィニッシャにチャージングフィーダを取り付けた状態を示す要部平面図。 図5のB矢視図。 実施例2に係るチャージングフィーダの取付部分の拡大図であり、(A)は側面図、(B)は正面図。
本発明は、従来と同程度の舗装能力を保持したまま、チャージングフィーダを着脱可能に形成し、舗装機械の運搬時にはチャージングフィーダを取り外すことにより、積載状態をコンパクトにするとともに積載重量を軽量化して、特殊車両通行許可の取得を容易にするという目的を達成するために、受入ホッパに投入された舗装材を第1ホッパまたは第2ホッパに積み込むチャージングフィーダと、前記第1ホッパまたは第2ホッパの舗装材を機体後方の施工面へ搬送する各コンベヤと、第1ホッパの舗装材を施工面に拡散させる前側スクリュースプレッダおよび第2ホッパの舗装材を施工面に拡散させる後側スクリュースプレッダと、前側スクリュースプレッダで拡散された舗装材および後側スクリュースプレッダで拡散された舗装材を敷き均す前側スクリードおよび(または)後側スクリードとから成る舗装装置を備えた自走式舗装機械であって、前記舗装装置と自走用走行装置の各油圧アクチュエータに油圧ポンプを介して動力を供給するエンジンを搭載した自走式舗装機械において、前記チャージングフィーダは、その長手方向の略中間位置に取付部を下方へ突出して設け、舗装機械のハウスカバーの上部に設けた固定部に前記取付部を枢着ピンにて結合し、前記チャージングフィーダを着脱可能に形成した。
以下、本発明の自走式舗装機械について好適な実施例を挙げて説明する。図1は自走式舗装機械の一例としてマルチペーバ10を示す側面図である。該マルチペーバ10は左右一対のクローラ11に支持された車体(機体)12を有し、該車体12には前記クローラ11の略中央位置の上部にエンジン13が搭載されている。当該舗装機械が自走する際は、前記エンジン13のエンジン出力により、走行装置を構成する走行モータ14が回転して、クローラ11が駆動されて車体12が自走する。
マルチペーバ10は、1回の舗装作業で異なる2種類の舗装材を同時にまたは同種類の舗装材を同時に上下2層に敷き均すことができるように、それぞれの舗装材を収容するための複数のホッパと、敷き均し装置が備えられている。同図に示すように、車体12の前部(図中左方部)に第1ホッパ15が設けられ、該第1ホッパ15の後上部に、第2ホッパ16が設けられている。すなわち、エンジン13の前側で低い位置に第1ホッパ15が設置され、エンジン13の後側で高い位置に第2ホッパ16が設置されている。
前記車体12の前側には、舗装材の受入ホッパ17とチャージングフィーダ18が設けられている。チャージングフィーダ18は、前部を低く後部を高く傾斜して取り付けられている。チャージングフィーダ18はエンジン13の必要なエンジン出力にて駆動され、ダンプカー(図示せず)から受入ホッパ17に投入された舗装材をチャージングフィーダ18の上方へ移送する。
ここで、チャージングフィーダ18には移送経路の途中に排出口18bが開閉自在に設けられており、排出口18bを閉鎖した状態では、受入ホッパ17から移送されてくる舗装材はすべてチャージングフィーダ18の上端まで移送され、上端に設けた排出部18aから舗装材を排出して第2ホッパ16へ供給する。
排出口18bを閉鎖した状態では、受入ホッパ17からチャージングフィーダ18の一番高い位置まで舗装材を移送するため、第2ホッパ16へ舗装材を供給するときは、チャージングフィーダ18を高速運転でフル稼働し、前記エンジン13の1台分のエンジン出力を必要とする。
これに対して、チャージングフィーダ18の排出口18bを開放すると、受入ホッパ17から移送されてくる舗装材が途中に設けた排出口18bから排出されて、第1ホッパ15に収容される。排出口18bを開放した状態では、受入ホッパ17から移送されてくる舗装材は、すべて第1ホッパ15に収容されるが、チャージングフィーダ18の低い位置までしか舗装材を移送しないので、チャージングフィーダ18は低速運転でよく、必要とされるエンジン出力は比較的少ない。
また、チャージングフィーダ18は枢着ピン19にて車体12に支持されており、該枢着ピン19を回動中心として上下に起倒自在に形成されている。枢着ピン19の結合部分がハウスカバー20から露出しているため、後述するように、枢着ピン19の引き抜きあるいは挿入操作が容易であり、チャージングフィーダ18が着脱可能に形成されている。
ここで、前記第2ホッパ16は第1ホッパ15よりも収容量が大に形成され、ほぼ2倍の収容量を有している。例えば、第1ホッパ15の収容量が3m3であるとすれば、第2ホッパ16の収容量は6m3程度となる。これは、前述したように、第2ホッパへ舗装材を供給するときは大きなエンジン出力を必要とするため、異なる2種類の舗装材を敷き均す場合に、予め第2ホッパ16に多量の舗装材を収容しておき、マルチペーバ10の自走中は第2ホッパ16へ舗装材を供給しないようにするためである。
チャージングフィーダ18の駆動にて第1ホッパ15に収容される舗装材は、バーフィーダコンベヤ(図示せず)の駆動により前側スクリュースプレッダ22へ送られて道路の施工面に拡散され、該前側スクリュースプレッダ21で拡散された舗装材は前側スクリード22で敷き均される。また、第2ホッパ16に収容された舗装材は、車体12の進行方向に回転軸が設置されたスクリューコンベヤ23の駆動により後側スクリュースプレッダ24へ送られて道路の施工面に拡散され、該後側スクリュースプレッダ24で拡散された舗装材は後側スクリード25で敷き均される。
大能力を必要としない施工では、上述したように、車体12にチャージングフィーダ18を一体的に取り付け、該チャージングフィーダ18にて舗装材を補給しながら、車体12が自走して舗装作業を行う。これに対して、大能力を必要とする施工では、前述したように、枢着ピン19を引き抜いてチャージングフィーダ18を取り外し、エンジンの負荷を軽減した状態にし、舗装材の供給は別の専用機械を使用する。
図2は、チャージングフィーダ18の取付部分の拡大図であり、チャージングフィーダ18は、その長手方向の略中間位置に取付部40を下方へ突出して設け、ハウスカバー20の上部に設けられている固定部50に枢着ピン19にて結合されている。
前記取付部40は、チャージングフィーダ18の底面部の幅方向に垂設され左右一対のブラケット41,41からなり、一方、前記固定部50は、ハウスカバー20の上面部の前後方向に離間して立設された一対の下部ブラケット51,51と、該下部ブラケット51,51間の前後方向に設けられた支持軸52と、該支持軸52に対して幅方向に揺動可能に取り付けられた上部ブラケット53と、該上部ブラケット53の左右両端に設けられて、前記枢着ピン19の両端部を支持する軸受部54とから構成されている。なお、符号42,55はそれぞれ回り止めである。
次に、本発明に係るマルチペーバ10を運搬する場合は、道路法による特殊車両通行許可の取得を容易にするために、チャージングフィーダ18を取り外して、積載状態をコンパクトにするとともに積載重量を軽量化する。
前述したように、チャージングフィーダ18が枢着ピン19にて結合されており、該枢着ピン19の結合部分がハウスカバー20から露出しているため、枢着ピン19の引き抜きあるいは挿入操作が容易である。
例えば、図示しないクレーンによってチャージングフィーダ18を吊り下げ状態に支持し、前記枢着ピン19の回り止め42を外して枢着ピン19を何れか一方へ引き抜けば、前記取付部40と固定部50とのピン結合が解除されて、チャージングフィーダ18を容易に取り外すことができる。
斯くして、図3に示すように、チャージングフィーダ18を取り外したマルチペーバ10は、積載状態がコンパクトになるとともに積載重量も軽量化でき、運搬に際して特殊車両通行許可の申請が簡単になり、許可の取得までの時間も短縮される。また、昼間の通行および高速道路の通行が可能となるので、搬送が容易となる。
次に、本発明の自走式舗装機械としてアスファルトフィニッシャに適用した他の実施例を図4乃至図7に従って説明する。尚、本実施例に係るアスファルトフィニッシャは、前記実施例と同様に、舗装装置と自走用走行装置の各油圧アクチュエータに油圧ポンプを介して動力を供給するエンジンが搭載され、アスファルトフィニッシャが自走する際は、エンジンの出力により、後輪及び前輪が回転してアスファルトフィニッシャが自走するように構成されている。
図4に示すように、アスファルトフィニッシャ60の舗装装置は、走行用車輪66,66付きの受入ホッパ67(図5参照)に投入された舗装材Kが積み込まれるチャージング用ホッパ61を備え、チャージング用ホッパ61はアスファルトフィニッシャ60の前部に設置されている。
そして、アスファルトフィニッシャ60の下部におけるチャージング用ホッパ61の後方には、該チャージング用ホッパ61に積み込まれた舗装材Kを機体後方の道路施工面へ搬送するコンベヤ62と、該コンベヤ62で搬送された舗装材Kを道路施工面に拡散させるスクリュースプレッダ63と、該スクリュースプレッダ63で拡散された舗装材Kを道路施工面上に平滑に敷き均すスクリード64とが順次設けられている。
図5はアスファルトフィニッシャ60の前側にチャージングフィーダ68を取り付けた状態を示す。チャージングフィーダ68は、受入ホッパ67に投入された舗装材をチャージング用ホッパ61に積み込むものであって、前部よりも後部が高くなるように所定角度で傾斜している。
又、チャージングフィーダ68は、図6に示すように、無端チェーンにて回転移動する移送用コンベア57を備え、エンジン58の出力にて駆動されることにより、ダンプカー59から受入ホッパ67に投入された舗装材をチャージングフィーダ68の上方へ移送する。そして、チャージングフィーダ68の上端部に設けた排出端から舗装材を排出することで、チャージング用ホッパ61内に舗装材が積み込まれる。
図7(A),(B)はチャージングフィーダ68の取付部分の拡大図である。尚、チャージングフィーダ68の取付部分の基本的な構成は、上記図2(A),(B)の構成と一部を除いて同様であるので、それと同様な構成要素については同一符号を付して説明するものとする。前記チャージングフィーダ68は、その長手方向の略中間位置に取付部40を下方へ突出して設けられている。又、該取付部40は、チャージング用ホッパ61の前端部に設けられている固定部50に枢着ピン19にて結合されている。
前記取付部40は、チャージングフィーダ68の底面部の幅方向(機体の左右幅方向LR)に垂設された左右一対のブラケット41,41からなる。一方、前記固定部50は、チャージング用ホッパ61の前端部、図示例では前端側鉛直面(チャージング用ホッパ61の前端部上面も可能)に固設され、且つ、前後方向に互いに離間する一対の突起部51A,51Aを有する下部ブラケット51と、該一対の突起部51A,51A間に設けられた前後方向の支持軸52と、該支持軸52に対して前記左右幅方向に揺動可能に取り付けられた上部ブラケット53と、該上部ブラケット53の左右両端部に設けられて、前記枢着ピン19を回動自在に支持する軸受部54,54とから成り、前記チャージングフィーダ68をアスファルトフィニッシャ60の機体に対して着脱可能に形成した。本実施例に係る軸受部54,54は、上記枢着ピン19の左右両端部を回動自在、且つ、所定量だけ軸移動できるように、若干の遊びをもって枢着ピン19を水平に支持している。なお、符号42,55はそれぞれ回り止めである。
叙上の如く本発明によると、チャージングフィーダ68の下方へ突出して設けられた取付部40が、チャージング用ホッパ61の前端部に設けた固定部50に枢着ピン19にて結合されているので、該枢着ピン19の結合部分がチャージング用ホッパ61から露出している。このため、枢着ピン19の引き抜き操作若しくは挿入操作が容易であり、チャージングフィーダ68が着脱可能に形成されている。斯くして、アスファルトフィニッシャ60の運搬時にはチャージングフィーダ68を取り外すことにより、積載状態がコンパクトになると共に積載重量も軽量化でき、依って、例えば、トレーラ等によるアスファルトフィニッシャ60の搬送が容易となるメリットを有する。
また、大能力を必要とする施工の場合では、チャージングフィーダ68を取り外してエンジン58の負荷を軽減し、舗装材の供給は別の専用機械を使用する一方、大能力を必要としない施工の場合では、機械本体にチャージングフィーダ68を一体的に取り付けて、該チャージングフィーダ68にて舗装材を供給しながら施工することができる。
又、チャージングフィーダ68は枢着ピン19を介して回動可能かつ軸移動自在に連結されているので、構造が極めて簡単でありながら、チャージングフィーダ68のピン連結機構はユニバーサルジョイント機構と同様な自在継ぎ手として機能しうる。従って、チャージングフィーダ68の前端部が車輪66,66にて道路上の凹凸面を走行する場合でも、該凹凸面に応じてチャージングフィーダ68がフレキシブルに上下動及び左右動して容易迅速かつ円滑に追従動作することができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
本発明は、受入ホッパに投入された舗装材を単数又は複数のホッパに積み込むチャージングフィーダを備えた自走式舗装機械であれば、マルチペーバ及びアスファルトフィニッシャに限らず、コンクリートフィニッシャ等の他の自走式舗装機械にも全て適用可能である。
10 マルチペーバ(自走式舗装機械)
11 クローラ(走行装置)
12 車体
13 エンジン
14 走行モータ(走行装置)
15 第1ホッパ
16 第2ホッパ
17 受入ホッパ
18 チャージングフィーダ
19 枢着ピン
20 ハウスカバー
21 前側スクリュースプレッダ
22 前側スクリード
23 スクリューコンベヤ
24 後側スクリュースプレッダ
25 後側スクリード
40 取付部
41 ブラケット
50 固定部
51 下部ブラケット
52 支持軸
53 上部ブラケット
54 軸受部
58 エンジン
60 アスファルトフィニッシャ(自走式舗装機械)
61 チャージング用ホッパ
62 コンベヤ
63 スクリュースプレッダ
64 スクリード
66 車輪
67 受入ホッパ
68 チャージングフィーダ

Claims (2)

  1. 受入ホッパに投入された舗装材を第1ホッパまたは第2ホッパに積み込むチャージングフィーダと、前記第1ホッパまたは第2ホッパの舗装材を機体後方の施工面へ搬送する各コンベヤと、第1ホッパの舗装材を施工面に拡散させる前側スクリュースプレッダおよび第2ホッパの舗装材を施工面に拡散させる後側スクリュースプレッダと、前側スクリュースプレッダで拡散された舗装材および後側スクリュースプレッダで拡散された舗装材を敷き均す前側スクリードおよび(または)後側スクリードとから成る舗装装置を備えた自走式舗装機械であって、前記舗装装置と自走用走行装置の各油圧アクチュエータに油圧ポンプを介して動力を供給するエンジンを搭載した自走式舗装機械において、
    前記チャージングフィーダは、その長手方向の略中間位置に取付部を下方に突出して設け、舗装機械のハウスカバーの上部に設けた固定部に前記取付部を枢着ピンにて結合し、前記チャージングフィーダを着脱可能に形成することによって、舗装機械の運搬時にチャージングフィーダを取り外して積載重量を軽量化できるようにしたことを特徴とする自走式舗装機械。
  2. 受入ホッパに投入された舗装材をチャージング用ホッパに積み込むチャージングフィーダと、前記チャージング用ホッパ内の舗装材を機体後方の施工面へ搬送するコンベヤと、該コンベヤで搬送された舗装材を施工面に拡散させるスクリュースプレッダと、該スクリュースプレッダで拡散された舗装材を敷き均すスクリードとから成る舗装装置を備えた自走式舗装機械であって、前記舗装装置と自走用走行装置の各油圧アクチュエータに油圧ポンプを介して動力を供給するエンジンを搭載した自走式舗装機械において、
    前記チャージングフィーダは、その長手方向の略中間位置に取付部を下方に突出して設け、舗装機械の前記チャージング用ホッパの前部に設けた固定部に前記取付部を枢着ピンにて結合し、
    該固定部は、前記チャージング用ホッパの前部に固定された下部ブラケットと、該下部ブラケットに設けられた前後方向の支持軸と、該支持軸に対して左右揺動可能に取り付けられた上部ブラケットと、該上部ブラケットの左右両端部に設けられて、前記枢着ピンを回動自在に支持する軸受部とから成り、前記チャージングフィーダを着脱可能に形成することによって、舗装機械の運搬時にチャージングフィーダを取り外して積載重量を軽量化できるようにしたことを特徴とする自走式舗装機械。
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