JP2994617B2 - 敷均機械 - Google Patents

敷均機械

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JP2994617B2
JP2994617B2 JP10051128A JP5112898A JP2994617B2 JP 2994617 B2 JP2994617 B2 JP 2994617B2 JP 10051128 A JP10051128 A JP 10051128A JP 5112898 A JP5112898 A JP 5112898A JP 2994617 B2 JP2994617 B2 JP 2994617B2
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英教 安
竜興 稲垣
創 菅田
千秋 松浦
勝郎 長谷部
龍児 伊澤
章雄 森
宣行 渡辺
文夫 後藤
伸一郎 内山
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Taisei Rotec Corp
Obayashi Road Corp
Maeda Road Construction Co Ltd
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TOA ROAD CORPORATION
Taisei Rotec Corp
Obayashi Road Corp
Maeda Road Construction Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルト合材
等の舗装材を路面上に敷き均すアスファルトフィニッシ
ャ等の敷均機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に知られているアスファルト
フィニッシャは、前側にダンプトラックが配備され、ア
スファルトフィニッシャの自走車両でこのダンプトラッ
クを前方に押しながら、該ダンプトラックと連なって走
行し、ダンプトラックから投入される舗装材をホッパで
受け取り、このホッパで受け取った舗装材をフィーダで
所定量づつ後方へ搬送し、搬送された舗装材をスクリュ
により路面上で左右に広げ、この広げた舗装材を上方か
らスクリードによって敷き均す構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の敷均機械は、前側のダンプトラックを押しながらそれ
と併走する形で走行する基本構造であり、ダンプトラッ
クと対になって走行する時間が長いことから、ダンプト
ラックの回転率(使用効率)が悪くなるという問題があ
った。
【0004】このような問題に対処すべく、主に欧米で
はあるがスムースペーバと呼ばれる敷均機械が開発され
た。このスムースペーバは、基本的には前述のアスファ
ルトフィニッシャとほぼ同様の構成であるが、異なると
ころは大型の貯留ホッパ(ダンプトラック1台分以上の
容量を持つ)を持つ点である。すなわち、この大型の貯
留ホッパに、ダンプトラックによって輸送されてきた舗
装材を全て積み込み、この積み込んだ舗装材を徐々に繰
り出しながら長時間連続して舗装施工を行う点を、大き
な特徴としている。そして、このスムースペーバによれ
ば、ダンプトラックと併走して走行する時間が短くて済
み、ダンプトラックの回転率が上がる。また、大量の舗
装材を積載することで、ダンプトラックの待ちの時間が
ほとんどなくなり、施工を中断することなくスムーズな
舗装が行えるという利点が得られるものである。
【0005】しかしながら、上述のスムースペーバにあ
っても完全な装置とは言えず、次に示すような問題があ
った。すなわち、貯留ホッパに舗装材を積み込むにあた
り、貯留ホッパ自体が大型であることから、貯留ホッパ
の上端開口の高さが比較的高く、ダンプトラックから直
接貯留ホッパに舗装材を積み込むことができないことか
ら、専用の自走式積み込み機を用いなければならなかっ
た。このため、アスファルトフィニッシャを用いる場合
では問題にならなかった、新たな問題、つまり、専用の
自走式積み込み機が必要になるためコストが嵩む、ある
いは、自走式積み込み機を運転するために新たに人手が
必要になり人件費が嵩むといった、経済上の問題が生じ
た。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ダンプトラック等と併走しなくても舗装材の供給を
行うことができ、しかも、専用の自走式積み込み機を用
いることなくダンプトラック等から舗装材を積み込むこ
とができる敷均機械を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の敷均機械は、自走車両に、舗装材
貯留用のホッパと、該ホッパから排出される舗装材を路
面上で左右に広げる舗装材撒出し手段と、路面上に広げ
られた舗装材を敷き均す敷均手段とが備えられてなる敷
均機械において、前記自走車両に、前記舗装材貯留用の
ホッパが備えられるとともに、該ホッパへ舗装材を投入
する積込フィーダが、上下方向に起倒させられるように
枢軸で支持されるとともに、前後方向に遊動自在かつ左
右方向に回動自在に可動軸で支持され、さらに、停止部
材によって後退を止められた状態で支持されていること
を特徴としている。
【0008】上記の手段では、自走車両に舗装材貯留用
のホッパが備えられているので、ホッパ容量を自由に大
きく設定することができ、例えば、ダンプトラック等で
搬送されてくる舗装材を全てホッパに積み込むことが可
能となる。つまり、前述のスムースペーバ的な使用が可
能となる。また、ダンプトラック等の舗装材をホッパに
積み込むにあたって、自走車両に予め備えられた積込み
フィーダを利用するので、従来スムースペーバを用いる
場合に利用していた自走式の積み込み機は不要である。
【0009】上記敷均機械において、舗装材貯留用のホ
ッパの少なくとも一つを、舗装材輸送用のトラックの積
載容量よりも大きな容量に設定してもよい(請求項
2)。この場合、舗装材輸送用のトラックの積み荷をそ
のまま一のホッパに移し替えることができ、作業効率が
向上する。
【0010】自走車両の前端部の受入ホッパから左右方
向中央部に延びる積込フィーダをただ一つ備え、この積
込フィーダの前後方向中間部分と後端部の下側にそれぞ
れ前側ホッパと後側ホッパを備え、積込フィーダに、こ
の積込フィーダによって搬送する舗装材を前側ホッパへ
投入するか後側ホッパへ投入するかを切り換える切換手
段を設けるようにしてもよい(請求項3)。この場合、
一つの積込フィーダによって、前後のホッパにそれぞれ
舗装材を投入することができることから、部品点数の削
減並びに部品配置スペースの狭小化が実現できる。
【0011】前側ホッパの下端から舗装材撒出し手段ま
で延びるように払出フィーダを備えるとともに、後側ホ
ッパの下方に、該後側ホッパの下端開口を臨むように舗
装材撒出し手段を配置してもよい(請求項4)。この場
合、前側ホッパから払い出される舗装材はフィーダで搬
送するものの、後側ホッパから払い出される舗装材はフ
ィーダ等を用いることなく直接舗装材撒出し手段へ供給
されることとなる。つまり、後側ホッパの下端開口の下
方に舗装材撒出し手段を配置することにより、フィーダ
を用いることなく、後ろ側ホッパから払い出される舗装
材を直接舗装材撒き出し手段へ供給することができる。
【0012】前記自走車両の積込フィーダの左右にエン
ジンをそれぞれ備えるようにしてもよい(請求項5)。
この場合、積込フィーダの左右の空きスペースにエンジ
ンを配置しているため、スペースの有効利用が図れ、敷
均機械全体のコンパクト化が実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1ないし図
12を参照して説明する。図において、符号1は自走車
両であり、これには、舗装材貯留用の前側ホッパ2及び
後側ホッパ3と、前側ホッパ2からバーフィーダ(払出
フィーダ)4で送られてきた舗装材Haを路面上で左右
に広げる前側スプレッデングスクリュ(舗装材撒出し手
段)5と、後側ホッパ3の下方に後側ホッパの下端開口
を臨むように設けられ、後側ホッパ3から排出された舗
装材Hbを路面上で左右に広げる後側スプレッデングス
クリュ(舗装材撒出し手段)7と、前側スプレッデング
スクリュ5で広げられた舗装材Haを敷き均す前側スク
リード(敷均手段)8と、後側スプレッデングスクリュ
7で広げられた舗装材Hbを路面に敷き均す後側スクリ
ード(敷均手段)9、及び舗装材の積込装置Aが装備さ
れている。
【0014】自走車両1は、左右各一対のクローラ1
1,12を有し、それらの駆動によって走行するように
なっている。また後側スクリード9は周知のように左右
一対のレベリングアーム14の後端に懸吊され、前側ス
クリード8はスプレッデングスクリュ5,7の間におい
てレベリングアーム14,14に上下に調節自在に懸吊
されている。
【0015】積込装置Aは、積込フィーダ16と受入ホ
ッパ17とを主体とする。積込フィーダ16は、受入ホ
ッパ17から後上方へ延びるように配置されるととも
に、積込フレーム19の一端(下端)19a(図5)と
他端(排出端)19bにそれぞれ設けられた回転軸2
0,21のスプロケット22,22,23,23に、多
数のフライト24を所定の間隔で架設した無端チェーン
25,25を張設して成り、回転軸21に結合された駆
動モータ27(図4)の作動により無端チェーン25を
回転させてフライト24で舗装材Ha,Hbを積込フレ
ーム19の下端19aから後側ホッパ3の真上に配置さ
れた排出端19bに向けて移送することができるように
なっている。
【0016】積込フィーダ16は、起倒用シリンダ28
(図5)の作動で上下方向に起倒させられるように枢軸
29で支持され、枢軸29は、固定筒31に前後・左右
(図3、図5)に移動自在に挿通された可動軸32に取
り付けられている。したがって、積込フィーダ16は、
固定筒31が固定された自走車両1に対して、可動軸3
2の移動範囲で前後方向に遊動自在・左右方向に回動自
在である。なお、後側ホッパ3の前板3a(図1)は、
積込フィーダ16の倒伏時にヒンジを支点に前方に倒さ
れるようにされている。
【0017】積込フレーム19の下端19aと排出端1
9bの中間部分、詳しくは前側ホッパ2の真上部分に2
つの排出口19c,19d(図5)が積込フレーム19
の長手方向に位置をずらして形成され、開閉用シリンダ
34による開閉蓋35の取付軸36を中心とする回動で
それぞれ個々に開閉されるようになっている。つまり、
前記開閉用シリンダ34及び開閉蓋35は積込フィーダ
16により搬送する舗装材を前側ホッパ2へ投入するか
後側ホッパ3へ投入するかを切り換える切換手段を構成
する。各排出口19c,19dのフライト通路から外れ
た両側部には幅の狭い帯金37(図6)が取り付けられ
ており、開閉蓋35の上方への過回動を阻止している。
【0018】積込フレーム19の下面には、ボルト構造
の当接部材39(図3)に当接して積込フィーダ16の
後退を止める停止部材40が取り付けられている。当接
部材39は自走車両1に固定されたナット部材41に調
節自在に螺着されている。
【0019】受入ホッパ17は、積込フレーム19の下
端19aの左右に連設された各拡幅部19e(図7、図
9)の筒部43にボールベアリング44を介して支持さ
れ、左右一対の回転用シリンダ45で上下に回動させる
ことができるようになっている。各拡幅部19eには掻
寄スクリュ47が回転軸20に連結してそれぞれ設けら
れている。各掻寄スクリュ47は油圧モータ43aの駆
動力により回転軸20と一緒に回転して拡幅部19e内
の舗装材を無端チェーン25の部分に掻き寄せるもので
ある。
【0020】また、前記前側ホッパ2及び後側ホッパ3
の容量はそれぞれダンプトラックT等の積載容量よりも
大きな値に設定されるのが好ましいが、少なくても、双
方のホッパ2,3の合計容量は、ダンプトラックTの積
載容量よりも十分に大きな値に設定されている。
【0021】符号49は補助ホッパであり、受入ホッパ
17の左右両側に上下に回動自在に支軸50で取り付け
られている。両補助ホッパ49は、横幅の広いダンプト
ラックT(図3)からの舗装材の受入れを可能にするも
ので、左右一対の折込用シリンダ51によって受入ホッ
パ17の上に折り重ねることができるようにされてい
る。
【0022】受入ホッパ17の台体17a(図3)の下
面には左右一対の支持車輪53が設けられ、また前部に
はローラ構造の左右一対の押圧部材54が案内軸55に
よって前後に移動自在に設けられている。支持車輪53
は受入ホッパ17と補助ホッパ49の荷重を支えるもの
であり、また押圧部材54はダンプトラックTの後車輪
を周知のように押すもので、前後用シリンダ56により
前後位置を調節されるようになっている。なお、案内軸
55,55と前後用シリンダ56とは同一面内に配設す
ると、前後用シリンダ56の作動でモーメントを生じな
いので好ましい。
【0023】前記積込フィーダ16は、図2に示すよう
に、自走車両1の左右方向中央部に自走車両1の前端部
から後端部近傍まで延びるように設けられている。ま
た、自走車両の前部であって積込フィーダ16の左右両
側には、それぞれ油圧ポンプ61,62と、該油圧ポン
プ61,62の軸上にはそれぞれカップリングを介して
エンジン(図示略)が搭載されている。それら油圧ポン
プ61,62は、前記クローラ11,12を介して自走
車両1を走行させる油圧モータや、シリンダ等の種々の
機器の駆動源となる。
【0024】次に、上記の構成とされた敷均機械の作用
を説明する。図1の実線は、舗装材の受入れ状態を示す
もので、各補助ホッパ49は、支持車輪53で支持され
た受入ホッパ17の横にほぼ水平に倒されるとともに、
積込フィーダ16は斜めに配置させられている。この状
態で、ダンプトラックTを押圧部材54で押して自走車
両1と一緒に前進させながらダンプトラックTから舗装
材を受入ホッパ17と補助ホッパ49,49に投入す
る。この際、路面の凹凸等によって積込フレーム19の
傾斜角度が変化した場合、その変化に応じて積込フィー
ダ16が固定筒31に案内されて前後・左右に自由移動
し、当接部材39に対する停止部材40の当接状態を保
つ。したがって枢軸29に無理な力がかかることはな
い。
【0025】ここで、前側ホッパ2と後側ホッパ3の合
計容量が少なくともダンプトラックTの積載容量よりも
十分に大きな値に設定しているので、ダンプトラックT
の積荷を全て、当該敷均機械、具体的には受入ホッパ1
7と積込フィーダ16を介して前記ホッパ2,3に移し
替えることができ、その後は、ダンプトラックを切り離
して、敷均機械単独で舗装作業が行えることとなる。こ
れはダンプトラック側から見れば回転率が向上し、同時
に、敷均機械側からは見ればダンプトラックTの待ち時
間がほとんどなく、中断の少ないスムースな施工が行え
ることとなる。
【0026】そして、前記受入ホッパ17と補助ホッパ
49,49に入れられた、例えば通常の舗装材Haを前
側ホッパ2に入れる場合は、開閉用シリンダ34で開閉
蓋35を図6の2点鎖線のように後方に回動させて各排
出口19c,19dをそれぞれ開き、積込フィーダ16
の駆動モータ27を作動させることにより無端チェーン
25を回転させ、フライト24で舗装材Haを運んで排
出口19c,19dから前側ホッパ2内に落下させる。
排出口19c,19dは前後に位置をずらして設けられ
ているため、舗装材の落下によって舗装材の山が2つ互
いに隣接して形成される。したがって、1つの山しかで
きないものに比較して複数の山の頂角の総和が大きくな
り、それだけ前側ホッパ2に多量の舗装材を入れること
ができるようになる。
【0027】また、例えば、耐摩耗性の大きい舗装材H
bを後側ホッパ3に入れるときは、各排出口19c,1
9dを開閉蓋35で閉じ(図6の実線参照)、受入ホッ
パ17と補助ホッパ49,49内の舗装材Hbをフライ
ト24で排出端19bに運んで後側ホッパ3内に落下さ
せる。
【0028】上記において、掻寄スクリュ47は、積込
フィーダ16の回転軸20によって回転し、拡幅部19
eの舗装材をフライト24の部分に掻き寄せる。このた
め、舗装材が能率的に前側ホッパ2と後側ホッパ3に運
ばれるようになり、また受入ホッパ17内に残される舗
装材の量が減少する。補助ホッパ49内の舗装材の量が
少なくなってきた場合は、折込用シリンダ51で補助ホ
ッパ49を傾斜させて拡幅部19eへの舗装材の落下を
促進する。
【0029】前側ホッパ2の舗装材Haはバーフィーダ
4で前側スプレッデングスクリュ5の前に送り、そのス
プレッデングスクリュ5で横に広げて前側スクリード8
で敷き均す。また、後側ホッパ3の舗装材Hbは、後側
ホッパ3の落下口から後側スプレッデングスクリュ7の
上に落下させ、そのスプレッデングスクリュ7で横に広
げて後側スクリード9で舗装材Haの上に敷き均す。
【0030】敷均機械を他の舗装現場等に回送する場合
は、折込用シリンダ51で各補助ホッパ49を受入ホッ
パ17の上に折り重ね、受入ホッパ17を回動用シリン
ダ45で積込フィーダ16側に回動させる一方、積込フ
ィーダ16を起倒用シリンダ28でほぼ水平に倒伏させ
る(図1の2点鎖線参照)。これにより敷均機械の全長
が短くなるとともに、高さが低くなる。なお、シリンダ
28,34,45,51,56は、通常油圧シリンダと
されるが、エアシリンダを用いることも可能である。ま
た駆動モータ27、43aは、油圧モータ又は電気モー
タとされる。
【0031】上記実施形態では、異なる舗装材を上下に
2層状の形で同時に敷き均す場合を例に挙げて説明した
が、これに限られることなく、一種類の舗装材のみを敷
き均す場合にも、このように複数のホッパ2,3を備え
る敷均機械を用いることができる。この場合、スプレッ
デングスクリュ5,7とスクリード8,9はそれぞれ一
つあれば足り、例えば前側のスプレッデングスクリュ5
及び前側のスクリード8は不要となる。つまり、前側ホ
ッパ2から払い出される舗装材をバーフィーダ4により
直接後側のスプレッデングスクリュ7に供給する構造に
すれば足りる。
【0032】また、舗装材貯留用の前側ホッパ2と後側
ホッパ3を備えることにより、路面を上下方向に2層状
に敷き均すのに替えて、図12(b)に示すように路面
の左右方向に異なる舗装材を敷き均すいわゆる多連敷き
均し構造とすることもできる。この場合、図11及び図
12に示すように、自走車両の左右方向略中央に前側ホ
ッパ2からバーフィーダ4を介して払い出される舗装材
Hcを、前側スプレッディングスクリュ5で左右に広げ
ながら図12(a)に示すように、中央の平面覆い板7
0の外側と左右の仕切板71,72で囲まれる区域Z
a、Zaに供給する。他方、後側ホッパ3から直接供給
される舗装材Hdを、後側スプレッディングスクリュ7
で中央及び左右に広げながら、中央の区域Zb並びに左
右の平面覆い板75,75よりもさらに外側の区域Zc
に供給する。その後、それら舗装材をスクリード9で敷
き均すことにより、図12(b)に示すような道路の窪
みができそうな左右所定箇所を摩耗に優れた舗装材Hc
で覆うとともに、他の部分を比較的安価で摩耗にそれほ
ど強くない舗装材Hdで舗装することができる。
【0033】なお、上記実施形態では、前側ホッパ2と
後側ホッパ3との2つのホッパを備える場合を例にあげ
て説明したが、これに限られることなく、ホッパを1個
だけあるいは3個以上備えるようにしてもよい。また、
積込フィーダ16は、敷均機械にただ一つに限られず、
各ホッパに対応してそれぞれ1個づつ備えるようにして
もよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の敷均機械によれば、自走
車両に、舗装材貯留用のホッパを備えるとともに、該ホ
ッパへ舗装材を投入する積込フィーダを備えているか
ら、ホッパ容量を自由に大きく設定することができ、例
えば、ダンプトラック等で搬送されてくる舗装材を全て
ホッパに積み込むことが可能となって、スムースペーバ
的な使用が可能となり、また、ダンプトラック等の舗装
材をホッパに積み込むにあたって、自走車両に予め備え
られた積込フィーダを利用できるので、従来スムースペ
ーバに使用していた自走式の積み込み機は不要になっ
た。また、前記積込フィーダを上下方向に起倒させられ
るように枢軸で支持するから、敷均機械を回送する場合
には、積込フィーダを倒伏させることで当該敷均機械の
高さを低くすることができる。また、積込フィーダを停
止部材によって後退を止められた状態で支持されている
ので、枢軸に無理な力がかからない。
【0035】請求項2記載の敷均機械によれば、舗装材
貯留用のホッパの少なくとも一つを、舗装材輸送用のト
ラックの積載容量よりも大きな容量に設定したから、舗
装材輸送用のトラックの荷をそのまま一つのホッパに移
し替えることができ、作業効率の向上が図れることとな
った。
【0036】請求項3記載の敷均機械によれば、自走車
両の前端部の受入ホッパから左右方向中央部に延びる積
込フィーダをただ一つ備え、この積込フィーダの前後方
向中間部分と後端部の下側にそれぞれ前側ホッパと後側
ホッパを備え、積込フィーダに、この積込フィーダによ
って搬送する舗装材を前側ホッパへ投入するか後側ホッ
パへ投入するかを切り換える切換手段を設けるから、一
つの積込フィーダによって、前後のホッパにそれぞれ舗
装材を投入することができ、部品点数の削減が図れると
共に、部品の配置スペースが狭まくなり、機械全体のコ
ンパクト化が図れることとなった。
【0037】請求項4記載の敷均機械によれば、前側ホ
ッパの下端から舗装材撒出し手段まで延びるように払出
フィーダを備えるとともに、後側ホッパの下方に、該後
側ホッパの下端開口を臨むように舗装材撒出し手段を配
置したから、前側ホッパから払い出される舗装材はフィ
ーダで搬送するものの、後側ホッパから払い出される舗
装材はフィーダ等を用いることなく直接舗装材撒出し手
段へ供給されることが可能となり、フィーダは一つで足
り、部品点数の削減が図れることとなった。
【0038】請求項5記載の敷均機械によれば、自走車
両の積込フィーダの左右にエンジンをそれぞれ備えるよ
うにしたから、スペースの有効利用が図れ、より一層、
敷均機械全体のコンパクト化が実現できることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 積込フィーダと受入ホッパ等の関係を示す側
面図である。
【図4】 積込フィーダの回転軸と駆動モータ等の関係
を示す断面図である。
【図5】 積込フィーダの要部の断面図である。
【図6】 排出口と開閉蓋等の関係を示す断面図であ
る。
【図7】 受入ホッパと補助ホッパ等の関係を示す断面
図である。
【図8】 補助ホッパの取付構造を示す正面図である。
【図9】 回転軸と掻寄スクリュ等の関係を示す水平断
面図である。
【図10】 受入ホッパと補助ホッパ等の関係を示す平
面図である。
【図11】 本発明の他の実施の形態を示す一部の側面
図である。
【図12】 (a)同実施の形態の一部の平面図、
(b)同実施の形態の敷均機械で施工した道路の断面図
である。
【符号の説明】
1 自走車両 2 前側ホッパ 3 後側ホッパ 5 前側スプレッテングスクリュ(舗装材撒出し手段) 7 後側スプレッテングスクリュ(舗装材撒出し手段) 8 前側スクリード(敷均手段) 9 後側スクリー
ド(敷均手段) 14 レベリングアーム 16 積込フィー
ダ 17 受入ホッパ 17a 台体 19 積込フレー
ム 19a 一端(下端) 19b 他端(排
出端) 19c,19d 排出口 19e 拡幅部 20,21 回転軸 22,23 スプ
ロケット 24 フライト 25 無端チェー
ン 27 駆動モータ 28 起倒用シリ
ンダ 29 枢軸 31 固定筒 32 可動軸 34 開閉用シリ
ンダ(切換手段) 35 開閉蓋(切換手段) 36 取付軸 39 当接部材 40 停止部材 45 回動用シリンダ 47 掻寄スクリ
ュ 49 補助ホッパ 51 折込用シリ
ンダ 53 支持車輪 54 押圧部材 56 前後用シリンダ 61,62 エン
ジン A 積込装置 Ha,Hb 舗装材 T ダンプトラッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000201515 前田道路株式会社 東京都品川区大崎1丁目11番3号 (73)特許権者 000003931 株式会社新潟鉄工所 東京都大田区蒲田本町一丁目10番1号 (72)発明者 安 英教 東京都港区南青山1−24−1 大林道路 株式会社内 (72)発明者 稲垣 竜興 東京都港区芝公園2−9−3 世紀東急 工業株式会社内 (72)発明者 菅田 創 東京都中央区京橋3−13−1 大成ロテ ック株式会社内 (72)発明者 松浦 千秋 東京都中央区京橋3−13−1 大成ロテ ック株式会社内 (72)発明者 長谷部 勝郎 東京都港区六本木7−3−7 東亜道路 工業株式会社内 (72)発明者 伊澤 龍児 東京都港区六本木7−3−7 東亜道路 工業株式会社内 (72)発明者 森 章雄 東京都品川区上大崎3−14−12 前田道 路株式会社内 (72)発明者 渡辺 宣行 東京都品川区上大崎3−14−12 前田道 路株式会社内 (72)発明者 後藤 文夫 群馬県群馬郡群馬町大字棟高730番地 株式会社新潟鉄工所 高崎工場内 (72)発明者 内山 伸一郎 群馬県群馬郡群馬町大字棟高730番地 株式会社新潟鉄工所 高崎工場内 (56)参考文献 特開 平2−221502(JP,A) 実開 昭59−107613(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 19/48

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走車両に、舗装材貯留用のホッパと、
    該ホッパから排出される舗装材を路面上で左右に広げる
    舗装材撒出し手段と、路面上に広げられた舗装材を敷き
    均す敷均手段とが備えられてなる敷均機械において、 前記自走車両に、前記舗装材貯留用のホッパが備えられ
    るとともに、該ホッパへ舗装材を投入する積込フィーダ
    が、上下方向に起倒させられるように枢軸で支持され
    とともに、前後方向に遊動自在かつ左右方向に回動自在
    に可動軸で支持され、さらに、停止部材によって後退を
    止められた状態で支持されていることを特徴とする敷均
    機械。
  2. 【請求項2】 前記舗装材貯留用のホッパは、少なくと
    も一つが、舗装材輸送用のトラックの積載容量よりも、
    大きな容量に設定されていることを特徴とする請求項1
    記載の敷均機械。
  3. 【請求項3】 自走車両の前端部に受入ホッパが備えら
    れ、受入ホッパから後上方へ延びるよう自走車両の左右
    方向中央部に前記積込フィーダがただ一つ備えられ、該
    積込フィーダの前後方向中間部分と後端部の下側にそれ
    ぞれ前側ホッパと後側ホッパが備えられ、前記積込フィ
    ーダには該積込フィーダにより搬送する舗装材を前側ホ
    ッパへ投入するか後側ホッパへ投入するかを切り換える
    切換手段が設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の敷均機械。
  4. 【請求項4】 前記前側ホッパの下端から前記舗装材撒
    出し手段まで延びるように払出フィーダが備えられると
    ともに、前記後側ホッパの下方には、該後側ホッパの下
    端開口を臨むように前記舗装材撒出し手段が配置されて
    いることを特徴とする請求項3記載の敷均機械。
  5. 【請求項5】 前記自走車両の積込フィーダの左右にエ
    ンジンがそれぞれ備えられていることを特徴とする請求
    項3または4記載の敷均機械。
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