JP4881281B2 - アスファルトフィニッシャおよびこれを備えた路面舗装システム - Google Patents

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Description

本発明は、アスファルト舗装の施工作業に使用するアスファルトフィニッシャおよびこれを備えた路面舗装システムに関する。
近年、舗装作業の効率を向上させるため、二種類の舗装材を同時に路面上に敷き均すことができるアスファルトフィニッシャが種々開発されている(例えば、特許文献1参照)。このようなアスファルトフィニッシャの基本構造としては、自走車両に、一方の舗装材を貯留する前側ホッパ(下層用ホッパ)と、他方の舗装材を貯留する後側ホッパ(上層用ホッパ)と、前側ホッパおよび後側ホッパに一方および他方の舗装材を供給する積込フィーダ(搬送手段)と、前側ホッパから排出された一方の舗装材を敷き均す前側スプレッデングスクリュおよび前側スクリードと、後側ホッパから排出された他方の舗装材を敷き均す後側スプレッデングスクリュおよび後側スクリードと、を主に搭載してなる。
積込フィーダは、長手方向の中間部分に開閉自在の開閉口を有し、その開閉口から一方の舗装材を落下させ、前側ホッパに供給する。また、積込フィーダは、開閉口を閉じてその上端から他方の舗装材を落下させ、後側ホッパに供給する。
このようなアスファルトフィニッシャによれば、例えば、上層用舗装材と下層用舗装材を異なるものとすることで、二種類の舗装材を二層に分けて同時に敷き均すことができ、また例えば、上層用舗装材と下層用舗装材を同じものとすることで、一種類の舗装材を一層または二層に分けて同時に敷き均すことができ、舗装作業を効率良く行うことができる。
特許第3587990号公報
しかしながら、特許文献1に示すようなアスファルトフィニッシャは、前側ホッパと後側ホッパのそれぞれに、大量の舗装材を貯留した状態で施工作業を行うため、施工作業時における車体の総重量が重くなってしまい、車体への負荷が大きかった。また、車体の構造が複雑となるため、整備作業の負担が大きかった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、施工作業時の車体への負荷を軽減するとともに、車体の構造を簡素化したアスファルトフィニッシャおよびこれを備えた路面舗装システムを提供することを課題とする。
前記課題を解決した本発明は、幅方向に離間する一対の自走手段を備える自走車両に、前記自走車両の進行方向前方に配置され、下層用舗装材および上層用舗装材を収容する受入ホッパと、前記受入ホッパの後方に前記自走車両の後部側へ傾斜して設けられ、前記下層用舗装材および前記上層用舗装材を前記自走車両の後部側へ搬送する搬送手段と、前記搬送手段から搬送された前記上層用舗装材を一時貯留するとともに、この上層用舗装材を路面側に排出するホッパと、前記搬送手段の一部に形成された開口部を開閉させて排出経路を切り替える切換手段と、前記搬送手段の途中に後方側に傾斜して設けられ、前記下層用舗装材を前記自走車両の車体と前記路面の隙間に排出する排出手段と、前記車体の後方に設けられる敷均手段と、前記車体の下部において、前記排出手段の下端側から前記車体の後方側に向かって延設され、前記車体の幅方向に離間する一対の壁部材と、を有し、前記壁部材は、前記自走手段の内側に設置されることを特徴とする。
つまり、従来のアスファルトフィニッシャは、下層用舗装材を下層用舗装材用のホッパに一時貯留してから車体の外部に排出する構成としていたが、本発明のアスファルトフィニッシャは、搬送手段で搬送される下層用舗装材を、搬送手段の途中に設けられた開口部(切換手段の一部)から排出手段へ導き、排出手段から、自走車両の車体と路面の隙間に直接、排出する構成とした。このため、従来のアスファルトフィニッシャと比較して、下層用舗装材用のホッパ自身の重量および下層用舗装材用のホッパ内に貯留される下層用舗装材の重量の分、施工作業時の車体の総重量を軽くすることができ、車体への負荷を軽減することができる。これにより、施工作業時にアスファルトフィニッシャを駆動させる原動機の出力を抑えることができ、燃料の消費量や二酸化炭素の排出量を低減することができる。また、施工作業時にアスファルトフィニッシャを駆動させる原動力を減らすことができるので、原動機そのものを小型化すれば、車体をさらに軽くすることができ、施工作業時の車体への負荷をさらに軽減することができる。また、本発明のアスファルトフィニッシャは、下層用舗装材用のホッパを備えないため、車体の構造が簡素化され、整備作業の負担を軽減することができる。
また、本発明のアスファルトフィニッシャは、前記車体の後方に敷均手段を備えるとともに、前記車体の下部において、前記排出手段の下端側から前記車体の後方側に向かって延設され、前記車体の幅方向に離間する一対の壁部材を有する。これによれば、舗装作業中、排出手段から路面と車体の間に排出された下層用舗装材が、一対の壁部材の内側に沿って敷均手段まで案内されるため、下層用舗装材の車体幅方向への広がりを抑えて好適に敷き均すことができる。
また、本発明のアスファルトフィニッシャにおいて、前記壁部材は、前記自走手段の内側に設置される。これによれば、壁部材により下層用舗装材の車体の幅方向への広がりが遮られ、自走手段の内側を通過することとなるため、下層用舗装材が自走手段の周囲に流れ出すなどして、車体の走行を妨げることがない。ここで、自走手段としては、例えば、クローラやホイールなどが挙げられる。
また、本発明のアスファルトフィニッシャは、前記壁部材に沿って延設されるスライド板と、このスライド板から外側に向かって張り出した張り出し板と、により断面略L字型に形成された堰止め部材と、前記堰止め部材を上下にスライドさせるスライド機構と、をさらに有することが望ましい。より望ましくは、前記スライド機構は、前記スライド板の上下方向に延設された貫通孔と、前記壁部材に凸設され、前記貫通孔にスライド自在に挿通される突起部と、を有して構成され、前記貫通孔における前記突起部のスライド移動距離と、前記張り出し板の下面から前記壁部材の下端までの距離とが略同等であるものとする。
かかる発明によれば、舗装作業中、堰止め部材は、スライド板で壁部材に係止された状態で、張り出し板で路面に当接して車体の進行方向へ移動する。例えば、路面に起伏がある場合には、スライド機構により、スライド板が起伏に沿って上下にスライドしつつ張り出し板で起伏を均しながら車体の進行方向へ移動する。このとき、自走手段が路面の起伏に乗り上げて壁部材の下端と路面との間に隙間ができた場合であっても、堰止め部材がその自重によって下方にスライドするため、壁部材の下端に代わって、張り出し板の下面が路面と当接し、下層用舗装材の幅方向への漏れを防止することができる。
また、本発明のアスファルトフィニッシャは、前記車体と前記壁部材とを連結するとともに、前記壁部材を上下に昇降させる昇降手段を有することが望ましい。
かかる発明によれば、昇降手段により、壁部材の高さ位置を変更することができる。したがって、例えば、舗装作業時には、昇降手段により、壁部材を路面に近接させて配置し、自走車両の回送時には、昇降手段により、壁部材を上昇させて路面から離した位置に移動させることで、自走車両をスムーズに走行させることができる。
また、本発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアスファルトフィニッシャと、前記路面の舗装作業時に、前記アスファルトフィニッシャと併走し、前記受入ホッパに前記下層用舗装材を供給する輸送車両と、を備える路面舗装システムとして構成してもよい。
かかる発明によれば、舗装作業中において、輸送車両が、アスファルトフィニッシャに併走して、受入ホッパに下層用舗装材を投入し、アスファルトフィニッシャが、輸送車両から供給された下層用舗装材を路面上に敷き均す。これによれば、舗装作業中、輸送車両からアスファルトフィニッシャに下層用舗装材が供給されるため、継続して舗装作業を行うことができる。
本発明のアスファルトフィニッシャによれば、舗装作業時における車体の総重量を軽くすることができ、車体への負荷を軽減することができる。これにより、原動機の出力を抑えることができ、燃料の消費量や二酸化炭素の排出量を低減することができる。加えて、車体の構造が簡単となり、整備作業の負担を軽減することができる。また、本発明の路面舗装システムによれば、継続して舗装作業を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。参照する図面において、図1は、本発明のアスファルトフィニッシャを備えた路面舗装システムを示す全体構成図、図2は、図1におけるA部分の拡大斜視図、図3(a)は、図1および図2における切換手段の部分拡大斜視図、(b)は、切換手段の開閉手段により第1開口部を開放する様子を示す部分拡大斜視図、図4(a)は、図1における排出手段および壁部材付近の部分拡大斜視図、(b)は、(a)の壁部材付近を一側面から見た図、(c)は、(a)の壁部材付近を前方から見た図、(d)は、スライド機構の説明のための図である。なお、以下の説明において、前後上下は、図面中に記載した通りとし、自走車両2Aの両側に設けられる部材については、片側のみ図示するものとする。
図1に示すように、本実施形態に係るアスファルトフィニッシャ1は、自走車両2Aに、受入ホッパ10と、搬送手段20と、ホッパ30と、切換手段40と、排出手段50と、を主に搭載して構成される。
自走車両2A(車体2B)は、本実施形態では、幅方向に前後各一対のクローラ3(特許請求の範囲における「自走手段」に相当する。)を備え、このクローラ3の駆動により走行するようになっている。また、自走車両2Aは、アスファルトフィニッシャ1を構成する各要素に接続される原動機(図示せず)を搭載しており、各要素に原動力を供給している。また、自走車両2Aの後部には、オペレータ用の運転席4が設けられる。なお、自走車両2Aの両側には、破線で示すカバー5が取り付けられる。
受入ホッパ10は、ダンプトラックT(特許請求の範囲における「輸送車両」に相当する。)から供給された下層用舗装材Haおよび上層用舗装材Hbを収容するためのものであり、自走車両2Aの進行方向(図1中の矢印で示す方向)前方に配置される。
受入ホッパ10は、後部側が搬送手段20の一端(下端)21a側付近に接続され、下部には、受入ホッパ10自身の重量を支えるための支持車輪11が取り付けられる。また、受入ホッパ10は、その前部両側に、ダンプトラックTの後車輪T2を押圧するための、ローラ構造の一対の押圧部材12を有する。押圧部材12は、公知のものを適宜用いることができる。さらに、受入ホッパ10は、その両側に一対の起倒用シリンダ(図示せず)を有し、この一対の起倒用シリンダ(図示せず)により水平の状態から搬送手段20側に所定量傾斜して、その内部に収容された下層用舗装材Haおよび上層用舗装材Hbを搬送手段20に供給できるようになっている。
搬送手段20は、受入ホッパ10から供給された下層用舗装材Haおよび上層用舗装材Hbを自走車両2Aの後部側へ搬送するためのものであり、一端21a側が受入ホッパ10に連結され、他端(上端)21b側が自走車両2Aの後部側に向かって上方に傾斜して配置される。搬送手段20は、搬送フレーム21の一端21aから他端21bにわたって設けられる板部材29を有している。この板部材29の両側には、搬送フレーム21の一端21aと他端(上端)21bにそれぞれ設けた回転軸24、24の両側に設けたスプロケット(図示せず)に多数の角形断面のバー25を所定間隔で架設した無端チェーン26、26が張設されている。このような搬出手段20は、回転軸24に結合された駆動モータ(図示せず)の作動により無端チェーン26を回転させて、板部材29に対して相対的にバー25を回動させることにより、下層用舗装材Haおよび上層用舗装材Hbを一端21aから他端21b側へ搬送する。
搬送手段20は、他端21b側、より詳しくは、ホッパ30の上方に排出端27を有し、バー25で搬送された上層用舗装材Hbをこの排出端27からホッパ30に投入するようになっている。
ホッパ30は、搬送手段20から搬送された上層用舗装材Hbを一時貯留するとともに、この上層用舗装材Hbを路面S側、より詳しくは、後記する上層用スプレッデングスクリュ62の前方へ排出するためのものであり、上層用スプレッデングスクリュ62の上方に配置されており、本実施形態では、車体フレーム2Cに固定される。ホッパ30は、その底部に、所定のタイミングで上層用舗装材Hbを外部へ排出する排出部(図示せず)を有する。
図1、図2および図3(a)、(b)に示すように、切換手段40は、バー25で搬送される下層用舗装材Haおよび上層用舗装材Hbの搬送経路を切り替えるためのものであり、第1開口部41と、第1開口部41の開閉手段42と、第2開口部43と、第2開口部43の開閉手段44と、を備えて構成される。なお、本実施形態において、第1開口部41および第2開口部43は、特許請求の範囲における「開口部」に相当する。
第1開口部41は、バー25で搬送される下層用舗装材Haを第2開口部43へ導くためのものであり、搬送手段20の板部材29の、第2開口部43の略真上となる位置に設けられており、開閉手段42により開閉するようになっている。開閉手段42は、板部材29の下面側に設けられるスライド可能な板状部材である。これによれば、図3(b)に示すように、制御手段(図示せず)により、開閉手段43を、例えば上方へスライドさせて第1開口部41を開放し、第1開口部41から、バー25で搬送される下層用舗装材Hbを、第2開口部43に向かって落下させることができる。
第2開口部43は、第1開口部41から導かれた下層用舗装材Haを排出手段50へ導くためのものであり、搬送フレーム21の一端21aと排出端27の間であって、第1開口部41の略真下となる位置に設けられており、開閉手段44により開閉するようになっている。
開閉手段44は、第2開口部43を覆う開閉蓋44aと、搬送フレーム21の下面に取り付けられ、開閉蓋44aの一端側を支持する取付軸44bと、開閉蓋44aを回動させる開閉用シリンダ44cと、を備えて構成される。開閉用シリンダ44cは、制御手段(図示せず)により伸縮して取付軸44bを中心として開閉蓋44aを回動させる。すなわち、開閉用シリンダ44cを短縮させると、図1中において実線で示すように、取付軸44bを中心として開閉蓋44aが後方、つまり第2開口部43から離間する方向へ回動することにより、第2開口部43が開放される。この状態から、開閉用シリンダ44cを伸長させると、図1中において破線で示すように、取付軸44bを中心として開閉蓋44aが前方、つまり第2開口部43へ近接する方向へ回動し、開閉蓋44aにより第2開口部43が閉鎖される。なお、本実施形態では開閉手段44を設けたが、搬送手段20に搬送フレーム21を設けない場合は、開閉手段44を省略することができる。
図1および図4(a)に示すように、排出手段50は、第2開口部43から投入された下層用舗装材Haを車体2Bと路面Sとの間に排出するためのものであり、搬送手段20の第2開口部43の近傍から、車体2Bの後方に向かって下方に傾斜して配置された筒状体である。
排出手段50の少なくとも下端側の開口幅は、後記する壁部材70の内壁間の幅よりも若干小さくなるように形成される。これにより、排出手段50から排出した下層用舗装材Haを、壁部材70で囲まれた空間内に入れることができる。
再び図1に示すように、アスファルトフィニッシャ1は、自走車両2Aの後部側に、下層用舗装材Haおよび上層用舗装材Hbを路面S上に敷き均すための敷均手段60を備える。敷均手段60は、後記する壁部材70により案内された下層用舗装材Haを路面S上で広げるために、幅方向に設けられた一対の下層用スプレッデングスクリュ61と、下層用スプレッデングスクリュ61で広げられた下層用舗装材Haを敷き均す、一対の下層用スクリード63と、ホッパ30から送られた上層用舗装材Hbを路面S上で広げるために、幅方向に設けられた一対の上層用スプレッデングスクリュ62と、上層用スプレッデングスクリュ62で広げられた上層用舗装材Hbを敷き均す、一対の上層用スクリード64と、を備えて構成される。
下層用スプレッデングスクリュ61および上層用スプレッデングスクリュ62は、軸受(図示せず)により車体フレーム2Cに支持された状態で上下に昇降自在となっており、スプロケット(図示せず)により、一方及び他方を同時に、または、別々に回転可能となっている。
上層用スクリード64は、上層用スプレッデングスクリュ62の後方であって一対のレベリングアーム65の後端に上下に昇降自在に懸吊され、下層用スクリード63は、下層用スプレッデングスクリュ61と上層用スプレッデングスクリュ62の間でレベリングアーム65に上下に昇降自在に懸吊される。
図1、図4(a)および(b)に示すように、アスファルトフィニッシャ1は、さらに、車体2Bの下面において、排出手段50の下端付近から車体2Bの後方に向かって延設され、車体2Bの幅方向に離間する一対の壁部材70を有する。この壁部材70は、クローラ3よりも車体2Bの内側に配置され、一端が排出手段50の下端付近に位置し、他端が下層用スプレッデングスクリュ61の前方まで延びている。
また、壁部材70は、油圧シリンダ72(特許請求の範囲の「昇降手段」の一例)を介して、車体フレーム2Cに昇降自在に懸吊される。油圧シリンダ72は、一端側が車体フレーム2Cに取り付けられ、他端側が壁部材70に取り付けられて壁部材70の長手方向に数箇所設けられており、制御手段(図示せず)からの制御信号により伸縮して壁部材70の高さ位置を調節する。このような壁部材70は、例えば、剛性の高い金属を用いて形成することが好ましい。
なお、壁部材70は、本実施形態では、壁部材70の間に天井部材71を有し、下層用舗装材Haの上方向への移動を規制している。
また、壁部材70は、本実施形態では、下層用舗装材Haを壁部材70の内側に堰止めるための一対の堰止め部材81と、この堰止め部材81を上下にスライドさせる一対のスライド機構82が取り付けられる。
堰止め部材81は、路面Sと壁部材70の隙間から下層用舗装材Haが漏れ出さないように堰き止めるための部材である。壁部材70の長手方向に沿ってそれぞれ延設される一対のスライド板83と、スライド板83からそれぞれ外側に向かって張り出した一対の張り出し板84と、により断面略L字状に形成される。
スライド機構82は、堰止め部材81を路面Sの起伏に追従させるための部材である。スライド板83の上下方向に延設された長円状の貫通孔85と、壁部材70に凸設され、貫通孔85にスライド自在に挿通される突起部86と、を有して構成される。スライド機構82は、壁部材70および堰止め部材81の長手方向の適宜箇所に適宜数設けられる。また、図4(c)および(d)に示すように、スライド機構82は、貫通孔85における突起部86のスライド移動距離H1と、張り出し板84の下面84aから壁部材70の下端70aまでの距離H2とが略同等となるようになっている。堰止め部材81およびスライド機構82は、例えば、剛性の高い金属を用いて形成することが好ましい。
再び図1に示すように、アスファルトフィニッシャ1は、ダンプトラックT(特許請求の範囲における「輸送車両」に相当する。)とともに路面舗装システム1Aを構成する。ここで、ダンプトラックTは、舗装作業時に、アスファルトフィニッシャ1に下層用舗装材Haを供給するための車両であり、舗装作業時には、アスファルトフィニッシャ1の前方に配置される。ダンプトラックTは、受入ホッパ10の押圧部材12により後車輪T2が押圧されることにより、アスファルトフィニッシャ1とともに前進する。なお、図1では、ダンプトラックTの一部を示している。
ダンプトラックTは、下層用舗装材Haを一時貯留する貯留部T1を備える。貯留部T1は、制御手段(図示せず)により所定量傾斜して、受入ホッパ10に下層用舗装材Haを投入する。このようなダンプトラックTは、公知のものを適宜用いることができる。
次に、本発明のアスファルトフィニッシャ1とダンプトラックTを備える路面舗装システム1Aを用いて路面Sの舗装を行う手順について、図1ないし図4を適宜参照して説明する。なお、以下の説明では、舗装作業の前段階として、予め、油圧シリンダ72を伸長させて壁部材70の下端70aを、路面Sに当接させて配置しておくものとし、また、切換手段40は、制御手段(図示せず)により開閉手段42を下方にスライドさせ、第1開口部41を閉鎖しておくものとする。
まず、上層用舗装材Hbを載せたダンプトラック(図示せず)から受入ホッパ10に上層用舗装材Hbを投入する。上層用舗装材Hbが投入された受入ホッパ10は、所定量傾斜して、この上層用舗装材Hbを搬送手段20の下端付近に供給する。
上層用舗装材Hbが供給された搬送手段20は、この上層用舗装材Hbをバー25に乗せて排出端27側へ搬送するとともにホッパ30へ投入する。このとき、ホッパ30の最大貯留量になるまで、上層用舗装材Hbを投入する。
この状態で、アスファルトフィニッシャ1を駆動させ、自走手段2により走行させる。そして、アスファルトフィニッシャ1の押圧部材12でダンプトラックTの後車輪T2を押圧して、ダンプトラックTをアスファルトフィニッシャ1とともに前進させながら、ダンプトラックTから下層用舗装材Haを受入ホッパ10に投入する。下層用舗装材Haが投入された受入ホッパ10は、所定量傾斜して、この下層用舗装材Haを搬送手段20の下端21a付近に供給する。
搬送手段20は、下端21a付近に供給された下層用舗装材Haを、バー25に乗せて排出端27側へ搬送する。切換手段40は、制御手段(図示せず)により開閉手段42を上方にスライドさせて第1開口部41を開放し、第1開口部41から第2開口部43に向かって、バー25に乗せて搬送された下層用舗装材Haを落下させる。
さらに、切換手段40は、第1開口部41の開放と同期させて、図1中において実線で示すように、制御手段(図示せず)により開閉手段44の開閉用シリンダ44cを短縮させ、取付軸44bを中心として開閉蓋44aを後方へ回動させて第2開口部43を開放する。そして、第1開口部41から第2開口部43に向かって落下させた下層用舗装材Haを、第2開口部43から排出手段50へ導く。
排出手段50は、第2開口部43から導かれた下層用舗装材Haをその内部に通過させ、壁部材70の前方に排出する。
壁部材70は、自走車両2Aの走行に伴って前進することにより、その前方に排出された下層用舗装材Haを、一端側から内部に入れるとともに、壁部材70と天井部材71で囲まれた空間内を通過させて他端側から外部に出すことで、下層用舗装材Haを下層用スプレッデングスクリュ61の前方まで案内する。
ここで、例えば路面Sに起伏がある場合、壁部材70と路面Sとの間に隙間が生じて下層用舗装材Haが当該隙間から幅方向に漏れ出す可能性があり、下層用舗装材Haを好適に舗装できない可能性がある。しかし、本実施形態では、壁部材70は、堰止め部材81及びスライド機構82を備えているため、このような問題を解消することができる。すなわち、例えば、クローラ3が路面Sの起伏に乗り上げて、壁部材70の下端70aと路面Sとの間に隙間ができた場合であっても、堰止め部材81がその自重によって下方にスライドする。これにより、壁部材70の下端70aに代わって、張り出し板84の下面84aが路面Sと当接するため、下層用舗装材Haの幅方向への漏れ出しを防止することができる。なお、堰止め部材81の貫通孔85における突起部86のスライド移動距離H1と、壁部材70の下端70aまでの距離H2と、突起部86の取り付け位置は、想定される路面Sの起伏に応じて適宜設定することができるが、本実施形態においては、スライド移動距離H1と距離H2とを略同等とするとともに、スライド板83が最上位に位置したときに、下端同士の高さ位置が同一となるように形成している。
下層用スプレッデングスクリュ61は、壁部材70により案内された下層用舗装材Haを、均等な厚さで下層用スクリード63の前方に広げる。下層用スクリード63は、下層用スプレッデングスクリュ61によりその前方に広げられた下層用舗装材Haを、路面Sに敷き均す。
次に、ホッパ30は、一時貯留した上層用舗装材Hbを、排出部(図示せず)から下層用舗装材Haが敷き均された上であって、上層用スプレッデングスクリュ62の前方に排出する。そして、上層用スプレッデングスクリュ62は、下層用舗装材Haの上に排出された上層用舗装材Hbを、均等な厚さで上層用スクリード64の前方に広げる。そして、上層用スクリード64は、その前方に広げられた上層用舗装材Hbを、下層用舗装材Haの上に敷き均す。このようにして、二種類の舗装材を同時に路面S上に敷き均すことができる。
以上説明したようなアスファルトフィニッシャ1によれば、以下のような優れた作用を奏する。すなわち、本発明のアスファルトフィニッシャ1は、下層用舗装材Ha用のホッパを備えることなく、下層用舗装材Haおよび上層用舗装材Hbを同時に路面に敷き均すことができる。このため、舗装作業時における車体2Bの総重量を軽くすることができ、車体2Bへの負荷を軽減することができる。また、これにより、原動機(図示せず)の出力を抑えることができ、燃料の消費量や二酸化炭素の排出量を低減することができる。加えて、車体2Bの構造を簡素化することができるため、整備作業の負担を軽減することができる。
さらに、本発明のアスファルトフィニッシャ1を軽量化したことにより、従来のアスファルトフィニッシャと比較して、以下のような優れた効果を得ることができる。すなわち、本発明のアスファルトフィニッシャ1によれば、従来のアスファルトフィニッシャと比べて運搬経費が安価となる。また、本発明のアスファルトフィニッシャ1によれば、例えば橋梁などの、従来のアスファルトフィニッシャでは重量制限を超えてしまうため通行できなかった道路も通行できるようになる。このように、通行できるルートが増えることで、より利便性が高くなる。
また、本発明の路面舗装システム1Aによれば、ダンプトラックTからアスファルトフィニッシャ1に下層用舗装材Haを供給しながら舗装作業を行うことができるので、継続して、下層用舗装材Haおよび上層用舗装材Hbを同時に路面Sに敷き均すことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、前記した実施形態に限られるものではない。例えば、本実施形態では、排出手段50を筒状体としたが、これに限られず、公知のバーフィーダまたはベルトコンベアを用いても良い。また、本実施形態では、切換手段40は、開閉手段42により第1開口部41を開閉し、および、開閉手段44で第2開口部43を開閉して、下層用舗装材Haの搬出経路を搬送手段20から排出手段50へ切り替える構成としたが、これに限らず、搬送手段20から排出手段50へ搬送経路を切り替えることのできるものであれば、形態は問わない。また、本実施形態では、スライド機構82は、スライド板83の上下方向に延設された楕円状の貫通孔85と、壁部材70に凸設され、貫通孔85にスライド自在に挿通される突起部86と、を有する構成としたが、壁部材70に対してスライド板83をスライドさせることのできるものであれば、形態は問わない。
本発明のアスファルトフィニッシャを備えた路面舗装システムを示す全体構成図である。 図1におけるA部分の拡大斜視図である。 (a)は、図1および図2における切換手段の部分拡大斜視図、(b)は、切換手段の開閉手段により第1開口部を開放する様子を示す部分拡大斜視図である。 (a)は、図1における排出手段および壁部材付近の部分拡大斜視図、(b)は、(a)の壁部材付近を一側面から見た図、(c)は、(a)の壁部材付近を前方から見た図、(d)は、スライド機構の説明のための図である。
符号の説明
1 アスファルトフィニッシャ
1A 路面舗装システム
2A 自走車両
2B 車体
2C 車体フレーム
3 クローラ(自走手段)
10 受入ホッパ
20 搬送手段
30 ホッパ
40 切換手段
41 第1開口部(開口部)
43 第2開口部(開口部)
50 排出手段
60 敷均手段
70 壁部材
72 油圧シリンダ(昇降手段)
81 堰止め部材
82 スライド機構
83 スライド板
84 張り出し板
85 貫通孔
86 突起部
T ダンプトラック(輸送車両)

Claims (5)

  1. 幅方向に離間する一対の自走手段を備える自走車両に、
    前記自走車両の進行方向前方に配置され、下層用舗装材および上層用舗装材を収容する受入ホッパと、
    前記受入ホッパの後方に前記自走車両の後部側へ傾斜して設けられ、前記下層用舗装材および前記上層用舗装材を前記自走車両の後部側へ搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段から搬送された前記上層用舗装材を一時貯留するとともに、この上層用舗装材を路面側に排出するホッパと、
    前記搬送手段の一部に形成された開口部を開閉させて排出経路を切り替える切換手段と、
    前記搬送手段の途中に後方側に傾斜して設けられ、前記下層用舗装材を前記自走車両の車体と前記路面の隙間に排出する排出手段と、
    前記車体の後方に設けられる敷均手段と、
    前記車体の下部において、
    前記排出手段の下端側から前記車体の後方側に向かって延設され、前記車体の幅方向に離間する一対の壁部材と、を有し、
    前記壁部材は、前記自走手段の内側に設置されることを特徴とするアスファルトフィニッシャ。
  2. 前記壁部材に沿って延設されるスライド板と、このスライド板から外側に向かって張り出した張り出し板と、により断面略L字型に形成された堰止め部材と、
    前記堰止め部材を上下にスライドさせるスライド機構と、
    をさらに有することを特徴とする請求項に記載のアスファルトフィニッシャ。
  3. 前記スライド機構は、前記スライド板の上下方向に延設された貫通孔と、前記壁部材に凸設され、前記貫通孔にスライド自在に挿通される突起部と、を有して構成され、
    前記貫通孔における前記突起部のスライド移動距離と、前記張出し板の下面から前記壁部材の下端までの距離とが略同等であることを特徴とする請求項に記載のアスファルトフィニッシャ。
  4. 前記車体と前記壁部材とを連結するとともに、前記壁部材を上下に昇降させる昇降手段を有することを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか一項に記載のアスファルトフィニッシャ。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のアスファルトフィニッシャと、
    前記路面の舗装作業時に、前記アスファルトフィニッシャと併走し、前記受入ホッパに前記下層用舗装材を供給する輸送車両と、を備えることを特徴とする路面舗装システム。
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