JP3256049B2 - 高締固め施工機 - Google Patents

高締固め施工機

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JP3256049B2
JP3256049B2 JP25792593A JP25792593A JP3256049B2 JP 3256049 B2 JP3256049 B2 JP 3256049B2 JP 25792593 A JP25792593 A JP 25792593A JP 25792593 A JP25792593 A JP 25792593A JP 3256049 B2 JP3256049 B2 JP 3256049B2
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敏彦 佐々木
修一 持丸
弘道 小竹
武美 井上
仁 安松
耕一 坂田
修一 國分
文夫 後藤
徹郎 角
Original Assignee
国土交通省関東地方整備局長
社団法人日本道路建設業協会
株式会社新潟鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舗装厚の大きな舗装体
を形成するための高締固め施工機に関する。例えば本発
明は、ローラ転圧コンクリート舗装や路盤材舗装等にお
いて、確実に締固められた厚舗装を得るために有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】ローラ転圧コンクリート舗装又は路盤材
舗装において、例えば25cm以上の厚舗装を1回で施
工しようとすると、フィニッシャで舗装した後にローラ
で転圧しても、内部まで均等に締固めることは難しい。
締固めを強くするためにTTV(ダブルタンパ+バイブ
レータ)式の締固め装置を適用しても、締固まるのは表
面付近のみであり、内部(深部)まで締固めることは難
しい。
【0003】舗装厚が15cm以下であれば内部までほ
ぼ均一に締固められることが経験上判明している。そこ
で前述したような厚舗装施工時の困難を解決するため、
舗装体を上下二層に分けて舗装する方法が従来から考え
られていた。
【0004】図12は、1台のフィニッシャ100を用
いて舗装体の下層部101と上層部102を2回に分け
て順次仕上げる場合を示す。フィニッシャ100はダン
プ103から舗装材104を受け入れ、スクリード10
5によって下層部101を敷均す。下層部101の敷均
しが完了した後、該フィニッシャ100は下層部101
上に乗り入れたダンプ103から舗装材104を受け入
れて、前記下層部101の上に上層部102を敷均して
いく。
【0005】図13は、2台のフィニッシャ100a,
100bを用いて舗装体の下層部101と上層部102
をそれぞれほぼ連続的に舗装する場合を示す。先行する
一方のフィニッシャ100aは、ダンプ103aから舗
装材104を受け入れて下層部101を敷均していく。
後続の他方のフィニッシャ100bは、下層部101上
に乗り入れたダンプ103bから舗装材104を受け入
れて、前記下層部101上に上層部102を敷均してい
く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図12に示した1台の
フィニッシャ100を用いる方法によれば、下層部10
1を敷均してから上層部102を敷均すまでにかなりの
時間をおくことになり、この間に下層部101の上面が
固まり始めてしまう。このため下層部101と上層部1
02の付着力又は付着性が弱くなり、全体として弱い舗
装体となってしまう。また、上層部102を施工する時
に、上層部用の舗装材を供給するダンプ103が下層部
101の上に載るため、下層部101の舗装体がダンプ
103のタイヤによって破壊される恐れがあった。
【0007】図13に示した2台のフィニッシャ100
a,100bを前後に配置して施工する方法によれば、
前述した図12に示す1台のフィニッシャによる方法が
有する問題点のうち、下層部101と上層部102の施
工が時間的にかなりの間隔をおいて行われるという点は
解決される。しかしながら、後続の上層部用のフィニッ
シャ100bに舗装材104を供給するダンプ103b
は、どうしても下層部101の上に載らざるを得ず、図
12の方法と同様に下層部101を破壊する恐れがあっ
た。
【0008】本発明は、舗装体を二層に分けて施工する
ことにより、締固め度の高い舗装厚の大きな舗装体を形
成できる高締固め施工機を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の高締固め施工機
は、舗装材を貯えるホッパと該ホッパ内の舗装材の一部
を敷均して舗装体の下層部を形成する下層部敷均し装置
と前記舗装材の他の一部を施工方向について後方へ送る
供給手段とを備えた自走可能な下層部施工機を有してい
る。また、前記下層部施工機から前記供給手段によって
供給された前記舗装材の他の一部を前記下層部の上に敷
均して舗装体の上層部を形成する上層部敷均し装置を備
え、施工方向について前記下層部施工機の後方に配置さ
れた自走可能な上層部施工機を有している。さらに、前
記下層部施工機と前記上層部施工機とを相対運動可能に
連結する連結手段を備え、前記供給手段は、ゲート装置
によって開閉される供給口を有し、この供給口から落下
した舗装材の一部を前記下層部敷均し装置によって敷均
し締め固めて前記下層部を形成し、舗装材の他の一部を
前記上層部施工機に設けたホッパを介して前記上層部敷
均し装置により前記下層部の上に敷均し締固めて前記上
層部を形成するようにしたことを特徴としている。
【0010】
【作用】下層部施工機と上層部施工機は同一の施工方向
に移動する。施工方向の前方に配置されている下層部施
工機に供給された舗装材は、その一部が下層部敷均し装
置によって敷均されて舗装体の下層部となる。他の一部
は、供給装置によって後方の上層部施工機に送られ、上
層部敷均し装置によって前記下層部の上に敷均されて上
層部となり、これによって舗装体が完成していく。
【0011】
【実施例】図1〜図8によって本発明の一実施例を説明
する。図1は、一実施例の高締固め施工機1の全体構造
を示す外観図であり、図2は、その構造と作用を示した
模式図である。この高締固め施工機1は、舗装厚の大き
な舗装体2を下層部3と上層部4の二層に分けて連続的
に施工し、締固め度の高い厚舗装を得る装置である。
【0012】図1乃至図2に示すように、高締固め施工
機1は、施工方向Aに関して先方に配置された下層部施
工機5と、施工方向Aに関して前記下層部施工機5の後
方に配置された上層部施工機6とを有している。両施工
機5,6は、着脱自在の連結手段7によって連結されて
おり、同一の施工方向Aに連動して移動していくことが
できる。
【0013】図2〜図4に示すように、下層部施工機5
は、前輪8と後輪9によって自走することができ、ダン
プ10から供給された舗装材11を貯えるホッパ12
と、該ホッパ12内の舗装材11を後方の上層部施工機
6に搬送する供給手段としてのバーフィーダ13と、下
層部敷均し装置14等を有している。
【0014】バーフィーダ13による舗装材11の搬送
面は、複数枚の板材を同一面内に配列したドラグパン1
5によって構成されている。ドラグパン15は、ホッパ
12の底面を兼ねるとともに、上層部施工機6側の後端
部が高くなるように傾斜して後方に延設されており、そ
の後端部は上層部施工機6のホッパ31の上方に配置さ
れている。
【0015】前記ドラグパン15の後端部には、ドラグ
パン15の幅に対応した長さの駆動軸16が設けられて
いる。該駆動軸16はチェン17を介して油圧モータ1
8に連動連結されている。駆動軸16の両端にはそれぞ
れスプロケット19,19が固設されている。また前記
ドラグパン15の前端部には、ドラグパン15の幅に対
応した長さのアイドラ軸20が設けられている。
【0016】前記駆動軸16の両端に設けられたスプロ
ケット19,19と、アイドラ軸20には、それぞれブ
ロックチェン22,22が掛け回されている。一対のブ
ロックチェン22,22の間には所定間隔でバー23が
連結されており、駆動軸16の回転に伴ってブロックチ
ェン22が動くと、各バー23は前記ドラグパン15の
上面を滑って前方から後方へ移動するように構成されて
いる。
【0017】前記ドラグパン15には、舗装材11の供
給口24が形成されている。この供給口24の位置は、
前記ホッパ12の出口の隣であり、下層部施工機5の前
輪8と後輪9の間である。この供給口24は舗装材11
の搬送方向と直交する方向に細長く、図示しない駆動手
段にて操作されるゲート装置25によって開閉される。
【0018】前記供給口24と前記後輪9の間には、下
層部敷均し装置14が設けられており、供給口24から
落下した舗装材11を締固めるようになっている。
【0019】図1乃至図2に示すように、上層部施工機
6は、舗装面に対する面圧が小さい無限軌道(クロー
ラ)30によって自走することができる。上層部施工機
6の前部にはホッパ31が設けられている。該ホッパ3
1の上方には前記バーフィーダ13の後端部が配置され
ており、前方の下層部施工機5から舗装材11の供給を
受けられるようになっている。このホッパ31の底部か
ら上層部施工機6の後部にかけて、舗装材11の供給手
段である第2のバーフィーダ32が水平に配置されてい
る。
【0020】上層部施工機6の後端には、上層部敷均し
装置33が設けられており、前記バーフィーダ32から
落下した舗装材11を締固めて前記下層部3の上に上層
部4を形成するように構成されている。
【0021】次に、前記下層部施工機5と前記上層部施
工機6を連結している連結手段7について説明する。本
実施例の連結手段7の基本的な機能は、前後の両施工機
5,6が連動しうるように両者を確実に結合すること
と、両施工機5,6がある程度の自由度で相対運動でき
るように両者を連結することである。
【0022】また、図2に示すように、本実施例では下
層部敷均し装置14の後方に下層部施工機5の後輪9が
あり、該後輪9が下層部3の上を通る。このため本実施
例では、前記連結手段7により、下層部施工機5の後部
の重量の大部分をこの後輪9でなく上層部施工機6に負
わせるようになっている。
【0023】連結手段7の構成を図5〜図8を参照して
説明する。まず、上層部施工機6のフレーム40の前端
中央には、本施工機1の中心線CL上の位置で略垂直方
向に配設された固定ピン41を介して、揺動ブラケット
42が水平面内で揺動自在となるように取り付けられて
いる。この運動を回転(ヨーイング)と呼ぶ。
【0024】前記揺動ブラケット42の中央には、連結
板43が水平前方に向けて固設されている。この連結板
43には円形の連結孔43aが形成されている。また、
揺動ブラケット42の両端には、該ブラケット42の長
手方向と平行にローラ44が回動自在に設けられてい
る。このローラ44は、ダンプトラックから舗装材料を
受け取る場合に、ダンプトラックと一定の距離を保持し
ながらダンプトラックの後輪を押す為に使用される。
【0025】下層部施工機5のフレーム50の後端中央
には、前記中心線CLを中心として回転自在となるよう
に軸受け51が取り付けられている。この運動をローリ
ングと呼ぶ。この軸受け51は、前記連結板43を挟む
一対のフランジ部52,52を有している。これらフラ
ンジ部52には前記連結板43の連結孔43aと同形の
孔53が形成されている。また、軸受け51の一方のフ
ランジ部52には、操作手段である油圧シリンダ54の
後端部が回動自在に連結されている。また、軸受け51
の他方のフランジ部52には、ガイド孔55aを有する
ガイド板55が設けられている。
【0026】前記油圧シリンダ54のロッド56の先端
には、連結ピン57がロッド56の下側に平衡状態で取
り付けられている。この連結ピン57は、油圧シリンダ
54を駆動することにより、前記ガイド板55のガイド
孔55aと前記フランジ部52,52の孔53,53に
対して抜き差しできる。また、軸受け51のフランジ部
52と、該フランジ部52の間に挿入された前記連結板
43とが平行になれば、フランジ部52と連結板43を
該連結ピン57で回動自在に結合できる。この連結ピン
57を中心とした各部材の回転運動をピッチングと呼
ぶ。
【0027】下層部施工機5の前記フレーム50の下面
には、前記軸受け51の両側に付勢手段としてのばね5
8がそれぞれ設けられている。各ばね58の一端はフレ
ーム50に固定され、他端は軸受け51の対応する側面
の上方に結合されている。前記連結ピン57が抜かれた
場合、軸受け51には前記中心線CLを中心として回転
方向の力が加わるが、前記各ばね58により、該軸受け
51は釣り合いが保たれ、ローリング方向の中立位置に
設定される。
【0028】この中立位置において、ヨーイング方向の
位置を前記中心線CLに合致させた前記連結板43を、
前記中立位置に設定された軸受け51のフランジ部5
2,52間に挿入すれば、連結板43の連結孔43aと
フランジ部52の孔53は中心が一致する。従って、こ
こで油圧シリンダ54を駆動すれば、連結ピン57を各
孔に差し込んで連結板43と軸受け51を連結すること
ができる。
【0029】下層部施工機5の図示しないフレームに
は、一対のアーム60が揺動自在に取り付けられてい
る。各アーム60の先端には、下層部施工機5の後輪9
がそれぞれ設けられている。他方、下層部施工機5の前
述したフレーム50には、その両端に側板61がそれぞ
れ固設されている。前記側板61の上端には、油圧シリ
ンダ62の後端が回動自在に連結されている。この油圧
シリンダ62のロッド63の先端は、前記アーム60に
回動自在に連結されている。この油圧シリンダ62は前
記後輪9の接地圧を調整するための調整手段であり、油
圧を変えられるように構成された油圧回路に接続されて
いる。
【0030】次に、以上の構成における作用を説明す
る。図2、図3、及び図4に示すように、下層部施工機
5のホッパ12に投入された舗装材11はドラグパン1
5の上に載り、ブロックチェン22で駆動されるバーフ
ィーダ13のバー23によって後方に送られる。ゲート
装置25の開閉状況乃至供給口24の設定幅等に応じ、
舗装材11の一部はドラグパン15から落下し、該舗装
材11は下層部敷均し装置14によって締固められて舗
装体2の下層部3となる。舗装材11の他の一部はバー
フィーダ13によって後方の上層部施工機6に送られ
る。
【0031】上層部施工機6のホッパ31に投入された
舗装材11は第2のバーフィーダ32によって後方へ搬
送され、上層部施工機6の後端から落下して下層部3の
上に供給される。そして、上層部敷均し装置33によっ
て締固められて舗装体2の上層部4となる。
【0032】上述した一連の動作において、下層部施工
機5と上層部施工機6は、前後方向及び上下方向の相対
運動を許さない連結手段7によって一体に連結されてい
るので、施工面上を同期して同方向に移動できる。但
し、この連結手段7は、図5〜7中に矢印で示したピッ
チング・ローリング・ヨーイングの3方向については自
由度を有しているので、施工中に両施工機5,6間に相
対的な傾斜が生じたり、施工方向が曲がっても、前述し
た同期した連動に支障が生じることはない。
【0033】また図2に示すように、本実施例では敷均
された下層部3の上を下層部施工機5の後輪9が通る。
しかしながら、前述した連結手段7が前側の荷重を後側
に伝えるとともに、図6に示す油圧シリンダ62のリリ
ーフ圧力により後輪9の接地圧は一定値以下に保たれ、
後輪9が下層部3に過大な荷重を与えることは避けられ
る。これによって、後輪9に過大な接地圧が加わった時
には、該油圧シリンダ62のロッド63が縮退して後輪
9が載っている下層部3に圧力がかからないようにな
る。
【0034】このように、後輪9の下層部3に対する接
地圧が一定値以下となるように油圧シリンダ62の圧力
を定め、下層部施工機5側からの荷重の大部分が、上下
方向に相対運動の自由度をもたない前記連結手段7を介
して上層部施工機6側に加わるようにすれば、後輪9が
下層部3に損傷を与える恐れはない。
【0035】このように本実施例の施工機1によれば、
下層部3と上層部4を施工する時間間隔が短いので両層
の付着が良好であり、確実に締固められた舗装厚の大き
な舗装体2を得ることができる。
【0036】図9は本発明の他の実施例を示す。本実施
例が前記一実施例と異なるのは、ゲート装置25と下層
部敷均し装置14が下層部施工機5の後輪9の後方にあ
る点と、連結手段70の構成が異なる点である。その他
の構成及び作用は第1実施例と同一であり、図8と同一
の符号を付して説明を省略する。
【0037】図10及び図11は、図9に示す本実施例
の施工機1aの連結手段70を示している。下層部施工
機5のフレーム71の後端中央には、連結装置72がロ
ーリング自在に取り付けられている。連結装置72は対
向する一対のフランジ73,73を有しており、該フラ
ンジ73,73間には固定ピン74が設けられている。
【0038】前記固定ピン74は、連結ブラケット75
の一端を摺動自在に挿通している。連結ブラケット75
は固定ピン74の周方向にヨーイング自在であり、また
固定ピン74の軸線方向にも移動自在である。そして、
この連結ブラケット75の他端は、水平方向に配置され
た連結ピン76により、上層部施工機6のフレーム77
の前端中央に設けられたブラケット78にピッチング自
在に連結されている。
【0039】前記連結ピン76は、操作手段である図示
しない油圧シリンダのロッド79に連結されており、フ
レーム77のブラケット78と連結ブラケット75に対
して抜き差し操作されるようになっている。
【0040】本実施例の連結手段70は、ピッチング・
ローリング及びヨーイングの3方向の自由度がある上、
さらに固定ピン74と連結ブラケット75は固定ピン7
5に沿って上下方向にも相対運動自在となっている。但
し、前後方向に対しては相対運動することはできない。
このような連結手段70の構成によれば、前述した第1
実施例と同様、前後の両施工機5,6は施工面上を同期
して同方向に移動していくことができる。
【0041】
【発明の効果】本発明の高締固め施工機によれば、次の
ような効果が得られる。 (イ)先行した下層部施工機が施行した下層部の舗装面
上に、後部の上層部施工機へ材料を供給するダンプトラ
ックが載る必要がないので、舗装面の上面及び側面の形
がくずれない。ダンプトラックが舗装面に上るには、前
の方には先行施工機がいるので下層部の側面から上がる
ことになるが、本発明によればその必要がなくなる。
【0042】(ロ)ダンプトラックが横を通るだけのス
ペースを設けなくても良い。前後2台の別々の施工機で
舗装する場合、後部の施工機への材料供給は、前部施工
機の横を通って後へ行くか、後部施工機の横を通って前
へ行くかのいずれかであり、少なくとも、施工機の幅に
ダンプトラックの幅を加えただけの寸法の幅が必ず必要
になる。
【0043】(ハ)下層部敷均しの直後に上層部を施工
出来るので上下層部の付着が良くなる。
【0044】(ニ)上下両層部用の2台の施工機を機械
的に連結することにより、前後両施工機の速度の同調が
容易になる。施工場所の条件によっては、連結せずに施
工することも可能な構造なので作業がしやすい。施工開
始部、施工終了部では、施工面の高さと非施工面との段
差が大きい場合が多く、機械的に連結しづらいことが多
いが、本発明の施工機は前後2台の施工機を使用状態に
応じて自在に連結又は切り離すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の外観図である。
【図2】本発明の一実施例の模式構造図である。
【図3】本発明の一実施例における下層部施工機の断面
図である。
【図4】本発明の一実施例における下層部施工機の平面
図である。
【図5】本発明の一実施例における連結手段の平面図で
ある。
【図6】本発明の一実施例における連結手段の側面図で
ある。
【図7】本発明の一実施例における連結手段の正面図で
ある。
【図8】図5の中心線における連結手段の断面図であ
る。
【図9】本発明の他の実施例の模式構造図である。
【図10】本発明の他の実施例における連結手段の平面
図である。
【図11】図10の連結手段の断面図である。
【図12】従来の締固め施工の一例を示す図である。
【図13】従来の締固め施工の他の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,1a 高締固め施工機 2 舗装体 3 下層部 4 上層部 5 下層部施工機 6 上層部施工機 7,70 連結手段 11 舗装材 13 供給手段としてのバーフィーダ 14 下層部敷均し装置 33 上層部敷均し装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 持丸 修一 東京都千代田区大手町1−3−1 建設 省関東地方建設局内 (72)発明者 小竹 弘道 千葉県松戸市初富飛地7−1 建設省関 東地方建設局関東技術事務所内 (72)発明者 井上 武美 東京都品川区東品川3−32−34 日本鋪 道株式会社技術研究所内 (72)発明者 安松 仁 埼玉県大宮市三橋6−70 日本鋪道株式 会社総合技術部内 (72)発明者 坂田 耕一 東京都大田区多摩川2−11−20 日本道 路株式会社技術本部技術研究所内 (72)発明者 國分 修一 埼玉県浦和市沼影2−12−36 大林道路 株式会社技術研究所内 (72)発明者 後藤 文夫 群馬県群馬郡群馬町棟高730番地 株式 会社新潟鉄工所建設機械事業部技術部内 (72)発明者 角 徹郎 群馬県群馬郡群馬町棟高730番地 株式 会社新潟鉄工所建設機械事業部技術部内 (56)参考文献 実開 平2−29908(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 19/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舗装材を貯えるホッパと該ホッパ内の
    装材の一部を敷均して舗装体の下層部を形成する下層部
    敷均し装置と前記舗装材の他の一部を施工方向について
    後方へ送る供給手段とを備えた自走可能な下層部施工機
    と、 前記下層部施工機から前記供給手段によって供給された
    前記舗装材の他の一部を前記下層部の上に敷均して舗装
    体の上層部を形成する上層部敷均し装置を備え、施工方
    向について前記下層部施工機の後方に配置された自走可
    能な上層部施工機と、前記下層部施工機と前記上層部施工機とを相対運動可能
    に連結する連結手段とを備え、 前記供給手段は、ゲート装置によって開閉される供給口
    を有し、この供給口から落下した舗装材の一部を前記下
    層部敷均し装置によって敷均し締め固めて前記下層部を
    形成し、舗装材の他の一部を前記上層部施工機に設けた
    ホッパを介して前記上層部敷均し装置により前記下層部
    の上に敷均し締固めて前記上層部を形成するようにした
    ことを特徴とする 高締固め施工機。
  2. 【請求項2】 前記下層部施工機は前輪と後輪により自
    走可能とされ、前記上層部施工機は無限軌道によって自
    走可能とされ、前記下層部施工機の後輪は、その接地圧
    が油圧シリンダによる調整手段により調整自在とされて
    いることを特徴とする請求項1に記載の高締固め施工
    機。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、前記下層部施工機に対
    し前記上層部施工機をピッチング、ローリング及びヨー
    イング方向に回動自在に連結する構成になることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の高締固め施工機。
JP25792593A 1993-10-15 1993-10-15 高締固め施工機 Expired - Lifetime JP3256049B2 (ja)

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