JP3457556B2 - 敷均機械 - Google Patents

敷均機械

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JP3457556B2 JP37218398A JP37218398A JP3457556B2 JP 3457556 B2 JP3457556 B2 JP 3457556B2 JP 37218398 A JP37218398 A JP 37218398A JP 37218398 A JP37218398 A JP 37218398A JP 3457556 B2 JP3457556 B2 JP 3457556B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アスファルト合材
等の舗装材を路面上に敷き均すアスファルトフィニッシ
ャ等の敷均機械に関する。
【0002】
【従来の技術】敷均機械として図15に示すものが提案
されている(特表平9−505370号公報)。この敷
均機械は、自走車両81に、前側ホッパ82と、後側ホ
ッパ83と、前側ホッパ82からフィーダ(図示せず)
で送られてきたアスファルト合材等の舗装材Haを左右
に広げる前側スプレッデングスクリュ85と、後側ホッ
パ83からフィーダ86で送られてきた舗装材Hbを左
右に広げる後側スプレッデングスクリュ87と、前側ス
プレッデングスクリュ85で広げられた舗装材Haを敷
き均す前側スクリード88と、後側スプレッデングスク
リュ87で広げられた舗装材Hbを路面に敷き均す後側
スクリード89とを装備してなる。
【0003】上記の敷き均し機械によれば、1回の舗装
作業で2種類の舗装材Ha、Hbを上下に重ねて同時に
路面に敷き均すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の敷
均機械は、前側ホッパ82と後側ホッパ83の2つのホ
ッパが搭載されており、車両にはそれら両ホッパの配置
スペースを広く確保しなければならず、敷均機械全体が
大型化してしまうという欠点があった。敷均機械の小型
化を図るために、ホッパの配置スペースを狭くすること
も考えられるが、その場合、ホッパ容量が減少してしま
い、舗装材をホッパへ積め込む作業を頻繁に行わなけれ
ばならず、作業効率が悪くなる問題が生じる。
【0005】本発明は、複数のホッパの容量をそれぞれ
所定量以上確保しつつ、車両全体のコンパクト化が図れ
る敷均機械を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる敷均機械では、自走車両に、舗
装材貯留用のホッパと、該ホッパから排出される舗装材
を路面上で左右に広げる舗装材撒出し手段と、路面上に
広げられた舗装材を敷き均す敷均手段とが備えられてな
る敷均機械において、前記舗装材貯留用のホッパが複数
上下にずらしてかつ上方から見て少なくともそれらの一
部が重なるように設けられ、前記複数のホッパのうち上
側ホッパは後方へ、下側ホッパは前方へそれぞれずらし
て設けられ、上側ホッパの底面前部が開閉自在とされ、
該底面前部が開状態にあるとき、その開口部の下方には
前記下側ホッパが臨んで配置されていることを特徴とす
る。上記手段では、ホッパを上下にずらしてかつそれら
の一部が重なるように設けているので、各ホッパの容量
を確保しつつ、車両のコンパクト化を図ることができ
る。また、下側ホッパへ舗装材を積め込むときに、上側
ホッパの底面前部を開状態にしておけば、この開口部を
通しても舗装材の積め込みが行えることとなり、上側ホ
ッパと重なった下側ホッパ部分への舗装材の積め込みが
可能になる。仮に、この開口部を利用することなく下側
ホッパへの舗装材を積め込む場合には、上側ホッパより
延出している下側ホッパの前部からしか舗装材の積め込
みが行えず、舗装材が下側ホッパの前部に偏って積み込
まれる。この場合、舗装材の十分な払い出しが行えなく
なるが、上記手段では、そのような事態を未然に回避で
きる。
【0007】
【0008】請求項にかかる敷均機械では、請求項
かかる敷均機械において、前記上側ホッパの底面は、
舗装材払い出し口側へ下がるように回動可能に配置され
ていることを特徴とする。通常、上側ホッパ内に舗装材
が少なくなったときに、スムーズな払い出しが行えなく
なるが、上記手段では、ホッパ内に舗装材が少なくなっ
た場合でも、底面を払い出し口側へ傾斜させることによ
り、スムーズな払い出しが行える。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図1ないし図
14を参照して説明する。図において、符号1は自走車
両であり、これには、舗装材貯留用の下側ホッパ2及び
上側ホッパ3と、下側ホッパ2からバーフィーダ(払出
フィーダ)4で送られてきた舗装材Haを路面上で左右
に広げる前側スプレッデングスクリュ(舗装材撒出し手
段)5と、上側ホッパ3の下方に上側ホッパの下端開口
を臨むように設けられ、上側ホッパ3から排出された舗
装材Hbを路面上で左右に広げる後側スプレッデングス
クリュ(舗装材撒出し手段)7と、前側スプレッデング
スクリュ5で広げられた舗装材Haを敷き均す前側スク
リード(敷均手段)8と、後側スプレッデングスクリュ
7で広げられた舗装材Hbを路面に敷き均す後側スクリ
ード(敷均手段)9、及び舗装材の積込装置Aが装備さ
れている。
【0010】自走車両1は、左右各一対のクローラ1
1,12を有し、それらの駆動によって走行するように
なっている。また後側スクリード9は周知のように左右
一対のレベリングアーム14の後端に懸吊され、前側ス
クリード8はスプレッデングスクリュ5,7の間におい
てレベリングアーム14,14に上下に調節自在に懸吊
されている。
【0011】積込装置Aは、積込フィーダ16と受入ホ
ッパ17とを主体とする。積込フィーダ16は、受入ホ
ッパ17から後上方へ延びるように配置されるととも
に、積込フレーム19の一端(下端)19a(図5)と
他端(排出端)19bにそれぞれ設けられた回転軸2
0,21のスプロケット22,22,23,23に、多
数のフライト24を所定の間隔で架設した無端チェーン
25,25を張設して成り、回転軸21に結合された駆
動モータ27(図4)の作動により無端チェーン25を
回転させてフライト24で舗装材Ha,Hbを積込フレ
ーム19の下端19aから上側ホッパ3の真上に配置さ
れた排出端19bに向けて移送することができるように
なっている。
【0012】積込フィーダ16は、起倒用シリンダ28
(図5)の作動で上下に起倒させられるように枢軸29
で支持され、枢軸29は、固定筒31に前後・左右(図
3、図5)に移動自在に挿通された可動軸32に取り付
けられている。したがって、積込フィーダ16は、固定
筒31が固定された自走車両1に対して、可動軸32の
移動範囲で前後に遊動自在・左右に回動自在である。な
お、上側ホッパ3の前板3a(図1)は、積込フィーダ
16の倒伏時にヒンジを支点に前方に倒されるようにさ
れている。
【0013】積込フレーム19の下端19aと排出端1
9bの中間部分、詳しくは下側ホッパ2の真上部分に2
つの排出口19c,19d(図5)が積込フレーム19
の長手方向に位置をずらして形成され、開閉用シリンダ
34による開閉蓋35の取付軸36を中心とする回動で
それぞれ個々に開閉されるようになっている。つまり、
前記開閉用シリンダ34及び開閉蓋35は積込フィーダ
16により搬送する舗装材を下側ホッパ2へ投入するか
上側ホッパ3へ投入するかを切り換える切換手段を構成
する。各排出口19c,19dのフライト通路から外れ
た両側部には幅の狭い帯金37(図6)が取り付けられ
ており、開閉蓋35の上方への過回動を阻止している。
【0014】積込フレーム19の下面には、ボルト構造
の当接部材39(図3)に当接して積込フィーダ16の
後退を止める停止部材40が取り付けられている。当接
部材39は自走車両1に固定されたナット部材41に調
節自在に螺着されている。
【0015】受入ホッパ17は、積込フレーム19の下
端19aの左右に連設された各拡幅部19e(図7、図
9)の筒部43にボールベアリング44を介して支持さ
れ、左右一対の回転用シリンダ45で上下に回動させる
ことができるようになっている。各拡幅部19eには掻
寄スクリュ47が回転軸20に連結してそれぞれ設けら
れている。各掻寄スクリュ47は油圧モータ43aの駆
動力により回転軸20と一緒に回転して拡幅部19e内
の舗装材を無端チェーン25の部分に掻き寄せるもので
ある。
【0016】また、前記下側ホッパ2及び上側ホッパ3
の容量はそれぞれダンプトラックT等の積載容量よりも
大きな値に設定されるのが好ましいが、少なくても、双
方のホッパ2,3の合計容量は、ダンプトラックTの積
載容量よりも十分に大きな値に設定されている。
【0017】符号49は補助ホッパであり、受入ホッパ
17の左右両側に上下に回動自在に支軸50で取り付け
られている。両補助ホッパ49は、横幅の広いダンプト
ラックT(図3)からの舗装材の受入れを可能にするも
ので、左右一対の折込用シリンダ51によって受入ホッ
パ17の上に折り重ねることができるようにされてい
る。
【0018】受入ホッパ17の台体17a(図3)の下
面には左右一対の支持車輪53が設けられ、また前部に
はローラ構造の左右一対の押圧部材54が案内軸55に
よって前後に移動自在に設けられている。支持車輪53
は受入ホッパ17と補助ホッパ49の荷重を支えるもの
であり、また押圧部材54はダンプトラックTの後車輪
を周知のように押すもので、前後用シリンダ56により
前後位置を調節されるようになっている。なお、案内軸
55,55と前後用シリンダ56とは同一面内に配設す
ると、前後用シリンダ56の作動でモーメントを生じな
いので好ましい。
【0019】前記積込フィーダ16は、図2に示すよう
に、自走車両1の左右方向中央部に自走車両1の前端部
から後端部近傍まで延びるように設けられている。ま
た、自走車両の前部であって積込フィーダ16の左右両
側には、それぞれ油圧ポンプ61,62と、該油圧ポン
プ61,62の軸上にはそれぞれカップリングを介して
エンジン(図示略)が搭載されている。それら油圧ポン
プ61,62は、前記クローラ11,12を介して自走
車両1を走行させる油圧モータや、シリンダ等の種々の
機器の駆動源となる。
【0020】前記舗装材貯留用のホッパ2、3について
詳しく説明すると、下側ホッパ2と上側ホッパ3とは、
上下にずらされるとともに前後へもずらされて、具体的
には上側ホッパ3は後方へ下側ホッパ2は前方へそれぞ
れずらされて配置されている。また、下側ホッパ2と上
側ホッパ3とは、上方から見てそれらの少なくとも一
部、この実施の形態では下側ホッパ2の後部と上側ホッ
パ3の前部が互いに重なるように配置されている(図1
1、図12)。
【0021】ここで、下側ホッパ2は、傾斜する前端板
2a、左右の前側板2b、起立板2ccを有する左右の
後側板2c、及び後端板2dからなっている。一方、上
側ホッパ3は、前端板3a、底面板3b、左右の側板3
c、後端板3dからなっている。また、上側ホッパ3の
底面板3bを構成する可動底面部63は、軸64を中心
に上下方向に回動可能に設けられている。可動底面部6
3は、フレーム65との間に介装されたシリンダ66に
よって回動操作され、図11において二点鎖線で示すよ
うに、上側ホッパ3の舗装材払い出し口67側へ下がる
ように回動されている。
【0022】また、可動底面部63の前中央部63a
は、可動底面部63に支持された軸68を中心に上下方
向に回動可能に設けられ、この前中央部63aは、他の
可動底面部63との間に介装されたシリンダ69によっ
て回動操作されるようになっており、この前中央部63
aの幅は積込フィーダ16の幅より十分広くとってあ
る。また、可動底面部63の前中央部63aが開状態に
あるとき、その開口部70の下方に前記下側ホッパ2が
臨むように、当該上側ホッパ3と下側ホッパ2との相対
的な配置関係になっている。
【0023】次に、上記の構成とされた敷均機械の作用
を説明する。図1の実線は、舗装材の受入れ状態を示す
もので、各補助ホッパ49は、支持車輪53で支持され
た受入ホッパ17の横にほぼ水平に倒されるとともに、
積込フィーダ16は斜めに配置させられている。この状
態で、ダンプトラックTを押圧部材54で押して自走車
両1と一緒に前進させながらダンプトラックTから舗装
材を受入ホッパ17と補助ホッパ49,49に投入す
る。この際、路面の凹凸等によって積込フレーム19の
傾斜角度が変化した場合、その変化に応じて積込フィー
ダ16が固定筒31に案内されて前後・左右に自由移動
し、当接部材39に対する停止部材40の当接状態を保
つ。したがって、枢軸29に無理な力がかかることはな
い。
【0024】そして、前記受入ホッパ17と補助ホッパ
49,49に入れられた、例えば通常の舗装材Haを下
側ホッパ2に入れる場合は、開閉用シリンダ34で開閉
蓋35を図6の2点鎖線のように後方に回動させて各排
出口19c,19dをそれぞれ開き、積込フィーダ16
の駆動モータ27を作動させることにより無端チェーン
25を回転させ、フライト24で舗装材Haを運んで排
出口19c,19dから下側ホッパ2内に落下させる。
排出口19c,19dは前後に位置をずらして設けられ
ているため、舗装材の落下によって舗装材の山が2つ互
いに隣接して形成される。したがって、1つの山しかで
きないものに比較して複数の山の頂角の総和が大きくな
り、それだけ下側ホッパ2に多量の舗装材を入れること
ができるようになる。
【0025】また、舗装材Haを積込フィーダ16の上
側の排出口19dから下側ホッパ2に入れる場合には、
シリンダ69を伸長操作して可動底面部63の前中央部
63aを予め開いておく(図11中2点鎖線参照)。こ
うすることにより、上側ホッパ3の可動底面部63の前
中央部63aの開口部70を通して、下側ホッパ2への
舗装材Haの積め込みが可能となる。
【0026】ちなみに、上方から見て延出している下側
ホッパ2の前部からしか舗装材Haの積め込みが行えな
い場合には、舗装材Haが下側ホッパ2の前部に偏って
積み込まれることとなる。この場合、舗装材の十分な払
い出しが行えなくなることが懸念される。しかしなが
ら、上記のように、上側ホッパ3の可動底面部63の前
中央部の開口部70を通して、下側ホッパ2への舗装材
Haの積め込みが可能な場合には、下側ホッパ2におい
て舗装材Haの山が中央部分にも形成されることとな
り、その分、舗装材Haの十分な払い出しが可能とな
る。
【0027】また、例えば、耐摩耗性の大きい舗装材H
bを上側ホッパ3に入れるときは、各排出口19c,1
9dを開閉蓋35で閉じ(図6の実線参照)、受入ホッ
パ17と補助ホッパ49,49内の舗装材Hbをフライ
ト24で排出端19bに運んで上側ホッパ3内に落下さ
せる。このとき、シリンダ69を短縮操作して可動底面
部63の前中央部63aを閉じておく(図11中破線参
照)。こうすることにより、上側ホッパ3内への舗装材
Hbの収納が可能になる。
【0028】上記において、掻寄スクリュ47は、積込
フィーダ16の回転軸20によって回転し、拡幅部19
eの舗装材をフライト24の部分に掻き寄せる。このた
め、舗装材が能率的に下側ホッパ2と上側ホッパ3に運
ばれるようになり、また受入ホッパ17内に残される舗
装材の量が減少する。補助ホッパ49内の舗装材の量が
少なくなってきた場合は、折込用シリンダ51で補助ホ
ッパ49を傾斜させて拡幅部19eへの舗装材の落下を
促進する。
【0029】下側ホッパ2の舗装材Haはバーフィーダ
4で前側スプレッデングスクリュ5の前に送り、そのス
プレッデングスクリュ5で横に広げて前側スクリード8
で敷き均す。また、上側ホッパ3の舗装材Hbは、上側
ホッパ3の落下口から後側スプレッデングスクリュ7の
上に落下させ、そのスプレッデングスクリュ7で横に広
げて後側スクリード9で舗装材Haの上に敷き均す。
【0030】そして、上側ホッパの舗装材が少なくなっ
た場合には、シリンダ66を伸長操作し、可動底面部6
3を、軸64を中心に、舗装材払い出し口67側が相対
的に下がるよう払い出し方向へ回動させる。これによ
り、可動底面部63に残りがちな舗装材を最後までスム
ーズに払い出すことができ、舗装材Haの速やかな払い
出しと、上側ホッパ3の容量を大きく確保することとを
同時に満足させることが可能となった。
【0031】敷均機械を他の舗装現場等に回送する場合
は、折込用シリンダ51で各補助ホッパ49を受入ホッ
パ17の上に折り重ね、受入ホッパ17を回動用シリン
ダ45で積込フィーダ16側に回動させる一方、積込フ
ィーダ16を起倒用シリンダ28でほぼ水平に倒伏させ
る(図1の2点鎖線参照)。これにより敷均機械の全長
が短くなるとともに、高さが低くなる。なお、シリンダ
28,34,45,51,56は、通常油圧シリンダと
されるが、エアシリンダを用いることも可能である。ま
た駆動モータ27、43aは、油圧モータ又は電気モー
タとされる。
【0032】上記実施形態では、異なる舗装材を上下に
2層状の形で同時に敷き均す場合を例に挙げて説明した
が、これに限られることなく、一種類の舗装材のみを敷
き均す場合にも、このように複数のホッパ2,3を備え
る敷均機械を用いることができる。この場合、スプレッ
デングスクリュ5,7とスクリード8,9はそれぞれ一
つあれば足り、例えば前側のスプレッデングスクリュ5
及び前側のスクリード8は不要となる。つまり、下側ホ
ッパ2から払い出される舗装材をバーフィーダ4により
直接後側のスプレッデンスクリュ7に供給する構造にす
れば足りる。
【0033】また、舗装材貯留用の下側ホッパ2と上側
ホッパ3を備えることにより、路面を上下方向に2層状
に敷き均すのに替えて、図14(b)に示すように路面
の左右方向に異なる舗装材を敷き均すいわゆる多連敷き
均し構造とすることもできる。この場合、図13及び図
14に示すように、自走車両の左右方向略中央に下側ホ
ッパ2からバーフィーダ4を介して払い出される舗装材
Hcを、前側スプレッディングスクリュ5で左右に広げ
ながら図14(a)に示すように、中央の平面覆い板7
0の外側と左右の仕切板71,72で囲まれる区域Z
a、Zaに供給する。他方、上側ホッパ3から直接供給
される舗装材Hdを、後側スプレッディングスクリュ7
で中央及び左右に広げながら、中央の区域Zb並びに左
右の平面覆い板75,75よりもさらに外側の区域Zc
に供給する。その後、それら舗装材をスクリード9で敷
き均すことにより、図14(b)に示すような道路の窪
みができそうな左右所定箇所を摩耗に優れた舗装材Hc
で覆うとともに、他の部分を比較的安価で摩耗にそれほ
ど強くない舗装材Hdで舗装することができる。
【0034】なお、上記実施形態では、下側ホッパ2と
上側ホッパ3との2つのホッパを備える場合を例にあげ
て説明したが、これに限られることなく、ホッパを3個
以上備えるようにしてもよい。また、積込フィーダ16
は、敷均機械にただ一つに限られず、各ホッパに対応し
てそれぞれ1個づつ備えるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1にかかる敷均機械によれば、ホ
ッパを上下にずらしてかつそれらの一部が重なるように
設けているので、各ホッパの容量を確保しつつ、車両の
コンパクト化を図ることができるとともに、下側ホッパ
へ舗装材を積め込むときに、上側ホッパの底面前部を開
状態にしておけば、この開口部を通しても舗装材の積め
込みが行えることとなり、上側ホッパと重なった下側ホ
ッパへの舗装材の積め込みが可能になる。したがって、
舗装材の十分な払い出しが行える。
【0036】
【0037】請求項にかかる敷均機械によれば、ホッ
パ内に舗装材が少なくなった場合でも、底面を払い出し
方向へ傾斜させることにより、スムーズな払い出しが行
え、舗装材の速やかな払い出しと、ホッパの容量を大き
く確保することとを同時に満足させることが可能となっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す側面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 積込フィーダと受入ホッパ等の関係を示す側
面図である。
【図4】 積込フィーダの回転軸と駆動モータ等の関係
を示す断面図である。
【図5】 積込フィーダの要部の断面図である。
【図6】 排出口と開閉蓋等の関係を示す断面図であ
る。
【図7】 受入ホッパと補助ホッパ等の関係を示す断面
図である。
【図8】 補助ホッパの取付構造を示す正面図である。
【図9】 回転軸と掻寄スクリュ等の関係を示す水平断
面図である。
【図10】 受入ホッパと補助ホッパ等の関係を示す平
面図である。
【図11】 上側ホッパと下側ホッパとの関係を示す側
面図である。
【図12】 上側ホッパの平面図である。
【図13】 本発明の他の実施の形態を示す一部の側面
図である。
【図14】 (a)同実施の形態の一部の平面図、
(b)同実施の形態の敷均機械で施工した道路の断面図
である。
【図15】 従来の敷均機械の側面図である。
【符号の説明】
1 自走車両 2 下側ホッパ 3 上側ホッパ 5 前側スプレッテングスクリュ(舗装材撒出し手段) 7 後側スプレッテングスクリュ(舗装材撒出し手段) 8 前側スクリード(敷均手段) 9 後側スクリー
ド(敷均手段) 14 レベリングアーム 16 積込フィー
ダ 17 受入ホッパ 63 可動底面部 63a 底面前部 64 軸 65 フレーム 66 シリンダ 67 払い出し口 68 軸 69 シリンダ A 積込装置 Ha,Hb 舗装材 T ダンプトラッ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 千秋 東京都中央区京橋3−13−1 大成ロテ ック株式会社内 (72)発明者 長谷部 勝郎 東京都港区六本木7−3−7 東亜道路 工業株式会社内 (72)発明者 伊澤 龍児 東京都港区六本木7−3−7 東亜道路 工業株式会社内 (72)発明者 森 章雄 東京都品川区上大崎3−14−12 前田道 路株式会社内 (72)発明者 渡辺 宣行 東京都品川区上大崎3−14−12 前田道 路株式会社内 (72)発明者 後藤 文夫 群馬県群馬郡群馬町大字棟高730番地 株式会社新潟鉄工所 高崎工場内 (72)発明者 内山 伸一郎 群馬県群馬郡群馬町大字棟高730番地 株式会社新潟鉄工所 高崎工場内 (56)参考文献 特開 昭63−114704(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 19/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走車両に、舗装材貯留用のホッパと、
    該ホッパから排出される舗装材を路面上で左右に広げる
    舗装材撒出し手段と、路面上に広げられた舗装材を敷き
    均す敷均手段とが備えられてなる敷均機械において、 前記舗装材貯留用のホッパが複数上下にずらしてかつ上
    方から見て少なくともそれらの一部が重なるように設け
    られ 前記複数のホッパのうち上側ホッパは後方へ、下側ホッ
    パは前方へそれぞれずらして設けられ、 上側ホッパの底面前部が開閉自在とされ、該底面前部が
    開状態にあるとき、その開口部の下方には前記下側ホッ
    パが臨んで配置され ていることを特徴とする敷均機械。
  2. 【請求項2】 前記上側ホッパの底面は、舗装材払い出
    し口側へ下がるように回動可能に配置されていることを
    特徴とする請求項1記載の敷均機械。
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