JP2004278037A - 移動式路面施工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動式材料搬送装置から移動式路面施工機へ材料を搬送する時に、外へ落下させることなく確実に搬送する。
【解決手段】材料運搬車1から供給される材料を移動式路面施工機5へ移動しながら搬送する移動式材料搬送装置3を、筒状の円筒体25とその円筒体25内に沿って配置した送り螺旋27とで構成し、搬送工程中の外への材料落下を確実になくす。
【選択図】 図1
【解決手段】材料運搬車1から供給される材料を移動式路面施工機5へ移動しながら搬送する移動式材料搬送装置3を、筒状の円筒体25とその円筒体25内に沿って配置した送り螺旋27とで構成し、搬送工程中の外への材料落下を確実になくす。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、雨水等が通過し易い多孔質舗装等に適する移動式路面施工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、多孔質舗装を行なう際に、始めに接着材を塗布して路面を接着面とした後、続いて移動式路面施工機を移動させながら路面の舗装作業を行なう。舗装用の材料は材料搬送装置によって供給されながら作業が行なわれる。
【0003】
材料搬送用の材料搬送装置は、自走式の縦取り機と呼ばれる機体に支持されたコンベアタイプとなっていて、一般的な公知機械となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
移動式路面施工機へ材料を供給する材料搬送装置は、移動式路面施工機の前方に位置し、自走式の縦取り機の機体から後方へ大きく延長された構造となっていて、移動式路面施工機へ向けて材料を搬送するようになる。その搬送工程時に、材料搬送装置は外周が露出状態のコンベアタイプとなっているため、その搬送途中において材料が外へこぼれ落ちる等の不具合があった。
【0005】
材料がこぼれ落ちる路面は、前記した如く接着材が塗布された施工前の接着面となっており、接着面を汚す結果となる。接着面が汚れると、後に続く施工作業に重大な悪影響を及ぼし、きれいな仕上面が得られなくなる等の問題を残すようになる。
【0006】
この場合、コンベアベルトの左右の横壁を高くして外へこぼれ落ちないようにする等の対応策が考えられるが、ベルトからこぼれた材料は横壁によってベルトの底に溜り易くなり、それが堆積し、成長する新たな不具合を招く。
【0007】
そこで、この発明は、装置全体が比較的コンパクトに収まり、しかも、材料がこぼれ落ちることのない確実な搬送を可能とした移動式路面施工装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明の請求項1にあっては、材料運搬車から供給される材料を後方へ搬送する移動式材料搬送装置と、移動式材料搬送装置から送られてくる材料を受けとり路面に施工する移動式路面施工機とからなり、前記移動式材料搬送装置は、筒状の円筒体とその円筒体内に沿って配置された送り螺旋とで構成されていることを特徴とする。
【0009】
これにより、材料搬送車からの材料は、移動式材料搬送装置によって搬送され、移動式路面施工機に供給される。この場合、移動式材料搬送装置は、外周が筒状の円筒体によって取囲まれた送り螺旋によって搬送するため、搬送工程中の材料が外へこぼれ落ちる恐れは全くなく確実に搬送される。この結果、施工前の接着面を汚す恐れがなくなり、きれいな仕上面が得られるようになる。
【0010】
また、この発明の請求項2にあっては、移動式材料搬送装置は、所定の傾斜角度をもって配置され、傾斜下位側に走行輪とホッパーを、傾斜上位側に材料吐出口をそれぞれ有し、移動式路面施工機と着脱自在に連結されていることを特徴とする。
【0011】
これにより、材料搬送車からのホッパーへの材料供給が容易になると共に、移動式路面施工機と一緒に走行しながら舗装用材料の供給が可能となる。また、所定の傾斜角度をもって配置されるため、施工時の装置全体長が短くて済むようになると共に、送り螺旋によってベルトコンベアでは搬送不能となる所定角度の傾斜勾配を何等支障なく上方へ向け搬送することが可能となる。
【0012】
また、取外すことで、移動式施工機から切り離せるため、現場へ向かう時、あるいは、作業を終えて現場から戻る時に、その搬送が容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図6の図面を参照しながらこの発明の実施の形態について具体的に説明する。
【0014】
図6は、この発明にかかる移動式路面施工装置全体の概略説明図を示しており、左側から材料運搬車1、移動式材料搬送装置3、移動式路面施工機5となっている。
【0015】
材料運搬車1は、例えば、ダンプトラック等の荷台7にゴム骨材等の舗装用の材料が入ったホッパー9が搭載された構造となっていて、ホッパー9内の材料はホッパー9の底部に設けられた送り螺旋11によって材料供給口13から前記した移動式材料搬送装置3のホッパー15内に供給されるようになっている。送り螺旋11は筒状の円筒体17内に沿って配置され、送り螺旋11による搬送時に、材料が外へこぼれ出ることのない確実な搬送が可能となっている。
【0016】
移動式材料搬送装置3は、ほぼ水平に材料を搬送する第1の搬送部19と、第1の搬送部19からの材料を所定の傾斜角度を有して斜め上方へ搬送する第2の搬送部21とから成り、連結装置23を介して移動式路面施工機5と着脱自在に連結されている。
【0017】
第1、第2の搬送部19、21は、筒状に形成された円筒体25内に沿って送り螺旋27が配置された構造となっていて、傾斜下位側となる前記第1の搬送部19には前記したホッパー15が設けられている。
【0018】
ホッパー15は、最下位に位置することで、材料運搬車1の材料供給口13から自重による落下によって容易に供給されるようになっている。
【0019】
ホッパー15には、左右に走行輪29を有し、移動式路面施工機5と一緒に走行可能となっている。また、傾斜上位側となる第2の搬送部21となる、終端側には材料吐出口31が設けられている。
【0020】
送り螺旋27は、螺旋軸33に対して螺旋状に連続する回転翼35が設けられた構造となっていて、前記螺旋軸33には前記ホッパー15に搭載された駆動モータ37によって回転動力が与えられるようになっている。送り螺旋27は、円筒体25との関係によって傾斜勾配に影響されることなく搬送が可能となるため、コンベアベルトの搬送能力を越えたきつい傾斜角度θに設定されている。これにより、移動式路面施工機5から前方へ張り出し量が小さく抑えられている。
【0021】
なお、第1の搬送部19から第2の搬送部21に続く螺旋軸33の屈曲部Pは自在接手を介して回転動力が伝達される用になっている。
【0022】
連結装置23は、図3に示すように移動式材料搬送装置3側の連結凹部39と移動式路面施工機5側の連結凸部41とを連結ピン43によって結合することで連結され、連結ピン43を抜きとることで連結解除が可能となっている。
【0023】
移動式路面施工機5は、撹拌混合装置45とその後方に敷均し装置47とを有し、ステアリング49によって操舵可能な前輪51とエンジン等の動力部53によって回転動力が与えられる後輪53とによって走行可能となっている。
【0024】
撹拌混合装置45は、図4に示すように前半部が計量部55、後半部が撹拌混合部57となっていて、同一軸線上に配置されている。
【0025】
計量部55は計量用駆動モータ59によって、撹拌混合部57は撹拌混合用駆動モータ61によってそれぞれ回転動力が与えられるようになっている。
【0026】
同一軸線上に配置された計量部55と撹拌混合部57は、軸穴63と嵌合軸65との関係によってそれぞれ独立した回転が可能となっている。
【0027】
計量部55は、送り螺旋67による回転数の制御によって例えば、ゴム骨材となる舗装用の材料を計量制御することが可能となっている。その外に撹拌混合装置45にはバインダとなる液体状のウレタン樹脂と、カーボン等の着色材がそれぞれ供給されるようになっている。
【0028】
液体状のバインダは、タンク69内に設けられ、ポンプ71によって三方弁73を切換えることで、撹拌混合部57の始端側へ供給される状態と供給停止時に図4矢印の如く循環する状態とに切換可能となっている。着色材はタンク75内に設けられ、モータMによって駆動されるスクリュー装置77によってホッパー79内に供給されるようになっている。
【0029】
ホッパー79は、上方が解放された上方開放口となっていて、前記した移動式材料搬送装置3の材料吐出口31から舗装用の材料が供給されるようになっている。また、ホッパー79の底部開口81は前記撹拌混合装置45の計量部55と接続連通している。
【0030】
撹拌混合部57は、螺旋状に撹拌翼83が設けられ、撹拌翼83が回転することで前記バインダ、着色材、舗装用の材料が撹拌混合され、撹拌混合された後、放出口85から路面87へ向け投下されるようになっている。
【0031】
敷均し装置47は、放出口85から路面87に投下された舗装材を左右へ横送りする横送り装置89と、横送りされた舗装材を均一に均す敷均し板91とを有し、支持装置93によって昇降自在に支持されている。
【0032】
支持装置93は、敷均し装置47を支持した左右の支持アーム95と、第1、第2、第3の油圧装置T−1、T−2、T−3とから成り、支持アーム95の基部は機体に設けられたガイド部材97によって上下動自在に支持されている。
【0033】
第1の油圧装置T−1は、図1、図5に示すようにクランクアーム99を介して収納状態(図5)と通常の使用状態(図1)とに切換える切換え制御用となっている。
【0034】
第2、第3の油圧装置T−2、T−3は、支持アーム95の前後の昇降量をコントロールすることで、使用時の敷均し板91の傾斜角度、即ち、前端側が上昇し、後端側が下降した時のみ角度設定用となっている。
【0035】
このように構成された移動式路面施工装置において舗装作業を行うには、まず、材料運搬車1を始めとして移動式路面施工機5が走行するタイヤ幅を残して路面87全体に接着材を塗布する。続いて材料運搬車1、移動式材料搬送装置3によって材料の供給を受けながら移動式路面施工機5を走行させることで、多孔質舗装作業が行なわれる。
【0036】
この舗装作業時、移動式材料搬送装置3は移動式路面施工機5と一緒に移動し、材料を搬送する。この時、移動式材料搬送装置3によって材料が搬送される際、送り螺旋27の外周は筒状の円筒体25によって取囲まれているため、搬送工程中の材料は外へこぼれ落ちることはなく、接着面を汚す恐れはない。
【0037】
しかも、送り螺旋27によってベルトコンベアでは搬送不能となる所定角度の傾斜勾配を何等支障なく上方へ向け搬送することが可能となる。
【0038】
なお、施工完了時のタイヤ跡は手作業による舗装が行なわれる。
【0039】
一方、連結装置23の連結を解除することで移動式路面施工機5から移動式材料搬送装置3を切り離せるため、現場へ向かう時、あるいは、作業を終えて現場から戻る時にその搬送が容易となる。
【0040】
【発明の効果】
以上、説明したようにこの発明の請求項1によれば、移動式材料搬送装置によって材料の供給を受けながら移動式路面施工機による舗装作業が行なえるようになる。また、搬送工程中の材料を接着面の上にこぼすことはなく確実に搬送することができる。この結果、きれいな上面が得られるようになる。
【0041】
また、この発明の請求項2によれば、所定の傾斜角度をもって配置されるため、装置全体長を短くできる。また、ベルトコンベアでは搬送不能となる所定角度の傾斜勾配を何等支障なく上方へ向け搬送できる。
【0042】
また、取外すことで、移動式路面施工機から切り離すことができるため、現場へ向かう時、あるいは、作業を終えて現場から戻る時にその搬送が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる移動式路面施工装置の概要側面図。
【図2】移動式材料搬送装置の概要側面図。
【図3】移動式材料搬送装置と移動式路面施工機とを連結する連結装置の概要説明図。
【図4】移動式路面施工機の概要平面図。
【図5】移動式路面施工機の敷均し装置を格納した状態を示す説明図。
【図6】移動式路面施工装置全体の概要説明図。
【符号の説明】
1 材料運搬車
3 移動式材料搬送装置
5 移動式路面施工機
15 ホッパー
23 連結装置
25 円筒体
27 送り螺旋
29 走行輪
31 材料吐出口
【発明の属する技術分野】
この発明は、雨水等が通過し易い多孔質舗装等に適する移動式路面施工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、多孔質舗装を行なう際に、始めに接着材を塗布して路面を接着面とした後、続いて移動式路面施工機を移動させながら路面の舗装作業を行なう。舗装用の材料は材料搬送装置によって供給されながら作業が行なわれる。
【0003】
材料搬送用の材料搬送装置は、自走式の縦取り機と呼ばれる機体に支持されたコンベアタイプとなっていて、一般的な公知機械となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
移動式路面施工機へ材料を供給する材料搬送装置は、移動式路面施工機の前方に位置し、自走式の縦取り機の機体から後方へ大きく延長された構造となっていて、移動式路面施工機へ向けて材料を搬送するようになる。その搬送工程時に、材料搬送装置は外周が露出状態のコンベアタイプとなっているため、その搬送途中において材料が外へこぼれ落ちる等の不具合があった。
【0005】
材料がこぼれ落ちる路面は、前記した如く接着材が塗布された施工前の接着面となっており、接着面を汚す結果となる。接着面が汚れると、後に続く施工作業に重大な悪影響を及ぼし、きれいな仕上面が得られなくなる等の問題を残すようになる。
【0006】
この場合、コンベアベルトの左右の横壁を高くして外へこぼれ落ちないようにする等の対応策が考えられるが、ベルトからこぼれた材料は横壁によってベルトの底に溜り易くなり、それが堆積し、成長する新たな不具合を招く。
【0007】
そこで、この発明は、装置全体が比較的コンパクトに収まり、しかも、材料がこぼれ落ちることのない確実な搬送を可能とした移動式路面施工装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明の請求項1にあっては、材料運搬車から供給される材料を後方へ搬送する移動式材料搬送装置と、移動式材料搬送装置から送られてくる材料を受けとり路面に施工する移動式路面施工機とからなり、前記移動式材料搬送装置は、筒状の円筒体とその円筒体内に沿って配置された送り螺旋とで構成されていることを特徴とする。
【0009】
これにより、材料搬送車からの材料は、移動式材料搬送装置によって搬送され、移動式路面施工機に供給される。この場合、移動式材料搬送装置は、外周が筒状の円筒体によって取囲まれた送り螺旋によって搬送するため、搬送工程中の材料が外へこぼれ落ちる恐れは全くなく確実に搬送される。この結果、施工前の接着面を汚す恐れがなくなり、きれいな仕上面が得られるようになる。
【0010】
また、この発明の請求項2にあっては、移動式材料搬送装置は、所定の傾斜角度をもって配置され、傾斜下位側に走行輪とホッパーを、傾斜上位側に材料吐出口をそれぞれ有し、移動式路面施工機と着脱自在に連結されていることを特徴とする。
【0011】
これにより、材料搬送車からのホッパーへの材料供給が容易になると共に、移動式路面施工機と一緒に走行しながら舗装用材料の供給が可能となる。また、所定の傾斜角度をもって配置されるため、施工時の装置全体長が短くて済むようになると共に、送り螺旋によってベルトコンベアでは搬送不能となる所定角度の傾斜勾配を何等支障なく上方へ向け搬送することが可能となる。
【0012】
また、取外すことで、移動式施工機から切り離せるため、現場へ向かう時、あるいは、作業を終えて現場から戻る時に、その搬送が容易となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図6の図面を参照しながらこの発明の実施の形態について具体的に説明する。
【0014】
図6は、この発明にかかる移動式路面施工装置全体の概略説明図を示しており、左側から材料運搬車1、移動式材料搬送装置3、移動式路面施工機5となっている。
【0015】
材料運搬車1は、例えば、ダンプトラック等の荷台7にゴム骨材等の舗装用の材料が入ったホッパー9が搭載された構造となっていて、ホッパー9内の材料はホッパー9の底部に設けられた送り螺旋11によって材料供給口13から前記した移動式材料搬送装置3のホッパー15内に供給されるようになっている。送り螺旋11は筒状の円筒体17内に沿って配置され、送り螺旋11による搬送時に、材料が外へこぼれ出ることのない確実な搬送が可能となっている。
【0016】
移動式材料搬送装置3は、ほぼ水平に材料を搬送する第1の搬送部19と、第1の搬送部19からの材料を所定の傾斜角度を有して斜め上方へ搬送する第2の搬送部21とから成り、連結装置23を介して移動式路面施工機5と着脱自在に連結されている。
【0017】
第1、第2の搬送部19、21は、筒状に形成された円筒体25内に沿って送り螺旋27が配置された構造となっていて、傾斜下位側となる前記第1の搬送部19には前記したホッパー15が設けられている。
【0018】
ホッパー15は、最下位に位置することで、材料運搬車1の材料供給口13から自重による落下によって容易に供給されるようになっている。
【0019】
ホッパー15には、左右に走行輪29を有し、移動式路面施工機5と一緒に走行可能となっている。また、傾斜上位側となる第2の搬送部21となる、終端側には材料吐出口31が設けられている。
【0020】
送り螺旋27は、螺旋軸33に対して螺旋状に連続する回転翼35が設けられた構造となっていて、前記螺旋軸33には前記ホッパー15に搭載された駆動モータ37によって回転動力が与えられるようになっている。送り螺旋27は、円筒体25との関係によって傾斜勾配に影響されることなく搬送が可能となるため、コンベアベルトの搬送能力を越えたきつい傾斜角度θに設定されている。これにより、移動式路面施工機5から前方へ張り出し量が小さく抑えられている。
【0021】
なお、第1の搬送部19から第2の搬送部21に続く螺旋軸33の屈曲部Pは自在接手を介して回転動力が伝達される用になっている。
【0022】
連結装置23は、図3に示すように移動式材料搬送装置3側の連結凹部39と移動式路面施工機5側の連結凸部41とを連結ピン43によって結合することで連結され、連結ピン43を抜きとることで連結解除が可能となっている。
【0023】
移動式路面施工機5は、撹拌混合装置45とその後方に敷均し装置47とを有し、ステアリング49によって操舵可能な前輪51とエンジン等の動力部53によって回転動力が与えられる後輪53とによって走行可能となっている。
【0024】
撹拌混合装置45は、図4に示すように前半部が計量部55、後半部が撹拌混合部57となっていて、同一軸線上に配置されている。
【0025】
計量部55は計量用駆動モータ59によって、撹拌混合部57は撹拌混合用駆動モータ61によってそれぞれ回転動力が与えられるようになっている。
【0026】
同一軸線上に配置された計量部55と撹拌混合部57は、軸穴63と嵌合軸65との関係によってそれぞれ独立した回転が可能となっている。
【0027】
計量部55は、送り螺旋67による回転数の制御によって例えば、ゴム骨材となる舗装用の材料を計量制御することが可能となっている。その外に撹拌混合装置45にはバインダとなる液体状のウレタン樹脂と、カーボン等の着色材がそれぞれ供給されるようになっている。
【0028】
液体状のバインダは、タンク69内に設けられ、ポンプ71によって三方弁73を切換えることで、撹拌混合部57の始端側へ供給される状態と供給停止時に図4矢印の如く循環する状態とに切換可能となっている。着色材はタンク75内に設けられ、モータMによって駆動されるスクリュー装置77によってホッパー79内に供給されるようになっている。
【0029】
ホッパー79は、上方が解放された上方開放口となっていて、前記した移動式材料搬送装置3の材料吐出口31から舗装用の材料が供給されるようになっている。また、ホッパー79の底部開口81は前記撹拌混合装置45の計量部55と接続連通している。
【0030】
撹拌混合部57は、螺旋状に撹拌翼83が設けられ、撹拌翼83が回転することで前記バインダ、着色材、舗装用の材料が撹拌混合され、撹拌混合された後、放出口85から路面87へ向け投下されるようになっている。
【0031】
敷均し装置47は、放出口85から路面87に投下された舗装材を左右へ横送りする横送り装置89と、横送りされた舗装材を均一に均す敷均し板91とを有し、支持装置93によって昇降自在に支持されている。
【0032】
支持装置93は、敷均し装置47を支持した左右の支持アーム95と、第1、第2、第3の油圧装置T−1、T−2、T−3とから成り、支持アーム95の基部は機体に設けられたガイド部材97によって上下動自在に支持されている。
【0033】
第1の油圧装置T−1は、図1、図5に示すようにクランクアーム99を介して収納状態(図5)と通常の使用状態(図1)とに切換える切換え制御用となっている。
【0034】
第2、第3の油圧装置T−2、T−3は、支持アーム95の前後の昇降量をコントロールすることで、使用時の敷均し板91の傾斜角度、即ち、前端側が上昇し、後端側が下降した時のみ角度設定用となっている。
【0035】
このように構成された移動式路面施工装置において舗装作業を行うには、まず、材料運搬車1を始めとして移動式路面施工機5が走行するタイヤ幅を残して路面87全体に接着材を塗布する。続いて材料運搬車1、移動式材料搬送装置3によって材料の供給を受けながら移動式路面施工機5を走行させることで、多孔質舗装作業が行なわれる。
【0036】
この舗装作業時、移動式材料搬送装置3は移動式路面施工機5と一緒に移動し、材料を搬送する。この時、移動式材料搬送装置3によって材料が搬送される際、送り螺旋27の外周は筒状の円筒体25によって取囲まれているため、搬送工程中の材料は外へこぼれ落ちることはなく、接着面を汚す恐れはない。
【0037】
しかも、送り螺旋27によってベルトコンベアでは搬送不能となる所定角度の傾斜勾配を何等支障なく上方へ向け搬送することが可能となる。
【0038】
なお、施工完了時のタイヤ跡は手作業による舗装が行なわれる。
【0039】
一方、連結装置23の連結を解除することで移動式路面施工機5から移動式材料搬送装置3を切り離せるため、現場へ向かう時、あるいは、作業を終えて現場から戻る時にその搬送が容易となる。
【0040】
【発明の効果】
以上、説明したようにこの発明の請求項1によれば、移動式材料搬送装置によって材料の供給を受けながら移動式路面施工機による舗装作業が行なえるようになる。また、搬送工程中の材料を接着面の上にこぼすことはなく確実に搬送することができる。この結果、きれいな上面が得られるようになる。
【0041】
また、この発明の請求項2によれば、所定の傾斜角度をもって配置されるため、装置全体長を短くできる。また、ベルトコンベアでは搬送不能となる所定角度の傾斜勾配を何等支障なく上方へ向け搬送できる。
【0042】
また、取外すことで、移動式路面施工機から切り離すことができるため、現場へ向かう時、あるいは、作業を終えて現場から戻る時にその搬送が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる移動式路面施工装置の概要側面図。
【図2】移動式材料搬送装置の概要側面図。
【図3】移動式材料搬送装置と移動式路面施工機とを連結する連結装置の概要説明図。
【図4】移動式路面施工機の概要平面図。
【図5】移動式路面施工機の敷均し装置を格納した状態を示す説明図。
【図6】移動式路面施工装置全体の概要説明図。
【符号の説明】
1 材料運搬車
3 移動式材料搬送装置
5 移動式路面施工機
15 ホッパー
23 連結装置
25 円筒体
27 送り螺旋
29 走行輪
31 材料吐出口
Claims (2)
- 材料運搬車から供給される材料を後方へ搬送する移動式材料搬送装置と、移動式材料搬送装置から送られてくる材料を受けとり路面に施工する移動式路面施工機とからなり、前記移動式材料搬送装置は、筒状の円筒体とその円筒体内に沿って配置された送り螺旋とで構成されていることを特徴とする移動式路面施工装置。
- 移動式材料搬送装置は、所定の傾斜角度をもって配置され、傾斜下位側に走行輪とホッパーを、傾斜上位側に材料吐出口をそれぞれ有し、移動式路面施工機と着脱自在に連結されていることを特徴とする請求項1記載の移動式路面施工装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003068013A JP2004278037A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 移動式路面施工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003068013A JP2004278037A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 移動式路面施工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004278037A true JP2004278037A (ja) | 2004-10-07 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003068013A Pending JP2004278037A (ja) | 2003-03-13 | 2003-03-13 | 移動式路面施工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004278037A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009221839A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-10-01 | Sumitomo (Shi) Construction Machinery Co Ltd | 自走式舗装機械 |
CN109082979A (zh) * | 2018-08-27 | 2018-12-25 | 周汉林 | 一种道路建设用的沥青摊铺机构 |
CN110757042A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-02-07 | 中国第一重型机械集团大连加氢反应器制造有限公司 | 移动式焊剂输送装置及操作方法 |
JP7340083B2 (ja) | 2021-11-22 | 2023-09-06 | 寧波路宝科技実業集団有限公司 | 特種車両 |
-
2003
- 2003-03-13 JP JP2003068013A patent/JP2004278037A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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