JP4976336B2 - リング整列収納装置 - Google Patents

リング整列収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4976336B2
JP4976336B2 JP2008125310A JP2008125310A JP4976336B2 JP 4976336 B2 JP4976336 B2 JP 4976336B2 JP 2008125310 A JP2008125310 A JP 2008125310A JP 2008125310 A JP2008125310 A JP 2008125310A JP 4976336 B2 JP4976336 B2 JP 4976336B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
shaped
storage device
shaped ring
guide path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008125310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009274778A (ja
Inventor
成之 和田
Original Assignee
株式会社成興技研
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社成興技研 filed Critical 株式会社成興技研
Priority to JP2008125310A priority Critical patent/JP4976336B2/ja
Publication of JP2009274778A publication Critical patent/JP2009274778A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4976336B2 publication Critical patent/JP4976336B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Automatic Assembly (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

本発明は自動車用エンジンのパーツとなるスナップリングなどのC字状リングを組付ける生産ラインなどにおいて、互いに絡みあったリング部材を一つずつ分離整列させるリング整列収納装置に関する。
従来、エンジン部材などの組み立てラインにおいては、そのパーツとなるスナップリングなどのリング部材を一つずつ分離して整列させるリング部材整列装置が知られている。このようなスナップリングは、例えば、ピストン内部からピストンピンが脱落するのを防止するためにピストンピンの端部に装着して用いられ、スナップリングの一部を切欠いてピストンピン嵌込用の開口部が形成されている。このようなスナップリングは、ピストンピンに組付けるに際して、整列収納装置を用いて、マガジン内に整列収納しておくようにしている。
例えば、特許文献1(特開2003−89415号公報)には、このような組み立てラインなどに適用されるリング整列収納装置として、開口部を有するリング部品を振動により整列させる整列部を設けたものが記載されている。特許文献1の装置は、リング部品の内周面と少なくとも2点以上で接触してリング部品を案内する位置決め部を設けている。そして駆動部の振動を整列部に伝える支持部の手前には戻し部が設けられ、位置決めされなかったリング部品を押し返すようにしてリング部品の開口部が位置決め部に挿入されることで、開口部の方向が揃えられるようにしている。
また、特許文献2(特開2007−160477号公報)には、絡まったリング部材を一つずつ分離して整列させるリング部材整列装置であって、リング部材を螺旋溝により一つずつ送り出す水平回転軸を備えた回転体と、前記回転体に挿入されたリング部材がその出口側に向かって移動するときに該リング部材の外周縁を櫛歯状の規制手段に接触させることによって整列させるようにしたリング部材整列装置が記載されている。
特開2003−89415号公報 特開2007−160477号公報
しかしながら、特許文献1、2のような従来のリング整列装置では、互いに絡み合ったリング部材を、位置決め部材や回転体に予めある程度ほぐした状態で供給する必要がある。このため、開口部を有するリング部材を大量に処理する場合では、そのシャフト回転や振動などの駆動力だけでは、絡まったリング部材を分散された状態にほぐすことできず、いわゆるジャムとなってラインを停止させてしまいその生産性を大きく低下させる要因となる。すなわち、リング部材の供給時は、作業者が手作業により行う必要があるため、生産性の低下や生産コストの増加等を招くことになる。
特に、特許文献2のものでは、櫛歯状の規制手段に一旦リング絡み付いた状態で稼働させるとリング同士が接触して機械的に変形損傷して、その歩留りに影響するという欠点がある。さらに、位置決めに失敗したリング部材を回収して、再投入する装置が別途必要になるため、その構造が複雑化すると共により多くの設置スペースを要して、装置レイアウトが制限されるという問題もあった。
本発明は前記従来の課題を解決するためになされたもので、互いに絡み合ったリング部材を分離した状態で大量に供給することができるとともに、リング部材自体を損傷させることがなく、その歩留りや生産性、レイアウト性に優れたリング整列収納装置を提供することを目的とする。
(1)前記課題を解決するためになされた本発明は、開口部を有するC字状リングの塊状集合体を分散整列させてロッド状に形成されたパーツマガジンに嵌挿収納させるリング整列収納装置であって、前記C字状リングの塊状集合体がその上方開口部から中心底部に向けて投下供給される振動ボウルフィーダと、前記振動ボウルフィーダの内周面に沿って螺旋状に形成され前記C字状リングをその振動動作によりその側壁部に当接させながら旋回上昇させるリング誘導路と、前記リング誘導路終端のリング落口手前側に圧縮空気を所定角度で噴出させ前記リング誘導路の側壁部に片側を当接しながら移動する前記C字状リングの開口部をその終端側に向けて整列させるエアノズル部と、前記リング誘導路の落口直下に設けられ落下する前記C字状リングの開口部が挿入されるレール状ガイドと、前記レール状ガイドの終端側に延設され前記C字状リングが整列収納されるパーツマガジンと、を備えるように構成される。
(2)本発明のリング整列収納装置は前記(1)において、前記振動ボウルフィーダの上方開口部には供給される前記C字状リングの塊状集合体をその隙間から分散落下させる籠型回転体が設けられ、前記籠型回転体は駆動支持部を介して所定速度で回転される円盤部と、その基端側が前記円盤部の盤面に同心円状等間隔で立設されその他端側が前記C字状リングの供給される開放端となって形成される複数のロッド部材と、を有している。
(3)本発明のリング整列収納装置は前記(2)において、前記円盤部にはそれぞれ直径の異なる外同心円部と内同心円部とが設けられ、円盤部に立設されて隣接する前記ロッド部材同士が外同心円部と内同心円部とに交互に配列されていることを特徴とする。
(4)本発明のリング整列収納装置は前記(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記パーツマガジンには、収納されたC字状リングの数量を検知するためのリング検知用センサが設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、振動ボウルフィーダの内周面に沿って螺旋状に形成されたリング誘導路終端のリング落口手前側に圧縮空気を所定角度で噴出させ、リング誘導路の側壁部に片側を当接しながら移動するC字状リングの開口部をその終端側に向けて整列させるとともに、前記リング誘導路の落口直下に設けられたレール状ガイドを介して互いに絡み合ったリング部材を分離してマガジンに保持することができる。こうして、C字状リングを大量に収納処理することができ、リング部材自体を損傷させることなく、その歩留りや生産性、レイアウト性に優れたリング整列収納装置を提供することができる。
本実施形態のリング整列収納装置は、C字状リングの塊状集合体がその上方開口部から中心底部に向けて投下供給される振動ボウルフィーダと、前記振動ボウルフィーダの内周面に沿って螺旋状に形成され前記C字状リングをその振動動作によりその側壁部に当接させながら旋回上昇させるリング誘導路と、前記リング誘導路終端のリング落口手前側に圧縮空気を所定角度で噴出させ前記リング誘導路の側壁部に片側を当接しながら移動する前記C字状リングの開口部をその終端側に向けて整列させるエアノズル部と、前記リング誘導路の落口直下に設けられ落下する前記C字状リングの開口部が挿入されるレール状ガイドと、前記レール状ガイドの終端側に延設され前記C字状リングが整列収納されるパーツマガジンと、を有して構成されている。これによって、絡みあった大量のC字状リングを効率的にマガジンに収納保持することができ、生産性、レイアウト性に優れたリング整列収納装置を提供することができる。
C字状リングは、エンジン部品となるスナップリングなどの所定間隔の開口部を有して略C字状に形成された鋼製環状パーツ部材である。スナップリングは、回転軸などに嵌着されてスラスト荷重を受け、回転軸が高速回転しても回転軸を軸方向に係止する機能を有している。
振動フィーダには、ボウル状フィーダ又は直進状フィーダなどが適用でき、その振動面上にパーツ部材(C字状リング)を載せることで、パーツ部材と振動面との相対滑り運動、あるいはその跳躍運動を利用してパーツ部材を振動作用により移動させる移動装置である。この振動移動工程においては、単にパーツ部材を連続的に移送するだけでなく、パーツ部材の選別や整列、姿勢制御などを併せて行うことができる。ボウル状フィーダにおいては円形状ボウル内に投入されたパーツ部材をその周壁に設けた渦巻き溝に沿って上昇させて排出する機能を備えている。
振動フィーダは、主に電磁石と板バネで構成された振動部と、パーツ部材が投入されるボウル部と、振動部及びボウル部の動作を制御する制御部とで構成される。振動部は電磁石のオンオフにより板バネを利用して所定の振動を発生させる。この振動は、ボウル部に対する板バネの角度を調整することで方向性を持たせることができ、ボウル部内に投入されたパーツ部材をリング誘導路に沿って所定方向に移動させる。この電磁石の形状、個数、板バネの特性などによって、振動量を調整することができる。ボウル部は鍋内壁に螺旋状のリング誘導路が設けられたものであり、鍋底にパーツ部材を投入することによって、制御部を介して振動部で発生した振動を利用し、リング誘導路上のパーツ部材をその底部側から上方に向って上昇させるようになっている。
エアノズル部は、リング誘導路終端の上方にそのノズル口が設けられる装置であり、噴出エアによりC字状リングを所定方向に揃える機能を備えている。すなわち、リング落口手前側に圧縮空気を所定角度で噴出させことによって、リング誘導路の側壁部に片側を当接しながら移動するC字状リングを整列させることができる。リング誘導路上を移動するC字状リングの中心に吹き込まれたエアはその開口部側に排出されるため、その開口部はリング誘導路の終端側に向けて整列される。そして、このC字状リングが開口部を下にしてリング誘導路の落口からレール状ガイドに向けて落下するようになっている。
レール状ガイドは、リング誘導路の落口直下にその上流側の始端部が位置するように設けられ、その下流側となるレール状ガイドの終端部がパーツマガジンに延設されている。レール状ガイドの始端部における上方は、C字状リングの開口部より幅狭の突起状形成されており、開口部をこの突起部分に嵌装したまま、C字状リングがレール上を滑り落ちる。また、レール状ガイドの終端側におけるレール上方側は次第に膨出状に形成され、この膨出部が最終的にC字状リングの内面に近接してC字状リングの開口部を下側に向けた状態で整列保持するようにしている。
パーツマガジンは、前記レール状ガイドの終端側に延設され前記C字状リングが整列収納される部分であり、リング整列収納装置の本体部分から着脱可能に設けられている。なお、パーツマガジンには必要に応じて、レール状ガイドを介して装着されたC字状リングの数量を検知するための光学センサなどを設けることができ、このセンサ信号によるC字状リングRの収納速度に基づいて振動フィーダにおける振動状態を調整することも可能にしている。
さらに本実施形態のリング整列収納装置は、前記振動ボウルフィーダの上方開口部には供給される前記C字状リングの塊状集合体をその隙間から分散落下させる籠型回転体を設け、前記籠型回転体は駆動支持部を介して所定速度で回転される円盤部と、その基端側が前記円盤部の盤面に同心円状等間隔で立設されその他端側が前記C字状リングの供給される開放端となって形成される複数のロッド部材と、を有するように構成することもできる。これによって、互いに絡みあって塊状となったC字状リングの集合体を効果的に解きほぐすことができ、以降の整列処理を円滑に行うことができる。
ロッド部材は、金属や、プラスチック又はこれらの組合わせによる素材により構成されたものであり、その基端部に形成された雄ネジを介して、円盤部に同心円状に形成されたロッド固定孔に螺着されるようになっている。
また、本実施形態のリング整列収納装置は、前記円盤部にそれぞれ直径の異なる外同心円部と内同心円部とが設けられ、円盤部に立設されて隣接する前記ロッド部材同士が外同心円部と内同心円部とに交互に配列することもできる。これによって、籠型回転体の外周面を凹凸状に形成することができ、その回転の際に、C字状リングの塊状集合体とロッド部材との衝突回数を増加させ、C字状リングの分離分散処理の効率化を図ることができる。
ロッド部材の基部が挿入固定される円盤部におけるロッド保持孔は、予め複数の同心円上に等間隔で穿設しておくことができ、処理するC字状リングの種類やその形状、処理量などに応じて、ロッド部材を設置する位置を適宜選択して用いることが望ましく、これによって、C字状リングの塊状集合体を効率的に分散させて振動フィーダのボウル底部に供給することができる。
本実施形態のリング整列収納装置は、前記パーツマガジンには収納されたC字状リングの数量を検知するためのリング検知用センサを設けることもできる。これによって、C字状リングの供給量に応じて振動フィーダの動作強度を調整したり、オンオフ切り換えするなどの操作を自動化することができ、C字状リングの大量処理を可能にすることができる。
リング検知用センサとしては、例えば、レーザ光などを発光させる発光素子とその受光素子を用いて受光の有無によりC字状リングの有無を検出するように構成した光学センサや、C字状リングとの機械的接触により数量をカウントするリミットスイッチ型センサなどを適用することができる。そして、このようなセンサから出力されるセンサ信号をリング整列収納装置を制御するコンピュータなどの制御部に取得して、振動フィーダの動作を制御することが可能である。
以下図面を参照して本実施例のリング整列収納装置について説明する。
図1は本実施例に係るリング整列収納装置の正面図であり、図2はその側面図であり、図3はその平面図である。
図示するように本実施例のリング整列収納装置10は、C字状リングRの塊状集合体が供給される籠型回転体11と、籠型回転体11を介してその隙間から分離ほぐされて落下するC字状リングRを受け入れるための振動ボウルフィーダ12と、振動ボウルフィーダ12を加振する振動駆動部13と、振動ボウルフィーダ12の内周面に沿って螺旋状に形成されたリング誘導路14と、リング誘導路14を上昇搬送されるC字状リングRの開口部Dをその終端側に向けて整列させるためのエアノズル部15と、リング誘導路14の終端落口直下にその始端側が設けられるレール状ガイド16と、レール状ガイド16の終端側に延設されたパーツマガジン17と、などとを備えている。
図4は図3における矢視A部分の説明図である。籠型回転体11は図示するように、円盤部11aと、この円盤部11aにその基端部が同心円状に立設されるロッド部材11bと、円盤部11aを回転可能に支持する電動モータなどからなる回転駆動部11cを備えており、全体が籠型状に形成されている。このロッド部材11bの先端側からC字状リングの塊状集合体が投入供給される。こうして、円盤部11aを回転させることによって、ロッド部材11bが絡みあったC字状リングRに接触して分散され、ロッド部材11b間の隙間から振り落とされるのである。
なお、互いに隣接するロッド部材11b間の間隔がC字状リング径より狭くなるように配置されるとともに、図2に示すように隣接するロッド部材11bはそれぞれ異なる直径の同心円の系列(外同心円部と内同心円部など)上となる円盤部11aに交互に立設されている。これによって籠内部にロッド部材11bによる凹凸面が形成されるとともに、供給されるC字状リングの形状やその投入量に応じて、その都度、ロッド部材11bの取り付け位置を付け換えて、籠型回転体11によって解きほぐされるC字状リングの落下状態が調整可能となるようにしている。
また、籠型回転体11は、リング整列収納装置10を制御する図示しない制御部を介してその回転速度やオンオフ動作などを制御することができ、C字状リングRの投入量や、パーツマガジン17への供給状態などに応じて適正な回転速度などに調整することも可能になっている。
振動ボウルフィーダ12は図示するように、電磁力により駆動される振動駆動部13により支持されている。すなわち、振動ボウルフィーダ12は、制御部を介して所定の加振力が付加されるパーツフィーダであって、そのボウル状の内周壁には螺旋状に形成されたリング誘導路14が設けられ、籠型回転体11を介して供給されたC字状リングRをボウル底部中心→内周壁下端→内周壁上端に向って押し上げて搬送する機能を有している。
なお、C字状リングRが籠型回転体11を介して落下するボウル底部には、その集合分散状態を検知するための光学センサやCCDカメラなどのセンサ類を設けることができる。そして、これらセンサによる検知結果に基づいて、籠型回転体11へ供給するC字状リングRの供給速度や、籠型回転体11の回転速度を調整することによって、C字状リングRの整列処理を効率的に行うことができる。
エアノズル部15はリング誘導路14の終端手前側に位置するC字状リングRに所定圧力の圧縮空気を噴出させる装置である。このようなエアノズル部15は図5及び図6に示すように、そのエア噴出方向をリング誘導路14の終端側に向けて配置するとともにその水平面(リング誘導路面)に対する空気噴出角度を約30〜60度の範囲に設定することが望ましい。これによって、その片側がリング誘導路14の周壁14aに当接しながら搬送されるC字状リングRの開口部Dをリング誘導路14の終端側に向けて効率的に整列させることができる。
図5、図6に示すように、振動駆動部13による振動が付加されてリング誘導路14上を上昇移動するC字状リングRが、リング誘導路14の終端位置に移動する。こうして、このC字状リングRの中心に向けてリング誘導路14の斜め上方に設けられたエアノズル部15から圧縮空気が噴射されることによって、その片側が周壁14aに規制されて移動するC字状リングRの開口部Dが終端側に向けて揃えられる。終端に移動したC字状リングRはその開口部Dを下にしてレール状ガイド16に落下して係止される。落下したC字状リングRはレール上をスライドして、最終的にパーツマガジン17へ収納されるようになっている。
レール状ガイド16は、その始端がリング誘導路14末端直下に位置するように設けられるとともに、その延長部分が振動ボウルフィーダ12の側壁から突出するように配置され、その終端側がパーツマガジン17に接続される。なお、パーツマガジン17の上端側の所定位置には、C字状リングRの収納状態を検知するための光学センサ18が配置されている。このようなセンサ手段としては、レーザ光を用いた光電センサなどの他に、C字状リングRとの接触により作動するリミットスイッチタイプのものなどを適用することもできる。
こうして、リング整列収納装置10を用いることによって、C字状リングRを揃えた状態でパーツマガジン17に収納することができ、大量のC字状リングRを次工程に高速、かつ安定して供給することができる。また、エアノズル部15から吐出される圧縮空気により異物なども同時に排除することができ、以降の組み立て工程への異物混入を防止して、C字状リングRが供給される次工程の稼働率を安定的に確保することができる。
本発明のリング整列収納装置は以上説明したように、振動ボウルフィーダの内周面に沿って螺旋状に形成されたリング誘導路終端のリング落口手前側に圧縮空気を所定角度で噴出させることによって、リング誘導路の側壁部に片側を当接しながら移動するC字状リングの開口部をその終端側に向けて整列させることができる。こうして、リング誘導路の落口直下に設けられたレール状ガイドを介してリング部材を整列状態でパーツマガジンに収納して、その大量処理を可能としている。
なお、本実施例のリング整列収納装置の全体斜視図を、図7に示す。
本発明のリング整列収納装置は、例えばピストンピンの抜け落ちを防止するためのスナップリングなどを装着するにあたって、スナップリングの方向付けを効率的に行えるため、エンジン組み立てライン等において有用である。すなわち、リング部材を用いる自動車や鉄道車両、航空機などの分野を含む各種の機械装置の組み立て工程において利用可能である。
本実施例に係るリング整列収納装置の正面図である。 同リング整列収納装置の側面図である。 同リング整列収納装置の平面図である。 同リング整列収納装置の一部拡大平面図である。 同リング整列収納装置における籠型回転体の平面図である。 同リング整列収納装置におけるリング整列状態の説明図である。 同リング整列収納装置の全体斜視図である。
符号の説明
10 リング整列収納装置
11 籠型回転体
11a 円盤部
11b ロッド部材
11c 回転駆動部
12 振動ボウルフィーダ
13 振動駆動部
14 リング誘導路
15 エアノズル部
16 レール状ガイド
17 パーツマガジン
18 光学センサ
R C字状リング
D 開口部

Claims (4)

  1. 開口部を有するC字状リングの塊状集合体を分散整列させてロッド状に形成されたパーツマガジンに嵌挿収納させるリング整列収納装置であって、
    前記C字状リングの塊状集合体がその上方開口部から中心底部に向けて投下供給される振動ボウルフィーダと、
    前記振動ボウルフィーダの内周面に沿って螺旋状に形成され前記C字状リングをその振動動作によりその側壁部に当接させながら旋回上昇させるリング誘導路と、
    前記リング誘導路終端のリング落口手前側に圧縮空気を所定角度で噴出させ前記リング誘導路の側壁部に片側を当接しながら移動する前記C字状リングの開口部をその終端側に向けて整列させるエアノズル部と、
    前記リング誘導路の落口直下に設けられ落下する前記C字状リングの開口部が挿入されるレール状ガイドと、
    前記レール状ガイドの終端側に延設され前記C字状リングが整列収納されるパーツマガジンと、を備えることを特徴とするリング整列収納装置。
  2. 前記振動ボウルフィーダの上方開口部には供給される前記C字状リングの塊状集合体をその隙間から分散落下させる籠型回転体が設けられ、前記籠型回転体は駆動支持部を介して所定速度で回転される円盤部と、その基端側が前記円盤部の盤面に同心円状等間隔で立設されその他端側が前記C字状リングの供給される開放端となって形成される複数のロッド部材と、を有していることを特徴とする請求項1記載のリング整列収納装置。
  3. 前記円盤部にはそれぞれ直径の異なる外同心円部と内同心円部とが設けられ、円盤部に立設されて隣接する前記ロッド部材同士が外同心円部と内同心円部とに交互に配列されていることを特徴とする請求項2記載のリング整列収納装置。
  4. 前記パーツマガジンには、収納されたC字状リングの数量を検知するためのリング検知用センサが設けられていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のリング整列収納装置。
JP2008125310A 2008-05-12 2008-05-12 リング整列収納装置 Active JP4976336B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008125310A JP4976336B2 (ja) 2008-05-12 2008-05-12 リング整列収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008125310A JP4976336B2 (ja) 2008-05-12 2008-05-12 リング整列収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009274778A JP2009274778A (ja) 2009-11-26
JP4976336B2 true JP4976336B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=41440565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008125310A Active JP4976336B2 (ja) 2008-05-12 2008-05-12 リング整列収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4976336B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103862269B (zh) * 2014-03-31 2016-05-04 长城汽车股份有限公司 发动机缸盖油道孔密封钢球的自动压装机构
CN104907798B (zh) * 2015-06-11 2017-05-10 北华航天工业学院 一种密封条压装设备
CN108480965B (zh) * 2018-03-13 2020-06-26 重庆光大产业有限公司 一种车感组件装配设备
CN108408368B (zh) * 2018-05-14 2024-05-24 浙江苏强格液压股份有限公司 垫片上料装置
CN109335592A (zh) * 2018-11-07 2019-02-15 忠县南泰电子有限公司 全自动化生产线自动配送料装置
CN109676342B (zh) * 2019-02-12 2024-07-12 台州科捷自动化设备有限公司 一种孔用密封圈安装装置以及孔用密封圈装配机

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4853060U (ja) * 1971-10-22 1973-07-09
JPS63190123U (ja) * 1987-05-22 1988-12-07
JP2679439B2 (ja) * 1991-02-04 1997-11-19 三菱自動車工業株式会社 Oリング等環状部材の整列移送装置
JP3254887B2 (ja) * 1994-02-25 2002-02-12 神鋼電機株式会社 釣針状ワークの整送装置
JP2001171825A (ja) * 1999-12-18 2001-06-26 Yoshitaka Aoyama 部品の分離方法とその装置
JP2004244185A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Nissan Motor Co Ltd 円形部品の整列供給装置
JP2006256703A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Tdk Corp 部品整列供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009274778A (ja) 2009-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4976336B2 (ja) リング整列収納装置
EP1334927B1 (en) Component arranging and delivering apparatus
KR101196502B1 (ko) 피가공물 공급장치
CA2400055A1 (en) Vibratory part feeding system
JP2015157661A (ja) ネジ類供給装置
JP2012072662A (ja) リテーナコッタ組合せ装置
KR200475429Y1 (ko) 링부품 이송 및 정렬 공급장치
JP2006240791A (ja) 振動式部品供給方法およびその装置
JP2013144599A (ja) 振動式部品供給装置
JP2011256020A (ja) 穴付きネジ供給装置
US20100294620A1 (en) Micropipette sorting and packaging system
KR102144966B1 (ko) 스프링 제조장치
JP2016098079A (ja) ピペットチップ自動収納装置
JP6811946B2 (ja) 部品供給装置および供給方法
EP0885820A1 (en) Apparatus and method for aligning parts
JP2013032222A (ja) 線状部材の整列供給装置
JP5010152B2 (ja) 物品の繰出機構及び分離送給装置
JP2004203555A (ja) 部品整列供給装置
CN210255686U (zh) 一种用于整理阶梯棒料并送料的送料装置
US20220036682A1 (en) Disk feeding device
JP2011046540A (ja) パーツフィーダ
US8733587B2 (en) Automatic part feeder
CN111908172A (zh) 振动送料装置
JP2007050936A (ja) パーツフィーダ
KR20170009527A (ko) 가변 흡착력 타입 파츠 피더

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4976336

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150420

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250