JP4973501B2 - 半導体ウェハの収納ケース及び半導体ウェハの収納方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェハを搬送又は保管するための収納ケース及び当該半導体ウェハの収納方法に関する。
近年、半導体パッケージは小型化、薄型化が要求され、それに伴い半導体ウェハの薄型化が進みつつある。しかし、薄型化された半導体ウェハを搬送又は保管する際に従来の収納方式をそのまま適用すると、半導体ウェハの割れを招来しやすいという課題があり、新しい収納方式が望まれている。
半導体ウェハの搬送や保管には、通常、一定の間隔おきに配設されたスリット部が形成された収納ケースが用いられる。この様な収納ケースとして、最大25枚の半導体ウェハを収納できるものがある。また、半導体ウェハ間に層間紙を挿入して複数の半導体ウェハをスタックすることにより収納する形態の収納ケースもある。半導体ウェハを搬送又は保管する形態として、多種多様の収納ケースが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開平6−085046号公報 特開2000−355392号公報 特開平7−161805号公報
上述したように、近年の半導体パッケージは小型化、薄型化が要求され、それに伴い半導体ウェハの薄型化が進みつつある。厚さ約0.7mmであった当初の半導体ウェハから、最近では厚さ約0.05mmの半導体ウェハまで存在する。
一般的な収納ケースは、内部に一定の間隔おきに配設された溝(又はスリット部)が形成されている。この溝に沿って、半導体ウェハが収納される。通常、この収納ケースには未処理の半導体ウェハ(例えば、厚さ約0.7mmのもの)を収納することを前提としているため、ケース内部の溝は、その間隔を約1mm〜2mmとして形成されている。
ところで、この収納ケースは、ウェハ周辺部を固持する構造とはなっていない。そのため汎用性には優れているが、搬送又は保管の際に不具合が発生する危険性がある。すなわち、半導体ウェハの薄型化が進むと、その厚さによっては、搬送時の振動や衝撃により、半導体ウェハに割れや欠けなどの不具合が発生しやすい。
図1A、図1B及び図1Cは、従来の伸縮型収納ケースの一例を示す。
図1Aはこの伸縮型収納ケース4の伸長状態を示す断面図である。図1Bはこの伸縮型収納ケース4の収縮状態を示す断面図である。図1Cはこの伸縮型収納ケース4の構成を示す斜視図である。
図1Cに示したように、この収納ケース4は蛇腹型の収縮ケースであり、前面側と背面側には開口が形成され、背面側の開口には適切なストッパ部材(図示なし)が設けてある。収納ケース4の左側壁面及び右側壁面には、一定の間隔おきに配設された複数のスリット部6が上面2と底面3の間に延在するように形成されている。収納ケース4の上面2に、収納ケース4を把持するための取手部5が設けてある。各スリット部6は上側斜面部6aと下側斜面部6bとから構成される。
ここでは、薄型化された半導体ウェハ1をこの伸縮型収納ケース4を用いて収納又は搬送する場合について説明する。
図1Aに示したように、薄く研削された半導体ウェハ1は先端において鋭利な形状(ウェハエッジ)を有する。この半導体ウェハ1を収納ケース4の1つのスリット部6内に挿入すると、ウェハエッジがそのスリット部6の下側斜面部6bのみに接触する。
半導体ウェハ1を収納又は搬送する際には、図1Bに示したように、外力を加えて収納ケース4を収縮させた状態にする。このため、収納又は搬送する際に、当該半導体ウェハ1に割れや欠け等の不具合が発生しやすい。
このような不具合は、元の厚さにおける半導体ウェハ1の周縁部のR形状になっている箇所が元の厚さの半分以下まで研削されるため発生する。半導体ウェハ1を薄化加工する程、ウェハエッジは鋭利になり、わずかな外力が加わっただけで割れてしまう。
また、この形態の収納ケースは、比較的高さが高く、収納容積が大きいという欠点がある。このため、当該収納ケース4を保管するための大きなスペースが必要であり、他の場所へ搬送するときの輸送コストも高くなってしまう。従って、収納ケース自体の小型化が望まれている。
これらの問題点を解決する手段として、半導体ウェハ間に層間紙を用いて、複数の半導体ウェハを積み重ねるスタッキング型の収納ケースが考案されている。
しかしながら、かかる手段によれば、半導体ウェハ側面が収納ケースの内壁面に接触することになり、前述した薄型化された半導体ウェハに適用した場合、割れや欠けなどの不具合の発生に対し十分な対応ができるとはいえない。
また、特許文献3に示されるような蛇腹型の伸縮ケースも考案されているが、鋭利なエッジを有する半導体ウェハを搬送又は収納する際に、割れや欠け等の不具合が発生してしまう。この点について図2を用いて説明する。
図2において、点線で示した部分を含む元の厚さにおける半導体ウェハ1は、研削加工(バックグラインド)前の底面1dと、半導体集積回路のパターンが形成されるパターン面1a(上面)とを有する。
研削加工(バックグラインド)により、図2の実線で示した形状に薄型化される。このとき、半導体ウェハ1は、パターン面1aと、研削加工(バックグラインド)後のバックグラインド面1bとを有する。研削加工の結果、半導体ウェハ1の周縁部のR形状になっている箇所は、元の厚さの半分以下の厚さまで研削される。従って、半導体ウェハ1の先端には、鋭利な形状のウェハエッジ1cが形成される。
図1Aを用いて説明したように、薄型化された半導体ウェハ1を収納ケース4のスリット部6に挿入したとき、当該半導体ウェハの周縁部(エッジ)はスリット部6の下側斜面部6bのみで支持されている。このとき、当該スリット部6の下側斜面部6bは斜めに傾斜しているため、半導体ウェハ1の周縁部とスリット部6は線接触の状態である。このため、当該半導体ウェハは非常に割れやすい状態にある。
その後、半導体ウェハ1を固定するため収納ケース4を収縮させると、収納ケース4の上下方向から挟み込む力は、半導体ウェハの周縁部に集中して印加され、当該半導体ウェハに割れを招来する可能性が極めて高まる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、収納スペースを削減でき、かつ薄型の半導体ウェハを収納する場合でも、半導体ウェハの割れ或いは欠けを発生することなく、安全に収納できる半導体ウェハ収納ケース並びに半導体ウェハ収納方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明の半導体ウェハ収納ケースは、相互に所定の間隔を有するように弾性支持された複数の収納部に半導体ウェハを収容する半導体ウェハ収納ケースであって、各半導体ウェハの第1の主面の外周端部近傍の領域に接して当該半導体ウェハを支持する複数の支持部材と、前記支持部材相互間を弾性的に支持し、且つ弾性変形することにより各半導体ウェハの第2の主面に接して当該半導体ウェハを前記支持部材に押圧する弾性部材とを備え、前記弾性部材が、各半導体ウェハの外周端部から所定の距離の箇所において当該半導体ウェハを保持するクランパを有することを特徴とする。
また、上述の課題を解決するため、本発明の半導体ウェハ収納方法は、半導体ウェハの第1の主面の外周端部近傍の領域に接して当該半導体ウェハを支持する複数の支持部材と、前記支持部材相互間を弾性的に支持し、且つ弾性変形することにより前記半導体ウェハの第2の主面に接して当該半導体ウェハを前記支持部材に押圧する弾性部材とを備え、前記弾性部材が、各半導体ウェハの外周端部から所定の距離の箇所において当該半導体ウェハを保持するクランパを有する半導体ウェハ収納ケースを用いた半導体ウェハ収納方法であって、前記半導体ウェハ収納ケースの伸長状態において、複数の半導体ウェハを前記複数の支持部材相互間に挿入する段階と、前記半導体ウェハ収納ケースの収縮状態において、前記支持部材が各半導体ウェハの第1の主面の外周端部近傍の領域に接して当該半導体ウェハを支持すると共に、前記弾性部材が弾性変形することにより各半導体ウェハを前記支持部材上に押圧して、前記弾性部材の前記クランパが各半導体ウェハの外周端部から所定の距離の箇所において当該半導体ウェハを保持する段階とを有することを特徴とする。
本発明による半導体ウェハ収納ケースによれば、半導体ウェハが収納ケースと接触する側壁部分の形状を変更することによって、半導体ウェハが接触する部分を、半導体ウェハのエッジではなく、割れが発生しにくい半導体ウェハの上下面とすることができる。従って、収納ケースの上下方向から挟み込んで半導体ウェハを固定・保持する際にも、当該半導体ウェハにおいて、割れや欠けなどの不具合の発生を防止できる。かかる構成により、より薄型化された半導体ウェハを、高い信頼性をもって収納することが可能な半導体ウェハ収納ケース、並びに半導体ウェハ収納方法が提供される。
従来の伸縮型収納ケースの伸長状態を示す断面図である。 従来の伸縮型収納ケースの収縮状態を示す断面図である。 従来の伸縮型収納ケースの構成を示す斜視図である。 半導体ウェハの断面形状を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る収納ケースの伸長時の構成を示す斜視図である。 図3の収納ケースの伸長状態を示す断面図である。 図3の収納ケースに設けたU字型板の構成を示す斜視図である。 図3の収納ケースの収縮時の構成を示す斜視図である。 図3の収納ケースの収縮状態を示す断面図である。 図3の収納ケースを収縮固定した状態を示す斜視図である。 輸送時に図8の収納ケースを密閉ケースに入れた状態を示す斜視図である。 輸送時に図8の収納ケースを密閉ケースに入れて密閉ケース蓋で閉じた状態を示す斜視図である。 図8の収納ケースを装置で使用する場合を説明するための図である。 図8の収納ケースを図10の装置のケース固定台に固定する前の状態を示す拡大図である。 図8の収納ケースを図10の装置のケース固定台に固定した後の状態を示す拡大図である。 図10の装置のケース固定台に固定した後、収納ケースを伸長状態とした場合を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る収納ケースの伸長時の構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る収納ケースの収縮時の構成を示す斜視図である。 図13Aの収納ケースの伸長状態を示す断面図である。 図13Bの収納ケースの収縮状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るU字型板の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るU字型板の他の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る収納ケースの伸長時の構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る収納ケースの収縮時の構成を示す斜視図である。 図16Aの収納ケースの伸長状態を示す断面図である。 図16Bの収納ケースの収縮状態を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る収納ケースの伸長時の構成を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る収納ケースの収縮時の構成を示す斜視図である。 図18Aの収納ケースの伸長状態を示す断面図である。 図18Bの収納ケースの収縮状態を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るばね部材の開いた状態を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るばね部材の閉じた状態を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る収納ケースの伸長時の前面側の構成を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る収納ケースの伸長時の背面側の構成を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る収納ケースの収縮時の前面側の構成を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るクランパの構成例を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るクランパの他の構成例を示す斜視図である。 図21Aの収納ケースの伸長状態を示す断面図である。 図21Cの収納ケースの収縮状態を示す断面図である。
本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
本発明の第1の実施形態に係る収納ケースについて図3乃至図12を用いて説明する。
図3は、本実施形態における収納ケース10Aの伸長時の構成を示す斜視図である。図4は図3の収納ケースの伸長状態を示す断面図である。
本実施形態における収納ケース10Aは収縮型のケースであり、収容される半導体ウェハの支持部材として、U字型板12が用いられている。
支持部材として、かかるU字型板12を用いることにより、前面(U字の開放部)側には半導体ウェハの挿抜用の開口が形成され、背面(U字部)側にはバネ部材14が複数個配設されている。
即ち、かかるU字型板12複数枚は、そのU字部外周に沿って配設された複数個の弾性部材、即ちバネ部材14により相互に結合・支持され、非圧縮時、U字型板12は相互に5mm程の間隔とされる。
バネ部材14の配置数により、U字型板12の直状部並びに湾曲部が、ほぼ閉塞状態となるよう支持されることも可である。
そして、当該U字型板12の最上部及び最下部には、それぞれ同様にバネ部材14を介して、ケース上板15a、ケース下板15bが配設されている。当該ケース上板15aの上面には、当該収納ケース10Aを把持するための取手部16と、ケース伸縮固定用穴部17が設けられている。また、ケース下板15bには、ケース伸縮固定用穴部17及び固定用穴部13が配設されている。
また、図4に示すように、本実施形態の収納ケース10Aの側壁部は、複数のU字型板12と複数のバネ部材14とを一定の間隔おきに積み上げて配設することにより構成されている。
U字型板12の外形寸法は、半導体ウェハ1の外形寸法と比べこれより大きく設定され、半導体ウェハ1の外形形状に沿うようにU字型板12の背面側(半導体ウェハの挿抜用開口とは反対側)の形状を半円形状とすることで、本実施形態の収納ケース10Aは構成される。
このため、本実施形態の収納ケース10Aは、図1Cに示した従来の収納ケースと比較して収納スペースを削減できる。
図5は、前記U字型板12の構成を示す斜視図である。
当該U字型板12は、非帯電処理がなされた厚さ1mm程度の剛性のある樹脂或いは金属製の板状部材により構成する。このため、U字型板12は変形せず常に平面形状が維持される。
従って、薄型の半導体ウェハを収納する場合でも割れや欠け等の不具合が発生することなく、安全に収納することができる。
一方、バネ部材14は、図4に示されるように、板状部14aの長さ方向の一端に円弧状バネ部14bが、他方の端部にクランパ部14cを具備している。
円弧状バネ部14bは下側に位置するU字型板12上に固定され、板状部14aは当該U字型板12上に載置される半導体ウェハ1上に延び、そしてクランパ部14cは上側に位置するU字型板12の下面に固定されている。
当該バネ部材14は、非帯電処理がなされた厚さ0.2mm程の樹脂性バネ、或いは金属板バネにより構成される。かかるバネ部材14は、外部押圧力の無い時即ち非圧縮時には、上下に位置して対向するU字型板12間を分離して、半導体ウェハ1の受容・取り出しを可能とする。
即ち、図3に示される状態において、ケース上板15aとケース下板15bとの間に位置する複数のU字型板12は、バネ部材14により相互に離間され、当該U字型板12相互の間に隙間が形成される。かかる状態において、ウェハ搬送アーム(図示せず)により支持された半導体ウェハ1が、半導体ウェハの挿抜用開口部Sより挿入され、図4に示す如くU字型板12上に、その裏面を下にして支持される。
当該収納ケース10Aに必要とされる半導体ウェハ1が収納された後、ケース上板15aとケース下板15bとの間にその表面に垂直の方向に外部押圧が印加され、圧縮される。
半導体ウェハ1が収容され、外部押圧が印加された際のU字型板12、バネ部材14及び半導体ウェハ1の状態を図6、図7に示す。
図6は、前記図3に示した収納ケース10Aの収縮時の状態の外観を示し、また図7は、当該収納ケース10Aの収縮状態を断面図をもって示す。
即ち、かかる圧縮の際には、円弧状バネ部14bの弾性変形と共に、板状部14b並びにクランパ部14cが半導体ウェハ1上に傾斜・移動し、当該クランパ部14cは、半導体ウェハ1のエッジ(外周端部)から所定の距離W(例えば約1mm)の箇所において当該半導体ウェハ1表面に接し、当該半導体ウェハ1を下側に位置するU字型板12側に押圧して弾性保持する。
この時、対向する(図面上左右)クランパ部14c間の間隔(図7の矢印Aで示す)は、6インチウェハ用収納ケースの場合は例えば150mm、8インチウェハ用収納ケースの場合は例えば196mm、12インチウェハ用収納ケースの場合は例えば298mmとされる。
図3、図4に示すように、本実施形態の収納ケース10Aの側壁部は、複数のU字型板12と複数のバネ部材14とを一定の間隔おきに積み上げて配設することにより構成されている。
半導体ウェハ1を収納する際に、ケース上板15aとケース下板15bとの間に位置する複数のU字型板12の間はバネ部材14により相互に拡張され、また剛性を有するU字型板12は変形せず、常に平面形状が維持されるので、薄型の半導体ウェハを収納する場合でも割れ或いは欠け等の不具合が発生することなく、安全に収納することができる。
図8は、図3に示す収納ケース10Aを収縮させ、固定する状態を示す。
収納ケース10Aを収縮させた後、ケース上板15aとケース下板15bとの間に橋絡状にクリップ18を配置して固定する。クリップ18をケース上板15a、ケース下板15bに配設されているケース伸縮固定用穴部17に嵌合することにより、ケース上板15aとケース下板15bとの間の拡張を防止する。クリップ19は樹脂又は金属から形成され得る。
この様に半導体ウェハ1が収容され、収縮状態とされた収納ケース10は、輸送時には密閉ケースに収容されて搬送される。
図9Aは、図8に示す収縮状態にある収納ケース10Aを、密閉ケース19aに収容した状態を示す。図9Bは、密閉ケース蓋19bにより封止した状態を示す。
即ち、収納ケース10Aをクリーンルーム外に持ち出す際には、当該収納ケース10Aを密閉ケース19aに収容し、密閉ケース蓋19bにより封じて輸送する(図9B)。
かかる実施形態における収納ケース10Aを、半導体ウェハ1に対する処理装置において、適用する状態を図10乃至図12を用いて説明する。
図10は、収納ケース10Aを、装置24において適用する状態を示す。
装置24は、半導体ウェハ1に対してエッチング処理或いは気相成長処理などの処理を行う処理装置(図示せず)において、収納ケース10Aに収容されている被処理半導体ウェハを収納ケース10Aから取り出す或いは当該収納ケース10Aに収納するための搬送ロボット等を備えたウェハ搬送部である。
まず、図8に示したように収縮固定されている収納ケース10Aを、装置24のケース固定台21上に置き、次いで、図11A、図11Bに示されるように、当該収納ケース10Aをスライドさせ、ケース下板15bに設けられた装置固定用穴部13をケース固定台21に配設されたケース固定用フック22に係止する。尚、図11A、図11Bにあっては、ケース伸長固定具23の図示を省略している。
次いで、クリップ18を収納ケース10Aから外す。この結果、収納ケース10Aは伸長する。しかる後、図12に示されるように、一端がケース固定台21に支持されたケース伸長固定具23を、収納ケース10A上部のケース上板15aに在るケース伸縮固定用穴部17に嵌め込み、ケース固定台21上に収納ケース10Aを伸長状態で固定する。
この後、ロボット等の自動搬送機により、当該収納ケース10Aからの半導体ウェハ1の搬出、或いは処理後の半導体ウェハ1の当該収納ケース10Aへの搬入が行われる(図示せず)。
次に、本発明の第2の実施形態に係る収納ケース10Bについて図13乃至図15を用いて説明する。
図13Aは、第2の実施形態に係る収納ケース10Bの伸長時の状態を示し、図13Bは、当該第2の実施形態に係る収納ケース10Bの収縮時の状態を示す。
また、図14Aは、収納ケース10Aの伸長状態を示す断面図であり、図14Bは、当該収納ケース10Bの収縮状態を示す断面図である。
また、図15Aは、本実施形態に係るU字型板の構成を示し、図15Bは、本実施形態に係るU字型板の他の構成例を示す。
本実施形態における収納ケース10Bにあっては、弾性部材として前記第1の実施形態におけるバネ部材14の代わりに円筒状チューブ25を用いている。
即ち、図14に示されるように、半導体ウェハの支持部材であるU字型板12複数枚は、そのU字部外周に沿って配設された複数個の円筒状チューブ25により相互に結合・支持され、非圧縮時、U字型板12は相互に5mm程の間隔とされる。
円筒状チューブ25の配置数により、U字型板12の直状部並びに湾曲部が、ほぼ閉塞状態となるよう支持されることも可である。また、当該円筒状チューブ25は、連続した一つのチューブから構成されても良い。
当該円筒状チューブ25は、ゴム等の伸縮材料を用いた弾性体をもって形成される。
また、当該U字型板12の内周部下面には、クランパ26が配設されている。当該クランパ26は、ウレタン或いはシリコンゴム等弾性を有する材料により形成され、U字型板12には接着・固定される。
当該クランパ26は、図15Aに示すように、U字型板12に複数個点状(26a)に配置してもよく、また図15Bに示すように、U字型板12の形状に沿って連続して配置(26b)しても良い。
円筒状チューブ25は、外部押圧力の無い時即ち非圧縮時には、上下に位置して対向するU字型板12間を大きく分離して、半導体ウェハ1の受容・取り出しを可能とする。
即ち、図14Aに示される状態において、複数のU字型板12は円筒状チューブ25により拡張され、当該U字型板12相互の間に隙間が形成される。ウェハ搬送アーム(図示せず)により支持された半導体ウェハ1が挿入され、図に示す如くU字型板12上に、その裏面を下にして支持される。
前記実施形態と同様に、ケース上板15a、ケース下板15bに対して上下方向より外力を加え、収納ケース10を収縮させると、図14Bに示される如く、クランパ26が半導体ウェハ1の表面(パターン形成面)に押し当てられ、半導体ウェハ1は当該クランパ26とU字型板12との間に挟持・固定される。
この時、対向する(図面上左右)クランパ部26間の間隔(図14Bの矢印Aで示す)は、前記実施態様と同様の寸法とされる。
尚、本実施形態における収納ケース10Bの輸送法、ならびに処理装置における適用法は、前記第1の実施形態と同様の方法を採ることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る収納ケース10Cについて図16乃至図17を用いて説明する。
図16Aは、当該第3の実施形態に係る収納ケース10Cの伸長時の構成を示し、図16Bは、当該第3の実施形態に係る収納ケース10Cの収縮時の構成を示す。
図17Aは、図16Aの収納ケース10Cの伸長状態を示す断面図、図17Bは、図16Bの収納ケース10Cの収縮状態を示す断面図である。
本実施形態における収納ケース10Cにあっては、弾性部材として前記第1の実施形態におけるバネ部材14の代わりに、板状ゴム部材27を用いている。
即ち、図16Aに示されるように、半導体ウェハの支持部材であるU字型板12複数枚は、そのU字部外周部に沿って配設された板状ゴム部材27により相互に結合・支持され、非圧縮時、U字型板12は相互に5mm程の間隔とされる。
板状ゴム部材27の配置数により、U字型板12の直状部並びに湾曲部が、ほぼ閉塞状態となるよう支持されることも可能である。また、当該板状ゴム部材27は、連続した一つの板状部材から構成されても良い。
一方、当該U字型板12の内周部下面には、クランパ26が配設されている。当該クランパ26は、前記実施態様と同様、ウレタン或いはシリコンゴム等弾性を有する材料により形成され、U字型板12には接着・固定される。
当該クランパ26は、前記実施態様に係る図15Aに示したように、U字型板12に複数個点状に配置してもよく、また図15Bに示したように、U字型板12の形状に沿って連続して配置しても良い。
薄板状ゴム部材27は、外部押圧力の無い時即ち非圧縮時には、上下に位置して対向するU字型板12間を分離して、半導体ウェハ1の受容・取り出しを可能とする。
即ち、図17Aに示される状態において、複数のU字型板12相互間は板状ゴム部材27により拡張され、当該U字型板12相互の間に隙間が形成される。ウェハ搬送アーム(図示せず)により支持された半導体ウェハ1が挿入され、図に示す如くU字型板12上に、その裏面を下にして支持される。
ケース上板15a、ケース下板15bに対して上下方向より外力を加え、収納ケース10を収縮させると、図17Bに示される如く、クランパ26が半導体ウェハ1の表面(パターン形成面)に押し当てられ、半導体ウェハ1はU字型板12との間に挟持・固定される。
この時、対向する(図面上左右)クランパ部26間の間隔(図17Bの矢印Aで示す)は、前記実施態様と同様の寸法とされる。
また、本実施形態の収納ケース10Cも、かかる構成により圧縮の際半導体ウェハ1への割れ或いは欠けを招来することがなく、より高い圧縮率をもって圧縮を可能とする。
このため、本実施形態の収納ケース10Cも、図1Cに示した従来の収納ケースと比較して、高さをより減じることができ、収納スペースを削減することができる。
尚、本実施形態における収納ケース10Cの輸送法、ならびに処理装置における適用法は、前記第1の実施形態と同様の方法を採ることができる。
本発明の第4の実施形態に係る収納ケース10Dについて図18乃至図20を用いて説明する。
図18Aは、当該第4の実施形態に係る収納ケース10Dの伸長時の構成を示し、図18Bは、当該第4の実施形態に係る収納ケース10Dの収縮時の構成を示す。
図19Aは、図18Aの収納ケース10Dの伸長状態を示す断面図であり、図19Bは、図18Bの収納ケース10Dの収縮状態を示す断面図である。
また、図20Aは、当該第4の実施形態にかかるバネ部材の開いた状態を示し、図20Bは、第4の実施形態にかかるバネ部材の閉じた状態を示す。
本実施形態における収納ケース10Dにあっては、弾性部材として、前記第1の実施形態におけるバネ部材14の代わりにV字状バネ部材28を用いている。
即ち、図19に示されるように、半導体ウェハの支持部材であるU字型板12複数枚は、そのU字部外周部に沿って配設されたV字状バネ部材28により相互に結合・支持され、非圧縮時、U字型板12は相互に5mm程の間隔とされる。
V字状バネ部材28の配置数により、U字型板12の直状部並びに湾曲部が、ほぼ閉塞状態となるよう支持されることも可である。
当該V字状バネ部材28は、例えば厚さ0.1〜0.3mm程のSUS304CSPなどから構成される。
一方、当該U字型板12の内周部下面には、クランパ26が配設されている。当該クランパ26は、前記実施態様と同様、ウレタン或いはシリコンゴム等弾性を有する材料により形成され、U字型板12には接着・固定される。
当該クランパ26は、前記実施態様に係る図15Aに示したように、U字型板12に複数個点状に配置してもよく、また図15Bに示したように、U字型板12の形状に沿って連続して配置しても良い。
V字状バネ部材28は、外部押圧力の無い時即ち非圧縮時には、上下に位置して対向するU字型板12間を分離して、半導体ウェハ1の受容・取り出しを可能とする。
即ち、図19Aに示される状態において、複数のU字型板12相互の間はV字状バネ部材28により拡張され、当該U字型板12間に隙間が形成される。ウェハ搬送アーム(図示せず)により支持された半導体ウェハ1が挿入され、図に示す如くU字型板12上に、その裏面を下にして支持される。
ケース上板15a、ケース下板15bに対して上下方向より外力を加え、収納ケース10を収縮させると、図19Bに示される如く、クランパ26が半導体ウェハ1の表面(パターン形成面)に押し当てられ、半導体ウェハ1はU字型板12との間に挟持・固定される。
この時、対向する(図面上左右)クランパ部26間の間隔(図19Bの矢印Aで示す)は、前記実施態様と同様の寸法とされる。
尚、本実施形態における収納ケース10Dの輸送法、ならびに処理装置における適用法は、前記第1の実施形態と同様の方法を採ることができる。
また、バネ部材28は、図20Aに示すように、通常状態においては開いた状態のバネにより構成しても良く、或いは、図20Bに示すように、通常状態においては閉じた状態のバネにより構成しても良い。
通常状態においては開いた状態のバネを適用することにより、圧縮して閉じる際の圧力・速度を調整することができ、半導体ウェハに対する衝撃の印加を防止する事ができ、もって当該半導体ウェハの割れを防止することができる。一方、通常状態においては閉じた状態のバネを適用することにより、常時半導体ウェハを保持することが可能であるため、搬送時などにおいて当該半導体ウェハの落下を防止することができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る収納ケース10Eについて図21A乃至図23Bを用いて説明する。
図21Aは、当該第5の実施形態に係る収納ケース10Eの伸長時の前面側の構成を示し、図21Bは、図21Aの収納ケース10Eの伸長時の背面側の構成を示す。また、図21Cは、図21Aに示す収納ケース10Eの収縮時の前面側の構成を示す。
また、図22Aは、当該第5の実施形態に係るクランパの構成例を示し、図22Bは、第5の実施形態に係るクランパの他の構成例を示す。
図23Aは、当該第5の実施形態における収納ケース10Eの伸長状態を示す断面図であり、図23Bは、収納ケース10Eの収縮状態を示す断面図である。
即ち、本実施形態における収納ケース10Eにあっては、前記実施形態と異なり、半導体ウェハの支持部材としてU字型板を適用していない。
本実施形態にあっては、図21A−図21Cに示されるように、連続する「く」の字状バネ部材29を適用し、U字型板に相当する半導体ウェハ1の支持部とバネ部材とを一体に形成している。即ち、図1に示した従来技術と同様に、蛇腹型を成している。
図21Aに示されるように、当該連続する「く」の字状バネ部材29は、外部押圧力の無い時即ち非圧縮時には相互に5mm程の間隔をもって伸長される。
当該「く」の字状バネ部材29は、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンなどの合成樹脂材料から形成される。
一方、当該「く」の字状バネ部材29の内部(内側)屈曲部の上下面には、それぞれクランパ26が配設されている。
当該クランパ26は、前記実施態様と同様、ウレタン或いはシリコンゴム等弾性を有する材料により形成され、「く」の字状バネ部材29に接着・固定される。
当該クランパ26は、図22Aに示すように、複数個連続して並ぶ点(ドット)状に配設(26aa)しても良く、また図22Bに示すように、連続して一体に配設(26bb)しても良い。
前記「く」の字状バネ部材29は、外部押圧力の無い時即ち非圧縮時には、上下に伸長して大きな空間を形成し、半導体ウェハ1の受容・取り出しを可能とする。
即ち、図23Aに示される状態において、「く」の字状バネ部材29の屈曲部相互間はV字状に拡張され、隙間が形成される。ウェハ搬送アーム(図示せず)により支持された半導体ウェハ1が挿入され、図に示す如く「く」の字状バネ部材29の屈曲部上に、その裏面を下にして支持される。
ケース上板15a、ケース下板15b(図示せず)に対して上下方向より外力を加え、収納ケース10Eを収縮させると、図23Bに示される如く、クランパ26が半導体ウェハ1の表面(パターン形成面)及び裏面に押し当てられ、半導体ウェハ1は「く」の字状バネ部材29の屈曲部間に挟持・固定される。
このとき、半導体ウェハ1の上側に位置するクランパ26は、半導体ウェハ1の外周端部から約1mm以上内側の箇所に対して線接触或いは点接触状態にて接触し、「く」の字状バネ部材29及びクランパ26が半導体ウェハ1の周縁部エッジに接触することはない。
従って、薄型化された半導体ウェハ1を収納ケース10Eに挿入した場合であっても、そのウェハのエッジは上下のクランパ26により支持・固定され、当該ウェハのエッジに割れ、欠けを生じない。
尚、本実施形態における収納ケース10Eの輸送法、ならびに処理装置における適用法は、前記第1の実施形態と同様の方法を採ることができる。
以上説明したように、本発明の第1乃至第4の実施形態の収納ケース10A乃至10Dにあっては、複数の平面状部材(U字型板12)と弾性部材(バネ部材14)とを所定の間隔をもって積層して配設することにより構成されている。
かかる構成によれば、半導体ウェハ1を収納する際に、剛性を有するU字型板12は変形せず、常に平面形状が維持されるので、薄型の半導体ウェハを収納する場合でも、当該半導体ウェハに割れやカケ等の不具合が発生することなく、安全に収納することができる。
また、半導体ウェハ1の寸法と比べてU字型板12の寸法を大きく設定し、半導体ウェハ1の形状に沿うようにU字型板12の背面側の形状を半円形の形状とすることにより、従来の収納ケースと比較して収納スペースを削減することができる。
また、本発明の第5の実施形態の収納ケースにあっては、「く」の字状バネ部材29を適用して、半導体ウェハの支持部とバネ部材とを兼用することにより、より簡単な構成をもって蛇腹型収納ケースを構成することができる。
そして、当該蛇腹型収納ケースにあっては、被収容半導体ウェハのエッジ部を、弾性を有するクランパにより点接触或いは線接触状態にて支持するため、当該半導体ウェハが薄化されたものであっても割れ或いは欠けなどを招来しない。

Claims (6)

  1. 相互に所定の間隔を有するように弾性支持された複数の収納部に半導体ウェハを収容する半導体ウェハ収納ケースであって、
    各半導体ウェハの第1の主面の外周端部近傍の領域に接して当該半導体ウェハを支持する複数の支持部材と、
    前記支持部材相互間を弾性的に支持し、且つ弾性変形することにより各半導体ウェハの第2の主面に接して当該半導体ウェハを前記支持部材に押圧する弾性部材とを備え、前記弾性部材が、各半導体ウェハの外周端部から所定の距離の箇所において当該半導体ウェハを保持するクランパを有することを特徴とする半導体ウェハ収納ケース。
  2. 前記第1の主面は当該半導体ウェハの裏面であり、前記第2の主面は回路パターンが形成された当該半導体ウェハの表面であることを特徴とする請求項1記載の半導体ウェハ収納ケース。
  3. 前記支持部材は、樹脂又は金属製の平面状部材であることを特徴とする請求項1記載の半導体ウェハ収納ケース。
  4. 相互に所定の間隔を有するように弾性支持された複数の収納部に半導体ウェハを収容する半導体ウェハ収納ケースであって、
    各半導体ウェハの第1の主面の外周端部近傍の領域に接して当該半導体ウェハを支持する複数の支持部材と、
    前記支持部材相互間を弾性的に支持し、且つ弾性変形することにより各半導体ウェハの第2の主面に接して当該半導体ウェハを前記支持部材に押圧する弾性部材とを備え、
    前記支持部材、各半導体ウェハの外周端部から所定の距離の箇所において当該半導体ウェハを保持するクランパを有することを特徴とする半導体ウェハ収納ケース
  5. 前記支持部材は、非帯電処理がなされた樹脂又は金属製のU字型板であることを特徴とする請求項1記載の半導体ウェハ収納ケース
  6. 半導体ウェハの第1の主面の外周端部近傍の領域に接して当該半導体ウェハを支持する複数の支持部材と、前記支持部材相互間を弾性的に支持し、且つ弾性変形することにより前記半導体ウェハの第2の主面に接して当該半導体ウェハを前記支持部材に押圧する弾性部材とを備え、前記弾性部材が、各半導体ウェハの外周端部から所定の距離の箇所において当該半導体ウェハを保持するクランパを有する半導体ウェハ収納ケースを用いた半導体ウェハ収納方法であって、
    前記半導体ウェハ収納ケースの伸長状態において、複数の半導体ウェハを前記複数の支持部材相互間に挿入する段階と、
    前記半導体ウェハ収納ケースの収縮状態において、前記支持部材が各半導体ウェハの第1の主面の外周端部近傍の領域に接して当該半導体ウェハを支持すると共に、前記弾性部材が弾性変形することにより各半導体ウェハを前記支持部材上に押圧して、前記弾性部材の前記クランパが各半導体ウェハの外周端部から所定の距離の箇所において当該半導体ウェハを保持する段階と
    を有することを特徴とする半導体ウェハ収納方法。
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