JP4972248B2 - 導電性セラミックの製法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、単相で且つ高密度のランタンクロマイト系酸化物成形体の製法に関し、この成形体は、例えば固体電解質型燃料電池セル用のセパレータまたはインターコネクタ等として有用な導電性セラミックの製造に有効に利用することができる。
【0002】
【従来の技術】
固体電解質型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:SOFC、以下、SOFCと略称する)は、イットリア(Y23)などをドープした安定化ジルコニア(Yttrium Stabilized Zilconia,YSZ)のような導電性固体電解質を電解質膜として用いた燃料電池であり、該SOFCは、通常1000℃程度の高温で作動されるため、高温の排熱利用により高いエネルギー効率を得ることができ、しかも電解質が固体であるため取り扱いが容易で広汎な燃料利用が可能であることから、将来の大規模発電への応用が期待されている。
【0003】
該SOFCは、基本構成として、単セルを構成する空気極、固体電解質膜および燃料極と、これら単セルを電気的に直列に接続して燃料と空気を物理的に隔離する機能を備えたインターコネクタ(あるいはセパレータ)によって構成されている。ここで用いられるインターコネクタは、その稼動中、酸化/還元性雰囲気に曝されるため、▲1▼広い酸素圧力雰囲気中、約1000℃程度の高温で熱力学的に安定であること、▲2▼高い電子伝導性を有しイオン導電性がないこと、▲3▼他の構成材料と熱膨張係数が近接していること、▲4▼緻密体であること、等が要求される。
【0004】
一方、ランタンクロマイト(LaCrO3)やランタンクロマイト系酸化物は、高温雰囲気下で化学的に安定でしかも電子伝導性が大きいことから、SOFC用セルのインターコネクタ等として検討されている。上記LaCrO3は、Crの価数が3+の酸化物であり、酸化性雰囲気から還元性雰囲気に亘る広い酸素圧の範囲で安定であることが知られている。しかし、LaCrO3は熱膨張率が小さく且つ導電率も小さいため、LaCrO3のLaサイトおよび/またはCrサイトに他元素をドープすることによってこれらの特性を改善する試みがなされている。
【0005】
即ち、LaCrO3のLaサイトまたはCrサイトを他の金属で置換すると、一般に熱膨張率が大きくなる傾向があり、例えばLaサイトをCaやSrに、CrサイトをMgの如き価数の小さな金属元素に置換すると、Cr3+の一部がCr4+となって正孔を生成し導電率が増加することから、LaサイトにCaやSrをドープした(La,Ca)CrO3、(La,Sr)CrO3、或いはCrサイトにMgをドープしたLa(Cr,Mg)O3等が検討されている。
【0006】
ところで、SOFC用のセパレータ等としてランタンクロマイト系酸化物を使用するには、空気極の酸素がセパレータ中を透過するのを抑えるため、高密度に焼結する必要がある。高密度に焼結させる方法としては、まずランタンクロマイト系酸化物粉体を製造し、これを加圧成形してから焼結する方法が一般的に採用されている。しかし、LaCrO3やランタンクロマイト系酸化物は焼結性が良くないため、高密度焼結体が得られ難いという本質的な問題を抱えている。これは、酸化物結晶中の陽イオンの拡散速度が遅いことに加えて、焼結過程で焼結材料中からCr成分が優先的に発揮し易く、ネック部にCr23として凝縮堆積して焼結を阻害するためと考えられている。このため、大気中では2000℃以上の高温で焼結させるか、あるいは還元性雰囲気でCr23の蒸発を抑制しながら焼結させることが必要となる。
【0007】
こうした必要性を回避するための手段として、LaサイトにCaを過剰量含有させることにより、1200℃付近で粒界にCaを主成分とする液相を生成させ、陽イオンの拡散速度を高めると共にCr成分の蒸発抑制を図る方法が提案されている(特開平7−130384)。しかしながら、過剰量のCaを含有させると、余剰分のCaおよび/またはCaに置換されて余ったLaが酸化物の形で存在し、これが空気中の水分や炭酸ガスと反応して水酸化物や炭酸塩を形成することにより崩壊したり物性劣化を引き起こす。
【0008】
この他、Crサイトに他の遷移金属元素をドープしたり、フッ化素系の焼結補助材を添加する方法も提案されているが、いずれも金属組成比を意図的にずらすことになるため元素構成が煩雑になり、過剰な成分が異相となって析出し易くなるという問題が生じてくる。
【0009】
また、上記方法を含めて従来のランタンクロマイト系酸化物の製法では、固相原料を所望の金属組成比となる様に機械的に混合してから焼成する所謂固相法が一般的に採用されている。ところが、この方法は固相同士を混合する方法であってミクロ的には明らかに不均一相となるので、その後の焼成工程で均一且つ十分に拡散させるにはかなりの高温で焼成しなければならない。しかし、空気の存在する酸化性雰囲気中ではCrの蒸発が促進され、結果として金属組成ズレが起こったり焼結不足になることがある。
【0010】
この様な問題を回避するには、穏やかな条件で容易に単相のランタンクロマイト系酸化物が生成し得る様にすることが必要であり、そのための手段としては、ミクロ的にも均一な焼結原料を用いることが挙げられる。均一な焼結原料を得るには、出発原料から均一系の状態を経て焼結原料を合成することが有効であり、その方法としては、ゾル−ゲル法や共沈法に代表される化学的プロセスを重視した液相法が挙げられる。
【0011】
ところがこれら従来の液相法は、出発溶液が均一であったとしても、金属元素の種類により加水分解速度や溶解度積などが異なるため、その後の加水分解、中和あるいは沈殿生成の過程で、成分系が不均一になるという本質的な傾向を避けることは容易でない。こうした問題の解決策として、水系において金属イオンとクエン酸等との間で金属錯体を形成し、エチレングリコール等を架橋剤としてエステル重合することによりゲル状の錯体重合体を製造し、これを熱分解する方法が提案されており[M.P.Pechini,U.S.Pat.,3330697(1967)]、最近では、クエン酸を他の有機酸やアミノ酸に代えた方法も多数提案されている。
【0012】
しかしこれらの方法では、エステル重合過程で配位子であるカルボキシル基が消費されるためクエン酸のキレート力が低下し、金属錯体から金属が外れることにより偏析を生ずる恐れがある。また錯体重合体を出発物質として使用するには、ゲルを一旦熱分解してから粉砕しなければならないため、作業が煩雑になるばかりでなく製造コストも高騰する。
【0013】
上記方法以外にも出発原料について様々の合成法が提案されているが、いずれも操作が煩雑であり、結果として均一な金属組成の緻密な焼結体としては得られ難く、たとえ緻密な焼結体が作製できたとしても根本的な解決策にはなっていないのが現状である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこの様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、ランタンクロマイト系酸化物を作製するに当たり、分子レベルで均一な出発原料を使用することにより、従来法に比べて格段に低い焼成温度で単相のランタンクロマイト系酸化物を製造することのできる方法を確立すると共に、該酸化物を成形して焼結することにより組成ズレの殆どない高密度の焼結成形体を得ることのできる有用な方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成することのできた本発明に係る金属酸化物成形体の製法とは、一般組成式La1-xxCr1-yy3(式中、Aはアルカリ土類金属から選ばれる1または2以上の元素、BはMg、Mnおよび遷移金属元素から選ばれる1または2以上の元素、x,yは0≦x≦0.5、0≦y≦0.5を表わす)で表されるランタンクロマイト系酸化物を製造するに当たり、原料として、分子レベルで均一に混合された有機金属キレート錯体粉末を焼成してランタンクロマイト系酸化物粉末を製造し、該粉末を成形してから焼結するところに要旨を有している。
【0016】
本発明を実施する際に用いられる前記有機金属キレート錯体粉末としては、原料金属と有機キレート形成剤または金属キレート錯体を所定の金属組成となる様に混合して澄明な有機金属キレート錯体水溶液を調製し、該水溶液を噴霧乾燥して得たものを使用することが望ましく、ここで使用する有機キレート形成剤としては、アミノカルボン酸系キレート剤が好ましく使用される。
【0017】
本発明によって製造される上記酸化物系成形体は、特に導電性セラミックとして極めて有用であり、この導電性セラミックは、例えば固体電解質型燃料電池セル用のセパレータまたはインターコネクタ等として卓越した性能を発揮する。
【0018】
【発明の実施の形態】
まず本発明で対象となる焼結成形体とは、一般組成式がLa1-xxCr1-yy3(式中、Aはアルカリ土類金属から選ばれる1または2以上の元素、BはMg、Mnおよび遷移金属元素から選ばれる1または2以上の元素、x,yは0≦x≦0.5、0≦y≦0.5を表わす)で表されるランタンクロマイト系酸化物であり、上記組成式中、Aで示されるアルカリ土類金属としては、Sr,Ba,Caなどが挙げられ、これらは単独で複合されたものであってもよく、あるいは任意の2種以上が複合されたものであってもよい。また、Bで示される金属元素としてはMg,MnあるいはFe,Co,Ni,Zn,Ti,Zr,Mo,Wなどの遷移金属を意味し、これらも単独で複合されたものであってもよく、あるいは任意の2種以上が複合されたものであっても構わない。
【0019】
またx,yで示される数値は、いずれも0以上0.5以下の数値を意味し、両方とも0であるものはランタンクロマイト酸化物である。また、x,yが0超である酸化物は、LaまたはCrサイトに夫々の金属がドープした複合酸化物であり、特にLaサイトにSr,Caがドープされたもの、あるいはCrサイトにMgなどがドープされたものは、ランタンクロマイトに比べて▲1▼熱膨張率が大きくなり、SOFCその他の構成材料に熱膨張係数を近づけることが可能となる、▲2▼電子伝導度が高くなり、SOFCの内部抵抗を低減できる、といった作用効果の一層優れたものを得ることができるので好ましい。
【0020】
そして各金属元素のドープ量を示すx,yの具体的な値は、酸化物焼結成形体として求められる特性などに応じて決めればよく、特にSOFCのセパレータとして使用する場合は、他の構成素材と熱膨張係数が等しいか或いは近いことが求められるので、組合わせて使用される他の構成素材の熱膨張係数に応じて前記範囲の中から最適のドープ量を適宜設定すればよい。
【0021】
本発明では、上記組成式の酸化物焼結成形体を製造する際に、焼成原料として、分子レベルで均一に混合された有機金属キレート錯体粉末を含む粉末を使用するところに要旨を有している。ここで使用される分子レベルで均一に混合された有機金属キレート錯体粉末は、金属原料と有機キレート形成剤を所定の金属組成となる様に混合して澄明な有機金属キレート錯体水溶液を調製した後、該水溶液を噴霧乾燥することによって得ることができ、また上記有機キレート形成剤としては、200℃以下の温度で熱分解しないアミノカルボン酸系キレート剤が特に好ましく使用される。
【0022】
そして上記金属キレート錯体、特に多元系の金属キレート錯体水溶液を調製するに当たっては、全ての原料金属が完全に錯塩を形成する様に、各金属に対し当量以上のキレート剤を混合して澄明な水溶液とされる。この時、水溶液中で金属キレート錯体の金属イオンが空気酸化などを受けて金属酸化物に変化したり、高価数の金属イオンに変化し易い金属を使用する場合は、金属キレート錯体の水溶液中での安定性を更に向上させるため、上記有機金属キレート錯体水溶液に還元剤および/または酸化防止剤を添加して金属イオンの酸化を防止することが望ましく、例えば、原料金属としてチタンを含む場合には、還元剤を加えることによってチタン(III)の安定化を図ることが有効である。
【0023】
本発明で使用する上記分子レベルで均一に混合された有機金属キレート錯体粉末は、アモルファス状であって分子レベルで均一な組成を有しており、外観は略球形である。しかも後記実施例でも明らかにする如く従来のランタンクロマイト系酸化物の製法に比べて格段に低い温度で焼成することができる。また、得られる該酸化物粉末を成形してから焼結を行うと、従来法に比べて格段に低い温度で高密度の焼結体を得ることができる。
【0024】
本発明は上記の様に構成されるがを、要するに、分子レベルで均一に混合された有機金属キレート錯体粉末を含む粉末を金属酸化物の生成原料とする方法であり、この様なアモルファスなキレート錯体を含む粉末は、前述した従来のランタンクロマイト系酸化物の製法に比べて格段に低い温度で焼成することにより、単相のランタンクロマイト系酸化物粉体を得ることができる。しかも該粉体を加圧成形してから焼結を行うことにより、高密度の焼結成形体を容易に得ることができる。
【0025】
本発明で原料として使用するアモルファス状の有機金属キレート錯体は、後記図1のX線解析チャートにも示す如く入射X線の散乱によるハロー図形を示し、結晶構造的に非晶質のものである。即ち上記金属キレート錯体を、均一相である液相から噴霧乾燥法などによって瞬時に乾燥を行なうと、均一相を保ったままで固相となり、多元素系有機金属キレート錯体であっても各錯体が分子レベルで均一に混合されたものとなり、結晶の形態をとらないまま各分子が凝集した非晶質のものとなる(ミクロ的には、構造内に残存している規則性に差異がみられるのが一般的であるが、前述した様な従来技術に比較するとその規則性は極めて小さく、結晶質の錯体とは明確に差別化できる)。
【0026】
また、該有機金属キレート錯体粉体から製造した金属酸化物粉体は、図2にみられる如く略球形で方向性を有していないので、これを出発原料に用いて成形すると、他の形状の出発原料を使用した場合に比べて充填率を均一且つ高度に高めることができる。従ってこの金属酸化物粉体は、高密度ランタンクロマイト系セラミックスの合成に極めて有用となる。
【0027】
次に、上記分子レベルで均一に混合された有機金属キレート錯体粉末の製法について詳細に説明する。
【0028】
該キレート錯体の製造に当たっては、まず所定の金属組成となる様に金属原料を精秤し、これを有機キレート形成剤と反応させて澄明な有機金属キレート錯体水溶液を調製する。この反応は、水性媒体中で、温度20℃〜沸点、好ましくは50〜70℃の範囲で行われる。水溶液濃度は、固形分で好ましくは1〜30質量%、より好ましくは10〜20質量%に調整する。また有機キレート形成剤の使用量は、全金属イオンに対して過剰であれば特に制限されないが、好ましくは1.0〜1.5モル倍の範囲が望ましい。金属キレート錯体または有機キレート形成剤が完全に溶解しない場合には、アンモニアやアミン等を加えて完全溶解させる。
【0029】
ところで、機能性金属酸化物を製造する際に一番問題となるのは不純金属の混入である。殊に、有機金属キレート錯体の中でもナトリウム塩やカリウム塩などは熱分解後も系内に残留して組成を狂わせる要因になるので、使用を避けるべきである。また塩素や硫黄、リン等を含む無機酸や無機酸塩(塩酸、硫酸、リン酸、またはこれらの塩など)および有機物(チオール化合物など)も、同様の理由から使用すべきではない。これら以外、即ち塩素、硫黄、リン等を含有しない有機物、硝酸、硝酸塩、アンモニアなどであれば、それらは熱分解乃至焼成工程で全て分解されるので、必要によっては適量を加えても構わない。しかし大量に加えると、加えた有機物に含まれる不純物によって汚染されることもあるので、必要最小限に止めるべきである。
【0030】
本発明で使用される好ましい有機キレート形成剤としては、エチレンジアミン四酢酸、1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ジアミノプロパノール四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジアミン二酢酸、エチレンジアミン二プロピオン酸、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヘキサメチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンジ(o−ヒドロキシフェニル)酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、イミノ二酢酸、1,3−ジアミノプロパン四酢酸、1,2−ジアミノプロパン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ニトリロ三プロピオン酸、トリエチレンテトラミン六酢酸、エチレンジアミン二こはく酸、1,3−ジアミノプロパン二こはく酸、グルタミン酸−N,N−二酢酸、アスパラギン酸−N,N−二酢酸、等の如き水溶性のアミノカルボン酸系キレート剤を挙げることがき、これらのモノマーやオリゴマー或いはポリマーのいずれを使用しても構わない。
【0031】
但し、遊離酸タイプやアンモニウム塩またはアミン塩を使用し、各金属とのキレート生成定数や、キレート錯体の安定性、更にはキレート錯体の水またはアルカリ水溶液中への溶解性を考慮して、使用する各原料金属毎に適切なものを適宜選択することが望ましい。
【0032】
一方、本発明で使用する金属原料としては、金属単体、炭酸塩、硝酸塩、水酸化物、酸化物など、様々の形態のものを使用できるが、特に好ましいのは、反応性や反応後に余分なイオン等が残らない炭酸塩や水酸化物および酸化物である。なお例えばクロムの如く金属原料としての反応性が乏しい場合や、あるいは例えばチタンの如く炭酸塩、硝酸塩、水酸化物の形態をとらず、且つ酸化物が非常に安定な金属を用いる場合は、塩化物や硫酸塩を用いてまず有機キレート錯体溶液を製造し、晶析などにより高純度の有機キレート錯体結晶を予め作製しておき、これを原料として使用することが望ましい。
【0033】
また金属の種類によっては、水溶液中で金属キレート錯体を形成していても、金属イオンの空気との接触またはその他の酸化還元作用により酸化を受けて水溶液中で不安定な相になることがある。この様な現象を未然に防止するため、処理系に還元剤や酸化防止剤を加えて金属の酸化防止を図ると共に金属イオンを安定化した後、他の金属イオンが錯塩を形成する様に各原料金属とキレート形成剤との量を当量に合わせてから完全に澄明な水溶液とし、有機金属キレート錯体水溶液を作製することが望ましい。こうした手段を採用するときに用いる還元剤(または酸化防止剤)としては、例えばアスコルビン酸、イソアスコルビン酸、シュウ酸、ヒドラジン等を挙げることができる。
【0034】
上記の様にして調製された有機金属キレート錯体水溶液は、次いで乾燥することによって粉体化される。液相からドライアップして固相を得る方法としては、一般に真空乾燥や薄膜乾燥などの乾燥方法が考えられるが、いずれも乾燥過程で特有の金属塩が偏析するため、ミクロ的に均一な粉末が得られ難い。
【0035】
そこで本発明では、こうした問題を回避するため、瞬時に乾燥することによって微細な球状で且つ均一なアモルファス粉末を得ることのできる噴霧乾燥法が採用される。噴霧乾燥条件は、溶液の濃度や溶液処理速度、噴霧空気量、熱風空気量などによって適宜に設定すればよいが、乾燥温度は通常、有機物が分解しない範囲を上限とし、また十分に乾燥される範囲を下限とする。こうした観点から、好ましい乾燥温度は100〜200℃、より好ましくは140〜180℃の範囲である。また、こうした乾燥温度を考慮すると、本発明で用いる上記アミノカルボン酸系キレート剤としては、少なくとも200℃以下の温度で熱分解しないものを選択することが望まれる。
【0036】
噴霧乾燥により得られたアモルファス粉末は、そのまま仮焼することにより単相のランタンクロマイト系酸化物粉末となる。この粉末は高反応性であるため、1000℃程度以下の比較的低温で仮焼することができるが、好ましくは400〜1000℃、さらに好ましくは500〜900℃の範囲で仮焼を行うのが良い。仮焼法自体には格別の制限はなく、通常の電気炉などを用いる方法を採用すればよい。
【0037】
かくして得られる単相のランタンクロマイト系酸化物粉末は、粒径が約数十μmの略球形で方向性を有していない。従って、例えばボールミル等の如き機械的粉砕法(ブレークダウン法)により粉砕し、粉体特性を何ら調整することなくそのまま成形を行っても、充填率を均一かつ高度に高めることができる。
【0038】
次に、得られた粉体を所定の形状に成形し、該成形体を1300℃以上の温度で焼結すると、緻密なランタンクロマイト系酸化物を得ることができる。成形法としては、高密度の均一な成形体を得ることのできる方法であれば成形法の如何は問わず、例えば汎用の冷間静水圧プレス法(CIP)などを採用すればよい。
【0039】
上記の様に本発明によれば、高密度ランタンクロマイト系酸化物合成用の出発物質として分子レベルで均一に混合された有機金属キレート錯体粉体を使用することにより、従来法に比べてより低い焼成温度で単相のランタンクロマイト系酸化物の粉体を容易に得ることができ、しかもこの粉体は、分子レベルで均一に混合された上記有機キレート金属錯体粉体の使用に由来して極めて高度な組成制御が可能となる。またこの粉体を成形してから焼結することにより、高密度のランタンクロマイト系酸化物を容易且つ確実に得ることができる。
【0040】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更して実施することが可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
【0041】
酸化物粉末製造例1
1リットルのビーカーにエチレンジアミン四酢酸37.25g(0.125×1.02mol)と水を加えて総量500gとした後、アンモニア水18gを加えて溶解させた。これを攪拌しながら加熱し、液温60℃で攪拌しながら炭酸ランタン八水和物(ランタン含量:45.6%)34.28g(ランタン:0.125×0.9mol)と炭酸ストロンチウム(ストロンチウム含量:58.1%)1.89g(ストロンチウム:0.125×0.1mol)を、吹きこぼれない様に順次ゆっくりと投入した。その後100℃で3時間攪拌を続けると、pH4.9となって完全溶解した。この溶液にエチレンジアミン四酢酸クロム(III)−アンモニウム塩(クロム含量:13.2%)49.27g(クロム:0.125mol)を加えて完全に溶解させ、更に水を加えて総量を1000gにすると、金属モル比がLa:Sr:Cr=0.9:0.1:1.0である紫色澄明の混合有機金属キレート錯体溶液が得られた。この溶液を噴霧乾燥機により乾燥温度160℃で粉末化し、混合金属キレート錯体粉末77gを得た。
【0042】
図1は、該粉末のX線回折チャートを示しており、入射X線の散乱によるハロー図形を示し、結晶構造的にもアモルファス(非晶質)のものであることが分かる。また図2は該粉末のSEM写真であり、略球形を呈していることが分かる。
【0043】
この錯体粉末を大気開放型電気炉により500〜1000℃で12時間仮焼し、La0.9Sr0.1CrO3の粉末を得た。
【0044】
酸化物粉末製造例2
1リットルのビーカーにエチレンジアミン四酢酸37.25g(0.125×1.02mol)と水を加えて総量500gとした後、アンモニア水18gを加えて溶解させた。これを攪拌しながら加熱し、液温60℃で攪拌しながら炭酸ランタン八水和物(ランタン含量:45.6%)34.28g(ランタン:0.125×0.9mol)と炭酸カルシウム(カルシウム含量:39.7%)1.29g(カルシウム:0.125×0.1mol)を吹きこぼれない様にに順次ゆっくりと投入した。その後100℃で3時間攪拌を続けると、pH5.5となって完全溶解した。この溶液にエチレンジアミン四酢酸クロム(III)−アンモニウム塩(クロム含量:13.2%)49.27g(クロム:0.125mol)を加えて完全に溶解させ、更に水を加えて総量1000gとすると、金属モル比がLa:Ca:Cr=0.9:0.1:1.0である紫色澄明の混合有機金属キレート錯体溶液が得られた。この溶液を噴霧乾燥機により乾燥温度160℃で粉末化すると、混合金属キレート錯体粉末66gが得られた。この錯体粉末を、大気開放型電気炉により1000℃で12時間仮焼すると、La0.9Ca0.1CrO3の粉末が得られた。
【0045】
酸化物粉末製造例3
1リットルのビーカーにエチレンジアミン四酢酸40.97g(0.125×1.1×1.02mol)と水を加えて総量500gとした後、これにアンモニア水20gを加えて溶解させた。これを攪拌しながら加熱し、液温60℃で攪拌しながら炭酸ランタン八水和物(ランタン含量:45.6%)38.09g(ランタン:0.125mol)と炭酸マグネシウム(マグネシウム含量:39.7%)0.77g(マグネシウム:0.125×0.1mol)を吹きこぼれない様に順次ゆっくりと投入した。その後100℃で3時間攪拌を続けると、pH5.4となって完全溶解した。この溶液にエチレンジアミン四酢酸クロム(III)−アンモニウム塩(クロム含量:13.2%)44.34g(クロム:0.125×0.9mol)を添加して完全に溶解し、更に水を加え総量を1000gにすると、金属モル比がLa:Cr:Mg=1.0:0.9:0.1である紫色澄明の混合有機金属キレート錯体溶液が得られた。この溶液を噴霧乾燥機により乾燥温度160℃で粉末化すると、混合金属キレート錯体粉末72gが得られた。これを大気開放型電気炉により1000℃で12時間仮焼すると、LaCr0.9Mg0.13粉末が得られた。
【0046】
評価試験1
上記酸化物粉末製造例1で得られた各金属酸化物粉末のX線回折スペクトルを図3に示す。この図からも明らかな様に、焼成温度500℃でランタンクロマイト系金属酸化物の単相が得られており、従来法に比べて500℃程度低い温度で単相が得られることを確認できる。
【0047】
実施例1
前記酸化物粉末製造例1における焼成温度1000℃で得られた金属酸化物粉末を、油圧プレスにより成形圧力1.3MPaで一軸成形した後、170MPaの圧力でCIP成形することにより、直径約17mm、厚さ約2.5mmの円筒状ペレットを作製した。このペレットを1600℃および1700℃で12時間焼結し、La0.9Sr0.1CrO3の焼結体を得た。
【0048】
実施例2
前記酸化物粉末製造例2で得た金属酸化物粉末を、油圧プレスにより成形圧力1.3MPaで一軸成形した後、170MPaの圧力でCIP成形することによって、直径約17mm、厚さ約2.5mmの円筒状ペレットを作製した。このペレットを1600℃および1700℃で12時間焼結し、La0.9Ca0.1CrO3の焼結体を得た。
【0049】
実施例3
前記酸化物粉末製造例3で得た金属酸化物粉末を、油圧プレスにより成形圧力1.3MPaで一軸成形した後、170MPaの圧力でCIP成形して直径約17mm、厚さ約2.5mmの円筒状ペレットを作製した。このペレットを1600℃および1700℃で12時間焼結し、LaCr0.9Mg0.13の焼結体を得た。
【0050】
評価試験2
前記実施例1、2および3で得た各金属酸化物粉末のX線回折スペクトルを図4,5および6に、また相対密度を表1に、平均熱膨張係数を表2に、電気伝導度を図7にそれぞれ示す。
【0051】
【表1】
Figure 0004972248
【0052】
【表2】
Figure 0004972248
【0053】
図4,5および6からも明らかな様に、実施例1,2および3のいずれにも、焼結工程を経た後もランタンクロマイト系金属酸化物の単相が保持されていることを確認できる。また表1からは、各実施例共に1600℃の焼結により、相対密度がSOFC用セパレータとしての実用化に必要とされている95%を超える焼結成形体が得られていることを確認できる。また図7からは、いずれの焼結成形体もランタンクロマイト系酸化物の特徴的な電気伝導度挙動を示していることが分かる。
【0054】
これらの事実からも明らかな様に、本発明によれば、焼結工程での組成ズレを抑制しつつ、且つ特徴的な物性を保持しながら、従来法に比べて300℃程度以上低い焼結温度で単相かつ高密度なランタンクロマイト系酸化物成形体を製造できることが分かる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は以上の様に構成されており、原料として分子レベルで均一に混合された有機金属キレート錯体粉末を用いてランタンクロマイト系酸化物粉末とし、これを成形してから焼結する方法を採用することにより、焼結工程での組成ズレを抑制しつつ、且つ特徴的な物性を保持しながら、従来法に比べて300℃程度以上低い焼結温度で単相かつ高密度のランタンクロマイト系酸化物成形体を効率よく製造し得ることになった。そしてこの方法により製造される酸化物系成形体は、導電性セラミックとして優れた性能を示し、例えば固体電解質型燃料電池セル用のセパレータやインターコネクタ等として優れた性能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で焼結原料の作製に用いたアモルファス状有機金属キレート錯体粉末のX線回折スペクトルである。
【図2】実施例1で焼結原料の作製に用いたアモルファス状有機金属キレート錯体粉末のSEM写真である。
【図3】酸化物粉末製造例1で、仮焼温度を変えて得たランタンクロマイト系酸化物粉末のX線回折スペクトル図である。
【図4】実施例1で得たランタンクロマイト系酸化物粉末のX線回折スペクトル図である。
【図5】実施例2で得たランタンクロマイト系酸化物粉末のX線回折スペクトル図である。
【図6】実施例3で得たランタンクロマイト系酸化物粉末のX線回折スペクトル図である。
【図7】実施例で得た各焼結成形体の電気伝導特性を示す図である。

Claims (3)

  1. 一般組成式La1−xCr1−y(式中、Aはアルカリ土類金属から選ばれる1または2以上の元素、BはMg、x,yは0≦x≦0.5、0≦y≦0.5を表わす)で表されるランタンクロマイト系酸化物を製造するに当たり、
    原料として、分子レベルで均一に混合された有機金属キレート錯体粉末を焼成してランタンクロマイト系酸化物粉末を製造し、該粉末を成形してから焼結するものであり、
    前記有機金属キレート錯体粉末は、原料金属と有機キレート形成剤または金属キレート錯体を所定の金属組成となる様に混合して澄明な有機金属キレート錯体水溶液を調製し、該水溶液を噴霧乾燥して得るものであり、
    固体電解質型燃料電池セル用のセパレータまたはインターコネクタとして使用されることを特徴とする導電性セラミックの製法。
  2. 前記有機キレート形成剤が、アミノカルボン酸系キレート剤である請求項に記載の製法。
  3. 前記xが、0<x≦0.5を表す請求項1または2に記載の製法。
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