JP4968931B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、バリアブル印刷などの印刷処理に係るジョブ制御技術に関する。
従来、クライアント(顧客)から印刷物(雑誌、新聞、カタログ、広告、グラビア等)の作成依頼を受注して所望の印刷物を作成し、それをクライアントに納品することで報酬を得る、所謂、商業的印刷業界がある。商業的印刷業界では、現在でも、オフセット製版印刷機などの大規模な印刷装置等を用いているのが主流である。
商業的印刷業界では、入稿、デザインやレイアウト、カンプ(プリンタ出力によるプレゼンテーション)、校正(レイアウト修正や色修正)、校正刷り(プルーフプリント)、版下作成、印刷、後処理加工、発送といった様々な工程を踏んで作業が進められる。また近年では、ダイレクトメール等のOne to Oneマーケティングの普及とともに、多品種・小ロットの代表的なジョブであるバリアブル印刷の需要は、ますます増大している。
バリアブル印刷は、バリアブルデータを挿入する領域が定義されたテンプレートに、バリアブルデータをレイアウトして印刷する。これにより、所定の出力単位に印刷物の一部分が異なる印刷処理が実現できる。例えば、特許文献1には、製本アプリケーションが、バリアブル印刷が指定されており、かつ印刷設定に基づいてバリアブルジョブ分割が必要と判断した場合、レコード単位にジョブを生成する技術が提案されている。ここで、レコードとは、挿入対象となるバリアブルデータの一連の印刷単位であり、例えばバリアブル印刷により顧客単位で印刷を行う場合には、1顧客分のバリアブルデータにより1レコードが構成される。
最近、電子写真方式の印刷装置やインクジェット方式の印刷装置の高速化や高画質化に伴い、従来の印刷業界に対抗して、プリント・オン・デマンド(Print On Demand:以下、PODと表記する。)と呼ばれる市場が出現してきている。PODは、版下を作成せずに印刷処理を行うことが可能なため、オフセット印刷のような従来の印刷処理と比較してバリアブル印刷に向いているという特徴がある。
また、PODは、オフセット製版印刷機などの大規模な印刷装置で扱うジョブより比較的小ロットのジョブを、大掛かりな装置やシステムを用いずに、短納期で取り扱えることを目指している。そして、前述のような大規模な印刷装置、印刷手法に替わって、例えば、デジタル複写機やデジタル複合機等のデジタル画像形成装置を最大限に活用して電子データを用いたデジタルプリントを実現し、それで商売を行うとする市場も出現しつつある。このようなPOD市場では、従来の印刷業界に比べてデジタル化が融合し、コンピュータを利用した管理技術や制御技術が浸透してきている。
特開2003−296070号公報
しかしながら、従来の技術では、画像形成装置等に出力されたバリアブル印刷に係る印刷ジョブに関して、印刷ジョブ単位でのステータスの表示は行えるが、レコード単位でのステータスの表示はできなかった。また、印刷ジョブ単位では印刷順序を変更したり、一時停止を指示したりすることはできたが、レコード単位での印刷順序の変更、一時停止、及びキャンセルなどができないという問題点があった。
本発明は、複数のレコードで構成されるバリアブル印刷の印刷ジョブにおいて、レコード単位での制御管理を行えるようにすることを目的とする。
本発明の情報処理装置は、複数のレコードが共通のリユーザブルオブジェクトを使用している印刷ジョブを解析する解析手段と、前記解析手段の解析結果として前記リユーザブルオブジェクトの参照指示を用いてレコードの区切りを検出し、各レコードと各レコードに対応する印刷ページとを対応付ける処理手段と、前記処理手段での検出結果を基にレコードのリストを表示させる表示制御手段と、表示された前記リスト内の1つのレコードに対して印刷制御の操作指示が入力されると、当該操作指示に応じて指示された前記1つのレコードに対して前記操作指示に基づく処理を実行する操作手段とを備えることを特徴とする
本発明によれば、複数のレコードで構成された印刷ジョブのレコードの区切りを検出し、レコード単位で入力された操作指示に応じた処理をレコードに対して実行するので、複数のレコードで構成される印刷ジョブのレコード単位での制御管理を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、本発明の実施形態に係る情報処理装置を適用可能な画像形成システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるPODシステム(画像形成システム)全体の基本構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態におけるPODシステムは、1つ又は複数のエンドユーザ環境、及びPODサイト環境としての印刷システムからなる。図1に示す例では、エンドユーザ環境AのクライアントPC(クライアントコンピュータ)1及びエンドユーザ環境BのクライアントPC2と印刷システム3とが、インターネット等のネットワークNWAを介して接続されてPODシステムが構成される。
ここで、エンドユーザ環境は、印刷(プリント)の発注依頼を行う発注者(エンドユーザ)が存在し、それぞれのクライアントPC1、2を利用して、印刷ジョブの依頼やジョブのステータス確認などが行える。
また、印刷システム(PODサイト環境)3は、工程管理部10、デジタルプリント部20、及びポストプレス部30を有する。工程管理部10、デジタルプリント部20、及びポストプレス部30は、印刷システム3内部のネットワークNWを介して通信可能に接続されている。なお、ポストプレス部30と同様の機能が、デジタルプリント部20内のデジタル複写機やデジタル複合機等のデジタル画像形成装置に接続されているフィニッシング装置の機能や能力で実現できる場合には、ポストプレス部30は設けなくても良い。
工程管理部10は、工程管理部10、デジタルプリント部20、及びポストプレス部30の各工程に対して作業を指示し、コンピュータや各種デバイスにより構成される本システムのワークフローを一元管理する。工程管理部10は、前述したエンドユーザ環境からのジョブの受信や保管を行ったり、ジョブの指定に基づいて各工程の作業をワークフローとして組み立てたり、各デバイスや各作業者における作業を効率よくスケジュールしたりする。
工程管理部10は、MIS(Management Information System)サーバ11、受注サーバ12、ファイルサーバ13、及びクライアントPC14を有する。MISサーバ11、受注サーバ12、ファイルサーバ13、及びクライアントPC14は、ネットワークを介して通信可能に接続されている。
MISサーバ11は、印刷物の受注から納品までのシステム全体のワークフローを管理するとともに、様々な経営情報や販売情報を統括的に管理する。
受注サーバ12は、インターネット等のネットワークNWAを利用して、エンドユーザ環境からのジョブを受信する。受注サーバ12により受信したジョブは、ジョブに付されるID番号で管理される。受注サーバ12は、受信したジョブのID番号及び管理上必要となる情報をMISサーバ11に伝達し、MISサーバ11の指示に従って画像データなどのそれ以外の情報と一緒に下流の工程に伝える。
ファイルサーバ13は、エンドユーザ環境からの同一原稿による再発注に備えて、エンドユーザ環境から受信したジョブを保管する。ファイルサーバ13は、一般に、画像データと前回出力の際のジョブの設定情報(ジョブチケット)を一緒に保存する。
クライアントPC14は、ジョブ生成アプリケーションがインストールされており、エンドユーザ環境から受信したジョブを印刷システム3内で処理可能な形式にして出力する。例えば、クライアントPC14が、エンドユーザ環境から基本コンテンツデータとデータリストとバリアブル印刷指示書から構成されるバリアブル印刷の印刷ジョブを受信する。このとき、クライアントPC14は、受信したバリアブル印刷の印刷ジョブをクライアントPC14上でPPML(Personalized Print Markup Language)に変換し、デジタルプリント部20に出力する。
工程管理部10におけるMISサーバ11、受注サーバ12、ファイルサーバ13、及びクライアントPC14間でやり取りされる情報は、JDF(Job Definition Format)などを利用して情報交換される。JDFは、ジョブの作業指示を記載したジョブチケットである。工程管理部10は、JDFなどを利用した情報交換によりジョブの転送や制御コマンドの発行などを行い、工程管理部10を中心にデジタルプリント部20、ポストプレス部30などと連携をとってトータルなワークフローの自動化を提供している。
デジタルプリント部20は、工程管理部10より受信した印刷ジョブの作業指示に従って、白黒MFP(白黒複合機)やカラーMFP(カラー複合機)等の印刷デバイスにより原稿をコピーしたり、文書/画像ファイルをプリントアウトしたりする。例えば、デジタルプリント部20は、印刷ジョブの作業指示に従って、エンドユーザ環境から受け取った原稿をコピーする。また、例えば印刷ジョブの作業指示に従って、プリンタドライバやホットフォルダを経由して、エンドユーザ環境から受信した文書/画像ファイルやスキャンデバイスによりスキャンした画像ファイルやそれらを編集した文書/画像ファイルをプリントアウトする。
デジタルプリント部20は、プリントサーバ21、クライアントPC22、及び画像形成機器群23を有する。プリントサーバ21、クライアントPC22、及び画像形成機器群23内の各画像形成機器は、ネットワークを介して通信可能に接続されている。
プリントサーバ21は、デジタルプリント部20の外部と情報の送受信を行う。入力される印刷ジョブの画像情報や設定情報などは、まずプリントサーバ21に入力される。プリントサーバ21は、そのジョブが終了するとステータスなどの情報を外部に知らせる。
また、プリントサーバ21は、デジタルプリント部20内部の管理制御を行う。プリントサーバ21は、デジタルプリント部20内部で発生したジョブ及び外部から入力されたジョブを一元管理する。これにより、デジタルプリント部20の内部にあるすべてのデバイスとすべてのジョブの状況が監視できるとともに、ジョブの一時停止、設定変更、印刷再開、あるいはジョブの複製、移動、削除などの制御が行えるようになっている。
クライアントPC22は、入力されたアプリケーションファイルの編集、印刷指示、あるいはプリントレディファイルの投入を行う。また、クライアントPC22は、プリントサーバ21内で管理されているデバイスやジョブの監視や制御を補佐する。
画像形成機器群23は、1つ又は複数個の画像形成機器を有する。図1に示す例では、画像形成機器群23は、1つの白黒MFP24及び2つのカラーMFP25、26を有する。カラーMFP25、26及び白黒MFP24は、スキャン、プリント、コピーなど様々な機能を有する画像形成機器であり、機能やスピードやコストなどが機器によって異なるため、それぞれの用途に応じて使い分ける。なお、カラーMFP26にはフィニッシャ装置が接続されている。
ポストプレス部30は、工程管理部10又はデジタルプリント部20より受信したポストプレスジョブの作業指示に従って、後処理機器を制御するとともに、デジタルプリント部20から出力された記録紙に対して仕上げ処理を実行する。
ポストプレス部30は、ポストプレスサーバ31、クライアントPC32、及び後処理機器群33を有する。ポストプレスサーバ31、クライアントPC32、及び後処理機器群33内の各後処理機器は、ネットワークを介して通信可能に接続されている。
ポストプレスサーバ31は、後処理工程を統括管理するコンピュータであり、受注サーバ12にて受け付けたジョブの指示やMISサーバ11から出されるジョブの指示等に基づいて、ポストプレス部30で仕上げ可能な後処理条件を作成する。そして、ポストプレスサーバ31は、エンドユーザ環境からの要求通りの後処理(仕上げ処理)工程の指示を後処理機器群33に対して行う。一般に、ポストプレスサーバ31がポストプレス部30の外部とJDFなどの情報交換手段を使って、ポストプレス部30の内部コマンドやステータスに係る情報交換を行っている。
クライアントPC32は、ポストプレスサーバ31内で管理されているデバイスやジョブの監視や制御を補佐する。
後処理機器群33は、1つ又は複数個の後処理機器を有する。
後処理機器は、大きく3つの種類に分類することができる。本実施形態では、以下のように定義する。
(1)インラインフィニッシャ:紙パスがMFPと物理的に接続されており、かつ、操作指示や状況確認もMFPと電気的に接続されている後処理機器。以降では、フィニッシャ装置とのみ述べた場合には、インラインフィニッシャ装置を指すものとする。
(2)ニアラインフィニッシャ:紙パスはMFPと接続されておらず、作業者(オペレータ)が出力物の運搬や出力物の設定を行うが、操作指示や状況確認はネットワークなどの通信手段を介して電気的に情報送受可能な後処理機器。
(3)オフラインフィニッシャ:紙パスも操作指示や状況確認などの通信手段もMFPとはまったく接続されておらず、作業者が出力物の運搬や出力物の設定を行うとともに、手作業での操作入力、機器自体が発する状況報告を作業者が目視で確認する後処理機器。
さらに、後処理機器は、MFP等の画像形成装置にて印刷された出力原稿紙に対して様々なシート加工処理を施す後処理工程を持っており、エンドユーザに提供する製本形態に加工するように制御される。後処理工程には、断裁処理工程、中綴じ製本処理工程、くるみ製本処理工程、紙折り処理工程、穴あけ処理工程、封入処理工程、帳合処理工程等がある。これら各後処理工程によって、出力原稿に対する断裁、中綴じ製本、くるみ製本、紙折り、穴あけ、封入、帳合等のシート加工処理が実現される。
ポストプレスサーバ31が管理するニアラインフィニッシャ(オフラインフィニッシャを含んでも良い)には、図1に例示したように紙折り機34、断裁機35、中綴じ製本機36、くるみ製本機37などがある。また、この他も、ステープラ、穴あけ機、封入機、あるいは帳合機(コレータ)を初めとして様々なものがある。ポストプレスサーバ31は、後処理機器群33内の後処理機器(ニアラインフィニッシャ)と予め決められたプロトコルを用いて通信し、逐次ポーリングなどを行うことでデバイスの状況やジョブの状況を把握し、ジョブの実行状況を管理する。
なお、本実施形態では、前述の複数のシート加工処理をそれぞれ別々の後処理機器により実行可能にする構成でも、複数種類のシート加工処理を1台の後処理機器によって実行可能にする構成でも良い。また、すべての後処理機器を具備していなくとも良く、複数の後処理機器のうち、いずれかの後処理機器を本システムに具備するような構成でも良い。また、本実施形態におけるPODシステムにおいて、すべての印刷ジョブがポストプレス部30で処理されなくても良く、フィニッシャ装置を持つカラーMFP26で後処理工程までも行うようにしても良い。
次に、図2〜図4を参照して、商業印刷分野でのPODシステムにおけるジョブチケットを使用した商業印刷ワークフローについて説明する。
図2(A)、(B)は、ワークフロー構成の一例を示す図である。図2(A)がジョブチケットにより実現されるワークフロー構成例を示しており、図2(B)がバリアブル印刷の印刷ジョブ(バリアブルジョブ)により実現されるワークフロー構成例を示している。図2に示す例では、ジョブチケットとしてJDFを使用し、バリアブルジョブとしてPPMLを使用している。
図2(A)において、MISサーバ11は、JDF作成アプリケーション41を有する。JDF作成アプリケーション41は、受注ジョブ47を基に、ワークフローにおける作業指示が記述されたジョブチケットに相当するJDFデータ48を作成する。
また、プリントサーバ21は、JDFパーサ42、PDLコントローラ43、及びプリンタ/フィニッシャインタフェース44を有する。JDFパーサ42は、JDFデータ48を解釈する。PDLコントローラ43は、PDF(Portable Document Format)/PS(PostScript)等の各種PDL(Page Description Language)データを処理する。プリンタ/フィニッシャインタフェース44は、MFP45等のプリンタエンジンやフィニッシャ装置46と接続するためのインタフェースである。
ジョブチケットによるワークフローは、以下のように実現される。
MISサーバ11に受注ジョブ47が投入されると、MISサーバ11は、インストールされているJDF作成アプリケーション41により、受注ジョブ47に基づいてJDFデータ48を作成する。
作成されたJDFデータ48がプリントサーバ21に渡されると、プリントサーバ21は、JDFパーサ42によりJDFデータ48を解釈して、デジタルプリント部に対するジョブを実行する。例えばJDFデータ48には、出力用紙サイズや両面片面印刷やN−up等の属性が指定されている。プリントサーバ21は、JDFデータ48の内容に従って、JDFデータ48により参照されるPDLデータをPDLコントローラ43により処理するとともに、プリンタ/フィニッシャインタフェース44を介してMFP45に対して印刷実行を指示する。
MFP45での印刷実行によって出力された出力原稿49が、フィニッシャ46に搬送される。ここで、JDFデータ48に、くるみ製本や中綴じ製本や断裁等の属性が指定されているならば、プリントサーバ21は、JDFデータ48の内容に従って、プリンタ/フィニッシャインタフェース55を介して指示しフィニッシャ46に後処理を実行させる。
次に、バリアブルジョブによるワークフローについて説明する。
図2(B)において、MISサーバ11は、受注ジョブ57を基にバリアブルジョブであるPPMLデータ58を作成するPPML作成アプリケーション51を有する。PPMLデータ58には、ワークフローにおける作業指示が記述されたジョブチケットに相当するJDFデータが記録されている。また、プリントサーバ21は、PPMLデータ58を解釈するPPMLパーサ52、各種PDLデータを処理するPDLコントローラ53、及びMFP55やフィニッシャ装置56と接続するためのプリンタ/フィニッシャインタフェース54を有する。
MISサーバ11に受注ジョブ57が投入されると、MISサーバ11は、インストールされているPPML作成アプリケーション51により、受注ジョブ57に基づいてPPMLデータ58を作成する。
作成されたPPMLデータ58がプリントサーバ21に渡されると、プリントサーバ21は、PPMLパーサ52によりPPMLデータ58を解釈して、デジタルプリント部に対するジョブを実行する。例えばPPMLデータ58には、全頁の背景に共通して描画されるオブジェクトと各頁毎に変更されるオブジェクトが指定されている。またPPMLデータ58内に記録されているJDFデータには、出力用紙サイズや両面片面印刷やN−up等の属性が指定されている。
プリントサーバ21は、JDFデータの内容に従って、PPMLデータ58により参照されるPDLデータをPDLコントローラ53により処理するとともに、プリンタ/フィニッシャインタフェース54を介してMFP55に対して印刷実行を指示する。
MFP55での印刷実行以降の処理は、前述したジョブチケットによるワークフローの場合と同じであるので説明は省略する。
なお、図2に示した例では、JDF作成アプリケーション41やPPML作成アプリケーション51がMISサーバ11内にあるものとしたが、クライアントPC14内にあっても良い。
図3は、本実施形態のPODシステムにおけるジョブチケットの構造の一例を示す図である。
図3において、48はジョブチケットとしてのJDFデータ全体を示す。
61はプリプレス(Prepress)処理情報であり、PDF等のコンテンツデータをどのように画像処理し、どのように配置するか等を示す複数のプリプレス処理の指示群が記述されている。62はプレス(Press)処理情報であり、プリプレス処理において作成された画像データをどのように原稿に出力するか等を示す複数のプレス処理の指示群が記述されている。63はポストプレス(Postpress)処理情報であり、プレス処理の指示に従って出力された原稿をどのように後処理(例えば包み製本等)するか等を示す複数のポストプレス処理の指示群が記述されている。
60はプリプレス処理情報61とプレス処理情報62とポストプレス処理情報63を1つの処理に纏めるコンバインドプロセス(Combined Process)情報を示す。通常、デジタルプリントを司るカラーMFP26等では1回の印刷ジョブの入力に対して、プリプレス処理、プレス処理、及びポストプレス処理のすべての処理を実行終了した結果が唯一つの出力となる。このように一度のデータ入力に対して、プリプレス処理、プレス処理、及びポストプレス処理を順次行い、唯一つの出力を出力させる指示を行いたい場合に、コンバインドプロセスが使用される。プリプレス処理、プレス処理、及びポストプレス処理のうち少なくとも2つの処理を実行可能なMFP等のデジタル画像形成機器に対する指示には、コンバインドプロセスが常に使用される。
図4は、本実施形態のPODシステムにおけるジョブチケットの構造の一例を示す図である。図3においては、ジョブチケットの構造を実行プロセスの種類で示したが、ジョブチケットを表現するJDFは、XML(Extensible Markup Language)フォーマットで記述されており、ノードの階層構造によって表現できる。図4には一例として、JDFによる製本処理に係る階層図を示している。
「本」71を作成するには、表紙72を作ったり、中身73を作ったり、あるいはそれらを製本したりと様々な工程を経て、エンドユーザに届けられる「本」ができあがる。JDFでは出力物を構成する際に物理的な出力物を形作る工程をプロダクトノード、プロダクトノードを形作る処理工程をプロセスノード、プロダクトノードを作成する中間的段階の要素でプロセスノードの集合体をプロセスグループノードと呼び区別している。
図4に示す例では、プロダクトノードの表紙72の下層にプロセスグループノードの表紙の出力74があり、その下層にプロセスノードの表紙出力プロセス78及び表紙のラミネート処理79がある。また、プロダクトノードの中身73の下層にプロセスグループノードのカラーページの出力75があり、その下層にプロセスノードのカラーページのRIP(Raster Image Processor)処理80及びカラーページプリント処理81がある。また、プロダクトノードの中身73の下層にはプロセスグループノードの白黒ページの出力76があり、その下層にプロセスノードの白黒ページのRIP処理82及び白黒ページプリント処理83がある。プロダクトノードの本71の下層にはプロセスグループノードの本全体の製本処理77があり、その下層にプロセスノードのくるみ製本処理84及び断裁処理85がある。
また、図3に示したプリプレス処理情報61に指示群が記述されるプリプレス処理は、カラーページのRIP処理80、白黒ページのRIP処理82にあたる。プレス処理情報62に指示群が記述されるプレス処理は、表紙出力のプロセス78、表紙のラミネート処理79、カラーページプリント処理81、白黒ページプリント処理83にあたる。ポストプレス処理情報63に指示群が記述されるポストプレス処理は、くるみ製本処理84、断裁処理85にあたる。
以下、本実施形態におけるPODシステムについて詳細に説明する。なお、以下では、説明の便宜上、図5に示すような最小構成のPODシステムを一例に説明する。
図5は、本実施形態におけるPODシステムの特徴的要素の一例を示す構成図である。すなわち、図5に示した構成は、図1に示したPODシステムの構成から本実施形態を説明するのに必要な構成だけを抜き出したものであり、以降は図5に示す構成を例に説明する。なお、この図5において、図1に示した構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付している。
図5に示すように、印刷システム内の工程管理部は、エンドユーザ環境AのクライアントPC1とネットワークNWAを介して接続された受注サーバ12、MISサーバ11、クライアントPC14、及びファイルサーバ13で構成される。
また、デジタルプリント部はプリントサーバ21とカラーMFP26で構成される。カラーMFP26の内部構成は、印刷ジョブの受信からジョブ内に記録されている情報に従って印刷原稿の出力までを処理するカラーMFP本体部と、カラーMFP本体部から印刷原稿の搬送路として接続されているインラインフィニッシャとから成る。
MISサーバ11、受注サーバ12、ファイルサーバ13、クライアントPC14、プリントサーバ21、及びカラーMFP26は、LAN等のネットワークNWを介して通信可能に接続されている。
MISサーバ11は、印刷物の受注から納品までのシステム全体のワークフローを管理する。具体的な処理内容としては、受注サーバ12で受信されたジョブが、クライアントPC14にてバリアブル印刷の印刷ジョブであるPPMLデータに変換され、さらにその印刷ジョブがクライアントPC14からMISサーバ11に送信されて記録される。
MISサーバ11は、印刷システム全体の印刷ジョブの処理スケジュールを管理する機能を所持し、バリアブル印刷の印刷ジョブを、印刷システム内で処理すべき印刷ジョブとして処理スケジュール情報とともに管理する。そして、デジタルプリント部(図5に示す例ではプリントサーバ21)に印刷ジョブの開始を指示し、デジタルプリント部から現在の処理状態を示すステータス情報を受け取る。また、MISサーバ11は、デジタルプリント部から印刷ジョブの終了通知も受け取る。これら受け取った各種情報は、MISサーバ11やクライアントPC14に接続されたCRTなどの表示装置を介してオペレータに通知される。
ここで、図5に示すように、クライアントPC14は、バリアブル印刷の印刷ジョブを生成するためのプログラムを含んだバリアブルジョブ生成アプリケーション91を有する。また、プリントサーバ21は、バリアブル印刷や他の印刷に係る印刷ジョブの管理を行うジョブ管理アプリケーション92を有する。
図6は、バリアブルジョブ生成アプリケーション91の構成例を示すブロック図である。本実施形態では、バリアブルジョブ生成アプリケーション91は、クライアントPC14のハードディスク等の記憶装置にインストールされ、クライアントPC14上で動作するものとする。
制御部101は、バリアブルジョブ生成アプリケーション91全体の動作を制御する。バリアブルデータ生成部102は、オペレータ等から入力された指示に従ってバリアブルデータを生成する。バリアブルデータ送信部103は、バリアブルデータ生成部102で生成されたバリアブルデータをジョブ管理アプリケーション92やバリアブル印刷の印刷ジョブを処理できる他のモジュール(MISサーバ11など)に転送する。本実施形態では、バリアブルジョブ生成アプリケーション91からジョブ管理アプリケーション92へバリアブル印刷の印刷ジョブが送信されるとしたが、カラーMFP26へ直接送信するようにしても良い。
図7は、ジョブ管理アプリケーション92の構成例を示すブロック図である。本実施形態では、ジョブ管理アプリケーション92は、プリントサーバ21のハードディスク等の記憶装置にインストールされ、プリントサーバ21上で動作するものとする。
制御部111は、ジョブ管理アプリケーション全体の処理を制御する。バリアブルデータ受信部112は、クライアントPC14やMISサーバ11からのバリアブル印刷の印刷ジョブを受信する。
バリアブルデータ解析部113は、バリアブルデータ受信部112により受信したバリアブル印刷の印刷ジョブ(印刷ジョブのレコード構造)を解析し、レコード単位で分割する。具体的には、バリアブルデータ解析部113は、受信した複数のレコードで構成された印刷ジョブにおけるレコードの境界(切れ目、区切り)を検出し、検出結果に基づいて各レコードと各レコードに対応する印刷ページとの対応付けを行う。バリアブルデータ解析部113により、本発明の解析手段、処理手段、分割手段が構成される。
ジョブ−レコード管理部(管理手段)114は、バリアブルデータ解析部113で分割されたレコード情報とジョブ情報を関連付けて管理する。レコード情報には、バリアブル印刷の印刷ジョブに係る各レコードと印刷ページとを対応付けした情報が含まれる。ジョブ−レコード管理部114が管理するレコード情報は、ハードディスク等の記録装置で構成されるジョブ−レコード記録部115に記録される。すなわち、ジョブ−レコード記録部115は、バリアブルデータ解析部113による印刷ジョブの解析結果をジョブ−レコード管理情報として印刷ジョブとともに記録している。
表示制御部(表示制御手段)116は、ジョブ−レコード管理部114により管理されている情報をディスプレイ等の表示部121に表示させるための表示制御を行う。表示制御部116は、例えばバリアブルデータ解析部113での処理結果に基づいて、後述する図18に示すような印刷ジョブを構成するレコードのリストを表示部121等に表示させる。
操作制御部(操作制御手段)117は、表示部121で表示されているリスト内のレコードに対して、オペレータ等がキーボードやマウスなどの操作部122を使用してレコードに係る操作(印刷制御の操作)を行う処理を制御する。例えば、操作制御部117は、表示されているリスト内のレコードに対するオペレータ等による操作部122を使用したレコードに係る操作指示(印刷制御の操作指示)を受け付ける。レコードに係る操作指示(印刷制御の操作指示)には、印刷順序の変更や削除(ホールド)や一時停止等がある。
操作解析部(操作解析手段)118は、操作制御部117で制御された入力情報(レコード操作指示に係る情報)を解析する。操作解析部118は、例えば、マウスによる選択レコードのドラッグアンドドロップ操作が、レコードの移動指示になるのかどうかなどを判断する。
ジョブ−レコード管理情報更新部(管理情報更新手段)119は、操作解析部118による解析結果に基づいて、ジョブ−レコード記録部115に記録されている、言い換えればジョブ−レコード管理部114により管理されている情報を更新する。ジョブ送信・更新部(通知手段、更新手段)120は、カラーMFP26等の画像形成装置に印刷ジョブ等の情報(更新された場合には、操作内容に応じた情報)を送信するとともに、ジョブ−レコード記録部115に記録されている情報を更新する。ここで、操作制御部117、操作解析部118、ジョブ−レコード管理情報更新部119、及びジョブ送信・更新部120により操作手段としての機能が実現される。
図8は、カラーMFP26の機能構成例を示すブロック図である。
MFPは、自装置内部に複数のジョブのデータを記憶可能なハードディスク等のメモリを具備し、複数の機能を具備した画像形成装置である。MFPの機能には、スキャナから出力されたジョブデータに対しメモリを介してプリンタ部でプリント可能にするコピー機能や、コンピュータ等の外部装置から出力されたジョブデータに対しメモリを介してプリンタ部でプリント可能にするプリント機能等がある。
また、本実施形態における印刷システムの構成に関しては、上述のように複数の機能を具備したMFPを有するとしたが、プリント機能とフィニッシング機能のみを具備した画像形成装置を具備する構成でも良い。また、いずれか一方のタイプの画像形成装置のみを具備する構成でも良いし、何れのタイプの画像形成装置であっても、複数台具備する構成でも良い。いずれにしても、本実施形態の制御が実現可能な構成であれば良い。
図8に示すようにカラーMFP26は、入力画像処理部131、FAX部132、NIC部133、専用インタフェース(専用I/F)部134、及びUSBインタフェース(USB I/F)部135を有する。入力画像処理部131は、紙原稿などの画像を読み取り、読み取った画像データを画像処理する。FAX部132は、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行う。NIC(Network Interface Card)部133は、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりする。専用I/F部134は、外部装置と画像データなどの情報交換を行う。USB(Universal Serial Bus) I/F部135は、USBメモリ(リムーバブルメディアの一種)に代表されるUSB機器と画像データなどを送受する。
MFP制御部136は、カラーMFP26の動作を制御する。例えば、MFP制御部136は、MFPの用途に応じて画像データを一時保存したり、データの送受信経路を決定したりする。本実施形態においては、カラーMFP26はバリアブル印刷の印刷ジョブの代表的なフォーマットであるPPMLデータを処理できるものとする。すなわち、MFP制御部136は、バリアブル印刷の印刷ジョブも含む全印刷ジョブのカラーMFP26内部の印刷ジョブの制御を行う。
MFP制御部136は、CPU145、ROM146、及びRAM147を有し、CPU145が、ROM146や図示しないハードディスク等の記憶装置に記憶されたプログラムに従ってMFP全体の動作を制御する。ROM146は、CPU145の制御プログラム等を格納している。RAM147は、一時的にプログラムや画像データを保存するためのメモリである。
文書管理部137は、複数の画像データを格納可能なハードディスク等のメモリで構成される。
例えば、画像形成装置が具備する制御部(例えばMFP制御部136のCPU145など)が主体となって、外部から入力された様々な画像データ等の複数種類の画像データを、文書管理部137に複数格納可能に制御する。外部から入力された画像データには、入力画像処理部131からの画像データや、FAX部132を介して入力されたファクシミリジョブの画像データや、NIC部133を介して入力されたコンピュータ等の外部装置からの画像データがある。また、専用I/F部134やUSB I/F部135を介して入力される画像データがある。
そして、文書管理部137に格納された画像データを適宜読み出して、プリンタ部138等の出力部に転送して、プリンタ部138によるプリント処理等の出力処理を実行可能に制御する。また、オペレータ等からの指示により、文書管理部137から読み出した画像データを、コンピュータや他の画像形成装置等の外部装置に転送可能に制御する。
圧縮伸張部140は、画像データの圧縮伸張を行う。圧縮伸張部140は、画像データを文書管理部137に記憶する際に必要に応じて画像データを圧縮して格納したり、逆に圧縮して格納されている画像データを文書管理部137から読み出す際に元の画像データに伸張して出力したりする。また、圧縮伸張部140は、JPEG、JBIG、ZIPなどの圧縮データがネットワークを介してMFPに入力されると、その圧縮データを解凍(伸張)する。
リソース管理部141は、フォント、カラープロファイル、ガンマテーブルなど共通に扱われる各種パラメータテーブルなどが格納されている。リソース管理部141は、格納されている各種パラメータテーブルなどを必要に応じて呼び出すことができるとともに、新しいパラメータテーブルを格納したり、修正して更新したりすることができる。
RIP部142は、入力されたPDLデータに対してRIP処理を施す。出力画像処理部143は、プリントする画像に対して、必要に応じてプリントのための画像処理を行う。RIP部142でのRIP処理や出力画像処理部143での画像処理の際に作られる画像データの中間データやプリントレディデータ(プリントのためのビットマップデータやそれを圧縮したデータ)は、必要に応じて文書管理部137に格納することもできる。
RIP部142でのRIP処理や出力画像処理部143での画像処理により得られたデータは、画像形成を行うプリンタ部138に送ら、プリンタ部138でプリントアウトされる。プリントアウトされた印刷原稿シートは、後処理部であるインラインフィニッシャ139へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
表示・操作部144は、上述した様々なフローや機能を選択したり操作指示したりするためのものである。表示・操作部144は、文書管理部137に格納されている画像データをプレビュー表示し、確認後OKならばプリントするといった操作も可能なように構成されている。
ここで、MFP制御部136は円滑にジョブを流す役割を担っており、MFPの使い方に応じて、以下に一例を示すようにパス(データ経路)切り替えを行っている。以下では、必要に応じて利用される圧縮伸張部と後処理部、あるいは全体のコアとなるMFP制御部などの処理は省略し、おおよその流れがわかるように記載している。
(A)FAX受信機能 :FAX部→出力画像処理部→プリンタ部
(B)ネットワークプリント :NIC部→RIP部→出力画像処理部→プリンタ部
(C)外部装置からのプリント :専用I/F部→出力画像処理部→プリンタ部
(D)外部メモリからのプリント:USB I/F部→RIP部→出力画像処理部→プリンタ部
(E)ボックスプリント機能 :文書管理部→プリンタ部
ここで、ボックスプリント機能とは、ジョブ毎やユーザ毎に文書管理部137内のメモリを分割して一次的にデータを保存して、識別情報(ユーザIDやパスワードなど)に応じてデータの入出力を行う機能である。
図9は、MFP制御部136の機能構成例を示すブロック図である。
MFP制御部136は、大きく分けて5つの部分(入力デバイス管理部151、入力ジョブ制御部152、出力ジョブ制御部153、出力デバイス管理部154、及びジョブ管理部155)から成っている。
入力デバイス管理部151は、入力デバイスを管理するものであり、入力デバイス制御部157を有する。入力デバイス管理部151への入力信号としては、ファイルサーバ13からのPDLデータや画像データ、及びジョブ管理アプリケーション92やジョブ管理部155からのJDFやPPML等がある。入力デバイス制御部157は、これらの入力信号に基づいて操作要求に係る命令(コマンド)を生成し送信する。
入力ジョブ制御部152は、入力されたジョブを解釈して内部ジョブを生成する。入力ジョブ制御部152は、プロトコル解釈部158及びジョブ生成部159を有する。プロトコル解釈部158は、入力デバイス制御部157から送られてくる一連の操作要求を示すコマンド(プロトコル)と呼ばれる命令信号を受信し、受信したコマンドを基に操作要求の概要を解釈してMFP内部で理解できる操作手順に変換する。ジョブ生成部159は、プロトコル解釈部158による処理結果に基づいて、入力されたジョブに係る処理をMFP内でどのように処理するかを記述した内部ジョブを生成する。生成されたジョブは、MFP内部でどのような処理を施してどこに送られるかといったそれぞれのシナリオを定義付けし、そのシナリオに従ってMFP内部を流れる。
出力ジョブ制御部153は、ジョブの設定情報を整理する。出力ジョブ制御部153は、ジョブ解析部160、バインダ解析部161、ドキュメント解析部162、及びページ解析部163を有し、これら解析部160〜163によってジョブの設定情報及び画像情報が作成される。
ジョブ解析部160は、印刷する文書名や印刷部数、出力先の排紙トレイ指定、複数バインダで構成されるジョブのバインダ順などジョブ全体に関わるジョブ設定情報164の詳細が解析される。バインダ解析部161は、製本方式の設定やステープルの位置、複数ドキュメントで構成されるバインダのドキュメント順などバインダ全体に関わるバインダ設定情報165の詳細が解析される。ドキュメント解析部162は、複数ページで構成されるドキュメントのページ順、両面印刷の指定、表紙や合紙の付加などドキュメント全体に関わるドキュメント設定情報166の詳細が解析される。
ページ解析部163は、画像の解像度、画像の向き(ランドスケープ/ポートレイト)等の各種設定ページ全体に関するページ設定情報167の詳細が解析されるとともに、PDLデータが入力された場合にRIP部142を呼び出してラスタライズ処理を施す。なお、画像情報を生成するに当たっては、RIP部142を呼び出して、ラスタライズ処理にてページ画像情報169が生成される。ページ画像情報169は、圧縮伸張部140で圧縮された後、文書管理部137に設定情報と関連付けされて格納される。
出力デバイス管理部154は、出力デバイスを割り当てるものであり、出力デバイス制御部168を有する。文書管理部137に保存されたページ画像情報は、関連付けられていた設定情報と一緒に読み出され、圧縮伸張部140にて伸張された後、設定情報と伸張された画像情報が一対になって出力デバイス管理部154に送られてくる。出力デバイス制御部168は、プリンタ部やインラインフィニッシャなどのどのデバイスを利用するかのMFP内部の処理をスケジューリングする。
ジョブ管理部155は、ジョブ管理アプリケーション92からの指示をMFP制御部136に伝達し印刷ジョブの制御を行う。また、通信部156は、ジョブ管理アプリケーション92との間で印刷ステータスの送受信を行ったり、印刷ジョブの処理指示を受信したりする。ジョブ管理部155は、通信部156を介して印刷ジョブ管理アプリケーション92から印刷ジョブであるPPMLやJDFを受信したり、印刷ジョブの開始、中断、中止、処理内容の変更等の指示を受けたりする。そして、ジョブ管理部155は、その指示内容に従って印刷ジョブの処理を変更する指示をMFP内部の各機能部に送り、MFPで実行中の印刷ジョブに係るステータス情報をMISへ送る。
図10は、ジョブ−レコード管理部114でジョブ−レコード記録部115へ記録されるジョブとレコードの関連情報のデータ構造を示す図である。
170は、1つのジョブ全体を示すジョブ情報部であり、171は、各ジョブに付けられているジョブ名称を記録するジョブ名称部である。172、176は、ジョブを構成する各レコードの情報を記録するレコード情報部である。図10に示す例では、第1レコードに係るレコード情報部172と最終レコードに係るレコード情報部176との間に記録されているレコードに係るレコード情報部については図示を省略している。
各レコード情報部172、176において、173、177は、各レコードの番号を示す。174、178は、各レコードが何ページのデータで構成されているかを記録する頁数部である。175、179は、PPML内で各レコードを構成するデータの先頭アドレスを示すバリアブルデータへのポインタ部である。
図11は、本実施形態における処理動作を説明するためのフローチャートである。図11には、ジョブ管理アプリケーション92が、バリアブルジョブ生成アプリケーション91からバリアブル印刷の印刷ジョブを受け取ってから、カラーMFP26にレコード操作(レコードに対する印刷制御の操作)の指示を出すまでの処理を示している。
ステップS101にて、ジョブ管理アプリケーション92は、バリアブルデータ受信部112を介してバリアブルジョブ生成アプリケーション91からバリアブル印刷の印刷ジョブ(バリアブルジョブ)を受信する。
ステップS102にて、ジョブ管理アプリケーション92のバリアブルデータ解析部113は、バリアブルジョブをレコード単位で分割する方法を判断する。判断の結果、PPMLのデータ構造を基準にレコード分割する場合にはステップS103に進み、バリアブルジョブ(PPML)のリユーザブルオブジェクト構造を基準にレコード分割する場合にはステップS104に進む。本実施形態では、バリアブルジョブ生成アプリケーション91がジョブ管理アプリケーションと同じ会社(製造元)の製品であった場合には、PPMLのデータ構造に一定のルールがあると考えられる。そのため、両アプリケーションの製造元が同じ場合、PPMLのデータ構造のルールに従ってレコード分割を行えば良いのでステップS103に進むとする。それ以外の場合にはステップS104に進むものとする。
ステップS103にて、バリアブルデータ解析部113は、PPMLのデータ構造を基準にレコード単位の分割を行う。このステップS103におけるレコード分割処理の詳細については後述する。ステップS103におけるレコード分割処理が終了すると、ステップS107に進む。
また、ステップS104にて、バリアブルデータ解析部113は、リユーザブルオブジェクト構造を基準にレコード単位の分割を行う。このステップS104におけるレコード分割処理の詳細については後述する。
ステップS104におけるレコード分割処理が終了すると、ステップS105にて、バリアブルデータ解析部113は、レコード分割に成功したか否かを判断し、成功した場合にはステップS107に進み、失敗した場合にはステップS106に進む。ステップS106にて、バリアブルデータ解析部113は、PPMLの“PAGE”タグ単位での分割を行い、それが終了するとステップS107に進む。
ステップS107にて、ジョブ管理アプリケーション92内では、ジョブ−レコード管理部114が、ジョブ−レコード記録部115に対してジョブ−レコード情報の記録を行う。
以上の処理により、ジョブ−レコード記録部115に記録されているジョブ−レコード情報に基づいて、後述する図18に示すような印刷ジョブに係るレコードのリストを表示することが可能になる。そして、表示されるリスト内のレコードに対して、オペレータ等が操作部122(キーボードやマウスなど)を操作することによって操作指示を入力する。
そして、ステップS108にて、操作制御部117が、レコード単位での印刷ジョブに対する印刷制御に係る操作を受信する。ステップS109にて、操作解析部118は、ステップS108において指示されたレコードに対する操作を解析する。
ステップS110にて、ジョブ−レコード管理情報更新部120は、ステップS109での解析結果に基づいて、ジョブ−レコード記録部115に記録されている情報を更新する。ステップS111にて、ジョブ送信・更新部120は、更新されたジョブ−レコード記録部115の情報を出力デバイスであるカラーMFP26へ送信し、デバイスで実行中であるバリアブルジョブ(印刷ジョブ)に結果を反映する。
以下、カラーMFP26での処理方法に関して、概略を説明する。
カラーMFP26では、以下のような方法でジョブ管理アプリケーション92からの指示をバリアブルジョブに反映させる。
第1の方法は、受信したデータを元に、カラーMFP26でRIP処理済みのデータを操作することにより、順序変更やレコードの削除等の処理を行う。カラーMFP26でバリアブルジョブの全レコードデータを構成する頁データのRIP処理が終了している場合には、この第1の方法を実行する。
第2の方法は、更新されたPPMLデータを受信し、そのPPMLデータをカラーMFP26に送信し、変更内容をカラーMFP26内で判断してレコード単位の編集を実行する。カラーMFP26で操作対象のバリアブルジョブのRIP処理が終了していない場合には、この第2の方法を実行する。
上述した第1の方法及び第2の方法の使用方法に関しては、図15及び図16を参照して後述する。
図12は、図11に示したステップS103におけるレコード分割処理、すなわちバリアブルジョブをPPMLのデータ構造を基準にレコード分割する処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS201にて、ステップS101と同様にバリアブルジョブ生成アプリケーション91からのバリアブルジョブを受信する。
ステップS202にて、バリアブルデータ解析部113は、PPMLデータ内に“DOCUMENT”タグが存在するか否かを判断し、存在する場合にはステップS203へ進み、存在しない場合にはステップS204へ進む。
ステップS203にて、バリアブルデータ解析部113は、バリアブルジョブに対して“DOCUMENT”タグ単位でのレコード分割処理を実行する。一方、ステップS204にて、バリアブルデータ解析部113は、バリアブルジョブに対して“PAGE”タグを基準にレコード分割処理を実行する。
そして、ステップS205にて、バリアブルデータ解析部113は、処理結果であるジョブ−レコード管理情報をジョブ−レコード記録部115に記録する。
図13は、図12に示したレコード分割処理を説明するための図である。
図13(A)は、“PAGE”タグを基準にレコード分割されるPPMLデータの構造例を示しており、図13(B)は、“DOCUMENT”タグを基準にレコード分割されるPPMLデータの構造例を示している。
図13(A)に示すように、PPMLデータ内に“DOCUMENT”タグが存在しない場合には、バリアブルデータ解析部113は、PPML内の“PAGE”タグ単位181、182で区切る。また、図13(B)に示すように、PPMLデータ内に“DOCUMENT”タグが存在する場合には、バリアブルデータ解析部113は、PPML内の“DOCUMENT”タグ単位183、184で区切る。
図14は、図11に示したステップS104におけるレコード分割処理、すなわちバリアブルジョブ(PPML)のリユーザブルオブジェクト構造を基準にレコード分割する処理を示すフローチャートである。
ステップS301にて、バリアブルデータ解析部113は、PPMLデータを解析してリユーザブルデータ(リユーザブルオブジェクト)の参照指示を検出する。ここで、リユーザブルデータ(リユーザブルオブジェクト)は、バリアブル印刷において再利用されるデータであって、レコード間で共通の画像データなどに使用されるデータである。リユーザブルデータの参照指示によって、使用するリユーザブルデータが指定される。
ステップS302にて、バリアブルデータ解析部113は、PPMLデータにおけるリユーザブルデータの参照指示の繰り返しに基づいて、レコードの区切りを仮決定する。すなわち、バリアブルデータ解析部113は、リユーザブルデータの参照周期に基づいてレコードの境界候補を決定する。
ステップS303にて、バリアブルデータ解析部113は、ステップS302においてレコードの区切りの仮決定が可能であったかどうかを判断する。レコード区切りの仮決定ができなかった場合には、ステップS309に進み、バリアブルデータ解析部113は、解析成功フラグをオフにしてレコード分割処理を終了する。
一方、レコード区切りの仮決定ができた場合には、ステップS304に進み、バリアブルデータ解析部113は、仮決定したレコードの区切り内でバリアブルデータを検出する。ここで、バリアブルデータは、バリアブル印刷においてレコード毎に異なるデータである。
ステップS305にて、バリアブルデータ解析部113は、バリアブルデータの配置繰り返しパターンが適切かどうかを判断する。具体的には、バリアブルデータ解析部113は、仮決定したレコードの区切りに従って分けたページ範囲毎のバリアブルデータの種類とその描画位置が同じであるか否かを判断する。つまり、バリアブルデータ解析部113は、印刷ジョブにおいて仮決定した区切りで区切った範囲間で、対応するページ毎にバリアブルデータの種類とその描画位置が同じであるか否かを判断する。
その結果、バリアブルデータの配置繰り返しパターンが適切でないと判断した場合には、ステップS310へ進み、バリアブルデータ解析部113は、バリアブルデータの配置繰り返しパターンからレコードの区切りを再度仮決定して、ステップS303へ戻る。一方、バリアブルデータの配置繰り返しパターンが適切であると判断した場合には、仮決定したレコード区切りをレコードの境界としてステップS306へ進む。
ステップS306にて、バリアブルデータ解析部113は、該当レコードのレコード情報(頁数やバリアブルデータに係る情報など)をジョブ−レコード記録部115に記録する。次に、ステップS307にて、バリアブルデータ解析部113は、次のレコードがあるかどうか、言い換えれば処理の終了していないレコードが存在するかどうかを判断する。判断の結果、次のレコード(未処理レコード)がある場合にはステップS304へ戻り、次のレコードがない場合にはステップS308へ進む。
ステップS308にて、バリアブルデータ解析部113は、解析成功フラグをオンにしてレコード分割処理を終了する。なお、この解析成功フラグは、図11のステップS105において、レコード分割が成功したか否かの判断に使用される。
図15は、図11に示したステップS111における実行ジョブ更新処理を示すフローチャートである。
ステップS401にて、ジョブ管理アプリケーション92は、オペレータ等による印刷ジョブに対するレコード操作が実行された範囲を取得する。そして、ステップS402にて、レコード操作が行われた範囲内の最終ページ番号が、カラーMFP26で既にRIP処理済みのページ番号よりも小さいかどうかを判断する。
ステップS402での判断の結果、レコード操作に係る最終ページ番号がRIP処理済みのページ番号よりも小さい場合には、ステップS403に進む。そして、ステップS403にて、ジョブ管理アプリケーション92は、レコード操作の指示情報(操作内容)を、ページ番号の操作指示情報、より詳細には操作対象のレコードに対応する印刷ページ範囲の指示情報に変換する。そして、ステップS404にて、レコードの操作指示情報としてではなく、ページ番号による操作指示情報としてカラーMFP26へ送信する。
一方、ステップS402において、レコード操作に係る最終ページ番号がRIP処理済みのページ番号よりも小さくないと判断した場合には、ステップS405に進む。そして、ステップS405にて、ジョブ管理アプリケーション92は、RIP処理前のページを含むレコードデータに関する処理(RIP前データ操作処理)を実行する。
図16は、図15に示したステップS405におけるRIP前データ操作処理を示すフローチャートである。
ステップS501にて、ジョブ管理アプリケーション92は、レコード操作が行われた範囲内の先頭ページ番号を判断する。また、ステップS502にて、ジョブ管理アプリケーション92は、カラーMFP26から、MFPで印刷パフォーマンスアップのために先行してRIP処理された最終ページ番号及び印刷処理済みのページ番号を取得する。
ステップS503にて、ジョブ管理アプリケーション92は、レコード操作が行われた範囲内の先頭ページ番号が、カラーMFP26のRIP処理済み最終ページ番号よりも小さいかどうかを判断する。判断の結果、レコード操作に係る先頭ページ番号がRIP処理済み最終ページ番号よりも小さい場合には、レコード操作の範囲内にRIP処理済みのページが存在し、小さくない場合には、操作されたレコードは、全部RIP処理前のページであることが分かる。
ステップS504にて、ジョブ管理アプリケーション92は、RIP処理済みのデータに関する指示情報を図15に示したフローチャートの例と同様にして送信する。
次に、ステップS505にて、現在カラーMFP26で印刷済みのページに関しては、印刷が終了しているので、印刷済みである記述をバリアブルデータに施す。例えば、PPMLから参照されているJDFデータに、処理済みのマークを設定することにより行う。
そして、ステップS506にて、変更されたバリアブルデータをカラーMFP26に送信し、カラーMFP内に記録されているバリアブルジョブの再設定処理を促す。
以降では、本実施形態における印刷ジョブに対するレコード単位での操作に関して、ジョブ管理アプリケーション92に係る操作画面の説明を中心に説明する。
図17は、本実施形態におけるバリアブル印刷の印刷ジョブの一例を説明するための図である。図17に示す例では、例えばある会社が顧客にダイレクトメールを出す場合のバリアブル印刷の印刷ジョブの例を示している。
図17において、191は、バリアブル印刷での全印刷物を示している。192、193、194、195は、バリアブル印刷の印刷ジョブの中で北海道や東京都などの地区毎のデータ区分を示している。この例では、地区毎に営業所の所在情報等についてリユーザブルオブジェクトが使用されている。そして196は、北海道支店に所属するある営業員が担当する顧客へのダイレクトメールを示している。本実施形態では、営業員毎に営業員へのアクセス方法等を示す情報がリユーザブルオブジェクトで使用されている。
図18は、ジョブ管理アプリケーション92のダイアログ画面を説明するための図である。図18に示すダイアログ画面は、図17に示したバリアブル印刷の印刷ジョブの北海道・東京・大阪地区を印刷した場合に対応するものであり、ジョブ名はカタログとして表示されている。
図18において、200は、ジョブ管理アプリケーション92が、画面上に表示されるときのダイアログを示している。201A、201B、201Cは、それぞれジョブを示しており、カタログジョブ201Bが図17に示したものに対応するジョブである。202、203、204、205、206、207、208は、それぞれカタログジョブの各レコードを示している。本実施形態では、レコード202〜204を図17に示した例における北海道地区のレコードとし、レコード205、206を東京地区のレコードとし、レコード207、208を大阪地区のレコードとする。ジョブ管理アプリケーション92のダイアログ画面では、印刷ジョブ及びそれを構成するレコードのリストが表示され、印刷ジョブとレコードの関係に加え、各ジョブ及び各レコードの印刷ステータス情報やレコード毎のページ数なども合わせて表示される。
図19は、図18に示した例においてカタログ・バリアブルジョブ201Bに対し、印刷制御に係る操作としてレコードの印刷順序を変更した例を示している。この図19において、図18に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。図19に示す例では、図18に示した例において印刷ジョブ201Bに対してレコード208をレコード204とレコード205との間に移動する操作が行われ、レコード208が、レコード204の後に移動されている。この場合の処理は、図11のフローチャートに示した処理動作によって実現できる。
図20は、図18に示した例においてカタログ・バリアブルジョブ201Bに対し、印刷制御に係る操作としてレコードのホールド処理を実施した例を示している。この図20において、図18に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。図20に示す例では、図18に示した例においてレコード205をホールド指定する操作が行われ、レコード205が、印刷処理中の情報を示すジョブ管理アプリケーションのダイアログ画面200において非表示とされている。なお、ホールド指定したレコードの情報もジョブ管理アプリケーションのダイアログ画面で表示できることは言うまでもないが、本実施形態では説明を省略する。この場合の処理も、図11のフローチャートに示した処理動作によって実現できる。
図21は、図18に示した例においてカタログ・バリアブルジョブ201Bに対し、印刷制御に係る操作としてレコードの一時停止処理を実施した例を示している。この図21において、図18に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。図21に示す例では、図18に示した例においてレコード205を一時停止指定する操作が行われ、レコード205が、印刷処理中の情報を示すジョブ管理アプリケーションのダイアログ画面200において停止中と表示されている。この場合の処理も、図11のフローチャートに示した処理動作によって実現できる。
図22〜図26は、バリアブル印刷の印刷ジョブに対するレコード操作を行う場合の他の例を説明するための図である。図22〜図26に示す例は、リユーザブルオブジェクトの参照範囲に含まれるレコードをグループ化して、グループ単位(グループに属するレコードからなるレコード群)で、順序の変更やホールド指定や一時停止指定などの印刷制御に係る操作を行うものである。なお、図22、図23及び図26において、図18に示した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付している。
図22は、図18に示した例においてカタログ・バリアブルジョブ201Bに対し、印刷制御に係る操作としてレコードの印刷順序を変更した他の例を示している。図22に示す例では、レコード208をレコード205の前に移動されるように指示(操作)したとする。この場合、図19に示した例とは異なり、レコード207と208が、レコード204の後に移動されている。この場合の処理に関して、図23〜図25を参照して説明する。
図23は、図22のカタログジョブ201BのPPMLデータ構造を示す図である。
図23において、210はPPMLデータ全体を示している。211は北海道地区のレコード全体を示しており、レコード202、203、204が、北海道支店の情報を共通のリユーザブルオブジェクト212として所持していることを示している。また、213は東京地区のレコード全体を示しており、レコード205、206が、東京支店の情報を共通のリユーザブルオブジェクト214として所持していることを示している。215は大阪地区のレコード全体を示しており、レコード207、208が、大阪支店の情報を共通のリユーザブルオブジェクト216として所持していることを示している。
本実施形態では、レコード208をレコード205の前に移動するようにオペレーションがなされている。このとき、本実施形態では、レコード205とレコード206は同一リユーザブルオブジェクトが使用されているので1つのレコード群としてレコード205とレコード206を分離しないと判断する。また、レコード208はレコード207と同じリユーザブルオブジェクトが使用されているので、1つのレコード群としてレコード207とレコード208とを一緒に移動すると判断する。その結果、図22に示したように、レコード205と206が一緒に印刷順序を後に変更され、レコード207と208が一緒に移動される。
図24及び図25は、図22に示したようなレコードの移動処理を示すフローチャートである。
図24は、移動元のレコードの範囲を決定する処理(移動元レコード範囲判定処理)の流れを示している。
まず、ステップS601にて、ジョブ管理アプリケーション92は、選択されたレコードがリユーザブルオブジェクトリストを参照しているか否かを判定する。図22に示した例では、レコード208が選択され、当該レコード208は、リユーザブルオブジェクト216を参照しているので、ステップS601はYESと判定される。
ステップS602にて、ジョブ管理アプリケーション92は、選択されたレコードのリユーザブルオブジェクトリストのフォーカス範囲を特定する。具体的には、当該リユーザブルオブジェクトを参照するレコードが特定される。図23では、リユーザブルオブジェクト216を参照しているレコード207、208がフォーカス範囲として特定される。
ステップS603にて、ジョブ管理アプリケーション92は、選択されたレコードの移動先がフォーカス範囲外か否かを判定する。
ステップS603にて、選択されたレコードの移動先がフォーカス範囲外であると判定された場合、ジョブ管理アプリケーション92は、フォーカス範囲内の全レコードを移動対象として特定する。具体的には、レコード208の移動先がフォーカス範囲215の外であると判定された場合、レコード207、208が移動対象として特定される。
一方、ステップS603にて、選択されたレコードの移動先がフォーカス範囲内であれば、ジョブ管理アプリケーション92は、選択されたレコードを移動対象として特定する。
図25は、移動先のレコード位置を決定する処理(移動先レコード位置判定処理)の流れを示している。
ステップS701にて、ジョブ管理アプリケーション92は、移動先として指定されたレコードを特定する。例えば、選択されたレコードが、別のレコード上にドラッグアンドドロップされた場合、当該別のレコードが移動先として特定される。
ステップS702にて、ジョブ管理アプリケーション92は、ステップS701にて指定されたレコードがリユーザブルオブジェクトを参照しているか否かを判定する。
ステップS702にて、参照するリユーザブルオブジェクトがあると判定された場合、ジョブ管理アプリケーション92は、当該リユーザブルオブジェクトが複数のレコードから参照されているか否かを判定する(S703)。具体的には、ジョブ管理アプリケーション92が、当該リユーザブルオブジェクトを参照しているレコード数を数えることでステップS703の判定処理が実現される。
ステップS704にて、ジョブ管理アプリケーション92は、移動するために選択されたレコードは当該リユーザブルオブジェクトのフォーカス範囲内か否かを判定する。例えば、図22において、レコード7がレコード4上にてドラッグアンドドロップされた場合、レコード4が参照するリユーザブルオブジェクト214を特定する。そして、選択されたレコード7が、リユーザブルオブジェクト214を参照しているか否かを判定することにより、ステップS704の判定処理が実現される。
ステップS704にてYESと判定された場合、ジョブ管理アプリケーション92は、図24にて特定された移動対象レコードとステップS702で判定されたリユーザブルオブジェクトのフォーカス範囲内のレコードとを入れ替える(S705)。具体的には、図23において、レコード207、208とレコード205、206とを入れ替える処理に相当する。
一方、ステップS702〜S704のいずれかでNOと判定された場合、ジョブ管理アプリケーション92は、図23にて特定された移動対象レコードとステップS701にて特定されたレコードとを入れ替える(S706)。
図26は、図18に示した例においてカタログ・バリアブルジョブ201Bに対してレコードのホールド処理を実施した他の例を示している。図26に示す例では、図18に示した例においてレコード205をホールド指定する操作が行われたとする。この場合、図20に示した例とは異なり、同じリユーザブルオブジェクトが使用されるレコード205と206が、ホールドキューに移動されており、ジョブ管理アプリケーション92のダイアログ画面200では表示されなくなっている。
なお、一時停止指定のレコード操作に対しても同様に、あるレコードに対して一時停止指定が行われた場合に、同じリユーザブルオブジェクトが使用されるレコードを組として一時停止処理を行うようにしても良い。
なお、上述した本実施形態では、プリントサーバ21にジョブ管理アプリケーション92を備える場合を一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図27に示すように、クライアントPC14は、バリアブルジョブ生成アプリケーション91に加えて、ジョブ管理アプリケーション92を備えるようにしても良い。また、例えば、図28に示すように、カラーMFP26などの画像形成装置に、ジョブ管理アプリケーション92を備えるようにしても良い。
以上、説明したように本実施形態によれば、複数のレコードで構成された印刷ジョブのレコードの区切りを検出して印刷ジョブをレコード単位に分割し、各レコードとそれに対応する印刷ページとを対応付けて管理する。そして、図18などに示したように印刷ジョブ及びそれを構成する各レコードについて、印刷ジョブ及び各レコード単位でのステータス情報などを含めたリストとして表示する。これにより、バリアブル印刷の印刷ジョブのレコード毎にステータス(状態)を容易に認識することができ、例えば印刷ジョブにおいてどこまで印刷処理が終了したか、どのレコードの印刷処理が終了したかなどを判断することができ容易に管理することができる。
また、表示されたリスト内のレコードに対する印刷制御に係る操作指示を行うことにより、レコード単位での処理が可能になる。例えば一部のレコードに対して操作指示に基づく処理を実行する場合に、従来のように印刷ジョブ全体をキャンセルして再度印刷指示を行う必要がなくなる。したがって、バリアブル印刷の印刷ジョブを実行する際に、印刷処理のパフォーマンスを低下させないようにレコード単位で制御管理して印刷制御に係る操作(印刷順序や削除などのジョブ編集)を行うことが可能になり、作業効率を向上させることができる。
(本発明の他の実施形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置又はシステム内のコンピュータ(CPU又はMPU)に対し、前記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムを供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータに格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、前記ソフトウェアのプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム自体は本発明を構成する。また、そのプログラムをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、供給されたプログラムがコンピュータにて稼働しているオペレーティングシステム又は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたプログラムがコンピュータに係る機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボード等に備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行う。その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
なお、前記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態におけるPODシステム全体の構成例を示す図である。 ジョブチケットを使用したワークフロー構成の一例を示す図である。 ジョブチケットの構造の一例を示す図である。 ジョブチケットの構造の一例を示す図である。 本実施形態におけるPODシステムの特徴的要素の一例を示す図である。 バリアブルジョブ生成アプリケーションの構成例を示す図である。 ジョブ管理アプリケーションの構成例を示す図である。 カラーMFPの機能構成例を示す図である。 MFP制御部の機能構成例を示す図である。 ジョブ−レコード記録部へ記録されるジョブとレコードの関連情報のデータ構造を示す図である。 本実施形態における処理動作を説明するためのフローチャートである。 PPMLのデータ構造を基準としてレコード分割処理を示すフローチャートである。 図12に示したレコード分割処理を説明するための図である、 バリアブルジョブ(PPML)のリユーザブルオブジェクト構造を基準としたレコード分割処理を示すフローチャートである。 図11の実行ジョブ更新処理を示すフローチャートである。 図15のRIP前データ操作処理を示すフローチャートである。 本実施形態におけるバリアブル印刷の印刷ジョブの一例を説明するための図である。 ジョブ管理アプリケーションのダイアログ画面を説明するための図である。 印刷ジョブに対するレコード操作(印刷順序変更)を行った場合の例を示す図である。 印刷ジョブに対するレコード操作(ホールド)を行った場合の例を示す図である。 印刷ジョブに対するレコード操作(一時停止)を行った場合の例を示す図である。 印刷ジョブに対するレコード操作(印刷順序変更)を行った場合の他の例を示す図である。 印刷ジョブのPPMLデータ構造を示す図である。 移動元レコード範囲判定処理を示すフローチャートである。 移動先レコード位置判定処理を示すフローチャートである。 印刷ジョブに対するレコード操作(ホールド)を行った場合の他の例を示す図である。 本実施形態におけるPODシステムの他の構成例を示す図である。 本実施形態におけるPODシステムのその他の構成例を示す図である。
符号の説明
11 MISサーバ
12 受注サーバ
13 ファイルサーバ
14 クライアントPC
21 プリントサーバ
26 カラーMFP
91 バリアブルジョブ生成アプリケーション
92 ジョブ管理アプリケーション
111 制御部
112 バリアブルデータ受信部
113 バリアブルデータ解析部
114 ジョブ−レコード管理部
115 ジョブ−レコード記録部
116 表示制御部
117 操作制御部
118 操作解析部
119 ジョブ−レコード管理情報更新部
120 ジョブ送信・更新部
121 表示部
122 操作部

Claims (15)

  1. 複数のレコードが共通のリユーザブルオブジェクトを使用している印刷ジョブを解析する解析手段と、
    前記解析手段の解析結果として前記リユーザブルオブジェクトの参照指示を用いてレコードの区切りを検出し、各レコードと各レコードに対応する印刷ページとを対応付ける処理手段と、
    前記処理手段での検出結果を基にレコードのリストを表示させる表示制御手段と、
    表示された前記リスト内の1つのレコードに対して印刷制御の操作指示が入力されると、当該操作指示に応じて指示された前記1つのレコードに対して前記操作指示に基づく処理を実行する操作手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記操作指示には、印刷順序の変更、削除、及び一時停止の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記操作手段は、前記処理手段での各レコードと印刷ページとの対応付けに従って、前記レコードに対する操作の指示情報を対応する印刷ページ範囲の指示情報に変換して前記印刷ジョブに応じた処理を行う画像形成装置に出力することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記操作手段は、前記操作指示に応じて指示されたレコードに係るリユーザブルオブジェクトの参照範囲に含まれるレコード群に対して処理を実行することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記処理手段は、前記印刷ジョブにおける前記リユーザブルオブジェクトに基づいて区切られた範囲内のバリアブルデータの描画位置に基づいて、前記レコードの区切りを検出することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記処理手段は、前記リユーザブルオブジェクトの参照指示の繰り返しに基づいてレコードの区切りを仮決定し、仮決定した範囲間で、バリアブルデータの描画位置が対応するページ毎に同じであれば前記仮決定した区切りをレコードの区切りとして検出することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記解析手段は、複数のレコードがグループ毎に共通のリユーザブルオブジェクトを使用している印刷ジョブを解析し、
    前記操作手段は、前記リスト内のレコードに対して印刷制御の操作指示が入力されると、同一のリユーザブルオブジェクトが使用されているレコードのグループを判定し、前記操作指示に応じて指示されたレコードが属するグループに対して前記操作指示に基づく処理を実行することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 複数のレコードが共通のリユーザブルオブジェクトを使用している印刷ジョブを解析する解析工程と、
    前記解析工程での解析結果として前記リユーザブルオブジェクトの参照指示を用いてレコードの区切りを検出し、各レコードと各レコードに対応する印刷ページとを対応付ける処理工程と、
    前記処理工程での検出結果を基にレコードのリストを表示させる表示制御工程と、
    表示された前記リスト内の1つのレコードに対して印刷制御の操作指示が入力されると、当該操作指示に応じて指示された前記1つのレコードに対して前記操作指示に基づく処理を実行する操作工程とを有することを特徴とする情報処理方法。
  9. 複数のレコードが共通のリユーザブルオブジェクトを使用している印刷ジョブを解析する解析ステップと、
    前記解析ステップでの解析結果として前記リユーザブルオブジェクトの参照指示を用いてレコードの区切りを検出し、各レコードと各レコードに対応する印刷ページとを対応付ける処理ステップと、
    前記処理ステップでの検出結果を基にレコードのリストを表示させる表示制御ステップと、
    表示された前記リスト内の1つのレコードに対して印刷制御の操作指示が入力されると、当該操作指示に応じて指示された前記1つのレコードに対して前記操作指示に基づく処理を実行する操作ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 前記操作指示には、印刷順序の変更、削除、及び一時停止の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項9記載のプログラム。
  11. 前記操作ステップでは、前記処理ステップでの各レコードと印刷ページとの対応付けに従って、前記レコードに対する操作の指示情報を対応する印刷ページ範囲の指示情報に変換して前記印刷ジョブに応じた処理を行う画像形成装置に出力することを特徴とする請求項9又は10記載のプログラム。
  12. 前記操作ステップでは、前記操作指示に応じて指示されたレコードに係るリユーザブルオブジェクトの参照範囲に含まれるレコード群に対して処理を実行することを特徴とする請求項9〜11の何れか1項に記載のプログラム。
  13. 前記処理ステップでは、前記印刷ジョブにおける前記リユーザブルオブジェクトに基づいて区切られた範囲内のバリアブルデータの描画位置に基づいて、前記レコードの区切りを検出することを特徴とする請求項9〜12の何れか1項に記載のプログラム。
  14. 前記処理ステップでは、前記リユーザブルオブジェクトの参照指示の繰り返しに基づいてレコードの区切りを仮決定し、仮決定した範囲間で、バリアブルデータの描画位置が対応するページ毎に同じであれば前記仮決定した区切りをレコードの区切りとして検出することを特徴とする請求項13記載のプログラム。
  15. 前記解析ステップでは、複数のレコードがグループ毎に共通のリユーザブルオブジェクトを使用している印刷ジョブを解析し、
    前記操作ステップでは、前記リスト内のレコードに対して印刷制御の操作指示が入力されると、同一のリユーザブルオブジェクトが使用されているレコードのグループを判定し、前記操作指示に応じて指示されたレコードが属するグループに対して前記操作指示に基づく処理を実行することを特徴とする請求項9〜14の何れか1項に記載のプログラム。
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