JP2011118628A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷ジョブとフィニッシングジョブとを使用した再印刷をより効率よくすることを目的とする。
【解決手段】情報処理装置が、第一のメディア情報が記述された印刷指示部を有する印刷ジョブと、第二のメディア情報が記述された供給先指示部と印刷ジョブによって印刷された印刷物に対して実行される印刷後処理を実行するための指示が記述されたフィニッシング指示部とを有するフィニッシングジョブと、をマージする指示を受け付け、指示を受け付けると、印刷ジョブの第一のメディア情報と、フィニッシングジョブの第二のメディア情報と、に基づいて、印刷ジョブと、フィニッシングジョブと、をマージしてマージジョブを生成することによって課題を解決する。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、商業的印刷業界における印刷事業者は、第三者(顧客、クライアント等)から印刷物(雑誌、新聞、カタログ、広告、グラビア等)の作成の依頼を受注し、オフセット製版印刷機等の大規模な印刷装置等を用いてクライアントが所望する印刷物を作成する。そして、印刷事業者は、作成した印刷物をクライアントに納品することでクライアントから報酬を得ている。上記印刷事業者は、入稿、デザインやレイアウト、カンプ(プリンタ出力によるプレゼンテーション)、校正(レイアウト修正や色修正)、校正刷り(プルーフプリント)、版下作成、印刷、後処理加工、発送といった具合に様々な工程を踏んで作業を進めてきた。また、近年では、ダイレクトメール等のOne to One Marketingの普及と共に、多品種かつ小ロットの代表的なジョブであるバリアブル印刷の需要がますます増大している。
しかしながら、上述した従来の技術では、ジョブを管理するアプリケーションにより記録されている印刷ジョブとフィニッシングジョブとを使用して再印刷を実施することが困難であった。例えば、カラーMFPが使用中である等の理由により印刷ジョブとフィニッシングジョブとをマージする場合には、操作者(作業者)が手入力で印刷ジョブとフィニッシングジョブとをマージした設定を操作画面上で行わなければならず、操作が容易でなかった。また、印刷ジョブとフィニッシングジョブとのマージが可能であるか否かは、操作者自身が考えて判断する、例えば、マージしたジョブを実行してみた結果で初めて判断していた。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、印刷ジョブとフィニッシングジョブとを使用した再印刷をより効率よくすることを目的とする。
そこで、本発明に係る情報処理装置は、第一のメディア情報が記述された印刷指示部を有する印刷ジョブと、第二のメディア情報が記述された供給先指示部と前記印刷ジョブによって印刷された印刷物に対して実行される印刷後処理を実行するための指示が記述されたフィニッシング指示部とを有するフィニッシングジョブと、をマージする指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段で指示が受け付けられると、前記印刷ジョブの前記第一のメディア情報と、前記フィニッシングジョブの前記第二のメディア情報と、に基づいて、前記印刷ジョブと、前記フィニッシングジョブと、をマージしてマージジョブを生成する生成手段と、を有することを特徴する。
本発明によれば、印刷ジョブとフィニッシングジョブとを使用した再印刷をより効率よくできる。
ジョブチケットによるワークフローの一例を示す図である。 PODシステムにおけるジョブチケットの構造の一例を示す図である。 印刷システムの構成を示す図である。 情報処理装置の機能構成及びハードウェア構成を示す図である。 カラーMFPの機能構成を示す図である。 MFP制御部の構成を示す図である。 印刷システムの一例を示す図である。 マージジョブの生成に係る例を示す図である。 入力設定部の構成を示す図である。 出力先指示部の構成を示す図である。 印刷ジョブ及びフィニッシングジョブの例を示す図である。 マージ処理の全体の処理に係るフローチャートを示す図である。 マージ判定処理に係るフローチャートを示す図である。 マージ処理に係るフローチャートを示す図である。 マージジョブの生成に係る例を示す図である。 印刷設定を整理する処理に係るフローチャートを示す図である。 マージジョブの生成に係る例を示す図である。 分割処理に係るフローチャートを示す図である。 ジョブ管理画面の一例を示す図である。 分割処理に係る例を示す図である。 分割処理に係る例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1を参照して、ジョブチケットにより実現される一般的なワークフローの一例を説明する。この例では、ジョブチケットとしてJDF(Job Definition Format)データを使用している。
MISサーバ500は、ワークフローにおける作業指示が記述されたJDFデータ52(ジョブチケット)を作成するためのJDF作成アプリケーション51を有する。
プリントサーバ510は、デジタルプリントに係る装置(MFP56、フィニッシャ装置58等)に投入されるジョブを受信すると共に、デジタルプリントに係る装置全体を管理する。また、プリントサーバ510は、JDFデータ52を解釈するJDFパーサ53、及びPDF/PS等の各種PDLデータを処理するPDLコントローラ54を有する。また、プリントサーバ510は、外部装置(MFP56、フィニッシャ装置58等)と接続するためのプリンタ/フィニッシャインターフェース55を有する。
ジョブチケットによるワークフローは、一般的に、以下のように実現される。
まず、MISサーバ500に受注ジョブ50が投入されると、作業者(オペレータ)は、MISサーバ500にインストールされているJDF作成アプリケーション51により、ワークフローにおける作業指示が記述されたJDFデータ52を作成する。MISサーバ500により作成されたJDFデータ52がプリントサーバ510に渡されると、プリントサーバ510におけるJDFパーサ53がJDFデータ52を解釈して、デジタルプリントに係る装置に対して印刷ジョブを送信する。例えば、JDFデータ52には、出力用紙サイズや両面片面印刷やN−up等の印刷設定情報が指定されている。よって、プリントサーバ510は、JDFデータ52により参照されるPDF/PS等のPDLデータと上述した印刷設定情報とに基づく印刷処理の実行を、MFP56に対して指示する。MFP56による印刷が実行され、出力原稿57がフィニッシャ装置58に作業者により搬送されると、プリントサーバ510は、JDFデータ52の内容に基づくフィニッシング処理をフィニッシャ装置58に実行させる。
図2は、POD(Print On Demand)システムにおけるジョブチケットの構造の一例を示す図である。
JDFデータ52は、Combined Process指示60を有する。Combined Process指示60には、Prepress処理指示61、Press処理指示62、及びPostPress処理指示63が含まれる。Prepress処理指示61には、PDF等のコンテンツデータをどのように画像処理し、どのように配置するか等を示す複数の指示が記述されている。Press処理指示62には、Prepress処理指示61において作成された画像データの印刷方法を示す複数の指示が記述されている。PostPress処理指示63には、Press処理指示62の指示に従って出力された印刷物に対して実行されるフィニッシング処理の内容を示す複数の指示が記述されている。
Combined Process指示60は、Prepress処理指示61からPostpress処理指示63までを1つの処理に纏める指示である。通常、デジタルプリントを司るカラーMFP等では、1回の印刷ジョブの入力に対して、Prepress処理、Press処理、及びPostpress処理を実行して終了した結果が印刷物となる。このように、一度の入力(Input)に対してPrepress処理とPress処理とPostPress処理とを実行し、1つの出力(Output)をする指示を行いたい場合に、Combined Process指示60が使用される。
図3は、本実施形態に係る印刷システムの構成の一例を示す図である。本印刷システムに含まれる工程管理部は、エンドユーザ環境A1とMISサーバ20と受注サーバ21とファイルサーバ22とクライアントPC23とを有する。また、印刷システムに含まれるデジタルプリント部は、プリントサーバ30とカラーMFP36とカラーMFP37とを有する。
カラーMFP36とカラーMFP37とは、印刷ジョブの受信からジョブ内に記録されている情報に従って印刷物の出力までを処理する印刷デバイスと、印刷原稿の搬送路により印刷デバイスと接続されるインラインフィニッシャデバイスとを有する。ネットワーク110は、LAN等であり、上記の各機器は、ネットワーク110を介して接続されている。
本実施形態では、MISサーバ20は、受注から納品までのシステム全体のワークフローを管理する。ここで、ワークフローの管理の概要を説明する。クライアントPC23(後述のジョブ生成アプリケーション80)は、受注サーバ21により受信されたジョブを印刷ジョブ(JDFデータ52と同様のデータを含むデータ)に変換する。そして、クライアントPC23は、変換した印刷ジョブをMISサーバ20に送信する。他方、MISサーバ20は、上記印刷ジョブを、印刷システム内で処理すべき印刷ジョブとして管理する。また、MISサーバ20は、デジタルプリント部に印刷ジョブの開始を(プリントサーバ30を介して)指示し、デジタルプリント部から現在の処理のステータス情報、終了通知情報を(プリントサーバ30を介して)受け取る。
図4は、クライアントPC23の機能構成とプリントサーバ30の機能構成と情報処理装置(クライアントPC23及びプリントサーバ30)のハードウェア構成とを示す図である。
図4(A)は、クライアントPC23の機能構成(ジョブ生成アプリケーション80)の一例を示す図である。クライアントPC23は、データ生成部130とデータ送信部131とを有する。データ生成部130は、作業者から入力された指示に従って印刷ジョブを生成する。データ送信部131は、データ生成部130で作成された印刷ジョブをプリントサーバ30に送信する。
図4(B)は、プリントサーバ30の機能構成(ジョブ管理アプリケーション81)の一例を示す図である。プリントサーバ30は、データ受信部132、制御部133、表示部134、及び印刷ジョブ送信・更新部135を有する。また、プリントサーバ30は、ジョブチケット解析部136、コンテンツエクスポート制御部137、コンテンツ生成部138、ジョブ管理情報更新部13a、及びジョブ記録部13bを有する。
データ受信部132は、データ送信部131により送信された印刷ジョブを受信する。制御部133は、プリントサーバ30による処理の全体を制御する。ジョブチケット解析部136は、受信した印刷ジョブに含まれるジョブチケット(JDF)を解析する。コンテンツエクスポート制御部137は、印刷に使用されるコンテンツデータをエクスポートする。コンテンツ生成部138は、コンテンツデータを生成する。コンテンツ生成部138は、ユーザにより指定されたパスのフォルダにコンテンツデータを作成したり、ページ順を入れ替えたりする。なお、コンテンツデータの元となるデータは、クライアントPC23から送信される印刷ジョブに含まれていてもよいし、ジョブチケットに指定された場所に保存されていてもよい。
ジョブ管理情報更新部13aは、データ受信部132で受信された結果に基づいて、ジョブ記録部13bにより記憶装置に記録されている情報を更新する。表示部134は、ジョブ管理情報更新部13aで管理されているジョブ情報(例えば、印刷ジョブ、フィニッシングジョブ)等を表示する。印刷ジョブ送信・更新部135は、印刷ジョブをカラーMFP36等へ送信し、カラーMFP36等からジョブのステータス情報を受け取る。なお、印刷ジョブ送信・更新部135により受信された印刷ジョブのステータス情報がジョブ記録部13bにより記憶装置に記録されることで、前記印刷ジョブのステータス情報が更新される。
図4(C)は、情報処理装置(クライアントPC23、プリントサーバ30)のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理装置は、CPU(Central Processing Unit)201、入力装置202、出力装置203、及び記憶装置204を有する。CPU201は、情報処理装置における主な演算を行う装置である。入力装置202は、作業者によるデータの入力のための装置(マウス、キーボード等)である。出力装置203は、各種の情報を出力する装置(ディスプレイ等)である。記憶装置204は、プログラム等を格納する装置(ハードディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等)である。
ここで、クライアントPC23のCPU201が、記憶装置204に格納されたプログラムの手順に従って処理を行うことによって、クライアントPC23における機能及び後述するフローチャートに係る処理が実現される。また、プリントサーバ30のCPU201が、記憶装置204に格納されたプログラムの手順に従って処理を行うことによって、プリントサーバ30における機能及び後述するフローチャートに係る処理が実現される。
図5は、カラーMFP37の機能構成を示す図である。なお、カラーMFP36の構成は、カラーMFP37の構成と同様であるので説明を省略する。カラーMFP37は、自装置内部に複数の印刷ジョブを記憶可能なハードディスク等のメモリを有し、スキャナ器により原稿が読み取ることで得られる画像データについて前記メモリを介して印刷するコピー機能を有する。また、カラーMFP37は、コンピュータ等の外部装置から出力された印刷ジョブについて前記メモリを介して印刷するプリント機能を有する。このように、カラーMFP37は、複数の機能を有する画像形成装置である。
なお、カラーMFP37には、フルカラー機器とモノクロ機器との何れを採用してもよいが、カラーMFP37は、カラー機器であるとして説明する。また、カラーMFP37は、印刷物に対してステープル等の印刷後の処理を実行するフィニッシング機能を有する。付言するならば、MFPについては、モノクロ機器であるMFPを採用する、フィニッシング機能を有しないMFPを採用する等、本実施形態を実現可能な構成を適宜採用できる。
カラーMFP37は、MFP制御部140、入力画像処理部141、FAX部142、NIC(Network Interface Card)部143、及び専用I/F(インターフェース)部144を有する。また、カラーMFP37は、USB(Universal Serial Bus)I/F部145、操作部146、及びRIP(Raster Image Processor)部147を有する。また、カラーMFP37は、出力画像処理部148、プリンタ部149、圧縮伸張部14a、文書管理部14b、リソース管理部14c、及びインラインフィニッシャ部14dを有する。
入力画像処理部141は、紙の原稿等の画像を読み取り、読み取られた画像(画像データ)を画像処理する。FAX部142は、ファクシミリ等に代表される電話回線を利用した画像の送受信を行う。NIC部143は、ネットワークを介して画像データやデバイスの情報(装置情報)をやりとりする。専用インターフェース部144は、画像データ等の情報を外部装置と交換する。USBインターフェース部145は、USBメモリに代表されるUSB機器と画像データ等を送受する。
MFP制御部140は、例えば、カラーMFP37の用途に応じて画像データを一時保存し、経路を決定する(いわゆる交通整理の役割を担う)。文書管理部14bは、複数の画像データをハードディスク等のメモリに格納する。例えば、カラーMFP37が受け付けた画像データは、ハードディスクに格納される。そして、文書管理部14bは、ハードディスクに格納された画像データを適宜読み出して、プリンタ部149等の出力部に転送し、出力部は、出力処理を実行する。なお、作業者からの指示により、該ハードディスクから読み出された画像データは、コンピュータや他の画像形成装置等の外部装置に転送される。
文書管理部14bにより画像データがハードディスクに記憶される際には、必要に応じて、圧縮伸張部14aが画像データを圧縮する。逆に、圧縮して格納された画像データが文書管理部14bにより読み出される際には、圧縮伸張部14aが元の画像データに伸張する。リソース管理部14cは、フォント、カラープロファイル、ガンマテーブル等、共通に扱われる各種パラメータテーブル等をハードディスク等のメモリに格納する。
ここで、MFP制御部140は、PDLデータが入力された場合には、RIP部147でRIP処理を実行するように制御をする。必要に応じて、出力画像処理部148は、プリントのための画像処理を行う。更に、文書管理部14bは、その際に作られる画像データの中間データやプリントレディデータ(プリントのためのビットマップデータやそれを圧縮したデータ)を必要に応じてハードディスクに格納する。
そして、印刷に使用されるデータは、画像形成を行うプリンタ部149に送られる。プリンタ部149により印刷された印刷物は、後処理を実行するインラインフィニッシャ部14dへ送られ、インラインフィニッシャ部14dは、シート(印刷物)の仕分け処理やシートの仕上げ処理を行う。また、操作部146は、上記の様々なフローや機能の選択や指示を受け付ける。
図6は、MFP制御部140の構成をより詳細に示す図である。
MFP制御部140は、ジョブ管理部150、通信部151、入力デバイスを管理する入力デバイス管理部、入力されたジョブを解釈する入力ジョブ制御部、ジョブの設定情報を整理する出力ジョブ制御部、及び出力デバイスを割当てる出力デバイス管理部を有する。ジョブ管理部150は、ジョブ管理アプリケーション81からの指示に基づいて印刷ジョブの制御を行う。
入力デバイス管理部は、入力デバイス制御部152を有する。入力信号としては、PDLデータ、画像データ、JDF、PPML等が挙げられる。入力ジョブ制御部は、プロトコル解釈部153とジョブ生成部154とを有する。入力デバイス制御部152から送られてくる一連の操作要求は、コマンド(プロトコル)と称される命令信号で受信され、プロトコル解釈部153は、操作要求の概要を解釈して、カラーMFP37の内部で理解できる操作手順に変換する。一方、ジョブ生成部154は、カラーMFP37で印刷ジョブをどのように処理するかが記述される内部ジョブを生成する。
出力ジョブ制御部は、ジョブ解析部155、バインダ解析部156、ドキュメント解析部157、及びページ解析部158を有し、ジョブに係る設定情報と画像情報とを作成する。ジョブ解析部155は、内部ジョブを解析し、印刷する文書名や印刷部数、出力先の排紙トレイ指定、複数のバインダで構成されるジョブのバインダ順等、ジョブ全体に関わるジョブ設定情報159を作成する。バインダ解析部156は、内部ジョブを解析し、製本方式の設定やステープルの位置、複数のドキュメントで構成されるバインダのドキュメント順等、バインダ全体に関わるバインダ設定情報15aを作成する。
ドキュメント解析部157は、内部ジョブを解析し、複数のページで構成されるドキュメントのページ順、両面印刷の指定、表紙や合紙の付加等、ドキュメント全体に関わるドキュメント設定情報15bを作成する。ページ解析部158は、内部ジョブを解析し、画像の解像度、画像の向き(ランドスケープ/ポートレイト)等のページ全体に関するページ設定情報15cを作成する。また、ページ解析部158は、PDLデータが入力された場合にはRIP部147を呼び出してラスタライズ処理を施すように指示する。
なお、ページ画像情報15fは、RIP部147がラスタライズ処理を実行することにより生成される。ページ画像情報15fは、圧縮伸張部14aにより圧縮された後、文書管理部14bにより設定情報と関連付けされてハードディスクに格納される。
出力デバイス管理部は、出力デバイス制御部15dを有する。文書管理部14bにより保存された画像情報は、圧縮伸張部14aにより伸張され、関連付けられていた設定情報と一緒に読み出され、設定情報と画像情報とが一対になって出力デバイス管理部に送られる。出力デバイス制御部15dは、印刷デバイス、インラインフィニッシャデバイス等、どのデバイスを利用するかのカラーMFP37内部の処理のスケジュールを調整する。
通信部151は、ジョブ管理アプリケーション81と印刷ステータスとを送受信し、ジョブ管理アプリケーション81より印刷ジョブの処理指示を受け取る。ジョブ管理部150は、通信部151を介してジョブ管理アプリケーション81から印刷ジョブの一例であるPPMLやJDFを受信する。また、ジョブ管理部150は、印刷ジョブの開始や中断や中止や処理の内容の変更の指示を受け付ける。
図7(a)は、本印刷システム(PODシステム)の一例を示す図である。ここでは、カラーMFP36を印刷用のデバイス、カラーMFP37をフィニッシング処理(印刷後処理)用のデバイスとして使用した場合の例を示す。
図7(a)には、印刷ジョブとフィニッシングジョブとを生成する機能を有するジョブ生成アプリケーション80、印刷ジョブ及びフィニッシングジョブのステータス、履歴等を管理するジョブ管理アプリケーション81が示されている。また、カラーMFP36は、印刷デバイス84及びインラインフィニッシャデバイス82を有し、カラーMFP37は、印刷デバイス85及びインラインフィニッシャデバイス83を有する。
まず、ジョブ生成アプリケーション80は、印刷ジョブ90とフィニッシングジョブ91とを生成する。なお、フィニッシングジョブ91には、印刷ジョブ90に基づいて印刷された印刷物に対して適用されるフィニッシング処理に係る情報が含まれている。また、印刷ジョブ90には、カラーMFP36にて印刷ジョブ90が処理されることを表す情報が含まれている。ここで、印刷物92は、印刷ジョブ90に基づいて出力された結果である。
図7(b)において、ジョブ管理アプリケーション81は、図7(a)の印刷の処理に使用された印刷ジョブ90を履歴情報として管理している。図7(a)の処理によって得られた印刷物92は、作業者によってカラーMFP36からカラーMFP37へ運ばれる。そして、カラーMFP37のインラインフィニッシャデバイス83が、フィニッシングジョブ91に基づいてフィニッシング処理を印刷物92に対して実行する。
図7(c)は、印刷ジョブの印刷物92に対してフィニッシングジョブ91の処理が終了し、ジョブ管理アプリケーション81に印刷ジョブ90とフィニッシングジョブ91とがジョブ履歴(履歴ファイル)として記憶されている状態を示す。
ここで、本実施形態では、ジョブ管理アプリケーション81は、作業者による指示に応じて、印刷ジョブ90、フィニッシングジョブ91等からマージジョブを作成する。ここで、印刷ジョブを再度実行する場合には、作業者は、ジョブ管理アプリケーション81を介して、マージジョブを選択し、再実行を指示する。
図8は、中綴じ製本に係る処理の場合に、印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とをマージして新たな1つのマージジョブ162が生成される処理に係る例を示す図である。印刷ジョブ160は、表紙印刷指示部169、本文印刷指示部16a、及び挿入印刷指示部16bを有する。
出力原稿163は、表紙印刷指示部169に基づいて出力された出力原稿(表紙)である。出力原稿164は、本文印刷指示部16aに基づいて出力された第1の出力原稿(本文)であり、出力原稿165は、本文印刷指示部16aに基づいて出力された第2の出力原稿(本文)である。出力原稿166は、挿入印刷指示部16bに基づいて出力された出力原稿(挿入紙)であり、出力原稿167は、フィニッシングジョブ161に基づく後処理の対象となる印刷ジョブ160に基づいて出力された出力原稿である。中綴じ後の結果168は、出力原稿167に対してフィニッシングジョブ161に基づくフィニッシング処理が適用された結果である。
表紙印刷指示部169は、印刷ジョブ160を構成する印刷指示の一部である。表紙印刷指示部169には、1ページ目を表紙として印刷する指示等が含まれている。本文印刷指示部16aは、印刷ジョブ160を構成する印刷指示の一部である。本文印刷指示部16aには、2〜4ページと6〜10ページとを本文として印刷する指示等が含まれている。挿入印刷指示部16bは、印刷ジョブ160を構成する印刷指示の一部である。挿入印刷指示部16bには、5ページ目に色紙等の本文用の用紙とは異なる用紙を挿入する指示等が含まれている。
フィニッシング処理指示部16cは、フィニッシングジョブ161を構成するフィニッシング処理指示の一部である。フィニッシング処理指示部16cには、1部目の中綴じ製本のフィニッシング処理指示等が含まれている。なお、フィニッシング処理指示部16dは、第xx部目のフィニッシング処理指示であり、フィニッシング処理指示部16cと同様の構成を有する。
1部目の処理指示部16eには、マージジョブ162を構成する1部目の印刷指示とフィニッシング処理指示とが含まれている。第xx部目の処理指示部16fは、第xx部目の印刷指示とフィニッシング処理指示とが含まれている。
図9は、入力設定部170の構成を示す図である。なお、入力設定部170は、図8に示す入力設定1、入力設定2、入力設定3等である。入力設定部170は、給紙先指示部171を有する。給紙先指示部171は、給紙部No.172とメディア情報173とを有する。メディア情報173は、用紙サイズ174と用紙種175とを有する。
図10は、出力先指示部180の構成を示す図である。なお、出力先指示部180は、図8に示す出力先指示1、出力先指示2、出力先指示3等である。出力先指示部180は、出力先トレイNo.181とメディア情報182とを有する。なお、メディア情報182は、用紙サイズと用紙種とを有する(図示は省略する。)。
ここで、ジョブ生成アプリケーション80において、印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とがどのような規則に基づいて作成されているかを説明する。
関係ルール1:印刷ジョブ160については、メディアの種類毎に分類して印刷物が出力される(MFPが、サイズ、種類の異なるメディアを同一の給紙口から給紙できない為)。
関係ルール2:フィニッシングジョブ161については、メディアの種類毎に印刷物がインサータから給紙される。
関係ルール3:フィニッシングジョブ161については、部単位でフィニッシング処理が行われる。
このように、本実施形態では、印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とは、上述した相関関係を有してジョブ生成アプリケーション80により作成されている。なお、実施形態では、メディアとしては、紙を例示しているが、紙に限られるものではない。
図11では、より具体的な例を挙げて印刷ジョブ160及びフィニッシングジョブ161を説明する。図11の印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とを用いて出力処理を実行すると、表紙(コート紙、A4)と本文(普通紙、A4)と挿入紙(色紙、A4)とからなる本が生成される。
印刷ジョブ160の表紙印刷指示部169は、コンテンツデータの1ページ目を表紙として印刷し、その印刷物を排紙口1へ出力することを指示している。また、印刷ジョブ160の表紙印刷指示部169は、使用されているメディアについては、A4サイズのコート紙であることを指示している。本文印刷指示部16aは、コンテンツデータの2〜4ページ目及び6〜10ページ目を本文として印刷し、排紙口2へ出力することを指示している。また、本文印刷指示部16aは、使用されるメディアについては、A4サイズの普通紙であることを指示している。挿入印刷指示部16bは、コンテンツデータの5ページ目を挿入紙として印刷し、排紙口3へ出力することを指示している。また、挿入印刷指示部16bは、使用されるメディアについては、A4サイズの色紙であることを指示している。なお、印刷指示部の一例である表紙印刷指示部169、本文印刷指示部16a、挿入印刷指示部16bに記述されたA4サイズ、コート紙、普通紙、色紙等は、第一のメディア情報の一例である。
フィニッシングジョブ161は、入力設定と印刷設定とフィニッシング設定とを含んで構成されている。なお、フィニッシングジョブ161については、部単位でフィニッシング処理が行われる。入力設定(供給先指示部の一例である。)では、印刷ジョブ160で生成された出力原稿を給紙する情報として給紙先、及び給紙されるメディア情報(第二のメディア情報の一例である。)が設定されている。また、フィニッシャ装置では、印刷が実行されないので、本実施形態では、印刷設定には、何も実行しないことを示すNoOPが設定されている。そして、フィニッシング設定(フィニッシング指示部の一例である。)では、中綴じ指示(中綴じして製本する指示)が設定されている。
フィニッシャ装置が1部目を処理するために、入力設定には、4つの給紙先指示が設定されている。まず、給紙先指示1が実行されることで、インサータ1(給紙先)からA4サイズのコート紙(原稿)が給紙される。そして、同様に給紙先指示2から給紙先指示4までについて順次実行される。
本実施形態では、上述した印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161との関係ルールを使用して、印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とをマージして、印刷から製本まで処理する1つのマージジョブ162を生成する。すなわち、印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とは、以下のマージルールに従って、ジョブ管理アプリケーション81によりマージされる。
マージルール1:ジョブ管理アプリケーション81は、フィニッシングジョブ161をベースにマージジョブ162を作成する。
マージルール2:ジョブ管理アプリケーション81は、給紙先指示部にセットされている原稿を生成する処理が指示されている印刷指示部を、印刷ジョブ160内から検索する。
マージルール3:ジョブ管理アプリケーション81は、メディア情報が一致しているか否かで検索を行う。
マージルール4:ジョブ管理アプリケーション81は、給紙先指示と上記一致した印刷指示部(印刷設定)を、フィニッシングジョブ161の印刷設定に構築する。
図12〜図14に示すフローチャートを参照して、印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とのマージ方法を説明する。
図12は、マージ処理の全体の処理に係るフローチャートを示す図である。ジョブ管理アプリケーション81は、印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とのマージが可能であるか否かを判定する(ステップS1)。なお、ステップS1の処理(マージ判定処理)については、後述の図13、図15(c)等を用いて詳細に説明する。ジョブ管理アプリケーション81は、ステップS1の判定の結果を用いてマージできるか否かを判定する(ステップS2)。マージできると判定した場合、ジョブ管理アプリケーション81は、印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とをマージ処理する(ステップS3)。なお、マージ処理の詳細については、図14を参照して説明する。他方、ステップS1においてマージできないと判定した場合、ジョブ管理アプリケーション81は、マージできないことを表示(報知)し(ステップS4)、処理を終了する。
図13は、図12のマージ判定処理に係るフローチャートを示す図である。マージ判定処理が開始される前に、ジョブ管理アプリケーション81は、マージジョブ162を処理するデバイス、マージされるべき印刷ジョブ160、及びフィニッシングジョブ161の指定をユーザより受け付ける(受付手段の一例である。)。例えば、ジョブ管理アプリケーション81は、印刷ジョブ、フィニッシングジョブ、及びマージジョブを処理するデバイスを指定可能な画面(ユーザインタフェース)を表示し、入力装置202を介してユーザにより指定された印刷ジョブ等の情報を受け付ける。
はじめに、ジョブ管理アプリケーション81は、マージジョブ162を実行するように指示されているデバイスの機能を取得する(ステップS10)。例えば、カラーMFP36が、実行先のデバイスとして選択されている場合、ジョブ管理アプリケーション81は、カラーMFP36の機能を取得する。
続いて、ジョブ管理アプリケーション81は、マージされるべく指定された印刷ジョブ160及びフィニッシングジョブ161の指示の内容を読み込み、必要となるデバイスのフィニッシング機能を判断する(ステップS11)。
続いて、ジョブ管理アプリケーション81は、ステップS10において取得したデバイスの機能が、ステップS11で判断されたフィニッシング機能を有するか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12の判定の結果、実行先のデバイスがフィニッシング機能を有していないと判定した場合(ステップS12でNoの場合)、ジョブ管理アプリケーション81は、マージできないと判定し、マージ判定処理を終了する。他方、フィニッシング機能を有すると判定した場合(ステップS12でYesの場合)、ジョブ管理アプリケーション81は、フィニッシング機能の性能を判定する(ステップS13)。例えば、断裁される原稿のサイズがA3サイズであり、マージジョブ162を実行するために指定されたデバイスが、断裁機能を有するが、最大用紙サイズがA4サイズまでであり、A3サイズの原稿を断裁できない等の情報が用いられて判定される。ジョブ管理アプリケーション81は、性能の観点からマージできないと判定した場合、マージできないと判定し、マージ判定処理を終了し、性能の観点においてもマージできると判定した場合、マージできると判定し、マージ判定処理を終了する。このように、ジョブ管理アプリケーション81は、受け付けられたデバイスの機能に基づいて、前記デバイスでフィニッシングジョブのフィニッシング処理を実行できるか否かを判定する。
図14は、印刷ジョブ160とフィニッシングジョブ161とのマージ処理に係るフローチャートを示す図である。
ジョブ管理アプリケーション81は、フィニッシングジョブ161の全ての設定情報をメモリ上に読み込む(ステップS20)。続いて、ジョブ管理アプリケーション81は、マージジョブ191(後述の図15参照のこと。)の第N部目のフィニッシング処理指示をメモリ上にセットし、N部目に関しての処理の準備をする(ステップS21)。続いて、ジョブ管理アプリケーション81は、未処理の給紙先指示の有無をチェックする(ステップS22)。未処理の給紙先指示がある場合は、ジョブ管理アプリケーション81は、続いて、ステップS23の処理を行う。他方、未処理の給紙先指示がない場合は、ジョブ管理アプリケーション81は、続いて、ステップS25の処理を行う。
ステップS23では、ジョブ管理アプリケーション81は、未処理の給紙先指示に記述されているメディア情報と一致するメディア情報が記述されている印刷指示部を印刷ジョブ160から検索する。続いて、ジョブ管理アプリケーション81は、現在処理の対象としている入力設定の給紙先指示をマージジョブ191から削除して、ステップS23により検索された印刷指示部に記述されている情報をマージジョブ191の印刷設定に記述する(ステップS24)。続いて、ジョブ管理アプリケーション81は、ステップS22の処理を行う。すなわち、ジョブ管理アプリケーション81は、ステップS22からステップS24までの処理を未チェックの給紙先指示がなくなるまで繰り返す。
ステップS25では、ジョブ管理アプリケーション81は、最後の部まで処理を実行したか否を判定し(ステップS25)、実行していない場合、対象となる部を次の部へと進めるためにNに1を加算し(ステップS26)、ステップS21の処理を行う。
ここで、図15を参照して、図14の処理をより具体的に説明する。図15(a)には、マージジョブ162を生成するために指定された印刷ジョブ160と同様に指定されたフィニッシングジョブ161をベースとしたマージジョブ191とが示されている。上述したように、ジョブ管理アプリケーション81は、第1部目の処理231についてステップS22〜ステップS24の処理を実行する。
まず、ジョブ管理アプリケーション81は、1つ目の給紙先指示240が未処理であるので、給紙先指示240のメディア情報(コート紙、A4)を取得し、取得したメディア情報が記述されている印刷指示部を印刷ジョブ160から検索する(ステップS23)。その結果、印刷ジョブ160の表紙印刷指示部には、出力先指示としてコート紙・A4を使用することが記述されているので、ジョブ管理アプリケーション81は、印刷ジョブ160の表紙印刷指示部を探し出す。続いて、ジョブ管理アプリケーション81は、現在対象としている入力設定の給紙先指示240を削除して、表紙先印刷指示部の出力先指示250を含む情報をマージジョブ191に記述する(ステップS24)。
ここまでの処理を実行した結果、図15(b)に示すマージジョブ192を得ることができる。
そして、ジョブ管理アプリケーション81が、ステップS22〜ステップS24の処理を給紙先指示241から243まで実行し、さらに全ての部に対して実行することにより図15(c)に示すマージジョブ162を得ることができる。
つまり、マージジョブ162を生成するための印刷ジョブ160及びフィニッシングジョブ161を選択した時点では、各給紙先指示が、どの印刷指示部に対応するのかが不明であった。しかしながら、ジョブ管理アプリケーション81は、図14に示す処理を実行することにより、各給紙先指示に対応する印刷指示部を特定することが可能となり、図15(c)に示すマージジョブ162を生成できる。
以上の構成によれば、別々のデバイスで印刷とフィニッシングとを行うために生成された印刷ジョブとフィニッシングジョブとをマージすることが可能となり、1台のデバイスで印刷からフィニッシングまでを実行することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、得られるマージジョブ(例えば、後述のマージジョブ194)の構造が、第1の実施形態でのマージ処理により得られるマージジョブ(例えば、マージジョブ162)の構造と異なる。第1の実施形態のマージジョブには、本文印刷の指示が同一の部において2つ含まれており、冗長となっている(図15(c)の261、262等を参照のこと。)。このような記述にすると、本文印刷に関する同一の設定が何度も記述されることになり、マージジョブのサイズの増大、マージジョブを処理する際のメモリ使用量の増加とパフォーマンスの劣化等が生じるおそれがある。本実施形態では、上記問題を解決するために、第1の実施形態で示したマージルール1〜マージルール4に加えて、以下のマージルールを採用する。
マージルール5:ジョブ管理アプリケーション81は、マージジョブ162に作成された印刷設定で、同一メディア情報を使用しているものを統合する。
マージルール6:統合した印刷設定を基本印刷設定、それ以外を例外印刷設定とする。
なお、本実施形態に係る印刷システムの構成は、第1の印刷システムの構成と同様であり、相違する構成について説明する。
以下では、第1の実施形態で示した構成と異なる主な構成について説明する。
図16は、第1の実施形態で示した図14のマージ処理後に実行される印刷設定を整理する処理に係るフローチャートを示す図である。なお、印刷設定を整理する処理は、第1部目から第N部目までを対象に行われるが、処理の繰り返しについては、図示を省略する。
はじめに、ジョブ管理アプリケーション81は、マージジョブ162に含まれる印刷設定に設定された情報を参照し、同一のメディア情報を使用する印刷設定があるか否かを判定する(ステップS30)。ジョブ管理アプリケーション81は、同一のメディア情報を使用する印刷設定がある場合には、ステップS31の処理を行い、同一のメディア情報を使用する印刷設定がない場合には、第N部目についての印刷設定を整理する処理を終了する。
ステップS31では、ジョブ管理アプリケーション81は、ステップS30で見つけた同一のメディア情報(重複するメディア情報)を使用した印刷設定を1つの印刷設定にまとめる。続いて、ジョブ管理アプリケーション81は、まとめた印刷設定を基本印刷設定とする(ステップS32)。
ステップS34では、ジョブ管理アプリケーション81は、未チェックの印刷設定があるか否かを判定する。未チェックの印刷設定があると判定した場合、ジョブ管理アプリケーション81は、未チェックの印刷設定を例外印刷設定とする(ステップS35)。他方、未チェックの印刷設定がないと判定した場合、ジョブ管理アプリケーション81は、第N部目についての印刷設定を整理する処理を終了する。
以下では、図17を参照して、図16に示す処理をより具体的に説明する。なお、第1の実施形態で示すように、図14に示すマージ処理を実行した結果、マージジョブ162が得られる(図15(C)参照のこと。)。また、マージジョブ162の各部には、4つの印刷指示が含まれている。
まず、ジョブ管理アプリケーション81は、マージジョブ162の表紙印刷、本文印刷261、挿入印刷、本文印刷262のメディア情報を確認することで、本文印刷261及び本文印刷262が同一のメディア情報を有すると判定する(ステップS30)。その結果、ジョブ管理アプリケーション81は、本文印刷261及び本文印刷262を1つにまとめて基本印刷設定とし(ステップS31及びステップS32)、その他の表紙印刷及び挿入印刷を例外印刷設定とする(ステップS35)。第1部目についての印刷設定を整理する処理が終了したときのマージジョブは、マージジョブ193となり、第N部目までの印刷指示を整理する処理が終了したときのマージジョブは、マージジョブ194となる。
本実施形態では、本文印刷がまとめられていることにより上述した問題を解決することができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、印刷からフィニッシングまでの処理の内容が記述された1つのジョブから印刷ジョブとフィニッシングジョブとに分割する方法について説明する。なお、本実施形態に係る印刷システムの構成は、第2の印刷システムの構成と同様であり、相違する構成について説明する。
従来は、まず、1つのジョブから印刷ジョブとフィニッシングジョブとを生成する場合、1つのジョブをコピー&ペーストすることにより、同じ内容のジョブを2つ生成する。次に、一方のジョブに対して印刷処理を有効とし、フィニッシング処理を無効とすることで印刷ジョブを生成し、他方のジョブに対して印刷処理を無効とし、フィニッシング処理を有効とすることでフィニッシングジョブを生成する。しかしながら、上記の作業では、ユーザの負荷が大きくなる問題があった。本実施形態では、このような問題を解決する。
図18〜図21を参照して本実施形態を説明する。図18は、1つのジョブを印刷ジョブとフィニッシングジョブとに分割する処理(分割処理)に係るフローチャートを示す図である。ジョブ管理アプリケーション81は、分割される1つのジョブの選択を受け付けると(ステップS40)、受け付けたジョブを解析し、印刷とフィニッシングとの両者が実行されるか否かを判定する。ここで、両者が実行されると判定した場合、ジョブ管理アプリケーション81は、例えば、図19に示すように印刷フェーズとフィニッシングフェーズとの両者が存在することを表示する(ステップS41)。
ジョブ管理アプリケーション81は、図19に示す画面(ジョブ管理画面340)を介してフィニッシングフェーズの選択とフィニッシングフェーズを処理させるデバイスの選択とを受け付ける(ステップS42)。続いて、ジョブ管理アプリケーション81は、ユーザにより指定されたデバイスが、選択されたフィニッシング処理を実現できるか否かを判定する(ステップS43)。なお、ステップS43の判定は、図13に示すステップS12、ステップS13の判定と同じであるので、詳細な説明については省略する。
ステップS43において実現できると判定した場合(ステップS43でYesの場合)、ジョブ管理アプリケーション81は、分割するために選択されたジョブを印刷ジョブとフィニッシングジョブとに分け(ステップS44)、分割処理を終了する。他方、ステップS43において実現できないと判定した場合(ステップS43でNoの場合)、ジョブ管理アプリケーション81は、警告メッセージを表示し(ステップS45)、分割処理を終了する。
次に、図20を参照して、ステップS44の分割処理をより具体的に説明する。
分割するために選択されたジョブ4100には、基本印刷設定である本文印刷4102と、例外設定である表紙印刷4103及び挿入印刷4104とが含まれる。なお、本実施形態では、第2の実施形態で生成されるマージジョブを採用する。
まず、ジョブ管理アプリケーション81は、使用する用紙が異なる単位で分割する。その結果、ジョブ管理アプリケーション81は、本文印刷、表紙印刷、及び挿入印刷に分けることができる。なお、ジョブ4100には、給紙先指示が含まれていないので、ジョブ管理アプリケーション81が新たに作成する必要がある。
ジョブ管理アプリケーション81は、本文印刷、表紙印刷、挿入印刷毎に給紙先となるインサータを割当てる。さらに、本文印刷には、2〜4ページ目と6〜10ページ目という2つのグループが含まれるので、ジョブ管理アプリケーション81は、各グループ用に給紙先を割当てる。その結果、ジョブ管理アプリケーション81は、ジョブ4100から印刷ジョブ4105とフィニッシングジョブ4106とを得ることができる。
また、本実施形態のように1つのジョブを複数のジョブに分けることにより、フィニッシング処理用の印刷指示書を作業者が印刷する必要性が生じる。ここで、印刷指示書の役割について図7(b)を参照して説明する。図7(b)では、印刷ジョブ90に基づいて印刷物92がカラーMFP36によって印刷される。そして、カラーMFP37が、印刷物92に対してフィニッシングジョブ91に基づいてフィニッシング処理を実行するためにフィニッシングジョブ91を受け取る。そして、作業者は、印刷物92をカラーMFP36からカラーMFP37へ運び、フィニッシング処理の実行を指示する。このとき、カラーMFP37が他のフィニッシングジョブを記憶している場合、カラーMFP37は、どのフィニッシングジョブを印刷物92に対して適用すればよいかわからなくなる。このような事態の発生を防ぐために印刷指示書が必要となる。印刷指示書には、例えば、バーコードやID等のフィニッシングジョブを特定するための識別情報が記述されており、カラーMFP37は、識別情報を読み取ることで、どのフィニッシングジョブを使用すべきかを決定できる。
1台のデバイスが、印刷からフィニッシングまでを実行する場合、このような事態が発生しないので印刷指示書は必要ないが、本実施形態のように印刷ジョブとフィニッシングジョブとを生成することで、印刷指示書の必要性が生じる。よって、作業者により1つのジョブを分割するための指示を受け付けた場合、ジョブ管理アプリケーション81は、図18に示す処理を実行すると共に印刷ジョブに対して印刷指示書を印刷するためのコマンドを付加する。図21に、その結果(印刷ジョブ4107及びフィニッシングジョブ4106)を示す。図21には、図20には存在しなかった印刷指示書の印刷指示部440が追加されている。その結果、もともと印刷指示書が必要なかった1つのジョブから印刷ジョブとフィニッシングジョブとを生成した場合であっても、適切なフィニッシング処理を印刷物に適用することが可能となる。
一方、図21に示すように印刷ジョブとフィニッシングジョブとが個別に記憶されており、印刷ジョブが印刷指示書の印刷指示部を備えている場合、これらのジョブをマージした後は、印刷指示書の印刷指示部は不要となる。よって、図21に示すような印刷ジョブとフィニッシングジョブとを上述した第1の実施形態又は第2の実施形態を用いてマージする場合、ジョブ管理アプリケーション81は、印刷ジョブ内の印刷指示書の印刷指示部440を検知する。そして、ジョブ管理アプリケーション81は、検知した印刷指示書の印刷指示部を削除して、印刷ジョブとフィニッシングジョブとのマージ処理を実行する。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (7)

  1. 第一のメディア情報が記述された印刷指示部を有する印刷ジョブと、第二のメディア情報が記述された供給先指示部と前記印刷ジョブによって印刷された印刷物に対して実行される印刷後処理を実行するための指示が記述されたフィニッシング指示部とを有するフィニッシングジョブと、をマージする指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で指示が受け付けられると、前記印刷ジョブの前記第一のメディア情報と、前記フィニッシングジョブの前記第二のメディア情報と、に基づいて、前記印刷ジョブと、前記フィニッシングジョブと、をマージしてマージジョブを生成する生成手段と、
    を有することを特徴する情報処理装置。
  2. 前記受付手段は、前記フィニッシングジョブの前記印刷後処理を実行させるデバイスの指定を受け付け、
    前記生成手段は、前記受付手段で受け付けられたデバイスの機能に基づいて前記デバイスで前記フィニッシングジョブの前記印刷後処理を実行できると判定した場合、前記印刷ジョブの前記第一のメディア情報と、前記フィニッシングジョブの前記第二のメディア情報と、に基づいて、前記印刷ジョブと、前記フィニッシングジョブと、をマージしてマージジョブを生成することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記フィニッシングジョブの供給先指示部に記述されている前記第二のメディア情報と一致する前記第一のメディア情報が記述されている印刷指示部を前記印刷ジョブから検索し、前記フィニッシングジョブから前記供給先指示部を削除し、印刷の設定として前記印刷指示部の内容を前記フィニッシングジョブに記述することで、前記印刷ジョブと、前記フィニッシングジョブと、をマージしてマージジョブを生成することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記生成手段により生成されたマージジョブに、重複するメディア情報が含まれる場合、重複するメディア情報を統合する統合手段を更に有することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記印刷ジョブに印刷を指示する印刷指示書の印刷指示部が含まれる場合には、前記印刷指示書の印刷指示部を削除し、前記印刷ジョブと、前記フィニッシングジョブと、をマージしてマージジョブを生成することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の情報処理装置。
  6. 第一のメディア情報が記述された印刷指示部を有する印刷ジョブと、第二のメディア情報が記述された供給先指示部と前記印刷ジョブによって印刷された印刷物に対して実行される印刷後処理を実行するための指示が記述されたフィニッシング指示部とを有するフィニッシングジョブと、をマージする指示を受け付ける受付工程と、
    前記受付工程で指示が受け付けられると、前記印刷ジョブの前記第一のメディア情報と、前記フィニッシングジョブの前記第二のメディア情報と、に基づいて、前記印刷ジョブと、前記フィニッシングジョブと、をマージしてマージジョブを生成する生成工程と、
    を有することを特徴する情報処理方法。
  7. コンピュータを、
    第一のメディア情報が記述された印刷指示部を有する印刷ジョブと、第二のメディア情報が記述された供給先指示部と前記印刷ジョブによって印刷された印刷物に対して実行される印刷後処理を実行するための指示が記述されたフィニッシング指示部とを有するフィニッシングジョブと、をマージする指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で指示が受け付けられると、前記印刷ジョブの前記第一のメディア情報と、前記フィニッシングジョブの前記第二のメディア情報と、に基づいて、前記印刷ジョブと、前記フィニッシングジョブと、をマージしてマージジョブを生成する生成手段と、
    として機能させるプログラム。
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