JP2007164319A - 情報処理装置、画像形成装置、ジョブ処理方法、記憶媒体およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 画像出力を行った出力ジョブデータを記憶装置に登録する際に、ジョブ要求者の意図を反映する情報を使用して、再画像出力が指示された場合に適用できる最適なデータフォーマットを自動的に選択して効率よく登録する。
【解決手段】 工程管理部4がジョブ情報の受信時に、デジタルプリント部6に登録されている出力ジョブ情報に設定されている登録済みの付加情報を取得する。そして、取得される出力ジョブ情報に設定された付加情報が受信されたジョブ情報に付加されている所定の付加情報とが一致する場合は、作成される再出力ジョブをデジタルプリント部6に送信する。一方、付加情報が一致しない場合は、新規に作成される出力ジョブをデジタルプリント部6に送信させる構成を特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 工程管理部4がジョブ情報の受信時に、デジタルプリント部6に登録されている出力ジョブ情報に設定されている登録済みの付加情報を取得する。そして、取得される出力ジョブ情報に設定された付加情報が受信されたジョブ情報に付加されている所定の付加情報とが一致する場合は、作成される再出力ジョブをデジタルプリント部6に送信する。一方、付加情報が一致しない場合は、新規に作成される出力ジョブをデジタルプリント部6に送信させる構成を特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ジョブ情報の出力依頼を外部機器から受信する情報処理装置と、画像処理装置とが通信してジョブ情報を処理する画像形成システムにおけるジョブ処理に関するものである。
従来より、一度画像出力したジョブの画像データを画像形成装置の記憶装置に記憶して、操作者より再度同じジョブの印刷が指示された場合に画像形成装置の記憶装置に記憶されている画像データを使用して印刷を行う。これにより、印刷スピードを高速化する技術が知られている。
また、下記特許文献1に記載されているように、画像形成装置の記憶装置に記憶される画像データのデータフォーマットには、異なるフォーマットで記憶することが記載されている。具体的には、画像形成装置が受信するデータであるPDLデータフォーマット、印刷データを中間言語に変換した中間言語フォーマット、中間言語をラスタライズすることにより生成されるビットマップデータフォーマットが知られている。
それぞれのデータフォーマットには、画像データの変更処理やデータサイズや印刷処理スピード等のような機能や性能において異なる特徴が存在する。
例えば、印刷の途中で画像の色モードを変更する必要が発生した場合は、中間言語フォーマットもしくはPDL(ページ記述言語)データフォーマットからビットマップ画像データを生成する必要がある。
また、印刷の途中で画像の変更等は行わずに出力部数を変更するだけであれば、ビットマップデータフォーマットからの印刷が可能であり、高速なスループットによる印刷を行うことが可能となる。
また、PDLデータまたは中間言語データはビットマップデータに比べるとデータサイズが小さいという特徴がある。
また、従来より、工程管理を含む印刷処理のワークフローにおいては、ジョブの印刷属性指示以外に、ジョブ依頼者によるジョブの印刷意図のような付加的な情報(一般に、インテント用ジョブチケットと呼ばれる)を生成し、ジョブのデータと共に印刷システム内で保持する構成が知られている。
特開2000−311071号公報
しかしながら、画像形成装置に装備される記憶装置の記憶容量には限りがあり、全てのジョブに対して全てのデータフォーマットによる印刷データを記憶することが出来ない場合がある。
従って、画像形成装置にビットマップデータしか記憶されていないジョブに対して画像変換処理が指示された場合は、画像形成装置に記憶されているデータを使用した印刷は行えないため、画像形成装置に記憶されているデータは無駄になってしまう。
また、画像形成装置にPDLデータしか記憶されていないジョブに対して出力部数の変更指示のみが行われる場合は、ビットマップデータを使用した印刷に比べるとスループットが劣るという不具合が生じる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ジョブ要求者の意図を反映する情報を使用して、再画像出力が指示された場合に適用できる最適なデータフォーマットを自動的に選択して効率よく登録する仕組みを提供することである。
また、情報処理装置が受注する出力ジョブが再出力ジョブである場合には、画像形成装置に登録された出力ジョブを再出力させる指示情報を画像形成装置に転送して、受注する出力ジョブを効率よく再出力できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。
ジョブ情報の出力依頼に応じて、画像形成装置へ出力ジョブを送信する情報処理装置であって、前記ジョブ情報を解析して前記画像形成装置に対する画像処理要求を指示する印刷データを含む出力ジョブを作成する第1の作成手段と、前記画像形成装置に登録されている出力ジョブを再出力させる指示を含み、印刷データを含まない再出力ジョブを作成する第2の作成手段と、前記画像形成装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている印刷属性を示す登録済みの付加情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された登録済みの付加情報と、出力依頼されたジョブ情報に付加されている印刷属性を示す付加情報とを照合する照合手段と、前記照合手段により付加情報が一致する場合は、前記第2の作成手段により作成される前記再出力ジョブを前記画像形成装置に送信し、前記照合手段により付加情報が一致しない場合は、前記第1の作成手段により作成される前記出力ジョブを前記画像形成装置に送信させるジョブ出力制御手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は以下に示す構成を備える。
情報処理装置との通信により受信する印刷属性を示す付加情報を伴うジョブ情報を処理する画像形成装置であって、前記ジョブ情報を解析して属性の異なるフォーマットに従うジョブデータを生成するジョブ処理手段と、前記ジョブ処理手段により生成されたいずれかのフォーマットのジョブデータを記憶する記憶手段と、前記ジョブ情報に付加されている前記付加情報を、予め決められている評価指標に基づいて各属性別に評価して前記記憶手段に登録すべきフォーマットを決定する決定手段と、前記決定手段により決定されたフォーマットに従うジョブデータに前記付加情報が付加された再出力画像情報として前記記憶手段に登録する登録手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の画像形成システムは以下に示す構成を備える。
ジョブ情報の出力依頼に応じて、画像形成装置へ出力ジョブを送信する情報処理装置と、画像処理装置とが通信してジョブ情報を処理する画像形成システムであって、前記情報処理装置は、前記ジョブ情報を解析して前記画像形成装置に対する画像処理要求を指示する印刷データを含む出力ジョブを作成する第1の作成手段と、前記画像形成装置に登録されている出力ジョブを再出力させる指示を含み、印刷データを含まない再出力ジョブを作成する第2の作成手段と、前記画像形成装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている印刷属性を示す登録済みの付加情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された登録済みの付加情報と、出力依頼されたジョブ情報に付加されている前記印刷属性を示す付加情報とを照合する照合手段と、前記照合手段により付加情報が一致する場合は、前記第2の作成手段により作成される前記再出力ジョブを前記画像形成装置に送信し、前記照合手段により付加情報が一致しない場合は、前記第1の作成手段により作成される前記出力ジョブを前記画像形成装置に送信させるジョブ出力制御手段とを有し、前記画像形成装置は、前記ジョブ情報を解析して属性の異なるフォーマットに従うジョブデータを生成するジョブ処理手段と、前記ジョブ処理手段により生成されたいずれかのフォーマットのジョブデータを記憶する記憶手段と、前記ジョブ情報に付加されている前記付加情報を、予め決められている評価指標に基づいて各属性別に評価して前記記憶手段に登録すべきフォーマットを決定する決定手段と、前記決定手段により決定されたフォーマットに従うジョブデータに前記情報が付加された再出力画像情報として前記記憶手段に登録する登録手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明のジョブ処理方法は以下に示す構成を備える。
ジョブ情報の出力依頼に応じて、画像形成装置へ出力ジョブを送信する情報処理装置におけるジョブ処理方法であって、前記ジョブ情報を解析して前記画像形成装置に対する画像処理要求を指示する印刷データを含む出力ジョブを作成する第1の作成ステップと、前記画像形成装置に登録されている出力ジョブを再出力させる指示を含み、印刷データを含まない再出力ジョブを作成する第2の作成ステップと、前記画像形成装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている印刷属性を示す登録済みの付加情報を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された登録済みの付加情報と、出力依頼されたジョブ情報に付加されている印刷属性を示す付加情報とを照合する照合ステップと、前記照合ステップにより付加情報が一致する場合は、前記第2の作成ステップにより作成される前記再出力ジョブを前記画像形成装置に送信し、前記照合ステップにより付加情報が一致しない場合は、前記第1の作成ステップにより作成される前記出力ジョブを前記画像形成装置に送信させるジョブ出力制御ステップとを有することを特徴とする。
また、情報処理装置との通信により受信する印刷属性を示す付加情報を伴うジョブ情報を処理する画像形成装置におけるジョブ処理方法であって、前記ジョブ情報を解析して属性の異なるフォーマットに従うジョブデータを生成するジョブ処理ステップと、前記ジョブ情報に付加されている前記付加情報を、予め決められている評価指標に基づいて各属性別に評価して前記記憶手段に登録すべきフォーマットを決定する決定ステップと、前記決定ステップにより決定されたフォーマットに従うジョブデータに前記付加情報が付加された再出力画像情報として記憶手段に登録する登録ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、画像出力を行った出力ジョブデータを記憶装置に登録する際に、ジョブ要求者の意図を反映する情報を使用して再画像出力が指示された場合に適用できる最適なデータフォーマットを自動的に選択して効率よく登録することができる。
また、無駄なデータフォーマットによる出力ジョブデータの記憶処理を行わないようにして記憶装置に記憶させるデータ容量を削減することが可能となる。
さらに、情報処理装置が受注する出力ジョブが再出力ジョブである場合には、画像形成装置に登録された出力ジョブを再出力させる指示情報を画像形成装置に転送して、受注する出力ジョブを効率よく再出力できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置を適用可能な印刷システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1において、本システムは、一つまたは複数のエンドユーザ環境1、2と、インターネットを介して接続されているPOD(Print On Demand)サイト環境3から成っている。
エンドユーザ環境1,2は、プリントの発注依頼を行う発注者が存在し、それぞれのエンドユーザ環境からそれぞれのクライアントPCを利用して、プリントジョブの依頼を始めとして、ジョブのステータス確認などができる。ここでは、エンドユーザ環境A及び、エンドユーザ環境Bの例を示す。
一方、PODサイト環境3においては、工程管理部4、プリプレス部7、デジタルプリント部6、そしてポストプレス部5の4つの工程から成り立っている。
工程管理部4は、PODサイト環境3における工程管理部4、プリプレス部7、デジタルプリント部6、そしてポストプレス部5の各工程に対して作業を指示する。工程管理部4は、コンピュータや各種デバイスにより構成される本システムのワークフローを一元管理する部分である。そして、前述のエンドユーザからジョブを受信したり、エンドユーザからのジョブを保管したり、エンドユーザからのジョブの指定に基づいて各工程における作業をワークフローとして組み立てたりする。また、各デバイスや各作業者における作業を効率よくスケジュールしたりといった役割も果たすものである。
プリプレス部7は、工程管理部4より受信したプリプレスジョブの作業指示に基づいて、以下の処理を行う。スキャナ/MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)等のスキャンデバイスを用いてエンドユーザから受け取った紙原稿をスキャンする。そして、スキャン画像ファイルとしてプリプレスサーバやクライアントPCに取り込むとともに、画像補正やファイルのマージやページの挿入/削除や各種ページレイアウト編集や面付け処理を実行する。また、必要に応じて最終成果物のレイアウトや色味を確認するためのプルーフ出力を実行したりといった役割を果たすものである。
デジタルプリント部6は、工程管理部4あるいはプリプレス部7より受信したプリントジョブの作業指示に従って、白黒MFPやカラーMFP等によりエンドユーザから受け取った紙原稿をコピーしたりする。また、クライアントPCからプリンタドライバやホットフォルダを経由して、エンドユーザから受信した文書/画像ファイルやスキャンデバイスによりスキャンする。そして、スキャン画像ファイルやそれらを編集した文書/画像ファイルを白黒MFPやカラーMFP等のプリントデバイスにプリントアウトしたりするといった役割を果たすものである。
ポストプレス部5は、工程管理部4あるいはプリプレス部7あるいはデジタルプリント部6より受信したポストプレスジョブの作業指示に従って、紙折り機、中綴じ製本機、くるみ製本機、断裁機、封入機、帳合機等の後処理デバイスを制御する。さらに、デジタルプリント部6より出力された記録紙に対して、紙折り、中綴じ製本、くるみ製本、断裁、封入、帳合等の仕上げ処理を実行するという役割を果たすものである。
本実施形態において、工程管理部4はMIS(Management Information System)サーバ4−4、受注サーバ4−3、ファイルサーバ4−2、クライアントPC4−1を備える。これらのデバイスは、所定のOSに基づいてデータ処理を行う情報処理装置で構成されているものとする。
また、デジタルプリント部6は、カラーMFP6−5、6−6及び白黒MFP6−6、6−7を備えているが、これらは画像形成装置として機能する。
また、図1に示した工程管理部4には、最初から図13等に示すようにJDF形式のいわゆるジョブチケットが受信される場合がある。JDFとは、「Job Definition Format」(印刷物制作・製造の全工程を包括的に定義・記述し、管理・制御するXMLベースのファイル形式)の略称である。さらに、画像出力ジョブとジョブ処理要求とが別ファイルとによる発注ジョブとして受信される場合があるが、本発明はどちらの形態にも適応可能である。
図2は、図1に示した工程管理部4の構成の一例を示すブロック図である。
図2において、工程管理部4は、ネットワークに接続されたMIS(Management Information System)サーバ4−4、受注サーバ4−3、ファイルサーバ4−2、クライアントPC4−1などから成り立っている。
ここで、MISサーバ4−4は、受注から納品までのシステム全体のワークフローを管理すると共に、様々な経営情報や販売情報を統括的に管理するシステムにおけるサーバである。
受注サーバ4−3は、インターネットを利用して、エンドユーザ環境からジョブを受信するサーバである。受信したジョブは、ジョブのID番号で管理され、ID番号と管理上必要となる情報はMISサーバに伝えられ、MISサーバの指示に従って、画像データなどのそれ以外の情報と一緒に下流の工程に伝える役割を持っている。
ファイルサーバ4−2は、エンドユーザからの同一原稿による再発注に備えて、エンドユーザから受信したジョブを保管するため文書管理サーバである。一般に、画像データと前回出力の際のジョブの設定情報(ジョブチケット)を一緒に保存してある。
工程管理部4におけるMISサーバ4−4、受注サーバ4−3、ファイルサーバ4−2、クライアントPC4−1間では以下の情報をやり取りする。
本実施形態でやり取りされる情報は、JDF(Job Definition Format)と呼ばれるジョブの作業指示を記載したジョブチケットなどを利用する。そして、このジョブチケットを利用して情報交換しており、ジョブを転送したり、制御コマンドを発行したりする。そして、工程管理部4を中心にプリプレス部7、デジタルプリント部6、ポストプレス部5などと連携をとってトータルなワークフローの自動化を提供している。
このように構成された工程管理部4は、MISサーバ4−4、受注サーバ4−3、ファイルサーバ4−2、クライアントPC4−1を備え、それぞれ情報処理装置として構成されている。
そして、情報処理装置は、以下の特徴的機能処理を実行する。
本実施形態において、例えばMISサーバ4−4は、ジョブ情報の出力依頼を外部機器から受信する情報処理装置として機能する。そして、前記ジョブ情報を解析して画像形成装置に対する画像処理要求を指示する出力ジョブを作成する第1の作成機能を備える(詳細は、図18に示すS1508)。また、画像形成装置に登録されている出力ジョブを再出力させる指示を含む再出力ジョブを作成する第2の作成機能を有する(詳細は、図18に示すS1506)。
具体的には、図1に示したエンドユーザ環境1、2よりインターネットを介してジョブ情報の受信時に、画像形成装置としてのデジタルプリント部6の記憶装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている登録済みの付加情報を取得する取得機能を有する。なお、詳細は、図18に示すS1502,S1503に示す。
そして、該取得機能により前記出力ジョブ情報に設定された付加情報が受信されたジョブ情報に付加されている前記所定の付加情報とを照合する照合機能を備える(詳細は、図18に示すS1504)。
そして、照合機能により付加情報が一致する場合は、前記第2の作成機能により作成される前記再出力ジョブを前記画像形成装置に送信する。そして、前記照合機能により付加情報が一致しない場合は、前記第1の作成機能により作成される前記出力ジョブを前記画像形成装置に送信させるジョブ出力制御機能を有する(詳細は、図18に示すS1506〜S1508)。
なお、所定の付加情報は、ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報(例えば図16に示す情報)を含むことを特徴としている。
また、図1に示したエンドユーザ環境1、2等の外部装置で作成されている前記画像形成装置に対する画像処理要求を指示する出力ジョブを所定のプロトコルで受信する受信機能(詳細は、図18に示すS1501)を有する。そして、照合機能は、前記出力ジョブの受信時に、前記所定の付加情報と前記画像形成装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている付加情報とが同一か否かを照合することを特徴とする。
なお、第1の作成機能は、出力ジョブに出力すべきファイルの所在を示すアドレス(例えばURL)を挿入可能とすることを特徴とする。
図3は、図1に示したプリプレス部7の構成の一例を示すブロック図である。
図3において、プリプレスサーバ7−4は、スキャナ7−5またはMFP7−1等のスキャンデバイスによりエンドユーザから受け取った紙原稿をスキャンする。そして、スキャン画像ファイルとして取り込むとともに、斜行補正や黒点除去等の画像補正を実行したりする。また、エンドユーザから受信した複数個の文書/画像ファイルやスキャンデバイスによりスキャンした複数個のスキャン画像ファイルをマージしたりする。さらに、ページを挿入/削除したり、ページ番号やアノテーションの追加、インデックス紙や表紙や合紙の挿入、N−up印刷や多連印刷の指定等の各種ページレイアウト編集や面付け処理を実行したりするためのサーバである。
プリプレス部7の構成としては、図示したように1つのプリプレスサーバ7−4と複数のクライアントPC7−2、7−3で構成するようにしてもよいし、プリプレスサーバ7−4なしで複数のクライアントPCのみで構成するようにしてもよい。
エンドユーザから受信したジョブがコピージョブの場合は、まず作業者がスキャナ7−5またはMFP7−1等のスキャンデバイスにより紙原稿をスキャンして、スキャン画像ファイルとしてプリプレスサーバ7−4やクライアントPC7−2,7−3に取り込む。取り込んだスキャン画像が斜めに傾いてしまった場合は、斜行補正処理を実行する。これにより、スキャン画像の傾きを補正し、取り込んだスキャン画像にパンチ穴やゴミがある場合は、黒点除去処理を実行することにより、スキャン画像のパンチ穴やゴミを除去することが可能である。
また、エンドユーザから受信したジョブがプリントジョブの場合は、まず作業者がプリプレスサーバ7−4やクライアントPC7−2,7−3にエンドユーザから受信した文書/画像ファイルを取り込む。
エンドユーザから受信した文書/画像ファイルやスキャンデバイスによりスキャンしたスキャン画像ファイルが複数個存在する場合は、これらのファイルをマージする。
さらに、エンドユーザから受信した文書/画像ファイルやスキャンデバイスによりスキャンしたスキャン画像ファイルをさらに編集する必要がある場合がある。この場合は、例えば作業者が複数ページのレイアウトを確認しながら、編集対象ファイルに対して他のファイルからのページを挿入したり、編集対象ファイルのページを削除したりする。
また、例えば作業者がページ番号やアノテーション(機密情報を表わすウォーターマークやロゴ等の文字や画像)を追加したり、N−up印刷や多連印刷(1つの印刷面に複数ページをレイアウトする印刷)を指定したりする。また、インデックス紙、表紙、合紙を挿入したり、ステープルやパンチやZ折り等の後処理を指定したりといったような各種ページレイアウト編集や面付け処理を実行する。
このプリプレス部7では、ダイレクトメールの宛名印刷や顧客別のパンフレットといったようなワントゥーワンマーケティングを実現するために、プリプレスサーバ7−4や別サーバに構築したデータベースと連携する。そして、同一ドキュメントを複数部印刷しながら、宛先や関連データを差し替えて印刷するバリアブル印刷システムを構築することも可能である。
印刷業界では、製版・印刷工程に入る前に、広告主にプレゼンテーションすることを目的としたカラーカンプ(Color Comprehensive Layout)と呼ばれる出力がある。最近ではパーソナルコンピュータを使って出版物を作成するDTP(DeskTop Publishing)で処理したデジタルカラー画像をカラーMFP等のカラープリンタやカラープロッタで出力したカラーのハードコピーが上述のカラーカンプに用いられる。また、印刷工程で画像の修正や合成などに使用するCEPS(Color Electronic Prepress System)で処理したデジタルカラー画像をカラーMFP等のカラープリンタやカラープロッタで出力する。そして、そのカラーのハードコピーが上述のカラーカンプに用いられている。
MFP等のプリンタを利用したPODでは、カンプに相当するレイアウト確認と簡易的な色味確認やプルーフに相当する詳細な色味確認を含めて、同じカラーMFP等のカラープリンタによりプルーフ出力することが可能である。あるいは白黒MFP等の白黒プリンタによりプルーフ出力することが可能である。
このプリプレス部7では、必要に応じてこのような最終成果物のレイアウトや色味を確認するために、MFP6−5等にプルーフ出力することも可能である。
プリプレス部7におけるこれらのプリプレスサーバ7−4、クライアントPC7−3,7−2、スキャナ7−5、MFP7−1は、ネットワークにより接続され、ジョブを転送したりしてプリプレス部で受信したジョブを処理して行く。あるいは、制御コマンドを発行したりして、プリプレス部で受信したジョブを処理していくことになる。
図4は、図1に示したデジタルプリント部6の構成の一例を示すブロック図である。
ここには、ネットワークに接続されたプリントサーバ、クライアントPC、カラーMFP及び白黒MFPのような画像形成装置がそれぞれ1つまたは複数個存在している。
図4において、プリントサーバ6−3は、2つの役割を持っている。1つ目はデジタルプリント部6の外部と情報の送受であり、入稿されるジョブの画像情報や設定情報などは、まずプリントサーバ6−3に入力され、そのジョブが終了するとステータスなどの情報を外部に知らせる役割を持っている。
もう1つはデジタルプリント部6内部の管理制御であり、外部から入力されたジョブ及び、デジタルプリント部6の内部で発生したジョブは、プリントサーバにて一元管理されている。そして、デジタルプリント部6の内部にある全てのデバイスと全てのジョブの状況が監視できると共に、ジョブの一時停止、設定変更、印刷再開あるいは、ジョブの複製、移動、削除などの制御が行えるようになっている。
クライアントPC6−1、6−2は、入力されたアプリケーションファイルの編集、印刷指示、あるいは、プリントレディファイルの投入の役割と、プリントサーバ6−3内で管理されているデバイスやジョブの監視や制御の補佐する役割を持っている。
カラーMFP6−5、6−6及び白黒MFP6−6、6−7は、スキャン、プリント、コピーなど様々な機能を有する画像形成装置である。そして、カラーMFP6−5、6−6と白黒MFP6−6、6−7とでスピードやコストなどが異なるため、それぞれの用途に応じて使い分ける必要がある。
図5は、図4に示したカラーMFP6−5、6−6の一例を示す断面図である。
図5に示すカラーMFP6−5、6−6は、スキャナ部51、レーザ露光部52、感光ドラム53、作像部54、定着部55、給紙/搬送部56、シート収納部57及び、これらを制御する不図示のプリンタ制御部から構成される。
スキャナ部51は、原稿台に置かれた原稿に対して、照明を当てて原稿画像を光学的に読み取り、その像を電気信号に変換して画像データを作成する工程の処理を行う。
レーザ露光部52は、前記画像データに応じて変調されたレーザ光などの光線を等角速度で回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)に入射させ、反射走査光として感光ドラムに照射する。
作像部54は、感光ドラムを回転駆動し、帯電器によって帯電させ、前記レーザ露光部によって感光ドラム53上に形成された潜像をトナーによって現像し、そのトナー像をシートに転写する。そして、その際に転写されずに感光ドラム53上に残った微小トナーを回収するといった一連の電子写真プロセスの現像ユニット(現像ステーション)を4連持つことで実現している。シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に並べられた4連の現像ユニットは、シアンステーションの作像開始から所定時間経過後に、マゼンタ、イエロー、ブラックの作像動作を順次実行していく。このタイミング制御によって、シート上に色ずれのない、フルカラートナー像が転写される。
定着部55は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、前記作像部によってトナー像が転写されたシート上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。
給紙/搬送部56は、シートカセットやペーパーデッキに代表されるシート収納部57を一つ以上持っており、プリンタ制御部の指示に応じてシート収納部57に収納された複数のシートの中から一枚分離し、作像部54・定着部55へ搬送する。
シートは搬送され、前述の現像ステーションによって、各色のトナー像が転写され、最終的にフルカラートナー像がシート上に形成される。また、シートの両面に画像形成する場合は、定着部55を通過したシートを再度作像部54へ搬送する搬送経路を通るように制御する。
プリンタ制御部は、カラーMFP6−5全体を制御するMFP制御部と通信して、その指示に応じて制御を実行する。また、前述のスキャナ、レーザ露光、作像、定着、給紙/搬送の各部の状態を管理しながら、全体が調和を保って円滑に動作できるよう指示を行う。
図6は、図5に示したカラーMFP6−5の操作部の概観を示す平面図である。
図6において、本操作部60は、キー入力部とタッチパネル部から成っている。
図7は、図5に示したカラーMFP6−5の制御構成を説明するブロック図である。なお、カラーMFP6−5以外の白黒MFP6−6、6−7等についても同等のハードウエア構成を備える。
図7において、入力画像処理部702は、紙原稿などをスキャナなどの画像読み取り装置で読み取り、読み取られた画像データを画像処理する。
NIC(Network Interface Card)部701Aは、ネットワークを利用して入力された画像データ(主に、PDLデータ)をRIP701Bに渡したり、MFP内部の画像データや装置情報をネットワーク経由で外部に送信したりする。RIP701Bは、入力されたPDL(Page Description Language)データを解読し、RIP(Raster Image Processor)展開する部分である。
次に、入力された画像データは、画像形成装置制御部707に送られる。画像形成装置制御部707は、入力されるデータや出力するデータを制御する交通整理の役割を果たしている。
また、画像形成装置制御部707に入力された画像データは、一旦メモリ部706に格納される。格納された画像データは、一時的に格納されたり、必要に応じて呼び出されたりする。
出力画像処理704は、プリントするための画像処理が施され、プリンタ部705に送られる。プリンタ部705では、シートを給紙し、出力画像処理部704で作られた画像データをそのシート上に順次印字していく。プリントアウトされたシートは後処理部へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
更に、操作部703は、上記の様々なフローや機能を選択したり操作指示したりするためのものであるが、操作部703の表示装置の高解像度化に伴い、メモリ部にある画像データをプレビューし、確認後OKならばプリントするといった使い方もできる。
このように、MFPには様々な機能と利用方法があり、以下にその例を示す。
複写機能は、入力画像処理部702→出力画像処理部704→プリンタ部705のデータ処理経路を経て、プリンタ部705から複写画像が出力される機能である。
ネットワークスキャン機能は、入力画像処理部702→NIC部701Aのデータ処理経路を経て、スキャンデータが指定された送り先に転送される機能である。
ネットワークプリント機能は、NIC部701A→RIP部701B→出力画像処理部704→プリンタ部705のデータ処理経路を経て、プリンタ部705から受信された印刷データが画像出力される機能である。
ボックススキャン機能機能は、入力画像処理部702→出力画像処理部704→メモリ部706のデータ処理経路を経て、スキャンデータがメモリ部706に確保されるボックス領域に蓄積される機能である。
ボックスプリント機能機能は、メモリ部706→プリンタ部705のデータ処理経路を経て、メモリ部706に蓄積されたスキャンデータがプリンタ部705から画像出力される機能である。
ボックス受信機能機能は、NIC部701A→RIP部701B→出力画像処理部704→メモリ部706のデータ処理経路を経て、受信された印刷データがメモリ部706に確保されるボックス領域に蓄積される機能である。
ボックス送信機能機能は、メモリ部706→NIC部701Aのデータ処理経路を経て、メモリ部706に蓄積されたデータが指定された送信先に送信される機能である。
プレビュー機能機能は、メモリ部706→操作部703のデータ処理経路を経て、メモリ部706に蓄積されたデータの一覧等が表示される機能である。
次に、図8を用いて、図1に示した各種のMFPのデータ処理構成について説明する。
図8は、図1に示した印刷システムにおけるMFPのデータ処理構成を説明するブロック図である。
なお、本実施形態において、MFPは、自装置内部に複数のジョブのデータを記憶可能なハードディスク等のメモリを具備している。そして、スキャナから出力されたジョブデータに対し該メモリを介してプリンタ部でプリント可能にするコピー機能を具備した画像形成装置である。また、コンピュータ等の外部装置から出力されたジョブデータに対し該メモリを介してプリント部でプリント可能にするプリント機能等の複数の機能を具備した画像形成装置である。
MFPには、フルカラー機器とモノクロ機器があり、色処理や内部データなどを除いて、基本的な部分において、フルカラー機器がモノクロ機器の構成を包含することが多い。そこで、ここではフルカラー機器を主に説明し、必要に応じて随時モノクロ機器の説明を加えることとする。
又、本システムの構成に関し、上記の如く、複数の機能を具備した複合機能型の画像形成装置を有する。さらに、プリント機能のみを具備した単一機能型の画像形成装置等のSFP(Single Function Peripheral:単一機能周辺機器)を具備する構成でも良い。あるいは、いずれか一方のタイプの画像形成装置のみを具備する構成でも良い。又、何れのタイプの画像形成装置であっても、複数台具備する構成でも良い。いずれにしても、本形態の制御が実現可能な構成であればよい。
図8に示すように、紙原稿などの画像を読み取り、読み取られた画像データを画像処理する入力画像処理部801と、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部812を備える。また、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Network Interface Card)部811を備える。さらに、外部装置と画像データなどの情報交換を行う専用インタフェース部810を備える。あるいは、USB(Universal Serial Bus)メモリ(リムーバブルメディアの一種)に代表されるUSB機器と画像データなどを送受するUSBインタフェース(USB I/F)部809とを備えている。
そして、MFPの制御部では、MFPの用途に応じて画像データを一時保存したり、経路を決定したりといった交通整理の役割を担っている。
次に、文書管理部807は、複数の画像データを格納可能なハードディスク等のメモリを具備している。そして、例えば、MFPが具備する制御部(例えばCPUなど)が主体となって、画像データの登録や読み出しを制御する。例えば入力画像処理部801からの画像データや、FAX部812を介して入力されたファクシミリジョブの画像データを該ハードディスクに複数格納可能に制御する。また、NIC部811を介して入力されたコンピュータ等の外部装置からの画像データを該ハードディスクに複数格納可能に制御する。また、専用I/F部やUSB I/F部809を介して入力された様々な画像データ等の複数種類の画像データを、該ハードディスクに複数格納可能に制御する。そして、該ハードディスクに格納された画像データを適宜読み出して、プリンタ部805等の出力部に転送して、該プリンタ部によるプリント処理等の出力処理を実行可能に制御する。
又、オペレータからの指示により、ハードディスクから読み出した画像データを、コンピュータや他のMFP等の外部装置に転送可能に制御する。
画像データを文書管理部807に記憶する際には、必要に応じて、画像データを圧縮して格納したり、逆に圧縮して格納された画像データを読み出す際に元の画像データに伸張して戻したりするなどの処理に対して圧縮伸張部808を介して行っている。
文書管理部807には、ネットワーク811から入力された印刷データや画像形成装置制御部813において生成した中間言語データやRIP部803においてラスタライズされたビットマップデータを格納することが可能である。
また、リソース管理部806は、フォント、カラープロファイル、ガンマテーブルなど共通に扱われる各種パラメータテーブルなどが格納されている。そして、必要に応じて呼び出すことができると共に、新しいパラメータテーブルを格納したり、修正して更新したりすることができる。
次に、画像形成装置制御部813では、PDLデータが入力された場合には、RIP部803でRIP(Raster Image Processor)処理を施す。また、プリントする画像に対して、必要に応じて出力画像処理部804でプリントのための画像処理を行ったりする。
更に、その際に作られる画像データの中間データやプリントレディデータ(プリントのためのビットマップデータやそれを圧縮したデータ)を必要に応じて、文書管理部807で再度格納することもできる。
なお、出力ジョブから生成されるデータを画像データ(ビットマップデータ)するか、中間データやディスプレイリストとして文書管理部807に登録するかは、後述する図18に示す制御手順を画像形成装置制御部813が制御している。
そして、画像形成を行うプリンタ部805に送られる。プリンタ部805でプリントアウトされたシートは後処理部へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
ここで、画像形成装置制御部813は円滑にジョブを流す役割を担っており、MFPの使い方に応じて、以下のようにパス切り替えが行われている。但し、中間データとして画像データを必要に応じて格納することは一般に知られているが、ここでは文書管理部807が始点、終点になる以外のアクセスは表記しない。また、必要に応じて利用される圧縮伸張部808と後処理部、あるいは、全体のコアとなる画像形成装置制御部813などの処理は省略して、おおよそのフローがわかるように示す。
複写機能とは、入力画像処理部801→出力画像処理部804→プリンタ部のデータ処理経路を介する処理機能である。
FAX送信機能とは、入力画像処理部801→FAX部812のデータ処理経路を介する処理機能である。
FAX受信機能とは、FAX部8112→出力画像処理部804→プリンタ部805のデータ処理経路を介する処理機能である。
ネットワークスキャンとは、入力画像処理部801→NIC部811のデータ処理経路を介する処理機能である。
ネットワークプリントとは、NIC部811→RIP部803→出力画像処理部804→プリンタ部805のデータ処理経路を介する処理機能である。
外部装置へのスキャンとは、入力画像処理部801→専用I/F部810のデータ処理経路を介する処理機能である。
外部装置からのプリントとは、専用I/F部810→出力画像処理部804→プリンタ部のデータ処理経路を介する処理機能である。
外部メモリへのスキャンとは、入力画像処理部801→USB I/F部809のデータ処理経路を介する処理機能である。
外部メモリからのプリントとは、USB I/F部809→RIP部803→出力画像処理部804→プリンタ部805のデータ処理経路を介する処理機能である。
ボックススキャン機能とは、入力画像処理部801→出力画像処理部804→文書管理部のデータ処理経路を介する処理機能である。
ボックスプリント機能とは、文書管理部807→プリンタ部805のデータ処理経路を介する処理機能である。
ボックス受信機能とは、NIC部811→RIP部803→出力画像処理部804→文書管理部807のデータ処理経路を介する処理機能である。
ボックス送信機能とは、文書管理部807→NIC部811のデータ処理経路を介する処理機能である。
プレビュー機能とは、文書管理部807→操作部802のデータ処理経路を介する処理機能である。
上記以外にも、E−mailサービスやWebサーバ機能を初めとして、様々な機能との組み合わせが考えられるが、ここでは割愛する。
また、ボックススキャン、ボックスプリント、ボックス受信、あるいは、ボックス送信とは、文書管理部807を利用したデータの書き込みや読み出しを伴うMFPの処理機能である。また、ジョブ毎やユーザ毎に文書管理部807内のメモリを分割して一次的にデータを保存して、ユーザIDやパスワードを組み合わせてデータの入出力を行う機能である。
更に、操作部802は、上記の様々なフローや機能を選択したり操作指示したりするためのものであるが、操作部802の表示装置の高解像度化に伴い、文書管理部807にある画像データをプレビューし、確認後OKならばプリントするといったこともできる。
図9は、本発明に係る印刷システムにおけるクライアントPC上で動作するプリンタドライバのページ設定処理に関連したプロパティ設定画面構成の一例を示す図である。
図9において、プリンタドライバのプロパティ設定画面1は、プリンタドライバの設定画面のプロパティボタンを押下したときのデフォルト画面として表示される画面である。また、プリンタドライバのプロパティ設定画面1は、プリンタドライバのプロパティ設定画面の「ページ設定」タブTAB1を選択することにより表示される画面である。
「お気に入り」プルダウンリストボックスB1では、予め決められたページ設定モードの中から最適なページ設定を選択する。その左に位置する2つのボタンにより、お気に入りの選択項目を追加したり編集したりすることができる。
また、「設定確認」ボタンB1を押下することにより、プロパティ設定画面で設定した内容を一覧表示することができ、プロパティ設定画面で設定した内容は、その上に表示されているページイメージに反映される。
「出力方法」プルダウンリストボックスBOX2では、MFP等のプリントデバイスに通常印刷あるいはセキュア印刷をする出力方法を指定する。また、「出力方法」プルダウンリストボックスBOX2では、プリントデバイスのハードディスクに保存する出力方法を指定する。さらに、また、「出力方法」プルダウンリストボックスBOX2では、プリントデバイスで編集とプレビューを実行するのかといったような出力方法を指定する。
「原稿サイズ」プルダウンリストボックスBOX3,「出力用紙サイズ」プルダウンリストボックスBOX4では、印刷対象となる原稿サイズとプリントデバイスの出力用紙サイズを選択する。
「部数」スピンボックスBOX5では、印刷したい部数を入力し、「印刷の向き」ラジオボタンでは、「縦」,「横」といったようなプリントデバイスの出力用紙の向きを選択する。
「ページレイアウト」プルダウンリストボックスBOX6では、N−up印刷(1つの印刷面に複数ページをレイアウトする印刷)を指定する。そして、「倍率を指定する」チェックボックスを選択状態にした場合は、「倍率」スピンボックスに拡大/縮小の倍率を%単位で入力する。
「スタンプ」チェックボックスCB1を選択状態にした場合は、プルダウンリストボックスBOX7で予め決められたスタンプの種類を選択する。「スタンプ編集」ボタンB2を押下することにより、スタンプの種類を追加したり編集したりすることができる。
「ユーザ定義用紙」ボタンB3を押下することにより、ユーザ定義用紙を定義したり、「ページオプション」ボタンB4を押下することにより、さらに詳細なページオプションを設定したりすることができる。
また、「標準に戻す」ボタンB5を押下することにより、これらの設定をデフォルトに戻すことができる。
作業者がプリンタドライバのプロパティ設定画面の設定を終了したならば、「OK」ボタンB6を押下することにより、これらの印刷属性を実際の印刷に反映することができる。プロパティ設定画面の設定を止める場合は、「キャンセル」ボタンB7を押下すればよい。「ヘルプ」ボタンB8は、プロパティ設定画面のヘルプ画面を表示するものである。
図10は、本発明に係る印刷システムにおけるクライアントPC上で動作するプリンタドライバの仕上げ処理に関連したプロパティ設定画面構成の一例を示す図である。
本プリンタドライバのプロパティ設定画面は、プリンタドライバのプロパティ設定画面の「仕上げ」タブを選択することにより表示される画面である。
図10において、「お気に入り」プルダウンリストボックスBOX11では、予め決められたページ設定モードの中から最適なページ設定を選択する。その左に位置する2つのボタンにより、お気に入りの選択項目を追加したり編集したりすることができる。
また、「設定確認」ボタンB11を押下することにより、プロパティ設定画面で設定した内容を一覧表示することができ、プロパティ設定画面で設定した内容は、その上に表示されているページイメージに反映される。
「出力方法」プルダウンリストボックスBOX12では、MFP等のプリントデバイスに通常印刷あるいはセキュア印刷をする出力方法を指定する。また、プリントデバイスのハードディスクに保存するのか、プリントデバイスで編集とプレビューを実行するのかといったような出力方法を指定する。
「印刷方法」プルダウンリストボックスBOX13では、「片面印刷」,「両面印刷」,「製本印刷」といったような印刷方法を選択する。
サイズや向きが異なる用紙を組み合わせる場合は、「サイズや向きが異なる用紙を組み合わせる」チェックボックスCB11を選択状態にして、用紙の組み合わせや揃え方やとじしろの幅を指定する。
「印刷方法」プルダウンリストボックスBOX13で「製本印刷」を選択した場合、「製本詳細」ボタンを押下して、製本印刷の方法やページの開き方向や製本とじしろの幅を指定する。
「印刷方法」プルダウンリストボックスBOXで「片面印刷」,「両面印刷」のいずれかを選択し、かつ「サイズや向きが異なる用紙を組み合わせる」チェックボックスを選択しなかった場合は以下の指定を行う。この場合は、「とじ方向」プルダウンリストボックスBOX13で、「長辺とじ(左)」,「長辺とじ(右)」,「短辺とじ(上)」,「短辺とじ(下)」といったようなとじ方向を選択する。そして、さらに「とじしろ」ボタンB12を押下して、とじしろの幅を指定する。
「排紙方法」プルダウンリストボックスBOX14では、「ソート」,「グループ」,「ステープル」といったような排紙方法を選択する。さらに「シフト」,「回転」,「パンチ穴」,「Z折り」チェックボックスにより、それぞれの仕上げ方法を指定する。さらに、強制的に排紙先を固定する場合は、「強制的に排紙先を固定する」チェックボックスCB12を選択状態にする。
「排紙方法」プルダウンリストボックスBOX14で「ステープル」を選択した場合、「ステープル位置指定」ボタンB13を押下して、ステープル位置を指定する。
「仕上げ詳細」ボタンB14を押下することにより、さらに詳細な仕上げ方法を設定することができる。また、「標準に戻す」ボタンB15を押下することにより、これらの設定をデフォルトに戻すことができる。
作業者がプリンタドライバのプロパティ設定画面の設定を終了したならば、「OK」ボタンB16を押下することにより、これらの印刷属性を実際の印刷に反映することができる。
プロパティ設定画面の設定を止める場合は、「キャンセル」ボタンB17を押下すればよい。「ヘルプ」ボタンB18は、プロパティ設定画面のヘルプ画面を表示するものである。
図11は、図1に示した工程管理部4における受注サーバ4−3やMISサーバ4−3において、作業者が受発注オーダーを管理するための管理画面構成の一例を示す図である。
図11において、受発注管理アプリケーションの設定画面の上側には、「ファイル」,「編集」,「表示」,「オーダー」,「ツール」,「ヘルプ」といったようなメニューM〜M6が配置され、受発注管理アプリケーションにおける各種処理を実行する。
「表示オーダー」プルダウンリストボックスBOX21では、表示したいオーダーの種類(状態)を選択する。そして、「作業担当者」プルダウンリストボックスBOX22では、表示したいオーダーの作業担当者を選択することにより、その下に該当するオーダー一覧が表示される。
「ログインユーザ」には、受発注管理アプリケーションへのログイン名により識別された作業者の氏名が表示される。
オーダー一覧110には、「オーダー名」,「オーダーID」,「作業担当者」,「ステータス」,「納品予定日」,「注文日」,「納品希望日」といったオーダー情報が一覧で表示され、各オーダーを構成するサブオーダーがツリー表現で表示される。
オーダー一覧110よりオーダーを選択することにより、「基本情報」タブTAB111と「本文」タブTAB112において、該当するオーダーのさらに詳細な情報を表示することができる。
「本文」タブTAB112の上部には、ファイルを編集するための「ファイル編集」ボタンB21、ファイルを他のフォーマットに変換するため「ファイル変換」ボタンB22が配置されている。また、ファイルを印刷するため「ファイル印刷」ボタンB22、ファイルを新たに取り込むため「ファイル取込」ボタンB23、ファイルを削除するため「ファイル削除」ボタンB25が配置されている。
さらに、「入稿ファイル名」,「ページ数」,「使用ページ」,「OS」,「作成アプリケーション」といったような該当するオーダーを構成するファイルの情報が一覧で表示される。
「印刷体裁情報」には、「カラーモード」,「仕上がりサイズ」,「出力用紙の向き」,「原稿の調整」といったような該当するオーダーの印刷体裁情報が表示される。
「作業進捗」には、「内容確認済み」,「編集済み」,「印刷済み」,「製本済み」,「完了」といったような作業の進捗状況が表示される。
「メモ」エディットボックスBOX23には、作業担当者が記した該当するオーダーに関するメモ書きが表示される。
図12は、図2に示したMISサーバ4−4、ジョブチケットにより実現されるワークフロー構成の一例を示す図である。
図2に示したMISサーバ4−4は、受注から納品までのシステム全体のワークフローを管理すると共に、様々な経営情報や販売情報を統括的に管理するシステムである。そして、ワークフローにおける作業指示が記述されたジョブチケットに相当するJDFデータを作成するためのJDF作成アプリケーションにより構成されている。
プリントサーバ6−3は、デジタルプリント部6に投入されるジョブを受信すると共に、デジタルプリント部全体を管理制御するためのサーバである。そして、JDFデータを解釈するためのJDFパーサ、PDF/PS等の各種PDLデータを処理するためのPDLコントローラ、MFP等のプリンタエンジンと接続するためのプリンタインタフェースにより構成される。
ポストプレスサーバ5Aは、ポストプレス部5に投入されるジョブを受信すると共に、ポストプレス部全体を統括管理するためのサーバである。そして、JDFデータを解釈するためのJDFパーサ、フィニッシャ−Aとフィニッシャ−Bと接続するためのフィニッシャ−Aインターフェースとフィニッシャ−Bインターフェースにより構成される。
ジョブチケットによるワークフローは、以下のように実現される。
MISサーバ6−3に受注ジョブが投入されると、作業者は、MISサーバ6−3にインストールされているJDF(Job Definition Format)作成アプリケーションを実行する。これにより、ワークフローにおける作業指示が記述されたジョブチケットに相当するJDFデータを作成する。
作成されたJDFデータがプリントサーバ6−3に渡されると、プリントサーバ6−3におけるJDFパーサ121がJDFデータを解釈して、デジタルプリント部6に対するジョブを実行する。例えばJDFデータには、出力用紙サイズや両面片面印刷やN−up等の属性が指定されている。そこで、JDFデータの内容に従って、PDLコントローラ122によりJDFデータにより参照されるPDF/PS等のPDLデータを処理するとともに、プリンタインタフェース123を介してMFP6−6に対して印刷を実行する。
また、作成されたJDFデータがポストプレスサーバ5Aに渡されると、ポストプレスサーバ5AにおけるJDFパーサ131がJDFデータを解釈して、ポストプレス部5に対するジョブを実行する。例えばJDFデータには、くるみ製本や中綴じ製本や断裁等の属性が指定されている。そして、JDFデータの内容に従って、フィニッシャ−Aインターフェース132とフィニッシャ−Bインターフェース133を介してフィニッシャ134とフィニッシャ135に対して後処理を実行する。
なお、図4に示したようにデジタルプリント部6は、カラーMFP6−5、6−6及び白黒MFP6−6、6−7等の画像形成装置を備える。
そして、各カラーMFP6−5、6−6及び白黒MFP6−6、6−7には、図8に示したように文書管理部807等を備えている。この文書管理部807は、図1に示したようにエンドユーザ環境1、2にから発注された出力ジョブを異なる属性のフォーマットで出力ジョブを保存する。そして、図1に示した工程管理部4が出力ジョブを受信した場合に、その出力ジョブが再出力ジョブであるかどうかを判別する。具体的には、JDFデータ中に付加されているジョブ出力を依頼している依頼者の要求意図を示す情報と、その保存された出力ジョブに保存されている同様の情報とが一致するかどうかを判別する。この場合、図1に示した工程管理部4からの要求に応じて、登録された出力ジョブに付加されている依頼者の要求意図を示す情報を工程管理部4に通知する。
また、上記画像形成装置は、図1に示した工程管理部4の情報処理装置と所定のプロトコルで通信可能に構成されている。そして、情報処理装置との通信により受信する所定の付加情報を伴うジョブ情報を処理する。
また、画像形成装置は、上記ジョブ情報を解析して属性の異なるフォーマットに従うジョブデータ(ビットマップ、PDLデータ、ディスプレイリスト等)を生成するジョブ処理機能を有する。
また、ジョブ処理機能により生成されたいずれかのフォーマットのジョブデータを記憶する図8に示したような文書管理部807を備えている。
そして、画像形成装置制御部813が、図14に示す制御手順に基づいて、登録すべきフォーマットを決定する。具体的には、工程管理部4,プリンタプレス部7等から取得されるジョブ情報に付加されている所定の付加情報を所定の評価指標に基づいて各属性別に評価して文書管理部807に登録すべきフォーマットを決定する。なお、評価指数は、例えば図17に示すようなジョブ出力依頼者の意図を示す指標と各フォーマット別の対応テーブル等をあらかじめ記憶している。そこで、図14に示す処理において、画像形成装置制御部813が、図17に示すような対応テーブルを参照して、出力ジョブに付加されている付加情報を評価することで決定する。
そして、画像形成装置制御部813は、決定されたフォーマットに従うジョブデータに所定の付加情報が付加された再出力画像情報として文書管理部807に登録する登録機能を担っている。
なお、所定の付加情報は、ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報を含んでいる。
また、工程管理部4の情報処理装置から問い合わせに応じて、画像形成装置制御部813に設定されている所定の付加情報を通知する通知機能を備えている。
また、上記登録機能は、図14に示すように、決定されたフォーマットに基づいて不要な属性のジョブデータと該ジョブデータに対応付けられている前記ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報を合わせて削除する。
さらに、所定の付加情報に画像出力すべきファイルのアドレス情報を含む場合、該アドレス情報に基づいて画像出力すべきファイルを取得する取得機能を有する。
また、操作部802等により所定の付加情報に画像出力すべきファイルのアドレス情報を含む場合、該アドレス情報を変更することが可能に構成されている。
図13は、図12に示したワークフローにおいてジョブチケットとして用いられているJDFデータの概要を示す図である。
図13において、JDF1301は、工程管理部4において受注されたジョブの情報を示すJDFデータであり、顧客等からのジョブを受注した際にMISサーバ4−4等に入力される。また、JDF1301は、MISサーバ4−4がJDF作成アプリを実行することで生成される場合もある。
なお、JDF1301は、ジョブ情報部1301−1、Intent情報部1301−2、コンテンツデータ指示部1301−3、変換履歴1301−4から構成されている例である。また、ここで、Intent情報部1301−2とは、プリンタエンジンで画像形成される場合に直接的に関与する情報(例えば印刷要求されているテキスト、画像、図形等のオブジェクト)とは異なる。例えば、印刷ジョブの画像形成処理に直接的に関与するのではなく、間接的に関与する情報、例えば顧客情報、印刷体裁情報、消費材料情報に対応する。いわばジョブ依頼者の意図(Intent)のような印刷設定値以外の付加的な情報である。なお、Intent情報の詳細例を図15に示す。
JDF1302は、MISサーバ4−4等に投入されたJDF1301に基づいてMFP等の画像形成装置を制御するためのコマンドを付加したJDFデータであり、印刷要求が発生した際にMISサーバ4−4等からデジタルプリント部6へ送信される。
なお、JDF1302は、ジョブ情報部1302−1、Intent情報部1302−1、コンテンツデータ指示部1302−3、プロセス情報部1302−4、変換履歴1302−5から構成されている例である。
また、JDF1301と、JDF1302との違いは、JDF1302には、プロセス情報部1302−4が生成されている点である。
図14は、本発明における画像形成装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S1401〜S1421は各ステップを示す。各ステップは、画像形成装置制御部813がメモリから制御プログラムをロードして実行することにより実現される。
画像形成装置は、電源が投入されると、S1401において、外部機器からのデータ入力待ち状態へ移行する。
S1401において、データが入力されたと判断された場合はS1402へ移行する。ここで入力されるデータは画像データを含むPDLデータと、図13に示したJDFデータ1302である。
そして、S1402では、入力されたPDLデータを記憶装置に記憶させる処理を行う。
S1403では、S1401において受信した印刷データの解析処理を行いディスプレイリスト(中間言語データ)を生成する。S1404では、S1403で生成されたディスプレイリストを記憶装置に記憶する処理を行う。S1405では、S1403で生成されたディスプレイリストのレンダリング処理を行い、ビットマップデータを生成する。
S1406では、S1405で生成されたビットマップデータを記憶装置に記憶する処理を行う。S1407では、ビットマップデータからプリントエンジンに出力するためのデータを生成してプリント処理を行う。
S1408では、S1407で生成されたプリントエンジンに出力するデータを記憶装置に記憶する処理を行う。
これにより、受信したデータに対して異なるデータフォーマットに基づく印刷情報が生成されて、記憶装置として、例えば図7に示す例ではメモリ部707にそれぞれの印刷情報が記憶される。本実施形態では、PDLデータ、ディスプレイリスト、ビットマップの3態様を示す。
S1409では、JDFデータ1302に含まれるIntent情報部1302−2のIntent情報から再印刷時に有効となるデータフォーマットの推測を行う。
データフォーマットの推測方法の例を以下に示す。
図15は、本発明における画像形成装置におけるフォーマット決定評価情報の一例を示す図である。
画像形成装置の記憶装置に記憶させるための出力データのデータフォーマットを選択する際に必要な情報を記憶しておく。具体的には、あらかじめ図15に示すような、JDF1302のIntent情部1302−1報の各項目に対して、各データフォーマットが再印刷の際にどの程度有効となるのかの程度を示す数値を定義して記憶装置に記憶しておく。そして、画像形成装置に入力されたJDF1302に含まれるIntent情報部1302−2と照合して該当する数値の総和より該ジョブを再印刷した場合の有効性を示す指標を算出する。
例えば、図16で示されるJDF1600が画像形成装置に入力された場合、図17に示されるようなデータフォーマットの有効性の程度を示す指標が画像形成制御部707で導出される。
図16は、図1に示した工程管理部4から受信するJDFの構成を説明する図である。
なお、画像形成装置の記憶装置にデータを記憶するか否かを示すための閾値をあらかじめ設けておき、それぞれの閾値を超えるデータフォーマットを画像形成装置の記憶装置に記憶するデータフォーマットとして選択する。
本実施形態では、各データフォーマットの指標を算出した後、あらかじめ定められている閾値との比較を行う(S1410、S1412、S1414、S1416)。そして、その比較結果に基づいて従って各データフォーマットに対して設定されているデータを削除するか否かを示すフラグF1〜F4を操作する(S1411、S1413、S1415、S1417)。
そして、全てのデータフォーマットに対してフラグの操作が完了したかどうか、すなわち、閾値を超えるデータフォーマットが存在するか否かを判断する(S1418)。そして、閾値を超えるデータフォーマットが存在すると判断した場合は、S1420で各データフォーマットに設定されているフラグ情報に従ってデータフォーマットの削除処理を行う。
なお、S418で、閾値を超えるデータフォーマットが存在しなかったと判断した場合は、S1419において、画像形成装置にあらかじめ設定されている方法により削除するデータフォーマットを決定する。
最後に、S1421において、JDF1302のコンテンツデータ指示部1302−3に、画像形成装置の記憶装置に記憶されているデータのファイルのアドレスを挿入記述することで、JDF1302を更新して、処理を終了する。
次に、図18に示す制御手順に基づいて、工程管理部4においてMISや受注管理ソフト等のアプリケーションが動作するクライアントPCにおける処理手順を説明する。
図18は、本発明に係る情報処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、図2に示したクライアントPC4−1におけるジョブ処理手順に対応する。なお、S1501〜S1508は各ステップを示す。なお、各ステップは、クライアントPCのCPUが制御プログラムをRAM等にロードして実行することで実現される。
S1501では、顧客または操作者からのジョブ受信待ち状態である。そして、S1501において、ジョブが入力されたと判断された場合はS1502に移行する。
また、S1502では、S1501で受信したJDFに含まれるジョブIDと同等のジョブIDを持つJDFの送信を画像形成装置へ要求する。
S1503では、画像形成装置にS1502で要求したJDFが存在するか否かの判断を画像形成装置からの応答に基づいて行う。
S1503において、画像形成装置にS1502で要求したJDFが存在しないと判断された場合はS1508へ移行する。そして、S1508では、S1501で受信したJDFから画像形成装置を制御するための設定値を含むJDF(例えば図13に示すJDF1302)を生成して、S1507へ移行する。
そして、S1507では、S1508で生成されたJDFを画像形成装置へ送信して処理を終了する。
一方、S1503において、画像形成装置にS1502で要求したJDFが存在すると判断された場合は、S1504へ移行する。そして、S1504では、S1501で受信したJDFのIntent情報部とS1502において画像形成装置へ要求したJDFのIntent情報部の照合処理を行。そして、S1501で受信したジョブと画像形成装置に記憶されているジョブが同一のジョブであるか否かの判断を行う。
ここで、S1504において、S1501で受信したジョブと画像形成装置に記憶されているジョブが同一のジョブでないと判断された場合は、S1508へ移行する。
一方、S1505において、S1501で受信したジョブと画像形成装置に記憶されているジョブが同一のジョブであると判断された場合は、S1506へ移行する。
そして、S1506では、図19に示されるような画像形成装置の記憶装置に記憶されているジョブによる印刷指示を含むJDF2001を生成する。
図19は、本発明に係る画像形成装置の記憶装置に記憶されているジョブによる印刷指示を含むJDFの一例を示す図である。
そして、S1507では、S1506で生成されたJDFを画像形成装置に送信して、本処理を終了する。
図20は、本発明における画像形成装置装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、画像形成装置が図18に示したS1508で生成されたJDFを受信した際の印刷処理である。なお、S1601〜S1603は各ステップを示す。各ステップは、画像形成装置制御部813がメモリから制御プログラムをロードして実行することにより実現される。
画像形成装置は、電源が投入されると、S1601のデータ受信待ち状態に移行する。そして、S1601においてデータが入力されたと判断された場合は、S1602へ移行する。
S1602 では、S1601において受信したデータが画像形成装置の記憶装置に記憶されている印刷データを使用した再印刷を指示するデータか否かの判断を行う。ここで、S1601で受信したデータが画像形成装置の記憶装置に記憶されている印刷データを使用した再印刷を指示するデータでないと判断された場合は、図14のS1402へ移行する。
一方、S1602において、S1601で受信したデータが画像形成装置の記憶装置に記憶されている印刷データを使用した再印刷を指示するデータであると判断された場合は、S1603へ移行する。そして、S1603では、画像形成装置の記憶装置に記憶されている印刷データを使用して印刷処理を実行して、本処理を終了する。
本実施形態によれば、画像出力を行った画像データを記憶装置に格納する際に、再画像形成出力が指示された場合に適用できる最適なデータフォーマットを自動的に評価した指数に基づいて選択されて記憶することが可能となる。また、無駄なデータフォーマットによる画像データの記憶処理を行わないようにして、画像形成装置(MFP、プリンタ装置)が備える記憶装置に記憶させるデータ容量を削減することが可能となる。
なお、上記実施形態では、ジョブ情報を記憶するデバイスとして、MFP等の画像形成装置の例を示したが、印刷装置であっても本発明を適用可能である。
さらに、ジョブ依頼者の画像出力意図を反映する情報は、登録する画像データと対として記憶させてもいいし、該画像データに対応づけて独立したファイルとして記憶させて、それぞれがリンクするようなデータ形式で記憶されていてもよい。
〔第2実施形態〕
以下、図21、図22に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
以下、図21、図22に示すメモリマップを参照して本発明に係る印刷システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図21は、本発明に係る画像形成装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
図22は、本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図14,図18,図19に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
1、2 エンドユーザ環境
3 PODサイト環境
4 工程管理部
5 ポストプレス部
6 デジタルプリント部
7 プリプレス部7
3 PODサイト環境
4 工程管理部
5 ポストプレス部
6 デジタルプリント部
7 プリプレス部7
Claims (25)
- ジョブ情報の出力依頼に応じて、画像形成装置へ出力ジョブを送信する情報処理装置であって、
前記ジョブ情報を解析して前記画像形成装置に対する画像処理要求を指示する印刷データを含む出力ジョブを作成する第1の作成手段と、
前記画像形成装置に登録されている出力ジョブを再出力させる指示を含み、印刷データを含まない再出力ジョブを作成する第2の作成手段と、
前記画像形成装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている印刷属性を示す登録済みの付加情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された登録済みの付加情報と、出力依頼されたジョブ情報に付加されている印刷属性を示す付加情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段により付加情報が一致する場合は、前記第2の作成手段により作成される前記再出力ジョブを前記画像形成装置に送信し、前記照合手段により付加情報が一致しない場合は、前記第1の作成手段により作成される前記出力ジョブを前記画像形成装置に送信させるジョブ出力制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記付加情報は、ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記画像形成装置に対する画像処理要求を指示する出力ジョブを受信する受信手段を有し、
前記照合手段は、前記出力ジョブの受信時に、前記受信された出力ジョブの付加情報と前記画像形成装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている付加情報とが同一か否かを照合することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記第1の作成手段は、出力ジョブに出力すべきファイルの所在を示すアドレスを挿入可能とすることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 情報処理装置との通信により受信する印刷属性を示す付加情報を伴うジョブ情報を処理する画像形成装置であって、
前記ジョブ情報を解析して属性の異なるフォーマットに従うジョブデータを生成するジョブ処理手段と、
前記ジョブ処理手段により生成されたいずれかのフォーマットのジョブデータを記憶する記憶手段と、
前記ジョブ情報に付加されている前記付加情報を、予め決められている評価指標に基づいて各属性別に評価して前記記憶手段に登録すべきフォーマットを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定されたフォーマットに従うジョブデータに前記付加情報が付加された再出力画像情報として前記記憶手段に登録する登録手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記付加情報は、ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報を含むことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記情報処理装置から問い合わせに応じて、前記記憶手段に設定されている前記付加情報を通知する通知手段を有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記登録手段は、前記決定手段により決定されたフォーマットに基づいて不要な属性のジョブデータと該ジョブデータに対応付けられている前記ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報を合わせて削除することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記付加情報に画像出力すべきファイルのアドレス情報を含む場合、該アドレス情報に基づいて画像出力すべきファイルを取得する取得手段を有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記付加情報に画像出力すべきファイルのアドレス情報を含む場合、該アドレス情報を変更する変更手段を有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置から取得する出力ジョブに付加されている付加情報中の前記ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報と前記記憶手段に登録されている出力ジョブに対応づけられている前記ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報との一致状態から再出力プロセス指示か否かを判断する再出力判断手段と、
前記再出力判断手段により再出力プロセス指示であると判断した場合、前記記憶手段に登録された再出力画像情報を読み出して画像出力させ、前記再出力判断手段により再出力プロセス指示でないと判断した場合、取得される出力ジョブのジョブ処理を前記ジョブ処理手段に指示させるジョブ制御手段と、
を有することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。 - ジョブ情報の出力依頼に応じて、画像形成装置へ出力ジョブを送信する情報処理装置と、画像処理装置とが通信してジョブ情報を処理する画像形成システムであって、
前記情報処理装置は、
前記ジョブ情報を解析して前記画像形成装置に対する画像処理要求を指示する印刷データを含む出力ジョブを作成する第1の作成手段と、
前記画像形成装置に登録されている出力ジョブを再出力させる指示を含み、印刷データを含まない再出力ジョブを作成する第2の作成手段と、
前記画像形成装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている印刷属性を示す登録済みの付加情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された登録済みの付加情報と、出力依頼されたジョブ情報に付加されている前記印刷属性を示す付加情報とを照合する照合手段と、
前記照合手段により付加情報が一致する場合は、前記第2の作成手段により作成される前記再出力ジョブを前記画像形成装置に送信し、前記照合手段により付加情報が一致しない場合は、前記第1の作成手段により作成される前記出力ジョブを前記画像形成装置に送信させるジョブ出力制御手段とを有し、
前記画像形成装置は、
前記ジョブ情報を解析して属性の異なるフォーマットに従うジョブデータを生成するジョブ処理手段と、
前記ジョブ処理手段により生成されたいずれかのフォーマットのジョブデータを記憶する記憶手段と、
前記ジョブ情報に付加されている前記付加情報を、予め決められている評価指標に基づいて各属性別に評価して前記記憶手段に登録すべきフォーマットを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定されたフォーマットに従うジョブデータに前記情報が付加された再出力画像情報として前記記憶手段に登録する登録手段とを有することを特徴とする画像形成システム。 - ジョブ情報の出力依頼に応じて、画像形成装置へ出力ジョブを送信する情報処理装置におけるジョブ処理方法であって、
前記ジョブ情報を解析して前記画像形成装置に対する画像処理要求を指示する印刷データを含む出力ジョブを作成する第1の作成ステップと、
前記画像形成装置に登録されている出力ジョブを再出力させる指示を含み、印刷データを含まない再出力ジョブを作成する第2の作成ステップと、
前記画像形成装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている印刷属性を示す登録済みの付加情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップにより取得された登録済みの付加情報と、出力依頼されたジョブ情報に付加されている印刷属性を示す付加情報とを照合する照合ステップと、
前記照合ステップにより付加情報が一致する場合は、前記第2の作成ステップにより作成される前記再出力ジョブを前記画像形成装置に送信し、前記照合ステップにより付加情報が一致しない場合は、前記第1の作成ステップにより作成される前記出力ジョブを前記画像形成装置に送信させるジョブ出力制御ステップと、
を有することを特徴とするジョブ処理方法。 - 前記付加情報は、ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報を含むことを特徴とする請求項13記載のジョブ処理方法。
- 前記画像形成装置に対する画像処理要求を指示する出力ジョブを受信する受信ステップを有し、
前記照合ステップは、前記出力ジョブの受信時に、前記受信された出力ジョブの付加情報と前記画像形成装置に登録されている出力ジョブ情報に設定されている付加情報とが同一か否かを照合することを特徴とする請求項13記載のジョブ処理方法。 - 前記第1の作成ステップは、出力ジョブに出力すべきファイルの所在を示すアドレスを挿入可能とすることを特徴とする請求項13記載のジョブ処理方法。
- 情報処理装置との通信により受信する印刷属性を示す付加情報を伴うジョブ情報を処理する画像形成装置におけるジョブ処理方法であって、
前記ジョブ情報を解析して属性の異なるフォーマットに従うジョブデータを生成するジョブ処理ステップと、
前記ジョブ情報に付加されている前記付加情報を、予め決められている評価指標に基づいて各属性別に評価して前記記憶手段に登録すべきフォーマットを決定する決定ステップと、
前記決定ステップにより決定されたフォーマットに従うジョブデータに前記付加情報が付加された再出力画像情報として記憶手段に登録する登録ステップと、
を有することを特徴とするジョブ処理方法。 - 前記付加情報は、ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報を含むことを特徴とする請求項17記載のジョブ処理方法。
- 前記情報処理装置から問い合わせに応じて、前記記憶手段に設定されている前記付加情報を通知する通知ステップを有することを特徴とする請求項17記載のジョブ処理方法。
- 前記登録ステップは、前記決定ステップにより決定されたフォーマットに基づいて不要な属性のジョブデータと該ジョブデータに対応付けられている前記ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報を合わせて削除することを特徴とする請求項17記載のジョブ処理方法。
- 前記付加情報に画像出力すべきファイルのアドレス情報を含む場合、該アドレス情報に基づいて画像出力すべきファイルを取得する取得ステップを有することを特徴とする請求項17記載のジョブ処理方法。
- 前記付加情報に画像出力すべきファイルのアドレス情報を含む場合、該アドレス情報を変更する変更ステップを有することを特徴とする請求項17記載のジョブ処理方法。
- 前記画像形成装置から取得する出力ジョブに付加されている付加情報中の前記ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報と前記記憶手段に登録されている出力ジョブに対応づけられている前記ジョブ依頼者によって設定された画像出力意図を示す情報との一致状態から再出力プロセス指示か否かを判断する再出力判断ステップと、
前記再出力判断ステップにより再出力プロセス指示であると判断した場合、前記記憶手段に登録された再出力画像情報を読み出して画像出力させ、前記再出力判断ステップにより再出力プロセス指示でないと判断した場合、取得される出力ジョブのジョブ処理を前記ジョブ処理手段に指示させるジョブ制御ステップと、
を有することを特徴とする請求項17記載のジョブ処理方法。 - 請求項15〜22のいずれかに記載のジョブ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項15〜22のいずれかに記載のジョブ処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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