JP2005148994A - 画像処理システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents

画像処理システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ネットワークのサービスプロバイダで実行可能な処理機能をあたかも画像処理装置の機能表示と同等に表示することである。
【解決手段】 インターネットINTに接続されたMFP102と所定の画像処理サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、MFP102のコントローラが複数のサービスプロバイダから提供可能な画像処理機能情報を取得し、該取得される画像処理機能情報に基づく第1の画像処理機能と前記画像処理装置で実行可能な第2の画像処理機能とをMFP102上の同一操作画面上に択一的に表示させる構成を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザ環境における画像処理装置と、プリントを始めとする各種サービスの提供を行うプロバイダ環境とが、インターネットで接続された画像処理システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
一般のオフィス環境では、ユーザは自分の持っている画像処理装置(あるいは、MFP)やそれに付随したソフトウエア、ハードウェアなどしか利用できず、その画像処理装置(あるいは、MFP)やそのソフトウエア、ハードウェアが有する機能の範囲でしか要求を満たすことができなかった。
特開2002−8278号公報
しかしながら、昨今プリント・オン・ディマンド(POD)と呼ばれる大量部数や大量ジョブを扱う市場では、印刷に変わって、デジタルプリンタを利用してプリント処理されるケースが増えており、従来の印刷業界に比べてデジタル化が融合し、コンピュータを利用した管理、制御が浸透してきており、コンピュータを利用してある程度、印刷業界のレベルに近づこうとしている。
また、フルフィルメント(Fulfillment)と呼ばれるサービスがあり、通信販売などのデータベース・マーケティングにおける商品の受発注から、梱包、配送、アフターサービス、在庫管理、入金管理までのすべての業務を一括して代行するサービスである。
さらに、管理情報システム(MIS=Management Information System)と呼ばれる集中的管理システムでは、生産関連データの収集、加工、報告を通して経営計画と管理業務を支援し、情報を蓄積して、必要なとき、必要な部署に提供することができるという概念である。そして、この管理情報システムは、CIP4(International Cooperation For Integration of Processes in Prepress、 Press and Postpress:製版、印刷、後加工の工程・処理統合のための共同組織)と呼ばれる組織の活動で定義されたコミュニケーションの手段として、JDF(Job Definition Format)と呼ばれるフォーマットを利用して、前述のフルフィルメントのサービスをサポートしている。
また、一方では、インターネットもブロードバンド化の時代を迎え、ASP(Application Service Provider)市場と呼ばれるサービスが台頭してきており、上述のPOD市場との連携したサービスを考える時期に来ている。
ところが、消費者環境としては、特に中小企業のような規模の小さいオフィスでは、まだまだ多機能のMFPを購入できるまでには至っておらず、製本された冊子、面付けされた印刷、短期での大量部数のプリント、あるいは、ダイレクトメールの作成といった欲求があったとしても、現実問題としては、印刷発注といった行為にはなかなか敷居が高くて踏み出せないでいるケースが多い。
また、ウエブブラウザを利用した電子店舗が蔓延する中で、コンピュータを利用してプロバイダにプリントジョブを発注するサービスはあったが、MFPのプリンタドライバに試し刷りアイコンと発注アイコンを設け、試し刷りがクリックされた場合には、MFP自信で試し刷り出力、確認後、発注アイコンで大量部数などを付加してプロバイダに発注をかけることができるサービスが存在せず、ユーザが備えるデータ処理装置から、自機に備える画像処理能力を遙かに超える高度の画像処理要求を伴うジョブを大量に発注することはできない等の問題点があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、ネットワークに接続された画像処理装置と、前記ネットワークを介して、所定の画像処理サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、ネットワーク上の複数のサービスプロバイダから提供可能な画像処理機能情報を取得し、該取得される画像処理機能情報に基づく第1の画像処理機能と前記画像処理装置で実行可能な第2の画像処理機能とをプリンタドライバの設定画面からウエブブラウザによるサーバ設定機能画面に切り替えて表示させることにより、ローカルの画像処理装置に対する機能設定であっても、ネットワークのサービスプロバイダでの機能設定であっても、同一画面上から容易に選択指示できる操作環境を自在に構築して、ユーザによる画像処理がローカルなのかリモートなのかを意識しないで機能設定操作に適応して、ネットワーク上のサービスプロバイダを利用する高度な画像処理や製本要求に迅速に対応できる画像処理サービスを効率良く、かつ自在に行える画像処理環境を整備することができる画像処理システムおよびジョブ処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
本発明は、以下の特徴的構成を備える。
本発明は、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に対するドライバ設定画面を介してプリント指示を行うプリント指示手段(例えば図2に示すキーボード・マウス103−6等)と、前記ドライバ設定画面に対して入力されるURL情報に基づいて、前記サービスプロバイダに所定の画像処理要求を発注するための発注ページ情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得される発注ページ情報に基づく発注処理画面を表示装置に表示するブラウザ手段(例えば図2に示すCPU130−1がブラウザを起動して処理する)と、前記ブラウザ手段により表示される発注処理画面に対する指示に基づいて、前記クライアントコンピュータから前記サービスプロバイダに対して発注指示を行う発注指示手段(例えば図2に示すキーボード・マウス103−6等)とを有することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に画像データを送信する第1の画像データ送信手段(図2に示すハードディスク103−5等に記憶される印刷制御プログラム)と、前記画像処理装置から前記サービスプロバイダに対して、画像データを転送する第2の画像データ送信手段(図2に示すハードディスク103−5等に記憶される印刷制御プログラム)とを有することを特徴とする。
さらに、本発明は、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に、前記画像処理装置に対するドライバ設定画面を介して試しプリント指示あるいは前記画像データを前記サービスプロバイダに対して発注する発注指示のいずれかを行う指示手段(例えば図2に示すキーボード・マウス103−6等)と、前記指示手段による指示結果に基づいて、発注指示が行われていると判断した場合に、前記ドライバ設定画面に対して入力されるURL情報に基づいて、前記サービスプロバイダに所定の画像処理要求を発注するための発注ページ情報を取得する取得手段(例えば図2に示すCPU103−1がブラウザを起動して処理する)と、前記取得手段により取得される発注ページ情報に基づく発注処理画面を表示装置に表示するブラウザ手段(例えば図2に示すCPU103−1がブラウザを起動して処理する)と、前記ブラウザ手段により表示される発注処理画面に対する指示に基づいて、前記クライアントコンピュータから前記サービスプロバイダに対して発注指示を行う発注指示手段(例えば図2に示すキーボード・マウス103−6等)とを有することを特徴とする。
また、本発明は、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダからなる画像処理システムにおいて、前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置にPDLデータを送信する第1の送信手段(図2に示すハードディスク103−5等に記憶される印刷制御プログラム)と、前記第1の送信手段にて送られたPDLデータを前記画像処理装置にて展開する画像展開手段(図2に示すハードディスク103−5等に記憶される印刷制御プログラム)と、前記画像展開手段にて展開された画像データを符号化する符号化手段(図2に示すハードディスク103−5等に記憶される印刷制御プログラム)と、前記符号化手段により符号化された画像データを前記サービスプロバイダに対して転送する転送手段(図2に示すハードディスク103−5等に記憶される印刷制御プログラム)とを有することを特徴とする。
さらに、本発明は、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダからなる画像処理システムにおいて、前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に対してプリント起動を行うプリンタドライバと、前記画像処理装置内で、前記プリンタドライバの出力ポートと関連付けられ、かつ/または、前記画像処理装置にて対応可能な画像機能を表示及び設定を可能とする第1のウエブサーバ手段(例えば図12に示すウエブサーバWS1)と、前記サービスプロバイダ中に設けられたウエブサーバ内で、前記プリンタドライバの出力ポートまたは、前記第1のウエブサーバ手段と関連付けられ、かつ/または、少なくとも一つまたは全部の前記サービスプロバイダにて対応可能な機能を表示及び設定可能とする第2のウエブサーバ手段(例えば図12に示すウエブサーバWS3〜5)と、前記クライアントコンピュータからウエブブラウザを利用して、前記第1のウエブサーバ手段と、前記第2のウエブサーバ手段との表示内容を切り替えて表示し、前記ウエブブラウザ上にて表示されている画像処理機能に対して設定される指示を前記画像処理装置または前記サービスプロバイダに、あるいは、前記画像処理装置と前記サービスプロバイダとの双方に行う操作指示制御手段(例えば図3に示すコントローラ部102−4がブラウザを起動して処理する)とを有することを特徴とする。
さらに、本発明は、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に対してプリント起動を行うプリンタドライバと、前記プリンタドライバの出力ポートと関連付けられ、かつ、前記画像処理装置内に設けられて前記サービスプロバイダに画像処理指示可能なウエブサーバ手段と、前記画像処理装置により画像データを試し刷り出力するか、前記ウエブサーバ手段により前記サービスプロバイダに発注して処理させるかを選択指示に従い、前記画像データを前記ウエブサーバ手段により前記サービスプロバイダに発注して処理させるかを決定する決定手段(例えば図2に示すCPU103−1がブラウザを起動して処理する)とを有することを特徴とする画。
また、本発明は、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像装置装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に対してプリント起動を行うプリンタドライバと、前記プリンタドライバの出力ポートと関連付けられた前記画像処理装置内に設けられて前記サービスプロバイダで実現される画像処理機能情報を取得可能なウエブサーバ手段(例えば図12に示すウエブサーバWS1)と、前記画像処理装置においてサポートされる画像処理機能情報と各サービスプロバイダから取得される各画像処理機能情報との論理和結果に従い選択可能な画像処理機能を表示する機能表示手段(例えば図12に示すウエブサーバWS1)と、前記機能表示手段により表示された画像処理機能の中から所望の画像処理機能を設定する機能設定手段と、前記機能設定手段によって設定された画像処理機能に応じて、画像データを前記画像処理装置で出力するか、前記サービスプロバイダによる画像処理サービスで出力させるかの判断結果に応じて、前記画像処理装置または前記サービスプロバイダのいずれかにより前記画像データを出力させるかを決定する決定手段(例えば図12に示すウエブサーバWS1)とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ローカルの画像処理装置に対する機能設定であっても、ネットワークのサービスプロバイダでの機能設定であっても、同一画面上から容易に選択指示できる操作環境を自在に構築して、ユーザによる画像処理がローカルなのかリモートなのかを意識しないで機能設定操作に適応して、ネットワーク上のサービスプロバイダを利用する高度な画像処理や製本要求に迅速に対応できる画像処理サービスを効率良く、かつ自在に行える画像処理環境を整備することができるという効果を奏する。
〔第1実施形態〕
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
〔システムの概要説明〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す画像処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図に示すように、本実施形態は、ユーザ環境100とプロバイダ環境110に別れており、それぞれの環境はネットワーク101(図1では101aまたは101b)により画像処理システムを構成する各装置が接続されており、それぞれの環境間はインターネットINTで結ばれている。また、それぞれのネットワークは一系統であっても、複数系統持っていても構わない。
図1におけるユーザ環境100においては、ネットワーク101aに接続された少なくとも1台のMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)102と、必要に応じてクライアントコンピュータ103からなっている。なお、クライアントコンピュータ103は、
所定のOSにより種々のプログラムの実行が制御されるとともに、MFP102に対してプリントジョブを発行するためのプリントドライバが図示しないハードディスクにインストールされており、MFP102と所定のプロトコルで通信可能に構成されている。
図1に示すように、ユーザはユーザ環境100に居ながらにして、MFP102及び/又は、クライアントコンピュータ103を利用して、プロバイダ環境110にジョブを発注する仕組みを表している。もちろん、クライアントコンピュータ103からMFP102に対してジョブを発行することも可能である。
一方、プロバイダ環境110においては、いくつかの工程から成り立っており、それを統合的に管理するのが工程管理マネージャ(マネージャ)111であり、コンピュータやデバイス、或るいは、プロバイダ環境を流れる全てのジョブの工程を管理している。
112は受注・入稿マネージャ(マネージャ)であり、インターネットINT経由で入稿されるジョブの受付を行う。113は原稿編集・スキャンマネージャ(マネージャ)であり、入稿されたジョブ及び/又はスキャナ126による画像読み取りと読み取られた画像データに基づくジョブをユーザの要求通りのページ順や配置に加工するためのものである。
114はカンプ・プルーフマネージャ(マネージャ)であり、インターネットと通信可能に接続され、原稿編集されたジョブまたはその出力サンプルがユーザの意図通りであるかどうかインターネット等を介して確認させる。すなわち、カンプ(プリンタ出力によるプレゼンテーション)または、プルーフ処理(校正処理)するためのものである。
115はプリントマネージャ(マネージャ)であり、印刷前処理(原稿編集・スキャン処理,カンプ・プルーフ処理)されたジョブに対して、ラスタライズ処理を施し、そこに接続されたMFPにプリント出力(印刷処理)させる。プリントマネージャ115は、複数台のカラーMFP124や白黒MFP125(図では125a及び125b)に接続されており、ジョブが要求する納期や品質に応じてそれぞれのMFPを使い分けている。
116は後処理マネージャ(マネージャ)であり、ユーザの要求通りの後処理(仕上げ処理)工程(断裁処理工程,中綴じ製本処理工程,くるみ製本処理工程,紙折処理工程,封入処理工程,帳合処理工程等)を施すように、断裁機131,中綴じ製本機132,くるみ製本機133,紙折機134,封入機135,帳合機136などを制御する。
117はファイル保管マネージャ(マネージャ)であり、大容量ディスク127に、ユーザのジョブを保管したり、再プリント依頼に応えたりするファイルサーバとして機能する。
118は納品・発送マネージャ(マネージャ)であり、インターネットと通信可能に接続され、作業者に対して出来上がった書類を納品するよう指示したり、納品伝票や発送履歴などを管理したりする(納品処理する)役割を果たす。
なお、マネージャ111〜118は、それぞれ別個の情報処理装置で構成されていてもよいし、マネージャ111〜118のいずれか複数又は全ての機能を1つの情報処理装置で実現するように構成してもよい。
また、各マネージャは、CPU,ROM,RAM,HDD等を有するコンピュータ装置で構成され、CPUがROM,HDD又はその他の記憶媒体に格納されているプログラムにおいて各機能を実行するものである。
次に、納品・発送マネージャ118から発送された書類109は、トラックなどの輸送機関141を用いて、再びユーザ環境に配送される。
[サーバの構成]
図2は、図1に示したクライアントコンピュータ103の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図において、103−1はCPUで、ROM103−2に保持された制御プログラムコードに基づいて、CPUバス103−9に接続されたデバイスを総括的に制御する。103−3はRAMで、CPU103−1が使用する一時記憶用メモリとして機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張できるように構成されている。
また、RAM103−3は、印刷用データとして作成された描画オブジェクト格納や、ROM103−2に保持された制御プログラムによって一時的に使用されるワークメモリ等に用いられる。
103−4はメディアドライブであり、フレキシブルディスク、CD、DVDといった各種メディアとのアクセスインタフェースとなる。103−5はハードディスク(HDD)であり、各種プログラム、データ等の格納が行われる。103−6はキーボード・マウスでユーザからの入力を受け付けるインタフェース部であり、103−7はディスプレイであり、ユーザに情報を伝えるアウトプット部となる。103−8は、ネットワークを介してプリンタ等の周辺機器と双方向に通信接続するための周辺機器インタフェース部である。
103−9はCPUバスで、アドレス、データ、コントロールバスを含み、ROM103−2、RAM103−3、メディアドライブ103−4、HDD103−5、キーボード・マウス103−6、ディプレイ103−7および周辺機器インタフェース部103−8は、それぞれCPUバス103−9に接続されたすべてのデバイスにアクセス可能である。
なお、周辺機器I/F部103−8は、ネットワーク101aを介してMFP102と通信可能であるとともに、図示しないルータ等を介して、図1に示したプロバイダ環境110の各マネージャ等も通信可能に構成されている。なお、通信形態としては、プロバイダ環境110にダイレクトに通信する形態と、MFP102にプロバイダ環境110への通信を代行させる形態とがあり、操作指示状態や、ユーザによる試し印刷要求,プロバイダに対する発注要求が発生するタイミングに応じて適宜選択されるものとする。
[デバイスの構成]
図3は、図1に示したMFP102の構成を説明するブロック図であり、MFP102は、イーサネット(登録商標)等のLAN(Local Area Network)101aにてホストコンピュータに接続されている例である。
図3において、MFP102は、画像データの読取処理を行うリーダ部102−2と、画像データの出力処理を行うプリンタ部102−5と、画像データの入出力操作を行うキーボード、及び画像データや各種機能の表示/設定などを行う液晶パネルを備えた操作部102−1と、リーダ装置102−2を制御して読み込んだ画像データや、LAN101aを介してホストコンピュータ103より受信したコードデータから生成される画像データを格納/保存できる画像記憶部102−3、さらには印刷用紙を排紙するフィニッシング部102−9を装着可能であり、これら各構成要素に接続されて該構成要素を制御するコントローラ部102−4で構成されている。
リーダ部102−2は、原稿用紙を搬送する原稿給紙ユニット102−2−1と、原稿画像を光学的に読み取って電気信号としての画像データに変換するスキャナユニット102−2−2とを有し、プリンタ部102−5は、記録用紙を収容する複数段の給紙カセットを備えた給紙ユニット102−7と、画像データを記録用紙に転写/定着するマーキングユニット102−6と、印字された記録用紙の反転処理などを行い、フィニッシング部へ用紙を搬送する排紙ユニット102−8とを有している。
フィニッシング部102−9は、ジョブや用紙の束毎に用紙を一時的に蓄積する中間ユニット102−9−2と、ステイプルやジョブオフセットなどのフィニッシング加工を行ったり、最終的に印刷物を蓄積したりするオプション排紙ユニット102−9−1とを有している。
コントローラ部102−4は、リーダ部102−2を制御して原稿の画像データを読込み、プリンタ部102−5を制御して画像データを記録用紙に出力するコピー機能を提供する。また、リーダ部102−2から読み取った画像データをコードデータに変換し、ネットワーク101aを介してクライアントコンピュータ103へ送信するネットワークスキャナ機能や、クライアントコンピュータ103からネットワーク101aを介して受信したPDLなどの描画命令やコードデータを画像データに変換し、プリンタ部102−5に出力するネットワークプリンタ機能などの機能ブロックを有している。
さらにコピー機能、ネットワークプリンタ機能等で印刷された用紙を蓄積、ステイプル、製本、ジョブオフセットするフィニッシング機能ブロックを有し、あるまとまった単位毎に仕分けを行ったり、加工したりすることも可能となっている。
なお、コントローラ部102−4には、図2に示した周辺機器I/F部103−8等と同等の通信I/Fを備え、クライアントコンピュータ103と通信可能であるとともに、図示しないルータ等を介して、図1に示したプロバイダ環境110の各マネージャ等も通信可能に構成されている。なお、通信形態としては、プロバイダ環境110にダイレクトに通信する形態と、クライアントコンピュータ103からのプロバイダ環境110への通信を代行させる形態とがあり、操作指示状態や、ユーザによる試し印刷要求,プロバイダに対する発注要求が発生するタイミングに応じて適宜選択されるものとする。
図4は、図1に示したMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)102,124,125の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、MFP102,124,125は、画像読み取りを行うスキャナ部2201とその画像データを画像処理するスキャナIP部2202と、ファクシミリなどに代表される電話回線を利用した画像の送受信を行うFAX部2203と、ネットワークを利用して画像データや装置情報をやりとりするNIC(Network Interface Card)部2204と、フルカラーMFP124との情報交換を行う専用I/F部2205とを備えている。そして、MFP102,124,125の使い方に応じて、コア部2206は、メモリ部2211と連携して画像信号を一時格納したり、経路を決定したりする制御を行う。
次に、コア部2206から出力された画像データは、プリンタIP部2207、及びスクリーニング部2208を経由して画像形成を行うプリンタ部2209に送られる。プリンタ部2209でプリントアウトされたシートはオンラインフィニッシャ部2210へ送り込まれ、シートの仕分け処理やシートの仕上げ処理が行われる。
コア部2206はバスの交通整理を行っており、MFPの使い方に応じて、以下の(A)〜(I)のようにパス切り替えが行われている。また、データがネットワークを経由する際には、JPEG,JBIG,ZIPなど圧縮データを使用することも一般に知られており、データがMFPに入った後、このコア部にて解凍(伸長)される。
例えば複写機能時のパス(A)は、スキャナ部2201→コア部2206→プリンタ部2209となり、ネットワークスキャナ機能時のパス(B)は、スキャナ部2201→コア部2206→NIC部2204となり、ネットワークプリンタ機能時のパス(C)はNIC部2204→コア部2206→プリンタ部2209となり、ファクシミリ送信機能時のパス(D)は、スキャナ部2201→コア部2206→FAX部2203となり、(E)ファクシミリ受信機能時のパスは、FAX部2203→コア部2206→プリンタ部2209となり、ボックス受信機能時のパス(F)は、NIC部2204→コア部2206→メモリ部2211となり、ボックス受信機能時のパス(G)は、スキャナ部2201→コア部2206→メモリ部2211となり、ボックス送信機能時のパス(H)は、メモリ部2211→コア部2206→NIC部2204となり、ボックス送信機能時のパス(I)は、メモリ部2211→コア部2206→プリンタ部2209となる。
ここで、ボックス受信/ボックス送信とは、メモリ部2211を利用した、データの入力や格納、格納されたデータの出力を意味しており、ジョブ毎やユーザ毎にメモリを分割して一次的にデータを保存して、ユーザIDやパスワードを組み合わせてデータの送受信を行う機能である。
また、プリンタIP部2207は、信号を画像処理装置のトナー色であるY,M,C,K信号にマトリクス演算する出力マスキング/UCR部、トナーの色味諸特性を考慮したルックアップテーブル(LUT)RAMを使って画像出力のためのC,M,Y,Kデータに変換するガンマ補正部、シャープネスまたはスムージングを施す空間フィルタ等から構成される。
スクリーニング部2208は、誤差拡散、ディザ、あるいはPWM(Pulse Width Modulation)などの処理を行う部分である。
2213は操作パネル部で、後述するように図1に示したMFP102においては、コア部2206がネットワークおよびインターネットを介してプロバイダ環境110に設定される高機能なMFP,製本気,断裁機,折り機,帳合機,封入機等に関する資源情報を所定のタイミングで取得して、常に選択して実行可能な項目を表示画面上に択一的(自機の操作画面とプロバイダ側の操作画面とのいずれか一方)あるいは同時に表示して、あたかもユーザ環境100のMFPを操作する感覚で設定操作を行えるように制御している。
また、上記操作画面上には、メモリ部2211に記憶された画像データに対する画像処理,画像編集処理,シート後処理等をプロバイダ側に発注するためのキー(詳細は後述する)が配置されており、そのキー操作に基づいて、プロバイダ環境110側の資源を利用したサービスをユーザ環境100側のユーザが自在に利用可能に構成されている。
なお、プロバイダ環境110に対する操作画面は、MFP102に限定されることはなく、ユーザ環境100のクライアント103のブラウザ機能を利用して、Webブラウザ(詳細は後述する)を介して行えるように構成されている。
さらに、メモリ部2211に記憶される画像データに限らず、クライアント103側の、例えばハードディスク等に確保される特定記憶領域(フォルダ)に記憶されている画像データに対しても、同様にプロバイダ環境110の画像処理資源を利用した種々のサービスの依頼を発注可能に構成されている。
〔インターネット環境〕
図5は、本発明に係る画像処理システムを適用するネットワーク環境の一例を示す図であり、図1に示したユーザ環境100やプロバイダ環境110が多数存在した場合のインターネット環境の想定例であり、ユーザA、B、・・・、Zのそれぞれの要望に対して、適したプロバイダA、B、・・・、Zが応えるのが理想的である。
この時、それぞれのユーザが1つ1つのプロバイダに対して、それぞれの可能なサービス情報を問い合わせてもよいが、データの流れが複雑になるため、サービスセンタ150を用意し、ユーザ側が持っているアクセス情報と、プロバイダ側が持っているサービス情報を結びつける役割を果たしている。
例えば、ユーザAは、プロバイダAとプロバイダBとは予め契約しているが、プロバイダCとは契約していないため、プロバイダCの情報を開示しない。ユーザBの欲している出力が可能なのはプロバイダBであるため、プロバイダBのみの情報を紹介する。あるいは、予めプロバイダA、B、・・・、Zにて可能な機能を登録しておいて、ユーザ側から求められた情報を速やかに公開するといった仲介役を行うのがサービスセンタ150の機能である。
〔コピーにおける発注操作〕
ここで実際の発注操作に関して説明する。
図6,図7は、図1に示したMFP102の操作部の一例を示す平面図であり、図6はコピー動作を行う際に表示される操作部に対応し、図7は、インターネットINTを介してプロバイダにジョブ発注を行う際に表示される操作部に対応する。
図6において、300はLCD表示部であり、このLCD表示部はタッチパネル形式で逐次現れる画面の操作表示に従って、キー操作も可能となっている。
LCD表示部300内はタブ構成になっており、コピー動作を司るコピータブ(Copy)301、発注動作を行う発注タブ(Order)302、スキャンしたデータの送信動作を行う送信タブ(Send)303、MFPに入力されるデータを一時格納するボックスタブ(MailBox)304、そして、MFP102の状況表示を行うシステムモニタタブ305からなっている。
LCD表示部300において、311は設定状況を表示する設定表示部、312は倍率設定部、313は紙サイズ設定部、314は濃度設定部、315は後処理設定部、316は両面設定部、317は画像モード設定部、318は割り込み設定部、319はその他の機能設定部等のソフトキーから構成され、各種設定項目がLCD画面上に現れ、必要に応じて階層構造で詳細設定が可能になっている。
一方、330はキー入力部であり、331はスタートキー、332はストップキー、333はリセットキー、334は各種設定の置数を行うテンキー、及びそのクリアキー、336は出力済み枚数を記憶するカウンターチェックキー、337はガイダンスやヘルプのためのヘルプキー、338はユーザごとのシステム設定を行うユーザモードキー等のハードキーから構成されている。306はシステムモニタボタンである。
図7において、発注動作を行う発注タブ(Order)302は、スキャン注文キー351,コピー注文キー352,ボックス注文キー353により構成される。
図8は、本発明に係る画像処理装置における操作部における各種のモードに対応した操作画面表示の遷移制御手順を説明するフローチャートであり、図6に示した各タブを選択することで、それぞれコピーモード、発注モード、送信モード、ボックスモード、オプションモード、システムモニタモードに遷移し(S410,S420,S430,S440,S450,S460)、画面表示、設定、動作を行うところを表している。
ここで、ステップS400で、コピーモードが選択されたと判断した場合は、ステップS410のコピーモードに遷移し、ステップS411で、操作部のLCD表示部300にコピー画面を表示し、ステップS412でユーザからのコピー設定を受け付け、ステップS413で、設定されたコピー条件に基づいてMFP102のスキャナ部とプリンタ部とを制御してコピー処理を行い、処理を終了する。
一方、ステップS400で、発注モードが選択されたと判断した場合は、ステップS420の発注モードに遷移し、ステップS421で、操作部のLCD表示部300に発注画面(図7参照)を表示し、ステップS422でユーザからの発注設定を受け付け、ステップS423で、設定された発注条件に基づいて通信制御部,インターネットINTを介して、選択されたプロバイダに対して発注処理を行い、処理を終了する。
一方、ステップS400で、送信モードが選択されたと判断した場合は、ステップS430の送信モードに遷移し、ステップS431で、操作部のLCD表示部300に送信画面を表示し、ステップS432でユーザからの送信設定を受け付け、ステップS433で、設定された送信条件に基づいて通信制御部,インターネットINTを介して、読み取られる画像データの送信を行い、処理を終了する。
一方、ステップS400で、ボックスモードが選択された判断した場合は、ステップS440のボックスモードに遷移し、ステップS441で、操作部のLCD表示部300にボックス画面を表示し、ステップS442でユーザからのボックス設定を受け付け、ステップS443で、設定されたボックス設定に基づいてMFP102内のハードディスク等の不揮発性記憶装置に対するデータの格納あるいは読み出し(取り出し)を行い、処理を終了する。
一方、ステップS400で、オプションモードが選択されたと判断した場合は、ステップS450のオプションモードに遷移し、ステップS451で、操作部のLCD表示部300にオプション画面を表示し、ステップS452でユーザからのオプション設定を受け付け、ステップS453で、設定されたオプション設定に基づいてMFP102内に対するオプション処理を確認して、処理を終了する。
一方、ステップS400で、システムモニタが選択されたと判断した場合は、ステップS460のシステムモニタに遷移し、ステップS461で、操作部のLCD表示部300にシステム状況を画面表示し、ステップS462でユーザからのシステム設定を受け付け、ステップS463で、設定されたシステム設定状況を確認して、処理を終了する。
上述したように、操作部において、図6に示した発注タブ302を押下すると、コピー画面(図6参照)から発注画面(図7参照)に遷移し、発注設定が可能となる。
このとき、大まかなフローとしては、図9に示すように、発注モードの中で発注画面を表示し、ユーザは所望の設定を行い、発注をかけるが、その詳細に関して、図10にて説明する。
図9は、図1に示したMFP102の操作部に表示される発注設定操作画面例を示す図であり、(a)はコピー選択画面を示し、(b)は、(a)に示す状態から発注タブが選択された発注画面を示し、(c),(d)は発注処理におけるオプション設定画面に対応する。
図10は、本発明に係る画像処理装置における発注処理手順の一例を示すフローチャートであり、図8に示した発注モードが選択された場合の詳細手順に対応する。なお、S5101〜S5134は各ステップを示す。
ユーザにより、発注モードがMFP102の操作部のタブ指示により選択されると(S5101)、オーダ種別確認するフロー選択処理が実行され(S5102)、オーダ種別がスキャン要求であると判別した場合は、スキャン画像の発注処理を開始し(S5103)、オーダ種別がコピー要求であると判別した場合は、コピーしながら発注処理を開始し(S5108)、オーダ種別がボックス要求であると判別した場合は、ボックスに入っている画像に対する発注処理を開始し(S5113)、あるいは、オーダ種別が、ネットワーク上のフォルダ要求であると判別した場合は、ネットワーク上のフォルダ(例えばクライアントコンピュータ103に確保される特定の記憶領域であって、いわゆるフォルダを含む)に入っているデータを発注処理を開始し(S5118)するなどのフローが用意されており、ユーザは所望のフローを選択する。
そして、スキャン画像の発注処理が選択された場合は、ユーザは、まず原稿をADFや原稿台などにセットし(S5104)、ページ編集機能を設定する(S5105)。ここで、ページ編集機能とは、スキャンされる画像イメージの編集加工を意味しており、例えば、2in1でページレイアウトしたり、スキャンされた画像の傾き補正(Deskew)やスキャンされた画像の黒点除去(Despeckle)をしたりといった設定である。
そして、所望の設定が済むと、スタートキー331を押して(S5106)、スキャンを開始する。読み取られた画像データはMFP102内の画像メモリに一時保管される(S5107)。
一方、コピーしながら発注処理が開始された場合は(S5108)、概ねスキャン画像の発注と同様の動作であるが、まず原稿をADFや原稿台などにセットし(S5109)、ページ編集機能を設定する(S5110)。そして、所望の設定が済むと、スタートキー331を押して(S5111)、スキャンした画像を一時保管すると同時に(ユーザが選択的に)プリントする(S5112)。これにより、出力をプリント画像で確認できる。
一方、ボックスに入っている画像の発注処理である場合は(S5113)、予めユーザは、所定のボックスにプリンタドライバやe−Mail、FAX、スキャンなどを利用してMFP内のボックスにデータを入力しておき、そのボックス内のデータを選択する(S5114)。その後は、ユーザは、まず原稿をADFや原稿台などにセットし、ページ編集機能を設定する(S5115)。そして、所望の設定が済むと、スタートキー331を押して(S5116)、スキャンを開始する。読み取られた画像データはMFP102内の画像メモリに保管される(S5117)。
一方、フォルダに入っているデータの発注処理である場合は(S5118)、ネットワーク上のあるフォルダに入っているデータファイルをSMBやFTPなどを利用して、MFP102側から検索し、そのフォルダ内のデータファイルを選択し(S5119)、その後は、ユーザは、まず原稿をADFや原稿台などにセットし、ページ編集機能を設定する(S5120)。そして、所望の設定が済むと、スタートキー331を押して(S5121)、スキャンを開始する。読み取られた画像データはMFP102内の画像メモリに保管される(S5122)。
そして、データ確認と編集、またはデータ確認または編集等の要求が発生しているかどうかを判断して(S5123)、NOと判定された場合は、ステップS5125へ進み、YESと判定された場合は、格納されたデータは必要に応じて画像のプレビューによる確認、その編集あるいは、そのプリント出力が可能であり(S5124)、編集及び確認後、再度発注データとしてMFP102内に格納される(S5125)。
そして、格納後、操作部画面は、プロバイダ選択画面に移行し、予め用意されたファンクションテーブルFTBを参照して(S5134)、機能テーブルを呼び出し(S5127)、操作部に表示する(S5128)。
ここで、図11により、図1に示したMFP102上で管理されるファンクションテーブル(FTB)の一例について説明する。
図11において、ファンクションテーブルFTBは、項目別の機能表になっており、MFP102内で実現できる機能のほかに、各プロバイダに発注した場合に、各プロバイダにて実現可能な機能がわかるように定義されている。
MFP102内の情報は、装備されているフィニッシャやペーパーデッキなどの接続アクセサリ類との通信でファンクションテーブルに書き込まれている。
図12は、本発明に係る画像処理システムにおけるファンクションテーブルの構成とその更新処理例を説明する図である。
一方、プロバイダ側は、図12に示すようにサービスセンタ150にて各プロバイダ110aから110c側から集められた機能情報やサービス情報SB5171〜SB5173が記憶部150A上にデータベース化されており、その情報をMFP102側からポーリングにて定期的に情報収集したり、アップデートがあった場合にサービスセンタ150側からイベントドリブンでMFP102側へアップデートをかけたりして、必要に応じて常にファンクションテーブルFTBが最新情報を反映できるようにしてある。
また、MFP102、サービスセンタ150、及びプロバイダ110間の通信においては、予め決められたスキーマが定義されており、XML(eXtensible Markup Language)形式を利用し、アップデートされる情報には、サポートされる機能やサービスのデータのほかに、新たに追加される機能の名称やアイコン情報などのデータを送れるように順応して対応してある。
このとき、MFP102は前述のネットワークを経由して、サービスセンタ150(サービスセンタがない場合には、直接プロバイダにアクセスする)にアクセスし、図8に示したステップS460によるシステムモニタ(機能検索)にて表示可能な機能を検索に行く。
サービスセンタ150では予め各プロバイダから集めておいた機能情報をデータベース150Aから読み出し、ステップS461によるシステム状況表示(機能表示)をユーザ側のMFP102に対して行う。
また、プロバイダ側は、定期的にサービスアップデート、あるいは各プロバイダでサポートしている機能が変更されるたびにサービスセンタ150のデータベース150Aに対して逐次機能登録を行っておくと、常にユーザ側では最新の機能が表示されることとなる。
再び図10に戻って、MFP102が備える操作部に機能表示される場合(S5128)、例えば、ユーザ環境100にて、ユーザがMFP102自身でコピー動作を行う際に、ユーザの持っているMFPが特別なフィニッシング機能を持っていない場合、操作部内の後処理設定キー315を押下しても、図9の(a)に示すように、コレート機能501とグループ機能502しか表示されない。
しかし、発注タブ302の中の後処理設定キー315に相当するキーを押下すると、プロバイダ110a〜110c等がサポートしている種々の機能が表示されるため、図9の(b)、及び図9の(c)に示すように、コレート機能501とグループ機能502はもちろんのこと、ステイプル機能503、中綴じ製本(ブックレット)504、クロスバインド505、くるみ製本506、スパイラルバインド507、ツインリングバインド508、バインダ綴じ509といった具合にたくさんの製本形態の中からユーザのニーズに合致した後処理機能をリモートから選ぶことが可能になる。
また、例えば、プロバイダ110bで新たに封入機を導入し、新たに封筒への折り込み処理のサービスが加わった場合、サービスセンタ150のデータベースに新たに封入機能510を追加することで、利用ユーザは、図9の(d)に示すように新規に封入機能510がサポートされた形で後処理の選択画面が現れ、新しい機能の1つとしてサービスを受けることができる。
また、プロバイダBはスパイラルバインドがサポートされていないため、図9の(c)に比べて、この機能が空欄になっているのがわかる。
再び、図10に戻って、ユーザは発注機能を、図9の(b)〜(d)のような機能群から所望の設定を選択する(S5129)。そして、該機能選択後、スタートキー331を押下すると(S5130)、発注確認画面が現れて、ユーザは内容を確認した上で(S5131)、OKならば、発注データ(画像データ)と発注機能(ジョブチケット)がサービスセンタ150に送信される(S5132)。
一方、ステップS5131で、確認後がNGである場合は、ジョブの保留やジョブのキャンセルを行って(S5133)、本処理を終了する。
〔プリントにおける発注操作〕
次に、ユーザ環境100にあるクライアントコンピュータ103からMFP102にプリントする場合と、プリント発注をかける場合に関して説明する。
まず、MFP102内にはあるウエブサーバ部が常駐可能に構成され、ウエブサーバ部は、例えばMicrosoft(登録商標)社のIIS(Internet Information Server)に代表されるウェブサーバプログラムであり、httpプロトコルにより、ユーザがウエブブラウザを介してURL(Uniform Resource Locator)アドレスを入力すると、ウエブブラウザにサービス画面(ウェブページ)を提供するものである。
通常のプリンタドライバがポート設定として、ネットワーク上のプリンタのアドレスまたは名称などを設定したり、パラレルポートを設定したりするのに対して、本実施形態では、MFP102内にあるウエブサーバを利用して、プリンタドライバから、そのウエブサーバのジョブサブミット画面を呼び出してジョブをプリントしたり、発注したりすることが可能に構成されている。
なお、図12に示すWS1〜WS5は、それぞれウエブサーバであり、所定のプロトコルで通信可能に構成されており、特に、ウエブサーバWS2は、プロバイダ110a〜110c側のウエブサーバWS3〜5から取得している画像処理機能情報をデータベース150Aに随時更新可能に構成されている。
そして、MFP102内のウエブサーバWS1からの画像処理機能情報取得要求に応じて、データベース150Aに登録されている最新の各プロバイダ側の画像処理機能情報を提供可能に構成されている。
図13は、図1に示したクライアントコンピュータ103のプリンタドライバで表示可能な印刷設定画面の一例を示す図であり、(a)はプリンタ102のプロパティ画面であり、クライアントコンピュータ103上で、プリンタドライバを設定した直後にポートの設定を行う際のGUIを表している。
プロパティ画面は、機能ごとにタブ601〜607等を含む構成になっており、例えば、詳細(Details)タブ602内にポートの設定がある場合を示している。但し、このプロパティ内のタブや各機能はそれぞれのドライバで異なっているため、必ずしも一意ではない。
このとき、印刷先のポート選択欄610に関して、初めてプリンタドライバをクライアントコンピュータ103にインストールする場合には、ポートは用意されていない。そのため、ポートの追加キー612をクリックし、図13の(b)に示すウインドウを表示させる。なお、613は削除ポートキー、614は新規ドライバキー、615はCaptureプリンタポートキー、616はEndCaptureキーである。
ポート名称631(ここでは、MFP102)とMFP102内のウエブサーバのURL632を入力する。ここでは、ジョブサブミット画面が最初に現れるようにそのURLを記述して、OKボタン633をクリックして、図13の(a)の画面に戻る。
そして、印刷に使用するドライバ611でMFP102が選択されていることを確認して、必要に応じてタイムアウトなどを設定し、OKボタン621でプロパティ画面を閉じる。なお、622は取消ボタン、623はApplyボタンである。
ここでは、クライアントからアプリケーションを立ち上げて、プリントする例から説明する。
〔プリンタドライバ〕
ユーザより入稿されるデータは、PDLデータ,PDFデータ,アプリケーションデータ,紙原稿など様々である。ユーザにより入稿されるデータが、PDL(PS,PCLデータ等)やPDFデータ等の場合は、プリント工程に移行された時点で、そのままプリントマネージャ115に送り込まれてもRIP可能である。一方、ユーザにより入稿されるデータがアプリケーションデータの場合は、プリント工程に移行された時点で、作業者がクライアントコンピュータ103からプリントドライバを用いてアプリケーションデータをプリント用のデータに変換する作業を行って、プリントマネージャ115に送信する必要がある。
以下、プリンタドライバについて説明する。
図14〜図16は、図1に示したクライアントコンピュータ103上のプリンタドライバ画面の一例を示す模式図であり、図14はプリンタドライバのウインドウW1を示し、図15は前記ウインドウW1でプロパティキー812が押下指示された場合に、表示されるプロパティウインドウW2を示し、図16は前記ウインドウW2で、デバイスオプションタブが選択された場合に、表示されるプロパティウインドウW3を示す。
クライアントコンピュータ103のプリンタドライバは、プリント動作を指示するためのGUI(アプリケーション等から印刷指示したときに表示される印刷設定用のGUI上において、「プリンタ」に関するプロパティの表示指示を行った場合に表示されるGUI)で指示されることにより、ユーザは所望の設定パラメータを指示して、所望の画像イメージをプリンタなどの送信先に送る事が可能となる。
図14に示すプリンタドライバのウインドウW1内の設定項目において、811はターゲットとなる出力先を選択する送信先の選択カラムである。本実施形態では、MFP102(あるいは、MFP124、MFP125)が選択対象となる。
813はジョブの中から出力ページを選択するページ設定カラムであり、クライアントコンピュータ103上で動作するアプリケーションソフトで作成された画像イメージのどのページを出力するかを決定する。
814は部数を指定する部数設定カラムであり、カーソルをこの位置に移動させ、図示の矢印(スクロールバーの矢印)をクリックすることで、部数の増減が設定できる。また、812は送信先選択カラム811にて選択された送信先デバイスに関する詳細設定を行うためのプロパティキーであり、このキーを指示することにより、図15,図16に示す画面が表示される。
そして、所望の設定が済めば、OKキー801により印刷を開始する。取り消す場合には、キャンセルキー802により印刷を取り止める。
図15,図16は、図14に示したプロパティキー812をクリックした際の表示画面(GUI)であり、これらの画面には、例えば「Paper」,「Graphics」,「Device Options」,「PDL」等のタブが設けられており、それらをクリック(図示しないポインティングデバイス等で指示)することにより、「Paper」,「Graphics」,「Device Options」,「PDL」等の異なる設定内容の設定を行うことができる。
図14では、「Paper」タブが例としてあげられており。ここでは用紙サイズ、面つけレイアウト、紙の向きなどの設定を行うことができる。また、「Device Options」タブが選ばれると、そのデバイス固有の設定情報、例えばステイプルなどのフィニッシングの設定や、プリンタによる色味などのパラメータを変更する画像処理関連のより細かい調整を行うことが可能となる。図16に示すように、選択には機能831とその設定値832をそれぞれ所望の値に設定することとなる。833は各設定値を初期値に戻すデフォルトキーである。
また、図示しないが、同様にして「Graphics」タブでは、解像度やハーフトーン設定、「PDL」タブではPDLの出力形式などの選択を行うことができる。
さらに、841はOKキーで、このキーを押下(指示)すると、プロパティ設定を有効にして、図14の画面に戻る。また、842はキャンセルキーで、このキーを押下(指示)すると、プロパティ設定を無効にして、図14に示す画面に戻る。さらに、843は適用キーで、このキーを押下(指示)すると、プロパティ画面のままで、プロパティ設定を有効にする。
通常、プリンタドライバは、「Device Options」タブに登場したデバイス固有の設定値などを入力することができ、デバイス固有の設定値に関しては、一般にPPD(PostScript(登録商標) Printer Description)ファイルなどを用意して、プリンタドライバを設定しておく必要がある。
PPDファイルは、そのプリンタを制御するための設定項目とその初期値、あるいは設定の組み合わせの可否などが記述されており、そのプリンタ毎に固有のファイルとして提供されることになる。そして、オペレータは、プリンタやクラスタ毎に自分自身のコンピュータ内にそのPPDとドライバをリンクさせて予め用意しておかなければいけないことになる。
ここで注意しなければいけないことは、PPDファイルは予め機能のわかっているプリンタと一対一対応であるということである。すなわち、プロバイダ側が提供可能な機能をクライアントコンピュータ103は予め知ることができないため、一般的にはPPDファイルを用意しておくことができない。さらに、PPDならばプロバイダ側の機能追加に伴う柔軟な変更作業ができないことも問題となる。もし、プロバイダ側がPPDのダウンロードサービスなどを行っていれば、逐次ダウンロードしてプリンタドライバを準備しておけば可能であるが、プロバイダが複数個ある場合には、準備に手間がかかる。
次に、図17に示すフローチャートを参照して、上記問題を解消する例について説明する。
図17は、図1に示したユーザ環境100におけるプリント発注処理例を説明するフローチャートであり、図1に示したクライアントコンピュータ103とMFP102間でのデータのやり取り手順に対応する。なお、S701〜S705はクライアントコンピュータ103のドライバ部のステップに対応し、S711〜S715,S721〜S725はクライアントコンピュータ103のウエブブラウザ部のステップに対応し、S761〜S765はMFP102側のステップを示す。
先ず、ステップS701〜S705は、アプリケーションを開き(S701)、ドライバを開いて(S702)、所望の機能を設定した後(S703)、OKをクリックすると(S704)、アプリケーション上のデータをPDLデータ(例えばPSデータ)に書き換える作業を示しており、プリンタドライバはPDLデータの作成と予め設定したポート(ここでは、前述のURL)にデータを送信する役割を持っており、クライアントコンピュータ103で予め登録されていた所定のポートとしてMFP102内のジョブサブミットページのURLに起動がかかる(S705)。
すなわち、クライアントコンピュータ103側で動作しているプリンタドライバは、アプリケーションから渡された印刷対象のデータをPDL化処理した後、MFP102が用意しているジョブサブミットにかかるHTMLページ(URLとそれに続くジョブサブミットのHTMLファイル名)を、クライアントコンピュータ103が有するブラウザに引き数として与えて起動する。
この結果、クライアントコンピュータ103ではブラウザが起動し、指定されたHTMLファイルをMFP102内のウエブサーバ部751に要求する。ここで、プリンタドライバのOKボタンをクリックして現れるジョブサブミット画面を示しているのが、図18の表示画面例である。
アウトプット先として左側のMFPキー911を選択すれば、MFP102へのプリントとなり、プロバイダキー912〜プロバイダキー914(必要に応じて更に表示されていてもよい)を選択すれば、各プロバイダに発注をかけることとなる。
(補充エリア)
図18は、図1に示したクライアントコンピュータ103の表示装置に表示されるWebBrowserの一例を示す図であり、図19は、図18に示したWebBrowser上で設定可能なジョブチケットの一例を示す図である。
再び図17に戻って、ステップS712で、そのMFPキー911が押下指示されたか否かを判断して、MFPキー911を選択したと判断した場合は、ウエブサーバ部751より、MFP102にて設定可能な機能とその設定値が、例えば図18に示すように表示される(S713)。
そして、図18に示す設定値932中より、ユーザは所望の値を選択できる。また、一般設定(General)922、ジョブ管理(Job Mgmt)923、後処理(Finishing)924、画像処理(Image Quality)925、色設定(Color)926などジャンルごとに分かれていて、ユーザはそれぞれの値を変更設定できる(S714)。
また、931はセーブキーで、ファイル名を設定したり、前に設定した値を記憶させたり、再帰呼び出しをかけたりする部分である。ファイル名の設定は必ずしもアプリケーションからのプリントでなくてもネットワーク上にあるプリント可能なファイルを選択して呼び出せることを意味している。
そして、MFP102へのプリントの場合には、各種設定を行った後に、プリントキー927をクリックすると、PDLファイルと設定されたジョブチケットは、ホットフォルダ752に送られる(S715)。
MFP102内では、常にホットフォルダ752は定期的に監視して(S761),ジョブがあるかどうかを判断し(S761)、ジョブがあると判定された場合は(S762)、プリント可能なジョブならば、ジョブの出力をスケジューリングし(S763)、該スケジューリングされたジョブをラスタイメージデータに展開して(S764)、逐次MFP102にてプリントして(S765)、処理を終了する。
次に発注をかける場合には、以下の3つの送信方法が考えられる。
クライアント→プロバイダ:送信方法1
プロバイダ側がジョブ受注用のウェブページを用意してあり、図18において、プロバイダキー912〜914を選択すると、MFP102内のウエブブラウザのURLからそれぞれのプロバイダ側が提供するURLに遷移して、そこで所定の設定を行って発注をかける。このとき、PDLデータと設定済みのジョブチケットはクライアントコンピュータ103からプロバイダ側へPDLデータをピアトゥピア(Peer to Peer)で直接送られる。
クライアント→MFP→プロバイダ(RIP):送信方法2
クライアントコンピュータ103から、一旦MFP102にPDLデータを送信し、MFP102からプロバイダ側にPDLデータを送信する。この場合、データ送信は常にMFPとプロバイダの間で行われるため、送受信の相手が特定しやすいのでセキュリティ的にも比較的保たれやすい。また、MFPにて一度試し刷りを行ったうえで、発注がかけられるため、発注ミスも軽減される。
また、この場合は、プロバイダ側で有する機能は、常にMFP102にだけ予め知らせておけばいいため、MFP102はサービスセンタを経由して、定期的または、新しい機能がアップデートされる度にMFP102側へ新しい機能を前述のXML形式で送信して、発注画面とリンクさせておけば、すぐに発注画面の表示が可能となる。
クライアント→MFP(RIP)→プロバイダ:送信方法3
更に、MFP102側でラスタライズ処理したデータを圧縮して、MFP102からプロバイダ側に送付する方法もある。この場合、面付けなどのプリプレス処理を行いにくい反面、圧縮データを作る際にパスワードを埋め込むなどセキュリティ面で強化できるという強みもある。
あるいは、上述の送信方法1〜3を状況に応じて使い分けたり、時として組み合わせたりしてもよい。
なお、図17におけるジョブサブミットのHTMLファイルの転送要求するタイミングであるが、通常のプリントドライバでは、上記のようにシーケンシャルに処理が進められていたが、本実施形態では、必ず再度ジョブサブミットのブラウザ画面が呼び出され、再度プリント起動をかけることから、図14のドライバのOKボタン841をクリックした直後にクライアントコンピュータ103はMFP102のウエブサーバ751に起動をかけると同時に、クライアントコンピュータ103内でPDL化処理も同時に進めておいて、クライアントコンピュータ103にてブラウザ起動によりユーザがジョブチケットを設定している時間を有効利用して、ジョブサブミット画面のプリントボタンのクリック時までに処理を済ませて、このタイミングでPDLデータと所望のジョブチケットを一緒にMFP102に送り込むという方法も可能である。
あるいは、図17にて予めPDLデータをホットフォルダ部752に登録し、印刷データがサーバに登録されたことを確認してから(サーバから登録完了が通知されるようにする)、そのHTMLファイルを要求するようにしても良い。この場合、既にPDLデータがサーバに登録されていることになるので、送信するのはジョブチケットを送信するだけになる。
これを受けて、MFP102内のウエブサーバ部751は、ジョブサブミット画面(HTMLファイル)をクライアントに送信することで、クライアントにそのジョブサブミット画面を表示させ(S711)、オペレータは所望のジョブチケットに再度変更することができる。そして、ステップS705のPDLファイルが作成されたら、そのPDLファイルと変更後のジョブチケットをホットフォルダ752に送信する。
再び、図18に戻って、ジョブ設定情報(ジョブチケット)932に関して、例えばMFP102に出力する場合には、図18に示すように機能が少ないが、プロバイダキー912あるいは、プロバイダキー913をクリックすると、それぞれ図19の(b),(c)がジョブ設定情報(ジョブチケット)932の部分に表示され、それぞれの機能を選択できるようになる。
以下、図1に示したプロバイダ側の各マネージャの役割に関して説明する。
〔工程管理マネージャ111〕
一般に、管理情報システム(MIS=Management Information System)と呼ばれる集中的管理システムでは、生産関連データの収集、加工、報告を通して経営計画と管理業務を支援し、情報を蓄積して、必要なとき、必要な部署に提供することができる。
工程管理マネージャ111は、この管理情報システムの中心となるコンピュータであり、従来は、人の能力上の制約によって集中管理しきれなかった部分を、コンピュータによる情報のデータベース化により、情報を集中管理する役割を果たすものである。
この工程管理マネージャ111に蓄えられたデータは、意思決定のアプリケーション、特に生産物のスケジューリングを行って作業者が効率よく作業できるように作業工程を指示したり管理したりして、生産能力計画を高めることに利用される。
〔受注・入稿マネージャ112〕
図1に示した受注・入稿マネージャ112は、いわゆる電子商取引(EC=Electronic Commerce)の仲介役で、インターネット経由で受発注を行うためのコンピュータである。
また、受注・入稿マネージャ112は、ユーザ側から見ると、インターネットを利用した電子店舗があり、ここでユーザ認証を行った後に、所望のファイルを所望の設定と一緒に電子データとして送付し、ジョブの発注を行うものである。
前述の送信方法1の場合、一般のウエブブラウザを利用した電子入稿の場合が想定される。
その例を、図20〜図27に示す表示画面例を参照して説明する。
図20〜図27は、図1に示したクライアントコンピュータ103の表示装置に表示されるWebBrowserによる電子入稿処理画面の遷移状態を示す図である。
ユーザ側では、ウエブブラウザがプロバイダ側より提供されたサービス画面(図20)を開き、登録済みのユーザはユーザID(例えばE−mail Address),パスワード等を入力する。
なお、新規でこのウェブサイトを訪れたユーザの場合は、「New」を選択し、次へキー1009を指示することで、図21に示すような入力画面に移行し、この入力画面でユーザは必要事項(氏名,会社名,住所,電話番号,ファクシミリ番号,電子メールアドレス等)を記入して登録を行う。
図21等において、1010はキャンセルキーで、このサイトを終了するときに指示する。ここでは、単に必要事項を記入する例を用いたが、セキュリティを高めるため、本人確認手続きや口座開設の手続きを踏むなど二重三重のチェックを行うことは広く知られている。1009はNextキーである。
次に、図22に示す画面において、ユーザはプリントしたい電子データをドラッグ&ドロップ等で添付し、必要に応じてコメント欄に要望事項を記入し、次へキー1009を指示する(後述する図28に示すステップS1054)ことにより、図23に示す画面に移行する。図23に示す画面において、ジョブチケットと呼ばれるジョブの設定情報を入力し(後述する図28に示すステップS1055)、次へキー1009を指示することにより、図24に示す画面に移行する。
図24に示す画面において、所望するフィニッシング処理を選択し(後述する図28に示すステップS1056)、次へキー1009を指示することにより、図25に示す画面に移行する。
また、図25に示す画面において、プルーフプリントの有無1020の選択,必要なプルーフモード(校正表現方法1021をいずれか1又は複数選択)とアーカイブ情報等を入力して(後述する図28に示すステップS1057)、次へキー1009を指示することにより、図26に示す画面に移行する。さらに、図26に示す画面において、希望納期の情報を入力し(後述する図28に示すステップS1058)、次へキー1009を指示することにより、図27に示す画面に移行する。
図27に示す画面において、概略コストが示されて、ユーザはその料金に納得すれば仮発注をかけることができる。ここで、算出されるコストは、新規ユーザとお得意先、ジョブの大きさ、コピー部数などのジョブチケットの内容、フィニッシング処理方法、プルーフの方法や個数、アーカイブやリプリント情報、あるいは、納期の長短などに応じて算出されるものであり、ユーザは仮発注前に概算をおおよそのコストを見ることができるため、コストによるトラブルを避けることができる。もし、ユーザがコスト的に気に入らなければ、各情報タブ(カスタマ情報タブ1001,ドキュメント情報タブ1002,ジョブ情報タブ1003,後処理情報タブ1004,プルーフ&アーカイブ情報タブ1005,デリバリ情報タブ1006)や戻るキー1008,次へキー1009等を用いて、設定を入れ替えたりし、再度概略コストを算出させることも可能である。
そして、OKキー1011を押下(指示)することにより、仮発注処理を行うことができる(後述する図28に示すステップS1060でYes)。なお、仮発注処理のため、後述するプルーフ時にもジョブチケットの設定変更を行うことが可能である。
このように、受注・入稿マネージャ112で受け付けられたジョブは、工程管理マネージャ111にその情報が伝えられ、それを受けて、工程管理マネージャ111は、そのジョブの管理を開始し、そのジョブに対してJDFデータを発行する。
なお、このプロバイダ側には、図20から図27に示す各サービス画面、及び上記入力項目のチェックプログラム等が予めアップロードされているものとする。
これら一連の作業を示したものが、図28に示すフローチャートに示す手順である。
図28は、本発明に係る画像処理システムにおけるジョブ発注処理手順の一例を示すフローチャートであり、図20〜図27に示すブラウザ画面に基づく処理手順に対応する。なお、S1051〜S1062はクライアントコンピュータ103側のブラウザ側のステップに対応し、S1073〜S1078は受注・入稿マネージャ112側のステップに対応する。
プロバイダ側のウエブサーバ部1071から順次表示されるジョブ仮発注画面上で、ユーザが仮発注を承認するまで上記入力作業(WebBrowser起動(S1051),受発注画面を開く(S1052),カスタマ情報の入力(S1053),ファイルの選択(S1054),ジョブチケットの入力(S1055),フィニッシング処理の入力(S1056),プルーフ・アーカイブ情報の入力(S1057),デリバリ情報の入力(S1058),コストの確認(S1058))をユーザが仮発注を承認するまで繰り返し(S1060)、仮発注の承認が得られたと判定した場合は、ジョブ仮発注画面上で、ウエブブラウザは、ユーザが選択したファイル(画像データ)及び各印刷指示を含むジョブを、ユーザ側から受注・入稿マネージャ112のホットフォルダ部1072に送信する。このホットフォルダはユーザ毎に設けられていてもよい。
そして、受注・入稿マネージャ112側では、常にホットフォルダ内のジョブの有無をポーリングにて監視して(S1073)、ジョブがあると判断した場合は(S1074)、そのジョブを受け付けられるかを確認し(S1075)、許可されれば(受け付け可能であれば)、ジョブの受け付けを行い(S1076)、該受け付けたジョブを工程管理マネージャ111に対して送信するとともに、「受諾」のメッセージをユーザに対してウェブ画面で送信する(S1078)。
一方、ステップS1075で、ジョブの受け付けが許可されなければ(受け付け可能でなければ)「拒絶」のメッセージをユーザに対してウェブ画面で送信する(S1077)。
また、ユーザ側では、ウエブブラウザ上にウエブサーバ部1071より提供される「受諾」又は「拒絶」のメッセージ画面を表示し(S1061,S1062)、本処理を終了する。
次に、送信方法2)または、3)の場合には、MFP102の設置時またはメンテナンス時にMFP自体がサービスセンタやプロバイダに登録し、必要な契約を予め行っておけば、発注時には、サービスセンタやプロバイダ側でMFP102の登録確認のみを行えば、発注者が特定できるため、上記のような面倒な作業を行わなくてもよいし、図20に示すような統一されたフォーマットでユーザ環境内のMFP102に出力する場合も、プロバイダ側に発注を行う場合も同じような画面から行えるため、発注作業におけるミスも軽減される。
〔原稿編集・スキャンマネージャ〕
図1に示した原稿編集・スキャンマネージャ113は、工程管理マネージャ111により原稿編集工程と原稿読み取り(スキャン)工程を担当している。
まず、原稿編集工程は、ジョブに関して、ユーザから送付された複数個のファイルをマージしたり、ページの挿入や削除、ユーザの指示通りにレイアウトしたり、あるいは要求の後工程処理を予めビジュアル的に確認可能に視覚化することを目的としたものである。
図29〜図31は、図1に示したユーザ環境100よりプロバイダ環境110に対してユーザから送信されたファイルA〜F、及びその出来上がり(編集後の)イメージの一例を表した模式図である。
図29に示した例では、入稿されたユーザからのジョブは、ファイルA(File−A)〜ファイルC(File−C)からなっている。そして、ファイルAはユーザによりそのままのサイズの出力を希望され、ファイルB,ファイルCはユーザにより2in1の出力を希望されている。このような場合、原稿編集時には出力サイズ等が必要となるため、ユーザはそれらのサイズを指示する必要がある。また、出力の順序を考慮しなければいけない場合等も、ユーザはそれらの順序を原稿入稿時等に指示する必要がある。
また、図30に示した例では、入稿されたユーザからのジョブは、ファイルD(File−D)という1つのファイルとなっている。そして、ファイルDは、ユーザによりタブ紙等の特定のメディアへの出力及びパンチ,ステイプル等の後処理を希望している。このように、1つのファイルにより入稿された場合であっても、タブ紙等の特定のメディアへの出力及びパンチ,ステイプル等の後処理を希望する場合には、原稿編集時に、タブ自身の情報やタブ紙等のメディア情報が必要であったり、パンチ等の後処理情報も必要となったりするため、ユーザはそれらの情報を原稿入稿時等に指示する必要がある。
さらに、図31に示した例では、入稿されたユーザからのジョブは、ファイルE(File−E),ファイルF(File−F)からなっている。そして、ファイルE,ファイルFは、ユーザによりくるみ製本を希望しており、紙サイズが異なっている。このように、出力したい紙サイズが異なっている場合も、原稿編集時に、紙サイズ等の情報が必要となるため、ユーザはそれらの情報を原稿入稿時等に指示する必要がある。
なお、上述したようなユーザからの各種情報の指示は、上述した図28に示したステップS1055,S1056等において、後述する受発注画面から行われる。
このように、ユーザの入稿ファイルそのものが、ユーザの出来上がりイメージと一致しているとは限らないため、画像形成システム側で、ユーザの指示に従って編集する必要があり、この編集処理を担当するのが原稿編集・スキャンマネージャ113である。
また、ユーザから送られてくる複数のファイルが同じアプリケーションや同じタイプのファイルとは限らないため、1つのファイルにする必要があるが、この1つのファイルに作り上げる処理もこの原稿編集・スキャンマネージャ113が行うものとする。
以上の原稿編集・スキャンマネージャ113における編集処理は、原稿入稿時等にユーザから指示された編集情報等に基づいて原稿編集・スキャンマネージャ113内のプログラムにより(作業者による編集作業無しに)、及び/又はクライアントコンピュータ103からの作業者による各種アプリケーションを用いた編集作業により行われる。
一方、原稿読み取り動作(スキャン)に関してのスキャンマネージャ113、スキャナ126やMFP124,125のスキャナを制御するためのスキャナドライバを呼び出して、プレビューを行ったり、画像の読み込み、あるいはMFPのプリンタ部と連携してクイックコピーを行ったりするためのコンピュータとして機能、ユーザからの入稿が紙原稿であった場合に作業者が紙原稿を電子化する際にも使用する。具体的には、まず、原稿編集・スキャンマネージャ113からスキャナドライバを起動する。
図32は、図1に示したMFP102のスキャン動作を指示するためのスキャナドライバのGUI(Graphic User Interface)の一例を示す模式図である。
図32に示すスキャナドライバのGUIにおいて、ターゲットとなるスキャナをソースデバイス名1222で選択し、所望のパラメータ設定1224〜1233を行い、プレビューキー1236あるいはスキャンキー1237をクリック(図示しないポインティングデバイス等で指示)すると画像の読み込みを開始する。なお、キャンセルキー1238をクリック(図示しないポインティングデバイス等で指示)すると画像の読み込みを中止する。さらに、プロパティキー1223をクリック(図示しないポインティングデバイス等で指示)するとソースデバイス名1222で選択されたスキャナのプロパティ設定画面が表示される。
〔カンププルーフマネージャ〕
図1に示したカンププルーフマネージャ114は、一般にレイアウトの確認と色味の確認という2つの目的で利用されることが多く、白黒原稿の場合は前者の確認のみとなるが、カラー原稿では両者の確認が必要となる。
印刷業界では、カラーカンプ(Color Comprehensive Layout)と呼ばれる製版・印刷工程に入る前に広告主にプレゼンテーションすることを目的とした、色づけされた出力があるが、最近ではDTPやCEPSで処理したデジタルカラー画像をカラープリンタやカラープロッタで出力したカラーのハードコピーが上述のカラーカンプに用いられている。
また、プリンタを利用したオンディマンドプリントでは、カンプに相当するレイアウト確認と簡易的な色味確認も、プルーフに相当する詳細な色味確認も、同じカラープリンタ(あるいは白黒プリンタ)にて行うことが可能であるため、これらの確認作業をこのカンププルーフマネージャ114で一括して処理する。
図33は、図1に示したカンププルーフマネージャ114とユーザ側のコンピュータとの通信及びカンププルーフマネージャ114によるプルーフ作成処理を示すフローチャートであり、S1501〜S1510はユーザ側の作業ステップを示し、S1521〜S1532はカンププルーフマネージャ114側の制御処理ステップを示す。
カンププルーフマネージャ114も、受注・入稿マネージャ112と同様にウエブサーバ部1541を有しており(図5に示した受注・入稿マネージャ112のウエブサーバ1071と共有でも構わない)、まず、工程管理マネージャ111によりプルーフ工程に管理されるジョブに関して、ステップS1521において、ユーザがプルーフを要求した(即ち、図28に示すステップS1057のプルーフ設定で要求した)か否かを判断し、プルーフが要求されていないと判断した場合には、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS1521で、プルーフが要求されていると判断した場合には、ステップS1522以降に進み、要求されたプルーフ方法(校正表現方法)によってユーザ側にサービスを提供する(校正表現を行う)。
即ち、ステップS1522で、校正表現方法としてサムネールのウェブ表示が求められているか否かを判断し、要求されていると判断した場合には、ステップS1523において、原稿編集・スキャンマネージャ113よりサムネール画面を作成させ、該作成されたサムネール画像データをウエブサーバ部1541にアップロードし、許可されたユーザのみ表示可能に設定する。これにより、ユーザは出来上がりイメージをウェブ上で確認することができる。
図34〜図38は、図1に示したカンププルーフマネージャ114による確認画面の一例を示す図である。
これらの確認画面には、ページ順とプリント順の切り替えボタン1601,ページ単位のプロパティ(属性設定)キー1602,ドキュメント単位のプロパティキー1603,ジョブ単位でのプロパティキー1604が用意されており、ページ単位、ドキュメント単位、ジョブ単位で、紙サイズ、メディアタイプを切り替えたり、N−up(縮小レイアウト)の配置数、配置順等を決めたり、フィニッシングの有無や種類等を設定することができる。
また、ユーザから入稿された原稿が複数個、しかも異なるタイプのアプリケーションやファイルであった場合でも、それらをドラッグ&ドロップしてドキュメント単位で確認画面上にサムネール表示することができる。
例えば、図34,図35はページ順で表示した例に対応し、1章(Document−001)目と14章は、2in1で配置されているが、それ以外は4in1で配置されており、章(ドキュメント)単位で配置数を変えている例である。
また、図36はページ順とプリント順の切り替えボタン1601を切り替えてプリント順で表示した例に対応し、中綴じ(ブックレット)された場合のプリント配置を見ることができる。次に、図37はタブ紙を利用してページ単位でメディアを切り替えた場合の例に対応し、同時にパンチ(穴あけ)処理の指示をした場合でも、サムネール上で穴の位置などが確認できる。また、図38はくるみ製本される場合の例に対応し、表紙が背表紙分大きな用紙が用いられている点が確認できる。
なお、図34〜図38に示した確認画面の表示ウインドウは、ファイル構造を示すフォルダ画面とサムネール画面から成り立っているが、サムネール画面の1つのページをダブルクリックすると、ページ単位でのプレビュー画像でページ単位の拡大表示も可能である。
以上示した図34〜図38の確認画面、または図示しないPDFファイル(ウエブサーバ部1541よりダウンロードしたPDFファイル)の表示画面において、ユーザは、プルーフを確認し、プルーフの確認がOKであるとユーザが判断する。
そして、プルーフがOKである場合には、プルールがOKである(印刷工程への移行を指示する)旨を示す電子メールを(カンププルーフマネージャ114に割り当てられた所定のアドレス,担当者のアドレス等)に送信する。
一方、プルーフの確認がOKでない(NG)と判断した場合には、ユーザは、プルールがNGである(印刷工程へは移行せず、再校正を指示する)旨とプルーフのNG箇所とコメントを入力した電子メールを送信する。
この電子メールを受けたカンププルーフマネージャ114は、プルーフの確認結果がOKである(印刷工程への移行を指示する)場合には、処理を終了し、印刷(プリント)工程に進む。一方、プルーフの確認結果がNGである(印刷工程へは移行せず、再校正を指示する)場合には、画像処理システム側の作業者が、ユーザからのNG箇所のコメントに従って、再度、原稿編集処理,ドキュメント処理や校正刷り(プルーフプリント)の処理をやり直す。
以上のように、プルーフ手段として、図34〜図38に示したサムネール確認画面やPDFファイル(不図示)をユーザに提供することにより、実際の印刷を行うことなしに、オンラインにて、容易かつ確実に出力予測でき、入稿後のプルーフ時の各種変更も容易にし、従来ユーザの負担となっていた入稿時の入念なチェック負担を軽減して、顧客に対してより安価な出力提供を短期間に行うことができる。
一方、図33に示したステップS1522で、サムネールのウェブ表示が求められていないと判断した場合又はステップS1523のサムネール表示の後、ステップS1524に進み、校正表現方法としてPDFファイルが要求されているか否かを判断し、PDFファイルが要求されていると判断した場合には、ステップS1525において、例えばAdobe社のAcrobat Distillerなどを利用して、PDFファイルを作成し、ユーザの要求した方法でユーザに提示する(例えば、ウェブ上での閲覧や、ftpサイトにアップロード、あるいはファイルサイズが小さければユーザへのE−mailに添付するように設定することも可能である)。
一方、ステップS1524で、PDFファイルが要求されていないと判断した場合又はステップS1525の後、ステップS1526に進み、プルーフ出力が要求されているかどうかを判断して、NOならばサムネール画像,PDFファイルをアップロードしたウェブサイトのURLの記載やPDFファイルの添付等を行った電子メール(E−mail)をユーザに対して送信する(S1529)。
一方、ステップS1501において、この電子メールを受信したユーザ環境100は、ステップS1502において、ユーザがサムネール表示を行いたいかどうかを判断して、サムネール表示を行いたいと判断した場合には、ステップS1503において、ウエブブラウザを起動し、URLを入力するとともに、ウエブサーバ部1541より提供される画面にユーザIDとパスワードを入力して、ウエブサーバ部1541よりサムネール画面を取得する。
一方、ステップS1527で、発送指示か郵送指示かどうかを判断して(S1528)、YESなら郵送処理に進み、NOならば他の受け渡し処理へ進む。
そして、ステップS1504において、ウエブサーバ部1541より取得したサムネール画面(図34〜図38)を表示閲覧し、ステップS1505に進む。
一方、ステップS1502で、サムネール表示を行わないと判断した場合は、そのままステップS1505に進む。
次に、ステップS1505において、ユーザがPDFファイルの入手を行う場合には、ステップS1506に進み、ウエブサーバ部1541よりPdfファイルをダウンロードし、ステップS1508に進む。
一方、ステップS1505で、PDFファイルの入手を行わない場合は、そのままステップS1508に進む。
次に、ステップS1508において、ユーザは、プルーフを確認し、プルーフの確認がOKである(印刷工程への移行を指示する)とユーザが判断した場合には、そのままステップS1510に進む。
一方、ステップS1508で、プルーフの確認がOKでない(NG)(印刷工程へは移行せず再校正を指示する)と判断した場合には、ステップS1509において、ユーザは、プルーフのNG箇所とコメントを入力し、ステップS1510に進む。
次に、ステップS1510において、プルーフの確認結果(印刷工程への移行指示、又は、印刷工程へは移行せず再校正指示)を示す電子メールを作成し、カンププルーフマネージャ114に対して送信する。
なお、プルーフがNGの場合には、ユーザは、ステップS1509で入力したプルーフのNG箇所とコメントのデータを電子メールに添付するか、電子メールの本文に記載するものとする。また、プルーフのOK/NGを示す情報は、電子メールの本文に記載するように構成してもよいし、電子メールの題名にOK/NGを示す文字列を記載するように構成してもよい。
一方、カンププルーフマネージャ114は、この電子メールを受信すると(S1530)、ステップS1531において、プルーフの確認結果がOKであるか否かを判断し、プルーフの確認結果がOKである(印刷工程への移行を指示する)と判断した場合には、処理を終了し、印刷(プリント)工程に進むように、後述するJDFデータを書き換える。
なお、ステップS1531の判断は、受信した電子メールの題名等からプログラムにより判断させるように構成してもよいし、電子メールを受信したことを担当者に通知し、該受信電子メールの内容から担当者に判断させ担当者に確認の有無を入力させるように構成してもよい。
一方、ステップS1531で、プルーフの確認結果がOKでない(NG)(印刷工程へは移行せず再校正を指示する)と判断した場合には、ステップS1532に進み、画像形成システム側の作業者が、ユーザからのNG箇所のコメントに従って、再度、原稿編集処理,ドキュメント処理や校正刷り(プルーフプリント)の処理をやり直し、ステップS1521に戻る。
なお、図33では、ユーザからのプルーフの確認結果をステップS1510で電子メールによって行っているが、電話やFAX等で、画像処理システム側の担当者に連絡するようにし、この連絡を受けた担当者がプルーフのOK/NGを判断し、OK/NGを入力するように構成してもよい。
〔納品・発送マネージャ〕
図1に示した納品・発送マネージャ118は、宅配便,クーリエ便,郵送等のサービスとリンクしたもので、配送のトラッキングナンバやエアウェイビルナンバ等から、現在の配送の状況や到着予定等を管理するコンピュータである。
〔ジョブフロー〕
ここで、再び図1に戻って、本実施形態のプロバイダ側の画像処理システムにおける実際のデータの流れを考える。それぞれのコンピュータ,デバイス間で、データの受け渡しが行われており、それら全てを管理しているのが工程管理マネージャ111である。
そして、受け渡されているデータは、CIP3(International Cooperation For Integration of Prepress Press and Postpress:製版、印刷、後加工の印刷ワークフロー統合のための共同組織)におけるPPF(Print Production Format)と呼ばれるフォーマット、あるいはCIP4(International Cooperation For Integration of Processes in Prepress、 Press and Postpress:製版、印刷、後加工の工程・処理統合のための共同組織)におけるJDF(Job Definition Format)と呼ばれる新たなフォーマットにより実現されている。
PPFは、プリプレス,プレス,ポストプレスという印刷の全ワークフローを統合し、その各工程間で処理や管理のデータをやりとりするためのフォーマットであり、PostScript(登録商標)をベースにしており、管理情報やインキの調整、断裁位置の指定などさまざまな情報を扱い、品質の安定化,ミスの低減,処理の高速化,生産設備の効率的運用を目的にしたポストスクリプトをベースにした標準フォーマットである。
一方、JDFは、PPFのコントール性に加え、Adobe社が提案したPJTF(Portable Job Ticket Format)と呼ばれるプリプレスの作業情報やコントロール属性などが付加されたフォーマットであり、プリプレス,プレス,ポストプレスの情報統合性,プロダクションと工程管理マネージャとの連携,及び現存するシステムとの互換性を掲げている。
またJDFでは、PJTFが得意とするJob Ticketと呼ばれる作業指示書の受け渡しを行うというアーキテクチャを踏襲しており、履歴や作業指示,管理情報等に対して、それぞれの工程で必要な処理を順次実行し、次工程に伝えていくという仕組みである。
さらに、JDFでは、Job Ticket(作業指示書)を構築する言語として、XML(eXtensible Markup Language:拡張可能なマーク付き言語)が利用されている。JDFでは、スキーマと呼ばれるXMLの要素や属性の配列を記述したテンプレートを定義しており、定義されたスキーマに従って、それぞれの工程でXMLデータの書き換えを行っている。この様子を示したのが、図39である。
図39は、図1に示した工程管理マネージャ111による工程管理処理を説明する図であり、各工程においてJDFデータの書き換えを行っている様子を示している。
図39に示すように、受注・入稿マネージャ112に入稿されたジョブ2901に対して、工程管理マネージャ111内にあるJDFアプリケーション2902がJDFデータを作成する。
作成されたJDFデータは、工程管理マネージャ111,受注・入稿マネージャ112,原稿編集・スキャンマネージャ113,カンププルーフマネージャ114,プリントマネージャ115,後処理マネージャ116,ファイル保管マネージャ117,納品・発送マネージャ118にて書き換えが行われる。
図39の例では、プリントマネージャ115と後処理マネージャ116との間が図示されており、JDFデータのやりとりは、JDFパーサ2904(またはJDFパーサ2907)で翻訳されて、それぞれのマネージャ内で情報の追加,削除,修正がなされる。なお、2903a〜2903eはJDEデータである。2905はPDLコントローラ、2906はプリンタI/F、2908,2909はフィニッシャI/Fである。
この情報のやり取りは、実際のプリント出力(紙出力)をオフライン処理(作業者が手作業で運ぶ)したとしても、JDFパーサ経由でそれぞれのデバイスからそれぞれのジョブ処理状況がJDFデータに書き込まれて、バケツリレー式に伝達され、そのそれぞれのJDFデータを、工程管理マネージャ111にて逐次管理することで、それぞれのジョブの状況を一覧で見ることができる。
〔工程管理マネージャにおけるプリントジョブの管理〕
図40〜図43は、図1に示したプリントマネージャ114より提供されるプリント工程の管理画面を示す模式図であり、図40はプリント工程におけるジョブステイタス画面であり、図41はプリント工程におけるデバイスステイタス画面であり、図42,図43はプリント工程におけるジョブサブミット画面である。
なお、オペレータはプロバイダ環境におけるクライアントコンピュータ上のウエブブラウザのURLアドレス部に工程管理マネージャ111側のウエブサーバのIPアドレス(ここでは例えば、192.168.100.11とする。DNSがサポートされている環境ならばサーバ名称でも構わない)を入力するとサービス画面が読み込まれるように予め設定されている。
このサービスツール(サービス画面)には、各マネージャ間のスケジューリングを行うスケジューリングタブ3001,受注・入稿マネージャによる受注状況を確認するオーダリングタブ3002,原稿編集を担当するエディティングタブ3003,プルーフマネージャによる顧客のプルーフの承認状況を管理するプルーフィングタブ3004,プリントジョブの管理やプリントジョブの投入を行うプリンティングタブ3005,後処理マネージャにより後処理工程の管理を行うフィニッシングタブ3006,ファイル保管マネージャによりジョブのアーカイブ状況を管理するアーカイビングタブ3007,納品発送マネージャにより納品伝票や配達状況の管理を行うデリバリィタブ3008,そしてスキャンマネージャによりスキャンジョブを管理するスキャンタブ3009等が用意されており、プリンティングタブ3005を選択すると、プリントマネージャ115側のウエブサーバ(工程管理マネージャ111側のウエブサーバと同一であってもよい)にアクセスして、図40に示すプリント工程におけるジョブステイタス画面が読み込まれるようになっている。
図40〜図42に示すプリント工程管理画面(プリンティングタブ3005が選択されたサービス画面)には、ジョブ管理を行うジョブステイタスキー3011,MFP124やMFP125の管理を行うデバイスステイタスキー3012,プリントジョブの投入を司るジョブサブミットキー3013,そしてプリンタやクラスタプリンタの登録など各種設定を行うコンフィギュレーションキー3014等が設けられており、図40はジョブステイタスキー3011が選択された場合に対応し、図41はデバイスステイタスキー3012が選択された場合に対応し、図42,図43はジョブサブミットキー3013が選択された場合に対応する。
まず図40に示すジョブステイタス画面において、3021はデバイス表示部で、ネットワーク上のMFP等のデバイス名称3021−1、デバイスアイコン(ステイタスに応じてアイコンが変化する)3021−2、さらに、それらのステイタスを示す文字(Ready,PaperJam,Printing等)3021−3を表示している。
次に、3022はジョブステイタス表示で、サーバ内部にあるそれぞれのジョブの状態をモニタ出来、Spooling(RIP前のデータを受信中)、Ripping(RIP中)、Wait to Print (Print待機中)あるいは、Printing(Print中)等で表現される。また、予めジョブ投入時にサーバ内部で待機を指示されているジョブに関しては、RIPされる前の状態でHoldとして保持されている。エラーやジャムが生じた場合には、その旨表示されユーザに知らせるプリント後は、次のジョブ履歴(フィニッシュドジョブ)に渡される。各ネットワークデバイスのステイタスは、所定期間毎にサーバが問い合わせる、及び/又は各ネットワークデバイスが自身のステイタスに変化があったときにサーバに通知することで対処している。
また、3023はジョブ履歴表示で、ジョブの履歴を見ることができ、正常終了の場合にはPrinted、途中キャンセル時にはCanceledが示される。
さらに、ジョブステイタス表示3022,ジョブ履歴表示3023において、3022は詳細キーで、このキーをクリック(図示しないポインティングデバイス等で指示)すると、実行中のジョブや終了後のジョブの詳細状況をつかむことができ、ジョブ名,ターゲットプリンタ,ジョブステイタス,ジョブプライオリティ,ジョブID,クライアント名の他,ジョブのページ数,部数,紙サイズ,出力予測時刻,あるいはクライアントからのオペレータへの要望事項などを記述しておくコメント等が表示される。但し、上記出力予測時刻はあくまでも予測時刻であり、現在のスプール順、RIP予測時間、あるいは、プリンタのスピードなどにより計算される。
さらに、ジョブステイタス表示3022において、3025はコントロールキーで、これらのジョブ一つずつに対して、ある特権を与えられたの者(たとえば、管理者)のみが制御可能なものであり、左から順に、ジョブのキャンセル3025−1,ジョブの一時停止(ジョブのポーズまたは、ホールド)3025−2,ジョブの再開(ポーズジョブまたは、ホールドジョブのリリース)3025−3等を指示するためのものである。
また、ジョブ履歴表示3023において、2761はコントロールキーで、ジョブ履歴表示3023内のジョブに対して制御可能なものであり、左から順に、ジョブのアーカイブ(ジョブをネットワーク上の別の場所に保管しておく機能)2761−1,ジョブの削除(ジョブのデリート)2761−2,ジョブの再プリント(リプリントジョブ)2761−2等を指示するためのものである。これらの指示に基づいて、オペレータはサーバを扱うことができる。
また、MFP124,125あるいはプリンタ107内のネットワークインターフェース部分にはMIB(Management Information Base)と呼ばれる標準化されたデータベースが構築されており、SNMP(Simple Network Management Protocol)というネットワーク管理プロトコルを介してネットワーク上のコンピュータと通信し、MFP124,125をはじめとして、ネットワーク上につながれたデバイスの状態をコンピュータと必要な情報の交換が可能である。
例えば、MFP124,125の装備情報としてどんな機能を有するフィニッシャが接続されているかを検知したり、ステイタス情報として現在エラーやジャムが起きていないか、プリント中かアイドル中かなど検知したり、MFP124,125の装備情報、装置の状態、ネットワークの設定、ジョブの経緯、使用状況の管理、制御などあらゆる静的情報を入手することが可能となる。プリントマネージャは、このMIBを利用して、MFP等のステイタスを随時取り込み、それをHTMLファイルとして更新することで、クライアントからは常にその状態を閲覧することができる。
デバイスステイタスキー3012をクリック(図示しないポインティングデバイス等で指示)すると、図41に示すデバイスステイタス画面が表示され、デバイスステイタス表示3023によりデバイス内の装備された紙サイズやその補充状況(各用紙スタッカもしくはカセットの用紙残量)を確認したり、各デバイスに装備されたフィニッシャなどのアクセサリ状況を予め確認したりすることが可能となる。ただし、用紙残量については、そのためのセンサで検出するものであり、記録紙1枚の精度で検出することは難しいので例えば最小単位は10枚程度である(ただし、用紙無しは確実に検出できる)。3033は詳細キーで、このキーをクリック(図示しないポインティングデバイス等で指示)すると、デバイスの詳細状況(例えば、カラー/モノクロ,解像度,印刷速度等)が表示される。
また、ジョブサブミットキー3013をクリック(図示しないポインティングデバイス等で指示)すると、図42に示すジョブサブミット画面が表示される。
ジョブサブミット画面の利用方法は前述のプリンタドライバと同様だが、これはクライアントコンピュータ上のファイルをアプリケーションで開かずに(アプリケーション上で印刷指示しないで)、直接プリントマネージャ115に投げ込む(印刷対象の文書ファイルに以下の付加情報を付随させて転送又はコピーする)ためのものである。
通常、プリンタドライバは、2つの役割を持っており、その一つは、クライアントコンピュータ上のアプリケーションでデータを立ち上げて、そのデータをPostScript(登録商標)(或いはPCL)などのPDLデータに変換する役割と、もう一つは、プリントマネージャ115(あるいは、プリンタ)にその変換されたデータを投げ込む役割である。これは、従来型のRIP処理が1種類のRIP処理にしか対応できていなかったためであった。
これに対して、ジョブサブミットは、役割的には、GUIを用いてジョブチケットと共にジョブを投げ込む処理だけであるが、近年、PSだけでなく様々なフォーマット(たとえば、pdfやtif,jpgなど)のデータを同一のソフトウエアRIPモジュールでRIP処理可能なものが登場したり、プリントマネージャ115内に複数種類のソフトウエアRIPモジュール(例えば、PSとPCL)を有していて、データに応じてそのRIPモジュールを切り替えて使用できたりと、1種類のPDLだけでなく様々なフォーマット(例えば、pdfやtiff,jpgなど)や様々なPDLデータを直接プリントマネージャ115に送付しても、従来の単一のPDLデータ同様にRIP処理を行い、ビットマップデータに展開することが可能となった。
また、仮にMFP124(またはMFP125)のインタフェースの都合で、ビットマップデータでなく、PSデータのみを扱うタイプのRIP処理機能付きのプリンタである場合には、プリントマネージャ115は上記RIP処理にてビットマップデータに展開後、そのデータをJBIGやG4(CCITT)にて画像圧縮したあと、それにPS等のヘッダ(PSデータであることを示すヘッダ)をつけて、そのMFPに出力することにより、様々なプリンタに対してもこれらの各種フォーマットデータのプリントを実現することができる。
ジョブサブミットで付加する設定項目として、3041はターゲットとなる出力先を選択する送信先選択カラムである。一般的には前述のMFP124,125あるいは、それらを組み合わせたクラスタプリンタを設定することも可能である。なお、送信先選択カラム3041でクラスタプリンタと呼ばれる複数台のプリンタを仮想的に組み合わせたプリンタが選択された際には、図43に示すようにそれぞれのプリンタに対して設定を行うことができるように、設定項目切り替えキー3042のGUIが変更される。
3044はファイルを選択するカラムで直接ファイル名をディレクトリィと一緒に指示しても良いが、一般的にはその右のブラウズボタンによりサーバ自身のコンピュータ(あるいは、ネットワーク内)にあるジョブファイルを選ぶことになる。
かかる設定を行い、プリントキー3043をクリックすると、設定された内容と指定されたファイルがプリントマネージャ115に転送され、印刷ジョブとして追加(キューイング)されることになる。
また、選択したファイルと一緒に送られる設定項目をジョブチケットと呼んでおり、3045に示すような設定項目である。なお、図42,図43では、一般設定(General)における設定項目が表示されているが、設定項目切り替えキー3042により設定項目の分類(一般設定,ジョブ制御,フィニッシング,画像処理設定,カラー設定)を切り替えると、図44〜図47に示すように異なる分類の設定項目(ジョブ制御,フィニッシング,画像処理設定,カラー設定等の設定項目)が表示され、それぞれ設定を行って、ジョブチケットとして画像データと共にプリントマネージャ115に送信され、RIP処理やプリント、後処理等に利用される。
それぞれ分類のジョブチケットの詳細設定項目としては、例えば本実施形態では、以下のようにいくつかに分類されて、様々な設定が可能となっている。
1.一般設定(General):部数,紙サイズ,給紙段,メディアタイプ,両面の有無等(図42,図43に示す3045)
2.ジョブ制御(Job):ジョブの優先順位,ジョブセーブの有無等(図44参照)
3.フィニッシング(Finishing):ステイプル,パンチ,ブックレット等(図45参照)
4.画像処理設定(ImageQuality=IQ):シャープネス,ブライトネス,トナーリダクション設定等(図46参照)
5.カラー設定(Color):ガンマ変換テーブルの設定,ICCプロファイルの設定等(図47参照)
また、この1〜5に示したジョブチケットの詳細設定項目は、図43に示すように複数台のプリンタを組み合わせてクラスタプリントする場合には、それぞれのプリンタに対して設定可能である。
さらに、このジョブチケットは、それぞれのデバイスに固有の設定項目があるばかりでなく、予め用意しておけば、操作がスムーズに運ぶという利点があるため、ジョブチケットの呼び出しキーや、任意に設定したジョブチケットを保存しておくセーブキー(ジョブチケットを再使用するため)、及び新しく名前を付けて保存できるセーブアズキー、そしてジョブチケットを削除するデリートキー(不図示)を備えたキー群3044が用意されている。なお、キー群3044は、プリントファイルを自分のコンピュータ或いは自分がアクセス可能なネットワーク上から選択するためのファイル名入力エリア,ブラウズキー等も備えている。
また、ジョブチケットの設定をデフォルトの状態に戻せるように、ジョブチケットのリセットキー3046が用意されている。
以上説明したように、印刷業界およびPOD市場における工程を分類化して(ジョブに対して、受注・入稿、原稿編集、プルーフ、プリント、後処理、ファイル保管、納品・発送、あるいは、スキャン等の工程に分類化して、各工程を効率的な作業手順、順序、及び、他のジョブとの順序等を考慮して最適なスケジューリングを行うことで、効率的な工程管理を行うことができる。
また、各工程に分類されたスケジュールを一覧表示することで、効率的な工程管理を行うことができる。
さらに、それぞれのジョブに対して、受注順、納期優先、コスト優先、品質優先などのモードを設け、他のジョブと調整を行って全体をスケジューリングすることで顧客のニーズに合った出力を行うことが可能となる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、自分のMFP102に出力するか、発注をかけるかはユーザの意思に任されており、発注機能(発注ボタンや発注アイコン)を意識的にアクティブにするという方法であった。
第2実施形態では、MFP内部で処理できる機能と外部に発注することで可能となる機能の全てをMFPの操作部やプリンタドライバあるいは、ブラウザなどを利用したジョブサブミット画面で表示し、ユーザに好みの機能を選択させ、その設定された機能に応じて自分の環境内のMFPで出力させるか、外部のプロバイダに発注を行うかをMFP自身が判断するものである。
図48は、本発明に係る画像処理システムにおける第2のジョブ発注処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、S3401〜S3406,S3411,S3412,S3421〜S3425,S3431〜S3435,S3441〜S3445は各ステップを示す。
なお、サービスセンタ150で予め各プロバイダからの機能情報を吸い上げて登録しておき(S3421,S3431,S3441)、機能画面を表示する際に、その登録された機能の表示を行う。
MFP102からサービスセンタ150への問い合わせ方法は、図7のように、操作部画面を開くたびに問い合わせてもいいし、開くたびにアクセスすると時間がかかる場合には、図48のようにMFP102の電源投入時や定期的なポーリングなどで(S3401)、サービスセンタ150に予めサポート機能を問い合わせておいて(3411)、ユーザが機能選択画面を表示する際、すぐに表示されるように構成されている。
このとき、MFP102では、自分自身でサポートされている機能以外に、サービスセンタで仲介している全てのプロバイダ(図48ではプロバイダA〜プロバイダZ)がそれぞれサポートしている機能の論理和で表示したり、プロバイダ毎に全部の機能を表示したりして、ユーザに操作部やUI上で、MFP102での出力と外部に発注をかけることの区別をなくして表示する(S3402)。
ユーザは表示された機能に対して、所望の機能を選択して設定する(S3403)。このときMFP102は、その設定された機能が自分自身で処理可能か否かを判断して(S3404)、可能であればMFP102に設定機能を反映させて(S3405)、プリント出力を行う(S3406)。
一方、ステップS3404で、サポート範囲外の機能を入力されていた場合には、サービスセンタにて適切なプロバイダを選定して(S3412)、該サービスセンタ経由で機能がサポート可能なプロバイダに発注依頼(S3422,S3432,S3442)を行ったり、または、MFP102から機能がサポート可能なプロバイダに直接発注依頼を行ったりする。なお、ステップS3423〜S3425,S3433〜S3435,S3443〜S3445は、所望の機能設定処理,プリント製本サービス処理,納品処理に対応する。
一方、依頼されたプロバイダ側は、希望納期、希望品質あるいは、希望コストなどを加味して工程管理を行い、それがユーザの希望に合えばジョブの受注が成立し、所望の設定機能を反映させて、プリントサービスを開始する。出力が出来上がり次第、プロバイダはジョブをユーザに向けて発送、納品し、ユーザは出力を受け取ることができる。
図49は、図1に示したMFP102の操作部に表示されるジョブ設定操作画面の一例を示す図であり、タブ上に、COPYとオーダが自動判定される操作画面例であり、ユーザにMFP102での出力設定と、発注設定との差異を意識させずに行えるように構成されている。
図50は、図1に示したクライアントコンピュータ103上で表示されるジョブ発注操作画面の一例を示す図であり、プリント時のジョブサブミット画面例である。
図50に示すように、本実施形態では、MFP102でサポートされていない機能も同時に表示されており、自動的に自分自身でプリントするか、外部に発注をかけるかをユーザの設定に応じて決めることが可能に構成されている。
〔第3実施形態〕
第1実施形態では、MFPの動作のうち、複写動作とネットワークプリンタ動作を中心に説明したが、MFPには既に説明したように、下記のような機能(A)〜(I)を持っている。
本実施形態に示すMFPは、(A)複写機能,(B)ネットワークスキャナ,(C)ネットワークプリンタ,(D)ファクシミリ送信機能,(E)ファクシミリ受信機能,(F)ボックス受信機能1,(G)ボックス受信機能2,(H)ボックス送信機能1,(I)ボックス送信機能2を備えている。
読み取り系に関しては、第4実施形態で説明するとして、ここではボックス送信機能について説明する。
ユーザがスキャンやプリントジョブの一時格納として、既にMFP102のメモリボックスにジョブを登録している場合にも、第1実施形態同様に自分のMFP102に出力したり、サービスプロバイダに発注依頼したりすることが可能である。
メモリボックスは、大きく分けて2つの使い方がある。1つ目は、ユーザ自身が1つまたは複数個のジョブを格納しておいて、後で一斉に出力する場合。もう一つは、あるユーザがジョブを格納し、別のユーザが予め伝えられたユーザIDとパスワードを入力して格納されたジョブを取り出し(プリント出力)する場合である。
前者の場合、格納するジョブとして、スキャンされたデータ、あるいは、クライアントコンピュータ103からMFP102のメモリ2211にプリントせずにメモリボックスに格納することを目的に入れられたデータがあり、いくつか溜め込んだ後に、後で一斉に出力する場合で、時としてスキャンデータとコンピュータからのデータを混在して溜めておいて一度に出力するという使い方もできる。そのため、複数個のジョブからなるような発注依頼や、スキャンと電子データとの混在データの場合などにこの機能を用いれば、まとめてサービスプロバイダに発注をかけることができる。
次に後者の場合、ジョブを格納する人と、発注をかける人を別にすることができる。通常、発注をかけるには出金を必要とするため、作業者が誰でも発注できると混乱を招く場合もあるため、実際にジョブを作成してメモリに格納する人と、その内容を試し刷りやプレビューを利用して確認し、発注行為を承認する人を別に設定した方がいいという環境では、このボックス機能が有効であると考えられる。
〔第4実施形態〕
第1実施形態では、プリントサービスに特化して実施形態の例について説明したが、ASPにおけるプロバイダのサービス内容は、プリントサービスだけではない。
その例として、図51に示すようにプロバイダ環境110において、OCR(Optical Character Recognitionまたは、Optical Character Reader)サービス181や翻訳サービス182を提供することも本実施形態に含まれる。
図51は、本発明の第4実施形態を示す画像処理システムの一例を示す図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図52は、図51に示した画像処理システムにおけるスキャナドライバの設定画面の一例を示す図である。
図51に示すように、ユーザ環境100にある、MFP102のスキャナとクライアントコンピュータ103を利用して、紙原稿に対してOCRをかけるサービスや、あるいは、電子ドキュメントやOCRをかけられたデータに対しての翻訳サービスを行う。
例えば、図32に示したスキャナドライバの中に、図52に示すようにOCR機能1281や翻訳機能1282のメニューを設けて、ユーザがこれらを選択した場合に、第1実施形態と同様にサービスセンタがプロバイダに対して,そのサービスの発注をかけるのである。
発注をかけられたプロバイダは、設定された機能に応じて、OCRサービスや翻訳サービスを行い、その出力が物理的なものであれば、トラック便などを利用して配送され、データであればインターネットを経由して、ユーザ環境のMFP102または、クライアントコンピュータ103に知らせることとなる。
また、翻訳サービスを終えたデータがMFP102に届くと、サービス終了が告知され、そのMFP102にてプリント出力できる。
〔第5実施形態〕
上記実施形態では、自分自身のMFP102とサービスプロバイダへの発注に関して、二者択一で行う例を説明してきていたが、いずれか一方だけでなく、両方同時にMFP102へのプリント(または、コピー)とサービスプロバイダへの発注を行うような機能を設けてもよい。
あるいは、サービスプロバイダに関しても、択一的に一社だけに発注する場合を考えていたが、二社、あるいは、三社に一斉に発注をかけて大量部数の負荷分散を行ってもよい。
〔第6実施形態〕
第1実施形態では、ウエブブラウザを利用して、1つのプリンタドライバから自分自身のMFPへの出力と、いくつかのプロバイダ環境へのプリント発注を行った例を示したが、ここでは、プリンタドライバを利用して実現する方法を考える。
図53,図54は、本発明の第6実施形態を示す画像処理システムにおけるプリンタドライバのプロパティ画面の一例を示す図であり、図13および図14と同一のものには同一の符号を付してある。
本実施形態では、図53の(a)におけるMFP102のプロパティ画面で新たなポートを選ぶ際に、図53の(b)に示すように、サーバURLとして、例えば、プロバイダAのURLを選択する。このURLは、プロバイダA環境にある受注・入稿マネージャ112が持つウェブ受発注画面のURLでもいいし、あるいは、プリントマネージャ115や実際のMFP124または、MFP125が持つウエブサーバのURLであっても構わない。これによりインターネットを経由してウェブサブミッション画面が開かれたり、IPP(Internet Printing Protocol)対応のMFP124または、MFP125に出力したりすることができる。
また、ユーザ環境のプリンタドライバ側には自分の環境内のMFP102に出力するか、上記のサービスプロバイダに発注をかけるかが不明確であるため、プリンタドライバの送付先が2つまたはそれ以上リンクできるようなプリンタドライバにしておき、図54のように試し刷りキー800と発注キー801の2つを設けて、試し刷りキー800がクリックされた場合には、自分の環境内のMFP102を送信先に設定し、発注キー801がクリックされると、上述のサービスプロバイダに発注をかけるようにしておく。
上記各実施形態によれば、ユーザが自己のMFPで搭載されていない機能/性能であっても、利用することができる。例えば、面付けサービスやバリアブルデータプリントサービス、製本サービス、カラープリントサービス、あるいは、短期間での大量部数サービスといった廉価版のMFPでは実現不可能な機能/性能もプロバイダ側との連携でサポートするサービスを提供できる。
以下、図55に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図55は、本発明に係る画像処理システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図8,図10,図17,図28,図33,図48に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
また、本実施形態では、プロバイダ側におけるMFP資源の構成、例えばプリンタエンジン(モノクロ,カラー),オプション装置(フィニッシャ,製本処理),スキャナ等についてのハード構成や、画像データ処理,印刷データ処理については割愛しているが、当該処理は、公知のスキャナ技術,プリンタ技術,シート後処理技術であり、必要ならば、特開2003−162393号公報(出願人:キヤノン株式会社)に開示の通りであり、この開示技術を適用して、プロバイダ側で発注されたジョブを処理するものである。
上記実施形態によれば、ユーザが自己のMFPで搭載されていない機能/性能であっても、利用することができる。
例えば、面付けサービスやバリアブルデータプリントサービス、製本サービス、カラープリントサービス、あるいは、短期間での大量部数サービスといった廉価版のMFPでは実現不可能な機能/性能もプロバイダ側との連携でサポートするサービスを自在、かつタイムリに提供できる。
また、本発明は、ユーザ環境とプロバイダ環境をインターネット経由で結び、ユーザがMFPを保持し、プロバイダに発注可能(予め契約したり、発注可能条件を満たしたりしているなど)である場合に、MFPに発注機能(発注キーや発注アイコンなど)を設けて、これにより紙原稿またはボックス内の画像データをインターネット経由にてオンディマンドでプリント製本サービスなどが受けられるようにするものである。
また、クライアントコンピュータからプリントを行う際にも、ユーザ環境内にあるMFPに出力したり、外部のプロバイダ環境にプリントサービスの発注依頼を行ったり、使い分けることができる。
発注機能や発注依頼に関しては、ユーザが自分のオフィスに居ながらにして、オフィス環境とプロバイダへの発注とを意識させないほど簡単にでき、かつ、複雑な設定や契約手続きも必要とせず、手軽に大量プリントの出力を入手できる。
また、予めユーザが入力したジョブチケットに応じて自分自身のMFPで処理可能な場合は処理し、処理できない場合は自動的に発注をかける仕組みも提供することができる。
また、発注という行為は、原稿と出来上がりとの差異を途中で確認できないという不安があるのに対して、ユーザは、自分の環境にあるMFPにて一度、試し刷りをすることで出来上がり出力を安心して受け入れやすくなる。
更に、通常のプリントドライバでは出力先が1つのプリンタであり、試し刷りと発注行為を分けて行わなければいけないのに対して、プリンタドライバでOKをクリックするとウェブ画面が開き、ユーザ環境のプリンタに試し刷りプリントするか、いくつかのプロバイダから選んでプリントサービスが受けるかを容易に選択できる。
次に、データの流れとしては、下記のような方式が考えられる。
クライアントコンピュータからPDLデータで、ユーザ環境のMFPに試し刷り、かつ/または、プロバイダ環境に発注行為を順次または、同時に行う。
クライアントコンピュータからプリントジョブを必ず一旦MFPに投げて試し刷りを行い、MFPから信頼のあるプロバイダにジョブを転送する。
ユーザ環境のMFPにてRIPして試し刷りを行い、RIPされたデータを圧縮または、暗号化して、プロバイダ環境に転送し、プロバイダ環境にて設定を変えて再度プリントする等それぞれ場合によってジョブの投げ方を変えることが自在に行える。
一方、プロバイダ側は、ユーザからのジョブを受注し、原稿編集、プリントイメージの確認(カンプ/プルーフ)、プリント、フィニッシング処理、再発注のためのファイル保管、そして納品配送までを行って、ユーザの手元に出力を届けるサービスを行うことが可能となる。また、プロバイダは複数あってユーザがサービス内容に応じて逐次選択することができる。
また、複数の工程からなる画像形成処理を実行可能な画像処理システムにおいて、複数の工程を管理するとともに、印刷業界及びPOD市場における画像形成処理の工程を分類化し、各工程(原稿編集、プルーフ、プリント、後処理、ファイル保管、納品・発送、スキャン等の各工程)に対してのスケジューリングを行うなど効率的な工程管理を行うことができる。
上記実施形態では、MFPの画像処理装置におけるジョブ処理をリモートのサービスプロバイダで処理する例について説明したが、画像処理に限らず、ユーザのパーソナルコンピュータにインストールされているアプリケーションでは、処理できない、何らかのデータ処理(例えば会計サービス処理,保険サービス処理,金融サービス処理)を行う種々のデータ処理システムにも容易に適用可能である。
本発明の第1実施形態を示す画像処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示したクライアントコンピュータの構成を説明するブロック図である。 図1に示したMFPの構成を説明するブロック図である。 図1に示したMFPの構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理システムを適用するネットワーク環境の一例を示す図である。 図1に示したMFPの操作部の一例を示す平面図である。 図1に示したMFPの操作部の一例を示す平面図である。 本発明に係る画像処理装置における操作部における各種のモードに対応した操作画面表示の遷移制御手順を説明するフローチャートである。 図1に示したMFPの操作部に表示される発注設定操作画面例を示す図である。 本発明に係る画像処理装置における発注処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1に示したMFP上で管理されるファンクションテーブル(FTB)の一例を示す図である。 本発明に係る画像処理システムにおけるファンクションテーブルの構成とその更新処理例を説明する図である。 図1に示したクライアントコンピュータのプリンタドライバで表示可能な印刷設定画面の一例を示す図である。 図1に示したクライアントコンピュータ上のプリンタドライバ画面の一例を示す模式図である。 図1に示したクライアントコンピュータ上のプリンタドライバ画面の一例を示す模式図である。 図1に示したクライアントコンピュータ上のプリンタドライバ画面の一例を示す模式図である。 図1に示したユーザ環境におけるプリント発注処理例を説明するフローチャートである。 図1に示したクライアントの表示装置に表示されるWebBrowserの一例を示す図である。 図18に示したWebBrowser上で設定可能なジョブチケットの一例を示す図である。 図1に示したクライアントの表示装置に表示されるWebBrowserによる電子入稿処理画面の遷移状態を示す図である。 図1に示したクライアントの表示装置に表示されるWebBrowserによる電子入稿処理画面の遷移状態を示す図である。 図1に示したクライアントの表示装置に表示されるWebBrowserによる電子入稿処理画面の遷移状態を示す図である。 図1に示したクライアントの表示装置に表示されるWebBrowserによる電子入稿処理画面の遷移状態を示す図である。 図1に示したクライアントの表示装置に表示されるWebBrowserによる電子入稿処理画面の遷移状態を示す図である。 図1に示したクライアントの表示装置に表示されるWebBrowserによる電子入稿処理画面の遷移状態を示す図である。 図1に示したクライアントの表示装置に表示されるWebBrowserによる電子入稿処理画面の遷移状態を示す図である。 図1に示したクライアントの表示装置に表示されるWebBrowserによる電子入稿処理画面の遷移状態を示す図である。 本発明に係る画像画像処理システムにおけるジョブ発注処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1に示したユーザ環境よりプロバイダ環境に対してユーザから送信されたファイルA〜F、及びその出来上がり(編集後の)イメージの一例を表した模式図である。 図1に示したユーザ環境よりプロバイダ環境に対してユーザから送信されたファイル、及びその出来上がり(編集後の)イメージの一例を表した模式図である。 図1に示したユーザ環境よりプロバイダ環境に対してユーザから送信されたファイル、及びその出来上がり(編集後の)イメージの一例を表した模式図である。 図1に示したMFPのスキャン動作を指示するためのスキャナドライバのGUI(Graphic User Interface)の一例を示す模式図である。 図1に示したカンププルーフマネージャとユーザ側のコンピュータとの通信及びカンププルーフマネージャによるプルーフ作成処理を示すフローチャートである。 図1に示したカンププルーフマネージャによる確認画面の一例を示す図である。 図1に示したカンププルーフマネージャによる確認画面の一例を示す図である。 図1に示したカンププルーフマネージャによる確認画面の一例を示す図である。 図1に示したカンププルーフマネージャによる確認画面の一例を示す図である。 図1に示したカンププルーフマネージャによる確認画面の一例を示す図である。 図1に示した工程管理マネージャによる工程管理処理を説明する図である。 図1に示したプリントマネージャより提供されるプリント工程の管理画面を示す模式図である。 図1に示したプリントマネージャより提供されるプリント工程の管理画面を示す模式図である。 図1に示したプリントマネージャより提供されるプリント工程の管理画面を示す模式図である。 図1に示したプリントマネージャより提供されるプリント工程の管理画面を示す模式図である。 本発明に係る画像処理システムにおいて設定可能なジョブチケットの一例を示す図である。 本発明に係る画像処理システムにおいて設定可能なジョブチケットの一例を示す図である。 本発明に係る画像処理システムにおいて設定可能なジョブチケットの一例を示す図である。 本発明に係る画像処理システムにおいて設定可能なジョブチケットの一例を示す図である。 本発明に係る画像処理システムにおける第2のジョブ発注処理手順の一例を示すフローチャートである。 図1に示したMFPの操作部に表示されるジョブ設定操作画面の一例を示す図である。 図1に示したクライアント上で表示されるジョブ発注操作画面の一例を示す図である。 本発明の第4実施形態を示す画像処理システムの一例を示す図である。 図51に示した画像処理システムにおけるスキャナドライバの設定画面の一例を示す図である。 本発明の第6実施形態を示す画像処理システムにおけるプリンタドライバのプロパティ画面の一例を示す図である。 本発明の第6実施形態を示す画像処理システムにおけるプリンタドライバのプロパティ画面の一例を示す図である。 本発明に係る画像処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
100 ユーザ環境
102 MFP
103 クライアントコンピュータ
110 プロバイダ環境
111 工程管理マネージャ
112 受注・入稿マネージャ
113 原稿編集・スキャナマネージャ
114 カンプ・プルーフマネージャ
115 プリントマネージャ
116 後処理マネージャ
117 ファイル保管マネージャ
118 納品・発送マネージャ

Claims (20)

  1. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に対するドライバ設定画面を介してプリント指示を行うプリント指示手段と、
    前記ドライバ設定画面に対して入力されるURL情報に基づいて、前記サービスプロバイダに所定の画像処理要求を発注するための発注ページ情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得される発注ページ情報に基づく発注処理画面を表示装置に表示するブラウザ手段と、
    前記ブラウザ手段により表示される発注処理画面に対する指示に基づいて、前記クライアントコンピュータから前記サービスプロバイダに対して発注指示を行う発注指示手段と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  2. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に画像データを送信する第1の画像データ送信手段と、
    前記画像処理装置から前記サービスプロバイダに対して、画像データを送信する第2の画像データ送信手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置システム。
  3. 前記画像データの転送先指示状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1の画像データ送信手段と前記第2の画像データ送信手段とのいずれか一方、または双方に画像データの転送を行う転送制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項2記載の画像処理システム。
  4. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像装置装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に、前記画像処理装置に対するドライバ設定画面を介して試しプリント指示あるいは前記画像データを前記サービスプロバイダに対して発注する発注指示のいずれかを行う指示手段と、
    前記指示手段による指示結果に基づいて、発注指示が行われていると判断した場合に、前記ドライバ設定画面に対して入力されるURL情報に基づいて、前記サービスプロバイダに所定の画像処理要求を発注するための発注ページ情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得される発注ページ情報に基づく発注処理画面を表示装置に表示するブラウザ手段と、
    前記ブラウザ手段により表示される発注処理画面に対する指示に基づいて、前記クライアントコンピュータから前記サービスプロバイダに対して発注指示を行う発注指示手段と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  5. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像装置装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置にPDLデータを送信する第1の送信手段と、
    前記第1の送信手段にて送られたPDLデータを前記画像処理装置にて展開する画像展開手段と、
    前記画像展開手段にて展開された画像データを符号化する符号化手段と、
    前記符号化手段により符号化された画像データを前記サービスプロバイダに対して転送する転送手段と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  6. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に対してプリント起動を行うプリンタドライバと、
    前記画像処理装置内で、前記プリンタドライバの出力ポートと関連付けられ、かつ/または、前記画像処理装置にて対応可能な画像機能を表示及び設定を可能とする第1のウエブサーバ手段と、
    前記サービスプロバイダ中に設けられたウエブサーバ内で、前記プリンタドライバの出力ポートまたは、前記第1のウエブサーバ手段と関連付けられ、かつ/または、少なくとも一つまたは全部の前記サービスプロバイダにて対応可能な機能を表示及び設定可能とする第2のウエブサーバ手段と、
    前記クライアントコンピュータからウエブブラウザを利用して、前記第1のウエブサーバ手段と、前記第2のウエブサーバ手段との表示内容を切り替えて表示し、前記ウエブブラウザ上にて表示されている画像処理機能に対して設定される指示を前記画像処理装置または前記サービスプロバイダに、あるいは、前記画像処理装置と前記サービスプロバイダとの双方に行う操作指示制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  7. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に対してプリント起動を行うプリンタドライバと、
    前記プリンタドライバの出力ポートと関連付けられ、かつ、前記画像処理装置内に設けられて前記サービスプロバイダに画像処理指示可能なウエブサーバ手段と、
    前記画像処理装置により画像データを試し刷り出力するか、前記ウエブサーバ手段により前記サービスプロバイダに発注して処理させるかを選択指示に従い、前記画像データを前記ウエブサーバ手段により前記サービスプロバイダに発注して処理させるか否かを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置システム。
  8. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおいて、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に対してプリント起動を行うプリンタドライバと、
    前記プリンタドライバの出力ポートと関連付けられた前記画像形成装置内に設けられて前記サービスプロバイダで実現される画像処理機能情報を取得可能なウエブサーバ手段と、
    前記画像処理装置においてサポートされる画像処理機能情報と各サービスプロバイダから取得される各画像処理機能情報との論理和結果に従い選択可能な画像処理機能を表示する機能表示手段と、
    前記機能表示手段により表示された画像処理機能の中から所望の画像処理機能を設定する機能設定手段と、
    前記機能設定手段によって設定された画像処理機能に応じて、画像データを前記画像処理装置で出力するか、前記サービスプロバイダによる画像処理サービスで出力させるかの判断結果に応じて、前記画像処理装置または前記サービスプロバイダのいずれかにより前記画像データを出力させるかを決定する決定手段と、
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  9. 1つまたは複数のサービスプロバイダにてサポートされるそれぞれの画像処理機能は、予めまとめて登録しておく機能登録手段を備え、前記サービスプロバイダにてサポートされる画像処理機能は、前記機能登録手段から呼び出して表示及び設定することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像処理システム。
  10. 前記サービスプロバイダが提供するサービス処理は、ジョブの受注または入稿処理、ジョブの編集処理またはスキャン処理、ジョブの内容確認処理、ジョブのラスタライズまたは印刷処理、ジョブの後処理、ジョブのファイル保管処理、ジョブの納品発送処理、ジョブの文字認識処理、翻訳処理、あるいは各処理の工程管理処理の一部または全部、あるいは一連の処理を含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の画像処理システム。
  11. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおけるジョブ処理方法において、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に対するドライバ設定画面を介してプリント指示を行うプリント指示ステップと、
    前記ドライバ設定画面に対して入力されるURL情報に基づいて、前記サービスプロバイダに所定の画像処理要求を発注するための発注ページ情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得される発注ページ情報に基づく発注処理画面を表示装置に表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示される発注処理画面に対する指示に基づいて、前記クライアントコンピュータから前記サービスプロバイダに対して発注指示を行う発注指示ステップと、
    を有することを特徴とするジョブ処理方法。
  12. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおけるジョブ処理方法において、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に画像データを送信する第1の画像データ送信ステップと、
    前記画像処理装置から前記サービスプロバイダに対して、画像データを送信する第2の画像データ送信ステップと、
    を有することを特徴とするジョブ処理方法。
  13. 前記画像データの転送先指示状態を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる判定結果に基づいて、前記第1の画像データ送信手段と前記第2の画像データ送信ステップとのいずれか一方、または双方に画像データの転送を行う転送制御ステップと、
    を有することを特徴とする請求項12記載のジョブ処理方法。
  14. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおけるジョブ処理方法において、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置に、前記画像処理装置に対するドライバ設定画面を介して試しプリント指示あるいは前記画像データを前記サービスプロバイダに対して発注する発注指示のいずれかを行う指示ステップと、
    前記指示ステップによる指示結果に基づいて、発注指示が行われていると判断した場合に、前記ドライバ設定画面に対して入力されるURL情報に基づいて、前記サービスプロバイダに所定の画像処理要求を発注するための発注ページ情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得される発注ページ情報に基づく発注処理画面を表示装置に表示する表示ステップと、
    前記表示ステップにより表示される発注処理画面に対する指示に基づいて、前記クライアントコンピュータから前記サービスプロバイダに対して発注指示を行う発注指示ステップと、
    を有することを特徴とするジョブ処理方法。
  15. ネットワークに接続されたクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおけるジョブ処理方法において、
    前記クライアントコンピュータから前記画像処理装置にPDLデータを送信する第1の送信ステップと、
    前記第1の送信ステップにて送られたPDLデータを前記画像処理装置にて展開する画像展開ステップと、
    前記画像展開ステップにて展開された画像データを符号化する符号化ステップと、
    前記符号化ステップにより符号化された画像データを前記サービスプロバイダに対して転送する転送ステップと、
    を有することを特徴とするジョブ処理方法。
  16. ネットワークに接続され、前記画像処理装置に対してプリント起動を行うプリンタドライバを備えるクライアントコンピュータと画像装置装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおけるジョブ処理方法において、
    前記画像処理装置内で、前記プリンタドライバの出力ポートと関連付けられ、かつ/または、前記画像処理装置にて対応可能な画像機能を表示及び設定を可能とする第1の処理ステップと、
    前記サービスプロバイダ中に設けられたウエブサーバ内で、前記プリンタドライバの出力ポートまたは、前記第1のウエブサーバ手段と関連付けられ、かつ/または、少なくとも一つまたは全部の前記サービスプロバイダにて対応可能な機能を表示及び設定可能とする第2の処理ステップと、
    前記クライアントコンピュータからウエブブラウザを利用して、前記第1の処理ステップと、前記第2の処理ステップとの表示内容を切り替えて表示し、前記ウエブブラウザ上にて表示されている画像処理機能に対して設定される指示を前記画像処理装置または前記サービスプロバイダに、あるいは、前記画像処理装置と前記サービスプロバイダとの双方に行う操作指示制御ステップと、
    を有することを特徴とするジョブ処理方法。
  17. ネットワークに接続され、前記画像処理装置に対してプリント起動を行うプリンタドライバを備えるクライアントコンピュータと画像装置装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおけるジョブ処理方法において、
    前記プリンタドライバの出力ポートと関連付けられ、かつ、前記画像処理装置内に設けられて前記サービスプロバイダに画像処理指示可能な処理ステップと、
    前記画像処理装置により画像データを試し刷り出力するか、前記処理ステップにより前記サービスプロバイダに発注して処理させるかを選択指示に従い、前記画像データを前記処理ステップにより前記サービスプロバイダに発注して処理させるか否かを決定する決定ステップと、
    を有することを特徴とするジョブ処理方法。
  18. ネットワークに接続され、前記画像処理装置に対してプリント起動を行うプリンタドライバを備えるクライアントコンピュータと画像処理装置と、前記ネットワークを介して、サービスを提供する1つまたは複数のサービスプロバイダとからなる画像処理システムにおけるジョブ処理方法において、
    前記プリンタドライバの出力ポートと関連付けられた前記画像処理装置内に設けられて前記サービスプロバイダで実現される画像処理機能情報を取得可能な処理ステップと、
    前記画像処理装置においてサポートされる画像処理機能情報と各サービスプロバイダから取得される各画像処理機能情報との論理和結果に従い選択可能な画像処理機能を表示する機能表示ステップと、
    前記機能表示ステップにより表示された画像処理機能の中から所望の画像処理機能を設定する機能設定ステップと、
    前記機能設定ステップによって設定された画像処理機能に応じて、画像データを前記画像処理装置で出力するか、前記サービスプロバイダによる画像処理サービスで出力させるかの判断結果に応じて、前記画像処理装置または前記サービスプロバイダのいずれかにより前記画像データを出力させるかを決定する決定ステップと、
    を有することを特徴とするジョブ処理方法。
  19. 請求項11〜18のいずれかに記載のジョブ処理方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  20. 請求項11〜18のいずれかに記載のジョブ処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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