JP4612858B2 - 情報処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置と後処理装置による各種工程を実現する印刷システムに対する印刷ジョブのジョブ管理情報に基づいて、前記後処理装置で実行する印刷後工程の作業指示書データを生成する情報処理装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
従来より、印刷を請け負うことを業にする商業的印刷業界なるものが存在する。この商業的印刷業界では、第三者(顧客、クライアント)から印刷物(雑誌、新聞、カタログ、広告、グラビア等)の作成依頼を受注して、所望の印刷物を作成する。その作成した印刷物を作成依頼元に納品することで、作成依頼元から印刷に対する報酬を得ている。そして、この商業的印刷業界では、現在でも、オフセット製版印刷機などの大規模な印刷装置を用いて業務を実現しているのが主流である。
このような商業的印刷業界では、入稿、デザインやレイアウト、カンプ(プリンタ出力によるプレゼンテーション)、校正(レイアウト修正や色修正)、校正刷り(プルーフプリント)、版下作成、印刷、後処理加工、発送といった具合に様々な工程を踏んで作業を進めている。このような作業を踏む理由には、このような印刷環境では、版下作成を欠かすことができない。一度版下を作成すると、その修正は容易でなく、且つコスト的にかなり不利である。そのため、入念な校正(レイアウトのチェックや色の確認作業)が必須であるからである。
このように、この種の業界では、大掛かりな装置を必要とし、尚且つ、クライアントが所望する印刷物を作成するのにある程度の時間も必要であった。しかも、これらそれぞれの作業には専門知識が必要であり、熟練者のノウハウが必要であった。
一方で、最近、電子写真方式の印刷装置やインクジェット方式の印刷装置の高速化、高画質化に伴い、上記のような印刷業界に対抗して、プリント・オン・デマンド(POD)と呼ばれる業態が存在している。このPODでは、大量部数や大量ジョブを、上記のような大掛かりな印刷装置、システムを用いずに、短納期で印刷業務を取り扱えることを目指している。PODでは、例えば、デジタル複写機やデジタル複合機等のデジタル画像形成装置を最大限に活用して、電子データを用いたデジタルプリントを実現し、それで商売を行うとする市場も出現しつつある。
このようなPOD市場では、従来の商業的印刷業界に比べてデジタル化が融合し、コンピュータを利用した管理、制御が浸透してきており、これを利用してある程度の印刷業界のレベルに近づこうとしている。このような背景の中で、POD市場には、コピー・プリントショップ印刷会社の印刷サービスと言われるPFP(Print For Pay)や、企業内社内向け印刷サービスと言われるCRD(Centralized Reproduction Department)などが存在する。
さらに昨今のPOD市場では、統括的な業務支援の実現及び効率的な業務運用を目指し、業界団体によっていくつかの標準化規格が策定されている。これらの規格として、例えば、CIP3(International Cooperation For Integration of Prepress Press and Postpress:製版、印刷、後加工の印刷ワークフロー統合のための共同組織)におけるPPF(Print Production Format)と呼ばれるフォーマットがある。あるいは、CIP4(International Cooperation For Integration of Processes in Prepress、 Pressand Postpress:製版、印刷、後加工の工程・処理統合のための共同組織)におけるJDF(Job Definition Format)と呼ばれるものがある。
PPFは、プリプレス、プレス、ポストプレスという印刷の全ワークフローを統合し、その各工程間で処理や管理のデータをやりとりするためのフォーマットである。このPPFは、PostScript(登録商標)をベースにしている。そして、このPPFでは、管理情報やインキの調整、裁断位置の指定などさまざまな情報を扱うことで、品質の安定化、ミスの低減、処理の高速化、生産設備の効率的運用を目的にした標準フォーマットとして利用されている。
一方、JDFは、PPFのコントール性に加え、Adobe社が提案したPJTF(Portable Job Ticket Format)と呼ばれるプリプレスの作業情報やコントロール属性等の付加情報が付加されたフォーマットである。このJDF、プリプレス、プレス、ポストプレスの情報統合性、プロダクションと工程管理マネージャとの連携、及び現存するシステムとの互換性に特徴を有する。
また、JDFでは、PJTFが得意とするJob Ticketと呼ばれる電子的な作業指示書の受け渡しを行うというアーキテクチャを踏襲している。このアーキテクチャでは、履歴や作業指示、管理情報等に対して、それぞれの工程で必要な処理を順次実行し、次工程に伝えていくことが可能となっている。
JDFでは、Job Ticket(ジョブチケット:プログラムやデバイスに対する作業指示書情報)を構築する言語として、XML(eXtensible Markup Language:拡張可能なマーク付き言語)が利用されている。また、JDFでは、スキーマと呼ばれるXMLの要素や属性の配列を記述したテンプレートを定義しており、定義されたスキーマに従って、それぞれの工程でXMLデータの書き換えを行っている。
このようなフォーマットを用いることによって、クライアントからの入稿から納品までを一括して管理すること、また、印刷出力に関する各種情報の管理が容易となりつつある。
また、POD市場におけるオペレータの業務効率化を図る目的で、従来からオペレータが行う後処理作業の内容を支援・指示するための技術が存在する。
例えば、特許文献1には、異なる出力物を1つの印刷物に混交(コレート)するための後処理加工に用いるコレータを操作するオペレータが効率よく作業を行うことを目的として技術が開示されている。具体的には、1つの印刷物にするためのページ情報やジョブ情報を示すバーコードが印刷された用紙をそれぞれ異なる出力物とともにプリントする構成が開示されている。
この技術を用いることで、オペレータは、コレータのビンにそれぞれ異なる印刷物をバーコードが印刷された用紙とともにセットし、処理の開始を指示するだけ良い。指示されたコレータは処理の開始とともにバーコードを読み込み、各シートの混交順序や混交後のフィニッシング処理を認識して1つの印刷物を生成する。
また、特許文献2には、特許文献1と同様に、複数の異なる出力物を1つの印刷物となるようにコレートする場合において、フィニッシュデバイス(コレータ)で認識可能なコード化された情報をカバーシートに印刷することで、コレートの指示を行う仕組みが開示されている。さらに、特許文献2の段落番号[0016]には、このカバーシートに人(オペレータ)が読み取り可能な情報を印刷することが開示されている。
また、特許文献3には、オペレータ及びフィニッシャが認識できる形での指示書を作成する構成が開示されている。
尚、以後の説明において、例えば、後処理加工をする後工程には、紙折り機や裁断機等のフィニッシャと呼ばれる機器を使用しているが、これらの機器は3つの形態に分けるとことができる。
1つ目は印刷装置に直接繋がれ、自動的に紙が搬送されるフィニッシャで、これを「インラインフィニッシャ」と呼ぶ。
2つ目は、ネットワークには接続されているが、印刷装置と物理的に直接結合していないため、紙の自動搬送が行われず、オペレータの手作業が介在するフィニッシャで、これを「ニアラインフィニッシャ」と呼ぶ。
3つ目は、ネットワークの接続がなく情報(例えば、ジョブチケット)の伝達手段もないフィニッシャで、これを「オフラインフィニッシャ」と呼ぶ。
本発明はこれらの3つの形態の内、オペレータの手作業が介在する、ニアラインフィニッシャとオフラインフィニッシャに対するものであるが、より問題点が明確なオフラインフィニッシャについて、以後説明する。
このようなオフラインフィニッシャを使用する場合、印刷装置で出力した印刷物(紙)をオペレータがそれぞれの機器まで順に運んで手順に従って加工作業を行う必要がある。
特開2000−112704号公報 特表2002−509065号公報 米国特許第6224048号
上述のJDFの規格によって、POD市場における印刷工程のデータ管理は容易となりつつあるものの、POD業務環境では現在も主要な作業はオペレータの手作業となっているという現実がある。
特許文献1や特許文献2にも開示されているように、印刷装置で出力した紙文書に対して製本作業等の後処理加工を行う場合、紙折り機や裁断機等のフィニッシャと呼ばれる機器を使用している。しかしながら、これらの機器を用いて最終成果物である製本物を得るためには、印刷装置で出力した印刷物(紙)をオペレータがそれぞれの機器まで順に運び、手順に従って加工作業を行っているのが現状である。
こうした現状を打破するため、将来的にはJDF等の規格を工程の管理だけでなく、各印刷工程でオペレータが操作する印刷操作やフィニッシャの管理にも利用することが考えられる。そのためには、印刷操作や各種のフィニッシャがXMLで記述されたジョブチケット(例えば、上記のJDF)を解釈し、解釈した内容に応じた制御を実行するための構成が必要である。
しかしながら、ジョブチケット対応の後処理装置が未だ満足にラインナップされていないというのが現在の状況である。また、POD業務に用いられている様々なフィニッシャは非常に高額である。こうしたことから鑑みても、これらの装置をジョブチケット対応の後処理装置にリプレースすることは現実的に困難である。結果として、印刷工程の管理やデータの管理については、JDFなどのジョブチケットによる恩恵を受けつつあるも、印刷出力物を後処理加工する業務については、従来からのオペレータによる手作業に依存することとなり、POD業務全体における生産性が向上しているとは言い難い。
そのため、未だに特許文献1や特許文献2に記載されたような、オペレータに対して作業を指示するような技術が必要とされているわけである。しかしながら、特許文献1に記載の技術及び特許文献2に記載の技術は、ジョブチケットに記載されたデータを解釈し、その結果に応じてオペレータが実行する作業内容をオペレータが可読可能なように指示書を作成することについては何等考慮されていない。
具体的に、特許文献1では、印刷を所望するデータの各ページ単位にページがカラーデータか白黒データかを自動判断、またはオペレータの入力によって特定する。そして、カラーMFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)と白黒MFPとを用いてそれぞれジョブを出力する際に、PDL部がコレータに作業内容を指示するためのバーコードシートを各ジョブとともに出力するように作成することが記載されている。
従来から、印刷装置と後処理装置が直接接続された印刷システムでは、ドライバで設定された後処理の内容を後処理コマンドとして印刷装置経由で後処理装置に送信することが行われエチル。そして、その後処理装置がそのコマンドを解釈することで設定された後処理を実行するのが一般化されている。
即ち、特許文献1の技術は、従来、印刷装置と直接接続されていた後処理装置に対してコマンドで処理を指示していたところ、後処理装置が印刷装置に直接接続されていない場合には、そのコマンドを互いに解釈可能なバーコードに置き換えて利用しているに過ぎない。
つまり、特許文献1に記載の技術は、コマンドやバーコード等を互いに生成/解釈可能とする事前の取り決めのもとに成り立つ技術であり、そのような環境以外では適用できない。POD業務は、上述したように多岐に渡る後処理作業をそれぞれに適した装置を用いてオペレータが手作業で実行している。それらの装置は特許文献1のように印刷データ生成側デバイスと後処理デバイスとで共通のコマンドを解釈可能な状況に至っていないというのは上述した通りである。
また、オペレータが複数種類の後処理装置(例えば、折り機と裁断機と糊付け機)を利用し、印刷装置で出力された紙を各後処理装置を用いて順番に手作業を実行して最終成果物(製本物)を得るような現在のPOD業務のメインケースについても考慮されていない。即ち、特許文献1に記載のシステムは、現在のPOD業務環境における課題の根本的な解決策とは成り得ていない。
その点、特許文献2や3に記載の技術は、フィニッシャが読み取り可能なコマンドと、人(オペレータ)が読み取り可能な文字とをカバーシートに出力するものであり、現在のPOD業務環境により即したものであるといえる。
特許文献2や3に記載の技術のカバーシートについては、人が読み取り可能な情報として混成文書を構成する複数の出力に使用されるプリンタ、紙のストック、集積される配列などと共に、集積後のステップにおける折り、ステープルなどの命令が記載されると開示されている。しかしながら、そのカバーシートそのものの具体的な生成方法が一切開示されていない。
いずれにしても、特許文献1乃至3のいずれにも、印刷工程の管理及び指示情報としてのジョブチケットを印刷後処理工程の作業レベルで有効に活用する点については何ら考慮されていない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、印刷を含む複数種類の後処理を、複数の後処理装置を用いて行う印刷環境において、後処理内容や後処理装置の構成に依存することなくオペレータに対して適切な作業指示を与えることが可能な情報処理装置及びその制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
オペレータが印刷装置から運んできた印刷物に対して印刷後処理を実行する後処理装置において印刷後処理を実行することが指定された場合、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報を印刷するための作業指示書データを生成する生成手段と、
印刷データから先頭のページデータを抽出する抽出手段とを備え
前記生成手段は、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報と前記抽出手段により抽出された前記先頭のページデータとの両者が同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する。
また、好ましくは、前記後処理装置において印刷後処理を実行することが指定された場合、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報とは、識別番号、後処理装置の処理内容および処理パラメータである
また、好ましくは、所定の書式に反映させるためのスタイルシートを記憶するスタイルシート記憶手段を更に備え、
前記生成手段は、前記後処理装置において実行される印刷後処理が記述されたジョブ管理情報に前記スタイルシートを適用することにより前記作業指示書データを生成する
また、好ましくは、前記スタイルシート記憶手段は、前記印刷後処理の種類と処理順序の組み合わせに応じた、複数種類のスタイルシートを記憶し、
前記指定された印刷後処理の種類に対応するスタイルシートを前記スタイルシート記憶手段から選択する選択手段を更に備える。
また、好ましくは、第1後処理装置を使用する第1オペレータのスキルレベルと第2後処理装置を使用する第2オペレータのスキルレベルとを記憶するスキルレベル記憶手段を更に備え、
前記生成手段は、前記スキルレベルに基づいて異なる作業指示書データを生成する
また、好ましくは、前記生成手段は、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報として前記後処理装置において設定される処理パラメータが設定された前記後処理装置の操作パネルの画像が前記同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する
また、好ましくは、前記生成手段は、印刷後処理が適用された最終出力物を示す画像が前記同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
オペレータが印刷装置から運んできた印刷物に対して印刷後処理を実行する後処理装置において印刷後処理を実行することが指定された場合、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報を印刷するための作業指示書データを生成する生成工程と、
印刷データから先頭のページデータを抽出する抽出工程とを備え
前記生成工程は、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報と前記抽出手段により抽出された前記先頭のページデータとの両者が同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
コンピュータに、
オペレータが印刷装置から運んできた印刷物に対して印刷後処理を実行する後処理装置において印刷後処理を実行することが指定された場合、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報を印刷するための作業指示書データを生成する生成工程と、
印刷データから先頭のページデータを抽出する抽出工程とを実行させ、
前記生成工程は、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報と前記抽出手段により抽出された前記先頭のページデータとの両者が同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する。
本発明によれば、印刷を含む複数種類の後処理を、複数の後処理装置を用いて行う印刷環境において、後処理内容や後処理装置の構成に依存することなくオペレータに対して適切な作業指示を与えることが可能な情報処理装置及びその制御方法、プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
尚、下記の各実施形態では、ジョブチケットとして上述したJDFフォーマットを採用して説明を行うが、本発明はJDFフォーマットのみに限定されるものではなく、いかなるジョブチケットであってもよい。
本発明におけるジョブチケットは、少なくとも入稿された印刷オーダーに関する各種の処理情報が記述されたデータファイルのことを指すものである。この処理情報とは、入稿された印刷データに対する印刷前処理(プルーフの有無など)、印刷出力処理(カラー/モノクロの設定情報や片面/両面の設定情報など)、印刷後処理(フィニッシング処理など)の実行に関する定義情報を含むものである。
<実施形態1>
実施形態1では、後処理に関する情報が前もって記述されたJDFデータの特徴を印刷の後処理作業レベルにおいても有効に利用することを意識している。そして、JDFデータに記述された情報を元に、後処理内容や後処理装置の構成に依存することなく、オペレータに対して適切な作業指示を与えることが可能な印刷システムを提供する。これにより、現状のPOD業務環境におけるオペレータの支援とPOD業務全体の効率化を図ることを実現する。
図1は本発明の実施形態1の印刷システムのワークフロー構成の一例を示す図である。
尚、図1の印刷システムでは、印刷工程と各種印刷後工程を含む各種工程(ジョブ)の管理情報(ジョブ管理情報)であるJDFデータにより実現される印刷システムの一例を示している。
図1において、MISサーバ10は、受注から納品までのシステム全体のワークフローを管理すると共に、様々な経営情報や販売情報を統括的に管理するシステムである。このMISサーバ10には、ワークフローにおける作業指示が記述されたジョブチケットに相当するJDFデータ12を作成するためのJDF(Job Definition Format)作成アプリケーション11が構成されている。
プリントサーバ20は、デジタルプリント部であるMFP24に投入されるジョブを受信すると共に、MFP24全体を管理制御するためのサーバである。プリンタサーバ20には、JDFデータを解釈するためのJDFパーサ21、PDF/PS等の各種PDLデータを処理するためのPDLコントローラ22、MFP等のプリンタエンジンと接続するためのプリンタインタフェース23が構成されている。
ポストプレスサーバ30は、ポストプレス部(PostPress部:後処理部)であるフィニッシャに投入されるジョブを受信すると共に、フィニッシャ全体を統括管理するためのサーバである。ポストプレスサーバ30には、JDFデータを解釈するためのJDFパーサ31、少なくとも1台のフィニッシャ(後処理装置)を接続するためのフィニッシャインタフェースが構成されている。
尚、図1では、ポストプレスサーバ30には、フィニッシャA34とフィニッシャB35と接続するためのフィニッシャAインタフェース32とフィニッシャBインタフェース33が構成されている例を示しているが、必要なフィニッシャの数に応じて、対応するフィニッシャインタフェースがポストプレスサーバ30に構成されることは言うまでもない。
ジョブチケットによるワークフローは、以下のように実現される。
MISサーバ10に受注ジョブが投入されると、作業者は、MISサーバ10にインストールされているJDF作成アプリケーション11により、ワークフローにおける作業指示が記述されたジョブチケットに相当するJDFデータ12を作成する。
作成されたJDFデータ12がプリントサーバ20に渡されると、プリントサーバ20のJDFパーサ21がJDFデータを解釈して、MFP24に対するジョブを実行する。例えば、JDFデータには、出力用紙サイズや両面片面印刷やN−up等の属性が指定されている。JDFデータの内容に従って、PDLコントローラ22がJDFデータにより参照されるPDF/PS等のPDLデータを処理する。そして、プリンタインタフェース23を介してMFP24に対して印刷を実行する。
プリントサーバ20より作成されたJDFデータがポストプレスサーバ30に渡されると、ポストプレスサーバ30におけるJDFパーサ31がJDFデータを解釈して、フィニッシャに対するジョブを実行する。例えば、JDFデータには、くるみ製本や中綴じ製本や裁断等の属性が指定されており、JDFデータの内容に従って、フィニッシャAインタフェース32とフィニッシャBインタフェース33を介してフィニッシャA34とフィニッシャB35に対して後処理(印刷後工程)を実行する。
次に、PODのシステム構成を図2及び図3を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態1のPODシステムの構成例を示す図である。
図2では、入稿データを送信するクライアントPC210及び220、入稿を受け付けてJDFデータを生成するサーバ200、印刷データをプリントするカラーMFP230、プリントされた出力物を印刷後工程において各種加工を実行するニアラインフィニッシャ群2000(紙折り機240、裁断機250、中綴じ製本機260、くるみ製本機270等)が、ネットワーク280を介して相互に接続されて構成されるPODシステムを示している。
PODシステムを構成する各種機器は、ネットワーク280を介して、クライアントPC210(または220)→サーバ200→カラーMFP230→ニアラインフィニッシャ群2000の順にJDFデータが渡されて印刷物が生成される。
これに対して、図3は、図2に示す紙折り機240、裁断機250、中綴じ製本機260、くるみ製本機270等のフィニッシャ群(オフラインフィニッシャ群3000)がネットワーク280から切り離された構成のPODシステムである。
図2及び図3では、フィニッシャ群はそれぞれ物理的にはスタンドアロンである。つまり、上述したインラインフィニッシャのように、印刷デバイスで印刷された出力紙が物理的な搬送手段で搬送される構成は有していない。そのため、カラーMFP230で出力された出力物は、オペレータの手によって必要なフィニッシャに搬送されて後処理が実行される。もし、複数のフィニッシャによる後処理が必要であれば、複数のフィニッシャに対して順にオペレーションが行われる。
ここで、以下に説明する実施形態1は、図3のオフラインフィニッシャ群3000を有するPODシステムについて説明するものである。もちろん、図2のニアラインフィニッシャ群2000を有するPODシステムに対しても本発明は適用可能である。また、インラインフィニッシャ、ニアラインフィニッシャ、オフラインフィニッシャとが混在するPODシステムに対しても本発明は適用可能である。
尚、オフラインフィニッシャを用いた印刷後工程のフローは、例えば、図4のようになる。図4によれば、各印刷後工程に対して出力物(紙)がオペレータの手によって搬送されていること、入稿される印刷ジョブの加工指示内容に応じて印刷後工程が異なるため使用されるオフラインフィニッシャが異なることがよくわかる。
例えば、ジョブAでは、MFPの出力物は、オペレータの手によって、くるみ製本機に搬送され、そこで処理がなされた後、納品/発送される。また、ジョブBでは、MFPの出力物は、オペレータの手によって、裁断機に搬送され、そこで処理がなされた後、納品/発送される。更に、ジョブCでは、MFPの出力物は、オペレータの手によって、くるみ製本機、裁断機に順次搬送され、各機器で処理がなされた後、納品/発送される。
次に、オフラインフィニッシャを用いた印刷後工程(=オフライン工程)の具体例を、図5及び図6を用いて説明する。
図5は本発明の実施形態1のサドルステッチによる製本の例を示す図である。
図5に示すように、カラーMFPによって出力された出力物(用紙)は、用紙中央がステイプルされ、半分に折られ、最後に用紙端を裁断されて製本される。このような製本方法はサドルステッチと呼ばれる。
図6は本発明の実施形態1のグルーバインドによる製本の例を示す図である。
図6に示すように、カラーMFPによって出力された出力物は、背部分に糊付けされた一回り大きな表紙をかぶせられて上下を含めた用紙端を裁断されて製本される。このような製本方法はグルーバインドと呼ばれる。
次に、実施形態1に適用するのに好適なカラー系MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)の構成について、図7を用いて説明する。
図7は本発明の実施形態1のMFPの構成を示す図である。
画像形成装置(印刷装置)として機能するカラー系MFP1000は、その主要な構成要素として、スキャナ部(原稿露光部)710、レーザ露光部720、感光ドラム731を有する作像部730、定着部740、給紙/搬送部750及び、これらを制御する制御部760から構成される。
スキャナ部710は、原稿台に置かれた原稿に対して、照明を当てて原稿画像を光学的に読み取り、その像を電気信号に変換して画像データを作成する。
レーザ露光部720は、スキャナ部710で作成された画像データに応じて変調されたレーザ光等の光線を等角速度で回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)に入射させ、反射走査光として感光ドラム731に照射する。
作像部730は、感光ドラム731を回転駆動し、帯電器によって帯電させ、レーザ露光部720によって感光ドラム731上に形成された潜像をトナーによって現像化する。そのトナー像をシート(記録紙)に転写し、その際に転写されずに感光ドラム731上に残った微小トナーを回収するといった一連の電子写真プロセスを実行して作像する。
その際、シートが転写ベルトの所定位置に巻きつき、4回転する間に、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナーを持つそれぞれの現像ユニット(現像ステーション)が入れ替わりで順次、前述の電子写真プロセスを繰り返し実行する。4回転の後、4色のフルカラートナー像が転写されたシートは、転写ドラムを離れ、定着部740へ搬送される。
定着部740は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータ等の熱源を内蔵し、作像部730によってトナー像が転写されたシート上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。
給紙/搬送部750は、シートカセットやペーパーデッキに代表されるシート収納庫を一つ以上持っており、制御部760の指示に応じてシート収納庫に収納された複数のシートの中から一枚分離し、作像部730、定着部740へと順次搬送する。シートは、作像部730の転写ドラムに巻きつけられ、4回転した後に定着部740へ搬送される。4回転する間に、前述のYMCK各色のトナー像がシートに転写される。また、シートの両面に画像形成する場合は、定着部740を通過したシートを再度、作像部730へ搬送する搬送経路を通るように制御する。
制御部760は、MFP1000全体を制御するMFP制御部770と通信して、その指示に応じて制御を実行すると共に、スキャナ部710、レーザ露光部720、作像部730、定着部740、給紙/搬送部750の各部の状態を管理しながら、全体が調和を保って円滑に動作できるよう指示を行う。
尚、図7中の制御部760とMFP制御部770を示す位置は、各部の物理的な位置を示すものではなく、説明の便宜上、図示しているものである。
次に、MFP1000の内部構成について、図8を用いて説明する。
図8は本発明の実施形態1のMFPの内部構成を示すブロック図である。
図8において、印刷装置(MFP)は、大きく分けてフォーマッタ制御部1100、パネル入出力部1020、スタイルシート記憶部1030、プリンタインタフェース(I/F)1200、出力制御部1300、プリンタエンジン部1400より構成されている。
プリンタI/F1200は、外部との入出力を制御する。
フォーマッタ制御部1100は、プロトコル制御部1101、JDF解析部1102、指示書生成部1103、PDL解析部1104、データ描画部1105及びページメモリ1106より構成されている。
尚、一般的には、フォーマッタ制御部1100は、CPU、ROM、RAM等を有するコンピュータシステムによって構成されている。
フォーマッタ制御部1100において、プロトコル制御部1101は、ネットワークプロトコルを解析・送信することによって外部との通信を行なう。JDF解析部1102は、受信したJDFデータを解析して処理工程を認識するとともに印刷後工程の有無を判定する。指示書生成部1103は、JDFデータとスタイルシートを合成して作業指示書出力のためのPDLデータ(作業指示書データ)を生成する。PDL解析部1104は、PDLデータを解析し、より処理しやすい形式の中間コードに変換する。PDL解析部1104において生成された中間コードは、データ描画部1105に渡されて処理される。データ描画部1105は、中間コードをビットマップデータに展開するものであり、展開されたビットマップデータはページメモリ1106に逐次描画されて行く。
パネル入出力制御部1020は、MFP1000の操作パネル(例えば、タッチパネル等で構成される)からの入出力を制御する。スタイルシート記憶部1030は、印刷後工程の種類と順番に応じた複数のスタイルシートを記憶するものであり、例えば、ハードディスク等の二次記憶装置によって実現される。
尚、このスタイルシートは、印刷後工程に関する印刷後工程情報(その種類や順番、処理内容)を、レイアウトするためのレイアウトデータとして機能する。スタイルシートには、所定の書式を生成するためのレイアウト情報と、JDFデータの印刷後工程情報を当該書式のどの領域に反映させるかといった情報が定義されている。また、印刷後工程情報がレイアウトされたデータは印刷装置以外に、情報処理装置上の表示部や、ネットワーク上に接続される外部装置(サーバ、クライアント、外部記憶装置装置等)に出力可能である。
出力制御部1300は、ページメモリ1106の内容を画像信号に変換処理し、プリンタエンジン部1400へ画像転送を行なう。プリンタエンジン部1400は、受信した画像信号を記録紙に永久可視画像形成するための印刷機構部である。
次に、このように構成された印刷システムにおいて、実施形態1における全体の印刷制御処理手順について順番に説明する。
まず、実施形態1の印刷システムによる作業指示書生成処理について、図9を用いて説明する。
図9は本発明の実施形態1の印刷システムによる作業指示書生成処理を示すフローチャートである。
尚、この処理は、MFP1000で実現されるものとして説明する。しかしながら、上述の各構成をプリントサーバ20が有し、プリントサーバ20において以下の処理を実行することも可能である。
まず、ステップS1301で、JDFデータを解析する。JDFデータには、XML形式で各処理工程が記述されている。そこで、ステップS1302で、JDFデータ中に印刷後工程の記述があるか否かを判定する。印刷後工程の記述がない場合(ステップS1302でNO)、そのまま処理を終了する。一方、印刷後工程の記述がある場合(ステップS1302でYES)、ステップS1303に進む。
ステップS1303で、JDFデータから印刷後工程に該当する記述を抽出する。次に、ステップS1304で、印刷後工程の種類と処理順序の組合せからスタイルシート(StyleSheet)を選択する。ここで、スタイルシートは、XMLデータのレイアウト表示に一般的に利用されている形式のものでよい。
次に、ステップS1305で、JDFデータにスタイルシートを適用する。この適用処理は、XMLデータとスタイルシートを合成してレイアウトする一般的なXMLプロセッサで容易に処理が可能である。
最後に、ステップS1306で、生成されたデータをPDL(描画)データからなる作業指示書データとして描画処理し、印刷部に対して出力することで作業指示書が生成される。
ここで、JDFデータの具体例について、図10を用いて説明する。
図10は本発明の実施形態1のJDFデータの具体例を示す図である。
図10に示したJDFデータには、折り(記述1011)、ステイプル(記述1012)、裁断(記述1013)の各処理をこの順序で指示する記述がなされている。特に、図10では、印刷後工程を含めた各工程がXML形式で記述されたJDFデータを示している。
次に、JDFデータへのスタイルシートの適用について具体的に説明する。
図11は本発明の実施形態1のスタイルシートの具体例を示す図である。
図11に示すように、スタイルシートは、XMLの一般的な記述形式を使って容易に作成することができる。
図12は本発明の実施形態1のスタイルシートの構成例を示す図である。
図12では、(1)折り(fold)、(2)折り+ステイプル(fold&sticth)、(3)折り+ステイプル+裁断(fold&sticth&cut)という3種類の印刷後工程の組合せと、夫々に対応するスタイルシートStylesheet01〜03がテーブル形式でスタイルシート記憶部1030に格納されている。そして、処理対象のJDFデータに記述された工程に従って、各種スタイルシートがスタイルシート記憶部1030から選択される。
尚、図10のJDFデータの記述例の場合、折り、ステイプル、裁断を実行することになるため、スタイルシートStylesheet03が選択される。
図13は本発明の実施形態1のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。
図13では、図10に示すJDFデータに図11に示すスタイルシートを適用して生成される作業指示書の印刷物である。図13では、「WORK ORDER」及び「PARAMETER」の各項目に、印刷後工程の種類とその内容がレイアウト出力されることがわかる。
つまり、JDFデータの記述内容から印刷後工程に関する情報を抽出し、抽出された情報に基づいて最適なスタイルシートを選択する。選択されたスタイルシートにJDFデータの記述内容を適合させてレイアウトすることで、図13に示すような、オペレータが可読可能な作業指示書が作成される。
次に、MFPの印刷出力処理の概要について、図14を用いて説明する。
図14は本発明の実施形態1のMFPの印刷処理の概要を示すフローチャートである。
尚、この印刷出力処理は、図9のステップS1306の詳細を示すものである。
まず、ステップS1401で、PDLデータの読込を実行する。次に、ステップS1402で、描画処理を実行する。尚、この描画処理の詳細については後述する。描画処理が終了すると、ステップS1403で、未処理のPDLデータの有無を判定する。つまり、印刷終了であるか否かを判定する。未処理のPDLデータがある場合(ステップS1403でNO)、ステップS1401に戻る。一方、未処理のPDLデータがない場合(ステップS1403でYES)、処理を終了する。
次に、図14のステップS1402の描画処理の詳細について、図15を用いて説明する。
図15は本発明の実施形態1のステップS1402の描画処理の詳細を示すフローチャートである。
尚、この処理は、実際の印刷を実行する印刷制御処理である。
まず、ステップS1501で、PDLデータ解析部1104で、処理対象のPDLデータが、ページ終了であるか否かを判定する。ページ終了である場合(ステップS1501でYES)、ステップS1506に進む。一方、ページ終了でない場合(ステップS1501でNO)、ステップS1502に進む。
次に、ステップS1502で、PDLデータ中の解析した記述が文字印刷または図形描画等のページメモリ1106への展開処理を必要とする記述であるか否かを判定する。
展開処理を必要とする記述でない場合(ステップS1502でNO)、ステップS1505に進み、直ちに、属性設定・印刷位置制御等の記述に従った処理を行なう。一方、展開処理を必要とする記述である場合(ステップS1502でYES)、ステップS1503に進み、ビットマップへの展開処理がしやすい形の中間コードを生成する。ステップS1504で、この中間コードを受けて、データ描画部1105で、ページメモリ1106への展開処理を実行する。展開処理終了後は、図14のステップS1402に戻り、PDLデータの解析処理を繰り返す。
一方、ステップS1501において、ページ終了である場合(ステップS1501でNO)、ステップS1506に進み、出力制御部1300で、ページメモリ1106の内容をプリンタエンジン部1400に対する画像信号に変換して画像転送出力する。次に、ステップS1507で、プリンタエンジン部1400で、受信した画像信号を記録紙に永久可視画像形成し印刷を行う。そして、ステップS1508で、印刷結果を排紙すると、1ページ当たりの印刷制御処理は終了する。
次に、スタイルシート記憶部1030へスタイルシートを登録するスタイルシート登録処理について、図16を用いて説明する。
図16は本発明の実施形態1のスタイルシート登録処理を示すフローチャートである。
尚、スタイルシート登録処理は、通常は、例えば、一般的なアプリケーションを使って、MFP1000に接続される外部装置(例えば、PC)上で実現する。あるいは、MFP1000上で実現するようにしても良い。
まず、ステップS1601で、新しい加工機器(オフラインフィニッシャ)が設置されたか否かを判定する。
尚、この判定は、ユーザの操作に基づく、新しい加工機器の設置の有無の指示入力に基づいて判定する。
ステップS1601において、新しい加工機器が設置されていない場合(ステップS1601でNO)、そのまま処理を終了する。一方、新しい加工機器が設置されている場合(ステップS1601でYES)、スタイルシートを更新する必要があるため、ステップS1602に進み、加工機器の機能を分類する。ここで、加工機器の機能とは、折り、ステイプル、裁断等の各種機能を指しており、一般に単機能の加工機器もあれば複合機能の加工機器も存在する。また、加工機器の分類については、例えば、登録候補となる機能群のリストを表示して、そのリストから所望の機能を選択可能な操作画面を表示することで実現する。
次に、ステップS1603〜ステップS1608において、機能毎に一つ一つ登録処理を行うが、ここでは、一例として、ステイプル(stitch機能)、折り(fold機能)、裁断(cut機能)の3つの機能を例にあげて説明する。また、各機能の判定は、ユーザの操作に基づく、各機能の有無の指示入力に基づいて判定する。
まず、ステップS1603で、ステイプル機能を備える加工機器であるか否かを判定する。ステイプル機能を備える加工機器でない場合(ステップS1603でNO)、ステップS1605に進む。ステイプル機能を備える加工機器である場合(ステップS1603でYES)、ステップS1604に進み、ステイプル用の表示レイアウトをスタイルシートに追加する。
次に、ステップS1605で、折り機能を備える加工機器であるか否かを判定する。折り機能を備える加工機器でない場合(ステップS1605でNO)、ステップS1607に進む。一方、折り機能を備える加工機器である場合(ステップS1605でYES)、ステップS1606に進み、折り用の表示レイアウトをスタイルシートに追加する。
次に、ステップS1607で、裁断機能を備える加工機器であるか否かを判定する。裁断機能を備える加工機器でない場合(ステップS1607でNO)、ステップS1609に進む。一方、裁断機能を備える加工機器である場合(ステップS1607でYES)、ステップS1608に進み、裁断用の表示レイアウトをスタイルシートに追加する。
そして、最後にステップS1609において作成したスタイルシートをネットワーク104を介してMFP1000にダウンロードすることにより、スタイルシートがスタイルシート記憶部1030に保持される。
尚、スタイルシート登録処理は上記構成のみではない。例えば、存在している加工機械の種類や機能をオペレータが判定し、図11に示すようなXMLコードをテキストエディタなどで作成し、保存することでも実現できる。また、XMLコードを自動的に記述するような専用のアプリケーションを利用して作成し、保存することでも実現できる。
次に、スタイルシートを選択するスタイルシート選択処理について、図17を用いて説明する。
図17は本発明の実施形態1のスタイルシート選択処理を示すフローチャートである。
尚、この処理は、図9のステップS1301〜ステップS1304の処理の詳細を示すものである。
まず、ステップS1801で、JDFデータから印刷後工程(オフライン工程)の記述の有無を判定する。印刷後工程の記述がない場合(ステップS1801でNO)、処理を終了する。一方、印刷後工程の記述がある場合(ステップS1801でYES)、ステップS1802に進む。
例えば、図10の例では、<JDF… Types=”・・・”>の記述部分1010に、複数の処理工程が指示されているので、ここでの判定は、この記述部分1010の内容に基づいて、印刷後工程の記述の有無を判定する。そして、ここでは、当該システムの構成上、インライン処理で実現できない工程は、印刷後工程(オフライン工程)と判定される。
次に、ステップS1802で、印刷後工程に関する印刷後工程情報を取得する。具体的には、印刷後工程の処理を示す文字列をJDFデータから抽出する。
図10の例では、“Types=”DisitalPrinting folding stitching cutting …”中の「folding stitching cutting」が、印刷後工程の処理を示す文字列となり、これらの一部または全体が抽出される。
次に、ステップS1803で、抽出した情報を用いてスタイルシート選択テーブルを参照する。スタイルシート選択テーブルは、例えば、図12の左側のテーブルに相当する。
次に、ステップS1804で、JDFデータから抽出した「fold」(折り)の文字列がスタイルシート選択テーブルにあるか否かを判定する。「fold」の文字列が検知できない場合(ステップS1804でNO)、処理を終了する。一方、「fold」の文字列が検知できる場合(ステップS1804でYES)、ステップS1805に進む。
次に、ステップS1805で、JDFデータから抽出した「stitch」(ステイプル)の文字列がスタイルシート選択テーブルにあるか否かを判定する。「stitch」の文字列が検知できない場合(ステップS1805でNO)、ステップS1807に進み、fold用のスタイルシートを選択する。一方、「stitch」の文字列が検知できる場合(ステップS1805でYES)、ステップS1806に進む。
次に、ステップS1806で、JDFデータから抽出した「cut」(裁断)の文字列がスタイルシート選択テーブルにあるか否かを判定する。「cut」の文字列が検知できない場合(ステップS1806でNO)、ステップS1808に進み、fold&stich用のスタイルシートを選択する。一方、「cut」の文字列が検知できる場合(ステップS1806でYES)、ステップS1809に進み、fold&stitch&cut用のスタイルシートを選択する。
図12の例では、ステップS1807ではスタイルシートStyleSheet01が、ステップS1808ではスタイルシートStyleSheet02が、ステップS1809ではStyleSheet03が、それぞれ選択される。
以上説明したように、実施形態1によれば、JDFデータに記述された情報を元に、後処理内容や後処理装置の構成に依存することなくオペレータに対して適切な作業指示書を与えることが可能な印刷システムを提供することができる。これにより、現状のPOD業務環境におけるオペレータの支援とPOD業務全体の効率化を図ることができる。
<実施形態2>
実施形態1では、JDFデータに指示(記述)されている情報をもとに作業指示書を生成する構成について説明した。これに対し、実施形態2では、JDFデータに記述されていないオフラインフィニッシャのデバイス依存情報を、オフラインフィニッシャの設置時にスタイルシートの中に記述しておく。そして、デバイス依存情報を利用することで、例えば、裁断機の能力を超えた厚さの出力物を当該裁断機で裁断しないよう作業指示書生成時に考慮する構成について説明する。
以下、実施形態2のスタイルシート登録処理について、図18を用いて説明する。
図18は本発明の実施形態2のスタイルシート登録処理を示すフローチャートである。
尚、図18では、新しい加工機器として、裁断機能を有する加工機器が設置された場合を例に挙げて説明する。また、ステップS1701、ステップS1702及びステップS1706は、それぞれ図16のステップS1601、ステップS1602及びステップS1609に対応し、その詳細については省略する。
ステップS1701及びステップS1702の処理の後、ステップS1703で、裁断機能を備える加工機器であるか否かを判定する。裁断機能を備える加工機器でない場合(ステップS1703でNO)、ステップS1706に進む。一方、裁断機能を備える加工機器である場合(ステップS1703でYES)、ステップS1704に進む。
ステップS1704で、加工機器が裁断可能な厚さを示す情報を含むデバイス依存情報を、スタイルシートを作成するアプリケーションに入力する。ここで、裁断可能な厚さはPODシステムが作成するJDFデータに記述しておいても良いし、スタイルシートを作成するオペレータが手動で入力しても良い。
次に、ステップS1705で、入力されたデバイス依存情報(裁断可能な厚さを示す情報)をスタイルシートに記述する。ステップS1706で、作成したスタイルシートをネットワーク104を介してMFP1000にダウンロードすることにより、デバイス依存情報を含むスタイルシートがスタイルシート記憶部1030に保持される。
尚、図18では、裁断機能を備える加工機器を例に挙げて説明したが、その他の機能についても、同様のフローで、対応するデバイス依存情報をスタイルシートに登録することができる。
以上説明したように、実施形態2によれば、実施形態1で説明した効果に加えて、利用するフィニッシャのデバイス依存情報をスタイルシートに反映することで、各フィニッシャで能力に適切な内容からなるスタイルシートを生成することができる。
<実施形態3>
実施形態1では、印刷後工程の例として、折り、ステイプル、裁断を挙げているが、後印刷工程であれば、これら以外の工程に対しても同様に本発明を適用できるることは言うまでもない。
また、実施形態2では、JDFデータ中の印刷後工程の文字列がスタイルシート選択テーブルにない場合は、そのまま処理を終了することになるが、新たなスタイルシートを登録するようオペレータに促すようにしてもよい。
<実施形態4>
上述のPOD業務においては、後処理業務次第では、オペレータが複数存在し、分業制を採用することが多い。
しかしながら、複数のオペレータによって一連の後処理作業を行う場合、複数のオペレータが皆等しく装置の操作方法を理解し、同一レベルの作業能力(スキル)を有しているとは限らず、高度なスキルを有するオペレータと比較的スキルの低いオペレータが一連の処理工程中に存在するケースがある。
また、分業化がなされていないケースでは、一人のオペレータが複数の処理を実行することがあるが、特定の処理に対してはスキルの高いオペレータであっても、特定の処理以外の作業については高度なスキルを有していないといったケースも考えられる。
即ち、各オペレータ単位や当該オペレータが実行する作業内容を考慮することなく、全てのオペレータに対して一律同様な作業指示内容を提示した場合、スキルの違いや担当する作業の違いに応じて業務効率が低下することが考えられる。
そして、こうしたPOD業務環境においては、オペレータが有するスキルに関係なく作業を行える作業指示書を出力する構成も要望される。
そこで、実施形態4では、実施形態1〜3で示される構成を前提に、一連の作業工程において複数のオペレータが介在するケースにおいて、各オペレータのスキルに関係なく、誰にでも理解できるような可視化した作業指示書を与えることで、より高度なオペレータの支援とPOD業務全体の効率化を図ることを実現する。
尚、実施形態4の印刷システムの基本構成は、実施形態1に準ずるものであるが、実施形態4ではプリントサーバ20において作業指示書を作成する処理を行うものとして説明する。もちろん、上述した実施形態1で説明したように、MFP内部において作業指示書を作成する処理を行う場合においても適用可能である。まず、プリントサーバ20(図1)の内部構成について、図19を用いて説明する。
図19は本発明の実施形態4のプリントサーバの内部構成を示すブロック図である。
尚、このプリントサーバ20の構成は、実施形態4以外の上述及び後述の各実施形態においても適用可能なものである。
図19において、2001はCPU、即ち、中央処理装置であり、プリントサーバ20全体の制御及び演算処理を行う。2002はRAM、即ち、ランダムアクセスメモリであり、処理毎にそれぞれのプログラム及びデータがロードされ実行される作業領域や一時退避領域として機能する。2003はROM、即ち、読出専用メモリであり、システム制御プログラムや、フォントデータ等の記憶領域である。
2004はKBC(キーボードコントローラ)、即ち、キーボード制御部であり、キーボード(KB)2005からのキー入力によりデータを受信し、CPU2001へ伝達する。2006はPRTC(プリントコントローラ)、即ち、プリンタ制御部であり、プリンタ装置(PRT)2007を制御する。プリンタ装置2007は、MFP24や、レーザービームプリンタ、インクジェットプリンタなどである。
2008はDC(ディスプレイコントローラ)、即ち、ディスプレイ制御部であり、ディスプレイ(D)装置2009への表示制御を行う。このディスプレイ装置2009には、例えば、CRTやLCDがある。2010はDKC(ディスクコントローラ)、即ち、ディスク制御部であり、外部記憶装置2011とのデータ伝送等の制御を行う。
2011は外部記憶装置であり、これには、FD(フロッピー(登録商標)ディスク装置)2011a、HD(ハードディスク装置)2011b、CD−ROM2011c、DVD−ROM2011d等で構成される。この外部記憶装置2011にプログラム及びデータを記憶させておき、実行時必要に応じて参照またはRAM2002へロードする。2012はシステムバスであり、プリントサーバ20を構成する各種構成要素間におけるデータ転送経路である。
プリントサーバ20は、基本I/O(入出力)プログラム、OS(オペレーティングシステム)、及び、以下に説明する各種処理を実現する印刷制御プログラムをCPU2001が実行することにより動作する。
基本I/Oプログラムは、例えば、ROM2003に記憶されており、OSはHD2011に記憶されている。そして、プリントサーバ20の電源がONにされたとき、基本I/Oプログラム中のIPL(イニシャルプログラムローディング)機能により、HD2011からOSがRAM2002に読み込まれ、OSの動作が開始される。
実施形態4では、印刷制御プログラム及び関連データは、外部記憶装置2011のFD2011a、CD−ROM2011cやDVD−ROM2011d中に記憶されており、この印刷制御プログラム及び関連データを、HD2011bにインストールすることができる。この場合、OS及び基本I/Oプログラムの制御の下、印刷制御プログラム及び関連データがFD2011a、CD−ROM2011cやDVD−ROM2011dから読み出され、HD2011bにインストールされて動作可能となる。
これらの印刷制御プログラム及び関連データのインストール後のHD2011bのメモリマップは、例えば、基本I/Oプログラム、OS、印刷制御プログラム、関連データ及びワークエリア等で構成される。
次に、このように構成された印刷システムにおいて、実施形態4における全体の印刷制御処理手順について説明する。
まず、実施形態4の印刷システムによる作業指示書生成処理について、図20を用いて説明する。
図20は本発明の実施形態4の印刷システムによる作業指示書生成処理を示すフローチャートである。
尚、図20では、実施形態1の図9のフローチャートと同一の処理については、同一のステップ番号を付加して、その詳細については省略する。
ステップS1301〜ステップS1304の処理後、ステップS2001で、選択されたスタイルシートに適用するページデータをPDLデータから抽出する。このページデータはスタイルシートの所定の領域に合成されるサムネイル画像として用いられる。そのため、必要に応じて拡大縮小、さらに回転処理をページデータに対して実行する。
その後、ステップ1305で、JDFデータに、ステップS2001で作成したページデータを含むスタイルシートを適用する。これにより、ステップS1306で、生成されたデータをPDLデータからなる作業指示書データとして描画処理し、印刷出力することで作業指示書が生成される。
次に、JDFデータへのスタイルシートの適用について具体的に説明する。
図21は本発明の実施形態4のスタイルシート内に格納される可視化のための画像データ例を示す図である。
本実施形態では、実際のフィニッシャ画像データやフィニッシャを示す線画データ(後処理装置(フィニッシャ)に関する後処理装置情報)が、スタイルシート内の所定の領域に合成されるために用意されている。さらに、オペレータが印刷後工程の処理を行う際に見える実際の画像(ページデータ)を出力するための範囲(画像挿入部)を備える。
例えば、図21(a)では、フィニッシャである中綴じ製本機の給紙口に印刷物をその短辺方向から装填する様子を示す図となっている。また、図21(b)では、フィニッシャである中綴じ製本機の給紙口に印刷物をその長辺方向から装填する様子を示す図となっている。
画像挿入部には、実際にオペレータがMFPで出力された印刷物の所定ページ(例えば、1ページ目)と同等の画像がサムネイルとして挿入されるため、オペレータは設置の向きや表裏を直感的に知ることができる。
尚、後処理装置情報は、例えば、スタイルシート記憶部1030に記憶されていたり、プリントサーバ20内に予め記憶されていても良い。指示書生成部1103は、後処理装置情報が記憶されている記憶先から適宜必要な後処理装置情報を取得することも可能である。
図22は本発明の実施形態4のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。
図22では、図10のJDFデータに図11のスタイルシートを適用するとともに、上記の画像データを用いた作業指示書を示している。フィニッシャ画像2201と、印刷画像データ2202とを組み合わせた可視化データで作業指示書が生成されることがわかる。例えば、図13の作業指示書と比較して、よりオペレータに対して親切な指示内容となっていることがわかる。
ここで、フィニッシャ画像と印刷画像データを組み合わせた可視化データとは、フィニッシャでの印刷後工程をう際の処理と、処理を行った出力結果も可視化していることがわかる。ここでもやはり、実際のページデータをサムネイル画像として挿入する。
例えば、表紙となる位置には、実際のPDLデータに含まれる表紙データを用いて描画し、描画された画像を予め定められた表紙の画像挿入位置に合成する。つまり、印刷後処理を全て実行した後に、最終的に生成された印刷物がどのような構成となるのかが、わかりやすく表示されている。これにより、オペレータは最終的に生成した印刷物が間違いの無いものか否かを容易に識別可能である。
尚、MFPでの印刷出力処理や、スタイルシート登録処理、スタイルシート選択処理等の各処理については、実施形態1に準ずるので、ここでは、説明は省略する。
以上説明したように、実施形態4によれば、JDFデータによって特定される印刷後工程及びその後処理装置に関する情報を可視化した印刷後工程の作業指示書を生成することで、印刷システムの運用・メンテナンスを効率化することができる。これにより、印刷システムの運用・メンテナンスを効率化することができる。また、オフラインフィニッシャ機器の組み替えやリプレイス時のシステムメンテナンス負荷を軽減することができる。
また、印刷後工程での出力結果も可視化することにより作業が正しいかの判断を行うことが可能となる。
<実施形態5>
実施形態5では、印刷システムにおける作業指示書の生成において、実施形態4のフィニッシャ画像に加えて、特に、そのフィニッシャの操作部に関する操作部情報を可視化した作業指示書を生成する構成について説明する。
まず、実施形態5の印刷システムによる作業指示書生成処理について、図23を用いて説明する。
図23は本発明の実施形態5の印刷システムによる作業指示書生成処理を示すフローチャートである。
尚、図23では、実施形態1の図9のフローチャートと同一の処理については、同一のステップ番号を付加して、その詳細については省略する。
ステップS1301〜ステップS1304の処理後、ステップS2301では実施形態4のステップS2001と同様の処理を行う。次に、ステップS2302で、予め用意されているフィニッシャの操作部の画像データをの抽出を実行する。
次に、ステップS1305で、JDFデータに、ステップS2301とステップS2302で作成した可視化データを含むスタイルシートを適用する。これにより、ステップS1306で、生成されたデータをPDLデータからなる作業指示書データとして描画処理し、印刷出力することで作業指示書が生成される。
次に、JDFデータへのスタイルシートの適用について具体的に説明する。
図24は本発明の実施形態5のスタイルシート内に格納される可視化のための画像データ例を示す図である。
フィニッシャの操作部の画像データには、実際のフィニッシャ操作部画像(後処理装置(フィニッシャ)の操作部に関する操作部情報)を元に、印刷後工程の処理を行う際に見える実際のパラメータ設定値を出力するための範囲を備える。図24では、フィニッシャ操作部画像として、その操作パネル上で設定可能なパラメータ設定値の入力を受け付ける各種パラメータ挿入部を含む画像を示している。
尚、操作部情報は、例えば、スタイルシート記憶部1030に記憶されていたり、プリントサーバ20内に予め記憶されていても良い。指示書生成部1103は、操作部情報が記憶されている記憶先から適宜必要な操作部情報を取得することも可能である。
図25は本発明の実施形態5のパラメータ設定値の適用を示す概要図である。
図25では、図10のJDFデータから、パラメータ設定値として、記述1012の内容を抽出して、これを、図24のフィニッシャ操作部画像に適用している例を示している。
図26は本発明の実施形態5のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。
図26は、図10のJDFデータに図11のスタイルシートを適用した後に印刷出力される作業指示書を示している。フィニッシャ画像2601と、印刷画像データ2602と、パラメータ設定値を含むフィニッシャ操作部画像2603とを組み合わせた可視化データで作業指示書が生成されることがわかる。
以上説明したように、実施形態5によれば、実施形態4で説明した効果に加えて、JDFデータによって特定される印刷後工程、及びその後処理装置及びその操作部に関する情報を可視化した印刷後工程の作業指示書を生成することで、印刷システムの運用・メンテナンスをより効率化することができる。
<実施形態6>
実施形態4や5では、オペレータが有するスキルに関係なく作業を行える作業指示書を出力する印刷システムについて説明した。一方で、操作環境によっては、オペレータが有するスキルや作業内容に応じてそれぞれに見合った作業指示書を個別に提示することも、また、1つの重要な要素である。
そこで、実施形態6では、実施形態1〜5で示される構成を前提に、一連の作業工程において複数のオペレータが介在するケースにおいて、各オペレータのスキルや作業内容に応じて、適切な作業指示書を与える。こうすることで、より高度なオペレータの支援とPOD業務全体の効率化を図ることを実現する。
まず、実施形態6の印刷システムによる作業指示書生成処理について、図27を用いて説明する。
図27は本発明の実施形態6の印刷システムによる作業指示書生成処理を示すフローチャートである。
尚、図27では、実施形態1の図9のフローチャートと同一の処理については、同一のステップ番号を付加して、その詳細については省略する。
ステップS1301〜ステップS1303の処理後、ステップS2701で、印刷後工程に対応するオペレータ割当テーブルを参照し、スタイルシートを選択する。その後、ステップ1305で、JDFデータにスタイルシートを適用する。これにより、ステップS1306で、生成されたデータをPDLデータからなる作業指示書データとして描画処理し、印刷出力することで作業指示書が生成される。
次に、オペレータ割当について説明する。
図28は本発明の実施形態6のオペレータ割当を説明するための図である。
図28(a)は、印刷後工程に対するオペレータの割当状況を示している。ここでは、(1)折り工程(紙折り機240)はオペレータAが担当、(2)裁断工程(裁断機250)はオペレータCが担当、(3)ステイプル工程(中綴じ製本機260)はオペレータBが担当に割当られていることを示している。そして、このオペレータの割当状況は、図28(b)に示すオペレータ割当テーブルによって管理される。
次に、スタイルシートの選択について、図29を用いて説明する。
図29は本発明の実施形態6のスタイルシートの選択を説明するための図である。
MFPのスタイルシートセレクタ2903は、例えば、指示書生成部1103(図8)内で実現され、処理対象のJDFデータ2902に記述された工程に従って、印刷後工程の組み合わせを管理する工程テーブル2905を有している。そして、オペレータ割当テーブル2901から、対応するスタイルシートをスタイルシート選択テーブル2904で選択する。例えば、図10のJDFデータと、図28(b)のオペレータ割当テーブルの場合では、スタイルシート03(Stylesheet03)が選択される。
尚、図29に示す各種構成要素は、プリントサーバ20内で構成されても良い。
次に、作業指示書の具体例について、図30を用いて説明する。
図30は本発明の実施形態6のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。
図30は、図10のJDFデータと、図11のスタイルシートと、図28(b)のオペレータ割当テーブルに基づいて、印刷出力された作業指示書を示しており、各オペレータ毎の作業指示書が生成されることがわかる。特に、各作業指示書では、オペレータが担当する工程については、他の工程と識別可能にその印刷内容が区別して印刷されている。
次に、印刷後工程のオペレータ割当テーブルをプリンタサーバあるいはMFPに設定するオペレータ割当処理について、図31を用いて説明する。
図31は本発明の実施形態6のオペレータ割当処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS3101で、現在の印刷後工程に使用するフィニッシャに対するオペレータ割当状態を表示する。これは、現在のオペレータ割当テーブルを参照して実現する。ステップS3102で、変更指示入力の有無を判定する。変更指示入力がない場合(ステップS3102でNO)、処理を終了する。一方、変更指示入力がある場合(ステップS3102でYES)、ステップS3103に進む。
ステップS3103で、各フィニッシャの割当設定画面(不図示)を介して、担当するオペレータに関するオペレータ情報を入力する。ステップS3104で、入力されたオペレータ情報に基づいて、オペレータ割当テーブルの内容を一旦更新し、この更新された内容に基づいて、オペレータ割当状態を表示する。
ステップS3105で、オペレータ割当状態の確定指示入力の有無を判定する。つまり、オペレータ割当状態の内容の確認をオペレータに促す。確定指示入力がない場合(ステップS3105でNO)、ステップS3103に戻る。一方、確定指示入力がある場合(ステップS3105でYES)、オペレータ割当テーブルの内容を確定する。
以上説明したように、実施形態6によれば、JDFデータとオペレータ割当テーブルによるオペレータ情報に基づいて、オペレータに適した作業指示書を生成することにより、印刷システムの運用・メンテナンスを効率化することができる。
尚、スタイルシートの形式は図30の形式に限定されるものではない。実施形態6では、JDFデータに記述された後処理の種類と、その後処理を実行するオペレータの情報とに基づいて、それぞれのオペレータが処理する内容を明示する作業指示書を作成するものである。
<実施形態7>
実施形態7では、印刷システムにおける作業指示書の生成において、特に、印刷後工程の担当を示すオペレータ情報と、各オペレータのスキルに合わせた作業指示書を生成する構成について説明する。
まず、実施形態7のオペレータスキルテーブルについて、図32を用いて説明する。
図32は本発明の実施形態7のオペレータスキルテーブルの一例を示す図である。
オペレータスキルテーブルでは、実施形態6のオペレータ管理テーブルの構成に加えて、各オペレータによる印刷後工程で使用するフィニッシャに対するスキル(習熟度)を管理している。このスキルには、「High」と「Low」があり、「High」のほうが、「Low」に比べてスキルが高いことを示している。
次に、スタイルシートの選択について、図33を用いて説明する。
図33は本発明の実施形態7のスタイルシートの選択を説明するための図である。
MFPのスタイルシートセレクタ3303は、例えば、指示書生成部1103(図8)内で実現される。そして、スタイルシートセレクタ3303は、処理対象のJDFデータ3302に記述された工程に従って、印刷後工程の組み合わせを管理する工程テーブル3305、オペレータ割当テーブル3301、オペレータスキルテーブル3306から、対応するスタイルシートをスタイルシート選択テーブル3304で選択する。例えば、図10のJDFデータと、図28(b)のオペレータ割当テーブルと、図32のオペレータスキルテーブルの場合では、スタイルシート03(Stylesheet03)が選択される。
特に、実施形態7のスタイルシートセレクタ3303では、各フィニッシャに対して、スキルが「High」となっているオペレータを優先的に選択するように動作する。また、スキルが同一の場合は、未選択のオペレータを優先的に選択するように動作する。従って、例えば、図32のオペレータスキルテーブルの場合、紙折り機に対してはオペレータA、中綴じ製本機に対してはオペレータB、裁断機に対してはオペレータCを選択する。
尚、図33に示す各種構成要素は、印刷サーバ20内で構成されても良い。また、オペレータ割当テーブルと、オペレータスキルテーブルは、それらの各オペレータ情報を管理する1つのオペレータ管理テーブルとして実現されても良い。
次に、作業指示書の具体例について、図34を用いて説明する。
図34は本発明の実施形態7のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。
図34は、図10のJDFデータと、図11のスタイルシートと、図28(b)のオペレータ割当テーブルと、図32のオペレータスキルテーブルに基づいて、印刷出力された作業指示書を示している。図34により、各オペレータ毎の作業指示書が生成されることがわかる。ここで、オペレータCに対しては、スキルが「LOW」、つまり、工程に係る習熟度が低いため、その操作を支援するための操作支援情報3401が印刷される。
次に、オペレータスキルテーブルを印刷サーバあるいはMFPに設定するオペレータスキル設定処理について、図35を用いて説明する。
図35は本発明の実施形態7のオペレータスキル設定処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS3501で、現在の印刷後工程に使用するフィニッシャに対するオペレータスキル設定状態を表示する。これは、現在のオペレータスキルテーブルを参照して実現する。ステップS3502で、変更指示入力の有無を判定する。変更指示入力がない場合(ステップS3502でNO)、処理を終了する。一方、変更指示入力がある場合(ステップS3502でYES)、ステップS3503に進む。
ステップS3503で、スキルの変更が必要なオペレータを示すオペレータ情報を選択する。ステップS3504で、変更が必要なフィニッシャを示すフィニッシャ情報を選択する。ステップS3505で、スキルを示すスキル情報を設定する。ステップS3506で、入力されたオペレータ情報、フィニッシャ情報、スキル情報に基づいて、オペレータスキルテーブルの内容を一旦更新し、この更新された内容に基づいて、オペレータスキル設定状態を表示する。
ステップS3507で、オペレータスキル設定状態の確定指示入力の有無を判定する。つまり、オペレータスキル設定状態の内容の確認をオペレータに促す。確定指示入力がない場合(ステップS3507でNO)、ステップS3505に戻る。一方、確定指示入力がある場合(ステップS3507でYES)、オペレータスキルテーブルの内容を確定する。
次に、ステップS3508で、選択したフィニッシャに対するオペレータの設定がすべて終了しているか否かを判定する。終了していない場合(ステップS3508でNO)、ステップS3504へ戻り、変更が必要なフィニッシャの選択を行い処理を繰り返す。一方、終了している場合(ステップS3508でYES)、ステップS3509に進む。
次に、ステップS3509で、他のオペレータに対するスキルの変更指示入力の有無を判定する。変更指示入力がある場合(ステップS3509でYES)、ステップS3503に戻り、オペレータの選択を行い処理を繰り返す。一方、変更指示入力がない場合(ステップS3509でNO)、処理を終了する。
以上説明したように、実施形態7によれば、実施形態6で説明した効果に加えて、オペレータのスキル情報に基づいて、オペレータとそのスキルに適した作業指示書を生成することにより、印刷システムの運用・メンテナンスを効率化することができる。尚、操作支援情報として、実施形態4や5で説明した画像データを表示するように構成してもよい。
また、フィニッシャの組み替えやリプレイス時に、そのフィニッシャを操作する可能性のあるオペレータそれぞれのスキルを管理することができるので、システムメンテナンス負荷を軽減することができる。
<実施形態8>
実施形態1〜7では、主に、作業指示書の内容を制御する構成について説明したが、実施形態8では、作業指示書を生成するにあたり、JDFデータに適用する最適なスタイルシートを選択する構成について説明する。
実施形態8で説明する構成は、特に、複数種類のフィニッシャが同一機種毎に複数存在していて、それらのフィニッシャから印刷後工程に用いるフィニッシャの組み合わせを選択するためのスタイルシートが複数種類存在している場合に有効である。
尚、実施形態8の印刷システムの基本構成は、実施形態1に準ずるものであるため、MFPやプリントサーバの詳細構成については省略する。
まず、スタイルシートを選択するスタイルシート選択処理について、図36を用いて説明する。
図36は本発明の実施形態8のスタイルシート選択処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS3601で、JDFデータから印刷後工程の記述の有無を判定する。印刷後工程の記述がない場合(ステップS3601でNO)、処理を終了する。一方、印刷後工程の記述がある場合(ステップS3601でYES)、ステップS3602に進む。
ステップS3602で、JDFデータから、印刷後工程の工程数及びその種類、その設定等に関する印刷後工程情報を取得する。ここで、印刷後工程の工数とは、何種類の印刷後工程を必要としているかの数を示している。
ここで、印刷後工程の種類と設定については、例えば、図37に示すようなものがある。つまり、印刷後工程の種類は、必要とされている印刷後工程の種類であり、図37では、紙折り機、裁断機、中綴じ製本機、くるみ製本機による各印刷後工程である。また、設定とは、例えば、紙折り機の場合は、その紙折り機に用意されている折り方として、各フィニッシャに用意されている設定項目(二つ折、肩袖折、開観音折、外三つ折、外四つ折、巻き四つ折等)を示すものである。
次に、ステップS3603で、設定された各印刷後工程の条件を満足するフィニッシャを抽出する。これは、図38に示すように、用意されているフィニッシャの種類と設定項目をフィニッシャ情報として管理するフィニッシャ情報テーブルを、例えば、MFP内に予め管理しておき、そのフィニッシャ情報テーブルからJDFデータの設定に合うフィニッシャを選択することで行われる。
尚、図38のフィニッシャ情報テーブルにおいて、各フィニッシャの設定項目で示されるフィニッシャの格納順が、その設定項目における印刷後工程で使用するフィニッシャの優先順位となっている。また、優先順位としては、設定項目における印刷後工程で使用するフィニッシャの優先順位に限定されず、フィニッシャの種類毎における優先順位、オペレータによって設定されたフィニッシャ情報の優先順位をフィニッシャ情報テーブルで併せて管理するようにしても良い。
次に、ステップS3604で、設定されている印刷後工程の組み合わせに従って、選択されたフィニッシャから、設定されている印刷後工程を満足する、フィニッシャの組み合わせをすべて選択した組み合わせ情報を作成する。
次に、ステップS3605で、作成されたフィニッシャの組み合わせ情報から最も優先順位の高い組み合わせを選択する。これは、例えば、図38では、予め各フィニッシャの各設定項目、つまり、各印刷後工程毎に、優先順位が付けられているので、この優先順位を組み合わせ情報で選択された組み合わせで使用されるすべての優先順位を加算した値によって、最も優先順位の高い組み合わせを決定する。
次に、ステップS3606で、最終的に選択された組み合わせ情報用に作成、保持されているスタイルシートを取得する。スタイルシートは、各フィニッシャの各設定項目毎、又はその設定項目の組み合わせ毎に、スタイルシート選択テーブルで管理されている。
次に、ステップS3607で、JDFデータに取得したスタイルシートを適用して、作業指示書データを生成する。各フィニッシャの各設定毎に用意されたスタイルシートによって生成される作業指示書の例を図39に示す。また、複数の印刷後工程が組み合わされたスタイルシートによって生成された作業指示書の例を図40に示す。
ここで、図39では、「二つ折」及び「肩袖折」それぞれについては、フィニッシャAが最優先に使用するフィニッシャであることが、フィニッシャ情報テーブルを参照することによってわかるので、これに対するスタイルシートが選択されて作業指示書が生成される。一方、「開観音折」については、フィニッシャCが最優先に使用するフィニッシャであることが、フィニッシャ情報テーブルを参照することによってわかるので、これに対するスタイルシートが選択されて作業指示書が生成される。
また、図40では、「二つ折」と「開観音折」の組み合わせについては、フィニッシャAとフィニッシャCが最優先に使用するフィニッシャであることが、フィニッシャ情報テーブルを参照することによってわかるので、これに対するスタイルシートが選択されて作業指示書が生成される。
以上説明したように、実施形態8によれば、同一の印刷後工程に利用可能なフィニッシャ群を利用する場合に最適なフィニッシャの順に管理したフィニッシャ情報テーブルと、そのフィニッシャに対するスタイルシートを管理することで、処理対象の印刷後工程に対する最適なフィニッシャを用いるためのスタイルシートを選択して、そのスタイルシートによる作業指示書を生成することができる。
これにより、各印刷後工程に対し、より最適な作業指示書を提供することができ、現状のPOD業務環境におけるオペレータの支援とPOD業務全体の効率化を図ることができる。
<実施形態9>
実施形態8では、フィニッシャ情報テーブルに、各フィニッシャの設定項目毎に、利用可能なフィニッシャ群をその優先順位順で管理しておき、この優先順位に基づいて、最終的なスタイルシートを選択する構成について説明した。これに対して、実施形態9では、印刷後工程の組み合わせにおいて、利用可能なフィニッシャの組み合わせを規定するスタイルシート群を管理しておき、これにより、最終的なスタイルシートを選択する構成について説明する。
以下、実施形態9では、このような構成の場合について説明する。
まず、スタイルシートを選択するスタイルシート選択処理について、図41を用いて説明する。
図41は本発明の実施形態9のスタイルシート選択処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS4101で、JDFデータから印刷後工程の記述の有無を判定する。印刷後工程の記述がない場合(ステップS4101でNO)、処理を終了する。一方、印刷後工程の記述がある場合(ステップS4101でYES)、ステップS4102に進む。
ステップS4102で、JDFデータから、印刷後工程の工程数及びその種類、その設定等に関する印刷後工程情報を取得する。
次に、ステップS4103で、指定されている各印刷後工程の種類の組み合わせに対するスタイルシートを選択する。これは、図42に示すような、各種印刷後工程の種類の組み合わせ毎に予め用意されたスタイルシートの情報(スタイルシート情報)から、設定で指定された印刷後工程の組み合わせに合ったものを選択する。つまり、設定で行われる印刷後工程の種類が、裁断機と中綴じ製本機の場合、スタイルシートAAとCCが選択される。
尚、このスタイルシート情報は、例えば、MFP内のスタイルシート選択テーブル内で管理される。また、実施形態9は管理するスタイルシート情報は、各種印刷後工程の種類の組み合わせ毎に対するものであるので、このスタイルシート情報では、各種印刷後工程に対応するフィニッシャの種類、各フィニッシャで実行可能な印刷後工程の種類、印刷システムにおける、フィニッシャの構成位置(オンラインフィニッシャ/ニアラインフィニッシャ/オフラインフィニッシャ)を管理することになる。
次に、ステップS4104で、ステップS4102で取得した各印刷後工程の設定と、予め保持しているフィニッシャ情報より、ステップS4103で選択したスタイルシートより、JDFデータで指定されていた処理を行うのに適したスタイルシートを選択する。つまり、裁断機と中綴じ製本機による印刷後工程がJDFデータで指定されていた場合、図42のスタイルシート情報では、スタイルシートAAとCCがステップS4103で選択されている。そして、JDFデータで設定されている中綴じが、厚さ30mmを超える場合、スタイルシートAA、CCの内、スタイルシートで指定されている中綴じ製本機の能力がこれを満足するスタイルシートが選択される。
次に、ステップS4105で、ここまでのスタイルシートの選択処理の結果、複数のスタイルシートが選択されているか否かを判定する。スタイルシートが1つだけ選択されている場合(ステップS4105でNO)、ステップS4111に進む。一方、複数のスタイルシートが選択されている場合(ステップS4111でYES)、ステップS4106に進む。
ステップS4106で、選択された複数のスタイルシートの内、使用しているフィニッシャにニアラインフィニッシャがあるもの、またはニアラインフィニッシャをより多く使用しているスタイルシートを選択する。つまり、ニアラインフィニッシャ優先でスタイルシートを選択する。
次に、ステップS4107で、ここまでのスタイルシートの選択処理の結果、複数のスタイルシートが選択されているか否かを判定する。スタイルシートが1つだけ選択されている場合(ステップS4107でNO)、ステップS4111へ進む。一方、複数のスタイルシートが選択されている場合(ステップS4107でYES)、ステップS4108に進む。
ステップS4108で、選択された複数のスタイルシートの内、使用するフィニッシャの数が最も少ないスタイルシートを選択する。つまり、JDFデータに指定してある印刷後工程の複数の処理を1つのフィニッシャで行えるフィニッシャを指定しているスタイルシートを選択する。
次に、ステップS4109で、ここまでのスタイルシートの選択処理の結果、複数のスタイルシートが選択されているか否かを判定する。スタイルシートが1つだけ選択されている場合(ステップS4109でNO)、ステップS4111へ進む。一方、複数のスタイルシートが選択されている場合(ステップS4109でYES)、ステップ2110へ進む。
ステップS4110で、複数の残ったスタイルシートの内、最も優先順位が高いものを選択する。この選択は、図42のスタイルシート情報に示すように、各種印刷後工程の種類の組み合わせ毎に予め付けられた優先順位によって行われる。特に、図42では、格納順序が、その印刷後工程で使用するスタイルシートの優先順位となっている。次に、ステップS4111で、JDFデータに取得したスタイルシートを適用して、作業指示書データを生成する。
以上説明したように、実施形態9によれば、実施形態8で説明した効果に加えて、印刷後工程の組み合わせ毎に利用可能なスタイルシートのスタイルシート情報を管理しておくことで、このスタイルシート情報に基づいて、処理対象の印刷後工程に対する最適なスタイルシートを選択して、そのスタイルシートによる作業指示書を生成することができる。
尚、上記実施形態1〜9は一例であり、用途や目的に応じて、各実施形態を任意に組み合わせた実施形態を実現しても良いことは言うまでもない。例えば、実施形態8や9におけるスタイルシートの選択と、実施形態1における作業指示書の生成を組み合わせた構成を実現しても良い。
また、上記各実施形態で説明する各種処理は、プリントサーバとMFPとで実現する構成をそれぞれ例に挙げて説明したが、全ての実施形態において、印刷以外の全ての処理をプリントサーバ上で実現するようにしても良いし、あるいはMFPで全ての処理を実現するようにしても良い。あるいは、MFPやプリントサーバ以外の外部装置(例えば、パーソナルコンピュータ)上で実現するようにしても良い。
いずれにしても、これらMFP、プリントサーバあるいは外部装置あるいはそれらの組み合わせが、上記各実施形態で説明する各種処理を実現する情報処理装置として機能することができる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態1の印刷システムのワークフロー構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のPODシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態1のPODシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態1の印刷後工程の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のサドルステッチによる製本の例を示す図である。 本発明の実施形態1のグルーバインドによる製本の例を示す図である。 本発明の実施形態1のMFPの構成を示す図である。 本発明の実施形態1のMFPの内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1の印刷システムによる作業指示書生成処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のJDFデータの具体例を示す図である。 本発明の実施形態1のスタイルシートの具体例を示す図である。 本発明の実施形態1のスタイルシートの構成例を示す図である。 本発明の実施形態1のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。 本発明の実施形態1のMFPの印刷処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のステップS1402の描画処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のスタイルシート登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のスタイルシート選択処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2のスタイルシート登録処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4のプリントサーバの内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4の印刷システムによる作業指示書生成処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4のスタイルシート内に格納される可視化のための画像データ例を示す図である。 本発明の実施形態4のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。 本発明の実施形態5の印刷システムによる作業指示書生成処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態5のスタイルシート内に格納される可視化のための画像データ例を示す図である。 本発明の実施形態5のパラメータ設定値の適用を示す概要図である。 本発明の実施形態5のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。 本発明の実施形態6の印刷システムによる作業指示書生成処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態6のオペレータ割当を説明するための図である。 本発明の実施形態6のスタイルシートの選択を説明するための図である。 本発明の実施形態6のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。 本発明の実施形態6のオペレータ割当処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態7のオペレータスキルテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態7のスタイルシートの選択を説明するための図である。 本発明の実施形態7のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。 本発明の実施形態7のオペレータスキル設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態8のスタイルシート選択処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態8の印刷後工程の種類と設定項目の例を説明するための図である。 本発明の実施形態8のフィニッシャ情報テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態8のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。 本発明の実施形態8のJDFデータにスタイルシートを適用して生成される作業指示書の具体例を示す図である。 本発明の実施形態9のスタイルシート選択処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態9のスタイルシート情報の一例を示す図である。
符号の説明
1100 フォーマッタ制御部
1101 プロトコル制御部
1102 JDF解析部
1103 指示書生成部
1104 PDL解析部
1105 データ描画部
1106 ページメモリ
1020 パネル入出力制御部
1030 スタイルシート記憶部
1300 出力制御部
1400 プリンタエンジン部

Claims (15)

  1. オペレータが印刷装置から運んできた印刷物に対して印刷後処理を実行する後処理装置において印刷後処理を実行することが指定された場合、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報を印刷するための作業指示書データを生成する生成手段と、
    印刷データから先頭のページデータを抽出する抽出手段とを備え
    前記生成手段は、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報と前記抽出手段により抽出された前記先頭のページデータとの両者が同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記後処理装置において印刷後処理を実行することが指定された場合、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報とは、識別番号、後処理装置の処理内容および処理パラメータである
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. 所定の書式に反映させるためのスタイルシートを記憶するスタイルシート記憶手段を更に備え、
    前記生成手段は、前記後処理装置において実行される印刷後処理が記述されたジョブ管理情報に前記スタイルシートを適用することにより前記作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記スタイルシート記憶手段は、前記印刷後処理の種類と処理順序の組み合わせに応じた、複数種類のスタイルシートを記憶し、
    前記指定された印刷後処理の種類に対応するスタイルシートを前記スタイルシート記憶手段から選択する選択手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 第1後処理装置を使用する第1オペレータのスキルレベルと第2後処理装置を使用する第2オペレータのスキルレベルとを記憶するスキルレベル記憶手段を更に備え、
    前記生成手段は、前記スキルレベルに基づいて異なる作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記生成手段は、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報として前記後処理装置において設定される処理パラメータが設定された前記後処理装置の操作パネルの画像が前記同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記生成手段は、印刷後処理が適用された最終出力物を示す画像が前記同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. オペレータが印刷装置から運んできた印刷物に対して印刷後処理を実行する後処理装置において印刷後処理を実行することが指定された場合、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報を印刷するための作業指示書データを生成する生成工程と、
    印刷データから先頭のページデータを抽出する抽出工程とを備え
    前記生成工程は、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報と前記抽出手段により抽出された前記先頭のページデータとの両者が同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. コンピュータに、
    オペレータが印刷装置から運んできた印刷物に対して印刷後処理を実行する後処理装置において印刷後処理を実行することが指定された場合、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報を印刷するための作業指示書データを生成する生成工程と、
    印刷データから先頭のページデータを抽出する抽出工程とを実行させ、
    前記生成工程は、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報と前記抽出手段により抽出された前記先頭のページデータとの両者が同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する
    ことを特徴とするプログラム。
  10. 前記後処理装置において印刷後処理を実行することが指定された場合、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報とは、識別番号、後処理装置の処理内容および処理パラメータである
    ことを特徴とする請求項9に記載のプログラム。
  11. 所定の書式に反映させるためのスタイルシートを記憶媒体に記憶するスタイルシート記憶工程を更に備え、
    前記生成工程は、前記後処理装置において実行される印刷後処理が記述されたジョブ管理情報に前記スタイルシートを適用することにより前記作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする請求項9または10に記載のプログラム。
  12. 前記スタイルシート記憶工程は、前記印刷後処理の種類と処理順序の組み合わせに応じた、複数種類のスタイルシートを記憶媒体に記憶し、
    前記指定された印刷後処理の種類に対応するスタイルシートを前記記憶媒体から選択する選択工程を更に備える
    ことを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 第1後処理装置を使用する第1オペレータのスキルレベルと第2後処理装置を使用する第2オペレータのスキルレベルとを記憶媒体に記憶するスキルレベル記憶工程を更に備え、
    前記生成工程は、前記スキルレベルに基づいて異なる作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載のプログラム。
  14. 前記生成工程は、前記後処理装置において実行すべき処理を特定する情報として前記後処理装置において設定される処理パラメータが設定された前記後処理装置の操作パネルの画像が前記同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする請求項9乃至13のいずれか1項に記載のプログラム。
  15. 前記生成手段は、印刷後処理が適用された最終出力物を示す画像が前記同一シート上に印刷される作業指示書データを生成する
    ことを特徴とする請求項9乃至14のいずれか1項に記載のプログラム。
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