JP4968027B2 - 透過膜の阻止率向上方法、阻止率向上透過膜を用いる水処理方法および透過膜装置 - Google Patents
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(1) 芳香族ポリアミド系透過膜を、硝酸または硝酸塩をNO3として1重量%以上、硫酸または硫酸塩をSO4として0.01重量%以上、および水素イオン濃度0.0001重量%以上含む酸処理液に接触させ酸処理を行うことを特徴とする透過膜の阻止率向上方法。
(2) 芳香族ポリアミド系透過膜を、硝酸または硝酸塩をNO3として1重量%以上、硫酸または硫酸塩をSO4として0.01重量%以上、および水素イオン濃度0.0001重量%以上含む酸処理液に接触させ酸処理を行った後、分子量1000以上の荷電性または極性を有する有機化合物からなる修飾剤に接触させて修飾処理を行うことを特徴とする透過膜の阻止率向上方法。
(3) 修飾剤としてポリアルキレングリコール鎖を有する化合物、またはその誘導体から選ばれる1種以上の化合物を含む上記(2)記載の方法。
(4) 修飾剤として分子量10万以上の荷電性高分子を含む上記(2)または(3)記載の方法。
(5) 芳香族ポリアミド系透過膜を、硝酸または硝酸塩をNO3として1重量%以上、硫酸または硫酸塩をSO4として0.01重量%以上、および水素イオン濃度0.0001重量%以上含む酸処理液に接触させ酸処理した後、複数種類の有機物からなる修飾剤を混合状態で、または別々に接触させて修飾処理する上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の方法。
(6) 上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の方法の実施により得られる透過膜に被処理水を供給して膜分離を行う水処理方法。
(7) 1次側に被処理液を通液し、2次側から透過液を取り出す透過膜モジュールと、
モジュールの1次側に硝酸または硝酸塩をNO3として1重量%以上、硫酸または硫酸塩をSO4として0.01重量%以上、および水素イオン濃度0.0001重量%以上含む酸処理液を供給して透過膜に接触させ酸処理する酸液供給装置と、
モジュールの1次側に、分子量1000以上の荷電性もしくは極性を有する有機化合物からなる修飾剤を通液して、修飾剤処理を行う修飾剤供給装置と
を含む透過膜装置。
本発明の修飾剤に用いるカチオン性高分子としては、例えば、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、ポリアクリルアミド、キトサン、ポリスチレンに第一級アンモニウム基を付加したものなどの第一級アミン化合物、ポリエチレンイミンなどの第二級アミン化合物、ポリ(アクリル酸ジメチルアミノエチル)、ポリ(メタクリル酸ジメチルアミノエチル)などの第三級アミン化合物、ポリスチレンに第四級アンモニウム基を付加したものなどの第四級アンモニウム化合物、ポリビニルアミジン、ポリビニルピリジン、ポリピロール、ポリビニルジアゾールなどの複素環を有する化合物などを挙げることができる。またこれらの構造の共重合高分子や、複数種の高分子を混合したものも用いることができる。これらの中で、複素環を有する化合物を好適に用いることができ、ポリビニルアミジンを特に好適に用いることができる。
上記の阻止率向上方法の実施により得られる透過膜は、透過膜の透過流束を高くした状態で阻止率が向上し、かつその高い状態が長く維持するので、そのまま水処理用の透過膜として用い、水処理を行うことができる。
除去率(%)={1−(透過液の溶質濃度)/〔(供給液の溶質濃度+濃縮液の溶質濃度)/2〕}×100
日東電工(株)製超低圧芳香族ポリアミド系RO膜「ES−20」をRO膜として用い、阻止率向上処理を行うことなく、RO装置に装填した。電子デバイス製造工場排水の一次処理水(TOC成分2.5mg/L、電気伝導度100mS/m)をpH6.0に調整し、上記RO装置を用いて、圧力0.75MPa、水温20℃の条件で通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.80m/d、TOC除去率は91%、電気伝導度除去率は96%であり、通水200時間後の透過流束は0.57m/d、TOC除去率は91.5%、電気伝導度除去率は95%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、1重量%硫酸水溶液(NO3:0重量%、SO4:1重量%、H+:0.02重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.80m/d、TOC除去率は91%、電気伝導度除去率は95%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、5重量%硫酸水溶液(NO3:0重量%、SO4:5重量%、H+:0.1重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.79m/d、TOC除去率は91%、電気伝導度除去率は95%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、5重量%硫酸水溶液(NO3:0重量%、SO4:5重量%、H+:0.1重量%)に15時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.83m/d、TOC除去率は88%、電気伝導度除去率は93%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、10重量%硫酸水溶液(NO3:0重量%、SO4:10重量%、H+:0.2重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.81m/d、TOC除去率は90%、電気伝導度除去率は94%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、20重量%硫酸水溶液(NO3:0重量%、SO4:20重量%、H+:0.4重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.83m/d、TOC除去率は89%、電気伝導度除去率は93%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、1重量%硝酸水溶液(NO3:1重量%、SO4:0重量%、H+:0.02重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.80m/d、TOC除去率は91%、電気伝導度除去率は96%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、5重量%硝酸水溶液(NO3:5重量%、SO4:0重量%、H+:0.08重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.80m/d、TOC除去率は91%、電気伝導度除去率は95%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、5重量%硝酸水溶液(NO3:5重量%、SO4:0重量%、H+:0.08重量%)に15時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.79m/d、TOC除去率は91%、電気伝導度除去率は95%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、10重量%硝酸水溶液(NO3:10重量%、SO4:0重量%、H+:0.16重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.79m/d、TOC除去率は91%、電気伝導度除去率は95%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、20重量%硝酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:0重量%、H+:0.32重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.82m/d、TOC除去率は90%、電気伝導度除去率は94%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、27重量%硝酸ナトリウム+1重量%硫酸ナトリウム水溶液(NO3:20重量%、SO4:0.68重量%、H+:0重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.80m/d、TOC除去率は91%、電気伝導度除去率は95%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、20重量%硝酸+0.01重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:0.01重量%、H+:0.32重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.80m/d、TOC除去率は91.5%、電気伝導度除去率は95.5%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、20重量%硝酸+0.1重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:0.1重量%、H+:0.32重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.78m/d、TOC除去率は93.5%、電気伝導度除去率は96%であり、通水200時間後の透過流束は0.73m/d、TOC除去率は94%、電気伝導度除去率は96%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、20重量%硝酸+1重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:1重量%、H+:0.34重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.80m/d、TOC除去率は92%、電気伝導度除去率は96.5%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、20重量%硝酸+5重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:5重量%、H+:0.42重量%)に2時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.82m/d、TOC除去率は91%、電気伝導度除去率は97%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、10重量%硝酸+1重量%硫酸水溶液(NO3:10重量%、SO4:1重量%、H+:0.18重量%)に3時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.78m/d、TOC除去率は93.5%、電気伝導度除去率は96%であり、通水200時間後の透過流束は0.72m/d、TOC除去率は93.5%、電気伝導度除去率は96.5%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、5重量%硝酸+5重量%硫酸水溶液(NO3:5重量%、SO4:5重量%、H+:
0.1重量%)に3時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.77m/d、TOC除去率は93.5%、電気伝導度除去率は96%であり、通水200時間後の透過流束は0.74m/d、TOC除去率は93.5%、電気伝導度除去率は96.5%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、5重量%硝酸+10重量%硫酸水溶液(NO3:5重量%、SO4:10重量%、H+:0.28重量%)に3時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.78m/d、TOC除去率は92.5%、電気伝導度除去率は97%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、1重量%硝酸+10重量%硫酸水溶液(NO3:1重量%、SO4:10重量%、H+:0.22重量%)に3時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.78m/d、TOC除去率は92%、電気伝導度除去率は96%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、27重量%硝酸ナトリウム+0.01重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:0.01重量%、H+:0.0002重量%)に15時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.80m/d、TOC除去率は91.5%、電気伝導度除去率は95%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、27重量%硝酸ナトリウム+0.1重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:0.1重量%、H+:0.002重量%)に15時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.78m/d、TOC除去率は94%、電気伝導度除去率は95.5%であり、通水200時間後の透過流束は0.74m/d、TOC除去率は94.5%、電気伝導度除去率は95.5%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、10重量%硝酸ナトリウム+1重量%硫酸水溶液(NO3:7.3重量%、SO4:1重量%、H+:0.02重量%)に15時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.78m/d、TOC除去率は93%、電気伝導度除去率は96%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、10重量%硝酸ナトリウム+1重量%硫酸水溶液(NO3:7.3重量%、SO4:1重量%、H+:0.02重量%)に3時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.76m/d、TOC除去率は93%、電気伝導度除去率は96.5%であり、通水200時間後の透過流束は0.73m/d、TOC除去率は93%、電気伝導度除去率は96%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、20重量%硝酸+0.1重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:0.1重量%、H+:0.32重量%)に2時間浸漬し酸処理した後、1mg/Lポリエチレングリコール(分子量3000)水溶液を0.75MPaで2時間通水し修飾処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.69m/d、TOC除去率は95%、電気伝導度除去率は97%であり、通水200時間後の透過流束は0.68m/d、TOC除去率は95%、電気伝導度除去率は97%であった。
比較例1において、RO膜を阻止率向上処理として、20重量%硝酸+0.1重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:0.1重量%、H+:0.32重量%)に2時間浸漬し酸処理した後、1mg/Lポリエチレングリコール(分子量3000)水溶液を0.75MPaで2時間通水し、さらに1mg/Lポリオキシエチレンステアリルエーテル(分子量4700)水溶液を0.75MPaで2時間通水し修飾処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.61m/d、TOC除去率は96%、電気伝導度除去率は97%であり、通水200時間後の透過流束は0.60m/d、TOC除去率は96%、電気伝導度除去率は97%であった。
東レ(株)製超低圧芳香族ポリアミド系RO膜「SUL−G20」をRO膜として用い、阻止率向上処理を行うことなく、RO装置に装填した。工業用水の凝集沈殿処理、脱炭酸処理および活性炭吸着処理による前処理水(TOC成分1.0mg/L、電気伝導度20mS/m、シリカ濃度20mg/L)をpH5.5に調整し、上記RO装置を用いて、圧力0.75MPa、水温20℃の条件で通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.90m/d、TOC除去率は90%、電気伝導度除去率は95%、シリカ除去率は92%であり、通水200時間後の透過流束は0.82m/d、TOC除去率は90%、電気伝導度除去率は95%、シリカ除去率は92%であった。
比較例13において、RO膜を阻止率向上処理として、27重量%硝酸ナトリウム+0.1重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:0.1重量%、H+:0.002重量%)に20時間浸漬し酸処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.85m/d、TOC除去率は92%、電気伝導度除去率は96%、シリカ除去率は94%であり、通水200時間後も膜性能は安定に維持された。
比較例13において、RO膜を阻止率向上処理として、27重量%硝酸ナトリウム+0.1重量%硫酸水溶液(NO3:20重量%、SO4:0.1重量%、H+:0.002重量%)に20時間浸漬し酸処理下後、1mg/Lポリビニルアミジン(分子量350万)水溶液を0.75MPaで2時間通水し、さらに1mg/ポリスチレンスルホン酸ナトリウム(分子量100万)水溶液を0.75MPaで2時間通水し修飾処理してRO装置に装填し、同様に通水処理を行った。通水2時間後の透過流束は0.72m/d、TOC除去率は93.5%、電気伝導度除去率は97%、シリカ除去率は96.5%であり、通水200時間後も膜性能は安定に維持された。
2 RO膜
3 1次側
4 2次側
11 被処理水タンク
12 処理水タンク
13 洗浄液タンク
14 酸処理液タンク
15 修飾剤A水溶液タンク
16 修飾剤B水溶液タンク
Claims (7)
- 芳香族ポリアミド系透過膜を、硝酸または硝酸塩をNO3として1重量%以上、硫酸または硫酸塩をSO4として0.01重量%以上、および水素イオン濃度0.0001重量%以上含む酸処理液に接触させ酸処理を行うことを特徴とする透過膜の阻止率向上方法。
- 芳香族ポリアミド系透過膜を、硝酸または硝酸塩をNO3として1重量%以上、硫酸または硫酸塩をSO4として0.01重量%以上、および水素イオン濃度0.0001重量%以上含む酸処理液に接触させ酸処理を行った後、分子量1000以上の荷電性または極性を有する有機化合物からなる修飾剤に接触させて修飾処理を行うことを特徴とする透過膜の阻止率向上方法。
- 修飾剤としてポリアルキレングリコール鎖を有する化合物、またはその誘導体から選ばれる1種以上の化合物を含む請求項2記載の方法。
- 修飾剤として分子量10万以上の荷電性高分子を含む請求項2または3記載の方法。
- 芳香族ポリアミド系透過膜を、硝酸または硝酸塩をNO3として1重量%以上、硫酸または硫酸塩をSO4として0.01重量%以上、および水素イオン濃度0.0001重量%以上含む酸処理液に接触させ酸処理した後、複数種類の有機物からなる修飾剤を混合状態で、または別々に接触させて修飾処理する請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
- 請求項1から5いずれかに記載の方法の実施により得られる透過膜に被処理水を供給して膜分離を行う水処理方法。
- 1次側に被処理液を通液し、2次側から透過液を取り出す透過膜モジュールと、
モジュールの1次側に硝酸または硝酸塩をNO3として1重量%以上、硫酸または硫酸塩をSO4として0.01重量%以上、および水素イオン濃度0.0001重量%以上含む酸処理液を供給して透過膜に接触させ酸処理する酸液供給装置と、
モジュールの1次側に、分子量1000以上の荷電性もしくは極性を有する有機化合物からなる修飾剤を通液して、修飾剤処理を行う修飾剤供給装置と
を含む透過膜装置。
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