JP4967296B2 - 撮像素子、焦点検出装置、および、撮像システム - Google Patents

撮像素子、焦点検出装置、および、撮像システム Download PDF

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Description

本発明は、撮影画像の取得と例えば焦点検出などの撮影条件(状態)の取得とを行える撮像素子、これを備えた焦点検出装置、および、撮像システムに関する。
撮影画像用の画素セルを撮像素子の基板上に2次元的に配置して、その中に焦点検出用の画素セルを所定のレイアウトで配置することが提案されている(例えば特許文献1,2を参照)。また、特許文献1では、位相差検出方式の焦点検出を例に、その画素セルを撮影画像用の画素セルと同じサイズにしている。特許文献2では、コントラスト検出方式の焦点検出を例に、その画素セルを撮影画像用の画素セルより小さなサイズにしている。
特開2003−250080号公報 特開2004−361611号公報
しかし、上記の撮像素子では、焦点検出用の画素セルのサイズが撮影画像用の画素セルと同じ(または撮影画像用の画素セルより小さい)ため、低輝度時に焦点検出の応答性が低下するという問題があった。また、この問題は、焦点検出用の画素セルに限らず、測距用や測光用などの画素セルを配置する場合にも同様に発生し得る。
本発明の目的は、撮影条件を取得する(例えば焦点検出や測距などを行う)際の低輝度時の応答性を改善できる撮像素子、焦点検出装置、および、撮像システムを提供することにある。
本発明の一態様は、撮影光学系による像を撮像する撮像素子であって、入射光を集光する第1のマイクロレンズと、該第1のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第1の光電変換部とを含む撮像用の第1の画素セルと、入射光を集光する第2のマイクロレンズと、該第2のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第2の光電変換部とを含む焦点検出用の第2の画素セルとを備え、前記第1の画素セルの形状は正方形であり、前記第2の画素セルの形状は短辺の長さが前記正方形の一辺の長さと同じであり、長辺の長さが前記正方形の一辺の長さの整数倍である長方形であり、基板上に前記第1の画素セルが2次元的に配置され、前記第2の画素セルは、隣接した前記第1の画素セル複数個に置き換えられて配置されるとともに、前記長方形の長辺の方向に配列されることを特徴とする。
本発明の他の態様は、撮影光学系による像を撮像する撮像素子であって、入射光を集光する第1のマイクロレンズと、該第1のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第1の光電変換部とを含む撮像用の第1の画素セルと、入射光を集光する第2のマイクロレンズと、該第2のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第2の光電変換部とを含む焦点検出用の第2の画素セルと、入射光を集光する第3のマイクロレンズと、該第3のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する複数の第3の光電変換部とを含む焦点検出用の第3の画素セルとを備え、前記第1の画素セルと前記第3の画素セルのセルサイズは同一であり、前記第2の画素セルのセルサイズは、前記第1の画素セルのセルサイズの2以上の整数倍であり、基板上に前記第1の画素セルが2次元的に配置され、前記第2の画素セルは、隣接した前記第1の画素セル複数個に置き換えられて配置され、前記第3の画素セルは、前記第1の画素セルに置き換えられて配置されることを特徴とする。
本発明のさらに他の態様は、撮影光学系による像を撮像する撮像素子であって、入射光を集光する第1のマイクロレンズと、該第1のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第1の光電変換部とを含む撮像用の第1の画素セルと、入射光を集光する第2のマイクロレンズと、該第2のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第2の光電変換部とを含み、前記第1の画素セルに比べてセルサイズが大きい焦点検出用の第2の画素セルとを備え、基板上に前記第1の画素セルと前記第2の画素セルとが2次元的に配置され、前記第2の画素セルのそれぞれは、複数の前記第2の光電変換部を含み、前記複数の第2の光電変換部のそれぞれは、前記第2のマイクロレンズを介して前記撮影光学系の射出瞳と共役であるとともに、前記複数の第2の光電変換部のうち2つは対を成し、前記対を成す2つの第2の光電変換部には、それぞれ異なる色のフィルタが配置されることを特徴とする。
本発明によれば、撮影条件(状態)を取得する(例えば焦点検出や測距や測光などを行う)際の低輝度時の応答性を改善することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
ここでは、撮影画像の取得と焦点検出に関わる情報の取得とを行える撮像素子について説明する。また、位相差検出方式の焦点検出を例に説明する。焦点検出に関わる情報とは、撮影画像を取得する際の各種条件(撮影条件)の1つであって、撮像素子の物体側に配置される撮影光学系のデフォーカス量に相当する。撮影光学系が合焦状態(理想的にはデフォーカス量=0)のとき、撮像素子上には鮮明な被写体像が形成される。
第1実施形態の撮像素子10は、図1(a)に示す撮影画像用の画素セル11と図1(b)に示す焦点検出用の画素セル12とを、図1(c)に示すレイアウトで、基板上に配置したものである。図1(c)では、分かりやすくするため、1つの画素セル11,12にそれぞれハッチングを付した。図1(a)〜(c)は、撮影光学系の側から見た模式図である。なお、撮像素子10には、画素セル11,12の他、不図示の垂直走査回路や水平走査回路なども設けられる。
本実施形態では、画素セル11,12の形状をそれぞれ正方形状とする。また、焦点検出用の画素セル12は撮影画像用の画素セル11に比べてセルサイズが大きく、1個の画素セル12の大きさの中に4個の画素セル11を稠密に配置できるような大きさとなっている。つまり、焦点検出用の画素セル12のセルサイズは、撮影画像用の画素セル11のセルサイズの4倍である。この場合、画素セル12の一辺の長さA12は、画素セル11の一辺の長さA11の2倍である。
撮像素子10の基板上において、撮影画像用の画素セル11は2次元的に略稠密に配置され、その中に焦点検出用の画素セル12が周期的に埋め込まれている。画素セル11の配置は略正方格子状である。
撮影画像用の画素セル11(図1(a))には、円形状のマイクロレンズ13と、矩形状の光電変換部14とが設けられる。マイクロレンズ13は、入射光を集光して光電変換部14に導く光学要素である。光電変換部14は、マイクロレンズ13により集光された光に応じて電荷を生成するフォトダイオードである。また図示省略したが、マイクロレンズ13と光電変換部14との間には、RGBのうち何れか1つの色フィルタが配置される。そして、複数の画素セル11の色フィルタは所定のRGB配列(例えばベイヤー配列)となっている。
なお、この画素セル11では、撮影光学系の射出瞳の大きさ(つまり撮影光学系の絞り径)に比例した出力を得ることができるように、マイクロレンズ13のパワーを設定している。そのためには、射出瞳の大きさに拘わらず、射出瞳の全体からの光束を光電変換部14に導く必要があり、絞り径を最大(例えばF1.4など)にしたときの射出瞳の大きさを基準にしてマイクロレンズ13のパワーが設定される。
焦点検出用の画素セル12(図1(b))には、円形状のマイクロレンズ15と、矩形状の2つの光電変換部16,17とが設けられる。マイクロレンズ15は、入射光を集光して光電変換部16,17に導く光学要素である。光電変換部16,17は、それぞれ、マイクロレンズ15により集光された光に応じて電荷を生成するフォトダイオードである。これら2つの光電変換部16,17は対を成し、マイクロレンズ15を用いた位相差検出方式の焦点検出に用いられる。
また、図2の断面図から分かる通り、一対の光電変換部16,17は、それぞれ、基板22の表面p+層23とn層24とで構成される。基板22の表面上にはゲート絶縁膜25(SiO2膜)が形成される。なお、このような断面構造は、上記した撮影画像用の画素セル11も同様である。そして、焦点検出用の画素セル12において、一対の光電変換部16,17とマイクロレンズ15との間には、焦点検出に不要な赤外光を除去するために、赤外カットフィルタ21が配置される。ちなみに、一対の光電変換部16,17には色フィルタが設けられないため、可視光の全波長領域の光束が入射することになる。
さらに、この画素セル12では、位相差検出方式の焦点検出を実現するために、マイクロレンズ15を介して、一対の光電変換部16,17と撮影光学系の射出瞳とが共役になっている。つまり、マイクロレンズ15のパワーは、一対の光電変換部16,17を撮影光学系の射出瞳に投影できるように設定されている。
このような共役関係を図示すると、図3(a)のようになる。図3(a)では射出瞳18を太い点線で示した。射出瞳18を撮影光学系(不図示)の光軸19の方向から見ると、図3(b)のように略円形状である。射出瞳18の中の領域8A,8Bは、一対の光電変換部16,17がマイクロレンズ15によって投影された領域であり、略矩形状である。
また、領域8A,8Bは、光軸19を中心に略対称に配置される。そして、射出瞳18のうち領域8Aを通過した光束は一方の光電変換部16に入射し、領域8Bを通過した光束は他方の光電変換部17に入射する。つまり、射出瞳18を通過する光束を2分割して光電変換部16,17に導くことができる(瞳分割方式)。
なお、位相差検出方式の焦点検出の際には、一対の領域8A,8Bが射出瞳18から部分的にはみ出すと、一対の光電変換部16,17に導かれる光束(焦点検出に用いる光束)の一部がけられ、焦点検出の精度が悪化する。したがって、焦点検出用の画素セル12では、射出瞳18の大きさ(つまり撮影光学系の絞り径)に拘わらず、射出瞳18の中に一対の領域8A,8Bが収まるように、マイクロレンズ15のパワーを設定している。そのため、絞り径が最小(例えばF2.8やF5.6)のときの射出瞳18の大きさを基準にしてマイクロレンズ15のパワーが設定される。
さらに、本実施形態では、マイクロレンズ13,15を円形状とし(図1(a),(b))、それぞれの開口サイズ(直径)が画素セル11,12の一辺の長さA11,A12と等しくなるように構成した。したがって、上記のように画素セル12の一辺の長さA12を画素セル11の一辺の長さA11より長くすることで、焦点検出用のマイクロレンズ15の開口サイズを撮影画像用のマイクロレンズ13の開口サイズより大きくすることができる。そして、開口サイズを大きくした分だけ開口面積も大きくすることができ、マイクロレンズ15を介して多くの光束を一対の光電変換部16,17に入射させることができる。
また、上記した撮影画像用の画素セル11の光電変換部14に蓄積された電荷と、焦点検出用の画素セル12の一対の光電変換部16,17に蓄積された電荷とは、例えば図4に示すMOS型の回路構成によって読み出すことができる。図4には、画素セル11の4×4画素分(つまり12個の画素セル11および1個の画素セル12)と、その読み出し回路とを示す。
なお、焦点検出用の画素セル12は2つの光電変換部16,17を有するため、画素セル12の回路部分は撮影画像用の画素セル11の2個分に相当する。また、画素セル12のセルサイズは画素セル11の4倍に相当するため、画素セル12の回路部分に隣接して、画素セル11の2個分に相当する箇所30(1),30(2)が空きとなる。これらの箇所30(1),30(2)をダミーとしてもよい。
撮影画像用の画素セル11の光電変換部14と、焦点検出用の画素セル12の一対の光電変換部16,17とは、各々、転送スイッチ用のMOSトランジスタ31と、リセット用のMOSトランジスタ32と、ソースフォロワアンプ用のMOSトランジスタ33と、水平選択スイッチ用のMOSトランジスタ34とを介して、垂直出力線Vに接続されている。また、MOSトランジスタ31,32,34は、各々、制御線R,P,Sを介して、垂直走査回路41に接続されている。垂直走査回路41は、MOSトランジスタ31,33などのオン/オフを制御する。
さらに、垂直出力線Vの一端には、負荷用のMOSトランジスタ35が接続されると共に、出力蓄積容量37と水平転送用のMOSトランジスタ38とを介して、水平出力線Hが接続されている。また、水平出力線Hの一端には、出力アンプ43が接続されている。さらに、MOSトランジスタ38には、水平走査回路42が接続されている。MOSトランジスタ35は、MOSトランジスタ33と同様のソースフォロワを構成し、制御線Lを介して、不図示の制御回路に接続されている。なお、水平走査回路42は、MOSトランジスタ38のオン/オフを制御する。
光電変換部14,16,17に電荷を蓄積する際には、まず、制御線Lをハイレベルにして垂直出力線Vをリセットし、その後、制御線Lをローレベルにする。次いで、垂直走査回路41が制御線R,Pをハイレベルにして光電変換部14,16,17をリセットし、その後、制御線R,Pをローレベルにする。この動作によって光電変換部14,16,17は所定電位にリセットされ、光電変換部14,16,17への電荷の蓄積が開始される。
そして光電変換部14,16,17の電荷を読み出す際には、まず、垂直走査回路41が制御線PをハイレベルにしてMOSトランジスタ31をオンとし、光電変換部14,16,17の電荷をMOSトランジスタ33のゲートに印加する。さらに、制御線SをハイレベルにしてMOSトランジスタ34をオンとし、この水平ラインの電荷を読み出し対象として選択する。このとき、MOSトランジスタ33は、そのゲートに印加された電荷量に応じて増幅信号を発生し、垂直出力線Vを介して出力蓄積容量37に出力する。
出力蓄積容量37に蓄積された各出力は、水平走査回路42からMOSトランジスタ38への走査タイミング信号により、MOSトランジスタ38を介して水平出力線Hに転送される。さらに、水平出力線Hを介して出力アンプ43に転送され、出力アンプ43における信号の増幅を経て外部に読み出される。
このようにして読み出された画素セル11の出力は、光電変換部14に蓄積された電荷に起因し、第1実施形態の撮像素子10を備えた撮像システムにおいて、撮影画像の表示などに用いられる。また、画素セル12の出力は、一対の光電変換部16,17に蓄積された電荷に起因し、第1実施形態の撮像素子10を備えた焦点検出装置および撮像システムにおいて、位相差検出方式の焦点検出などに用いられる。
画素セル12の出力に基づいて位相差検出方式の焦点検出を行う場合、複数の画素セル12の一方の光電変換部16に関わる出力から第1の被写体像を取り込むと共に、他方の光電変換部17に関わる出力から第2の被写体像を取り込み、この2つの被写体像の位置的位相差(つまり一対の光電変換部16,17の並び方向の位置ずれ量)を例えば相関演算によって求める。そして、この位相差を撮影光学系のデフォーカス量(つまり光軸方向の位置ずれ量)に換算することにより、焦点検出に関わる情報を生成する。
第1実施形態の撮像素子10では、焦点検出用の画素セル12のセルサイズを撮影画像用の画素セル11のセルサイズより大きくするため、焦点検出用のマイクロレンズ15の開口サイズを撮影画像用のマイクロレンズ13の開口サイズより大きくすることができ、その分だけ開口面積も大きくすることができる。
したがって、焦点検出用の画素セル12を撮影画像用の画素セル11と同じセルサイズ(または画素セル11より小さいセルサイズ)にする場合と比較し、マイクロレンズ15を介して多くの光束を一対の光電変換部16,17に入射させることができる。その結果、低輝度時においても通常の電荷蓄積時間で焦点検出に必要な出力レベルを確保でき、低輝度時の応答性を改善することができる。
さらに、第1実施形態の撮像素子10では、高画素化に伴って、撮影画像用の画素セル11のセルサイズを縮小した場合(例えば波長オーダーまで縮小した場合)においても、撮影画像用の画素セル11のマイクロレンズ13と比較して焦点検出用の画素セル12のマイクロレンズ15の開口サイズを大きく確保でき、マイクロレンズ15における回折の影響を軽減することができる。
ここで、マイクロレンズ15の開口サイズと、マイクロレンズ15における回折の影響との関係を説明するために、回折シミュレーション(図5〜図9)を行った。シミュレーションの条件は、F2.8に対応する円形状の射出瞳18を想定し(図5(a))、撮影光学系の光軸19を原点とするXY座標系を想定し、射出瞳18からマイクロレンズ15までの距離を100mmとし、射出瞳18に共役な矩形状の光電変換部16(図5(b))の大きさをX=−2〜−12mm,Y=−10〜10mmとした。この大きさは、図5(a)に示す回折像8Cのように、回折の影響が全くない理想的な場合に、光電変換部16が射出瞳18に略内接して投影される大きさである。また、波長を500nmとした。
さらに、マイクロレンズ15を円形状として(図1(b)参照)、マイクロレンズ15の開口サイズ(直径)を20μm,10μm,4μm,2μmとした場合、各結果を図6〜図9に示す。図6(a)〜図9(a)は、各開口サイズのマイクロレンズ15による光電変換部16の回折像8Cの概略形状である。図6(b)〜図9(b)は、各回折像8CのY=0における強度分布である。
図6(a),(b)のように、マイクロレンズ15の開口サイズ(直径)が20μmの場合には、回折の影響が少なく、回折像8Cの大部分(約96%)は、F2.8の射出瞳18の内部に収まっている。
また、図7(a),(b)のように、マイクロレンズ15の開口サイズ(直径)が10μmの場合は、回折の影響が増加し、回折像8Cの一部(裾野)がF2.8の射出瞳18からはみ出す。射出瞳18の内部に含まれる部分は約92%である。
また、図8(a),(b)のように、マイクロレンズ15の開口サイズ(直径)が4μmの場合は、回折の影響がさらに増加し、回折像8Cのエッジがだれて、回折像8Cの周辺部がF2.8の射出瞳18からはみ出す。射出瞳18の内部に含まれる部分は約81%である。
また、図9(a),(b)のように、マイクロレンズ15の開口サイズ(直径)が2μmの場合は、回折の影響がさらに増加し、回折像8Cは円形状に広がり、回折像8Cの約半分がF2.8の射出瞳18からはみ出す。射出瞳18の内部に含まれる部分は約60%である。
このシミュレーションから分かるように、マイクロレンズ15の開口サイズ(直径)が20μm以下になると、マイクロレンズ15の投影性能が悪化して、射出瞳18に投影される回折像8Cの形状が回折の影響により崩れ始め、回折像8Cの一部が射出瞳18の外側に広がり始める。そして、マイクロレンズ15の開口サイズが小さくなるほど回折の影響は大きくなり、図9(a),(b)のような直径2μmでは回折像8Cの約半分が射出瞳18の外側にはみ出てしまう。
すなわち、マイクロレンズ15における回折の影響は、その開口サイズ(直径)が20μmより小さいときに顕著化する。このため、撮影画像用の画素セル11のマイクロレンズ13の開口サイズ(直径)が20μmより小さい場合に、このマイクロレンズ13と比較して焦点検出用の画素セル12のマイクロレンズ15の開口サイズを大きく確保することが特に有効であり、マイクロレンズ15における回折の影響を確実に軽減することができる。
そして、マイクロレンズ15における回折の影響を軽減できれば、マイクロレンズ15によって射出瞳18に投影される一対の領域8A,8B(図3)のうち、射出瞳18の内部に含まれる部分を増加させる(例えば図8→図6)ことができ、焦点検出に用いる光束のけられを抑制できる。このため、上記した2つの被写体像の強度分布形状を略一致させることができ、2つの被写体像の位置的位相差を求める際の演算(例えば相関演算)の誤差を小さくすることができる。したがって、高画素化に伴って焦点検出精度が低下する事態を回避できる。
さらに、マイクロレンズ15の開口サイズ(直径)を20μmより大きくしたときには、マイクロレンズ15によって一対の光電変換部16,17を正確に射出瞳18に投影することができ(図5(a)参照)、つまり、射出瞳18の中に一対の領域8A,8Bが収まるように投影することができ、焦点検出に用いる光束のけられを無くして良好な焦点検出の精度を維持できる。
また、第1実施形態の撮像素子10では、焦点検出用の画素セル12のセルサイズを、撮影画像用の画素セル11のセルサイズの4倍とした(図1参照)ので、撮影画像用の画素セル11のみから撮像素子を構成した場合の基本的な回路構成と比較して大幅な変更を行う必要がない。このため、焦点検出用の画素セル12のセルサイズを大きくした場合でも、撮像素子10の回路構成が容易になる。さらに、マイクロレンズ15の作製も容易に行える。また、撮像素子10の動作制御にも特別な変更は必要ない。
(第2実施形態)
ここでは、図10〜図12を参照し、上記の撮像素子10(図1〜図4)を備えた撮像システム40について説明する。
第2実施形態の撮像システム40には、図10に示す通り、撮影光学系41、絞り42、撮像素子10、信号処理部43、AD変換部44、信号処理部45、メモリ部46、タイミング発生部47、制御部48、インターフェース(IF)49,50、および、操作部51が設けられる。
撮影光学系41は、撮像素子10の撮像面上に被写体像を形成するレンズ群からなり、フォーカシング用のレンズを含む。絞り42は、撮影光学系41を通過する光束の光量を調整する。撮像素子10は、撮影光学系41による被写体像を撮像し、撮影画像用の信号や焦点検出用の信号を出力する。
信号処理部43は、撮像素子10の出力を増幅するゲイン可変アンプやゲイン値を補正するゲイン補正回路などを含む。AD変換部44は、信号処理部43を経た後の信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換する。信号処理部45は、AD変換部44から出力されるデータに各種の補正を行う。メモリ部46は、信号処理部45を経た後のデータを一時的に記憶する。
また、タイミング発生部47は、撮像素子10と信号処理部43,45とAD変換部44とに対して各種のタイミング信号を出力する。制御部48は、各種の演算と撮像システム40の全体的な制御を行う。IF49は、着脱可能な記録媒体9Aに対するデータの記録や読み出しを行う。記録媒体9Aは、例えば半導体メモリなどである。IF50は、外部コンピュータ(不図示)などとの通信を行う。操作部51は、外部からの操作に応じた指令を制御部48に出力する。
第2実施形態の撮像システム40の動作(図11)を説明する。
まず(ステップS1)、メイン電源がオンされた後、コントロール系の電源がオンされ、AD変換部44などの撮像系回路の電源がオンされる。その後、制御部48は、露光量を制御するために、絞り42を開放にする。撮像素子10からの出力は、信号処理部43とAD変換部44と信号処理部45とを経た後、メモリ部46に格納される。
そして、焦点調節(ステップS2〜S4)が開始されると、まず、メモリ部46に格納されたデータのうち、焦点検出用の画素セル12の出力に相当するデータを用いて、位相差検出方式の焦点検出を行う(ステップS2)。つまり、例えば周知の相関演算によって上記した2つの被写体像の位置的位相差を求めて、撮影光学系41のデフォーカス量を算出する。
次に(ステップS3)、このデフォーカス量に基づいて撮影光学系41が合焦状態か否かを判定し、まだ合焦状態でない場合には(ステップS3がNo)、デフォーカス量に基づいて撮影光学系41のフォーカシング用のレンズを駆動し、合焦位置に向けて移動させる(ステップS4)。その後、ステップS2の処理に戻り、デフォーカス量がゼロとなるまで焦点調整(ステップS2〜S4)の動作を繰り返す。
そして、撮影光学系41が合焦状態であると判定された場合は(ステップS3Yes)、ステップS5の処理に進み、操作部51のレリーズボタンが押されたことを検知すると、撮影動作を実行する(ステップS6)。すなわち、撮像素子10からの出力をAD変換部44など介してメモリ部46に格納する。
次に、制御部48は、ステップS6の撮影動作によってメモリ部46に格納されたデータのうち、撮影画像用の画素セル11の出力に相当するデータを用いて、画像信号を生成する(ステップS7)。撮像素子10の画素セル11の位置での画像信号は、その画素セル11のデータに基づいて生成される。また、焦点検出用の画素セル12の位置での画像信号は、その画素セル12の周囲の画素セル11のデータに基づいて補間処理によって生成される。
画像信号の生成について一例を説明する。ここでは、複数の画素セル11の色フィルタのRGB配列が、図12(a)のようなベイヤー配列であるとする。この場合、画素セル11の位置での1画素分の画像信号は、隣接する4個の画素セル11(例えばG11a,B11,R11,G11b)の出力から、次の式(1)〜(4)にしたがって生成することができる。
式(1)〜(4)では各画素セル11の出力をI(G11a),I(B11),I(R11),I(G11b)とした。式(1)は、画像信号の輝度成分Iy11である。式(2)〜(4)は、それぞれ、画像信号の緑色成分Ig11,赤色成分Ir11,青色成分Ib11である。k1〜k3は所定の係数である。
Iy11=k1×[I(G11a)+I(G11b)]+k2×I(R11)+k3×I(B11)…(1)
Ig11=[I(G11a)+I(G11b)]/Iy11…(2)
Ir11=I(R11)/Iy11…(3)
Ib11=I(B11)/Iy11…(4)
さらに、画素セル12の位置での1画素分の画像信号は、次のような補間処理によって生成することができる。まず、画素セル12の位置に、図12(b)に示す4個の画素セル11(G22a,B22,R22,G22b)が配置されていると考え、画素セル12の周囲4方向の画素セル11(G12a,G21a,G23a,G32a,…など)の出力を次の式(5)〜(8)に代入して、図12(b)の画素セル11(G22a,B22,R22,G22b)の出力に相当するデータを求める。式(5)〜(8)の計算は平均化処理に相当する。
I(G22a)=[I(G12a)+I(G21a)+I(G23a)+I(G32a)]/4…(5)
I(G22b)=[I(G12b)+I(G21b)+I(G23b)+I(G32b)]/4…(6)
I(R22)=[I(R12)+I(R21)+I(R23)+I(R32)]/4…(7)
I(B22)=[I(B12)+I(B21)+I(B23)+I(B32)]/4…(8)
そして、式(5)〜(8)の結果を用い、次の式(9)〜(12)にしたがって、画素セル12の位置での1画素分の画像信号を生成することができる。式(9)は、画像信号の輝度成分Iy22である。式(10)〜(12)は、それぞれ、画像信号の緑色成分Ig22,赤色成分Ir22,青色成分Ib22である。
Iy22=k1×[I(G22a)+I(G22b)]+k2×I(R22)+k3×I(B22)…(9)
Ig22=[I(G22a)+I(G22b)]/Iy22…(10)
Ir22=I(R22)/Iy22…(11)
Ib22=I(B22)/Iy22…(12)
このようにして画像信号の生成(図11のステップS7の処理)が終わると、これらのデータもメモリ部46に書き込まれる。そして、次の撮影動作のために、ステップS2の処理に戻って焦点検出などの処理を繰り返す。一方、メモリ部46に格納された画像信号(輝度成分,緑色成分,赤色成分,青色成分)は、制御部48の制御によりIF49を介して記録媒体9Aに記録される。また、IF50を介して外部のコンピュータなどに出力し、画像信号の加工を行ってもよい。
このように、第2実施形態の撮像システム40では、撮像素子10に設けた焦点検出用の画素セル12の出力に基づいて、撮影光学系41の焦点検出を行う(図11のステップS2)。したがって、低輝度時であっても応答性良く、かつ精度良く、撮影光学系41の焦点調節を行うことができる。その結果、低輝度時であっても迅速にピントの合った撮影画像を得ることができる。
さらに、第2実施形態の撮像システム40では、焦点検出用の画素セル12の位置での画像信号を補間処理によって生成するため、画素セル12の一対の光電変換部16,17に色フィルタを設けなくても、良好な撮影画像を得ることができる。
(変形例1)
ここでは、画素セル12の位置での画像信号の生成の変形例について説明する。
図12(b)に示す4個の画素セル11(G22a,B22,R22,G22b)の出力を補間処理によって求める際、画素セル12の周囲8方向の画素セル11(G11a,G12a,G13a,G21a,G23a,G31a,G32a,G33a…など)の出力を用いて、上記の式(5)〜(8)と同様の平均化処理を行ってもよい。さらに、平均化処理の際に、画素セル12と周囲の画素セル11との相対位置に応じた重み付けを行ってもよい。このような処理を行えば、補間処理の精度が向上する。
また、画素セル12の位置での画像信号のうち輝度成分Iy22を生成する際、補間処理によって求めた4個の画素セル11(G22a,B22,R22,G22b)の出力ではなく、画素セル12の出力を用いてもよい。例えば、画素セル12の一対の光電変換部16,17の各出力をI(W22a),I(W22b)とし(図12(c))、これらを次の式(13)に代入すれば、輝度成分Iy22を生成することができる。k4は所定の係数である。
Iy22=k4×[I(W22a)+I(W22b)]…(13)
この場合、画像信号の各色成分Ig22,Ir22,Ib22は、上記の式(10)〜(12)に、画素セル12の出力から求めた輝度成分Iy22(式(13))と、補間処理によって求めた4個の画素セル11(G22a,B22,R22,G22b)の出力とを代入することで、生成される。
このように、画素セル12の位置での画像信号の輝度成分Iy22を画素セル12の出力に基づいて生成することによって、輝度成分Iy22や各色成分Ig22,Ir22,Ib22を生成する際の正確性が向上する。
(第3実施形態)
ここでは、上記の撮像素子10(図1〜図4)を備えた撮像システム40の具体例として、図13のデジタルスチルカメラ60の説明を行う。
デジタルスチルカメラ60は、交換レンズ61とカメラボディ62とで構成され、マウント部63により結合される。
交換レンズ61には、撮影光学系(64,65)、絞り66、駆動部67,68、および、レンズCPU69が設けられる。撮影光学系(64,65)は、フォーカシング用のレンズ65を含む。駆動部67はフォーカシング用のレンズ65を駆動する。駆動部68は絞り66を駆動する。レンズCPU69は駆動部67,68の動作を制御する。
カメラボディ62には、撮像素子10、焦点検出部71、ボディCPU72、液晶表示素子73、接眼レンズ74、および、液晶駆動部75が設けられる。撮像素子10は、交換レンズ61の撮影光学系(64,65)の予定結像面に配置される。焦点検出部71は、撮像素子10の画素セル12の出力に基づいて撮影光学系(64,65)の焦点検出を行う。ボディCPU72は、デジタルスチルカメラ60の全体的な動作制御を行う。液晶表示素子73と接眼レンズ74は、液晶ビューファインダを構成する。液晶駆動部75は、ボディCPU72の指示にしたがって液晶表示素子73を駆動する。
ボディCPU72とレンズCPU69は、マウント部63に設けられた電気接点76を介して、各種情報(開放F値などのレンズ特性の情報,レンズ駆動のための焦点調節の情報,絞り制御のための情報)を伝達する。
第3実施形態のデジタルスチルカメラ60において、焦点検出部71は、撮像素子10の画素セル12の出力に基づいて撮影光学系(64,65)の焦点検出を行うと、ボディCPU72に対し、撮影光学系(64,65)の焦点調節状態を表すデフォーカス量を出力する。ボディCPU72は、デフォーカス量に基づいて撮影光学系(64,65)が合焦状態か否かを判定し、非合焦の場合には、レンズCPU69に対してデフォーカス量に応じたレンズ駆動情報を出力する。
レンズCPU69は、そのレンズ駆動情報に基づいて駆動部67を制御し、フォーカシング用のレンズ65を合焦位置に向けて移動させる。
また、ボディCPU72は、撮像素子10の画素セル11の出力に基づいて画像信号を生成し、この画像信号を液晶駆動部75に出力して、液晶ビューファインダの液晶表示素子73に撮影画像を表示させる。このとき、上記と同様の補間処理などを行い、焦点検出用の画素セル12の位置での画像信号を生成して表示させることが好ましい。
このように、第3実施形態のデジタルスチルカメラ60では、撮像素子10の焦点検出用の画素セル12の出力に基づいて、交換レンズ61の撮影光学系(64,65)の焦点検出を行う。したがって、低輝度時であっても応答性良く、かつ精度良く、撮影光学系(64,65)の焦点調節を行うことができる。その結果、低輝度時であっても迅速にピントの合った撮影画像を得ることができる。
(第4実施形態)
ここでは、図14〜図16を参照し、焦点検出用の2種類の画素セルを備えた撮像素子の例を説明する。
第4実施形態の撮像素子80には、図1(a),(b)に示す画素セル11,12の他に、図14(a)に示す画素セル81が設けられる。つまり、撮像素子80には、撮影画像用の画素セル11と、焦点検出用の2種類の画素セル12,81とが設けられる。図1(a),(b)に示す画素セル11,12の構成や動作は上記と同じであり、ここでの説明を省略する。
図14(b)には画素セル11,12,81のレイアウトを示す。撮像素子80の基板上において、撮影画像用の画素セル11は2次元的に略稠密に配置され(正方格子状)、その中に焦点検出用の一方の画素セル12が周期的に埋め込まれ、焦点検出用の他方の画素セル81が所定領域に略稠密に配置されている。
図14(a)に示す画素セル81は、画素セル11,12と同様、正方形状である。また、この画素セル81は、焦点検出用の画素セル12とはセルサイズが異なり、撮影画像用の画素セル11とセルサイズが等しい。画素セル81の一辺の長さA81は、画素セル11の一辺の長さA11と等しい。つまり、新たに設けた焦点検出用の画素セル81は、既に説明した焦点検出用の画素セル12より小型である。以下の説明では、必要に応じて、小型の画素セル81、大型の画素セル12と言う。
小型の画素セル81には、円形状のマイクロレンズ82と、矩形状の2つの光電変換部83,84とが設けられる。マイクロレンズ82は、入射光を集光して光電変換部83,84に導く光学要素であり、その開口サイズ(直径)が画素セル81の一辺の長さA81と等しい。光電変換部83,84は、それぞれ、マイクロレンズ82により集光された光に応じて電荷を生成するフォトダイオードである。これら2つの光電変換部83,84は対を成し、マイクロレンズ82を用いた位相差検出方式の焦点検出に用いられる。このため、一対の光電変換部83,84は、マイクロレンズ82を介して撮影光学系(不図示)の射出瞳と共役に配置される(図3参照)。
また、画素セル81の断面構造(図15)は、上記の画素セル12の断面構造(図2)と同様であり、光電変換部83,84が基板22の表面p+層23とn層24とで構成され、基板22の表面上にゲート絶縁膜25が形成され、光電変換部83,84とマイクロレンズ82との間に赤外カットフィルタ21が配置される。
さらに、この画素セル81では、一対の光電変換部83,84が基板22のP型ウエルのフローティングディフュージョン(FD)部2Aを挟んで形成される。そして、このFD部2Aを介して、一対の光電変換部83,84に蓄積された電荷を個別に(または加算して)読み出すため、ゲート絶縁膜25の上に転送スイッチ用のMOSトランジスタ85,86が設けられる。また、MOSトランジスタ85,86は、図16に示す制御線P',P''を介して垂直走査回路(不図示)に接続される。
このため、垂直走査回路によるMOSトランジスタ85,86のオン/オフに応じて、一対の光電変換部83,84に蓄積された電荷を個別に(または加算して)FD部2Aに転送することができる。例えば、一方のMOSトランジスタ85を選択的にオンすれば、これに対応する光電変換部83の電荷のみが選択的にFD部2Aに転送される。また、両方のMOSトランジスタ85,86を同時にオンすれば、一対の光電変換部83,84の電荷が同時にFD部2Aに転送され、そこで加算される。
さらに、FD部2Aは、リセット用のMOSトランジスタ87を介して制御線R'に接続され、ソースフォロワアンプ用のMOSトランジスタ88と水平選択用のMOSトランジスタ89とを介して制御線S'および垂直出力線Vに接続される。このため、FD部2Aに転送された電荷は、MOSトランジスタ88を介して増幅され、MOSトランジスタ89を介して垂直出力線Vに転送される。
図16に示した回路構成は小型の画素セル81の1個分に相当し、この画素セル81は撮影画像用の画素セル11と同じセルサイズである。このため、画素セル81の回路部分を図4の回路構成に組み込む際には、画素セル11の回路部分と置き換えればよい。なお、図16の制御線P',P'',R',S'は、それぞれ、図4の制御線P,R,Sと共通または独立に設けられる。
第4実施形態の撮像素子80では、焦点検出用の2種類の画素セル12,81を有するため、様々な撮影条件に応じて2種類の画素セル12,81を使い分け、撮影条件に適した焦点検出を行うことができる。例えば低輝度時に焦点検出の応答性を確保したい場合には、大型の画素セル12の出力を用いることが好ましい。また、高輝度時に焦点検出の精度を高めたい場合には、小型の画素セル81の出力を用いることが好ましい。小型の画素セル81は、検出ピッチが細かいため、細かい被写体に好適である。
さらに、第4実施形態の撮像素子80では、大型の画素セル12のセルサイズを撮影画像用の画素セル11のセルサイズ4倍とし、小型の画素セル81のセルサイズを画素セル11のセルサイズと等しくしたので、撮影画像用の画素セル11のみから撮像素子を構成した場合の基本的な回路構成と比較して大幅な変更を行う必要がない。このため、撮像素子80の回路構成が容易になる。また、マイクロレンズ15,82の作製も容易に行える。
(第5実施形態)
ここでは、図17のフローチャートを参照して、第4実施形態の撮像素子80を備えた撮像システム(図10,図13参照)の動作を説明する。図17に示す動作手順は、上記の図11のステップS2に代えて、ステップS11〜S13を設けたものである。ここでは、焦点調節(ステップS11〜S13,S3,S4)の説明を行う。
ステップS11では、撮像システムに設けられた測光センサ(不図示)の出力に基づいて、被写体の輝度が所定値より小さいか否かを判定する。そして、輝度が所定値より小さい場合には(ステップS11がYes)、低輝度性能が高い大型の画素セル12の出力を用いて焦点検出を行う(ステップS13)。一方、輝度が所定値以上の場合には(ステップS11がNo)、焦点検出精度が高い小型の画素セル81の出力を用いて焦点検出を行う(ステップS12)。
したがって、第5実施形態の撮像システムでは、低輝度時に応答性良く焦点調節を行うことができ、かつ、高輝度時に精度良く焦点調節を行うことができる。また、このような使い分けを自動で行うことができる。
なお、高輝度時には、大小2つのセルサイズの画素セル12,81を両方使用して焦点検出を行ってもよい。
(変形例2)
ここでは、セルサイズの異なる2種類の焦点検出用の画素セル12,81(図14)を、手動やカメラの各種設定や交換レンズの特性などに応じて切り換える例を説明する。
焦点調節モードに応じて切り換える際は、ワンショットAF(合焦後にレンズをロックするモード)のときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、コンティニュアスAF(合焦後もレンズをロックせずに被写体の前後の動きに追従してレンズ駆動を継続するモード)のときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
静止画/動画の撮影モードに応じて切り換える際は、静止画撮影モード(スチル画像を撮影するモード)のときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、動画撮影モード(ビデオ画像を撮影するモード)のときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
単写/連写の撮影モードに応じて切り換える際は、単写モード(画像を1枚ずつ撮影するモード)のときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、連写モード(画像を連続して撮影するモード)のときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
ポートレート/スポーツの撮影モードに応じて切り換える際は、ポートレート撮影モード(静止している被写体を撮影するのに適した撮影モード)のときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、スポーツ撮影モード(移動する被写体を撮影するのに適した撮影モード)のときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
撮影時の絞り値に応じて切り換える際は、絞り値が所定値より明るいときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、所定値より暗いときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
撮影倍率に応じて切り換える際は、撮影倍率が所定値より小さいときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、所定値より大きいときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
装着された交換レンズの開放F値に応じて切り換える際は、開放F値が所定値より明るいときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、所定値より暗いときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
装着された交換レンズの焦点距離に応じて切り換える際は、焦点距離が所定値より短いときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、所定値より長いときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
ストロボの不使用/使用に応じて切り換える際は、ストロボを使用せずに撮影するときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、ストロボを使用して撮影するときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
三脚などの使用/不使用に応じて切り換える際は、三脚などにカメラを固定して撮影するときに焦点検出精度を優先して小型の画素セル81を選択し、三脚などにカメラを固定せずに手持ちで撮影するときに応答性を優先して大型の画素セル12を選択することが考えられる。
(変形例3)
ここでは、上記の撮像素子10(図1(c)),撮像素子80(図14(b))における各画素セルのレイアウトの変形例について説明する。
図18のように、撮影画像用の画素セル11を略稠密に配置して、その中に焦点検出用の画素セル12を1列おきにずらして千鳥状に配置してもよい。このようなレイアウトの場合、被写体像のパターン(例えば線状パターン)のサイズが画素セル12の配列ピッチD1,D2と同程度であっても、その位置に拘わらず焦点検出を行うことができる。
図19のように、撮影画像用の画素セル11を略稠密に配置して、その中の所定領域に焦点検出用の画素セル12を略稠密に配置してもよい。このようなレイアウトの場合は、被写体像のパターン(例えば点状パターン)のサイズが画素セル12の配列ピッチD1と同程度であっても、その位置に拘わらず焦点検出を行うことができる。
図20のように、撮影画像用の画素セル11を略稠密に配置して、その中の所定領域に焦点検出用の画素セル12を略稠密に配置し、かつ行ごとに半ピッチずらして配置してもよい。この場合、被写体像のパターン(例えば線状パターンや点状パターン)のサイズが画素セル12の配列ピッチD3,D1と同程度であっても、その位置に拘わらず焦点検出を行うことができる。
図21のように、上記の画素セル12とはセルサイズの異なる画素セル26を焦点検出用として設け、この画素セル26の一辺の長さA26を撮影画像用の画素セル11の一辺の長さA11の2.5倍としてもよい。画素セル26のセルサイズは画素セル11の6.25倍である。図21では、撮影画像用の画素セル11を略稠密に配置して、その中の所定領域に画素セル26を略稠密に配置した。このように、焦点検出用の画素セルのセルサイズは撮影画像用の画素セル11の整数倍に限らず、自由に設定することができる。回折の影響の緩和効果が不足している場合には、焦点検出用の画素セルと撮影画像用の画素セル11とのセルサイズの比を適当に調整することで、所望の効果を得ることができる。
図22のように、縦横比の異なる画素セル27を焦点検出用として設け、この画素セル27の横方向の一辺の長さA27を撮影画像用の画素セル11の一辺の長さA11の2倍とし、縦方向の長さA28を画素セル11の長さA11に等しくしてもよい。画素セル27のセルサイズは画素セル11の2倍である。焦点検出用の画素セル27の縦方向の長さA27が撮影画像用の画素セル11と等しいため、画像信号を生成する際に補間処理を行っても、画像品質を維持できる。また、画素セル27を配置することにより回路構成を変更する必要がない。
図23のように、撮影画像用の画素セル11を略稠密に配置した中の所定領域に、焦点検出用の2種類の画素セル12,81(図14参照)を略稠密に配置して、大型の画素セル12を1列おきにずらして千鳥状に配置し(図18参照)、その間に小型の画素セル81を略稠密に配置してもよい。
図24のように、撮影画像用の画素セル11を略稠密に配置した中に、焦点検出用の画素セル12を線枠状に配列してもよい。この場合、撮像システムの液晶ビューファインダの画面上には、画素セル11の出力に基づいて撮影画像を表示すると共に、画素セル12の位置を焦点検出領域(フォーカスフレーム)として撮影画像に重畳して表示することが好ましい。フォーカスフレーム表示は、例えば固定データによって行われる。このように画素セル12の位置をフォーカスフレームとして表示するので、画素セル12の位置での画像信号を周囲の画素セル11の出力などから補間処理によって生成する必要がない。
(変形例4)
ここでは、焦点検出用の画素セルの光電変換部の変形例について説明する。
図25に示す焦点検出用の画素セル90のように、4つの光電変換部91〜94を設けてもよい。この場合、4つの光電変換部91〜94のうち任意の2つを選択的に組み合わせて一対の光電変換部とし、位相差検出方式の焦点検出に用いることができる。位相差検出方式の焦点検出では、上記した2つの被写体像の位置的位相差(つまり一対の光電変換部の並び方向の位置ずれ量)を例えば相関演算によって求める。このため、選択した一対の光電変換部の並び方向に応じて、異なる方向での焦点検出を行える。
例えば、図中横方向の焦点検出を行う場合、光電変換部91,93の各出力、または、光電変換部92,94の各出力が用いられる。また、光電変換部91,92の加算出力と光電変換部93,94の加算出力とを用いてもよい。縦方向の焦点検出を行う場合、光電変換部91,92の各出力、または、光電変換部93,94の各出力が用いられる。また、光電変換部91,93の加算出力と光電変換部92,94の加算出力とを用いてもよい。左上がり斜め方向の焦点検出の場合、光電変換部91,94の各出力が用いられる。右上がり斜め方向の焦点検出の場合、光電変換部92,93の各出力が用いられる。このように、1種類の画素セル90で多方向の焦点検出が可能となる。
さらに、図26に示す焦点検出用の画素セル100のように、6つの光電変換部101〜106を設け、それぞれにRGBのうち何れか1つの色フィルタを設けてもよい。この場合、焦点検出の方向(図中横方向)に沿って並ぶ2つの光電変換部101,104は同じR色成分とし、光電変換部102,105は同じG色成分とし、光電変換部103,106は同じB色成分とする。
画素セル100を用いて位相差検出方式の焦点検出を行う場合には、焦点検出の方向に垂直な方向に沿って並ぶ3つの光電変換部101〜103の加算出力を求めると共に、光電変換部104〜106の加算出力を求め、これら2つの加算出力から上記した2つの被写体像の位置的位相差(ここでは図中横方向の位置ずれ量)を例えば相関演算によって求める。
また、画素セル100の位置での画像信号を生成する際には、焦点検出の方向に沿って並ぶ2つの光電変換部101,104の加算出力(R色成分)を求めると共に、光電変換部102,105の加算出力(G色成分)を求め、さらに、光電変換部103,106の加算出力(B色成分)を求める。そして、これら3つの加算出力を、上記の補間処理によって求められる各色成分(式(5)〜(8))の代わりに、式(9)〜(12)に代入すればよい。
同様に、図27に示す焦点検出用の画素セル110のように、6つの光電変換部111〜116を焦点検出の方向(図中横方向)に沿って並べ、それぞれにRGBのうち何れか1つの色フィルタを設けてもよい。この場合、画素セル110の中心に対して対称な2つの光電変換部113,114は同じR色成分とし、光電変換部112,115は同じG色成分とし、光電変換部111,116は同じB色成分とする。
画素セル110を用いて位相差検出方式の焦点検出を行う場合には、焦点検出の方向にに沿って並ぶ3つの光電変換部111〜113の加算出力を求めると共に、光電変換部114〜116の加算出力を求め、これら2つの加算出力から上記した2つの被写体像の位置的位相差(ここでは図中横方向の位置ずれ量)を例えば相関演算によって求める。
また、画素セル110の位置での画像信号を生成する際には、画素セル110の中心に対して対称な2つの光電変換部113,114の加算出力(R色成分)を求めると共に、光電変換部112,115の加算出力(G色成分)を求め、さらに、光電変換部111,116の加算出力(B色成分)を求める。そして、これら3つの加算出力を、上記の補間処理によって求められる各色成分(式(5)〜(8))の代わりに、式(9)〜(12)に代入すればよい。
したがって、画素セル100(または画素セル110)の位置での画像信号を生成する際に、画素セル100(または画素セル110)の周囲の撮影画像用の画素セル11の出力から補間する必要がなくなり、画素セル100(または画素セル110)を大きな領域内に略稠密に配置しても画像品質が低下しない。
また、画素セル100(または画素セル110)を用いて焦点検出を行う際、RGBの各色成分の出力を加算せずに、各色成分ごとに焦点検出を行ってもよい。このようにすることで、撮影光学系に色収差がある場合でも、正確な焦点検出が可能となる。また、同じ明るさでも色の変化がある被写体に対して焦点検出が可能となる。さらに、焦点検出に使用する色成分を手動または自動で選択し、選択された色成分の出力で焦点検出を行ってもよい。このようにすることで、特定の色の被写体について選択的に焦点検出を行うことが可能となる。
さらに、図27の画素セル110を用いて焦点検出を行う場合、装着された交換レンズの開放F値に応じて、焦点検出に使用する色成分を変更してもよい。例えば、外側に位置するB色成分の光電変換部111,116は、撮影光学系の射出瞳の外側を通過した光束を取り込むため、開放F値が所定値より明るいレンズを装着した場合や、高い焦点検出精度が必要な場合に使用することが好ましい。内側に位置するR色成分の光電変換部113,114は、射出瞳の中心付近を通過した光束を取り込むため、開放F値が所定値より暗いレンズを装着した場合や、デフォーカス量が大きくなるレンズ(焦点距離の長いレンズ)を装着した場合に使用することが好ましい。
また、上記例では、焦点検出用の画素セルの一対の光電変換部16,17,91〜94,…をそれぞれ矩形状としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図28に示す画素セル120のように、一対の光電変換部121,122をそれぞれ略半円形状とし、2つ合わせて略円形状となるようにすることが考えられる。この場合、撮影光学系の射出瞳(所定のF値)の内部の光束を無駄なく光電変換部121,122に取り込み、焦点検出に利用できる。このため、焦点検出時の光量確保の点で有利となる。なお、光電変換部121,122の大きさ自体は光量確保とは無関係である。
(変形例5)
ここでは、画素セルのマイクロレンズ13,15,…の変形例について説明する。
上記例では、マイクロレンズ13,15の開口サイズ(直径)が画素セル11,12の一辺の長さA11,A12と等しい例を説明したが、本発明はこれに限定されない。マイクロレンズの開口サイズが画素セルの一辺の長さより小さくても構わない。この場合、撮影画像用の画素セルと焦点検出用の画素セルとが同じセルサイズでも、撮影画像用の画素セルにおけるマイクロレンズの開口サイズより、焦点検出用の画素セルにおけるマイクロレンズの開口サイズを大きくすることで、上記と同様の効果を得ることができる。
また、上記例では、マイクロレンズを正方形状の画素セルに内接するような円形状としたが、本発明はこれに限定されない。例えば図29(a),(b)に示す通り、画素セルよりも大きな円形状の4方向の部分(ハッチング部)を切り落とし、正方形状の中心部分を切り出して、画素セルと同じ形状に成形したマイクロレンズを用いてもよい。撮影画像用および焦点検出用のマイクロレンズに適用できる。この場合、マイクロレンズの開口サイズは正方形状の一辺の長さに相当する。このようにすることで、撮像素子に入射する光束を無駄なく撮影や焦点検出などに利用することが可能となる。
さらに、図22のような縦横比の異なる焦点検出用の画素セル27では、図29(c)のように、画素セル27より大きな円形状の上下2方向の部分(ハッチング部)を1/4ずつ切り落とし、長方形状の中心部分を切り出して、画素セル27と同じ形状に成形したマイクロレンズを用いてもよい。この場合でも、撮像素子に入射する光束を無駄なく焦点検出に利用することが可能となる。
また、上記例では、画素セルへの入射光を集光して光電変換部に導く光学要素としてマイクロレンズを用いたが、本発明はこれに限定されない。マイクロレンズの代わりに、屈折率分布型の光学要素や反射型の光学要素を用いてもよい。ただし、マイクロレンズは製造が容易なため、コスト面で有利である。
さらに、上記例では、撮影画像用の画素セルにもマイクロレンズなどの光学要素を設けたが、これを省略した場合にも本発明を適用できる。
(変形例6)
ここでは、その他の変形例について説明する。
上記例では、正方形状の画素セルを正方格子状に配置したが、本発明はこれに限定されない。画素セルが長方形状や六角形状の場合にも本発明を適用できる。画素セルが六角形状の場合には、一行ごとに半ピッチずらして2次元ハニカム状に配置することが考えられる。焦点検出用の画素セルは、隣接する複数の撮影画像用の画素セルに置き換えて配置すればよい。
また、上記例では、位相差検出方式の焦点検出用の画素セルを例に説明したが、本発明はこれに限定されない。その他、コントラスト検出方式の焦点検出用の画素セルを設ける場合にも、本発明を適用できる。コントラスト検出方式の場合、画素セルの光電変換部は1つでよいが、2つ以上の光電変換部の出力を加算しても構わない。
さらに、上記例では、撮影画像用の画素セルと焦点検出用の画素セルを備えた撮像素子の例を説明したが、本発明はこれに限定されない。焦点検出用の画素セルの代わりに(または焦点検出用の画素セルと組み合わせて)測距用や測光用や調光用などの画素セルを配置する場合にも、本発明を適用できる。測距用や測光用や調光用などの画素セルであっても、そのセルサイズを撮影画像用の画素セルより大きくすることで、低輝度時の応答性を改善できる。
測距用の画素セルを備えた撮像素子としては、例えば、パルス変調されたレーザ光などを被計測物に照射したときに、被計測物からの反射光を各画素セルごとに検知するようなものが考えられる(国際公開97/01111号公報)。被計測物までの距離を計測するためには、各画素セルごとに光の往復時間を計測し、これを距離に換算する。
被写体輝度を測定する測光用の画素セル、または、被写体から反射されるストロボ光を検出する調光用の画素セルには、測光用または調光用の特殊なフィルタ(視感度フィルタなど)を配置したり、非破壊でリアルタイムに蓄積電荷量をモニタできる特別な回路構成が付加されている。このような特別な回路構成を測光用または調光用の画素セルに付加する場合には、測光用または調光用の画素セルを撮影画像用の画素セルより大きくすることで、1画素あたりのチップ面積を広くすることができ、回路レイアウト上、有利になる。
また、上記例では、撮影画像用の画素セルを2次元的に配置し、その中に撮影条件の取得用(焦点検出用,測距用,測光用,調光用など)の画素セルを配置したが、本発明はこれに限定されない。撮影画像用の画素セルを1次元的に配置し、その中に撮影条件の取得用の画素セルを配置してもよい。
さらに、上記例では、MOS型の撮像素子(回路構成の図4を参照)を例に説明したが、本発明はこれに限定されない。その他、CCD型の撮像素子でも本発明を適用できる。
また、上記例では、撮像システムの具体例としてデジタルスチルカメラ(図13参照)の説明を行ったが、本発明はこれに限定されない。その他、上記の撮像素子をデジタル顕微鏡や監視カメラなどの撮像システムに組み込む場合にも本発明を適用できる。
第1実施形態の撮像素子10の構成を示す図である。 画素セル12の断面構造を示す図である。 一対の光電変換部16,17と射出瞳18との共役関係を説明する図である。 撮像素子10の回路構成を示す図である。 回折シミュレーションの条件を説明する図である。 回折シミュレーションの結果(マイクロレンズ15の開口サイズが20μmの場合)を説明する図である。 回折シミュレーションの結果(マイクロレンズ15の開口サイズが10μmの場合)を説明する図である。 回折シミュレーションの結果(マイクロレンズ15の開口サイズが4μmの場合)を説明する図である。 回折シミュレーションの結果(マイクロレンズ15の開口サイズが2μmの場合)を説明する図である。 第2実施形態の撮像システム40の構成を示すブロック図である。 撮像システム40の動作手順を示すフローチャートである。 撮像素子10における画像信号の生成を説明する図である。 第3実施形態のデジタルスチルカメラ60の構成を示す概略図である。 第4実施形態の撮像素子80の構成を示す図である。 画素セル81の断面構造を示す図である。 画素セル81の回路構成を示す図である。 第5実施形態の撮像システムの動作手順を示すフローチャートである。 画素セルのレイアウトの変形例を示す図である。 画素セルのレイアウトの変形例を示す図である。 画素セルのレイアウトの変形例を示す図である。 画素セルのレイアウトの変形例を示す図である。 画素セルのレイアウトの変形例を示す図である。 画素セルのレイアウトの変形例を示す図である。 画素セルのレイアウトの変形例を示す図である。 焦点検出用の画素セルの光電変換部の変形例を示す図である。 焦点検出用の画素セルの光電変換部の変形例を示す図である。 焦点検出用の画素セルの光電変換部の変形例を示す図である。 焦点検出用の画素セルの光電変換部の変形例を示す図である。 マイクロレンズの変形例を示す図である。
符号の説明
10,80 撮像素子 ; 11,12,26,27,81,90,100,110,120 画素セル ; 13,15,82 マイクロレンズ ; 14,16,17,83,84,91〜94,101〜106,111〜116,121,122 光電変換部 ; 18 射出瞳 ;
40 撮像システム ; 41,64,65 撮影光学系 ;60 デジタルスチルカメラ

Claims (11)

  1. 撮影光学系による像を撮像する撮像素子であって、
    入射光を集光する第1のマイクロレンズと、該第1のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第1の光電変換部とを含む撮像用の第1の画素セルと、
    入射光を集光する第2のマイクロレンズと、該第2のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第2の光電変換部とを含む焦点検出用の第2の画素セルとを備え、
    前記第1の画素セルの形状は正方形であり、
    前記第2の画素セルの形状は短辺の長さが前記正方形の一辺の長さと同じであり、長辺の長さが前記正方形の一辺の長さの整数倍である長方形であり、
    基板上に前記第1の画素セルが2次元的に配置され、
    前記第2の画素セルは、隣接した前記第1の画素セル複数個に置き換えられて配置されるとともに、前記長方形の長辺の方向に配列される
    ことを特徴とする撮像素子。
  2. 請求項1に記載の撮像素子において、
    前記第2の光電変換部は、一対の光電変換部からなり、
    前記一対の光電変換部は前記第2のマイクロレンズにより、前記撮光学系の射出瞳と共役であるとともに、前記一対の光電変換部は、前記第2の画素セルにおいて、前記長方形の長辺の方向に配列される
    ことを特徴とする撮像素子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像素子において、
    基板上に前記第1の画素セルが正方格子状に2次元稠密に配置される
    ことを特徴とする撮像素子。
  4. 撮影光学系による像を撮像する撮像素子であって、
    入射光を集光する第1のマイクロレンズと、該第1のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第1の光電変換部とを含む撮像用の第1の画素セルと、
    入射光を集光する第2のマイクロレンズと、該第2のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第2の光電変換部とを含む焦点検出用の第2の画素セルと、
    入射光を集光する第3のマイクロレンズと、該第3のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する複数の第3の光電変換部とを含む焦点検出用の第3の画素セルとを備え、
    前記第1の画素セルと前記第3の画素セルのセルサイズは同一であり、
    前記第2の画素セルのセルサイズは、前記第1の画素セルのセルサイズの2以上の整数倍であり、
    基板上に前記第1の画素セルが2次元的に配置され、
    前記第2の画素セルは、隣接した前記第1の画素セル複数個に置き換えられて配置され、
    前記第3の画素セルは、前記第1の画素セルに置き換えられて配置される
    ことを特徴とする撮像素子。
  5. 撮影光学系による像を撮像する撮像素子であって、
    入射光を集光する第1のマイクロレンズと、該第1のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第1の光電変換部とを含む撮像用の第1の画素セルと、
    入射光を集光する第2のマイクロレンズと、該第2のマイクロレンズにより集光された光に応じて電荷を生成する第2の光電変換部とを含み、前記第1の画素セルに比べてセルサイズが大きい焦点検出用の第2の画素セルとを備え、
    基板上に前記第1の画素セルと前記第2の画素セルとが2次元的に配置され、
    前記第2の画素セルのそれぞれは、複数の前記第2の光電変換部を含み、
    前記複数の第2の光電変換部のそれぞれは、前記第2のマイクロレンズを介して前記撮影光学系の射出瞳と共役であるとともに、
    前記複数の第2の光電変換部のうち2つは対を成し、
    前記対を成す2つの第2の光電変換部には、それぞれ異なる色のフィルタが配置される
    ことを特徴とする撮像素子。
  6. 請求項1〜3、5の何れか1項に記載の撮像素子と、
    前記第2の画素セルの出力に基づいて前記撮影光学系の焦点調節状態を検出する検出部と、
    を備えることを特徴とする焦点検出装置。
  7. 請求項4に記載の撮像素子と、
    前記第2の画素セルの出力と前記第3の画素セルの出力との少なくとも一方に基づいて前記撮影光学系の焦点調節状態を検出する検出部と、
    を備えることを特徴とする焦点検出装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の焦点検出装置と、
    前記撮像素子の物体側に配置される撮影光学系と、
    を備えることを特徴とする撮像システム。
  9. 請求項8に記載の撮像システムにおいて、
    前記第1の画素セルの出力に基づいて撮影画像を表示すると共に、前記第2の画素セルの位置を、前記検出が焦点検出を行う領域として前記撮影画像に重畳して表示する表示部をさらに備えた
    ことを特徴とする撮像システム。
  10. 請求項8に記載の撮像システムにおいて、
    前記第1の画素セルの位置での画像信号を、該第1の画素セルの出力に基づいて生成すると共に、前記第2の画素セルの位置での画像信号を、該第2の画素セルの周囲に位置する前記第1の画素セルの出力に基づく補間処理で生成する生成部をさらに備えた
    ことを特徴とする撮像システム。
  11. 請求項10に記載の撮像システムにおいて、
    前記生成部は、前記第2の画素セルの位置での画像信号を生成する際、該画像信号の各色成分を前記補間処理によって生成し、前記画像信号の輝度成分を前記第2の画素セルの出力に基づいて生成する
    ことを特徴とする撮像システム。
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