JP5744556B2 - 撮像素子および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、焦点検出機能を有する撮像素子および撮像装置に関する。
近年、瞳分割位相差AFを採用し、焦点検出素子としても兼用できるように構成された撮像素子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。以下、図15を用いて、特許文献1に記載された従来技術による瞳分割位相差AFの動作について説明する。図15は、特許文献1に記載された撮像素子の画素配列を示している。
図15(a)に示す通り、特許文献1に開示された撮像素子では、被写体像を示す画像信号を形成するための撮像用信号を出力する撮像用画素とは別に、焦点調節状態を示すAF信号を生成する測距用画素の列(焦点検出部200A、200B)が複数配置されている。また、図15 (b)に示す通り、この撮像素子において、測距用画素は測距受光素子対(フォトダイオード201a、201b)を有しており、測距受光素子対ごとに1つのマイクロレンズ206が設けられている。
測距受光素子対を構成する2つの測距受光素子の一方部分と他方部分に結像される像のずれ量(シフト量)は、撮像レンズのピントのずれ量(デフォーカス量)に応じて変化する。このシフト量を複数の測距用画素からの出力により検出して、撮像レンズを合焦にするためのレンズ駆動量を決定することが可能となる。
特開2000−292686号公報
しかしながら、特許文献1に開示された撮像素子では、測距用画素が並んだ部分では撮像用信号を得ることができないために、最終的に得られる画像の画質が劣化する。また、測距用画素が一列に配置されているため、測距用画素数を増やした場合、画質の劣化がさらに顕著となるという課題がある。
上記の課題を解決するため、測距用画素の位置に相当する撮像用信号を、撮像用画素からの撮像用信号を用いて補間することが考えられる。しかし、特許文献1に開示された撮像素子では、測距用画素が一列に配置されているため、それぞれの測距用画素に隣接する撮像用画素の数(測距用画素列の端の画素で3個、それ以外の画素で2個)が少なく、測距用画素の位置に相当する撮像用信号の補間を高精度に行うことができないという課題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、測距用画素の位置に相当する撮像用信号の補間をより高精度に行うのに適した撮像用信号を取得することができる撮像素子および撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、撮影レンズを通過する被写体像の光を受光する第1のマイクロレンズと、所定の分光透過特性を有する第1のカラーフィルタと、前記第1のマイクロレンズにより集光された光束を前記第1のカラーフィルタを通して受光する撮像受光素子と、を各々備え、撮像素子面内に配列された複数の撮像用画素を有するとともに、前記撮影レンズを通過する被写体像の光束を瞳分割する第2のマイクロレンズと、可視光を構成する波長領域にわたって所定の値以上の透過率を有し、前記波長領域における分光透過率の積分が、複数の前記撮像用画素のいずれの前記第1のカラーフィルタにおける前記積分よりも大きくなるような分光透過特性を有する第2のカラーフィルタと、前記第2のマイクロレンズにより瞳分割された光束対をそれぞれ前記第2のカラーフィルタを通して受光する2つの測距受光素子が前記撮像素子面内の所定の方向に配列された測距受光素子対と、を各々備え、前記撮像素子面内に配列された複数の測距用画素を有し、前記複数の測距用画素は、前記撮像素子面内において、前記所定の方向と略同一方向に所定の周期で配列されており、前記複数の測距用画素の各々の周囲に少なくとも4つの前記撮像用画素が配置され、かつ、前記複数の測距用画素の各々の間に少なくとも1つの前記撮像用画素が配置され、前記複数の撮像用画素は、赤色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の赤色撮像用画素と、緑色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の緑色撮像用画素と、青色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の青色撮像用画素と、を有し、前記複数の赤色撮像用画素、前記複数の緑色撮像用画素、前記複数の青色撮像用画素、および前記複数の測距用画素が構成する配列は、ベイヤー配列を構成する単位配列内の一対の前記緑色撮像用画素のうち一方を前記測距用画素で置き換えた第1の配列と、前記ベイヤー配列を構成する単位配列内の一対の前記緑色撮像用画素のうち一方を高感度撮像用画素で置き換えた第2の配列とで構成され、前記高感度撮像用画素の分光感度は前記測距用画素の分光感度と略同一であり、前記高感度撮像用画素に含まれる前記撮像受光素子の受光面積は、2つの前記測距受光素子の各々の受光面積の和と略同一であることを特徴とする撮像素子である。
また、本発明の撮像素子において、2つの前記測距受光素子の各々の受光面積の和が、前記撮像受光素子の受光面積の1/3倍よりも大きく、1倍よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明は、上記の撮像素子と、前記測距用画素からの画素出力に基づき、被写体までの距離に応じた前記撮影レンズの焦点ずれ量を演算する測距演算部と、前記測距用画素を前記撮像用画素で置き換えた場合の画素出力を、前記測距用画素の周囲に配列された前記撮像用画素からの画素出力を用いて補間し、補間した画素出力および前記撮像用画素からの画素出力を用いて前記被写体像の撮影画像を生成する画像生成部と、を有することを特徴とする撮像装置である。
また、本発明は、撮影レンズを通過する被写体像の光を受光する第1のマイクロレンズと、所定の分光透過特性を有する第1のカラーフィルタと、前記第1のマイクロレンズにより集光された光束を前記第1のカラーフィルタを通して受光する撮像受光素子と、を各々備え、撮像素子面内に配列された複数の撮像用画素を有するとともに、前記撮影レンズを通過する被写体像の光束を瞳分割する第2のマイクロレンズと、可視光を構成する波長領域にわたって所定の値以上の透過率を有し、前記波長領域における分光透過率の積分が、複数の前記撮像用画素のいずれの前記第1のカラーフィルタにおける前記積分よりも大きくなるような分光透過特性を有する第2のカラーフィルタと、前記第2のマイクロレンズにより瞳分割された光束対をそれぞれ前記第2のカラーフィルタを通して受光する2つの測距受光素子が前記撮像素子面内の所定の方向に配列された測距受光素子対と、を各々備え、前記撮像素子面内に配列された複数の測距用画素を有し、前記複数の測距用画素は、前記撮像素子面内において、前記所定の方向と略同一方向に所定の周期で配列されており、前記複数の測距用画素の各々の周囲に少なくとも4つの前記撮像用画素が配置され、かつ、前記複数の測距用画素の各々の間に少なくとも1つの前記撮像用画素が配置され、前記複数の撮像用画素は、赤色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の赤色撮像用画素と、緑色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の緑色撮像用画素と、青色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の青色撮像用画素と、を有し、前記複数の赤色撮像用画素、前記複数の緑色撮像用画素、前記複数の青色撮像用画素、および前記複数の測距用画素が構成する配列は、ベイヤー配列を構成する単位配列内の一対の前記緑色撮像用画素のうち一方を前記測距用画素で置き換えた配列であり、前記測距用画素からの画素出力に基づき、被写体までの距離に応じた前記撮影レンズの焦点ずれ量を演算する測距演算部と、前記測距用画素を前記撮像用画素で置き換えた場合の画素出力を、前記測距用画素の周囲に配列された前記撮像用画素からの画素出力を用いて補間し、補間した画素出力および前記撮像用画素からの画素出力を用いて前記被写体像の撮影画像を生成する画像生成部と、を有し、前記画像生成部は、前記測距用画素からの画素出力が所定のレベルよりも低い場合には、前記赤色撮像用画素、前記緑色撮像用画素、および前記青色撮像用画素からの画素出力と、前記補間した画素出力と、前記測距用画素からの画素出力とを用いて撮影画像を生成し、前記測距用画素からの画素出力が所定のレベルよりも高い場合には、前記赤色撮像用画素、前記緑色撮像用画素、および前記青色撮像用画素からの画素出力と、前記補間した画素出力とのみを用いて撮影画像を生成することを特徴とする撮像装置である。
本発明によれば、複数の測距用画素の各々の周囲に少なくとも4つの撮像用画素が配置され、かつ、複数の測距用画素の各々の間に少なくとも1つの撮像用画素が配列されているため、各測距用画素の周囲に配置された撮像用画素から取得した撮像用信号を、各測距用画素の位置に相当する撮像用信号の補間に使用することが可能となる。したがって、測距用画素の位置に相当する撮像用信号の補間をより高精度に行うのに適した撮像用信号を取得することができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による撮像装置の動作シーケンスを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態における撮像用画素の断面図である。 本発明の第1の実施形態における測距用画素の断面図である。 本発明の第1の実施形態における撮像素子の画素配列を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態における測距用画素に入射する光線を説明するための参考図である。 本発明の第1の実施形態におけるAFユニットラインからの画素出力を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態における画素出力のシフト量とデフォーカス量との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態におけるカラーフィルタの分光特性を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態における補正領域の画素配置を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態における撮像用画素と測距用画素の感度の関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態による撮像装置が備える撮像素子の画素配列を示す平面図である。 本発明の各実施形態の変形例に係る撮像素子の画素配列を示す平面図である。 本発明の各実施形態の変形例に係る撮像素子の画素配列を示す平面図である。 従来の撮像素子の画素配列を示す平面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。
<撮像装置の構成>
図1は、本実施形態による撮像装置の構成を示している。図1に示す撮像装置CAMは、撮像光学系MOと、信号処理装置CPUと、光学系駆動部ODと、設定ボタンSBと、シャッターボタンSTと、表示装置DDとで構成されている。
撮像光学系MOは、被写体像を結像し、結像された被写体像を撮影する。この撮像光学系MOは、交換が可能な撮影レンズOLと、撮像素子IMGとを有する。撮影レンズOLは、被写体に関する光束を撮像素子IMGに結像するための光学系である。この撮影レンズOLは、光学系駆動部ODによって光軸方向に自在に駆動される。撮影レンズOLが光軸方向に移動することにより、撮影レンズOLの焦点位置が移動する。
撮像素子IMGは、フォトダイオードを有して構成される複数の画素がマトリクス状に2次元配置されたカラーエリアセンサである。撮像素子IMGは、撮影レンズOLを通って結像された被写体像に関する電気信号を、撮像素子IMG上に設けられた撮像用画素により生成し、画像出力Vout(撮像用信号)として出力する。また、撮像素子IMGは、その撮像素子面において、位相差検出のための測距用画素を有しており、位相差検出による測距に必要な被写体像に関する電気信号を測距用画素により生成し、画像出力Voutとして出力する。なお、撮像用画素SPおよび測距用画素APならびに撮像素子IMGにおける詳細な説明は後述する。
信号処理装置CPUは、測距演算部AFUと、画像生成部PGUと、記録装置MEMとで構成されている。画像生成部PGUは、内部に補正部ADDを有する。
信号処理装置CPUには、設定ボタンSBと、シャッターボタンSTと、表示装置DDと、撮像素子IMGと、光学系駆動部ODとが接続されている。信号処理装置CPUは、設定ボタンSBおよびシャッターボタンSTから入力された信号と、撮像素子IMGから得られる画素出力Voutとに基づき、撮像装置CAMの制御や信号処理等を行う。また、信号処理装置CPUは、光学系駆動部ODに対する制御信号、および撮像素子IMGに対するコマンドCMDを出力する。また、信号処理装置CPUは、信号処理を行った画像信号を表示装置DDへ出力する。
信号処理のうち、測距演算に相当する処理は測距演算部AFUによって行われ、撮影画像の生成および表示用の画像処理は画像生成部PGUによって行われる。信号処理が行われた画像信号は必要に応じて記録装置MEMに保存される。また、撮影画像の生成において、測距用画素の位置における撮像用信号の補間やダイナミックレンジ拡大のための信号処理は補正部ADDによって行われる。
光学系駆動部ODは、撮影レンズOLを光軸方向に自在に移動させる。具体的には、光学系駆動部ODは、信号処理装置CPUで演算された結果に基づいて、撮影レンズOLの焦点を合焦とするために図示しないレンズ駆動モータを制御して、撮影レンズOLを光軸方向に移動させる。これによって、撮影レンズOLの結像位置が調節される。
シャッターボタンSTは、撮影者が撮影のタイミングを決定するために用いるボタンである。設定ボタンSBは、撮影者が撮像装置CAMの動作モードを決定するために用いるボタンである。表示装置DDは、信号処理装置CPUで処理された画像信号に基づく画像を表示する。
<撮影シーケンス>
撮像装置CAMを用いた撮影のシーケンスについて、図2を用いて説明する。図2は、撮像装置CAMの撮影のシーケンスを示している。
撮影者が設定ボタンSBを用いて撮影開始を選択することにより、撮影モード(ステップS1)が開始される。撮影モードが開始された後、表示画像生成期間(ステップS2)が開始される。表示画像生成期間中、撮影レンズOLにより導かれた被写体像に関する光束は、撮像素子IMGに導かれる。被写体像に関する光束から得られる電気信号は撮像素子IMGから画素出力Voutとして連続的に読み出され、信号処理装置CPUによって処理がなされた後、表示装置DDで連続的に画像(動画像)が表示される。撮影者は、表示装置DDに表示された画像を観察することにより、被写体の構図等を決定(フレーミング)することができる。
表示画像生成期間が終了すると、被写体選択期間(ステップS3)が開始される。撮影者が被写体選択期間にシャッターボタンSTを半分押すことにより、信号処理装置CPUは、被写体の特定部分(例えば、表示装置DDの中央に表示された被写体の部分)に最適化した合焦動作および露光量(露出量)の調整を行う。被写体選択期間中にシャッターボタンSTが押されない場合、信号処理装置CPUは、自動的に被写体の特定部分(例えば、最も近くにある被写体の部分)に最適化した合焦動作および露光量の調整を行う。
被写体選択期間が終了すると、露光量調整期間(ステップS4)が開始される。露光量調整期間中、信号処理装置CPUは、画素出力Voutを用いて被写体の明るさを計算し、この計算結果を、撮像素子IMGの露光量の制御のために用いる。露光量変更の指示は、信号処理装置CPUがコマンドCMDを撮像素子IMGに出力することにより行われる。
露光量調整期間が終了すると、AF期間(ステップS5)が開始される。AF期間中、測距演算部AFUは、画素出力Voutを用いて、被写体までの距離に応じた撮影レンズOLの焦点ずれ量を計算する。AF期間における光学系の状態と焦点ずれ量の計算方法については後で詳細に説明する。
AF期間が終了すると、レンズ駆動期間(ステップS6)が開始される。レンズ駆動期間中、信号処理装置CPUは、AF期間中に計算した焦点ずれ量に基づく信号を光学系駆動部ODに出力する。光学系駆動部ODは、入力された信号に基づいて、撮影レンズOLを合焦する位置に移動させる。
レンズ駆動期間が終了すると、判定期間(ステップS7)が開始される。判定期間においてシャッターボタンSTが完全に押されると、撮影期間(ステップS8)が開始される。判定期間中にシャッターボタンSTが半分押された状態が解除されると、シーケンスは表示画像生成期間(ステップS2)に戻る。
判定期間(ステップS7)が終了すると、撮影期間(ステップS8)が開始される。撮影期間において、撮像装置CAMは撮影を行う。撮影を行うため、撮像素子IMGに蓄積された電荷はリセットされ、所定の時間だけ露光したことにより得られる画素出力Voutが信号処理装置CPU内の画像生成部PGUで処理され、記録装置MEMに保存される。画像生成部PGUにおける画像処理動作については後で詳細に説明する。
撮影期間が終了すると、第2判定期間(ステップS9)が開始される。第2判定期間において撮影者が設定ボタンSBを用いて撮影終了を選択することにより、撮影モードは終了する。設定ボタンSBを用いて撮影終了が選択されない場合、シーケンスは表示画像生成期間(ステップS2)に戻る。設定ボタンSBを用いて撮影終了が選択され、撮像装置CAM内部を構成する各ブロックの終了動作が完了すると、撮影モードは終了する(ステップS10)。
<撮像素子IMGの構成>
第1の実施形態による撮像素子IMGについて説明する。撮像素子IMGは、図3〜図5に示す撮像用画素SPと測距用画素APとが撮像素子面内に所定の周期で配列されることにより構成される。以下では、撮像用画素SP、測距用画素APの順に構成を説明する。
先ず、図3を用いて撮像用画素SPの断面構造について説明する。図3は撮像用画素SPの断面図である。撮像用画素SPは、第1のマイクロレンズML1と、第1のカラーフィルタCF1と、透明平坦化層TFLと、X−Y平面上に正方形状の開口部OPを有する遮光層LCLと、被写体光を受光して当該被写体光の強度に応じた電気信号を生成する撮像受光素子PDと、半導体基板SSとで構成されている。
第1のマイクロレンズML1は所定の曲率および焦点距離を有しており、撮影レンズOLを通過した被写体光(被写体像の光束)を集光して、第1のカラーフィルタCF1、透明平坦化層TFL、撮像受光素子PDに被写体光を導く働きをする。第1のカラーフィルタCF1は第1のマイクロレンズML1の下層に設けられ、所定の分光透過特性を有しており、特定の波長領域の光を透過させる働きをする。本実施形態において、第1のカラーフィルタCF1は、R、G、Bの何れかに相当する波長領域の光を透過させる働きをする。
第1のカラーフィルタCF1を透過した光は、全波長領域の可視光を透過させる働きをする透明平坦化層TFLを経由して、撮像受光素子PDに導かれる。撮像受光素子PDは、p型半導体の特性を有する半導体基板SS上に形成されるn型半導体拡散層であり、これらの特性の異なる半導体の接合面は、受光された光を電気信号に変換するフォトダイオードとして動作する。なお、撮像受光素子PDのうち、光が入射する受光面以外の部分は遮光層LCLにより覆われている。遮光層LCLは、正方形状の開口部OPが設けられており、開口部OP以外の部分に照射された光を遮る働きをする。なお、開口部OPの中心は第1のマイクロレンズML1の中心CP1と重なるように配置されている。開口部OPを通過した光が撮像受光素子PDによって受光される。
以下、図4を用いて、測距用画素APの断面構造について説明する。図4は測距用画素APの断面図である。測距用画素APは、第2のマイクロレンズML2と、第2のカラーフィルタCF2と、透明平坦化層TFLと、X−Y平面上に形成された、Y軸方向を長辺とし、X軸方向を短辺とする矩形状の開口部OPa、および、X−Y平面上に形成された、Y軸方向を長辺とし、X軸方向を短辺とする矩形状の開口部OPbを有する遮光層LCLと、第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbで構成される測距受光素子対AFPDPと、半導体基板SSとで構成されている。
第2のマイクロレンズML2は所定の曲率および焦点距離を有しており、撮影レンズOLを通過した被写体光を集光して、第2のカラーフィルタCF2、透明平坦化層TFL、第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbに導く働きをする。第2のカラーフィルタCF2は第2のマイクロレンズML2の下層に設けられており、可視光を構成する全波長領域にわたって所定の値以上の透過率を有する分光透過特性を持つ。したがって、第2のカラーフィルタCF2を透明(T)カラーフィルタ若しくは白色光透過フィルタとみなすことができる。以下では、透明カラーフィルタをTカラーフィルタと記載する。
第2のカラーフィルタCF2を透過した光は、全波長領域の可視光を透過させる働きをする透明平坦化層TFLを経由して、第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbに導かれる。第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbは、p型半導体の特性を有する半導体基板SS上に形成されるn型半導体拡散層であり、これらの特性の異なる半導体の接合面は、受光された光を電気信号に変換するフォトダイオードとして動作する。なお、第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbのうち、光が入射する受光面以外の部分は遮光層LCLにより覆われている。遮光層LCLは、開口部OPaおよび開口部OPb以外の部分に照射された光を遮る働きをする。また、開口部OPaおよび開口部OPbは、第2のマイクロレンズML2の中心CP2を基準にして左方向(−X方向)と右方向(+X方向)に偏って配置されている。開口部OPaおよび開口部OPbを通過して瞳分割された光が第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbによって受光される。
以下、図5を用いて、撮像素子IMGを構成する画素の配列について説明する。図5は、撮像素子IMGの撮像素子面上の画素配列を示している。図5に示されるように、撮像素子IMGは、X−Y平面において、撮像用画素ユニットSPUと、測距用画素ユニットAPUとが所定の周期で配置された構造を有する。
各撮像用画素ユニットSPUは、複数の撮像用画素SPで構成されている。本実施形態では、撮像用画素SPのうち、撮像受光素子PD上に第1のカラーフィルタCF1として赤(R) カラーフィルタを有するものを赤色撮像用画素RP、撮像受光素子PD上に第1のカラーフィルタCF1として青(B)カラーフィルタを有するものを青色撮像用画素BPと呼んでいる。本実施形態における撮像用画素ユニットSPUは、フォトダイオード上に緑(G)カラーフィルタを有する撮像用画素SPを2つ有するため、夫々を緑色撮像用画素GP1、緑色撮像用画素GP2と呼び、区別している。また、これらの画素からなる配列は、図5に記載の通り、所謂ベイヤー配列を構成している。
また、各測距用画素ユニットAPUは、複数の撮像用画素SPと1つの測距用画素APとで構成されている。本実施形態の測距用画素ユニットAPUでは、1つの赤色撮像用画素RP、青色撮像用画素BP、緑色撮像用画素GP1が設けられるとともに、1つの測距用画素APが設けられている。測距用画素ユニットAPUは、ベイヤー配列における4つの撮像用画素SPからなる単位配列のうちの1つの緑色撮像用画素を測距用画素APに置き換えたものである。なお、測距用画素APにおけるカラーフィルタCF2は、可視光に対する透明(T)カラーフィルタとみなすことができるため、図中にTの記号を記載している。
Y軸方向にエッジ(コントラスト)を有する被写体までの距離を求めるため、測距用画素ユニットAPUはX軸方向に周期的に配列されており、測距用画素ユニットAPUによるAFユニットラインLAを形成している。前述した測距受光素子対を構成する第1測距受光素子と第2測距受光素子の対(例えばa1とb1、a2とb2、a3とb3)もX軸方向に配列されており、この第1測距受光素子と第2測距受光素子の対を有する測距用画素APがX軸方向に周期的に配列されている。
撮像素子IMGの撮像素子平面の端部に配置されている測距用画素APを除いて、各測距用画素APは、周囲を撮像用画素SPで囲まれている。より具体的には、各測距用画素APは、X軸方向には2つの青色撮像用画素BPに隣接するとともに、Y軸方向には2つの赤色撮像用画素RPに隣接している。また、各測距用画素APの紙面左上方、紙面右上方、紙面左下方、紙面右下方に4つの緑色撮像用画素GP1が配置されている。さらに、各測距用画素APは、互いに隣接しないように配置されており、測距用画素AP同士の間には1以上の撮像用画素SPが配置されている。
測距用画素ユニットAPUが配置されない行には撮像用画素ユニットSPUがX軸方向に配置されており、撮像用画素ユニットAPUによる撮像ユニットラインLSを形成している。なお、本実施形態において、AFユニットラインLAと撮像ユニットラインLSは、Y軸方向に交互に配置されている。また、図5に記載の補正領域MAについては後で詳細な説明を行うため、ここでは説明を省略する。
<瞳分割位相差AFを用いた測距動作>
以下、瞳分割位相差AFを用いた測距動作について説明を行う。最初に図6を用いて、測距用画素APに入射する光線について説明する。図6は、測距用画素に入射する光線の様子を示している。図6に記載されている撮影レンズOL、第2のマイクロレンズML2、第2のカラーフィルタCF2、第1測距受光素子PDa、第2測距受光素子PDb、遮光層LCLの配置およびその働きは前述した通りであり、説明を省略する。
図6に記載された測距用画素APにおいて、射出瞳の左(紙面下)側部分Qaからの光束Taが第2のマイクロレンズML2、第2のカラーフィルタCF2、遮光層LCLの開口部OPaを通過して第1測距受光素子PDaで受光される。また、射出瞳の右(紙面上)側部分Qbからの光束Tbが第2のマイクロレンズML2、第2のカラーフィルタCF2、遮光層LCLの開口部OPbを通過して第2測距受光素子PDbで受光される。
以下、1本のAFユニットラインLA(図5参照)において、X方向に配置された第1測距受光素子a1〜a3を含む画素配列からの出力を「a系列の画素出力」と呼び、第2測距受光素子b1〜b3を含む画素配列からの出力を「b系列の画素出力」と呼び、これらのa系列の画素出力とb系列の画素出力との関係について図7を用いて説明する。図7は、AFユニットラインLAからの画素出力を示している。
AFユニットラインLAでは、射出瞳の両側からの各光束Ta、Tb(図6参照)が第1測距受光素子a1〜a3および第2測距受光素子b1〜b3で受光される。ここで、「a系列の画素出力」は図7のグラフGa(実線で図示)のように表される。一方、「b系列の画素出力」は図7のグラフGb(破線で図示)のように表される。図7に表されたグラフGaとグラフGbとを比較すると、「a系列の画素出力」と「b系列の画素出力」では、X方向(測距用画素APの配列方向)にずれ量(シフト量)Sfだけ位相差が生じていることが分かる。
以下、画素出力のシフト量Sfとデフォーカス量Dfとの関係について図8を用いて説明する。図8は、画素出力のシフト量Sfとデフォーカス量Dfとの関係を示している。
図8に記載の通り、画素出力のシフト量Sfと、撮像素子IMGの撮像素子面に対して焦点面がデフォーカスしている量(デフォーカス量)Dfとの関係は1次関数のグラフGcで表される。よって、図1に記載された測距演算部AFUは、「a系列の画素出力」および「b系列の画素出力」に基づき(図7参照)上記のシフト量Sfを求めた後に、図8のグラフGcに基づきデフォーカス量Dfを算出し、算出されたデフォーカス量Dfに相当する駆動量に関する信号を、図1に記載された光学系駆動部ODに与える。光学系駆動部ODは、測距演算部AFUから受け取った駆動量に関する信号に基づき、撮影レンズOLを所定の値だけ駆動することにより、撮影レンズOLを合焦位置に移動させる。 このようにして、撮像装置CAMでは、撮像素子IMGの受光面に組み込まれた測距用画素APからの出力信号を用いた瞳分割位相差AFが実現されている。
<カラーフィルタの分光特性>
次に、撮像用画素SPおよび測距用画素APが備える各カラーフィルタの分光特性(分光透過特性)について、図9を用いて説明する。図9は各カラーフィルタの分光特性を示している。
図9において、分光特性Trは第2のカラーフィルタCF2の分光特性(Tカラーフィルタの分光特性)を示している。分光特性Rdは、第1のカラーフィルタCF1として、赤色撮像用画素RPのフォトダイオード上に設けられたRカラーフィルタの分光特性を示している。分光特性Grは、緑色撮像用画素GP1および緑色撮像用画素GP2のフォトダイオード上に設けられたGカラーフィルタの分光特性を示している。分光特性Blは、青色撮像用画素BPのフォトダイオード上に設けられたBカラーフィルタの分光特性を示している。
Tカラーフィルタの分光特性Trは、Rカラーフィルタの分光特性Rdによる成分と、Gカラーフィルタの分光特性Grによる成分と、Bカラーフィルタの分光特性Blによる成分とを含む全ての可視光成分を透過させる働きを持つ。更に、全波長領域における分光透過率が、Rカラーフィルタの分光特性Rd、Gカラーフィルタの分光特性Gr、Bカラーフィルタの分光特性Blのいずれの分光特性が示す分光透過率よりも大きくなっている。
また、Rカラーフィルタの分光特性Rdは、赤色光の波長領域の波長である650nm付近に透過率のピークを有し、白色光が入射した場合における透過光の積分値は、Tカラーフィルタからの透過光の積分値の約1/3である。同様に、Gカラーフィルタの分光特性Grは、緑色光の波長領域の波長である550nm付近に透過率のピークを有し、白色光が入射した場合における透過光の積分値は、Tカラーフィルタからの透過光の積分値の約1/3である。同様に、Bカラーフィルタの分光特性Brは、青色光の波長領域の波長である450nm付近に透過率のピークを有し、白色光が入射した場合における透過光の積分値は、Tカラーフィルタからの透過光の積分値の約1/3である。
以上の説明から、Tカラーフィルタが設けられた画素と、Rカラーフィルタが設けられた画素と、Bカラーフィルタが設けられた画素とが近接して配置されている場合、Tカラーフィルタが設けられた画素の出力から、Rカラーフィルタが設けられた画素の出力とBカラーフィルタが設けられた画素の出力とを引くことにより、Tカラーフィルタが設けられた画素における緑色(G)成分の強度を推定できることがわかる。この原理を用いた測距用画素の補間の方法を以下に示す。
<画素補間および撮像画像の生成方法>
以下、図1に記載の画像生成部PGUで行われる測距用画素APの画素補間および撮像画像の生成方法について、図10を用いて説明する。図10は、図5に記載された補正領域MAの画素配置を示している。補正領域MAは、撮像用画素ユニットSPU内の画素と測距用画素ユニットAPU内の画素とで構成されている。
測距用画素APxの紙面上方には赤色撮像用画素RPuが配置され、紙面下方には赤色撮像用画素RPdが配置され、紙面左方には青色撮像用画素BPlが配置され、紙面右方には青色撮像用画素BPrが配置され、紙面左上方には緑色撮像用画素GPulが配置され、紙面右上方には緑色撮像用画素GPurが配置され、紙面左下方には緑色撮像用画素GPdlが配置され、紙面右下方には緑色撮像用画素GPdrが配置されている。
画像生成部PGUの補正部ADDは、撮像素子IMGから画素出力Voutを読み出した後、補正領域MAにおいて、以下の(1)式による演算を行い、測距用画素APxにおける緑色の成分VG_APxを推定する。
VG_APx = α×V_APx - {β(V_RPu + V_ RPd)/2 + γ(V_BPl + V_ RPr)/2} (1)
ただし、V_APxは、測距用画素APxを構成する2つの測距受光素子(第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDb)の出力の和を表し、V_RPuは赤色撮像用画素RPuからの出力を表し、V_RPdは赤色撮像用画素RPdからの出力を表し、V_BPlは青色撮像用画素BPlからの出力を表し、V_BPrは青色撮像用画素BPrからの出力を表す。α、β、γは各画素出力を補正するための係数である。
このようにして、補正部ADDは、測距用画素APxを緑色撮像用画素で置き換えた場合の画素出力を、各画素出力を用いて補間する。また、画像生成部PDUは、このようにして求められた測距用画素APxにおける緑色の推定成分VG_APxを緑色撮像用画素の出力(撮像用信号)とみなして、測距用画素APx以外の撮像用画素SPから得られた画素出力(撮像用信号)と共に用いて、最終的な撮像画像(写真)を生成する(第1の補間方法)。
一般的なデジタルカメラにおいて、写真のピクセル情報は、1つの青色画素、1つの赤色画素、2つの緑色画素とで構成されるベイヤー配列を1組として生成される。上述した方法により、高い精度で、測距用画素APxにおける緑色の成分を補間できるため、撮像素子IMGは、瞳分割位相差AF用の画素を有するにもかかわらず、高画質な撮像画像(写真)を得ることができる。
また、上述した第1の補間方法以外に、緑色撮像用画素GPul、緑色撮像用画素GPur、緑色撮像用画素GPdl、緑色撮像用画素GPdrからの出力の平均値を測距用画素APxにおける緑色の推定成分VG_APxとみなす方法もあり、この方法でも高画質な撮像画像(写真)を得ることができる(第2の補間方法)。
また、上述した2つの補間方法を組み合わせて測距用画素APxにおける緑色の推定成分VG_APx)を推定することにより、より高精細な撮像画像(写真)を得ることができる。
<ダイナミックレンジの拡大について>
以下、撮像素子IMGを用いた撮影によるダイナミックレンジ(撮影可能な被写体の明るさの範囲)の拡大効果について説明する。本実施形態において、撮像用画素SPの開口部OPの面積を1とした場合、第1測距受光素子PDaにおける開口部OPaの面積が1/3となり、第2測距受光素子PDbにおける開口部OPbの面積も1/3となるように設計されている。したがって、測距用画素APを構成する第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbからの出力を加算して1つの画素出力として扱う場合、第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbの組を、開口部面積が2/3の受光素子とみなすことができる。
図9を用いて説明した通り、Tカラーフィルタにおける分光透過率の積分値を1とした場合、Rカラーフィルタ、Gカラーフィルタ、Bカラーフィルタにおける分光透過率の積分値は夫々約1/3である。このことから、測距用画素APを構成する第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbからの出力を加算して1つの画素出力(以下、測距用画素APの加算出力と呼ぶ)として扱う際の画素感度と、撮像用画素SPの画素感度との比は、1×2/3:1/3×1=2:1となる。
図11は、以上の説明で示した画素感度の関係を示している。図11において、測距用画素APの加算出力(図中のTで示す)の傾きが、赤色撮像用画素RP、緑色撮像用画素GP1(緑色撮像用画素GP2)、青色撮像用画素BPからの画素出力(図中のR,G,Bで示す)の傾きの2倍となっている。
このような感度を有する受光素子を用いて撮影を行った際に、図1に記載の画像生成部PGUおよび補正部ADDが行う画像生成について、図11を用いて説明する。撮像素子IMGで太陽光などに照らされた明るい被写体を撮影した場合、測距用画素APを構成する第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbの信号電荷量が飽和するために、測距用画素APの加算出力がクリップすることがある(図11の明るさ2での撮影に相当)。
また、月明かりなどに照らされた暗い被写体を撮影した場合、雑音レベルVNに対する赤色撮像用画素RP、緑色撮像用画素GP1、青色撮像用画素BPからの画素出力の大きさが十分でないために、S/Nの低い撮像画像しか得られないという現象が発生することがある(図11の明るさ1での撮影に相当)。
本実施形態では、図1に記載の撮像素子IMGから取得された画素出力Voutが画像生成部PGU内のメモリに展開される。画像生成部PGU内の補正部ADDは、前述した(1)式による演算を行い、測距用画素APxにおける緑色の成分VG_APxを推定した後、以下の処理を行う。
補正部ADDは、画像生成部PGU内のメモリに展開された画素出力Voutを逐次読み込み、逐次、閾値電圧VTHと比較する。測距用画素APの加算出力のレベルが閾値電圧VTH以下である場合、補正部ADDは、測距用画素ユニットAPUおよび撮像用画素ユニットSPU内の赤色撮像用画素RP、緑色撮像用画素GP1、緑色撮像用画素GP2、青色撮像用画素BPの夫々の画素出力と、測距用画素APにおける緑色の推定成分と、測距用画素APの加算出力とを用いて撮影画像のピクセル信号の生成を行う(第1の画像生成モード)。
第1の画像生成モードにおいて、補正部ADDは、例えば、測距用画素ユニットAPUおよび撮像用画素ユニットSPU内の赤色撮像用画素RP、緑色撮像用画素GP1、緑色撮像用画素GP2、青色撮像用画素BPの夫々の画素出力と、測距用画素APにおける緑色の推定成分とに対して、測距用画素APの加算出力に応じて、出力レベルを増加させる補正を行う。第1の画像生成モードにおいて、感度の高い測距用画素APからの画素出力を用いることにより、低輝度被写体の撮像時における信号S/Nを高めることができる。したがって、撮影可能な被写体の明るさの範囲(ダイナミックレンジ)を拡大することができる。なお、閾値電圧VTHはT画素の飽和信号量付近に設定されていることが望ましい。
一方、測距用画素APの加算出力のレベルが閾値電圧VTH以上(飽和)である場合、補正部ADDは、測距用画素APの加算出力を使用せず、測距用画素ユニットAPUおよび撮像用画素ユニットSPU内の赤色撮像用画素RP、緑色撮像用画素GP1、緑色撮像用画素GP2、青色撮像用画素BPの夫々の画素出力と、測距用画素APにおける緑色の推定成分とを用いて撮影画像のピクセル信号の生成を行う(第2の画像生成モード)。
第2の画像生成モードにおいて、感度の低い赤色撮像用画素RP、緑色撮像用画素GP1、緑色撮像用画素GP2、青色撮像用画素BPからの画素出力、およびこれらの画素出力から推定される測距用画素APにおける緑色の推定成分のみを用いることにより、画素信号の飽和を抑えることができる。
実際に明暗の輝度差が大きな被写体を撮影する場合において、補正部ADDは、自動的に第1の画像生成モードまたは第2の画像生成モードを選択し、ピクセル信号を生成する。画像生成部PGUは、補正部ADDの生成したピクセル信号に基づき、必要な画像処理を行い、最終的なカラー映像を出力する。
上述したように、第1の実施形態の撮像素子IMGによれば、測距用画素APxの周囲を囲む撮像用画素として配置されている、赤色撮像用画素RPu、赤色撮像用画素RPd、青色撮像用画素BPl、青色撮像用画素BPrの組、若しくは緑色撮像用画素GPul、緑色撮像用画素GPur、緑色撮像用画素GPdl、緑色撮像用画素GPdrの組から得られる撮像信号を用いて、測距用画素APxの補間信号を高い精度で生成することが可能となる。このため、撮像素子IMG中に配置された瞳分割位相差AF用の測距用画素APxにおいて生じる画質の劣化を抑制し、高画質な撮影画像を得ることができる。
本実施形態において、撮像素子IMGに設けられたカラーフィルタが赤、緑、青の原色フィルタである場合について説明を行ったが、これらのカラーフィルタが、赤の補色であるシアン、緑の補色であるマゼンタ、青の補色である黄色からなる補色フィルタで構成されていても同様の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態の撮像素子IMGによれば、分光透過率の積分結果が異なるカラーフィルタを通して受光された2種類の感度の異なる画素情報に基づいて画像生成を行うことが可能となる。このため、高いダイナミックレンジで画像を撮影することができる。
例えば、上記のように、赤色撮像用画素RP、緑色撮像用画素GP1、青色撮像用画素BPに対して測距用画素APが2倍の感度を有する場合には、ダイナミックレンジを約2倍に拡大することができる。なお、本実施形態では、第1測距受光素子PDaおよび第2測距受光素子PDbで構成される測距受光素子対AFPDPの受光部の面積が、撮像受光素子PDの受光部の面積の2/3倍である場合の説明を行ったが、測距受光素子対AFPDPの受光部の面積が撮像受光素子PDの受光部の面積の1/3倍よりも大きく1倍よりも小さければ、ダイナミックレンジ拡大の効果を得ることができる。
また、第1の実施形態の撮像素子IMGを撮像装置CAMに搭載することにより、測距用画素を用いた瞳分割位相差AFによる高速な合焦動作を実現するとともに、精度の高い補間信号による高い解像度を有する撮像画像を得ることができる。さらに、第1の実施形態の撮像素子IMGを撮像装置CAMに搭載することにより、精度の高い補間信号による高い解像度を有する撮像画像と、高いダイナミックレンジを有する撮像画像との両方を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図12を用いて説明する。図12は、第2の実施形態による撮像素子IMGの撮像素子面上の画素配列を示している。第2の実施形態による撮像素子IMGは、第1の実施形態による撮像素子IMGを構成する撮像用画素ユニットSPUに含まれる緑色撮像用画素GP1と緑色撮像用画素GP2のうち、緑色撮像用画素GP2を高感度撮像用画素TPで置き換えた点のみが異なる。
高感度撮像用画素TPにはTカラーフィルタが用いられており、開口部の形状は正方形であり、その開口面積は、開口部OPaと開口部OPbの和と略同一になるように設定されている。このようにすれば、撮像用画素ユニットSPUおよび測距用画素ユニットAPUを構成する画素に設けられたカラーフィルタの種類がR、G、B、Tに統一される。また、高感度撮像用画素TPの画素出力における感度と、測距用画素APの加算出力における感度は、カラーフィルタの分光特性と開口部面積が同じために略同一となる。
このような撮像素子IMGを搭載した撮像装置CAMを構成する画像生成部PGUにおいて、撮像用画素ユニットSPUを構成する画素からの出力を用いたピクセル情報の生成処理と、測距用画素ユニットAPUを構成する画素からの出力を用いたピクセル情報の生成処理とを共通化することができる。これは、撮像装置CAMを構成する画像生成部PGUの補間信号生成および画像生成の演算アルゴリズムの共通化につながり、画像生成部PGUの回路規模を小さくする効果がある。
上述したように、第2の実施形態の撮像素子IMGによれば、撮像用画素ユニットSPUと測距用画素ユニットAPUを構成する画素に設けられたカラーフィルタの種類と、各カラーフィルタに対応した画素の感度を統一することが可能となる。このため、撮像用画素ユニットSPUと測距用画素ユニットAPUに対する補間信号生成および画像生成の演算アルゴリズムを共通化することができる。即ち、瞳分割位相差AFによる焦点検出素子としても兼用できるように構成された、高い解像度を有する撮像素子でありながら、補間信号および画像生成の容易な撮像素子を供給することができる。したがって、本撮像素子を搭載した撮像装置において、補間信号生成および画像生成を行う画像生成部の回路規模を削減する効果がある。
(変形例)
次に、上述した各実施形態の変形例を説明する。以上の説明では、撮像用画素ユニットSPUとおよび測距用画素ユニットAPUがX方向に配列されている場合についての説明を行ったが、図13に示す通り、撮像用画素ユニットSPUおよび測距用画素ユニットAPUがY方向に配列されていても良い。この場合、この撮像素子IMGは、X方向にエッジ(コントラスト)を有する被写体に対する測距を行うことができる。
また、図14に示す通り、X方向に配列された測距用画素ユニットAPUxとY方向に配列された測距用画素ユニットAPUyとが組み合わされて配置されていても良い。図14では、X方向に配列された測距用画素ユニットAPUxでAFユニットラインLAxが構成され、Y方向に配列された測距用画素ユニットAPUyでAFユニットラインLAyが構成されている。このような撮像素子IMGを用いれば、X方向、Y方向両方にエッジ(コントラスト)を有する被写体に対する測距を行うことができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
CAM・・・撮像装置、MO・・・撮像光学系、CPU・・・信号処理装置、OD・・・光学系駆動部、SB・・・設定ボタン、ST・・・シャッターボタン、DD・・・表示装置、AFU・・・測距演算部、PGU・・・画像生成部、MEM・・・記録装置、OL・・・撮影レンズ、IMG・・・撮像素子、ADD・・・補正部

Claims (4)

  1. 撮影レンズを通過する被写体像の光を受光する第1のマイクロレンズと、
    所定の分光透過特性を有する第1のカラーフィルタと、
    前記第1のマイクロレンズにより集光された光束を前記第1のカラーフィルタを通して受光する撮像受光素子と、
    を各々備え、撮像素子面内に配列された複数の撮像用画素を有するとともに、
    前記撮影レンズを通過する被写体像の光束を瞳分割する第2のマイクロレンズと、
    可視光を構成する波長領域にわたって所定の値以上の透過率を有し、前記波長領域における分光透過率の積分が、複数の前記撮像用画素のいずれの前記第1のカラーフィルタにおける前記積分よりも大きくなるような分光透過特性を有する第2のカラーフィルタと、
    前記第2のマイクロレンズにより瞳分割された光束対をそれぞれ前記第2のカラーフィルタを通して受光する2つの測距受光素子が前記撮像素子面内の所定の方向に配列された測距受光素子対と、
    を各々備え、前記撮像素子面内に配列された複数の測距用画素を有し、
    前記複数の測距用画素は、前記撮像素子面内において、前記所定の方向と略同一方向に所定の周期で配列されており、
    前記複数の測距用画素の各々の周囲に少なくとも4つの前記撮像用画素が配置され、かつ、前記複数の測距用画素の各々の間に少なくとも1つの前記撮像用画素が配置され
    前記複数の撮像用画素は、
    赤色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の赤色撮像用画素と、
    緑色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の緑色撮像用画素と、
    青色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の青色撮像用画素と、
    を有し、
    前記複数の赤色撮像用画素、前記複数の緑色撮像用画素、前記複数の青色撮像用画素、および前記複数の測距用画素が構成する配列は、ベイヤー配列を構成する単位配列内の一対の前記緑色撮像用画素のうち一方を前記測距用画素で置き換えた第1の配列と、前記ベイヤー配列を構成する単位配列内の一対の前記緑色撮像用画素のうち一方を高感度撮像用画素で置き換えた第2の配列とで構成され、
    前記高感度撮像用画素の分光感度は前記測距用画素の分光感度と略同一であり、前記高感度撮像用画素に含まれる前記撮像受光素子の受光面積は、2つの前記測距受光素子の各々の受光面積の和と略同一である
    ことを特徴とする撮像素子。
  2. 2つの前記測距受光素子の各々の受光面積の和が、前記撮像受光素子の受光面積の1/3倍よりも大きく、1倍よりも小さいことを特徴とする請求項に記載の撮像素子。
  3. 請求項1に記載の撮像素子と、
    前記測距用画素からの画素出力に基づき、被写体までの距離に応じた前記撮影レンズの焦点ずれ量を演算する測距演算部と、
    前記測距用画素を前記撮像用画素で置き換えた場合の画素出力を、前記測距用画素の周囲に配列された前記撮像用画素からの画素出力を用いて補間し、補間した画素出力および前記撮像用画素からの画素出力を用いて前記被写体像の撮影画像を生成する画像生成部と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  4. 撮影レンズを通過する被写体像の光を受光する第1のマイクロレンズと、
    所定の分光透過特性を有する第1のカラーフィルタと、
    前記第1のマイクロレンズにより集光された光束を前記第1のカラーフィルタを通して受光する撮像受光素子と、
    を各々備え、撮像素子面内に配列された複数の撮像用画素を有するとともに、
    前記撮影レンズを通過する被写体像の光束を瞳分割する第2のマイクロレンズと、
    可視光を構成する波長領域にわたって所定の値以上の透過率を有し、前記波長領域における分光透過率の積分が、複数の前記撮像用画素のいずれの前記第1のカラーフィルタにおける前記積分よりも大きくなるような分光透過特性を有する第2のカラーフィルタと、
    前記第2のマイクロレンズにより瞳分割された光束対をそれぞれ前記第2のカラーフィルタを通して受光する2つの測距受光素子が前記撮像素子面内の所定の方向に配列された測距受光素子対と、
    を各々備え、前記撮像素子面内に配列された複数の測距用画素を有し、
    前記複数の測距用画素は、前記撮像素子面内において、前記所定の方向と略同一方向に所定の周期で配列されており、
    前記複数の測距用画素の各々の周囲に少なくとも4つの前記撮像用画素が配置され、かつ、前記複数の測距用画素の各々の間に少なくとも1つの前記撮像用画素が配置され
    前記複数の撮像用画素は、
    赤色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の赤色撮像用画素と、
    緑色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の緑色撮像用画素と、
    青色光の波長領域に分光透過特性のピークを有する前記第1のカラーフィルタを各々備えた複数の青色撮像用画素と、
    を有し、
    前記複数の赤色撮像用画素、前記複数の緑色撮像用画素、前記複数の青色撮像用画素、および前記複数の測距用画素が構成する配列は、ベイヤー配列を構成する単位配列内の一対の前記緑色撮像用画素のうち一方を前記測距用画素で置き換えた配列であり、
    前記測距用画素からの画素出力に基づき、被写体までの距離に応じた前記撮影レンズの焦点ずれ量を演算する測距演算部と、
    前記測距用画素を前記撮像用画素で置き換えた場合の画素出力を、前記測距用画素の周囲に配列された前記撮像用画素からの画素出力を用いて補間し、補間した画素出力および前記撮像用画素からの画素出力を用いて前記被写体像の撮影画像を生成する画像生成部と、
    を有し、
    前記画像生成部は、前記測距用画素からの画素出力が所定のレベルよりも低い場合には、前記赤色撮像用画素、前記緑色撮像用画素、および前記青色撮像用画素からの画素出力と、前記補間した画素出力と、前記測距用画素からの画素出力とを用いて撮影画像を生成し、前記測距用画素からの画素出力が所定のレベルよりも高い場合には、前記赤色撮像用画素、前記緑色撮像用画素、および前記青色撮像用画素からの画素出力と、前記補間した画素出力とのみを用いて撮影画像を生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
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