JP5219787B2 - 撮像装置 - Google Patents

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本発明は、撮像を行うための固体撮像素子から得られる像信号に基づいて撮影レンズの焦点状態を検出する技術に関するものである。
撮影レンズの焦点状態を検出する方式の一つとして、センサの各画素にマイクロレンズが形成された2次元のセンサを用いて瞳分割方式の焦点検出を行う装置が特許文献1に開示されている。特許文献1の装置では、センサを構成する各画素の光電変換部が複数に分割されており、分割された光電変換部がマイクロレンズを介して撮影レンズの瞳の異なる領域を受光するように構成されている。
また特許文献2は、マイクロレンズと光電変換部の相対位置を偏位させた画素を2次元的に配置した、イメージセンサを兼ねた固体撮像装置を開示している。特許文献2に記載の固体撮像装置では、撮影レンズの焦点状態を検出する時は、マイクロレンズと光電変換部の相対偏位方向が異なる画素列で生成される像に基づいて撮影レンズの焦点状態を検出している。一方通常の画像を撮像するときは、マイクロレンズと光電変換部の相対偏位方向が異なる画素を加算することにより、画像を生成している。
特許文献3に記載の固体撮像装置は、固体撮像装置を構成する多数の画素のうち一部の画素は撮影レンズの焦点状態を検出するために光電変換部が2つに分割された構成になっている。光電変換部は、マイクロレンズを介して撮影レンズの瞳の所定領域を受光するように構成されている。
図12は、特許文献3に開示されている固体撮像装置の中央に位置する焦点検出を行う画素の受光分布の説明図で、2つに分割された光電変換部がそれぞれ受光可能な撮影レンズの瞳上の領域を示している。図中円内の斜線部は撮影レンズの射出瞳を示し、白抜きされた領域Sα、領域Sβは2つに分割された光電変換部の受光可能な領域で、通常撮影レンズの光軸(図中x軸とy軸の交点)に対して対称になるように設定されている。
カメラにおいては、撮影レンズの瞳上の領域Sαを透過した光束により生成された像と領域Sβを透過した光束により生成される像の相関演算を行って、撮影レンズの焦点状態が検出される。撮影レンズの異なる瞳領域を透過した光束より生成される像の相関演算を行って焦点検出を行う方法は、特許文献4に開示されている。
特開昭58−24105号公報(第2頁、図1) 特許第2959142号公報(第2頁、図2) 特開2005−106994号公報(第7頁、図3) 特開平5−127074号公報(第15頁、図34)
しかしながら、上記構成の撮像素子では、ある焦点検出用画素の出力値において、この焦点検出用画素の隣接画素の出力値の一部が漏れ込み、焦点検出用画素の出力値が実際に焦点検出用画素のマイクロレンズを通過して、光電変換部で光電変換され出力される値よりも大きくなるというクロストークの問題がある。このクロストークが発生する原因としては、次の2つの要因が考えられる。1つは、焦点検出用画素の隣接画素に入光する光線が、カラーフィルタを通過した後、焦点検出用画素の光電変換部に漏れこむことが原因となる光学的要因である。またもう1つは、隣接画素のシリコン基板内部で発生した光電子が焦点検出用画素に拡散して混入することが原因となる電子的要因である。いずれの要因にしても、ある焦点検出用画素の出力値から隣接画素の出力値に一定の係数を掛けたクロストーク補正値を差し引くことで、焦点検出用画素の出力を補正し、クロストークの影響を防ぐことが出来る。
しかし、上記のクロストークの補正方法では、焦点検出用画素の隣接画素の出力値が飽和していたとき、隣接画素の出力値にある係数を掛けたクロストーク補正値は、実際に焦点検出用画素に混入したクロストークの値よりも低く算出されてしまう。そのため、この補正値を用いて焦点検出用画素の出力値の補正を行っても補正量が足りない状態になり、焦点検出精度の低下を引き起こす。
従って、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、焦点検出用画素へ隣接画素から漏れ込んだクロストークを正確に補正できるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、撮影レンズの予定結像面に配設される固体撮像素子であって、前記撮影レンズの一部の瞳領域を通過した光を受光する第1の画素群と、前記第1の画素群とは異なる瞳領域を通過した光を受光する第2の画素群と、前記撮影レンズの全瞳領域を通過した光を受光する第3の画素群とを有する固体撮像素子と、前記第1の画素群から得られる第1の像と前記第2の画素群から得られる第2の像とに基づいて前記撮影レンズの焦点状態を検出する焦点検出手段と、前記第1の画素群及び第2の画素群及び第3の画素群に蓄積される電荷量が飽和値に達しているか否かを判断する飽和判断手段と、前記第3の画素群に含まれる第3の画素であって、前記第1の画素群に含まれる第1の画素または前記第2の画素群に含まれる第2の画素に隣接する第3の画素に蓄積される電荷量を用いて前記第1の画素または前記第2の画素に蓄積される電荷量に対する前記第3の画素の影響を補正する補正手段と、前記飽和判断手段により前記第3の画素が飽和値に達していると判断された場合、前記第3の画素の電荷量を予測する予測手段とを備え、前記補正手段は、前記予測手段による前記第3の画素の電荷量の予測結果を用いて前記第1の画素または前記第2の画素に蓄積される電荷量を補正することを特徴とする。
本発明によれば、焦点検出用画素へ隣接画素から漏れ込んだクロストークを正確に補正することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1乃至図7は本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1は本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置であるところのデジタルスチルカメラの構成図、図2は本発明のCMOS型固体撮像素子であるイメージセンサの一部平面図である。図3はイメージセンサの一部断面図、図4は焦点検出用画素出力のクロストーク補正を行う動作を示すフローチャート、図5は焦点検出用画素と焦点検出用画素に隣接する画素の構成図である。図6は焦点検出用画素と焦点検出用画素に隣接する画素の透過率説明図、図7は焦点検出用画素と焦点検出用画素に隣接する画素の開口形状の説明図である。
図1において10はイメージセンサ(固体撮像素子)で、デジタルスチルカメラのカメラ本体1に装着される撮影レンズ5の予定結像面に配置されている。デジタルスチルカメラのカメラ本体1は、カメラ全体を制御するCPU20、イメージセンサ10を駆動制御する制御手段であるところのイメージセンサ制御回路21、イメージセンサ10にて撮像した画像信号を画像処理する画像処理回路24を備えている。また、画像処理された画像を表示する表示手段であるところの液晶表示素子9とそれを駆動する液晶表示素子駆動回路25、液晶表示素子9に表示された被写体像を観察するための接眼レンズ3も備える。さらに、イメージセンサ10にて撮像された画像を記録するメモリ回路22、画像処理回路24にて画像処理された画像をカメラ外部に出力するためのインターフェース回路23も備える。また、メモリ回路22では、イメージセンサ10の受光分布も記憶できるようになっている。
撮影レンズ5はカメラ本体1に対して着脱可能で、便宜上2枚のレンズ5a、5bで図示しているが、実際は多数枚のレンズで構成されている。撮影レンズ5は、カメラ本体1のCPU20から送られてくる焦点調節情報を電気接点26を介してレンズ側のCPU50にて受信し、その焦点調節情報に基づいて撮影レンズ駆動機構51によって合焦状態に調節される。また53は撮影レンズ5の瞳近傍に配設された絞り装置で、絞り駆動機構52によって所定の絞り値に絞り込まれる。またCPU20は、撮影レンズ5の焦点状態を算出する演算手段を兼ねている。
図2はイメージセンサの一部平面図である。
図2において、131、132は電極である。電極131及び132で区切られた領域が1画素を示しており、1画素中に書かれた「R」「G」「B」の文字は各画素のカラーフィルタの色相を表している。「R」の文字の書かれた画素は赤の成分の光を透過し、「G」の文字の書かれた画素は緑の成分の光を透過し、「B」の文字の書かれた画素は青の成分の光を透過する。また、「R」「G」「B」の文字が書かれた各画素は、撮影レンズ5の全瞳領域を通過した光を受光するように構成されている。
カラーフィルタの配列がベイヤ配列の場合、1絵素は「R」「B」の画素と2つの「G」の画素(第3の画素からなる第3の画素群)から構成される。しかし、本実施形態の撮像装置を構成するイメージセンサは「R」あるいは「B」であるべき画素の一部に、撮影レンズ5の一部の瞳領域を通過した光を受光する焦点検出用画素が割り当てられている。図中、Pα1、Pβ1、Pα2、Pβ2は撮影レンズ5の焦点状態を検出するための画素で、電極131にてx方向の開口が制限されている。
本実施形態のイメージセンサ10の一部に配設される焦点検出用の画素は、電極131にて制限される開口のx方向の開口中心位置が画素中心に対して異なる5種類が設定されている。
例えば、電極131_3と電極131_4とで決まる開口が画素中心に対して+x方向に偏位した焦点検出用画素Pα1に対して、x方向に4画素隣接した位置に同様の電極開口を有する焦点検出用画素が配設されている。
また、焦点検出用画素Pα1に対して斜めに隣接する位置に、電極131_1と電極131_2とで決まる開口が画素中心と略一致する焦点検出用画素Pβ1が配設されている。さらに、焦点検出用画素Pβ1に対して、x方向に4画素隣接した位置に同様の電極開口を有する焦点検出用画素が配設されている。
本実施形態における画像処理回路24は、焦点検出用画素Pα1(第1の画素)と同じ電極開口を有する焦点検出用画素群(第1の画素群)から第1の焦点検出用画像(第1の像)を生成する。また、同様に焦点検出用画素Pβ1(第2の画素)と同じ電極開口を有する焦点検出用画素群(第2の画素群)から第2の焦点検出用画像(第2の像)を生成する。さらにCPU20は、第1の焦点検出用画像と第2の焦点検出用画像に基づいて相関演算を行うことにより、焦点検出用画素Pα1とPβ1が位置する領域での撮影レンズ5の焦点状態を検出する。
同様に画像処理回路24は、焦点検出用画素Pα2と同じ電極開口を有する焦点検出用画素群から第3の焦点検出用画像を生成し、同様に焦点検出用画素Pβ2と同じ電極開口を有する焦点検出用画素群から第4の焦点検出用画像を生成する。さらにCPU20は、第3の焦点検出用画像と第4の焦点検出用画像に基づいて相関演算を行うことにより、焦点検出用画素Pα2とPβ2が位置する領域での撮影レンズ5の焦点状態を検出する。
さらにCPU20は、焦点検出用画素Pα1とPβ1が位置する領域での撮影レンズ5の焦点状態、焦点検出用画素Pα2とPβ2が位置する領域での撮影レンズ5の焦点状態を平均する。さらに、CPU20は焦点検出結果をレンズ側のCPU50に送り、CPU50は焦点検出結果に基づいて撮影レンズ駆動機構51を制御し、撮影レンズ5の焦点調節を行う。
一方通常の画像の撮像時は、画素の電極開口が制限されている焦点検出用画素は欠陥画素として取り扱われ、焦点検出用画素の周辺に位置する画素から補間処理を行って画像信号が生成される。
図3は、図2のイメージセンサ10の一部平面図に示した、A−A’断面図である。
図3の右側の画素は、撮影レンズ5の全瞳領域を通過した光を受光可能な画素を示し、図中左側の画素は、撮影レンズ5の一部の瞳領域を通過した光を受光可能な焦点検出用画素を示している。
イメージセンサ10は、シリコン基板110の内部に光電変換部111が形成されている。光電変換部111で発生した信号電荷は、不図示のフローティングディフュージョン部、第1の電極131及び第2の電極132を介して外部に出力される。光電変換部111と電極131との間には層間絶縁膜121が形成され、電極131と電極132との間には層間絶縁膜122が形成されている。また、電極132の光入射側には層間絶縁膜123が形成され、さらにパッシべーション膜140、平坦化層150が形成されている。平坦化層150の光入射側には、カラーフィルタ層151、平坦化層152及びマイクロレンズ153が形成されている。ここで、マイクロレンズ153のパワーは、撮影レンズ5の瞳と光電変換部111が略共役になるように設定されている。また、イメージセンサ10の中央に位置する画素ではマイクロレンズ153は画素の中心に配設され、周辺に位置する画素では、撮影レンズ5の光軸側に偏位して配設される。
撮影レンズ5を透過した被写体光はイメージセンサ10近傍に集光される。さらにイメージセンサ10の各画素に到達した光は、マイクロレンズ153で屈折され光電変換部111に集光される。通常の撮像に使う図中右側の画素では、入射する光を遮光しないように第1の電極131及び第2の電極132が配設されている。
一方、図中左側の撮影レンズ5の焦点検出を行う画素では、電極131の一部が光電変換部111を覆うように構成されている。その結果図中左側の焦点検出用画素では、撮影レンズ5の瞳の一部を透過する光束を受光可能となっている。また、電極131が入射光束の一部を遮光しているために光電変換部111の出力が小さくなることを防ぐために、焦点検出用の画素のカラーフィルタ層154は光を吸収しない透過率の高い樹脂で形成されている。
本実施形態のイメージセンサ10の一部に配設される焦点検出用の画素は、マイクロレンズ153の位置と電極131の開口中心の相対位置を異ならせることによって、撮影レンズ5の受光分布を異ならせるように構成されている。
次に、焦点検出用画素のクロストーク補正について説明する。
図4は焦点検出用画素出力のクロストーク補正を行うフローチャートであり、図5はある焦点検出用画素とその焦点検出用画素の周囲の画素を模式的に示した図である。図5に示される画素群503に含まれる隣接画素503_1〜4は焦点検出用画素群501に含まれる焦点検出用画素501_1の周囲4方向に配置されており、焦点検出用画素502_1は焦点検出用画素501_1の左斜め上に配置されている。また、近接焦点検出用画素501_2は焦点検出用画素501_1から4画素はなれた位置に配置されており、焦点検出用画素501_1と同様の構造をもつ。また、近接する焦点検出用画素501_2の周囲4方向には隣接画素503_5〜8が配置され、斜め上には同様に近接焦点検出用画素502_2が配置されている。
カメラ本体1のシャッターが押されイメージセンサ10での露光動作が開始されると、イメージセンサ10の各画素の光電変換部111にレンズ5を透過した光束が入光し、光量に応じて光電変換部111で電気信号に変換される。そして、クロストーク補正のフローが開始される。
まず、焦点検出用画素501_1の光電変換部111で光電変換され蓄積された電荷量から焦点検出用画素501_1の出力値Sig_focus1_1が抽出される(ステップS1001)。次に、焦点検出用画素501_1に隣接する隣接画素503_1、2、3、4のそれぞれの出力値Sig_1、Sig_2、Sig_3、Sig_4が抽出される(ステップS1002)。
焦点検出用画素501_1の出力値が光電変換の上限値である飽和値L_sleに達しているかを判断する(ステップS1003:飽和判断)。焦点検出用画素501_1の出力値が飽和値L_sleに達している場合は、隣接画素503に補正係数Kcrosを掛けた補正値を焦点検出用画素501_1の出力値から差し引くと、補正後の焦点検出用画素501_1の出力値は実際よりも低く算出される恐れがある。そのため、クロストーク補正は行わずにステップS1010に進み、焦点検出用画素501_1の出力値をそのまま転送し、フローを終了する。
スッテプS1003において、焦点検出用画素501_1の出力値が飽和値L_sleに達していない場合は、ステップS1004に進む。ステップS1004では、隣接画素503_1〜4のうち、いずれかの画素が飽和値L_sleに達しているかを判断する。隣接画素503_1〜4の全てが飽和値L_sleに達していない場合は隣接画素503_1〜4の出力値を変化させずにステップS1008に進む。
一方、隣接画素503_1〜4のうちのいずれかが飽和値L_sleに達している場合は、飽和値L_sleに達している隣接画素出力の値を算出するためにステップS1005に進む。ステップS1005では、503_1〜4の全てが飽和値L_sleに達しているかを判断する。503_1〜4の全てが飽和値L_sleに達していた場合は、焦点検出用画素501_1に飽和値L_sleに達していない近接焦点検出用画素501_2の値Sig_focus1_2と近接焦点検出用画素501_2に隣接する隣接画素503_5〜8の値Sig_5〜8の関係(関連)と、焦点検出用画素501_1、502_1の値Sig_focus1_1、Sig_focus2_1の関係(関連)から隣接画素503_1〜4の値Sig_1〜4を下記のように算出する(予測する)。
Sig_1=(Sig_focus1_1+ Sig_focus2_1) ×
((Sig_5+ Sig_6+ Sig_7+ Sig_8) / 4) / (Sig_focus1_2 + Sig_focus2_2) …(1)
式(1)では、Sig_5〜Sig_8の平均値とSig_focus1_2及びSig_focus2_2の和との比をSig_focus1_1及びSig_focus2_1の和に乗ずることでSig_1の値を算出している。
Sig_2=Sig_1 … (2)
Sig_3=Sig_1 … (3)
Sig_4=Sig_1 … (4)
Sig_2〜4は式(2)〜(4)のようにSig_1と同値とする。このようにして画素503_1〜4の値Sig_1〜4の予測結果が得られる。式(1)についてさらに説明する。
図6(a)はイメージセンサ10のマイクロレンズ前方部に配置されたIRカットフィルタと焦点検出用画素501_1のカラーフィルタ層154を合せて透過した入射光の波長帯域に対する透過率を示す図である。また、図6(b)はイメージセンサ10の前方部に配置されたIRカットフィルタと隣接画素503のカラーフィルタ層151を合わせた透過率を示す図である。横軸は可視領域の波長[nm]を示しており、縦軸は透過率[%]を示している。図6(a)において、焦点検出用画素501のカラーフィルタ層154は光を吸収しない透過率の高い樹脂で形成されているため、その特性はほぼIRカットフィルタの特性となり、焦点検出用画素の透過率は400〜580[nm]において高い値となる。そして、580〜700[nm]にかけて徐々に減衰して行く。一方、隣接画素503のカラーフィルタ層151には、緑色の成分の光を透過するカラーフィルタが配置されているため、隣接画素503の透過率は図6(b)のように、500〜580nmの波長領域では透過率が高くなっている。そして、それ以外の波長領域では徐々に減衰している。
図7(a)は焦点検出用画素501の電極131で遮光された面の開口を模式的に示した図で、焦点検出用画素開口面積を601で示している。図7(b)は隣接画素503の光電変換部111から電極131と同じ高さでの開口を模式的に示した図で隣接画素開口面積を603で示している。撮像露光時において、焦点検出用画素501と隣接画素503_1〜4のマイクロレンズ面では、ほぼ同じ被写体位置を結像しているので、ほぼ同等の周波数帯域を持つ同等の光量の入射光が入光する。よって、焦点検出用画素501_1の出力値Sig_focus1_1とSig_1、Sig_2、Sig_3、Sig_4の値は、焦点検出用画素開口面積601と隣接画素開口面積603の比率と、カラーフィルタ及びIRカットフィルタの透過率に依存する。また、焦点検出用画素501_1に近接する焦点検出用画素501_2と隣接画素503_5〜8にも同様の関係が成り立つ。
焦点検出用画素501_1と近接焦点検出用画素501_2は図5で示すように撮像面上の水平方向に4画素しか離れておらず、光線の色相の変化は、輝度信号の変化に比べて低周波であるので、入射光の特性は輝度は異なっても似た波長を持つことが多い。そこで、焦点検出用画素501_1、502_1と隣接画素503_1〜4の出力値の比率と近接焦点検出用画素501_2、502_2と隣接画素503_5〜8の比率が等価と見なせる。これにより、焦点検出用画素群501と隣接画素群503の透過率による分光特性の差異を打ち消して隣接画素503_1〜4の出力を算出している。
また、図8は撮影レンズ5を通してイメージセンサ10上で結像された被写体像が非合焦状態にあるときの、同水平方向に列をなす焦点検出用画素501群と502群及び隣接画素503群の出力を表した図である。図8において、横軸は列をなす水平方向の各画素の相対位置を表しており、縦軸は画素出力を表わしている。出力波形701〜703はそれぞれ、焦点検出用画素501群、502群、隣接画素503群の出力値を示しており、水平位置710aの位置は焦点検出用画素501_1、502_1と隣接画素503_1〜4の位置を表している。また、水平位置710bは近接する近接焦点検出用画素501_2、502_2と隣接画素503_5〜8の位置を表している。非合焦状態において、Sig_focus1_1とSig1〜4の平均値の比率とSig_focus1_2とSig5〜8の平均値の比率は、図8の水平位置710a、710bでの出力のように大きく異なることがある。しかし、焦点検出用画素501_1と502_1の焦点検出用画素開口面積601を合せると隣接画素開口面積603と同等になるので、隣接画素開口面積Sig_focus1_1とSig_focus1_2の和はSig_1〜4の平均値と同等になる。そこで、Sig_focus1_1とSig_focus1_2の和とSig_1〜4の平均値で比を取ることで、非合焦時における焦点検出用画素開口面積601と隣接画素開口面積603による光量の差異を打ち消している。
一方ステップS1007では、隣接画素503_1〜4のうちの飽和に達している画素の出力を算出する。隣接画素503_1〜4のうち隣接画素503_1のみが飽和値L_sleに達しているとした場合について説明する。飽和した隣接画素501_1と非飽和の隣接画素501_2〜4は図5で示すように撮像面上の水平方向で1画素または2画素しかはなれていないので、それぞれの画素の出力値はほぼ同等の値を示す。飽和画素503_1の出力は式(5)のようにL_sleと置くことが出来る。
Sig_1=L_sle …(5)
隣接画素503_1〜4のうち、飽和画素が1〜3個ある場合も、飽和画素の出力はL_sleに設定する。
次に、上記フローで算出された隣接画素出力Sig_1〜4とクロストーク補正係数Kcrs_1、Kcrs_2、Kcrs_3、Kcrs_4を用いて焦点検出用画素501_1の出力値Sig_focus1_1のクロストーク補正を行う補正値KCを算出する(ステップS1008)。クロストーク補正係数Kcrs_1〜Kcrs_4はそれぞれ隣接画素503_1〜4の出力値Sig_1〜Sig_4の値にそれぞれ掛け合わせることで、隣接画素503_1〜4から焦点検出用画素501_1へ漏れこんだクロストークの量を求めるための係数である。クロストーク補正係数Kcrs_1〜Kcrs_4は、例えば、隣接画素503_1〜4から焦点検出用画素501_1へ漏れこんだクロストーク量を測定によって求め、カメラ本体1の記憶装置内(不図示)にテーブルデータとして記憶しておく。また、隣接画素503のマイクロレンズ153を通過した光線が、焦点検出用画素501の光電変換部111に入射して発生する光学的なクロストークの影響はF値によって変化する。そのため、クロストーク補正係数Kcrs_1〜Kcrs_4は、カメラ1の撮影状態のF値によって補正係数を持つものとする。クロストーク補正値KCの算出式を式(6)に示す。
KC=Kcrs_1×Sig_1+Kcrs_2×Sig_2+Kcrs_3c×Sig_3+Kcrs_4×Sig_4 …(6)
次に、ステップS1008で求めたクロストーク補正値KCを用いて、焦点検出用画素501_1の出力Sig_focus1_1の値を補正する(ステップS1009)。焦点検出用画素501_1の出力Sig_focus1_1の補正式を式(7)に示す。
Sig_focus1_1’= Sig_focus1_1−KC …(7)
ステップS1009で補正された値Sig_focus1_1’はステップS1010で焦点検出部に転送され、フローを終了する。
また、焦点検出用画素503_5〜8が非飽和状態として説明したが、焦点検出用画素503_5〜8が飽和状態に達している場合は、さらに501_1とは水平逆方向に近接する画素群501に含まれる焦点検出用画素(不図示)とその焦点検出用画素の隣接画素の出力値の比を用いて、隣接画素503_5〜8及び、隣接画素503_1〜4の出力を算出する。
本実施形態では、焦点検出用画素501_1の近接画素として水平方向の近接焦点検出用画素501_2及び隣接画素503_5〜8を用いて演算を行った。しかし、垂直方向にも焦点検出用画素501_1と同じ特性の画素群が配置されている場合は、垂直方向の近接画素を用いて演算を行っても良い。また、焦点検出用画素501_1の水平方向と垂直方向に同時に近接する焦点検出用画素がある場合は、それぞれ近接する焦点検出用画素の隣接画素群の出力から相関性をみて、どちらの方向の近接する焦点検出用画素及び隣接画素群を演算に用いるかを決定することが考えられる。
このようにして、焦点検出用画素の隣接画素を利用して焦点検出用画素に漏れこむクロストークを補正することで、焦点検出性能の低下を抑制する。
(第2の実施形態)
図9は第2の実施形態におけるイメージセンサの一部断面図である。図10は焦点検出用画素501と、この焦点検出用画素と異なる瞳領域を受光し焦点検出演算時にこの焦点検出用画素と対となる焦点検出用画素502と、焦点検出用画素に隣接する画素503の構成図である。また、図11(a)、(b)、(c)はそれぞれ焦点検出用画素501、502と隣接画素503の電極131の位置での開口形状の説明図である。
第1の実施形態との差異は、図9に示すよう焦点検出用画素501のカラーフィルタ層151に隣接画素503のカラーフィルタ層151と同じ(同特性の)カラーフィルタが備えられていることである。また、図11に示すよう焦点検出用画素501、502の電極131の位置での開口面積が等しく、二つの開口面積の和が隣接画素503の電極131の位置での開口面積と等しいことである。さらに、図4のステップS1006の飽和状態にある画素503_1〜4の出力値の算出方法である。
図4のステップS1006で飽和状態にある隣接画素503_1〜4の出力値Sig_1〜4の算出方法について説明する。
第1の実施形態と同様に、撮像露光時において、焦点検出用画素501_1、502_1と隣接画素503_1、2、3、4のマイクロレンズ面では、ほぼ同じ被写体位置を結像しているので、ほぼ同等の周波数帯域を持つ同等の光量の入射光が入光する。焦点検出用画素501_1と502_1の出力値をSig_focus1、Sig_focus3とした時、焦点検出用画素501、502の電極131の位置での開口面積が等しく、二つの開口面積の和が隣接画素503の電極131の位置での開口面積と等しいことから、Sig_1〜4の値は下記式(8)〜(11)のように算出される。
Sig_1=(Sig_focus1_1+Sig_focus2_1) …(8)
Sig_2=(Sig_focus1_1+Sig_focus2_1) …(9)
Sig_3=(Sig_focus1_1+Sig_focus2_1) …(10)
Sig_4=(Sig_focus1_1+Sig_focus2_1) …(11)
式(8)〜(11)で算出された、Sig_1〜4は、第1の実施形態と同様にステップS1008に送出され、クロストーク補正が行われる。
このように、ある焦点検出用画素と、この焦点検出用画素と異なる瞳領域を受光しこの焦点検出用画素と焦点検出演算時に対となる焦点検出用画素から、焦点検出用画素に隣接する画素の出力を算出しクロストーク補正を行うことで、隣接画素の出力値が飽和値に達している時の焦点検出精度の低下を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置であるところのカメラの構成図である。 イメージセンサの一部平面図である。 イメージセンサの一部断面図である。 第1の実施形態のクロストーク補正フローチャートである。 焦点検出用画素と隣接画素の構成図である。 イメージセンサの透過率の説明図である。 イメージセンサの開口形状の説明図である。 非合焦時の焦点検出用画素群及び隣接画素群の出力の説明図である。 イメージセンサの一部断面図である。 焦点検出用画素と隣接画素の構成図である。 イメージセンサの開口形状の説明図である。 従来の固体撮像装置の受光分布の説明図である。
符号の説明
3 接眼レンズ
5 撮影レンズ
10 イメージセンサ
20 CPU
50 CPU
51 撮影レンズ駆動機構
Pα 焦点検出用画素
Pβ 焦点検出用画素
111 光電変換部
131 電極
153 マイクロレンズ

Claims (3)

  1. 撮影レンズの予定結像面に配設される固体撮像素子であって、前記撮影レンズの一部の瞳領域を通過した光を受光する第1の画素群と、前記第1の画素群とは異なる瞳領域を通過した光を受光する第2の画素群と、前記撮影レンズの全瞳領域を通過した光を受光する第3の画素群とを有する固体撮像素子と、
    前記第1の画素群から得られる第1の像と前記第2の画素群から得られる第2の像とに基づいて前記撮影レンズの焦点状態を検出する焦点検出手段と、
    前記第1の画素群及び第2の画素群及び第3の画素群に蓄積される電荷量が飽和値に達しているか否かを判断する飽和判断手段と、
    前記第3の画素群に含まれる第3の画素であって、前記第1の画素群に含まれる第1の画素または前記第2の画素群に含まれる第2の画素に隣接する第3の画素に蓄積される電荷量を用いて前記第1の画素または前記第2の画素に蓄積される電荷量に対する前記第3の画素の影響を補正する補正手段と、
    前記飽和判断手段により前記第3の画素が飽和値に達していると判断された場合、前記第3の画素の電荷量を予測する予測手段とを備え、
    前記補正手段は、前記予測手段による前記第3の画素の電荷量の予測結果を用いて前記第1の画素または前記第2の画素に蓄積される電荷量を補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記予測手段は、前記飽和判断手段により前記第3の画素が飽和値に達していると判断された場合、前記第1の画素群に含まれ、前記第1の画素に近接する近接画素の電荷量と、前記第3の画素群に含まれ、前記近接画素に隣接し前記第3の画素とは異なる隣接画素に蓄積される電荷量との関連により、前記第3の画素の電荷量を予測することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の画素群、第2の画素群及び第3の画素群が同特性のカラーフィルタ層を有し、前記予測手段は、前記飽和判断手段により前記第3の画素が飽和値に達していると判断された場合、前記第1の画素及び第2の画素を用いて、飽和した前記第3の画素の電荷量を予測することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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