JP4967210B2 - 景品取得ゲーム機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数展示された景品のうち所望の景品を取得するゲーム機に関する。
【0002】
【従来の技術】
斯かる景品取得ゲーム機のうち複数のプレイヤーが同時にプレイすることができるものとして、特許第3059379号公報に記載された例がある。
同例は、揺動自在のテーブル片が複数配列されたテーブルが複数の景品を支持して回転し、テーブルの下方に載置された突き上げる部材をプレイヤーが景品の移動にタイミングを合わせて行う操作で上昇させ1テーブル片を突き上げて上方に揺動させ、その上の景品を落下させて払い出すものである。
【0003】
プレイヤーが操作する操作部はテーブルの周囲に複数あり、複数のプレイヤーが同時にプレイすることができる。
各プレイヤーは所望の景品を支持したテーブル片が突き上げ部材の真上に来るのを狙って突き上げ操作を行う。
タイミング良く操作されると、所望の景品を支持したテーブル片を突き上げ部材が突き上げて該景品を跳ね上げ落下させて獲得することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしタイミングがずれたりして所望の景品を支持したテーブル片が僅かに突き上げられた場合、該景品が移動していま少しの処でテーブル片に引っ掛かって落下を免れることがある。
【0005】
このような場合、次回に該景品を狙えば、少しぐらい操作タイミングがずれたとしても僅かな該テーブル片の突き上げで該景品を落下させることが可能であり、景品を取得できる確率が高い。
【0006】
1プレイヤーの操作で、上記のように景品取得確率の高い状態にまでしたのに、他のプレイヤーに狙われて先に操作されて簡単に取られてしまうことがあり、先のプレイヤーにとっては、努力が報われずプレイが無駄となるばかりでなく、他のプレイヤーの手助けをしてしまうことになる。
したがって所望の景品を連続した何回かのプレイによって確実に取得するようなことはできない。
【0007】
本発明は斯かる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、最先操作により1景品の取得権を独占的に確保でき連続して所望の景品を狙うことができる景品取得ゲーム機を供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用効果】
上記目的を達成するために、本請求項1記載の発明は、複数の景品を展示する展示手段と、前記展示手段の周りに複数配設された操作部と、プレイヤーが所望景品を狙ってゲーム操作する前記各操作部に設けられたゲーム操作手段と、前記ゲーム操作手段の操作に従って景品取得ゲームを進行させるゲーム進行手段と、前記ゲーム操作手段のゲーム操作に成功すると狙った景品を景品取出部に払い出す景品払出手段と、展示された景品のうち所望の1景品をプレイヤーが選択する前記各操作部に設けられた選択操作手段と、前記選択操作手段の最先操作によりその選択された景品に対する他の操作部における前記ゲーム操作手段および前記選択操作手段の操作を無効とする独占制御手段とを備えた景品取得ゲーム機とした。
【0009】
選択操作手段の最先操作によりその選択された景品について他の操作部におけるゲーム操作手段および選択操作手段の操作を無効とする独占制御手段を備えているので、所望景品を狙ってゲーム操作手段を操作した後、同じ景品を狙うときには選択操作手段を最先操作することで、該景品について他の操作部におけるゲーム操作手段および選択操作手段の操作を無効として該景品の取得権を独占的に確保でき、先の操作を無駄にすることなく連続して所望の景品を狙うことができる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の景品取得ゲーム機において、前記複数の操作部の各操作部によって前記選択操作手段の操作が有効となるタイミングが異なることを特徴とする。
【0011】
操作部ごとに設けられた選択操作手段は、互いに異なるタイミングで操作が有効となるので、プレイヤーは所定のタイミングで選択操作手段を操作しなければならず、他のプレイヤーと干渉することはない。
【0012】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の景品取得ゲーム機において、前記独占制御手段が、前記1操作部において選択操作手段により最先操作したプレイヤーがプレイする1ゲームの間のみ選択された景品に対して他の操作部におけるゲーム操作手段および選択操作手段の操作を無効とすることを特徴とする。
【0013】
したがって選択操作手段により最先操作したプレイヤーは、1ゲームの間だけ選択した景品の取得権を独占的に確保してプレイすることができ、プレイ後特に操作がなければ独占的所得権を失う。
プレイ後再度選択操作手段により最先操作することで連続的に所望の景品の取得権を独占的に確保することが可能である。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の景品取得ゲーム機において、前記複数の操作部の各操作部において、前記ゲーム操作手段の操作が有効であることを表示するゲーム操作表示手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項3または請求項4記載の景品取得ゲーム機において、前記複数の操作部の各操作部において、前記選択操作手段の操作が有効であることを表示する選択操作表示手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項3ないし請求項5のいずれか1項記載の景品取得ゲーム機において、前記1操作部の前記選択操作手段の最先操作により選択された景品が、選択されていることを表示する選択表示手段を備えたことを特徴とする。
【0042】
請求項7記載の発明は、複数の景品を展示する展示手段と、前記展示手段の周りに複数配設され展示された景品のうち所望の1景品を選択する選択操作手段と、前記1選択操作手段の最先操作によりその選択された景品に対する他の選択操作手段の操作を無効にする独占制御手段と、前記各選択操作手段にそれぞれ対応して設けられた景品取出部と、抽選ゲームを進行させるゲーム進行手段と、前記抽選ゲームで当選した景品が前記選択操作手段により選択した景品である場合にその選択操作した選択操作手段に対応する景品取出部に該景品を払い出す払出手段とを備えた景品取得ゲーム機である。
【0043】
1選択操作手段の最先操作によりその選択された景品に対する他の選択操作手段の操作を無効にする独占制御手段を有するので、景品の取得権を独占的に確保することができる。
【0044】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の景品取得ゲーム機において、既に選択された景品に対する他の選択操作手段の操作を前記独占制御手段により無効にするのは、所定の条件で次回のゲームまで維持されることを特徴とする。
【0045】
所定の条件を満たすことで、所望の景品の取得権を独占的に連続して確保でき、先の操作を無駄にすることなく連続して所望の景品を狙うことができる。
【0054】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図15に基づき説明する。
本実施の形態に係る景品取得ゲーム機1の全体外観図を図1に示す。
8つの側壁からなる八角筒状の筐体2の1つおきの4つ側壁上端中央からそれぞれ支柱3が若干内側に傾いて立設されて天井4を支えている。
【0055】
隣り合う支柱3,3間は透明ガラス5が嵌め込まれ、筐体2の上方に景品を展示する展示空間6を形成している。
八角筒状の筐体2の上端縁には円環状の環状枠体7が設けられており、その内側をターンテーブル20が回転する。
【0056】
環状枠体7のうち支柱3,3間の4つの部分が操作卓となり、その各中央に形成された凹部が操作部8となっている。
各操作部8には、それぞれランプ内蔵型のハンマーボタン9とキープボタン10の2つの操作ボタンとコイン投入口11および7セグメント表示のクレジット表示部12が設けられている。
【0057】
各操作部8の下方の側壁には、それぞれ開閉自在の蓋部材15で内側から塞がれた景品取出口14が形成されており、その内部に景品が払い出される景品払出室13がそれぞれに設けられている。
【0058】
環状枠体7の操作部8より透明ガラス6を隔てた内側には、作用部材の一例であるハンマー51を振り下ろすハンマー装置50がそれぞれ設けられている。
一方環状枠体7の内側を回転するターンテーブル20は、中央に7角筒状の7角筒体21が立設されており、同7角筒体21の角部から放射方向に7枚の仕切板22が延出してターンテーブル20の上を扇形をし外周方向と上方を開放した7つの展示部屋23に区画している。
【0059】
ターンテーブル20の各展示部屋23の底辺にあたる扇形上板24には大きく開口24aが形成されていて、各開口24aにそれぞれ矩形の底板25が内側を枢支されて揺動自在に設けられている。
この水平に保持された底板25に載置されて各展示部屋23に1個ずつ景品Pが展示される。
【0060】
上方の天井4に設けられた照明ランプにより景品Pが上から照らされるとともに、4本の支柱にも照明ランプが内蔵されていて景品Pを照明するとともに、外側も光らせるようにしている。
【0061】
各展示部屋23の背面をなす7角筒体21の1辺の上端中央部に逆三角形をしたキープランプ18が取り付けられている。
キープランプ18は、図14および図15に示すように、逆三角形を上下4段に分割した4つのランプからなり各ランプが独立して点灯・消灯する。
【0062】
筐体2内の中央には架台30の上に支持フレーム構造体31が構築され、図4に示すように支持フレーム構造体31の3枚の水平支持板31aを軸受33を介して回転軸32が鉛直方向に貫通している。
回転軸32の上方に突出した部分にターンテーブル20が嵌着されている。
【0063】
下2段の水平支持板31aの間にターンテーブル駆動用モータ34が取り付けられ、同ターンテーブル駆動用モータ34の上方に突出した駆動軸に小径のギア35が嵌着され、同ギア35は回転軸32の対応する部分に嵌着された大径のギア36と噛合してターンテーブル駆動用モータ34の駆動がギア35,36の噛合を介して減速して回転軸32およびターンテーブル20の回転に伝達される。
【0064】
回転軸32のギア36の上方と下端部にそれぞれ円板37,37が嵌着されており、支持フレーム構造体31に取り付けられた光センサであるターンテーブル回転角センサ38,38が円板37,37の外周縁の刻みを検出してターンテーブル20の回転角を測定している。
また2つのターンテーブル回転角センサ38,38の測定結果を照合して故障の発生を監視している。
【0065】
なおターンテーブル20の中央の7角筒体21内に配線される回転側ハーネスは、回転軸32に沿ってスリップリングに接続され、スリップリングを介して筐体2内の固定側ハーネスに連結される。
【0066】
ターンテーブル20は、その展示部屋23の部分が開口24を避けて放射状に延出した放射軸部20aとその先端を連結した円環状部20bとからなり、その上に図5に示すように展示部屋23ごとに前記したごとく開口24aが形成された扇形上板24が覆っている。
扇形上板24は、外周縁が下方へ外周壁24bが延出しており、同外周壁24bの中央に縦溝24cが下方を開放して形成されている。
【0067】
扇形上板24の開口24aに水平状態で位置する底板25は、図5に示すように内周側から外周側にかけて厚みが徐々に増す形状をして水平姿勢で上面が若干傾斜して外周側が幾らか高い状態となる。
該底板25は内周側の基端部がヒンジ26によりターンテーブル20の基部に取り付けられて、揺動自在に枢支されている。
【0068】
該底板25が水平姿勢で、その基端部から垂直下方に突片27が延出し、その先端に遮蔽板27aが設けられており、この遮蔽板27aを底板25が鉛直下方に揺動したときに光学的に検出する底板鉛直下センサ28がターンテーブル20の基部下面に取り付けられている(図5参照)。
なお底板25の上面基端部にコ字状に屈曲したアーム29が立設されている。
【0069】
図5ないし図7に図示するように、底板25の外周側の先端中央部下面に、横長の矩形枠体40が基端側半部が固着され、先端側半部が底板25から遠心方向に突設されている。
矩形枠体40は、左右の長尺側片40a,40aと前後の短尺側片40b,40bからなり、前方先端側の短尺側片40bから支軸41が突設され、その先端に回動自在に受け部材42が軸支されている。
【0070】
受け部材42は、図8に示ように左右側部42a,42aと垂直下方に延びる下側部42bとから正面視でT字形状をしており、左右側部42a,42aと下側部42bが交わる箇所を支軸41で軸支されている。
下側部42bには重錘43が内蔵されているので、常に下側部42bが鉛直下方へ向くように付勢されて、左右側部42a,42aが水平に姿勢を保つようにしている。
なお重錘によるほかバネやゴム等の弾性部材により付勢して左右側部42a,42aが水平に姿勢を保つようにしてもよい。
【0071】
一方矩形枠体40の左右の長尺側片40a,40aには、先端側に長孔44,44が対向して形成されていて、両長孔44,44に係止ピン45を貫通して前後に摺動自在に架設する。
長尺側片40a,40aの係止ピン45より基端側に平行に固定ピン46を貫通固着して架設し、係止ピン45の両端とそれぞれ対応する固定ピン46の両端間にそれぞれスプリング47,47を介装して係止ピン45を基端側に付勢する。
【0072】
係止ピン45と固定ピン46との間には、挟持ローラ49が長尺側片40a,40aの定位置に架設されており、定位置の挟持ローラ49と前後に摺動しスプリング47により基端側に付勢された係止ピン45との間の空隙にターンテーブル20の円環状部20bから下方に垂設されたラッチ部材48が挿入される。
【0073】
ラッチ部材48は、矩形枠体40の長尺側片40a,40a間に挿入可能な厚さで、挟持ローラ49と係止ピン45との間に挿入可能な幅で、図5に示すように円環状部20bから底板25の揺動中心軸を中心に円弧状を延びた形状をしており、この外周面に等間隔に係止溝48aが複数刻設されている。
【0074】
したがって底板25を下方から上方へ揺動すると、先端部の矩形枠体40の挟持ローラ49と係止ピン45との間にターンテーブル20の円環状部20bから下方に垂設されたラッチ部材48が挿入され、ラッチ部材48の内周面を挟持ローラ49が支え、スプリング47により基端側に付勢された係止ピン45によりラッチ部材48を挟みつけ、係止ピン45がラッチ部材48の係止溝48aに係止されたいずれのところでも底板25を保持することができる。
【0075】
以上のような底板保持機構において、底板25の上方への揺動はアーム29を使って行うことができ、当初底板25が水平姿勢になるまで揺動させてラッチ部材48と係止ピン45により水平姿勢を保持するようにする。
なおターンテーブル20の扇形上板24の外周壁24bに形成された縦溝24cに、矩形枠体40より突出した支軸41が挿入されて底板25が水平姿勢になるまで揺動することができる。
【0076】
したがって受け部材42がハンマー装置50の振り下ろされたハンマー51を受けると、底板25が下方に揺動させられるが、ラッチ部材48と係止ピン45の係止が抵抗となり受けた力の程度によって途中で底板25の下降が停止され、傾斜した状態で保持されることがある。
【0077】
この受け部材42を叩くハンマー装置50は、4つの各操作部8の前方にあり、図9ないし図11に図示するように、コ字状に屈曲形成された支持フレーム52の左右側片52a,52a間に回動自在に架設された回転軸53にハンマー51の基端部が嵌着されている。
【0078】
支持フレーム52の一方の側片52aに固着されたハンマー駆動用モータ54の駆動軸が直接前記回転軸53に連結されており、同ハンマー駆動用モータ54により回転軸53を介してハンマー51を回動することができる。
すなわちハンマー51の振り下ろしおよび上方のホームポジションへの戻しをすることができる。
【0079】
回転軸53には円板55が嵌着されており、下方の水平支持板56と背後の垂直支持板57にそれぞれ光センサであるハンマー位置センサ58,59が支持され、円板55の所定箇所に穿設された小孔55aを検出するようになっている。
【0080】
下方のハンマー位置センサ58がこの円板55の小孔55aを検出したときは、ハンマー51が上方のホームポジションにあり、他方のハンマー位置センサ59が小孔55aを検出したときは、ハンマー51が下方への振り下ろし終了位置にある。
【0081】
またハンマー51自体は、基端側半体51aと先端側半体51bとがピン60で連結枢支されて、図10に示すように基端側半体51aに対して先端側半体51bがハンマー揺動方向に対して直角方向に揺動可能であり、トーションスプリング61で付勢されて外力が加わらないとき基端側半体51aに対して先端側半体51bが一直線上に保持される。
【0082】
図10において先端側半体51bに右方向の力が加わると、2点鎖線で示すようにトーションスプリング61に抗して先端側半体51bが基端側半体51aから折れるようにして右方向に揺動する。
先端側半体51bに右方向に加わる可能性のある外力はターンテーブル20とともに回転する受け部材42である。
【0083】
すなわち偶々回転する受け部材42がハンマー51に当るようなことがあっても先端側半体51bが折れて力を逃がし、無理な力がハンマー装置50およびターンテーブル20に加わらないようにしている。
なお受け部材42が通り過ぎれば、トーションスプリング61により先端側半体51bは元の直線上に戻る。
【0084】
このハンマー装置50は、プレイヤーが操作部8のハンマーボタン9を押すことにより作動し、上方のホームポジションにあったハンマー51が振り下ろされ、タイミング良く回転してきた受け部材42を叩くことができれば、景品Pを載置する底板25が前記底板保持機構により保持されるまで傾斜し、また最適タイミングで受け部材42を叩くことができれば、底板保持機構から解除されて底板25を鉛直下方まで揺動させ、景品Pを景品払出室13に落下させて蓋部材15を押し開けて景品取出口14から景品を取り出すことができる。
【0085】
したがってプレイヤーは所望の景品Pが載置された展示部屋23が操作部8に回転したときに、受け部材42をハンマー51が的確に叩くようにハンマーボタン9を押すようにプレイする。
【0086】
本景品取得ゲーム機1は、狙った景品の取得権を独占的に確保できる構成を有しており、その操作のためのキープボタン10が操作部8にあり、その操作を有効とする時期を明示するキープエリア表示62が図2に示すように環状枠体7のハンマー装置50より(ターンテーブル20の回転方向の)下流側に円弧状に表示されている。
ハンマー51を作動させた後、このキープエリア表示62内に狙った景品の展示部屋23が対向して位置しているときにキープボタン10の操作が有効となる。
【0087】
なお本実施の形態の景品取得ゲーム機1は、前記したようにターンテーブル20の周りに90度間隔に4つの操作部8があり、ターンテーブル20に仕切板22で等間隔に仕切られた7つの展示部屋23が4つの操作部8の内側を回転するので、図2に示すように1操作部8に1展示部屋23が正対したときは、他の操作部8には残りの6つの展示部屋23のいずれもが正対することがない。
【0088】
したがって複数のプレイヤーが通常同時にゲーム操作することがないよう構成されており、故障を起こし難い。
なお操作部8の数や展示部屋23の数は上記の数に限定されることがないが、本実施の形態のように互いに奇数と偶数にすると同時にゲーム操作がなされるのを避けることができ好ましい。
【0089】
以上のような構造の本景品取得ゲーム機1の制御系の概略ブロック図を図12に示す。
該制御系はコンピュータ70により制御され、コンピュータ70は、機能的にゲーム進行制御手段71、駆動制御手段72、表示制御手段73、音声制御手段74およびキープ制御手段75等からなる。
【0090】
ゲーム進行制御手段71は、コイン投入口11に設けられたコイン投入センサ76、ハンマーボタン(ハンマーボタンスイッチ)9、キープボタン(キープボタンスイッチ)10、ターンテーブル回転センサ38、ハンマー位置センサ58,59,底板鉛直下センサ28、ディップスイッチ79等からの信号を入力してプログラムに従い景品取得ゲームを進行させる。
【0091】
駆動制御手段72は、ターンテーブル駆動用モータ34とハンマー駆動用モータ54の制御を行う。
表示制御手段73は、ハンマーボタン9内蔵のハンマーボタンランプ81、キープボタン10内蔵のキープボタンランプ82、キープランプ18、その他ランプ類83の表示制御を行う。
音声制御手段74は、スピーカ85を駆動制御して種々の音声を発生させる。
【0092】
キープ制御手段75は、キープボタン10およびターンテーブル回転センサ38からの信号をもとにゲーム進行制御手段71が判断して1景品の取得権(1展示部屋23の底板25の揺動)を独占(キープ)する信号を受けて駆動制御手段72と表示制御手段73と音声制御手段に制御信号を出力しキープ状態に設定したり、キープ状態を解除したりする。
【0093】
キープ状態に設定したときは、1プレイヤーがキープした景品(1展示部屋23の底板25)については、他のプレイヤーのハンマーボタン9やキープボタン10の操作は無効とするとともにキープ状態を表示する特別な表示制御および音声制御を行う。
【0094】
本景品取得ゲーム機1は、以上のような制御系により制御される。
以下、該制御系による動作手順を図13に示し説明する。
まずランプ類83を点灯・点滅したりスピーカ85から音声を発しながらターンテーブル20を回転させてアドバタイズを実行して(ステップ1)、コインの投入を待つ(ステップ2)。
【0095】
プレイヤーは、4つの操作部8のいずれかに向かい、コインを投入口11に投入してゲームを開始することができ、プレイヤーは4人まで同時にプレイすることができる。
以下1操作部8における制御手順を説明する。
【0096】
コインが投入されると(ステップ2)、ハンマーボタンランプ81が点滅してハンマーボタン9の操作が有効になったことを知らせ、ハンマーボタンの操作がない間は、ステップ4からステップ5に進み、残り設定周があるか否かを判別する。
【0097】
これはハンマーボタン9の操作がないまま、ターンテーブル20が設定された周(ディップスイッチ79で設定を変更可能)回転すると、自動的にハンマー51が振り下ろされるようになっており、残り周がある間はステップ4に戻り、ステップ4,5を繰り返す。
【0098】
この間にプレイヤーは、該プレイヤーの操作部8に対応するハンマー装置50のハンマー51が回転する所望の景品の底板25の受け部材42をタイミング良く叩くようにハンマーボタン9を操作する。
【0099】
ハンマーボタン9の操作があればステップ4からステップ6に進み、その景品が他のプレイヤーによって既にキープ中か否かが判別され、キープ中ならばステップ7に進み警告音(ブービー音)が発生されてステップ4に戻り、そのハンマーボタン9の操作を無効とする。
ここで他のプレイヤーによってキープ中でなければステップ6からステップ8に進み、ハンマー51が振り下ろされる。
【0100】
またステップ4,5が繰り返されてハンマーボタン9の操作を待つ間に、残り設定周が無くなると、ステップ5からステップ8に進んで自動的にハンマー51が振り下ろされる。
【0101】
以上のようにしてハンマー51が振り下ろされたとき(ステップ8)、偶々振り下ろされる途中のハンマー51に旋回してくる受け部材42が当るようなことがあっても、前記したようにハンマー51の先端側半体51bが折れて力を逃がし、無理な力がハンマー装置50およびターンテーブル20に加わらない。
【0102】
振り下ろされたハンマー51は、ハンマー位置センサ59とターンテーブル回転角センサ38からの信号をもとにハンマー51が旋回する受け部材42に衝突しないようなタイミングでハンマー51を上方へ揺動して元のホームポジションに戻す(ステップ9)。
そして点滅していたハンマーボタンランプ81を消灯する(ステップ10)。
【0103】
次のステップ11では景品を取得できたか否かを底板鉛直下センサ28の信号に基づき判別する。
ハンマー51の振り下ろしが失敗または受け部材42を叩いたとしても受け部材42の左右側部42a,42aのいずれかを叩き、力の作用する程度が小さい場合などは、底板25は傾斜した状態でラッチ部材48と係止ピン45の係止によって維持される。
【0104】
斯かる場合は、ステップ12に進みキープエリアフラグkが”1”になるのを待つ。
キープエリアフラグkは、ハンマー装置50より回転方向に対して下流側に表示されたキープエリア表示62内にハンマー51を作動させて狙った景品Pの展示部屋23が対向して位置する間のみ”1”が立ち、その他の場合は”0”となるフラグである。
【0105】
したがってキープエリアフラグkに”1”が立つと、ステップ13に進みキープボタンランプ82を点滅し、キープランプ18を点滅し(ステップ14)、キープボタン10の操作が有効であることをプレイヤーに知らせる。
【0106】
キープランプ18は、前記したように上下4段の独立して制御可能なランプからなり、ステップ14では図14に示すように4段全てのランプを同時に点滅表示する。
【0107】
そしてキープボタン10の操作がなく(ステップ15)、ステップ16に進んでキープエリアフラグkがなおも”1”の場合は、ステップ15,16を繰り返して、キープボタン10の操作を待つ。
【0108】
キープエリアフラグkが”1”の間にキープボタン10の操作がないと、k=0となってステップ16からステップ25に進み、その後のキープボタン10の操作は無効となる。
【0109】
一方ハンマー51を作動させて狙った景品Pの展示部屋23がキープエリア表示62を通過するまで(k=1)に、キープボタン10の操作があると(ステップ15)、その操作は有効でありステップ17に進んでキープランプ18の演出を行う。
【0110】
キープランプ18の演出は、図15に示すように上下4段の独立して制御可能なランプを上段から順に選択されるランプ以外を点灯し、これを繰り返す制御により表示され、該キープランプ18のある展示空間23の景品はキープ中であることを公示する。
そしてキープボタンランプ82を消灯する(ステップ18)。
【0111】
次のステップ19では、残りクレジットがあるか否かを判別する。
当初コインを数ゲームのプレイが可能に多額に投入しておいてプレイする場合に、残りクレジットがあればステップ22に進み、キープが正式に設定される。
なおクレジットの残量は、ハンマー51の作動があるごとに減数され、操作部8のクレジット表示部12に表示される。
【0112】
また残りクレジットがない場合でも、ステップ20,21に進みコインの追加がターンテーブル20が1周する間にあるか否かを判別し、この間にコインの追加があると、ステップ20からステップ22に進み、キープが設定され、ステップ3に戻る。
【0113】
しかしターンテーブル20が1周する間にコインの追加がないと、ステップ21からステップ23に進んで、前にキープが設定されていればこのキープを解除し、キープランプ18を消灯し(ステップ24)、該プレイヤーのゲームは終了し始めのステップ1のアドバタイズに戻る。
【0114】
したがってキープエリアフラグkが”1”の間にキープボタン10の操作があっても、残りクレジットがあるかターンテーブル20が1周する間にコインの追加があって始めて正式にキープが設定される。
【0115】
キープエリア表示62内にハンマー51を作動させて狙った景品Pの展示部屋23が対向して位置する間(k=1)に、キープボタン10の操作がないときは(ステップ15,16)、ステップ25に進みキープボタンランプ82を消灯し、前のキープが設定されていたときはこれを解除し(ステップ26)、残りクレジットがあるか否かを判別し、ある場合はステップ3に戻り、ない場合はゲームは終了し最初のステップ1に戻る。
【0116】
先のステップ11で景品取得に成功すると、ステップ28に進みキープランプ18の演出(図15参照)があるか否か、すなわちキープ中であったかを判別し、キープ中であれば、キープランプ18を消灯し(ステップ29)、前に設定されていたキープを解除し(ステップ30)、ステップ31に進む。
【0117】
キープ中でなければステップ28から直接ステップ31に進み、景品取得に成功した演出をランプ類83の特別な表示およびスピーカ85によるサウンドにより行い、前記ステップ27に進み、残りクレジットがあればステップ3に戻り、残りクレジットがなければゲームを終了して最初のステップ1に戻る。
【0118】
以上のように制御されるので、プレイヤーは1操作部8に向き合ってコインを投入しゲームを開始すると、回転するターンテーブル20上の景品Pのうち気に入った景品Pを狙い、該景品Pを載置する底板25の旋回する受け部材42がハンマー51のところにくるタイミングを見計らってハンマーボタン9を押し、該受け部材42をハンマー51が叩くようにプレイする。
【0119】
ハンマー51が受け部材42の左右側片42a,42aの中央を叩き、見事底板25を鉛直下方に揺動させることができれば、該景品Pは景品払出室13に落下して景品取出口14から同景品Pを取り出し獲得することができる。
【0120】
しかしハンマー51の振り下ろしが失敗または受け部材42を叩いたとしても受け部材42の左右側部42a,42aのいずれかを叩き、力の作用する程度が小さく底板25が傾斜した状態でラッチ部材48と係止ピン45の係止によって維持されるような場合は、キープエリア表示62内にハンマー51を作動させて狙った該景品Pの展示部屋23が対向して位置する間(キープエリア表示62により目で確かめることができるとともにキープボタンランプ82とキープランプ18が点滅して告知)にキープボタン10を押すと、残りクレジットがあれば該景品Pをキープでき、残りクレジットがなくても該景品Pが1周する間にコインを追加すれば該景品Pをキープすることができる。
【0121】
キープ状態はキープランプ18の演出表示(図15参照)で公示される。
キープされた景品Pは、他の操作部8で他のプレイヤーが狙ってハンマーボタン9を押しても、またキープボタン10を押してもこれらの操作を無効として該景品Pについては本プレイヤーのみが取得権を独占的に確保することができる。
【0122】
このキープ状態はハンマー51を作動させる1プレイがなされるまで維持される。
したがって同じ景品を狙う場合、プレイ毎に毎回キープボタン10によるキープ操作をする。
【0123】
このように狙った景品をキープすることができるので、ハンマー51を作動させて底板25を傾斜させて景品Pを取得し易くしたものをキープすることで、他のプレイヤーに横取りされることを避け、所望の景品Pを連続して狙い確実に取得することが容易にできる。
【0124】
なお1景品をキープ中でも他の景品を選択してキープすることができるが、前の景品のキープは解除される。
【0125】
ハンマー51を作動させるハンマーボタン9の操作は、成功か失敗の2者択一ではなく、操作の巧拙の程度を底板25の傾斜角度で知ることができ、最適操作方法を学習でき、キープした景品について再度試みて学習効果を実際の景品取得において試すことができる。
【0126】
また景品Pを載置する底板25が傾斜していて誰にもキープされていないときは、同景品Pを取得できる確率が高いので、その景品Pが気に入ればチャンスであり該景品Pを狙うことは得策である。
【0127】
プレイの難易度を調節することが、種々の方法で簡単にできる。
本景品取得ゲーム機1では、ディップスイッチ79の設定でターンテーブル20の回転速度を変えることができ、高速回転にする程難易度が増す。
【0128】
またハンマー51の振り下ろし速度を高速にすれば受け部材42を狙い易くなり、ハンマー駆動用モータの速度を調整すればよく、ソフトウエアにより設定するようにしてもよければディップスイッチ79による設定も可能である。
【0129】
ハンマー51の振り下ろしタイミングすなわちハンマーボタン9を押してから実際にハンマー51が振り下ろされるまでの時間を制御することも考えられるが、これはソフトウエアによりプレイヤーに気付かれない程度に行う。
【0130】
その他には、底板25を傾斜状態で維持することができるラッチ部材48と係止ピン45の係止における係止ピン45を付勢するスプリング47の強さを変えることが考えられ、付勢力が強い程底板25が揺動しにくくなり難易度が増す。
そのため固定ピン46の位置を移動できるようにしておくか、スプリング47自体を交換してラッチ部材48と係止ピン45の係止の強さを変更することができる。
【0131】
また受け部材42の形状を変えることで、ハンマー51が当り易くしたり、当り難くしたりすることができ、種々の形状の受け部材42を用意しておき、適宜交換できるようにする。
【0132】
さらに受け部材42に内蔵される重錘43を交換する方法もある。
重錘43が重い程受け部材42が回転し難くなり、ハンマー51の力が底板25の揺動に伝わり易くなり難易度が低くなる。
【0133】
他方ハンマー51の形状を変更して受け部材42に当り易くしたり、当り難くすることもでき、種々の形状の受け部材42を用意しておき、適宜交換できるようにする。
【0134】
次に別の実施の形態に係る景品取得ゲーム機100について図16に外観図を示し説明する。
景品取得ゲーム機100は、ルーレットをゲームの基本にしており、円形の筐体 101の上に大きくルーレット盤101が設けられ、透明なドーム形ガラス102に覆われている。
【0135】
なお本実施の形態は、プレイヤーが操作手段を操作してプレイに技術やコツ(スキル性)を必要とするゲームとは異なり、スキル性を有せず偶然性に基づきゲームが進行するタイプの一例として、ルーレットゲームを採用しているものである。
【0136】
ルーレット盤101は放射状に延びた仕切り板により周方向に複数の区画が形成され、1から9までの各番号が付された区画と番号なしの外れの区画とが混在している。
【0137】
筐体101に沿って展示棚103が立設されており、展示棚103は9つの棚小間104に仕切られて、各棚小間104には1から9までの番号が付されるとともにキープランプ105が設けられ、それぞれ景品Pが載置されている。
各棚小間104の背後には景品Pを取り出す機構が設けられている。
【0138】
一方筐体101の展示棚103を除いてルーレット盤101の周りには、5つの操作卓106が設けられていて、各操作卓106にはそれぞれ番号選択ボタン107、キープボタン108、コイン投入口109、クレジット表示部110が配設されている。
各操作卓106の下方に景品取出口111が蓋部材112で開閉自在に塞がれている。
【0139】
プレイヤーは1つの操作卓106に向かい、コインを投入してゲームを開始する。
まず展示棚103に展示された景品Pのうちから気に入ったものを番号選択ボタン107で選択する。
【0140】
複数のプレイヤーが同じ景品Pを選択するような場合は、最先に番号選択ボタン107を操作した者の選択のみが有効となる。
なおある時間内に複数のプレイヤーが同じ景品Pを選択するような場合に、簡単なゲームによって該景品Pを選択できる権利を一人に決定してもよい。
【0141】
ルーレット盤101は定期的に自動的に回転し、ボール113が投げ込まれてルーレットゲームが始まる。
ルーレット盤101が停止したときボール113が入っている区画の番号が先に選択した番号と一致すれば所望の景品Pがその番号の棚小間104から払い出されて当該プレイヤーの操作していた操作卓106の下の景品払出室に払い出され、該景品Pを取得できる。
【0142】
しかしルーレット盤101が停止したときボール113が入っている区画の番号が先に選択した番号と異なると景品Pを取得できないが、当該プレイヤーがキープボタン108を外れた直後速やかに押すことにより優先的に前回選択した番号をキープすることができ、該番号の棚小間104のキープランプ105が点灯する。
【0143】
ただしクレジットが無くなっている場合は、ルーレット盤101が回転してボール113が投げ込まれるまでに(または次のゲームが終了するまでに)コインの追加がなければキープは解除される。
なおクレジット残量が次のゲーム分あればキープボタン108を押した時点で正式にキープが設定される。
【0144】
キープされるとキープされた景品Pの棚小間104のキープランプ105が点灯し、キープされていることが公示される。
既に他のプレイヤーによってキープされている景品Pについては選択することはできない。
【0145】
したがって1景品Pについて連続してキープすることが可能で、いずれ所望の景品Pを取得することが可能である。
【0146】
景品Pを選択する棚小間104の番号とルーレット盤101の各区画に付された番号とは対応させず、景品Pの選択とルーレット盤101の区画の選択とは別個に行うようにしてもよい。
【0147】
本景品取得ゲーム機は、ルーレットゲームに限らず種々の抽選ゲーム等に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る景品取得ゲーム機の全体外観図である。
【図2】同景品取得ゲーム機の天井を除いた平面図である。
【図3】側断面図である。
【図4】ターンテーブル駆動機構の側断面図である。
【図5】同要部拡大図である。
【図6】底板の先端部分の側面図である。
【図7】同平面図である。
【図8】同正面図である。
【図9】ハンマー装置の側面図である。
【図10】同平面図である。
【図11】同後面図である。
【図12】本景品取得ゲーム機の制御系の概略ブロック図である。
【図13】同制御系による動作手順を示すフローチャートである。
【図14】キープランプのキープ可能状態を示す表示方法を示す図である。
【図15】キープランプのキープ中を示す表示方法を示す図である。
【図16】別の実施の形態に係る景品取得ゲーム機の全体外観図である。
【符号の説明】
1…景品取得ゲーム機、2…筐体、3…支柱、4…天井、5…透明ガラス、6…展示空間、7…環状枠体、8…操作部、9…ハンマーボタン、10…キープボタン、11…コイン投入口、12…クレジット表示部、13…景品払出室、14…景品取出口、15…蓋部材、18…キープランプ、
20…ターンテーブル、21…7角筒体、22…仕切板、23…展示部屋、24…扇形上板、25…底板、26…ヒンジ、27…突片、28…底板鉛直下センサ、29…アーム、
30…架台、31…支持フレーム構造体、32…回転軸、33…軸受、34…ターンテーブル駆動用モータ、35,36…ギア、37…円板、38…ターンテーブル回転角センサ、
40…矩形枠体、41…支軸、42…受け部材、43…重錘、44…長孔、45…係止ピン、46…固定ピン、47…スプリング、48…ラッチ部材、49…挟持ローラ、
50…ハンマー装置、51…ハンマー、52…支持フレーム、53…回転軸、54…ハンマー駆動用モータ、55…円板、56…水平支持板、57…垂直支持板、58,59…ハンマー位置センサ、60…ピン、61…トーションスプリング、62…キープエリア表示、
70…コンピュータ、71…ゲーム進行制御手段、72…駆動制御手段、73…表示制御手段、74…音声制御手段、75…キープ制御手段、76…コイン投入センサ、79…ディップスイッチ、
81…ハンマーボタンランプ、82…キープボタンランプ、83…その他ランプ類、85…スピーカ、
100…景品取得ゲーム機、101…ルーレット盤、102…ドーム形ガラス、103…展示棚、104…棚小間、106…操作卓、107…番号選択ボタン、108…キープボタン、109…コイン投入口、110…クレジット表示部、111…景品取出部、112…蓋部材、113…ボール。

Claims (8)

  1. 複数の景品を展示する展示手段と、
    前記展示手段の周りに複数配設された操作部と、
    プレイヤーが所望景品を狙ってゲーム操作する前記各操作部に設けられたゲーム操作手段と、
    前記ゲーム操作手段の操作に従って景品取得ゲームを進行させるゲーム進行手段と、
    前記ゲーム操作手段のゲーム操作に成功すると狙った景品を景品取出部に払い出す景品払出手段と、
    展示された景品のうち所望の1景品をプレイヤーが選択する前記各操作部に設けられた選択操作手段と、
    前記1操作部の前記選択操作手段の最先操作によりその選択された景品に対する他の操作部における前記ゲーム操作手段および前記選択操作手段の操作を無効とする独占制御手段と、
    を備えたことを特徴とする景品取得ゲーム機。
  2. 前記複数の操作部の各操作部によって前記選択操作手段の操作が有効となるタイミングが異なることを特徴とする請求項1記載の景品取得ゲーム機。
  3. 前記独占制御手段は、前記1操作部において選択操作手段により最先操作したプレイヤーがプレイする1ゲームの間のみ選択された景品に対して他の操作部におけるゲーム操作手段および選択操作手段の操作を無効とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の景品取得ゲーム機。
  4. 前記複数の操作部の各操作部において、前記ゲーム操作手段の操作が有効であることを表示するゲーム操作表示手段を備えたことを特徴とする請求項3記載の景品取得ゲーム機。
  5. 前記複数の操作部の各操作部において、前記選択操作手段の操作が有効であることを表示する選択操作表示手段を備えたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の景品取得ゲーム機。
  6. 前記1操作部の前記選択操作手段の最先操作により選択された景品が、選択されていることを表示する選択表示手段を備えたことを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項記載の景品取得ゲーム機。
  7. 複数の景品を展示する展示手段と、
    前記展示手段の周りに複数配設され展示された景品のうち所望の1景品を選択する選択操作手段と、
    前記1選択操作手段の最先操作によりその選択された景品に対する他の選択操作手段の操作を無効にする独占制御手段と、
    前記各選択操作手段にそれぞれ対応して設けられた景品取出部と、
    抽選ゲームを進行させるゲーム進行手段と、
    前記抽選ゲームで当選した景品が前記選択操作手段により選択した景品である場合にその選択操作した選択操作手段に対応する景品取出部に該景品を払い出す払出手段と、
    を備えたことを特徴とする景品取得ゲーム機。
  8. 既に選択された景品に対する他の選択操作手段の操作を前記独占制御手段により無効にするのは、所定の条件で次回のゲームまで維持されることを特徴とする請求項7記載の景品取得ゲーム機。
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