JP4966715B2 - 魚釣り用電動リール - Google Patents

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本発明は、釣糸を巻回しているスプールを該スプール内に配設した電動モータによって回転駆動する魚釣り用電動リールの改良に関するものである。
魚釣り用電動リールにおいて、スプールを回転駆動する電動モータとしては、スプール内に配設されている構造のものと、スプール外に配設されている構造のものとがあるが、いずれの電動リールにおいても、電動モータによる回転駆動力を遊星歯車機構を介してスプールに伝達するように構成しているものが広く知られている。
例えば、特許文献1には、内部にスプールを回転自在に配設しているリール本体において、スプール外に電動モータを内装すると共にスプールの両側フランジ部内に、スプールを回転自在に支持している支軸と上記電動モーの回転軸とに固着している歯車を太陽歯車とし、且つ、両側フランジ部の内周面に固着した歯車を内歯歯車としてこれらの太陽歯車と内歯歯車とを遊星歯車を介して噛合させてなる遊星歯車機構を配設し、上記電動モータの回転駆動力をこの遊星歯車機構を介してスプールに伝達すると共に、ハンドルによる回転駆動力を該ハンドル軸の回りに配設したドラグ機構を介して上記遊星歯車機構に伝達してスプールを巻き取り方向に回転させるように構成した電動リールが記載されている。
また、特許文献2には、スプール内に電動モータを配設すると共に、この電動モータの回転軸に固着している歯車を太陽歯車とし、且つ、スプールの一側端部の内周面に固着した歯車を内歯歯車としてこれらの太陽歯車と内歯歯車とを遊星歯車を介して噛合させてなる遊星歯車機構を配設し、上記特許文献1と同様に電動モータの回転駆動力をこの遊星歯車機構を介してスプールに伝達すると共に、ハンドルによる回転駆動力を上記遊星歯車機構介してスプールに伝達して該スプールを巻き取り方向に回転させるように構成した電動リールが記載されている。
特許第2957643号公報 実開平5−31573号公報
しかしながら、前者の電動リールによれば、電動モータをスプール外に配設しているので、スプールに対する回転駆動機構が複雑化すると共に装置全体が大型化して取扱性等に難点があり、後者の電動リールによれば、電動モータをスプールに内装しているためにこのような問題点を解消し得る利点を有するが、これらのいずれの電動モータにおいても、スプールに遊星歯車機構の内歯車を固着して電動モータの回転駆動力をこの遊星歯車機構を介してスプールに直接伝達すると共に、手巻き時におけるハンドルの回転駆動力を所定のドラグ力に調整されているドラグ機構を介して上記遊星歯車機構に伝達してスプールを巻き取り方向に回転させるように構成しているので、ドラグ機構に負荷が掛かると、その負荷に応じた回転駆動力が遊星歯車機構を介してスプールに伝達されることになって遊星歯車機構による回転駆動力の伝達が変動するといった問題点があるばかりでなく、スプールに巻回した釣糸を繰り出す際に、遊星歯車機構も作動して歯車の摩損等が激しくなると共に軽快な釣糸の繰り出しの妨げになるといった問題点がある。
また,ドラグ機構がスプールを回転自在に支持した支軸等の中心軸の外側において、この支軸等の邪魔にならないようにリール本体内の狭い空間部に設けられているので、ドラグ機構を構成している摩擦板等の径が比較的小径となり、大きなドラグ力を得ることが困難であるばかりでなく、短期間の使用で摩損が生じて所定のドラグ力が得られなくなるといった問題点がある。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡単な構造によって電動モータの回転駆動力や手巻き時におけるハンドルの回転駆動力を遊星歯車機構からドラグ機構を介してスプールに伝達可能にすると共に大きなドラグ力を発揮させるようにし、さらに、上記遊星歯車機構を作動させることなくスプールからの釣糸の繰り出しが軽快に行えるようにした魚釣り用電動リールを提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の魚釣り用電動リールは、請求項1に記載したように、中空糸巻軸部の両側端にフランジ部を一体に設け、且つ、一方のフランジ部の外側面に摩擦板を固着してなるスプールをリール本体の両側板間に配設していると共にこのスプールの上記中空糸巻軸部内に、リール本体の他方の側板に固定、支持された電動モータを配設し、さらに、上記一方のフランジ部に対向する上記リール本体の一方の側板にドラグプレートを回転自在に且つ上記摩擦板に対して接離自在に支持させてこれらのドラグプレートと摩擦板とによりドラグ機構を形成していると共に、ドラグプレートの内側板面の中央部に上記スプールの一方のフランジ部の中央部に設けている円形凹部内に突出させた円筒形状の内歯歯車部材を固着してこの内歯歯車部材の外周面と上記電動モータの他側端部側とにベアリングを介してスプールの両側フランジ部を回転自在に支持させてあり、上記電動モータの回転軸に固着した歯車を上記内歯歯車部材の内周面に形成している内歯歯車に遊星歯車を介して連結して電動モータの回転をドラグプレートに伝達する遊星歯車機構を構成していると共に、上記リール本体の一方の側板の外周部にワンウエイクラッチによって上記スプールの巻き取り方向にのみ回転力を伝達可能にしたハンドル軸を回転自在に設けてこのハンドル軸に固着した大径歯車を上記遊星歯車機構に連結したピニオンに噛合させた構造としている。
このように構成した電動用魚釣り用リールにおいて、請求項2に係る発明は、内歯歯車部材の内周面に第1、第2内歯歯車を形成していると共に、電動モータの回転軸に固着している歯車を第1太陽歯車としてこの第1太陽歯車と上記第1内歯歯車とに噛合している第1遊星歯車と、これらの第1遊星歯車を回転自在に支持している第1キャリアとによって第1遊星歯車機構を構成し、さらに、この第1キャリアの一側面中央部に第2太陽歯車を固着し、この第2太陽歯車と上記第2内歯歯車とに噛合している第2遊星歯車と、これらの第2遊星歯車を回転自在に支持している第2キャリアとによって第2遊星歯車機構を構成してあり、この第2キャリアの一側面中央部に、ドラグプレートの中央部に回転自在に支持された短軸を固着し、この短軸をハンドル軸の大径歯車と噛合したピニオンに一体に連結していることを特徴とする。
さらに、請求項に係る発明は、上記リール本体の一方の側板の中央部にドラグレバーの回動操作によって一体に回動するドラク調節螺子部材を螺合させ、この調節螺子部材の螺進、螺退によって摩擦板に対するドラグプレートの摩擦力を調整するように構成していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、中空糸巻軸部の両側端にフランジ部を一体に設け、且つ、一方のフランジ部の外側面に摩擦板を固着してなるスプールをリール本体の両側板間に配設していると共にこのスプールの上記中空糸巻軸部内に、リール本体の他方の側板に固定、支持された電動モータを配設し、さらに、上記スプールの一方のフランジ部に対向する上記リール本体の一方の側板にドラグプレートを回転自在に且つ上記摩擦板に対して接離自在に支持させてこれらのドラグプレートと摩擦板とによりドラグ機構を形成していると共に、ドラグプレートの内側板面の中央部に上記スプールの一方のフランジ部の中央部に設けている円形凹部内に突出させた円筒形状の内歯歯車部材を固着してこの内歯歯車部材の外周面と上記電動モータの他側端部側とにベアリングを介してスプールの両側フランジ部を回転自在に支持させてあり、上記電動モータの回転軸に固着した歯車を上記内歯歯車部材の内周面に形成している内歯歯車に遊星歯車を介して連結して電動モータの回転をドラグプレートに伝達する遊星歯車機構を構成していると共に、上記リール本体の一方の側板の外周部にワンウエイクラッチによって上記スプールの巻き取り方向にのみ回転力を伝達可能にしたハンドル軸を回転自在に設けてこのハンドル軸に固着した大径歯車を上記遊星歯車機構に連結したピニオンに噛合させているので、巻き取り時における電動モータの回転駆動力やハンドルの回転駆動力を遊星歯車機構によってドラグプレートに直接、伝達することができ、このドラグプレートと圧接している摩擦板とのドラグ力を介してスプールを強力な巻取力でもって回転させることができる。
その上、ドラグプレートはスプールの回転中心線上を中心として回転し、且つ、その径を上記スプールのフランジ部の側端面に固着した摩擦板の径に相当する大径に形成しているので大きなドラグ力を発生させることができ、上記遊星歯車機構を介して回転駆動されるこのドラグプレートをそのドラグ力でもってスプールに伝達することができ、釣糸の巻き取りを強力に且つ円滑に行うことができる。さらに、本発明によれば、上記のようにドラグプレートの内側板面の中央部に突設している円筒形状の内歯歯車部材の外周面と電動リール本体の他方の側板に固定、支持された電動モータの他側端部側とにベアリングを介してスプールの両側フランジ部を回転自在に支持させているので,ドラグプレートと摩擦板とによるドラグ機構のドラグ力を解除すると、スプールは遊星歯車機構を作動させることなく自由に回転が可能となり、遊星歯車機構を停止させた状態で軽快に且つ静かに回転させることができて釣糸の円滑な繰り出しを可能にすることができる。
また、上記のように、ドラグプレートと摩擦板とからなるドラグ機構と、遊星歯車機構とをスプールの回転中心線上に配設しているので、構造が簡素化されて保守点検が容易となると共に故障の発生が少なくなり、製品も安価に提供することができる。
さらに、請求項に係る発明によれば、上記フランジ部に設けている凹部内に配設した遊星歯車機構は第1遊星歯車機構と第2遊星歯車機構とからなり、これらの第1、第2遊星歯車機構動の第1、第2内歯歯車を一体に設けている内歯歯車部材をドラグプレートの内側板面の中央部にその中心をドラグプレートの回転中心に合致させた状態で一体に固着していると共に、電動モータの回転軸に第1太陽歯車を固着してこの第1太陽歯車と上記第1内歯歯車とに噛合している第1遊星歯車と、これらの第1遊星歯車を回転自在に支持している第1キャリアとによって上記第1遊星歯車機構を構成し、この第1キャリアの一側面中央部に第2太陽歯車を固着し、この第2太陽歯車と上記第2内歯歯車とに噛合している第2遊星歯車と、これらの第2遊星歯車を回転自在に支持している第2キャリアとによって上記第2遊星歯車機構を構成してあり、この第2キャリアの一側面中央部に、ドラグプレートの中央部に回転自在に支持された短軸を固着し、この短軸をハンドル軸の大径歯車と噛合したピニオンに一体に連結しているので、スプールを巻き取り方向に回転させる際においては、電動モータの回転駆動力を、上記第1遊星歯車機構によってその回転トルクを増大させながらドラグプレートを介して上記スプールに円滑に伝達することができる一方、ハンドルによる回転駆動力を、上記第2遊星歯車機構を介して回転トルクを増大させながらドラグプレートを介して上記スプールに円滑に伝達することができる。また、これらの電動モータとハンドルとを共に作動させることにより、上記第1、第2遊星歯車機構からドラグプレートを介してスプールに大きな回転駆動力として円滑に伝達することができる。
また、請求項に係る発明によれば、上記リール本体の一方の側板の中央部にドラグレバーの回動操作によって一体に回動するドラク調節螺子部材を螺合させ、この調節螺子部材の螺進、螺退によって摩擦板に対するドラグプレートの摩擦力を調整するように構成しているので、釣ろうする魚の大きさや種類に応じたドラグ力を正確に且つ容易に調整することができる。
本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1は電動リールの縦断正面図、図2はその簡略斜視図であって、リール本体1は一定間隔を存して対向している円板形状の両側板1a、1bの外周数カ所間を一定長さを有する連結フレーム部1cによって一体に連結することにより連結フレーム部1c、1c間が外部に開口している円筒枠形状に形成してなり、このリール本体1の両側板1a、1bの対向面間にスプール2を回転自在に配設している。
このスプール2は、円筒形状の中空糸巻軸部2aの両端に該中空糸巻部2aよりも大径の円環形状のフランジ部2b、2cを一体に設けてなり、上記中空糸巻軸部2a内に電動モータ3を挿入、配設してその回転軸3aを一方の側板1aの中心部に向かって突設させた状態で他方の側板1bの内側面中央部に該電動モータ3の対向端面をビス等によって固着、支持させている。
さらに、リール本体1の一方の側板1aから内側方に小間隔を存して対向している上記スプール2の一方のフランジ部2bの外側面に略全面に亘って、後述するドラグプレート4aと共にドラグ機構4を構成している摩擦板4bを固着し、この摩擦板4bの外側面に対向したドラグプレート4aの内側板面を摩擦板4bの外側面と略同じ大きさ、形状に形成して該ドラグプレート4aを該摩擦板4bに対して接離自在に配設し、互いに対向面を圧接可能に構成していると共に、上記スプール2における一方のフランジ部2bの中央部に、中空糸巻軸部2aに向かって該中空糸巻軸部2aの内径よりも大径の一定深さの円形凹部5を設けてこの円形凹部5をフランジ部2bの外側面から上記ドラグプレート4aに向かって開口させてあり、この円形凹部5内に上記電動モータ3の回転軸3aとドラグプレート4aとを連結している第1、第2遊星歯車機構6、7からなる遊星歯車機構(減速装置)を配設している。
ドラグプレート4aはスプール2のフランジ部2bと同径若しくはやや小径の円板部材からなり、その外側面中央部に一体に設けている円環形状のボス部4a1 をベアリング30を介してリール本体1の一方の側板1aの内側面に回転自在に支持させて上記摩擦板4bにボス部4a1 と反対側の大径の内側板面を接離自在に対向させていると共に、この内側板面の中央部に図1及び図5〜図7に示すように、上記第1、第2遊星歯車機構6、7の第1、第2内歯歯車6c、7cをその内周面に一体に形成している円筒形状の内歯歯車部材8の外側端部を固着してこの内歯歯車部材8を上記円形凹部5内に突出させてあり、該内歯歯車部材8の外周面と上記電動モータ3の他側端部の外周面とにベアリング31、32を介してスプール2の両側フランジ部2b、2cの内周面を回転自在に支持させている。なお、上記内歯歯車部材8の中心をドラグプレート4aの回転中心上に合致させている。
上記第1遊星歯車機構6は、上記電動モータ3の回転軸3aに固着した小歯車を第1太陽歯車6aとし、この第1太陽歯車6aと上記第1内歯歯車6cとに円板形状の第1キャリア6dの外周部3方に回転自在に軸支されている3個の遊星歯車6b、6b、6bを噛合させてなり、第2遊星歯車機構7は、上記第1キャリア6dの外側面中央部に固着した小歯車を第2太陽歯車7aとし、この第2太陽歯車7aと上記第2内歯歯車7cとに円板形状の第2キャリア7dの外周部3方に回転自在に軸支されている3個の遊星歯車7b、7b、7bを噛合させてなるものである。
そして、電動モータ3の回転軸3aを釣り糸を巻き取る方向に高速回転させると、後述するように、その回転が上記第1遊星歯車機構6によって減速されて回転トルクを増大させ、この回転トルクが上記ドラグプレート4aに直接伝達されてこのドラグプレート4aと圧接する摩擦板4bを介し、スプール2を巻き取る方向に回転させるものであり、ドラグプレート4aと摩擦板4bとが接触していない場合には、第1、第2遊星歯車機構6、7からなる減速装置を作動させることなく、スプール2が上記ベアリング31、32を介して巻き取り、引き出しのいずれの方向にも自由に軽快に回転するように構成している。なお、電動モータ3は釣り糸を巻き取る方向にのみ作動するように構成されている。
さらに、上記第2遊星歯車機構7における第2キャリア7dの外側面中央部に短軸9を固着してこの短軸9をベアリング33を介して上記ドラグプレート4aのボス部4a1 の中央孔の内周面における他側部側に回転自在に支持させていると共にこのボス部4a1 の中央孔の内周面における一側端部の内周面とリール本体1における上記一側板1aの中央部に貫設している孔の他側端部の内周面とにベアリング34、35を介してピニオン10の両側端軸部を回転自在に支持させ、上記短軸9側に突出している該ピニオン10の軸端に形成した角軸部をこの短軸9に凹設している角孔9aに挿嵌させることによって短軸9とピニオン10とを一体に連結している一方、リール本体1における一側板1aの外周部にハンドル軸11を回転可能に貫通させてこのハンドル軸11を一側板1aの外周部に設けているワンウエイクラッチ12により上記スプール2を巻き取る方向にのみ回転可能としている。
このハンドル軸11における上記リール本体1の一側板1aから内側に向かって突出している端部に上記ピニオン10と噛合した大径歯車13を固着していると共に、リール本体1の一側板1aから外部に突出した該ハンドル軸11の突出端部にハンドル14を固着してあり、このハンドル14によってハンドル軸11を回転させることにより、大径歯車13からピニオン10、短軸9、第2遊星歯車機構7を介してドラグプレート4aを回転させ、このドラグプレート4aとスプール2の一側端面に設けた摩擦板4bとの圧接を介して該スプール2を巻き取り方向に回転させるように構成している。
また、このドラグ機構4のドラグプレート4aとスプール2の側端面に固着している摩擦板4bとによるドラグ力の調整機構は、リール本体1の一側板1aの中央部に貫設している上記孔を螺子孔15に形成し、この螺子孔15に調節螺子部材16を進退自在に螺合させていると共に一側板1aから突出した該調節螺子部材16の突出端面にドラグレバー17を固着してこのドラグレバー17を操作することにより調節螺子部材16を進退させ、この調節螺子部材16を上記ピニオン10側に移動させることにより、該ピニオン10の一側軸端部を支持している上記ベアリング35上に配設しているベアリング側圧板18を押圧してベアリング35と共にピニオン10を僅かにスプール2側に向かって移動させ、このピニオン10から他方のベアリング34を介して、このベアリング34をそのボス部の内周面に嵌着させている上記ドラグプレート4aを摩擦板4b側に移動させることにより、摩擦板4bとの摩擦力、即ち、ドラグ力を調整するように構成している。
なお、スプール2の一方のフランジ部2bに設けている上記円形凹部5内における該円形凹部5の内底面と上記スプール2の一側端部を回転自在に支持しているベアリング31の内側面との間にスプリング19を圧縮状態で介在させて該スプリング19の力によりベアリング31を円形凹部5の内周面に沿って外側方に摺動させ、このベアリング31の側端面を受止している内歯歯車部材8を介して上記ドラグプレート4aを摩擦板4bから離間する方向に上記押圧している。
さらに、上記調節螺子部材16の中心部に螺子孔21を貫設して該螺子孔21にプリセット螺子20を進退自在に螺通させて、調節螺子部材16から突出している該プリセット螺子20の基端部にノブ20a を一体に固着していると共に、このプリセット螺子20の先端を調節螺子部材16から内側方に突出させて上記ベアリング側圧板18に当接させてあり、このプリセット螺子20を介して上記ドラグレバー17の回動操作による調節螺子部材16のピニオン10側への移動をベアリング側圧板18を介して行って上述したように、ドラグプレート4aを摩擦板4bに圧着させるドラグ力を調整可能にしていると共に予め、プリセット螺子20を螺進、螺退させることによってドラグプレート4aと摩擦板4bとの初期のドラグ力を設定するように構成している。なお、図1においては、上記電動モータ3の回転軸3aを上記第2遊星歯車機構7の太陽歯車7aの中心を貫通して短軸9の中心にまで挿通させているが、この回転軸3aはこれらの第2太陽歯車7aや短軸9と連結していなく、回転中心線上に各部品の組み立て作業が容易に行えるように構成しているだけである。
一方、上記ハンドル軸11を巻き取り方向にのみ回転させるように構成しているワンウエイクラッチ12としては、ラチエット機構からなるクラッチであっても、或いは、楔状空間部にローラを食い込ませることにより逆転を防止するローラクラッチを採用してもよいが、図8に示すように、外輪12a の内周面に内側保持器12b と外側保持器12c を配設し、これらの内外保持器12b 、12c に周方向に小間隔毎に設けている保持窓12b に断面繭形状のスプラグ12e をそれぞれ揺動自在に支持させてなる一方向ベアリングを用いており、外輪12a を上記リール本体1の一側板1aの外周部に該外周部の内外面間に貫通させた状態で固着し、この外輪12a の中心部に上記ハンドル軸11を挿嵌してその外周面をスプラグ12e の内側の面に摺接させている。
この一方向ベアリングの上記スプラグ12e は公知のように、ハンドル軸11の外周面と外輪12a にそれぞれ接する内外面を円弧状のカム面に形成して該スプラグ12e がその中心回りに一方向に回動した時に高さが高くなってハンドル軸11及び外輪12a に食い込む方向に作用することにより逆転防止機能を奏し、他方向に回動した時に高さが低くなってハンドル軸11に介して外輪12a が空転可能となる構造を有している。即ち、ハンドル軸11に対して外輪12a を上記スプラグ12e が食い込む方向に回転力を付与すると、その回転力がスプラグ12e を介してハンドル軸11に伝達されて該ハンドル軸11が外輪12a と一体的に回転するようになり、外輪12a を上記とは逆方向に回転させると、スプラグ12e によってその回転力がハンドル軸11に伝達するのを阻止され、ハンドル軸11に対して外輪12a が空回りを行うものである。
なお、リール本体1の他側板1bに電動モータ3に配線を介して接続した接続端子22が設けられていると共に一側板1aに電動モータ3のスイッチ兼駆動力操作用摘まみ23を配設している。
次に、上記のように構成した電動リールの使用態様を説明すると、まず、魚釣り時において、ドラグレバー17をドラグ機構4のドラグプレート4aがスプール2の一側フランジ部2aの側端面に固着している摩擦板4bとの圧着を解く方向に回動させると、調節螺子部材16が螺退してベアリング側圧板18を押圧しているプリセット螺子20も一体に後退し、それに従ってドラグプレート4aをベアリング31を介して押圧しているスプリング19の力によって該ドラグプレート4aがピニオン10と共に僅かに後退して図7に示すように摩擦板4bとの摩擦接触が解かれ、従って、スプール2はドラグプレート4aによる制動が解かれてベアリング31、32を介して自由に回転可能になり、この状態にしてスプール2を回転させながら該スプール3に巻層している釣糸を繰り出す。
この際、スプール2内に配設している上記第1、第2遊星歯車機構6、7は、スプール2に連結することなくドラグプレート4aに直接連結しているので、スプール2が繰り出し方向に回転しても何等作動することがなく、スプール2のみがベアリング31、32を介して円滑に回転させることができる。
釣糸の繰り出し後にドラグレバー17を上記と逆方向に回動操作すると、調節螺子部材16が螺進してプリセット螺子20を介してベアリング側圧板18を押圧し、ピニオン10がドラグプレート4a側に移動して該ドラグプレート4aを摩擦板4b側に押し進め、これらのドラグプレート4aと摩擦板4bとの摩擦力(ドラグ力)を釣ろうとする魚の大きさや種類に応じて調整する。摩擦板4bに対するドラグプレート4aの移動量は調節螺子部材16の螺子の一ピッチよりも小さい極く僅かな量であり、この移動量によってドラグプレート4aと摩擦板4bとによるドラグ力の解放やドラグ力の大きさを微妙に調整可能にしている。
この状態において、仕掛けに魚が食いついた場合には、釣糸に引張力が発生してスプール2に釣糸を繰り出させようとする方向に回転トルクが作用し、その回転トルクがドラグプレート4aからこのドラグプレート4aに固着している第1、第2遊星歯車機構6、7の内歯歯車部材8を介して第1、第2遊星歯車6b、7bを第1、第2太陽歯車6a、7b回りに回転させようとする方向に作用するが、第2遊星歯車機構7の遊星歯車7bを回転自在に支持している第2キャリア7dは、その外側面中央部に固着している短軸9、ピニオン10、大径歯車13、ハンドル軸11を介してこのハンドル軸11を巻き取り方向にのみ回転させるワンウエイクラッチ12により、巻き戻し方向(釣り糸を繰り出す方向)には回転不能に構成され、且つ、第1太陽歯車6aを固着している電動モータ3もその方向に回転不能であるので、第1、第2遊星歯車6b、7bは回転することはなく、ドラグプレート4aは釣糸繰り出し方向に対してはロック状態となる。
この状態において、繰り出した釣糸をスプール2に巻き取りたい場合には、電動モータ9を回転させるか、或いは、手動によってハンドル14を回転操作するか、さらは、電動モータ9とハンドル14とを回転させることにより行う。電動モータ9によってスプール2を巻き取り方向に回転させるには、該電動モータ9を駆動すると、電動モータ9の回転軸3aに固着している太陽歯車6aが回転してその回転により第1遊星歯車機構6の遊星歯車6bが太陽歯車6aの回転方向とは逆方向(釣糸を巻き取る方向)に回転(自転)しながら太陽歯車6aの回りを公転し、この第1遊星歯車6bと噛合している第1内歯歯車6cを有する内歯歯車部材8が該第1遊星歯車6bと同一方向に減速、回転し、この内歯歯車部材8を一体に設けているドラグプレート4aに回転トルクが伝達されてこのドラグプレート4aとスプール2の外側面に一体に設けている摩擦板4bとの摩擦力を介してスプール2を巻き戻し方向に回転させる。この際、上記第1遊星歯車6bを回転自在に支持している第1キャリア6dは該第1遊星歯車6bの公転方向に一体に回転し、この第1キャリア7dの中央部に一体に固着している第2遊星歯車機構7の太陽歯車7aを第1太陽歯車6aと同一方向に減速、回転させる。
一方、この第2遊星歯車機構7側においては、内歯歯車部材8に噛合させている第2遊星歯車7bを支持している第2キャリア7dは上述したように、ワンウエイクラッチ12によって回転を拘束されているので、この2遊星歯車7bは上記内歯歯車部材8の回転に追随しながら自転し、公転することはない。
次ぎに、ハンドル14を操作してハンドル軸11を回転させると、このハンドル軸11に固着している大径歯車13の回転がピニオン10に伝達され、さらに、このピニオン10と連結している短軸9を介してこの短軸9を中央部に固着させている第2遊星歯車機構7のキャリア7dが巻き取り方向に回転し、このキャリア7dに回転自在に支持されている第2遊星歯車7bが自転しながら第2太陽歯車7aの回りを巻き取り方向に公転し、この第2遊星歯車7bと噛合している第2内歯歯車6cを有する内歯歯車部材8を該第1遊星歯車6bと同一方向に減速、回転させてこの内歯歯車部材8を一体に設けているドラグプレート4aにその回転トルクが伝達されてこのドラグプレート4aとスプール2の外側面に一体に設けている摩擦板4bとの摩擦力を介してスプール2を巻き戻し方向に回転させる。
この際、電動モータ3の回転軸3aに固着されている第1遊星歯車機構6の太陽歯車6aは回転しないから、上記第1遊星歯車6bは内歯歯車部材8の回転によって第1太陽歯車6aの回りを自転しながら公転することになる。
このような、スプール2の巻き取り操作は、上記電動モータ3によるスプール2の巻き取りと同時にハンドル操作によるスプール2の手巻きを行うことができ、電動モータ3による巻き取り力を補助することができる。その上、ドラグ機構4を構成しているドラグプレート4aと摩擦板4bとは、スプール2の中空糸巻軸部2aの外径とフランジ部2bの外径間の円環状面積に相当する大きな接触面積を有する円環板形状に形成されているので、大きな回転トルクを得ることができる。
また、仕掛けに魚が食いついた場合、釣糸に引張力が発生してスプール3を釣糸の繰り出し方向に回転させようとする力として作用し、その作用力によってドラグ機構4を介してこのドラグ機構4のドラグプレート4aに一体に設けている上記第1、第2遊星歯車機構6、7の内歯歯車部材8が上記とは逆方向に回転しようとするが、その回転方向には上述したようにドラグプレート4aは回転不能にロックされた状態となっているから、スプール3とドラグプレート4aとは釣糸の繰り出し方向には一体的に回転することはなく、釣糸にドラグ機構4のドラグ力、即ち、ドラグプレート4aと摩擦板4bとの摩擦力よりも強力な引張力が作用すれば、ドラグプレート4aが固定した状態でこのドラグプレート4aに摩擦板4bが摺接しながらスプール2が巻き戻し方向に回転して釣糸に作用する引張力が必要以上に大きくなるのを阻止することができる。
リールの縦断正面図。 その斜視図。 スプールを取り外した状態のリール本体の斜視図。 スプールと駆動モータとの分解斜視図。 遊星歯車機構の一部を縦断した分解側面図。 その分解斜視図。 ドラグ力を解除した状態の縦断正面図。 ワンウエイクラッチの一部の縦断正面図。
1 リール本体
2 スプール
2a 中空糸巻部
2b フランジ部
3 電動モータ
4 ドラグ機構
4a ドラグプレート
4b 摩擦板
6 第1遊星歯車機構
7 第2遊星歯車機構
8 内歯歯車部材
10 ピニオン
11 ハンドル軸
12 ワンウエイクラッチ
13 大径歯車
14 ハンドル
16 調節螺子部材
17 ドラグレバー

Claims (3)

  1. 中空糸巻軸部の両側端にフランジ部を一体に設け、且つ、一方のフランジ部の外側面に摩擦板を固着してなるスプールをリール本体の両側板間に配設していると共にこのスプールの上記中空糸巻軸部内に、リール本体の他方の側板に固定、支持された電動モータを配設し、さらに、上記スプールの一方のフランジ部に対向する上記リール本体の一方の側板にドラグプレートを回転自在に且つ上記摩擦板に対して接離自在に支持させてこれらのドラグプレートと摩擦板とによりドラグ機構を形成していると共に、ドラグプレートの内側板面の中央部に上記スプールの一方のフランジ部の中央部に設けている円形凹部内に突出させた円筒形状の内歯歯車部材を固着してこの内歯歯車部材の外周面と上記電動モータの他側端部側とにベアリングを介してスプールの両側フランジ部を回転自在に支持させてあり、上記電動モータの回転軸に固着した歯車を上記内歯歯車部材の内周面に形成している内歯歯車に遊星歯車を介して連結して電動モータの回転をドラグプレートに伝達する遊星歯車機構を構成していると共に、上記リール本体の一方の側板の外周部にワンウエイクラッチによって上記スプールの巻き取り方向にのみ回転力を伝達可能にしたハンドル軸を回転自在に設けてこのハンドル軸に固着した大径歯車を上記遊星歯車機構に連結したピニオンに噛合させていることを特徴とする魚釣り用電動リール。
  2. 内歯歯車部材の内周面に第1、第2内歯歯車を形成していると共に、電動モータの回転軸に固着している歯車を第1太陽歯車としてこの第1太陽歯車と上記第1内歯歯車とに噛合している第1遊星歯車と、これらの第1遊星歯車を回転自在に支持している第1キャリアとによって第1遊星歯車機構を構成し、さらに、この第1キャリアの一側面中央部に第2太陽歯車を固着し、この第2太陽歯車と上記第2内歯歯車とに噛合している第2遊星歯車と、これらの第2遊星歯車を回転自在に支持している第2キャリアとによって第2遊星歯車機構を構成してあり、この第2キャリアの一側面中央部に、ドラグプレートの中央部に回転自在に支持された短軸を固着し、この短軸をハンドル軸の大径歯車と噛合したピニオンに一体に連結していることを特徴とする請求項1に記載の魚釣り用電動リール。
  3. リール本体の一方の側板の中央部にドラグレバーの回動操作によって一体に回動するドラク調節螺子部材を螺合させ、この調節螺子部材の螺進、螺退によって摩擦板に対するドラグプレートの摩擦力を調整するように構成していることを特徴とする請求項1に記載の魚釣り用電動リール。
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