JP2004194530A - 魚釣用電動リ−ル - Google Patents
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Abstract
【課題】遊星歯車の回転摩擦抵抗を軽減し、スプ−ルのフリ−回転性能を向上した魚釣用電動リ−ルを提供することである。
【解決手段】スプ−ル4の内側のスプ−ル駆動モ−タ12の駆動軸12b外周に第1の太陽歯車27とメタル軸受28、28′と軸受29が嵌合され、第1の太陽歯車27は駆動軸12b外周に回り止め嵌合されて軸受28、28′の外周には夫々第2の太陽歯車27′と第3の太陽歯車27″が嵌合されている。
太陽歯車27′、27″の左側には夫々第1の遊星歯車支持体30と第2の遊星歯車支持体30′が固定され、軸受29は第3の遊星歯車支持体30″内に保持されて遊星歯車支持体30、30′、30″には夫々リベットからなる複数の軸部31でボ−ル軸受からなる軸受部材6、6′、6″が保持され、軸受部材6、6′、6″の外輪に夫々遊星歯車7、7′、7″が嵌合固定されている。
【選択図】 図3
【解決手段】スプ−ル4の内側のスプ−ル駆動モ−タ12の駆動軸12b外周に第1の太陽歯車27とメタル軸受28、28′と軸受29が嵌合され、第1の太陽歯車27は駆動軸12b外周に回り止め嵌合されて軸受28、28′の外周には夫々第2の太陽歯車27′と第3の太陽歯車27″が嵌合されている。
太陽歯車27′、27″の左側には夫々第1の遊星歯車支持体30と第2の遊星歯車支持体30′が固定され、軸受29は第3の遊星歯車支持体30″内に保持されて遊星歯車支持体30、30′、30″には夫々リベットからなる複数の軸部31でボ−ル軸受からなる軸受部材6、6′、6″が保持され、軸受部材6、6′、6″の外輪に夫々遊星歯車7、7′、7″が嵌合固定されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リ−ル本体の側板間に回転自在に支持されたスプ−ルを巻き取り駆動するスプ−ル駆動モ−タをリ−ル本体に備えた魚釣用電動リ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
スプ−ル駆動モ−タの出力をスプ−ルの巻き取り動力として伝達する場合の動力伝達機構としては、スプ−ル駆動モ−タがスプ−ルの糸巻き胴部内に内蔵されるスプ−ルインタイプの電動リ−ルで見ると、スプ−ル駆動モ−タの高速回転は、複数の遊星歯車を併設して構成される遊星歯車減速機構で減速されてスプ−ルに回転力が伝達される。
この遊星歯車減速機構は、モ−タ駆動軸と一体回転する第1太陽歯車、該第1太陽歯車とスプ−ル内周の内歯歯車に噛合する遊星歯車、該遊星歯車を回転自在に支持し基部に第2太陽歯車を一体化してモ−タ駆動軸上に回転自在に支持される遊星歯車支持体とで構成され、これらの遊星歯車からなる減速機構がモ−タ駆動軸上に複数併設されている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】特開平4−23933号公報
【0004】
前記特許文献1では、遊星歯車からなる減速機構の遊星歯車軸承構造は、遊星歯車支持体に片持ち支持された複数のリベットからなる軸部に夫々遊星歯車が直接軸承されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、
仕掛けを繰り出す場合は、動力伝達機構(手動巻き取り機構とスプ−ルとの動力伝達)を構成するクラッチ機構をON→OFFに切換操作してスプ−ルを逆回転可能状態にして釣糸を繰り出すことになるが、この場合、動力伝達機構の構成要素であるスプ−ルと一体回転する内歯歯車に噛み合う複数の遊星歯車を回転(自転)させる時に前記のように複数の軸部に遊星歯車が直接軸承されているから、軸部と遊星歯車の間で大きな回転抵抗となり、この回転抵抗が電動リ−ルを使用する際のスプ−ルのフリ−回転性能を低下させてしまい、所定のポイントへ仕掛けをスム−スに繰り出すことができない大きな要因となっている。
更に太陽歯車と内歯歯車及び遊星歯車の同芯度が高精度に維持されていない場合には噛み合い状態が不均衡で片当り支持状態となり、更に回転摩擦抵抗が増す。
又、この回転摩擦抵抗は釣糸の電動巻き上げ操作時にも効率の低下を招いたり、回転ムラが生じて異音発生の原因にもなり、円滑な電動巻き上げ操作が行えない。
【0006】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、遊星歯車の回転摩擦抵抗を軽減し、スプ−ルのフリ−回転性能を向上した魚釣用電動リ−ルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1に係わる本発明は、リ−ル本体の側板間に回転自在に支持されたスプ−ルを巻き取り駆動するスプ−ル駆動モ−タを前記リ−ル本体に装着し、該スプ−ル駆動モ−タの動力を遊星歯車からなる減速機構を介して前記スプ−ルに動力伝達する魚釣用電動リ−ルにおいて、前記スプ−ル駆動モ−タの駆動軸上に設けられた太陽歯車と内歯歯車とに噛合する複数の遊星歯車を、摺動抵抗の少ない軸受部材を介して遊星歯車支持体に回転自在に支持したことを要旨とするものである。
請求項2に係わる本発明は、前記スプ−ル駆動モ−タが、前記スプ−ル内に内装され、前記内歯歯車がスプ−ル内周に形成されていることを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1の本発明により、スプ−ル駆動モ−タ12の高速回転を大減速する遊星歯車減速機構Bによる動力伝達状態が解除されると、スプ−ル4の高速回転に伴って太陽歯車27、27′、27″と内歯歯車26との間に位置して両者に噛み合って自転しながら公転する遊星歯車7、7′、7″は回転摩擦抵抗を受けるが、各遊星歯車7、7′、7″は夫々リベットからなる複数の軸部31に軸受部材6、6′、6″、8、8′、8″、9、9′、9″を介して軸承保持されているので、回転摩擦抵抗が軽減されるので、電動リ−ルの課題であった減速機構を介して連動するスプ−ル4のフリ−回転性能がアップし、所定のポイントへ仕掛けをスム−スに繰り出すことが出来て手返しも迅速化し、魚釣り操作性が一段と向上する。
又、各遊星歯車7、7′、7″の回転対向の減少により、クラッチOFF時だけでなく、クラッチON時の円滑な電動巻き上げ操作が行える。
【0009】
請求項2の本発明により、スプ−ル4内に内歯歯車26が設けられると共にスプ−ル駆動モ−タ12と遊星歯車減速機構Bが設けられて集約化されると、モ−タ動力遮断状態(クラッチOFF)における遊星歯車7、7′、7″の回転摩擦抵抗の影響を受け易いスプ−ルインタイプ電動リ−ルのスプ−ルフリ−性能が格別に向上する。
【0010】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図3は第1実施例で、図1は魚釣用電動リ−ルの断面平面図、図2はハンドル側の要部拡大断面平面図、図3は遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【0011】
魚釣用電動リ−ルは、リ−ル本体Aが枠体1と枠体1の左右に取り付けられた左側側板2と右側側板3で構成されている。
枠体1の下側に固定板1aとリ−ル脚1bが一体に形成され、枠体1の上側に操作パネル10が設けられている。
枠体1の左壁1cの右側に形成された筒部1d内に保持された逆回転を防止する一方向クラッチ11にスプ−ル駆動モ−タ12の駆動軸12aが軸承されている。
スプ−ル駆動モ−タ12の電源端子13にはリ−ド線14が接続され、リ−ド線14は枠体1の左壁1cに穿設された透孔に取り付けられた防水リングの孔を通して左側側板2内に突出されて左側側板2の下方に設けられた図示しないコンセントに接続されている。
コンセントには給電コ−ド15付きコネクタ16が連結され、給電コ−ド15には図示しないバッテリ−が接続される。
【0012】
逆回転を防止する一方向クラッチ11はスプ−ル駆動モ−タ12が右側側板3側から見て時計回りに回転(正転駆動)した時に、フリ−回転状態(駆動軸12a、12bを自由に回転させる状態)となってスプ−ル4の巻き取り駆動を可能とし、手動ハンドル17で巻き取り操作された時に、駆動軸12a、12bの回転が阻止されて手動ハンドル17の動力がスプ−ル4に伝達されるように設定構成されている。
【0013】
枠体1内の左側側板2と右側側板3間にスプ−ル4が回転自在に設けられ、スプ−ル4の左側は、枠体1の左壁1cに取り付けられたモ−タ収容筒18の外周に嵌合された軸受19の外輪に嵌合されて回転自在に取り付けられている。
スプ−ル4の右側は、枠体1の右端に取り付けられた内側板5に軸受20とスプ−ル4の右端に取り付けられた回転盤21を介して回転自在に取り付けられている。
スプ−ル4の左端には凹部4aが形成されて前記軸受19の外輪が嵌合され、凹部4aの内側にモ−タ収容筒18が収容される空洞部4bと遊星歯車からなる減速機構Bが収容される空洞部4cが形成されている。
【0014】
空洞部4bと空洞部4cの隣接部には仕切り壁4dが形成されて仕切り壁4dの中心孔に軸受22が取り付けられ、軸受22に保持筒23が支持されている。
保持筒23内には防水シ−ル部材24を介してスプ−ル駆動モ−タ12の保持ケ−ス25が保持されている。
空洞部4cの内周には内歯歯車26が一体的に嵌合固定され、空洞部4cの右端に前記回転盤21が取り付けられている。
空洞部4c内に突出したスプ−ル駆動モ−タ12の駆動軸12b外周には遊星歯車減速機構Bを構成する第1の太陽歯車27とメタル軸受28、28′と軸受29が嵌合され、第1の太陽歯車27は駆動軸12b外周に回り止め嵌合されている。
メタル軸受28、28′の外周には夫々第2の太陽歯車27′と第3の太陽歯車27″が嵌合されている。
【0015】
第2の太陽歯車27′と第3の太陽歯車27″の左側には夫々第1の遊星歯車支持体30と第2の遊星歯車支持体30′が固定されている。
前記軸受29は第3の遊星歯車支持体30″の保持部30a内に保持されている。
遊星歯車支持体30、30′、30″には夫々リベットからなる複数の軸部31でボ−ル軸受からなる軸受部材6、6′、6″が保持され、軸受部材6、6′、6″の外輪に夫々遊星歯車7、7′、7″が嵌合固定されている。
遊星歯車は通常一つの遊星歯車支持体に3組軸承されている。
【0016】
遊星歯車7は第1の太陽歯車27と内歯歯車26に噛合されて第1遊星歯車減速機構B1 が構成されている。
遊星歯車7′は第2の太陽歯車27′と内歯歯車26に噛合されて第2遊星歯車減速機構B2 が構成されている。
遊星歯車7″は第3の太陽歯車27″と内歯歯車26に噛合されて第3遊星歯車減速機構B3 が構成されている。
前記第1の太陽歯車27から第3の遊星歯車支持体30″に支持された遊星歯車7″までの輪列で遊星歯車減速機構Bが構成されている。
【0017】
第3の遊星歯車支持体30″の保持部30aの外周に軸受32の内輪が嵌合され、軸受32の外輪は回転盤21の中心孔に保持されている。
更に軸受32の内輪には回転駆動軸33の左端外周が嵌合されている。
保持部30aの小径部は回転駆動軸33の凹部に嵌合されて係合ピン34を介して連結され、回転駆動軸33の回転で第3の遊星歯車支持体30″が一体回転されるように、回転駆動軸33はスプ−ル駆動モ−タ12の駆動軸12bと同一軸線上に設けられ、回転駆動軸33は前記軸受32と軸受35によって回転可能に支持されている。
軸受35は回転駆動軸33の軸方向に移動できる。
回転駆動軸33には、釣糸の繰り出しで回転するスプ−ル4に制動力を付与しながらスプ−ル4の釣糸繰り出し方向への回転を許容する制動作用を与えると共に、この制動作用を利用してスプ−ル4をフリ−回転状態と釣糸巻取り状態とに切換えるクラッチ作用を与えるドラグ機構Cを備えている。
【0018】
ドラグ機構Cは、回転駆動軸33に回転可能に嵌合支持された収容体36と、この収容体36と噛み合ってこれと一体回転する複数の第1の制動板(ワッシャ)37a、37bと、回転駆動軸33に回り止め支持(嵌合)されて回転駆動軸33と一体に回転する第2の制動板(ワッシャ)38と、リ−ル本体Aの右側側板3に対して前後方向(図面の表裏方向)に回動可能に取り付けられたドラグ操作部材(ドラグ力調節部材)39と、ドラグ操作部材39の回転によって制動板37a、37b、38を押圧するように移動される押圧機構と、制動板37a、37b、38の摩擦面(制動面)間に介在して設けられたライニング材40とを備えている。
この場合、各制動板37a、37b、38およびライニング材40は、一括して収容体36の凹状の収容部36a内に収容されると共に、回転駆動軸33の軸方向に移動自在となっている。
【0019】
また、前記押圧機構は、ドラグ操作部材39に回り止め嵌合された第1のカム部材41と、第1のカム部材41と係合し且つドラグ操作部材39の回動操作に伴って第1のカム部材41の回転によって回転駆動軸33の軸方向に移動する第2のカム部材42と、第2のカム部材42に保持され且つ第2のカム部材42と共に軸方向に移動する押圧部材43と、回転駆動軸33及び前記軸受35に回転可能に嵌合支持されて制動板37bを押圧する押圧体44と、押圧部材43と押圧体44との間に介挿され且つ押圧部材43によって押圧移動される板ばね45および軸受46とから成る。
【0020】
この場合、第1および第2のカム部材41、42は、リ−ル本体Aの右側側板3に固定された支持部材47内に収容され、この支持部材47によって軸方向に移動可能に支持されている。
また、第2のカム部材42は、支持部材47の内面に軸方向に沿って形成された回り止め溝48と係合することにより、その回転が規制されている。
また、軸受46は、回転駆動軸33の端部を回転可能に支持するとともに、回転駆動軸33に対して軸方向に移動できる。
また、板バネ45は、回転駆動軸33の外周に嵌合され、回転駆動軸33の軸方向に移動できる。
【0021】
なお、押圧部材43と回転駆動軸33の端部との間には、押圧部材43の軸方向の移動を許容する所定の空間Sが形成されるようになっている。
また、収容体36と第2の制動板38との間および第2の制動板38と軸受35(押圧体44)との間には、圧縮コイルバネ49が介挿されている。
これら圧縮コイルバネ49は、回転駆動軸33の外周に巻装されており、制動板38と収容体36と軸受35(押圧体44)とを互いに軸方向に離間させる方向(押圧力を解除する方向)で付勢している。
また、収容体36の収容部36aの一端開口には、収容体36内を水密に維持するための防水シ−ル部材50が設けられている。
また、同様の目的、すなわち、ドラグ機構Cを防水する目的で、収容体36および押圧体44が嵌合する回転駆動軸33の外周面部位にはそれぞれ、Oリング51、52が配設されている。
【0022】
また、リ−ル本体Aの右側側板3には、右側側板3からドラグ操作部材39の抜けを防止する抜け止めプレ−ト53が、止め輪54を介して、右側側板3に対して螺着されている。
また、押圧部材43には微調整用ノブ55が係合しており、この微調整用ノブ55を回転させることによって押圧部材43を軸方向への移動量は抜け止めプレ−ト53によって制限されている。
【0023】
また、押圧体44の外周面には、係止ピン56を介して、ピニオンギヤ57が嵌合されている。
すなわち、ピニオンギヤ57は、押圧体44と一体的に回転できるようになっている。
また、ピニオンギヤ57には、手動巻取り駆動部Dのドライブギヤ58が噛合されている。
手動巻取り駆動部Dは、手動ハンドル17と、手動ハンドル17と一体で回転するハンドル軸59と、ハンドル軸59に回り止め嵌合されたドライブギヤ58を備えている。
【0024】
また、ハンドル軸59の基端部には、スプ−ル駆動モ−タ12によってスプ−ル4を釣糸巻取方向に回転させた際に、これに連動してハンドル軸59が回転しないように、逆転防止機構が設けられている。
この逆転防止機構は、外周面にラチェット爪60aが所定ビッチで形成されたラチェットギヤ60と、ラチェット爪60aに対して一定の付勢力で常時係合している図示しないストッパとを備えており、ラチェットギヤ60は、ハンドル軸59に回り止め嵌合されている。
このような逆転防止機構によれば、スプ−ル駆動モ−タ12によってスプ−ル4を釣糸巻取方向に回転させた場合、その回転方向では、ラチェット爪60aに前記ストッパが係止方向で噛み合うため、ラチェットギヤ60の回転が阻止され、スプ−ル駆動モ−タ12の回転に連動してハンドル軸59が回転することが防止される。
【0025】
したがって、スプ−ル駆動モ−タ12の動力は遊星歯車減速機構Bを介してスプ−ル4のみに伝達される。
これに対し、手動ハンドル17の回転操作によってスプ−ル4を釣糸巻取方向に回転させた場合、その回転方向では、ラチェット爪60aに係合する前記ストッパはラチェットギヤ60の回転を許容するため、手動ハンドル17の回転操作に連動してハンドル軸59を回転させることができる。
【0026】
魚釣用電動リ−ルの動作は、まず、ドラグ操作部材39を一方向に回転操作すると、ドラグ操作部材39に回り止め嵌合する第1のカム部材41が回転し、それに伴って、第2のカム部材42が回転駆動軸33の軸方向に移動する。
その結果、軸受46、板ばね45、押圧体44が圧縮コイルバネ49の付勢力に抗して軸方向に移動され、押圧体44によって制動板37a、37b、38が押圧される。
これにより、制動板37a、37b、38が回転駆動軸33の軸方向に沿ってスライドされ、制動板37a、37b、38の摩擦面同士がライニング材40を介して圧接されるとともに、制動板37aが収容体36に所定の押圧力で押さえ付けられる。
そして、この時の押圧力が制動板38を介して回転駆動軸33に作用することにより、押圧体44を含む押圧機構の構成要素が回転駆動軸33に対して摩擦結合され、スプ−ル4に所定のドラグ力が発生する。
【0027】
このように所定のドラグ力が形成された状態で、手動ハンドル17を時計回りに回転操作すると、ドライブギヤ58およびドライブギヤ58と噛み合うピニオンギヤ57が回転され、ピニオンギヤ57と一体の押圧体44が回転する。
そして、この押圧体44の回転力は、押圧機構による前記摩擦結合力に応じて、回転駆動軸33に伝達され、回転駆動軸33に連結された第3の遊星歯車支持体30″を反時計回りに回転させる。
この時、遊星歯車7″は、反時計回りに自転すると共に公転し、内歯歯車26を反時計回りに増速した状態で回転駆動する。
これにより、スプ−ル4は、釣糸巻取り方向に回転駆動される。
なお、内歯歯車26の反時計回りの回転駆動により、第1の太陽歯車27は時計回りに回転しようとするが、その回転駆動は、スプ−ル駆動モ−タ12に対して反対側に位置する一方向クラッチ11によって規制される。
【0028】
また、手動ハンドル17によらず、スプ−ル駆動モ−タ12を正転駆動(時計回り)させると、第1の太陽歯車27は時計回りに回転駆動される。
この回転駆動により、遊星歯車7は、反時計回りに回転すると共に時計回りに公転し、第3の太陽歯車27″が時計回りに回転する。
この回転方向では、前述した逆転防止機構によってハンドル軸59の回転が規制されているため、ハンドル軸59にドライブギヤ58を介して連結したピニオンギヤ57(押圧体44)の回転(時計回りの回転)が規制される。
その結果、ピニオンギヤ57と摩擦結合した回転駆動軸33および第3の遊星歯車支持体30″は、回転することなく一定位置に静止した状態に維持される。
したがって、第3の太陽歯車27″が時計回りに回転した際、第3の遊星歯車支持体30″に回転可能に支持された複数の遊星歯車7″は、第3の太陽歯車27″の回りを公転することなく一定位置で反時計回りに自転する。
【0029】
この状態において、複数の遊星歯車7″の反時計回りの回転運動は、スプ−ル4の空洞部4c内に一体的に嵌合固定された内歯歯車26に減速されて伝達され、この内歯歯車26を反時計回りに回転させる。
そして、これに伴ってスプ−ル4は、釣糸巻取方向(反時計回り)に回転する。
この結果、釣糸は、釣糸案内機構を介してスプ−ル4に均等に巻き取られる。
なお、このような電動巻取時には、前記逆転防止機構が機能しているため、手動ハンドル17が連動して高速で回転することはない。
【0030】
一方、ドラグ操作部材39を他方向に回転操作していくと、圧縮コイルバネ49の付勢力によって押圧体44が押し戻され、制動板37a、37b、38同士が互いに離間する。
したがって、押圧体44を含む押圧機構の構成要素と回転駆動軸33との摩擦結合力すなわちドラグ力が弱まる。
そして、ドラグ操作部材39を他方向に十分回転操作すると、最終的に、スプ−ル4はフリ−回転可能状態に維持される。
この状態では、釣糸を仕掛けの自由落下によってスプ−ル4から繰り出すことができる。
【0031】
このフリ−回転可能状態ではスプ−ル駆動モ−タ12の高速回転を大減速する遊星歯車減速機構Bによる動力伝達状態が解除されているので、スプ−ル4の高速回転に伴って太陽歯車27、27′、27″と内歯歯車26との間に位置して両者に噛み合って自転しながら公転する遊星歯車7、7′、7″は回転摩擦抵抗を受けるが、各遊星歯車7、7′、7″は夫々リベットからなる複数の軸部31に軸受部材6、6′、6″を介して軸承保持されているので、回転摩擦抵抗が軽減される。
【0032】
前記のように魚釣用電動リ−ルが構成されると、スプ−ル駆動モ−タ12の高速回転を大減速する遊星歯車減速機構Bによる動力伝達状態が解除されると、スプ−ル4の高速回転に伴って太陽歯車27、27′、27″と内歯歯車26との間に位置して両者に噛み合って自転しながら公転する遊星歯車7、7′、7″は回転摩擦抵抗を受けるが、各遊星歯車7、7′、7″は夫々リベットからなる複数の軸部31に軸受部材6、6′、6″を介して軸承保持されているので、回転摩擦抵抗が軽減されるので、電動リ−ルの課題であった減速機構を介して連動するスプ−ル4のフリ−回転性能がアップし、所定のポイントへ仕掛けをスム−スに繰り出すことが出来て手返しも迅速化し、魚釣り操作性が一段と向上する。
【0033】
又、各遊星歯車7、7′、7″の回転対向の減少により、クラッチOFF時だけでなく、クラッチON時の円滑な電動巻き上げ操作が行える。
スプ−ル4内に内歯歯車26が設けられると共にスプ−ル駆動モ−タ12と遊星歯車減速機構Bが設けられて集約化されると、モ−タ動力遮断状態(クラッチOFF)における遊星歯車7、7′、7″の回転摩擦抵抗の影響を受け易いスプ−ルインタイプ電動リ−ルのスプ−ルフリ−性能が格別に向上する。
【0034】
図4は第2実施例で、魚釣用電動リ−ルの遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【0035】
第2実施例では、第1の遊星歯車支持体30と第2の遊星歯車支持体30′と第3の遊星歯車支持体30″に夫々リベットからなる複数の軸部31が取り付けられ、複数の軸部31でメタル、合成樹脂で形成された軸受部材8、8′、8″が保持され、軸受部材8、8′、8″の外周に夫々遊星歯車7、7′、7″が嵌合されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0036】
図5は第3実施例で、魚釣用電動リ−ルの遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【0037】
第3実施例では、第1の遊星歯車支持体30と第2の遊星歯車支持体30′と第3の遊星歯車支持体30″に夫々リベットからなる複数の軸部31が取り付けられ、複数の軸部31でメタル、合成樹脂で形成された鍔付き軸受部材9、9′、9″が保持され、軸受部材9、9′、9″の外周に夫々遊星歯車7、7′、7″が嵌合されている。
尚、鍔付き外輪で構成されるボ−ル軸受を遊星歯車7、7′、7″に嵌合保持してもよい。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0038】
前記説明では、スプ−ル駆動モ−タ12と遊星歯車減速機構Bがスプ−ル4の糸巻き胴部内に内蔵されるスプ−ルインタイプの電動リ−ルで述べたが、スプ−ル駆動モ−タ12と遊星歯車減速機構Bがスプ−ルアウトタイプの電動リ−ルに実施してもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】
請求項1により、スプ−ル駆動モ−タの高速回転を大減速する遊星歯車減速機構による動力伝達状態が解除されると、スプ−ルの高速回転に伴って太陽歯車と内歯歯車との間に位置して両者に噛み合って自転しながら公転する遊星歯車は回転摩擦抵抗を受けるが、各遊星歯車は夫々リベットからなる複数の軸部に軸受部材を介して軸承保持されているから、回転摩擦抵抗が軽減されるので、電動リ−ルの課題であった減速機構を介して連動するスプ−ルのフリ−回転性能がアップし、所定のポイントへ仕掛けをスム−スに繰り出すことが出来て手返しも迅速化し、魚釣り操作性が一段と向上する。
又、各遊星歯車の回転対向の減少により、クラッチOFF時だけでなく、クラッチON時の円滑な電動巻き上げ操作が行える。
【0041】
請求項2により、スプ−ル内に内歯歯車が設けられると共にスプ−ル駆動モ−タと遊星歯車減速機構が設けられて集約化されると、モ−タ動力遮断状態(クラッチOFF)における遊星歯車の回転摩擦抵抗の影響を受け易いスプ−ルインタイプ電動リ−ルのスプ−ルフリ−性能が格別に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用電動リ−ルの断面平面図である。
【図2】同ハンドル側の要部拡大断面平面図である。
【図3】同遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【図4】第2実施例で、魚釣用電動リ−ルの遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【図5】第3実施例で、魚釣用電動リ−ルの遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【符号の説明】
A リ−ル本体
B 遊星歯車減速機構
2、3 側板
4 スプ−ル
6、6′、6″、8、8′、8″、9、9′、9″ 軸受部材
7、7′、7″ 遊星歯車
12 スプ−ル駆動モ−タ
12b 駆動軸
26 内歯歯車
27、27′、27″ 太陽歯車
30、30′、30″ 遊星歯車支持体
【発明の属する技術分野】
本発明は、リ−ル本体の側板間に回転自在に支持されたスプ−ルを巻き取り駆動するスプ−ル駆動モ−タをリ−ル本体に備えた魚釣用電動リ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
スプ−ル駆動モ−タの出力をスプ−ルの巻き取り動力として伝達する場合の動力伝達機構としては、スプ−ル駆動モ−タがスプ−ルの糸巻き胴部内に内蔵されるスプ−ルインタイプの電動リ−ルで見ると、スプ−ル駆動モ−タの高速回転は、複数の遊星歯車を併設して構成される遊星歯車減速機構で減速されてスプ−ルに回転力が伝達される。
この遊星歯車減速機構は、モ−タ駆動軸と一体回転する第1太陽歯車、該第1太陽歯車とスプ−ル内周の内歯歯車に噛合する遊星歯車、該遊星歯車を回転自在に支持し基部に第2太陽歯車を一体化してモ−タ駆動軸上に回転自在に支持される遊星歯車支持体とで構成され、これらの遊星歯車からなる減速機構がモ−タ駆動軸上に複数併設されている。(例えば、特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】特開平4−23933号公報
【0004】
前記特許文献1では、遊星歯車からなる減速機構の遊星歯車軸承構造は、遊星歯車支持体に片持ち支持された複数のリベットからなる軸部に夫々遊星歯車が直接軸承されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、
仕掛けを繰り出す場合は、動力伝達機構(手動巻き取り機構とスプ−ルとの動力伝達)を構成するクラッチ機構をON→OFFに切換操作してスプ−ルを逆回転可能状態にして釣糸を繰り出すことになるが、この場合、動力伝達機構の構成要素であるスプ−ルと一体回転する内歯歯車に噛み合う複数の遊星歯車を回転(自転)させる時に前記のように複数の軸部に遊星歯車が直接軸承されているから、軸部と遊星歯車の間で大きな回転抵抗となり、この回転抵抗が電動リ−ルを使用する際のスプ−ルのフリ−回転性能を低下させてしまい、所定のポイントへ仕掛けをスム−スに繰り出すことができない大きな要因となっている。
更に太陽歯車と内歯歯車及び遊星歯車の同芯度が高精度に維持されていない場合には噛み合い状態が不均衡で片当り支持状態となり、更に回転摩擦抵抗が増す。
又、この回転摩擦抵抗は釣糸の電動巻き上げ操作時にも効率の低下を招いたり、回転ムラが生じて異音発生の原因にもなり、円滑な電動巻き上げ操作が行えない。
【0006】
本発明の目的は前記欠点に鑑み、遊星歯車の回転摩擦抵抗を軽減し、スプ−ルのフリ−回転性能を向上した魚釣用電動リ−ルを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、
請求項1に係わる本発明は、リ−ル本体の側板間に回転自在に支持されたスプ−ルを巻き取り駆動するスプ−ル駆動モ−タを前記リ−ル本体に装着し、該スプ−ル駆動モ−タの動力を遊星歯車からなる減速機構を介して前記スプ−ルに動力伝達する魚釣用電動リ−ルにおいて、前記スプ−ル駆動モ−タの駆動軸上に設けられた太陽歯車と内歯歯車とに噛合する複数の遊星歯車を、摺動抵抗の少ない軸受部材を介して遊星歯車支持体に回転自在に支持したことを要旨とするものである。
請求項2に係わる本発明は、前記スプ−ル駆動モ−タが、前記スプ−ル内に内装され、前記内歯歯車がスプ−ル内周に形成されていることを要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1の本発明により、スプ−ル駆動モ−タ12の高速回転を大減速する遊星歯車減速機構Bによる動力伝達状態が解除されると、スプ−ル4の高速回転に伴って太陽歯車27、27′、27″と内歯歯車26との間に位置して両者に噛み合って自転しながら公転する遊星歯車7、7′、7″は回転摩擦抵抗を受けるが、各遊星歯車7、7′、7″は夫々リベットからなる複数の軸部31に軸受部材6、6′、6″、8、8′、8″、9、9′、9″を介して軸承保持されているので、回転摩擦抵抗が軽減されるので、電動リ−ルの課題であった減速機構を介して連動するスプ−ル4のフリ−回転性能がアップし、所定のポイントへ仕掛けをスム−スに繰り出すことが出来て手返しも迅速化し、魚釣り操作性が一段と向上する。
又、各遊星歯車7、7′、7″の回転対向の減少により、クラッチOFF時だけでなく、クラッチON時の円滑な電動巻き上げ操作が行える。
【0009】
請求項2の本発明により、スプ−ル4内に内歯歯車26が設けられると共にスプ−ル駆動モ−タ12と遊星歯車減速機構Bが設けられて集約化されると、モ−タ動力遮断状態(クラッチOFF)における遊星歯車7、7′、7″の回転摩擦抵抗の影響を受け易いスプ−ルインタイプ電動リ−ルのスプ−ルフリ−性能が格別に向上する。
【0010】
【実施例】
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図3は第1実施例で、図1は魚釣用電動リ−ルの断面平面図、図2はハンドル側の要部拡大断面平面図、図3は遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【0011】
魚釣用電動リ−ルは、リ−ル本体Aが枠体1と枠体1の左右に取り付けられた左側側板2と右側側板3で構成されている。
枠体1の下側に固定板1aとリ−ル脚1bが一体に形成され、枠体1の上側に操作パネル10が設けられている。
枠体1の左壁1cの右側に形成された筒部1d内に保持された逆回転を防止する一方向クラッチ11にスプ−ル駆動モ−タ12の駆動軸12aが軸承されている。
スプ−ル駆動モ−タ12の電源端子13にはリ−ド線14が接続され、リ−ド線14は枠体1の左壁1cに穿設された透孔に取り付けられた防水リングの孔を通して左側側板2内に突出されて左側側板2の下方に設けられた図示しないコンセントに接続されている。
コンセントには給電コ−ド15付きコネクタ16が連結され、給電コ−ド15には図示しないバッテリ−が接続される。
【0012】
逆回転を防止する一方向クラッチ11はスプ−ル駆動モ−タ12が右側側板3側から見て時計回りに回転(正転駆動)した時に、フリ−回転状態(駆動軸12a、12bを自由に回転させる状態)となってスプ−ル4の巻き取り駆動を可能とし、手動ハンドル17で巻き取り操作された時に、駆動軸12a、12bの回転が阻止されて手動ハンドル17の動力がスプ−ル4に伝達されるように設定構成されている。
【0013】
枠体1内の左側側板2と右側側板3間にスプ−ル4が回転自在に設けられ、スプ−ル4の左側は、枠体1の左壁1cに取り付けられたモ−タ収容筒18の外周に嵌合された軸受19の外輪に嵌合されて回転自在に取り付けられている。
スプ−ル4の右側は、枠体1の右端に取り付けられた内側板5に軸受20とスプ−ル4の右端に取り付けられた回転盤21を介して回転自在に取り付けられている。
スプ−ル4の左端には凹部4aが形成されて前記軸受19の外輪が嵌合され、凹部4aの内側にモ−タ収容筒18が収容される空洞部4bと遊星歯車からなる減速機構Bが収容される空洞部4cが形成されている。
【0014】
空洞部4bと空洞部4cの隣接部には仕切り壁4dが形成されて仕切り壁4dの中心孔に軸受22が取り付けられ、軸受22に保持筒23が支持されている。
保持筒23内には防水シ−ル部材24を介してスプ−ル駆動モ−タ12の保持ケ−ス25が保持されている。
空洞部4cの内周には内歯歯車26が一体的に嵌合固定され、空洞部4cの右端に前記回転盤21が取り付けられている。
空洞部4c内に突出したスプ−ル駆動モ−タ12の駆動軸12b外周には遊星歯車減速機構Bを構成する第1の太陽歯車27とメタル軸受28、28′と軸受29が嵌合され、第1の太陽歯車27は駆動軸12b外周に回り止め嵌合されている。
メタル軸受28、28′の外周には夫々第2の太陽歯車27′と第3の太陽歯車27″が嵌合されている。
【0015】
第2の太陽歯車27′と第3の太陽歯車27″の左側には夫々第1の遊星歯車支持体30と第2の遊星歯車支持体30′が固定されている。
前記軸受29は第3の遊星歯車支持体30″の保持部30a内に保持されている。
遊星歯車支持体30、30′、30″には夫々リベットからなる複数の軸部31でボ−ル軸受からなる軸受部材6、6′、6″が保持され、軸受部材6、6′、6″の外輪に夫々遊星歯車7、7′、7″が嵌合固定されている。
遊星歯車は通常一つの遊星歯車支持体に3組軸承されている。
【0016】
遊星歯車7は第1の太陽歯車27と内歯歯車26に噛合されて第1遊星歯車減速機構B1 が構成されている。
遊星歯車7′は第2の太陽歯車27′と内歯歯車26に噛合されて第2遊星歯車減速機構B2 が構成されている。
遊星歯車7″は第3の太陽歯車27″と内歯歯車26に噛合されて第3遊星歯車減速機構B3 が構成されている。
前記第1の太陽歯車27から第3の遊星歯車支持体30″に支持された遊星歯車7″までの輪列で遊星歯車減速機構Bが構成されている。
【0017】
第3の遊星歯車支持体30″の保持部30aの外周に軸受32の内輪が嵌合され、軸受32の外輪は回転盤21の中心孔に保持されている。
更に軸受32の内輪には回転駆動軸33の左端外周が嵌合されている。
保持部30aの小径部は回転駆動軸33の凹部に嵌合されて係合ピン34を介して連結され、回転駆動軸33の回転で第3の遊星歯車支持体30″が一体回転されるように、回転駆動軸33はスプ−ル駆動モ−タ12の駆動軸12bと同一軸線上に設けられ、回転駆動軸33は前記軸受32と軸受35によって回転可能に支持されている。
軸受35は回転駆動軸33の軸方向に移動できる。
回転駆動軸33には、釣糸の繰り出しで回転するスプ−ル4に制動力を付与しながらスプ−ル4の釣糸繰り出し方向への回転を許容する制動作用を与えると共に、この制動作用を利用してスプ−ル4をフリ−回転状態と釣糸巻取り状態とに切換えるクラッチ作用を与えるドラグ機構Cを備えている。
【0018】
ドラグ機構Cは、回転駆動軸33に回転可能に嵌合支持された収容体36と、この収容体36と噛み合ってこれと一体回転する複数の第1の制動板(ワッシャ)37a、37bと、回転駆動軸33に回り止め支持(嵌合)されて回転駆動軸33と一体に回転する第2の制動板(ワッシャ)38と、リ−ル本体Aの右側側板3に対して前後方向(図面の表裏方向)に回動可能に取り付けられたドラグ操作部材(ドラグ力調節部材)39と、ドラグ操作部材39の回転によって制動板37a、37b、38を押圧するように移動される押圧機構と、制動板37a、37b、38の摩擦面(制動面)間に介在して設けられたライニング材40とを備えている。
この場合、各制動板37a、37b、38およびライニング材40は、一括して収容体36の凹状の収容部36a内に収容されると共に、回転駆動軸33の軸方向に移動自在となっている。
【0019】
また、前記押圧機構は、ドラグ操作部材39に回り止め嵌合された第1のカム部材41と、第1のカム部材41と係合し且つドラグ操作部材39の回動操作に伴って第1のカム部材41の回転によって回転駆動軸33の軸方向に移動する第2のカム部材42と、第2のカム部材42に保持され且つ第2のカム部材42と共に軸方向に移動する押圧部材43と、回転駆動軸33及び前記軸受35に回転可能に嵌合支持されて制動板37bを押圧する押圧体44と、押圧部材43と押圧体44との間に介挿され且つ押圧部材43によって押圧移動される板ばね45および軸受46とから成る。
【0020】
この場合、第1および第2のカム部材41、42は、リ−ル本体Aの右側側板3に固定された支持部材47内に収容され、この支持部材47によって軸方向に移動可能に支持されている。
また、第2のカム部材42は、支持部材47の内面に軸方向に沿って形成された回り止め溝48と係合することにより、その回転が規制されている。
また、軸受46は、回転駆動軸33の端部を回転可能に支持するとともに、回転駆動軸33に対して軸方向に移動できる。
また、板バネ45は、回転駆動軸33の外周に嵌合され、回転駆動軸33の軸方向に移動できる。
【0021】
なお、押圧部材43と回転駆動軸33の端部との間には、押圧部材43の軸方向の移動を許容する所定の空間Sが形成されるようになっている。
また、収容体36と第2の制動板38との間および第2の制動板38と軸受35(押圧体44)との間には、圧縮コイルバネ49が介挿されている。
これら圧縮コイルバネ49は、回転駆動軸33の外周に巻装されており、制動板38と収容体36と軸受35(押圧体44)とを互いに軸方向に離間させる方向(押圧力を解除する方向)で付勢している。
また、収容体36の収容部36aの一端開口には、収容体36内を水密に維持するための防水シ−ル部材50が設けられている。
また、同様の目的、すなわち、ドラグ機構Cを防水する目的で、収容体36および押圧体44が嵌合する回転駆動軸33の外周面部位にはそれぞれ、Oリング51、52が配設されている。
【0022】
また、リ−ル本体Aの右側側板3には、右側側板3からドラグ操作部材39の抜けを防止する抜け止めプレ−ト53が、止め輪54を介して、右側側板3に対して螺着されている。
また、押圧部材43には微調整用ノブ55が係合しており、この微調整用ノブ55を回転させることによって押圧部材43を軸方向への移動量は抜け止めプレ−ト53によって制限されている。
【0023】
また、押圧体44の外周面には、係止ピン56を介して、ピニオンギヤ57が嵌合されている。
すなわち、ピニオンギヤ57は、押圧体44と一体的に回転できるようになっている。
また、ピニオンギヤ57には、手動巻取り駆動部Dのドライブギヤ58が噛合されている。
手動巻取り駆動部Dは、手動ハンドル17と、手動ハンドル17と一体で回転するハンドル軸59と、ハンドル軸59に回り止め嵌合されたドライブギヤ58を備えている。
【0024】
また、ハンドル軸59の基端部には、スプ−ル駆動モ−タ12によってスプ−ル4を釣糸巻取方向に回転させた際に、これに連動してハンドル軸59が回転しないように、逆転防止機構が設けられている。
この逆転防止機構は、外周面にラチェット爪60aが所定ビッチで形成されたラチェットギヤ60と、ラチェット爪60aに対して一定の付勢力で常時係合している図示しないストッパとを備えており、ラチェットギヤ60は、ハンドル軸59に回り止め嵌合されている。
このような逆転防止機構によれば、スプ−ル駆動モ−タ12によってスプ−ル4を釣糸巻取方向に回転させた場合、その回転方向では、ラチェット爪60aに前記ストッパが係止方向で噛み合うため、ラチェットギヤ60の回転が阻止され、スプ−ル駆動モ−タ12の回転に連動してハンドル軸59が回転することが防止される。
【0025】
したがって、スプ−ル駆動モ−タ12の動力は遊星歯車減速機構Bを介してスプ−ル4のみに伝達される。
これに対し、手動ハンドル17の回転操作によってスプ−ル4を釣糸巻取方向に回転させた場合、その回転方向では、ラチェット爪60aに係合する前記ストッパはラチェットギヤ60の回転を許容するため、手動ハンドル17の回転操作に連動してハンドル軸59を回転させることができる。
【0026】
魚釣用電動リ−ルの動作は、まず、ドラグ操作部材39を一方向に回転操作すると、ドラグ操作部材39に回り止め嵌合する第1のカム部材41が回転し、それに伴って、第2のカム部材42が回転駆動軸33の軸方向に移動する。
その結果、軸受46、板ばね45、押圧体44が圧縮コイルバネ49の付勢力に抗して軸方向に移動され、押圧体44によって制動板37a、37b、38が押圧される。
これにより、制動板37a、37b、38が回転駆動軸33の軸方向に沿ってスライドされ、制動板37a、37b、38の摩擦面同士がライニング材40を介して圧接されるとともに、制動板37aが収容体36に所定の押圧力で押さえ付けられる。
そして、この時の押圧力が制動板38を介して回転駆動軸33に作用することにより、押圧体44を含む押圧機構の構成要素が回転駆動軸33に対して摩擦結合され、スプ−ル4に所定のドラグ力が発生する。
【0027】
このように所定のドラグ力が形成された状態で、手動ハンドル17を時計回りに回転操作すると、ドライブギヤ58およびドライブギヤ58と噛み合うピニオンギヤ57が回転され、ピニオンギヤ57と一体の押圧体44が回転する。
そして、この押圧体44の回転力は、押圧機構による前記摩擦結合力に応じて、回転駆動軸33に伝達され、回転駆動軸33に連結された第3の遊星歯車支持体30″を反時計回りに回転させる。
この時、遊星歯車7″は、反時計回りに自転すると共に公転し、内歯歯車26を反時計回りに増速した状態で回転駆動する。
これにより、スプ−ル4は、釣糸巻取り方向に回転駆動される。
なお、内歯歯車26の反時計回りの回転駆動により、第1の太陽歯車27は時計回りに回転しようとするが、その回転駆動は、スプ−ル駆動モ−タ12に対して反対側に位置する一方向クラッチ11によって規制される。
【0028】
また、手動ハンドル17によらず、スプ−ル駆動モ−タ12を正転駆動(時計回り)させると、第1の太陽歯車27は時計回りに回転駆動される。
この回転駆動により、遊星歯車7は、反時計回りに回転すると共に時計回りに公転し、第3の太陽歯車27″が時計回りに回転する。
この回転方向では、前述した逆転防止機構によってハンドル軸59の回転が規制されているため、ハンドル軸59にドライブギヤ58を介して連結したピニオンギヤ57(押圧体44)の回転(時計回りの回転)が規制される。
その結果、ピニオンギヤ57と摩擦結合した回転駆動軸33および第3の遊星歯車支持体30″は、回転することなく一定位置に静止した状態に維持される。
したがって、第3の太陽歯車27″が時計回りに回転した際、第3の遊星歯車支持体30″に回転可能に支持された複数の遊星歯車7″は、第3の太陽歯車27″の回りを公転することなく一定位置で反時計回りに自転する。
【0029】
この状態において、複数の遊星歯車7″の反時計回りの回転運動は、スプ−ル4の空洞部4c内に一体的に嵌合固定された内歯歯車26に減速されて伝達され、この内歯歯車26を反時計回りに回転させる。
そして、これに伴ってスプ−ル4は、釣糸巻取方向(反時計回り)に回転する。
この結果、釣糸は、釣糸案内機構を介してスプ−ル4に均等に巻き取られる。
なお、このような電動巻取時には、前記逆転防止機構が機能しているため、手動ハンドル17が連動して高速で回転することはない。
【0030】
一方、ドラグ操作部材39を他方向に回転操作していくと、圧縮コイルバネ49の付勢力によって押圧体44が押し戻され、制動板37a、37b、38同士が互いに離間する。
したがって、押圧体44を含む押圧機構の構成要素と回転駆動軸33との摩擦結合力すなわちドラグ力が弱まる。
そして、ドラグ操作部材39を他方向に十分回転操作すると、最終的に、スプ−ル4はフリ−回転可能状態に維持される。
この状態では、釣糸を仕掛けの自由落下によってスプ−ル4から繰り出すことができる。
【0031】
このフリ−回転可能状態ではスプ−ル駆動モ−タ12の高速回転を大減速する遊星歯車減速機構Bによる動力伝達状態が解除されているので、スプ−ル4の高速回転に伴って太陽歯車27、27′、27″と内歯歯車26との間に位置して両者に噛み合って自転しながら公転する遊星歯車7、7′、7″は回転摩擦抵抗を受けるが、各遊星歯車7、7′、7″は夫々リベットからなる複数の軸部31に軸受部材6、6′、6″を介して軸承保持されているので、回転摩擦抵抗が軽減される。
【0032】
前記のように魚釣用電動リ−ルが構成されると、スプ−ル駆動モ−タ12の高速回転を大減速する遊星歯車減速機構Bによる動力伝達状態が解除されると、スプ−ル4の高速回転に伴って太陽歯車27、27′、27″と内歯歯車26との間に位置して両者に噛み合って自転しながら公転する遊星歯車7、7′、7″は回転摩擦抵抗を受けるが、各遊星歯車7、7′、7″は夫々リベットからなる複数の軸部31に軸受部材6、6′、6″を介して軸承保持されているので、回転摩擦抵抗が軽減されるので、電動リ−ルの課題であった減速機構を介して連動するスプ−ル4のフリ−回転性能がアップし、所定のポイントへ仕掛けをスム−スに繰り出すことが出来て手返しも迅速化し、魚釣り操作性が一段と向上する。
【0033】
又、各遊星歯車7、7′、7″の回転対向の減少により、クラッチOFF時だけでなく、クラッチON時の円滑な電動巻き上げ操作が行える。
スプ−ル4内に内歯歯車26が設けられると共にスプ−ル駆動モ−タ12と遊星歯車減速機構Bが設けられて集約化されると、モ−タ動力遮断状態(クラッチOFF)における遊星歯車7、7′、7″の回転摩擦抵抗の影響を受け易いスプ−ルインタイプ電動リ−ルのスプ−ルフリ−性能が格別に向上する。
【0034】
図4は第2実施例で、魚釣用電動リ−ルの遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【0035】
第2実施例では、第1の遊星歯車支持体30と第2の遊星歯車支持体30′と第3の遊星歯車支持体30″に夫々リベットからなる複数の軸部31が取り付けられ、複数の軸部31でメタル、合成樹脂で形成された軸受部材8、8′、8″が保持され、軸受部材8、8′、8″の外周に夫々遊星歯車7、7′、7″が嵌合されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0036】
図5は第3実施例で、魚釣用電動リ−ルの遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【0037】
第3実施例では、第1の遊星歯車支持体30と第2の遊星歯車支持体30′と第3の遊星歯車支持体30″に夫々リベットからなる複数の軸部31が取り付けられ、複数の軸部31でメタル、合成樹脂で形成された鍔付き軸受部材9、9′、9″が保持され、軸受部材9、9′、9″の外周に夫々遊星歯車7、7′、7″が嵌合されている。
尚、鍔付き外輪で構成されるボ−ル軸受を遊星歯車7、7′、7″に嵌合保持してもよい。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
【0038】
前記説明では、スプ−ル駆動モ−タ12と遊星歯車減速機構Bがスプ−ル4の糸巻き胴部内に内蔵されるスプ−ルインタイプの電動リ−ルで述べたが、スプ−ル駆動モ−タ12と遊星歯車減速機構Bがスプ−ルアウトタイプの電動リ−ルに実施してもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0040】
請求項1により、スプ−ル駆動モ−タの高速回転を大減速する遊星歯車減速機構による動力伝達状態が解除されると、スプ−ルの高速回転に伴って太陽歯車と内歯歯車との間に位置して両者に噛み合って自転しながら公転する遊星歯車は回転摩擦抵抗を受けるが、各遊星歯車は夫々リベットからなる複数の軸部に軸受部材を介して軸承保持されているから、回転摩擦抵抗が軽減されるので、電動リ−ルの課題であった減速機構を介して連動するスプ−ルのフリ−回転性能がアップし、所定のポイントへ仕掛けをスム−スに繰り出すことが出来て手返しも迅速化し、魚釣り操作性が一段と向上する。
又、各遊星歯車の回転対向の減少により、クラッチOFF時だけでなく、クラッチON時の円滑な電動巻き上げ操作が行える。
【0041】
請求項2により、スプ−ル内に内歯歯車が設けられると共にスプ−ル駆動モ−タと遊星歯車減速機構が設けられて集約化されると、モ−タ動力遮断状態(クラッチOFF)における遊星歯車の回転摩擦抵抗の影響を受け易いスプ−ルインタイプ電動リ−ルのスプ−ルフリ−性能が格別に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用電動リ−ルの断面平面図である。
【図2】同ハンドル側の要部拡大断面平面図である。
【図3】同遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【図4】第2実施例で、魚釣用電動リ−ルの遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【図5】第3実施例で、魚釣用電動リ−ルの遊星歯車減速機構の要部拡大断面平面図である。
【符号の説明】
A リ−ル本体
B 遊星歯車減速機構
2、3 側板
4 スプ−ル
6、6′、6″、8、8′、8″、9、9′、9″ 軸受部材
7、7′、7″ 遊星歯車
12 スプ−ル駆動モ−タ
12b 駆動軸
26 内歯歯車
27、27′、27″ 太陽歯車
30、30′、30″ 遊星歯車支持体
Claims (2)
- リ−ル本体の側板間に回転自在に支持されたスプ−ルを巻き取り駆動するスプ−ル駆動モ−タを前記リ−ル本体に装着し、該スプ−ル駆動モ−タの動力を遊星歯車からなる減速機構を介して前記スプ−ルに動力伝達する魚釣用電動リ−ルにおいて、前記スプ−ル駆動モ−タの駆動軸上に設けられた太陽歯車と内歯歯車とに噛合する複数の遊星歯車を、摺動抵抗の少ない軸受部材を介して遊星歯車支持体に回転自在に支持したことを特徴とする魚釣用電動リ−ル。
- 前記スプ−ル駆動モ−タが、前記スプ−ル内に内装され、前記内歯歯車がスプ−ル内周に形成されていることを特徴とする請求項1記載の魚釣用電動リ−ル。
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- 2002-12-17 JP JP2002364791A patent/JP2004194530A/ja active Pending
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