JP2601780B2 - 魚釣用リールの制動装置 - Google Patents
魚釣用リールの制動装置Info
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- JP2601780B2 JP2601780B2 JP34862291A JP34862291A JP2601780B2 JP 2601780 B2 JP2601780 B2 JP 2601780B2 JP 34862291 A JP34862291 A JP 34862291A JP 34862291 A JP34862291 A JP 34862291A JP 2601780 B2 JP2601780 B2 JP 2601780B2
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- Japan
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- spool
- gear
- braking
- pinion
- support shaft
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚釣用両軸受型リールの
制動装置の改良に関する。
制動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】魚釣用両軸受型リールにおいて、実開昭
62ー204476号公報に見られるように、リール側
板外のスプール支持軸に設けた操作レバーによりスプー
ル支持軸を軸方向に牽引してスプール制動力を調節する
方式が知られているが、この方式はスプール支持軸を軸
方向に移動してスプールを押圧してその一側部に設けた
制動部材をピニオンと一体的に設けた制動部材に圧接す
るようにしているため、その押圧力がスプールの軸受部
に作用してハンドル回転操作が重くなり、軽快な捲取作
用ができない問題点がある。
62ー204476号公報に見られるように、リール側
板外のスプール支持軸に設けた操作レバーによりスプー
ル支持軸を軸方向に牽引してスプール制動力を調節する
方式が知られているが、この方式はスプール支持軸を軸
方向に移動してスプールを押圧してその一側部に設けた
制動部材をピニオンと一体的に設けた制動部材に圧接す
るようにしているため、その押圧力がスプールの軸受部
に作用してハンドル回転操作が重くなり、軽快な捲取作
用ができない問題点がある。
【0003】このような問題点を改善するために、本出
願人は先に特開平2ー57134号公報に見られるよう
に、スプール支持軸及びハンドル軸とは別個の軸に設
け、該軸に設けた制動歯車をハンドル軸上に設けた遊星
歯車機構の連動歯車に噛合させて捲取作用時のハンドル
操作を軽減させることを提案した。
願人は先に特開平2ー57134号公報に見られるよう
に、スプール支持軸及びハンドル軸とは別個の軸に設
け、該軸に設けた制動歯車をハンドル軸上に設けた遊星
歯車機構の連動歯車に噛合させて捲取作用時のハンドル
操作を軽減させることを提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記遊星
歯車機構を利用する方式は制動歯車をスプール支持軸及
びハンドル軸とは別個の軸に設けているので、ハンドル
回転操作は軽快に行うことができるが、制動機構が大型
化する欠陥がある。
歯車機構を利用する方式は制動歯車をスプール支持軸及
びハンドル軸とは別個の軸に設けているので、ハンドル
回転操作は軽快に行うことができるが、制動機構が大型
化する欠陥がある。
【0005】これらの現状に鑑み、本発明は遊星歯車機
構の太陽歯車を制動歯車としてスプール支持軸上に設け
てハンドル操作を円滑にしながら同時に制動機構をスプ
ール支持軸を中心にコンパクト化できるようにした制動
装置を提供することを目的とするものである。
構の太陽歯車を制動歯車としてスプール支持軸上に設け
てハンドル操作を円滑にしながら同時に制動機構をスプ
ール支持軸を中心にコンパクト化できるようにした制動
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、リール側板間に操作レバーで軸方向自在の
スプール支持軸を回動不能に架設し、該スプール支持軸
の外側にスプールとピニンオンとを夫々回動自在に嵌合
すると共に前記ピニオンをハンドル軸に固定された駆動
歯車と噛合せしめ、更に前記スプール軸にはその軸方向
の移動によって制動部材を介して摩擦結合力を調節可能
な制動歯車を嵌着し、該制動歯車を太陽歯車として前記
スプールとピニオンとを遊星歯車機構で連結したことを
要旨とするものである。
するために、リール側板間に操作レバーで軸方向自在の
スプール支持軸を回動不能に架設し、該スプール支持軸
の外側にスプールとピニンオンとを夫々回動自在に嵌合
すると共に前記ピニオンをハンドル軸に固定された駆動
歯車と噛合せしめ、更に前記スプール軸にはその軸方向
の移動によって制動部材を介して摩擦結合力を調節可能
な制動歯車を嵌着し、該制動歯車を太陽歯車として前記
スプールとピニオンとを遊星歯車機構で連結したことを
要旨とするものである。
【0007】前記スプール支持軸に設ける太陽歯車とピ
ニオン及びスプール間に設ける遊星歯車機構は、スプー
ルの周縁部に内側歯を形成すると共にピニオンに遊星歯
車を軸支して該遊星歯車を内側歯と太陽歯車に夫々噛合
する方式と、ピニオンに内側歯を形成すると共にスプー
ルに遊星歯車を軸支して該遊星歯車を前記内側歯及び太
陽歯車に夫々噛合する方式がある。
ニオン及びスプール間に設ける遊星歯車機構は、スプー
ルの周縁部に内側歯を形成すると共にピニオンに遊星歯
車を軸支して該遊星歯車を内側歯と太陽歯車に夫々噛合
する方式と、ピニオンに内側歯を形成すると共にスプー
ルに遊星歯車を軸支して該遊星歯車を前記内側歯及び太
陽歯車に夫々噛合する方式がある。
【0008】またスプール支持軸を軸方向に移動自在に
形成する手段としては、操作レバーによりスプール支持
軸を操作レバー側に牽引して太陽歯車を制動部材で挟着
制動する場合と、操作レバーと反対側に押圧して太陽歯
車を制動部材で挟着制動する場合とがある。更に制動歯
車である太陽歯車は、スプールの操作レバーと反対側の
スプール支持軸に設けることができ、この場合にはピニ
オンに支持筒を一体に突設し、該支持筒上にスプールを
回動自在に支持せしめる。
形成する手段としては、操作レバーによりスプール支持
軸を操作レバー側に牽引して太陽歯車を制動部材で挟着
制動する場合と、操作レバーと反対側に押圧して太陽歯
車を制動部材で挟着制動する場合とがある。更に制動歯
車である太陽歯車は、スプールの操作レバーと反対側の
スプール支持軸に設けることができ、この場合にはピニ
オンに支持筒を一体に突設し、該支持筒上にスプールを
回動自在に支持せしめる。
【0009】また制動歯車は、太陽歯車として機能する
歯車部分と制動部材による摩擦結合機構とをスプールの
両側に隔離配置してリールの左右のバランスの安定化を
図ることもできる。
歯車部分と制動部材による摩擦結合機構とをスプールの
両側に隔離配置してリールの左右のバランスの安定化を
図ることもできる。
【0010】
【作用】操作レバーによりスプール支持軸を軸方向に移
動して太陽歯車のスプール支持軸に対する制動部材によ
る摩擦結合力を調節した後、ハンドル軸を釣糸捲取方向
に回動すると、駆動歯車と噛合するピニオンは、太陽歯
車が設定制動力に応じて固定状態に保持されているの
で、遊星歯車機構の遊星歯車及び内側歯の回転作用によ
りスプールを回転して釣糸を捲取るものであり、スプー
ルの負荷が増大して太陽歯車がその設定された摩擦結合
力を上まるとスリップ回転するので、ハンドル捲取操作
中でもドラグスリップ状態になり、またハンドル捲取操
作をしない状態において、スプールに太陽歯車に設定さ
れた摩擦結合力より大きい負荷が作用した場合でもピニ
オンが逆転止めされているので、太陽歯車はドラグスリ
ップ状態になりスプールは逆転し釣糸は繰出される。
動して太陽歯車のスプール支持軸に対する制動部材によ
る摩擦結合力を調節した後、ハンドル軸を釣糸捲取方向
に回動すると、駆動歯車と噛合するピニオンは、太陽歯
車が設定制動力に応じて固定状態に保持されているの
で、遊星歯車機構の遊星歯車及び内側歯の回転作用によ
りスプールを回転して釣糸を捲取るものであり、スプー
ルの負荷が増大して太陽歯車がその設定された摩擦結合
力を上まるとスリップ回転するので、ハンドル捲取操作
中でもドラグスリップ状態になり、またハンドル捲取操
作をしない状態において、スプールに太陽歯車に設定さ
れた摩擦結合力より大きい負荷が作用した場合でもピニ
オンが逆転止めされているので、太陽歯車はドラグスリ
ップ状態になりスプールは逆転し釣糸は繰出される。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
リール側板1・2間に軸方向自在でかつ係止ピン3で回
動不能に支持されたスプール支持軸4には、軸受5・5
を介してスプール6が回転自在に嵌装されると共に該ス
プール支持軸4の欠円軸部4′には制動部材7に挟着さ
れて摩擦結合される太陽歯車8が嵌着され、更に前記制
動部材7の外側のスプール支持軸4にはピニオン9が軸
受10・10を介して回動自在に嵌合されている。
リール側板1・2間に軸方向自在でかつ係止ピン3で回
動不能に支持されたスプール支持軸4には、軸受5・5
を介してスプール6が回転自在に嵌装されると共に該ス
プール支持軸4の欠円軸部4′には制動部材7に挟着さ
れて摩擦結合される太陽歯車8が嵌着され、更に前記制
動部材7の外側のスプール支持軸4にはピニオン9が軸
受10・10を介して回動自在に嵌合されている。
【0012】しかして前記ピニオン9にはハンドル軸1
1に固着された駆動歯車12が噛合すると共にピニオン
9の内側周面部には遊星歯車13・13…が軸支され、
該遊星歯車13・13…はその内側部が前記太陽歯車8
に、外側部がスプール6の側面に設けられた内側歯14
に夫々噛合されている。
1に固着された駆動歯車12が噛合すると共にピニオン
9の内側周面部には遊星歯車13・13…が軸支され、
該遊星歯車13・13…はその内側部が前記太陽歯車8
に、外側部がスプール6の側面に設けられた内側歯14
に夫々噛合されている。
【0013】また前記スプール支持軸4のリール側板2
の外側には、操作レバー15が設けられ、その回動操作
により公知のようにカム機構等を介してスプール支持軸
4をリール側板2側に牽引して制動部材7を挟着して太
陽歯車8のスプール支持軸4に対する摩擦結合力を強弱
自在に調節するように構成されており、更にピニオン9
にはリール側板2に設けられた逆転防止爪16の係合す
る係止歯17が形成され、ピニオン9の逆転を阻止して
いる。なお図中18はハンドル軸11に設けたハンドル
であり、19は軸受5・5の前後に設けたカラー、20
はピニオン9の支持筒、21はスプール支持軸4の支持
部材である。
の外側には、操作レバー15が設けられ、その回動操作
により公知のようにカム機構等を介してスプール支持軸
4をリール側板2側に牽引して制動部材7を挟着して太
陽歯車8のスプール支持軸4に対する摩擦結合力を強弱
自在に調節するように構成されており、更にピニオン9
にはリール側板2に設けられた逆転防止爪16の係合す
る係止歯17が形成され、ピニオン9の逆転を阻止して
いる。なお図中18はハンドル軸11に設けたハンドル
であり、19は軸受5・5の前後に設けたカラー、20
はピニオン9の支持筒、21はスプール支持軸4の支持
部材である。
【0014】本発明の実施例は上記のように構成されて
いるから、ハンドル18によりハンドル軸11を介して
駆動歯車12を回動すると、その回転はピニオン9に伝
達される一方、太陽歯車8は予め操作レバー15の回動
で設定された摩擦結合力に応じて回り止めされているの
で、前記ピニオン9の回転により遊星歯車13・13…
は図2において反時計方向に自転しながら公転して内側
歯14を反時計方向に回転せしめスプール6を回動して
釣糸を捲取る。
いるから、ハンドル18によりハンドル軸11を介して
駆動歯車12を回動すると、その回転はピニオン9に伝
達される一方、太陽歯車8は予め操作レバー15の回動
で設定された摩擦結合力に応じて回り止めされているの
で、前記ピニオン9の回転により遊星歯車13・13…
は図2において反時計方向に自転しながら公転して内側
歯14を反時計方向に回転せしめスプール6を回動して
釣糸を捲取る。
【0015】このような捲取中にスプール6の負荷が増
大して予め設定された太陽歯車8の摩擦結合力を上わま
ると、内側歯14は回転せず、遊星歯車13は図2にお
いて時計方向に自転しながら反時計方向に公転して太陽
歯車8を反時計方向にスリップ転させスプール6はドラ
グスリップ状態になる。
大して予め設定された太陽歯車8の摩擦結合力を上わま
ると、内側歯14は回転せず、遊星歯車13は図2にお
いて時計方向に自転しながら反時計方向に公転して太陽
歯車8を反時計方向にスリップ転させスプール6はドラ
グスリップ状態になる。
【0016】またハンドルの捲取操作をしない状態でス
プール6に太陽歯車8に設定された摩擦結合力より大き
い負荷が作用した場合には、ピニオン9は逆転防止爪1
6により逆転止めされているので、遊星歯車13は図2
において公転しないで時計方向に自転して太陽歯車8を
反時計方向にスリップ転させ前記と同様にスプール6が
逆転して釣糸を繰り出すものである。
プール6に太陽歯車8に設定された摩擦結合力より大き
い負荷が作用した場合には、ピニオン9は逆転防止爪1
6により逆転止めされているので、遊星歯車13は図2
において公転しないで時計方向に自転して太陽歯車8を
反時計方向にスリップ転させ前記と同様にスプール6が
逆転して釣糸を繰り出すものである。
【0017】図5に示す実施例は、遊星歯車機構の変形
例であって、スプール6の側面に遊星歯車13を軸支す
ると共にピニオン9に内側歯14を形成した実施例であ
る。また図6に示す実施例は、太陽歯車8、遊星歯車1
3及び内側歯14をスプール6とリール側板1間に設け
た場合であり、この場合ピニオン9にスプール6を貫通
支持する軸筒9′を一体に形成してその先端に回り止め
して設けた支持板9″に遊星歯車13・13…を軸支す
ると共に太陽歯車8はリール側板1に固定された支持筒
22の鍔板22′とスプール支持軸4の軸端に固定され
た回転阻止兼挟圧片23間に制動部材7で挟着し、操作
レバー15によってスプール支持軸4をリール側板2側
に牽引することにより回転阻止兼挟圧片23で制動部材
7を圧着しその摩擦結合力を調節できるように構成され
ている。
例であって、スプール6の側面に遊星歯車13を軸支す
ると共にピニオン9に内側歯14を形成した実施例であ
る。また図6に示す実施例は、太陽歯車8、遊星歯車1
3及び内側歯14をスプール6とリール側板1間に設け
た場合であり、この場合ピニオン9にスプール6を貫通
支持する軸筒9′を一体に形成してその先端に回り止め
して設けた支持板9″に遊星歯車13・13…を軸支す
ると共に太陽歯車8はリール側板1に固定された支持筒
22の鍔板22′とスプール支持軸4の軸端に固定され
た回転阻止兼挟圧片23間に制動部材7で挟着し、操作
レバー15によってスプール支持軸4をリール側板2側
に牽引することにより回転阻止兼挟圧片23で制動部材
7を圧着しその摩擦結合力を調節できるように構成され
ている。
【0018】図7に示す実施例は、スプール支持軸4を
操作レバー15によりリール側板1側に押圧してその段
部4″により制動部材7をリール側板1に圧接して太陽
歯車8の摩擦結合力を調節するようにしたものである。
なおピニオン9に設ける逆転防止機構は、従来のように
ハンドル軸11に設けてピニオン9の逆転を阻止するこ
ともできる。
操作レバー15によりリール側板1側に押圧してその段
部4″により制動部材7をリール側板1に圧接して太陽
歯車8の摩擦結合力を調節するようにしたものである。
なおピニオン9に設ける逆転防止機構は、従来のように
ハンドル軸11に設けてピニオン9の逆転を阻止するこ
ともできる。
【0019】図8に示す実施例は、太陽歯車8の歯車部
分81と制動部材7による調節可能な摩擦結合機構82
とを連結筒83でスプール6の左右に一体的に隔離配置
した場合であり、スプールを中心とする左右のバランス
を均衡させリール重心を安定して捲取り操作を容易にす
ることができるようにしたもので、図9はその変形例で
遊星歯車13をスプール6に支持し、ピニオン9に内側
歯14を形成したものである。
分81と制動部材7による調節可能な摩擦結合機構82
とを連結筒83でスプール6の左右に一体的に隔離配置
した場合であり、スプールを中心とする左右のバランス
を均衡させリール重心を安定して捲取り操作を容易にす
ることができるようにしたもので、図9はその変形例で
遊星歯車13をスプール6に支持し、ピニオン9に内側
歯14を形成したものである。
【0020】
【発明の効果】本発明はスプール支持軸上に制動部材で
摩擦結合力を調節できる制動歯車を設け、該制動歯車を
太陽歯車としてピニオン及びスプールに設けた遊星歯車
及び内側歯の遊星歯車機構でスプールを連動するように
形成してスプールに押圧力が作用しないようにしたの
で、従来のスプール支持軸上のスプールとピニオンとを
制動部材で摩擦結合するもののようにスプールが軸方向
に押圧されその押圧力が軸受に作用してハンドル操作が
重くなることがなく、軽快な捲取操作ができると共にそ
の構成もスプール支持軸を直接利用しているので、コン
パクト化しながらスプール制動を効率良く行うことがで
きる。
摩擦結合力を調節できる制動歯車を設け、該制動歯車を
太陽歯車としてピニオン及びスプールに設けた遊星歯車
及び内側歯の遊星歯車機構でスプールを連動するように
形成してスプールに押圧力が作用しないようにしたの
で、従来のスプール支持軸上のスプールとピニオンとを
制動部材で摩擦結合するもののようにスプールが軸方向
に押圧されその押圧力が軸受に作用してハンドル操作が
重くなることがなく、軽快な捲取操作ができると共にそ
の構成もスプール支持軸を直接利用しているので、コン
パクト化しながらスプール制動を効率良く行うことがで
きる。
【0021】また本発明は、制動歯車を太陽歯車として
機能する歯車部分と制動部材による摩擦結合機構とをス
プールの両側に隔離配置すると、スプールを中心とする
左右のバランスを均衡させ、リールの重心を安定して捲
取り操作を安定して円滑容易に行うことができる。
機能する歯車部分と制動部材による摩擦結合機構とをス
プールの両側に隔離配置すると、スプールを中心とする
左右のバランスを均衡させ、リールの重心を安定して捲
取り操作を安定して円滑容易に行うことができる。
【図1】本発明の縦断正面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】図1のC−C線断面図。
【図5】本発明の別実施例の要部の縦断正面図。
【図6】本発明の他の実施例の要部の縦断正面図。
【図7】本発明の更に他の実施例の要部の縦断正面図。
【図8】本発明の更に別実施例の要部の縦断正面図。
【図9】本発明の他の別実施例の要部の縦断正面図。
1・2 リール側板 4 スプール支持軸 6 スプール 7 制動部材 8 太陽歯車 9 ピニオン 11 ハンドル軸 12 駆動歯車 13 遊星歯車 14 内側歯 15 操作レバー 16 逆転防止爪 17 係止歯 81 歯車部分 82 摩擦結合機構 83 連結筒
Claims (6)
- 【請求項1】 リール側板間に操作レバーで軸方向自在
のスプール支持軸を回動不能に架設し、該スプール支持
軸の外側にスプールとピニンオンとを夫々回動自在に嵌
合すると共に前記ピニオンをハンドル軸に固定された駆
動歯車と噛合せしめ、更に前記スプール支持軸にはその
軸方向の移動によって制動部材を介して摩擦結合力を調
節可能な制動歯車を嵌着し、該制動歯車を太陽歯車とし
て前記スプールとピニオンとを遊星歯車機構で連結した
ことを特徴とする魚釣用リールの制動装置。 - 【請求項2】 スプールの周縁部に内側歯を設け、ピニ
オンには太陽歯車及び前記内側歯に夫々噛合する遊星歯
車を支持した請求項1記載の魚釣用リールの制動装置。 - 【請求項3】 ピニオンに内側歯を形成すると共にスプ
ールに遊星歯車を支持し、該遊星歯車を前記内側歯及び
太陽歯車に夫々噛合した請求項1記載の魚釣用リールの
制動装置。 - 【請求項4】 スプール支持軸を操作レバー側に牽引し
て制動部材で太陽歯車を挟着するように形成した請求項
1乃至3記載の魚釣用リールの制動装置。 - 【請求項5】 スプール軸を操作レバーと反対側に押圧
して制動部材で太陽歯車を挟着するように形成した請求
項1乃至3記載の魚釣用リールの制動装置。 - 【請求項6】 制動歯車の太陽歯車として機能する歯車
部分と制動部材による摩擦結合機構とをスプールの両側
に隔離配置した請求項1乃至3記載の魚釣用リールの制
動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34862291A JP2601780B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-12-06 | 魚釣用リールの制動装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26696091 | 1991-09-19 | ||
JP3-266960 | 1991-09-19 | ||
JP34862291A JP2601780B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-12-06 | 魚釣用リールの制動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05130820A JPH05130820A (ja) | 1993-05-28 |
JP2601780B2 true JP2601780B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=26547664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34862291A Expired - Lifetime JP2601780B2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-12-06 | 魚釣用リールの制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601780B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4025623B2 (ja) * | 2002-11-05 | 2007-12-26 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用リール |
CN103355268B (zh) * | 2012-04-11 | 2015-02-18 | 慈溪市鱼乐渔具有限公司 | 一种渔线轮 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP34862291A patent/JP2601780B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05130820A (ja) | 1993-05-28 |
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