JPH0612967B2 - 魚釣用リールのドラグ装置 - Google Patents

魚釣用リールのドラグ装置

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JPH0612967B2
JPH0612967B2 JP31147688A JP31147688A JPH0612967B2 JP H0612967 B2 JPH0612967 B2 JP H0612967B2 JP 31147688 A JP31147688 A JP 31147688A JP 31147688 A JP31147688 A JP 31147688A JP H0612967 B2 JPH0612967 B2 JP H0612967B2
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JP
Japan
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drag
cylinder
fixed shaft
gear
braking
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP31147688A
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English (en)
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JPH02156841A (ja
Inventor
京市 金子
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は魚釣用リールのドラグ装置の改良に関するもの
である。
【従来の技術】
魚釣用リールのドラグ装置としては、実開昭61−12
374号公報に見られるようにハンドルを有する駆動軸
上に設ける方式、実開昭62−204476号公報に見
られるようにスプール軸上に設ける方式が知られてい
る。
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の前者の方式はドラグ調節摘手が駆動軸と共に
回転するので釣糸捲取り中のドラグ調節ができないと共
にドラグ調節摘手の大きさも制約されることなり調節節
操作も迅速かつ円滑にできない欠陥があり、また後者の
方式はこれらの欠陥は解消するがスプール軸が軸方向に
押圧されてその押圧力が軸受に加わった状態で回転する
ので回転が重くなると共にスプールもドラグ機構によっ
て重くなりキャスティング時の回転性能が劣り、しかも
ドラグ機能とクラッチ機能を兼用した機構であるため、
クラッチを独立させて機能させることができず、操作性
も悪い等の問題点がある。 そこでこれらの両者の欠陥を改善するためにハンドルを
有する駆動軸に釣糸捲取り時のみ駆動歯車を直結せしめ
ると共に駆動軸及びスプール軸とは別軸にドラグ装置を
設けてスプール軸のピニオンと歯車で連結しスプールの
逆転時のみ制動を行うようにすることが特開昭58−5
126号公報で知られている。 しかしながらこの方式は釣糸の捲取り中において設定し
たドラグ力以上に魚が引いても捲取り作用が優先して直
結されるので、魚の引きによる張力に応じてドラグ作用
が働かず、釣糸が切断する問題点がある。 本発明はこれらの現状に鑑み、遊星歯車機構の利用によ
り従来方式の欠陥を改善することはもとより、特に捲取
り操作時においても設定されたドラグ性能を充分に発揮
して捲取り中の釣糸の切断を確実に防止できるようにし
たドラグ装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、リール側板のフレ
ームから外側に向け突設された固定軸に軸方向摺動可能
に制動筒を嵌着し、該制動筒に内端に内側歯を有するハ
ンドル回動筒を回動自在に嵌着し、前記固定軸の回りに
おいて回動可能でかつスプール軸のピニオンと噛合する
駆動歯車の側面に遊星歯車を軸支し、該遊星歯車を固定
軸の回りにおいて前記制動筒により制動部材を介して圧
着された太陽歯車と前記内側歯とに夫々噛合せしめると
共に前記固定軸に制動筒を進退せしめるドラグ調節摘手
を設け、更にハンドル回動筒に逆転止め機構を設けたも
のである。 前記駆動歯車は固定軸に回動自在に嵌着する場合と太陽
歯車に形成した軸筒部に回動自在に嵌着する場合とがあ
り、また太陽歯車は固定軸に制動部材でを介して嵌合す
る場合と、固定軸に嵌着された制動筒に制動部材を介し
て嵌合する場合とがある。 また制動筒を固定軸に対して進退せしめる手段として
は、固定軸の外端にドラグ調節摘手を螺合しその回動に
より制動筒を進退せしめるか、制動筒の外端面に形成し
たカムにドラグ調節摘手を当接せしめその回動によりカ
ム作用で回動筒を進退させることもできる。
【作用】
本発明はハンドルによりハンドル回動筒を釣糸捲取り方
向に回転すると、内側歯の回転により噛合している遊星
歯車は、太陽歯車が制動部材で予め設定されている制動
力に応じて回り止めされているので、釣糸捲取り方向に
自転しながら同方向に公転し、この公転作用で駆動歯車
が回転してピニオン及びスプール軸を介して釣糸をスプ
ールに捲取る。 このような捲取り状態においてスプールの負荷が増大す
ると、駆動歯車は回転しなくなり、ハンドル回動筒は釣
糸捲取り方向に回転されるので、駆動歯車に軸支されて
いる遊星歯車は公転しないで釣糸捲取り方向に自転して
太陽歯車を制動部材のドラグ力に抗して釣糸繰出し方向
にスリップ回転させる。 またハンドル捲取り操作をしない状態において釣糸の張
力によりスプールが逆転しその負荷が太陽歯車の予め設
けたドラグ力を上回ると、ピニオンを介して駆動歯車が
釣糸繰出し方向に逆転し、これによって駆動歯車に軸支
されている遊星歯車は公転すると共に内側歯はハンドル
回動筒が逆転止め機構で逆転しないので遊星歯車は公転
することにより自転して太陽歯車をそのドラグ力に抗し
て釣糸繰出し方向にスリップ回転させるものである。
【実施例】
本発明の実施例を図面について説明すると、リール側板
1・2に回転自在に支持されかつスプール3を固着した
スプール軸4には公知のようにピニオン5が係脱自在に
設けられると共にリール側板1のフレーム6から外側に
向け突設された固定軸7の基部には前記ピニオン5に噛
合する駆動歯車8が回動自在に嵌着され、該駆動歯車8
の外側面には遊星歯車9・9…が軸支されている。 また前記固定軸7には前記遊星歯車9・9…に噛合しか
つ制動部材10・10…で挟着された太陽歯車11と該
制動部材10・10…を圧着する軸方向摺動自在の制動
筒12とが設けられると共に制動筒12の外側には先端
部に前記遊星歯車9・9に噛合する内側歯13を有しか
つ外側にハンドル14を設けたハンドル回動筒15が回
動自在に嵌着され、更にハンドル回動筒15にはストッ
パー爪16と係合する爪車17が設けられハンドル回動
筒15の逆転を阻止している。 しかして前記固定軸7の外端には前記制動筒12を進退
せしめるドラグ調節摘手18が螺着され、ドラグ調節摘
手18により制動筒12を進退せしめて太陽歯車11の
ドラグ力を任意に調節設定できるように構成されてい
る。 従ってドラグ調節摘手18により太陽歯車11のドラグ
力を所定に設定した後、ハンドル14によりハンドル回
動筒15を第3図実線矢印の如く釣糸捲取り方向である
時計廻り方向に回転させると、内側歯13が時計廻り方
向に回転すると共に遊星歯車9・9…は同じく時計廻り
方向に自転しながら公転し、この公転作用によって駆動
歯車8が回転してピニオン5、スプール軸4を介してス
プール3に釣糸を捲取る。 このような状態においてスプール3の負荷が増大して太
陽歯車11に設定したドラグ力を上回ると、駆動歯車8
は回転しない状態で内側歯13が時計廻り方向に回転さ
れることなり、この回転作用により遊星歯車9・9…は
公転しないで時計廻り方向に自転して太陽歯車11を反
時計廻り方向にそのドラグ力に抗してスリップ回転させ
る。 また釣糸の捲取り操作をしない状態においてスプールに
太陽歯車11のドラグ力より大きい負荷が作用すると、
ピニオン5を介して駆動歯車8が第3図鎖線矢印のよう
に反時計廻り方向に回転するが内側歯13はストッパー
爪16で逆転が阻止されているので、遊星歯車9・9は
反時計廻り方向に公転すると共に時計廻り方向に自転し
て太陽歯車11をそのドラグ力に抗して反時計廻り方向
にスリップ回転させるものである。 なお前記実施例において固定軸7を断面欠円状にして制
動筒12を回り止め嵌着しているが、固定軸7に制動筒
12を回動可能に構成してもよい。 第5図は駆動歯車8を前記実施例の固定軸7に代えて太
陽歯車11の軸筒部11′に回動自在に嵌着した実施例
であり、第6図に示す実施例は太陽歯車11を制動部材
10により挟着して制動筒12に嵌着すると共に太陽歯
車11の軸筒部11′に駆動歯車8を回動自在に嵌着し
た場合である。 また第7図及び第8図は制動筒12の進退手段として、
その外端面に形成したカム面12′に固定軸7に軸着し
たドラグ調節摘手18の係合突起18′を衝接せしめて
カム作用により太陽歯車11のドラグ力を強弱に調節で
きるようにした実施例が示されている。
【発明の効果】
本発明のドラグ装置は遊星歯車機構を利用したことによ
りスプールの逆転時はもとより、特に釣糸の捲取り操作
時においても設定されたドラグ性能を充分に発揮してド
ラグスリップ状態とすることができ、従って魚釣り操作
中の釣糸の切断を確実に防止できると共に魚釣り操作を
容易かつ円滑に行うことができ、また従来の方式のよう
にハンドル操作が重くなったり、キャスティング性能が
低下したりすることがなく、また魚釣り中のドラグ調節
操作も容易である。 また本発明のドラグ機構をハンドル軸筒上の太陽歯車が
兼用しているため、構成が簡易かつコンパクトであると
共に捲取りギャ比が小さくできるため低速リールに好適
であり、また釣糸の繰出し時のギャ比は大きくなってド
ラグ作用するためドラグ力を大きくできる優れた特徴を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一部切欠平面図、第2図は同側面図、
第3図は第1図A〜A線断面図、第4図は第1図B〜B
線断面図、第5図乃至第7図は夫々本発明の別実施例の
縦断正面図、第8図は第7図C〜C線断面図である。 3……スプール、4……スプール軸、5……ピニオン、
6……フレーム、7……固定軸、8……駆動歯車、 9……遊星歯車、10……制動部材、11……太陽歯
車、12……制動筒、13……内側歯、 15……ハンドル回動筒、 16……ストッパー爪、17……爪車、 18……ドラグ調節摘手。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リール側板のフレームから外側に向け突設
    された固定軸に軸方向摺動可能に制動筒を嵌着し、該制
    動筒に内端に内側歯を有するハンドル回動筒を回動自在
    に嵌着し、前記固定軸の回りにおいて回動可能でかつス
    プール軸のピニオンと噛合する駆動歯車の側面に遊星歯
    車を軸支し、該遊星歯車を固定軸の回りにおいて前記制
    動筒により制動部材を介して圧着された太陽歯車と前記
    内側歯とに夫々噛合せしめると共に前記固定軸に制動筒
    を進退せしめるドラグ調節摘手を設け、更にハンドル回
    動筒に逆転止め機構を設けた魚釣用リールのドラグ装
    置。
JP31147688A 1988-12-09 1988-12-09 魚釣用リールのドラグ装置 Expired - Lifetime JPH0612967B2 (ja)

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JP31147688A JPH0612967B2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09 魚釣用リールのドラグ装置

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JPH02156841A JPH02156841A (ja) 1990-06-15
JPH0612967B2 true JPH0612967B2 (ja) 1994-02-23

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