JP4965992B2 - インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
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Description
前記画像データを間引くためのデューティの異なる複数のマスクパターンを格納するメモリ手段と、
同じ色のインクを吐出する2つの記録素子列のうち、前記記録ヘッドの走査方向に関して前方側の記録素子列による記録の第1のデューティと、後方側の記録素子列による記録の第2のデューティとを異ならせるように、マスクパターンを用いて記録データを生成する生成手段と、を備え、
前記生成手段は、前記所定領域への記録に必要な前記走査の回数が第1の回数の場合における前記第2のデューティに対する前記第1のデューティの比が、前記走査の回数が前記第1の回数より少ない第2の回数の場合における前記第2のデューティに対する前記第1のデューティの比よりも小さくなるように、前記記録データの生成に用いる前記マスクパターンを前記複数のマスクパターンから選択する、ことを特徴とする。
次に、図1、2で説明したインクジェット記録装置を用い、本発明を適用した実施形態1に係るインクジェット記録装置について詳細に説明する。本実施形態1において、第1記録ヘッド401及び第2記録ヘッド402の記録動作はマスクパターンを用いた間引き処理によって制御する構成とした。その記録ヘッドの制御のブロック回路図について、図3を用いて説明する。
インク吸収性やブリーディングの発生は、全体的な傾向として、記録パス数に影響を受け、パス数が増加するとより良化の傾向を示す。しかし、高速記録を実現するためにはできるだけ少ないパス数で記録を行うことが理想である。
本実施形態3においては、マスクパターンの切り替えを記録媒体407の種類と記録モードの組み合わせから行う。記録媒体407の種類によってインクの吸収性が異なる。インク吸収性が上がれば、1回の記録走査で吐出されるインク打ち込み量の増加も可能となる。1回の記録走査で吐出されるインクの打ち込み量を増量させることにより、記録パス数を減らすことができる。また、インクジェット記録装置1には、記録画像の画像品位や、記録に要する時間などが異なる複数種類の記録モードが設定されている。
本発明のその他の実施形態に係るインクジェット記録装置1においては、使用するマスクパターンの切り替えを任意に行うことが可能である。記録パス数、記録媒体407の種類、記録モードなどの様々な記録条件に応じて、使用するマスクパターンの設定を任意に切り替えることによって、高品位の画像を得ることが可能となる。
402 第2記録ヘッド
404 紙送りローラ
406 給紙ローラ
407 記録媒体
101 メモリ部
102 出力制御部
103 マルチパス/ヘッドデータ生成部
104 第1記録ヘッド制御部
105 第2記録ヘッド制御部
Claims (12)
- 同じ色のインクを吐出する複数の記録素子が配列された記録素子列を当該配列の方向と交差する交差方向に複数備えた記録ヘッドを記録媒体に対して前記交差方向に相対的に走査させながら、画像データに基づきインクを吐出して記録を行い、前記記録媒体の所定領域に対して前記走査を複数回行って記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記画像データを間引くためのデューティの異なる複数のマスクパターンを格納するメモリ手段と、
同じ色のインクを吐出する2つの記録素子列のうち、前記記録ヘッドの走査方向に関して前方側の記録素子列による記録の第1のデューティと、後方側の記録素子列による記録の第2のデューティとを異ならせるように、マスクパターンを用いて記録データを生成する生成手段と、を備え、
前記生成手段は、前記所定領域への記録に必要な前記走査の回数が第1の回数の場合における前記第2のデューティに対する前記第1のデューティの比が、前記走査の回数が前記第1の回数より少ない第2の回数の場合における前記第2のデューティに対する前記第1のデューティの比よりも小さくなるように、前記記録データの生成に用いる前記マスクパターンを前記複数のマスクパターンから選択する、ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記生成手段は、前記走査の回数が前記第1の回数である場合と、前記走査の回数が前記第2の回数である場合との両方において、前記複数の記録素子列のうち、前記記録ヘッドの前記走査方向に関して前方側の記録素子列による記録のデューティを後方側の記録素子列による記録のデューティよりも高くするように、前記複数のマスクパターンを用いて前記記録データを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録ヘッドを前記記録媒体上で往復走査させる走査手段、をさらに備え、
前記生成手段は、前記記録ヘッドの往路走査と復路走査とで記録のデューティを高くする記録素子列を切り替える、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドを2つ備え、前記記録ヘッドの各々は、複数色のインクのそれぞれを吐出する複数の記録素子列の組を少なくとも一組有する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記生成手段は、マルチパス記録により画像を形成するため、前記記録ヘッドの複数回の走査に対応するよう前記画像データを分割し、当該分割した画像データに基いて前記記録データを生成する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記生成手段で用いるマスクパターンは、前記記録ヘッドの前記走査方向に関し、前記前方側の記録素子列による記録のデューティが前記後方側の記録素子列による記録のデューティより高く設定されているマスクパターンであり、所定の記録素子列において前記往路走査で使用するマスクパターンの記録のデューティと前記復路走査で使用するマスクパターンの記録のデューティが入れ替わる、ことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
- 前記生成手段は、前記記録媒体の種類に基づいて、前記記録データの生成に用いる前記マスクパターンを前記複数のマスクパターンから選択する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- インクを吐出する複数の記録素子が配列された記録素子列を当該配列の方向と交差する交差方向に複数備えた記録ヘッドを記録媒体に対して前記交差方向に相対的に走査させながら、画像データに基づきインクを吐出して記録を行い、前記記録媒体の所定領域に対して前記走査を複数回行って記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記画像データを間引くためのデューティの異なる複数のマスクパターンを格納するメモリ手段と、
前記複数の記録素子列のうち、少なくとも一組の記録素子列に関して、前記記録ヘッドの走査方向に関して前方側の記録素子列による記録の第1のデューティと、後方側の記録素子列による記録の第2のデューティとを異ならせるように、マスクパターンを用いて記録データを生成する生成手段と、を備え、
前記生成手段は、前記所定領域への記録に必要な前記走査の回数が第1の回数の場合における前記第2のデューティに対する前記第1のデューティの比が、前記走査の回数が前記第1の回数より少ない第2の回数の場合における前記第2のデューティに対する前記第1のデューティの比よりも小さくなるように、前記記録データの生成に用いる前記マスクパターンを前記複数のマスクパターンから選択する、ことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 同じ色のインクを吐出する複数の記録素子が配列された記録素子列を当該配列の方向と交差する交差方向に複数備えた記録ヘッドを記録媒体に対して前記交差方向に相対的に走査させながら、画像データに基づきインクを吐出して記録を行い、前記記録媒体の所定領域に対して前記走査を複数回行って記録を行うインクジェット記録装置において実行されるインクジェット記録方法であって、
同じ色のインクを吐出する2つの記録素子列のうち、前記記録ヘッドの走査方向に関して前方側の記録素子列による記録の第1のデューティと、後方側の記録素子列による記録の第2のデューティとを異ならせるように、マスクパターンを用いて記録データを生成する生成工程と、を有し、
前記生成手段は、前記所定領域への記録に必要な前記走査の回数が第1の回数の場合における前記第2のデューティに対する前記第1のデューティの比が、前記走査の回数が前記第1の回数より少ない第2の回数の場合における前記第2のデューティに対する前記第1のデューティの比よりも小さくなるように、前記記録データの生成に用いる前記マスクパターンを、前記画像データを間引くためのデューティの異なる複数のマスクパターンから選択する、ことを特徴とするインクジェット記録方法。 - 前記生成工程は、前記複数の記録素子列のうち、前記走査の回数が前記第1の回数である場合と、前記走査の回数が前記第2の回数である場合との両方において、前記記録ヘッドの走査方向に関して前方側の記録素子列による記録のデューティを後方側の記録素子列による記録のデューティよりも高くするように、前記複数のマスクパターンを用いて記録データを生成する、ことを特徴とする請求項9に記載のインクジェット記録方法。
- 請求項9に記載のインクジェット記録方法の各工程をコンピュータに実行させるプログラム。
- 請求項11に記載のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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