JP2010012635A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる処理の実行を処理手段を共通にすることで装置構成を複雑なものとしないようにできる記録装置を提供することである。
【解決手段】このために、多値データの多値/2値変換を実行する第1の処理と2値データの解像度変換及び間引き処理を実行する第2の処理とを実行する共通の処理手段を設ける。そして、ユーザからの入力指示に従って、前記第1の処理、或は、前記第2の処理を実行するよう制御し、前記共通の処理手段を実行させることにより得られたデータに基づいて記録媒体に画像を記録する。
【選択図】 図8

Description

本発明は記録装置に関し、特に、入力された記録データの変換を行って記録を行う記録装置に関するものである。
近年の記録ヘッドを用いた記録装置は、ホスト装置から転送された記録データに基づいて記録を行う単機能の装置のみならず、スキャナ機能や複写機能を備えた多機能プリンタ装置(MFP)としても用いられている。
多機能プリンタ装置は、多くの機能を実現するために、単機能の装置に比べて、部品点数も多く、その構造は複雑なものとなっている。特に、記録データの供給源が、ホスト装置のみならず、スキャナ部やメモリカードとなることもあり、複数種類のインタフェースが必要になる。一方、その記録データを用いて記録を行う記録部は1つである。従って、その最終的な記録手段である記録ヘッドに記録データを供給するためには、複数の記録データ供給源からの記録データを適切に画像処理することが求められる。
例えば、多機能プリンタ装置のスキャナ部から画像原稿の試し印刷を行う場合には、スキャナ部からの画像データを間引きして記録データを生成する処理を実行する。この間引き処理には、マスクデータ(マスクパターン)が用いられる。この間引き処理には千鳥間引きなどの単純マスクを利用しているのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。この間引き処理は、間引きの程度に従って、複数のマスクパターンが用いられる。
また、マスクデータ(マスクパターン)を用いた間引き処理は、高品位の画像記録を行うためにいわゆるマルチパス記録を行う場合にも使用される。この場合には、記録ヘッドを走査する毎に、マスクパターンを変更し、異なるマスクパターンを使用する。
特開平8−20125号公報
さて、多機能プリンタ装置の様々な機能を実現するためには、多くの異なるマスクパターンが必要となる。このためには、装置内にマスクパターンのデータを保持する記憶領域が必要であり、マスク処理を行うためにはこのマスクパターンを展開する大きなサイズのバッファ領域が必要となる。
このため、多機能プリンタ装置には、マスクパターン格納のためにメモリの容量が増加するという問題がある。加えて、マスクパターン夫々を用いた個別の画像処理のためにASICなどのデータ処理回路の規模が大きくなるという問題もある。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、異なる処理の実行を処理手段を共通にすることで装置構成を複雑なものとしないようにできる記録装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため本発明の記録装置は以下の構成からなる。
即ち、ユーザからの指示を入力する指示手段と、多値データの多値/2値変換を実行する第1の処理と2値データの解像度変換及び間引き処理を実行する第2の処理とを実行する共通の処理手段と、前記指示手段による指示に従って、前記第1の処理、或は、前記第2の処理を実行するよう制御する制御手段と、前記共通の処理手段を実行させることにより得られたデータに基づいて記録媒体に画像を記録する記録手段とを有することを特徴とする。
従って本発明によれば、多値データを2値データに変換する処理と2値データを解像度変換及び間引き処理を実行する手段を共通にすることで、装置構成を簡略化し、例えば、回路の増大やメモリの増大を抑制することができるという効果がある。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
図1は本発明の代表的な実施例である多機能プリンタ装置(MFP)の概観斜視図である。
図1において、1は操作部、2は画像読取(スキャナ)部、4は自動給送部(ADF)、5はインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)を備えた記録部である。
パネル部1には、スタートキー、ストップキー、選択キー、モードキー等が設けられている。パネル部1を操作することで、文字、写真などの読取画像の種類や読取解像度を指定したり、複数の記録モードの中からインクセーブ(エコノミー)モードの設定を行う。インクセーブ(エコノミー)モードにより、インク消費量を抑制することができる。
例えば、インクセーブ(エコノミー)モードには、75%の間引きを行うモード、50%の間引きを行うモード、25%の間引きを行うモードを備えている。パネル部1の操作により、間引き率を設定し、その設定に対応して、記録データの間引き処理を行う。このモードは、例えば、画像読取部2で読取った文字画像の記録を行う場合に適用される。
図2は多機能プリンタ装置(MFP)の記録部5の概要構成を示す斜視図である。
キャリッジ501に搭載された記録ヘッド504はインクを吐出可能な吐出口(ノズル)を備え、インクを収容するインクタンクに接続されている。また、記録ヘッド504の吐出口は、図2において下方にあり、プラテン707上に位置する記録媒体705にインクを吐出して記録するように、吐出口を下に向けてキャリッジ501に搭載されている。
キャリッジ501は、2つのガイド軸502と503によって、それらの軸方向に沿って移動可能に支持されており、キャリッジモータ(不図示)の駆動により、記録領域を含む走査領域を矢印Q1、Q2で示す方向(主走査方向)に沿って往復走査する。キャリッジ501による1回の主走査が終了すると、搬送ローラ506は、記録媒体505を矢印P方向(副走査方向)に一定量(記録ヘッド504の記録幅に相当する距離)だけ搬送する。このように記録ヘッドの走査と記録媒体の搬送とを繰り返して記録媒体1頁の記録を行う。
なお、この実施例の記録部5の記録ヘッド504は解像度600dpiで画像を記録することができる。
図3は多機能プリンタ装置(MFP)の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、このMFPは機能的には、原稿を読取る画像読取部2と、ホスト装置3とのインタフェースを備え、ホスト装置3からの画像データ、或は画像読取部4からの画像データを入力して画像処理を行う画像処理部6と、記録部5とを備える。画像処理部6と記録部5とはシリアル(USB)インタフェースで接続されている。
さらに、記録部5と画像処理部6にはユーザからの種々の入力指示を受け付ける操作部1が接続され、画像読取部2には図1で言及したADF4が機構的に接続される。
従って、MFPはADF4から給紙された画像原稿を読取り、その画像を記録部5で記録用紙に記録するというコピー(複写)動作を行うことができる。一方、ホスト装置3から画像データを受信して、記録部6で記録用紙に画像を記録することもできる。さらに、画像原稿を読取ることで得られた画像データをホスト装置3に転送することもできる。
画像読取部2は画像原稿を読取って得られた画像データを画像処理部6に転送する。画像原稿が(画像種類の指定により)文字画像であれば、画像処理部6は画像処理を行って解像度300dpiの2値データを生成する。その2値データは画像処理部6から記録部5に転送され、記録部5はこれを記録ヘッド504の記録解像度に合わせて解像度600dpiの2値データに変換する。
一方、画像原稿が写真などの自然画像であれば、画像処理部6は画像処理を行って各色成分が解像度300dpiの各色成分各画素を2ビットで表現するように量子化した多値データを生成する。その多値データは画像処理部6から記録部5に出力される。記録部5ではこれを記録ヘッド504の記録解像度に合わせて、解像度600dpiの2値データに変換する。
一方、画像処理部6がホスト装置3から画像データを入力した場合には、輝度−濃度変換などの画像処理を行い、その結果得られた画像データを記録部5へ転送する。ホスト装置からの画像データが文字画像データであれば画像処理部6は画像処理後、記録部5に解像度300dpiの2値データを出力する。一方、ホスト装置からの画像データがカラー画像データであれば画像処理部6は画像処理後、記録部5に解像度300dpiの各色成分各画素を2ビットで表現するように量子化した多値データを出力する。
これら2値データと多値データの変換処理については後で詳述する。なお、各色成分毎のデータ処理は共通なので、これ以降の説明では色成分について説明せず、単に多値データとして扱う。
なお、このMFPは、2つのCPUを用いて制御を行っている。一方のCPUは、画像読取部2と画像処理部6をを制御し、他方のCPUは記録部5を制御する。
図4は記録部5の制御構成を示すブロック図である。
ASIC513はCPU510を備えている1チップの集積回路である。ASIC513は操作部1からの信号に基づき、制御を行う。ASIC513は、後述する変換回路の他、モータドライバや記録ヘッド504のドライバなどを備えている。モータドライバはキャリッジ501の駆動源であるキャリッジ(CR)モータ514や搬送ローラの駆動源であるLFモータ515を制御する。
また、ROM511には、後述する処理を実行するための制御プログラムが格納されている。また、RAM512には、CPU510が制御プログラムを実行するときに用いるの作業領域や後述する入力バッファや記録バッファを備える。
画像処理部6にも、記録部5と同様にCPUやメモリ(ROM、RAM)が備えられ、このCPUが画像処理や画像読取部の制御、ホスト装置3との通信制御を行っているが、本発明とは直接関係ないので、ここではその説明を省略する。
なお、図4に示す構成では、ASICはCPUを内蔵する構成であるが、ASICの外部にCPUが設けられている構成でも良い。
図5はこの実施例に係わる記録部の機能構成を示すブロック図である。
この実施例に特徴的な構成の1つである変換回路101は、入力レジスタ102と出力レジスタ103と変換部104で構成され、変換部104は、操作部1からの指示に基づき変換処理を行う。
入力バッファ106から入力された画像データは、変換回路101の入力レジスタ102に格納され、操作部1からの指示に基づき、変換部104によって、出力レジスタ103に格納される。変換回路101からの出力は、出力レジスタ103から記録バッファ107に格納される。転送回路108は記録媒体107のデータを読出して、記録ヘッド504に転送し、記録を行う。
図6は記録用紙1頁の記録シーケンスの概要を示すフローチャートである。
まず、入力記録データがあれば、ステップS202では、記録紙の給紙を行う。これにより記録部内部に、記録用紙が給紙される。
その後、記録用紙1頁分の記録が終了するまで、ステップS203における記録ヘッド504による記録走査の動作と、ステップS204における記録終了の判定と、ステップS205における記録用紙の搬送動作とを実行する。
この間、ステップS204において、記録用紙全体への記録終了が判定されると、処理はステップS206に進み、記録用紙の装置外への排出(排紙)を行い、記録シーケンスを終了する。これに対して、ステップS204において、記録継続と判断されると、処理はステップS203に戻り、記録走査の動作と搬送動作とを繰り返す。
次に、ステップS203における記録走査の詳細を説明する。
図7は記録走査の詳細なシーケンスを示すフローチャートである。
この図では、マルチパス記録が可能な場合の処理を例示しているが、記録走査と記録媒体の搬送を交互に行うシーケンスでも良いことは言うまでもない。
まず、ステップS209では入力データの濃度変換処理を行う。濃度変換の詳細は、後述する。
次に、ステップS210では、記録ヘッド504の記録幅に相当する記録を何スキャンで実行するかを調べる。この実施例では、2パス、4パス、1パスを例にあげているが、上述したパス数に限定するものではない。
例えば、マルチパス記録におけるパス数が“2”である4パスの場合、処理はステップS211に進み、2パス記録用のデータ間引きを行う。その後、ステップS212では、記録ヘッド504を走査して記録用紙に記録を行う。ステップS213では2パス記録が終了したかどうかを調べ、記録継続と判定されたなら、処理はステップS211に戻る。これに対して、2パス記録終了と判定されたなら、処理は終了する。
また、マルチパス記録におけるパス数が“4”である4パスの場合、処理はステップS215に進み、4パス記録用のデータ間引きを行う。その後、ステップS216では、記録ヘッド504を走査して記録用紙に記録を行う。ステップS217では4パス記録が終了したかどうかを調べ、記録継続と判定されたなら、処理はステップS215に戻る。これに対して、4パス記録終了と判定されたなら、処理は終了する。
さらに、ステップS210での判定がマルチパス記録ではない(即ち、1パス記録)なら、処理はステップS218に進み、マルチパス記録のような間引き処理を行わず、そのまま記録データを用いて走査記録を行う。その後、処理は終了する。
図7から分かるように、この実施例では、濃度変換の処理とマルチパス記録における記録データの間引きが独立して行われる。
次に、ステップS209における濃度変換処理の詳細を説明する。
図8は、濃度変換処理(変換処理)の詳細を示すフローチャートである。この処理は変換回路101において行われる。
まず、ステップS302では画像データが多値であるかどうかを調べる。画像処理部6より転送される画像データは解像度300dpiであるが、そのデータは多値データである場合と2値データである場合とがある。
さて、そのデータが多値データであると判定された場合、処理はステップS303に進み、1画素分のデータを読込む。その読込んだデータは入力レジスタ102に保持される。続いて、ステップS304では多値/2値変換を行う。変換されたデータは、出力レジスタ103に保持される。出力レジスタ103に保持されたデータは、記録バッファ107に出力される。
ここでは、多値データは1画素あたり2ビットで表現されている。従って、この多値データでは4値の量子化値をもつと言える。一方、上述のように記録ヘッドは記録解像度が600dpiなので、解像度300dpiの多値データの量子化値は記録ドット4画素により正確に表現される。
図9は多値/2値変換による多値データのドット展開を示す図である。
ここでは、1画素あたりの多値データが4値(レベル“0”、レベル“1”、レベル“2”、レベル“3”)であり、その解像度を300dpi、記録解像度を600dpiとしている。
多値データの量子化値が“3”(レベル“3”)の場合、図9(A)に示すように、その入力データは、記録解像度の600dpi格子ではドット配置901の2値データに変換(展開)される。一方、多値データの量子化値が“1”(レベル“1”)の場合、図9(B)に示すように、その入力データは、記録解像度600dpi格子ではドット配置902の2値データに変換(展開)される。このように、多値データのドット展開は、入力値(入力レベル)と、予め用意された2×2のドットマトリクスのドットパターンの規則に基づいて展開される。
この変換処理の後、ステップS305では所定のデータ処理が終了したかどうかを調べ、処理が未終了と判定された場合には、処理はステップS302に戻る。なお、処理すべきデータフォーマットの仕様により、多値/2値の判定が不要の場合は、ステップS302は省略し、ステップS303の処理から継続しても構わない。これに対して、処理終了と判定された場合には、処理を終了する。
一方、ステップS302において、データが2値データと判定された場合、処理はステップS307に進み、2値データを2画素分読み込む。この2画素分のデータは記録ヘッド504の走査方向に連続しているとする。
なお、この実施例では、2画素単位の読み込みを行っているが、この読込は2画素に限定されるものではなく、例えば、多値データを4画素分入力する構成であれば、2値データを8画素分入力するようにしても良い。
この後、処理はステップS308において、操作部1から入力指示であるインクセーブモードの間引き指示の内容に基づいて、何%の間引きを行うのかを調べる。その結果、間引きが25%の間引きであると判定された場合、処理はステップS309に進み、25%ドット展開を行う。また、間引きが50%の間引きと判定された場合、処理はステップS310に進み、50%ドット展開を行う。さらに、間引きが75%の間引きと判定された場合、処理はステップS311に進み、75%ドット展開を行う。またさらに、間引きが100%の間引きと判定された場合、処理はステップS312に進み、100%ドット展開を行う。
そして、ステップS309〜S312のいずれかのドット展開処理の実行後に、処理はステップS305に進み、前述の判定を行う。なお、前述のように、処理すべきデータフォーマットの仕様により、多値/2値の判定が不要の場合は、ステップS302は省略し、ステップS307の処理から継続しても構わない。
図10は、解像度変換を伴う2値データの変換処理を説明する図である。
ここでは、読込んだ2画素分の2値データについての間引き処理を伴う解像度変換について説明する。図10に示すように、この変換処理では、解像度300dpiの画素401の2個を単位として、解像度600dpiの画素8個で構成されるドット群に変換する。このようにして、解像度300dpiの2値データが解像度600dpiの2値データに変換される。
図10の(A)は間引きを行わない100%のドット展開を行う様子を示したものである。この場合、解像度300dpiの2値データはドット群404のドットパターンをもつように変換される。従って、その2値データの値が“1”であれば、これに対応する解像度600dpiの2×2のドットマトリクスの4ドット全てが“1”(図では黒丸)として展開される。言い換えると、この場合にはマスク処理はされない。
図10の(B)は75%ドット展開を行う様子を示したものである。この場合、解像度300dpiの2値データはドット群405のドットパターンをもつように変換される。従って、その2値データの値が“1”であれば、これに対応する解像度600dpiの2×2のドットマトリクスの3ドットが“1”(図では黒丸)として展開される。言い換えると、この場合には、25%のドットが間引かれて(マスクされて)記録媒体に記録する画像の濃度が制御される。
図10の(C)は50%ドット展開を行う様子を示したものである。この場合、解像度300dpiの2値データはドット群406のドットパターンをもつように変換される。従って、その2値データの値が“1”であれば、これに対応する解像度600dpiの2×2のドットマトリクスの2ドットが“1”(図では黒丸)として展開される。言い換えると、この場合には、50%のドットが間引かれて(マスクされて)記録媒体に記録する画像の濃度が制御される。
図10の(D)は25%ドット展開を行う様子を示したものである。この場合、解像度300dpiの2値データはドット群407のドットパターンをもつように変換される。従って、その2値データの値が“1”であれば、これに対応する解像度600dpiの2×2のドットマトリクスの1ドットが“1”(図では黒丸)として展開される。言い換えると、この場合には、75%のドットが間引かれて(マスクされて)記録媒体に記録する画像の濃度が制御される。
図9と図10とを比較すると、多値/2値変換に用いる解像度600dpiの2×2のドットマトリクスのドットパターンと、2値データの解像度変換と間引き処理に用いられる解像度600dpiの2×2のドットマトリクスのドットパターンは共通化できる。即ち、量子化値が“3”のドットマトリクスのドットパターンは75%ドット展開のドットパターンと同じである。また、量子化値が“2”のドットマトリクスのドットパターンは50%ドット展開のドットパターンと同じであり、量子化値が“1”のドットマトリクスのドットパターンは25%ドット展開のドットパターンと同じである。
このように、この実施例では、多値データの多値/2値変換(第1の処理)に用いられるドットパターンと2値データの解像度変換及び間引き処理(第2の処理)に用いられるドットパターンとを共通にする。そして、間引き処理では、指示される間引き率に従って、複数のドットパターンのいずれかを選択して用いる。これにより、夫々に独自のドットパターンを用いる場合と比べて、その処理を共通にできるので、ASICの回路規模を削減したり、ドットパターンの格納容量を削減できる。第1の処理と第2の処理とは、操作部1からの指示により実行が制御される。
図11は、従来の千鳥状パターンをもちいたマスク処理とこの実施例におけるマスク処理とを説明する図である。
図11において、(A)は従来の千鳥状パターンをもちいたマスク処理を示しており、(B)はこの実施例における間引き処理を示している。ここで、(A)も(B)も、入力データが300dpiの2値データであり、これを解像度600dpiの2値データに解像度変換を施し、50%のマスク処理を行う場合を示している。
従来は、(A)に示すように、まず、解像度300dpiの入力2値データが表わすドットパターン411を、解像度600dpiのドットパターン412に解像度変換する。これにより、ドット数は縦横2倍それぞれになる。その後、ドットパターン412に対して、間引き用マスク413を記録動作時に適用して記録を行う。その結果、記録用紙に記録されるドットは、間引かれたドットパターン414となる。
一方、この実施例では、(B)に示すように、解像度300dpiの入力2値データが表わすドットパターン411に、図10(C)に示すような解像度変換処理415を施しドット展開処理を行う。これにより、記録用紙に記録されるドットは50%間引かれたドットパターン414となる。
従って以上説明した実施例に従えば、解像度変換とマスク(間引き)処理とを一括して行うので、従来必要であった間引き用マスクは不要とすることができる。これにより、従来は必要であったマスクパターンを格納する記憶容量も不要となり、マスク処理のための回路なども不要にすることができる。また、これは、以後の処理と独立して実行できるため、マルチパス記録におけるパス分割用マスクなども容易に実現可能となる。
なお、上述した濃度変換処理では、多値データは1画素読込み、2値データは2画素読込む構成としたが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、1画素が2ビットで表現される多値データと、1画素が1ビットで表現される2値データともに同じ画素数の読み込む、例えば、多値データ/2値データともに1画素読み込みを行うようにしても良い。
同じ解像度のデータであっても、多値データは1画素あたり2ビットであるのに対し、2値データは1画素あたり1ビットで表現される。このために、300dpiの2値データの場合は、その1ビットデータの値を2ビットデータにビット変換を行う。例えば、2値データの値が“0”であれば“00”に変換し、2値データの値が“1”であれば“11”に変換する。このようにして擬似的に2ビットデータとなった解像度300dpiの2値データを多値データと同じように解像度600dpiの2値データへ変換するのである。同様に、多値データが1画素4ビットで表現され、2値データが1画素1ビットで表現される場合には、2値データの値が“0”であれば“0000”に変換し、2値データの値が“1”であれば“1111”に変換すればよい。
以上の実施例は、解像度300dpiのデータを600dpiのデータに変換する構成であったが、解像度の値は他の値でも構わない。また、シアン、マゼンタ、イエロに対応する記録解像度が1200dpi、ブラックに対応する記録解像度が600dpiの場合でも構わない。この場合、シアン、マゼンタ、イエロの各データについて、変換回路は解像度600dpiのデータを入力し、1200dpiのデータに変換する。一方、ブラックのデータについて、変換回路は解像度300dpiのデータを入力し、600dpiのデータに変換する。また、上述した画像処理部6について補足すると、文字画像か自然画像かに基づいて、2値データまたは多値データを生成する構成であったが、他の構成でも構わない。例えば、多機能プリンタ装置の動作モードがインクセーブモードの場合に2値データを生成し、それ以外の場合に、多値データを生成する構成でも構わない。
以上の実施例は、特にインクジェット記録方式の中でもインク吐出エネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いて記録の高密度化、高精細化を達成している。
さらに加えて、本発明のインクジェット記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力装置として用いられるものの他、リーダ等と組合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
本発明の代表的な実施例である多機能プリンタ装置(MFP)の概観斜視図である。 多機能プリンタ装置(MFP)の記録部5の概要構成を示す斜視図である。 多機能プリンタ装置(MFP)の機能構成を示すブロック図である。 記録部5の制御構成を示すブロック図である。 記録部の機能構成を示すブロック図である。 記録用紙1頁の記録シーケンスの概要を示すフローチャートである。 記録走査の詳細なシーケンスを示すフローチャートである。 濃度変換処理(変換処理)の詳細を示すフローチャートである。 多値/2値変換による多値データのドット展開を示す図である。 解像度変換を伴う2値データの変換処理を説明する図である。 従来の千鳥状パターンをもちいたマスク処理とこの実施例におけるマスク処理とを説明する図である。
符号の説明
1 操作部
2 画像読取部
3 ホスト装置
4 ADF
5 記録部
6 画像処理部
101 変換回路
102 入力レジスタ
103 出力レジスタ
104 変換部
106 入力バッファ
107 記録バッファ
504 記録ヘッド

Claims (5)

  1. ユーザからの指示を入力する指示手段と、
    多値データの多値/2値変換を実行する第1の処理と2値データの解像度変換及び間引き処理を実行する第2の処理とを実行する共通の処理手段と、
    前記指示手段による指示に従って、前記第1の処理、或は、前記第2の処理を実行するよう制御する制御手段と、
    前記共通の処理手段を実行させることにより得られたデータに基づいて記録媒体に画像を記録する記録手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1の処理とは、1画素を複数のビットで表現する多値データを複数のビットで構成されるドットマトリクスで表現されるドットパターンに変換する処理であり、
    前記第2の処理の解像度変換とは、入力された2値データの解像度を前記記録手段による記録解像度に変換する処理であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第2の処理の間引き処理は、前記解像度変換が施された2値データに対して、前記ドットマトリクスで表現されるドットパターンを用いて間引きを行うことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記指示手段は前記間引き処理のための間引き率を入力し、
    前記第2の処理の間引き処理は、前記間引き率に従って、複数のドットパターンのいずれかを選択して用いることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記記録手段は記録ヘッドを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
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