JP5317575B2 - データ処理装置およびデータ処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、異なるインク吐出量(異なる大きさのインクドット)で画像の記録を行うためのデータを生成するデータ処理装置およびデータ処理方法に関するものである。
インクジェット記録装置においては近年記録液滴の小液滴化により、より高品位な画像を形成しようという試みがなされている。その一例として同一色のインクを複数の吐出量で付与して記録を行い、高画質記録と高速記録とを両立させる記録装置が知られている。
このインクジェット記録装置で用いられる画像データは、画素毎に多値(例えば、8ビットの0から255までの256階調)の形式で階調が表現された画像データを、最終的に2値の画像データに変換して得られるものである。より具体的には、8ビット・256値の画像データは、一旦、数レベルの階調を表現する複数ビット(例えば、2ビット)のN値データ(例えば、4値データ)に変換される。この変換を量子化という。そして、その量子化されたN値データが表わすレベルに基づいて、当該レベルに予め対応付けられたドットマトリクスパターンを選択し、その選択したパターンのドットを形成するための2値の画像データを生成する。このドットマトリクスパターン内のドット数やドット配置を適切に定めることにより、記録の階調性や最大濃度などを設定することができる。なお、ドットマトリクスパターンとは、ドットの配置を定めたドット配置パターンのことであり、以下、「ドットマトリクスパターン」のことを「ドット配置パターン」とも称する。
この方法の具体例について、大、中、小ドットを記録可能な記録装置を例にとって説明する。まず、大、中、小ドット夫々について、0〜255の256階調の画像データを、2ビットで表現される4値データ(レベル0〜3)に量子化する。次いで、大、中、小ドット夫々に対応する4値データを、それぞれ、図12に示されるようなレベル0〜3の何れかのレベルに対応したドットマトリクスパターンによって2値データに変換する。以上のように、この構成では、ドットマトリクスパターンによって上記4レベル(レベル0〜3)の各レベルについて大、中、小ドットの配置が独立に定められる。つまり、大、中、小データは独立に量子化されるのである。
本明細書において、このような独立の量子化により得られる量子化データ(例えば、図12のような大中小データを独立のパターンとして表現するための各レベルを示すインデックスデータ)を「大中小独立インデックス」と定義する。
異なる大きさのドットのデータをそれぞれ独立に別個のドットマトリクスパパターンを用いて生成する方法は特許文献1や特許文献2に開示されている。一方、上記大中小独立インデックスでは大、中、小のデータをそれぞれ独立に量子化したが、多値の画像データを同一のマトリクスパターンを用いて量子化することで、大、中、小のドットデータを生成することもできる。この構成の場合、まず、同色インクに対応した0〜255の256階調の画像データを、4ビットで表現される8値データ(レベル0〜7)に量子化する。次いで、この8値データを、図11に示されるようなレベル0〜7の何れかのレベルに対応したドットマトリクスパターン(大中小ドット混在パターン)によって2値データに変換する。以上のように、この構成では、大、中、小データは共に量子化されるのである。本明細書において、このような同一の量子化により得られる量子化データ(例えば、図11のような大中小データを混在パターンとして表現するための各レベルを示すインデックスデータ)を「大中小同一インデックス」と定義する。
異なる大きさのドットのデータを単一のドットマトリクスパターンを用いて生成する方法は特許文献3に開示されている。
しかし、これら大中小同一インデックスや大中小独立インデックスは、それぞれ記録において長所と短所がある。図10は、それぞれの長所と短所をまとめた図である。また、図11は、大中小同一インデックスによるドットマトリクスパターンを示した図であり、図12は、大中小独立インデックスによるドットマトリクスパターンを示した図である。これらの各ドットマトリクスパターンは、1画素が600dpi(横)×600dpi(縦)の大きさで2×2のドットマトリクスパターンである。
図11に示した大中小同一インデックスでは、大、中、小ドットデータを生成するために同一の量子化処理が行われ、画素単位で大、中、小ドットの位置関係をドットマトリクスパターンによって規定できる。そのため、例えば小ドットのみが使われるレベル(図11のレベル2)から中ドットと小ドットが混在するレベル(図11のレベル3)への階調のつなぎで、中ドットと小ドットが重なりにくい配置に規定することができる。また同様に、中ドットのみのレベル(図11のレベル4)から中ドットと大ドットが混在するレベル(図1のレベル5)への階調のつなぎで、中ドットと大ドットが重なりにくい配置を規定することができる。
中ドットと小ドットもしくは中ドットと大ドットが混在するドットパターンにおいて、ドット同士が重なるとドットの濃度が高くなるので、記録結果においてドットが認識しやすくなり粒状感アップにつながる。しかし、この大中小同一インデックスでは、中ドットと小ドットもしくは中ドットと大ドットが重なりにくい配置に規定できるため、異なる大きさのドットが混在し始める濃度域(階調レベル)で問題となりやすい粒状感を軽減することができる。
しかし、大中小同一インデックスの場合、外的要因で中ドットもしくは小ドットの吐出量が振れて中ドットと小ドットの吐出量の差がほとんどなくなった場合に、階調性を崩しやすい。すなわち、中ドットと小ドットの吐出量の差がほとんどなくなった場合、例えば、図11のレベル2とレベル3のインク量の差が少なくなる。画素単位で中ドットと小のドット配置を規定しているため、レベル2の小ドットを中ドットに置き換えたレベル3で十分な濃度が出ずにレベル2とレベル3間の階調のつなぎ部分における階調性が悪くなりやすい。これは中ドットから大ドットへの階調のつなぎにおいても同様のことがいえる。
一方、図12に示した大中小独立インデックスでは、大、中、小ドットデータが独立に量子化され、大、中、小ドットそれぞれについてドットマトリクスパターンが規定される。このため、小ドットから中ドットへの階調のつなぎ、もしくは中ドットから大ドットへの階調のつなぎの際、中ドットもしくは大ドットの入り出しをどのレベルから使い始めるかを自由に決めることができる。この場合、外的要因で中ドットもしくは小ドットの吐出量が振れても、階調性を損ないにくい。これは、中ドットから大ドットへの階調のつなぎにおいても同様である。
特開2004−148723号公報 特開2002−301815号公報 特開平10−278244号公報
しかし、大中小独立インデックスは、大中小ドットそれぞれ独立に量子化し、それぞれ独立にドットマトリクスパターンを当てはめるため、同一画素内で大、中、小ドットが混在した状態の位置関係を規定できない。よって、小ドットのみの階調から中ドットと小ドットが混在する階調へ移り変わるときに、小ドットと中ドットが重なる部分が生じて、中ドットの入りだしが目立ってしまう場合がある。中ドットのみの階調から中ドットと大ドットが混在する階調へ移り変わるときも同様である。
以上の通り、同一インデックスにも独立インデックスにも一長一短があり、いずれか一方の方法だけを適用する従来の方法では、異なるサイズのドットが入り始める濃度域(階調レベル)でのドットの粒状感軽減と階調性の確保を両立させることは難しかった。
よって本発明は、このような点に鑑みて成されたものであり、異なるサイズのドットが入り始める濃度域(階調レベル)でのドットの粒状感を軽減しつつ、階調性を損ないにくい記録を可能とすることを目的とする。
そのため本発明のデータ処理装置は、画像データに基づき、同色の、第1のドット、前記第1のドットよりも小さな第2のドットおよび前記第2のドットよりも小さな第3のドットを単位領域に形成するための2値データを生成するためのデータ処理装置であって、単位領域に対応する入力画像データの階調値に基づいて、前記第1および第2のドットを形成するための第1の多値の画像データと、前記第3のドットを形成するための、前記第1の多値の画像データとは異なる第2の多値の画像データと、を生成する生成手段と、該生成手段により生成された前記第1および第2の多値の画像データに基づいて、第1の多値の画像データの階調値に応じた単位領域における前記第1および第2のドットの配置を定める第1のドット配置パターンを用いて前記第1および第2のドットに対応した2値データを生成し、且つ、前記第1のドット配置パターンとは異なり、前記第2の多値の画像データの階調値に応じた前記単位領域における前記第3のドットの配置を定める第2のドット配置パターンを用いて前記第3のドットに対応した2値データを生成するための2値化処理手段を備え、前記第2の多値の画像データが前記単位領域に前記第3のドットを1つ形成するレベルとなる前記入力画像データの階調値の範囲で前記入力画像データの階調値が増加するに従って、前記第1の多値の画像データが、前記第2のドットを形成しないレベルから前記第2のドットを1つ形成するレベルとなるように、前記生成手段は、前記第1、第2の多値の画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明のデータ処理装置は、画像データに基づき、同色の、第1のドット、前記第1のドットよりも小さな第2のドットおよび前記第2のドットよりも小さな第3のドットを単位領域に形成するための2値データを生成するためのデータ処理装置であって、
画像データに基づき、同色の、第1のドット、前記第1のドットよりも小さな第2のドットおよび前記第2のドットよりも小さな第3のドットを単位領域に形成するための2値データを生成するためのデータ処理装置であって、単位領域に対応する入力画像データの階調値に基づいて、前記第1および第2のドットを形成するための第1の多値の画像データと、前記第3のドットを形成するための、前記第1の多値の画像データとは異なる第2の多値の画像データと、を生成する生成手段と、該生成手段により生成された前記第1および第2の多値の画像データに基づいて、第1の多値の画像データの階調値に応じた単位領域における前記第1および第2のドットの配置を定める第1のドット配置パターンを用いて前記第1および第2のドットに対応した2値データを生成し、且つ、前記第1のドット配置パターンとは異なり、前記第2の多値の画像データの階調値に応じた前記単位領域における前記第3のドットの配置を定める第2のドット配置パターンを用いて前記第3のドットに対応した2値データを生成するための2値化処理手段を備え、前記第2の多値の画像データのレベルが前記第3のドットを所定数形成するレベルから前記所定数より1段階多い数形成するレベルとなるまでの前記入力画像データの階調値の範囲で、前記第2のドットを形成する数が1段階多くなるように前記第1、第2の多値の画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明のデータ処理方法は、画像データに基づき、同色の、第1のドット、前記第1のドットよりも小さな第2のドットおよび前記第2のドットよりも小さな第3のドットを単位領域に形成するための2値データを生成するためのデータ処理方法であって、単位領域に対応する入力画像データの階調値に基づいて、前記第1および第2のドットを形成するための第1の多値の画像データと、前記第3のドットを形成するための、前記第1の多値の画像データとは異なる第2の多値の画像データと、を生成する生成工程と、該生成工程により生成された前記第1および第2の多値の画像データに基づいて、第1の多値の画像データの階調値に応じた単位領域における前記第1および第2のドットの配置を定める第1のドット配置パターンを用いて前記第1および第2のドットに対応した2値データを生成し、且つ、前記第1のドット配置パターンとは異なり、前記第2の多値の画像データの階調値に応じた前記単位領域における前記第3のドットの配置を定める第2のドット配置パターンを用いて前記第3のドットに対応した2値データを生成するための2値化処理工程を備え、前記第2の多値の画像データが前記単位領域に前記第3のドットを1つ形成するレベルとなる前記入力画像データの階調値の範囲で前記入力画像データの階調値が増加するに従って、前記第1の多値の画像データが、前記第2のドットを形成しないレベルから前記第2のドットを1つ形成するレベルとなるように、前記生成工程では、前記第1、第2の多値の画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明のデータ処理方法は、画像データに基づき、同色の、第1のドット、前記第1のドットよりも小さな第2のドットおよび前記第2のドットよりも小さな第3のドットを単位領域に形成するための2値データを生成するためのデータ処理方法であって、画像データに基づき、同色の、第1のドット、前記第1のドットよりも小さな第2のドットおよび前記第2のドットよりも小さな第3のドットを単位領域に形成するための2値データを生成するためのデータ処理方法であって、単位領域に対応する入力画像データの階調値に基づいて、前記第1および第2のドットを形成するための第1の多値の画像データと、前記第3のドットを形成するための、前記第1の多値の画像データとは異なる第2の多値の画像データと、を生成する生成工程と、該生成工程で生成された前記第1および第2の多値の画像データに基づいて、第1の多値の画像データの階調値に応じた単位領域における前記第1および第2のドットの配置を定める第1のドット配置パターンを用いて前記第1および第2のドットに対応した2値データを生成し、且つ、前記第1のドット配置パターンとは異なり、前記第2の多値の画像データの階調値に応じた前記単位領域における前記第3のドットの配置を定める第2のドット配置パターンを用いて前記第3のドットに対応した2値データを生成するための2値化処理工程を備え、前記第2の多値の画像データのレベルが前記第3のドットを所定数形成するレベルから前記所定数より1段階多い数形成するレベルとなるまでの前記入力画像データの階調値の範囲で、前記第2のドットを形成する数が1段階多くなるように前記第1、第2の多値の画像データを生成することを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録システムは、大きさが異なる3種類以上のドットを形成するための前記3種類以上のドット夫々に対応した2値データに基づいて前記3種類以上のドットを記録媒体に記録するインクジェット記録装置と、当該インクジェット記録装置に接続されるホスト装置とを含むインクジェット記録システムであって、少なくとも2種類のドットを形成するための第1の量子化データを生成し、且つ前記少なくとも2種類のドットとは異なる他の少なくとも1種類のドットを形成するための、前記第1の量子化データとは異なる第2の量子化データを生成するための手段と、前記第1の量子化データに基づいて、第1のドット配置パターンを用いて前記少なくとも2種類のドットに対応した2値データを生成し、且つ前記第2の量子化データに基づいて、前記第1のドット配置パターンとは異なる第2のドット配置パターンを用いて前記他の少なくとも1種類のドットに対応した2値データを生成するための手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、大きさが異なる3種類以上のドットを形成するための前記3種類以上のドット夫々に対応した2値データを生成するためのプログラムであって、少なくとも2種類のドットを形成するための第1の量子化データに基づいて、第1のドット配置パターンを用いて前記少なくとも2種類のドットに対応した2値のデータを生成する工程を実行させ、前記少なくとも2種類のドットとは異なる他の少なくとも1種類のドットを形成するための、前記第1の量子化データとは異なる第2の量子化データに基づいて、前記第1のドット配置パターンとは異なる第2のドット配置パターンを用いて前記他の少なくとも1種類のドットに対応した2値データを生成する工程を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、異なるサイズのドットが入り始める濃度域(階調レベル)でのドットの粒状感を軽減し、階調性を損ないにくい記録が可能となる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
(記録装置本体の説明)
本発明を適用可能なインクジェット記録装置(以下、単に記録装置ともいう)について、その全体構成を説明する。
図1は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置の主用な機構部の基本構成を示す図である。ヘッドカートリッジ1は、記録ヘッド部、インクタンク部、および、記録ヘッドを駆動するための信号などを授受するためのコネクタにより構成される(不図示)。また、ヘッドカートリッジ1は、キャリッジ2に交換可能に搭載されており、そのキャリッジ2には、上記コネクタを介してヘッドカートリッジ1に駆動信号等を伝達するためのコネクタホルダ(電気接続部)が設けられている。
キャリッジ2は、主走査方向αに延在して装置本体に設置されたガイドシャフト3に沿って往復移動可能に案内支持されている。そして、キャリッジ2は主走査モータ4によりモータプーリ5、従動プーリ6およびタイミングベルト7等の駆動機構を介して駆動されるとともに、その位置および移動が制御される。また、ホームポジションセンサ30がキャリッジ2に設けられている。これにより遮蔽板36の位置をキャリッジ2上のホームポジションセンサ30が通過した際に位置を知ることが可能となる。
紙やプラスチック薄板等の記録媒体8は、給紙モータ35からギアを介してピックアップローラ31を回転させることによりオートシートフィーダ(以下、ASFともいう)32から1枚ずつ分離給紙される。そして記録媒体8は、搬送ローラ9の回転により、ヘッドカートリッジ1の吐出口面と対向する位置(プリント部)を通って搬送(副走査)される。搬送ローラ9の回転は、LFモータ34の回転によりギアを介して行われる。その際、給紙されたかどうかの判定と給紙時の頭出し位置の確定は、ペーパエンドセンサ33を記録媒体8が通過した時点で行われる。更に、記録媒体8の後端が実際にどこに有り、実際の後端から現在の記録位置を最終的に割り出すためにもペーパエンドセンサ33は使用されている。
なお、記録媒体8は、記録部において平坦な記録面を形成するように、その裏面をプラテン(不図示)により支持されている。この際、キャリッジ2に搭載された各ヘッドカートリッジ1は、それらの吐出口面が記録媒体8と平行になるように保持されている。
ヘッドカートリッジ1は例えば、熱エネルギを利用してインクを吐出するインクジェットヘッドカートリッジであって、熱エネルギを発生するための電気熱変換体を備えている。すなわちヘッドカートリッジ1の記録ヘッドは、電気熱変換体に電力が供給されて電気熱変換体が発熱する。その際、インクに膜沸騰が生じ、その膜沸騰により生じる気泡の圧力を利用して吐出口よりインクを吐出して記録を行うものである。もちろん、インクを吐出する方法は、圧電素子によってインクを吐出する等の、その他の方式であっても良い。
次に、記録装置の各部における記録制御を実行するための制御構成について説明する。図2は、本実施形態の記録装置700の制御構成を示すブロック図である。図2の記録制御部500には、ホスト装置600からインターフェイス400を介して記録開始信号や量子化データが入力される。この記録開始信号の入力に伴って、ROM402に格納されている制御プラグラムがMPU401により実行される。この制御プログラムとしては、例えば量子化データ(インデックスデータ)に基づいて後述する図5Aまたは図5Bのドットマトリクスパターンを選択し、このパターンによって1画素のドット配列を決定する等の2値化処理のプログラム(図6参照)が含まれる。ゲートアレイ404は、記録ヘッド201に対する画像データの供給制御を行い、また、インターフェイス400、MPU401、DRAM403間のデータの転送制御も行う。DRAM403は、各種データ(記録開始信号や記録ヘッド410に供給される画像データ等)を保存しておくダイナミック型のメモリであり、記録ドット数や、記録ヘッドの交換回数等も記憶できる。このDRAM403は、後述する受信バッファ1001や展開バッファ1004、ドットマトリクス格納ユニット1002,1005(図4参照)としての役割も担う。モータドライバ407、408は、記録ヘッド201を搬送するキャリッジモータ406と記録媒体搬送のための搬送モータ405を駆動する。またヘッドドライバ409は、記録ヘッド201を駆動する。
次に、記録装置700に接続されるホスト装置600において画像データを処理するための構成について説明する。図13は、本実施形態のホスト装置600のデータ処理構成を示すブロック図である。ホスト装置600は、色変換処理部601、大中ドット/小ドット分離部602、量子化部603を備える。
色変換処理部601では、入力されるR、G、Bの各8ビットの画像データを、プリンタで使用する各インク色に対応する8ビットの多値(ここでは、256値)の画像データに変換する。本実施形態では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを用いるため、色変換処理部601ではCMY夫々に対応する256値データが得られる。色変換処理部601により得られたCMYの256値データのうち、CMの256値データは大中ドット/小ドット分離部602に入力される。一方、Yの256値データは量子化部603に入力される。
大中ドット/小ドット分離部602に入力されたCの256値データは、Cの大ドット(LC)およびCの中ドット(MC)に対応した256値データとCの小ドット(SC)に対応した256値データに変換される。そして、このようにして変換されたLC・MCの256値データおよびSCの256値データが大中ドット/小ドット分離部602から出力され、出力されたデータは量子化部に入力される。Mについても上記Cと同様で、LM・MMの256値データおよびSMの256値データが大中ドット/小ドット分離部602より出力される。なお、大中ドット/小ドット分離部602に入力されるCの256値データは、後述する図7、図14の横軸の値(入力値)に相当する。一方、大中ドット/小ドット分離部602により出力されるLC・MCの256値データおよびSCの256値データは、後述する図7、図14の縦軸の値(出力値)に相当する。
以上のようにして、量子化部603には、LC・MCの256値データ、SCの256値データ、LM・MMの256値データ、SMの256値データおよびYの256値データが入力される。そして、量子化部603に入力された夫々の256値データはN値(ここで、Nはインク毎に違う値を取ることが可能となっている)に量子化される。詳しくは、LC・MCの256値データおよびLM・MMの256値データは、それぞれ、4ビットの6値データに量子化される。一方、SCの256値データ、SMの256値データおよびYの256値データは、それぞれ、2ビットの4値データに量子化される。このようにして量子化部603において量子化された多値の画像データのことを、本明細書では「量子化データ」あるいは「多値の量子化データ」と呼ぶ。
(記録ヘッドの説明)
次に、記録ヘッド201について図3を参照して説明する。
図3は、本実施形態のヘッドカートリッジ1の記録ヘッド201の主要部を部分的に示す模式図である。記録ヘッド部は、シアンインクの大インク滴(以下、大シアンともいう。以下同様に他の色のインク、他のサイズのインク滴もサイズと色によってインク滴を表わす)を吐出する第1の記録ヘッド100を備えている。また、シアンインクの中インク滴(中シアン)を吐出する第1の記録ヘッド101、シアンインクの小インク滴(小シアン)を吐出する第1の記録ヘッド102も備えている。同様に、大マゼンタを吐出する第1の記録ヘッド103、中マゼンタを吐出する第1の記録ヘッド104、小マゼンタを吐出する第1の記録ヘッド105を備えている。さらに記録ヘッド部は、大イエローを吐出する第1の記録ヘッド106、大イエローを吐出する第2の記録ヘッド107を備えている。また、記録ヘッド部は、小マゼンタを吐出する第2の記録ヘッド108、中マゼンタを吐出する第2の記録ヘッド109、大マゼンタを吐出する第2の記録ヘッド110を備えている。更に、小シアンを吐出する第2の記録ヘッド111、中シアンを吐出する第2の記録ヘッド112、大シアンを吐出する第2の記録ヘッド113を備えている。
各記録ヘッドは、それぞれの吐出するインク滴の量に合ったサイズの複数の吐出口を備えており、これら吐出口は主走査方向αに対して垂直な方向(副走査方向β、搬送方向)に配列されている。各色の第1の記録ヘッドと第2の記録ヘッドとは主走査方向に沿って対になって配置されており、いわゆる対称形の配列となっている。また、最大濃度を出す場合にドットの重なりを少なくし、ドット被覆率を上げるため、対となる各色の第1の記録ヘッドの吐出口と第2の記録ヘッドの吐出口とは、副走査方向βへ600dpiだけずれて配置されている。このような構成の記録ヘッドによって600dpi(横)×600dpi(縦)の解像度による記録が可能になっている。更に、この他にブラックのインクを吐出する記録ヘッドを加えても良い。
なお、本実施形態においては、異なる大きさのドットを形成するための吐出口の径を異ならせているが、吐出口の径は同じであってもよい。すなわち、同じ径の吐出口から異なる吐出量でインクを吐出し、異なる大きさのドットを形成する形態であってもよい。同じ径の吐出口から異なる吐出量でインクを吐出するには、電気熱変換体や圧電素子等の記録素子に与える電気エネルギを異ならせる方法が好適である。
(特徴的構成)
本実施形態は、記録すべきドットのサイズを3種類以上とした色(シアン、マゼンタ)の画像データを量子化する方法に特徴がある。具体的には、大インク滴(以下、大ドットともいう)および中インク滴(以下、中ドットともいう)の画像データは、600dpi(横)×600dpi(縦)の解像度で共に量子化(6値化)される。そして、量子化された多値の画像データ(第1の量子化データ、第1の多値の画像データ)に基づいて2×2のドットマトリクスパターン(第1のドット配置パターン)が割り付けられ、これにより2値化処理が行われる。このドットマトリクスパターンは、図5(a)に示されるように、インデックスデータが示す信号レベルに対応して大、中ドットが配列されたパターンである。一方、小インク滴(以下、小ドットともいう)の画像データは、大中ドットの画像データとは別に、600dpi(横)×600dpi(縦)の解像度で単独で量子化(4値化)される。そして、量子化された多値の画像データ(第2の量子化データ、第2の多値の画像データ)に基づいて2×2のドットマトリクスパターン(第2のドット配置パターン)が割り付けられ、これにより2値化処理を行われる。このドットマトリクスパターンは、図5(b)に示されるように、インデックスデータが示す信号レベルに対応して小ドットのみが配列されたパターンである。ここで、量子化の方法としては、公知の誤差拡散処理を用いる。
このように本実施形態では、大、中ドットは共に同一の多値の量子化データに基づき同一のドット配置パターン(第1のドット配置パターン)を用いて2値化処理を行う。これに対し、小ドットはそれ単独の多値の量子化データに基づきそれ単独のドット配置パターン(第2のドット配置パターン)を用いて2値化処理を行う。
なお、記録すべきドットのサイズを1種類とした色(イエロー)の画像データは、それ単独で量子化され、それ特有のドットマトリクスパターン(図8参照)を用いて2値化処理が行われる。但し、これは本実施形態の特徴ではないので、以下、イエローの画像データの2値化処理についてはその説明を簡略化する。
図4は、本実施形態のインクジェット記録装置の記録制御部構成を説明する図である。インクジェット記録装置の記録制御部500は、インターフェイス400を介してホスト装置1000から送信された量子化データを受信するための受信バッファ1001を備えている。量子化データとは、各インク色に対応するM(本実施形態においてM=256)値データがMよりも小さいN値に量子化されたデータである。特に、本実施形態では、シアン・マゼンタの大中ドットの量子化データは6値に量子化された6値のデータ(図5(a))、シアン・マゼンタの小ドットの量子化データは4値に量子化された4値のデータ(図5(b)参照)である。また、イエローの大ドットの量子化データは4値に量子化された4値のデータ(図8参照)である。
また記録制御部500は後述する図5(a)のような大、中ドットのドットマトリクスパターンを格納するマトリクス格納ユニット1002および図5(b)のような小ドットのドットマトリクスパターンを格納するマトリクス格納ユニット1005を備えている。さらに、図8のような大ドットだけのドットマトリクスパターンを格納するマトリクス格納ユニット(不図示)も備えている。
また、記録制御部500は、受信バッファ1001内の量子化データにドットマトリクスパターンを割り付けるドットマトリクス割り付けモジュール1003を備えている。ここで、「ドットマトリクスパターンを割り付ける」とは、量子化データの信号レベルに対応したドットマトリクスパターンを選択することである。さらに記録制御部500は、ドットマトリクス割り付けモジュール1003により割り付けられた(選択された)ドットマトリクスパターンを用いて量子化データを2値データ(ドットデータ)に展開するための展開バッファ1004を備えている。展開バッファ1004において展開された2値データによって1画素のドット配列が決定される。従って、ドットマトリクス割り付けモジュール1003および展開バッファ1004は、2値化処理を行うための2値化処理部として機能する。
なお、ドットマトリクス割り付けモジュール1003は、ROM402(図2参照)に予め格納され、MPU401(図2参照)にて実行されるソフトウエアモジュールである。また、受信バッファ1001、マトリクス格納ユニット1002、並びに展開バッファ1004は、図2に示すDRAM403の所定のアドレス領域に格納される。
図5(a)、図5(b)は、各ドットのレベル毎に割り付けられるドットマトリックスパターン(ドット配置パターン)を示した図である。
図5Aは、マトリクス格納ユニット1002に格納された、レベル0からレベル5までの各信号レベルの第1の量子化データ(第1の多値の画像データ)に対応した大、中ドットのドットマトリクスパターン(第1のドット配置パターン)である。詳しくは、レベル0はドットなし、レベル1は1つの中ドット、レベル2は2つの中ドット、レベル3は1つの中ドットと1つの大ドット、レベル4は2つの大ドット、レベル5は4つの大ドット、の各パターンを示しており、このパターンで1画素の記録を行う。このように、シアン・マゼンタの大、中ドットは、同一のドットマトリクスパターンを用いて共に2値化処理を行う。これにより、大、中ドットを形成するための2値データ(第1の2値データ)が生成される。
一方、図5Bは、マトリクス格納ユニット1005に格納された、レベル0からレベル3までの各信号レベルの第2量子化データ(第2の多値の画像データ)に対応した小ドットのドットマトリクスパターン(第2のドット配置パターン)である。詳しくは、レベル0はドットなし、レベル1は1つの小ドット、レベル2は2つの小ドット、レベル3は4つの小ドット、の各パターンを示しており、このパターンで1画素の記録を行う。このようにシアン・マゼンタの小ドットは、大、中ドットとは別のドットマトリクスパターンを用いて、大、中ドットとは別個に2値化処理を行う。これにより、小ドットを形成するための2値データ(第2の2値データ)が生成される。なお、イエローは、図8のドットマトリクスパターンを用いて2値化処理を行う。図8は、レベル0からレベル3までの各信号レベルの量子化データに対応した大ドットのドットマトリクスパターンである。詳しくは、レベル0はドットなし、レベル1は1つの大ドット、レベル2は2つの大ドット、レベル3は4つの大ドット、の各パターンを示しており、このパターンで1画素の記録を行う。このようにイエローの大ドットは、シアンやマゼンタとは別のドットマトリクスパターンを用いて2値化処理を行う。
次に、図6を参照しながら、ドットマトリクス格納ユニット1002、1005に格納された複数のドットマトリクスパターンの中からパターンを選択し、選択したパターンを展開バッファ1004に展開していく手順を説明する。図6は、本実施形態のインクジェット記録装置におけるデータ展開処理(2値化処理)を示すフローチャートであり、ドットマトリクス割り付けモジュール1003により行われる処理を表わしている。
ここでは、ホスト装置1000において、600dpi(横)×600dpi(縦)の解像度でシアンおよびマゼンタの大、中ドットは4ビットで6値に量子化し、シアンおよびマゼンタの小ドットは2ビットで4値に量子化する。ここで、量子化の方法としては誤差拡散処理を用いる。これらの量子化された多値の画像データを、本実施形態に係るインクジェット記録装置内で1200dpi(横)×1200dpi(縦)(2×2のドットマトリクスパターン)の2値の画像データに展開する場合について説明する。なお、イエローの画像データの2値化処理については、シアンやマゼンタの小ドットの2値化処理と殆ど同じであるので、その説明を省略する。まず、ステップS1において、ホスト装置1000より転送された4ビットもしくは2ビットの量子化データを受信し、その受信した量子化データを受信バッファ1001に格納する。続くステップS2では、受信バッファ1001内に格納した量子化データの中から、1画素分の量子化データ(大、中ドットは4ビット、小ドットは2ビット)を読み出す。また、続くステップS3において、ステップS2で読み出した1画素分の量子化データに対応するドットマトリクスのパターンを選択し、そのドットマトリクスのパターンを展開バッファ1004に展開する。これにより、ドットを形成するための2値データが生成される。次に、ステップS4において、ステップS1で受信バッファ1001に格納した画像データの全画素について展開バッファ1004への展開を完了したか否かを確認し、まだ展開していない画素があるとき(ステップS4にてNOの場合)にはステップS2に戻る。一方、ステップS5にてYESの場合には、当該データ展開処理(2値化処理)を終了する。
図7は、本実施形態のインクジェット記録装置に接続されるホスト装置600の大中ドット/小ドット分離部602において実行されるデータ変換処理前後の画像データの値を表した図である。この図7における入力値は、大中ドット/小ドット分離部602に入力されたインク色に対応する多値(256値)の画像データ値を指す。一方、図7における出力値は、大中ドット/小ドット分離部602により出力される、大中ドット/小ドットの多値の画像データ値を指す。ここでは一例として、シアンの入力値0〜255に対するデータ変換処理後の信号値(出力値)を記してある。この出力値が、大中ドットと小ドットとで別々に量子化部603に入力される多値の画像データ値に相当する。
本実施形態ではこの出力値を小ドットでは4値に量子化するため、出力値によってレベル0からレベル3の4段階に分けている。レベル0は出力値が0/255、出力値が85/255まではレベル1、出力値が170/255まではレベル2、出力値が255/255まではレベル3としている。なお、図7は、小ドットについてレベル1まで使用する形態を示しており、本実施形態ではレベル2およびレベル3に関しては使用していない。
また、大、中ドットは6値に量子化するため、出力値によってレベル0からレベル5までの6段階に分けている。レベル0は出力値が0/255である。出力値が51/255まではレベル1、出力値が102/255まではレベル2、出力値が153/255まではレベル3、出力値が204/255まではレベル4、出力値が255/255まではレベル5としている。このような出力レベルに対応したドットマトリクスを、図5Aまたは図5Bに対応するドットパターンから割り付ける。
図7において、入力値70/255で大中同一インデックスのレベル1が出力され始める。この入力値における小ドット独立インデックスの出力レベルはレベル1に達していないが、大中ドットと小ドットは独立のインデックスのため、小ドットの出力レベルに関わらず大中のドット出力を規定できる。もしも本実施形態のインデックスが大中小同一インデックスの場合、レベル毎に大中小の出力を規定するため、出力値があるレベルに達していなければ他のサイズのドット(例えば中ドット)を出力することができない。しかし、本実施形態では小ドットに対して中、大ドットのインデックスが独立しているため、任意の入力レベルで中ドットを使い始めることができる。本実施形態では中ドットを入力値70/255で使い始めることにした。
例えば、図11のような大、中、小ドットが同一のインデックスの場合は、レベル2を超えてレベル3からでないと、小ドットと中ドットとが同一画素の中に混在されない。つまり、中ドットと小ドットとで同一のインデックスである場合、レベル1、2、3等の各レベルのドットマトリクスパターンで各ドットの使い方が決まる。従って、レベルの切り替え時でなければ、中ドット中ドットを使い始めることはできず、中ドットを使い始める入力レベルに制約が生じる。そのため、中ドットの入り始めの階調領域において優れた階調再現性を得にくい。特に、中ドットと小ドットの吐出量の差が少ない場合、例えば小ドットを中ドットで置き換えるようなレベル(図11のレベル3)ではレベル2とレベル3の濃度差が少なくなってしまう。このため、階調性を損なってしまう(図10に示した同一インデックスの短所の欄を参照)。
しかし、本実施形態のように中ドットと小ドットとが独立したインデックスである場合は、例えば、小ドットの出力レベルがレベル0.5、レベル1.5、レベル2.5等の各レベルの間にあっても、小ドットとは独立に中ドットを使い始めることができる。従って、中ドットの入り始めの階調領域において優れた階調再現性を得ることができる(図10に示した独立インデックスの長所の欄を参照)。
また、大中ドットと小ドットとで独立したインデックスを用いる場合、小ドットの出力値を下げ始めるポイント(図7の場合は入力値85/255)を、大、中ドットの入出力値に関わらず決めることができる。図7において入力値85/255から小ドットの出力値を下げているが、このときの大、中ドットの出力値はレベル1と2の間である。このように大中ドットの入力値に対する小ドットの入出力値の関係は、小ドットが独立インデックスのため任意に設定できる。従って、中ドットの形成量に制約されずに、小ドットの形成量を自由に決定することができるので、中ドットが形成される階調レベルにおいて階調再現性を高めることができる。
一方、大、中ドットは同一インデックスのため、図7にあるように大ドットを出力し始めるレベル3において中ドットと大ドットの配置は画素毎に規定される。本実施形態では、図7のレベル3に示されるように、中ドットと大ドットを別の位置に形成するようにし、中ドットと大ドットが重なりにくい配置にしているため、大ドットの出力し始めにおいて大ドットを目立ちにくくすることができる。このように、中ドットと大ドットがなるべく重ならないようなドット配置パターンを用いることで、大ドットの粒状感を抑制することができる(図10に示した同一インデックスの長所の欄を参照)。
なお、上述した図7では小ドットに関してレベル2、レベル3を使用しない形態であったが、本実施形態はこれに限られるものではない。小ドットについてレベル2、レベル3を使用する形態であってもよい。例えば、図14は、小ドットについてレベル2、レベル3を使用する形態を示したものであって、ここでは小ドットに関してレベル0〜3の全てを使用している。図14のように小ドットの使用レベル数を増やせば、図7に比べて、表現可能な階調数を増やすことができる。
以上をまとめると、本実施形態では、まず、複数種類(ここでは3種類)のドットのうち、2種類のドット(大、中ドット)を形成するための第1の量子化データと、他の1種類のドット(小ドット)を形成するための第2の量子化データとを得る。次いで、第1の量子化データに基づいて上記2種類のドット(大、中ドット)を形成するための第1のドット配置パターンを選択することで、上記2種類のドット(大、中ドット)を形成するための第1の2値データを生成する。一方、第2の量子化データに基づいて上記他の1種類のドット(小ドット)を形成するための第2のドット配置パターンを選択することで、他の1種類のドット(小ドット)を形成するための第2の2値データを生成する。最後に、これら第1およびら第2の2値データに基づいて、大、中、小のドットを形成する。
このような第1の実施形態によれば、複数種類(ここでは3種類)のドットのうち、2種類のドット(大、中ドット)については、同一の量子化データ(第1の多値の画像データ)に基づいて、同じドット配置パターンを用いて2値化処理を行う。一方、他の1種類のドット(小ドット)については、上記2種類のドットを形成するための量子化データとは異なる量子化データ(第2の多値の画像データ)に基づいて、上記2種類のドットとは別のドット配置パターンを用いて2値化処理を行う。これにより、異なるサイズのドットが入り始める濃度域(階調レベル)でのドットの粒状感を軽減し、階調性を損ないにくい記録が可能となる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。
本発明の第2の実施形態は、インクの色毎のドットサイズの組み合わせを異ならせた構成となっており、ドットの大きさはシアンが大、マゼンタが中、ブラックは小であり、レッドは大、グリーンは中ドットであり、イエローは大ドットのみという構成になっている。レッドを大ドット、グリーンを中ドットとしたのは、レッドおよびグリーンは基本色ではなく、単独で用いられることが少ないためで、小ドットの使用頻度が低いからである。また、小ドットの吐出口を無くすことで、記録ヘッドのチップサイズを小さくするためでもある。また、イエローを大ドットのみとしたのは、イエローは明度が高く視認性が低いため吐出量の小さいドットが必要ないためである。その他の主な構成は第1の実施形態と殆ど同様である。
本実施形態のインデックスは、シアン、マゼンタ、ブラックは大中同一インデックスと小独立インデックスで、レッド、グリーンは大中同一インデックス、イエローだけが大ドットのみの独立インデックスである。つまり、色毎に異なる大きさのドットの画像データを共に量子化するのか、独立に量子化するのかを選択できる。詳しくは、シアンおよびマゼンタは、図5(a)のドット配置パターンを用いて2値化処理を行うのに対し、ブラックは、図5(b)のドット配置パターンを用いて2値化処理を行う。また、レッドおよびグリーンは、図5(a)のドット配置パターンを用いて2値化処理を行うのに対し、イエローは、図8のドット配置パターンを用いて2値化処理を行う。本実施形態においてドットマトリクス割り付けモジュール1003により行われるデータ展開処理のシーケンスは、第1の実施形態の場合と基本的には同じである。異なる点は、シアン・マゼンタと、ブラックと、レッド・グリーンと、イエローとがそれぞれ独立に行われる点だけである。
以上説明したように、本実施形態によれば色毎に異なる大きさのドットの画像データの量子化の組合せを色毎に独立に選択することで、システム全体の最適な量子化方法を実現することができる。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。
上述した第1の実施形態では、シアンおよびマゼンタに関し、ドットのサイズを3種類としたが、本発明において同色ドットのサイズは3種類に限られるものではない。同色ドットのサイズは3種類以上としてもよく、この第3の実施形態では、大きさの異なるドットの種類を、極小、小、中、大の計4種類にしている。そして、記録ヘッドの吐出口も、極小、小、中、大の4種類に対応させている。このような3種類以上の吐出口を備えた記録ヘッドにも本発明を適用することができる。
極小インクを用いることで、ハイライト部分でさらなる粒状性の向上を図ることができるが、ハイライト部では、ドットの入りだしが目立ちやすい。そこで、極小ドットと小ドットはドットの入りだしが目立ちにくい同一インデックスにし、中間調は階調性を崩したくないので、小ドットと中ドットは別インデックスにするために第一の実施形態と同様に大中は大中同一インデックスとする。したがって、ある2種類のドット(極小ドットおよび小ドット)が同一のインデックスと他の2種類のドット(大ドットおよび中ドット)が同一のインデックスを用いた構成である。
本実施形態においてドットマトリクス割り付けモジュール1003により行われるデータ展開処理のシーケンスは、第1の実施形態の場合と基本的に同じである。異なる点は、小ドットのドットマトリクスパターン格納ユニットが極小ドットおよび小ドット共通格納ユニットになり、極小ドットと小ドットが同一に量子化されたデータをドットマトリクスに割り付ける点が異なるだけである。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
図9は、本実施形態の極小ドット(第4のドット)と小ドット(第3のドット)の同一インデックスを示した図である。極小ドットと小ドットの同一インデックスも大中同一インデックスと同様、4ビットで量子化された6値(レベル0からレベル5)の画像データとなる。
なお、極小ドットはドット径が小さいためドットが吐出されて着弾するまでに、外乱の影響を受けやすい。その外乱の代表としては、吐出されたドットによる自己気流、およびヘッド走査に伴う流入気流が挙げられる。このような気流の影響が大きいときには極小ドットの形成数を制限する場合がある。形成数を少なくすることで、自己気流を抑制するのと、気流影響を受けるドットの数を減らすことができる。例えば気流の影響で、極小ドットの発数が最大0.8発/600dpiや1.5発/600dpi等の制限がある場合、極小ドットおよび小ドット同一インデックスだと、極小ドットへの制限によって小ドットの入出力値に制限がかかってしまう。そのため、このような場合には極小ドットと小ドットとを独立インデックスとし、大中ドットのみ同一インデックスとしても良い。
以上のように第3の実施形態によれば、複数種類(ここでは4種類)のドットのうち、2種類のドット(大、中ドット)については、同一の量子化データ(第1の多値の画像データ)に基づいて、同じドット配置パターンを用いて2値化処理を行う。一方、他の2種類のドット(小、極小ドット)については、上記2種類のドットを形成するための量子化データとは異なる量子化データ(第2の多値の画像データ)に基づいて、上記2種類のドットとは別のドット配置パターンを用いて2値化処理を行う。これにより、ハイライト部分でさらなる粒状性の向上を図ることができ、ドットが目立ちにくく、且つ階調性を損ないにくい記録が可能となる。
また記録用途によっては、4種類のドットのうち、大きさの順に3種類のドット(大、中、小ドット)を同一のインデックスとして、1種類のドット(極小ドット)のみを独立のインデックスとしてもよい。
このように第1〜第3の実施形態を考慮すれば、3種類以上のドットのうち少なくとも2種類のドット(例えば大、中ドットの組合せ或いは大、中、小ドットの組合せ)については同一の量子化データに基づいて同じドット配置パターンを用いて2値化処理を行う。その一方で、他の少なくとも1種類のドット(例えば、小ドット、あるいは小、極小ドットの組合せ)については、上記2種類のドットとは異なる量子化データに基づいて、上記2種類のドットとは別のドット配置パターンを用いて2値化処理を行う。ここで、上記少なくとも2種類のドットは、3種類以上のドットのうち、最大のドット(大ドット)と当該最大のドットの次に大きいドット(中ドット)を含むことが好ましい。
また、上記他の少なくとも1種類のドットは、最小のドット(小ドット、極小ドット)を含むことが好ましく、また、最小ドット(極小ドット)と当該最小のドットの次に小さいドット(小ドット)を含む形態であってもよい。こうすることで、異なるサイズのドットが入り始める濃度域(階調レベル)でのドットの粒状感を軽減し、且つ階調性を確保できる記録が可能となる。
(他の実施形態)
本発明において、異なるドットサイズを実現する色はシアンおよびマゼンタに限定されるものではなく、例えば、ブラックであってもよい。ブラックドットのサイズを、大中小の3種類あるいは4種類以上とすることで、より高品位なモノクロ調写真を得ることが可能となる。
また、上記第1〜第3の実施形態では、ドットマトリクスパターンの割付け(選択)を含む2値化処理をインクジェット記録装置で行っているが、これをホスト装置で行ってもよい。2値化処理をホスト装置で行う場合、図4の記録制御部500の機能がホスト装置内にて実現されることになる。このように本発明の特徴たる2値化処理は、インクジェット記録装置、あるいはインクジェット記録装置と接続されるホスト装置のいずれで実行してもよい。上記2値化処理を行う装置が本発明のデータ処理装置に該当し、例えば、インクジェット記録装置で2値化処理を行う場合、インクジェット記録装置がデータ処理装置を構成し、ホスト装置で2値化処理を行う場合、ホスト装置がデータ処理装置を構成する。
また、上記第1〜第3の実施形態では、ホスト装置で量子化してN値にする処理を行っているが、これをインクジェット記録装置で行ってもよい。インクジェット記録装置で量子化によってN値にする処理を行う場合、2値化処理はインクジェット記録装置で行われる。
尚、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インターフェイス機器,リーダ,プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、プリンタ、複写機,ファクシミリ装置等)に適用してもよい。インクジェット記録装置(プリンタ)とホスト装置で構成されるシステムをインクジェット記録システムと称するが、このインクジェット記録システムに本発明を適用することは好適である。また、本発明を1つの機器からなる装置に適用した場合、この1つの機器からなる装置がデータ処理装置に該当する。
また本発明の目的は、前述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステムまたは装置に供給し、そのシステムあるいは装置が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成されてもよい。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体あるいはプログラムは本発明を構成することになる。本発明のプログラムとしては、例えば、量子化データ(インデックスデータ)に基づいて図5(a)、図5(b)や図9のドットマトリクスパターンを選択し、2値データを生成する、といった2値化処理のプログラム(図6参照)が該当する。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM等を用いることができる。
また、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
更に、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を適用可能なインクジェット記録装置の主用な機構部の基本構成を示す図である。 第1の実施形態の記録装置の制御構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のヘッドカートリッジの記録ヘッド部の主要部を部分的に示す模式図である。 第1の実施形態のインクジェット記録装置の記録制御部構成を説明する図である。 (a)は各ドットのレベル毎に割り付けられたドットマトリックスパターンを示した図であり、(b)は、各ドットのレベル毎に割り付けられたドットマトリックスパターンを示した図である。 第1の実施形態のインクジェット記録装置におけるデータ展開処理(2値化処理)を示すフローチャートである。 第1の実施形態のインクジェット記録装置に接続されるホスト装置の大中ドット/小ドット分離部におけるデータ換処理前後の画像データの値を表した図である。 大ドットのみのイエローの独立インデックスを示した図である。 第3の実施形態の極小ドットと小ドットの同一インデックスを示した図である。 大中小同一インデックスおよび大中小独立インデックスにおける長所と短所をまとめた図である。 大中小同一インデックスによるドットパターンを示した図である。 大中小独立インデックスによるドットパターンを示した図である。 第1の実施形態のホスト装置のデータ処理構成を示すブロック図である。 ホスト装置の大中ドット/小ドット分離部におけるデータ換処理の変形例を示した図である。
符号の説明
1 ヘッドカートリッジ
2 キャリッジ
201 記録ヘッド
400 インターフェイス
403 DRAM
409 ヘッドドライバ
500 記録制御部
600 ホスト装置
601 色変換処理部
603 量子化部
1001 受信バッファ
1002 ドットマトリクス格納ユニット
1003 ドットマトリクス割り付けモジュール
1004 展開バッファ
1005 ドットマトリクス格納ユニット

Claims (6)

  1. 画像データに基づき、同色の、第1のドット、前記第1のドットよりも小さな第2のドットおよび前記第2のドットよりも小さな第3のドットを単位領域に形成するための2値データを生成するためのデータ処理装置であって、
    単位領域に対応する入力画像データの階調値に基づいて、前記第1および第2のドットを形成するための第1の多値の画像データと、前記第3のドットを形成するための、前記第1の多値の画像データとは異なる第2の多値の画像データと、を生成する生成手段と、
    該生成手段により生成された前記第1および第2の多値の画像データに基づいて、第1の多値の画像データの階調値に応じた単位領域における前記第1および第2のドットの配置を定める第1のドット配置パターンを用いて前記第1および第2のドットに対応した2値データを生成し、且つ、前記第1のドット配置パターンとは異なり、前記第2の多値の画像データの階調値に応じた前記単位領域における前記第3のドットの配置を定める第2のドット配置パターンを用いて前記第3のドットに対応した2値データを生成するための2値化処理手段を備え、
    前記第2の多値の画像データが前記単位領域に前記第3のドットを1つ形成するレベルとなる前記入力画像データの階調値の範囲で前記入力画像データの階調値が増加するに従って、前記第1の多値の画像データが、前記第2のドットを形成しないレベルから前記第2のドットを1つ形成するレベルとなるように、前記生成手段は、前記第1、第2の多値の画像データを生成することを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記2値化処理手段は、前記第2の多値の画像データに基づいて、前記第2のドット配置パターンを用いて、前記第3のドットよりも小さな第4のドットに対応した2値データを生成することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記生成手段は、前記第2の多値の画像データの階調値が前記単位領域に前記第3のドットを1つ形成するレベルから前記第3のドットを2つ形成するレベルとなるまでの前記入力画像データの階調値の範囲で、前記第1の多値の画像データが、前記単位領域に前記第2のドットを形成するレベルとなるように、第1、第2の多値の画像データを生成することを特徴とする請求項1または2に記載のデータ処理装置。
  4. 画像データに基づき、同色の、第1のドット、前記第1のドットよりも小さな第2のドットおよび前記第2のドットよりも小さな第3のドットを単位領域に形成するための2値データを生成するためのデータ処理方法であって、
    単位領域に対応する入力画像データの階調値に基づいて、前記第1および第2のドットを形成するための第1の多値の画像データと、前記第3のドットを形成するための、前記第1の多値の画像データとは異なる第2の多値の画像データと、を生成する生成工程と、
    該生成工程により生成された前記第1および第2の多値の画像データに基づいて、第1の多値の画像データの階調値に応じた単位領域における前記第1および第2のドットの配置を定める第1のドット配置パターンを用いて前記第1および第2のドットに対応した2値データを生成し、且つ、前記第1のドット配置パターンとは異なり、前記第2の多値の画像データの階調値に応じた前記単位領域における前記第3のドットの配置を定める第2のドット配置パターンを用いて前記第3のドットに対応した2値データを生成するための2値化処理工程を備え、
    前記第2の多値の画像データが前記単位領域に前記第3のドットを1つ形成するレベルとなる前記入力画像データの階調値の範囲で前記入力画像データの階調値が増加するに従って、前記第1の多値の画像データが、前記第2のドットを形成しないレベルから前記第2のドットを1つ形成するレベルとなるように、前記生成工程では、前記第1、第2の多値の画像データを生成することを特徴とするデータ処理方法。
  5. 前記2値化処理工程では、前記第2の多値の画像データに基づいて、前記第2のドット配置パターンを用いて、前記第3のドットよりも小さな第4のドットに対応した2値データを生成することを特徴とする請求項4に記載のデータ処理方法。
  6. 前記生成工程では、前記第2の多値の画像データの階調値が前記単位領域に前記第3のドットを1つ形成するレベルから前記第3のドットを2つ形成するレベルとなるまでの前記入力画像データの階調値の範囲で、前記第1の多値の画像データが、前記単位領域に前記第2のドットを形成するレベルとなるように、第1、第2の多値の画像データを生成することを特徴とする請求項4または5に記載のデータ処理方法。
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