JPH0993437A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0993437A
JPH0993437A JP7250528A JP25052895A JPH0993437A JP H0993437 A JPH0993437 A JP H0993437A JP 7250528 A JP7250528 A JP 7250528A JP 25052895 A JP25052895 A JP 25052895A JP H0993437 A JPH0993437 A JP H0993437A
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JP7250528A
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Masashi Ueda
昌史 上田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1画素で複数の階調を再現できる多値印字ヘ
ッドは、中間レベルの再現が特に不安定であるので、種
々の要因で再現される濃度が変化してしまうからこれを
補正し、常に安定した画像を再現できる多値印字ヘッド
を用いた画像印刷装置を提供する。 【解決手段】 テストパターン記憶部3aに記憶される
テストパターンデータをドットパターン記憶部3bに記
憶される全てのドットパターンを用いて印字出力する。
ユーザはドットパターンの種類毎のテストサンプル9を
眺めて適切なドットパターンを選択し、制御部2aを介
してパターン指定部4aの記憶データを書き換える。以
後の印字はパターン指定部4aにより指定されるドット
パターン記憶部3b内のドットパターンに従い、入力さ
れる画像データを多値化処理部2bで印字ヘッド6の制
御信号に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタなどの画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクを吐出させて記録紙などの
記録媒体に付着させることによって画像を再生するイン
クジェットプリンタのインク吐出機構部は、この機構部
の制御や製造の容易性や、再生画像の安定性という観点
から、インクの吐出を行なうか否かの2段階の動作しか
行なわないものが主流であった。尚、このようなインク
吐出機構のことを2値ヘッドと呼ぶことにする。
【0003】ところで、写真画のように豊富な階調を有
する画像データを、前述の2値ヘッドのインクジェット
プリンタで再現画像を得ようとしても、この2値ヘッド
が有する2段階の階調だけでは満足できる画像を再現す
ることができない。そのため、2値画像の中間調表現方
法の従来の技術として、組織的ディザ法や誤差拡散法と
呼ばれる、所定領域内(以下、階調処理単位領域と呼
ぶ)に配置されるインクドット数の増減で豊富な階調を
再現するという面積階調の手法が採られている。なお、
この場合のインクドットの粒径は同じである。
【0004】しかしながら、このような面積階調の方法
は、複数のインクドットの配置領域を遠くから眺めれば
階調が再現されているように見えるというものであり、
必然的に再現画像の解像度は低下してしまう。さらに、
インクジェット式の2値化ヘッドは同一濃度のインクし
か記録媒体(記録紙)に付着させることができないた
め、インクの濃度を変えることによって階調を再現する
グラビア印刷のような重厚な画像を再現することができ
ず、色調例えば色の再現範囲(色域)は狭くなってしま
う。
【0005】このような問題点を解決するために、図4
に示すように、インクの吐出量を多段階に変化させるこ
とができるインク吐出機構が考えられている。すなわ
ち、インクを吐出するしないの他に、僅かに吐出する、
少し吐出する、多めに吐出するというような制御が行え
るものである。なお、このようなインク吐出機構のこと
を多値ヘッドと呼ぶことにする。このように、インクの
吐出量を変えて吐出するインク粒Iの粒径を可変とすれ
ば、前述のグラビア印刷のような濃度階調を行なうこと
ができるということである。
【0006】また、多値ヘッドが持つ再現可能な階調数
は、写真画が持つ階調数と遜色ないレベルであることが
望ましいが、写真画がもつ階調数に至らない場合でも、
面積階調の方法を併用することで、写真画に近似する階
調再現特性を示すことはできる。この場合、多少の解像
度の低下はあるが、2値ヘッドに比べ階調処理単位領域
を狭くすることができるので、解像度の低下を防止する
効果がある。例えば、図5(a)の様に、一つのドット
を大、中、小、無の4段階に制御できる多値ヘッドを用
いる場合、図5(b)の様な4×4ドットの階調処理単
位領域では、49段階の階調を再現することができる。
2値ヘッドで同様な階調数を再現しようとすれば、階調
処理単位領域はおおよそ7×7ドットも必要となり、再
現画像の解像度が多値ヘッドの場合よりも悪化すること
が理解できる。このように、ごく僅かな階調数でもイン
ク吐出機構の多値化を図ることによって、再現画像の画
質を改善することができる。
【0007】ところで、多値ヘッドの場合、中間濃度の
再現をどの様に行なうかを予め設定しておく必要があ
る。例えば、図4及び図5(a)のような4段階の階調
(ドットなし: 0%、小ドット: 33.3%、中ドット:66.
7 %、大ドット:100%、1つのドット領域の面積に対す
るインクドットの面積の比率で示す) を有する多値ヘッ
ド50により、階調処理単位領域(4×4ドット)に対
する相対的階調濃度を略8.3 %とした場合には、大ドッ
トDo、中ドットD1、小ドットD2及びドットなしN
の組合せと、その配置関係とで様々な中間階調のパター
ンがあり得る。その中で、図5(b)の様にドットの分
散を優先させるように配置するパターン(以下ドット分
散型と呼ぶ)や、図5(c)の様にドットの径の成長を
優先させるように配置するパターン(以下ドット集中型
と呼ぶ)が考えられる。
【0008】ところが、ドット分散型のようなパターン
では、ドットゲインと呼ばれるインクの潰れの影響によ
って暗部の階調再現性が悪化してしまう。他方、ドット
集中型の様なパターンでは、高濃度の再現を行なうま
で、配置されるドットの間隔は離れた状態にあるので、
明部を再現する際に粗さが目立つという欠点がある。そ
のため、前述の多値ヘッド50を用いて面積階調を行な
う場合には、図5(d)や図5(e)の様に、ドット分
散型とドット集中型の中間的なパターンが採用される場
合が多い。
【0009】このようなパターンを採用することで、高
精細で良好な画像を再現することができるようになっ
た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
中間的なドット成長のパターンには様々な態様があり、
大ドットDo、中ドットD1、小ドットD2の各ドット
をどの様に配置すべきかを一意的に定めることができな
い。例えば、再現する相対濃度を略8.3 %にしたい場
合、インクの吐出量を正確に且つ安定して制御できるな
らば、図5(d)〜図5(g)のいずれを使用すれば良
いのかを、再現濃度に注目して優劣をつけることは困難
である。
【0011】ところが現実は、インクの吐出量を正確に
制御することはできないし、例えば温度や経年変化等の
外的な要因により安定性を保つこともできない。それゆ
え、種々存在するドット成長のパターンは、それぞれ異
なる階調再現を示すことになり、その出力結果は、その
時々の外的な要因によりめまぐるしく変化することにな
ってしまう。すなわち、種々存在するドット成長パター
ンのうち、どの成長パターンを採用すれば良いのか判定
することが困難であるばかりか、どのような出力結果を
もたらすかを予測することも困難であるのが現状であ
る。ゆえに、適切な階調が再現される画像出力装置を提
供することができなかった。
【0012】また、今までの説明はディザ法を中心にし
て行なっていたが、誤差拡散法を多値ヘッドに応用した
場合にも問題がある。誤差拡散法の動作の概要について
簡略に説明を行なう。図6に示すように、多値の誤差拡
散法は、複数の閾値S1〜S3と出力濃度を示す複数の
基準値である出力値OUT1〜OUT3を持っているものとし、
入力される画像データの相対濃度IN(図中○印参照)と
前述の複数の閾値S1〜S3(図中破線参照)とを比較
して、出力可能な複数の相対濃度(図中実線参照)の中
から適切な出力値OUT1〜OUT3(図中●印参照)を選択す
る。
【0013】例えば、閾値S1(相対濃度83%) 、閾値
S2(相対濃度50%) 、閾値S3(相対濃度17%) と
し、出力値OUT1(相対濃度100 %) 、出力値OUT2(相対
濃度67%) 、出力値OUT3(相対濃度33%) とするとき、
入力された画像データの相対濃度INが閾値S3より小
(0≦IN<S3)のときは出力無し、(S3≦IN<S
2)のときは出力値OUT3(相対濃度33%) の小ドットD
2を出力する。また、(S2≦IN<S1)のときは出力
値OUT2(相対濃度67%) の中ドットD1を出力し、(S
1≦IN≦100%)のときは、出力値OUT1(相対濃度10
0 %) の大ドットDoを出力させる。その後、入力され
る相対濃度と出力値の相対濃度との差である誤差量を算
出する。この誤差量を周辺画素に分配することで、低階
調による画質の劣化を補正するという演算を実行して出
力画像を得るようする。この場合、例えば、入力される
画像データの相対濃度INを27%とした場合、これは最
下位の閾値S3より上回り、次の閾値S2よりも下回る
ため、出力値OUT3(相対濃度33%) の小ドットD2が選
択されて出力される。この場合の誤差量は出力値33%
との差である6%となり、この6%の誤差量を周辺画素
に振り分けることになる。
【0014】ところで、前述のように、多値ヘッドの外
的な変動要因(例えば、プリンタ内温度、室温、インク
カートリッジ内のインク残量等)により、インクの吐出
量は安定していない。これは、多値階調における個々の
相対的な濃度関係も安定しないことを意味していること
になり、現実に再現される階調が悪化してしまう。例え
ば、図6において、種々の変動の影響により、実際に再
現される小ドットD2の相対濃度が50%に相当し、中
ドットD1の相対濃度が75%に相当するようになって
しまう場合を想定すると、出力すべく選択される小ドッ
トD2と入力された画像データの入力値INの相対濃度と
の誤差量は23%にもなり、先に算出された誤差量6%
では、分配する誤差が現実にそぐわなくなり、階調再現
が悪化することが理解できる。
【0015】本発明は、上述した種々の問題点を解決す
るためになされたものであり、ユーザの好みにより、中
間階調の出力画像を選択できるようにして、階調再現特
性を常に安定させることで、好ましい画像を再生するこ
とができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の発明の画像処理装置は、第1変換特
性記憶手段に記憶された変換特性に基づいて、入力され
た多階調の画像データを他の多階調に変換する多値化手
段と、該多値化手段にて多階調に変換された画像データ
に基づいて画像を出力する出力手段とを備えた画像処理
装置であって、第1変換特性記憶手段に記憶される変換
特性を修正する変換特性修正手段と、多値化手段の変換
特性を複数記憶する第2変換特性記憶手段と、テスト画
像データを記憶するテスト画像記憶手段とを備え、多値
化手段は、第2変換特性記憶手段に記憶されている変換
特性の少なくとも一つに基づいて、テスト画像記憶手段
から送られたテスト画像データを多値化し、変換特性修
正手段は第2変換特性記憶手段に記憶されている複数の
変換特性のうちの任意一つを指定して第1変換特性記憶
手段に記憶させた変換特性を修正することを実行するよ
うに構成したものである。
【0017】また、請求項2に記載の発明の画像処理装
置は、変換特性修正手段が、第2変換特性記憶手段に記
憶される変換特性の追加、削除、修正の少なくとも一つ
を行なうことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面を参照して説明する。まず、図1の機能ブロッ
ク図を参照しながら、画像処理装置としてのインクジェ
ット式のプリンタ1の構成について説明する。プリンタ
1は、パソコン等の外部CPU20とデータ転送可能な
状態に接続されている。プリンタ1内部に設けられた制
御手段は、CPU(中央処理装置)2と記憶手段として
のROM3及び不揮発性RAM4と、本発明の出力手段
としての印字ヘッド6と、キーボード8等とから構成さ
れている。CPU2は、ROM3及び不揮発性RAM4
とに記憶されたデータと、キーボード8及び外部CPU
20から入力されるデータを読み取り可能で、印字ヘッ
ド6にデータ出力可能な状態に接続されている。しかし
て、外部CPU20から転送される画像データが後述す
るように所定の多階調の中間階調を有する出力画像とし
て得られるようになっている。
【0019】CPU2内部には本発明の多値化手段とし
ての多値化処理部2bと、本発明の変換特性修正手段と
しての制御部2aが備えられている。ROM3内部に
は、テスト画像データを記憶した本発明のテスト画像記
憶手段としてのテストパターン記憶部3aと、本発明の
第2変換特性記憶手段としてのドットパターン記憶部3
bとが備えられている。
【0020】不揮発性RAM4内部には、本発明の第1
変換特性記憶手段としてのパターン指定部4aが備えら
れている。多値化処理部2bは、外部CPU20からの
入力画像データと、テストパターン記憶部3a内のテス
ト画像データと、ドットパターン記憶部3b内の複数の
記憶データ(中間階調のドットパターンを含む)と、不
揮発性RAM4内部のパターン指定部4aのデータを入
力可能で、印字ヘッド6にヘッド制御信号を出力可能な
状態に接続されている。制御部2aは、キーボード8の
データが入力可能であり、パターン指定部4aのデータ
を書換え可能な状態に接続されている。
【0021】なお、多値化処理部2bが外部CPU20
からのドットイメージによる入力画像データ5を受け取
った場合に出力するヘッド制御信号に基づいて印刷する
ものを出力画像5aとし、テストパターン記憶部3aの
データを受け取った場合に出力するヘッド制御信号に基
づいて印刷されるものをテストサンプル9とする。前記
のように構成されたインクジェットプリンタ1の動作に
ついて、以下に述べる。まず、テストサンプル9を出力
する動作について説明する。
【0022】1つの実施例として、印字ヘッド6は1つ
の画点で、ドット配置無し、ドット小、中、大の4つの
レベルを再現できるものであり、多値化処理部2bは入
力画像の多段階な階調を、2×2(ドット)の画点領域
(階調処理単位領域)で再現するものとする。この階調
処理領域単位で再現できる階調数は図2(a)、図2
(b)及び図2(c)にてそれぞれ示すように13段階
である。そこで、個々の階調レベルに該当するドットパ
ターンを予め複数設定しておき、これをドットパターン
記憶部3bに記憶しておく。この時設定されるドットパ
ターンは、プリンタ1の再現特性の変動を種々想定して
おき、これを吸収し得るパターンを選定しておく。例え
ば、プリンタ1の環境特性によって、印字ヘッド6から
小ドットを連続して出力するとドット出力が不安定にな
りやすいことが判明している場合、図2(b)のパター
ンを設定しておくと有効である。逆に、印字ヘッド6か
ら小ドットを連続して出力しても安定しているときに
は、図2(a)のようなドットパターンとすれば良い。
図2(c)は前記二者の中間のドットパターンである。
【0023】まず、プリンタ1に設けられたキーボード
8または図示しないパターン設定モードキーを押下する
と、CPU2はROM3内のテストパターン記憶部3a
に記憶されるテスト画像データと、第2変換特性記憶手
段としてのドットパターン記憶部3bに記憶される全て
のドットパターンを呼び出す。そして、個々のドットパ
ターン毎にヘッド制御信号を作成し、印字ヘッド6によ
りテストサンプル9を印字出力することができる。そこ
で、ユーザは出力されたテストサンプル9を眺め、最適
なドットパターンの種類を決定し、決定されたドットパ
ターンの識別コードをキーボード8より入力する。変換
特性修正手段としての制御部2aはこの識別コードを受
け取り、不揮発性RAM4内のパターン指定部4aに記
憶されるデータを書き換える。
【0024】次いで、不揮発性RAM4内のパターン指
定部4aによって定められるドットパターンをROM3
内のドットパターン記憶部3bから呼び出し、多値信号
であるヘッド制御信号を後述の中間階調のドットパター
ンのデータに基づいて決定する。他方、CPU2は、外
部CPU20より入力される画像データ5を受け取る。
そののち、多値化処理部2bは、変換特性修正手段とし
ての制御部2aにて指定した前記ドットパターンに対応
するヘッド制御信号を印字ヘッド6に出力し、印字ヘッ
ド6はこのヘッド制御信号に基づいて出力画像5aを出
力する。
【0025】このようにして、前記設定されたパターン
指定部4aのデータを読み取ることで、ドットパターン
記憶部3bに記憶されるドットパターンの内、どのドッ
トパターンを使用するかを決定できる。すなわち、ドッ
ト出力が安定して再現される状態ならば、小ドットを連
続配置するパターン(図2(a)参照)をパターン指定
部4aにて選択しておくことで粒状性を向上させたパタ
ーンを用いることができ、不安定になるようであるなら
ば、図2(b)のようなパターンを選択しておき、小ド
ットの連続配置を防止することができる。多値化処理部
2bはパターン指定部4aにより指定されるドットパタ
ーンをドットパターン記憶部3bから読出し、外部CP
U20より入力される画像データを、その時々において
最適なドットパターンで印字することができるのであ
る。
【0026】このような構成を採用した場合に、テスト
パターン記憶部3aに記憶されるテスト画像データとし
てグレースケールの様なものを設定しておけば、濃度階
調を適切に再現するドットパターンを設定することがで
きるし、フルカラー画像を記憶しておけば、混色した色
が好ましい色となるドットパターンを設定することがで
きる。尚、テストパターン記憶部3aに複数のテストサ
ンプルの画像データを記憶し、これを選択できるように
していてもよい。
【0027】以上のようにして、パターン指定部4aの
設定はユーザの好きなときに実施できるので、プリンタ
1の特性が変化したと感じたときに調整することがで
き、常に安定した印刷出力を提供することにつながる。
なお、上記実施例においては、ドットパターン記憶部3
bに記憶されるドットパターンしかパターン指定部4a
に設定できないが、本発明の趣旨はこれに限定されるも
のではない。
【0028】例えば、図3のような第二の実施例のよう
な構成が考えられる。なお、この実施例において、第一
の実施例と同様な構成要素については同一の番号を付す
ることで詳細な説明を省略する。まず、構成について説
明する。プリンタ1におけるCPU2内部には、変換特
性修正手段としての制御部2aと、多値化手段としての
多値化処理部2bと、変換特性編集手段としてのドット
パターン編集部2cとが設けられている。不揮発性RA
M4内部には第1変換特性記憶手段としてのパターン指
定部4aと第2変換特性記憶手段としてのドットパター
ン記憶部4bとが設けられている。
【0029】また、プリンタ1の外部に接続されたパソ
コン等の外部CPU20はプリンタ1に転送すべき画像
データ5とドットパターン編集情報11とを出力可能で
ある。ドットパターン編集部2cは外部CPU20から
のドットパターン編集情報11を入力し、ドットパター
ン記憶部4bに記憶されるドットパターンを編集可能な
ように接続されている。多値化処理部2bはROM3内
部のテストパターン記憶部3aと、前記ドットパターン
記憶部4bと外部CPU20から入力される画像データ
5とを読み取り可能で、印字ヘッド6にヘッド制御信号
を出力可能なように接続されている。
【0030】このように構成されたプリンタ1の動作に
ついて説明すると、図示しないパターン設定モードキー
を押下すると、CPU2はROM3内のテストパターン
記憶部3aに記憶される画像データとドットパターン記
憶部4bに記憶される全てのドットパターンを呼び出
す。そして、個々のドットパターン毎にヘッド制御信号
を作成し、印字ヘッド6によりテストサンプル9を印字
出力する。ユーザは出力されたテストサンプル9を眺
め、最適なドットパターンの種類を決定し、決定された
ドットパターンの識別コードをキーボード8より入力す
る。制御部2aはこの識別コードを受け取り、不揮発性
RAM4内のパターン指定部4aに記憶されるデータを
書き換える。
【0031】この時、適切なドットパターンがない場合
や、新たなドットパターンが提供される場合は、図示し
ないパターン編集モードキーを押下する。すると、CP
U2内のドットパターン編集部2cは外部CPU20か
ら転送されるパターン編集情報11を受け取り、この情
報に基づいてドットパターン記憶部4bに記憶されるド
ットパターンを編集する。このような構成にすること
で、ユーザの好みのドットパターンを設定することがで
きるし、新たなドットパターンを提供することもできる
様になるので、より好ましい再現画像を出力することが
できる。
【0032】なお、上記までの実施例では、面積階調を
併用する階調処理方法について記述しているが、例えば
多値誤差拡散処理においても適用することができる。上
記実施例において、ドットパターンの記憶や設定を行な
う代わりに、多値誤差拡散に用いる複数の出力レベルと
しきい値の記憶や設定を行なうことで、容易に多値誤差
拡散処理にも応用することができる。
【0033】すなわち、図6に示したような複数の出力
値としきい値を定めたデータ群を、いくつか用意し、こ
れをROM3や不揮発性RAM4のような記憶手段に記
憶させておく。そして、テストパターン記憶部3a(第
2変換特性記憶手段)に記憶される画像データを印字す
る時には、この記憶手段に記憶された全てのデータ群毎
に印字サンプルを出力する。この印字サンプルをユーザ
が視認し評価し、最適な評価となる中間階調となるドッ
トパターンに基づいて、変換特性修正手段としての制御
部2aにて適切な出力値としきい値のデータ群を選択し
て、第1変換特性記憶手段としてのパターン指定部4a
内に記憶された変換特性を変更し、外部CPU20から
入力された画像データを、前記変換特性に基づいて多値
化処理部2bで画像処理して印字ヘッド6にヘッド制御
信号を出力し、ユーザの好みの出力画像5aを得ること
ができるのである。
【0034】また、このデータ群を以後の印刷に用いる
ことで、常に安定した出力の多値誤差拡散を行なうこと
もできる。特に画像印刷装置の画像印刷特性を安定化さ
せる機能が備えられるものであり、さらに微小領域であ
る画素単位で画像を再現する際に、1画素で複数の階調
再現を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1に記載の発明の画像処理装置では、テスト画像記
憶手段に記憶されるテスト画像データを、第2変換特性
記憶手段に複数記憶される多値化手段での変換特性に基
づいて変換し、複数の変換特性毎にテストサンプルを出
力することができるので、どのような変換特性が最適な
のかを容易に判別(認識)することができる。そのた
め、画像処理装置の階調再現特性を常に安定させること
ができ、良好な出力画像を提供することのできる画像処
理装置とすることができる。
【0036】また、請求項2に記載の発明の画像処理装
置によれば、変換特性編集手段を設けることにより、ユ
ーザ所望の変換特性を作成したり、外部から新たな変換
特性を入力することもできるので、階調再現特性の修正
に関して自由度が高くなり、好みの画質を再現できるよ
うにもなるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示すプリンタの機能
ブロック図である。
【図2】(a)はドットパターン記憶部3bに記憶され
る2×2ドットの階調処理単位領域でのドットパターン
のうち、小ドットを連続配置したパターンを示し、
(b)は小ドットの連続配置を防止したドットパター
ン、(c)は前記二者の中間のドットパターンを示す図
である。
【図3】本発明の第二の実施形態を示すプリンタの機能
ブロック図である。
【図4】多値ヘッドを説明する図である。
【図5】(a)はインクジェット多値ヘッドにおける4
階調の面積階調のドットの比率を示す図、(b)は4×
4ドットの階調処理単位領域でのドット分散型パター
ン、(c)はドット集中型のドットパターン、(d)及
び(e)及び(f)及び(g)はドット分散型とドット
集中型との中間型ドットパターンの変形例をそれぞれ示
す図である。
【図6】多値ヘッドを用いたときの誤差拡散処理を説明
する図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 CPU 2a 制御部 2b 多値化処理部 2c ドットパターン編集部 3 ROM 3a テストパターン記憶部 3b,4b ドットパターン記憶部 4 不揮発性RAM 4a パターン指定部 5 画像データ 5a 出力画像 6 印字ヘッド 9 テストサンプル 11 ドットパターン編集情報

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1変換特性記憶手段に記憶された変換
    特性に基づいて、入力された多階調の画像データを他の
    多階調に変換する多値化手段と、該多値化手段にて多階
    調に変換された画像データに基づいて画像を出力する出
    力手段とを備えた画像処理装置であって、 前記第1変換特性記憶手段に記憶される変換特性を修正
    する変換特性修正手段と、 前記多値化手段の変換特性を複数記憶する第2変換特性
    記憶手段と、 テスト画像データを記憶するテスト画像記憶手段とを備
    え、 前記多値化手段は、前記第2変換特性記憶手段に記憶さ
    れている変換特性の少なくとも一つに基づいて、前記テ
    スト画像記憶手段から送られたテスト画像データを多値
    化し、 前記変換特性修正手段は、前記第2変換特性記憶手段に
    記憶されている複数の変換特性のうちの任意一つを指定
    して前記第1変換特性記憶手段に記憶させた変換特性を
    修正することを実行するように構成したことを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第2変換特性記憶手段に記憶される
    変換特性の追加、削除、修正の少なくとも一つを行なう
    ことができる変換特性編集手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
JP7250528A 1995-09-28 1995-09-28 画像処理装置 Pending JPH0993437A (ja)

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JP7250528A JPH0993437A (ja) 1995-09-28 1995-09-28 画像処理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003108995A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Brother Ind Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP2008018561A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置
JP2009067047A (ja) * 2007-08-20 2009-04-02 Canon Inc データ処理装置、プログラム、インクジェット記録システムおよびデータ処理方法

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