JP2002103690A - プリント装置、プリント方法、データ処理方法及び記録媒体 - Google Patents
プリント装置、プリント方法、データ処理方法及び記録媒体Info
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Abstract
ントデータを生成すること。 【解決手段】 ビットマップデータに対しては多値デー
タとなるように、2ビットEDハーフトーンモジュール
214によってハーフトーン処理を行って階調性の高い
プリントデータを生成し、多値データの生成をする必要
性が低いビットマップデータやベクタデータに対しては
2値データとなるように、1ビットディザハーフトーン
モジュール215によってハーフトーン処理を行うこと
によって、高速にプリントデータを生成する。
Description
ント方法とプリント装置、このプリント装置へ供給する
データを処理するデータ処理方法及び記録媒体に関し、
特に双方向カラープリントを行う際に生ずる色むらを軽
減することが可能な双方向プリント方法とプリント装
置、データ処理方法及び記録媒体に関するものである。
のプリント装置に於いてはカラープリントにおける記録
スピードの向上が重要なテーマとなっている。記録スピ
ードの向上の手法としては、記録ヘッドの長尺化の他
に、記録ヘッドの記録(駆動)周波数の向上や双方向プ
リントなどが一般的である。双方向プリントは片方向プ
リントに比較して、同じスループットを得るときに必要
エネルギの分散化が時間的になされているので、トータ
ルシステムとしてはコスト的に有効な手段となってい
る。
特に、記録ヘッドの構成によっては各色のインクの打ち
込み順序が主走査の往方向と復方向で異なる為に、バン
ド状の色むらが発生するという原理的な問題を有してい
た。この問題は、インクの打ち込み順序に起因するた
め、以下のとおり、異なる色のドットが少しでも重なる
場合は多かれ少なかれ発色の差として現れるものであ
る。
剤を吐出して画像を形成した場合、先行して記録された
ドットのインクがプリント媒体の表層から内部にかけて
最初にプリント媒体に染着する。次に後続のドットを形
成する為のインクがプリント媒体上の先行して記録され
たドットの上に少なくとも一部が重なる状態で配置され
ると、既に先行するインクで染着されている部分よりも
下方の部分に多くインクが染着する為に、発色として先
行して記録されるインクの発色が強くなる傾向がある。
その為に従来、各色の吐出ノズルが主走査方向に配置さ
れる物に於いては、往復プリントを行うと往走査と復走
査でインクの打ち込み順序が逆転するため、発色の差に
よりバンド状の色むらが発生してしまっていた。
ラーを形成するワックス系色剤等でも、原理は異なるも
のの、先行、後続の関係に起因して同様に発生してしま
う。
ットプリンタでは、以下のような手法で、この問題を避
けるように構成されていた。 1)色むらを許容する。又は黒(Bk)のみ双方向プリ
ントする。 2)カラーの各色のノズルを副走査方向に並べる、いわ
ゆる縦並び構成とする。 3)往路用ノズルと復路用ノズルを有し、各色の打ち込
み順序が同じになるように往路と復路で使用ノズル又は
使用ヘッドを切り替える(特公平3-77066号公報
参照)。 4)往路と復路でのプリントされるラスタがインターレ
ースになるようにプリントし、補完的に記録ラスタ毎に
高い周波数で打ち込み順の差による色むらが発生し、視
覚的に均一に見えるようにする(特公平2-41421
号公報、特開平7-112534号公報参照)。
従来の技術1)は、本質的な解決とはならず、さらにカ
ラー画像が入るとスループットが大きく低下してしまう
欠点を有していた。2)の縦並び構成は打ち込み順は往
路と復路とで同一となるが、記録ヘッドが長尺になって
しまう欠点と、各色の打ち込み時間差による発色の差に
弱いとう別の欠点を有していた。
往路と復路用の記録ヘッドが作り込んであっても全く別
の2組の記録ヘッドを用意していることと等価的には同
じになるので、ヘッド間差と同様のバンド状の色差の大
きい色むらが生じてしまう欠点があった。例えば、デー
タとの干渉で往路側と復路側のデータの比率の違いによ
り、記録ヘッドの昇温度合いが異なっている場合は、記
録ヘッド間で吐出量差が生じ、バンド状の色むらが発生
してしまっていた。
大きな問題となるが、双方向のマルチパスプリントでも
往路のプリントのパスで記録されるドット数と復路のプ
リントのパスで記録されるドット数の差、データを補完
する間引きマスクによるドット数の差、あるいはプリン
トされるラスタとの同調によるプリントされるドット数
の差によっては、同様の問題が発生する。
ことで、視覚的に色ムラを認識しにくくするものである
ため、プリントデータによっては干渉によりその色差が
強調される場合があった。例えば、1ラスタ毎に色差を
生じさせる構成においては、網掛け等のハーフトーンで
偶数ラスタのみの出現率が高いところと、奇数ラスタの
みの出現率の高いところが往路と復路とで存在すると、
同じ色を指定しても大きな色差を生じてしまっていた。
画像をより滑らかに表現できる多値プリンタが開発され
ており、このプリンタへは多階調を表現するため多値デ
ータが供給される。しかしながら、多値データの生成に
はホストコンピュータに負荷がかかったり、多値データ
のプリンタへの転送にはインターフェースに負荷がかか
る。
時間がかかり、却ってプリント時間が増大してしまう場
合が生じていた。特に、双方向で1パス記録が可能な高
速多値プリンタに対して高速にデータを供給することが
できない場合が生じると、高速多値プリンタの性能を充
分に生かすことができない。
めになされたものであり、プリントデータの生成や転送
を適切な負荷で行うことが可能なデータ処理方法、プリ
ント方法、プリント装置および記録媒体を提供すること
を目的とする。
査方向に起因する色むらの発生を軽減するとともに、プ
リントデータの生成や転送を適切な負荷で行うことが可
能なデータ処理方法、プリント方法、プリント装置およ
び記録媒体を提供することを目的とする。
め、本発明は多値記録が可能なプリント装置へ供給され
るプリントデータを生成するデータ処理方法において、
取得した画像データを多値のプリントデータに変換する
多値変換工程と、取得した画像データを2値のプリント
データに変換する2値変換工程と、条件に応じて前記多
値変換工程と2値変換工程の何れかを選択する選択工程
とを有することを特徴とする。
装置へ供給されるプリントデータを生成するデータ処理
プログラムが格納される記録媒体において、前記データ
処理プログラムは、取得した画像データを多値のプリン
トデータに変換する多値変換工程と、取得した画像デー
タを2値のプリントデータに変換する2値変換工程と、
条件に応じて前記多値変換工程と2値変換工程の何れか
を選択する選択工程とを有することを特徴とする。
トデータに基づいて多値記録が可能なプリント装置にお
いて、供給されるプリントデータが2値の場合、2値の
プリントデータのビット数を多値のプリントデータのビ
ット数に変換するビット変換手段を有することを特徴と
する。
に走査しつつ供給される多値のプリントデータに基づい
て複数色のインクをプリント媒体に付与してカラー画像
を形成するプリント装置において、2次色の画素領域に
当該2次色を形成するために付与される複数色のインク
の付与順序を変更する変更手段と、この変更手段により
ラスター方向に複数配置される2次色の画素領域のうち
少なくとも1つに対するインクの付与順序を他のそれと
変更して2次色を形成する形成手段と、供給されるプリ
ントデータが2値の場合、2値のプリントデータのビッ
ト数を多値のプリントデータのビット数に変換するビッ
ト変換手段とを有することを特徴とする。
に走査しつつ供給される多値のプリントデータに基づい
て複数色のインクをプリント媒体に付与してカラー画像
を形成するプリント装置において、2次色の画素領域に
当該2次色を形成するために付与される複数色のインク
の付与順序を変更し、ラスター方向に複数配置される2
次色の画素領域のうち少なくとも1つに対するインクの
付与順序を他のそれと変更して2次色を形成する第1形
成手段と、2次色の画素領域に当該2次色を形成するた
めに付与される複数色のインクのうちのある色のインク
の付与順序を他の色のインクに対して対称とすべく、少
なくとも当該ある色のインクを前記画素領域に複数付与
して2次色を形成する第2形成手段と、供給されるプリ
ントデータが多値の場合は前記第1形成手段で2次色を
形成させ、2値の場合は前記第2形成手段で2次色を形
成させる制御手段とを有することを特徴とする。
データに基づいて多値記録が可能なプリント方法におい
て、供給されるプリントデータが2値の場合、2値のプ
リントデータのビット数を多値のプリントデータのビッ
ト数に変換するビット変換工程を有することを特徴とす
る。
に走査しつつ供給される多値のプリントデータに基づい
て複数色のインクをプリント媒体に付与してカラー画像
を形成するプリント方法において、2次色の画素領域に
当該2次色を形成するために付与される複数色のインク
の付与順序を変更する変更工程と、この変更工程により
ラスター方向に複数配置される2次色の画素領域のうち
少なくとも1つに対するインクの付与順序を他のそれと
変更して2次色を形成する形成工程と、供給されるプリ
ントデータが2値の場合、2値のプリントデータのビッ
ト数を多値のプリントデータのビット数に変換するビッ
ト変換工程とを有することを特徴とする。
ムに応じて適切なプリントデータを生成することができ
るため、システムに過大な負荷をかけることなくプリン
ト装置の性能を充分に生かすことが可能となる。
なく、双方向プリントを行ってもインクの付与順序に起
因する色むらの発生を軽減することができる。
プリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プ
ラスチック・フィルム、金属板等、インクを受容可能な
ものを意味する。
の定義と同様広く解釈されるべきもので、プリント媒体
上に付与されることによって、画像、模様、パターン等
の形成またはプリント媒体の加工に供され得る色材を意
味する。
のインクが付与されることにより1次色または2次色を
表現する最小の領域を意味し、ピクセルに限らずスーパ
ーピクセルやサブピクセルを含む。また、画素領域を完
成するのに要する走査の回数は1回に限定されず、複数
回でも良い。
を含み、3色以上のインクをプリント媒体上で混合させ
て発色させた色を意味する。
なくとも異なる色のドットの組み合わせとなったピクセ
ルに対しては往路プリントと復路プリントで少なくとも
異なる色の先うち後うちの関係が略等しい出現確率とな
るものが支配的になるよう制御し、あるいは、常にピク
セルに対する打ち込み順序が対称となるようにピクセル
に対して複数のドットを付与するように制御する手段を
具備するプリンタを対象とする。更に、このプリンタに
対して、画像やシステムに応じて2値データあるいは多
値データを生成して供給するホストコンピュータを対象
とする。この思想を実現可能とするプリンタの構成とし
ては、主走査方向に各色の記録素子が配列し、ピクセル
を形成可能とした形態が好適である。
応の対称形のヘッドを用いた1パスプリントを実行する
場合、双方向プリント対応の対称形のヘッドあるいは公
知の主走査方向に各色の記録素子が配列したヘッドでの
双方向のマルチパスプリントを実行する場合が有効であ
るが、本発明の思想を実現するものであれば、これに限
るものではない。
の記録ヘッドとは、例えば、図3に示すように各色の記
録ノズルを少なくとも主走査方向に関して見た場合、対
称な順序に配列した構成となる記録ヘッドを使用する場
合に於いて、各ピクセルに対して各色の打ち込み順序が
対称な順序になるように各色のノズルからプリント媒体
上に着弾させる構成とした物を言う。
ントを行う際に、各ピクセルに対して2次色を含むプロ
セスカラーを構成する場合、少なくとも1次色の内の1
つのノズルからは複数インクを付与し、かつ主走査方向
に関して見た場合に往走査、復走査で対称な順序に配置
した構成とすることにより、従来例で発生していた横罫
線等の形状データそのものとの同調や、高濃度部に於い
て発生していた打ち込み順の違いによる発色の差を解消
する。
ィザ等のハーフトーニングとの同調により発生していた
双方向プリントに起因する色むらを、少なくとも異なる
色のドットの組み合わせとなったピクセルに対しては往
路プリントと復路プリントで異なる色の先うち後うちの
関係が略等しい出現確率となるよう制御することにより
改善する。
リントシステム全体の速度等によって、対象とする画像
に対し、2値のハーフトーン処理を行うか多値のハーフ
トーン処理を行うかを選択し、処理の負荷を最適化して
いる。2値のハーフトーン処理を行う場合、2次色のピ
クセルに当該2次色を形成するために付与される複数色
のインクのうちのある色のインクの付与順序を他の色の
インクに対して対称とすべく、少なくとも当該ある色の
インクを当該ピクセルに複数付与する。多値のハーフト
ーン処理を行う場合、少なくとも異なる色のドットの組
み合わせとなったピクセルに対しては往路プリントと復
路プリントで異なる色のインクの先うち後うちの関係が
略等しい出現確率となるよう制御する。
は、ビットマップデータ、ベクタデータ、テキストデー
タやその他のデータフォーマットによる切り分けが考え
られる。テキストデータは文字であるが故に、その殆ど
が塗りつぶしのベタとなり、多値のデータを生成する必
要性が低いといえる。その為、プリントデータをプリン
タードライバー等で生成する際に多値のデータではな
く、1ビット、つまり2値のデータで充分であることが
多い。ベクタデータ等に於いてもグラフ等の塗りつぶし
等の場合が多く、やはり多値データを必要としない場合
が多いと言える。
画像に対してまで多値データを生成すると、ホストコン
ピュータの処理やメモリーを圧迫する場合や、ホストか
らプリンタ等の記録装置にデータを転送するインターフ
ェイス等に対しても負荷をかける場合があり、非常に効
率が悪くなってしまうこととなる。
データを必要としない部分に対しては、ビット数のより
少ないデータを使用する事としたことに特徴がある。特
に双方向記録対応の装置に於いては、2ドットペアーで
プリントする場合と振りまき回路を用いて単独ドットで
使用する方法を階調データに対して連続的に使用するこ
とを前提としている方式であり、常に多値のデータを生
成する必要が生じてしまう。本実施の形態に於いては、
画像データの種類に応じて多値のデータを生成する場合
と2値のデータを生成する場合を切り替えて使用する。
ここでは、多値の場合と2値の場合としたがこれに限る
物でなく、相対的に階調や解像度の異なるデータを切り
替えて使用する場合でもよい。
2値データを切り替えて使用する場合について説明を行
う。
を詳細に説明する。なお、各図において、同一符号で示
す要素はそれぞれ同一または対応する要素を示す。
ト・プリント装置の実施形態における主要部の構成を示
す図である。
キャリッジ2に交換可能に搭載されている。ヘッド・カ
ートリッジ1は、プリント・ヘッド部およびインク・タ
ンク部を有し、また、ヘッド部を駆動するための信号な
どを授受するためのコネクタが設けられている(不図
示)。
位置決めして交換可能に搭載されており、キャリッジ2
には、上記コネクターを介して各ヘッド・カートリッジ
1に駆動信号等を伝達するためのコネクタ・ホルダ(電
気接続部)が設けられている。
置本体に設置されたガイド・シャフト3に沿って往復移
動可能に案内支持されている。そして、キャリッジ2は
主走査モータ4によりモータ・プーリ5、従動プーリ6
およびタイミング・ベルト7等の駆動機構を介して駆動
されるとともにその位置及び移動が制御される。また、
ホームポジションセンサ30がキャリッジに設けられて
いる。これにより遮蔽板36の位置をキャリッジ2上の
ホームポジションセンサ30が通過した際に位置を知る
ことが可能となる。
ント媒体8は給紙モータ35からギアを介してピックア
ップローラ31を回転させることによりオートシートフ
ィーダ(以降ASF)32から一枚ずつ分離給紙され
る。更に搬送ローラ9の回転により、ヘッド・カートリ
ッジ1の吐出口面と対向する位置(プリント部)を通っ
て搬送(副走査)される。搬送ローラ9はLFモータ3
4の回転によりギアを介して行われる。その際、給紙さ
れたかどうかの判定と給紙時の頭出し位置の確定は、ペ
ーパエンドセンサ33をプリント媒体8が通過した時点
で行われる。更に、プリント媒体8の後端が実際にどこ
に有り、実際の後端から現在の記録位置を最終的に割り
出す為にもペーパエンドセンサ33は使用されている。
いて平坦なプリント面を形成するように、その裏面をプ
ラテン(不図示)により支持されている。この場合、キ
ャリッジ2に搭載された各ヘッド・カートリッジ1は、
それらの吐出口面がキャリッジ2から下方へ突出して前
記2組の搬送ローラ対の間でプリント媒体8と平行にな
るように保持されている。
ルギーを利用してインクを吐出するインク・ジェット・
ヘッド・カートリッジであって、熱エネルギーを発生す
るための電気熱変換体を備えたものである。すなわちヘ
ッド・カートリッジ1のプリント・ヘッドは、上記電気
熱変換体によって印加される熱エネルギーによる膜沸騰
により生じる気泡の圧力を利用して、吐出口よりインク
を吐出してプリントを行うものである。もちろん、圧電
素子によってインクを吐出する等、その他の方式であっ
ても良い。
装置における制御回路の概略構成例のブロック図を示
す。
御部であり、例えばマイクロ・コンピュータ形態のCP
U201、プログラムや所要のテーブルその他の固定デ
ータを格納したROM203、画像データを展開する領
域や作業用の領域等を設けたRAM205を有する。ホ
スト装置210は、画像データの供給源(プリントに係
る画像等のデータの作成、処理等を行うコンピュータと
する他、画像読み取り用のリーダ部等の形態であっても
よい)である。画像データ、その他のコマンド、ステー
タス信号等は、インタフェース(I/F)212を介し
てコントローラ200と送受信される。
容するスイッチ群であり、電源スイッチ222、吸引回
復の起動を指示するための回復スイッチ226等を有す
る。
めのセンサ群であり、上述のホームポジションセンサ3
0、プリント媒体の有無を検出するためのペーパエンド
センサ33、および環境温度を検出するために適宜の部
位に設けられた温度センサ234等を有する。
ータ等に応じてプリント・ヘッド1の吐出ヒータ25を
駆動するドライバである。ヘッド・ドライバ240は、
プリントデータを吐出ヒータ25の位置に対応させて整
列させるシフト・レジスタ、適宜のタイミングでラッチ
するラッチ回路、駆動タイミング信号に同期して吐出ヒ
ータを作動させる論理回路素子の他、ドット形成位置合
わせのために駆動タイミング(吐出タイミング)を適切
に設定するタイミング設定部等を有する。
2が設けられている。サブヒータ242はインクの吐出
特性を安定させるための温度調整を行うものであり、吐
出ヒータ25と同時にプリント・ヘッド基板上に形成さ
れた形態および/またはプリント・ヘッド本体ないしは
ヘッド・カートリッジに取り付けられる形態とすること
ができる。
を駆動するドライバであり、副走査モータ34はプリン
ト媒体8を搬送(副走査)するために用いられるモータ
であり、モータ・ドライバ270はそのドライバであ
る。
から分離、給紙するために用いられるモータであり、モ
ータ・ドライバ260はそのドライバである。
ジ1の記録ヘッド部の主要部構造を部分的に示す模式図
である。同図において、100はシアンを吐出する第一
の記録ヘッド(以降C1)である。101はマゼンタを
吐出する第一の記録ヘッド(M1)である。102はイ
エローを吐出する第一の記録ヘッド(Y1)である。1
03はイエローを吐出する第二の記録ヘッド(Y2)で
ある。104はマゼンタを吐出する第二の記録ヘッド
(M2)である。105はシアンを吐出する第二の記録
ヘッド(M2)である。更に、この他にBkの記録ヘッド
を加えても良い。
ッドカートリッジ1を構成している。ヘッドカートリッ
ジ1に於いて、これら上記の個々の記録ヘッドは複数の
吐出ノズルを有している。一例として記録ヘッド100
C1に於いて110はシアンの吐出ノズルである。記録
ヘッド101M1に於いて112はマゼンタの吐出ノズ
ルである。記録ヘッド104M2に於いて113はマゼ
ンタの吐出ノズルである。記録ヘッド105C2に於い
て111はシアンの吐出ノズルである。
に対してほぼ垂直な方向に配列されている。厳密には吐
出タイミングのとの関係で主走査方向に多少斜めに配列
されている場合も有る。更に、これらの記録ヘッド群は
主走査方向と同一の方向に配列されている。具体的には
図3の場合は記録ヘッド100C1、101M1、10
2Y1、103Y2、104M2、105C2の各々が
主走査方向と同一の方向に配列されている。
ト位置は夫々、記録ヘッド100C1の吐出ノズル11
0から吐出されるドットと、記録ヘッド105C2の吐
出ノズル111から吐出されるドットが、ピクセル(画
素)130の領域に対して配置される位置を示してい
る。ここでは、ドット位置120が図の右上の対角位置
を、ドット位置121が左上の対角位置を示している。
また、R1〜R4は各ピクセルを形成する主走査のライ
ン、すなわち、ラスターを示している。ここでは、1ラ
スター、つまり1走査で1ピクセルが形成される。
ルとして最大濃度でプリントした場合を示している。ピ
クセル130に対してドット位置120とドット位置1
21の2つを一つのペアとしてプリントしている状態を
示している。この場合、同図の矢印で示す方向にヘッド
カートリッジ1が移動する場合を往路とすると、往路の
場合ピクセル130内に打ち込まれるドットの順番は記
録ヘッド105C2→100C1、復路の場合C1→C
2となる。但し、一次色の場合はどちらも同じ色のイン
クの打ち込みとなる為に、打ち込み順序による発色の差
はこの場合現れない。
ッジ1を用いてピクセル130のドット位置121に2
つのドットをピクセルとして最大濃度で配置した場合を
示す。この場合は図3のピクセル130の構成と異な
り、ほぼドットが重なったドットonドットの構成とな
っている為に、先行して記録されたドットの発色が最も
強くなるドット配置となっている。この場合も一次色で
あって同一色のドットが配置されている為に、往路と復
路での発色の差は現れない。
ッジ1を用いてピクセル130のドット位置120,1
21に夫々シアンとマゼンタのドットをピクセルとして
最大濃度で配置した場合を示す。この場合は図3のピク
セル130の構成と異なり、それぞれのピクセル構成に
対し各色のインクがドットonドットの構成となってい
る。例えば二次色としてブルーを表現する場合にはシア
ンとマゼンタを用いるが、ドット位置121で見れば、
往路では記録ヘッド101M1のマゼンタの吐出ノズル
112からのドット、次に記録ヘッド100C1のシア
ンの吐出ノズル110からのドットの順にプリント媒体
上に着弾する。前述の原理からすると、通常は先行して
着弾したマゼンタの発色が優勢な赤紫傾向のドットにド
ット位置121はなる。
では記録ヘッド105C2のシアンの吐出ノズル111
からのドット、次に記録ヘッド104M2のマゼンタの
吐出ノズル113からのドットの順にプリント媒体上に
着弾する。前述の原理からすると、通常は先行して着弾
したシアンの発色が優勢な青紫傾向のドットにドット位
置120はなる。
てみると、記録ヘッド100C1のシアンの吐出ノズル
110からのドット、次に記録ヘッド101M1のマゼ
ンタの吐出ノズル112からのドットの順にプリント媒
体上に着弾する。通常は先行して着弾したシアンの発色
が優勢な青紫傾向のドットにドット位置121は発色す
る。同様に、120のドット位置で見れば、復路では記
録ヘッド104M2のマゼンタの吐出ノズル113から
のドット、次に記録ヘッド105C2のシアンの吐出ノ
ズル111からのドットの順にプリント媒体上に着弾す
る。通常は先行して着弾したマゼンタの発色が優勢な赤
紫傾向のドットにドット位置120はなる。
ットと青紫傾向のブルーのドットがペアで使用されてい
ることになる。微視的にはカラム毎に発色に差のあるド
ットが交互に並んでいることになる。これをマクロ的に
ピクセル130で見ると、打ち込み(付与)順としては
往路はC2からのシアンドット、M2からのマゼンタド
ット、M1からのマゼンタドット、C1からのシアンド
ットとなり、復路ではC1からのシアンドット、M1か
らのマゼンタドット、M2からのマゼンタドット、C2
からのシアンドットとなり、打ち込み順が対称なピクセ
ル構成となる。従って、ピクセル単位ではその中間的な
ブルーの発色を均一に発現させることが可能となる。
セルとしての最大濃度を発色させる場合はピクセルを構
成している2次色を形成する各色が順序として対称的に
ピクセル内に打ち込まれて形成されていることが支配的
な状態となっていることが重要となる。なお、本例では
2次色としてブルー(シアンとマゼンタ)を例に挙げた
が、レッド(マゼンタとイエロー)やグリーン(シアン
とイエロー)の場合も同様であることは、容易に理解で
きよう。さらには、2次色以上のプロセスカラーにおい
ても、プロセスカラーを形成する各色が順序として対称
的にピクセル内に打ち込まれていれば同様の効果を奏す
ることも、容易に理解できよう。
ッジ1を用いてピクセル130上のドット位置121に
夫々シアンとマゼンタの2つのドットを配置した場合を
示す。この場合、ピクセル構成に対し各色のインクが全
てほぼドットonドットの構成となっている。
ヘッド105C2のシアンの吐出ノズル111からのド
ット、次に記録ヘッド104M2のマゼンタの吐出ノズ
ル113からのドット、次に記録ヘッド101M1のマ
ゼンタの吐出ノズル112からのドット、記録ヘッド1
00C1のシアンの吐出ノズル110からのドットの順
にプリント媒体上に着弾する。復路ではC1からのシア
ンドット、M1からのマゼンタドット、M2からのマゼ
ンタドット、C2からのシアンドットとなり、各色の打
ち込み順が対称なピクセル構成となる。その為、一層ピ
クセル単位ではブルーの発色を均一に発現させることが
可能となる。
の最大濃度を発色させる場合には必ずピクセルを構成し
ている2次色を形成する各色が順序として対照的にピク
セル内に打ち込まれて形成されていることが支配的な状
態となっている点である。
バッファ構造を示す図である。
図2のホスト装置210において画像データの作成や、
作成したデータをプリント装置に転送するプログラムに
対応する。コントローラ200はプリンタドライバ21
1から供給された画像データを必要に応じて展開し、C
MY各色2bitのデータとして振りまき回路207に
供給する。振りまき回路207は後述の図9に示す対応
表に従って、夫々のプリントバッファ205にCMY各
色のデータを書き込む。
図8に示す。周知のとおり、プリンタドライバはFDや
CD−ROM等の記録媒体にプログラムの形態で格納さ
れ、ホストコンピュータにインストールされることで実
行可能となるプログラムである。
取ったデータに、色処理モジュール213によって色変
換やマスキング等の色処理を行う。ビットマップデータ
に対しては多値データ、ここでは2ビットのデータとな
るように、2ビットED(誤差拡散)ハーフトーンモジ
ュール214によってハーフトーン処理を行う。
は2値データ、つまり1ビットのデータとなるように1
ビットディザハーフトーンモジュール215によってハ
ーフトーン処理を行う。1ビット処理のテキストやベク
ターデータに対しては、組織的ディザ等の高速処理可能
なハーフトーニング処理を適用するのが処理速度の点で
有効である。1ビットにハーフトーン処理されたデータ
は、1ビット2ビット変換モジュール216を通してビ
ットマップデータに使用される2ビットデータと同様の
形式に変換される。これらハーフトーン処理されたデー
タは、ラスター化モジュール217にてラスターデータ
として足し合わされて、出力モジュール218から生成
される。
1ビットデータ“0”に対しては“00”、1に対して
は詳細は後述するが、最大濃度を表す“10”に変換す
る。
まれるとする。この時、本実施の形態の方式では最大濃
度の場合は記録ヘッド100C1用と105C2用のバ
ッファ205C1、205C2に夫々、1bitづつ書
き込むように構成されている。それぞれの記録ヘッドが
実際に記録を行うピクセル内の所定の位置に達したとき
に、それぞれのバッファ上のデータを各記録ヘッド内の
レジスタに読み込み、プリント動作を行う。このような
データとバッファ構成により、2ドットペアで異なる記
録ヘッドからサブピクセル上にプリントを行うことが可
能となる。ここではCMYとしたがもちろんCMYKで
あっても、濃淡や他の色であっても同様である。
2,M1,M2,Y1,Y2はRAM205内に設けら
れている。
する場合について述べたが、次にピクセル内で中間調を
再現する場合での往復プリントの再現について説明す
る。ここでは具体的には多値データを受け取って行う場
合の一例を示す。
マップデータに対しては各ピクセルに対して各色2ビッ
トで各色3値のデータ(ドット数が0,1,2に対応)
を受け取って再現する場合について述べる。勿論、ビッ
ト数については2ビットに限るものでは無く、4ビット
等の多ビットでも良い。更に、2ビットのデータ形式で
あってもその内の特定の2値だけを用いても良い。特に
ビット数に関しては記録解像度とドット径の関係、ある
いはピクセル毎の階調性、最大濃度をどの程度にするか
という設計思想から決定されるものであり、本発明の趣
旨に於いてどれも実施可能である。
上述の2ドットペアーでは最大濃度が表現されるため、
2ドットペアーでピクセルにドットを配置することが出
来ない。本発明の実施例において2ドットペアーでドッ
トを配置しない中間調の場合は、各色が1ドットとなる
場合があり、往路と復路で2次色を再現したときに従来
例で説明した原理により、発色が浸透差で異なってしま
う問題が発生する。
ちこみ順が異なるピクセルの発生確率を往路、復路とも
略同一になるように制御することにより、マクロ的に見
た場合の発色を往路、復路とも同一にしようとするもの
である。往路、復路ともに打ちこみ順を記録走査内で切
り替えるために、各色のノズルが主走査方向に対して打
ちこみ順が対称的な並びとなった記録ヘッドを用いるこ
とに本実施例としての特徴がある。即ち、主走査方向に
対して2つ配置された同色の記録ノズルに対してどちら
の記録ノズルでドットを配置するかで、打ちこみ順を同
一主記録走査内で変更することが出来る点に特徴があ
る。
ドットの位置関係を示す図である。図9(a)はシアン
(C)に対する入力データとドットの配置の関係を示し
ている。シアンのデータ00に対してはドットを配置し
ない。データ01に対しては、図7のプリントバッファ
ー205C1にデータを格納したり、プリントバッファ
ー205C2に振りまき回路207により出現確率がほ
ぼ均等になるように格納する。すると、データ01に対
するドット配置は同図(a)の01に示すように2種類
のどちらかになる。
配置するので、図7のプリントバッファー205C1、
205C2にそれぞれデータが配置され、ドット配置は
同図(a)の10に示すようになる。
データとドットは位置の関係を示しているが、シアンの
場合と同様であるため説明は省略する。
に対する入力データとドット位置の関係を示してる。上
述の1次色(シアンとマゼンタ)の場合は打ちこみ順と
いう概念が無いので発色の差というのは生じないが、2
次色の場合は上述のとおり発色の差が現れるので重要で
ある。
して示しているが、実際はシアンとマゼンタにそれぞれ
00、01、10の均等な信号値が入ってきた場合を示
している。
い。データ01の場合は同図(c)に示すように4通り
の場合が存在する。データ01の場合、振りまき回路2
07がC、M夫々に振りまいたドット位置に対してその
組み合わせとなるため、往路復路で夫々4通り組み合わ
せが存在するためである。一番簡単なシステムとして
は、このまま、夫々4通りの組み合わせで01のデータ
を再現してもよい。
は、2つ)のバッファにデータを交互(シーケンシャ
ル)に振りまいても良いし、ランダムに振りまいても良
い。要は、ラスター方向の複数のピクセルのインクの付
与順序が一方的にならないようにすれば充分である。望
ましくは、その出現率がほぼ半数になることが、上述の
理由から理想的である。
数を上げてざらつき感を低減させたり、ドットが完全に
重なって目立ちやすくするのを防止したり、スジムラを
低減させたりする効果を期待する場合は、ドットが重な
らないように振りまき回路207でCMYの夫々の出現を
ピクセル毎にチェックして振りまくように変更しても良
い。
み合わせが出来るが、前述の通りにピクセル単位でみれ
ば打ち込み順が同一である為に同一の発色を得ることが
可能である。
2次色であるブルーのドット配置について説明したが、
イエローと他の2次色であるグリーン、レッドについて
も同様である。
トの様子を示すものである。本実施例では先に示した振
りまき回路207が図9に示すように各色のデータに対
して配置するドットを配分する。図9では主走査方向に
ずれた位置にドットが配置されているがこれに限らず、
ドットオンドットでもそれ以外のずれた位置でも良い。
アンとマゼンタのデータ01が入っている場合におい
て、双方向プリントを行っている状態を示している。こ
の状態では往路でも復路でもデータの存在するカラム毎
に打ち込み順が反転(C2→M2とM1→C1)してい
る為に、マクロ的にみればほぼ均一の色再現が可能とな
っている。
アンとマゼンタのデータ10が入っている場合におい
て、双方向プリントを行っている状態を示している。こ
の状態では往路でも復路でも打ち込み順が同一(対称)
の為に、ほぼ均一の色再現が可能となっている。
データと記録ノズル列の位置との同調により、使用され
る記録ノズルが同調してしまう従来例を示している。図
から理解されるように、ブルー(シアンとマゼンタ)を
形成する際、打ちこみ順が同じドットが往路方向と復路
方向でそれぞれ発生し、これらの打ち込み順が異なるた
め、走査方向単位でバンド状の色むらが発生している。
上に形成されたカラー画像を示している。このプリント
記録物は、Y、M、C各色の単色から2次色へのグラデ
ーションを模式的に示したものである。
る色むらは発生しないが、この例では2次色のピクセル
もラスター方向に異なるインクの付与順序で形成されて
いるため、マクロ的には双方向に起因する色むらは視覚
上感知できない。
について説明する。上述のとおり、ビットマップデータ
については、ピクセルあたり2ビットのデータによって
ドット数0,1,2を指定している。これに対して、テ
キストデータやベクターデータの場合は、ピクセルあた
り1ビットのデータを生成し、これによりドット数0,
2を指定している。これは、テキストデータやベクター
データは中間調を表す場合が少ないため、1ビット2値
のデータで充分である場合が多いからである。これによ
り、ハーフトーン処理が高速化でき、また、ホストコン
ピュータで取り扱うデータ量は半分になり、CPU負
荷、必要メモリー、等が大幅に削減される。
クセルに対して打ち込むようにしている。これは、2ド
ットを1ピクセルに打ち込むことでエリアを埋めて、所
定濃度を得ることが出来るように設計されているためで
ある。つまり、1ピクセルあたりに2ビット多値の最大
濃度の場合と同様のインク量を2値1ビットのデータに
対しても打ち込むようにしている。
いか2ドットで良いかは、記録媒体のインク吸収能力か
ら決まる場合と画像としての必要なドット数、つまり濃
度や塗りつぶせるかどうかと言った画像特性から決めれ
ばよい。
各色のデータに対して、必要なドット数(本実施例では
2ドット)のインクを吐出させるためには、1ビットの
データを必要ドット数(ここでは、2ドットペアー)で
インク滴を吐出するデータになるように変換するモジュ
ールを通してから、ラスターデータとしてスプールする
ことが考えられる。
によって多値のハーフトーン処理を行うか、2値のハー
フトーン処理を行うかを切り替えた。本実施例はシステ
ムの速度によりハーフトーン処理を切り分ける場合につ
いて説明する。
処理速度による場合 C)FAXやコピー装置やフォトダイレクトプリンター
等の画像処理装置の速度による場合 D)プリンタ側の速度がホストコンピュータの速度(能
力)より早く高階調データでは間に合わないプリントモ
ードの場合と、同じホストコンピュータであってもプリ
ンタ側の速度が相対的に遅く高階調データでも間に合う
プリントモードの場合 これらにおいて、特に処理能力の差により必要なデータ
が高速に作り出せない場合、プリンタ等の記録装置のプ
リント能力がホストコンピュータ側等の処理能力を大幅
に上回ってしまう場合に、2値のハーフトーン処理を行
うことは有効な方法となる。使用されるホストやOS別
に異なる組み合わせの物を作成して供給したり、プリン
タードライバーをインストールする際に自動的に最適な
能力の物をインストールしたり、ユーザが最適と思う方
式をマニュアルで設定する。
ータやOSシステムを用いている場合は、多値データ、
例えば2ビットのデータを使用せずに2値の1ビットデ
ータを使用して画像処理速度を向上させる方向で使用す
ることが望ましい。
ァンクション方式の記録装置に於いては、プリンタとし
使用して使用している場合とFAXやコピーとして使用
している場合で切り替えてもよい。この実施例を図14
に示す。
めにスキャナーを含むスキャナーモジュール301が用
意されている。また、FAX機能を実現するためにモデ
ム等を含むFAX受信モジュール302が用意されてい
る。さらに、フォトダイレクト機能を実現するためにメ
モリカードアダプタ等を含むダイレクトプリントモジュ
ール303が用意されている。そして、通常のプリント
出力用のプリンタインターフェース304が用意されて
いる。
5は、上述の多値ハーフトーン処理と2値ハーフトーン
処理を選択的に行う。画像処理速度を上げてすぐにプリ
ントしてしまわないとスプールするメモリー量が膨大に
なってしまう場合、多値のデータを使用するとページメ
モリーの量が膨大に増えてしまう場合や、元々の原画の
画像解像度等が低く高解像度、高階調に処理する必要が
無い場合等に対しては、2値ハーフトーン処理を選択し
ている。ここでは、上述のとおり、スキャナーモジュー
ル、FAX受信モジュール、ダイレクトプリントモジュ
ールを使用する場合は、2値ハーフトーン処理を選択し
ている。
例えばマルチパスプリント(多値ハーフトーン処理)と
1パスプリント(2値ハーフトーン処理)の場合や、双
方向プリント(2値ハーフトーン処理)と片方向プリン
ト(多値ハーフトーン処理)の場合等で切り替えること
が考えられる。
るかは、プリントシステムに応じて自動的に行っても、
マニュアルでユーザーが設定、入力するものでもよい。
テムの速度により切り分けるものであり、先の実施例1
と2を複合したものである。
合であっても、写真画像等で用いられるビットマップ画
像に対してだけは2ビット多値のデータを使用し、階調
性豊かな画像を記録したい場合等に好適な方法である。
一枚のドキュメントの中で写真画像であるビットマップ
画像とテキスト画像が混在している画像等を処理する場
合に有効となる。
ナーモジュール)を使用する場合は2値ハーフトーン処
理を選択したが、読取解像度が高い場合には多値ハーフ
トーン処理を選択して、階調性豊かな画像を記録しても
よい。同様に、FAX機能を使用する場合においても、
受信解像度が高い場合には多値ハーフトーン処理を選択
しても良い。逆に、プリンタインターフェースを使用す
る場合でも、OSやホストコンピュータによっては、2
値ハーフトーン処理を選択しても良い。
により処理データを軽減しても、対称形の記録ヘッドを
用いる場合に好適なデータを確保出来ることが可能とな
る。更に、テキストやベクターデータを用いる場合は、
ハーフトーニングを組織的ディザ等の処理速度の速いハ
ーフトーニング手段を用い、ビットマップ画像等には相
対的に処理速度はかかるが画像の優れた誤差拡散法等を
用いる等の使い分けをすることにより、より一層処理速
度の高速化を図ることができる。
ントシステムに対して自動的に行っても、マニュアルで
ユーザが設定、入力してもよい。
ジ1の記録ヘッド部の他の実施例として用いられる主要
部構造を部分的に示す模式図である。同図において、構
成要素は図3の記録ヘッド部の構成要素と同様である。
ただし、本実施例で用いられる記録ヘッド部の構成は、
図3とは各色のピクセルを構成するペアーとなる同色の
記録ヘッドの対が副走査方向へ1/2だけ記録ヘッドの
ノズルのピッチに対してずれている点で相違する構成と
なっている。
色をプリントした場合を示している。ピクセル130に
対してピクセルとしての最大濃度を発色させるためにド
ット位置121とドット位置122の2ドットを一つの
ペアとしてプリントしている状態を示している。同図の
121のドット位置と122のドット位置は夫々、記録
ヘッド100C1の吐出ノズル110から吐出されるド
ットと、記録ヘッド105C2の吐出ノズル111から
吐出されるドットが、ピクセル(画素)130の領域に
対して配置される位置を示している。ここでは、ドット
位置121が図の左上の対角位置を、ドット位置122
が右下の対角位置を示している。また、R11、R12
はピクセル130を形成する主走査のライン、すなわ
ち、ラスターを示している。ここでは、2ラスターで1
ピクセルが形成される。
ドカートリッジ1が移動する場合を往路とすると、往路
の場合ピクセル130内に打ち込まれるドットの順番は
記録ヘッド105C2→100C1、復路の場合C1→
C2となる。但し、一次色の場合はどちらも同じ色のイ
ンクの打ち込みとなる為、打ち込み順序による発色の差
は現れない。同図ではドット位置121とドット位置1
22のドット同士は重なっては示していないが、実際に
は図16で示すようにドットは一部オーバーラップして
いるのが通常である。
7が図17に示すように各色のデータに対して配置する
ドットを配分する。図17のドット配分も図9と同様で
あるので説明を省略する。なお、図17のマゼンタ
(M)について、記録ヘッドM1,M2の配列が図9と
1/2ドットピッチずれているため、図9とはヘッドと
ドット位置が逆転している。
の2次色であるブルーのドット配置について説明した
が、イエローと他の2次色であるグリーン、レッドにつ
いても同様である。
ーフトーン処理された1ビットのデータを2ビットに変
換し、これを振りまき回路207で振りまくことで2ド
ットペアーを形成していた。
た1ビットのデータはそのままプリンタに送られて、2
ドットペアーを形成する。本実施例のブロック図を図1
8に示す。図から理解されるように、本実施例には振り
まき回路は示されておらず、コントローラ200が直接
プリントバッファ205にデータを書き込む。
ンタドライバ211から供給された画像データを必要に
応じて展開し、CMY各色1bitのデータとして夫々
のプリントバッファ205に書き込む。
まれるとすると、本実施の形態の方式では記録ヘッド1
00C1用と105C2用のバッファ205C1、20
5C2に夫々、1bitづつ書き込むように構成されて
いる。それぞれの記録ヘッドが実際に記録を行うピクセ
ル位置に達したときに、それぞれのバッファ上のデータ
を各記録ヘッド内のレジスタに読み込み、プリント動作
を行う。このようなデータとバッファ構成により、2ド
ットペアで異なる記録ヘッドからサブピクセル上にプリ
ントを行うことが可能となる。ここではCMYとしたが
もちろんCMYKであっても、他の色であっても同様で
ある。
トのデータは図7に示される振りまき回路207を介し
てバッファ205に書き込まれる。
たデータは2ビットにビット変換されることなくプリン
タに転送されるため、転送データ量を削減することがで
きる。
ットのデータを直接バッファに書き込むようにしたが、
コントローラが1ビットのデータをビット変換モジュー
ルと同様に2ビットに変換し、これを振りまき回路によ
ってバッファに書き込ませてもよい。
プリントデータの生成や転送を適切な負荷で行うことが
可能となり、システムに過大な負荷をかけることを防止
することができる。
負荷をかけることなく双方向プリントを行う際に生じて
いたインクの付与順序に起因する色むらの発生を、デー
タに依存することなく軽減することができる。
・プリント装置の概略構成を示す図である。
図である。
クセルの構成の一例を示す図である。
成の他の例を示す図である。
成の更に他の例を示す図である。
成の更に他の例を示す図である。
成を示すブロック図である。
す機能ブロック図である。
トの位置の関係を示す図である。
態を示す図である。
態を示す図である。
路走査の同調を示す図である。
単色から2次色へのグラデーションを模式的に示した図
である。
る。
ピクセルの構成の一例を示す図である。
を示す図である。
ットの位置の関係を示す図である。
Claims (23)
- 【請求項1】 多値記録が可能なプリント装置へ供給さ
れるプリントデータを生成するデータ処理方法におい
て、 取得した画像データを多値のプリントデータに変換する
多値変換工程と、 取得した画像データを2値のプリントデータに変換する
2値変換工程と、 条件に応じて前記多値変換工程と2値変換工程の何れか
を選択する選択工程とを有することを特徴とするデータ
処理方法。 - 【請求項2】 前記多値変換工程は誤差拡散法によるハ
ーフトーン処理によって画像データを多値のプリントデ
ータに変換することを特徴とする請求項1記載のデータ
処理方法。 - 【請求項3】 前記2値変換工程はディザ法によるハー
フトーン処理によって画像データを2値のプリントデー
タに変換することを特徴とする請求項1記載のデータ処
理方法。 - 【請求項4】 前記多値変換工程と前記2値変換工程に
より変換されたプリントデータを合成して前記プリント
装置に供給する合成工程をさらに有することを特徴とす
る請求項1記載のデータ処理方法。 - 【請求項5】 前記2値変換工程により変換される2値
のプリントデータのビット数を前記多値変換工程により
変換される多値のプリントデータのビット数に一致させ
るビット変換工程をさらに有することを特徴とする請求
項1記載のデータ処理方法。 - 【請求項6】 前記選択工程は、取得した画像データの
種類に応じて前記多値変換工程と前記2値変換工程の何
れかを選択することを特徴とする請求項1記載のデータ
処理方法。 - 【請求項7】 前記選択工程は、取得した画像データが
ビットマップデータのとき前記多値変換工程を選択する
ことを特徴とする請求項6記載のデータ処理方法。 - 【請求項8】 前記選択工程は、取得した画像データが
テキストデータまたはベクトルデータのとき前記2値変
換工程を選択することを特徴とする請求項7記載のデー
タ処理方法。 - 【請求項9】 前記選択工程は、ホストコンピュータの
オペレーティングシステムの種類に応じて前記多値変換
工程と前記2値変換工程の何れかを選択することを特徴
とする請求項1記載のデータ処理方法。 - 【請求項10】 前記選択工程は、前記画像データを生
成する画像処理装置の種類に応じて前記多値変換工程と
前記2値変換工程の何れかを選択することを特徴とする
請求項1記載のデータ処理方法。 - 【請求項11】 前記選択工程は、前記プリント装置の
プリントモードの種類に応じて前記多値変換工程と前記
2値変換工程の何れかを選択することを特徴とする請求
項1記載のデータ処理方法。 - 【請求項12】 前記選択工程は、取得した画像デー
タ、ホストコンピュータのオペレーティングシステム、
画像データを生成する画像処理装置及び前記プリント装
置のプリントモードの少なくとも2つの種類に応じて前
記多値変換工程と前記2値変換工程の何れかを選択する
ことを特徴とする請求項1記載のデータ処理方法。 - 【請求項13】 前記プリント装置は、記録ヘッドを双
方向に走査しつつ複数色のインクをプリント媒体に付与
してカラー画像を形成するプリント装置であって、2次
色の画素領域に当該2次色を形成するために付与される
複数色のインクの付与順序を変更する変更手段と、この
変更手段によりラスター方向に複数配置される2次色の
画素領域のうち少なくとも1つに対するインクの付与順
序を他のそれと変更して2次色を形成する形成手段とを
有し、前記多値変換工程により変換される多値のプリン
トデータに基づいて2次色を形成することを特徴とする
請求項1記載のデータ処理方法。 - 【請求項14】 前記形成手段は、2次色の画素領域に
当該2次色を形成するために付与される複数色のインク
のうちのある色のインクの付与順序を他の色のインクに
対して対称とすべく、少なくとも当該ある色のインクを
前記画素領域に複数付与して2次色を形成し、 前記2値変換工程により変換される2値のプリントデー
タに基づいてインク2次色を形成することを特徴とする
請求項13記載のデータ処理方法。 - 【請求項15】 前記2値変換工程により変換される2
値のプリントデータのビット数を前記多値変換工程によ
り変換される多値のプリントデータのビット数に一致さ
せるとともに、インクを複数付与する値に2値のプリン
トデータを変換するビット変換工程をさらに有すること
を特徴とする請求項13記載のデータ処理方法。 - 【請求項16】 多値記録が可能なプリント装置へ供給
されるプリントデータを生成するデータ処理プログラム
が格納される記録媒体において、 前記データ処理プログラムは、取得した画像データを多
値のプリントデータに変換する多値変換工程と、取得し
た画像データを2値のプリントデータに変換する2値変
換工程と、条件に応じて前記多値変換工程と2値変換工
程の何れかを選択する選択工程とを有することを特徴と
する記録媒体。 - 【請求項17】 供給される多値のプリントデータに基
づいて多値記録が可能なプリント装置において、 供給されるプリントデータが2値の場合、2値のプリン
トデータのビット数を多値のプリントデータのビット数
に変換するビット変換手段を有することを特徴とするプ
リント装置。 - 【請求項18】 記録ヘッドを双方向に走査しつつ供給
される多値のプリントデータに基づいて複数色のインク
をプリント媒体に付与してカラー画像を形成するプリン
ト装置において、 2次色の画素領域に当該2次色を形成するために付与さ
れる複数色のインクの付与順序を変更する変更手段と、 この変更手段によりラスター方向に複数配置される2次
色の画素領域のうち少なくとも1つに対するインクの付
与順序を他のそれと変更して2次色を形成する形成手段
と、 供給されるプリントデータが2値の場合、2値のプリン
トデータのビット数を多値のプリントデータのビット数
に変換するビット変換手段とを有することを特徴とする
プリント装置。 - 【請求項19】 前記形成手段は、2次色の画素領域に
当該2次色を形成するために付与される複数色のインク
のうちのある色のインクの付与順序を他の色のインクに
対して対称とすべく、少なくとも当該ある色のインクを
前記画素領域に複数付与して2次色を形成し、 前記ビット変換手段は、インクを複数付与する値に2値
のプリントデータを変換することを特徴とする請求項1
8記載のプリント装置。 - 【請求項20】 記録ヘッドを双方向に走査しつつ供給
される多値のプリントデータに基づいて複数色のインク
をプリント媒体に付与してカラー画像を形成するプリン
ト装置において、 2次色の画素領域に当該2次色を形成するために付与さ
れる複数色のインクの付与順序を変更し、ラスター方向
に複数配置される2次色の画素領域のうち少なくとも1
つに対するインクの付与順序を他のそれと変更して2次
色を形成する第1形成手段と、 2次色の画素領域に当該2次色を形成するために付与さ
れる複数色のインクのうちのある色のインクの付与順序
を他の色のインクに対して対称とすべく、少なくとも当
該ある色のインクを前記画素領域に複数付与して2次色
を形成する第2形成手段と、 供給されるプリントデータが多値の場合は前記第1形成
手段で2次色を形成させ、2値の場合は前記第2形成手
段で2次色を形成させる制御手段とを有することを特徴
とするプリント装置。 - 【請求項21】 前記記録ヘッドは熱によりインクを吐
出することを特徴とする請求項17乃至21の何れかに
記載のプリント装置。 - 【請求項22】 供給される多値のプリントデータに基
づいて多値記録が可能なプリント方法において、 供給されるプリントデータが2値の場合、2値のプリン
トデータのビット数を多値のプリントデータのビット数
に変換するビット変換工程を有することを特徴とするプ
リント方法。 - 【請求項23】 記録ヘッドを双方向に走査しつつ供給
される多値のプリントデータに基づいて複数色のインク
をプリント媒体に付与してカラー画像を形成するプリン
ト方法において、 2次色の画素領域に当該2次色を形成するために付与さ
れる複数色のインクの付与順序を変更する変更工程と、 この変更工程によりラスター方向に複数配置される2次
色の画素領域のうち少なくとも1つに対するインクの付
与順序を他のそれと変更して2次色を形成する形成工程
と、 供給されるプリントデータが2値の場合、2値のプリン
トデータのビット数を多値のプリントデータのビット数
に変換するビット変換工程とを有することを特徴とする
プリント方法。
Priority Applications (2)
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