JP4964742B2 - 冷感層を具備する加飾樹脂成形品 - Google Patents

冷感層を具備する加飾樹脂成形品 Download PDF

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本発明は、樹脂成形品の表層に加飾層を設けた加飾成形品に関するものであり、より詳しくは接触冷感を有する加飾成形品に関するものである。
従来、プラスチック成形品の表面に金属調の加飾が施こされている。金属調加飾の方法は、例えば転写フィルムの転写層として金属膜層や、金属光沢絵柄層を形成しておき、この転写フィルムを用いて成形同時転写する方法がある。このような従来の金属調加飾成形品は、外観上は金属の様相を呈するが、触ると、金属由来の冷感がなく、プラスチック成形品であることが知覚される。
一方、従来、金属粉末とプラスチックを含む高比重プラスチック組成物が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−336280号公報
従来の高比重プラスチック組成物は、熱伝導性がよく、触感は冷たいものと考えられる。よって、当該高比重プラスチック組成物を用いて、金属に似せた成形品を作ることが考えられる。
しかし当該組成物は、高比重物、例えば、テープレコーダのフライホイールの原料として開発されたものであり、組成物自体の外観は均一であり、意匠性に劣る。また、例えば、自動車のセンターコンソールや、オーディオ機器の筐体などを当該組成物で製造すれば、重量が増加し、また、製品価格も増加する。
当該組成物から成る成形物に加飾を施せば、加飾部分が断熱層となり、高比重プラスチック組成物が有する冷感が損なわれる。
また、加飾成形品において、従来、アルミナ粒子やシリカ粒子を添加した層を付加することが行われている。これは、つや消しなど外観を変化させるものであり、接触冷感を付与するものではない。
一方、従来から行われている加飾成形品にかかる加飾は、一般に成形品の視覚を付加、変更するものである。視覚を媒介とする加飾に加えて、触感を媒介とする加飾が付加されれば、趣味感の向上、意外性の付与など、成形品の意匠性がより高まる。
本発明は成形品の加飾に関するものであり、加飾成形品へ冷触感の付与は、加飾の一助として行うものである。例えば、加飾成形品の内部に収納した発熱体の放熱を促進するものではない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、視覚を付与する加飾を損なうことなく、これに付加的に接触冷感を付与した加飾成形品を得ることにある。また、本発明の課題は、成形品の重量増加をほとんど伴うことなく、付加的な冷触感を付与する加飾成形品を得ることにある。さらに、製品価格の増加を抑制し、付加的な冷触感を付与する加飾成形品を得ることにある。
本発明の他の課題は、上記した加飾成形品の製造に使用する加飾シートを得ることにある。
本発明のその他の課題は、上記した加飾成形品の製造方法を提供することにある。
その他の本発明の課題は、本発明の説明により明らかになる。
なお、一部の手段に関し、理解を容易にするなどの目的で、本発明の実施態様に対応する符号を付けて説明するが、本発明は当該実施態様に限定されるものではない。
本発明の一の形態にかかる加飾樹脂成形品は、成形樹脂の表面に加飾を施した加飾樹脂成形品において、前記成形樹脂(33)の表面側に絵柄層及び/または金属膜層(32)を形成し、前記絵柄層及び/または金属膜層の表面側であってかつ最表面に、前記絵柄層及び/または金属膜層の一部平面領域または全平面領域を被覆する冷感層(31)を形成したものであり、前記冷感層は、バインダーと金属粉末及び/またはセラミック粉末を混合したインキにより形成された冷感層である。
本発明および本明細書において、絵柄層及び/または金属膜層を「被覆する」冷感層とは、絵柄層及び/または金属膜層がつくる平面と冷感層がつくる平面の重なり合いを意味している。平面の重なり合いは、絵柄層及び/または金属膜層がつくる平面と冷感層がつくる平面が直接接して重なり合ってもよく、また、絵柄層及び/または金属膜層がつくる平面と冷感層がつくる平面の間に、その他の層、例えば、透明シートからなる透明層が介在してもよい。また、介在するその他の層は、単一であっても複数であってもよい。
本発明の好ましい実施態様において、前記インキの前記バインダーは、電子線硬化型樹脂または熱硬化型樹脂であってもよい。
本発明によれば、冷触感の付与と同時に、加飾樹脂成形品の最外層に位置する冷感層が硬度に富む層となり、成形品の耐摩耗性、耐傷性および耐薬品性が向上する。
本発明の好ましい他の実施態様において、前記インキの前記金属粉末及び/またはセラミック粉末は、銀、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ニッケル、鉄、インジウム、スズ、窒化アルミニウムおよび炭化ケイ素よりなる群から選択される単一または複数の粉末であってもよい。
これらの粉末は、比重が小さく熱伝導率が大きいので、インキ塗膜内での粒子の沈降がなく、粒子が最表面に位置しやすくなり、冷触感が大きくなる。
本発明の他の態様において、加飾シートは、加飾樹脂成形品の製造に用いる加飾シートにおいて、絵柄層及び/または金属膜層(32)を有し、前記絵柄層及び/または金属膜層の表面側であってかつ最表面に、前記絵柄層及び/または金属膜層の一部平面領域を被覆する冷感層(31)を形成したものであって、前記冷感層は、バインダーと金属粉末及び/またはセラミック粉末を混合したインキを用いて形成された冷感層である。
本発明の好ましい実施態様において、加飾シートは、前記絵柄層及び/または金属膜層の裏面側に成形樹脂との接着手段を有していてもよい。
本発明において、接着手段としては接着層などを用いるとよい。また他の構成要素であっても、後述のバッキングシート等のように、接着機能を兼ね備えるものを使用してもよい。本発明によれば、当該加飾シートを、例えば、成形同時加飾成形における加飾シートとして使用することができ、一層使い勝手のよい加飾シートとなる。
本発明の好ましい実施態様において、前記インキの前記バインダーは、電子線硬化型樹脂または熱硬化型樹脂であってもよい。
本発明によれば、加飾成形時に、加飾シート上の冷感層がその厚さ、形など形状を維持するので、意図通りの冷感層が加飾樹脂成形品へ貼り付けられる。その他に、成形品の耐摩耗性、耐傷性および耐薬品性の向上などの効果も有する。
本発明の好ましい他の実施態様において、前記インキの前記金属粉末及び/またはセラミック粉末は、銀、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ニッケル、鉄、インジウム、スズ、窒化アルミニウムおよび炭化ケイ素よりなる群から選択される単一または複数の粉末であってもよい。
本発明に使用するこれらの粉末は、比重が小さく熱伝導率が大きいので、インキ塗膜内での粒子の沈降がなく粒子が最表面に位置しやすくなる。このため、加飾樹脂成形品への冷触感付与がより一層効率的な加飾シートとなる。
その他の本発明の好ましい実施態様において、前記冷感層は、前記絵柄層及び/または金属膜層の一部平面領域を被覆するものであり、前記冷感層は、前記インキを用い孔版印刷法により形成されたものであってもよい。
本発明によれば、冷感層は孔版印刷法を用いて形成されるので、冷感層を分厚くすることが可能となる。このため、冷感層の熱容量を大きくすることができる。このため、冷感層を一部領域に形成する(パターン化)しても、冷感の効果を維持できる。
すなわち孔版印刷法の採用により、冷感層を厚くすることが可能となる結果、冷感層を意図した形状に形成することが可能となり、より一層、視覚に起因する美観と触感に起因する冷感の両者を最大化することができる。
本発明のその他の態様にかかる成形同時加飾成形品の製造方法は、以下の工程からなる。
イ.本発明にかかる加飾シートをA金型側に設置する工程
ロ.A金型とB金型を型締めする工程
ハ.金型内に溶融成形樹脂を注入し、前記加飾シートと前記溶融成形樹脂を一体化し、成形品を冷却固化させる工程
二.A金型とB金型を型開きし、加飾樹脂成形品を取り出す工程
以上説明した本発明、本発明の好ましい実施態様、これらに含まれる構成要素は可能な限り組み合わせて実施することができる。
本発明の一の態様にかかる加飾樹脂成形品は、その他の構成とともに、絵柄層及び/または金属膜層(以下、「絵柄層及び/または金属膜層」を柄層と呼ぶことがある)を形成し、柄層の表面側に、冷感層を形成したものである。金属粒子やセラミックス粒子は、成形樹脂に比較して熱伝導率が大きい。冷感層は金属粒子やセラミックス粒子を含むため、指などの皮膚が触れると、皮膚から加飾樹脂成形品に熱が奪われ、冷たく感じる。冷感層が最も表面に位置するので、冷感の効果が大きい。また、加飾樹脂成形品の重量増加をほとんど伴うことなく、付加的な冷触感を付与する加飾成形品を得ることができる。さらに、冷感層の下にある柄層が視認される。よって、視覚と触覚による加飾が施された加飾樹脂成形品となる。
本発明の他の態様にかかる加飾シートは、その他の構成とともに、柄層を有し、最表面に冷感層を形成したものである。本発明によれば、柄層と冷感層を加飾した加飾樹脂成形品を容易に作製することができる。そして、製品である加飾樹脂成形品は、上記した特徴を有する。
本発明のその他の態様にかかる成形同時加飾成形品の製造方法によれば、金属調の外観と冷感が付与された成形品を容易に製造することができるので、製品価格の増加を抑制することができる。また、曲面を有する成形品であっても、加飾層が容易に曲面に追随する。
以下、図面を参照して本発明の実施例にかかる加飾樹脂成形品、加飾シート及び成形同時加飾成形品の製造方法をさらに説明する。本発明の実施例に記載した部材や部分の寸法、材質、形状、その相対位置などは、とくに特定的な記載のない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
図1(a)は第一加飾樹脂成形品11の断面説明図であり、図1(b)は第一加飾樹脂成形品11の平面説明図であり、図2は第二加飾樹脂成形品12の断面説明図であり、図3は第三加飾樹脂成形品13の断面説明図であり、図4は第四加飾樹脂成形品14の断面説明図であり、図5は第五加飾樹脂成形品15の断面説明図であり、図6は第六加飾樹脂成形品16の断面説明図である。断面図、平面図などの説明図は、発明の説明と理解を容易にするために描かれていて、上下左右の縮尺や、各部品各構成品相互の縮尺は、実物と異なるものである。必要な場合には、各部品や各構成品の寸法は、明細書の中で説明する。
図1(a)を参照して、加飾成形品11の層構成は、表面側から順に、冷感層31、透明シート36、絵柄層及び/または金属膜層である柄層32、バッキングシート37と成形樹脂33である。柄層32は成形樹脂33の表面の全面に形成されている。図1(b)を参照して、冷感層31は柄層32の一部平面領域に形成されている。冷感層31は複数形成されていて柄層32の全平面領域に均等に分布している。
図2を参照して、加飾成形品12の層構成は、表面側から順に、冷感層31、透明シート36、絵柄層及び/または金属膜層である柄層32、バッキングシート37と成形樹脂33である。冷感層31は柄層32の全平面領域に形成されている。
図3を参照して、加飾成形品13の層構成は、表面側から順に、冷感層31、透明シート36、柄層32、接着層38と成形樹脂33である。冷感層31は柄層32の一部平面領域に形成されている。冷感層31は複数形成されている。
図4を参照して、加飾成形品14の層構成は、表面側から順に、冷感層31、透明シート36、柄層32、接着層38と成形樹脂33である。冷感層31は柄層32の全平面領域に形成されている。
図5を参照して、加飾成形品15の層構成は、表面側から順に、冷感層31、柄層32、バッキングシート37と成形樹脂33である。冷感層31は柄層32の一部平面領域に形成されている。冷感層31は複数形成されている。
図6を参照して、加飾成形品16の層構成は、表面側から順に、冷感層31、柄層32、バッキングシート37と成形樹脂33である。冷感層31は柄層32の全平面領域に形成されている。
冷感層31は、加飾樹脂成形品の最表面すなわち最外面に形成される。図1(a)、図2〜図6の断面図では、加飾樹脂成形品の最上部に位置する。このため、人の指などが直接接触する。冷感層31は、人が当該冷感層に触れた時、冷たく感じる層である。冷感層は、バインダーと金属粉末及び/またはセラミック粉末を混合したインキにより形成される。
表1に一部の金属と一部のセラミックに関し、熱伝導率と密度を掲載した。
Figure 0004964742
表1の適否欄において、◎はより好ましい材料、○は好ましい材料、△は通常用いることができる材料、×は不適な材料を表す。
金属粉末の材質は、銀、銅、金、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ニッケル、鉄、インジウム、スズなどが挙げられる。セラミックスとしては、窒化アルミニウムおよび炭化ケイ素が挙げられる。これらのなかで、好ましいものは、銀、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ニッケル、鉄、インジウム、スズ、窒化アルミニウム、炭化アルミニウムであり、より好ましいものは、アルミニウム、マグネシウム、窒化アルミニウム、炭化アルミニウムである。これらは、比重が小さく熱伝導率が大きいからである。比重が小さいものが好ましい理由は、固化前のインキ塗膜、固化前のインキ印刷層中で、粒子が沈降して、粒子が偏在することを防ぐためである。また、熱伝導率が大きいものが好ましい理由は、接触時に熱の移動が大きくなるからである。
これら粒子の形状は、表面積の大きな球状もしくは球状に近い多面体構造が望ましい。人の指との接触面積を大きくして、より効果的に指から熱を奪うためである。
これら粒子の大きさの一例として、球状粒子の場合は、直径が0.1μm〜50μmが挙げられる。多面体の場合には、粒子の形状を球状と仮定して算出した球状物の直径が、上述の範囲である。これらの大きさであれば、冷感層を形成しても冷感層を通過して柄層が視認されるからである。
バインダーは、電子線硬化樹脂、熱硬化樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、アルキド樹脂などである。電子線硬化樹脂としては、ウレタンアクリレート系樹脂、シアノアクリレート系樹脂などが使用できる。熱硬化樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリウレタン、熱硬化性ポリイミドなどが使用できる。
バインダーと金属粉末及び/またはセラミック粉末の混合割合は、バインダーの体積を100とした場合に、金属粉末及び/またはセラミック粉末が10〜100である。
金属粉末及び/またはセラミック粉末は、単一のインキ中に1種だけを混合してもよく、2種以上を混合してもよい。
以上説明したインキを用いて構成される冷感層は使用するインキの種々の条件、すなわち金属粉末若しくはセラミック粉末と、バインダーとをそれぞれ配合する際の割合等によって、つやあり層にも、つや消し層にも構成することができる。
冷感層31は、柄層の一部平面領域を被覆してもよく、柄層の全平面領域を被覆してもよい。
また、冷感層は、連続する面状にしてもよく、不連続な微小面の集合体として形成してもよい。連続する面状で冷感層を形成するとは、冷感層を人の指で触れた場合、指と冷感層が一様に接触するように冷感層を形成することを指し、また不連続な微小面の集合体として冷感層を形成するとは、冷感層を人の指で触れた場合、指と冷感層が不連続に接触するように冷感層を形成することを指す。
冷感層31を連続する平面状に形成する(例えば、第二、第四、第六加飾樹脂成形品)場合、冷感層31の厚さの下限は、通常10μm以上、好ましくは15μm以上である。冷感層31の厚さの上限は、通常50μm以下、好ましくは30μm以下である。この範囲であれば、印刷により冷感層を適正に形成できるとともに、適度な接触冷感が得られるからである。すなわち、冷感層31を形成してもその下に存在する柄層32の視覚認識を阻害することがない。
冷感層31を不連続な集合体で形成する場合、最大厚さ部分の厚さの下限は、通常10μm以上、好ましくは15μm以上である。最大厚さ部分の厚さの上限は、通常50μm以下、好ましくは30μm以下である。この範囲であれば、適度な接触冷感が得られるとともに、冷感層を印刷により、形成できるからである。印刷を使えば設計又は意図する形状に形成することができる。
冷感層を不連続な集合体で形成する場合、長軸方向の長さ(d)が0.3mm以上10mm以下にすることが好ましい。長軸方向とは、例えば、冷感層の平面形状が円形の時は直径部分を指し、四角形の時は対角線部分を指す。また冷感層がこれら以外の形状である時は端から端までの距離が最も長い部分を指す。さらに底面の輪郭線の相互最小間隔(p)が0.1mm以上10mm以下にすることが好ましい。その一例として冷感層の平面形状が円形の場合の長軸方向の長さ(d)と底面の輪郭線の相互最小間隔(p)を図1(b)の中に例示している。
また、冷感層と耐磨耗性層を兼用する場合(例えば、第五加飾樹脂成形品15では、柄層の一部平面が最表層となっており、何らかの耐磨耗性層を付けることが好ましい)、数μmの厚さで柄層全面を被覆する冷感層を形成し、その上に、不連続な集合体である冷感層を重ねることが好ましい。
柄層は、絵柄層及び/または金属膜層である。金属膜層と絵柄層を重ねて形成してもよい。
金属膜層の材質としては、アルミニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、インジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これらの合金または化合物が挙げられる。金属膜層の形成方法は、真空蒸着法、スパッターリング法、イオンプレーティング法、メッキ法などが挙げられる。
絵柄層は、着色、種々のパターンや文字などの装飾を行うための層である。絵柄層の材質としては、ポリビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用いるとよい。印刷層の形成方法としては、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現を行うには、オフセット印刷法やグラビア印刷法が適している。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法を採用することもできる。絵柄層は、表現した絵柄に応じて任意のパターンに設けるとよい。
絵柄層は光沢インキを用いてメタル調にすることができる。
また、絵柄層の柄は、各種ドット(円、楕円、角、菱形など)、カーボン調、ストライプ調、ハニカム調、ファブリック調、ヘアライン調などの幾何学柄や木目柄、グラデーション柄などにしてもよい。このような柄にして、冷触感を付与すれば、意外感を演出することができる。
成形樹脂33の材料としては、アクリル樹脂、アクリロニトリルスチレン樹脂、スチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、シリコン樹脂、ナイロン樹脂、ウレタン樹脂、熱可塑性エラストマー樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等がある。
透明シート36を使用すれば、加飾樹脂成形品に深み(立体感)を有させることができる。このシートは熱可塑性シートであればよく、その材質としてはポリエステル系樹脂、ABS系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。
バッキングシート37は加飾シートに延伸性を付与するシートである。すなわち、バッキングシート37は加飾樹脂成形品を作成する際、成形樹脂に加飾シートを追従させるためのシートである。
バッキングシートは熱可塑性シートであればよく、その材質としてはポリエステル系樹脂、ABS系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。
接着層38の材質としては、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ビニロン系樹脂、アセテート系樹脂、ポリアミド系樹脂を挙げることができ、成形樹脂との接着性に応じて、適宜、好ましい材料を選択する。
接着層38の形成方法は、グラビア、オフセット、スクリーンなどの各種印刷方法や、グラビアコート、リバースコート、ロールコート、コンマコート、リップコートなどのコート法でもよい。
冷感層31の下面と成形樹脂38の間には、必要に応じて、プライマー層、アンカー層などがあってもよい。
以上説明した加飾樹脂成形品は、加飾シートを貼り付けて製造してもよく、成形した樹脂物に層構造を形成して製造してもよい。表面が曲面を含んでいても、曲面に追随して加飾層構造を貼り付けられることから、加飾シートを貼り付けて製造することが好ましい。さらに、時間と手間を省略することができるので、成形同時加飾により製造することがより好ましい。
次に加飾シートを説明する。図7は第一加飾シート21の断面説明図であり、図8は第二加飾シート22の断面説明図であり、図9は第三加飾シート23の断面説明図であり、図10は第四加飾シート24の断面説明図であり、図11は第五加飾シート25の断面説明図であり、図12は第六加飾シート26の断面説明図である。
図7を参照して、第一加飾シート21の層構成は、表面側から順に、冷感層31、透明シート36、絵柄層及び/または金属膜層である柄層32、バッキングシート37である。柄層の一部平面領域を被覆する冷感層31を複数形成している。
図8を参照して、第二加飾シート22の層構成は、表面側から順に、冷感層31、透明シート36、絵柄層及び/または金属膜層である柄層32、バッキングシート37である。冷感層31は、柄層の全平面領域を被覆している。
第一加飾シート21と第二加飾シート22において、成形樹脂との接着手段は、バッキングシート37である。
図9を参照して、第三加飾シート23の層構成は、表面側から順に、冷感層31、透明シート36、柄層32、接着層38である。柄層の一部平面領域を被覆する冷感層31を複数形成している。
図10を参照して、第四加飾シート24の層構成は、表面側から順に、冷感層31、透明シート36、柄層32、接着層38である。冷感層31は柄層32の全平面領域を被覆している。
第三加飾シート23と第四加飾シート24において、成形樹脂との接着手段は、接着層38である。
図11を参照して、加飾シート25の層構成は、表面側から順に、冷感層31、柄層32、バッキングシート37である。冷感層31は柄層32の一部平面領域に形成されている。冷感層31は複数形成されている。
図12を参照して、加飾シート26の層構成は、表面側から順に、冷感層31、柄層32、バッキングシート37である。冷感層31は柄層32の全平面領域を被覆している。
第五加飾シート25と第六加飾シート26において、バッキングシート37は成形樹脂との接着手段を兼ねている。
第一加飾シート21〜第六加飾シート26において、成形樹脂との接着手段が存在する柄層の裏面側とは、図7−図12に図示された柄層32の下側を意味している。
加飾シートは、必ずしも接着手段を設けなくてもよい。例えば、加飾シートは表面側から順に、冷感層、透明シートと柄層からなるものであってもよい。樹脂成形品の表面に接着層を形成し、当該加飾シートを重ねて圧熱を付加して、当該加飾シートを樹脂成形品に付着することができる。さらに、加飾シートと成形樹脂を一体化させる手段として(接着層が形成されていない)加飾シートに熱と圧力を与えることによって成形樹脂を一体化させることもできる。
すでに、加飾樹脂成形品において説明したように、冷感層31は、印刷法やコート法を使用して形成することができる。
加飾シートには、必要に応じて、プライマー層やアンカー層を設けてもよい。
プライマー層は、冷感層と透明シートを接着するものである。またプライマー層は、接着させたい部分に形成する。すなわち、接着させたい部分が全面的ならプライマー層を全面的に形成する。接着させたい部分が部分的なら、プライマー層を部分的に形成する。プライマー層としては、被接着素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。
プライマー層の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
アンカー層は金属膜層と接着層の密着性を向上させるほか、絵柄層と金属膜層、絵柄層と冷感層の密着性を向上させる層でもある。アンカー層の材質としては、二液性硬化ウレタン樹脂、熱硬化ウレタン樹脂、メラミン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、塩素含有ゴム系樹脂、塩素含有ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニル系共重合体樹脂などを使用するとよい。
図13は成形同時加飾成形品の製造方法に用いる金型の断面説明図である。A金型41の内壁面に冷感層31を向けて加飾シート21を配置する。A金型とB金型42を型締めし、射出口43から溶融樹脂をキャビティー内に射出し、樹脂をキャビティー内に充填すると同時に加飾シートを樹脂に一体化させる。冷却後、A金型とB金型42を型開きし、加飾樹脂成形品を取り出す。
本発明にかかる加飾樹脂成形品は、例えば、音響機器、自動車のセンターコンソール、電話等の電子機器、自動車内部の情報機器、家電製品などに利用できる。
図1(a)は第一加飾樹脂成形品11の断面説明図であり、図1(b)は第一加飾樹脂成形品11の平面説明図である。 第二加飾樹脂成形品12の断面説明図である。 第三加飾樹脂成形品13の断面説明図である。 第四加飾樹脂成形品14の断面説明図である。 第五加飾樹脂成形品15の断面説明図である。 第六加飾樹脂成形品16の断面説明図である。 第一加飾シート21の断面説明図である。 第二加飾シート22の断面説明図である。 第三加飾シート23の断面説明図である。 第四加飾シート24の断面説明図である。 第五加飾シート25の断面説明図である。 第六加飾シート26の断面説明図である。 成形同時加飾成形品の製造方法に用いる金型の断面説明図である。
符号の説明
11 第一加飾樹脂成形品
12 第二加飾樹脂成形品
13 第三加飾樹脂成形品
14 第四加飾樹脂成形品
15 第五加飾樹脂成形品
16 第六加飾樹脂成形品
21 第一加飾シート
21 第二加飾シート
21 第三加飾シート
21 第四加飾シート
21 第五加飾シート
21 第六加飾シート
31 冷感層
32 「絵柄層及び/または金属膜層」である柄層
33 成形樹脂
36 透明シート
37 バッキングシート
38 接着層
41 A金型
42 B金型
43 射出口

Claims (9)

  1. 成形樹脂の表面に加飾を施した加飾樹脂成形品において、
    前記成形樹脂の表面側に絵柄層及び/または金属膜層を形成し、
    前記絵柄層及び/または金属膜層の表面側であってかつ最表面に、前記絵柄層及び/または金属膜層の一部平面領域または全平面領域を被覆する冷感層を形成したものであり、
    前記冷感層は、バインダーと金属粉末及び/またはセラミック粉末を混合したインキにより形成された冷感層である加飾樹脂成形品。
  2. 前記インキの前記バインダーは、電子線硬化型樹脂または熱硬化型樹脂であることを特徴とする請求項1に記載した加飾樹脂成形品。
  3. 前記インキの前記金属粉末及び/またはセラミック粉末は、銀、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ニッケル、鉄、インジウム、スズ、窒化アルミニウムおよび炭化ケイ素よりなる群から選択される単一または複数の粉末である請求項1乃至2いずれか記載の加飾樹脂成形品。
  4. 加飾樹脂成形品の製造に用いる加飾シートにおいて、
    絵柄層及び/または金属膜層を有し、
    前記絵柄層及び/または金属膜層の表面側であってかつ最表面に、前記絵柄層及び/または金属膜層の一部平面領域または全平面領域を被覆する冷感層を形成したものであって、
    前記冷感層は、バインダーと金属粉末及び/またはセラミック粉末を混合したインキを用いて形成された冷感層である加飾シート。
  5. 前記絵柄層及び/または金属膜層の裏面側に、成形樹脂との接着手段を有する請求項4記載の加飾シート。
  6. 前記インキの前記バインダーは、電子線硬化型樹脂または熱硬化型樹脂であることを特徴とする請求項4乃至5いずれか記載の加飾シート。
  7. 前記インキの前記金属粉末及び/またはセラミック粉末は、銀、銅、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、クロム、ニッケル、鉄、インジウム、スズ、窒化アルミニウムおよび炭化ケイ素よりなる群から選択される単一または複数の粉末である請求項4乃至6いずれか記載の加飾シート。
  8. 前記冷感層は、前記絵柄層及び/または金属膜層の一部平面領域を被覆するものであり、
    前記冷感層は、前記インキを用い孔版印刷法により形成されたものであることを特徴とする請求項4乃至7いずれか記載の加飾シート。
  9. 以下の工程からなる成形同時加飾成形品の製造方法。
    イ.請求項5乃至8いずれか記載の加飾シートをA金型側に設置する工程
    ロ.A金型とB金型を型締めする工程
    ハ.金型内に溶融成形樹脂を注入し、前記加飾シートと溶融成形樹脂を一体化し、成形品を冷却固化させる工程
    二.A金型とB金型を型開きし、加飾樹脂成形品を取り出す工程
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