JP5301782B2 - 射出成形用加飾シート及び樹脂成形品 - Google Patents

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本発明は、金型のキャビティ内に挿入された状態で射出成形されることによって、樹脂成形品の表面に密着して樹脂成形品を加飾する射出成形用加飾シート及び樹脂成形品に関する。
従来、自動車の内装部品や家電製品の外装部品に用いられる樹脂成形品はデザイン上の嗜好が多様化する中、種々のデザインが求められている。そのデザインの例の一つに、表面に凹凸状の加飾を設けた樹脂成形品がある。
このような樹脂成形品は、例えば、次のような方法により形成される。まず、射出成形の金型のキャビティ面に凹凸を形成する微細なシボを設け、射出成形時に当該シボに樹脂を射出することによって樹脂成形品表面に凹凸を付す方法である。しかし、この方法では、加飾シートを金型に挟んで溶融樹脂を射出しても微細なシボに溶融樹脂は送り込まれにくく、微細なシボを用いた場合は成形同時加飾をすることは困難である。また、金型の凹凸と加飾シートの模様を合わせることは実質的に不可能である。
また、別の方法として、表面が平滑な樹脂成形品を射出成形で形成し、その樹脂成形品の表面に発泡性のインキを用いて印刷を行い、当該印刷層に特定の処理をすることによって、印刷層の厚みを増して加飾がされた凹凸を形成する方法がある。しかし、この発泡性のインキは、例えば自動車用の内装部品など厳しいな用途に耐えうるだけの物性を有していない。また、曲面などの三次元形状を有する表面には印刷が困難であるという問題がある。
さらに、別の方法として、樹脂成形品の表面にスクリーン印刷によって塗膜の厚さが大きい印刷層を形成する方法がある。しかし、この方法でも三次元形状を有する表面には印刷が困難であり、印刷のための手間とコストがかかるという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、成形同時加飾により製造される樹脂成形品の表面に凹凸の触感を持たせることができる加飾シート及び当該加飾シートを用いて製造される樹脂成形品を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の射出成形用加飾シートを提供する。
本発明の第1態様によれば、金型のキャビティ内に挿入された状態で射出成形されることによって、樹脂成形品の表面を加飾する射出成形用加飾シートであって、
基体シートと、最外層に設けられ、前記射出成形用加飾シートの表面に凹凸を有する凹凸加飾層と、前記基体シートと前記凹凸加飾層の間に設けられ、前記射出成形時に加わる圧力を吸収して前記凹凸の触感を保持する成形圧力吸収層を備え
前記成形圧力吸収層は、10%モジュラス0.1〜5.0Mpaである材料から構成されることを特徴とする、射出成形用加飾シートを提供する。
本発明の第態様によれば、前記成形圧力吸収層は、合成ゴムと合成樹脂の共重合体で構成されていることを特徴とする、第1態様の射出成形用加飾シートを提供する。
本発明の第態様によれば、前記基体シートはガラス転移点が80℃以上の樹脂で構成されていることを特徴とする第1態様の射出成形用加飾シートを提供する。
本発明の第態様によれば、凹凸加飾層と成形圧力吸収層の間に絵柄層を備える、第1から第3態様のいずれか1つの射出成形用加飾シートを提供する。
本発明の第態様によれば、前記絵柄層は、透明シートと接着層とを有する絵柄シートの前記透明シートと接着層の間に設けられ、前記絵柄シートを前記接着層が前記成形圧力吸収層に対向するように貼り合わされて形成されることを特徴とする、第態様の射出成形用加飾シートを提供する。
本発明の第態様によれば、前記透明シートは鉛筆硬度H以上かつガラス転移点が80℃以上の樹脂からなる第態様の射出成形用加飾シートを提供する。
本発明の第態様によれば、前記絵柄層は、透明シートと剥離層と接着層とを有する転写シートの前記剥離層と接着層との間に設けられ、前記転写シートを前記接着層が前記成形圧力吸収層に対向するようにして、前記剥離層と絵柄層と接着層とを前記成形圧力吸収層の表面に転写されるようにして形成されることを特徴とする、第態様の射出成形用加飾シートを提供する。
本発明の第態様によれば、第1から第態様のいずれかの1つの加飾シートを射出成形用金型内に設置し、前記金型内に成形樹脂を注入し冷却固化させて得られる前記加飾シートと一体化された樹脂成形品を提供する。
本発明の第態様によれば、面積比200%延伸部における前記凹凸加飾層厚み)/(非延伸部の前記凹凸加飾層厚み)≧0.5であることを特徴とする、第態様の樹脂成形品を提供する。
本発明によれば、射出成形時に加わる圧力を吸収する成形圧力吸収層を備えることにより、射出成形時に凹凸加飾層に加わる圧力を軽減することができる。したがって、凹凸加飾層の厚みを薄くすることなく、凹凸加飾層の厚みを保ったまま、樹脂成形品を成形することができ、表面に凹凸の印刷層が残り、表面に凹凸の触感を持たせた樹脂成形品を作成することができる。
前記成形圧力吸収層は、10%モジュラス0.1〜5.0Mpaである材料を用いることにより、射出成形時に加わる圧力によって成型圧力吸収層が変形して、凹凸加飾層が成型圧力吸収層に埋没する。したがって、射出成形時に凹凸加飾層加わる圧力を軽減して凹凸加飾層の厚みを保つことができる。
前記基体シートにガラス転移点が80℃以上の樹脂を用いることによって、射出成形時に加わる熱で基体シートの変形を防止することができ、加飾シートの意匠を損なうことなく、射出成形することができる。
また、さらに絵柄層を備えることにより、凹凸加飾層と絵柄層との双方の意匠の位置合わせが容易であり、複雑な意匠を簡単に射出成形品に設けることができる。
また、絵柄層を絵柄シートまたは転写シートに設け、これを成形圧力吸収層に貼り付けまたは転写することにより、簡単に複雑な意匠を設けることができる。
以下、本発明の実施形態に係る射出成形用加飾シートについて、図面を参照しながら説明する。
射出成形用加飾シート(以下、単に加飾シートと略記する。)について説明する前に、本実施形態にかかる射出成形用加飾シートを用いて成形同時加飾がなされた樹脂成形品について説明する。図1Aは、樹脂成形品の表面形状を示す外観図であり、図1Bは、図1Aの樹脂成形品の表面部分を拡大した拡大図である。
樹脂成形品100は、表面102の全体にわたって凹凸101が形成されている。表面の凹凸101は、平坦な表面部分102aだけではなく、例えば、曲面を有するような三次元形状の表面部分102bにも設けられる。
樹脂成形品100の表面102に設けられた凹凸101は、凸状の印刷塗膜103により形成される。すなわち、印刷塗膜103が設けられていない部分に対して、印刷塗膜103は一段高くなるように凸状に形成されているため、樹脂成形品100の表面102に凹凸101が形成される。印刷塗膜103の膜厚は、触ったときに凸形状を感じとることができるためには成形後の状態で5μm以上であることが必要であるが、個人差によらず凸形状を感じとることができるためには成形後の状態で10μm以上であることが望ましい。図1Bに示した印刷塗膜103は、微細なドット状の凸状を有するものであるが、一例として示したものであり、印刷塗膜103の形状は特に限定されるものではなく、種々の模様を用いることができる。
印刷塗膜103は、本実施形態にかかる加飾シートを金型に挟み込み、溶融樹脂を射出することによって、成形同時加飾される。すなわち、加飾シートの表面に印刷塗膜103を形成する凹凸加飾層が設けられる。加飾シートは、当該凹凸加飾層が金型のキャビティ面側を向くようにして金型に挟み込まれ、その状態で、キャビティ内に溶融樹脂が射出されることで、射出成形と同時に樹脂成形品の最外面に当該加飾シートを付着させる。
なお、溶融樹脂の射出時において、加飾シートの表面に凸状の凹凸加飾層が形成されている場合、加飾シートの凹凸加飾層が存在しない部分が成形時の樹脂圧によって金型表面側に押し出され、その状態で溶融樹脂が射出されることによって、凹凸加飾層が樹脂成形品内に埋没する。その結果として、印刷塗膜103が薄くなるという問題がある。
本実施形態にかかる加飾シートは上記の問題を解消し、図1A,図1Bに示すような表面に凹凸の触感を残すことができるものであり、具体的には、次の構成を有する。
図2は、本発明の第1実施形態にかかる加飾シートの層構成を示す断面図である。図2に示すように、本実施形態の加飾シート1は、基体シート2上に成形圧力吸収層3と、最外面に凹凸加飾層4を備える。
基体シート2は、成形圧力吸収層3と凹凸加飾層4とを支持するものであり、加飾成形時に溶融樹脂と密着する。基体シート2の材質としては、アクリル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ナイロン系樹脂、ビニロン系樹脂、アセテート系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂などの樹脂を使用できる。なお、基体シート2の材質について、ガラス転移点が80℃以上のものが好ましい。ガラス転移点が80℃未満であると射出成形時の樹脂の熱により基体シート2が大きく変形して加飾シート1に設けられた意匠に影響が出てしまうからである。
また、基体シート2の膜厚としては、100μm〜1000μmのものが好ましい。100μm未満のシートでは、射出成形時の樹脂の熱・圧力から成形圧力吸収層3を保護しきれない恐れがあり、1000μmを越えるシートでは、取り扱いが不便になってしまうからである。
成形圧力吸収層3は、射出成形時に加わる圧力によって弾性変形し、金型キャビティ面と接する凹凸加飾層4の厚みが成形時の樹脂圧によって薄くなってしまうことを極力抑えるためのクッションの役目を持つ層である。成形圧力吸収層3の材質としては、アクリル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ナイロン系樹脂、ビニロン系樹脂、アセテート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ウレタン樹脂などのプラスチックシートを使用するが、成形圧力吸収層としての効果とシートとしての加工性を両立させるという点から、JIS‐K6251(2004)に規定されるダンベル状試験片1号型における10%モジュラスが0.1〜5.0MPaの樹脂であることが好ましい。10%モジュラスが0.1MPa未満のシートでは、軟らかすぎて加工性に問題があり、10%モジュラスが5.0MPaを越えるシートでは、硬すぎて成形圧力吸収層としての機能を果たさないからである。なお、上記条件を具備する材料としては、例えば、軟質成分を増量した軟質ABSや、アクリロニトリリル−スチレン−アクリルゴム樹脂などを用いることができる。
上記のように、樹脂成形品1の表面に凹凸の触感を感じるためには、成形後の印刷塗膜103が10μm以上であることが好ましく、これを実現するための凹凸加飾層4の膜厚は15μm以上200μm以下である。また、200μm以上となると、印刷という工法上から考えると、意匠再現性を確保するためには200μm程度にすることが好ましい。もちろん、印刷技術により、意匠再現性を確保できるのであれば、これより厚くすることも可能である。
また、凹凸加飾層4に対する成形圧力吸収層3との厚みは2〜10倍であることが好ましい。特に2倍〜5倍であれば取り扱いの点でより好ましい。すなわち、凹凸加飾層4に対して成形圧力吸収層3の厚みが薄すぎると、射出成形時において、凹凸加飾層4の厚みを吸収することができず、凹凸加飾層4の厚みに対して表面に形成される印刷塗膜103が薄くなるためである。
凹凸加飾層4を形成する樹脂は、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル/ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、メラミン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ゴム系樹脂などの樹脂をバインダーとし、従来公知の各種の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキによって形成することができる。凹凸加飾層4に耐摩耗性が求められる場合には、2液硬化型インキ、UV硬化型インキ、電子線硬化型インキなどの硬化インキを用いてもよい。
凹凸加飾層4の形成には、シルク印刷やロータリースクリーン印刷を用いればよいが、ロータリースクリーン印刷を用いると作業効率が格段に向上するので好適である。求める膜厚によってシルクスクリーン版のメッシュを選択してもよいし、重ね刷りをしてもよい。凹凸加飾層4を形成するインキ中にウレタンビーズやシリカなどの粒子を添加すると、触感効果の向上が得られる場合がある。凹凸加飾層4の図柄は任意の図柄が利用できるが、広い面積で一様な凹凸感を得ようとするならばドットパターンなど単純な幾何学柄が適している。
本発明の加飾シート1aを用いて表面に凹凸と意匠が付与される樹脂成形品の形状によっては、加飾シート1aが延伸されるのに伴い凹凸加飾層4も延伸されて膜厚が薄くなって触感が薄れてしまう。そのため、なるべく触感が損なわれないように凹凸加飾層4のインキの樹脂系、硬化条件を設定して、面積比200%延伸部における膜厚が非延伸部の膜厚の50%以上あるようにするのが望ましい。
本実施形態の加飾シート1aには、さらに、意匠を付与するための絵柄層を成形圧力吸収層3の表面に設けその上に凹凸加飾層4を設けてもよい。本実施形態の加飾シート1aに設けられる絵柄層の精細度が格別高度でない場合は、成形圧力吸収層3に直接シルク印刷で絵柄層を設け、その後凹凸加飾層4を設ける方法をとることができる。
図3は、本発明の第2実施形態にかかる加飾シートの層構成を示す断面図である。この実施形態にかかる加飾シート1bは、図3に示すように、本実施形態の加飾シート1bは、基体シート2上に成形圧力吸収層3と、最外面に凹凸加飾層4を備え、さらに、絵柄層10を備える。
スクリーン印刷では実現できない程高精細な絵柄を設けたい場合においては、基体シート2と成形圧力吸収層3との加飾シートの厚みが大きいため、グラビア印刷機等にこの加飾シートを設置して成形圧力吸収層3の上に直接絵柄を印刷できない場合がある。また、意匠性によっては、成形圧力吸収層の上に直接加飾できない場合がある。例えば、蒸着によって加飾層を設けるのは技術的に困難である。このような場合には、第2実施形態の構成をとることが好ましい。
本実施形態にかかる絵柄層は、基体シート2に積層して貼着される絵柄シート10として構成される。
絵柄シート10は、透明シート6の一方の面に絵柄層5と接着層7をこの順に形成して作成される。絵柄シート10の接着層7側に成形圧力吸収層3と基体シート2とをラミネートさせ、透明シート6の他方の面に凹凸加飾層4を形成することで、加飾シート1bが得られる。なお、透明シート6の他方の面に予め凹凸加飾層4との密着を向上させるため、必要に応じてプライマー層8を設けてもよい(図3参照)。
透明シート6の材質としては、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ナイロン系樹脂、ビニロン系樹脂、ポリアミド系樹脂などの透明なプラスチックシートを使用できる。透明シート6の透明度は、ツヤ消し意匠が好まれる場合があるので必要に応じて調整してもよい。透明シート6の膜厚としては、基体シート2よりも薄いものであることが好ましい。具体的には、50〜500μmのものが好ましい。50μm未満では、絵柄層などを設ける加工工程においてシートが伸長して図柄が変形してしまう問題が生じ、500μmを超えるシートでは取り扱いが不便になる。
また、透明シート6は鉛筆硬度H以上、かつガラス転移点が80℃以上のものが好ましい。鉛筆硬度がH未満であれば樹脂成形品の耐久性に問題が生じ、ガラス転移点が80℃未満であると、射出成形時の樹脂の熱により大きく変形して絵柄層5の意匠などに影響が出てしまうからである。
絵柄層5は、透明シート6の上に、通常は印刷層として形成する。絵柄層5の材質としては、アクリル系樹脂、アクリル−ビニル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用いるとよい。絵柄層5の形成方法としては、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現を行うには、オフセット印別法やグラビア印刷法が適している。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法を採用することもできる。絵柄層5は、表現したい絵柄に応じて、全面的に設ける場合や部分的に設ける。
また、絵柄層5は、金属薄膜層からなるもの、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからなるものでもよい。金属薄膜層は、絵柄層5として金属光沢を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッターリング法、イオンプレーテイング法、鍍金法などで形成する。この場合、表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、インジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これらの合金又は化合物を使用する。
絵柄層5の膜厚は0.5μm〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な意匠性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。
接着層7としては、成形圧力吸収層3の素材との接着に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を使用することが好ましい。たとえば、成形圧力吸収層3の材質がアクリル系樹脂の場合はアクリル系樹脂を用いるとよい。また、成形圧力吸収層3の材質がポリカーボネート系樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。さらに、成形圧力吸収層3の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂が使用可能である。
接着層7の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な接着性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題が生じる。接着層7の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
なお、絵柄層5の構成は上記した態様に限定されるものではなく、たとえば絵柄層5の材質として成形圧力吸収層3との接着性に優れたものを使用する場合には、接着層7を省略することができる。
プライマー層8の材質としては、2液硬化性ウレタン系樹脂、熱硬化ウレタン系樹脂、メラミン系樹脂やエポキシ系樹脂等の熱硬化性樹脂、塩化ビニル共重合体等の熱可塑性樹脂を使用するとよい。プライマー層8の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
次に第3実施形態について説明する。図4は、本発明の第3実施形態にかかる加飾シートの層構成を示す断面図である。図5は、図4の加飾シートの製造工程を示す図である。第3実施形態は、加飾シートに絵柄層を設ける際に、絵柄を直接成形圧力吸収層3に印刷するのではなく、絵柄転写シートを用いて転写させることによって絵柄を直接成形圧力吸収層3に設けた構成である。
図5(a)に示すように、ベースフィルム31の表面に剥離層9がコーティングされた絵柄転写シート30を用い、図5(b)に示すように、転写層11として剥離層9と絵柄層5と接着層7をこの順に形成した絵柄転写シート30を作成する。
次に、図5(c)に示すように、この絵柄転写シート30を基体シート2の表面に成形圧力吸収層3を設けたフィルム1c’に、成形圧力吸収層3と接着層7が対向するように貼り合わせる。絵柄転写シートに設けられた転写層11を成形圧力吸収層3に転写するために必要な処理を行った後、絵柄転写シート30をフィルム1c’から剥離すると、剥離層9がベースフィルム31より剥離して転写層11が成形圧力吸収層3の表面に転写される(図5(d)参照)。
この積層シートの転写層11側に凹凸加飾層4を形成することで、本実施形態にかかる加飾シート1cが得られる。なお、必要に応じて絵柄転写シートの作成時に、剥離層9を形成する前に予め凹凸加飾層4との密着を向上させるためのプライマー層8を設けて転写層11の一部としてもよい(図4参照)。ここで、プライマー層8の選定においては、ベースフィルム31と固着しないように注意する必要がある。あるいは、剥離層9がプライマー層8の機能を持ったものを選定してもよい。
絵柄層5、接着層7、プライマー層8の材質および形成方法は、上記第2実施形態にかかる絵柄シート10において説明したものと同様のものとすることができる。
剥離層9の材質としては、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ゴム系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂などのほか、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂などのコポリマーを用いるとよい。剥離層9に硬度が必要な場合には、紫外線硬化性樹脂などの光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などの放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などを選定して用いるとよい。剥離層9の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
前記の各実施形態にかかる加飾シートを用い、射出成形によって樹脂成形品の表面に凹凸の触感を有する印刷塗膜103を形成する方法について説明する。以下、第1実施形態の加飾シート1aを用いた場合について例にとって説明するが、いずれの実施形態にかかる加飾シートを用いても同様の手順を採用することができる。
まず、図6に示すように、固定型12aと可動型12bとからなる成形用金型内に加飾シート1aを固定型12aのキャビティ面に凹凸加飾層4が対向するように送り込み、固定型12aと可動型12bを型閉じする。加飾シート1aは、枚葉のものを1枚ずつ送り込んでもよいし、長尺のものを用いてその必要部分を間欠的に送り込んでもよい。長尺の加飾シート1aを使用する場合、位置決め機構を有する送り装置を使用して、加飾シート1aの凹凸加飾層4あるいは絵柄層5と成形用金型12との見当が一致するようにするとよい。
また、加飾シート1aを間欠的に送り込む際に、加飾シート1aの位置をセンサーで検出した後に加飾シート1aを可動型と固定型とで固定するようにすれば、常に同じ位置で加飾シート1aを固定することができ、絵柄の位置ずれを防止することができる。
次に、図7Aに示すように、型閉じした後、ゲート14から成形樹脂13を成形用金型のキャビティ内に射出充満させ、樹脂成形品を形成するのと同時にその面に加飾シート1aを接着させる。
成形樹脂13は、透明、半透明、不透明のいずれでもよい。また、成形樹脂13は、着色されていても、着色されていなくてもよい。成形樹脂13としては、自動車の内装部品や家電製品の外装部品として通常用いられるアクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂以外にも、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ノリル(商標)系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、といった熱可塑性樹脂を挙げることができる。また、ポリフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカーボネート変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂などの汎用エンジニアリング樹脂やポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリフェニレンオキシド系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、液晶ポリエステル樹脂、ポリアリル系耐熱樹脂などのスーパーエンジニアリング樹脂を使用することもできる。
溶融樹脂の射出に伴い加飾シート1aが溶融樹脂の射出圧力を受け、加飾シート1aが薄くなるように変形する。このとき、図7Bに示すように、凹凸加飾層3が弾性変形するとともに、加飾シート1aの凹凸加飾層4が成形圧力吸収層3に埋没する。凹凸加飾層4の成形圧力吸収層3への埋没は、少なくとも部分的であればよく、埋没量は、成形圧力吸収層3の厚み寸法及び用いられる樹脂の性状(例えば、10%モジュラス)などによって調整することができる。この状態で溶融樹脂が固化して樹脂成形品が成形される。
成形樹脂の冷却後、成形用金型12を開くと、加飾シート1aが表面に接着された樹脂成形品14を得ることができる(図8参照)。このとき、射出圧力で変形していた成形圧力吸収層3が射出圧力から解放されることによって元の形状に復元する。これに伴って、凹凸加飾層4が成形圧力吸収層3から突出する。
(実施例1)
厚さ125μmのアクリルシートである透明シートの一方の面に、アクリルービニル系樹脂からなる厚さ5μmの絵柄層、塩化ビニル系樹脂からなる厚さ1μmの接着層、アクリルフィルムの他方の面に塩化ビニル系樹脂からなる厚さ1μmのプライマー層をグラビア印刷により形成することで絵柄シートを得た。この絵柄シートの接着層側に対し、JIS‐K6251(2004)に規定されるダンベル状試験片1号型における10%モジュラスが0.77MPaである厚さ200μmの軟質ABSのシートである成形圧力吸収層と、厚さ270μmのABSシートである基体シートをこの順番でラミネートさせた後に、絵柄シートのプライマー層に厚さ40μmのウレタンアクリレート系樹脂からなる凹凸加飾層をシルク印刷により形成して、図3に示す断面構造を有する加飾シートを得た。この加飾シートを成形用金型に設置して耐熱ABS樹脂で射出成形して樹脂成形品を得た。この樹脂成形品の面積比にして約200%延伸部において、凸状の印刷塗膜の厚みが25μmであり、表面には凹凸加飾層による凹凸の触感が保持されていた。なお、図9に、樹脂成形品の断面形状を示す。図9に示すように、樹脂成形品の表面に凹凸が顕著に形成されている。
(実施例2)
あらかじめメラミン系の離型層がコーティングされた厚さ38μmのポリエチレンテレフタレートフィルムにアクリル系樹脂からなる厚さ2μmの剥離層、アクリル−ビニル系樹脂からなる厚さ5μmの絵柄層、塩化ビニル系樹脂からなる厚さ1μmの接着層をグラビア印刷により形成することで絵柄転写シートを得た。この絵柄転写シートから転写層である剥離層と絵柄層と接着層を、JIS‐K6251(2004)に規定されるダンベル状試験片1号型における10%モジュラスが1.36MPaであるである厚さ200μmのウレタンのシートである成形圧力吸収層に転写して加飾シートを得た。この加飾シートの転写層側に厚さ35μmのウレタン系樹脂からなる凹凸加飾層をシルク印刷により形成して、図4に示す断面構造を有する加飾シートを得た。この加飾シートを成形用金型に設置して耐熱アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂で射出成形して樹脂成形品を得た。この樹脂成形品の面積比にして約200%延伸部において、凹凸加飾層の厚みが18μmであり、表面には凹凸加飾層による凹凸の触感が保持されていた。
(比較例1)
厚さ125μmのアクリルシートである透明シートの一方の面に、アクリル-ビニル系樹脂からなる厚さ5μmの印刷層、塩化ビニル系樹脂からなる厚さ1μmの接着層、またこの2層の背面に塩化ビニル系樹脂からなる厚さ1μmのプライマー層をグラビア印刷により形成することで絵柄シートを得た。この絵柄シートのプライマー層に厚さ38μmのウレタンアクリレート系樹脂からなる凹凸加飾層をシルク印刷により形成して、両面印刷シートを得た。このときの凹凸加飾層は表面積の40%を占めていた。この積層シートを成型用金型に設置して耐熱ABS樹脂で射出成型して樹脂成型品を得た。この樹脂成型品の面積比にして約200%延伸部において、触感層の厚みが5μmであり、ほとんど凹凸感は感じられなかった。なお、図10に、樹脂成形品の断面形状を示す。
(比較例2)
厚さ125μmのアクリルシートである透明シートの一方の面に、アクリル-ビニル系樹脂からなる厚さ5μmの印刷層、塩化ビニル系樹脂からなる厚さ1μmの接着層、またこの2層の背面に塩化ビニル系樹脂からなる厚さ1μmのプライマー層をグラビア印刷により形成することで絵柄シートを得た。この絵柄シートの接着層側に対し、JIS−K6251(2004)に規定されるダンベル状試験片1号型における室温での10%モジュラスが26.0Mpaである厚さ200μmのABSシートである樹脂層と、厚さ270μmのABSシートである基体シートをこの順番でラミネートさせた後に、絵柄シートのプライマー層に厚さ37μmのウレタンアクリレート系樹脂からなる凹凸加飾層をシルク印刷により形成して、積層シートを得た。このときの凹凸加飾層は表面積の40%を占めていた。この積層シートを成型用金型に設置して耐熱ABS樹脂で射出成型して樹脂成型品を得た。この樹脂成型品の面積比にして約200%延伸部において、触感層の厚みが9μmであり、触感には乏しかった。
上記実施例及び比較例において用いられた加飾シートの層構成及び各層の性状は次の表1の通りである。成型圧力吸収層を備えた実施例1及び実施例2は、凹凸加飾層の厚みに対して、樹脂成形品の表面に残る印刷塗膜の高さがそれぞれ25μm、18μmと高く、樹脂成形品の表面の触感に凹凸を感じさせるものであった。これに対し、成形圧力吸収層の存在しない比較例1においては、印刷塗膜が5μmと低く、また、本実施形態にかかる加飾シートの成形圧力吸収層が設けられる位置に単なるABS樹脂(10%モジュラスが5.2Mpa)を用いた比較例2では、射出成形時に加わる圧力を十分に吸収することができず、印刷塗膜高さが9μmと低く、多少の改善は見られるものの、凹凸の触感は得られなかった
Figure 0005301782
以上説明したように、本実施形態の加飾シートによれば、射出成形時に加わる圧力を吸収する成形圧力吸収層が弾性変形し、凹凸加飾層が薄くなることを防止することができる。したがって、樹脂成形品の表面に凹凸の触感を有する凸状の印刷塗膜を形成させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
樹脂成形品の表面形状を示す外観図である。 図1Aの樹脂成形品の表面部分を拡大した拡大図である。 本発明の第1実施形態にかかる加飾シートの層構成を示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる加飾シートの層構成を示す断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる加飾シートの層構成を示す断面図である。 図4の加飾シートの製造工程を示す図である。 図2の加飾シートを用いた樹脂成形品の製造工程を概略的に示す工程図である。 図6に続く樹脂成形品の製造工程を概略的に示す工程図である。 図7の部分拡大図である。 図7に続く樹脂成形品の製造工程を概略的に示す工程図である。 実施例1の樹脂成形品の表面形状を示すグラフである。 比較例1の樹脂成形品の表面形状を示すグラフである。
符号の説明
1a,1b,1c 加飾シート
2 基体フィルム
3 成形圧力吸収層
4 凹凸加飾層
5 絵柄層
6 透明シート
7 接着層
8 プライマー層
9 剥離層
10 絵柄シート
11 転写層
12a 固定型
12b 可動型
30 転写フィルム
31 ベースフィルム

Claims (9)

  1. 金型のキャビティ内に挿入された状態で射出成形されることによって、成形樹脂と一体化されて樹脂成形品の表面を加飾する射出成形用加飾シートであって、
    基体シートと、最外層に設けられ、前記射出成形用加飾シートの表面に凹凸を有する凹凸加飾層と、前記基体シートと前記凹凸加飾層の間に設けられ、前記射出成形時に加わる圧力を吸収して前記凹凸の触感を保持する成形圧力吸収層を備え
    前記成形圧力吸収層は、10%モジュラス0.1〜5.0Mpaである材料から構成されることを特徴とする、射出成形用加飾シート。
  2. 前記成形圧力吸収層は、合成ゴムと合成樹脂の共重合体で構成されていることを特徴とする、請求項に記載の射出成形用加飾シート。
  3. 前記基体シートはガラス転移点が80℃以上の樹脂で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の射出成形用加飾シート。
  4. 凹凸加飾層と成形圧力吸収層の間に絵柄層を備える、請求項1から3のいずれか1つに記載の射出成形用加飾シート。
  5. 前記絵柄層は、透明シートと接着層とを有する絵柄シートの前記透明シートと接着層の間に設けられ、前記絵柄シートを前記接着層が前記成形圧力吸収層に対向するように貼り合わされて形成されることを特徴とする、請求項に記載の射出成形用加飾シート。
  6. 前記透明シートは鉛筆硬度H以上かつガラス転移点が80℃以上の樹脂からなる請求項に記載の射出成形用加飾シート。
  7. 前記絵柄層は、透明シートと剥離層と接着層とを有する転写シートの前記剥離層と接着層との間に設けられ、前記転写シートを前記接着層が前記成形圧力吸収層に対向するようにして、前記剥離層と絵柄層と接着層とを前記成形圧力吸収層の表面に転写されるようにして形成されることを特徴とする、請求項に記載の射出成形用加飾シート。
  8. 請求項1からのいずれかの1つの加飾シートを射出成形用金型内に設置し、前記金型内に成形樹脂を注入し冷却固化させて得られる前記加飾シートと一体化された樹脂成形品。
  9. (面積比200%延伸部における前記凹凸加飾層厚み)/(非延伸部の前記凹凸加飾層厚み)≧0.5であることを特徴とする請求項の樹脂成形品。
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